JP5065840B2 - Fireproof compartment penetration structure - Google Patents
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Description
本発明は、建築物等の防火区画を画成する防火壁等の仕切部をケーブルラックが貫通する構造に関し、特に、施工性に優れ耐火性能の安定した防火区画貫通部構造に関する。 The present invention relates to a structure in which a cable rack penetrates a partition portion such as a fire wall that defines a fire prevention section of a building or the like, and particularly relates to a fire prevention section penetration portion structure having excellent workability and stable fire resistance.
従来、建築物等において、建築物の壁、間仕切り壁、床、天井等の防火区画を画成する仕切部にケーブルや配管等の長尺体を配設する場合、前記仕切部に開口部を設ける必要がある。この場合には前記長尺体と前記開口部との間に隙間が生じる。このため、前記仕切部により画成された一方の防火区画で火災が発生した場合、前記長尺体と前記開口部との隙間を伝わって、前記仕切部の他方の防火区画に煙が拡散したり、延焼が及んだりする問題がある。
この問題に対応するために前記長尺体と前記開口部との隙間に防火処理用充填材を複数配置することにより、前記隙間を塞いだ防火区画貫通部構造が提案されている(特許文献1)。
この提案によれば、前記隙間に防火処理用充填材を複数個積み上げることにより前記防火区画貫通部構造が得られることから、製造が容易でコストが安く、施工が容易という特徴があるとされる。
しかしながらこの防火区画貫通部構造では、前記隙間を塞ぐために大量の防火処理用充填材を必要とすることから、コスト高となるばかりでなく、前記防火処理用充填材の積み上げに不備があると容易に前記防火処理用充填材が崩れ落ちる等の問題がある。さらには前記防火区画貫通部構造では前記仕切部が建物等の床に対して垂直に設置されている壁等の場合には施工できるものの、前記仕切部が天井や床等の様に、地面と水平に設置された仕切部の場合には開口部に前記防火処理用充填材を積み上げることができず、前記防火区画貫通部構造を施工することができないとの問題があった。
また別の防火区画貫通部構造として、貫通孔を備えた遮蔽板により前記開口部を覆い、前記遮蔽板の貫通孔と前記長尺体との隙間に熱膨張性充填材が詰め込まれた防火区画貫通部構造が提案されている(特許文献2)。
この提案によれば、防火性能の向上を図ることができ、施工性にも優れるとされる。
しかしながらこの防火区画貫通部構造では、例えば前記長尺体が天井に沿って配置されている場合には重量のある前記遮蔽板の上端を天井に固定する必要があるが、この作業は容易ではない等、前記防火区画貫通部構造の態様により施工が困難となる問題があった。また、施工現場毎に前記開口部に合わせて形状の異なる遮蔽板を事前に準備しなければならず、施工現場で前記開口部と前記遮蔽板との形状が合致していないことが判明した場合、施工の調整に時間がかかる問題もあった。
さらに別の防火区画貫通部構造として、前記長尺体を防火シートで包囲し、前記長尺体と前記開口部との隙間を別の防火シートで覆う防火区画貫通部構造が提案されている(特許文献3)。
この提案によれば、構造が簡単で、施工を容易かつ迅速に行うことができるとされる。
しかしながらこの防火区画貫通部構造では、前記長尺体が前記開口部に接して配置されている場合には事実上前記長尺体を防火シートで包囲することができないばかりか、前記長尺体毎に防火シートを包囲する場合には、前記長尺体の設置、増設、交換、撤去等の操作が煩雑になる問題があった。
In order to cope with this problem, there has been proposed a fire-blocking section penetrating structure in which the gap is closed by arranging a plurality of fire-proof fillers in the gap between the elongated body and the opening (Patent Document 1). ).
According to this proposal, since the fireproof compartment penetration structure can be obtained by stacking a plurality of fireproof fillers in the gap, it is said that the manufacturing is easy, the cost is low, and the construction is easy. .
However, since this fire-blocking section through-hole structure requires a large amount of fire-proofing filler to close the gap, not only is the cost high, but it is easy if the fire-proof filler is poorly stacked. In addition, there is a problem that the fireproofing filler collapses. Furthermore, although the partition can be constructed in the case of a wall or the like that is installed perpendicular to the floor of a building or the like in the structure for penetrating the fire compartment, the partition is not connected to the ground, such as a ceiling or a floor. In the case of the partition part installed horizontally, the said fireproofing filler cannot be piled up in an opening part, and there existed a problem that the said fireproof division penetration part structure could not be constructed.
Further, as another fire prevention compartment penetration structure, the opening is covered with a shielding plate provided with a through hole, and a thermal expansion filler is packed in a gap between the through hole of the shielding plate and the elongated body A through structure has been proposed (Patent Document 2).
According to this proposal, the fireproof performance can be improved and the workability is also excellent.
However, in this fireproof section penetrating portion structure, for example, when the elongated body is arranged along the ceiling, it is necessary to fix the heavy upper end of the shielding plate to the ceiling, but this operation is not easy. There existed a problem that construction became difficult by the aspect of the said fire prevention division penetration part structure. In addition, it is necessary to prepare a shielding plate having a different shape in accordance with the opening at each construction site, and it is found that the shape of the opening and the shielding plate does not match at the construction site. There was also a problem that it took time to adjust the construction.
Furthermore, as another fire prevention compartment penetration structure, a fire prevention compartment penetration structure has been proposed in which the elongated body is surrounded by a fire prevention sheet and the gap between the elongated body and the opening is covered with another fire prevention sheet ( Patent Document 3).
According to this proposal, the structure is simple and the construction can be easily and quickly performed.
However, in this fireproof compartment through-portion structure, when the long body is disposed in contact with the opening, the long body cannot be effectively surrounded by a fireproof sheet. In the case of surrounding the fire protection sheet, there is a problem that operations such as installation, expansion, replacement, and removal of the long body become complicated.
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、前記開口部における長尺体の位置に関係なく容易に施工することができ、壁や仕切壁等の仕切部に限定されず天井や床等の仕切部に対しても施工でき、さらに前記長尺体の設置、増設、交換、撤去等の操作を容易に行うことのできる防火区画貫通部構造を提供することにある。 The present invention has been made in view of these problems, and the object of the present invention can be easily constructed regardless of the position of the elongated body in the opening, and can be applied to a partition such as a wall or a partition wall. To provide a fire-blocking section through structure that can be applied to a partition such as a ceiling or floor without being limited, and that can be easily operated for installation, expansion, replacement, removal of the long body. is there.
前記問題を解決するため本発明者らが鋭意検討した結果、前記開口部をケーブルラックが貫通する構造であって、このケーブルラック内部に長尺体を挿通させ、熱膨張性耐火シートにより前記開口部の全体を覆うと共に、前記熱膨張性耐火シートに折り返し部分を設け、この折り返し部分により形成された前記熱膨張性耐火シートの空隙に前記ケーブルラックを挿通させる一方、前記ケーブルラック内部に耐火充填材を配置した防火区画貫通部構造が本発明の目的に適うことを見出し、本発明を完成させるに至った。 As a result of intensive studies by the present inventors to solve the above problem, a cable rack penetrates the opening, and a long body is inserted into the cable rack, and the opening is formed by a thermally expandable fireproof sheet. And a folded portion is provided in the thermally expandable refractory sheet, and the cable rack is inserted into the gap of the thermally expandable refractory sheet formed by the folded portion, while the cable rack is filled with a refractory. The present inventors have found that a fire prevention compartment penetration structure in which a material is arranged meets the purpose of the present invention, and has completed the present invention.
すなわち本発明は、
[1]建築物に設けられた防火区画を画成する仕切部に形成された開口部と、
前記開口部を貫通するケーブルラックと、
前記ケーブルラックの内部を挿通する長尺体と、
少なくとも一方の前記仕切部表面に沿って前記ケーブルラック周囲の開口部全体を覆う熱膨張性耐火シートと、
前記ケーブルラックの内部に配置された耐火充填材と、
を少なくとも有する構造であって、
前記熱膨張性耐火シートは、前記熱膨張性耐火シートの折り返し部分を形成するための二本以上の切り込みを有していて、前記切り込みのそれぞれの終端部を連結する位置により、前記仕切部の外側方向かつ前記ケーブルラックの面に対し水平方向に曲げられた折り返し部分を有し、
前記ケーブルラックは、前記熱膨張性耐火シートの折り返し部分により形成された空隙を挿通すると共に、前記ケーブルラックの面が前記熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われ、
前記耐火充填材は、前記熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われている前記仕切部の外側に位置する前記ケーブルラック内部と、長尺体と、の間に配置され、
前記熱膨張性耐火シートの折り返し部分を含む前記ケーブルラックの周囲に熱膨張性耐火テープを備えたことを特徴とする、防火区画貫通部構造を提供するものであり、
[2]少なくとも一方の前記仕切部表面に沿って前記ケーブルラック周囲の開口部全体を覆う二以上の熱膨張性耐火シート、
を少なくとも有する構造であって、
第一の熱膨張性耐火シートは、前記ケーブルラックの一方の面側にある一辺から、前記ケーブルラック断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて二本の切り込みを有していて、その二本の切り込みのそれぞれの終端部を連結する位置により、前記仕切部の外側方向かつ前記ケーブルラックの一方の面に対し水平方向に曲げられた折り返し部分を有し、
第二の熱膨張性耐火シートは、前記ケーブルラックの他方の面側にある一辺から、前記ケーブルラック断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて二本の切り込みを有していて、その二本の切り込みのそれぞれの終端部を連結する位置により、前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分と対向する様に前記ケーブルラックの他方の面に対し水平方向に曲げられた折り返し部分を有し、
前記第一の熱膨張性耐火シートと前記第二の熱膨張性耐火シートとは、前記折り返し部分以外のそれぞれの残余の凹形状の面により前記ケーブルラックの周囲に沿って前記開口部を覆う様に配置され、
前記ケーブルラックは、前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分および前記第二の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により形成された空隙を挿通すると共に、前記ケーブルラックの一方の面が前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われ、他方の面が第二の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われ、
前記耐火充填材は、前記第一の熱膨張性耐火シートおよび第二の熱膨張性耐火シートのそれぞれの折り返し部分により覆われた、前記仕切部の外側に位置する前記ケーブルラック内部と、長尺体と、の間に配置され、
前記第一の熱膨張性耐火シートおよび第二の熱膨張性耐火シートのそれぞれの折り返し部分を含む前記ケーブルラックの周囲に熱膨張性耐火テープを備えたことを特徴とする、上記[1]に記載の防火区画貫通部構造を提供するものであり、
[3]前記開口部を貫通する第一および第二のケーブルラックと、
少なくとも一方の前記仕切部表面に沿って前記ケーブルラック周囲の開口部全体を覆う三以上の熱膨張性耐火シートと、
を少なくとも有する構造であって、
第一の熱膨張性耐火シートは、前記開口部内周面側の第一のケーブルラックの面と同じ側にある一辺から、前記第一のケーブルラック断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて二本の切り込みを有し、その二本の切り込みのそれぞれの終端部を連結する位置により、前記仕切部の外側方向かつ前記第一のケーブルラックの面に対し水平方向に曲げられた折り返し部分を有し、
第二の熱膨張性耐火シートは、前記開口部内周面側の第二のケーブルラックの面と同じ側にある一辺から、前記第二のケーブルラック断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて二本の切り込みを有し、その二本の切り込みのそれぞれの終端部を連結する位置により、前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分と同じ方向に前記第二のケーブルラックの面に対し水平方向に曲げられた折り返し部分を有し、
第三の熱膨張性耐火シートは、第一のケーブルラックと第二のケーブルラックとの間にある前記開口部の部分を少なくとも覆うためのものであって、第一のケーブルラックの面と同じ側にある一辺から、前記第一のケーブルラック断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて二本の切り込みを有し、その二本の切り込みのそれぞれの終端部を連結する位置により、前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分と同じ方向に前記第一のケーブルラックの面に対し水平方向に曲げられた折り返し部分を有し、さらに第二のケーブルラックの同じ面側にある一辺から、前記第二のケーブルラック断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて二本の切り込みを有し、その二本の切り込みのそれぞれの終端部を連結する位置により、前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分と同じ方向に前記第二のケーブルラックの面に対し水平方向に曲げられた折り返し部分を有し、
前記第一の熱膨張性耐火シートと前記第三の熱膨張性耐火シートとは、前記折り返し部分以外のそれぞれの残余の凹形状の面により前記第一のケーブルラックの周囲に沿って前記開口部を覆う様に配置され、
前記第二の熱膨張性耐火シートと前記第三の熱膨張性耐火シートとは、前記折り返し部分以外のそれぞれの残余の凹形状の面により前記第二のケーブルラックの周囲に沿って前記開口部を覆う様に配置され、
前記第一のケーブルラックは、前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分および前記第三の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により形成された空隙を挿通すると共に、前記ケーブルラックの一方の面が前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われ、他方の面が第三の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われ、
前記第二のケーブルラックは、前記第二の熱膨張性耐火シートの折り返し部分および前記第三の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により形成された空隙を挿通すると共に、前記第二のケーブルラックの一方の面が前記第二の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われ、他方の面が第三の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われ、
前記耐火充填材は、前記第一の熱膨張性耐火シートおよび第三の熱膨張性耐火シートのそれぞれの折り返し部分により覆われた前記仕切部の外側に位置する前記第一のケーブルラック内部と、長尺体と、の隙間に配置され、ならびに、前記第二の熱膨張性耐火シートおよび第三の熱膨張性耐火シートのそれぞれの折り返し部分により覆われた前記仕切部の外側に位置する前記第二のケーブルラック内部と、長尺体と、の間に配置され、
前記第一の熱膨張性耐火シートおよび第三の熱膨張性耐火シートのそれぞれの折り返し部分を含む前記第一のケーブルラックの周囲ならびに前記第二の熱膨張性耐火シートおよび第三の熱膨張性耐火シートのそれぞれの折り返し部分を含む前記第二のケーブルラックの周囲に熱膨張性耐火テープを備えたことを特徴とする、上記[1]または[2]に記載の防火区画貫通部構造を提供するものであり、
[4]前記開口部を貫通する三以上の前記ケーブルラックと、
互いに隣接する前記ケーブルラックの間にそれぞれ配置される二以上の熱膨張性耐火シートを少なくとも有し、
前記互いに隣接する前記ケーブルラックの間にそれぞれ配置される二以上の熱膨張性耐火シートのそれぞれの折り返し部分を含む三以上の前記ケーブルラックの周囲に熱膨張性耐火テープを備えたことを特徴とする、上記[3]に記載の防火区画貫通部構造を提供するものであり、
[5]前記ケーブルラックは、その内部に前記耐火充填材を支持するための保持部材を備えたことを特徴とする、上記[1]〜[4]のいずれかに記載の防火区画貫通部構造を提供するものであり、
[6]前記耐火充填材は、耐熱シール剤、無機充填材、無機繊維系充填材、耐火性パテ、熱膨張性耐火材ブロックおよび熱膨張性耐火材小片を含む充填用バッグからなる群より選ばれる少なくとも一つであることを特徴とする、上記[1]〜[5]のいずれかに記載の防火区画貫通部構造を提供するものであり、
[7]前記耐火充填材は、粘着性を有する二以上の前記耐火性ブロックを組み合わせてなるものであり、
前記耐火性ブロックの組み合わせは、前記長尺体が挿通するための隙間を有すると共に、前記ケーブルラック内部に略合致して設置することができる外形形状を有することを特徴とする、上記[1]〜[6]のいずれかに記載の防火区画貫通部構造を提供するものである。
That is, the present invention
[1] An opening formed in a partition that defines a fire prevention section provided in a building;
A cable rack passing through the opening;
An elongated body inserted through the inside of the cable rack;
A thermally expandable fireproof sheet covering the entire opening around the cable rack along the surface of at least one of the partition parts;
A refractory filler disposed inside the cable rack;
A structure having at least
The heat-expandable fireproof sheet has two or more cuts for forming a folded portion of the heat-expandable fireproof sheet, and the position of the partition portion depends on the position where the terminal ends of the cuts are connected. A folded portion bent outwardly and horizontally with respect to the surface of the cable rack;
The cable rack is inserted through the gap formed by the folded portion of the thermally expandable fireproof sheet, and the surface of the cable rack is covered by the folded portion of the thermally expandable fireproof sheet,
The fireproof filler is disposed between the cable rack and the elongated body located outside the partition part covered by the folded portion of the thermally expandable fireproof sheet ,
A fireproof compartment penetration structure is provided , comprising a thermally expandable fireproof tape around the cable rack including the folded portion of the thermally expandable fireproof sheet ,
[2] Two or more thermally expandable fireproof sheets covering the entire opening around the cable rack along the surface of at least one of the partitions,
A structure having at least
The first heat-expandable fireproof sheet has two cuts spaced from one side on one side of the cable rack at substantially the same width as the long side of the cable rack cross section. According to the position where the end portions of the two cuts are connected to each other, a folded portion bent in the horizontal direction with respect to the outer side of the partition and the one surface of the cable rack,
The second heat-expandable fireproof sheet has two cuts at an interval of approximately the same width as the long side of the cable rack cross section from one side on the other side of the cable rack. A folded portion bent in a horizontal direction with respect to the other surface of the cable rack so as to face the folded portion of the first thermally expandable refractory sheet depending on the position where the terminal ends of the two cuts are connected. Have
The first thermally expandable refractory sheet and the second thermally expandable refractory sheet cover the opening along the periphery of the cable rack with respective remaining concave surfaces other than the folded portion. Placed in
The cable rack passes through a gap formed by the folded portion of the first thermally expandable fireproof sheet and the folded portion of the second thermally expandable fireproof sheet, and one surface of the cable rack is the first Covered by a folded portion of one thermally expandable refractory sheet, and the other surface is covered by a folded portion of a second thermally expandable refractory sheet;
The fireproof filler is covered with the folded portions of the first and second thermally expandable fireproof sheets, inside the cable rack located outside the partition, and long and body, disposed between,
In the above [1], a heat-expandable fireproof tape is provided around the cable rack including the folded portions of the first heat-expandable fireproof sheet and the second heat-expandable fireproof sheet . Providing the described fireproof compartment penetration structure,
[3] first and second cable racks penetrating through the opening;
Three or more thermally expandable fireproof sheets covering the entire opening around the cable rack along the surface of at least one of the partition parts;
A structure having at least
The first heat-expandable fireproof sheet is spaced from one side on the same side as the surface of the first cable rack on the inner peripheral surface side of the opening with a substantially same width as the long side of the first cable rack cross section. And has two notches, and is a folded portion bent in the outer direction of the partitioning portion and in the horizontal direction with respect to the surface of the first cable rack, depending on the position where the end portions of the two notches are connected. Have
The second heat-expandable fireproof sheet is spaced from one side on the same side as the surface of the second cable rack on the inner peripheral surface side of the opening with a width substantially equal to the long side of the second cable rack cross section. And has two cuts, and the positions of the two cuts are connected to the surface of the second cable rack in the same direction as the folded portion of the first thermally expandable refractory sheet, depending on the position where the end portions of the two cuts are connected. It has a folded portion bent in the horizontal direction,
The third thermally expandable fireproof sheet is for covering at least a portion of the opening between the first cable rack and the second cable rack, and is the same as the surface of the first cable rack. From one side on the side, there are two cuts at an interval of substantially the same width as the long side of the first cable rack cross section, and depending on the position where the respective end portions of the two cuts are connected, One side of the second cable rack having the folded portion bent in the horizontal direction with respect to the surface of the first cable rack in the same direction as the folded portion of the first thermally expandable fireproof sheet. From the position of connecting the end portions of the two cuts with two notches spaced at substantially the same width as the long side of the second cable rack cross section, the first heat Inflatable fireproof sheet Has a folded portion bent horizontally to the plane of the same direction as the folded portion second cable racks,
The first thermally expandable refractory sheet and the third thermally expandable refractory sheet have the openings along the periphery of the first cable rack by respective remaining concave surfaces other than the folded portion. It is arranged to cover
The second thermally expandable refractory sheet and the third thermally expandable refractory sheet have the openings along the periphery of the second cable rack by respective remaining concave surfaces other than the folded portion. It is arranged to cover
The first cable rack passes through a gap formed by the folded portion of the first thermally expandable refractory sheet and the folded portion of the third thermally expandable refractory sheet, and has one surface of the cable rack. Is covered by the folded portion of the first thermally expandable fireproof sheet, the other surface is covered by the folded portion of the third thermally expandable fireproof sheet,
The second cable rack is inserted through a gap formed by the folded portion of the second thermally expandable refractory sheet and the folded portion of the third thermally expandable refractory sheet. One surface is covered by the folded portion of the second thermally expandable fireproof sheet, and the other surface is covered by the folded portion of the third thermally expandable fireproof sheet,
The refractory filler is inside the first cable rack located outside the partition part covered by the respective folded portions of the first and second thermally expandable refractory sheets, and And the long body, and the first and second heat-expandable fire-resistant sheets and the third heat-expandable fire-resistant sheets are located outside the partition portion covered by the respective folded portions. Between the two cable racks and the elongated body ,
The periphery of the first cable rack including the folded portions of the first and third thermal expandable fireproof sheets and the third thermal expandable fireproof sheet and the second and third thermal expandable fireproof sheets The fireproof compartment penetration structure according to the above [1] or [2], wherein a thermally expandable fireproof tape is provided around the second cable rack including each folded portion of the fireproof sheet. Is what
[4] Three or more cable racks penetrating the opening;
At least we have a two or more intumescent fireproof sheets each disposed between the cable rack adjacent to each other,
A heat-expandable fireproof tape is provided around three or more cable racks each including a folded portion of two or more heat-expandable fireproof sheets disposed between the cable racks adjacent to each other. Providing a fireproof compartment penetration structure according to the above [3] ,
[5] The cable rack penetration structure according to any one of [1] to [4], wherein the cable rack includes a holding member for supporting the fireproof filler therein. It is intended to provide,
[6] The refractory filler is selected from the group consisting of a heat-resistant sealant, an inorganic filler, an inorganic fiber filler, a refractory putty, a thermally expandable refractory block and a thermally expandable refractory piece. The fireproof compartment penetration structure according to any one of the above [1] to [5] , characterized in that it is at least one of the following :
[7] The refractory filler is a combination of two or more refractory blocks having adhesiveness,
[1] In the above [1], the combination of the refractory blocks has a gap for allowing the elongated body to pass therethrough, and has an outer shape that can be installed substantially in the cable rack. Ru der provides a firestop penetration portion structure according to any one of to [6].
本発明の防火区画貫通部構造によれば、切り込みのある前記熱膨張性耐火シートの折り返し部分を利用して、前記折り返し部分により形成された空隙に前記ケーブルラックを挿通させるため、前記ケーブルラックが前記仕切部に形成された開口部のどの位置にあっても、前記熱膨張性耐火シートにより前記開口部の全体を容易に覆うことができる。このため、前記ケーブルラックと前記開口部との位置関係に依存せず、容易に施工することのできる防火区画貫通部構造を提供することができる。 According to the fire-blocking section penetration structure of the present invention, the cable rack is inserted into the gap formed by the folded portion using the folded portion of the thermally expandable fireproof sheet having a cut. The entire opening can be easily covered with the thermally expandable fireproof sheet at any position of the opening formed in the partition. For this reason, it is not dependent on the positional relationship of the said cable rack and the said opening part, The fire prevention division penetration part structure which can be constructed easily can be provided.
また本発明の防火区画貫通部構造によれば、前記仕切部表面から外側にあるケーブルラック内部に前記耐火充填材を配置することから、前記開口部の内側に前記耐火充填材を配置する必要が特段なく、施工作業中に前記耐火充填材を前記仕切部の反対側に落としてしまう事故の発生を防止することができる。 In addition, according to the fireproof compartment penetration structure of the present invention, since the fireproof filler is disposed inside the cable rack that is outside the partition surface, it is necessary to dispose the fireproof filler inside the opening. In particular, it is possible to prevent the occurrence of an accident that drops the fireproof filler on the opposite side of the partition during construction work.
加えて本発明の防火区画貫通部構造は、壁や仕切壁等の仕切部に限定されず天井や床等の仕切部に対しても施工できることから、広く応用することが可能である。 In addition, the fireproof compartment penetration structure of the present invention is not limited to partitions such as walls and partition walls, and can be applied to partition parts such as ceilings and floors, and therefore can be widely applied.
また本発明の防火区画貫通部構造によれば、前記長尺体の増設、交換、撤去等の操作を容易に行うことができることから、施工性に優れるばかりでなく、その維持管理が容易であるという特徴をも有する。 In addition, according to the structure for penetrating a fireproof compartment of the present invention, operations such as addition, replacement, and removal of the elongated body can be easily performed, so that not only the workability is excellent, but also its maintenance is easy. It also has the feature.
以下に図面を参照しつつ、本発明の第一の実施態様について説明する。
最初に本発明に使用するケーブルラック、建築物に設けられた防火区画を画成する仕切部に形成された開口部、および長尺体の関係について説明する。
図1は、本発明に使用するケーブルラック、長尺体および建築物に設けられた防火区画を画成する仕切部に形成された開口部との関係を説明するための模式要部斜視図である。
The first embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
First, the relationship between the cable rack used in the present invention, the opening formed in the partition that defines the fire protection section provided in the building, and the elongated body will be described.
FIG. 1 is a schematic perspective view of a main part for explaining the relationship between a cable rack used in the present invention, an elongated body, and an opening formed in a partition that defines a fire prevention section provided in a building. is there.
図1に例示される防火区画A,Bを画成する仕切部1としての仕切壁は、例えば、コンクリート構造、軽量気泡コンクリート板(ALC板)、中空押出セメント板(ECP)構造、中空コンクリート構造、木材や金属等の支持部材と面材とにより組み合わされた構造等の防火壁であり、厚さは約100mm程度となっている。仕切部1には、隣接する防火区画A,Bを水平方向に貫通する開口部2が形成されている。前記開口部2は隣接する防火区画A,Bを連通するものであり、その内部にケーブルラック3を挿入できる形状をしている。図1に例示した様に前記開口部2は矩形状に形成されていて、前記開口部2をケーブルラック3が貫通している。 The partition wall as the partition portion 1 that defines the fire prevention sections A and B illustrated in FIG. 1 includes, for example, a concrete structure, a lightweight cellular concrete board (ALC board), a hollow extruded cement board (ECP) structure, and a hollow concrete structure. A fire wall having a structure in which a support member such as wood or metal is combined with a face material, and has a thickness of about 100 mm. The partition part 1 is formed with an opening 2 that penetrates through the adjacent fire prevention sections A and B in the horizontal direction. The opening 2 communicates with the adjacent fire prevention sections A and B, and has a shape in which the cable rack 3 can be inserted. As illustrated in FIG. 1, the opening 2 is formed in a rectangular shape, and a cable rack 3 passes through the opening 2.
前記ケーブルラック3は亜鉛鉄板を折り曲げ形成した金属板材や、アルミニウム押出し材等から梯子状に形成され、左右の縦片を構成する一対の親桁材4,4と、前記親桁材を所定の間隔で連結する多数の横材5,5とを少なくとも備えるものであり、長手方向に連結されていて、長尺体6を載置することができる構造となっている。前記親桁材4と前記横材5とはビス止め、溶接、嵌め合わせ等により結合されている。このように構成されたケーブルラック3は、吊りボルト等により天井面から吊下げて支持されたり、壁面から支持されていて(図示せず)、前記開口部2の一定の位置に設置されている。 The cable rack 3 is formed in a ladder shape from a metal plate material formed by bending a zinc iron plate, an aluminum extruded material, or the like, and a pair of parent beam members 4 and 4 constituting left and right vertical pieces, and the parent beam member is a predetermined piece. It includes at least a large number of cross members 5 and 5 connected at intervals, and is connected in the longitudinal direction so that the long body 6 can be placed thereon. The main beam member 4 and the cross member 5 are joined by screwing, welding, fitting or the like. The cable rack 3 configured in this way is supported by being suspended from the ceiling surface by suspension bolts or the like, or supported from a wall surface (not shown), and is installed at a certain position of the opening 2. .
また前記ケーブルラック3内には長尺体6が載置されているが、本発明に使用する長尺体6としては、例えば、各種配管、ケーブル等を挙げることができる。
前記各種配管としては、例えば、給排水管、吸排気管、水道管、ガス管、冷暖房用媒体移送管等を挙げることができる。
また前記ケーブルとしては、例えば、CVケーブル、単心ケーブルを2本束ねたCVDケーブル、単心ケーブルを3本束ねたCVTケーブル等の他、他の電源ケーブル、信号ケーブル等を挙げることができる。
例えば、絶縁体として架橋ポリエチレンを使用したCVケーブルで、その公称断面積が250mm2のケーブルの場合、導体の外径が約19mmで、その外周の絶縁体の厚さが2.5mm程度、さらに外側のシース厚さが約1.8mmであり、単線の直径は30mm弱程度となっている。
Moreover, although the elongate body 6 is mounted in the said cable rack 3, as the elongate body 6 used for this invention, various piping, a cable, etc. can be mentioned, for example.
Examples of the various pipes include water supply / drainage pipes, intake / exhaust pipes, water pipes, gas pipes, air conditioning / heating medium transfer pipes, and the like.
Examples of the cable include a CV cable, a CVD cable in which two single-core cables are bundled, a CVT cable in which three single-core cables are bundled, and other power cables and signal cables.
For example, in the case of a CV cable using cross-linked polyethylene as an insulator and having a nominal cross-sectional area of 250 mm 2 , the outer diameter of the conductor is about 19 mm and the thickness of the outer insulator is about 2.5 mm. The outer sheath thickness is about 1.8 mm, and the diameter of the single wire is about 30 mm.
図2は本発明に使用する第一の熱膨張性耐火シートおよび第二の熱膨張性耐火シートの形状について説明するための模式斜視図である。
本発明に使用する熱膨張性耐火シートは二本以上の切り込みを有するものである。
図2(a)に例示した通り、第一の実施態様に使用する第一の熱膨張性耐火シート10は、切り込み11と12とを有している。前記切り込み11の終端部13と、前記切り込み12の終端部14とをそれぞれ連結する位置15でL字型に90度に曲げることにより、図2(b)に例示した通り、折り返し部分16が形成される。
FIG. 2 is a schematic perspective view for explaining the shapes of the first and second thermally expandable fireproof sheets used in the present invention.
The heat-expandable fireproof sheet used in the present invention has two or more cuts.
As illustrated in FIG. 2A, the first thermally expandable refractory sheet 10 used in the first embodiment has cuts 11 and 12. As illustrated in FIG. 2B, a folded portion 16 is formed by bending the end portion 13 of the notch 11 and the end portion 14 of the notch 12 at 90 degrees into an L shape at a position 15 where the end portion 14 is connected. Is done.
第二の熱膨張性耐火シート20についても、図2(a)に例示した通り、切り込み21と22とを有している。そして前記切り込み21の終端部23と、前記切り込み22の終端部24とをそれぞれ連結する位置25でL字型に90度に曲げることにより、図2(b)に例示した通り、折り返し部分26が形成される。 The second thermally expandable fireproof sheet 20 also has cuts 21 and 22 as illustrated in FIG. Then, by bending the end portion 23 of the cut 21 and the end portion 24 of the cut 22 into an L shape at a position 25 where the end portion 24 is connected to each other, the folded portion 26 is formed as illustrated in FIG. It is formed.
図3は第一の熱膨張性耐火シートと第二の熱膨張性耐火シートとを組み合わせた状態を説明するための模式斜視図である。
図3に例示される様に、前記第一の熱膨張性耐火シート10の折り返し部分16と、第二の熱膨張性耐火シート20の折り返し部分26とを組み合わせることにより、ケーブルラックを挿通させるための空隙30を形成することができる。
FIG. 3 is a schematic perspective view for explaining a state in which the first thermally expandable fireproof sheet and the second thermally expandable fireproof sheet are combined.
As illustrated in FIG. 3, the cable rack is inserted by combining the folded portion 16 of the first thermally expandable fireproof sheet 10 and the folded portion 26 of the second thermally expandable fireproof sheet 20. Can be formed.
前記空隙30の高さの調節は、第一の熱膨張性耐火シート10と第二の熱膨張性耐火シート20とを互いに上下方向にスライドさせることにより行うことができる。
また、前記空隙30の幅の調整は、第一の熱膨張性耐火シート10と第二の熱膨張性耐火シート20とにそれぞれ設けられた前記切り込み11,12間の幅や、前記切り込み21,22間の幅を変更することにより行うことができる。
The height of the gap 30 can be adjusted by sliding the first thermally expandable fireproof sheet 10 and the second thermally expandable fireproof sheet 20 in the vertical direction.
The width of the gap 30 is adjusted by adjusting the width between the notches 11 and 12 provided in the first and second thermally expandable fireproof sheets 10 and 20, respectively, This can be done by changing the width between 22.
また前記開口部2(図1参照)に対する前記空隙30の位置は、使用する第一の熱膨張性耐火シート10および第二の熱膨張性耐火シート20の大きさの調整や、前記切り込み11,12,21,22の位置の変更等により適宜調整することができる。 Further, the position of the gap 30 with respect to the opening 2 (see FIG. 1) can be adjusted by adjusting the sizes of the first and second thermally expandable fireproof sheets 10 and 20 used, The position can be adjusted as appropriate by changing the positions of the positions 21, 21, 22 and the like.
次に前記ケーブルラックと熱膨張性耐火シートとの関係について説明する。
図4は本発明に使用するケーブルラックの周囲に熱膨張性耐火シートが配置された状態を説明するための模式要部斜視図である。なお各参照符号の意味は先の図1の場合と同様である。
Next, the relationship between the cable rack and the thermally expandable fireproof sheet will be described.
FIG. 4 is a schematic perspective view of a main part for explaining a state in which a heat-expandable fireproof sheet is arranged around the cable rack used in the present invention. The meaning of each reference symbol is the same as in the case of FIG.
図4に例示されている様に、防火区画A,Bを画成する仕切部1として仕切壁に形成された開口部2にケーブルラック3が貫通している。また図1の場合と同様、前記ケーブルラック3内部を長尺体6が挿通している。 As illustrated in FIG. 4, the cable rack 3 passes through the opening 2 formed in the partition wall as the partition 1 that defines the fire prevention sections A and B. As in the case of FIG. 1, a long body 6 is inserted through the inside of the cable rack 3.
図4に例示される様に、前記第一の熱膨張性耐火シート10の前記折り返し16がある側をケーブルラック3に向けて、前記ケーブルラック3の上側から前記第一の熱膨張性耐火シート10が開口部2を覆う様に配置されている。また前記第二の熱膨張性耐火シート20の前記折り返し26がある側を前記ケーブルラック3側に向けて、前記ケーブルラック3の下側から前記第二の熱膨張性耐火シート20が開口部2を覆う様に配置されている。 As illustrated in FIG. 4, the side of the first thermally expandable fireproof sheet 10 with the turn 16 is directed toward the cable rack 3, and the first thermally expandable fireproof sheet from above the cable rack 3. 10 is arrange | positioned so that the opening part 2 may be covered. Further, the side of the second thermally expansible fireproof sheet 20 with the folded-back 26 is directed to the cable rack 3 side, and the second thermally expansible fireproof sheet 20 is opened from the lower side of the cable rack 3 to the opening 2. It is arranged to cover.
図5は、第一の熱膨張性耐火シートと前記第二の熱膨張性耐火シートとを前記開口部に配置した構造について、仕切部に沿って切断した断面を例示した模式要部断面図である。
第一の熱膨張性耐火シート10と第二の熱膨張性耐火シート20とが前記ケーブルラック3の周囲に上下方向からそれぞれ配置されていて、前記仕切壁1の表面に沿って前記ケーブルラック周囲の開口部2を覆っている。
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view of an essential part illustrating a cross section cut along a partitioning portion with respect to a structure in which the first thermally expandable fireproof sheet and the second thermally expandable fireproof sheet are arranged in the opening. is there.
A first heat-expandable fireproof sheet 10 and a second heat-expandable fireproof sheet 20 are arranged around the cable rack 3 from above and below, respectively, and are arranged around the cable rack along the surface of the partition wall 1. The opening 2 is covered.
また、前記第一の熱膨張性耐火シート10のうち前記折り返し部分16に隣接する裾部17と、前記第二の熱膨張性耐火シート20のうち前記折り返し部分26に隣接する裾部27とは重複部分を有するものであり、前記第一の熱膨張性耐火シート10のうち前記折り返し部分16に隣接する裾部18と、前記第二の熱膨張性耐火シート20のうち前記折り返し部分26に隣接する裾部28とは重複部分を有するものである。
なお、前記裾部17と前記裾部27ならびに前記裾部18と前記裾部28とは互いに突き合わせて設置してもよい。
Further, the skirt portion 17 adjacent to the folded portion 16 of the first thermally expandable fireproof sheet 10 and the skirt portion 27 adjacent to the folded portion 26 of the second thermally expandable fireproof sheet 20 are described. It has an overlapping part and is adjacent to the folded portion 26 of the first thermally expandable fireproof sheet 10 and adjacent to the folded portion 16 and the second thermally expandable fireproof sheet 20. The skirt portion 28 has an overlapping portion.
Note that the skirt 17 and the skirt 27 and the skirt 18 and the skirt 28 may be installed to face each other.
この様に、前記第一の熱膨張性耐火シート10と前記第二の熱膨張性耐火シート20とは、前記折り返し部分16,26以外のそれぞれの残余の凹形状の面により前記ケーブルラック3の周囲に沿って前記開口部を覆う様に配置することができる。 In this way, the first thermally expandable fireproof sheet 10 and the second thermally expandable fireproof sheet 20 are formed on the cable rack 3 by the remaining concave surfaces other than the folded portions 16 and 26. It can arrange | position so that the said opening part may be covered along circumference | surroundings.
第一の熱膨張性耐火シート10と前記第二の熱膨張性耐火シート20とを前記開口部2に配置する固定手段に特に限定はなく、例えばアンカーボルト、埋め込みピン等の前記仕切部1に埋め込む形式のもの、張着フック、張着ピン等の前記仕切部1に耐熱接着剤等により固定する形式のもの等を挙げることができる。
図5ではアンカーボルト32により第一の熱膨張性耐火シート10と前記第二の熱膨張性耐火シート20とが前記開口部2に配置されている。
The fixing means for disposing the first thermally expandable fireproof sheet 10 and the second thermally expandable fireproof sheet 20 in the opening 2 is not particularly limited. For example, the partitioning section 1 such as an anchor bolt or an embedded pin may be used. Examples include an embedded type and a type that is fixed to the partition portion 1 such as a tension hook and a tension pin with a heat-resistant adhesive.
In FIG. 5, the first heat-expandable fireproof sheet 10 and the second heat-expandable fireproof sheet 20 are arranged in the opening 2 by the anchor bolt 32.
第一の熱膨張性耐火シート10と前記第二の熱膨張性耐火シート20とを前記開口部2に配置する際には上記の固定手段に加えて両面粘着テープ等を併用してもよい。 When the first thermally expandable fireproof sheet 10 and the second thermally expandable fireproof sheet 20 are disposed in the opening 2, a double-sided adhesive tape or the like may be used in addition to the fixing means.
図6は、本発明の第一の実施態様である防火区画貫通部構造の断面を例示した模式要部断面図である。なお、図6では前記ケーブルラック3の断面は正確には前記ケーブルラック3に備えられた横材5の断面部分のみとなるが、ここでは説明の便宜上、前記ケーブルラック3と前記長尺体6とを破線で表現している。これらの前記長尺体6は前記ケーブルラック3内部を挿通していて、前記ケーブルラック3に備えられた横材5により支持されている。 FIG. 6 is a schematic cross-sectional view of an essential part illustrating a cross section of the fire prevention compartment penetration structure as the first embodiment of the present invention. In FIG. 6, the cross section of the cable rack 3 is exactly the cross section of the cross member 5 provided in the cable rack 3, but here, for convenience of explanation, the cable rack 3 and the long body 6 are included. Are represented by broken lines. These long bodies 6 are inserted through the inside of the cable rack 3 and supported by a cross member 5 provided in the cable rack 3.
図6に例示される様に、前記ケーブルラック3の上面に対し水平方向に折り曲げられた前記第一の熱膨張性耐火シート10の折り返し部分16は前記ケーブルラック3の上面を覆っている。また、前記ケーブルラック3の下面に対し水平方向に折り曲げられた前記第二の熱膨張性耐火シート20の折り返し部分26は前記ケーブルラック3の下面を覆っている。
この様に、前記折り返し部分16、26は前記仕切部1の外側に折り返えされ、前記ケーブルラック3を挟んで互いに対向する位置に設けられている。
As illustrated in FIG. 6, the folded portion 16 of the first thermally expandable fireproof sheet 10 that is bent in the horizontal direction with respect to the upper surface of the cable rack 3 covers the upper surface of the cable rack 3. The folded portion 26 of the second heat-expandable fireproof sheet 20 bent in the horizontal direction with respect to the lower surface of the cable rack 3 covers the lower surface of the cable rack 3.
In this way, the folded portions 16 and 26 are folded back to the outside of the partition portion 1 and provided at positions facing each other with the cable rack 3 in between.
また前記折り返し部分16、26により覆われた前記ケーブルラック3内部と、前記長尺体6との間には耐火充填材40が配置されている。 A fireproof filler 40 is disposed between the cable rack 3 covered by the folded portions 16 and 26 and the elongated body 6.
図6に例示される様に、前記耐火充填材40が配置される前記ケーブルラック3内部は前記仕切部1の外側、すなわち施工作業をする一方の防火区画A側にあるため、この一方の防火区画A側から施工作業を完了させることができ、短時間で施工を行うことが可能である。 As illustrated in FIG. 6, the inside of the cable rack 3 in which the fireproof filler 40 is disposed is outside the partition portion 1, that is, on one fireproof section A side where construction work is performed. Construction work can be completed from the section A side, and construction can be performed in a short time.
また、前記ケーブルラック3内部に前記耐火充填材40を配置する際、前記開口部2の内側にある前記ケーブルラック3内部に配置する場合と比較して、前記耐火充填材40を反対側の防火区画B側に誤って落下させることを防止することができる。 Further, when the fireproof filler 40 is disposed inside the cable rack 3, the fireproof filler 40 is disposed on the opposite side as compared with the case where the fireproof filler 40 is disposed inside the cable rack 3 inside the opening 2. It can prevent accidental dropping to the section B side.
図7は、折り返し部分を含む前記ケーブルラックの周囲に熱膨張性耐火テープを配置した状態を例示した模式要部斜視図である。
前記折り返し部分16,26の上と前記ケーブルラック3の周囲とに熱膨張性耐火テープ50を配置することにより、より耐火性に優れた防火区画貫通部構造を形成することができるため好ましい。
なお前記折り返し部分16,26は前記熱膨張性耐火テープ50の下に位置するため、図7では表示されていない。
FIG. 7 is a schematic perspective view of a main part illustrating a state in which a heat-expandable fireproof tape is arranged around the cable rack including the folded portion.
It is preferable to dispose a heat-expandable fireproof tape 50 on the folded portions 16 and 26 and around the cable rack 3 because a fireproof section penetration structure having better fire resistance can be formed.
The folded portions 16 and 26 are not shown in FIG. 7 because they are located under the thermally expandable refractory tape 50.
ところで前記ケーブルラック3の周囲に前記開口部2の内側で前記熱膨張性耐火テープ50を配置する場合、前記開口部2の端部に前記ケーブルラックが近接して配置されている場合には、作業スペースが十分でないために前記ケーブルラックの周囲に前記熱膨張性耐火テープを配置することが困難となる。
これに対し本発明の防火区画貫通部構造の場合は、図7に例示した様に、前記仕切部1の外側に位置する前記ケーブルラック3の周囲に前記熱膨張性耐火テープ50を配置するため、上記の様な作業スペースによる施工性の低下の影響を受けることがない。
By the way, when the thermally expandable refractory tape 50 is disposed inside the opening 2 around the cable rack 3, when the cable rack is disposed close to the end of the opening 2, Since the work space is not sufficient, it is difficult to arrange the thermally expandable fireproof tape around the cable rack.
On the other hand, in the case of the fireproof compartment penetrating structure of the present invention, as illustrated in FIG. 7, the thermally expandable fireproof tape 50 is disposed around the cable rack 3 positioned outside the partition 1. It is not affected by the deterioration of workability due to the work space as described above.
次に本発明の第二の実施態様である防火区画貫通部構造について説明する。
図8は、本発明の第二の実施態様である防火区画貫通部構造を説明するための模式要部断面図である。
この第二の実施態様の防火区画貫通部構造は、防火区画Aで設置した第一の実施態様の場合と全く同様に、反対側の防火区画Bにも第一の熱膨張耐火シート10と第二の熱膨張性耐火シート20を配置し、さらに折り返し部分16,26の上と前記ケーブルラック3の周囲とに熱膨張性耐火テープ50を配置している。なお図8における各参照符号の意味は、先の図1〜7の場合と同様である。
Next, a fireproof compartment penetration structure which is a second embodiment of the present invention will be described.
FIG. 8 is a schematic cross-sectional view of an essential part for explaining a fire-protection compartment penetration structure that is a second embodiment of the present invention.
As in the case of the first embodiment installed in the fire prevention section A, the fire prevention section penetration structure of the second embodiment is the same as the first thermal expansion fireproof sheet 10 and the first heat expansion section B in the fire prevention section B on the opposite side. Two heat-expandable fireproof sheets 20 are disposed, and a heat-expandable fireproof tape 50 is disposed on the folded portions 16 and 26 and around the cable rack 3. In addition, the meaning of each reference sign in FIG. 8 is the same as that of the case of previous FIGS.
この第二の実施態様の防火区画貫通部構造に例示されるように、本発明の防火区画貫通部構造は前記仕切部1の一方の側に熱膨張性耐火シートを有する第一の実施態様に限定されることはなく、前記仕切部1の両方の側に熱膨張性耐火シートを有する実施態様であってもよい。この関係は以下の場合も同様である。 As exemplified by the fireproof compartment penetration structure of the second embodiment, the fireproof compartment penetration structure of the present invention is a first embodiment having a thermally expandable fireproof sheet on one side of the partition 1. It is not limited, The embodiment which has a thermally expansible fireproof sheet on the both sides of the said partition part 1 may be sufficient. This relationship is the same in the following cases.
次に本発明の第三の実施態様である防火区画貫通部構造について説明する。
図9は、第三の実施態様に使用する熱膨張性耐火シートを例示した、模式要部斜視図である。
第一の実施態様の場合には二枚の熱膨張性耐火シートを使用したが、この第三の実施態様の場合には一枚の熱膨張性耐火シートを使用する点が異なる。
Next, a fireproof compartment penetration structure which is a third embodiment of the present invention will be described.
FIG. 9 is a schematic perspective view of a main part illustrating a thermally expandable fireproof sheet used in the third embodiment.
In the case of the first embodiment, two heat-expandable fireproof sheets are used, but in the case of this third embodiment, one heat-expandable fireproof sheet is used.
図9(a)に例示される様に、前記熱膨張性耐火シート60には参照符号61、62および63により示されるH型の切り込みが設けられている。一方、前記熱膨張性耐火シート60の一辺から前記H型の切り込み63に達する別の切り込み70が設けられている。 As illustrated in FIG. 9A, the thermally expandable refractory sheet 60 is provided with H-shaped cuts indicated by reference numerals 61, 62 and 63. On the other hand, another notch 70 that reaches the H-shaped notch 63 from one side of the thermally expandable fireproof sheet 60 is provided.
前記切り込み61の終端部64と、前記切り込み63の終端部66とをそれぞれ連結する位置68でL字型に90度に曲げることにより、図9(b)に例示した通り、折り返し部分71が形成される。 As illustrated in FIG. 9B, a folded portion 71 is formed by bending the end portion 64 of the notch 61 and the end portion 66 of the notch 63 by 90 degrees into an L shape at a position 68 where they are connected. Is done.
また前記切り込み部分61の終端部65と、前記切り込み部分63の終端部67とをそれぞれ連結する位置69でL字型に90度に曲げることにより、図9(b)に例示した通り、折り返し部分72が形成される。 Also, as shown in FIG. 9B, the folded portion is bent by 90 degrees into an L shape at a position 69 where the end portion 65 of the cut portion 61 and the end portion 67 of the cut portion 63 are connected. 72 is formed.
図10は第三の実施態様における熱膨張性耐火シートとケーブルラックとの関係を例示した模式要部斜視図である。 FIG. 10 is a schematic perspective view of a main part illustrating the relationship between the thermally expandable fireproof sheet and the cable rack in the third embodiment.
前記ケーブルラック3を、前記熱膨張性耐火シート60の折り返し部分71,72により形成された空隙に挿通させるためには、例えば、前記熱膨張性耐火シート60を前記ケーブルラック3にはめ込む前に、前記熱膨張性耐火シート60に形成された前記切り込み70の上部73を手前側に引き寄せ、下部74を反対側に押し出すことにより前記熱膨張性耐火シートに隙間を作り、この隙間を利用して、前記熱膨張性耐火シートをケーブルラック3にはめ込めばよい。図10に例示する構造に対し、以下第一の実施態様の場合と同様にして、第三の実施態様である防火区画貫通部構造を得ることができる。 In order to insert the cable rack 3 into the gap formed by the folded portions 71 and 72 of the thermally expandable fireproof sheet 60, for example, before the thermally expandable fireproof sheet 60 is fitted into the cable rack 3, The upper portion 73 of the notch 70 formed in the thermally expandable refractory sheet 60 is pulled toward the front side, and the lower portion 74 is pushed out to the opposite side to create a gap in the thermally expandable refractory sheet. The thermally expandable fireproof sheet may be fitted in the cable rack 3. With respect to the structure illustrated in FIG. 10, the fire protection compartment penetration structure according to the third embodiment can be obtained in the same manner as in the first embodiment.
次に本発明の第四の実施態様である防火区画貫通部構造について説明する。
図11は、第四の実施態様に使用する熱膨張性耐火シートを例示した、模式要部斜視図である。
第一の実施態様の場合には二枚の熱膨張性耐火シートを使用したが、第四の実施態様の場合には一枚の熱膨張性耐火シートを使用する点が異なる。
Next, a fireproof compartment penetration structure which is a fourth embodiment of the present invention will be described.
FIG. 11 is a schematic perspective view of a main part illustrating a thermally expandable fireproof sheet used in the fourth embodiment.
In the case of the first embodiment, two heat-expandable fireproof sheets are used, but in the case of the fourth embodiment, one heat-expandable fireproof sheet is used.
図11(a)に例示した様に、前記熱膨張性耐火シート80は、切り込み81と82とを有している。前記切り込み81の終端部83と、前記切り込み82の終端部84とをそれぞれ連結する位置85で前記熱膨張性耐火シート80をL字型に90度に曲げることにより、図11(b)に例示した通り、折り返し部分86が形成される。
また前記熱膨張性耐火シートのうち前記折り返し部分86に隣接する裾部87,88の一部が折り返されていて、折り返し裾部89、90を形成している。
As illustrated in FIG. 11A, the thermally expandable refractory sheet 80 has notches 81 and 82. Illustrated in FIG. 11B by bending the thermally expandable refractory sheet 80 into an L shape at 90 degrees at a position 85 where the end portion 83 of the notch 81 and the end portion 84 of the notch 82 are respectively connected. As described above, the folded portion 86 is formed.
Further, part of the skirt portions 87 and 88 adjacent to the folded portion 86 of the thermally expandable fireproof sheet is folded to form folded skirt portions 89 and 90.
前記切り込み81、82の長さは、ケーブルラックの厚みと前記折り返し裾部89,90の折り返し幅との合計に等しくなるよう調整されている。 The lengths of the notches 81 and 82 are adjusted to be equal to the sum of the thickness of the cable rack and the folded width of the folded skirts 89 and 90.
図12は前記熱膨張性耐火シート80を使用した第四の実施態様である防火区画貫通部構造を例示した模式要部断面図である。
第一の実施態様の場合には、防火区画を画成する仕切部に形成された開口部のほぼ中央部をケーブルラックが貫通するものであったが、第四の実施態様の場合には、開口部2の上端が天井100に接して設けられていて、この天井100に接してケーブルラック3が設けられている点が異なる。
FIG. 12 is a schematic cross-sectional view of a principal part illustrating a fire prevention compartment penetration structure as a fourth embodiment using the thermally expandable fireproof sheet 80.
In the case of the first embodiment, the cable rack penetrates substantially the center of the opening formed in the partition that defines the fire protection compartment, but in the case of the fourth embodiment, The difference is that the upper end of the opening 2 is provided in contact with the ceiling 100 and the cable rack 3 is provided in contact with the ceiling 100.
防火区画を画成する仕切部1の表面に沿って前記ケーブルラック3の周囲に前記熱膨張性耐火シート80が配置されていて、この熱膨張性耐火シート80により前記仕切部1に形成された開口部2全体が覆われている。
また前記折り返し部分86は前記ケーブルラック3の下面に耐熱接着剤で貼着されていて、さらにその上を覆う様に熱膨張性耐火テープ50が貼付されている。なお、前記熱膨張性耐火テープは前記ケーブルラック3を覆うと共に、天井100の一部にも貼着されている。
The thermally expandable fireproof sheet 80 is disposed around the cable rack 3 along the surface of the partition portion 1 that defines a fireproof section, and is formed in the partition portion 1 by the thermally expandable fireproof sheet 80. The entire opening 2 is covered.
The folded portion 86 is attached to the lower surface of the cable rack 3 with a heat-resistant adhesive, and a heat-expandable fireproof tape 50 is further attached to cover the folded portion 86. The thermally expandable fireproof tape covers the cable rack 3 and is also attached to a part of the ceiling 100.
一方、前記熱膨張性耐火シート80の折り返し裾部90が貼着ピンを折り曲げたピン91により天井100に固定されている。 On the other hand, a folded skirt 90 of the thermally expandable fireproof sheet 80 is fixed to the ceiling 100 by a pin 91 obtained by bending a sticking pin.
図13は本発明に使用する貼着ピンを説明するための模式斜視図である。
図13に例示した様に、前記貼着ピン92は、例えば円形台座93とピン91とを備えるものであって、前記円形台座93の中央に前記ピン91が垂直に設けられているものである。
前記円形台座93の裏面には耐熱接着剤層94とその耐熱接着層94を覆う離型フィルム95が設けられている構成となっている。
前記離型フィルム95を除去してから前記円形台座93の裏面を図12の天井100に貼着して固定する。その後、前記熱膨張性耐熱シートの折り返し裾部89,90を前記ピン91に通してから前記ピン91を折り曲げることにより、前記熱膨張性耐熱シート80の折り返し裾部89,90を天井100に固定することができる。
FIG. 13 is a schematic perspective view for explaining the sticking pin used in the present invention.
As illustrated in FIG. 13, the sticking pin 92 includes, for example, a circular pedestal 93 and a pin 91, and the pin 91 is vertically provided at the center of the circular pedestal 93. .
A heat resistant adhesive layer 94 and a release film 95 that covers the heat resistant adhesive layer 94 are provided on the back surface of the circular pedestal 93.
After removing the release film 95, the back surface of the circular pedestal 93 is adhered and fixed to the ceiling 100 of FIG. Thereafter, the folded hem portions 89 and 90 of the thermally expandable heat resistant sheet 80 are fixed to the ceiling 100 by passing the folded skirt portions 89 and 90 of the thermally expandable heat resistant sheet through the pin 91 and then bending the pin 91. can do.
なおその他の構成については先の第一の実施態様の場合と同様である。 Other configurations are the same as those in the first embodiment.
次に本発明の第五の実施態様である防火区画貫通部構造について説明する。
図14は床に形成された開口部にケーブルラックが貫通している態様の防火区画貫通部構造を例示した模式要部斜視図である。
第一〜第四の実施態様の場合はケーブルラックが仕切部としての仕切壁に形成された開口部を水平に貫通するものであったが、第五の実施態様の場合は、防火区画を画成する仕切部としての床110に形成された開口部2にケーブルラック3が垂直に貫通している点が異なる。
Next, a fire prevention compartment penetration structure which is a fifth embodiment of the present invention will be described.
FIG. 14 is a schematic perspective view of a main part illustrating a fire prevention compartment penetration structure in which a cable rack passes through an opening formed on the floor.
In the case of the first to fourth embodiments, the cable rack horizontally penetrates the opening formed in the partition wall as the partition portion. However, in the case of the fifth embodiment, the fire protection section is defined. The difference is that the cable rack 3 vertically penetrates the opening 2 formed in the floor 110 as a partitioning portion.
図15は、第五の実施態様である防火区画貫通部構造のうち、前記ケーブルラックを床の上面と同じ面で切断した断面を例示した模式要部断面図である。
図15に例示される様に、鋼線を網目状に組み合わせた保持部材112が前記ケーブルラック3の親桁4,4に固定されていて、この保持部材112により耐火充填材(図示せず)を保持することができ、前記ケーブルラック3内部と長尺体6との間から前記耐火充填材が落下することを防止することができる。
前記保持部材112に特に限定はなく、例えば、ロックウールボード、ケイ酸カルシウム板等の無機ボード類、ステンレス、鋼製等の金属製の網、アングル等の金属部材等を使用することができる。
本発明に使用する前記保持部材112は前記ケーブルラック3内部と長尺体6との間に設置することができ、前記耐火充填材の落下を防止できるものであれば特に限定はない。
FIG. 15: is a typical principal part sectional drawing which illustrated the cross section which cut | disconnected the said cable rack in the same surface as the upper surface of a floor among the fire prevention division penetration part structures which are 5th embodiments.
As illustrated in FIG. 15, a holding member 112 in which steel wires are combined in a mesh shape is fixed to the parent girders 4 and 4 of the cable rack 3, and a fireproof filler (not shown) is supported by the holding member 112. The fireproof filler can be prevented from falling from between the cable rack 3 and the elongated body 6.
The holding member 112 is not particularly limited, and for example, inorganic boards such as rock wool boards and calcium silicate boards, metal nets such as stainless steel and steel, and metal members such as angles can be used.
The holding member 112 used in the present invention is not particularly limited as long as it can be installed between the cable rack 3 and the long body 6 and can prevent the fireproof filler from dropping.
第五の実施態様である防火区画貫通部構造の他の構成は、先の第一の実施態様の場合と同様である。 The other structure of the fire prevention compartment penetrating part structure which is the fifth embodiment is the same as that of the first embodiment.
次に本発明の第六の実施態様である防火区画貫通部構造について説明する。
図16は、第六の実施態様に使用する熱膨張性耐火シートを例示した、模式要部斜視図である。
第一の実施態様の場合には一本のケーブルラックおよび二枚の熱膨張性耐火シートを使用したが、第六の実施態様の場合には二本のケーブルラックおよび三枚の熱膨張性耐火シートを使用する点が異なる。
図16(a)に例示した様に、第一の熱膨張性耐火シート10は切り込み11,12を有している。
第二の熱膨張性耐火シート20は切り込み21,22を有している。また第三の熱膨張性耐火シート120は、切り込み121,122ならびに切り込み123,124を有している。
前記切り込み11の終端部13と、前記切り込み12の終端部14とをそれぞれ連結する位置15で第一の熱膨張性耐火シート10の部分をL字型に90度に曲げることにより、折り返し部分16が形成される。同様に、図16(b)に例示した通り、折り返し部分131,132および26が形成される。
Next, a fire prevention compartment penetration structure which is a sixth embodiment of the present invention will be described.
FIG. 16 is a schematic main part perspective view illustrating a thermally expandable fireproof sheet used in the sixth embodiment.
In the case of the first embodiment, one cable rack and two thermally expandable fireproof sheets were used, but in the case of the sixth embodiment, two cable racks and three thermally expandable fireproof sheets were used. The difference is that a sheet is used.
As illustrated in FIG. 16A, the first thermally expandable refractory sheet 10 has cuts 11 and 12.
The second thermally expandable refractory sheet 20 has cuts 21 and 22. The third thermally expandable fireproof sheet 120 has cuts 121 and 122 and cuts 123 and 124.
By bending the portion of the first thermally expandable refractory sheet 10 into an L shape at 90 degrees at a position 15 where the end portion 13 of the notch 11 and the end portion 14 of the notch 12 are respectively connected, a folded portion 16 is obtained. Is formed. Similarly, as illustrated in FIG. 16B, folded portions 131, 132, and 26 are formed.
図17は前記第一〜第三の熱膨張性耐火シートをそれぞれ組み合わせた状態を説明するための模式斜視図である。
図17に例示される様に、前記第一の熱膨張性耐火シート10の折り返し部分16と、第三の熱膨張性耐火シート120の折り返し部分131とを組み合わせることにより、第一のケーブルラックを挿通させるための空隙133を形成することができる。
FIG. 17 is a schematic perspective view for explaining a state in which the first to third thermally expandable fireproof sheets are combined.
As illustrated in FIG. 17, by combining the folded portion 16 of the first thermally expandable fireproof sheet 10 and the folded portion 131 of the third thermally expandable fireproof sheet 120, the first cable rack is A gap 133 for insertion can be formed.
前記切り込み11、21ならびに前記切り込み12、22は、それぞれ第一のケーブルラック断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて設けられていることから、前記第一の熱膨張性耐火シートと第三の熱膨張性耐火シートを適宜上下方向にスライドさせることにより、第一のケーブルラックを挿通させるために適した大きさの空隙133を形成することができる。 Since the cuts 11 and 21 and the cuts 12 and 22 are provided at substantially the same width as the long side of the first cable rack cross section, the first thermally expandable fireproof sheet and the second By appropriately sliding the three thermally expandable fireproof sheets in the vertical direction, a gap 133 having a size suitable for inserting the first cable rack can be formed.
また前記第二の熱膨張性耐火シート20の折り返し部分26と、第三の熱膨張性耐火シート120の折り返し部分132とを組み合わせることにより、第二のケーブルラックを挿通させるための空隙134を形成することができる。 Further, by combining the folded portion 26 of the second thermally expandable refractory sheet 20 and the folded portion 132 of the third thermally expandable refractory sheet 120, a gap 134 for inserting the second cable rack is formed. can do.
先の場合と同様に、前記第二の熱膨張性耐火シートと第三の熱膨張性耐火シートを適宜上下方向にスライドさせることにより、第二のケーブルラックを挿通させるために適した大きさの空隙134を形成することができる。 As in the previous case, the second thermal expandable fireproof sheet and the third thermally expandable fireproof sheet are appropriately slid in the vertical direction so that the second cable rack has a size suitable for insertion. A void 134 can be formed.
なお、前記第六の実施態様に使用する第一の熱膨張性耐火シート10および第二の熱膨張性耐火シート20は、それぞれ前記第一の実施態様に使用する第一の熱膨張性耐火シート10および第二の熱膨張性耐火シート20に対応するものであり、詳細については第一の実施態様の場合と同様である。 The first thermally expandable fireproof sheet 10 and the second thermally expandable fireproof sheet 20 used in the sixth embodiment are respectively the first thermally expandable fireproof sheet used in the first embodiment. 10 and the second heat-expandable fireproof sheet 20, and details are the same as in the case of the first embodiment.
図18は、第一〜第三の熱膨張性耐火シートを前記開口部に配置した構造を、仕切部に沿って切断した状態として例示した模式要部断面図である。
図18に例示される様に、第一の熱膨張性耐火シート10は、前記開口部2の内周面側の第一のケーブルラック3aの面側にある一辺から切り込み11,12を有している。
FIG. 18 is a schematic cross-sectional view of a principal part illustrating the structure in which the first to third thermally expandable fireproof sheets are disposed in the opening as being cut along the partition.
As illustrated in FIG. 18, the first thermally expandable fireproof sheet 10 has notches 11 and 12 from one side on the surface side of the first cable rack 3 a on the inner peripheral surface side of the opening 2. ing.
第二の熱膨張性耐火シート120は、前記第一のケーブルラック3aの反対側の、前記開口部2の内周面側の第二のケーブルラック3bの面側にある一辺から切り込み21,22を有している。 The second heat-expandable fireproof sheet 120 is cut from one side on the surface side of the second cable rack 3b on the inner peripheral surface side of the opening 2, opposite to the first cable rack 3a. have.
また第三の熱膨張性耐火シート120は、第一のケーブルラック3aの面側にある一辺から、前記第一のケーブルラック3a断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて前記一辺に対して垂直方向に前記一辺から二本の切り込み121,124を有し、さらに第二のケーブルラック3bの面側にある一辺から、前記第二のケーブルラック3b断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて前記一辺に対して垂直方向に前記一辺から二本の切り込み122,123を有している。 Further, the third thermally expandable fireproof sheet 120 is spaced from the one side on the surface side of the first cable rack 3a to the one side at an interval of substantially the same width as the long side of the cross section of the first cable rack 3a. And having two notches 121, 124 from the one side in the vertical direction, and a distance substantially equal to the long side of the cross section of the second cable rack 3b from one side on the surface side of the second cable rack 3b. And two cuts 122 and 123 from the one side in a direction perpendicular to the one side.
前記開口部2に対する各熱膨張性耐火シートの配置は次の通りである。
前記第一の熱膨張性耐火シート10の前記折り返し部分16がある側を前記第一のケーブルラック3aに向けて、前記第一のケーブルラック3aの上側から前記第一の熱膨張性耐火シート10が開口部2に配置されている。
前記第一の熱膨張性耐火シート10の前記折り返し部分16は、前記開口部2の内周面側にある第一のケーブルラック3aの面を覆うことができる。
The arrangement of each thermally expandable refractory sheet with respect to the opening 2 is as follows.
The side of the first thermally expansible fireproof sheet 10 with the folded portion 16 is directed toward the first cable rack 3a, and the first thermally expansible fireproof sheet 10 from above the first cable rack 3a. Is disposed in the opening 2.
The folded portion 16 of the first thermally expandable fireproof sheet 10 can cover the surface of the first cable rack 3a on the inner peripheral surface side of the opening 2.
前記第二の熱膨張性耐火シート20の前記折り返し部分26がある側を前記第二のケーブルラック3b側に向けて、前記第二のケーブルラック3bの下側から前記第二の熱膨張性耐火シート20が開口部2に配置されている。
前記第二の熱膨張性耐火シート20の前記折り返し部分26は、前記開口部2の内周面側にある第二のケーブルラック3bの面を覆うことができる。
The side of the second thermally expandable fireproof sheet 20 with the folded portion 26 is directed toward the second cable rack 3b, and the second thermally expandable fireproof from the lower side of the second cable rack 3b. A sheet 20 is disposed in the opening 2.
The folded portion 26 of the second thermally expandable fireproof sheet 20 can cover the surface of the second cable rack 3b on the inner peripheral surface side of the opening 2.
また前記第三の熱膨張性耐火シート120の前記折り返し部分131がある側を前記第一のケーブルラック3aに向け、前記折り返し部分132がある側を前記第二のケーブルラック3bに向けて、第三の熱膨張性耐火シート120が、第一のケーブルラック3aと第二のケーブルラック3bとの間にある前記開口部2の部分に配置されている。 Further, the side of the third thermally expansible fireproof sheet 120 having the folded portion 131 is directed to the first cable rack 3a, and the side having the folded portion 132 is directed to the second cable rack 3b. Three heat-expandable fireproof sheets 120 are disposed in the portion of the opening 2 between the first cable rack 3a and the second cable rack 3b.
この様にして、図18に例示される様に、前記第一の熱膨張性耐火シート10と前記第三の熱膨張性耐火シート120とを、前記折り返し部分16,131以外のそれぞれの残余の凹形状の面により前記第一のケーブルラック3aの周囲に沿って前記開口部2を覆う様に配置することができる。また前記第二の熱膨張性耐火シート20と前記第三の熱膨張性耐火シート120とを、前記折り返し部分26,132以外のそれぞれの残余の凹形状の面により前記第二のケーブルラック3bの周囲に沿って前記開口部を覆う様に配置することができる。 In this manner, as illustrated in FIG. 18, the first thermally expansible fireproof sheet 10 and the third thermally expansible fireproof sheet 120 are respectively left in the remaining portions other than the folded portions 16 and 131. It can arrange | position so that the said opening part 2 may be covered along the circumference | surroundings of said 1st cable rack 3a by a concave surface. Further, the second heat-expandable fireproof sheet 20 and the third heat-expandable fireproof sheet 120 are connected to the second cable rack 3b by the remaining concave surfaces other than the folded portions 26 and 132, respectively. It can arrange | position so that the said opening part may be covered along circumference | surroundings.
これにより前記第一のケーブルラック3aを、前記第一の熱膨張性耐火シート10の折り返し部分16および前記第三の熱膨張性耐火シート120の折り返し部分131により形成された空隙に挿通させることができ、前記第一のケーブルラック3aの一方の面を前記第一の熱膨張性耐火シート10の折り返し部分16により覆い、他方の面を第三の熱膨張性耐火シート120の折り返し部分131により覆うことができる。 Thus, the first cable rack 3a can be inserted into the gap formed by the folded portion 16 of the first thermally expandable fireproof sheet 10 and the folded portion 131 of the third thermally expandable fireproof sheet 120. One surface of the first cable rack 3a is covered with the folded portion 16 of the first thermally expandable fireproof sheet 10, and the other surface is covered with the folded portion 131 of the third thermally expandable fireproof sheet 120. be able to.
同様に、前記第二のケーブルラック3bを、前記第二の熱膨張性耐火シート20の折り返し部分26および前記第三の熱膨張性耐火シート120の折り返し部分132により形成された空隙に挿通せさることができ、前記第二のケーブルラック3bの一方の面を前記第二の熱膨張性耐火シート20の折り返し部分26により覆い、他方の面を第三の熱膨張性耐火シート120の折り返し部分132により覆うことができる。 Similarly, the second cable rack 3b is inserted through a gap formed by the folded portion 26 of the second thermally expandable fireproof sheet 20 and the folded portion 132 of the third thermally expandable fireproof sheet 120. One surface of the second cable rack 3b is covered with the folded portion 26 of the second thermally expandable refractory sheet 20, and the other surface is folded portion 132 of the third thermally expandable refractory sheet 120. Can be covered.
また、前記第一の熱膨張性耐火シート10のうち前記折り返し部分16に隣接する裾部17,18と、前記第三の熱膨張性耐火シート120のうち前記折り返し部分131に隣接する裾部135,136とはそれぞれ重複部分を有するものである。同様に前記第二の熱膨張性耐火シート20のうち前記折り返し部分26に隣接する裾部27,28と、前記第三の熱膨張性耐火シート120のうち前記折り返し部分132に隣接する裾部137,138とはそれぞれ重複部分を有するものである。 Further, the skirt portions 17 and 18 adjacent to the folded portion 16 in the first thermally expandable fireproof sheet 10 and the skirt portion 135 adjacent to the folded portion 131 in the third thermally expandable fireproof sheet 120. , 136 have overlapping portions. Similarly, skirt portions 27 and 28 adjacent to the folded portion 26 of the second thermally expandable fireproof sheet 20 and skirt portion 137 of the third thermally expandable fireproof sheet 120 adjacent to the folded portion 132. , 138 have overlapping portions.
なお、前記裾部17および前記裾部135、前記裾部18および前記裾部136、前記裾部27および前記裾部137、ならびに前記裾部28および前記裾部138とはそれぞれ互いに突き合わせて設置してもよい。 The skirt 17 and the skirt 135, the skirt 18 and the skirt 136, the skirt 27 and the skirt 137, and the skirt 28 and the skirt 138 are installed to face each other. May be.
図19は、本発明の第六の実施態様である防火区画貫通部構造の断面を例示した模式要部断面図である。なお、図6の場合と同様、説明の便宜上、前記ケーブルラック3a,3bおよび前記長尺体6を破線で表現している。 FIG. 19 is a schematic cross-sectional view of an essential part illustrating a cross section of a fire prevention compartment penetration structure that is a sixth embodiment of the present invention. As in the case of FIG. 6, the cable racks 3 a and 3 b and the long body 6 are represented by broken lines for convenience of explanation.
図19に例示される様に、前記第一のケーブルラック3aの上面に対し水平方向に折り曲げられた前記第一の熱膨張性耐火シート10の折り返し部分16は前記第一のケーブルラック3aの上面を覆っている。 As illustrated in FIG. 19, the folded portion 16 of the first thermally expandable refractory sheet 10 bent in the horizontal direction with respect to the upper surface of the first cable rack 3a is the upper surface of the first cable rack 3a. Covering.
また、前記第一のケーブルラック3aの下面に対し水平方向に折り曲げられた前記第三の熱膨張性耐火シート120の折り返し部分131は前記第一のケーブルラック3aの下面を覆っていて、前記第二のケーブルラック3bの上面に対し水平方向に折り曲げられた前記第三の熱膨張性耐火シート120の折り返し部分132は前記第二のケーブルラック3bの上面を覆っている。 The folded portion 131 of the third thermally expandable fireproof sheet 120 bent in the horizontal direction with respect to the lower surface of the first cable rack 3a covers the lower surface of the first cable rack 3a, and The folded portion 132 of the third thermally expandable fireproof sheet 120 bent in the horizontal direction with respect to the upper surface of the second cable rack 3b covers the upper surface of the second cable rack 3b.
また、前記第二のケーブルラック3bの下面に対し水平方向に折り曲げられた前記第二の熱膨張性耐火シート20の折り返し部分26は前記ケーブルラック3bの下面を覆っている。 The folded portion 26 of the second thermally expandable fireproof sheet 20 bent in the horizontal direction with respect to the lower surface of the second cable rack 3b covers the lower surface of the cable rack 3b.
この様に、前記折り返し部分16および前記折り返し部分131は前記仕切部1の外側に折り返えされ、前記ケーブルラック3aを挟んで互いに対向する位置に設けられている。さらに前記折り返し部分26および前記折り返し部分132は前記仕切部1の外側に折り返えされ、前記ケーブルラック3bを挟んで互いに対向する位置に設けられている。 In this manner, the folded portion 16 and the folded portion 131 are folded back to the outside of the partition portion 1 and provided at positions facing each other with the cable rack 3a interposed therebetween. Further, the folded portion 26 and the folded portion 132 are folded back to the outside of the partition portion 1 and provided at positions facing each other across the cable rack 3b.
前記折り返し部分16,131により覆われた前記ケーブルラック3a内部と前記長尺体6との間には耐火充填材40が配置されていて、前記折り返し部分26,132により覆われた前記ケーブルラック3b内部と前記長尺体6との間にも耐火充填材40が配置されている。 A fireproof filler 40 is disposed between the inside of the cable rack 3 a covered by the folded portions 16 and 131 and the long body 6, and the cable rack 3 b covered by the folded portions 26 and 132. A fireproof filler 40 is also disposed between the inside and the elongated body 6.
先の図7により第一の実施態様の場合で説明した通り、前記折り返し部分16,131および前記第一のケーブルラック3aの周囲に熱膨張性耐火テープ50を配置し、ならびに前記折り返し部分26,132および前記第二のケーブルラック3bの周囲に熱膨張性耐火テープ50を配置することが好ましい。 As described in the case of the first embodiment with reference to FIG. 7, the thermally expandable fireproof tape 50 is disposed around the folded portions 16, 131 and the first cable rack 3a, and the folded portions 26, It is preferable to arrange a heat-expandable fireproof tape 50 around 132 and the second cable rack 3b.
次に本発明の第七の実施態様である防火区画貫通部構造について説明する。
図20は本発明の第七の実施態様である防火区画貫通部構造を説明するための模式要部斜視図である。
Next, the fire prevention compartment penetration structure which is the seventh embodiment of the present invention will be described.
FIG. 20 is a schematic perspective view of a main part for explaining a fire-protection section penetrating portion structure according to a seventh embodiment of the present invention.
先の第六の実施態様の場合には、第一〜第三の熱膨張性耐火シートならびに第一〜第二のケーブルラックを使用したが、この第七の実施態様の場合には、第四の熱膨張性耐火シート120aおよび第三のケーブルラック3cを追加して使用する点が異なる。なお、図20における各参照符号の意味は、先の図19の場合と同様である。 In the case of the sixth embodiment, the first to third heat-expandable fireproof sheets and the first to second cable racks were used. In the case of the seventh embodiment, the fourth The difference is that the thermally expandable fireproof sheet 120a and the third cable rack 3c are additionally used. The meanings of the reference numerals in FIG. 20 are the same as those in FIG.
図20に例示された第四の熱膨張性耐火シート120aの構成は先の第三の熱膨張性耐火シート120の場合と同様であり、先の第六の実施態様における第三の熱膨張性耐火シート120と全く同様にして、前記開口部2に設置することができる。 The configuration of the fourth heat-expandable fireproof sheet 120a illustrated in FIG. 20 is the same as that of the third heat-expandable fireproof sheet 120, and the third heat-expandable sheet according to the sixth embodiment. It can be installed in the opening 2 in the same manner as the fireproof sheet 120.
また、第三のケーブルラックの構成についても先の第六の実施態様における第二のケーブルラックの場合と同様であり、先の第六の実施態様における第二の熱望膨張性耐火シートと全く同様に折り返し部分131aおよび132aと同様にして、前記開口部2に設置することができる。 The configuration of the third cable rack is the same as that of the second cable rack in the previous sixth embodiment, and is exactly the same as the second thermoexpandable fireproof sheet in the previous sixth embodiment. It can be installed in the opening 2 in the same manner as the folded portions 131a and 132a.
以下同様にしてケーブルラックの数が増加した場合でも熱膨張性耐火シートを追加することにより本発明の防火区画貫通部構造を得ることができる。 Similarly, even when the number of cable racks is increased, the fireproof compartment penetration structure of the present invention can be obtained by adding a thermally expandable fireproof sheet.
次に本発明の第八の実施態様である防火区画貫通部構造について説明する。
図21は本発明の第八の実施態様を説明するための模式要部断面図である。
先の第六の実施態様の場合には、第二のケーブルラック3bは前記開口部2の端部に接触することなく設置されていたが、この第八の実施態様の場合には、第二のケーブルラック3bが前記開口部2の端部に接触して設置されている点が異なる。
このため、前記第八の実施態様の場合には、前記第六の実施態様に使用した第二の熱膨張性耐火シートが省略され、第三の熱膨張性耐火シート120の代わりに異なる形状の熱膨張性耐火シート120bが使用される。
Next, a description will be given of a fire prevention compartment penetration structure according to an eighth embodiment of the present invention.
FIG. 21 is a schematic cross-sectional view of an essential part for explaining an eighth embodiment of the present invention.
In the case of the previous sixth embodiment, the second cable rack 3b was installed without contacting the end of the opening 2. However, in the case of this eighth embodiment, the second cable rack 3b The difference is that the cable rack 3b is installed in contact with the end of the opening 2.
For this reason, in the case of the eighth embodiment, the second heat-expandable fireproof sheet used in the sixth embodiment is omitted, and instead of the third heat-expandable fireproof sheet 120, a different shape is used. A thermally expandable fireproof sheet 120b is used.
図22は、第八の実施態様に使用する熱膨張性耐火シートを前記開口部に配置した構造を、仕切部に沿って切断した状態を例示した模式要部断面図である。
図22に例示される様に、第六の実施態様の際に使用した第三の熱膨張性耐火シート120に代えて、第八の実施態様の場合では熱膨張性耐火シート120bが使用されている点が異なる。前記熱膨張性耐火シート120bは、折り返し部分132に隣接する裾部137,138がケーブルラック3bの下まで延長されている。
その他の構成については第六の実施態様の場合と同様である。
FIG. 22 is a schematic cross-sectional view of an essential part illustrating a state in which the structure in which the thermally expandable fireproof sheet used in the eighth embodiment is disposed in the opening is cut along the partition.
As illustrated in FIG. 22, in the case of the eighth embodiment, a thermally expandable fireproof sheet 120 b is used instead of the third thermally expandable fireproof sheet 120 used in the sixth embodiment. Is different. The heat-expandable fireproof sheet 120b has skirts 137 and 138 adjacent to the folded portion 132 extending to the bottom of the cable rack 3b.
Other configurations are the same as those in the sixth embodiment.
この様に、本発明の防火区画貫通部構造によれば、多種多様な構造に容易に対応することができる。 Thus, according to the fireproof compartment penetration structure of the present invention, it is possible to easily cope with various structures.
次に本発明に使用する耐火充填材について説明する。
本発明に使用する耐火充填材としては、例えば、モルタル、セメント等の耐熱シール剤、
水酸化アルミニウム、せっこう等の吸熱性のある無機充填材、
グラスウール、ロックウール、セラミックウール、石膏繊維、炭素繊維、ステンレス繊維、スラグ繊維、シリカアルミナ繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、ジルコニア繊維等の無機繊維系充填材、
ポリブテン、ポリブタジエン等の有機系バインダー、石膏、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の無機充填剤等を含む粘土状充填材やペースト状充填材、熱膨張性耐火樹脂組成物からなる粘土状充填材やペースト状充填材等の耐火性パテ、
グラスウールフェルト、ロックウールフェルト、セラミックウールフェルト、石膏繊維フェルト、炭素繊維フェルト、スラグ繊維フェルト、シリカアルミナ繊維フェルト、アルミナ繊維フェルト、シリカ繊維フェルト、ジルコニア繊維フェルト等の無機繊維フェルトを直方体等の形状に加工した無機繊維フェルトブロック、
前記無機繊維フェルトブロックを布、フィルムおよびシート等で包装した無機繊維フェルト包装体ブロック、
前記無機繊維系充填材を布、フィルムおよびシート等で包装した無機繊維包装体ブロック、
熱膨張性耐火樹脂組成物を直方体等の形状に成形した熱膨張性耐火材ブロック、
ポリウレタン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリスチレン発泡体、エチレンー酢酸ビニル共重合発泡体等の発泡体と共に熱膨張性耐火材の小片を成形した熱膨張性耐火材小片含有発泡体等の熱膨張性耐火材小片含有発泡体ブロック、
ロックウール等の無機繊維系充填材と共に熱膨張性耐火材の小片を布、フィルムおよびシート等で包装した熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック、
熱膨張性耐火材等の小片を含む充填用バッグ等が挙げられる。
Next, the refractory filler used in the present invention will be described.
As the refractory filler used in the present invention, for example, heat-resistant sealing agents such as mortar and cement,
Endothermic inorganic fillers such as aluminum hydroxide and gypsum
Inorganic fiber fillers such as glass wool, rock wool, ceramic wool, gypsum fiber, carbon fiber, stainless steel fiber, slag fiber, silica alumina fiber, alumina fiber, silica fiber, zirconia fiber,
Clay-like fillers comprising organic binders such as polybutene and polybutadiene, inorganic fillers such as gypsum, aluminum hydroxide, magnesium hydroxide, etc., clay-like fillers comprising a thermally expandable refractory resin composition, Fire-resistant putty such as paste filler,
Glass fiber felts, rock wool felts, ceramic wool felts, gypsum fiber felts, carbon fiber felts, slag fiber felts, silica alumina fiber felts, alumina fiber felts, silica fiber felts, zirconia fiber felts and other inorganic fiber felts in the shape of a rectangular parallelepiped Processed inorganic fiber felt block,
An inorganic fiber felt package block in which the inorganic fiber felt block is packaged with a cloth, film, sheet, or the like;
An inorganic fiber package block in which the inorganic fiber filler is wrapped with a cloth, film, sheet, or the like;
A thermally expandable refractory material block formed by molding the thermally expandable refractory resin composition into a rectangular parallelepiped shape,
Heat of heat-expandable refractory material-containing foam, such as polyurethane foam, polyethylene foam, polypropylene foam, polystyrene foam, ethylene-vinyl acetate copolymer foam, etc. Expandable refractory material containing foam block,
A thermally expandable refractory small piece-containing inorganic fiber package block in which a small piece of a thermally expandable refractory material is wrapped with a cloth, film, sheet, etc. together with an inorganic fiber filler such as rock wool,
Examples thereof include a filling bag containing small pieces such as a heat-expandable refractory material.
これらの中でも取扱性、施工性の面から、耐火性パテ、
前記熱膨張性耐火材等の小片を含む充填用バッグ、
前記無機繊維フェルトブロック、前記無機繊維フェルト包装体ブロック、無機繊維包装体ブロック、前記熱膨張性耐火材ブロック、前記熱膨張性耐火材小片含有発泡体ブロック、熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック等の耐火性ブロック、
が好ましい。
また前記耐火性パテ、前記熱膨張性耐火材の小片等を含む充填用バッグおよび耐火性ブロックのうち少なくとも二種を併用することも好ましい。
Of these, fire-resistant putty,
A filling bag containing small pieces of the thermally expandable refractory material,
The inorganic fiber felt block, the inorganic fiber felt package block, the inorganic fiber package block, the thermally expandable refractory block, the thermally expandable refractory piece-containing foam block, the thermally expandable refractory piece containing inorganic fiber package Fireproof blocks such as body blocks,
Is preferred.
It is also preferable to use at least two of the refractory putty, the filling bag containing small pieces of the thermally expandable refractory material, and the refractory block.
ここで本発明に使用する前記充填用バッグについて説明する。
前記充填用バッグは、小片(1)と、熱膨張性耐火材の小片(2)とを少なくとも有するものである。
また、前記充填用バッグは、小片(1)と、熱膨張性耐火材の小片(2)等を包むための包材(3)を有するものである。
Here, the filling bag used in the present invention will be described.
The filling bag has at least a small piece (1) and a small piece (2) of a thermally expandable refractory material.
Further, the filling bag has a small piece (1), a wrapping material (3) for wrapping the small piece (2) of the thermally expandable refractory material and the like.
最初に本発明に使用する小片(1)について説明する。
本発明に使用する小片としては、例えば、粒状ロックウール、粒状ガラス、粒状セラミック、粒状アルミナ、粒状シリカアルミナ等の無機系小片、
ポリウレタン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリスチレン発泡体、エチレン−酢酸ビニル共重合発泡体等の柔軟性のある発泡体、
を挙げることができる。
First, the small piece (1) used in the present invention will be described.
As small pieces used in the present invention, for example, inorganic rock pieces such as granular rock wool, granular glass, granular ceramic, granular alumina, granular silica alumina,
Flexible foams such as polyurethane foam, polyethylene foam, polypropylene foam, polystyrene foam, ethylene-vinyl acetate copolymer foam,
Can be mentioned.
前記小片は無機系小片であることが好ましく、中でも粒状ロックウールは取り扱い性に優れることから好ましい。
また前記ポリウレタン発泡体は、ポリウレタン発泡体の端材や成形不良品等を細かく裁断した後、また一体の成形体とすることが容易であることから好ましい。
The small piece is preferably an inorganic piece, and among these, granular rock wool is preferred because of its excellent handleability.
Further, the polyurethane foam is preferable because it is easy to make a single molded body after finely cutting off the end material of the polyurethane foam, molding defects, and the like.
前記小片は一種もしくは二種以上を使用することができる。 The said small piece can use 1 type, or 2 or more types.
前記柔軟性のある発泡体は容易に変形させることができることから、前記充填用バッグ全体に柔軟性と反発性を与えることができ、前記ケーブルラック内部と前記長尺体との隙間に容易に配置することができる。
前記柔軟性のある発泡体の製造方法は公知であり、本発明に使用する前記発泡体の製造方法に特に限定はない。
Since the flexible foam can be easily deformed, the entire filling bag can be given flexibility and resilience, and easily placed in the gap between the cable rack and the elongated body. can do.
The manufacturing method of the said flexible foam is well-known, and there is no limitation in particular in the manufacturing method of the said foam used for this invention.
前記柔軟性のある発泡体の原料樹脂としては、例えば、前記ポリウレタン発泡体の場合であれば、水と親水性ポリオール化合物とを含む成分ならびにポリイソシアネート化合物を含む成分からなる二液タイプのポリウレタン原料、水性ウレタンポリマーに水を反応させる一液タイプのポリウレタン原料等を挙げることができる。 As the raw material resin for the flexible foam, for example, in the case of the polyurethane foam, a two-component polyurethane raw material comprising a component containing water and a hydrophilic polyol compound and a component containing a polyisocyanate compound And a one-component type polyurethane raw material in which water is reacted with an aqueous urethane polymer.
また、前記柔軟性のある発泡体の原料樹脂としては、前記ポリウレタン原料に加えて、前記ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合等を挙げることができる。 In addition to the polyurethane raw material, the flexible foam raw material resin includes the polyethylene, polypropylene, polystyrene, ethylene-vinyl acetate copolymer, and the like.
これらの原料樹脂、発泡剤、架橋剤等を混合機で撹拌し均一な樹脂組成物とした後、この樹脂組成物を金型プレス等を用いて加圧下に加熱することにより、前記発泡剤が発泡を起こす。この様にしてこれらの原料樹脂等を発泡成形することにより、前記柔軟性のある発泡体を得ることができる。 After stirring these raw material resins, foaming agents, cross-linking agents, etc. with a mixer to obtain a uniform resin composition, the foaming agent can be obtained by heating the resin composition under pressure using a mold press or the like. Causes foaming. Thus, the flexible foam can be obtained by foam-molding these raw material resins and the like.
この様にして得られた前記柔軟性のある発泡体は、適宜裁断、粉砕等の工程を経て小片とすることができる。 The flexible foam thus obtained can be made into small pieces through appropriate steps such as cutting and pulverization.
本発明に使用する前記柔軟性のある発泡体は、平均粒径が0.1〜50mmの範囲のものであれば好ましく、平均粒径が0.5〜30mmの範囲のものであればより好ましく、平均粒径が1〜20mmの範囲のものであればさらに好ましい。 The flexible foam used in the present invention is preferably one having an average particle diameter in the range of 0.1 to 50 mm, more preferably one having an average particle diameter in the range of 0.5 to 30 mm. More preferably, the average particle diameter is in the range of 1 to 20 mm.
次に本発明に使用する前記熱膨張性耐火材の小片(2)について説明する。
前記熱膨張性耐火材の小片としては、例えば、熱膨張性耐火材からなる成形体のうち比較的小さい形状を有するものを意味し、具体的には、平均粒径が0.1〜10mmの範囲のものであれば好ましく、平均粒径が0.5〜5mmの範囲であればより好ましく、平均粒径が2〜4mmの範囲であればさらに好ましい。
Next, the small piece (2) of the said heat-expandable refractory material used for this invention is demonstrated.
The small piece of the heat-expandable refractory material means, for example, one having a relatively small shape among the molded bodies made of the heat-expandable refractory material, specifically, the average particle size is 0.1 to 10 mm. The average particle diameter is preferably in the range of 0.5 to 5 mm, more preferably in the range of 2 to 4 mm.
また前記熱膨張性耐火材の小片の形状としては、例えば、粉体状、短冊状、フレーク状
、ペレット状、薄片状、平板状等を挙げることができる。これらの形状は必ずしも均一である必要はなく、不定形状のものを含有することができる。
Examples of the shape of the small piece of the heat-expandable refractory material include a powder shape, a strip shape, a flake shape, a pellet shape, a flake shape, and a flat plate shape. These shapes do not necessarily need to be uniform, and can contain irregular shapes.
また前記熱膨張性耐火材の小片は、一種もしくは二種以上を使用することができる。 Moreover, the small piece of the said heat-expandable refractory material can use 1 type, or 2 or more types.
次に本発明に使用する前記熱膨張性耐火材について説明する。
前記熱膨張性耐火材としては、例えば、具体的には熱可塑性樹脂やエポキシ樹脂等の樹脂成分、熱膨張性層状無機物、リン化合物、無機充填材等を含む熱膨張性耐火樹脂組成物からなるもの等を挙げることができる。
前記熱膨張性耐火樹脂組成物の各成分のうち、まず前記樹脂成分について説明する。
Next, the thermally expandable refractory material used in the present invention will be described.
The heat-expandable refractory material is specifically composed of a heat-expandable refractory resin composition containing a resin component such as a thermoplastic resin or an epoxy resin, a heat-expandable layered inorganic material, a phosphorus compound, an inorganic filler, and the like. The thing etc. can be mentioned.
Of the components of the thermally expandable refractory resin composition, the resin component will be described first.
前記熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリ(1−)ブテン系樹脂、ポリペンテン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、フェノール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリイソブチレン等の合成樹脂類、
天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、1,2−ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、多加硫ゴム、非加硫ゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム等のゴム物質等が挙げられる。
Examples of the thermoplastic resin include polypropylene resins, polyethylene resins, poly (1-) butene resins, polyolefin resins such as polypentene resins, polystyrene resins, acrylonitrile-butadiene-styrene (ABS) resins, Synthetic resins such as polycarbonate resin, polyphenylene ether resin, acrylic resin, polyamide resin, polyvinyl chloride resin, phenol resin, polyurethane resin, polyisobutylene,
Natural rubber, isoprene rubber, butadiene rubber, 1,2-polybutadiene rubber, styrene-butadiene rubber, chloroprene rubber, nitrile rubber, butyl rubber, chlorinated butyl rubber, ethylene-propylene rubber, chlorosulfonated polyethylene, acrylic rubber, epichlorohydrin rubber, multiple addition Examples thereof include rubber materials such as vulcanized rubber, non-vulcanized rubber, silicon rubber, fluorine rubber, and urethane rubber.
これらの合成樹脂類及び/又はゴム物質は、一種もしくは二種以上を使用することができる。 These synthetic resins and / or rubber substances can be used alone or in combination of two or more.
前記合成樹脂類及び/又はゴム物質の中でも、ハロゲン化されたものは、それ自体難燃性が高く、熱による脱ハロゲン化反応により架橋が起こり、加熱後の残渣の強度が向上する点において好ましい。 Among the synthetic resins and / or rubber substances, halogenated ones are preferable in that they are highly flame retardant per se and are crosslinked by heat dehalogenation reaction to improve the strength of the residue after heating. .
また、これらの合成樹脂類及び/又はゴム物質の中でも、柔軟でゴム的性質を持っているものが好ましい。この様な性質を持つものは無機充填材を高充填することが可能であり、得られる樹脂組成物が柔軟で扱い易いものとなる。 Among these synthetic resins and / or rubber substances, those having soft and rubbery properties are preferable. Those having such properties can be highly filled with an inorganic filler, and the resulting resin composition is flexible and easy to handle.
より柔軟で扱い易い樹脂組成物を得るためには、非加硫ゴムやポリエチレン系樹脂が好適に用いられる。 In order to obtain a more flexible and easy-to-handle resin composition, non-vulcanized rubber and polyethylene resin are preferably used.
前記ポリエチレン系樹脂としては、例えば、エチレン単独重合体、エチレンを主成分とするエチレンと他のα−オレフィンとの共重合体、エチレンとα−オレフィン以外のモノマーとの共重合体及びこれらの共重合体や重合体の混合物等が挙げられる。 Examples of the polyethylene resin include an ethylene homopolymer, a copolymer of ethylene and other α-olefin mainly composed of ethylene, a copolymer of ethylene and a monomer other than α-olefin, and a copolymer thereof. Examples thereof include a polymer and a mixture of polymers.
前記エチレンを主成分とするエチレンと他のα−オレフィンとの共重合体におけるα−オレフィンとしては、例えば、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−ブテン、1−ペンテン等が挙げられる。 Examples of the α-olefin in the ethylene-based copolymer of ethylene and other α-olefin include 1-hexene, 4-methyl-1-pentene, 1-octene, 1-butene, 1- Examples include pentene.
また、前記エチレンとα−オレフィン以外のモノマーとの共重合体としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−メタクリレート共重合体等が挙げられる。 Examples of the copolymer of ethylene and a monomer other than α-olefin include an ethylene-vinyl acetate copolymer, an ethylene-ethyl acrylate copolymer, and an ethylene-methacrylate copolymer.
前記エチレン単独重合体又はエチレンと他のα−オレフィンとの共重合体としては、例えば、チーグラー・ナッタ触媒、バナジウム触媒、4価の遷移金属を含むメタロセン化合物等を重合触媒として重合されたものが挙げられるが、中でも、4価の遷移金属を含むメ
タロセン化合物等を触媒として得られるポリエチレン系樹脂が好ましい。
Examples of the ethylene homopolymer or a copolymer of ethylene and another α-olefin include those polymerized using, for example, a Ziegler-Natta catalyst, a vanadium catalyst, a metallocene compound containing a tetravalent transition metal, or the like as a polymerization catalyst. Among them, a polyethylene resin obtained using a metallocene compound containing a tetravalent transition metal as a catalyst is preferable.
前記合成樹脂類及び/又はゴム物質には、更に、本発明における熱膨張性耐火材の耐火性能を阻害しない範囲で、架橋や変性が施されてもよい。 The synthetic resins and / or rubber substance may be further subjected to crosslinking or modification within a range not impairing the fire resistance of the thermally expandable refractory material in the present invention.
前記合成樹脂類及び/又はゴム物質の架橋や変性を行う時期については、特に限定されず、予め架橋、変性した前記合成樹脂類及び/又はゴム物質を用いてもよく、後述するリン化合物や無機充填材等の他の成分を配合する際に同時に架橋や変性を行ってもよい。 There are no particular limitations on the timing of crosslinking or modifying the synthetic resins and / or rubber substances, and the synthetic resins and / or rubber substances that have been previously crosslinked and modified may be used. When blending other components such as a filler, crosslinking or modification may be performed simultaneously.
また、前記合成樹脂類及び/又はゴム物質に他の成分を配合した後に架橋や変性してもよく、上記架橋や変性は、いずれの段階で行ってもよい。 Moreover, after mix | blending another component with the said synthetic resins and / or rubber substance, you may bridge | crosslink or modify | denature, The said bridge | crosslinking and modification | denaturation may be performed in any step.
前記の架橋方法については特に限定されず、前記合成樹脂類及び/又はゴム物質について通常行われる架橋方法により実施することができる。例えば、各種架橋剤、過酸化物等を使用する架橋方法、電子線照射による架橋方法が挙げられる。 The crosslinking method is not particularly limited, and can be carried out by a crosslinking method that is usually performed for the synthetic resins and / or rubber substances. For example, a crosslinking method using various crosslinking agents, peroxides, and the like, and a crosslinking method by electron beam irradiation are included.
また、本発明に使用する樹脂成分のうち、先に示したエポキシ樹脂としては、特に限定はないが、例えば、エポキシ基を持つモノマーと硬化剤とを反応させて得られる樹脂等を挙げることができる。 Further, among the resin components used in the present invention, the epoxy resin shown above is not particularly limited, and examples thereof include resins obtained by reacting a monomer having an epoxy group with a curing agent. it can.
前記エポキシ基を持つモノマーとしては、例えば、2官能のグリシジルエーテル型として、ポリエチレングリコール型、ポリプロピレングリコール型、ネオペンチルグリコール型、1,6−ヘキサンジオール型、トリメチロールプロパン型、プロピレンオキサイド−ビスフェノールA、水添ビスフェノールA型、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型等のモノマーが挙げられる。 Examples of the monomer having an epoxy group include, as a bifunctional glycidyl ether type, a polyethylene glycol type, a polypropylene glycol type, a neopentyl glycol type, a 1,6-hexanediol type, a trimethylolpropane type, and a propylene oxide-bisphenol A. And monomers such as hydrogenated bisphenol A type, bisphenol A type, and bisphenol F type.
また、グリシジルエステル型として、ヘキサヒドロ無水フタル酸型、テトラヒドロ無水フタル酸型、ダイマー酸型、p−オキシ安息香酸型等のモノマーが挙げられる。 Examples of the glycidyl ester type include monomers such as hexahydrophthalic anhydride type, tetrahydrophthalic anhydride type, dimer acid type, and p-oxybenzoic acid type.
更に多官能のグリシジルエーテル型として、フェノールノボラック型、オルトクレゾー
ル型、DPPノボラック型、ジシクロペンタジエン、フェノール型等のモノマーが挙げられる。
Further, examples of the polyfunctional glycidyl ether type include monomers such as phenol novolac type, orthocresol type, DPP novolac type, dicyclopentadiene, and phenol type.
これらは、一種もしくは二種以上を使用することができる。 These can use 1 type, or 2 or more types.
また、前記硬化剤としては、例えば、重付加型硬化剤、触媒型硬化剤等が挙げられる。
前記重付加型硬化剤としては、例えば、ポリアミン、酸無水物、ポリフェノール、ポリメルカプタン等が挙げられる。
Examples of the curing agent include a polyaddition type curing agent and a catalyst type curing agent.
Examples of the polyaddition type curing agent include polyamines, acid anhydrides, polyphenols, polymercaptans, and the like.
前記触媒型硬化剤としては、例えば三級アミン類、イミダゾール類、ルイス酸錯体等が挙げられる。
これらエポキシ樹脂の硬化方法は特に限定されず、公知の方法により行うことができる
。
Examples of the catalyst-type curing agent include tertiary amines, imidazoles, and Lewis acid complexes.
The method for curing these epoxy resins is not particularly limited, and can be performed by a known method.
なお、前記樹脂成分の溶融粘度、柔軟性、粘着性等の調整のため、二種以上の樹脂成分をブレンドしたものを使用することができる。 In addition, what adjusted the melt viscosity of the said resin component, a softness | flexibility, adhesiveness, etc. can use what blended 2 or more types of resin components.
次に前記樹脂組成物の各成分のうち、前記熱膨張性層状無機物について説明する。
前記熱膨張性層状無機物は加熱時に膨張するものであるが、かかる熱膨張性層状無機物に特に限定はなく、例えば、バーミキュライト、カオリン、マイカ、熱膨張性黒鉛等を挙げることができる。
Next, among the components of the resin composition, the thermally expandable layered inorganic material will be described.
The heat-expandable layered inorganic material expands when heated, but the heat-expandable layered inorganic material is not particularly limited, and examples thereof include vermiculite, kaolin, mica, and heat-expandable graphite.
前記熱膨張性黒鉛とは、従来公知の物質であり、天然鱗状グラファイト、熱分解グラフ
ァイト、キッシュグラファイト等の粉末を、濃硫酸、硝酸、セレン酸等の無機酸と、濃硝酸、過塩素酸、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、重クロム酸塩、重クロム酸塩、過酸化水素等の強酸化剤とで処理してグラファイト層間化合物を生成させたものであり、炭素の層状構造を維持したままの結晶化合物の一種である。
The thermally expandable graphite is a conventionally known substance, and powders such as natural scaly graphite, pyrolytic graphite, quiche graphite, etc., inorganic acid such as concentrated sulfuric acid, nitric acid, selenic acid, concentrated nitric acid, perchloric acid, A graphite intercalation compound is produced by treatment with a strong oxidant such as perchlorate, permanganate, dichromate, dichromate, hydrogen peroxide, etc., maintaining the layered structure of carbon It is a kind of crystalline compound as it is.
上記のように酸処理して得られた熱膨張性黒鉛は、更にアンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物等で中和したものを使用するのが好ましい。 The heat-expandable graphite obtained by acid treatment as described above is preferably further neutralized with ammonia, an aliphatic lower amine, an alkali metal compound, an alkaline earth metal compound, or the like.
前記脂肪族低級アミンとしては、例えば、モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン等が挙げられる。 Examples of the aliphatic lower amine include monomethylamine, dimethylamine, trimethylamine, ethylamine, propylamine, and butylamine.
前記アルカリ金属化合物および前記アルカリ土類金属化合物としては、例えば、カリウム、ナトリウム、カルシウム、バリウム、マグネシウム等の水酸化物、酸化物、炭酸塩、硫酸塩、有機酸塩等が挙げられる。 Examples of the alkali metal compound and the alkaline earth metal compound include hydroxides such as potassium, sodium, calcium, barium, and magnesium, oxides, carbonates, sulfates, and organic acid salts.
前記熱膨張性黒鉛の粒度は、20〜200メッシュの範囲のものが好ましい。 The thermal expandable graphite preferably has a particle size in the range of 20 to 200 mesh.
粒度が20メッシュより小さくなると、黒鉛の膨張度が小さく、充分な耐火断熱層が得られにくく、また、粒度が200メッシュより大きくなると、黒鉛の膨張度が大きいという利点はあるが、前記熱可塑性樹脂又はエポキシ樹脂と混練する際に分散性が悪くなり、物性が低下し易い。 When the particle size is smaller than 20 mesh, the degree of expansion of graphite is small, and it is difficult to obtain a sufficient fireproof heat insulating layer. When the particle size is larger than 200 mesh, there is an advantage that the degree of expansion of graphite is large. When kneading with a resin or an epoxy resin, the dispersibility is deteriorated and the physical properties are liable to be lowered.
上記中和された熱膨張性黒鉛の市販品としては、例えば、UCAR CARBON社製の「GRAFGUARD#160」、「GRAFGUARD#220」、東ソー社製の「GREP−EG」等が挙げられる。 Examples of commercially available neutralized thermally expandable graphite include “GRAFGUARD # 160”, “GRAFGUARD # 220” manufactured by UCAR CARBON, and “GREP-EG” manufactured by Tosoh Corporation.
次に先の熱膨張性耐火樹脂組成物の各成分のうち、前記無機充填材について説明する。 Next, the said inorganic filler is demonstrated among each component of the above-mentioned thermally expansible fireproof resin composition.
前記無機充填材としては、特に限定されないが、例えば、シリカ、珪藻土、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化錫、酸化アンチモン、フェライト類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、ドーソナイト、ハイドロタルサイト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、石膏繊維、ケイ酸カルシウム等のカリウム塩、タルク、クレー、マイカ、モンモリロナイト、ベントナイト、活性白土、セビオライト、イモゴライト、セリサイト、ガラス繊維、ガラスビーズ、シリカ系バルン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、炭素バルン、木炭粉末、各種金属粉、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、チタン酸ジルコン酸鉛、アルミニウムボレート、硫化モリブデン、炭化ケイ素、ステンレス繊維、ホウ酸亜鉛、各種磁性粉、スラグ繊維、フライアッシュ、無機系リン化合物、シリカアルミナ繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、ジルコニア繊維等が挙げられる。 The inorganic filler is not particularly limited. For example, silica, diatomaceous earth, alumina, zinc oxide, titanium oxide, calcium oxide, magnesium oxide, iron oxide, tin oxide, antimony oxide, ferrites, calcium hydroxide, hydroxide Magnesium, aluminum hydroxide, basic magnesium carbonate, calcium carbonate, magnesium carbonate, zinc carbonate, barium carbonate, dosonite, hydrotalcite, calcium sulfate, barium sulfate, gypsum fiber, potassium silicate and other potassium salts, talc, clay, Mica, montmorillonite, bentonite, activated clay, ceviolite, imogolite, sericite, glass fiber, glass beads, silica-based balun, aluminum nitride, boron nitride, silicon nitride, carbon black, graphite, carbon fiber, carbon bal , Charcoal powder, various metal powders, potassium titanate, magnesium sulfate, lead zirconate titanate, aluminum borate, molybdenum sulfide, silicon carbide, stainless steel fiber, zinc borate, various magnetic powders, slag fiber, fly ash, inorganic phosphorus Compound, silica alumina fiber, alumina fiber, silica fiber, zirconia fiber and the like can be mentioned.
これらは、一種もしくは二種以上を使用することができる。 These can use 1 type, or 2 or more types.
前記無機充填材は骨材的役割を果たして、加熱後に生成する膨張断熱層強度の向上や熱容量の増大に寄与する。 The said inorganic filler plays the role of an aggregate and contributes to the improvement of the expansion | swelling heat insulation layer produced | generated after a heating, and the increase in a heat capacity.
このため、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛で代表される金属炭酸塩、骨材的役割の他に加熱時に吸熱効果も付与する水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムで代表される含水無機物が好ましく、アルカリ金属、アルカリ土類金属、及び周期律表IIbの金属炭酸塩又はこれらと前記含水無機物との混合物が好ましい。 For this reason, a calcium carbonate, a metal carbonate represented by zinc carbonate, an aluminum hydroxide that gives an endothermic effect during heating in addition to an aggregate role, and a water-containing inorganic material represented by magnesium hydroxide are preferred. An earth metal and a metal carbonate of the periodic table IIb or a mixture of these with the water-containing inorganic substance are preferable.
また、リン化合物は、難燃性を向上させる為に用いられる。 Moreover, a phosphorus compound is used in order to improve a flame retardance.
前記リン化合物としては、特に限定されず、例えば、赤リン;トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート等の各種リン酸エステル;リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸マグネシウム等のリン酸金属塩;ポリリン酸アンモニウム類;化学式1で表される化合物等が挙げられる。 The phosphorus compound is not particularly limited. For example, red phosphorus; various phosphate esters such as triphenyl phosphate, tricresyl phosphate, trixylenyl phosphate, cresyl diphenyl phosphate, xylenyl diphenyl phosphate; sodium phosphate And metal phosphates such as potassium phosphate and magnesium phosphate; ammonium polyphosphates; compounds represented by Chemical Formula 1;
これらのリン化合物は、一種もしくは二種以上を使用することができる。 These phosphorus compounds can be used alone or in combination of two or more.
これらのうち、耐火性の観点から、赤リン、下記の化学式で表される化合物、及び、ポリリン酸アンモニウム類が好ましく、性能、安全性、費用等の点においてポリリン酸アンモニウム類がより好ましい。 Among these, from the viewpoint of fire resistance, red phosphorus, a compound represented by the following chemical formula, and ammonium polyphosphates are preferable, and ammonium polyphosphates are more preferable in terms of performance, safety, cost, and the like.
R2は、水酸基、炭素数1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、炭素数1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルコキシル基、炭素数6〜16のアリール基、又は、炭素数6〜16のアリールオキシ基を表す。 R 2 is a hydroxyl group, a linear or branched alkyl group having 1 to 16 carbon atoms, a linear or branched alkoxyl group having 1 to 16 carbon atoms, an aryl group having 6 to 16 carbon atoms, or carbon. The aryloxy group of Formula 6-16 is represented.
前記化学式で表される化合物としては、例えば、メチルホスホン酸、メチルホスホン酸ジメチル、メチルホスホン酸ジエチル、エチルホスホン酸、プロピルホスホン酸、ブチルホスホン酸、2−メチルプロピルホスホン酸、t−ブチルホスホン酸、2,3−ジメチル−ブチルホスホン酸、オクチルホスホン酸、フェニルホスホン酸、ジオクチルフェニルホスホネート、ジメチルホスフィン酸、メチルエチルホスフィン酸、メチルプロピルホスフィン酸、ジエチルホスフィン酸、ジオクチルホスフィン酸、フェニルホスフィン酸、ジエチルフェニルホスフィン酸、ジフェニルホスフィン酸、ビス(4−メトキシフェニル)ホスフィン酸等が挙げられる。 Examples of the compound represented by the chemical formula include methylphosphonic acid, dimethyl methylphosphonate, diethyl methylphosphonate, ethylphosphonic acid, propylphosphonic acid, butylphosphonic acid, 2-methylpropylphosphonic acid, t-butylphosphonic acid, 2, 3-dimethyl-butylphosphonic acid, octylphosphonic acid, phenylphosphonic acid, dioctylphenylphosphonate, dimethylphosphinic acid, methylethylphosphinic acid, methylpropylphosphinic acid, diethylphosphinic acid, dioctylphosphinic acid, phenylphosphinic acid, diethylphenylphosphinic acid , Diphenylphosphinic acid, bis (4-methoxyphenyl) phosphinic acid and the like.
中でも、t−ブチルホスホン酸は、高価ではあるが、高難燃性の点において好ましい。 Among them, t-butylphosphonic acid is preferable in terms of high flame retardancy although it is expensive.
ポリリン酸アンモニウム類としては、特に限定されず、例えば、ポリリン酸アンモニウム、メラミン変性ポリリン酸アンモニウム等が挙げられるが、難燃性、安全性、コスト、取扱性等の点からポリリン酸アンモニウムが好適に用いられる。 The ammonium polyphosphates are not particularly limited, and examples include ammonium polyphosphate and melamine-modified ammonium polyphosphate. Ammonium polyphosphate is preferred from the viewpoint of flame retardancy, safety, cost, and handleability. Used.
市販品としては、例えば、クラリアント社製の「商品名:EXOLIT AP422」及び「商品名:EXOLIT AP462」等が挙げられる。 Examples of commercially available products include “trade name: EXOLIT AP422” and “trade name: EXOLIT AP462” manufactured by Clariant.
前記リン化合物は、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛等の金属炭酸塩と反応して、金属炭酸塩の膨張を促すと考えられ、特に、リン化合物として、ポリリン酸アンモニウムを使用した場合に、高い膨張効果が得られる。
また、有効な骨材として働き、燃焼後に形状保持性の高い残渣を形成する。
It is considered that the phosphorus compound reacts with metal carbonates such as calcium carbonate and zinc carbonate to promote the expansion of the metal carbonate. In particular, when ammonium polyphosphate is used as the phosphorus compound, a high expansion effect is obtained. can get.
It also acts as an effective aggregate and forms a highly shape-retaining residue after combustion.
本発明に使用する無機充填材が粒状の場合には、その粒径としては、0.5〜200μmの範囲のものが好ましく、より好ましくは、1〜50μmの範囲のものである。 When the inorganic filler used in the present invention is granular, the particle size is preferably in the range of 0.5 to 200 μm, more preferably in the range of 1 to 50 μm.
無機充填材の添加量が少ないときは、分散性が性能を大きく左右するため、粒径の小さいものが好ましいが、粒径0.5μm未満では二次凝集が起こり、分散性が悪くなることがある。 When the amount of the inorganic filler added is small, the dispersibility greatly affects the performance, so that a small particle size is preferable. However, if the particle size is less than 0.5 μm, secondary aggregation occurs and the dispersibility may deteriorate. is there.
また、無機充填材の添加量が多いときは、高充填が進むにつれて、樹脂組成物の粘度が高くなり成形性が低下するが、粒径を大きくすることによって樹脂組成物の粘度を低下させることができる点から、上記範囲の中でも粒径の大きいものが好ましい。 In addition, when the amount of inorganic filler added is large, the viscosity of the resin composition increases and moldability decreases as high filling proceeds, but the viscosity of the resin composition is decreased by increasing the particle size. From the point of being able to do, the thing with a large particle size is preferable among the said range.
なお、粒径が200μmを超えると、成形体の表面性、樹脂組成物の力学的物性が低下することがある。 In addition, when a particle size exceeds 200 micrometers, the surface property of a molded object and the mechanical physical property of a resin composition may fall.
前記無機充填材の中でも、特に骨材的役割を果たす炭酸カルシウム、炭酸亜鉛等の金属炭酸塩;骨材的役割の他に加熱時に吸熱効果を付与する水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の含水無機物が好ましい。 Among the above inorganic fillers, metal carbonates such as calcium carbonate and zinc carbonate that play an aggregate role in particular; water-containing inorganic substances such as aluminum hydroxide and magnesium hydroxide that give an endothermic effect when heated in addition to the role as an aggregate Is preferred.
前記含水無機物及び金属炭酸塩を併用することは、燃焼残渣の強度向上や熱容量増大に大きく寄与すると考えられる。 It is considered that the combined use of the hydrated inorganic substance and the metal carbonate greatly contributes to improving the strength of the combustion residue and increasing the heat capacity.
前記無機充填材の中で、特に水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の含水無機物は、加熱時の脱水反応によって生成した水のために吸熱が起こり、温度上昇が低減されて高い耐熱性が得られる点、及び、燃焼残渣として酸化物が残存し、これが骨材となって働くことで燃焼残渣の強度が向上する点で好ましい。 Among the inorganic fillers, in particular, water-containing inorganic substances such as aluminum hydroxide and magnesium hydroxide are endothermic due to the water generated by the dehydration reaction during heating, and the temperature rise is reduced and high heat resistance is obtained. This is preferable in that the oxide remains as a combustion residue and this acts as an aggregate to improve the strength of the combustion residue.
また、水酸化マグネシウムと水酸化アルミニウムは、脱水効果を発揮する温度領域が異なるため、併用すると脱水効果を発揮する温度領域が広くなり、より効果的な温度上昇抑制効果が得られることから、併用することが好ましい。 Magnesium hydroxide and aluminum hydroxide have different temperature ranges that exhibit dehydration effects, so when used together, the temperature range that exhibits dehydration effects becomes wider, and more effective temperature rise suppression effects can be obtained. It is preferable to do.
前記含水無機物の粒径は、小さくなると嵩が大きくなって高充填化が困難となるので、脱水効果を高めるために高充填するには粒径の大きなものが好ましい。
具体的には、粒径が18μmでは、1.5μmの粒径に比べて充填限界量が約1.5倍程度向上することが知られている。
さらに、粒径の大きいものと小さいものとを組み合わせることによって、より高充填化が可能となる。
When the particle size of the water-containing inorganic substance is small, the bulk increases and it becomes difficult to achieve high filling. Therefore, in order to increase the dehydration effect, a large particle size is preferable.
Specifically, it is known that when the particle size is 18 μm, the filling limit amount is improved by about 1.5 times compared to the particle size of 1.5 μm.
Further, by combining a large particle size and a small particle size, higher packing can be achieved.
前記含水無機物の市販品としては、例えば、水酸化アルミニウムとして、粒径1μmの「商品名:ハイジライトH−42M」(昭和電工社製)、粒径18μmの「商品名:ハイジライトH−31」(昭和電工社製)等が挙げられる。 As a commercial item of the said water-containing inorganic substance, for example, as aluminum hydroxide, “trade name: Hygielite H-42M” (manufactured by Showa Denko) with a particle diameter of 1 μm, “trade name: Hygilite H-31 with a particle diameter of 18 μm”. (Made by Showa Denko KK) and the like.
前記炭酸カルシウムの市販品としては、例えば、粒径1.8μmの「商品名:ホワイトンSB赤」(白石カルシウム社製)、粒径8μmの「商品名:BF300」(備北粉化社製)等が挙げられる。 Examples of commercially available calcium carbonate include “trade name: Whiten SB red” (manufactured by Shiraishi Calcium Co., Ltd.) having a particle size of 1.8 μm, and “trade name: BF300” (manufactured by Bihoku Flour & Chemical Co., Ltd.) having a particle size of 8 μm. Etc.
冒頭に説明したとおり、本発明に使用する熱膨張性耐火材としては、上記に説明した熱可塑性樹脂やエポキシ樹脂等の樹脂成分、前記熱膨張性層状無機物、前記無機充填材等を含む樹脂組成物からなるもの等を挙げることができるが、次にこれらの配合について説明する。 As explained at the beginning, as the thermally expandable refractory material used in the present invention, the resin composition containing the resin component such as the thermoplastic resin and epoxy resin described above, the thermally expandable layered inorganic material, the inorganic filler, etc. Although what consists of a thing etc. can be mentioned, Next, these compounding is demonstrated.
前記樹脂組成物は、前記熱可塑性樹脂やエポキシ樹脂等の樹脂成分100重量部に対し、前記熱膨張性層状無機物を20〜350重量部及び前記無機充填材を50〜400重量部の範囲で含むものが好ましい。
また、前記熱膨張性層状無機物および前記無機充填材の合計は、200〜600重量部の範囲が好ましい。
The resin composition contains 20 to 350 parts by weight of the thermally expandable layered inorganic substance and 50 to 400 parts by weight of the inorganic filler with respect to 100 parts by weight of the resin component such as the thermoplastic resin or epoxy resin. Those are preferred.
The total of the thermally expandable layered inorganic material and the inorganic filler is preferably in the range of 200 to 600 parts by weight.
かかる樹脂組成物は加熱によって膨張し耐火断熱層を形成する。この配合によれば、前記熱膨張性耐火材は火災等の加熱によって膨張し、必要な体積膨張率を得ることができ、膨張後は所定の断熱性能を有すると共に所定の強度を有する残渣を形成することもでき、安定した防火性能を達成することができる。 Such a resin composition expands by heating to form a refractory heat insulating layer. According to this composition, the thermally expandable refractory material expands by heating such as a fire, and can obtain a necessary volume expansion coefficient. After expansion, a residue having a predetermined heat insulation performance and a predetermined strength is formed. It is also possible to achieve stable fireproof performance.
前記層状無機物の量が20重量部未満であると、膨張倍率が不足し、充分な耐火、防火性能が得られないことがある。
一方、層状無機物の量が350重量部を超えると、擬集力が不足するため、成形品としての強度が得られないことがある。
また前記無機充填材の量が50重量部未満であると、燃焼後の残体積量が減少するため、充分な耐火断熱層が得られないことがある。
さらに可燃物の比率が増加するため、難燃性が低下することがある。
If the amount of the layered inorganic material is less than 20 parts by weight, the expansion ratio may be insufficient, and sufficient fire resistance and fire prevention performance may not be obtained.
On the other hand, if the amount of the layered inorganic substance exceeds 350 parts by weight, the strength as a molded product may not be obtained because the pseudo-collecting force is insufficient.
Further, if the amount of the inorganic filler is less than 50 parts by weight, the remaining volume after combustion decreases, so that a sufficient refractory heat insulating layer may not be obtained.
Furthermore, since the ratio of combustible material increases, flame retardancy may decrease.
一方、無機充填材の量が400重量部を超えると樹脂成分の配合比率が減少するため、凝集力が不足して成形品としての強度が得られにくい。 On the other hand, when the amount of the inorganic filler exceeds 400 parts by weight, the blending ratio of the resin component decreases, so that the cohesive force is insufficient and it is difficult to obtain strength as a molded product.
前記樹脂組成物における熱膨張性層状無機物及び無機充填材の合計量は、200重量部未満では燃焼後の残渣量が不足して十分な耐火性能が得られにくく、600重量部を超えると機械的物性の低下が大きくなり、使用に耐えられなくなることがある。 If the total amount of the thermally expandable layered inorganic substance and the inorganic filler in the resin composition is less than 200 parts by weight, the amount of residue after combustion is insufficient and it is difficult to obtain sufficient fire resistance. Deterioration of physical properties may increase and it may become unusable.
さらに本発明に使用する前記熱膨張性耐火樹脂組成物は、それぞれ本発明の目的を損なわない範囲で、必要に応じて、フェノール系、アミン系、イオウ系等の酸化防止剤の他、金属害防止剤、帯電防止剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟化剤、顔料、粘着付与樹脂等の添加剤、ポリブテン、石油樹脂等の粘着付与剤を含むことができる。 Furthermore, the thermally expandable refractory resin composition used in the present invention is a range that does not impair the object of the present invention, and if necessary, in addition to antioxidants such as phenol-based, amine-based, sulfur-based, etc. An additive such as an inhibitor, an antistatic agent, a stabilizer, a crosslinking agent, a lubricant, a softener, a pigment, and a tackifier resin, and a tackifier such as a polybutene and a petroleum resin can be included.
次に前記熱膨張性耐火樹脂組成物の製造方法について説明する。
前記熱膨張性耐火樹脂組成物の製造方法に特に限定はないが、例えば、前記熱膨張性耐火樹脂組成物に含まれる前記樹脂分が熱可塑性樹脂である場合は、前記熱膨張性耐火樹脂組成物の各成分を押出機、バンバリーミキサー、ニーダーミキサー等公知の混練装置に供給して溶融混練する方法や、前記熱膨張性耐火樹脂組成物の各成分を有機溶剤に懸濁させたり、加温して溶融させたりして塗料状にしたり、溶剤に分散してスラリーを調製する等の方法により、前記熱膨張性耐火樹脂組成物を得ることができる。
Next, the manufacturing method of the said thermally expansible fireproof resin composition is demonstrated.
The method for producing the thermally expandable refractory resin composition is not particularly limited. For example, when the resin component contained in the thermally expandable refractory resin composition is a thermoplastic resin, the thermally expandable refractory resin composition Each component of the product is supplied to a known kneading apparatus such as an extruder, Banbury mixer, kneader mixer and melt-kneaded, or each component of the thermally expandable refractory resin composition is suspended in an organic solvent or heated. The thermally expandable refractory resin composition can be obtained by a method such as melting to form a paint, or dispersing in a solvent to prepare a slurry.
また、前記熱膨張性耐火樹脂組成物に含まれる前記樹脂分が前記エポキシ樹脂である場合は、例えば、前記熱膨張性耐火樹脂組成物を有機溶剤に懸濁させたり、加温して溶融させたりして塗料状とする方法や、溶剤に分散してスラリーを調製する等の方法、また前記熱膨張性耐火樹脂組成物を加熱下に溶融させる等の方法により前記熱膨張性耐火樹脂組成物を得ることができる。 Further, when the resin component contained in the thermally expandable refractory resin composition is the epoxy resin, for example, the thermally expandable refractory resin composition is suspended in an organic solvent, or heated and melted. The thermally expandable refractory resin composition by a method such as a paint-like method by dispersing in a solvent to prepare a slurry, or a method of melting the thermally expandable refractory resin composition under heating Can be obtained.
前記熱膨張性耐火樹脂組成物は、上記各成分を単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ニーダーミキサー、混練ロール、ライカイ機、遊星式撹拌機等公知の装置を用いて混練することにより得ることができる。 The heat-expandable refractory resin composition is obtained by kneading the above components using a known apparatus such as a single screw extruder, a twin screw extruder, a Banbury mixer, a kneader mixer, a kneading roll, a reiki machine, or a planetary stirrer. Can be obtained.
また、エポキシ基をもつモノマーと硬化剤とに別々に充填材を混練しておき、成形直前にスタティックミキサー、ダイナミックミキサー等で混練して得ることもできる。 Further, it is also possible to knead the filler separately into the monomer having an epoxy group and the curing agent and knead with a static mixer, a dynamic mixer or the like immediately before molding.
以上説明した方法により、本発明に使用する前記熱膨張性耐火材を得ることができる。 By the method described above, the thermally expandable refractory material used in the present invention can be obtained.
前記熱膨張性耐火材は市販品として入手可能であり、例えば、住友スリ―エム社製のファイアバリア(クロロプレンゴムとバーミキュライトを含有する樹脂組成物からなる熱膨張性耐火材、膨張率:3倍、熱伝導率:0.20kcal/m・h・℃)、三井金属塗料社のメジヒカット(ポリウレタン樹脂と熱膨張性黒鉛を含有する樹脂組成物からなる熱膨張性耐火材、膨張率:4倍、熱伝導率:0.21kcal/m・h・℃)、積水化学工業社製フィブロック(ブチルゴムを含む熱膨張性耐火材)等の熱膨張性耐火材等も挙げられる。 The heat-expandable refractory material is available as a commercial product. For example, a fire barrier manufactured by Sumitomo 3M Limited (a heat-expandable refractory material comprising a resin composition containing chloroprene rubber and vermiculite, expansion ratio: 3 times) , Thermal conductivity: 0.20 kcal / m · h · ° C., Mitsuji Metal Paint Co., Ltd., medium-cut (thermally expandable refractory material comprising a resin composition containing polyurethane resin and thermally expandable graphite, expansion coefficient: 4 times, Thermal conductivity: 0.21 kcal / m · h · ° C., and thermally expandable refractory materials such as Sekisui Chemical Co., Ltd. Fiblock (thermally expandable refractory material including butyl rubber).
前記熱膨張性耐火材は、火災時などの高温にさらされた際にその膨張層により断熱し、かつその膨張層の強度があるものであれば特に限定されないが、50kW/m2の加熱条件下で30分間加熱した後の体積膨張率が3〜50倍のものであれば好ましい。前記体積膨張率が3倍を下回ると、膨張体積が前記樹脂成分の焼失部分を十分に埋めきれず防火性能が低下することがある。また50倍を超えると、膨張層の強度が下がり、火炎の貫通を防止する効果が低下することがある。より好ましくは、体積膨張率が5〜40倍の範囲であり、さらに好ましくは8〜35倍の範囲である。 The heat-expandable refractory material is not particularly limited as long as it is thermally insulated by the expanded layer when exposed to a high temperature such as a fire, and has the strength of the expanded layer, but heating conditions of 50 kW / m 2 It is preferable if the volume expansion coefficient after heating for 30 minutes is 3 to 50 times. If the volume expansion rate is less than 3 times, the expansion volume may not be able to fully fill the burned-out portion of the resin component, and fireproof performance may be reduced. On the other hand, if it exceeds 50 times, the strength of the expansion layer is lowered, and the effect of preventing the penetration of the flame may be lowered. More preferably, the volume expansion coefficient is in the range of 5 to 40 times, and more preferably in the range of 8 to 35 times.
前記膨張層が自立するためには、前記膨張層は強度の大きいことが必要であり、その強度としては、圧縮試験器にて0.25cm2の圧子を用いて、前記膨張層のサンプルを0.1m/sの圧縮速度で測定した場合の破断点応力が0.05kgf/cm2以上であれば好ましい。破断点応力が0.05kgf/cm2を下回ると、断熱膨張層が自立できなくなり防火性能が低下することがある。より好ましくは、0.1kgf/cm2以上である。 In order for the expansion layer to be self-supporting, the expansion layer needs to have a high strength. As the strength, the sample of the expansion layer is set to 0 using a 0.25 cm 2 indenter in a compression tester. It is preferable that the stress at break when measured at a compression speed of 0.1 m / s is 0.05 kgf / cm 2 or more. If the stress at break is less than 0.05 kgf / cm 2 , the adiabatic expansion layer may not be self-supporting and the fireproof performance may be reduced. More preferably, it is 0.1 kgf / cm 2 or more.
本発明に使用する前記熱膨張性耐火材の小片は、前記熱膨張性耐火材をシートや成形品等に加工して得られる成形品を粉砕する方法、前記熱膨張性耐火材をシートや成形品等に加工して得られる成形品を裁断する方法、前記熱膨張性耐火材をシートや成形品等に加工する際に得られる端材等を利用する方法、前記端材等を粉砕する方法、前記端材等を裁断する方法等により得ることができる。 The thermally expandable refractory material pieces used in the present invention are a method of pulverizing a molded product obtained by processing the thermally expandable refractory material into a sheet or molded product, and the thermally expandable refractory material into a sheet or molded product. A method of cutting a molded product obtained by processing into a product, a method of using an end material obtained when processing the thermally expandable refractory material into a sheet or a molded product, a method of pulverizing the end material, etc. It can be obtained by a method of cutting the end material or the like.
これらの方法は一種もしくは二種以上を実施することができる。 These methods can be carried out singly or in combination of two or more.
前記熱膨張性耐火材の小片は、粒径を揃える分球操作を実施したものを使用することが好ましい。 As the small piece of the heat-expandable refractory material, it is preferable to use a piece that has been subjected to a sizing operation to make the particle diameter uniform.
また本発明に使用する充填用バッグは、前記小片および熱膨張性耐火材に加えて、無機充填材を含むものであってもよい。 The filling bag used in the present invention may contain an inorganic filler in addition to the small piece and the thermally expandable refractory material.
この様な無機充填材としては、無機粉末系充填材、無機繊維系充填材等が挙げられる。
前記無機粉末系充填材としては、例えば、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、石膏等が挙げられる。
また前記無機繊維系充填材としては、例えば、グラスウール、ロックウール、セラミックウール、石膏繊維、炭素繊維、ステンレス繊維、スラグ繊維、シリカアルミナ繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、ジルコニア繊維等が挙げられる。
Examples of such inorganic fillers include inorganic powder fillers and inorganic fiber fillers.
Examples of the inorganic powder filler include calcium hydroxide, aluminum hydroxide, magnesium hydroxide, gypsum and the like.
Examples of the inorganic fiber filler include glass wool, rock wool, ceramic wool, gypsum fiber, carbon fiber, stainless steel fiber, slag fiber, silica alumina fiber, alumina fiber, silica fiber, and zirconia fiber.
次に、前記小片(1)と、前記熱膨張性耐火材の小片(2)等を包むための包材(3)について説明する。
かかる包材としては、例えば、布、フィルムおよびシート等を挙げることができる。
Next, the wrapping material (3) for wrapping the small piece (1) and the small piece (2) of the thermally expandable refractory material will be described.
Examples of such a packaging material include cloth, film, and sheet.
前記布としては、例えば、木綿、絹、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン等の織布や不織布からなるもの等を挙げることができる。 As said cloth, what consists of woven fabrics and nonwoven fabrics, such as cotton, silk, nylon, polyester, a polypropylene, etc. can be mentioned, for example.
前記フィルムとしては、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム等を挙げることができる。 As said film, a polyethylene film, a polypropylene film, a polyethylene terephthalate film etc. can be mentioned, for example.
前記シートとしては、例えば、アルミニウム箔、アルミガラスクロス、無機ガラスクロス、セラミックシート等を挙げることができる。 Examples of the sheet include an aluminum foil, an aluminum glass cloth, an inorganic glass cloth, and a ceramic sheet.
前記包材は一種もしくは二種以上を使用することができる。 The said packaging material can use 1 type, or 2 or more types.
次に本発明に使用する充填用バッグの詳細について説明する。
先に説明した通り、前記充填用バッグは、小片(1)および熱膨張性耐火材の小片(2)ならびに、前記小片(1)と前記熱膨張性耐火材の小片(2)等を包むための包材(3)を少なくとも有するものである。
Next, the details of the filling bag used in the present invention will be described.
As described above, the filling bag is for wrapping the small piece (1) and the small piece (2) of the thermally expandable refractory material, the small piece (1) and the small piece (2) of the thermally expandable refractory material, and the like. It has at least a packaging material (3).
図23は本発明に使用する充填用バッグを例示した模式斜視図である。
図23に例示される様に、ポリエチレン袋200の中に、ポリウレタン発泡体の小片300と、前記熱膨張性耐火材400の小片が収納されている。特に図示していないが、ポリウレタン発泡体の小片300と、前記熱膨張性耐火材400の小片に加えて、先に説明した無機繊維系充填材等を収納することができる。
FIG. 23 is a schematic perspective view illustrating a filling bag used in the present invention.
As illustrated in FIG. 23, a small piece 300 of polyurethane foam and a small piece of the thermally expandable refractory material 400 are accommodated in a polyethylene bag 200. Although not shown in particular, in addition to the polyurethane foam small piece 300 and the small piece of the heat-expandable refractory material 400, the inorganic fiber filler described above can be accommodated.
ポリエチレン袋200の端部は前記ポリウレタン発泡体の小片300と、前記熱膨張性耐火材400の小片とを収納した後、接着剤による手段、融着による手段等により貼着されている。 The end portion of the polyethylene bag 200 is attached by means of an adhesive, a means of fusion, or the like after accommodating the small piece 300 of the polyurethane foam and the small piece of the thermally expandable refractory material 400.
前記包材(3)の体積は、通常10〜2000cm3の範囲であり、好ましくは100〜1500cm3の範囲である。 The volume of the packaging material (3) is usually in the range of 10 to 2000 cm 3, preferably in the range of 100~1500Cm 3.
また、前記包材(3)に収納される前記小片(1)と前記熱膨張性耐火材の小片(2)との合計体積は、前記包材の体積に対し、通常5〜80%の範囲であり、10〜70%の範囲であれば好ましく、20〜60%の範囲であればさらに好ましい。 The total volume of the small piece (1) and the small piece (2) of the thermally expandable refractory material housed in the packaging material (3) is usually in the range of 5 to 80% with respect to the volume of the packaging material. It is preferably in the range of 10 to 70%, more preferably in the range of 20 to 60%.
また、前記小片(1)と前記熱膨張性耐火材の小片(2)との体積比は、通常1:1〜1000:1の範囲であり、1:1〜100:1の範囲であれば好ましく、1:1〜10:1の範囲であればさらに好ましい。 The volume ratio between the small piece (1) and the small piece (2) of the thermally expandable refractory is usually in the range of 1: 1 to 1000: 1, and is in the range of 1: 1 to 100: 1. A range of 1: 1 to 10: 1 is more preferable.
図23に例示される様に、前記ポリエチレン袋200の中にはポリウレタン発泡体の小片300と、前記熱膨張性耐火材400の小片とが収納されているが、前記ポリエチレン袋200の体積と比較してこれらの小片の合計体積は小さい。 As illustrated in FIG. 23, the polyethylene bag 200 contains a polyurethane foam piece 300 and a thermally expandable refractory material 400 piece, which is compared with the volume of the polyethylene bag 200. The total volume of these pieces is small.
このため、前記充填用バッグは、例えば、自在に折りたたむこともできるし、自在に球状、柱状、直方体状等に近い形状に変形させることができる。この様に、前記充填用バッグは前記外力に応じて自在にその形状を変形させることができる。 For this reason, the filling bag can be freely folded, for example, or can be freely deformed into a shape close to a spherical shape, a columnar shape, a rectangular parallelepiped shape, or the like. In this way, the filling bag can be deformed freely according to the external force.
また前記充填用バッグは、例えば、一定形状を保持するためには外力を必要とするものを使用することができる。 In addition, as the filling bag, for example, a bag that requires an external force in order to maintain a certain shape can be used.
前記充填用バッグとして、一定形状を保持するためには外力を必要とするものを使用した場合には、前記充填用バッグを平坦な面に乗せると略平坦な形状となり、球面に乗せると略球面に沿った形状となり、曲面に乗せると略曲面に沿った形状になる等、自在にその形状を変形させることができる。 When a bag that requires an external force is used to maintain a certain shape, the filling bag has a substantially flat shape when placed on a flat surface, and a substantially spherical shape when placed on a spherical surface. The shape can be freely deformed, for example, a shape along the curved surface can be obtained.
また特に図示していないが、前記充填用バッグには、空気出入孔を設けることが好ましい。
前記空気出入孔の形状は、前記充填用バッグの内容物が外部に流出しないものであれば特に限定はなく、例えば、円形、楕円形、多角形等の形状の他、直線状の切れ目等のものであってもよい。
前記空気出入孔の形状は、一種もしくは二種以上を採用することができる。
Although not particularly illustrated, the filling bag is preferably provided with an air inlet / outlet hole.
The shape of the air inlet / outlet hole is not particularly limited as long as the contents of the filling bag do not flow out to the outside. For example, in addition to a circular shape, an elliptical shape, a polygonal shape, etc. It may be a thing.
As the shape of the air inlet / outlet hole, one type or two or more types can be adopted.
また、前記空気出入孔の数は、前記充填用バッグを圧縮した際に、前記充填用バッグ内の空気が速やかに外部に抜けるよう、複数設けることが好ましい。 In addition, it is preferable to provide a plurality of the air inlet / outlet holes so that the air in the filling bag can quickly escape to the outside when the filling bag is compressed.
図24は本発明に使用する充填用バッグの変形例を例示した模式斜視図である。
図24に例示される様に、前記充填用バッグは、2枚の不織布500を重ね合わせ、その不織布の間にポリウレタン発泡体の小片300と、前記熱膨張性耐火材400の小片とが収納されている。
FIG. 24 is a schematic perspective view illustrating a modification of the filling bag used in the present invention.
As illustrated in FIG. 24, in the filling bag, two nonwoven fabrics 500 are overlapped, and a polyurethane foam piece 300 and a thermally expandable refractory material 400 piece are accommodated between the nonwoven fabrics. ing.
なお前記不織布500同士はヒートシール等の接合手段により貼着されている。参照符号600はヒートシールにより貼着された部分を例示するものである。 The non-woven fabrics 500 are adhered to each other by a joining means such as heat sealing. Reference numeral 600 exemplifies a portion attached by heat sealing.
前記不織布は空気を通すものであり、前記不織布同士の隙間等から適宜内部の空気が速やかに外部に抜けるようにされている。 The non-woven fabric allows air to pass therethrough, and the internal air is promptly extracted to the outside through a gap between the non-woven fabrics.
図25は本発明に使用する充填用バッグの変形例を例示した模式斜視図である。
図25に例示される様に、前記充填用バッグは、二以上の包材を有するものを使用することができる。
互いに隣接する前記包材210の境界に、前記包材210同士を連結するための連結部220が設けられている。
FIG. 25 is a schematic perspective view illustrating a modification of the filling bag used in the present invention.
As illustrated in FIG. 25, the filling bag having two or more packaging materials can be used.
A connecting portion 220 for connecting the packaging materials 210 to each other is provided at a boundary between the packaging materials 210 adjacent to each other.
図26は前記連結部220の変形例を例示した模式要部斜視図である。
前記連結部220には分割手段として図26(a)に破線で例示される破断線230が設けられていて、一方の包材210aから他方の包材210bを切り離すことができる様になっている。
FIG. 26 is a schematic perspective view of a main part illustrating a modified example of the connecting part 220.
The connecting portion 220 is provided with a breaking line 230 exemplified by a broken line in FIG. 26A as a dividing means so that the other packaging material 210b can be separated from the other packaging material 210a. .
また他の分割手段として、図26(b)に例示される切り欠き240が前記連結部220に設けられていて、同様に一方の包材210aから他方の包材210bを切り離すことができる様になっている。
この様に、本発明に使用する充填用バッグは多数が連結されたものを折りたたんで配置することができる。
As another dividing means, a notch 240 illustrated in FIG. 26B is provided in the connecting portion 220 so that the other packaging material 210b can be similarly separated from the other packaging material 210a. It has become.
As described above, the filling bag used in the present invention can be arranged by folding a large number of connected bags.
次に本発明に使用する耐火性ブロックについて説明する。
本発明に使用する耐火性ブロックの形状は、例えばその断面が長方形、正方形等であって、その断面の一辺の長さは10〜50mmの範囲のものであり、長手方向の長さが100〜300mmの範囲の直方体等が挙げられるが、前記耐火性ブロックの形状は施工する防火区画貫通部構造の構造等に応じて適宜選択することができる。
前記耐火性ブロックは、断面の一辺の長さが15〜20mmの範囲の正方形である直方体であれば好ましい。
Next, the fireproof block used in the present invention will be described.
The shape of the fireproof block used in the present invention is, for example, a cross section of a rectangle, a square, etc., and the length of one side of the cross section is in the range of 10-50 mm, and the length in the longitudinal direction is 100- Although the rectangular parallelepiped of the range of 300 mm etc. are mentioned, the shape of the said fireproof block can be suitably selected according to the structure of the fire prevention division penetration part structure, etc. to construct.
The refractory block is preferably a rectangular parallelepiped having a square with a side length of 15 to 20 mm.
図27〜31はそれぞれ耐火性ブロックの具体例を示したものである。
図27は無機繊維フェルト包装体ブロックを例示し、図28は無機繊維包装体ブロックを例示し、図29は熱膨張性耐火材ブロックを例示し、図30は熱膨張性耐火材小片含有発泡体ブロックを例示し、および図31は熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックを例示した模式要部斜視図である。
27 to 31 show specific examples of fireproof blocks.
27 illustrates an inorganic fiber felt package block, FIG. 28 illustrates an inorganic fiber package block, FIG. 29 illustrates a thermally expandable refractory block, and FIG. 30 illustrates a thermally expandable refractory piece-containing foam. The block is illustrated, and FIG. 31 is a schematic perspective view of the main part illustrating the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block.
図27に例示される前記無機繊維フェルト包装体ブロック700に含まれる無機繊維フェルト701は、例えば前記無機繊維系充填材を平面状に成形した厚さ10〜30mmの無機繊維フェルト生地を切断することにより直方体の形状として得られるものである。 The inorganic fiber felt 701 included in the inorganic fiber felt package block 700 illustrated in FIG. 27 cuts, for example, an inorganic fiber felt fabric having a thickness of 10 to 30 mm obtained by forming the inorganic fiber filler into a flat shape. Is obtained as a rectangular parallelepiped shape.
本発明に使用する耐火性ブロックは先に説明した包材により包装されていることが好ましい。
前記包材としては先に説明した場合と同様に布、フィルムおよびシート等を使用することができる。
図27に例示した場合では前記無機繊維フェルト700はポリエチレンフィルム702で包装されている。ポリエチレンフィルム702等の包材等で前記無機繊維フェルト701を包装することにより前記無機繊維フェルト701から無機繊維が脱落することを防止できることから、前記無機繊維フェルト701をポリエチレンフィルム702等の包材により包装することが好ましい。
The fire-resistant block used in the present invention is preferably packaged by the packaging material described above.
As the packaging material, a cloth, a film, a sheet, or the like can be used as in the case described above.
In the case illustrated in FIG. 27, the inorganic fiber felt 700 is packaged with a polyethylene film 702. Since the inorganic fiber felt 701 can be prevented from falling off from the inorganic fiber felt 701 by wrapping the inorganic fiber felt 701 with a packaging material such as a polyethylene film 702, the inorganic fiber felt 701 is made of a packaging material such as the polyethylene film 702. It is preferable to package.
図28に例示される無機繊維包装体ブロック710は無機繊維系充填材711をポリエチレンテレフタレート不織布712(説明の便宜上、透明なものとして図示)等で包装したものであり、その形状は先の無機繊維フェルト包装体ブロック700と同様である。ポリエチレンテレフタレート不織布712等の包材により前記無機繊維系充填材711を包装することにより取扱性が容易になる他、前記無機繊維系充填材711の飛散を防止することができる。 An inorganic fiber package block 710 illustrated in FIG. 28 is obtained by packaging an inorganic fiber filler 711 with a polyethylene terephthalate nonwoven fabric 712 (illustrated as transparent for convenience of explanation) or the like, and the shape thereof is the above-described inorganic fiber. The same as the felt package block 700. By packaging the inorganic fiber filler 711 with a packaging material such as polyethylene terephthalate nonwoven fabric 712, handling becomes easy, and scattering of the inorganic fiber filler 711 can be prevented.
図29に例示される熱膨張性耐火材ブロック720は先に説明した熱膨張性耐火樹脂組成物を、図27に例示される前記無機繊維フェルト包装体ブロック700と同様の形状に成形したものである。 A thermally expandable refractory material block 720 illustrated in FIG. 29 is formed by molding the previously described thermally expandable refractory resin composition into the same shape as the inorganic fiber felt package block 700 illustrated in FIG. is there.
図30に例示される熱膨張性耐火材小片含有発泡体ブロック730は発泡体731と共に熱膨張性耐火材の小片732を成形したものであり、その形状は図27に例示される前記無機繊維フェルト包装体ブロック700と同様である。 The thermally expandable refractory piece-containing foam block 730 illustrated in FIG. 30 is formed by molding a thermally expandable refractory piece 732 together with the foam 731, and the shape thereof is the inorganic fiber felt illustrated in FIG. It is the same as the package block 700.
図31に例示される熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740はロックウール等の無機繊維系充填材741と共に熱膨張性耐火材の小片742をポリプロピレン不織布743(説明の便宜上、透明なものとして図示)により包装したものであり、その形状は図27に例示される前記無機繊維フェルト包装体ブロック700と同様である。 The thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block 740 illustrated in FIG. 31 is made of a polypropylene nonwoven fabric 743 (for convenience of explanation, a transparent nonwoven fabric 743 together with an inorganic fiber-based filler 741 such as rock wool. The shape is the same as that of the inorganic fiber felt package block 700 illustrated in FIG.
図32は本発明に使用する耐火性ブロックの形状を例示した模式斜視図である。
本発明に使用する耐火性ブロックの形状は図31(a)の直方体800に限定されることはなく、例えば、図31(b)に例示される三角柱801、図32(c)に例示される六角柱802等の多角柱形状であってもよい。
前記耐火性ブロックの形状は、互いに組み合わせたときにケーブルラック内部を隙間無く詰めることができるものであれば好ましい。
FIG. 32 is a schematic perspective view illustrating the shape of a refractory block used in the present invention.
The shape of the refractory block used in the present invention is not limited to the rectangular parallelepiped 800 in FIG. 31A, and for example, the triangular prism 801 illustrated in FIG. 31B and the shape illustrated in FIG. A polygonal column shape such as a hexagonal column 802 may be used.
The shape of the refractory block is preferable as long as it can pack the inside of the cable rack without gap when combined.
本発明に使用する耐火性ブロックは二以上の耐火性ブロックを組み合わせて使用するものである。
図33および図34は、具体例として二以上の前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740を組み合わせた状態を例示した模式斜視図である。
本発明に使用する耐火性ブロックはその外面が粘着性を有するものが好ましい。
前記耐火性ブロックの外面に粘着性を付与する手段としては、前記耐火性ブロックの外面に粘着材を塗布する等の耐火性ブロックの外部から粘着性を付与する手段、前記耐火性ブロック自体に粘着性を有する成分を含有させてから成形する等の耐火性ブロックの内部から粘着性を付与する手段等が挙げられる。
図33に例示される熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の外面には粘着性を付与するための粘着剤が塗布されていて、前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740同士が着脱自在に結合されている。
The fireproof block used in the present invention is a combination of two or more fireproof blocks.
FIG. 33 and FIG. 34 are schematic perspective views illustrating a state in which two or more pieces of the thermally expandable refractory material-containing inorganic fiber package block 740 are combined as a specific example.
The refractory block used in the present invention preferably has a sticky outer surface.
Means for imparting adhesiveness to the outer surface of the refractory block include means for imparting adhesiveness from the outside of the refractory block, such as applying an adhesive to the outer surface of the refractory block, and adhesive to the refractory block itself. Examples include means for imparting tackiness from the inside of a fireproof block such as molding after adding a component having a property.
An adhesive for imparting adhesiveness is applied to the outer surface of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block 740 illustrated in FIG. 33, and the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package body. The blocks 740 are detachably coupled.
例えば、前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744の両端を手で保持して運搬した場合にも前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744が崩れ落ちない程度の粘着性を有する粘着剤を使用することにより、前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744を一体のものとして扱うことができる。 For example, even when both ends of the combination 744 of the thermally expandable refractory material containing inorganic fiber package block 740 are held and transported by hand, the combination 744 of the thermally expandable refractory material containing inorganic fiber package block 740 is By using a pressure-sensitive adhesive that does not collapse, the combination 744 of the thermally expandable refractory material-containing inorganic fiber package block 740 can be handled as a single unit.
また図34に例示した様に、前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744から個々の前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740を取り除くことも可能である。
このとき例えば、前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744から個々の前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740を除去した場合に、前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740同士の粘着面が破壊されない程度の粘着性を有する粘着剤を使用する。これにより前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744からケーブルラックの内部を挿通する長尺体の位置に対応する個々の前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740を容易に取り除くことができ、先に説明したケーブルラック内に前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744aを設置することができる。
前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740は柔軟性を有するため前記ケーブルラック内に前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744aを容易に配置することができる。
Further, as illustrated in FIG. 34, it is also possible to remove individual thermally expandable refractory material pieces-containing inorganic fiber package blocks 740 from the combination 744 of the thermally expandable refractory material pieces-containing inorganic fiber package blocks 740. .
At this time, for example, when the individual thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block 740 is removed from the combination 744 of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block 740, the thermally expandable refractory material is obtained. The adhesive which has adhesiveness of the grade which the adhesive surface of small piece containing inorganic fiber package block 740 is not destroyed is used. Thereby, each said thermally expansible fireproof material piece containing inorganic fiber package block corresponding to the position of the elongate body which penetrates the inside of a cable rack from the combination 744 of the said thermally expandable fireproof material piece containing inorganic fiber package block 740 740 can be easily removed, and the combination 744a of the thermally expandable refractory material-containing inorganic fiber package block 740 can be installed in the cable rack described above.
Since the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block 740 has flexibility, the combination 744a of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block 740 can be easily arranged in the cable rack. .
図33に例示された前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744として、例えば幅が20cmと30cmとの二種類を用意しておけば、前記ケーブルラック内部の幅が40cmの場合は、全体の幅が20cmの前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744を二つ準備することにより対応することができ、前記ケーブルラック内部の幅が50cmの場合は、全体の幅が20cmおよび30cmの前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744をそれぞれ準備すること等により対応することができる。
前記ケーブルラック内部の幅が10cm毎に変化する場合にはこの様に前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744を適宜選択して対応することができる。
さらに微調整が必要な場合には個々の前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の数を増減させて対応することができる。
As the combination 744 of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block 740 illustrated in FIG. 33, for example, if two types of widths of 20 cm and 30 cm are prepared, the width inside the cable rack is 40 cm. In the case of the above, it is possible to cope by preparing two combinations 744 of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block 740 having an overall width of 20 cm, and the width inside the cable rack is 50 cm. Can be dealt with by preparing each combination 744 of the thermally expandable refractory material-containing inorganic fiber package block 740 having an overall width of 20 cm and 30 cm.
When the width inside the cable rack changes every 10 cm, the combination 744 of the thermally expandable refractory material piece-containing inorganic fiber package block 740 can be appropriately selected as described above.
Further fine adjustments can be made by increasing or decreasing the number of the individual thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package blocks 740.
図35は前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744aの変形例を示した模式斜視図である。
前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744aの場合は全ての前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740を同方向に貼着することによりその組み合わせ744aが構成されていたが、図35に例示した前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744bは、前記ケーブルラック内の長尺体と接する側にある最外面の前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740が他の前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740と直交するように配置されている。
FIG. 35 is a schematic perspective view showing a modified example of the combination 744 a of the thermally expandable refractory material-containing inorganic fiber package block 740.
In the case of the combination 744a of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block 740, the combination 744a is configured by sticking all the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package blocks 740 in the same direction. However, the combination 744b of the thermally expandable refractory material-containing inorganic fiber package block 740 illustrated in FIG. 35 is the outermost heat expandable refractory on the side in contact with the long body in the cable rack. The small piece-containing inorganic fiber package block 740 is arranged so as to be orthogonal to the other thermally expandable refractory small piece-containing inorganic fiber package block 740.
この最外面の前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740のうち、前記ケーブルラック内の横材に対応する位置にある前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740を事前に取り除いておくことにより、前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744bに前記ケーブルラックの横材を収容するための隙間750ができるため無理なく前記ケーブルラック内に前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744bを配置することができる。
また、前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740同士を直交させて組み合わせることにより、記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744b全体の強度を増加させることができ、施工中の取扱性を向上させることができる。
Of the thermally expandable refractory material pieces-containing inorganic fiber package block 740 on the outermost surface, the thermally expandable refractory material pieces-containing inorganic fiber package block 740 at a position corresponding to the cross member in the cable rack Since the gap 750 for accommodating the cross member of the cable rack is formed in the combination 744b of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block 740, the heat can be easily put into the cable rack. A combination 744b of inflatable refractory piece-containing inorganic fiber package block 740 can be placed.
Moreover, the strength of the entire combination 744b of the thermally expandable refractory material-containing inorganic fiber package block 740 can be increased by combining the thermally expandable refractory material piece-containing inorganic fiber package blocks 740 at right angles. It is possible to improve the handleability during construction.
図35の場合には最外面の前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740を取り除く場合について説明したが、前記ケーブルラックの横材の大きさに合わせて、下から二層目、三層目等の前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740を適宜取り除いたものを使用してもよい。
なお、前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744bには長尺体を挿通させるための隙間760が設けられているが、この隙間760の位置、大きさは前記長尺体の位置、形状に合わせて適宜変更することができる。
In the case of FIG. 35, the case of removing the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block 740 on the outermost surface has been described, but according to the size of the cross member of the cable rack, the second layer from the bottom, You may use what removed the said thermally expansible fireproof material small piece containing inorganic fiber package block 740 of the 3rd layer suitably.
The combination 744b of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block 740 is provided with a gap 760 for inserting a long body. The position and size of the gap 760 are the same as the long length. It can be appropriately changed according to the position and shape of the body.
また前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744は、その外周に支持具を備えるものであってもよい。
前記支持具としては、例えば、図36(a)に例示される粘着テープ745、図36(b)に例示される帯状連結具746、図36(c)に例示される枠体747と連結具748からなるもの等が挙げられる。
前記粘着テープ745としては、例えば市販の粘着紙テープ、粘着布テープ、粘着フィルムテープ等が挙げられる。
前記帯状連結具746としては、例えば、例えば金属製のベルト、布製のベルト、樹脂製のベルト、紙製のベルト等が挙げられる。
また前記枠体747としては、例えばアルミ、ステンレス等の金属からなるもの、合成ゴム、天然ゴム等の柔軟性素材からなるもの等を挙げることができる。また前記連結具748としては、例えば先の帯状連結具に加えて、金属線、金属チェーン、繊維紐、樹脂製紐等の線状連結具等を挙げることができる。
Moreover, the combination 744 of the said thermally expansible fireproof material piece containing inorganic fiber package block 740 may equip the outer periphery with a support.
Examples of the support include an adhesive tape 745 illustrated in FIG. 36A, a strip-shaped connector 746 illustrated in FIG. 36B, and a frame 747 illustrated in FIG. 36C and a connector. 748 and the like.
Examples of the adhesive tape 745 include a commercially available adhesive paper tape, an adhesive cloth tape, and an adhesive film tape.
Examples of the belt-like connector 746 include a metal belt, a cloth belt, a resin belt, a paper belt, and the like.
Examples of the frame 747 include those made of a metal such as aluminum and stainless steel, and those made of a flexible material such as synthetic rubber and natural rubber. Examples of the connection tool 748 include a linear connection tool such as a metal wire, a metal chain, a fiber string, and a resin string in addition to the above-described band-like connection tool.
図36(c)に例示される通り、前記枠体747は平板状の本体部800と、前記本体部800の両端に前記本体部の同じ側に垂直方向に延設されたリップ部801を備えたものである。この枠体747のリップ部801には上記に説明した連結具748が連結されていて、前記枠体747と連結具748とにより、前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744aを外側から固定することができる。
前記支持具は前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の組み合わせ744aの外周全てに設置されていてもよいし、その外周の一部に設置されていてもよい。
As illustrated in FIG. 36C, the frame body 747 includes a flat plate-like main body portion 800 and lip portions 801 that extend at both ends of the main body portion 800 in the vertical direction on the same side of the main body portion. It is a thing. The connecting tool 748 described above is connected to the lip portion 801 of the frame body 747, and the frame body 747 and the connecting tool 748 combine the thermally expandable refractory material-containing inorganic fiber package block 740. 744a can be fixed from the outside.
The said support may be installed in all the outer periphery of the combination 744a of the said thermally expansible fireproof material piece containing inorganic fiber package block 740, and may be installed in a part of the outer periphery.
具体例として前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740を例に挙げて説明したが、前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740以外の耐火性ブロックについても前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック740の場合と同様である。 As a specific example, the heat-expandable refractory small piece-containing inorganic fiber package block 740 has been described as an example. However, the heat-expandable blocks other than the heat-expandable refractory small piece-containing inorganic fiber package block 740 also have the heat expansion. The same as in the case of the refractory material small piece-containing inorganic fiber package block 740.
次に本発明に使用する熱膨張性耐火シートについて説明する。
本発明に使用する熱膨張性耐火シートは、先に説明した熱膨張性耐火樹脂組成物をシート状に成形することにより得ることができる。
前記熱膨張性耐火樹脂組成物を用いて、例えば、プレス成形、押出し成形、カレンダー成形等の従来公知の方法により成形することにより、前記熱膨張性耐火シートを得ることができる。
Next, the thermally expandable fireproof sheet used in the present invention will be described.
The heat-expandable fireproof sheet used in the present invention can be obtained by molding the above-described heat-expandable fireproof resin composition into a sheet shape.
The heat-expandable fireproof sheet can be obtained by molding the heat-expandable fireproof resin composition by a conventionally known method such as press molding, extrusion molding, or calendar molding.
前記熱膨張性耐火シートは、施工性や燃焼残渣強度を改善する目的で基材層が積層されているものであってもよい。
前記基材層としては火災時における強度が保たれるものが好ましい。具体的な様態としては前記熱膨張性耐火樹脂組成物のシート状成形体の両側にガラスクロス、シリカクロスなどの無機繊維系クロスを積層したり、アルミニウム箔、銅箔、ステンレス箔、錫箔、鉛箔、錫鉛合金箔、クラッド箔、鉛アンチ箔などの金属箔などを積層したりしても良い。また無機繊維系クロスと金属箔の積層品を2以上積層したものを熱膨張性シートに積層してもよい。熱膨張性シートの表面材は表面と裏面とで同じでも、異なるものでも良い。
The heat-expandable fireproof sheet may have a base material layer laminated for the purpose of improving workability and combustion residue strength.
As the base material layer, a material capable of maintaining strength during a fire is preferable. Specifically, inorganic fiber-based cloth such as glass cloth and silica cloth is laminated on both sides of the sheet-like molded body of the heat-expandable refractory resin composition, aluminum foil, copper foil, stainless steel foil, tin foil, lead A metal foil such as a foil, a tin-lead alloy foil, a clad foil, or a lead anti-foil may be laminated. Further, a laminate of two or more laminates of inorganic fiber cloth and metal foil may be laminated on the thermally expandable sheet. The surface material of the thermally expandable sheet may be the same or different on the front surface and the back surface.
前記熱膨張性耐火シートの厚みは、施工作業性や耐火性能の面から、通常は0.5〜10mmの範囲であり、1〜5mmの範囲であれば好ましい。 The thickness of the heat-expandable fireproof sheet is usually in the range of 0.5 to 10 mm and preferably in the range of 1 to 5 mm from the viewpoint of construction workability and fireproof performance.
次に本発明に使用する熱膨張性耐火テープについて説明する。
前記熱膨張性耐火テープは、例えば、先に説明した熱膨張性耐火シートを幅5〜200mm程度に切断し、ロール状に巻き取ったものを使用する。
Next, the thermally expandable fireproof tape used in the present invention will be described.
As the thermally expandable fireproof tape, for example, the previously described thermally expandable fireproof sheet is cut into a width of about 5 to 200 mm and wound into a roll.
前記熱膨張性耐火テープは、本発明に使用する熱膨張性耐火シートの折り返し部およびケーブルラックに巻き付ける際の施工作業性を簡便にするために自己粘着性を有するものが好ましい。前記熱膨張性耐火テープに自己粘着性を持たせるためには前記熱膨張性耐火樹脂組成物として、例えば、ブチルゴムおよびポリブテン等の液状樹脂ならびに粘着付与剤として石油樹脂等が配合されたもの等を使用すればよい。
また前記熱膨張性耐火テープは、基材層としてガラスクロス、シリカクロス等の無機繊維系クロスを積層したもの、アルミニウム箔、銅箔、ステンレス箔、錫箔、鉛箔、錫鉛合金箔、クラッド箔、鉛アンチ箔等の金属箔等を積層したもの、無機繊維系クロスと金属箔の積層体を2以上積層したものを使用することができる。
The heat-expandable fireproof tape preferably has self-adhesiveness in order to simplify the workability when it is wound around the folded portion of the heat-expandable fireproof sheet and the cable rack used in the present invention. In order to give the heat-expandable fireproof tape self-adhesive, as the heat-expandable fireproof resin composition, for example, liquid resins such as butyl rubber and polybutene, and those blended with petroleum resin as a tackifier, etc. Use it.
The heat-expandable fireproof tape is a laminate of inorganic fiber cloth such as glass cloth and silica cloth as a base layer, aluminum foil, copper foil, stainless steel foil, tin foil, lead foil, tin-lead alloy foil, clad foil A laminate of metal foils such as lead anti-foil, or a laminate of two or more laminates of inorganic fiber cloth and metal foil can be used.
前記熱膨張性耐火テープは、前記ケーブルラックの周囲に一周以上巻き付けて設置することが好ましい。
また本発明の防火区画貫通部構造は、前記ケーブルラックと前記熱膨張性耐火シートとが接する境界に前記熱膨張性耐火テープを配置することが好ましい。
It is preferable that the heat-expandable fireproof tape is wound around the cable rack at least once.
Moreover, it is preferable that the said heat-expandable fireproof tape arrange | positions the fireproof division penetration part structure of this invention in the boundary which the said cable rack and the said heat-expandable fireproof sheet contact.
前記熱膨張性耐火テープの固定手段に特に限定はないが、具体的な様態としてはくぎ、ねじ、リベット等の固定具等により前記ケーブルラック、仕切部に固定する手段、耐火性のある接着剤等で貼着する手段、無機系の糸や幅広のリボン等、あるいは針金や幅広の金属帯等で固定する手段等が挙げられる。これらの手段により前記熱膨張性耐火テープを固定することにより、前記熱膨張性耐火テープに加えてその内側に配置される前記熱膨張性耐火シートも同時に固定することが可能となる。 The fixing means for the thermally expandable fireproof tape is not particularly limited, but as a specific mode, means for fixing to the cable rack, the partition part by a fixing tool such as a nail, a screw, a rivet, etc., a fireproof adhesive For example, a means for attaching with an inorganic thread, a wide ribbon or the like, or a means for fixing with a wire, a wide metal band or the like. By fixing the thermally expandable fireproof tape by these means, it becomes possible to simultaneously fix the thermally expandable fireproof sheet disposed inside thereof in addition to the thermally expandable fireproof tape.
次に本発明の防火区画貫通部構造の施工方法について説明する。
図37〜図38は、第一の実施態様である防火区画貫通部構造の施工過程を説明するための模式要部斜視図および模式要部断面図である。
図37に例示される様に、隣接する防火区画を画成する仕切部1に形成された開口部2に、ケーブルラック3が手前側から斜め奥側方向に貫通している。前記ケーブルラック3内部には通信ケーブル等の長尺体6が挿通している。
Next, the construction method of the fireproof compartment penetration part structure of this invention is demonstrated.
FIGS. 37 to 38 are a schematic main part perspective view and a schematic main part sectional view for explaining the construction process of the fire prevention compartment penetration part structure which is the first embodiment.
As illustrated in FIG. 37, the cable rack 3 passes through the opening 2 formed in the partition 1 defining the adjacent fire prevention compartment from the near side to the diagonally back side. A long body 6 such as a communication cable is inserted into the cable rack 3.
第一の熱膨張性耐火シート10に設けられた切り込み11,12のそれぞれの終端部13,14を連結する位置で第一の熱膨張性耐火シートを曲げて折り返し部分15を作る。この折り返し部分15が前記ケーブルラック3の上面を覆う様に位置を合わせてから前記開口部2を覆う様に第一の熱膨張性耐火シート10を配置する。 The folded portion 15 is formed by bending the first thermally expandable refractory sheet at a position where the end portions 13 and 14 of the notches 11 and 12 provided in the first thermally expandable refractory sheet 10 are connected. The first thermally expandable refractory sheet 10 is disposed so as to cover the opening 2 after aligning the folded portion 15 so as to cover the upper surface of the cable rack 3.
続いて第二の熱膨張性耐火シート20に設けられた切り込み21,22のそれぞれの終端部23,24を連結する位置で第二の熱膨張性耐火シート20を曲げて折り返し部分25を作る。この折り返し部分25が前記ケーブルラック3の下面を覆う様に位置を合わせてから前記開口部2を覆う様に第二の熱膨張性耐火シート20を配置する。 Subsequently, the folded portion 25 is formed by bending the second thermally expandable fireproof sheet 20 at a position where the end portions 23 and 24 of the cuts 21 and 22 provided in the second thermally expandable fireproof sheet 20 are connected. The second thermally expansible fireproof sheet 20 is arranged so as to cover the opening 2 after the folding portion 25 is positioned so as to cover the lower surface of the cable rack 3.
この第一の熱膨張性耐火シート10および第二の熱膨張性耐火シート20を前記仕切部1にアンカーボルト32で固定することにより、図38に例示した構造を得る。
第一の熱膨張性耐火シート10の裾部17,18と、第二の熱膨張性耐火シート20の裾部27,28とはそれぞれアンカーボルト32で重なる様にして前記仕切部1に固定されている。
The first heat-expandable fireproof sheet 10 and the second heat-expandable fireproof sheet 20 are fixed to the partition portion 1 with anchor bolts 32, thereby obtaining the structure illustrated in FIG.
The skirts 17 and 18 of the first heat-expandable fireproof sheet 10 and the skirts 27 and 28 of the second heat-expandable fireproof sheet 20 are fixed to the partition 1 so as to overlap with anchor bolts 32, respectively. ing.
次に前記折り返し部分16,26により覆われている前記ケーブルラック3内部と長尺体6との間に充填用バッグ40を隙間なく配置する。 Next, the filling bag 40 is disposed between the cable rack 3 covered by the folded portions 16 and 26 and the elongated body 6 without any gap.
前記充填用バッグ40は自由に変形し、圧縮した場合でも自然に膨らむことから前記ケーブルラック3内部と長尺体6との間に手軽に前記充填用バッグ40を配置することができる。 Since the filling bag 40 is freely deformed and swells naturally even when compressed, the filling bag 40 can be easily disposed between the cable rack 3 and the long body 6.
次に前記折り返し部16,26およびケーブルラックの周囲を熱膨張性耐火テープ50で固定することにより、図7に例示した本発明の第一の実施態様である防火区画貫通部構造を得ることができる。前記熱膨張性耐火テープによる固定は、前記熱膨張性耐火テープに自己粘着性を付与しておく方法、耐熱接着剤を用いて固定する方法等、適宜選択することができる。
なお、前記充填用バッグ40を配置する前に、前記折り返し部分16,26およびケーブルラック3の周囲を熱膨張性耐火テープ50で固定しておいてもよい。
Next, by fixing the surroundings of the folded portions 16 and 26 and the cable rack with a thermally expandable fireproof tape 50, a fireproof compartment penetration structure which is the first embodiment of the present invention illustrated in FIG. 7 can be obtained. it can. The fixing with the heat-expandable fireproof tape can be selected as appropriate, such as a method of imparting self-adhesiveness to the heat-expandable fireproof tape, a method of fixing with a heat-resistant adhesive, and the like.
Before the filling bag 40 is disposed, the folded portions 16 and 26 and the periphery of the cable rack 3 may be fixed with a heat-expandable fireproof tape 50.
本発明に使用する前記充填用バッグは外力に応じて自在にその形状を変形させることができ、かつ互いに反発する柔軟性を有することから、簡単な操作により前記貫通孔と前記電力ケーブルとの間に隙間なく前記充填用バッグを充填することができることから効率良く本発明の防火区画貫通部構造を提供することができる。 The filling bag used in the present invention can be deformed freely according to external force and has flexibility to repel each other, so that it can be easily operated between the through hole and the power cable. Since the filling bag can be filled without any gaps, the fireproof compartment penetration structure of the present invention can be provided efficiently.
次に前記耐火性ブロックを使用した本発明の第九の実施態様である防火区画貫通部構造について説明する。
図39は図34に例示した前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックの組み合わせ744aを使用した防火区画貫通部構造の第九の実施態様を例示した模式要部斜視図である。
Next, description will be made on a fireproof compartment penetration structure which is a ninth embodiment of the present invention using the fireproof block.
FIG. 39 is a schematic perspective view of the main part illustrating the ninth embodiment of the fireproof compartment penetration structure using the combination 744a of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block illustrated in FIG.
前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックの組み合わせ744aは全体の断面の外形が長方形であり、前記ケーブルラック3内部に略合致して設置することができる外形形状を有する。また柔軟性を有することから前記ケーブルラック3内部に前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックの組み合わせ744aをほぼ隙間無く配置することができる。 The combination 744a of the thermally expandable refractory small piece-containing inorganic fiber package block has an outer shape that is generally rectangular in cross section and can be installed substantially in the cable rack 3. Moreover, since it has a softness | flexibility, the combination 744a of the said thermally expansible fireproof material small piece containing inorganic fiber package block can be arrange | positioned in the said cable rack 3 almost without gap.
また前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックの組み合わせ744aのうち、長尺体6a、6bおよび6cに相当する部分の前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックは事前に取り除かれていて、前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックの組み合わせ744aの断面は前記長尺体6a、6bおよび6cが挿通するための隙間を有する。
これにより長尺体6a、6bおよび6cの周囲を取り囲む様に前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックの組み合わせ744aを配置することができる。
また前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックの組み合わせ744aは柔軟性を有するため長尺体6a、6bおよび6cの周囲に隙間なく配置することができる。
Further, in the combination 744a of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block, the portion corresponding to the long bodies 6a, 6b and 6c is removed in advance from the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block. In addition, the cross-section of the combination 744a of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block has a gap through which the elongated bodies 6a, 6b and 6c are inserted.
Thereby, the combination 744a of the thermally expandable refractory material-containing inorganic fiber package block can be disposed so as to surround the long bodies 6a, 6b and 6c.
Moreover, since the combination 744a of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block has flexibility, it can be arranged around the long bodies 6a, 6b and 6c without any gaps.
前記ケーブルラック3の上下方向から固定用金具900が設置されていて、側面に取り付けられた補助固定用金具910、ボルト付き固定金具920、ボルト930およびナット940により前記ケーブルラック3に固定されている。
その他の構成については先に説明した第一の実施態様の場合と同様である。
Fixing brackets 900 are installed from above and below the cable rack 3 and are fixed to the cable rack 3 by auxiliary fixing brackets 910, fixing brackets 920 with bolts, bolts 930, and nuts 940 attached to the side surfaces. .
Other configurations are the same as those of the first embodiment described above.
次に前記耐火性ブロックを使用した、本発明の第九の実施態様である防火区画貫通部構造の施工方法について説明する。 Next, the construction method of the fireproof compartment penetration part structure which is the 9th embodiment of this invention using the said fireproof block is demonstrated.
図40に例示される様に、ケーブルラック3の内部を挿通する長尺体6a、6bおよび6cの形状に合わせて、図34の前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックの組み合わせ744から前記長尺体の位置に該当する前記無機繊維フェルト包装体ブロック740を取り除いた後(図33および図34参照)、残りの前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックの組み合わせ744aを上部からケーブルラック3内部に配置する。 As illustrated in FIG. 40, in accordance with the shape of the long bodies 6a, 6b, and 6c that are inserted through the inside of the cable rack 3, the combination 744 of the thermally expandable refractory material-containing inorganic fiber package block of FIG. After removing the inorganic fiber felt package block 740 corresponding to the position of the elongated body (see FIG. 33 and FIG. 34), the remaining combination 744a of the thermally expandable refractory material-containing inorganic fiber package blocks is obtained. It arranges in the cable rack 3 from the upper part.
図41は前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックの組み合わせ744aを前記ケーブルラック内部に配置した状態を説明するための模式要部断面図である。
前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックの組み合わせ744aは外面が粘着性を有するものの、前記ケーブルラック3内に上部から配置することにより防火区画貫通部構造を施工することができることからその施工作業性に優れる。
FIG. 41 is a schematic cross-sectional view of a main part for explaining a state in which the combination 744a of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block is arranged inside the cable rack.
Although the outer surface of the combination 744a of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block has adhesiveness, it can be installed in the cable rack 3 from above so that a fireproof compartment penetration structure can be constructed. Excellent workability.
従来の防火区画貫通部構造の施工方法の場合、防火区画を画成する仕切部に形成された開口部と長尺体との隙間に熱膨張性充填材等を詰める必要がある。
ところが前記熱膨張性充填材等が弾力を有する柔軟な構造を有する場合、狭い隙間に前記熱膨張性充填材等を挿入しようとしても前記熱膨張性充填材等が変形してしまうため、狭い隙間に前記熱膨張性充填材等を複数個詰めることが困難であった。
また逆に前記熱膨張性充填材等が弾力を有しない剛直な構造の場合には、前記開口部と長尺体との隙間に挿入した熱膨張性充填材同士を隙間無く配置することが困難であった。
さらに前記熱膨張性充填材等の外面が粘着性を有する場合、前記開口部内部の狭い隙間に前記熱膨張性充填材等を詰めることが困難となる。
In the case of a conventional construction method for a fire prevention compartment penetration structure, it is necessary to pack a thermally expandable filler or the like in the gap between the opening formed in the partition that defines the fire prevention compartment and the elongated body.
However, when the thermally expandable filler or the like has a flexible structure with elasticity, the thermally expandable filler or the like is deformed even if the thermally expandable filler or the like is inserted into the narrow gap. It was difficult to pack a plurality of the thermally expandable fillers and the like.
Conversely, in the case where the thermally expandable filler or the like has a rigid structure that does not have elasticity, it is difficult to arrange the thermally expandable fillers inserted in the gap between the opening and the elongated body without any gap. Met.
Further, when the outer surface of the thermally expandable filler or the like has adhesiveness, it becomes difficult to pack the thermally expandable filler or the like in a narrow gap inside the opening.
これに対し、本発明に使用する耐火性ブロックの場合にはケーブルラック内部に一体となった前記耐火性ブロックの組み合わせを配置することにより施工できることから、従来の防火区画貫通部構造の施工方法に比較して極めて施工作業性が向上する。
また前記耐火性ブロックの組み合わせにおける個々の耐火性ブロックの位置を入れ替えたり、新たな耐火性ブロックを加えたり、不要な耐火性ブロックを取り除いたりすることが容易にできることから、前記ケーブルラック内部に対する前記耐火性ブロックの組み合わせの位置合わせも施工現場で容易に行うことができる。
On the other hand, in the case of the fireproof block used in the present invention, it can be constructed by arranging a combination of the fireproof blocks integrated in the cable rack, so that the construction method of the conventional fireproof compartment penetration structure is used. Compared to this, the workability is greatly improved.
In addition, it is possible to easily replace the positions of the individual fireproof blocks in the combination of the fireproof blocks, add new fireproof blocks, or remove unnecessary fireproof blocks. The alignment of the combination of fireproof blocks can also be easily performed at the construction site.
前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックの組み合わせ744aを前記ケーブルラック内部に配置した後は、前記折り返し部分16を前記熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックの組み合わせ744aに重ねる。
次に図39に例示する様に、前記補助固定用金具910、ボルト付き固定金具920、ボルト930およびナット940を用いて前記ケーブルラック3の上下方向から前記固定用金具900を前記ケーブルラック3に固定することにより、本発明の第九の実施態様である防火区画貫通部構造を得ることができる。
その他の施工方法については先に説明した第一の実施態様の場合と同様である。
第二〜第八の実施態様の場合もこの第九の実施態様の場合と同様に施工することができる。
After the combination 744a of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block is placed inside the cable rack, the folded portion 16 is overlapped with the combination 744a of the thermally expandable refractory piece-containing inorganic fiber package block. .
Next, as illustrated in FIG. 39, the fixing bracket 900 is attached to the cable rack 3 from above and below the cable rack 3 using the auxiliary fixing bracket 910, the fixing bracket 920 with bolts, the bolt 930, and the nut 940. By fixing, the fireproof compartment penetration structure which is the ninth embodiment of the present invention can be obtained.
Other construction methods are the same as those in the first embodiment described above.
In the second to eighth embodiments, construction can be performed in the same manner as in the ninth embodiment.
以上、説明した通り、本発明の防火区画貫通部構造は、防火区画を画成する仕切部に形成された開口部を貫通するケーブルラックの位置、数量に左右されず簡便に施工ができるという特徴を有する。 As described above, the structure for penetrating the fire compartment of the present invention is characterized in that it can be easily constructed regardless of the position and quantity of the cable rack that penetrates the opening formed in the partition that defines the fire compartment. Have
1 仕切部
2 開口部
3 ケーブルラック
3a 第一のケーブルラック
3b 第二のケーブルラック
3c 第三のケーブルラック
4 親桁材
5 横材
6 長尺体
10 第一の熱膨張性耐火シート
11、12、21、22、61、62、63、70、81、82、121、122、123、124 切り込み
13、14、23、24、64、66、83、84 切り込みの終端部
15、25、68、69、85 終端部を連結する位置
16、26、71、72、86、131、132 折り返し部分
17、18、27、28、87、88、135、136、137、138 裾部
20 第二の熱膨張性耐火シート
30、133、134 空隙
32 アンカーボルト
40 耐火充填材
50 熱膨張性耐火テープ
60、80、120b 熱膨張性耐火シート
73 切り込みの上部
74 切り込みの下部
89、90 折り返し裾部
91 ピン
92 貼着ピン
93 円形台座
94 耐熱接着剤層
95 離型フィルム
100 天井
110 床
112 保持部材
120 第三の熱膨張性耐火シート
120a 第四の熱膨張性耐火シート
200 ポリエチレン袋
210、210a、210b 包材
220 連結部
230 破断線
240 切り欠き
300 ポリウレタン発泡体の小片
400 膨張性耐火材
500 不織布
600 貼着部分
700 無機繊維フェルト包装体ブロック
701 無機繊維フェルト
702 ポリエチレンフィルム
703、703a 無機繊維フェルト包装体ブロックの組み合わせ
710 無機繊維包装体ブロック
711 無機繊維系充填材
712 ポリエチレンテレフタレート不織布
720 熱膨張性耐火材ブロック
730 熱膨張性耐火材小片含有発泡体ブロック
731 発泡体
732 熱膨張性耐火材の小片
740 熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロック
741 無機繊維系充填材
742 熱膨張性耐火材の小片
743 ポリプロピレン不織布
744、744a、744b 熱膨張性耐火材小片含有無機繊維包装体ブロックの組み合わせ
745 粘着テープ
746 帯状連結具
747 枠体
748 連結具
750 ケーブルラックの横材を収容するための隙間
760 長尺体を挿通させるための隙間
800 直方体
801 三角柱
802 六角柱
900 固定用金具
910 補助固定用金具
920 ボルト付き固定金具
930 ボルト
940 ナット
A,B 防火区画
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Partition part 2 Opening part 3 Cable rack 3a 1st cable rack 3b 2nd cable rack 3c 3rd cable rack 4 Parent girder material 5 Cross member 6 Long body 10 1st thermal expansion fireproof sheet 11,12 , 21, 22, 61, 62, 63, 70, 81, 82, 121, 122, 123, 124 Incision 13, 14, 23, 24, 64, 66, 83, 84 Incision end portion 15, 25, 68, 69, 85 Positions for connecting the end portions 16, 26, 71, 72, 86, 131, 132 Folded portions 17, 18, 27, 28, 87, 88, 135, 136, 137, 138 Hem 20 Second heat Expandable fireproof sheet 30, 133, 134 Air gap 32 Anchor bolt 40 Fireproof filler 50 Thermally expandable fireproof tape 60, 80, 120b Thermally expandable fireproof sheet 73 Upper part of cut 74 Lower part of cut 89, 90 Folding hem 91 pin 92 Adhering pin 93 Circular pedestal 94 Heat resistant adhesive layer 95 Release film 100 Ceiling 110 Floor 112 Holding member 120 Third thermal expansion fireproof sheet 120a No. Four heat-expandable fireproof sheets 200 Polyethylene bag 210, 210a, 210b Packaging material 220 Connecting portion 230 Break line 240 Notch 300 Polyurethane foam small piece 400 Expandable fireproof material 500 Non-woven fabric 600 Adhering portion 700 Inorganic fiber felt package block 701 Inorganic fiber felt 702 Polyethylene film 703, 703a Inorganic fiber felt package block combination 710 Inorganic fiber package block 711 Inorganic fiber filler 712 Polyethylene terephthalate nonwoven fabric 720 Thermal expansion fireproof material block 730 Thermal expansion refractory material containing foam block 731 Foam 732 Thermal expansion refractory material 740 Thermal expansion refractory material containing inorganic fiber packaging block 741 Inorganic fiber filler 742 Thermal expansion refractory material 743 Polypropylene non-woven fabric 744, 744a, 744b Combination of thermally expandable refractory small piece-containing inorganic fiber packaging block 745 Adhesive tape 746 Band-shaped connector 747 Frame body 748 Connector 750 Gap for accommodating cross member of cable rack 760 Long Clearance for inserting body 800 rectangular parallelepiped 801 triangular prism 802 hexagonal pillar 900 fixing bracket 910 auxiliary fixing bracket 920 fixing bracket with bolt 930 bolt 940 nut A, B fire prevention section
Claims (7)
前記開口部を貫通するケーブルラックと、
前記ケーブルラックの内部を挿通する長尺体と、
少なくとも一方の前記仕切部表面に沿って前記ケーブルラック周囲の開口部全体を覆う熱膨張性耐火シートと、
前記ケーブルラックの内部に配置された耐火充填材と、
を少なくとも有する構造であって、
前記熱膨張性耐火シートは、前記熱膨張性耐火シートの折り返し部分を形成するための二本以上の切り込みを有していて、前記切り込みのそれぞれの終端部を連結する位置により、前記仕切部の外側方向かつ前記ケーブルラックの面に対し水平方向に曲げられた折り返し部分を有し、
前記ケーブルラックは、前記熱膨張性耐火シートの折り返し部分により形成された空隙を挿通すると共に、前記ケーブルラックの面が前記熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われ、
前記耐火充填材は、前記熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われている前記仕切部の外側に位置する前記ケーブルラック内部と、長尺体と、の間に配置され、
前記熱膨張性耐火シートの折り返し部分を含む前記ケーブルラックの周囲に熱膨張性耐火テープを備えたことを特徴とする、防火区画貫通部構造。 An opening formed in a partition that defines a fire protection compartment provided in the building;
A cable rack passing through the opening;
An elongated body inserted through the inside of the cable rack;
A thermally expandable fireproof sheet covering the entire opening around the cable rack along the surface of at least one of the partition parts;
A refractory filler disposed inside the cable rack;
A structure having at least
The heat-expandable fireproof sheet has two or more cuts for forming a folded portion of the heat-expandable fireproof sheet, and the position of the partition portion depends on the position where the terminal ends of the cuts are connected. A folded portion bent outwardly and horizontally with respect to the surface of the cable rack;
The cable rack is inserted through the gap formed by the folded portion of the thermally expandable fireproof sheet, and the surface of the cable rack is covered by the folded portion of the thermally expandable fireproof sheet,
The fireproof filler is disposed between the cable rack and the elongated body located outside the partition part covered by the folded portion of the thermally expandable fireproof sheet ,
A fireproof compartment penetration structure comprising a thermally expandable fireproof tape around the cable rack including the folded portion of the thermally expandable fireproof sheet .
を少なくとも有する構造であって、
第一の熱膨張性耐火シートは、前記ケーブルラックの一方の面側にある一辺から、前記ケーブルラック断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて二本の切り込みを有していて、その二本の切り込みのそれぞれの終端部を連結する位置により、前記仕切部の外側方向かつ前記ケーブルラックの一方の面に対し水平方向に曲げられた折り返し部分を有し、
第二の熱膨張性耐火シートは、前記ケーブルラックの他方の面側にある一辺から、前記ケーブルラック断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて二本の切り込みを有していて、その二本の切り込みのそれぞれの終端部を連結する位置により、前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分と対向する様に前記ケーブルラックの他方の面に対し水平方向に曲げられた折り返し部分を有し、
前記第一の熱膨張性耐火シートと前記第二の熱膨張性耐火シートとは、前記折り返し部分以外のそれぞれの残余の凹形状の面により前記ケーブルラックの周囲に沿って前記開口部を覆う様に配置され、
前記ケーブルラックは、前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分および前記第二の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により形成された空隙を挿通すると共に、前記ケーブルラックの一方の面が前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われ、他方の面が第二の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われ、
前記耐火充填材は、前記第一の熱膨張性耐火シートおよび第二の熱膨張性耐火シートのそれぞれの折り返し部分により覆われた、前記仕切部の外側に位置する前記ケーブルラック内部と、長尺体と、の間に配置され、
前記第一の熱膨張性耐火シートおよび第二の熱膨張性耐火シートのそれぞれの折り返し部分を含む前記ケーブルラックの周囲に熱膨張性耐火テープを備えたことを特徴とする、請求項1に記載の防火区画貫通部構造。 Two or more thermally expandable fireproof sheets covering the entire opening around the cable rack along the surface of at least one of the partition parts;
A structure having at least
The first heat-expandable fireproof sheet has two cuts spaced from one side on one side of the cable rack at substantially the same width as the long side of the cable rack cross section. According to the position where the end portions of the two cuts are connected to each other, a folded portion bent in the horizontal direction with respect to the outer side of the partition and the one surface of the cable rack,
The second heat-expandable fireproof sheet has two cuts at an interval of approximately the same width as the long side of the cable rack cross section from one side on the other side of the cable rack. A folded portion bent in a horizontal direction with respect to the other surface of the cable rack so as to face the folded portion of the first thermally expandable refractory sheet depending on the position where the terminal ends of the two cuts are connected. Have
The first thermally expandable refractory sheet and the second thermally expandable refractory sheet cover the opening along the periphery of the cable rack with respective remaining concave surfaces other than the folded portion. Placed in
The cable rack passes through a gap formed by the folded portion of the first thermally expandable fireproof sheet and the folded portion of the second thermally expandable fireproof sheet, and one surface of the cable rack is the first Covered by a folded portion of one thermally expandable refractory sheet, and the other surface is covered by a folded portion of a second thermally expandable refractory sheet;
The fireproof filler is covered with the folded portions of the first and second thermally expandable fireproof sheets, inside the cable rack located outside the partition, and long and body, disposed between,
The heat-expandable fireproof tape is provided around the cable rack including the folded portions of the first and second heat-expandable fireproof sheets, respectively. Fire prevention compartment penetration structure.
少なくとも一方の前記仕切部表面に沿って前記ケーブルラック周囲の開口部全体を覆う三以上の熱膨張性耐火シートと、
を少なくとも有する構造であって、
第一の熱膨張性耐火シートは、前記開口部内周面側の第一のケーブルラックの面と同じ側にある一辺から、前記第一のケーブルラック断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて二本の切り込みを有し、その二本の切り込みのそれぞれの終端部を連結する位置により、前記仕切部の外側方向かつ前記第一のケーブルラックの面に対し水平方向に曲げられた折り返し部分を有し、
第二の熱膨張性耐火シートは、前記開口部内周面側の第二のケーブルラックの面と同じ側にある一辺から、前記第二のケーブルラック断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて二本の切り込みを有し、その二本の切り込みのそれぞれの終端部を連結する位置により、前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分と同じ方向に前記第二のケーブルラックの面に対し水平方向に曲げられた折り返し部分を有し、
第三の熱膨張性耐火シートは、第一のケーブルラックと第二のケーブルラックとの間にある前記開口部の部分を少なくとも覆うためのものであって、第一のケーブルラックの面と同じ側にある一辺から、前記第一のケーブルラック断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて二本の切り込みを有し、その二本の切り込みのそれぞれの終端部を連結する位置により、前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分と同じ方向に前記第一のケーブルラックの面に対し水平方向に曲げられた折り返し部分を有し、さらに第二のケーブルラックの同じ面側にある一辺から、前記第二のケーブルラック断面の長辺と略同一幅の間隔をおいて二本の切り込みを有し、その二本の切り込みのそれぞれの終端部を連結する位置により、前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分と同じ方向に前記第二のケーブルラックの面に対し水平方向に曲げられた折り返し部分を有し、
前記第一の熱膨張性耐火シートと前記第三の熱膨張性耐火シートとは、前記折り返し部分以外のそれぞれの残余の凹形状の面により前記第一のケーブルラックの周囲に沿って前記開口部を覆う様に配置され、
前記第二の熱膨張性耐火シートと前記第三の熱膨張性耐火シートとは、前記折り返し部分以外のそれぞれの残余の凹形状の面により前記第二のケーブルラックの周囲に沿って前記開口部を覆う様に配置され、
前記第一のケーブルラックは、前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分および前記第三の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により形成された空隙を挿通すると共に、前記ケーブルラックの一方の面が前記第一の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われ、他方の面が第三の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われ、
前記第二のケーブルラックは、前記第二の熱膨張性耐火シートの折り返し部分および前記第三の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により形成された空隙を挿通すると共に、前記第二のケーブルラックの一方の面が前記第二の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われ、他方の面が第三の熱膨張性耐火シートの折り返し部分により覆われ、
前記耐火充填材は、前記第一の熱膨張性耐火シートおよび第三の熱膨張性耐火シートのそれぞれの折り返し部分により覆われた前記仕切部の外側に位置する前記第一のケーブルラック内部と、長尺体と、の隙間に配置され、ならびに、前記第二の熱膨張性耐火シートおよび第三の熱膨張性耐火シートのそれぞれの折り返し部分により覆われた前記仕切部の外側に位置する前記第二のケーブルラック内部と、長尺体と、の間に配置され、
前記第一の熱膨張性耐火シートおよび第三の熱膨張性耐火シートのそれぞれの折り返し部分を含む前記第一のケーブルラックの周囲ならびに前記第二の熱膨張性耐火シートおよび第三の熱膨張性耐火シートのそれぞれの折り返し部分を含む前記第二のケーブルラックの周囲に熱膨張性耐火テープを備えたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の防火区画貫通部構造。 First and second cable racks penetrating through the opening;
Three or more thermally expandable fireproof sheets covering the entire opening around the cable rack along the surface of at least one of the partition parts;
A structure having at least
The first heat-expandable fireproof sheet is spaced from one side on the same side as the surface of the first cable rack on the inner peripheral surface side of the opening with a substantially same width as the long side of the first cable rack cross section. And has two notches, and is a folded portion bent in the outer direction of the partitioning portion and in the horizontal direction with respect to the surface of the first cable rack, depending on the position where the end portions of the two notches are connected. Have
The second heat-expandable fireproof sheet is spaced from one side on the same side as the surface of the second cable rack on the inner peripheral surface side of the opening with a width substantially equal to the long side of the second cable rack cross section. And has two cuts, and the positions of the two cuts are connected to the surface of the second cable rack in the same direction as the folded portion of the first thermally expandable refractory sheet, depending on the position where the end portions of the two cuts are connected. It has a folded portion bent in the horizontal direction,
The third thermally expandable fireproof sheet is for covering at least a portion of the opening between the first cable rack and the second cable rack, and is the same as the surface of the first cable rack. From one side on the side, there are two cuts at an interval of substantially the same width as the long side of the first cable rack cross section, and depending on the position where the respective end portions of the two cuts are connected, One side of the second cable rack having the folded portion bent in the horizontal direction with respect to the surface of the first cable rack in the same direction as the folded portion of the first thermally expandable fireproof sheet. From the position of connecting the end portions of the two cuts with two notches spaced at substantially the same width as the long side of the second cable rack cross section, the first heat Inflatable fireproof sheet Has a folded portion bent horizontally to the plane of the same direction as the folded portion second cable racks,
The first thermally expandable refractory sheet and the third thermally expandable refractory sheet have the openings along the periphery of the first cable rack by respective remaining concave surfaces other than the folded portion. It is arranged to cover
The second thermally expandable refractory sheet and the third thermally expandable refractory sheet have the openings along the periphery of the second cable rack by respective remaining concave surfaces other than the folded portion. It is arranged to cover
The first cable rack passes through a gap formed by the folded portion of the first thermally expandable refractory sheet and the folded portion of the third thermally expandable refractory sheet, and has one surface of the cable rack. Is covered by the folded portion of the first thermally expandable fireproof sheet, the other surface is covered by the folded portion of the third thermally expandable fireproof sheet,
The second cable rack is inserted through a gap formed by the folded portion of the second thermally expandable refractory sheet and the folded portion of the third thermally expandable refractory sheet. One surface is covered by the folded portion of the second thermally expandable fireproof sheet, and the other surface is covered by the folded portion of the third thermally expandable fireproof sheet,
The refractory filler is inside the first cable rack located outside the partition part covered by the respective folded portions of the first and second thermally expandable refractory sheets, and And the long body, and the first and second heat-expandable fire-resistant sheets and the third heat-expandable fire-resistant sheets are located outside the partition portion covered by the respective folded portions. Between the two cable racks and the elongated body ,
The periphery of the first cable rack including the folded portions of the first and third thermal expandable fireproof sheets and the third thermal expandable fireproof sheet and the second and third thermal expandable fireproof sheets The fireproof section penetrating structure according to claim 1 or 2, further comprising a thermally expandable fireproof tape around the second cable rack including each folded portion of the fireproof sheet .
互いに隣接する前記ケーブルラックの間にそれぞれ配置される二以上の熱膨張性耐火シートを少なくとも有し、
前記互いに隣接する前記ケーブルラックの間にそれぞれ配置される二以上の熱膨張性耐火シートのそれぞれの折り返し部分を含む三以上の前記ケーブルラックの周囲に熱膨張性耐火テープを備えたことを特徴とする、請求項3に記載の防火区画貫通部構造。 Three or more cable racks penetrating through the opening;
At least we have a two or more intumescent fireproof sheets each disposed between the cable rack adjacent to each other,
A heat-expandable fireproof tape is provided around three or more cable racks each including a folded portion of two or more heat-expandable fireproof sheets disposed between the cable racks adjacent to each other. The fireproof compartment penetration structure according to claim 3.
前記耐火性ブロックの組み合わせは、前記長尺体が挿通するための隙間を有すると共に、前記ケーブルラック内部に略合致して設置することができる外形形状を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の防火区画貫通部構造。 The refractory filler is a combination of two or more refractory blocks having adhesiveness,
The combination of the refractory blocks has a gap for allowing the elongate body to pass therethrough, and has an outer shape that can be installed substantially in the cable rack. 6. The fireproof compartment penetration structure according to any one of 6 above.
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