JP5078908B2 - 熱電トンネル装置 - Google Patents

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Description

発明の背景
1.発明の分野
開示は概して電力の生成に関し、より詳細には、直接熱−電エネルギー変換発電システムに関する。
2.関連技術の説明
固体熱エンジンは、移動部品を有さずに直接熱−電エネルギー変換を行なう装置である。固体熱エンジンは、高温源、たとえばエンジンブリードエア、電気機械的もしくは熱システムの動作からの廃熱、または他の何らかの熱源、たとえば太陽によって駆動される。
固体熱エンジン技術は、熱電子学に基づく。熱電子学は、真空ギャップによって分離された2枚の平行な導電板(高温カソードおよび低温アノード)で構成される装置である基本的な真空管によって、ほぼ1世紀前に起こった。動作中、電子はカソードから励起放出し、ギャップを横切り、より低温のアノードに吸収される。電子の動的エネルギーがアノードとカソードとの間の最終的な電流になると、熱から電気への変換が生じる。これらの初期の真空ギャップ設計は製造コストが高く、動作温度が高く摂氏1000度を上回り、数百ナノメートルのオーダの非常に小さいギャップが動作に必要である。
発明の概要
先行技術における制約を最小にし、かつ本明細書を読み理解すると明らかになるような他の制約を最小にするため、本発明の実施形態は、固体熱エンジンと、熱トンネル装置としても知られる固体熱エンジンを作成するための方法とを提供する。
開示されている情報に係る方法は、熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートの間に電子が流れるようにする材料を堆積するステップと、熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートの間のフォノンの流れを遮断するステップとを備え、流れの遮断は真空ナノギャップによって生じる。
このような方法は任意に、堆積される材料は金属であり、堆積される材料は、半導体材料からなる少なくとも2つのカラムを含み、第1のカラムは第1のドーパント型の半導体材料を含み、第2のカラムは第2のドーパント型の半導体材料を含み、フォノンの流れは、半導体材料からなるカラムのうち少なくとも1つの内の層によって遮断され、カラムの少なくとも1つの内の層は真空ギャップであり、流れが熱トンネル装置上の少なくとも1つの金属/半導体接合部によって遮断されることをさらに含む。
開示に係る装置は、熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートの間に電子が流れるようにする材料と、熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートの間の付加的な層とを備え、付加的な層は、熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートの間のフォノンの流れを遮断する。
このような装置は任意に、電子が流れるようにする金属/半導体接合部である材料をさらに含み、金属面と半導体面との間に真空ナノギャップがあり、面の間の真空ナノギャップは、熱トンネル装置の高温側および低温側にそれぞれ配置される対向する電極の間に電流を通すことによって形成される。電子が流れるようにする材料は、半導体材料からなる少なくとも1つのカラム、または好ましくは半導体材料からなる2つのカラムを含み、第1のカラムは第1のドーパント型の半導体材料を含み、第2のカラムは第2のドーパント型の半導体材料を含み、フォノンの流れは、半導体材料からなるカラムのうち少なくとも1つの内の真空ナノギャップによって遮断され、前記真空ナノギャップは、熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートにそれぞれ配置される対向する電極の間に電流を通すことによって形成される。
図面を参照し、同様の参照符号は、図面全体を通して対応する部分を表わす。
好ましい実施形態の詳細な説明
以下の説明では、この一部をなす添付の図面を参照する。以下の説明において、この一部をなす添付の図面を参照し、例として本発明のいくつかの実施形態を示す。本発明の範囲から逸脱することなく、他の実施形態を用いてもよく、構造的な変更を行なってもよいと理解される。
概観
図1は、関連技術に係る固体熱エンジンの断面図である。
装置100は、高温電極102、n型カラム104、p型カラム106、低温電極108、高温電極102とカラム104および106の両方との間のオーミックコンタクト110、p型カラム106と低温電極108との間のオーミックコンタクト112、ならびにn型カラム104と低温電極108との間のオーミックコンタクト114を含む。導体116がコンタクト112に結合し、導体118がコンタクト114に結合し、スイッチ120も設けられ、装置100の両端に負荷を接続することができる。
装置100において、熱電素子、すなわちn型カラム104およびp型カラム106は、高温電極102から離れて低温電極108に向けてキャリアを伝達する。しかし、p型カラム106では、低温電極108に移動するキャリアは高温電極102に向かって移動
する正の電荷(正孔)であり、スイッチ120が閉じられたときに導体116および118において生成される電流は、カラム106および104を流れる電流の和である。装置100においては、コンタクト112からコンタクト114に電流が流れる。典型的に、コンタクト110、112、および114は金属コンタクトであり、106および104は半導体材料であり、組合せると高温電極102と低温電極108との間に熱経路を生じさせ、高温電極102と低温電極108との間の温度差を低減し、したがって装置100の電流および効率を低下させる。
本発明の一実施形態は、半導体コンタクトと、カラム内に真空ギャップとを採用して、半導体カラムによって生じる熱経路を減少させ、これにより装置の高温側と低温側との間の温度差をより大きく維持することができる。本質的に、これらの装置は、熱電装置の高温プレートと低温プレートとの間に電子を流すが、さまざまな異なる熱遮断機構を用いて、熱電装置におけるフォノンの流れを遮断する。遮断機構は真空ギャップであり、電流経路に沿って熱トンネル装置に形成され、高温電極102と低温電極108との間の熱経路の熱伝導率を低下させる。
図2は本発明の一実施形態に係る装置を示す。
装置200は、高温電極202、n型カラム204A、204B、p型カラム206A、206B、低温電極208、高温電極202とカラム204Aおよび204Bの両方との間のコンタクト210、p型カラム206Bと低温電極208との間のコンタクト212、ならびにn型カラム204Bと低温電極208との間のコンタクト214を含む。導体216がコンタクト212に結合し、導体218がコンタクト214に結合し、スイッチ220も設けられ、装置200の両端に負荷を接続することができる。装置200は、典型的に真空ギャップ222および224であるギャップ222および224も含み、真空ギャップ222は、カラム206Aとカラム206Bとによって規定されるカラムのほぼ中央にあるものとして示され、真空ギャップ224は、カラム204Aとカラム204Bとによって規定されるカラムのほぼ中央にあるものとして示される。しかし、真空ギャップ222および224は、コンタクト210とコンタクト212および214との間のいずれかの箇所に配置することができ、所望であれば、コンタクタ210と212/214との間の異なる距離のところに配置することができる。たとえば限定はしないが、本発明の範囲から逸脱することなく、ギャップ222を低温電極208のより近くに配置することができ、ギャップ224を高温電極202のより近くに配置することができる。ギャップ222および224は、本発明の範囲から逸脱することなく、他の種類のギャップ、たとえばエアギャップ、またはフォノンの流れを小さくする他のギャップであってもよい。
真空ギャップ222および224は、装置200の熱伝導率を関連技術の装置100と比較して低下させるよう機能する。所与の材料についての性能指数Zは以下によって与えられる:
Figure 0005078908
所与の材料について熱伝導率および電気抵抗率は関連しており、本質的に、電気抵抗率が低い材料は熱伝導率が高い。オーミックコンタクトに用いられる金属は良好な電荷キャリアであり、良好な伝熱体でもあり、したがって2つの項の積が互いに逆に変化すると、その比率は相対的に変化しない。しかし、ナノギャップを有する材料、または本開示の場合
、真空ギャップ222および224がその法則を変える。なぜなら、電気抵抗率がナノギャップの存在によって上昇はするものの、あまり著しく変化しないためである。これは、電子は典型的に0.5〜1nmのオーダの非常に狭いギャップを容易に通り抜けることができるが、フォノンは通り抜けられないため熱伝導率が大幅に低下し、それゆえ熱伝導率の効果が低下し、最終的にZが増大する結果となることによる。熱伝導率の低下は、高温電極202から低温電極204へのフォノンの流れを阻止するナノギャップ(真空ギャップ222および224)によって生じるが、ギャップ222および224を通り抜ける電子によって、電気抵抗率は比較的一定の値に維持される。
製造技術
図3A〜図3Fは、本発明の一実施形態に係る装置を製造するのに用いられるプロセスステップを示す。
図3Aにおいて、トレンチ302を有するガラスシート300を示す。典型的に金である金属の層304は、標準的な堆積技術を用いて堆積される。このような技術は、スパッタリング、蒸着、および他の技術を含む。さらに、金属が典型的に用いられるものの、他の金属、たとえば銀、アルミニウム、プラチナ、ニッケル、タングステン、または他の金属を本開示の範囲内において用いることができる。図3Bは、ガラスシート300にエッチングされたトレンチ306および308を示す。
図3Cは半導体ウェハ310へのガラスシート300のボンディングを示す。典型的にウェハ310はシリコンであるが、本開示の範囲から逸脱することなく、他の半導体材料であり得る。ウェハ310はドーピングされ、傾斜したドーピングを有することができ、最も高いドーピングは(ガラスシート300から離れて)ウェハ310の裏側にある。ガラスシート300のウェハ310へのボンディングは、典型的なボンディングプロセスを用いて行なわれる。図3Dは、金属層304がビアを介して電気的に到達可能になるまで、トレンチ302の深さ312を増大させることによってトレンチ302がより深くエッチングされていることを示し、図3Eは、金属304に電気的に接触する金属314でトレンチ302が金属被覆されていることを示し、図3Fは、ウェハ310の裏側が金属316で金属被覆されていることを示す。金属314および316は、金もしくはアルミニウム、銀、ニッケル、タングステン、または他の金属であり、所望であれば、互いに異なり得る。金属316は、ウェハの裏側にオーミックコンタクトで接触する。コンタクト314および316は、図2のコンタクト210および212に電気的に対応する。
図4A〜図4Fは、本発明の一実施形態に係る装置を製造するのに用いられるプロセスステップを示す。
図4Aにおいて、トレンチ402を有するガラスシート400を示す。典型的に金である金属の層404は、標準的な堆積技術を用いて堆積される。このような技術は、スパッタリング、蒸着、および他の技術を含む。さらに、金属が典型的に用いられるものの、他の金属、たとえば銀、アルミニウム、プラチナ、ニッケル、タングステン、または他の金属を本開示の範囲内において用いることができる。図4Bは、ガラスシート400にエッチングされているトレンチ406および408を示す。
図4Cは、トレンチ412および414を有するウェハ410を示す。ウェハ410は半導体ウェハ、典型的にシリコンであるが、所望であれば他の半導体材料であり得、表面上のドーピングはその大部分と異なってもよく、異なってドーピングされた2つの層からなってもよい。図4Dは半導体ウェハ410へのガラスシート400のボンディングを示す。ガラスシート400のウェハ410へのボンディングは、典型的なボンディングプロセスを用いて行なわれる。深さ416に示すようにトレンチ402がより深くなって、金属層404に到達するように、ガラスシート400もエッチングされる。
図4Eは、ウェハ410のエッチング418を示し、ウェハ410のドーパント層のある深さまで行なわれる。さらに、酸化物420をウェハ410の裏側に成長させる。図4Fは、酸化物420のエッチング、トレンチ402の金属被覆422、およびコンタクト領域から酸化物420が除去された状態でのトレンチ418の金属被覆424を示す。金属被覆422および424は、金もしくはアルミニウム、銀、ニッケル、タングステン、または他の金属であり、所望であれば、オーミックコンタクトをもたらす限り互いに異なり得る。
図5は本発明の代替的な実施形態を示す。
ガラスシート502およびガラスシート504を含む装置500を示す。ガラスシート502はトレンチ506を有し、ガラスシート504はトレンチ508を有する。本質的に、ガラスシート502はガラスシート504の鏡像である。ガラスシート504はオーミックコンタクト510と、半導体カラム512および514とを有し、カラム512のドーパント型はカラム514とは異なる。ガラスシート502および504はインターフェイス516において互いに接合される。
一般的に、非常に薄い真空ギャップで分離された金属−金属電極は、熱トンネル装置に作成された場合、効率が高くない。その理由は、最終的な流れは高温側から低温側に向けてではあるが、一方の金属電極から他方にギャップを横切ることができる電子が非常に多いためである。言い換えると、熱電電流は2つの大電流の間のわずかな差である。これらの2つの大きな電子流により、ナノギャップの熱伝導率が効果的に向上する。なぜなら、電子は電気だけでなく熱エネルギーも伝えるためである。したがって、金属−金属電極熱トンネル装置は効率が低い。これに対し、金属/半導体接合部(ショットキコンタクト)もしくは半導体/半導体接合部、たとえばp−n接合部は、金属/金属の場合に比べてキャリア数が少ないにもかかわらず熱電変換効率が高くなるように、高エネルギー電子のみを流す、または一方向に電子を流すことができる。これは、真空ギャップを横切る電子当たりに伝送される平均エネルギーがずっと大きいためである。
2つのコンタクト、たとえば金属層304およびウェハ310(図3)、金属層404およびウェハ410(図4)、半導体層312または314およびそれらの鏡像(図5)の間のようにナノギャップを形成する方法は以下のとおりである。2つの電極間にナノギャップを形成するために、予め規定した値を超える一定の電圧または一定の電流を2つの対向する電極の両端に印加する。予め規定される電圧および電流の値の例は、電圧2ボルトまたは電流数百ミリアンペアである。電圧または電流の印加は、インターフェイスの効果的な抵抗において急激な変化が測定されるまで、わずかな増分にて行なわれ、制御されたやり方ではあるが、ヒューズの「焼付」と異なっていなくもない。電極の両端に電圧が印加されると、ジュール加熱および強いエレクトロマイグレーション効果が生じる。ジュール加熱は、ジュールの法則によって与えられるとおり、電流が電気抵抗率を有する媒体を流れるときに発生する熱である。エレクトロマイグレーションは、電界の存在によって、多結晶中の結晶粒界に沿って原子を励進する。その結果、多結晶構造が再編成される。エレクトロマイグレーション効果は半導体技術において周知であり、集積回路配線においてボイドの発生に繋がることが多く、したがって配線不良が生じる。2つの対向する電極面間に固有のナノ欠陥が存在するため、このプロセスが起こる。これは、ウェハボンディングプロセス中の不完全なボンディングの結果である。
フローチャート
図6は本開示のステップを示すフローチャートである。
ボックス600は、熱トンネル装置の高温プレートと低温プレートとの間に電子が流れ
るようにする材料を堆積するステップを示す。
ボックス602は、熱トンネル装置の高温プレートと低温プレートとの間のフォノンの流れを遮断するステップを示し、流れの遮断はナノギャップによって生じる。
結論
要約すると、発明の実施形態は、熱トンネル装置を作成するための方法および装置を提供する。
開示に係る方法は、熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートの間に電子が流れるようにする材料を堆積するステップと、熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートの間のフォノン(熱エネルギー)の流れを遮断するステップとを備え、流れの遮断は真空ナノギャップによって生じる。
このような方法は任意に、堆積される材料が金属であること、堆積される材料が、半導体材料からなる少なくとも2つのカラムを有すること、第1のカラムが第1のドーパント型の半導体材料を含むこと、第2のカラムが第2のドーパント型の半導体材料を含むこと、フォノンの流れが半導体材料からなるカラムのうち少なくとも1つの内の層によって遮断されること、カラムのうち少なくとも1つの内の層は真空ギャップであること、および流れが熱トンネル装置上の少なくとも1つの金属/半導体コンタクトによって遮断されることをさらに含む。
開示に係る装置は、熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートの間に電子が流れるようにする材料と、熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートの間の付加的な層とを備え、付加的な層は、熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートの間のフォノンの流れを遮断する。
このような装置は任意に、電子が流れるようにする金属/半導体接合部である材料をさらに含み、金属面と半導体面との間に真空ナノギャップがあり、面の間の真空ナノギャップは、熱トンネル装置の高温側および低温側にそれぞれ配置される対向する電極の間に電流を通すことによって形成され、電子が流れるようにする材料は、半導体材料からなる少なくとも1つのカラムを含み、第1のカラムは第1のドーパント型の半導体材料を含み、第2のカラムは第2のドーパント型の半導体材料を含み、フォノンの流れは、半導体材料からなるカラムのうち少なくとも1つの内の真空ナノギャップによって遮断され、前記真空ナノギャップは、熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートにそれぞれ配置される対向する電極の間に電流を通すことによって形成される。
発明の好ましい実施形態についての上記の記載は、例示および説明の目的で呈示した。網羅的なものでも、発明を開示した形態そのものに限定するものでもない。上記の教示に鑑み、多くの修正および変更が可能である。発明の範囲はこの詳細な説明によってではなく、ここに添付の請求項およびその同等物によって限定されるものとする。
関連技術に係る固体熱エンジンの断面図である。 開示に係る装置を示す図である。 開示に係る装置を製造するのに用いられるプロセスステップを示す図である。 開示に係る装置を製造するのに用いられるプロセスステップを示す図である。 開示に係る装置を製造するのに用いられるプロセスステップを示す図である。 開示に係る装置を製造するのに用いられるプロセスステップを示す図である。 開示に係る装置を製造するのに用いられるプロセスステップを示す図である。 開示に係る装置を製造するのに用いられるプロセスステップを示す図である。 開示に係る装置を製造するのに用いられるプロセスステップを示す図である。 開示に係る装置を製造するのに用いられるプロセスステップを示す図である。 開示に係る装置を製造するのに用いられるプロセスステップを示す図である。 開示に係る装置を製造するのに用いられるプロセスステップを示す図である。 開示に係る装置を製造するのに用いられるプロセスステップを示す図である。 開示に係る装置を製造するのに用いられるプロセスステップを示す図である。 本発明の代替的な実施形態を示す図である。 開示のステップを示すフローチャートである。

Claims (4)

  1. 熱トンネル装置を作成するための方法であって、
    熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートの間に電流が流れるようにする金属/半導体構造を堆積するステップであって、堆積される材料は、半導体材料からなる少なくとも2つのカラムを含み、第1のカラムは第1のドーパント型の半導体材料を含み、第2のカラムは第2のドーパント型の半導体材料を含むステップと、
    熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートの間のフォノンの流れを遮断するステップであって、流れの遮断は前記カラムに設けられ、前記半導体材料に挟まれた真空ナノギャップによって生じ、前記真空ナノギャップは、装置の高温側および低温側にそれぞれ配置される対向する電極の間に電流を通すことによって形成される、方法。
  2. 第1のカラムに設けられた真空ナノギャップと第2のカラムに設けられた真空ナノギャップとが、前記高温側に配置される電極と前記低温側に配置される電極との間の異なる距離のところに配置される、請求項1記載の方法。
  3. 熱トンネル装置であって、
    熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートの間に電流が流れるようにする金属/半導体構造であって、半導体材料からなる少なくとも2つのカラムを含み、第1のカラムは第1のドーパント型の半導体材料を含み、第2のカラムは第2のドーパント型の半導体材料を含む構造と、
    前記カラムに設けられ、前記半導体材料に挟まれた真空ナノギャップであって、熱トンネル装置の高温プレートおよび低温プレートの間のフォノンの流れを遮断し、装置の高温側および低温側にそれぞれ配置される対向する電極の間に電流を通すことによって形成される、真空ナノギャップとを備えた、熱トンネル装置。
  4. 第1のカラムに設けられた真空ナノギャップと第2のカラムに設けられた真空ナノギャップとが、前記高温側に配置される電極と前記低温側に配置される電極との間の異なる距離のところに配置される、請求項3記載の装置。
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