JP5066159B2 - 電磁波発生装置及び電磁波発生方法 - Google Patents

電磁波発生装置及び電磁波発生方法 Download PDF

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本発明は、電磁波発生装置及び電磁波発生方法に関する。
テラヘルツ波は、周波数が1THz前後の電磁波であり、分光・検査システムなどへの応用の拡大が期待されている周波数領域である。一般的には、テラヘルツ波は、周波数0.1THz以上10THz以下の電磁波と規定される。このテラヘルツ波は、デバイスから直接発生させたり、周波数を測定したりするのが困難な周波数領域であることも特徴である。すなわち、テラヘルツ波よりも低周波の領域の電磁波については、ガン・ダイオードによる電磁波発生やRFスペクトラムアナライザによる周波数測定が可能であり、また、高周波の領域(赤外線など)では、LD(レーザダイオード)による電磁波発生や光スペクトラムアナライザ/波長計による周波数測定が可能であるが、この中間に位置するテラヘルツ波については、直接の発生および測定手段が存在しない。
このため、テラヘルツ波の発生波は、2つの光のビートをフォトミキサ(フォトダイオードの別称)に入力した際に差周波として得ることが一般的であり、また、その際発生するテラヘルツ波の周波数は、上記の2つの光の周波数を個別に測定し、その差として決定する方法が一般的である。
図4は、典型的なテラヘルツ波信号発生装置の構成例を示す図である。ここでは、発振波長(周波数)の異なる2台の分布帰還型半導体レーザ(DFB−LD)31、32からの出力を合分波器33によって合波して得られる光ビート信号をフォトミキサ34で光電変換することにより、テラヘルツ波信号を得ている。本構成においては、片方のDFB−LDの温度を変え、発振周波数をシフトさせることにより、光ビートの周波数、ひいてはフォトミキサ34から発せられるテラヘルツ波の周波数(2つの光の差周波)を調整することが可能である。その際、それぞれの光の周波数測定は、合分波器33のもう一方の出力端に接続された光スペクトラムアナライザ(OSA)35にて行うことが可能であるので、それらの差周波であるテラヘルツ波の周波数も導出が可能である。なお、フォトミキサ34からは導波管や同軸ケーブルなどを介しアンテナを経てテラヘルツ波が出力される場合と、フォトミキサの素子から直接テラヘルツ波が出力される場合が想定される。導波管、同軸ケーブル、アンテナを図中に記載しないが、導波管・同軸ケーブル・アンテナの有する場合、及び、有さない場合の双方が想定される。
図5は、非特許文献1に記載の、周波数可変テラヘルツ波信号発生装置と典型的なテラヘルツ帯分光器の一体構成の例を示す図である。ここでは、発振波長の異なる2台の分布帰還型半導体レーザ(DFB−LD)41、42からの出力を合波して得られる光ビート信号をフォトミキサ(エミッタ(emitter)43)で光電変換することにより、テラヘルツ波信号を得ている。この図では、発生したテラヘルツ波は被測定試料を通過後、検出器(detector)44により検知され、ロックインアップ(LIA)によって増幅される。本システムにおいては、片方のDFB−LDの温度を変え、光の発振周波数をシフトさせることにより、光ビートの周波数、またはすなわちフォトミキサから発せられるテラヘルツ波の周波数(2つの光の差周波)を調整することが可能である。その際、このテラヘルツ波光の周波数の調整には、通常、光スペクトラムアナライザが使われる。
R. Wilk, F. Breitfeld, M. Mikulics, and M. Koch, "Continuous wave THz spectrometer based on two LT-GaAs antennas without interdigitated electrodes," IRMMW 2007, pp. 993-994, 2007.
しかしながら、従来技術によるテラヘルツ波信号発生装置システムにおいては、発生するテラヘルツ波の周波数精度が低いという問題がある。これは光スペクトラムアナライザの周波数精度上の限界に起因するものである。一般に、光スペクトラムルアナライザの周波数分解能は、10GHz程度までである。従って、発生するテラヘルツ波の周波数精度も10GHz程度である。このため、従来技術によれば、これ以上の周波数精度で周波数を制御したテラヘルツ波を発生させることは不可能であった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電磁波を発生させ且つ電磁波の周波数の精度を向上させる技術を提供することにある。
上記の課題を解決するために、第1の本発明に係る電磁波発生装置は、第1、第2の波長可変光源と、前記第1の波長可変光源の出力の周波数よりも低く且つ前記第2の波長可変光源の出力の周波数よりも高い周波数を有する光を出力する波長固定光源と、前記波長固定光源の出力を分波する分波器と、前記第1の波長可変光源の出力と前記分波器の出力とを合波する第1の合波器と、前記第1の合波器の出力を光電変換する第1の光電変換器と、前記第2の波長可変光源の出力と前記分波器の出力とを合波する第2の合波器と、前記第2の合波器の出力を光電変換する第2の光電変換器と、前記第1の光電変換器の出力である目的のテラヘルツ波の周波数として予め設定された周波数と前記第2の光電変換器の出力の周波数との和が前記第1、第2の波長可変光源に設定される周波数の差に一致するように前記第1の波長可変光源に周波数を設定する周波数設定手段とを備え、前記周波数設定手段は、前記テラヘルツ波の周波数を含む目的の周波数範囲よりも低い周波数範囲を測定可能な周波数測定器と、前記周波数測定器に入力される前記第2の光電変換器の出力の周波数が当該低い周波数範囲に属するように前記第2の波長可変光源に周波数を設定する周波数設定回路とを備えることを特徴とする
第2の本発明に係る電磁波発生方法は、第1の波長可変光源の出力の周波数よりも低く且つ第2の波長可変光源の出力の周波数よりも高い周波数を有する光を出力する波長固定光源の出力を分波する分波工程と、前記第1の波長可変光源の出力と前記分波工程の出力とを合波する第1の合波工程と、 前記第1の合波工程の出力を光電変換する第1の光電変換工程と、前記第2の波長可変光源の出力と前記分波工程の出力とを合波する第2の合波工程と、前記第2の合波工程の出力を光電変換する第2の光電変換工程と、前記第1の光電変換工程の出力である目的のテラヘルツ波の周波数として予め設定された周波数と前記第2の光電変換工程の出力の周波数との和が前記第1、第2の波長可変光源に設定される周波数の差に一致するように前記第1の波長可変光源に周波数を設定する周波数設定工程とを備え、前記周波数設定工程において、前記テラヘルツ波の周波数を含む目的の周波数範囲よりも低い周波数範囲を測定可能な周波数測定器に入力される前記第2の光電変換器の出力の周波数が当該低い周波数範囲に属するように前記第2の波長可変光源に周波数を設定することを特徴とする。
本発明に係る電磁波発生装置及び電磁波発生方法によれば、第2の光電変換器/第2の光電変換工程の出力の周波数は、目的の電磁波の周波数よりも低くなり、目的の電磁波の周波数を測定するときよりも高い精度で測定でき、かつ、測定された周波数は目的の電磁波の周波数の外的要因による変化を反映する。よって、予め設定された周波数と第2の光電変換器/工程の出力の周波数との和が第1、第2の波長可変光源に設定される周波数の差に一致するように第1の波長可変光源に周波数を設定することで、その変化を是正でき、その結果、目的の電磁波の周波数の精度を向上させることができる。
本実施の形態に係る電磁波発生装置の構成例を示す図である。 本実施の形態に係る電磁波発生装置に使用される波長可変光源の構成例を示す図である。 比較例の電磁波発生装置の構成例を示す図である。 従来のテラヘルツ波信号発生装置の構成例を示す図である。 従来の周波数可変テラヘルツ波信号発生装置とテラヘルツ帯分光器の一体構成の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る電磁波発生装置の構成例を示す図である。
電磁波発生装置は、テラヘルツ波を発生させるものであり、波長可変光源11、12と、波長固定光源13と、波長固定光源13の出力L3を分波する分波器14と、波長可変光源11の出力であるレーザ光L1と分波器14の出力であるレーザ光L3とを合波する合波器15と、合波器15の出力であるレーザ光を光電変換する光電変換器(フォトミキサ)16と、波長可変光源12の出力であるレーザ光L2と分波器14の出力であるレーザ光L3とを合波する合波器17と、合波器17の出力であるレーザ光を光電変換し目的の電磁波*0を出力する光電変換器(フォトミキサ)18と、光電変換器18の出力である電磁波の周波数fPM_ES4を測定する周波数測定器19と、波長可変光源11、12にそれぞれ周波数fTLS1_w-meter、fTLS2_w-meterを設定する周波数設定回路110とを備える。
周波数設定回路110には、電磁波*0の周波数fTHzの目標値として予め周波数fTHz_setが設定される。周波数fTHz_setは、テラヘルツ波の周波数範囲に含まれる。
また、周波数設定回路110には、波長固定光源13の出力の周波数に等しい周波数ffixが設定される。周波数設定回路110は、周波数fTLS2_w-meterを一定とするようになっている。また、周波数設定回路110は、周波数fTHz_setと周波数fPM_ES4との和が周波数fTLS1_w-meter、fTLS2_w-meterの差に一致するように、周波数fTLS1_w-meterを設定するようになっている。
周波数測定器19は、テラヘルツ波の周波数範囲より低い周波数範囲に含まれる周波数の測定が可能となっている。周波数測定器19は、例えば、RF(Radio Frequency)帯の周波数測定が可能ないわゆるRFスペクトラムアナライザである。
図2は、波長可変光源11、12として使用される波長可変光源の構成例を示す図である。
波長可変光源は、レーザ光を出力する波長可変レーザ21と、レーザ光を分波する分波器22と、レーザ光の波長を測定する波長計23と、測定された波長が周波数fTLS1_w-meterや周波数fTLS2_w-meterの逆数に一致するように波長可変レーザ21を制御する制御器24とを備える。
(本実施の形態に係る電磁波発生装置の動作)
図1において、周波数設定回路110は、波長可変光源11に周波数fTLS1_w-meterを設定する。このとき、周波数設定回路110は、fTLS1_w-meter>ffixとし、その差がテラヘルツ波の周波数範囲に含まれるようにする。
周波数設定回路110は、波長可変光源12に一定の周波数fTLS2_w-meterを設定する。このとき、周波数設定回路110は、ffix>fTLS2_w-meterとする。
波長可変光源11は、周波数fTLS1_w-meterに等しい周波数fTLS1を有するレーザ光L1を出力し、波長可変光源12は、周波数fTLS2_w-meterに等しい周波数fTLS2を有するレーザ光L2を出力する。波長固定光源13は、周波数ffixを有するレーザ光L3を出力する。
図2においては、波長可変レーザ21が、周波数fTLS1_w-meterや周波数fTLS2_w-meterに等しい周波数fTLS1や周波数fTLS1を有するレーザ光を出力し、分波器22がレーザ光を分波する。また、波長計23がレーザ光の波長を測定する。
図1に戻り、分波器14は、レーザ光L3を2つに分波する。
合波器15は、レーザ光L1と分波後の一方のレーザ光L3とを合波する。合波器15の出力の周波数は周波数fTLS1と周波数ffixの差に等しくなる。光電変換器16は、合波器15の出力を光電変換する。この光電変換により得られる電磁波*0の周波数fTHzも周波数fTLS1と周波数ffixの差に等しくなる。つまり、電磁波*0はテラヘルツ波であり、その周波数fTHzはテラヘルツ波の周波数範囲に含まれる。
なお、本実施の形態では、光電変換器16から、図示しない導波管や同軸ケーブルなどを介しアンテナを経てテラヘルツ波が出力される場合と、光電変換器16から、直接テラヘルツ波が出力される場合とがある。
合波器17は、レーザ光L2と分波後の他方のレーザ光L3とを合波する。合波器17の出力の周波数は周波数fTLS2と周波数ffixの差に等しくなる。光電変換器18は、合波器17の出力を光電変換する。この光電変換により得られる電磁波の周波数fPM_ES4も周波数fTLS2と周波数ffixの差に等しくなる。周波数fPM_ES4は上記のテラヘルツ波の周波数範囲より低い周波数範囲(例えば、RF帯)に含まれる。
周波数測定器19は、光電変換器18の出力の周波数fPM_ES4を測定する。
周波数設定回路110は、予め設定された周波数fTHz_setと当該周波数fPM_ES4との和が周波数fTLS1_w-meter、fTLS2_w-meterの差に一致するように周波数fTLS1_w-meterを設定する。
図2においては、制御器24が、波長計23により測定された波長が周波数fTLS1_w-meterや周波数fTLS2_w-meterの逆数に一致するように波長可変レーザ21を制御する。
ここで、波長可変光源11内の波長計23及び波長制御系により生じる周波数誤差をΔfTLS1_w-meterとすると、次の式(1)が成立する。
fTLS1=fTLS1_w-meter+ΔfTLS1_w-meter (1)
前述のようにfTLS1_w-meter>ffixとし、その差がテラヘルツ波の周波数範囲に含まれるようにしたので、周波数fTLS1_w-meterはテラヘルツ波の周波数範囲より低くはならない。一方、周波数誤差ΔfTLS1_w-meterは、100MHz程度である。よって、誤差は無視でき、次の式(2)が成立する。
fTLS1≒fTLS1_w-meter (2)
また、波長可変光源12内の波長計23及び波長制御系により生じる周波数誤差をΔfTLS2_w-meterとすると、次の式(3)が成立する。
fTLS2=fTLS2_w-meter+ΔfTLS2_w-meter (3)
周波数fTLS2_w-meterは、例えばギガヘルツ波の周波数範囲に含まれる。一方、周波数誤差ΔfTLS2_w-meterは、100MHz程度である。よって、誤差は無視でき、次の式(4)が成立する。
fTLS2≒fTLS2_w-meter (4)
また、前述のように、周波数fTHzは、周波数fTLS1と周波数ffixの差に等しいので、次の式(5)が成立する。
fTHz=fTLS1−ffix≒fTLS1_w-meter−ffix (5)
また、前述のように、周波数fPM_ES4は、周波数fTLS2と周波数ffixの差に等しいので、次の式(6)が成立する。
fPM_ES4=ffix−fTLS2≒ffix−fTLS2_w-meter (6)
ここで、式(5)、(6)から、次の式(7)が成立する。
fTHz+fPM_ES4=(fTLS1_w-meter−ffix)+(ffix−fTLS2_w-meter)
=fTLS1_w-meter−fTLS2_w-meter (7)
よって、前述のように、周波数fTHz_setと周波数fPM_ES4との和が周波数fTLS1_w-meter、fTLS2_w-meterの差に一致するようにすれば、つまり、次の式(8)を成立させれば、
fTHz_set+fPM_ES4=fTLS1_w-meter−fTLS2_w-meter (8)
式(7)と式(8)により、次の式(9)が成立する。
fTHz=fTHz_set (9)
つまり、周波数fTHzを周波数fTHz_setに等しくさせることができるのである。
また、周波数fPM_ES4は、テラヘルツ波の周波数範囲より低い周波数範囲に含まれるようにしているので、例えば、周波数fPM_ES4がRF帯に含まれるようにすれば、周波数fTHzの精度は、周波数測定器19の測定精度に依存し、例えば、図2の波長計23の精度と同じ100MHz程度まで向上させることができる。
また、本実施の形態では、周波数fTLS2_w-meterを一定としつつ、周波数fTHz_setを時間的に変化(掃引)させることで、周波数fTHzも同様に変化し、しかも、周波数fTHz_setに等しく、精度も高い。
ところで、周波数fTLS1、fTLS2、ffixは、温度、電場、磁場などの外的要因により変動しうる。同様に、波長可変光源11、12に内蔵される波長計23及び波長制御系も温度、電場、磁場などの外的要因により誤動作する可能性がある。
ここで、図3に示すような電磁波発生装置を考える。図1に示す要素と同様のものには同一符号を付与し、重複説明を省略する。
図3の電磁波発生装置は、波長可変光源11、12と、波長可変光源11、12の出力であるレーザ光L1、L2を合波する合波器15と、合波器15の出力であるレーザ光を光電変換し目的の電磁波*0を出力する光電変換器16と、波長可変光源11、12にそれぞれ周波数fTLS1_w-meter、fTLS2_w-meterを設定する周波数設定回路110とを備える。
電磁波*0の周波数fTHzは、周波数fTLS1_w-meter、fTLS2_w-meterの差に一致する。ここで、温度、電場、磁場などの外的擾乱があった場合、レーザ光L1、L2の周波数の真値fTLS1、fTLS2は、設定された周波数fTLS1_w-meter、fTLS2_w-meterと乖離する。しかし、図3の電磁波発生装置では、そのような乖離を検知する参照信号がなく、乖離を正せない。
これに対し、図1の電磁波処理装置では、光電変換器18の出力の周波数fPM_ES4を参照信号として用いることで、周波数fTLS1、fTLS2、ffixの異常を検知できる。
例えば、周波数fTLS1の異常によって電磁波*0の周波数fTHzが周波数fTHz_setに対して乖離するのを、周波数設定回路110の働きにより防止することができる。
また、周波数fTLS2、ffixの異常については、一定であるはずの周波数fPM_ES4が変化することで、その異常を検知できる。この場合は、電磁波*0にも異常が及び、その周波数fTHzが周波数fTHz_setに対して乖離している可能性があると判断でき、対策を講じることができる。
以上のように、光電変換器18の出力の周波数fPM_ES4は、電磁波*0の周波数fTHzよりも低くなり、電磁波*0の周波数fTHzを測定するときよりも高い精度で測定でき、かつ、測定された周波数は電磁波*0の周波数の外的要因による変化(周波数fTHz_setと乖離)を反映する。よって、周波数fTHz_setと周波数fPM_ES4との和が周波数fTLS1_w-meter、fTLS2_w-meterの差に一致するように周波数fTLS1_w-meterを設定することで、その変化を是正でき、その結果、周波数fTHzの精度を向上させることができる。
11、12…波長可変光源
13…波長固定光源
14…分波器
15、17…合波器
16、18…光電変換器
19…周波数測定器
110…周波数設定回路

Claims (2)

  1. 第1、第2の波長可変光源と、
    前記第1の波長可変光源の出力の周波数よりも低く且つ前記第2の波長可変光源の出力の周波数よりも高い周波数を有する光を出力する波長固定光源と、
    前記波長固定光源の出力を分波する分波器と、
    前記第1の波長可変光源の出力と前記分波器の出力とを合波する第1の合波器と、
    前記第1の合波器の出力を光電変換する第1の光電変換器と、
    前記第2の波長可変光源の出力と前記分波器の出力とを合波する第2の合波器と、
    前記第2の合波器の出力を光電変換する第2の光電変換器と、
    前記第1の光電変換器の出力である目的のテラヘルツ波の周波数として予め設定された周波数と前記第2の光電変換器の出力の周波数との和が前記第1、第2の波長可変光源に設定される周波数の差に一致するように前記第1の波長可変光源に周波数を設定する周波数設定手段と
    を備え
    前記周波数設定手段は、
    前記テラヘルツ波の周波数を含む目的の周波数範囲よりも低い周波数範囲を測定可能な周波数測定器と、
    前記周波数測定器に入力される前記第2の光電変換器の出力の周波数が当該低い周波数範囲に属するように前記第2の波長可変光源に周波数を設定する周波数設定回路と
    を備えることを特徴とする電磁波発生装置。
  2. 第1の波長可変光源の出力の周波数よりも低く且つ第2の波長可変光源の出力の周波数よりも高い周波数を有する光を出力する波長固定光源の出力を分波する分波工程と、
    前記第1の波長可変光源の出力と前記分波工程の出力とを合波する第1の合波工程と、 前記第1の合波工程の出力を光電変換する第1の光電変換工程と、
    前記第2の波長可変光源の出力と前記分波工程の出力とを合波する第2の合波工程と、 前記第2の合波工程の出力を光電変換する第2の光電変換工程と、
    前記第1の光電変換工程の出力である目的のテラヘルツ波の周波数として予め設定された周波数と前記第2の光電変換工程の出力の周波数との和が前記第1、第2の波長可変光源に設定される周波数の差に一致するように前記第1の波長可変光源に周波数を設定する周波数設定工程と
    を備え
    前記周波数設定工程において、
    前記テラヘルツ波の周波数を含む目的の周波数範囲よりも低い周波数範囲を測定可能な周波数測定器に入力される前記第2の光電変換器の出力の周波数が当該低い周波数範囲に属するように前記第2の波長可変光源に周波数を設定す
    ことを特徴とする電磁波発生方法。
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