JP5069645B2 - 制御装置及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、他の制御対象機器を制御する制御装置及びその方法に関する。特に、ある制御対象機器をある制御プログラムで制御していたときに、その制御対象機器を他社の製品に置き換えたとき、或いは制御対象機器を新しいコマンド体系のバージョンアップした製品に置き換えたとき、それらの置き換え前に使用していた制御プログラムでは置き換えた製品を制御できなくなる可能性があるが、本発明は、その置き換え前の制御プログラムを有効に生かして、置き換えた製品にも制御できるようにする技術に係る。
一般に、制御装置(コンピュータを含む)は、制御対象機器とのインターフェース(例えばGPIB)を確保した上で、制御プログラムを実行することで、その制御プログムに沿ったコマンドで制御対象機器を制御する。
制御対象機器を異なったコマンドのものに切り替えると、旧制御プログラムも新しいコマンドの新制御プログラムに作り直す必要が生じる。そこで、制御装置側に旧制御プログラムを新しいコマンドを基に自動で新制御プログラムに編集する技術があった(特許文献1)。しかし、これは、制御装置側にプログラムの自動編集手段が必要であった。
一般のコンピュータを制御装置として使用するときは、その制御装置には、自動編集装置は持っていないことが多い。このようにプログラム編集機能のない制御装置では、特許文献1の技術では対応できない。
ところで、今日の制御装置は、例えば、各種インタフェース、マウスやプリンタを動作させるためのソフトウェア(ドライバー)等の汎用的な機能部品をファイルとして、各種のアプリケーションソフトウェアで共通に利用可能に管理している。このような管理機能を有するものとして、制御装置のWindows(登録商標)のOSで動作するような管理機能としては、DLL(ダイナミックリンクライブラリ;Dynamic Link Library)と呼ばれるソフトウェアがある(DLL等については、特許文献2に記載がある。)。
例えば、図5は、制御装置100であり、それをハード的に表した図である。図5で、CPU(OS)上で、DLL130が、第1の機能部3(例えば、マウス・ドライバ)や第nの機能部6(例えば、プリンタードライバ)等の機能部品140をフォルダ(Windows(登録商標)では拡張子dllで管理されている。)で管理している。そして、CPU(OS)110上で、アプリケーションプログラムが実行されたとき(CPU110とアプリケーションプログラム120で制御部1が構成される。)、アプリケーションプログラム120の実行に必要な機能部品140を、予め決めてある優先順位にしたがって検索し、それが在ることを認識したとき、その機能部品140がアプリケーションプログラム120の実行に有効に機能するようにリンク付けする。例えば、このアプリケーションプログラム120の実行でプリント要求されたときに、第nの機能部6(プリンタドライバ)によりプリントを可能にする。
制御のインタフェースについても同様である。図4は、図5にGPIB機能部5を加え、より機能的に表現した図であって、CPU110がアプリケーションプログラム120としてGPIBインターフェースを介して制御するプログラム(GPIB.obj)実行して制御する機能構成を示す。例えば、制御部1が実行開始され、制御部1が第1の制御対象機器210を制御するインターフェースドライバとして、GPIB機能部5(例えば、ファイル名;GPIB32.dll)を要求しているとき、DLL実行部2の機能検索部2aがフォルダ群7の各フォルダ内(ディレクトリ内)をフォルダ優先順位情報2cにしたがって検索して、k+j番目にGPIB機能部5を認知したときに、リンク部2bによりGPIB機能部5を制御部1にリンクさせる(図4の細かい点線)。そして、GPIB機能部5は、制御部1からの第1のコマンドを受けて、GPIBインタフェースで第1の制御対象機器210を制御する。GPIB機能部5は、反対に第1の制御対象機器210からの第1のコマンドを受けたときは、GPIBインタフェースで制御部1へ返す。
上記説明における第1の機能部3,GPIB機能部5,第nの機能部等は、それぞれ別のフォルダに格納される場合も、同じフォルダに格納される場合もある。また、実際には、図4の制御部1やDLL実行部2も上記のようにソフトウェアで構成されており、所定のフォルダに格納されている。
また、機能検索部2aの機能は、例えば、Load Library関数によって実現されている。
特公平7−69197号公報 特開2005−317115号公報 特開平5−93634号公報
しかしながら、図4における第1の制御対象機器210を新しい、或いは性能アップした他のバージョンアップ製品、或いは他社製品に置き換える場合が生じることがある。そのときには、次の(1)(2)の対策が考えられる。
(1) 制御部1の制御用のアプリケーションプログラムを変える、或いは新しく作
る。
(2) 図4の制御装置100(GPIB機能部5)と第1の制御対象機器210と
の間に翻訳機能を設ける(特許文献3)。
上記(1)の場合は、制御用のアプリケーションプログラムを作り替えるのが大変なことと、一般にはそれまでに使用実績、信頼性が得られている制御用アプリケーションプログラムを資産として有効活用したい。上記(2)の場合も、第1のコマンドをGPIB機能部5でGPIBインタフェースに適合するように変換されたものを、戻して翻訳するようになるので、費用、規模が大きくなってしまう。また、内部のGPIB機能部5を使用しないで、特許文献3のように構成すれば、内部のGPIB機能部5が資産として利用されないことになる。
本発明の目的は、翻訳機能をDLLで取り扱う構成にすることで、制御対象機器を換えても、容易に、換える前のコマンドで制御する技術を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、第1の制御対象機器を制御するための第1のコマンドを出力する制御部(1)と、前記第1の制御対象機器とリンクし、前記第1のコマンドをGPIBインターフェースで前記第1の制御対象機器へ送るためのGPIB機能部(5)と他の機能を実行する機能部とを含む複数の機能部(3、5、6)と、予め定められた優先順位にしたがって、実行すべき複数の前記機能部を検索するDLL実行部(2)と、を有し、検索により認識された機能部を実行させる、コンピュータを有する制御装置において、前記GPIB機能部と同一条件で前記DLL実行部により認識可能にされ、かつ前記GPIB機能部より高い前記優先順位に格納されて、前記第1のコマンドを前記第1の制御対象機器と異なる第2の制御対象機器を制御する第2のコマンドに翻訳するとともに、前記GPIB機能部へリンク可能な疑似GPIB機能部(4)とを備え、制御開始前に、前記DLL実行部が前記優先順位にしたがって、実行すべき複数の前記機能部を検索し、前記疑似GPIB機能部を認識したとき該検索を停止し、前記制御部と前記疑似GPIB機能部とをリンクさせることにより、前記疑似GPIB機能部は、前記第1のコマンドを翻訳した第2のコマンドを前記GPIB機能部を介して前記第2の制御対象機器へ送って制御する構成とした。
請求項2に記載の発明は、第1の制御対象機器を制御するための第1のコマンドを出力する制御部(1)と、前記第1の制御対象機器とリンクし、前記第1のコマンドをGPIBインターフェースで前記第1の制御対象機器へ送るためのGPIB機能部(5)と他の機能を実行する機能部とを含む複数の機能部(3、5、6)と、予め定められた優先順位にしたがって、実行すべき複数の前記機能部を検索するDLL実行部(2)と、を有し、検索により認識された機能部を実行させる、コンピュータを有する制御装置により、前記第1の制御対象機器と異なる第2の制御対象機器を第2のコマンドで制御する制御方法であって、前記GPIB機能部と同一条件で前記DLL実行部により認識可能にされ、前記第1コマンドを前記第2の制御対象機器を制御する第2のコマンドに翻訳する辞書を有し、前記GPIB機能部へリンク可能な疑似GPIB機能部(4)を準備する第1の設定段階と、前記疑似GPIB機能部を、前記制御装置に前記GPIB機能部より上位の前記優先順位に格納する第2の設定段階と、前記制御部による制御開始とともに、前記DLL実行部が前記優先順位にしたがって、実行すべき複数の前記機能部を検索することにより前記疑似GPIB機能部を認識したとき、前記GPIB機能部の検索を停止する検索段階と、前記DLL実行部が、前記制御部と前記疑似GPIB機能部とをリンクさせるとともに、前記疑似GPIB機能部が前記GPIB機能部とリンクするリンク段階と、リンクした前記疑似GPIB機能部が、前記制御部から前記第1のコマンドを受けたとき、前記辞書を参照して、前記第1のコマンドを前記の第2のコマンドに翻訳し、前記翻訳により得られた第2のコマンドを前記GPIBを介して前記第2の制御対象機器に送付することにより該第2の制御対象機器を制御させる制御段階と、を備えた。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記疑似GPIB機能部は、前記第1のコマンドを前記第2のコマンドに翻訳するための辞書を複数有しており、前記第2の制御対象機器を特定する情報を前記GPIB機能部を介して該第2の制御対象機器に問い合わせるとともに、該第2の制御対象機器からの当該情報に基づいて前記辞書を特定する構成とした。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記第1の設定段階で準備される前記疑似GPIB機能部は、前記辞書を複数有しており、さらに、
前記リンク段階でリンクされた前記疑似GPIB機能部は、前記第2の制御対象機器を特定する情報を前記GPIB機能部を介して該第2の制御対象機器に問い合わせるとともに、該第2の制御対象機器からの当該情報に基づいて前記辞書を特定する特定段階を含み、前記制御段階では、該特定段階で特定された前記辞書を基に翻訳する構成とした。
本発明によれば、DLL実行部の特徴的な機能動作を利用して、第1のコマンドを第2のコマンドに翻訳する機能を有していて、本来のGPIB機能部と同じ条件で認識できる疑似GPIB機能部を、本来のGPIB機能部より先に認識して制御部にリンクさせる構成としたので、制御部とGPIB機能部との間で翻訳をすることが容易な構成とすることができる。
本発明の制御装置に係る実施形態を、図を用いて説明する。図1は本発明の制御装置の実施形態の機能構成を示す図である。図2は、制御装置により第2の制御対象機器を制御するまでの動作の流れを説明するための図である。図3は、第2の制御対象機器から制御装置へのコマンドの流れを説明するための図である。図4は、従来の技術を示す図であるとともに、本発明に本実施形態で、第2の制御対象機器の代わりに第1の制御対象機器を制御していたときの機能を示す図である。
図1の本実施形態は、図4の従来の形態を利用して、これまで第1の制御対象機器210を制御するのに用いていた第1のコマンドで、第1のコマンドとは異なる第2のコマンドで動作する新たな第2の制御対象機器200を制御しょうとするものである。第2の制御対象機器200は、第1の制御対象機器210とほぼ同一の機能をカバーし、外部から制御可能な機器である。いわば、第1の制御対象機器210をバージョンアップした機器、或いは同機能の他社メーカの機器が該当する。
図1の構成と図4の構成とでは、図1において、疑似GPIB機能部4が、フォルダ優先順位情報2cにおいてGPIB機能部5が格納されるフォルダの順位k+jより高い順位kのフォルダ格納されていること、及び制御対象が第2のコマンドで動作する第2の制御対象機器であることが、図4と異なる。
したがって、図1の制御部1は、図4の制御部1と同じであり、そのハード構成は図5に示すように制御用の第1の制御対象機器210をGPIBインターフェースを介して制御するための第1のコマンドで構成されるアプリケーションプログラム120とそれを実行するCPU110で構成されている。図1のDLL実行部2、GPIB機能部5も図4のものと機能が同一である。
図1で疑似GPIB機能部4は、次の(a)〜(g)のように機能し、動作する。
(a)疑似GPIB機能部4は、制御部1からの第1のコマンドを、第2の制御対象機器200を制御するための第2のコマンドに、又はその逆に第2のコマンドを第1のコマンドに、読み替えるための辞書を備え、翻訳する。第1のコマンドと第2のコマンドが異なるかどうか判断し、異なるもの同士を翻訳する。第1のコマンドと第2のコマンドとが同じものは辞書になくとも良い。この場合は、辞書にあるコマンドだけ翻訳し、辞書に無いものは翻訳しないでパスさせる。
また、第2の制御対象機器200が複数種類あって、それに対応して第2のコマンドも複数在る場合は、その第2の制御対象機器の種類毎に辞書を用意し、例えば、メーカ名、形名、バージョン情報、機種名等(それらの1つ又は組み合わせ)の機器を特定する情報で、必要な辞書を選択して使用できるようにしておく。
(b)DLL実行部2の機能検索部2aがGPIB機能部5を検索する条件と同一条件で検索可能にされている。例えば、GPIB機能部5がその名称を条件として検索されるのであれば、疑似GPIB機能部4にも、GPIB機能部5と同一名称を付して、機能検索部2aにより検索可能にされている。例えば、GPIB機能部5はファイルで構成され、GPIB32.dllなる名称で検索されるのであれば、疑似GPIB機能部4も同じ名称、GPIB32.dllで検索可能にされている。
(c)疑似GPIB機能部4は、機能検索部2aがフォルダ群7の各フォルダを検索する優先順位は、GPIB機能部5より、高い位置に配置される。ここで、フォルダ(ディレクトリ)とは、いわば、ソフトウェアのファイルが格納される場所を書庫のように管理している。
一般に、コンピュータで構成される制御装置100は、DLL実行部2による検索の優先順位は次のようにされている。高い順に記す。
・ アプリケーションソフトウェアがロードされるディレクトリ(フォルダ)
・ カレントディレクトリ(フォルダ)
・ Windows(登録商標)のシステムディレクトリ(フォルダ)
例えば、GPIBのドライバをインストールするとGPIB32.dllは、Windows(登録商標)のシステムディレクトリにコピーされる。
そこで、例えば、GPIB機能部5が、Windows(登録商標)のシステムディレクトリ
に格納され、その名称が、GPIB32.dllなる名称(以下では、この名称で説明する。)で検索されるのであれば、疑似GPIB機能部4も同じ名称、GPIB32.dllで、上記のカレントディレクトリ、或いはアプリケーションソフトウェアがロードされるディレクトリにロード可能に組み込む(事前に格納する)ことで、GPIB機能部5より、高い優先順位に配置することができる。
(d)疑似GPIB機能部4は、制御部1からの指示で機能検索部2aが優先順位にしたがってGPIB32.dllの検索を開始し、最初に疑似GPIB機能部4が検索条件と一致すると認識したとき、リンク部2bにより、制御部1と疑似GPIB機能部4とがリンク付けされる(図1の細かい点線)。
(e)疑似GPIB機能部4は、自己より下位の優先順位にある機能部を検索して、GPIB32.dllを探す。そして探し当てたGPIB32.dll、つまりGPIB機能部5と自己とをリンク付けする。疑似GPIB機能部4は、GPIB機能部5の検索、それとのリンク付けをDLL実行部2に行わせても良い。つまり、疑似GPIB機能部4は、制御部1にリンク付けされた後に、機能検索部2aに自己より下位の優先順位に機能部を検索させて、GPIB機能部5を見つけさせ、見つけたところで、リンク部2bに自己とGPIB機能部5とをリンク付けさせる(図1の細かい点線)。
(f)上記(a)に記載したように第2の制御対象機器200が複数種類あって、それに対応して第2のコマンドも複数在る場合は、上記(e)のリンク付け後に、疑似GPIB機能部4は、GPIB機能部5を介して、第2の制御対象機器200に対して、形名或いは機種名等の特定する情報を問い合わせして、聞き出したその第2の制御対象機器200の第2のコマンドと第1のコマンドに係る辞書を特定して利用可能にする。
具体的には、疑似GPIB機能部4は、GPIB機能部5から第2の制御対象機器200に対して、GPIBコマンド「*IDN?」を送信させる。ここで、GPIBコマンド「*IDN?」は、Identification Queryと呼ばれるGPIBコマンドであり、接続されている機器のメーカ名、形名、バージョン番号を問い合わせるものである。第2の制御対象機器は、コマンド「*IDN?」を受信すると、4つのフィールドをコンマで区切って構成したレスポンスメッセージを制御装置101へ向けて送信する。例えば、第2の制御対象機器の製造メーカ=ANRITSU、形名=MX999A、バージョン番号=1.0である場合、レスポンスメッセージ「ANRITSU,MX999A,0,1.0」となる。なお、コンマで区切られた3つ目のフィールドは、メッセージッフォーマットの規定上、常に0(ゼロ)となっている。疑似GPIB機能部は、GPIB機能部5を介してこのようなレスポンスメッセージの情報を基に自己の内部の辞書を特定する。
このように、GPIBで標準的なコマンドであるIdentification Queryコマンドを利用することにより、第2の制御対象機器200の、メーカや形名が異なる場合に辞書を特定でき、さらに、同一メーカ、同一形名で機器のバージョンのみが異なる場合でも辞書を特定できる。
(g)疑似GPIB機能部4は、制御部1からの第1のコマンドを受け、第1のコマンドに対する第2のコマンドが辞書(上記(f)で特定された辞書)にあれば、その第2のコマンドを読み出して(つまり、翻訳)GPIB機能部5を通して第2の制御対象機器200へ送って第1のコマンドの内容にしたがった制御を行う。一方、GPIB機能部5を通して第2の制御対象機器200から第2のコマンドを受けたときは、その第2のコマンドに対する第1のコマンドが辞書にあれば、その第1のコマンドを読み出して(つまり、翻訳)制御部1へ送る。
図2、図3は、本実施形態の一連の動作を説明するための図である。この図2、図3にしたがって動作の流れを説明する。一部は上記説明と重なることがある。
S00:準備1(従来の制御装置を準備する段階)
図4に示すような既存の制御装置100を準備する。従来技術の説明と区別するため、ここでは制御装置101と言う。つまり第1の制御対象機器210をGPIBインタフェースを介して制御するための第1のコマンドで構成されるアプリケーションプログラム120と、それを実行するCPU110で構成されている制御部1と、DLL実行部2と、GPIB機能部5とを備えた制御装置101を用意する。GPIB機能部5は、予め図4の制御装置101のWindows(登録商標)のシステムディレクトリに格納されているものとする。
S01:準備2(第1,第2の設定段階)
上記(a)〜(g)の機能動作する疑似GPIB機能部4を用意し(第1の設定段階)、図4の制御装置101のカレントディレクトリ(DLL実行部2による検索の優先順位が高い位置)に格納する(第2の設定段階)。そして、所望の第2の制御対象機器200を接続する。ここで、図1の制御装置101が構成される。
S02:制御開始段階
図1で、制御部1は、制御を開始し(CPU110がアプリケーションプログラム120を実行開始する。)、GPIB32.dllの使用を指定する。
S03:検索段階
機能検索部2aが、フォルダ群7内の各フォルダ(各ディレクトリ)をフォルダ優先順位情報2cにしたがって(例えば、アプリケーションソフトウェアがロードされるディレクトリ、カレントディレクトリ、Windows(登録商標)のシステムディレクトリの順に))、各機能部を検索し、GPIB32.dllを探す。
S04:リンク段階(1)
機能検索部2aがカレントディレクトリにGPIB32.dllを認識し、つまり、格納されている疑似GPIB機能部4を認識する。そして、機能検索部2aは、疑似GPIB機能部4を認識した時点で検索を停止する。そして、リンク部2bが制御部1と認識された疑似GPIB機能部4とをリンク付けさせる。
S05:リンク段階(2)
疑似GPIB機能部4は、自己より下位の優先順位にある機能部を検索して、GPIB32.dllを探す。そしてWindows(登録商標)のシステムディレクトリで探し当てたGPIB32.dll、つまりGPIB機能部5と自己とをリンク付けする。
S06:制御対象機器確認段階
疑似GPIB機能部4は、リンクされたGPIB機能部5を介して、第2の制御対象機器200に対して、この第2の制御対象機器200を特定する情報(メーカ名、形名、バージョン情報、機種名等)を問い合わせして、聞き出した情報を記憶し、その情報の第2の制御対象機器200の第2のコマンドと第1のコマンドに係る辞書を特定して利用可能にする。
S07(Yes)、S08及びS09:制御段階(1)
疑似GPIB機能部4は、制御部1からの第1のコマンドを受け、第1のコマンドに対する第2のコマンドが辞書(上記S06で特定された辞書)にあれば、その第2のコマンドを読み出して(翻訳)GPIB機能部5を通して第2の制御対象機器200へ送って第1のコマンドの内容にしたがった制御を行う。
S07(No)、及びS09:制御段階(2)
疑似GPIB機能部4は、制御部1からの第1のコマンドを受け、第1のコマンドに対する第2のコマンドが辞書(上記S06で特定された辞書)に無い場合は、第1のコマンド=第2のコマンドなので、そのまま第1のコマンドを第2のコマンドとして、GPIB機能部5を通して第2の制御対象機器200へ送って第1のコマンドの内容にしたがった制御を行う。
S10(Yes)、S11及びS12:制御段階(3)
疑似GPIB機能部4は、GPIB機能部5を通して第2の制御対象機器200からの第2のコマンドを受け、第2のコマンドに対する第1のコマンドが辞書(上記S06で特定された辞書)にあれば、その第1のコマンドを読み出して(翻訳)制御部1へ送る。例えば、第2の制御対象機器200が測定器の場合は、制御部1で制御して所望の条件で測定して測定データ記憶部200aに記憶させ、その記憶させた測定データを測定器から受領する。この場合、測定器から測定データを送るコマンドが第2の制御対象機器200からの第2のコマンドに相当する。
S10(No)、及びS12:制御段階(4)
疑似GPIB機能部4は、第2の制御対象機器200からの第2のコマンドを受け、第2のコマンドに対する第1のコマンドが辞書(上記S06で特定された辞書)に無い場合は、第1のコマンド=第2のコマンドなので、そのまま第2のコマンドを第1のコマンドとして、制御部1へ送る。第2の制御対象機器200からの第2のコマンドが上記のように測定データを送るコマンドであれば、制御部1はその測定データを受けて、測定データを加工して、或いはそのまま表示部へ表示させる。
上記の構成により、既存の制御装置100に、翻訳機能を有する疑似GPIB機能部4を、DLL実行部2が本来のインタフェース機能を実行するGPIB機能部より、先に検索して見つかるように構成することで、制御部1とGPIB機能部5との間で翻訳機能を実行することができるので、異なるコマンドの制御対象機器であっても、容易な構成で制御できる。
本発明の制御装置の実施形態の機能構成を示す図である。 制御装置により第2の制御対象機器を制御するまでの動作の流れを説明するための図である。 第2の制御対象機器から制御装置へのコマンドの流れを説明するための図である。 従来の技術を示す図であるとともに、本発明に本実施形態で、第2の制御対象機器の代わりに第1の制御対象機器を制御していたときの機能を示す図である。 従来の技術を示す図であるとともに、制御装置の構成・動作を説明するための図である。
符号の説明
1 制御部、 2 DLL実行部、2a 機能検索部、2b リンク部、
2c フォルダ優先順位情報、3 第1の機能部、4 疑似GPIB機能部、
5 GPIB機能部、 6 第nの機能部、7 フォルダ群
100、101 制御装置、110 CPU(OS)、
120 アプリケーションプログラム、130 DLL、140 機能部品
200 第2の制御対象機器、200a 測定データ記憶部、
210 第1の制御対象機器

Claims (4)

  1. 第1の制御対象機器を制御するための第1のコマンドを出力する制御部(1)と、前記第1の制御対象機器とリンクし、前記第1のコマンドをGPIBインターフェースで前記第1の制御対象機器へ送るためのGPIB機能部(5)と他の機能を実行する機能部とを含む複数の機能部(3、5、6)と、予め定められた優先順位にしたがって、実行すべき複数の前記機能部を検索するDLL実行部(2)と、を有し、検索により認識された機能部を実行させる、コンピュータを有する制御装置において、
    前記GPIB機能部と同一条件で前記DLL実行部により認識可能にされ、かつ前記GPIB機能部より高い前記優先順位に格納されて、前記第1のコマンドを前記第1の制御対象機器と異なる第2の制御対象機器を制御する第2のコマンドに翻訳するとともに、前記GPIB機能部へリンク可能な疑似GPIB機能部(4)とを備え、
    制御開始前に、前記DLL実行部が前記優先順位にしたがって、実行すべき複数の前記機能部を検索し、前記疑似GPIB機能部を認識したとき該検索を停止し、前記制御部と前記疑似GPIB機能部とをリンクさせることにより、前記疑似GPIB機能部は、前記第1のコマンドを翻訳した第2のコマンドを前記GPIB機能部を介して前記第2の制御対象機器へ送って制御することを特徴とする制御装置。
  2. 第1の制御対象機器を制御するための第1のコマンドを出力する制御部(1)と、前記第1の制御対象機器とリンクし、前記第1のコマンドをGPIBインターフェースで前記第1の制御対象機器へ送るためのGPIB機能部(5)と他の機能を実行する機能部とを含む複数の機能部(3、5、6)と、予め定められた優先順位にしたがって、実行すべき複数の前記機能部を検索するDLL実行部(2)と、を有し、検索により認識された機能部を実行させる、コンピュータを有する制御装置により、前記第1の制御対象機器と異なる第2の制御対象機器を第2のコマンドで制御する制御方法であって、
    前記GPIB機能部と同一条件で前記DLL実行部により認識可能にされ、前記第1コマンドを前記第2の制御対象機器を制御する第2のコマンドに翻訳する辞書を有し、前記GPIB機能部へリンク可能な疑似GPIB機能部(4)を準備する第1の設定段階と、
    前記疑似GPIB機能部を、前記制御装置に前記GPIB機能部より上位の前記優先順位に格納する第2の設定段階と、
    前記制御部による制御開始とともに、前記DLL実行部が前記優先順位にしたがって、実行すべき複数の前記機能部を検索することにより前記疑似GPIB機能部を認識したとき、前記GPIB機能部の検索を停止する検索段階と、
    前記DLL実行部が、前記制御部と前記疑似GPIB機能部とをリンクさせるとともに、前記疑似GPIB機能部が前記GPIB機能部とリンクするリンク段階と、
    リンクした前記疑似GPIB機能部が、前記制御部から前記第1のコマンドを受けたとき、前記辞書を参照して、前記第1のコマンドを前記の第2のコマンドに翻訳し、前記翻訳により得られた第2のコマンドを前記GPIBを介して前記第2の制御対象機器に送付することにより該第2の制御対象機器を制御させる制御段階と、を備えたことを特徴とする制御方法。
  3. 前記疑似GPIB機能部は、前記第1のコマンドを前記第2のコマンドに翻訳するための辞書を複数有しており、前記第2の制御対象機器を特定する情報を前記GPIB機能部を介して該第2の制御対象機器に問い合わせるとともに、該第2の制御対象機器からの当該情報に基づいて前記辞書を特定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記第1の設定段階で準備される前記疑似GPIB機能部は、前記辞書を複数有しており、さらに、
    前記リンク段階でリンクされた前記疑似GPIB機能部は、前記第2の制御対象機器を特定する情報を前記GPIB機能部を介して該第2の制御対象機器に問い合わせるとともに、該第2の制御対象機器からの当該情報に基づいて前記辞書を特定する特定段階を含み、
    前記制御段階では、該特定段階で特定された前記辞書を基に翻訳することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
JP2008224029A 2008-09-01 2008-09-01 制御装置及び制御方法 Active JP5069645B2 (ja)

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