JP5073178B2 - 液体をシールするシールリング構造 - Google Patents

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Description

[発明の背景]
本発明は、回転メカニカル端面シールに関し、より詳細には、シール面の1つの上に何らかの形態のポンプ機構を含むシールに関する。
端面シールの面が効果的なシールをもたらすかどうかは、協働する半径方向に配置された面の安定した平坦性および平行性に左右される。最初に、面は、合わせて配置された時にシールすべき流体が逃げる隙間がないように、平坦かつ滑らかに粗研磨される。しかしながら、使用時には、(1)面の半径が異なることにより生じる面の線速度の相違、(2)面の材料の均質性の欠如、(3)面が形成されるリングに流体の圧力が加わることによる面の歪み、および(4)潤滑不足により、これらの面は不均一に磨耗する。
第1の要因は、2つの平面が回転運動により互いに擦れ合う動作に必然的に伴うものであるため解消できない。
第2の要因は、ある程度は制御することができるが、リングの材料はシールすべき流体の性質によって決まるため、材料の選択が制限される。高圧かつ大直径の水の用途では、シールリングの1つは炭素製である。この材料は、受ける圧力に耐えるために必要な大直径および大質量で完全に均質であるように成形するのが困難である。
第3の要因は、種々の平衡装置が必要となり、流体の圧力に耐えるようにリングの剛性を高めるためのリング材料の量の増加を伴う。しかしながら、平衡は軸方向に有効であるため、リングの圧力歪みの主な原因となる半径方向の圧力差には、ほとんどまたは全く効果がなく、また、リング質量を増加させることにより、リングの材料の均質性を確保することがますます困難になる。
第4の要因は、改善よりも検出が困難である。
長年にわたり、シール設計者は、シール設計問題を解決するのに役立ついくつかの設計原理を発展させてきた。そのような設計原理とは、(a)シール面に対する軸方向圧力、したがって当該面の磨耗を低減するためにシール平衡度を高めること、(b)面に加わる単位圧力を低減するために面の幅を拡大すること、(c)シール面の平行性、したがってシール面にわたる均一磨耗を確保するために、作動圧力での軸方向断面の重心を中心としたリングおよびシートの回転モーメントをゼロにすること、および(d)面が相対的に移動する時に面間に潤滑剤を引き込むように、少なくとも1つのシール面上に逃げ領域(ハイドロパッド)を用いることである。同一出願人に譲渡されたトライテック(Trytek)に対する米国特許第4,407,512号は、メイティングリングの面と主リングの面との間に潤滑剤を引き込んで面間の摩擦を低減するように主リングのシール面上に形成された、このようなハイドロパッドを開示している。
本発明は、米国特許第4,407,512号に開示されているシール装置、および他の非接触シール装置を改良したものである。本発明は、パターンのポンプ効果の調節が必要である事実上全てのパターン面シール装置を改良し補完するものであることが期待される。
メカニカル端面シールの一面上のパターンを用いて、面間で流体を移動させるポンプ機構を形成することは一般的である。このような面パターンは、流体力学的揚力をもたらして面間に流体膜を形成する。シール装置は、ガスまたは液体などの流体を保持するために、ポンプ、コンプレッサ、ミキサ、および他のデバイスで用いられる。ポンプ機構は、プロセス流体の流れに逆らって面間にバッファガスを圧送するように構成されることが多い。米国特許第4,212,475号、第4,407,512号、第4,836,561号、第5,092,617号、第5,556,111号、第5,938,206号、第5,947,481号、第6,446,976号、第6,454,268号、および第6,626,436号は、ポンプ機構が用いられる種々のメカニカル端面シール用途を示す多くのシール装置のうちのごく数例にすぎない。
或るいくつかの特定の用途の場合、ポンプ機構のポンプ効果を抑えることが望ましいことが分かっている。例えば、或るいくつかの特定の用途では、面上のポンプ機構はシール動作および耐久性に重要であるが、これを用いることにより、望ましくない、または過度の漏れが生じる場合があることがわかっている。
本発明は、ポンプ機構の効果を調節し、かつポンプ機構によって圧送される流体の均一な分布を可能にするほぼ環状の経路をシール面付近に提供する構造を提供する。本発明によると、ポンプ機構を形成する領域全体に凹面が設けられる。すなわち、ハイドロパッドシール、波状面シール、または螺旋溝シール等のポンプ機構を有する既知のシール装置では、面は、ダム領域および面パターン領域を含む。ダム領域は、軸方向最外部の環状面であり、反対側のシールリングと対向関係にある。面パターン領域は、ダム領域から半径方向外側または半径方向内側にあり、ダム領域の面の平面から測定可能ないくらかの量だけ軸方向にシールリング内に形成されるパターンを含む。用いられるパターンに応じて、従来の既知のシール装置のパターン領域は、ダム領域の平面と同一平面上にある領域も含む。これは、螺旋溝ポンプ機構またはハイドロパッド装置を有するシール面の場合である。
本発明では、ダム領域と同じ平面にあったパターン領域内の面をいくらか除去する。面パターン領域の全体には、環状ダム面の平面に対して、対向するリングシール面とのシール界面から離れる方向に軸方向に窪んで位置した凹面が設けられる。この構成により、パターン領域と他方のシールリングに形成された対向面との間に永久的な隙間が形成される。この場合、パターンは、環状凹領域の平面に対して窪んだ凹領域を画定する。
面パターンにわたって凹領域を設けることにより、ポンプ機構のポンプ効果はある程度減少する。この結果は、相対的に回転する面同士が、本発明を具現しなかったシール装置の場合よりも大きく離れていることに起因する。凹面と協働するリングの面との間の空間は、環状シールリング界面全体にわたる流体分布のためのほぼ環状の経路も提供する。この関係により、潤滑およびシールリングの冷却が改善され、シール面の熱歪みが低減される。
本発明は、限定はしないが、本明細書に明記する特許に開示されているシールを含む、事実上全てのパターン面シールでの使用に適していると考えられる。本発明は、ポンプ機構領域に形成されるハイドロパッド、または螺旋溝、T溝、または他の溝パターンを有するシール面、あるいは波状傾斜面パターンシールに適用することができる。本発明は、内径加圧型または外径加圧型であるシール用途に用いることができる。本発明は、シールリング界面を横断してプロセス流体を流すことを可能にするシール、または面間にバッファ流体を圧送するシール用途に用いることができる。バッファは、ガスまたは液体プロセス流体をシールするためにガス、または液体プロセス流体をシールするために液体バッファであってもよい。本発明の利点は、これらの既知の従来のシール装置それぞれに適合させることができることである。
[発明の詳細な説明]
次に、図1を参照すると、本発明のシール装置10は、シール面の外径側の圧力よりもシール面の内径側の圧力の方が高い、単一シール装置として示される。シール装置は、ガスまたは液体いずれかの流体を、シールを挟む高差圧状態でシールすることが意図される。
ほとんどのメカニカルシールにおけるように、シール装置10は、ハウジング14により画定されるチャンバ12内に流体をシールすることが意図される。軸16がハウジング14を通って延びる。軸16はハウジング14に対して回転することが意図されるため、チャンバ12内の流体が漏れるのを防止または阻止するようにシールが設けられなければならない。
シール装置10は、ピン22によってスリーブ20に対して回転式に固定されるメイティングリング18を備える。スリーブ20は、軸16に取り付けられ、軸とともに回転する。メイティングリング18は、メイティングリングシール面24を含む。Oリング26がメイティングリング18をスリーブ20にシールして、これらの接続部に漏れが生じないようにする。シールリング組立体は、グランドアダプタ組立体30内に保持される軸方向に可動な主リング28も含む。主リング28は、主リングシール面32を含む(図2を参照)。
本発明のシール組立体10は、以下のように動作する。シールシステムが、シール面24、32の上流のチャンバ12に、プロセス区域としても知られる高圧区域Pを画定する。シール面24、32の下流には低圧区域Pがある。図1に示すタイプのような、内径加圧型シール組立体の場合、高圧区域Pはシール面24、32の内径側にあり、低圧区域Pはシール面24、32の外径側にある。
シール組立体10は、高圧区域Pにある流体が低圧区域Pに逃げるのを防ぐ機能を果たす。このような機能を達成するために、主リングシール面32はシール界面に沿ってメイティングリングシール面24と係合し、流体が高圧区域Pから低圧区域Pに逃げるのを制限する。主リング28は、ばね34等の付勢手段によって軸方向に付勢される。ばね34と主リング28との間には軸方向にディスク33がある。ばね34は、主リング28をメイティングリング18に向けて付勢し、主リングシール面32をメイティングリングシール面24と接触させる。
主リング32を図2乃至図5に詳細に示す。主リングシール面32は、外径側36および内径側38により画定される。主リング28はさらに、主リング28のシール面のいずれの部分も形成しない面取り面48を主リングシール面32の半径方向内側に画定する。
主リングシール面32は、主リングシール面32の内径側38付近にほぼ環状の凹部40を画定する。凹部40は、外径側または外径縁36と内径側38との中間の周縁37まで延びる。ほぼ環状のダム部42が、主リングシール面の外径側または外径縁36付近にあり、中間の周縁37まで延びる。凹部40は、ダム部42に対してシール界面から離れる方向で軸方向に変位している。すなわち、凹部40は、ダム部42よりも他方のシールリングの協働面から離れて位置している。
凹部40を画定する面は、主リング28がメイティングリング18と係合すると、メイティングリング18の対向面から軸方向に離間する。主リングシール面32のダム部42は、メイティングリングシール面24の対応部とともに、シール面24と32との間の流体の漏れを防止するダム領域を形成する。ダム部42に対する凹部40の軸方向深さdは、シールすべき流体の粘度および動作速度に応じて、好ましくは30マイクロインチ乃至500マイクロインチの範囲であり、より好ましくは50マイクロインチ乃至150マイクロインチの範囲である。
主リングシール面32は、ハイドロパッド44として一般に知られる複数の半円形の溝の形態のポンプ機構も画定する。このポンプ機構は、凹部40を画定する面に形成される。この実施形態に示す、ダム部42に対する主要面パターンの軸方向深さd、すなわちハイドロパッド44の軸方向深さは、好ましくは0.010インチ以上であり、より好ましくは0.015インチ以上である。主要面パターン44の軸方向深さdは、凹部40の軸方向深さdよりも大きい。
ハイドロパッド44を形成する溝の半径方向外側の点と主リング28の軸方向中心線46との間の半径方向距離rは、周縁37側の凹部40の外径と主リング28の軸方向中心線46との間の半径方向距離rとほぼ同じであり、それらの差は±0.010インチ以内である。図2乃至図5の実施形態では、凹面40の半径方向の幅は、シールリング28の内径縁38と外径縁36との間のシール面32の半径方向の幅の約25パーセントから成る。凹面40の半径方向の幅は、関連するシール用途に応じて、50パーセント程度まで増加させてもよい。ハイドロパッド44の半径方向の幅も同様に増加することがあり、ハイドロパッド溝の半径方向外端は、上述の許容差以内で凹面40の半径方向外端とともに延在することが意図される。
ハイドロパッド44は、主リングシール面32とメイティングリングシール面24との間に流体を引き込むことによって、シールが機能している時に主リングシール面32とメイティングリングシール面24との間に流体力をもたらす役割を果たす。流体力は、シール面24、32をわずかに分離し、主リング28とメイティングリング18との間の摩擦を減らす。
本発明の発明的特徴の1つは、主リング32の凹み付きのハイドロパッドシール面が、従来のハイドロパッドシール面よりも流体が逃げるのを良好に制限することができることである。凹み付きのハイドロパッドシール面32は、いくつかの理由から、流体が逃げるのをより良好に制限することができる。第1に、従来のハイドロパッドが生成する流体力は大きすぎるため、主リングの面とメイティングリングの面とを望まれるよりも大きく分離してしまうおそれがあった。面間がこのように望まれるよりも大きく離れることにより、流体が面間から漏れる。凹み付きのハイドロパッドシール面32は、ハイドロパッド44を凹部40に形成して、流体力の一部を凹部40に放散させることにより、流体力を低減する。
本発明の主リングシール面32が従来のハイドロパッドシール面よりも流体が逃げるのを良好に制限することができる別の理由は、ハイドロパッドを有するシール面の温度上昇が、ハイドロパッドがあるために不均一になることである。シール面のこの不均一な加熱は、局部的な熱隆起を発生させる傾向がある。これらの熱隆起は、主リングシール面およびメイティングリングシール面が接近して効果的なシールを形成することを妨げる。静圧状態下で凹部40にハイドロパッド44を形成することにより、ハイドロパッド44を画定する面をメイティングリングシール面24から軸方向に離間させることによって、ダム領域に最小の界面隙間が残る。さらに、静止位置では、円周方向の歪みが不均一であることにより、圧力によっても主リングシール面32に隆起が発生する可能性がある。主リングシール面32に発生し得るいかなる隆起も、ダム領域におけるシール機能に干渉しないように、メイティングリングシール面24から一定の距離にある。したがって、シール面は、ハイドロパッドによって形成される隆起に中断されることなく、円周方向に連続的に接触する。これにより良好な静的シールがもたらされる。
また、ポンプ機構がシール面の内径に隣接して位置するシールでは、凹部分の存在はシールリングの周設凸部または歪みに、より良好に対応する。ポンプ機構がシール面の外径に隣接して位置する場合、凹部分の存在は周設凹部または歪みに、より良好に対応する。
図1のシールの例示的な実施形態は、単一のシール装置で利用されるシールを開示しているが、本発明によるシールは、単一のシール装置、背合わせに取り付けられた2つのシングルシールから成るダブルシール装置、または同じ方向に取り付けられた2つのシングルシールからなるタンデムシール装置で利用することができる。大抵の場合、ダブルシールが用いられるかタンデムシールが用いられるかに関係なく、シール装置の他の要素は、同一出願人に譲渡されたペクト(Pecht)らに対する米国特許第6,626,436号に記載されているような、従来のダブルシール装置またはタンデムシール装置の要素と同様であり、当該特許の主題は参照により本明細書に援用される。
さらに、図1乃至図5の例示的な実施形態は、シール面の内径側付近にある図2のハイドロパッド44等の凹部およびポンプ機構を開示しているが、シール面の内径側の圧力よりもシール面の外径側の圧力の方が高い場合、凹部およびポンプ機構はシール面の外径側にあってもよい。このようなシール装置の場合、ほぼ環状のダム部がシール面の内径側付近に画定され、ほぼ環状の凹部がシール面の外径側付近に画定される。このような装置では、ハイドロパッドを形成する半円形の溝は、開口端を半径方向外側に向けて凹部に位置付けられる。シール面の外径側にあるハイドロパッドは、同一出願人に譲渡された米国特許第4,407,512号に記載されており、当該特許の主題は参照により本明細書に援用される。尚、米国特許第4,407,512号に開示されているシール面は、少なくとも、米国特許第4,407,512号のハイドロパッドが図1乃至図5の実施形態の凹部40等の凹部に位置付けられていないという理由から、本発明のシール面32とは異なることに留意されたい。
さらに、図2乃至図5の例示的な実施形態は、流体力を生成して主リングの面とメイティングリングの面とを分離するためのハイドロパッドの使用を開示しているが、他のシール面パターンを用いて流体力を生成することもできる。流体力を生成するそのようなシール面パターンの1つは、ヤング(Young)に対する米国特許第5,947,481号に開示されている波状傾斜パターンシールであり、当該特許の主題は参照により本明細書に援用される。流体力を生成する別のシール面パターンは、同一出願人に譲渡されたクロスターマン(Klosterman)に対する米国特許第5,938,206号に記載されている螺旋溝構造であり、当該特許の主題は参照により本明細書に援用される。
ハイドロパッドを有するシール面の使用と同様に、代替的な流体力生成シール面パターンのシール面は、波状傾斜シールまたは螺旋溝をほぼ環状の凹部に位置付け、流体力を低減させ、ダム領域におけるシール機能に干渉しないようにメイティングリングシール面から隆起を一定の距離に保つ。波状シールまたは螺旋溝は、波状シールまたは螺旋溝がその中に位置付けられる凹部に沿って、シール面の内径側付近またはシール面の外径側付近にある。波状シールまたは螺旋溝パターンを有するシール面の場合、ダム部に対する凹部の軸方向深さは、好ましくは20マイクロインチ乃至60マイクロインチの範囲であり、より好ましくは25マイクロインチ乃至40マイクロインチの範囲である。波状シールまたは螺旋溝パターンを有するシール面の場合、ダム部に対する主要面パターンの軸方向深さ、すなわち波状シールまたは螺旋溝の軸方向深さは、好ましくは0.0001インチ以上であり、より好ましくは0.0001乃至0.0003インチの範囲である。主要面パターンの軸方向深さは、凹部の軸方向深さよりも大きい。
また、図示の実施形態は、主リングシール面上にあるハイドロパッドおよび凹部を開示しているが、(上述の代替的な流体力生成シール面構造に沿った)ハイドロパッド、および凹部は、メイティングリングシール面上にあって、流体力を生成してもよい。
図6乃至図8は、本発明を組み込んだシール面132を有するメカニカルシール主リング128を示す。シールリング128は、図1のシール組立体の用途に適している。
主リングシール面132を、図6乃至図8に詳細に示す。主リングシール面132は、外径側または外径縁136および内径側または内径縁138により画定される。主リングシール面132は、主リングシール面132の内径側138に隣接するほぼ環状の凹部140と、主リングシール面の外径側136に隣接するほぼ環状のダム部142とを画定する。周縁137は、環状の凹部140を環状のダム部142から分離する。主リング128はさらに、主リングシール面132の半径方向内側に面取り面148を画定する。面取り面148は、相互作用するシール面の一部とはならない。
凹部140を画定する面は、主リング128がメイティングリング18と係合すると、メイティングリング18の対向面から軸方向に変位している。主リングシール面132のダム部142は、メイティングリングシール面24の対応部とともに、シール面24と132との間の流体の漏れを防止するダム領域を形成する。
主リングシール面132は、凹部140を画定する面に形成された螺旋溝パターン144の形態のポンプ機構も画定する。螺旋溝ポンプ機構は、凹部140の面上に配置される。
螺旋溝パターン144は、凹面140と同一平面上にある複数の領域を含む。螺旋溝パターン144は、面140よりも下にある底面145を有する複数の溝も含む。すなわち、溝144の底面145は、シールリング132および24が組み立てられて図1に示すもの等のシール組立体になった時に、凹面140からよりもメイティングリング面24から軸方向により大きく離間する。
ダム142に対する凹部分または凹部140の軸方向深さdは、20乃至60マイクロインチであり、好ましくは25乃至40マイクロインチである。
ダム部142に対する、この実施形態に示す主要面パターンから螺旋溝144の底面145の軸方向深さdは、好ましくは100乃至600マイクロインチ以上である。主要面パターン144の軸方向深さdは、凹部140の軸方向深さdよりも大きい。
ダム142の半径方向内周縁137は、シールリング128のシール面132の外径側または外径縁136と内径側または内径縁138との間の半径方向距離の約50パーセントの位置にある。シール面132の内径側または内径縁138およびダムの半径方向内縁137との間の距離は、シールリング面132の凹部分140を画定する。
図6乃至図8の実施形態におけるシールリング128の内径138と周縁137との間の半径方向距離、したがって凹面140および溝パターン144の半径方向の大きさは、シールリング128の内径縁138と外径縁136との間のシール面132の半径方向の大きさの約50パーセントから成る。凹面140および/またはパターン144の半径方向の大きさは、関連するシール用途に応じて、50パーセントよりも大きくしてもよく、または50パーセントよりも小さくしてもよい。
螺旋溝パターン144は、主リングシール面132とメイティングリングシール面24との間に流体を引き込むことによりシールが機能している時に、主リングシール面132とメイティングリングシール面24との間に流体力をもたらす役割を果たす。流体力は、シール面24、132をわずかに離間させ、主リング128とメイティングリング18との間の摩擦を減らす。
図9乃至図12は、本発明を組み込んだシール面232を有するメカニカルシール主リング228を示す。シールリング228は、図1のシール組立体の用途に適している。
主リングシール面232を、図9乃至図12に詳細に示す。主リングシール面232は、外径側または外径縁236および内径側または内径縁238により画定される。主リングシール面232は、主リングシール面232の内径側238に隣接するほぼ環状の凹部240と、主リングシール面の外径側236に隣接するほぼ環状のダム部242とを画定する。周縁237は、環状の凹部240を環状のダム部242から分離する。主リング228はさらに、主リングシール面232の半径方向内側に面取り面248を画定する。面取り面248は、相互作用するシール面の一部とはならない。
凹部240を画定する面は、主リング228がメイティングリング18と係合したとき、メイティングリング18の対向面から軸方向に変位している。主リングシール面232のダム部242は、メイティングリングシール面24の対応部とともに、シール面24と132との間の流体の漏れを防止するダム領域を形成する。
主リングシール面232は、凹部240を画定する面に形成された波状傾斜パターン244の形態のポンプ機構も画定する。このようなパターンは、米国特許第4,836,561号および第5,947,481号に開示されており、当該特許の主題は参照により本明細書に援用される。波状面ポンプ機構は、凹部240の面上に配置される。
波状面パターン244は、凹面240と同一の広がりを持つ複数の離間したピーク241を含む。パターン244は、半径方向に傾斜した領域によって隔てられるピークまたは波241を含む滑らかな曲面を画定する。半径方向に傾斜した領域は、凹面240の高さから始まって、ダム部分242から半径方向に離れるにつれ、凹面240に対して軸方向に深くなるように進む。半径方向に傾斜した領域は、シールリング面232の内縁または内径238において凹面240に対して最大軸方向深さを有する谷底部分245で終わる。縁238における底面245は、シールリング232および24が組み立てられて図1に示すもの等のシール組立体になった時に、メイティングリング面24から最も大きく離間する。
ダム242に対する凹部分または凹部240の軸方向深さdは、20乃至60マイクロインチであり、好ましくは25乃至40マイクロインチである。
ダム部242に対する、この実施形態に示す主要面パターンから波状傾斜パターンの底面245の軸方向深さdは、好ましくは100乃至600マイクロインチ以上である。主要面パターン244の軸方向深さdは、凹部240の軸方向深さdよりも大きい。
ダム242の半径方向内周縁237は、シールリング228のシール面232の外径側または外径縁236と内径側または内径縁238との間の半径方向距離の約25パーセントの位置にある。シール面232の内径側または内径縁238とダムの半径方向内縁237との間の距離は、シールリング面の凹部分240を画定する。
図9乃至図12の実施形態におけるシールリング228の内径238と周縁237との間の半径方向距離、したがって凹面240およびパターン244の半径方向の大きさは、シールリング228の内径縁238と外径縁236との間のシール面232の半径方向の大きさの約75パーセントから成る。凹面240および/またはパターン244の半径方向の大きさは、関連するシール用途に応じて、50パーセント以下に縮小してもよい。
波状傾斜パターン244は、主リングシール面232とメイティングリングシール面24との間に流体を引き込むことによりシールが機能している時に、主リングシール面232とメイティングリングシール面24との間に流体力をもたらす役割を果たす。流体力は、シール面24、232をわずかに離間させ、主リング228とメイティングリング18との間の摩擦を減らす。
図13乃至図16は、外径加圧型シールのシール面に適用される本発明を示す。すなわち、この実施形態では、主リング(および同様にメイティングリング)の外径または外縁は、シール界面の内径または内縁において受ける流体圧力よりも高い流体圧力を受ける。図示のように、主シールリング328は、内周縁または内径338および外周縁または外径336を有する面332を含む。リング328の内縁338にはダム部342が隣接する。ダム部342は、周縁336と338との間のほぼ中間にある縁337まで半径方向外側に延びる。凹部分340が、リング面332の縁337と外縁336との間に延びる。
凹部分340の上には、ハイドロパッド溝344の形態のポンプ機構がある。ハイドロパッド溝344は、シールリング328の外周縁336の半径方向外側に開いている。
図2乃至図5の実施形態におけるように、凹部分はダム面342に対して軸方向深さdを有する。ハイドロパッド溝344は、深さdよりも大きい深さdを有する。ダム面340に対する凹面340の軸方向深さとハイドロパッド溝344の深さとの間の関係は、図2乃至図5の実施形態に関して説明した通りである。
図17乃至図19は、外径加圧型シールのシール面に適用される本発明を示す。すなわち、この実施形態では、主リング(および同様にメイティングリング)の外径または外縁は、シール界面の内径または内縁において受ける流体圧力よりも高い流体圧力を受ける。図示のように、主シールリング428は、内周縁または内径438および外周縁または外径436を有する面432を含む。リング428の内縁438にはダム部442が隣接する。ダム部442は、周縁436と438との間のほぼ中間の縁437まで半径方向外側に延びる。凹部分440が、リング面432の縁437と外縁436との間に延びる。
凹部分440の上には、螺旋溝パターン444の形態のポンプ機構があり、溝は、シールリング428の外周縁436の半径方向外側に開いている。このパターンは、凹部分440と同一の広がりを持つ領域と、底面445を有する溝とを含む。
図2乃至図5の実施形態におけるように、凹部分440はダム面442に対して軸方向深さdを有する。パターンの溝444の底面445は、深さdよりも大きい深さdを有する。ダム面442に対する凹面440の軸方向深さと溝の底面445の深さとの間の関係は、図6乃至図8の実施形態に関して説明した通りである。
図20乃至図23は、外径加圧型シールのシール面に適用される本発明を示す。すなわち、この実施形態では、主リング(および同様にメイティングリング)の外径または外縁は、シール界面の内径または内縁において受ける流体圧力よりも高い流体圧力を受ける。図示のように、主シールリング528は、内周縁または内径538および外周縁または外径536を有する面532を含む。リング528の内縁538にはダム部542が隣接する。ダム部542は、周縁536と538との間の縁537まで半径方向外側に延びる。凹部分540が、リング面532の縁537と外縁536との間に延びる。
凹部分540の上には、波状傾斜パターン544の形態のポンプ機構がある。波状傾斜パターン544は、凹面540と同一の広がりを持つ複数の離間したピーク541を含む。パターン544は、半径方向に傾斜した領域によって隔てられるピークまたは波541を含む滑らかな曲面を画定する。半径方向に傾斜した領域は、凹面540の高さから始まって、ダム部分542から半径方向に離れるにつれ、凹面540に対して軸方向に深くなるように進む。半径方向に傾斜した領域は、シールリング面532の外縁または外径536において凹面540に対して最大軸方向深さを有する谷底部分545で終わる。縁536における底面545は、シールリング532および24が組み立てられて図1に示すもの等のシール組立体になった時に、メイティングリング面24から最も大きく離間する。
図2乃至図5の実施形態におけるように、凹部分540はダム面542に対して軸方向深さdを有する。半径方向に傾斜した領域の底面545は、深さdよりも大きい深さdを有する。凹面540の軸方向深さと底面545における最大深さとの間の関係は、図9乃至図12の実施形態に関して説明した通りである。
本発明の種々の特徴を、図示および説明される実施形態を参照して説明した。しかしながら、本発明の精神および特許請求の範囲から逸脱せずに変更を行うことができることは理解されたい。
本発明によるシール装置の側面断面図である。 ハイドロパッドポンプ機構を有するシールリングに具現される本発明を示す、図1の線2−2に沿った図1の主リングのシール面の平面図である。 図2の線3−3に沿った図2の主リングの拡大断面図である。 図2の線4−4に沿った図2の主リングの拡大断面図である。 図2の線5−5に沿った図2の主リングの拡大断面図である。 本発明を具現し、かつ螺旋溝ポンプ機構を有する、内径加圧型用途のシールリングの面の断片平面図である。 図6の線7−7に沿った図6のシールリングの拡大断面図である。 図6の線8−8に沿った図6のシールリングの拡大断面図である。 本発明の原理を具現し、かつ波状面ポンプ機構を有する、内径加圧型用途のシールリングの面の断片平面図である。 図9の線10−10に沿った図9のシールリングの拡大断面図である。 図9の線11−11に沿った図9のシールリングの拡大断面図である。 図9の線12−12に沿った図9のシールリングの拡大断面図である。 ハイドロパッドポンプ機構を有する本発明を具現する、外径加圧型用途のシールリングの面の断片平面図である。 図13の線14−14に沿った図13のシールリングの拡大断面図である。- 図14の線15−15に沿った図14のシールリングの拡大断面図である。 図15の線16−16に沿った図15のシールリングの拡大断面図である。 本発明を具現し、かつ螺旋溝ポンプ機構を有する、外径加圧型用途のシールリングの面の断片平面図である。 図17の線18−18に沿った図17のシールリングの拡大断面図である。 図17の線19−19に沿った図17のシールリングの拡大断面図である。 本発明を具現し、かつ波状面ポンプ機構を有する、内径加圧型用途のシールリングの面の断片平面図である。 図20の線21−21に沿った図20のシールリングの拡大断面図である。 図20の線22−22に沿った図20のシールリングの拡大断面図である。 図20の線23−23に沿った図20のシールリングの拡大断面図である。

Claims (33)

  1. 軸周りに配置され、流体をシールするシールリング構造であって、
    該シールリング構造は、シール面を含むメイティングシールリングと、該メイティングシールリングのシール面と対向関係でシール界面を画定するシール面を含む、軸方向に可動な主シールリングと、主要面パターンによって画定されるポンプ機構と、を備え、
    該メイティングシールリングのシール面および該主シールリングのシール面の一方は、環状凹部および環状ダム部を画定し、該環状凹部は、該環状ダム部に対して軸方向に変位し、
    該メイティングシールリングのシール面および該主シールリングのシール面の前記一方は、内径と外径を有し、該内径及び該外径の一方から該内径と該外径の中間の周縁まで延在する該環状ダム部を画定する表面を有し、該内径及び該外径の他方から該内径と該外径の中間の周縁まで延在する該環状凹部を画定する表面を有し、
    該環状凹部を画定する前記表面は、その全域において、該環状ダム部を画定する前記表面に対して、軸方向に変位し、
    前記主要面パターンは、前記環状凹部を画定する前記表面に形成され、該内径及び該外径の一方から該内径と該外径の中間の周縁まで延在し、
    該主要面パターン及び該環状凹部の全域において、該主要面パターンは、前記環状凹部を確定する前記表面よりも、前記環状ダム部を画定する前記表面に対する方向の深さが、大きい、
    ことを特徴とするシールリング構造。
  2. 前記主要面パターンは複数のハイドロパッドを含む、請求項1のシールリング構造。
  3. 前記主要面パターンは波状傾斜パターンである、請求項1のシールリング構造。
  4. 前記主要面パターンは複数の螺旋溝を含む、請求項1のシールリング構造。
  5. 前記環状凹部は前記主シールリングによって画定される、請求項1のシールリング構造。
  6. 前記環状凹部は前記メイティングシールリングによって画定される、請求項1のシールリング構造。
  7. 前記環状凹部は該内径側に隣接しており、前記環状ダム部は該外径側に隣接している、請求項1のシールリング構造。
  8. 前記環状凹部は該外径側に隣接しており、前記環状ダム部は該内径側に隣接している、請求項1のシールリング構造。
  9. 前記環状ダム部に対する前記環状凹部の深さは、30マイクロインチ乃至500マイクロインチの範囲である、請求項1のシールリング構造。
  10. 前記環状ダム部に対する前記環状凹部の深さは、50マイクロインチ乃至150マイクロインチの範囲である、請求項1のシールリング構造。
  11. 前記環状ダム部に対する前記主要面パターンの少なくとも一部の軸方向深さは、少なくとも0.010インチである、請求項2のシールリング構造。
  12. 前記環状ダム部に対する前記主要面パターンの軸方向深さは、少なくとも0.015インチである、請求項11のシールリング構造。
  13. 前記環状ダム部に対する前記主要面パターンの少なくとも一部の軸方向深さは、少なくとも0.0001インチである、請求項3のシールリング構造。
  14. 前記環状ダム部に対する前記主要面パターンの少なくとも一部の軸方向深さは、少なくとも0.0001乃至0.0003インチの範囲である、請求項13のシールリング構造。
  15. 前記環状ダム部に対する前記主要面パターンの少なくとも一部の軸方向深さは、少なくとも0.0001インチである、請求項4のシールリング構造。
  16. 前記環状ダム部に対する前記主要面パターンの少なくとも一部の軸方向深さは、0.0001乃至0.0003インチの範囲である、請求項15のシールリング構造。
  17. 前記ハイドロパッドを形成する前記溝と前記主シールリングの前記軸方向中心線との間の距離は、前記環状凹部の前記外径と該主シールリングの該中心線との間の距離と同じである、請求項2のシールリング構造。
  18. 前記ハイドロパッドを形成する前記溝と前記主シールリングの前記軸方向中心線との間の距離と、前記環状凹部の前記外径と該主シールリングの該中心線との間の距離の差は、0.010インチ未満である、請求項17のシールリング構造。
  19. シングルシール装置である、請求項1のシールリング構造。
  20. 前記環状凹部分の軸方向深さは、前記波状傾斜パターンの底面の最大軸方向深さよりも小さい、請求項3のシールリング構造。
  21. 前記波状傾斜パターンの前記底面の最大軸方向深さは、少なくとも0.0001インチである、請求項20のシールリング構造。
  22. 前記波状傾斜パターンの前記底面の最大軸方向深さは、0.0001乃至0.0003インチである、請求項21のシールリング構造。
  23. 前記環状ダム部に対する前記環状凹部の深さは、20マイクロインチ乃至60マイクロインチの範囲である、請求項21のシールリング構造。
  24. 前記環状ダム部に対する前記環状凹部の深さは、25マイクロインチ乃至40マイクロインチの範囲である、請求項23のシールリング構造。
  25. 前記環状ダム部に対する前記環状凹部の深さは、20マイクロインチ乃至60マイクロインチの範囲である、請求項22のシールリング構造。
  26. 前記環状ダム部に対する前記環状凹部の深さは、25マイクロインチ乃至40マイクロインチの範囲である、請求項25のシールリング構造。
  27. 前記環状凹部分の軸方向深さは、前記螺旋溝の底面の最大軸方向深さよりも小さい、請求項4に記載のシールリング構造。
  28. 前記螺旋溝の前記底面の最大軸方向深さは、20乃至60マイクロインチである、請求項27のシールリング構造。
  29. 前記螺旋溝の前記底面の最大軸方向深さは、25乃至40マイクロインチである、請求項28のシールリング構造。
  30. 前記環状ダム部に対する前記螺旋溝の軸方向深さは、0.0001乃至0.0003インチの範囲である、請求項28のシールリング構造。
  31. 前記環状ダム部に対する前記螺旋溝の軸方向深さは、少なくとも0.0001インチである、請求項30のシールリング構造。
  32. 前記環状ダム部に対する前記螺旋溝の軸方向深さは、0.0001乃至0.0003インチの範囲である、請求項29のシールリング構造。
  33. 前記環状ダム部に対する前記螺旋溝の軸方向深さは、少なくとも0.0001インチである、請求項32のシールリング構造。
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