JP5072631B2 - 通信ネットワーク設備増設支援装置、通信ネットワーク設備増設量算出方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
通信ネットワーク設備増設支援装置、通信ネットワーク設備増設量算出方法及びコンピュータプログラム Download PDFInfo
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Description
佐藤昌平、吉田万貴子、"次世代インターネットとトラヒック工学"、電子情報通信学会論文誌B、Vol.85−B、No.6、pp.875−859(2002年6月)
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、地震発生に起因する大量トラヒックの同時発生を想定した、安全性の高い通信ネットワークを構築することに寄与できる通信ネットワーク設備増設支援装置、通信ネットワーク設備増設量算出方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
図1は、本発明の実施形態による通信ネットワーク設備増設支援装置1の構成を示すブロック図である。
通信ネットワーク設備増設支援装置1は、過去の地震発生情報から、地震発生に起因した同時に大量発生するトラヒック量を推定し、推定したトラヒック量に基づいて各エリアにおけるネットワーク設備の増設量を算出する装置である。ここでいうネットワーク設備とは、電話やインターネットなどのネットワークの設備であり、通信エリア毎に設置されている。また、ネットワーク設備容量は、例えば、1秒当たりの発呼受付数で示される。通信ネットワーク設備増設支援装置1は、同時大量発生トラヒック量算出部11と、通信ネットワーク危険度算出部12と、設備増設量算出部13と、地震発生情報14と、推定データ15と、平常時トラヒック量情報16と、障害時トラヒック迂回情報17と、各エリアの現在の設備容量を示す設備容量情報18と、を含んで構成される。
ステップS1では、通信ネットワーク設備増設支援装置1は、まず、危険度情報が既に生成されているか否かを判定する。生成されている場合には、ステップS4に進む。生成されていない場合には、ステップS2へ移行する。
第1の実施形態おける通信ネットワーク設備増設支援装置1では、予算について考慮されていなかったが、本実施形態では、予め与えられた予算内で効率的にネットワーク設備の増設を行うための、増設量を算出する。
他の構成は第1の実施形態と同様なので説明を省略する。
ステップS11では、通信ネットワーク設備増設支援装置1は、まず、危険度情報がすでに生成されているか否かを判定する。生成されている場合には、ステップS14に進む。生成されていない場合には、ステップS12へ移行する。
このように、通信ネットワーク設備増設支援装置1は、各エリアの増設量を算出する。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
Claims (9)
- 過去の地震発生情報に基づいて地震の際に発生するトラヒック量の推定値である同時大量発生トラヒック量をエリア毎に算出する同時大量発生トラヒック量算出部と、
前記エリア毎の同時大量発生トラヒック量とエリア毎の平常時のトラヒック量とあらかじめ定められた情報に基づいて算出される前記地震の発生時にエリア毎に他のエリアから迂回されてくるトラヒック量に基づいて各エリアの危険度を算出する通信ネットワーク危険度算出部と、
前記危険度に基づいて各エリアにおけるネットワーク設備の増設量を算出する設備増設量算出部と、
を備える通信ネットワーク設備増設支援装置。 - 前記設備増設量算出部は、危険度が基準値より大きいエリアの危険度を基準値以下にするよう増設量を算出することを特徴とする請求項1に記載の通信ネットワーク設備増設支援装置。
- 前記設備増設量算出部は、最も危険度の高いエリアの危険度が次に危険度の高いエリアの危険度になるように、最も危険度の高いエリアにおけるネットワーク設備の増設量を算出する処理を予め与えられた予算内で繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の通信ネットワーク設備増設支援装置。
- 過去の地震発生情報に基づいて地震の際に発生するトラヒック量の推定値である同時大量発生トラヒック量をエリア毎に算出するステップと、
前記エリア毎の同時大量発生トラヒック量とエリア毎の平常時のトラヒック量とあらかじめ定められた情報に基づいて算出される前記地震の発生時にエリア毎に他のエリアから迂回されてくるトラヒック量に基づいて各エリアの危険度を算出するステップと、
前記危険度に基づいて各エリアにおけるネットワーク設備の増設量を算出する設備増設量算出ステップと、
を有する通信ネットワーク設備増設量算出方法。 - 前記設備増設量算出ステップは、危険度が基準値より大きいエリアの危険度を基準値以下にするよう増設量を算出することを特徴とする請求項4に記載の通信ネットワーク設備増設量算出方法。
- 前記設備増設量算出ステップは、最も危険度の高いエリアの危険度が次に危険度の高いエリアの危険度になるように、最も危険度の高いエリアにおけるネットワーク設備の増設量を算出する処理を予め与えられた予算内で繰り返すことを特徴とする請求項4に記載の通信ネットワーク設備増設量算出方法。
- 過去の地震発生情報に基づいて地震の際に発生するトラヒック量の推定値である同時大量発生トラヒック量をエリア毎に算出するステップと、
前記エリア毎の同時大量発生トラヒック量とエリア毎の平常時のトラヒック量とあらかじめ定められた情報に基づいて算出される前記地震の発生時にエリア毎に他のエリアから迂回されてくるトラヒック量に基づいて各エリアの危険度を算出するステップと、
前記危険度に基づいて各エリアにおけるネットワーク設備の増設量を算出する設備増設量算出ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 前記設備増設量算出ステップは、危険度が基準値より大きいエリアの危険度を基準値以下にするよう増設量を算出することを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
- 前記設備増設量算出ステップは、最も危険度の高いエリアの危険度が次に危険度の高いエリアの危険度になるように、最も危険度の高いエリアにおけるネットワーク設備の増設量を算出する処理を予め与えられた予算内で繰り返すことを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
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