JP5082633B2 - Icチップ搭載媒体の発行システム - Google Patents

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Description

本発明は、1以上のICチップを有し、かつ2以上のデータ記録媒体を有する、ICカード、ICタグのようなICチップ搭載媒体の発行システムに関する。
ICチップを有するICカード及びICタグは、近年、低価格化・高機能化が進展し、活用領域や目的に応じ多くの種類が開発されている。
また、今後は、LANやインターネット等のネットワークとの連携により幅広い分野での利活用が期待されている。
ICカード及びICタグには、ICチップの端子がカード及びタグ表面に露出し、この端子とリーダライタの端子を電気的に接続させることでデータの伝送をする接触式ICカード及びICタグと、カード及びタグの内部にICチップとアンテナが埋め込まれ、リーダライタから発信する電磁界を伝送媒体として非接触式でデータを伝送する非接触式ICカード及びICタグがある。
非接触式ICカード及びICタグは、接触式ICカード及びICタグと違ってリーダライタとの接点が不要で損傷や磨耗に強く、振動や汚れ・遮蔽物にかかわらず読取れること、また利用者の立場からみた場合、リーダライタにかざす又は通り過ぎるだけで処理が可能なため利便性が高いといえる(例えば、特許文献1参照)。
非接触式ICカード及びICタグには、表面に磁気ストライプや可視情報を印字する領域を有するものがある。このようなカード及びタグ表面に磁気ストライプが形成された部分と可視情報を印字する部分とを有する非接触式ICカード及びICタグを発行する場合、磁気ストライプに書き込まれる情報、ICチップ内に書き込まれる情報及び表面に印字される可視情報の間にデータの整合性が要求される。
下記特許文献1は、ICカード内部のICチップに対して非接触方式でデータ伝送することが可能な非接触式ICカードに正しい発行処理を効率的に行う非接触式ICカードの発行処理システムに関する。
下記特許文献1にあっては、ICカード表面の磁気ストライプ上にそれぞれ固有のキーデータが書き込まれた非接触式ICカードの当該キーデータを、搬送路上のキーデータ読取部において読み取り、このキーデータに対応した発行データをICチップに書き込む処理を行う。この発行処理システムで非接触式ICカードを発行する場合、ICカード表面の磁気ストライプ上にそれぞれ固有のキーデータを事前に書き込む必要がある。
上記従来の方法は、事前にICカード表面の磁気ストライプ上にそれぞれ固有のキーデータを書き込む必要がある。この磁気ストライプに書き込まれるデータは容易に書き換え可能であり、固有のキーデータとして取り扱うには不適切である。
また、装置内のキーデータ読取部、データ書き込み部、印字部、検査部はそれぞれ独立していて、それぞれの処理を行うためにはICカードのキーデータをキーデータ読取部で読取ってからデータ書き込み部、印字部、検査部までICカードを搬送する必要がある。
このため、データ書き込み部、印字部、検査部では間違ったICカードが搬送されたとしても、正しいカードが搬送されたものとしてICカードにそれぞれの処理をすることになる。
特開2002−007970号公報
本発明は、1以上のICチップを有し、かつ2以上のデータ記録媒体を有するICカード及びICタグのそれぞれの記録媒体に、適切なデータを発行するICカード及びICタグ発行システムを提供することを目的とするものである。
本発明者らは、鋭意検討の結果、チップIDを用いて例えばICカードやICタグのようなICチップ搭載媒体の識別を行うICチップ搭載媒体の発行システムによって、上記問題点が解決できることを見出し、本発明を解決するに至った。ここで、チップIDとは、内蔵メモリに予め記録された書き換え不可能な固有識別番号をいう。
本発明に係るICチップ搭載媒体は、前記課題を解決するために、少なくとも1以上のICチップを搭載しているICチップ搭載媒体の発行システムであって、前記ICチップの内蔵メモリの所定領域に予め記録された固有識別番号を読み出し、読み出した固有識別番号に基づいて、当該ICチップ搭載媒体に第1の発行処理が既に行われたか否かを判定し、第1の発行処理が行われていない場合に、前記ICチップの内蔵メモリのデータ書込み領域に発行処理を施す第1の発行処理手段と、前記第1の発行処理手段を制御する制御手段とを備える。
また、前記ICチップ搭載媒体に発行処理が既に施されており、かつそのICチップ搭載媒体が不良品であることを前記制御手段の制御に基づいて前記第1の発行処理手段が判明した場合に、当該不良品であるICチップ搭載媒体を排出する第1の不良品排出部をさらに備えることが好ましい。
また、前記ICチップの内蔵メモリの前記所定領域に予め記録された固有識別番号を読み出し、読み出した固有識別番号に基づいて、前記第1の発行処理手段で行われる発行処理とは異なる第2の発行処理を前記固有識別番号を用いてICチップ搭載媒体の磁気ストライプに対して施す第2の発行処理手段をさらに備え、前記制御手段は前記第1の発行処理手段と共に前記第2の発行処理手段を制御することが好ましい。
また、前記ICチップ搭載媒体に発行処理が既に施されており、かつそのICチップ搭載媒体が不良品であることを前記制御手段の制御に基づいて前記第2の発行処理手段が判明した場合に、当該不良品であるICチップ搭載媒体を排出する第2の不良品排出部をさらに備えることが好ましい。
本発明に係るICチップ搭載媒体の発行システムは、前記課題を解決するために、少なくとも1以上のICチップを搭載しているICチップ搭載媒体の発行方法であって、前記ICチップの内蔵メモリの所定領域に予め記録された固有識別番号を読み出し、読み出した固有識別番号に基づいて、当該ICチップ搭載媒体に第1の発行処理が既に行われたか否かを判定し、第1の発行処理が行われていない場合に、前記ICチップの内蔵メモリのデータ書込み領域に発行処理を施す第1の発行処理ステップと、前記第1の発行処理ステップを制御する制御ステップとを備える。
また、前記ICチップ搭載媒体に発行処理が既に施されており、かつそのICチップ搭載媒体が不良品であることを前記制御ステップの制御に基づいて前記第1の発行処理ステップが判明した場合に、当該不良品であるICチップ搭載媒体を排出する第1の不良品排出ステップをさらに備えることが好ましい。
また、前記ICチップの内蔵メモリの前記所定領域に予め記録された固有識別番号を読み出し、読み出した固有識別番号に基づいて、前記第1の発行処理ステップで行われる発行処理とは異なる第2の発行処理を前記固有識別番号を用いてICチップ搭載媒体の磁気ストライプに対して施す第2の発行処理ステップをさらに備え、前記制御ステップは前記第1の発行処理ステップと共に前記第2の発行処理ステップを制御することが好ましい。
また、前記ICチップ搭載媒体に発行処理が既に施されており、かつそのICチップ搭載媒体が不良品であることを前記制御ステップの制御に基づいて前記第2の発行処理ステップが判明した場合に、当該不良品であるICチップ搭載媒体を排出する第2の不良品排出ステップをさらに備えることが好ましい。
特に、本発明は、少なくとも1以上の発行ステージを含み、全ての発行ステージにおいて、チップIDを用いてICチップ搭載媒体の識別を行う。
また、本発明は、少なくとも1以上の発行ステージを含み、全ての発行ステージにおいて、非接触方式でチップIDを読み取り、前記チップIDを用いて非接触式のICチップ搭載媒体の識別を行うICチップ搭載媒体の発行システムである。
また、本発明は、例えばICカード及びICタグのようなICチップ搭載媒体の内蔵メモリに書き込んだデータ及びチップIDをログファイルとして管理する制御部を有するICチップ搭載媒体の発行システムである。
また、本発明は、チップIDを用いてICチップ搭載媒体の識別を行った後、前記制御部のログファイルを確認し、データ未発行の場合は発行処理を行い、データ発行済の場合は次のステージへ移行することを特徴とするICチップ搭載媒体の発行システムである。
また、本発明は、ICチップ搭載媒体が、印字領域を有し、内蔵メモリへのデータ発行後に、前記印字領域へ印字を行うとともに印字内容を前記ログファイルに記録することを特徴とするICチップ搭載媒体の発行システムである。
また、本発明は、内蔵メモリへのデータ発行と印字領域への印字を同一ステージで行うことを特徴とするICチップ搭載媒体の発行システムである。
また、本発明は、ICチップ搭載媒体が、磁気ストライプを有し、内蔵メモリへのデータ発行後に、再度チップIDを用いてICカード及びタグ識別を行い、その後、前記制御部のログファイルを確認して、磁気ストライプへのデータ発行が未発行の場合はデータ発行を行い、発行済の場合は次のステージへ移行するICチップ搭載媒体の発行システムである。
本発明によれば、ICカード及びICタグのようなICチップ搭載媒体のチップIDをキーデータとすることで、キーデータが複数個数存在することを防ぐことができ、従来よりも信頼性の高い発行処理が行える。なお、チップIDを用いたICチップ搭載媒体の発行システム及び方法での識別を各発行ステージで実施することで、万が一装置内の各ステージに正しい順番でICカード及びタグが搬送されなかったとしても、各ICチップ搭載媒体の正しい発行処理ができる。
また、チップIDを用いたICチップ搭載媒体の識別を行った後、制御部のログファイルを確認し、識別したICチップ搭載媒体が発行済か未発行かの判定をするので、装置内に誤って同じICチップ搭載媒体を複数回数投入しても、同一のICチップ搭載媒体に複数回数発行することを防ぐことができる。
上記のように、本発明のICチップ搭載媒体の発行システム及び発行方法により、1以上のICチップを有し、かつ2以上のデータ記録媒体を有するICチップ搭載媒体に適切なデータをそれぞれの記録媒体に発行することが可能となる。
本発明のICチップ搭載媒体の発行システム及び発行方法の最良の実施形態について図1〜図4を参照して説明する。ICチップ搭載媒体としては、1以上のICチップを有し、かつ2以上のデータ記録媒体を有する非接触式ICカードを具体例に挙げる。よって以下では、非接触式ICカードを発行するICカード発行システムについて説明する。
図1は、ICカード発行システムの基本構成図である。また、図2には本システムにて発行する非接触式ICカードの表裏面を示す。非接触式ICカードの構成については詳細を後述する。
ICカード発行システムは、非接触式ICカードを発行する処理を行うため図1に示すように、ICカードを1枚づつ取り出して供給する供給ステージ101と、供給ステージ101から供給されたICカードに指定されたデータを書き込み、さらに前記データに関連した情報を印字するIC発行レーザ刻印ステージ103と、IC発行レーザ刻印ステージ103から搬送されたICカードの磁気ストライプにデータを書き込む磁気発行ステージ110とを備える。
また、ICカード発行システムは、IC発行レーザ刻印ステージ103及び磁気発行ステージ110に接続されて、それぞれのステージ103及び104に発行データを供給し、またIC発行レーザ刻印ステージ103に印字データを供給する制御部106を備える。
また、ICカード発行システムは、IC発行レーザ刻印ステージ103にてIC発行及び印字の結果、不良品と判断されたICカードが排出されるIC発行不良品排出部108と、磁気発行ステージ110にて磁気発行の結果、不良品と判断されたICカードが排出される磁気発行不良品排出部113と、磁気発行ステージ110から搬送された良品カードのみを収納する良品回収ステージ115とを備える。
図2に示すように、非接触式ICカード201の表面には磁気ストライプ204、裏面には印字領域205が設置されてある。また非接触式ICカード201の内部には、ICチップ206が埋め込まれている。
このICチップ206の内蔵メモリ202は、チップID格納領域207とデータ書き込み領域203で構成されている。チップID格納領域207に格納されているチップIDは、ICチップ206の製造段階に予め記録された固有識別番号であり、一度記録されたチップIDは書き換え不可能となる。内蔵メモリ202のデータ書込み領域203はリーダライタを用いて自由に書込むことが可能な領域である。
図1にあって、供給ステージ101は供給マガジン102を有し、この供給マガジン102に複数枚セットされたICカードを1枚ずつ取り出して後段のIC発行レーザ刻印ステージ103に搬送する。このとき、供給マガジン102に複数枚セットされる各ICカードは、内蔵メモリ202のデータ書き込み領域203と磁気ストライプ204にデータがそれぞれ書き込まれていない状態、また印字領域205に印字されていない状態である。
IC発行レーザ刻印ステージ103は、レーザマーカ104とICリーダライタ105(図1ではIC R/Wと示す)で構成される。ICリーダライタ105は、供給ステージ103から搬送供給されたICカード201に、制御部106の後述する発行ソフト107から指定されたデータを書き込む。具体的に、ICリーダライタ105は、前記ICカード201に搭載されたICチップ206内の内蔵メモリ202のデータ書込み領域203に前記指定データを書き込む。また、レーザマーカ104は、前記ICカード201の裏面の印字領域205に、前記指定データに基づいた情報をレーザを用いて印字・刻印する。
前記発行ソフト107から指定されたデータは、ICカードの種類に応じて異なる。例えば、カード発行者の名称、或いは識別コード、カード利用者の氏名、住所、電話番号、会員番号などの個人情報である。また、カードの種別を表すコードや、特典、優待の有無、有効期限に関するデータであってもよい。
このIC発行レーザ刻印ステージ103にてICリーダライタ105及びレーザマーカ104を用いた前記指定データの前記ICカード201への書込み及び刻印が出来ないとき、IC発行レーザ刻印ステージ103では対象となった前記ICカード201を不良品と判断し、IC発行不良品排出部108の不良品箱109に排出する。また、IC発行レーザ刻印ステージ103にてICリーダライタ105及びレーザマーカ104を用いた前記指定データの前記ICカード201への書込み及び刻印が正常に行われたとき、IC発行レーザ刻印ステージ103では対象となった前記ICカード201を良品と判断し、良品と判断したICカード201を磁気発行ステージ110に搬送する。
発行するカード品種により、IC発行とレーザ刻印の必要がない場合は、IC発行レーザ刻印ステージ103では発行・印字処理を行わずに供給ステージ101から搬送されてきたICカードを次の磁気発行ステージ110に搬送することもできる。
磁気発行ステージ110は、磁気リーダライタ111(図1では磁気R/Wと示す)とICリーダライタ112(図1ではIC R/Wと示す)で構成される。磁気リーダライタ111は、IC発行レーザ刻印ステージ103から搬送供給されたICカード201(IC発行レーザ刻印ステージ103にて良品と判断されたICカード又はIC発行とレーザ刻印の必要がなかったICカード)に、制御部106の発行ソフト107から指定されたデータを書き込む。具体的に、磁気リーダライタ111は、前記ICカード201の表面に設けられた磁気ストライプ204に前記発行ソフト107から指定されたデータを書き込む。
この磁気発行ステージ110にて磁気リーダライタ111を用いた前記指定データの前記ICカード201の磁気ストライプ204への書込みが出来ないとき、磁気発行ステージ110では対象となった前記ICカード201を不良品と判断し、磁気発行不良品排出部113の不良品箱114に排出する。また、磁気発行ステージ110にて磁気リーダライタ111を用いた前記指定データの前記磁気ストライプ204への書込みが正常に行われたとき、磁気発行ステージ110では対象となった前記ICカード201を良品と判断し、この良品と判断したICカード201を良品回収ステージ115の良品マガジン116に搬送する。
発行するカード品種により、磁気発行の必要がない場合は、磁気発行ステージ110では発行処理を行わずにIC発行レーザ刻印ステージ103から搬送されたICカードを次ステージ、つまり良品回収ステージ115に搬送することもできる。
良品回収ステージ115では、磁気発行ステージ110から搬送された良品カードのみを良品マガジン116に収納するか、あるいは磁気発行の必要がない場合は、IC発行レーザ刻印ステージ103から搬送されたICカードを良品マガジン116に収納する。
制御部106は、前述したようにIC発行レーザ刻印ステージ103及び磁気発行ステージ110に接続されており、両ステージに発行データを指定する。制御部106は、図1に示すように、前記発行データや印字データを前記各ステージに指定する発行ソフト107と、前記ICカード201が各発行ステージにて処理される毎に、必要データを記録するICログファイル117、UIDファイル118及び磁気発行ログファイル119を備える。
特に、このICカード発行システムでは、IC発行レーザ刻印ステージ103及び磁気発行ステージ110でのカード発行処理毎に、ICログファイル117及び磁気ログファイル119に発行処理結果を記録する。ICログファイル117及び磁気ログファイル119については、詳細を後述する。
制御部106は、必ずしも1つである必要はなく、IC発行レーザ刻印用と磁気発行用とに切り分けても良い。ただし、IC発行レーザ刻印用と磁気発行用とに切り分けた場合、IC発行レーザ刻印用発行ソフトではICログファイル117とUIDファイル118が作製され、磁気発行用発行ソフトでは、磁気ログファイル119が作製される。
磁気発行用発行ソフトではIC発行レーザ刻印用発行ソフトで作製したUIDファイル118を利用するため、IC発行レーザ刻印制御部と磁気発行制御部がネットワークで接続されていることが望ましい。
次に、表1を参照してICログファイル117及び磁気ログファイル119について説明する。ICカード発行システムでは、制御部106の発行ソフト107を用いて、ICログファイル117及び磁気ログファイル119を作製し、IC発行レーザ刻印ステージ103及び磁気発行ステージ110でのカード発行処理毎に、ICログファイル117及び磁気ログファイル119に発行処理結果を記録する。ICログファイル117及び磁気ログファイル119に記録する項目は、表1に示すように、発行処理番号(No.)、日時、チップID、データ(1)、データ(2)(連番)、発行処理結果、作業者番号である。
Figure 0005082633
本実施の形態のICカード発行システムでは、表2の形式のUIDファイル118を制御部106の発行ソフト107で作製する。UIDファイル118に記録する項目は、表2に示すようにIC発行レーザ刻印ステージ103で良品とされたICカードのチップIDである。つまり、UIDファイル118は、IC発行レーザ刻印ステージ103でのカード発行処理におけるICカードが良品であった毎に、該当ICカードのチップIDを記録する。このUIDファイル118に記録されたチップIDは、IC発行レーザ刻印ステージ103から磁気発行ステージ110に搬送されてきたICカードがIC発行レーザ刻印ステージ103で良品となったICカードか否かを確認するために利用される。
Figure 0005082633
また、発行するカード品種により、ICカード201の磁気ストライプ204に書き込むデータがICチップ206の内蔵メモリ202に書き込むデータと異なる場合は、UIDファイル118に磁気書き込みデータを書き込むべきチップIDと同じ行に記録し、磁気発行ステージ110で識別したチップIDに対し同じ行に記録されてある磁気書込みデータを磁気ストライプに書き込ませることもできる。
図3は本実施の形態のICカード発行システムにおける処理手順を示すフローチャートである。発行作業の準備として、供給ステージ101の供給マガジン102に非接触式ICカード201をセットする。各ICカード201はICチップ206を搭載しており、このICチップ206の内蔵メモリ202のデータ書き込み領域203と磁気ストライプ204にはデータが書き込まれていない。また、ICカード201の裏面の印字領域205にもデータに基づく情報は印字されていない。ただし、内蔵メモリ202のチップID格納領域207には予め製造段階などにおいてチップの識別番号であるチップIDが記録されている。チップIDは、一度チップID格納領域207に記録された後は書き換え不可能となっている。
また、制御部106は発行ソフト107の初期設定として、データ(1)、データ(2)スタート番号、作業者番号を入力する。
先ず、供給ステージ101からICカードがIC発行レーザ刻印ステージ103に搬送されると、搬送されたICカード201のICチップ206内蔵メモリ202のチップID格納領域207からチップIDをIC発行レーザ刻印ステージ103のICリーダライタ105で読み取る(S1)。制御部106は、IC発行レーザ刻印ステージ103のICリーダライタ105で読み取ったチップIDをICログファイル117内で検索する(S2)。このステップS2のICログファイル検索は、搬送されてきたICカードがIC未発行であるか又は発行済みであるかをICログファイル117内の表1に挙げたデータを参照して確認する処理である。
ステップS2によるICログファイル検索を受け、ステップS3にて当該ICカードがIC未発行であるか否かを判定する。ステップS2にあって当該ICカードのチップIDがICログファイル117に記録されていなかった場合、ステップS3では当該ICカードは未発行であると判定し、ステップS4に進む。
ステップS4では、IC発行レーザ刻印ステージ103のICリーダライタ105にて制御部106の発行ソフト107から指定されたデータをICカード201に搭載されたICチップ206内の内蔵メモリ202のデータ書込み領域203に書き込む。これにより、IC発行処理が行われることになる。ここで、データ書込み領域203に書き込まれるデータは、前述したように、ICカードの種類に応じて異なり、例えば、カード発行者の名称、或いは識別コード、カード利用者の氏名、住所、電話番号、会員番号などの個人情報である。また、カードの種別を表すコードや、特典、優待の有無、有効期限に関するデータであってもよい。
ステップS5では、IC発行レーザ刻印ステージ103のレーザマーカ104にて、前記ICカード201の裏面の印字領域205に、前記指定データに基づいた情報をレーザを用いて印字・刻印する。
ステップS6では、制御部106にて、IC発行レーザ刻印ステージ103でのカード発行処理毎に、ICログファイル117及び磁気ログファイル119に発行処理結果に応じた必要データを記録する。
ステップS1のチップID読み取り処理にて、IC発行レーザ刻印ステージ103のICリーダライタ105がICカード201のICチップ206の内蔵メモリ202から読み取ったチップIDがICログファイル117内に記録されてある場合についてステップS3ではIC未発行品ではない(NO)と判定する。つまり、搬送されたICカードはIC発行済カードであるため、搬送されたICカードにはIC発行とレーザ刻印は実施しない。
また、IC発行済カードの場合、ステップS17にて前回処理結果を判定するため、ICログファイル117内の該当チップIDと同じ行に記録されてある処理結果を参照する。そして、ステップS18にて前回発行したIDカードが良品であることがICログファイル117に記録されてあればYESに分岐し、磁気発行ステージ110に搬送する。もし、ステップS18にて前回発行したICカードが不良品であることがICログファイル117に記録されてあればIC発行不良品排出部108の不良品箱109へICカードを排出する(S19)。このように、IC発行レーザ刻印ステージ103で良品と判定されたICカードは、図3におけるステップS7から始まる磁気発行ステージ110へ搬送される。
ICカードがIC発行レーザ刻印ステージ103から磁気発行ステージ110に搬送されると、磁気発行ステージ110では搬送されたICカード201のICチップ206の内蔵メモリ202から前記チップIDをICリーダライタ112で読み取る(S7)。制御部106は、磁気発行ステージ110のICリーダライタ112で読み取ったチップIDを磁気ログファイル119内で検索する(S8)。このステップS8の磁気ログファイル検索は、搬送されてきたICカードが磁気未発行であるか又は発行済みであるかを磁気ログファイル119内の表1に挙げたデータを参照して確認する処理である。
ステップS8による磁気ログファイル検索を受け、ステップS9にて当該ICカードが磁気未発行であるか否かを判定する。ステップS9にあって当該ICカードのチップIDが磁気ログファイル119に記録されていなかった場合、ステップS9では当該ICカードは磁気未発行であると判定し、ステップS10に進む。
ステップS10では、ICリーダライタ112でICカード201のICチップ206の内蔵メモリ202から読み取ったチップIDをUIDファイル118内でも検索する。そして、制御部106は、ステップS11にて前記読み取ったチップIDがUIDファイル118内に記録されているか否かを判定する。ステップS11にて前記読み取ったチップIDがUIDファイル118内に記録されていなければ(NO)、この搬送されたICカードはIC発行されていないICカードであり磁気発行するべきICカードではないので磁気発行せずにカードを磁気発行不良品排出部113の不良品箱114へ排出する(S22)。
ステップS11にて前記読み取ったチップIDがUIDファイル118内に記録されてあれば(YES)、この搬送されたICカードはIC発行レーザ刻印ステージ103で良品となったICカードであるため、ステップS12に進み、磁気リーダライタ111で磁気ストライプ204に発行データを書き込む。
また、前記読み取ったチップIDがステップS8及びステップS9を通して磁気ログファイル119内に記録されてあると判定された場合は、この搬送されたICカードは磁気発行済カードであるため、この搬送されたICカードには磁気発行を実施しない。
さらに、磁気発行済カードの場合、ステップS20にて前回処理結果を判定するため、磁気ログファイル119内の該当チップIDと同じ行に記録されてある処理結果を参照する。そして、ステップS21にて前回発行したICカードが良品であることが磁気ログファイル119に記録されてあればYESに分岐し、当該ICカードを良品回収ステージ115に搬送する。もし、ステップS21にて前回発行したICカードが不良品であることが磁気ログファイル119に記録されてあれば、ステップS22にて磁気発行不良品排出部113の不良品箱114へICカードを排出する。
ステップS12にて磁気発行を実施した場合は、磁気発行完了後、再度ICリーダライ112で発行したICカードのチップIDを読み取る(S13)。ステップS14では、ステップS13にて読み取ったチップIDと磁気発行を実施する前に読み取ったチップIDとを比較することで発行する前と発行した後のICカードが入れかわってないかどうかを確認する。図3のステップS14ではこの確認処理をワーク入れかわり検査処理と記述している。
ステップS14のワーク入れかわり検査処理を受けてステップS15にて発行前のチップIDと同一のチップIDであるか否かを判定する。もし、このステップS15にて発行前に読み取ったチップIDと発行後に読み取ったチップIDが同一でない(NO)と判定すると、このICカードを磁気発行不良品排出部113の不良品箱114へ排出(S23)する。一方、ステップS15にて発行前に読み取ったチップIDと発行後に読み取ったチップIDが同一であると判定すれば、ステップS16に進み、磁気ログファイル119に必要事項を記録してICカードを良品回収ステージ115へ搬送する。
磁気発行ステージ110で磁気リードライタ111を用いて磁気ストライプ204に書き込むデータは、カード品種により変更できる。磁気ストライプ204に書き込むデータがICチップ206に書き込むデータと同一の場合は、磁気発行前にICチップ206に書き込まれたデータをチップIDと同時に読み出し、読み出したデータと同一のデータを磁気ストライプ204に書き込むことができる。
また、磁気ストライプ204に書き込むデータがICチップ206に書き込むデータと異なる場合は、前述のUIDファイル118に書き込むべきチップIDと同じ行に磁気ストライプ204に書き込むデータを記録しておけば、UIDファイル118参照時に該当チップIDに書き込むデータを該当チップIDと同じ行から抽出し、抽出したデータを磁気ストライプ204に書き込むことができる。
本実施の形態のICカード発行システムでの対象製品は、図2のような非接触式ICカード201だけに制限しない。例えば、非接触式ICカード201には、磁気ストライプ204が無くても良く、印字領域205が磁気ストライプ204と同一の面に設置されていても良い。
また、ICカードは接触式でも非接触式でも良く、形状もカードだけでなくタグの形状でも良い。ICタグは、物のライフサイクル全体を管理するシステムに用いられ、製造、物流、販売、リサイクルのすべての業態で注目されている。例えば、13.56MHz帯を利用した電磁誘導方式のICタグを利用した実証実験は、アパレル、家電、航空、出版、農業等の各業界で進められており、アパレルなどの一部の業界ではすでに実用化が図られている。
また、近年では数メートルの通信距離が可能であるという特徴によってUHF波やマイクロ波を用いる電波方式のICタグが注目されており、現在、大量の商品の物流管理や製造物履歴管理、セキュリティ管理等を目的にシステムの構築が進められている。
ICタグは、ICチップを搭載し、このICチップに例えばアルミアンテナを接続したインレットを、紙、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル樹脂シート等でラミネートしたタグや、樹脂成型品などがある。また、ICタグをラベル状に形成したICラベルも広く使用される。
本発明を、接触式のICカード及びICタグを適用する場合は、接触式のICリーダライタを設置する必要があり、カード形状以外の形状の製品を適用する場合は、本システムの各ステージ形状を変更することで対応可能である。
このように、ICカード及びICタグは、接触式と非接触式に大別される。接触式のICカード及びICタグはリーダライタの端子とICカード及びICタグ表面に露出した端子とを接触させてデータを伝送させるため、通信速度が速く、かつ情報量が多い。
また、端子と端子とを接触させることによりデータ伝送のセキュリティ性も高くなるため、主に金融分野で利用されている。
これに対し、非接触式のICカード及びICタグは、リーダライタから発信する電磁界を伝送媒体として非接触式でデータを伝送する。このため、リーダライタにかざす、通り過ぎるだけで通信が可能となるため交通や物流分野で主に利用されている。
ICカード及びICタグには様々な形状がある。例えば、カード型・タグ型・ラベル型・コイン型などが挙げられ、人が持ち運ぶような場合にはカード型、物品管理などで吊り下げる場合はタグ型、貼り付けて使用したい場合はラベル型やコイン型などそれぞれの使用目的に合わせた形状をとることができる。
このようにICカード及びICタグには通信方式と形状が多種存在するが、これらのICカード及びICタグは全てチップIDが記録されたICチップを有しているため、本発明のICチップ搭載媒体の発行システム及び発行方法を利用できる。
ICカード及びICタグに2以上の記録媒体を有する場合、本発明のICチップ搭載媒体発行システムでは、各発行ステージでチップIDを利用してICカード及びICタグの識別をするので、各記録媒体へ記録するべきデータを発行することができる。
また、ICチップを1以上有するICカード及びICタグでは、1つのチップIDをICカード及びICタグの識別番号として各発行ステージで利用することで、各ICチップへ記録するべきデータを発行することができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
前述のICカード発行システムとして、図4のような発行システムを設計した。この発行システムでは、図2に表裏及び構成を示したような、磁気ストライプと印字領域を有する非接触式ICカードを製品対象とした。よって、以下でもICカードの符号は201とし、関連する符号も図2に示したものとする。
供給ステージ601の供給マガジン602に非接触式ICカード201を複数枚セットする。各ICカード201は、ICチップ206を搭載しており、ICチップ206内の内蔵メモリ202のデータ書き込み領域203と、磁気ストライプ204にデータが書き込まれていない、また印字領域205に印字されていない状態の非接触式ICカードである。
さらに、IC発行レーザ刻印制御部603の発行ソフト604及び磁気発行制御部605の発行ソフト606の初期設定として、データ(1)、データ(2)のスタート番号、作業者番号を入力する。この実施例では、前記図1に示した制御部106をIC発行レーザ刻印用と磁気発行用とに切り分けている。
したがって、IC発行レーザ刻印用のIC発行レーザ刻印制御部603は、発行ソフト604と、ICログファイル609と、UIDファイル610とを備えている。また、磁気発行用の磁気発行制御部605は、発行ソフト606と、磁気ログファイル615とを備えている。
ICカード201が供給ステージ601の供給マガジン602からIC発行レーザ刻印ステージ607に搬送されると、搬送されたICカード201のチップIDをICリーダライタ608で読み取る。読み取ったチップIDをICログファイル609内で検索し、チップIDがICログファイル609内に記録されていなければ、この搬送されたICカード201はIC未発行カードであるためIC発行とレーザ刻印を実施し、ICログファイル609とUIDファイル610に必要データを記録する。
読み取ったチップIDがICログファイル609内に記録されてある場合は、この搬送されたICカード201はIC発行済カードであるため、この搬送されたICカード201にはIC発行とレーザ刻印は実施しない。
また、IC発行済カードの場合、ICログファイル609内の該当チップIDと同じ行に記録されてある処理結果を参照し、良品であることが記録されてあれば磁気発行ステージ613に搬送し、不良品であることが記録されてあればIC発行不良品排出部611の不良品箱612へICカードを排出する。IC発行レーザ刻印ステージ607で良品と判定されたICカード201は、磁気発行ステージ613へ搬送される。
ICカード201が磁気発行ステージ613に搬送されると、搬送されたICカード201のチップIDをICリーダライタ614で読み取る。読み取ったチップIDを磁気ログファイル615内で検索し、チップIDが磁気ログファイル615内に記録されていなければ、この搬送されたICカード201は磁気未発行カードである。
また、読み取ったチップIDをUIDファイル610内でも検索し、チップIDがUIDファイル610内に記録されていなければ、この搬送されたICカード201はIC発行されていないICカード201であり磁気発行するべきICカード201ではないので磁気発行せずにICカード201を磁気発行不良品排出部616の不良品排出箱617へ排出する。
読み取ったチップIDがUIDファイル610内に記録されてあれば、この搬送されたICカード201はIC発行レーザ刻印ステージ607で良品となったICカード201であるため磁気リーダライタ618で磁気ストライプに発行データを書き込む。読み取ったチップIDが磁気ログファイル615内に記録されてある場合は、この搬送されたICカード201は磁気発行済カードであるため、この搬送されたICカード201には磁気発行を実施しない。
また、磁気発行済カードの場合、磁気ログファイル615内の該当チップIDと同じ行に記録されてある処理結果を参照し、良品であることが記録されてあれば良品回収ステージ619に搬送し、不良品であることが記録されてあれば磁気発行不良品排出部616の不良品箱617へICカード201を排出する。
磁気発行を実施した場合は、磁気発行完了後、再度ICリーダライタ614で発行したICカード201のチップIDを読み取り、磁気発行を実施する前に読み取ったチップIDと比較して発行する前と発行した後のICカード201が入れかわってないかどうかを確認する。
もし、発行前に読み取ったチップIDと発行後に読み取ったチップIDが同一でなければこのICカード201を磁気発行不良品排出部616の不良品箱617へ排出し、同一であれば磁気ログファイル615に必要事項を記録してICカード201を良品回収ステージ619へ搬送し、良品マガジン620へ収納する。
本発明のICカード発行システム導入後、動作検証を実施した。検証内容としては、未発行ICカード(内蔵メモリのデータ書き込み領域と磁気ストライプにデータが書き込まれていない。)のIC発行、磁気発行を確認する。
また、印字領域に印字されていない非接触式ICカード2,000枚と発行済カード250枚を混ぜて投入し、発行済カードの再発行はゼロ、未発行ICカードへ発行した書き込みデータ確認により発行不良品ゼロという結果を得た。
さらに、IC未発行品50枚をIC発行レーザ刻印実施しないで磁気発行ステージに投入した結果、50枚全数不良品として排出できた。
なお、この実施例は、ICカード201を発行するためのICカード発行システムであったが、ICタグを発行するためのICタグ発行システムに適用できるのはもちろんである。
1以上のICチップを有し、かつ2以上の記録媒体を有するICカード及びICタグに適切なデータをそれぞれの記録媒体に発行し、それぞれのデータ間に確実な整合性を要求される分野にも利用することができる。
本発明になるICカード及びタグ発行システムの基本構成を示す工程図である。 本発明になるICカード及びタグ発行システムの一対象となる非接触式ICカードの構造を示す概略図である。 本発明になるICカード及びタグ発行システムでのフローチャートである。 実際に導入したICカード及びタグ発行システムを示す概略図である。
符号の説明
101 供給ステージ
102 供給マガジン
103 IC発行レーザ刻印ステージ
104 レーザマーカ
105 ICリーダライタ
106 制御部
107 発行ソフト
108 IC発行不良品排出部
109 不良品箱
110 磁気発行ステージ
111 磁気リーダライタ
112 ICリーダライタ
113 磁気発行不良品排出部
114 不良品箱
115 良品回収ステージ
116 良品マガジン
117 ICログファイル
118 UIDファイル
119 磁気ログファイル
201 非接触式ICカード
202 内蔵メモリ
203 データ書込み領域
204 磁気ストライプ
205 印字領域
206 ICチップ
207 チップID
601 供給ステージ
602 供給マガジン
603 IC発行レーザ刻印制御部
604 発行ソフト
605 磁気発行制御部
606 発行ソフト
607 IC発行レーザ刻印ステージ
608 ICリーダライタ
609 ICログファイル
610 UIDファイル
611 IC発行不良品排出部
612 不良品箱
613 磁気発行ステージ
614 ICリーダライタ
615 磁気ログファイル
616 磁気発行不良品排出部
617 不良品箱
618 磁気リーダライタ
619 良品回収ステージ
620 良品マガジン

Claims (22)

  1. 少なくとも1以上のICチップを搭載しているICチップ搭載媒体の発行システムであって、
    前記ICチップの内蔵メモリの所定領域に予め記録された固有識別番号を読み出し、読み出した固有識別番号に基づいて、当該ICチップ搭載媒体に第1の発行処理が既に行われたか否かを判定し、第1の発行処理が行われていない場合に、前記ICチップの内蔵メモリのデータ書込み領域に発行処理を施す第1の発行処理手段と、
    前記第1の発行処理手段を制御する制御手段と
    前記ICチップの内蔵メモリの前記所定領域に予め記録された固有識別番号を読み出し、読み出した固有識別番号に基づいて、前記第1の発行処理手段で行われる発行処理とは異なる第2の発行処理を前記固有識別番号を用いてICチップ搭載媒体の磁気ストライプに対して施す第2の発行処理手段をさらに備え、前記制御手段は前記第1の発行処理手段と共に前記第2の発行処理手段を制御し、
    前記制御手段は、前記第1の発行処理手段及び/又は第2の発行処理手段の前後で、又はシステムの最初又は最後に、前記固有識別番号を用い、前記ICチップ搭載媒体の入れ替わりの有無を確認することを特徴とするICチップ搭載媒体の発行システム。
  2. 前記ICチップ搭載媒体に発行処理が既に施されており、かつそのICチップ搭載媒体が不良品であることを前記制御手段の制御に基づいて前記第1の発行処理手段が判明した場合に、当該不良品であるICチップ搭載媒体を排出する第1の不良品排出部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  3. 前記ICチップ搭載媒体に発行処理が既に施されており、かつそのICチップ搭載媒体が不良品であることを前記制御手段の制御に基づいて前記第2の発行処理手段が判明した場合に、当該不良品であるICチップ搭載媒体を排出する第2の不良品排出部をさらに備えることを特徴とする請求項記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  4. 前記ICチップ搭載媒体に発行処理が既に施されており、かつそのICチップ搭載媒体が良品であることを前記制御手段の制御に基づいて前記第1の発行処理手段が判明した場合に、当該良品であるICチップ搭載媒体を前記第2の発行処理手段に搬送することを特徴とする請求項記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  5. 前記ICチップ搭載媒体に発行処理が既に施されており、かつそのICチップ搭載媒体が良品であることを前記制御手段の制御に基づいて前記第2の発行処理手段が判明した場合に、当該良品であるICチップ搭載媒体を回収する良品回収部をさらに備えることを特徴とする請求項4記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  6. 前記制御手段は、前記第1の発行処理手段及び第2の発行処理手段に発行データを指定する発行ソフト部と、前記第1の発行処理手段で読み取った前記固有識別番号の検索を可能とする第1のファイル部と、前記第2の発行処理手段で読み取った前記固有識別番号の検索を可能とする第2のファイル部と、前記第1の発行処理手段での第1の発行処理が正常に行われたICチップ搭載媒体の前記固有識別番号を記録する第3のファイル部とを備えてなることを特徴とする請求項記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  7. 前記制御手段は、前記第1の発行処理手段で読み取られた前記固有の識別番号を前記第1のファイル部内で検索し、搬送されてきたICチップ搭載媒体について第1の発行処理が未発行であるか又は発行済みであるかを判定することを特徴とする請求項記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  8. 前記第1の発行処理手段は、前記制御手段にて前記ICチップ搭載媒体について第1の発行処理が未発行であると判定すると、前記制御手段の発行ソフト部から指定された発行データを前記ICチップ搭載媒体の前記ICチップの内蔵メモリのデータ書込み領域に書き込んで第1の発行処理を行うことを特徴とする請求項記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  9. 前記第1の発行処理部は、さらに前記第1の発行処理として前記指定された発行データに基づいた情報を前記ICチップ搭載媒体に設けられた印字領域にレーザマーカを用いて印字・刻印することを特徴とする請求項記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  10. 前記制御手段は、前記第1の発行処理部による前記第1の発行処理毎に、前記第1のファイル部に発行処理結果に応じた必要データを記録することを特徴とする請求項記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  11. 前記制御手段は、前記第1の発行処理手段による第1の発行処理が前記ICチップ搭載媒体に正常に行われたごとに前記第3のファイル部に当該ICチップ搭載媒体の前記固有識別番号を記録することを特徴とする請求項記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  12. 前記制御手段は、前記第2の発行処理手段で読み取られた前記固有の識別番号を前記第2のファイル部内で検索し、搬送されてきたICチップ搭載媒体について第2の発行処理が未発行であるか又は発行済みであるかを判定することを特徴とする請求項記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  13. 前記制御手段は、搬送されてきたICチップ搭載媒体について第2の発行処理が未発行であると判定すると、前記固有の識別番号を前記第3のファイル部内で検索し、当該ICチップ搭載媒体に前記第1の発行処理に関するデータが未発行であるか又は発行済みであるかを判定することを特徴とする請求項12記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  14. 前記制御手段は前記固有の識別番号が前記第3のファイル部内に記録されてなければ、当該ICチップ搭載媒体は前記第1の発行処理が未発行であると判定し、第2の発行処理手段による前記第2の発行処理を実行させることなく当該ICチップ搭載媒体を前記第2の不良品排出部に排出させることを特徴とする請求項13記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  15. 前記制御手段は前記固有の識別番号が前記第3のファイル部内に記録されていれば、当該ICチップ搭載媒体は前記第1の発行処理部により良品とされたと判定し、第2の発行処理手段による前記第2の発行処理を当該ICチップ搭載媒体の磁気ストライプに対して施すことを特徴とする請求項13記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  16. 前記制御手段は、搬送されてきたICチップ搭載媒体について第2の発行処理が発行済みであると判定すると、前記第2のファイル内の該当固有識別情報と同じ行に記録されてある処理結果を参照し、該当ICチップ搭載媒体が良品であるか否かを確認することを特徴とする請求項12記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  17. 前記制御手段は、前記処理結果を参照した結果、該当ICチップ搭載媒体が良品であることを確認すると前記第2の発行処理手段から前記該当ICチップ搭載媒体を前記良品回収部に搬送させ、一方該当ICチップ搭載媒体が不良品であることを確認すると前記第2の発行処理手段から前記該当ICチップ搭載媒体を前記第2の不良品排出部に搬送させることを特徴とする請求項12記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  18. 前記制御手段は、前記第2の発行処理手段による前記第2の発行処理が完了後、固有の識別番号を再度読み取らせ、前記第2の発行処理の実施前に読み取られた前記固有識別番号と比較し、前記第2の発行処理の前と後とで前記ICチップ搭載媒体が入れ替わっていないか否かを確認することを特徴とする請求項15記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  19. 前記制御手段は、前記第2の発行処理の前と後とで前記ICチップ搭載媒体の前記固有識別番号が同一でなければ当該ICチップ搭載媒体を前記第2の不良品排出部に搬送させ、同一であれば前記第2のファイル部に必要事項を記録してから当該ICチップ搭載媒体を前記良品回収部に搬送させることを特徴とする請求項18記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  20. 少なくとも前記第1の発行処理手段、前記第2の発行処理手段を有し、全ての発行処理手段において、前記固有識別番号を用いて前記ICチップ搭載媒体の識別を行うことを特徴とする請求項記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  21. 前記全ての発行ステージにおいて、非接触方式でICチップを読み取り、前記チップIDを用いて非接触式ICチップ搭載媒体の識別を行うことを特徴とする請求項20記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
  22. 前記ICチップ搭載媒体の前記ICチップの内蔵メモリへのデータ発行と印字領域への印字を同一ステージで行うことを特徴とする請求項記載のICチップ搭載媒体の発行システム。
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