JP5065905B2 - 真菌ペロノスポラ・デストラクター(Peronospora destructor)により生じるタマネギのべと病に対する耐性 - Google Patents
真菌ペロノスポラ・デストラクター(Peronospora destructor)により生じるタマネギのべと病に対する耐性 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5065905B2 JP5065905B2 JP2007544846A JP2007544846A JP5065905B2 JP 5065905 B2 JP5065905 B2 JP 5065905B2 JP 2007544846 A JP2007544846 A JP 2007544846A JP 2007544846 A JP2007544846 A JP 2007544846A JP 5065905 B2 JP5065905 B2 JP 5065905B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plant
- allium
- plants
- resistant
- resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/68—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
- C12Q1/6876—Nucleic acid products used in the analysis of nucleic acids, e.g. primers or probes
- C12Q1/6888—Nucleic acid products used in the analysis of nucleic acids, e.g. primers or probes for detection or identification of organisms
- C12Q1/6895—Nucleic acid products used in the analysis of nucleic acids, e.g. primers or probes for detection or identification of organisms for plants, fungi or algae
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01H—NEW PLANTS OR NON-TRANSGENIC PROCESSES FOR OBTAINING THEM; PLANT REPRODUCTION BY TISSUE CULTURE TECHNIQUES
- A01H1/00—Processes for modifying genotypes ; Plants characterised by associated natural traits
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01H—NEW PLANTS OR NON-TRANSGENIC PROCESSES FOR OBTAINING THEM; PLANT REPRODUCTION BY TISSUE CULTURE TECHNIQUES
- A01H6/00—Angiosperms, i.e. flowering plants, characterised by their botanic taxonomy
- A01H6/04—Amaryllidaceae, e.g. onion
- A01H6/045—Allium cepa [onion]
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q2600/00—Oligonucleotides characterized by their use
- C12Q2600/13—Plant traits
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q2600/00—Oligonucleotides characterized by their use
- C12Q2600/156—Polymorphic or mutational markers
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Botany (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Zoology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Developmental Biology & Embryology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Mycology (AREA)
- Immunology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Physiology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Natural Medicines & Medicinal Plants (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
Description
真菌ペロノスポラ・デストラクター(Peronospora destructor)(Pd)により生じるべと病は、事実上全世界に分布している。この病原体は、さまざまな種類のタマネギを攻撃するが、一般的なタマネギでありアリウム・セパ(Allium cepa)に対して特に破壊的である。この真菌により引き起こされる損害は、Mukerji(ref5)中に記載されている。条件がこの病気にとって好ましい場合、自然伝染が圃場において発生しうる。この兆候は、葉の黄色化、及び灰色の胞子形成である。経済的観点から、べと病は、世界のほぼ全てのタマネギ栽培地域において、タマネギ及びワケギ(Allium cepa L.)の栽培を脅かす主要な真菌病の内の1つである。
− 耐性配列は、実際、致死因子を構成したかもしれない。なぜなら、それらは、内因性の決定的な配列を置換するからである。したがって、それらは、致死を生じさせずに、両染色体上に存在することは決してできなかったであろう。
− 耐性配列と致死配列は、染色体上、互いに極めて近接し、又は重複さえしたかもしれなかった。この状況においては、両者を分離する組換え事件を取得する可能性はほとんどない。
− 致死因子を構成する配列は、耐性の働きに必要であったかもしれない。この条件では、両者の分離は、耐性能力の喪失を導くであろう。
本願の文脈において、以下の用語を、以下のように定義する:
遺伝子移入: 種間交雑のプロセスを介しての1の種の遺伝子から他のものの中への自然導入、その後の、再出現植物への引き続き行われる戻し交雑。それにより、各種は、より変異性となり、そして他の種の一定の特徴を示しうる。
− 植物のゲノムDNAの制限を、制限酵素PstIとMseIを用いて実行する;そして
− ライゲーションを、以下のアダプター:
− PCR増幅を、その後、以下のプライマー:
− 上記植物のゲノムDNAの制限を、制限酵素PstIとMseIを用いて実行する;そして
− ライゲーションを、以下のアダプター:
− 以下のプライマー:
a)アリウム・ロイレイとアリウム・セパの間の種間交雑;
b)真菌ペロノスポラ・デストラクター(Pd)により生じるタマネギのべと病に対して耐性である、種間雑種の選択;
c)アリウム・セパの植物を用いた上記雑種の戻し交雑;
d)タマネギのべと病に耐性な植物の選択;
e)こうして得られた植物の自家受粉;
f)タマネギのべと病にホモ接合で耐性な植物の選択。
この自家受粉ステップの後に、アリウム種の植物に特徴的な形質を全て共有する、タマネギのべと病に対して耐性な植物の選択が行われる。好ましくは、上記自家受粉と選択のステップは、少なくとも1回繰り返され、すなわち、自家受粉と選択の少なくとも2つのシリーズが達成される。これらのステップは、好ましくは、2,3,4,5又は8回行われ、すなわち、それらは1,2,3,4又は7回繰り返される。
a)タマネギのべと病に耐性なアリウム・ロイレイの取得;
b)上記アリウム・ロイレイとアリウム・セパの間の種間交雑;
c)タマネギのべと病に耐性な種間雑種の選択;
d)上記雑種とアリウム・セパの植物との戻し交雑;
e)タマネギのべと病に耐性な植物の選択;
f)ステップe)において得られた耐性植物の自家受粉;
g)タマネギのべと病にホモ接合で耐性な植物の選択。
上記方法のさまざまなステップは、先の複数の段落中で説明したものと同じである。上記プロセスの好ましい態様も先に述べたものであり、特に、ステップd)とe)、及びステップf)とg)の繰り返しである。上記選択のステップは、先に説明したように達成されることもできる。それらは、好ましくは、分子マーカーを利用する分子タイピング法を用いて達成される。特に好ましい方法は、先の節において記載したAFLPTMである。本発明に従えば、分子マーカーは、選択ステップc)のみ、又はステップe)のみ、又はステップg)のみ、又はこれらステップの内のいずれか、又は3つの内の2つにおいて、使用されうる。
この手順に従えば、最初のアリウム・ロイレイ親に起源をもつ遺伝子移入断片は、各ステップにおいて最小化される。アリウム・セパに特徴的な形質は、UPOV条約に関連するthe Guidelines for the Conducts of Tests for Distinctness, Uniformity and Stability (reference TG/46/6)中に開示されたものと同じである。
これまでに記載してきた本発明に係る植物は、本発明の好ましい態様に従えば、栽培されるタマネギ又はワケギである。
実施例1:アリウム・セパのホモ接合耐性系統の取得
導入:
タマネギにおけるべと病を、真菌ペロノスポラ・デストラクター(Berk.)Casp.(Mukerji,ref5)により引き起こされる。それは、植物組織上でのみ維持されインビトロにおいて寒天又は液体培地上では維持されることができない偏性の病原体である。
本試験の出発点は、de Vries et al(ref3)中に開示されるF1BC2といわれる植物である。この植物は、アリウム・セパとアリウム・ロイレイの間の最初の種間交雑(F1)、その後のアリウム・セパへの2回連続した戻し交雑により得られたものであった。本発明者らは、上記植物材料をそれらの品種改良系統に戻し交雑を実施し続け、そしてホモ接合系を取得するためにBC5世代の自家受粉を実施した。S1,S2及びS3は、それぞれ、1,2又は3回連続した自家受粉ステップが実施されたことを示す。
温室内で先に接種された散布用球根を、圃場内に植えた(Hildebrand et al,ref7)。
上記最初の圃場試験は、タマネギ植物の重度の感染をもたらした。兆候が信頼性をもった格付けされることができる限り、感染性植物をカウントした。いくつかの初期の系統は、初期の段階で葉が落ち、そして葉の乾燥とべと病の兆候の間を区別することができなかった。これらの系統に関して、感受性植物だけを格付けし、そして耐性植物をカウントしなかった。なぜなら、耐性クラスは、それらの初期の系統において、多くの逸出を含むからである。合計で、20系統が存在した。34系統を、感受性植物と耐性植物の両者についてカウントし、そしてこれらの系統は、かなり遅れて葉が落ち、そして上記耐性についての格付けは、信頼性をもって行うことができなかった。データを表1に与える。
圃場試験番号1は、べと病耐性タマネギの品種改良が先に予想された程簡単でなかったことを最初にはっきりと示した。単一遺伝子の優性に遺伝した耐性の場合、当業者は、通常、耐性F2植物の自家受粉後、完全に耐性である系統の少なくとも1/3が存在すると予想したであろう。RR植物だけが完全に耐性な子孫を与え、Rr植物は分離するであろうし、そして、耐性について選択した後のF2植物においては、RR植物は、当該集団の1/3を含む(ここで、「R」は、優性耐性遺伝子を担持する対立遺伝子を表し、「r」は、劣性感受性遺伝子を表す)。
ゲノミック・イン・サイチュー・ハイブリダイゼーション(GISH)の技術は、Khrustaleva and Kik(ref9とref10)によりタマネギにおいて開発されており、そしてアリウム・セパの染色体からゲノム・アリウム・ロイレイ挿入物/セグメントを識別するために本発明において使用された。したがって、この技術は、アリウム・セパ植物のゲノム内の、アリウム・ロイレイ由来の遺伝子移入断片を可視化することを可能にする。
GISHは、他の種上の1の種に由来するクロマチン材料の遺伝子移入を検出するための強力な技術である。GISHの利点は、遺伝子移入が、「遺伝子移入されたゲノムの絵」により可視化されることである。この技術により、ゲノムの特定の領域がホモ接合又はヘテロ接合であるか否かを確認することもできる。これは、同時優性である分子細胞遺伝マーカーの使用のおかげである。この技術により、どの染色体内に、着目の遺伝子移入された遺伝子が存在するかを決定することもできる。
出発材料は、品種改良系統第2348号、世代F1BC5S3である。幼岩根の先端を集め、そして100個までのスライドを、中期分配分析のために作製した(当該方法の説明については、Khrustaleva and Kik(ref9とref10)を参照のこと)。十分に分配された中期をもち、そして染色体の全セット(2n=2×=16)を含むスライドを、GISH実験のために選択する。
ゲノムDNAを、Rogers and Bendich(ref13)のCTAB法を用いて、A.cepaとA.royleiの若い葉から抽出する。
A.royleiのゲノムDNAを、標準的なニック−トランスレーション・プロトコール(Boehringer,Manheim,Germany)によりDig−11−dUTP(Digoxigenin−11−2′−deoxy−uridine−5′−triphosphate)で標識する。A.cepaのゲノムDNAを、ブロックDNAとして使用する。インサイチュー・ハイブリダイゼーション、免疫学的検出、及び顕微鏡手順は、Khrustaleva and Kik(ref9とref10)により先に記載されたものと同じである。核型分析を、Kalkman(ref12)により提案され、そしてFourth Eucarpia Allium Symposium by de Vries(ref12)により確認された標準的なタマネギの命名システムに従って実施する。各寄託番号当り3〜5個の中期からの染色体計測を、Colorado State University:(http://www.colostate.edu/Depts/Micro Measure)からの、Windows(登録商標)用フリーのソフトウェア・プログラムを用いて実行した。
品種改良系統第2348号、世代F1BC5S3からの14個の耐性植物のGISH分析は、全ての植物が、べと病耐性の遺伝子を宿すA.royleiセグメントを有することを示した(図2A,2B、及び2C)。核型分析は、S.royleiセグメントを担持する組換え染色体が第3染色体(動原体指数:41.7;相対染色体長:13.8)であることを現した。13個の植物は、第3染色体上にたった1つのA.royleiセグメントを有しており、他の相同染色体は、A.cepaのクロマチンだけから構成されることが証明された。疑いもなく、これらの結果は、品種改良系統第2348号の13個の植物の全てが、べと病耐性遺伝子を含むセグメントに関してヘテロ接合であることを証明した。寄託番号第2348−5号は、2つのA.royleiセグメント:べと病耐性遺伝子を担持する第3染色体の長腕上に存在するセグメント、と第4染色体の長腕上に存在する追加のセグメント(動原体指数:39.3;相対染色体長:12.6)を有している。両セグメントは、ゲノム内でヘテロ接合で存在する。
上記の方法により、タマネギのゲノム内への、べと病耐性遺伝子を担持するA.royleiクロマチン材料の遺伝子移入が首尾良く検出された。本データは、品種改良系統第2348号、世代F1BC5S3におけるべと病耐性遺伝子のヘテロ接合の性質を証明するものである。圃場において耐性であるとして選択された14個の植物の全てにおいて、第3染色体のたった1つのホモログ内にA.royleiセグメントが発見された。上述の結果は、A.cepaの発達のために、例えば、種子の発達のために必要であり、かつ、べと病耐性遺伝子の近くに位置する遺伝子(又は致死因子)がホモ接合植物の不存在の原因であるということを仮定することにより説明されうる。実際、遺伝子移入の間、対応のA.roylei遺伝子により必須のA.cepa遺伝子を置換することにより、A.cepa細胞質バックグラウンドに置かれるとき、植物の発達、例えば、種子の発達の重度の妨害が導かれることが想定されうる。生存可能なホモ接合耐性タマネギは、可能である場合には、べと病耐性遺伝子と致死因子の間に組換えが生じる場合にのみ得られうる。
導入:
品種改良系統第2348号、世代F1BC5S3からの14個のべと病耐性植物を分析した後、全ての植物が、Pd耐性座に関してヘテロ接合であったことが示された。べと病耐性のための遺伝子を宿すA.oyleiのセグメントは、第3染色体のホモログの1つの上にのみ検出され、他のホモログは、A.cepaのクロマチンだけから構成されていた。このさらなる分析は、圃場においてべと病耐性に関して分離が全く生じていない品種改良系統第3591号に関する。これを考えると、GISHを介して、この集団内に、べと病耐性座を宿す第3染色体の領域に関してホモ接合である植物が発見されることが予想される。
6個の別個の植物、品種改良系統第3591号、世代F1BC5S3から、若い根の先端を集め、そして50個までのスライドを、中期分配分析のために作製した(方法の説明に関しては、Khrustaleva and Kik,ref9を参照のこと)。よく分配された中期をもち、そして染色体の完全なセット(2n=2×=16)を含むスライドを、GISH実験のために選択する。
詳細は、先の実施例の「方法」の節の下で与える。
Plant Research International BV,Wageningen,NLは、品種改良系統第3591号、世F1BC5S3からの6個の耐性植物のGISH分析を実施し、これは、全ての植物が、べと病耐性座を宿す領域に関してホモ接合のA.royleiであることを示した(図3A〜3Fを参照のこと)。核型分析は、第3染色体の両ホモログ上にA.royleiセグメントの存在を現す(動原体指数:41.7;相対染色体長13.8)。6個の分析された植物の中で、寄託番号第3591−1号は、第3染色体の両ホモログの上に2つの小さなセグメントを有している(図3Aを参照のこと)。A.royleiの遺伝子移入されたセグメントのサイズは、両ホモログ上で同じであり、そして平均、長腕の長さの17.9±0.78%である。5個の植物、すなわち、寄託番号第3591−3号、同第3591−4号、同第3591−5号、同第3591−6号、及び同第3591−8号は、サイズが異なる2つのA.royleiの遺伝子移入されたセグメントを有している(図3B,3C,3D,3E、及び3Fを参照のこと)。大きい方のセグメントのサイズの平均は、長腕の長さの42.8±1.09%であり、そして小さい方のサイズの平均は、17.9±0.78%である。
本結果は、品種改良系統第2348号におけるべと病耐性座のヘテロ接合の性質を説明するために提案された仮説を確信させるものである。植物の発達のために有害であり、かつ、べと病耐性遺伝子の近くに位置する致死因子が、ホモ接合耐性植物の不存在の原因であるということ、又は植物の発達のために必要な必須A.cepa遺伝子が、遺伝子移入によりノックアウトされ、そしてホモ接合耐性植物の不存在の原因であるということが、実際に仮定されることができた。
1×Allium roylei(ホモ接合耐性)
4×(AcA〜AcDと命名した)、及び24×(Ac01〜Ac24と命名した)Allium cepa(ホモ接合感受性)
1×第3591−1号(ホモ接合耐性、小さな遺伝子移入断片)
1×第3591−3号(ホモ接合耐性、小さな遺伝子移入断片と大きな遺伝子移入断片)
14×第2348−*(ヘテロ接合耐性、大きな断片)。
AFLPTM技術についての補足情報に関しては、4番目の参考文献を参照のこと。
本実施例の目的は、タマネギにおけるペロノスポラ・デストラクターの耐性座に結合したAFLPTMマーカーを同定することである。この耐性座は、Allium royleiに由来する。実施例2に示したように、大きな遺伝子移入断片が、いくつかの個体において同定された(個体第2348−*)。これらの個体の他に、小さな遺伝子移入断片を有する2個の個体も得られた(第3591−1号、小さな断片、及び第3591−3、小さな断片と大きな断片)。耐性座に関連するマーカーを同定し、そして特に、小さな遺伝子移入断片上に位置するマーカーを得るために、改作されたBulked Sogregant Analysis(BSA,Michelmore,ref11を参照のこと)戦略を、4個の個体/プールに対して実行した:
I:個体第2348−6号;ヘテロ接合耐性;大きな遺伝子移入断片、
II:個体第3591−1号;ホモ接合耐性;小さな遺伝子移入断片、
III:個体Allium roylei;ホモ接合耐性、
IV:4個のA.cepa個体(AcA〜AcD)のプール;ホモ接合感受性。
生物学的材料:DNAを、31個体の葉材料(28×Allium cepa、並びに個体第3591−1号、同第3591−3号、及びAllium roylei)、及び14×第2348号個体からのDNAから抽出し、そして全ての個体に関して、PstI/MseIテンプレートを作製した。個体第2348−4号、同第2348−5号、同第2348−11号、及び同第3591−3号に関しては、信頼できるAFLPTMフィンガープリントは作製することができなかった。それゆえ、これらの個体は、さらなる分析から除外した。
先に記載したように、4つの個体又はプールI,II,III,IVに対して改作BSAアプローチを実施した。
BSAを、PstI+3/MseI+3マトリックス中96個のプライマーの組合せを用いて実施し、使用したプライマーの組合せの概要を表3に与え、そして表6は、AFLPTMプライマー酵素の組合せの命名法を与える。
偽陽性マーカーを克服するために、小さな遺伝子移入断片に連結された4つの候補マーカー(P32/M62−061,P33/M32−151,P35/M51−330、及びP43/M35−190)を、24個のさらなるAllium cepa個体(Ac01〜Ac24)に対してチェックした。得られたマーカーの格付けは、予想された格付けに従った(表5を参照のこと)。
タマネギにおけるペロノスポラ・デストラクター耐性座に関連するマーカーを同定し、そして特に、小さな遺伝子移入断片上に位置するマーカーを取得するために、4個の個体/プールに対して、改作Bulked Segregant Analysis(BSA)戦略を実行した。(4個の個体/プールに対してスクリーニングされた)全部で96個のPstI/MseIプライマー組合せ物を用いてBSAを実施した。
偽陽性マーカーを克服するために、小さな遺伝子移入断片に連結された4つの候補マーカー(P32/M62−061,P33/M32−151,P35/M51−330、及びP43/M35−190)を、24個のさらなるAllium cepa個体に対してチェックした。得られたマーカーの格付けは、予想された格付けに従う。それゆえ、これらのマーカーは、着目の小さな遺伝子移入断片に連結していることが分かり、そしてさらなる選択手順のために使用されうる。
第1のステップにおいて、タマネギのべと病に対するPd耐性座の存在を、試験下の植物においてアッセイする。この座の存在は、先の実施例において例示したようなAFLPTMを使用して又はペロノスポラ・デストラクターによる天然又は人工接種に対する当該植物の耐性をアッセイすることにより、アッセイされることができる。
それらが全てホモ接合耐性であり、そして耐性座を担持する2つの小さな遺伝子移入断片をもつ点で第3591−1号に類似する系統第3591号からの植物を、3方向品種改良スキームにおいて雑種と交雑させる(この3方向の交雑は、雌親として1つの雑種、及び雄親として第3591号からの植物を有する)。
以下、系統第3591号又は植物第3591号は、小さな遺伝子移入断片を担持するホモ接合耐性植物であし、それらは全て、第3591−1号に類似する植物である。なぜなら、それらは、ホモ接合条件下でも小さな遺伝子移入断片を含み、そして同一の品種改良系統に属するからである。
本発明に開示するマーカーにより、全ての植物の遺伝子型も分類されうる;耐性座を担持する2つの小さな遺伝子移入断片をもつ第3591号植物を、さまざまな他の近交親系統と交雑させるときに作製される16個のF1雑種の内、全てが、プライマー対(A)(小さな遺伝子移入断片に連結されたマーカーP32/M62−061が使用されたとき予想される61ヌクレオチド断片を示したが、マーカーP32/M62−079(プライマー対(B′))が使用されるとき、大きな遺伝子移入断片の存在を通常強調する79ヌクレオチド断片を示さなかった。
Claims (12)
- ゲノム内にホモ接合で存在する真菌ペロノスポラ・デストラクター(Peronospora destructor)(Pd)耐性座に因り当該Pdにより生じるタマネギのべと病(downy mildew)に対して耐性であるアリウム・セパ(Allium cepa)又はアリウム・フィツロサム(Allium fistulosum)種の植物であって、該Pd耐性座は、アリウム・ロイレイ(Allium roylei)からの遺伝子移入断片上に在り、以下のステップ:
a)制限酵素PstI及びMseIによる該植物からのゲノムDNAの制限酵素処理;
b)以下のオリゴヌクレオチド・アダプター:
c)制限酵素処理断片のセットの選択的増幅;
を実行する際、前記Pd耐性座の存在は、ステップc)において、以下のプライマー:
- 前記Pd耐性座が前記植物のゲノム内の第3染色体上にホモ接合で存在する、請求項1に記載の植物。
- 真菌ペロノスポラ・デストラクター(Peronospora destructor)(Pd)耐性座に因り当該Pdにより当該Pdにより生じるタマネギのべと病(downy mildew)に耐性であるアリウム・セパ(Allium cepa)又はアリウム・フィツロサム(Allium fistulosum)種の植物であって、該Pd耐性座は、アリウム・ロイレイ(Allium roylei)からの遺伝子移入断片上に在り、当該Pd耐性座を含む染色体断片は、致死を引き起こさずに子孫においてホモ接合で存在することができ、かつ、以下のステップ:
a)制限酵素PstI及びMseIによる該植物からのゲノムDNAの制限酵素処理;
b)以下のオリゴヌクレオチド・アダプター:
c)制限酵素処理断片のセットの選択的増幅;
を実行する際、前記Pd耐性座の存在は、ステップc)において、以下のプライマー:
- 真菌ペロノスポラ・デストラクター(Peronospora destructor)(Pd)により生じるタマネギのべと病に耐性であるアリウム・セパ(Allium cepa)又はアリウム・フィツロサム(Allium fistulosum)種の植物であって、ここで、第3染色体のホモログの内の少なくとも1つは、Pd耐性座を含み、該Pd耐性座は、アリウム・ロイレイ(Allium roylei)からの遺伝子移入断片上に在り、該Pd耐性座を含む染色体断片は、致死を引き起こさずに子孫においてホモ接合で存在することができ、かつ、以下のステップ:
a)制限酵素PstI及びMseIによる該植物からのゲノムDNAの制限酵素処理;
b)以下のオリゴヌクレオチド・アダプター:
c)制限酵素処理断片のセットの選択的増幅;
を実行する際、前記Pd耐性座の存在は、ステップc)において、以下のプライマー:
- 前記Pd耐性座はホモ接合で存在する、請求項3又は4に記載の植物。
- 第3染色体のホモ接合体の内の1又は両者の長腕内を除き、アリウム・ロイレイ(Allium roylei)からの遺伝子移入セグメントは存在しない、請求項1〜5のいずれか1項に記載の植物。
- 前記Pd耐性座を含む断片が、第3染色体の長腕の長さの44%未満である、請求項6に記載の植物。
- 真菌ペロノスポラ・デストラクター(Peronospora destructor)(Pd)により生じるべと病感受性アリウム・セパ(Allium cepa)親系と、請求項1又は5に記載の植物との交雑により得られうる雑種アリウム・セパ(Allium cepa)植物。
- 前記親系が、細胞質雄性不稔アリウム・セパ近交系である、請求項11に記載の雑種アリウム・セパ植物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP04078320A EP1668979B1 (en) | 2004-12-08 | 2004-12-08 | Resistance to downy mildew of onion caused by the fungus peronospora destructor |
EP04078320.1 | 2004-12-08 | ||
PCT/EP2005/013537 WO2006061256A1 (en) | 2004-12-08 | 2005-11-25 | Resistance to downy mildew of onion caused by the fungus peronospora destructor |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012118741A Division JP5628866B2 (ja) | 2004-12-08 | 2012-05-24 | 真菌ペロノスポラ・デストラクター(Peronosporadestructor)により生じるタマネギのべと病に対する耐性 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008522602A JP2008522602A (ja) | 2008-07-03 |
JP5065905B2 true JP5065905B2 (ja) | 2012-11-07 |
Family
ID=34928713
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007544846A Active JP5065905B2 (ja) | 2004-12-08 | 2005-11-25 | 真菌ペロノスポラ・デストラクター(Peronospora destructor)により生じるタマネギのべと病に対する耐性 |
JP2012118741A Expired - Fee Related JP5628866B2 (ja) | 2004-12-08 | 2012-05-24 | 真菌ペロノスポラ・デストラクター(Peronosporadestructor)により生じるタマネギのべと病に対する耐性 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012118741A Expired - Fee Related JP5628866B2 (ja) | 2004-12-08 | 2012-05-24 | 真菌ペロノスポラ・デストラクター(Peronosporadestructor)により生じるタマネギのべと病に対する耐性 |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US8119856B2 (ja) |
EP (2) | EP1668979B1 (ja) |
JP (2) | JP5065905B2 (ja) |
CN (1) | CN101094589B (ja) |
AT (1) | ATE480141T1 (ja) |
AU (1) | AU2005313442B2 (ja) |
DE (1) | DE602004029063D1 (ja) |
ES (2) | ES2352333T3 (ja) |
IL (1) | IL183759A0 (ja) |
NZ (1) | NZ555724A (ja) |
PL (2) | PL1668979T3 (ja) |
WO (1) | WO2006061256A1 (ja) |
ZA (1) | ZA200704505B (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
PL1668979T3 (pl) | 2004-12-08 | 2011-05-31 | Hazera Seeds B V | Oporność na mączniaka rzekomego cebuli wywoływanego przez grzyb peronospora destructor |
US11685926B2 (en) * | 2007-02-01 | 2023-06-27 | Enza Zaden Beheer B.V. | Disease resistant onion plants |
JP5419196B2 (ja) * | 2008-02-07 | 2014-02-19 | 国立大学法人山口大学 | 雄性不稔ネギ属植物及びそれに由来する細胞ならびにその作製方法 |
NZ791803A (en) | 2013-11-27 | 2023-02-24 | Seminis Vegetable Seeds Inc | Disease resistance loci in onion |
CN105337704B (zh) * | 2014-08-04 | 2019-01-08 | 华为技术有限公司 | 报文处理方法及装置 |
KR101785084B1 (ko) | 2016-04-01 | 2017-10-17 | 전남대학교 산학협력단 | 노균병 저항성 양파 선별용 마커 |
KR101746413B1 (ko) | 2016-08-31 | 2017-06-13 | 경상남도 | 양파 노균병 진단용 프라이머 세트, 이를 포함하는 진단용 조성물, 및 진단용 키트 |
WO2018059718A1 (en) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | Rijk Zwaan Zaadteelt En Zaadhandel B.V. | Peronospora resistance in spinacia oleracea |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1085039C (zh) * | 1998-05-06 | 2002-05-22 | 南京农业大学 | 不结球白菜杂交种的选育方法 |
CN1081889C (zh) * | 1998-07-28 | 2002-04-03 | 南京农业大学 | 一种不结球白菜的选育方法 |
CN1500379A (zh) * | 2002-11-14 | 2004-06-02 | 东北农业大学 | 光皮、少刺型黄瓜品种的培育方法 |
PL1668979T3 (pl) | 2004-12-08 | 2011-05-31 | Hazera Seeds B V | Oporność na mączniaka rzekomego cebuli wywoływanego przez grzyb peronospora destructor |
-
2004
- 2004-12-08 PL PL04078320T patent/PL1668979T3/pl unknown
- 2004-12-08 AT AT04078320T patent/ATE480141T1/de not_active IP Right Cessation
- 2004-12-08 ES ES04078320T patent/ES2352333T3/es active Active
- 2004-12-08 EP EP04078320A patent/EP1668979B1/en active Active
- 2004-12-08 DE DE602004029063T patent/DE602004029063D1/de active Active
-
2005
- 2005-11-25 JP JP2007544846A patent/JP5065905B2/ja active Active
- 2005-11-25 ES ES05821586T patent/ES2572393T3/es active Active
- 2005-11-25 PL PL05821586.4T patent/PL1819217T3/pl unknown
- 2005-11-25 NZ NZ555724A patent/NZ555724A/en unknown
- 2005-11-25 EP EP05821586.4A patent/EP1819217B1/en active Active
- 2005-11-25 AU AU2005313442A patent/AU2005313442B2/en not_active Ceased
- 2005-11-25 CN CN2005800420083A patent/CN101094589B/zh active Active
- 2005-11-25 WO PCT/EP2005/013537 patent/WO2006061256A1/en active Application Filing
-
2007
- 2007-05-31 ZA ZA200704505A patent/ZA200704505B/en unknown
- 2007-06-07 US US11/811,120 patent/US8119856B2/en active Active
- 2007-06-07 IL IL183759A patent/IL183759A0/en active IP Right Grant
-
2011
- 2011-09-22 US US13/240,493 patent/US8779234B2/en active Active
-
2012
- 2012-05-24 JP JP2012118741A patent/JP5628866B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ATE480141T1 (de) | 2010-09-15 |
EP1668979B1 (en) | 2010-09-08 |
PL1668979T3 (pl) | 2011-05-31 |
CN101094589B (zh) | 2011-01-05 |
CN101094589A (zh) | 2007-12-26 |
US8119856B2 (en) | 2012-02-21 |
JP5628866B2 (ja) | 2014-11-19 |
DE602004029063D1 (de) | 2010-10-21 |
US20120017331A1 (en) | 2012-01-19 |
JP2012205591A (ja) | 2012-10-25 |
AU2005313442B2 (en) | 2011-01-27 |
EP1819217B1 (en) | 2016-03-09 |
ES2572393T3 (es) | 2016-05-31 |
AU2005313442A1 (en) | 2006-06-15 |
US8779234B2 (en) | 2014-07-15 |
IL183759A0 (en) | 2007-10-31 |
ZA200704505B (en) | 2008-07-30 |
ES2352333T3 (es) | 2011-02-17 |
EP1668979A1 (en) | 2006-06-14 |
PL1819217T3 (pl) | 2016-09-30 |
NZ555724A (en) | 2011-03-31 |
US20110296550A1 (en) | 2011-12-01 |
EP1819217A1 (en) | 2007-08-22 |
WO2006061256A1 (en) | 2006-06-15 |
JP2008522602A (ja) | 2008-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5628866B2 (ja) | 真菌ペロノスポラ・デストラクター(Peronosporadestructor)により生じるタマネギのべと病に対する耐性 | |
US9681614B2 (en) | Closterovirus-resistant melon plants | |
US10334797B2 (en) | Melon plants with a dominant melon yellowing associated virus (MYaV) resistance gene | |
US10034441B2 (en) | Melon plants with melon yellowing associated virus (MYAV) resistance | |
US20220256795A1 (en) | Genetic loci associated with disease resistance in soybeans | |
US20200000054A1 (en) | Bremia lactucae resistant plants | |
WO2021022101A2 (en) | Genetic loci associated with disease resistance in soybeans | |
US8841516B2 (en) | Fusarium resistant cucumber plants | |
US20230227839A1 (en) | Novel disease resistant melon plants | |
AU2021303718A1 (en) | Bremia lactucae resistance SG01 | |
AU2017381651B2 (en) | Prolific flowering watermelon | |
WO2024003885A1 (en) | Novel markers combination in sweet basil for disease resistances |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081017 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110705 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20111005 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20111013 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111205 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120524 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20120706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120731 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120810 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5065905 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |