JP5072527B2 - 照射装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献2および特許文献3に開示されているように、青色発光ダイオードを備えた光源から発せられる光を、透過性部材からなる導光板から発するように構成した光源装置あるいは照明装置が存在する。
また、上記特許文献2および特許文献3に開示されている光源装置あるいは照明装置は、表面処理等により導光板が面発光するように構成したものであり、人体の皮膚が触れなくても導光板が面発光し、眼に光が入るという問題点があった。
なお、皮膚の知覚神経を刺激すると、すべての組織でインスリン様成長因子−I(IGF−I)が作られて、これが血液にのって全身に回り人体の健康増進作用が高まることが知られており、皮膚を刺激して良好に健康増進作用を高めることができるものとなる。
また、青色の光が眼に入ることがなく、眼を痛めることなく皮膚のみに良好に青色の光を当てることができるものとなる。
また、赤色の光を少し混ぜることで、変形や親水処理の劣化等による光の漏れ始めを事前に検知することが可能となる。即ち、親水膜が劣化したような状態では、水滴が付着すると、水滴の外周側では、青色の光は漏れないが赤色の光が漏れ出して、水滴の外周が赤く光ることとなる。これにより、赤色の光が漏れ出したことを眼で視認することができるために、水滴の外周から赤色の光が漏れてきた時には、そのまま放置するとやがては青色の光まで漏れ出すこととなるため、親水膜を再生させる処理を行う時期であることを良好に知ることができる。
図1は、第1実施例の便座の平面構成図である。
便座1は、便器本体側に固定される支持部2に上下方向に開閉可能に取り付けられており、使用者のお尻が乗る着座部1aの中央部に中央孔1bが形成されたものであり、この便座の着座部1aは導光部材で構成されている。
即ち、便座の着座部1aは、例えばアクリル,ガラス,ポリカーボネート,その他の光透過性材料で成形されており、空気との界面では光を反射し、人体の皮膚との界面では光を透過する材料で構成されたものである。
この着座部1a内に、支持部2内に設けられた発光部3,3から光が発せられるように構成されている。
発光部3から発せられる青色の光は、屈折率が大きく全反射角は小さいために、着座部1a内で全反射されて着座部1a内の全周に亘り青色の光が導かれるものである。
なお、着座部1aの表面を、親水塗料を塗布する等の手段で親水処理して鏡面に仕上げておけば、着座部1aの表面に水滴が付着しても青色の光が漏れ難くなる。
即ち、表面に親水処理がしてあれば、水が付着した時に付着した水は薄く広がり平坦な状態となり光が漏れることはないが、親水処理がしてない場合には、付着した水滴が球状に近いものとなり、この付着した水滴から青色の光が漏れ、それが眼に入ると眩しさを感じるため、親水処理を施して青色の光が漏れないようにしておくことが必要である。
特に、着座部1aには、お尻の皮膚が比較的広い面積で直接接触されるため、この接触した部位から良好に青色の光が漏れて、広い面積の皮膚を青色の光で刺激できるものである。
このように、人体が接触した部分では光が漏れ出すが、その他の部分では全反射により青色の光は漏れ出さないために、眼に青色の光が入ることはなく、眼を痛めることもない。
この浴槽4は、側面4aおよび底面4b、さらに上端側の外側へ突出するフランジ部4cの全てが、アクリル,ガラス等の光透過性材料で形成されて表面は鏡面仕上げされており、浴槽4そのものが導光部材として機能するものであり、浴槽1のフランジ部4cの上面に対しほぼ直角となるように浴槽1の側面4aの上端部に発光部2a,2cを臨ませて配置してある。
この発光部3からの光が、側面4aおよび底面4b内に全反射で伝わり、浴槽4内に人が入り、人の背中や脚や尻等が浴槽4の側面4aあるいは底面4bに接触した場合は、この接触した部位では光が透過して、発光部3からの光が接触した皮膚に当たるように構成されている。
なお、図3の場合、お湯Wの上面から光が漏れるのを防ぐために、お湯Wの上面側に風呂蓋7を敷設して入浴すると、眼を良好に保護することができるものとなる。
なお、風呂蓋7の底面側には青色の光を反射させることのできるフィルター7aを形成させておくと良い。
図4では、手すり5は、壁面に固定される固定部5aから室内側へ突出して突出支持部5bが左右両側に形成され、左右の突出支持部5b間を棒状の握り部5cで連結した形状をなしており、突出支持部5bおよび握り部5cが光透過性材料で形成されたものとなっている。
また、左右の突出支持部5b内の固定部5a側に発光部3,3が内装されている。
発光部3,3から発せられた光は、突出支持部5bから握り部5c内に全反射で漏れることなく伝えられ、この手すり5の握り部5cに手が触れた時には、手が接触した部位のみから光が漏れ出るように構成されている。
従って、手すりの握り部5cを手で握り手すり5を使用する時に、良好に皮膚を刺激して健康増進作用を高めることができるものとなる。
このハンドル6の外周を構成するリング状の握り部6aが光透過性材料で形成されており、この握り部6aの例えば下端側に発光部3,3を対向状に設けておき、2個の発光部3,3からそれぞれ相向き合いに青色の光が発せられるように構成しておくことができ、光は握り部6a内に全反射により全周に伝えられるものであり、この握り部6aを運転中に運転者が手で握ることにより、手が接触した部位のみから発光部3からの光が漏れ出て、手の皮膚を良好に刺激でき、運転中に皮膚に刺激を受けて良好に健康増進作用を高めることができるものとなる。
なお、全反射により青色の光が漏れることはなく、眼に青色の光が入ることはないが、握り部6aの表面を鏡面に形成させておけば、眼に青色の光が入ることを確実に防ぐことができるものとなる。
表面に親水処理がしてあれば、水が付着した時に、付着した水は薄く広がり平坦な状態となり、水が付着した部分から青色の光が漏れることはないが、親水処理がしてない場合には、付着した水滴が球状に近いものとなり、この付着した水滴の部分から青色の光が漏れ、それが眼に入ると眩しさを感じるこことなる。
このように、赤色の光が漏れ出したことを眼で視認することができるために、水滴Pの外周から赤色の光が漏れてきた時には、親水膜が劣化してきており、そのまま放置すると、やがては青色の光まで漏れ出すこととなるため、親水塗料を塗布し直す等の、親水膜を再生させる処理を行う時期が来ていることを良好に知ることができるものとなる。
このように、赤色LED3Rを配設して、発光部3から発せられる青色の光の中に赤色の光を少し混ぜておくと、変形や親水処理の劣化等による光の漏れ始めを事前に検知することが可能となり、赤色LED3Rからの赤色の光で漏れを良好に検知できるものとなる。
マウスの脊髄後根神経節細胞を5日間培養後、10分間各色の光を照射し、培養上清中に放出されたカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の濃度を測定した。
図中、左側のNoは光を照射しなかった場合であり、図中Blueは青色LEDからの青色光(420〜520nm)を照射した場合であり、図中Redは赤色LEDからの赤色光(570〜670nm)を照射した場合であり、図中Greenは緑色LEDからの緑色光(475〜575nm)を照射した場合である。
また、図中n=5は、サンプル数が5であることを示している。
測定結果は、光を照射しなかった場合は130pg/ml、青色光の場合は170pg/ml、赤色光の場合は80pg/ml、緑色光の場合は130pg/mlのCGRPの放出濃度が測定され、この結果、光を照射しなかった場合と比較して、CGRP放出濃度は、青色光では増加し、赤色光では減少し、緑色光では変化なしであった。
以上の結果によりIGF−Iを増加させるためには青色光が最も適していることが確認された。青色光によるカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)放出の増加は、青色光による水の機能もしくは構造変化が重要に寄与すると思料される。
1a 着座部
2 支持部
3 発光部
3R 赤色LED
4 浴槽
4c フランジ部
5 手すり
5c 握り部
6 ハンドル
6a 握り部
7 風呂蓋
7a フィルター
P 水滴
Claims (1)
- 青色の光を発生する発光部と、該発光部からの青色の光中に赤色の光を少し混ぜた光を導くことのできる導光部材で構成され、該導光部材は、親水処理により表面が鏡面に形成されて、人体が接触可能に露出状に配置されてなり、該導光部材の人体が接触した部位のみから前記発光部からの青色の光が漏れ出るように構成されていることを特徴とする照射装置。
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JP2007271294A JP5072527B2 (ja) | 2007-10-18 | 2007-10-18 | 照射装置 |
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Family
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Family Applications (1)
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