JP5081891B2 - プロポーショナルフェア型スケジューラ、不完全なcqiフィードバックを用いたスケジューリング方法 - Google Patents

プロポーショナルフェア型スケジューラ、不完全なcqiフィードバックを用いたスケジューリング方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動体通信分野に関し、特に、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)のための、不完全なCQI((Channel Quality Information:チャネル品質情報)フィードバックを使用するスケジューリング方法とそのスケジューリング方法を使用するスケジューラに関する。
WiMAXとして知られるIEEE 802.16は、主として、最も有望な特徴であるモバイル性だけでなく、高スペクトル効率、柔軟なスペクトルオプションおよび拡張性のある搬送波帯域幅オプションに対する可能性を与えることから、将来の無線システムのための有能な標準規格の候補として浮上した。上記の目的を達成するために、WiMAX物理層(PHY)は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重方式)と、マルチパスに十分な耐性を与え、WiMAXがNLOS(Non
Line Of Sight:)条件において動作することを可能にするスキームに基づいている。OFDM技術は、3G LTE(Long Term Evolution)のように、次世代通信のためにPHY方式として広く認識されている。WiMAXの高スペクトル効率も、非常に良好な信号状態下で、高位変調およびエラー訂正コード体系を使用することにより得られる。
WiMAXにおいては、全スペクトルは多数の副搬送波に分けられ、また、フレームは多くの符号を含んでいる。搬送波とシンボルの組合せは、データ送信のためにMS(Mobile Station)に割り当てられる無線通信リソースである。無線チャネルを追跡するため、パイロット信号がシンボル毎に副搬送波に挿入される。受信したパイロット信号によってチャネル品質を推定することが可能となる。
図1は代表的なWiMAXネットワークの利用状況を示す概略図である。
例えば、図1に示される標準的なモバイルWiMAXシステムにおいて、移動局(MS)41、42、43、44は、無線インタフェースを介して、基地局(BS)31、32に対するデータの送受信を行う。WiMAX基地局31、32は、ゲートウェイ20を介してインターネット10に接続されている。
セル1には、多くの移動局(41、42および43)が存在している。移動局には、静止したユーザ(静止ユーザ41)、WiMAXハンドセットによって相手と通信しながら移動しているユーザ(歩行者ユーザ42)、また、車両でハンドセットを使用しているユーザ(乗り物ユーザ43)が含まれる。しかしながら、マルチパスフェージングとモバイル性のため、無線チャネルは一時も安定しない。それは時々刻々と変化している。強度のフェージングはユーザのデータ送信の不良を引き起こす場合がある。これは無線帯域幅を無駄に消費することになる。その問題を解決するために、プロポーショナルフェア型スケジューリングアルゴリズム(proportional fairness scheduling algorithm)が提案されている。基地局スケジューラは、常にデータ送信について最良のチャネル品質を有するユーザを選び出す。これはまたマルチユーザーダイバーシチ(multi-user
diversity)として知られている。例えば、図1において、移動局41、42、43あるいは44はそれぞれ、基地局31あるいは32に自身のチャネル品質情報(CQI)を周期的に報告する。基地局31あるいは32のパケットスケジューラは、移動局のCQIに基づいて次のフレームにおいて送信する移動局41、42、43あるいは44のデータを決定する。
基本的に、基地局パケットスケジューラが解決すべき2つの問題は、スペクトル効率(セルスループットとして知られている)を高めることと、複数の移動局間の公平性を保証することである。
一方、基地局パケットスケジューラの目的は、そのチャネル状態が多様な複数の移動局の間で適切な移動局に無線通信リソース(フレームにおける、副搬送波およびシンボル)を割り当てることである。例えば、移動局のチャネルが良好な状態である場合、そのような局に対するリソースの割付けは、良好なスペクトル効率と高セルスループットをもたらす。しかし、基地局がチャネル状態の悪い移動局にリソースを割り当てれば、スペクトル効率およびセルスループットは低くなる。この問題は基地局パケットスケジューラによって解決される。
他方、全てのリソースが、チャネル状態が良好な移動局に割り当てられると、チャネル状態が悪い移動局のスループットは非常に低くなる。この場合、複数の移動局間の公平性が悪化する。基地局のパケットスケジューラは、このような問題も解決する。
その問題を解決するために、プロポーショナルフェア型(PF)スケジューリングアルゴリズムが、例えば、非特許文献1(A. ジャラリ 他、CDMA−HDRのデータ効率: 高性能の高さのデータ率パーソナル通信無線通信システム、車両技術会議講演論文集、2000年、巻3号、 1854−1858頁)に提案されている。その上、それは、IEEE802.16mにおいて動作するデフォルトのスケジューリングアルゴリズムとして採用されている(非特許文献2(プロジェクト802.16mの評価方法論文書、WiMAXフォーラム、2008年)参照)。
図2は、プロポーショナルフェア型(PF)スケジューリング処理を示すフローチャートである。
図2を参照すると、まず、各移動局は、フレーム長の間CQI状態を収集する。パイロット信号あるいはデータ信号からそのCQIの値を測定することが可能である。次に、移動局は、専用の論理チャネル(特定の時間及び頻度で)あるいはデータチャネルを介して基地局に対してその情報をフィードバックする(ステップS201)。基地局が最新のフレーム内の各移動局のCQI情報を収集する時、基地局は、まずリンク適応アルゴリズムを利用し各移動局の瞬間の伝送速度を取得する(ステップS203)。その後、次のフレームにおいてデータ送信を行うユーザを選び出すためにプロポーショナルフェア型(PF)スケジューリングアルゴリズムを適用する(ステップS205)。
プロポーショナルフェア型(PF)スケジューリングの主要な概念について以下に説明する。
全てのNユーザのうち、最も大きいメトリック
Figure 0005081891
を有するユーザが次のフレームの送信機会を取得する(ステップS207)。
Figure 0005081891

ここで、Ri currentは、ユーザiのスケジューリング時における瞬間のレートである。
それは、リンク適応モジュール(link adaptation module)のCQI割合(CQI−Rate)マッピングテーブルに従ってフィードバックCQIによって決定される。
Ri historyは、ユーザiのスループット履歴である。
プロポーショナルフェア型(PF)スケジューリングアルゴリズムによれば、2ユーザが同じスループット履歴を有する場合、より高い瞬間のレート(高いCQI)のユーザが次のフレームの送信機会を得る。このことはシステムスループット(スペクトル効率)を高める。
2ユーザが同じ瞬間のレートを有する場合、より低い履歴平均レート(スループット)のユーザが次のフレームにおいてデータを送信する。このことは、ユーザ間の公平性を保証する。このようにして、プロポーショナルフェア型(PF)スケジューラは、上述した問題を解決することができる。
特許文献1(中国特許第1878142号)は、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)システムのためのプロポーショナルフェア型(PF)スケジューリング方式を提供する。スケジューリング時点で、基地局は、各ユーザの伝送ブロックサイズを問い合わせて、式(1)におけるユーザの現在の転送レートRi currentを決定する。
特許文献2(欧州特許第1 926 260号)は、中継局を有する無線ネットワークにプロポーショナルフェア型(PF)スケジューリングアルゴリズムを適用する。プロポーショナルフェア型(PF)スケジューリングの部分は既存の解決法(非特許文献1(A. ジャラリ 他、CDMA−HDRのデータ効率: 高性能の高さのデータ率パーソナル通信無線通信システム、車両技術会議講演論文集、2000年、巻3号、 1854−1858頁))と同様である。
特許文献3(国際公開第2006/095387号)は、スケジューリング・メトリックを修正するためにBLER(ブロック誤り率)を使用すること以外、従来のプロポーショナルフェア型(PF)スケジューリングアルゴリズムと同じである。その文献は、測定されたフィードバックCQI情報が信頼できるものと仮定しているが、高移動性シナリオにおいてその仮定は正しくない。つまり、信頼性の低いCQIはシステム性能の悪化をもたらす。
先行技術におけるアルゴリズムはすべて、フィードバックCQIが信頼できるものと仮定する。これは、多くの場合、静的なユーザ(低移動性)にとって当てはまるが、移動ユーザには当てはまらない。移動局が移動している時、チャネルドップラー分散効果が速いチャネル状態変動において発生する。チャネルが不良状態に低下すると、送信されたパケットが欠落する。ドップラー効果は移動局の速度に比例する。このことは、より高い移動速度で、チャネルが素早く変動することを意味する。受信機にとってそれを追跡することは困難である。そのようなケースにおいて、高速に移動する移動局から報告されたCQIは低移動性の移動局ほどには信頼できない。このため、報告されたCQIに基づいたパケット・スケジューリングアルゴリズムは、システムスループットの悪化を引き起こすだろう。
しかしながら、WiMAXシステムに関して、短いCQIレポート間隔がそのような問題をある程度緩和するかもしれないけれども、5ミリ秒の報告期間はドップラー効果を露見させる。他方、移動局が高速に移動している場合、より短いフレーム長は、その問題を解決することができない。
120km/hの速度で移動する乗り物のユーザについてのチャネルの時間的変化(BER性能)を示す図である。WiMAXシステムに関する限り、最小のスケジューリング間隔は50シンボル時間を含むフレーム期間である。受信したSNRはフィードバックCQIである。3Bは、2つのフレーム内のCQI変動を示す。ユーザの移動する速度に比例するドップラー分散のために、チャネルは素早く変動している。低いCQI値は、図3Aに示されるように、BER(ビット誤り率)の増大をもたらす。図3Aおよび図3Bに示されるプロットから、移動局が移動している場合、最新のフレームの最高/最低CQIが、次のフレームの最高/最低を明確には示さないことが分かる。信頼性の低いCQIに基づく先行技術のようなスケジューリングアルゴリズムは、セル・スループット性能の悪化をもたらす。
中国特許第1878142号 欧州特許第1 926 260号 国際公開第2006/095387号
A. ジャラリ 他、CDMA−HDRのデータ効率: 高性能の高さのデータ率パーソナル通信無線通信システム、車両技術会議講演論文集、2000年、巻3号、 1854−1858頁 プロジェクト802.16mの評価方法論文書、WiMAXフォーラム、2008年 IMT−2000に対する無線伝送技術の評価用ガイドライン、ITU-R M1225、1997年 ジョン・ウィリーおよび息子、コンピュータ・システムズ性能解析の芸術、R. ジャイナ教徒、1991年 F. ケリー、柔軟なトラフィックのための料金とレート制御、欧州の取引図書館所蔵、1997年、巻8号、 33−37頁
移動局が移動している時、フィードバックCQI情報はプロポーショナルフェア型(PF)スケジューラが正確なリソース割り当て処理を行ううえで信頼性がない。しかし、ユーザの転送レートを推定するために履歴CQIの変動を利用することが可能である。そこで、本発明は、測定したCQI履歴に基づいて移動局の転送レートを補正する方法を提供する。一方、高速のチャネル変動がパケット損失をもたらすので、より多くの無線通信リソースをチャネル変動の小さいユーザに割り当てるべきである。そこで、本発明は、CQI履歴に基づいてチャネル変動の重み指標を計算する方法を提供する。また、重み指標に基づいて重み付けされたプロポーショナルフェア型(PF)スケジューラを提供する。
本発明の第1の形態によれば、高いモバイル性環境に適用可能な基地局で使用されるプロポーショナルフェア型スケジューラであって、
前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、現在のフレームのチャネル品質における変化の統計的結果に従って次のフレームの瞬間の転送レートに対する補正率を推定する補正率推定部と、
前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、前記ユーザ機器の瞬間の転送レート、推定した補正率、前記ユーザ機器について記録されたスループット履歴に基づいてメトリックを計算するメトリック計算部と、
全てのユーザ機器のうち、最適なメトリックを有するユーザ機器に次のフレームの送信機会を与える送信機会付与部と
を備える。
本発明の態様によれば、次のフレームの瞬間の転送レートに対する前記補正率は、推定シンボル良好レートであり、現在のフレームのチャネル品質における変化の統計結果は、現在のフレームのシンボル不良レートであり、
前記補正率推定部が、
前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、ユーザ機器から受信した現在のフレームの各シンボルに関するチャネル品質情報と次のフレームに使用される変調コード体系に基づいて、現在のフレームのシンボル不良レートを計算するレート計算ユニットと、
前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、現在のフレームの計算したシンボル不良レートに基づいて、次のフレームのシンボル正常レートを推定するレート推定ユニットとを含む。
好ましくは、次のフレームに使用される変調コード体系は、閾値ベースのマッピング方式によって受信チャネル品質情報に基づいて決定される。
好ましくは、閾値マッピングテーブルの前記変調コード体系を、受信したチャネル品質情報に基づいた次のフレームに使用される変調コード体系を決定するために使用する。
好ましくは、まず現在のフレームの信号対雑音比を、受信したチャネル品質情報に基づいて計算し、計算した信号対雑音比を、閾値マッピングテーブルの変調コード体系における信号対雑音比閾値と比較し、次のフレームに使用されるために変調コード体系を決定する。
好ましくは、前記レート計算ユニットは、決定した変調コード体系に対応する閾値未満のチャネル品質情報値を有するシンボルを不良シンボルとしてカウントし、現在のフレームのシンボルの合計数に対する不良シンボルの数の比率として現在のフレームのシンボル不良レートを計算する。
好ましくは、前記レート推定ユニットは、現在のフレームにおいて計算したシンボル不良レートと前のフレームにおいて推定したシンボル不良レートの両方に基づいて、次のフレームのシンボル正常レートを推定することを特徴とする請求項2に記載の基地局で使用されるプロポーショナルフェア型スケジューラ。
好ましくは、前記レート推定ユニットは、次のフレームのシンボル正常レート
Figure 0005081891

Figure 0005081891
として計算する
(ここで、
Figure 0005081891
は、次のフレームの推定されたシンボル不良レートを示し、前記レート推定ユニットによって
Figure 0005081891
として取得され、
βi(n)は、現在のフレームの計算されたシンボル不良レートを意味し、
Figure 0005081891
は、前のフレームの推定したシンボル不良レートを示し、γは平滑率係数であり、添字iは基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、nはフレームのシーケンス番号を示し、
初期値
Figure 0005081891
(n=1の場合)は0にセットされる)。
好ましくは、前記メトリック計算部が、
次のフレームにおける推定シンボル良好レートの瞬間の転送レートを補正することにより、次のフレームにおけるユーザ機器の有効転送レートを推定する有効レート推定ユニットと、
次のフレームにおけるユーザ機器の推定した有効転送レートとユーザ機器について記録した履歴スループットに基づいて、メトリックを計算するメトリック計算ユニットとを備える。
好ましくは、前記有効レート推定ユニットは、有効転送レートRi effective
Figure 0005081891
に従って推定する
(ここで、添字iは基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、nはフレームのシーケンス番号を示し、Riは瞬間の転送レートを示し、
Figure 0005081891
は推定シンボル良好レートを示す)。
本発明の他の形態によれば、次のフレームに対する瞬間の転送レートに対する補正率が重み指標であり、現在のフレームのチャネル品質の変化についての統計結果が現在のフレームのチャネル品質情報の標準分散であり、
前記補正率推定部が、
基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、現在のフレームのチャネル品質情報標準分散に基づいてユーザ機器に重み指標を割り当てる重み指標割当部を備える。
好ましくは、現在のフレームのチャネル品質情報標準分散を、ユーザ機器から受信した現在のフレームの各シンボルに対するチャネル品質情報を統計的に分析することにより取得する。
好ましくは、ユーザ機器に割り当てられる重み指標Wiは、前記重み指標割当部によって、
Figure 0005081891
と決定される
(ここで、ΔCQIi(n)は現在のフレームのチャネル品質情報標準分散を示し、添字iは、基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、nは、フレームのシーケンス番号を示す)。
好ましくは、前記メトリック計算部が、
瞬間の転送レートをユーザ機器について割り当てられた重み指標で補正することにより、次のフレームのユーザ機器に対する有効転送レートを推定する有効レート推定ユニットと、
次のフレームにおけるユーザ機器の推定された有効転送レートとユーザ機器について記録された履歴スループットに基づいて、メトリックを計算するメトリック計算ユニットとを備える。
好ましくは、前記有効レート推定ユニットは、有効転送レートRi effective
Ri effective=Ri*Wi
と推定する(ここで、添字iは基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、Riは瞬間の転送レートを示し、Wiはユーザ機器に割り当てられる重み指標を示す)。
好ましくは、前記メトリック計算ユニットは、メトリックMiを、
Figure 0005081891
と計算する(ここで、添字iは基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、Ri effectiveは推定された有効転送レートを示し、Ri historyは履歴スループットを示す)。
好ましくは、前記送信機会付与部は、全てのユーザ機器のうち、最大のメトリック
Figure 0005081891
を有するユーザ機器に次のフレームの送信機会を与える。
好ましくは、ユーザ機器に対する瞬間の転送レートRiは、次のフレームに使用される変調コード体系に基づいて、
Figure 0005081891
と決定される。
本発明の第2の形態によれば、基地局は、基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、前記ユーザ機器から現在のフレームの各シンボルに対するチャネル品質情報を受け取る受信機と、
前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、受信したチャネル品質情報に基づいて次のフレームに使用する変調コード体系を決定し、決定した変調コード体系に基づいてユーザ機器の瞬間の転送レートを決定する適応変調符号化ユニットと、
第1の形態による前記プロポーショナルフェア型スケジューラとを備える。
本発明の第3の形態によれば、高いモバイル性環境に適用可能な基地局で使用されるプロポーショナルフェア型スケジューリング方法であって、
前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、現在のフレームのチャネル品質における変化に関する統計的結果に従って次のフレームの瞬間の転送レートに対する補正率を推定するステップと、
前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、前記ユーザ機器の瞬間の転送レート、推定した補正率、前記ユーザ機器について記録されたスループット履歴に基づいてメトリックを計算するステップと、
全てのユーザ機器のうち、最適なメトリックを有するユーザ機器に次のフレームの送信機会を与えるステップと
を有する。
本発明の態様によれば、次のフレームの瞬間の転送レートに対する前記補正率は、推定シンボル良好レートであり、現在のフレームのチャネル品質における変化の統計結果は、現在のフレームのシンボル不良レートであり、
前記補正率を推定するステップが、
前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、ユーザ機器から受信した現在のフレームの各シンボルに関するチャネル品質情報と次のフレームに使用される変調コード体系に基づいて、現在のフレームのシンボル不良レートを計算するステップと、
前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、現在のフレームの計算したシンボル不良レートに基づいて、次のフレームのシンボル正常レートを推定するステップとを含む。
好ましくは、次のフレームに使用される変調コード体系は、閾値ベースのマッピング方式によって受信チャネル品質情報に基づいて決定される。
好ましくは、閾値マッピングテーブルに対する前記変調コード体系を、受信したチャネル品質情報に基づいた次のフレームに使用される変調コード体系を決定するために使用する。
好ましくは、まず現在のフレームの信号対雑音比を、受信したチャネル品質情報に基づいて計算し、計算した信号対雑音比を、閾値マッピングテーブルの変調コード体系における信号対雑音比閾値と比較し、次のフレームに使用されるために変調コード体系を決定する。
好ましくは、決定した変調コード体系に対応する閾値未満のチャネル品質情報値を有するシンボルを不良シンボルとしてカウントし、現在のフレームのシンボルの合計数に対する不良シンボルの数の比率として現在のフレームのシンボル不良レートを計算する。
好ましくは、現在のフレームにおいて計算したシンボル不良レートと前のフレームにおいて推定したシンボル不良レートの両方に基づいて、次のフレームのシンボル正常レートを推定する。
好ましくは、次のフレームのシンボル正常レート
Figure 0005081891

Figure 0005081891
として計算する
(ここで、
Figure 0005081891
は、次のフレームの推定されたシンボル不良レートを示し、前記レート推定ユニットによって
Figure 0005081891
として取得され、
βi(n)は、現在のフレームの計算されたシンボル不良レートを意味し、
Figure 0005081891
は、前のフレームの推定したシンボル不良レートを示し、γは平滑率係数であり、添字iは基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、nはフレームのシーケンス番号を示し、
初期値
Figure 0005081891
(n=1の場合)は0にセットされる)
好ましくは、前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、前記ユーザ機器の瞬間の転送レート、推定した補正率、前記ユーザ機器について記録されたスループット履歴に基づいてメトリックを計算するステップが、
次のフレームにおける推定シンボル良好レートの瞬間の転送レートを補正することにより、次のフレームにおけるユーザ機器の有効転送レートを推定するステップと、
次のフレームにおけるユーザ機器の推定した有効転送レートとユーザ機器について記録した履歴スループットに基づいて、メトリックを計算するステップを有する。
好ましくは、有効転送レートRi effective
Figure 0005081891
に従って推定する
(ここで、添字iは基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、nはフレームのシーケンス番号を示し、Riは瞬間の転送レートを示し、
Figure 0005081891
は推定シンボル良好レートを示す)。
本発明の他の態様によれば、次のフレームに対する瞬間の転送レートに対する補正率が重み指標であり、現在のフレームのチャネル品質の変化についての統計結果が現在のフレームのチャネル品質情報の標準分散であり、
前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、現在のフレームのチャネル品質における変化に関する統計的結果に従って次のフレームの瞬間の転送レートに対する補正率を推定するステップが、
基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、現在のフレームのチャネル品質情報標準分散に基づいてユーザ機器に重み指標を割り当てるステップを有する。
好ましくは、現在のフレームのチャネル品質情報標準分散を、ユーザ機器から受信した現在のフレームの各シンボルに対するチャネル品質情報を統計的に分析することにより取得する。
好ましくは、ユーザ機器に割り当てられる重み指標Wiは、
Figure 0005081891
と決定される
(ここで、ΔCQIi(n)は現在のフレームのチャネル品質情報標準分散を示し、添字iは、基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、nは、フレームのシーケンス番号を示す)。
好ましくは、前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、前記ユーザ機器の瞬間の転送レート、推定した補正率、前記ユーザ機器について記録されたスループット履歴に基づいてメトリックを計算するステップが、
瞬間の転送レートをユーザ機器について割り当てられた重み指標で補正することにより、次のフレームのユーザ機器に対する有効転送レートを推定するステップと、
次のフレームにおけるユーザ機器の推定された有効転送レートとユーザ機器について記録された履歴スループットに基づいて、メトリックを計算するステップとを有する。
好ましくは、前記有効転送レートRi effectiveを、
Ri effective=Ri*Wi
と推定する(ここで、添字iは基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、Riは瞬間の転送レートを示し、Wiはユーザ機器に割り当てられる重み指標を示す)。
好ましくは、前記メトリックMiを、
Figure 0005081891
と計算する(ここで、添字iは基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、Ri effectiveは推定された有効転送レートを示し、Ri historyは履歴スループットを示す)
好ましくは、全てのユーザ機器のうち、最大のメトリック
Figure 0005081891
を有するユーザ機器に次のフレームの送信機会を与える。
好ましくは、ユーザ機器に対する瞬間の転送レートRiは、次のフレームに使用される変調コード体系に基づいて、
Figure 0005081891
と決定される。
本発明の第4の形態によれば、高いモバイル性環境に適用可能な基地局で使用されるプロポーショナルフェア型スケジューリング方法であって、
基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、現在のフレームのそれぞれのシンボルに対するチャネル品質情報を前記ユーザ機器から受信するステップと、
受信したチャネル品質情報に基づいて次のフレームに使用する変調コード体系を決定するステップと、
決定した変調コード体系に基づいてユーザ機器に対する瞬間の転送レートを決定するステップと、
現在のフレームのチャネル品質の変化についての統計結果に従って次のフレームの瞬間の転送レートに対する補正率を推定するステップと、
ユーザ機器の瞬間の転送レートと推定した補正率とユーザ機器について記録した履歴スループットに基づいてメトリックを計算するステップと、
全てのユーザ機器のうち、最適なメトリックを有するユーザ機器に次のフレームの送信機会を与えるステップと
を有する。
先行技術と比較して、本発明は、ユーザの移動性によって起こるドップラー効果によるスループット損失を改善することができる。また、本発明は、PFスケジューラのためのより正確なレート推定を提供する。本発明は、ユーザの現在のCQIだけでなく、履歴CQIの変動に基づいてリソースを割り当てる。これにより、現在ユーザのCQIが高いが次のフレームにおいて低くなる状況を回避することができる。正確なPF決定によってシステムスループットを増大することが可能となる。
また、本発明は、各ユーザのCQIの履歴チャネル変動を比較する。基地局は、CQI変動が低い移動局に対してリソースを割り当てる。本発明の方法によれば、CQI変動が低いユーザにより多くの優先度を与えるため、システムスループットを増大することが可能となる。
本発明の前述の特徴とその他の特徴および効果は、添付図面と組み合わせた本発明の限定されない実施の形態についての以下の説明からより明白になるであろう。
代表的なWiMAXネットワークの利用状況を示す概略図である。 プロポーショナルフェア型(PF)スケジューリング処理を示すフローチャートである。 120km/hの速度で移動する乗り物のユーザについてのチャネルの時間的変化(BER性能)を示す図である。 120km/hの速度で移動する乗り物のユーザについてのチャネルの時間的変化(SNR性能)を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるプロポーショナルフェア型(PF)スケジューリング処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態によるプロポーショナルフェア型(PF)スケジューリング処理を示すフローチャートである。 本発明によるプロポーショナルフェア型(PF)スケジューラ700を備える基地局600の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態によるプロポーショナルフェア型(PF)スケジューラ700の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態によるプロポーショナルフェア型(PF)スケジューラ700の構成を示すブロック図である。 SNR対スループット・グラフに関するシミュレーション結果を示す図である。 SNRが30デシベルである時の移動タイプの各ユーザの合計スループットを示すヒストグラムである。
以下、図面を参照して本発明について説明する。以下の説明において、幾つかの特定の実施の形態は説明のみの目的で使用される。これらの実施の形態はあくまで例示であり、本発明を限定するものとして理解してはならない。また、本発明の理解が多少曖昧になる可能性はあるが、従来技術の構成・構造の説明は省略する。
(第1の実施の形態)
図4は、本発明の第1の実施の形態によるプロポーショナルフェア型(PF)スケジューリング処理を示すフローチャートである。ここでは、図2のステップと同じか類似のステップについては、同一あるいは類似のステップであることを示すために同じ参照番号が付されている。
図4を参照して、スケジューリング処理を以下に説明する。
ステップS201において、各移動局は、各フレームで基地局にCQI情報を報告するよう要求される。CQIはパイロット信号あるいはデータメッセージによって測定することが可能であり、信号チャネルあるいは専用のデータチャネルを介して基地局に送信される。
ステップS203において、各ユーザのCQI情報を受信した後、リンク適応モジュールが、CQI情報を現在の転送レートにマッピングする。種々のマッピング方法を利用することが可能であるが、ここでは、閾値に基づいた方法を利用する。
例えば、代表的なマッピングテーブルをテーブル1に示す。
テーブル1 CQIとMCSマッピング
Figure 0005081891
測定したCQIと閾値に基づいて、次のフレームについて適切な変調および符号化方式(MCS:modulation coding scheme)がテーブル1から得られる。
よって、i番目の移動局についての瞬間の伝送速度Riは、以下のようになる。
Figure 0005081891
ステップS203で伝送速度が決定された後、ステップS404において、移動局が次のフレームで使用するMCSも決定される。基地局は、CQIがMCS閾値未満である最新のフレームにおけるシンボルの数をカウントする。それらのシンボルについては、移動局の送信が失敗に終わるであろう。
そのi番目の移動局の不良のレートβiは、次のように規定される。
Figure 0005081891
βiがあるフレームから他のフレームに切り替わるかもしれないので、ここで、それを平滑化するために一次フィルタ(one-order filter)を使用する。
Figure 0005081891
が、(n+1)番目のフレームの推定不良レート、γが平滑率とすると、
Figure 0005081891
ここで、βi(n)はi番目の移動局のn番目のフレームの不良レート、
Figure 0005081891
が、i番目の移動局の(n−1)番目のフレームの推定不良レートである。

すなわち、(n+1)番目のフレーム(次のフレーム)の推定不良レート
Figure 0005081891
は、n番目のフレーム(最新のフレーム)におけるi番目の移動局の不良レートβi(n)とi番目の移動局の(n−1)番目のフレーム(最新のフレームの直前のフレーム)の推定不良レート
Figure 0005081891
に依存する。
その初期値
Figure 0005081891
(n=1の場合)は「0」にセットされている。
従って、(n+1)番目のフレームのi番目の移動局に関する推定有効転送レートRi effectiveは、次のように計算される。
Figure 0005081891

式(5)において、(n+1)番目のフレームの推定シンボル良好レート
Figure 0005081891
は、
Figure 0005081891
のように定義される。
ゆえに、式(5)は、以下のように変更される。
Figure 0005081891
式(5’)に示されるように、(n+1)番目のフレームの推定シンボル良好レート
Figure 0005081891
は、i番目の移動局(式(2))に関しての(n+1)番目のフレームにおける瞬間転送レートRiの補正係数と見なすことができる。
S405において、基地局は各移動局の補正された転送レートをプロポーショナルフェア型(PF)スケジューリングのために使用する。プロポーショナルフェア型(PF)スケジューリングの手法は先行技術と同様である。
基地局は各移動局のスループット履歴Ri historyを記録し、次のフレーム((n+1)番目のフレーム)のデータ送信について式(6)において最大のメトリック
Figure 0005081891
を有する移動局を選び出す。
Figure 0005081891
S407において、次のフレームの送信機会が与えられる全てのユーザのうち、最も大きなメトリック
Figure 0005081891
を有するユーザが、(n+1)番目のフレームでデータを送信することになる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態によるプロポーショナルフェア型(PF)スケジューリング処理を示すフローチャートである。ここでは、図2のステップと同じか類似のステップについては、同一あるいは類似のステップであることを示すために同じ参照番号が付されている。
図5を参照して、スケジューリング処理を以下に説明する。ステップS201において、各移動局は、各フレームで基地局にCQI情報を報告するよう要求される。CQIはパイロット信号あるいはデータメッセージによって測定することが可能であり、信号チャネルあるいは専用のデータチャネルを介して基地局に送信される。
ステップS203において、各ユーザのCQI情報を受信した後、リンク適応モジュールが、CQI情報を現在の転送レートにマッピングする。種々のマッピング方法を利用することが可能であるが、ここでは、閾値に基づいた方法を利用する。マッピングテーブルは上述のテーブル1に示される。
CQIに基づいて、適切なMCS(modulation
coding scheme)がテーブル1から得られる。
よって、i番目の移動局についての瞬間の伝送速度Riは、以下のようになる。

Figure 0005081891
ステップS504において、基地局は、その値がユーザのチャネルがどれくらい静的かを意味する各移動局の重み指標を計算する。値「1」は、チャネルが最も静的であることを意味する。
i番目の移動局の最新のフレーム(n番目のフレーム)中のCQI標準分散である
ΔCQIi(n)を規定する。
従って、i番目の移動局についての重み指標Wiは、次のようになる。

Figure 0005081891
従って、(n+1)番目のフレームにおけるi番目の移動局の推定有効転送レートRi effectiveは、次のように計算される。
Ri effective=Ri*Wi (9)
式(9)に示されるように、(n+1)番目のフレームの重み指標Wiは、i番目の移動局(式(7))に関しての(n+1)番目のフレームにおける瞬間転送レートRiのための補正係数と見なすことができる。
S505において、基地局は各移動局の補正された転送レートをプロポーショナルフェア型(PF)スケジューリングのために使用する。プロポーショナルフェア型(PF)スケジューリングの手法は先行技術と同様である。
基地局は各移動局のスループット履歴Ri historyを記録し、次のフレーム((n+1)番目のフレーム)のデータ送信について式(10)において最大のメトリック
Figure 0005081891
を有する移動局を選び出す。
Figure 0005081891
S507において、次のフレームの送信機会が与えられる全てのユーザのうち、最も高いメトリック
Figure 0005081891
を有するユーザが、(n+1)番目のフレームでデータを送信することになる。
上述した2つの実施の形態において、(n+1)番目のフレームの重み指標Wi及び(又は)推定シンボル良好レート
Figure 0005081891
は、
i番目の移動局に関して(n+1)thフレームについて瞬間の転送レートRiのための補正率と見なすことができ(式(2)と式(7))、あるいは
メトリック
Figure 0005081891
(式(1))のための補正率と見なすことができる。
(ハードウェア実装例)
図6は、本発明によるプロポーショナルフェア型(PF)スケジューラ700を備える基地局600の構成を示すブロック図であり、図7Aおよび図7Bは、本発明の2つの実施の形態によるプロポーショナルフェア型(PF)スケジューラ700の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、基地局600は、受信機610、AMC(Adaptive Modulation Coding:適応変調符号化)モジュール620、ピコファラド・スケジューラ700および送信機630を含んでいる。受信機610は、基地局600のサービングセル(serving cell)内のi番目の移動局に関して、i番目の移動局からn番目のフレーム(現在のフレーム)における各シンボルについてCQIを受信する。AMCモジュール620は、基地局のサービングセル内のi番目の移動局に関して、受信したCQIに基づいて(n+1)番目のフレーム(次のフレーム)に使用する変調コード体系(MCS)を決定し、その結果、決定したMCSに基づいてi番目の移動局の瞬間の転送レートを決定する。
上述したように、AMCモジュール620は、閾値に基づいたマッピング方法に従って受信したCQIに基づいて(n+1)番目のフレームに使用するMCSを決定することが可能である。その場合、AMCモジュール620は、MCSマッピングテーブル(テーブル1)を使用し、受信したCQIに基づいて(n+1)番目のフレームに使用するMCSを決定する。AMCモジュール620は、まず、受信したCQIに基づいたn番目のフレームについてSNRを計算し、次に、(n+1)番目のフレームに使用するMCSを決定するために計算したSNRをMCSマッピングテーブル(テーブル1)のSNR閾値と比較する。
測定したCQIと閾値に基づいて、次のフレームのための適切なMCSがテーブル1から得られる。
それにより、AMCモジュール620は、i番目の移動局の瞬間の転送レートRi
Figure 0005081891
と決定する。
図7Aおよび図7Bに示すように、プロポーショナルフェア型(PF)スケジューラ700は、補正率推定部710(710’)、メトリック計算部720(720’)および送信機会付与部730を備える。
補正率推定部710(710’)は、基地局600のサービングセル内のi番目の移動局に関して、n番目のフレームのチャネル品質における変化の統計結果に従って、(n+1)番目のフレームの瞬間の転送レートRiiについて補正率(
Figure 0005081891
またはWi)を推定する。

メトリック計算部720(720’)は、基地局600のサービングセル内のi番目の移動局に関して、i番目の移動局の瞬間の転送レートRi、推定した補正率(
Figure 0005081891
又はWi)、およびi番目の移動局に関して記録した履歴スループットRi historyに基づいてメトリックMiを計算する。
送信機会付与部730は、全ての移動局のうち、最適なメトリック(
Figure 0005081891
)を有する移動局に(n+1)番目のフレームの送信機会を与える。

実施の形態(図7A)において、(n+1)番目のフレームの瞬間の転送レートRiのための補正率(
Figure 0005081891
あるいはWi)は、推定シンボル良好レートであり、また、n番目のフレームのチャネル品質における変化の統計結果は、n番目のフレームにおけるシンボル不良レートβi(n)である。
その場合、補正率推定部710は、レート計算ユニット7102と、レート推定ユニット7104を含む。
レート計算ユニット7102は、受信したCQIおよび決定したMCSに基づいてフレームのシンボル不良レートβiを計算する。
レート計算ユニット7102は、MCS閾値より下のCQI値を有するシンボルを不良シンボルとしてカウントし、フレームにおけるシンボル不良レートβi
Figure 0005081891

として計算する。
レート推定ユニット7104は、n番目のフレームの計算したシンボル不良レートβi(n)に基づいて(n+1)番目のフレームのシンボル正常レート
Figure 0005081891
を推定する。
特に、レート推定ユニット7104は、(n+1)番目のフレームのシンボル正常レート
Figure 0005081891

Figure 0005081891
と計算する。
ここで、
Figure 0005081891
は、(n+1)番目のフレームの推定シンボル不良レートを表わし、レート推定ユニット7104によって以下のように取得される。
Figure 0005081891

ここで、βi(n)はi番目の移動局のn番目のフレームにおける不良レート、
Figure 0005081891
は、i番目の移動局の(n−1)番目のフレームにおける推定不良レートである。
すなわち、(n+1)番目のフレーム(次のフレーム)の推定不良レート
Figure 0005081891
は、i番目の移動局のn番目のフレーム(最新のフレーム)における不良レートβi(n)とi番目の移動局の(n−1)番目のフレーム(最新のフレーム直前のフレーム)の推定不良レート
Figure 0005081891
に依存する。
その初期値(n=1の場合)は「0」にセットされている。
メトリック計算部720は、(n+1)番目のフレームにおけるi番目の移動局の有効転送レートRi effective
Figure 0005081891
と推定する有効レート推定ユニット7202と、

メトリックMi
Figure 0005081891
として計算するメトリック計算ユニット7204を備えている。

もう1つの実施の形態(図7B)においては、(n+1)thフレームについて瞬間の転送レートRiのための補正率(
Figure 0005081891
またはWi)は、重み指標Wiである。また、n番目のフレームのチャネル品質における変化の統計結果は、n番目のフレームにおけるCQI標準分散ΔCQIi(n)である。
その場合、補正率推定部710’は、n番目のフレームにおけるCQI標準分散ΔCQIi(n)に基づいてi番目の移動局に重み指標Wiを割り当てる重み指標割当部7106を備える。
i番目の移動局に割り当てられる重み指標Wiは、重み指標割当部7106によって
Figure 0005081891
と決定される。
メトリック計算部720’は、i番目の移動局の(n+1)番目のフレームにおける有効転送レートRを、Ri effective=Ri*Wiと推定する有効レート推定ユニット7206と、メトリックMiを以下のように計算するメトリック計算ユニット7208を備えている。
Figure 0005081891
図7Aおよび図7Bの両方に示すように、送信機会付与部730は、全ての移動局のうち、最大のメトリック
Figure 0005081891
を有する移動局に(n+1)番目のフレームの送信機会を与える。
図6に戻ると、送信機会付与部730は、送信器630を介して(n+1)番目のフレームにおける送信機会の付与を指示する。
これにより、全てのユーザのうち、次のフレームの送信機会を与えられる最も高いメトリック
Figure 0005081891
を有する移動局は、(n+1)番目のフレームでデータを送信する。
本発明のハードウェア実装例について図6、図7Aおよび図7Bに示したが、これらがあくまで例示であることは当業者にとって十分理解できるであろう。それらの詳細における様々な変更は、例えば、2つ以上の構成要素を1つに組み合わせ、また1つの構成要素を2つ以上に分離することで実施することが可能である。しかしながら、そのような変更あるいは変形が、本発明の範囲に包含されることは言うまでもない。例えば、受信機610、AMCモジュール620および(または)送信器630も、スケジューラ700の一部とすることが可能である。
(シミュレーション結果)
テーブル2は、各送信SNR設定値における提案したスケジューリング処理の性能比較のためのリンクレベルシミュレーションパラメタを示す。
テーブル2 リンクレベルシミュレーションパラメタ
Figure 0005081891
図8は、SNR対スループットに関するシミュレーション結果を示す。「AMC無しのPF」は、スケジューリングアルゴリズムが固定MCSで動作していることを意味する。使用される変調および符号化方式は予め定義され、チャネル変動に適応されない。「AMC有りPF」は、上述したような閾値ベースのAMCを使用する従来のプロポーショナルフェア型(PF)スケジューリングアルゴリズムである。「推定レート有りPF」は、本発明の第1の実施の形態を示している。「重み付きPF」は、本発明の第2の実施の形態を示している。完全なCQIケースにおいては、プロポーショナルフェア型(PF)スケジューラが前もって各ユーザのチャネル変動を正確に知っており、それにより、スケジュールに関して正確な決定を下すことができると仮定した(「完全CQI有りPF」)。この完全なCQIケースは現実のシナリオにおいて存在しないけれども、提案したプロポーショナルフェア型(PF)スケジューリング処理がどれほど効果的かを比較するのに有用である。種々のスケジューリングアルゴリズムに対するシステムのスループットの合計は、図8に示される。
チャネルが不良状態になっている時に、常に元々のMCSを使用するため、「AMC無しPF」に関するスループットは最低である。この場合、ユーザのパケット送信は失敗に終わるであろう。AMCモジュールの支援を有するプロポーショナルフェア型(PF)スケジューリングはより良好な性能を提供する(「AMC有りPF」)。しかし、チャネル状態が変化している時、この方式は「推定レート有りPF」アルゴリズムより悪くなる。その改良点は、本発明の第1の実施の形態によってスケジューリングの前に次のフレームにおいて送信が失敗するユーザのシンボルの数を推定する点にある。
チャネル予測を完全に正確に行うことが困難であるので、本発明の第2の実施の形態による「重み付けPF」アルゴリズムにおいて、より少ないチャネル変動ユーザにより多いリソースを与える。これにより、「重み付けPF」スケジューラのスループットは、「AMC有りPF」および「推定レート有りPF」より非常に高くなる。
図9は、SNRが30デシベルである時の移動タイプの各ユーザの合計スループットを示すヒストグラムである。予想されるように、「重み付けPF」スケジューリングアルゴリズム(本発明の第2の実施の形態による)は、徒歩のユーザのスループットを大幅に増加させるが、乗り物のユーザのスループットを低下させる。
チャネル変動が少ないユーザにさらにより多くの無線通信リソースを与えると、複数ユーザ間の公平性が悪化するだろう。ここで、提案したプロポーショナルフェア型(PF)スケジューリング処理のために公平性損失を調査するのにジェイン(Jain)による公平性指標f(非特許文献4(ジョン・ウィリーおよび息子、コンピュータ・システムズ性能解析の芸術、R. ジャイナ教徒、1991年)参照)を使用する。
公平性指標fは、以下のように定義される。
Figure 0005081891
ここで、xiはi番目のユーザのスループット、nは、セル内のユーザの数である。
指標が「1」に近くなるほど、システムはより公平となる。
SNRが30デシベルに設定された場合の公平性性能がテーブル3に示される。
テーブル3から、重み付けプロポーショナルフェア型(PF)以外のアルゴリズムがすべて十分なジェイン(Jain)の公平性性能を有することが理解されるだろう。
テーブル3 SNRが30デシベルの場合の公平性の性能
Figure 0005081891
図9から、重み付けプロポーショナルフェア型(PF)の公平性損失は、乗り物ユーザのスループットがわずかに低下するためであることが分かる。しかし、歩行者ユーザのスループットは非常に向上する。そこで、システム性能を説明するために他の公平性判定基準であるプロポーショナル・フェアネス(proportional fairness)(非特許文献5(F. ケリー、柔軟なトラフィックのための料金とレート制御、欧州の取引図書館所蔵、1997年、巻8号、 33−37頁)参照))を適用する必要がある。Xだけ1ユーザのスループットを減少させ、他のすべてのユーザの増加スループットの合計がX以上である他のリソース割り当て方式が存在する場合、そのシステムはよりプロポーショナル・フェアであると考えられる。AMC有りPF方式と比較して、重み付きPFスケジューラは、徒歩のユーザのスループットを増加させるけれども、乗り物のユーザのスループットを減少させる。しかしながら、その増加の合計は、減少の合計より非常に大きい。このため、重み付けPFは、入り混じった移動状況においてAMC有りPFより、よりプロポーショナル・フェアであると結論付けることができる。
上記の説明は本発明の好適な実施例のみを示したものであり、いかなる形であれ本発明を限定することを意図するものではない。したがって、本発明の適用範囲には、本発明の精神および原則に則ったあらゆる変更、置換、改良等も内包される。
1:セル
2:セル
10:インターネット
20:ゲートウェイ
31:基地局
32:基地局
41:静止ユーザ
42:歩行者ユーザ
43:乗り物ユーザ
600:基地局
610:受信機
620:AMCモジュール
630:送信機
700:PFスケジューラ
710:補正率推定部
7102:レート計算ユニット
7104:レート推定ユニット
720:メトリック計算部
7202:有効レート推定ユニット
7204:メトリック計算ユニット
730:送信機会付与部
710´:補正率推定部
7106:重み指標割当部
720´:メトリック計算部
7206:有効レート推定ユニット
7208:メトリック計算ユニット

Claims (18)

  1. 基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、現在のフレームのチャネル品質における変化の統計的結果に従って次のフレームの瞬間の転送レートに対する補正率を推定する補正率推定部と、
    前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、前記ユーザ機器の瞬間の転送レート、推定した補正率、前記ユーザ機器について記録されたスループット履歴に基づいてメトリックを計算するメトリック計算部と、
    全てのユーザ機器のうち、最適なメトリックを有するユーザ機器に次のフレームの送信機会を与える送信機会付与部とを備え、
    次のフレームの瞬間の転送レートに対する前記補正率は、推定シンボル良好レートであり、現在のフレームのチャネル品質における変化の統計結果は、現在のフレームのシンボル不良レートであり、
    前記補正率推定部が、
    前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、ユーザ機器から受信した現在のフレームの各シンボルに関するチャネル品質情報と次のフレームに使用される変調コード体系に基づいて、現在のフレームのシンボル不良レートを計算するレート計算ユニットと、
    前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、現在のフレームの計算したシンボル不良レートに基づいて、次のフレームの推定シンボル良好レートを推定するレート推定ユニットとを含み、
    次のフレームに使用される変調コード体系は、閾値ベースのマッピング方式によって受信チャネル品質情報に基づいて決定され、
    前記レート計算ユニットが、
    決定した変調コード体系に対応する閾値未満のチャネル品質情報値を有するシンボルを不良シンボルとしてカウントし、現在のフレームのシンボルの合計数に対する不良シンボルの数の比率として現在のフレームのシンボル不良レートを計算する
    ことを特徴とするプロポーショナルフェア型スケジューラ。
  2. 閾値マッピングテーブルの前記変調コード体系を、受信したチャネル品質情報に基づいた次のフレームに使用される変調コード体系を決定するために使用することを特徴とする請求項1に記載のプロポーショナルフェア型スケジューラ。
  3. まず現在のフレームの信号対雑音比を、受信したチャネル品質情報に基づいて計算し、
    計算した信号対雑音比を、閾値マッピングテーブルの変調コード体系における信号対雑音比閾値と比較し、次のフレームに使用されるために変調コード体系を決定することを特徴とする請求項2に記載のプロポーショナルフェア型スケジューラ。
  4. 前記レート推定ユニットは、現在のフレームにおいて計算したシンボル不良レートと前のフレームにおいて推定したシンボル不良レートの両方に基づいて、次のフレームの推定シンボル良好レートを推定することを特徴とする請求項1に記載のプロポーショナルフェア型スケジューラ。
  5. 前記レート推定ユニットは、次のフレームの推定シンボル良好レート
    Figure 0005081891

    Figure 0005081891
    として計算し、
    こで、
    Figure 0005081891
    は、次のフレームの推定されたシンボル不良レートを示し、前記レート推定ユニットによって
    Figure 0005081891
    として取得され、
    βi(n)は、現在のフレームの計算されたシンボル不良レートを意味し、
    Figure 0005081891
    は、前のフレームの推定したシンボル不良レートを示し、γは平滑率係数であり、添字iは基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、nはフレームのシーケンス番号を示し、
    初期値
    Figure 0005081891
    (n=1の場合)は0にセットされ
    ことを特徴とする請求項4に記載のプロポーショナルフェア型スケジューラ。
  6. 前記メトリック計算部が、
    次のフレームにおける推定シンボル良好レートの瞬間の転送レートを補正することにより、次のフレームにおけるユーザ機器の有効転送レートを推定する有効レート推定ユニットと、
    次のフレームにおけるユーザ機器の推定した有効転送レートとユーザ機器について記録した履歴スループットに基づいて、メトリックを計算するメトリック計算ユニットとを備えることを特徴とする請求項1に記載のプロポーショナルフェア型スケジューラ。
  7. 前記有効レート推定ユニットは、有効転送レートRi effective
    Figure 0005081891
    に従って推定し、
    こで、添字iは基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、nはフレームのシーケンス番号を示し、Riは瞬間の転送レートを示し、
    Figure 0005081891
    は推定シンボル良好レートを示
    ことを特徴とする請求項6に記載のプロポーショナルフェア型スケジューラ。
  8. 前記メトリック計算ユニットは、メトリックM i を、
    Figure 0005081891
    と計算し、
    ここで、添字iは基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、R i effective は推定された有効転送レートを示し、R i history は履歴スループットを示す
    ことを特徴とする請求項6に記載のプロポーショナルフェア型スケジューラ
  9. 前記送信機会付与部は、全てのユーザ機器のうち、最大のメトリック
    Figure 0005081891
    を有するユーザ機器に次のフレームの送信機会を与えることを特徴とする請求項8に記載のプロポーショナルフェア型スケジューラ
  10. 基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、現在のフレームのチャネル品質における変化に関する統計的結果に従って次のフレームの瞬間の転送レートに対する補正率を推定するステップと、
    前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、前記ユーザ機器の瞬間の転送レート、推定した補正率、前記ユーザ機器について記録されたスループット履歴に基づいてメトリックを計算するステップと、
    全てのユーザ機器のうち、最適なメトリックを有するユーザ機器に次のフレームの送信機会を与えるステップとを有し、
    次のフレームの瞬間の転送レートに対する前記補正率は、推定シンボル良好レートであり、現在のフレームのチャネル品質における変化の統計結果は、現在のフレームのシンボル不良レートであり、
    前記補正率を推定するステップが、
    前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、ユーザ機器から受信した現在のフレームの各シンボルに関するチャネル品質情報と次のフレームに使用される変調コード体系に基づいて、現在のフレームのシンボル不良レートを計算するステップと、
    前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、現在のフレームの計算したシンボル不良レートに基づいて、次のフレームの推定シンボル良好レートを推定するステップとを含み、
    次のフレームに使用される変調コード体系は、閾値ベースのマッピング方式によって受信チャネル品質情報に基づいて決定され、
    決定した変調コード体系に対応する閾値未満のチャネル品質情報値を有するシンボルを不良シンボルとしてカウントし、現在のフレームのシンボルの合計数に対する不良シンボルの数の比率として現在のフレームのシンボル不良レートを計算する
    ことを特徴とするプロポーショナルフェア型スケジューリング方法
  11. 閾値マッピングテーブルに対する前記変調コード体系を、受信したチャネル品質情報に基づいた次のフレームに使用される変調コード体系を決定するために使用することを特徴とする請求項10に記載のプロポーショナルフェア型スケジューリング方法
  12. まず現在のフレームの信号対雑音比を、受信したチャネル品質情報に基づいて計算し、
    計算した信号対雑音比を、閾値マッピングテーブルの変調コード体系における信号対雑音比閾値と比較し、次のフレームに使用されるために変調コード体系を決定することを特徴とする請求項11に記載のプロポーショナルフェア型スケジューリング方法
  13. 現在のフレームにおいて計算したシンボル不良レートと前のフレームにおいて推定したシンボル不良レートの両方に基づいて、次のフレームの推定シンボル良好レートを推定することを特徴とする請求項10に記載のプロポーショナルフェア型スケジューリング方法
  14. 次のフレームの推定シンボル良好レート
    Figure 0005081891

    Figure 0005081891
    として計算し、
    ここで、
    Figure 0005081891
    は、次のフレームの推定されたシンボル不良レートを示し、前記レート推定ユニットによって
    Figure 0005081891
    として取得され、
    β i (n)は、現在のフレームの計算されたシンボル不良レートを意味し、
    Figure 0005081891
    は、前のフレームの推定したシンボル不良レートを示し、γは平滑率係数であり、添字iは基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、nはフレームのシーケンス番号を示し、
    初期値
    Figure 0005081891
    (n=1の場合)は0にセットされる
    ことを特徴とする請求項13に記載のプロポーショナルフェア型スケジューリング方法
  15. 前記基地局のサービングセル内の各ユーザ機器について、前記ユーザ機器の瞬間の転送レート、推定した補正率、前記ユーザ機器について記録されたスループット履歴に基づいてメトリックを計算するステップが、
    次のフレームにおける推定シンボル良好レートの瞬間の転送レートを補正することにより、次のフレームにおけるユーザ機器の有効転送レートを推定するステップと、
    次のフレームにおけるユーザ機器の推定した有効転送レートとユーザ機器について記録した履歴スループットに基づいて、メトリックを計算するステップを有することを特徴とする請求項10に記載のプロポーショナルフェア型スケジューリング方法
  16. 有効転送レートR i effective
    Figure 0005081891
    に従って推定し、
    ここで、添字iは基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、nはフレームのシーケンス番号を示し、R i は瞬間の転送レートを示し、
    Figure 0005081891
    は推定シンボル良好レートを示す
    ことを特徴とする請求項15に記載のプロポーショナルフェア型スケジューリング方法
  17. 前記メトリックM i を、
    Figure 0005081891
    と計算し、
    ここで、添字iは基地局のサービングセル内のi番目のユーザ機器を示し、R i effective は推定された有効転送レートを示し、R i history は履歴スループットを示す
    ことを特徴とする請求項15に記載のプロポーショナルフェア型スケジューリング方法
  18. 全てのユーザ機器のうち、最大のメトリック
    Figure 0005081891
    を有するユーザ機器に次のフレームの送信機会を与えることを特徴とする請求項17に記載のプロポーショナルフェア型スケジューリング方法
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