JP5062850B2 - オーバレイネットワークにおける応答メッセージの経路制御方法、ピアノード及びプログラム - Google Patents

オーバレイネットワークにおける応答メッセージの経路制御方法、ピアノード及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5062850B2
JP5062850B2 JP2008273746A JP2008273746A JP5062850B2 JP 5062850 B2 JP5062850 B2 JP 5062850B2 JP 2008273746 A JP2008273746 A JP 2008273746A JP 2008273746 A JP2008273746 A JP 2008273746A JP 5062850 B2 JP5062850 B2 JP 5062850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peer node
identification value
request message
hops
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008273746A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010103787A (ja
Inventor
貴之 蕨野
理一郎 流田
洋司 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2008273746A priority Critical patent/JP5062850B2/ja
Publication of JP2010103787A publication Critical patent/JP2010103787A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5062850B2 publication Critical patent/JP5062850B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、オーバレイネットワークにおける応答メッセージの経路制御方法、ピアノード及びプログラムに関する。
図1は、オーバレイネットワークのシステム構成図である。
図1のシステムによれば、複数のピアノード1と、複数の端末(送信元端末2及び宛先端末3)とが、物理ネットワーク4に接続されている。その物理ネットワーク4上には、複数のピアノード1によって仮想的にオーバレイネットワーク5が構成されている。オーバレイネットワークの代表的な例として、P2P(Peer to Peer)ネットワークがある。P2Pネットワークは、IP層を覆い隠して(オーバレイして)、端末間の相互接続を可能とする。図1によれば、端末2及び端末3が、ピアノード1に対するSIP−UA(SIP - User Agent)として機能する。オーバレイネットワークは、例えばP2PSIP(Peer to Peer - Session Initiation Protocol)によって構築されている。
近年、構造化オーバレイの代表例として、キーワードのハッシュ値に基づいて端末間のデータを分散管理する「分散ハッシュテーブル(DHT:Distributed Hash Table)」の技術がある(例えば非特許文献1参照)。Napster又はGunutellaに代表される従来のP2P技術と異なって、「分散ハッシュテーブル」は、ネットワーク全体に分散配置されたデータを高速に検索することができる。ピアノードの頻繁な参加・離脱に対しても、自律分散的にネットワークを再構築することができる。
また、IETF(Internet Engineering Task Force)によれば、SIPのシグナリング制御に、P2P(Peer-to-Peer)と称される自律分散ネットワークアーキテクチャ技術を融合させた「P2PSIP」技術を開示している(例えば非特許文献3参照)。P2PSIPによれば、SIPによるセッション制御機能を、ピアノードに搭載することによって、サーバレスのシステムを実現する。P2Pを用いることにより、ピアノード間で情報の分散管理及び分散制御を実行するために、加入者数の増加に対してもサーバシステムの増強が不要となる。
更に、オーバレイネットワーク構築時やデータ検索時に必要となるメッセージングを規定したRELOAD(REsource LOcation And Discovery)がある(例えば非特許文献2参照)。メッセージヘッダのRoute Listによって中継経路を指定することができると共に、Via Listによって中継ピアノードが記録される。また、宛先端末は、Route Listの指定に従って応答メッセージを経路制御する。このように、要求メッセージに対する応答メッセージの転送経路は、要求メッセージの送信元ピアノードによって予め決定されるか、又は、経路制御方式として予め決定される。
更に、オーバレイネットワーク内で診断を実行する技術もある(例えば非特許文献3参照)。この技術によれば、診断を実行する第1の端末が、宛先識別値に向けてEcho要求メッセージを送信し、当該識別値を管理する第2の端末までの中継端末数及び遅延時間を測定する。Echoメッセージにタイムスタンプ情報を付加することで、第1の端末と第2の端末間での片方向/往復遅延の測定をすることができる。また、第2の端末でのプログラムの稼働時間(Uptime)及び空きディスク容量の情報も取得することができる。更に、第2の端末のみがEcho応答メッセージを送信するPingモードに加えて、Echo要求メッセージを中継した全ユーザ端末が、第1の端末に対してEcho応答メッセージを送信するTracerouteモードも規定されている。このモードを用いることによって、ネットワーク内のループの検出やボトルネック箇所を特定し、且つ、Malicious端末を検出することができる。
Ion Stoica, Robert Morris, David Karger, M.Frans Kaashoek, and Hari Balakrishnan、"Chord: A Scalable Peer-to-peer LookupService for Internet Applications"、Proc. ACM SIGCOMM'01、San Diego, Sept. 2001、[online]、[平成20年10月24日検索]、インターネット<URL:http://pdos.csail.mit.edu/papers/chord:sigcomm01/chord_sigcomm.pdf> IETF Internet Draft: "REsource LOcation AndDiscovery (RELOAD)"、draft-ietf-p2psip-reload-00.txt、[online]、[平成20年10月24日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-p2psip-reload-00.txt> IETF Internet Draft: "Diagnose P2PSIPOverlay Network Failures", draft-zheng-p2psip-diagnose-02、[online]、[平成20年10月24日検索]、インターネット<URL:http://tools.ietf.org/id/draft-zheng-p2psip-diagnose-02.txt>
オーバレイネットワークによれば、ピアノード数が膨大となった場合、宛先ピアノードまでの中継ピアノード数も膨大となる。そのために、メッセージの転送は、できる限りホップ数を少なくすることが必要となる。
しかしながら、オーバレイネットワークによれば、送信元ピアノードから宛先ピアノードへの識別値距離と、宛先ピアノードから送信元ピアノードへの識別値距離とは異なる。そのために、応答メッセージを転送する識別値距離によっては、応答メッセージを転送する応答ホップ数を、要求メッセージが転送された要求ホップ数よりも少なくすることができる場合もある。
そこで、本発明は、オーバレイネットワークにおける応答メッセージを、できる限り少ないホップ数で転送することができる経路制御方法、ピアノード及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、複数のピアノードによって接続された物理ネットワーク上に、仮想的に構成されたオーバレイネットワークにおける応答メッセージの経路制御方法であって、
各ピアノードは、1ホップで通信可能な識別値を有する次ピアノードを登録したルーティングテーブルを有し、
送信元ピアノードが、当該送信元ピアノードの送信元識別値と、宛先ピアノードの宛先識別値と、初期化した要求ホップ数とを含む要求メッセージを、ルーティングテーブルに登録された次ピアノードに送信する第1のステップと、
要求メッセージを受信した中継ピアノードが、要求メッセージに含まれる要求ホップ数を1増分し、該要求メッセージを更に次ピアノードに転送する第2のステップと、
要求メッセージを受信した宛先ピアノードが、宛先識別値から送信元識別値までのホップ数である応答ホップ数を推定する第3のステップと、
宛先ピアノードが、応答ホップ数が、要求メッセージに含まれる要求ホップ数よりも小さいか否かを判定する第4のステップと、
宛先ピアノードは、応答ホップ数が要求ホップ数よりも小さいと判定された際に、要求メッセージに対する応答メッセージを、ルーティングテーブルに登録された次ピアノードに送信する第5のステップと
を有することを特徴とする。
本発明の応答メッセージの経路制御方法における他の実施形態によれば、
オーバレイネットワークでは、各ピアノードの識別値から、2(kは1以上の整数)毎の識別値を有するピアノードへ、1ホップで通信可能であって、
第3のステップについて、
宛先ピアノードは、当該宛先ピアノードの宛先識別値と、送信元ピアノードの送信元識別値との差である距離値を算出し、
kを所定最大ホップ乗数から1減分しつつ、距離値から2が減算できるか否かを判定し、減算できる場合に距離値から2を減算し、減算された距離値が1ピアノードの管理する識別値空間である平均識別値空間より小さくなるまで繰り返し、
を減算することができた数に1を加えた値を、応答ホップ数として推定することも好ましい。
本発明の応答メッセージの経路制御方法における他の実施形態によれば、
要求メッセージ及び応答メッセージは、IETF(Internet Engineering Task Force)のRELOAD(REsource LOcation And Discovery)によって構成されており、
要求ホップ数は、要求メッセージのヘッダに含まれるVia List Lengthの値、又は、Via Listに登録された識別値数の計数値であることも好ましい。
本発明によれば、複数のピアノードによって接続された物理ネットワーク上に、仮想的に構成されたオーバレイネットワークにおけるピアノードであって、
1ホップで通信可能な識別値を有する次ピアノードを登録したルーティングテーブルと、
送信元ピアノードが、当該送信元ピアノードの送信元識別値と、宛先ピアノードの宛先識別値と、初期化した要求ホップ数とを含む要求メッセージを、ルーティングテーブルに登録された次ピアノードに送信する要求メッセージ送信手段と、
要求メッセージを受信する要求メッセージ受信手段と、
要求メッセージの宛先識別値が当該ピアノードの識別値でない場合、要求メッセージに含まれる要求ホップ数を1増分し、該要求メッセージを更に次ピアノードに転送する要求メッセージ中継転送手段と、
要求メッセージの宛先識別値が当該ピアノードの識別値である場合、宛先識別値から送信元識別値までのホップ数である応答ホップ数を推定するホップ数推定手段と、
応答ホップ数が、要求メッセージに含まれる要求ホップ数よりも小さいか否かを判定するホップ数判定手段と、
応答ホップ数が要求ホップ数よりも小さいと判定された際に、要求メッセージに対する応答メッセージを、ルーティングテーブルに登録された次ピアノードに送信する応答メッセージ送信手段と
を有することを特徴とする。
本発明のピアノードにおける他の実施形態によれば、
オーバレイネットワークでは、各ピアノードの識別値から、2(kは1以上の整数)毎の識別値を有するピアノードへ、1ホップで通信可能であって、
ホップ数推定手段は、
当該宛先ピアノードの宛先識別値と、送信元ピアノードの送信元識別値との差である距離値を算出し、
kを所定最大ホップ乗数から1減分しつつ、距離値から2が減算できるか否かを判定し、減算できる場合に距離値から2を減算し、減算された距離値が1ピアノードの管理する識別値空間である平均識別値空間より小さくなるまで繰り返し、
を減算することができた数に1を加えた値を、ホップ数として推定することも好ましい。
本発明のピアノードにおける他の実施形態によれば、
要求メッセージ及び応答メッセージは、IETFのRELOADによって構成されており、
要求ホップ数は、要求メッセージのヘッダに含まれるVia List Lengthの値、又は、Via Listに登録された識別値数の計数値であることも好ましい。
本発明によれば、複数のピアノードによって接続された物理ネットワーク上に、仮想的に構成されたオーバレイネットワークにおけるピアノードに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
1ホップで通信可能な識別値を有する次ピアノードを登録したルーティングテーブルと、
送信元ピアノードが、当該送信元ピアノードの送信元識別値と、宛先ピアノードの宛先識別値と、初期化した要求ホップ数とを含む要求メッセージを、ルーティングテーブルに登録された次ピアノードに送信する要求メッセージ送信手段と、
要求メッセージを受信する要求メッセージ受信手段と、
要求メッセージの宛先識別値が当該ピアノードの識別値でない場合、要求メッセージに含まれる要求ホップ数を1増分し、該要求メッセージを更に次ピアノードに転送する要求メッセージ中継転送手段と、
要求メッセージの宛先識別値が当該ピアノードの識別値である場合、宛先識別値から送信元識別値までのホップ数である応答ホップ数を推定するホップ数推定手段と、
応答ホップ数が、要求メッセージに含まれる要求ホップ数よりも小さいか否かを判定するホップ数判定手段と、
応答ホップ数が要求ホップ数よりも小さいと判定された際に、要求メッセージに対する応答メッセージを、ルーティングテーブルに登録された次ピアノードに送信する応答メッセージ送信手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明における応答メッセージの経路制御方法、ピアノード及びプログラムによれば、オーバレイネットワークにおける応答メッセージを、できる限り少ないホップ数で転送することができる。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図2は、本発明におけるオーバレイネットワークのシステム構成図である。
図2によれば、送信元ピアノードから宛先ピアノードへの要求メッセージの経路(N8->N42->N51->N54)と、宛先ピアノードから送信元ピアノードへの応答メッセージの経路(N54->N6->N8)とが、異なっている。本発明によれば、応答メッセージの経路における中継ピアノードのホップ数を、要求メッセージにおける中継ピアノードのホップ数以下にすることができる。
経路制御のRecursive方式について、応答メッセージの経路制御は、以下の2つに区分される。本発明によれば、応答メッセージを、以下のいずれの経路制御で返信するかを判定する。
「対称型(Symmetric)」:要求メッセージが中継転送されてきた経路を戻るように、応答メッセージを経路制御する。
「非対称型(Asymmetric)」:要求メッセージが中継転送されてきた経路とは別の経路、即ち、ルーティングテーブルに登録された次ピアノードへ、応答メッセージを経路制御する。
本発明によれば、要求メッセージを受信した宛先ピアノードが、ルーティングテーブルに従って応答メッセージを中継転送した場合の応答ホップ数を推定する。そして、応答ホップ数が、要求メッセージが中継転送されてきた要求ホップ数よりも少ない場合、応答メッセージは「非対称型」によって送信される。一方で、応答ホップ数が、要求ホップ数よりも多い場合、応答メッセージは「対称型」によって送信される。
「要求ホップ数」とは、各ピアノードのルーティングテーブルに従って、要求メッセージが応答ピアノードに到達するまでのホップ数をいう。「応答ホップ数」とは、各ピアノードのルーティングテーブルに従って、応答メッセージが要求ピアノードに到達するまでの推定ホップ数をいう。
図3は、本発明で用いる構造化オーバレイの説明図である。
分散ハッシュテーブル(DHT:Distributed Hash Table)を用いた代表的な構造化オーバレイの技術として、Chordがある。Chordは、時計回りに識別値が増加していく、リング状(環状)の識別値(ハッシュ)空間を考える。識別値は、SHA1ハッシュ関数の値である。ピアノードは、例えばIPアドレス及びポート番号を連結した値を入力としてハッシュ関数から得られた値を、ノード識別値として決定する。分散ハッシュテーブルの特徴の1つに、拡張性(スケーラビティ)がある。データを検索する際に中継するピアノード数は、ピアノード総数のログオーダに抑えられるため、ピアノード数が増加した場合であっても効率的な検索が可能となる。
ここで、「サクセッサリスト」及び「フィンガーテーブル」が用いられる。「サクセッサリスト」とは、識別値空間上で隣接する複数のピアノードの情報を保持する。従って、当該ピアノードの識別値kを与えたとき、時計回りに辿って、最初に存在するピアノードを得られる。
「フィンガーテーブル」には、ルーティングテーブルが保持される。フィンガーテーブルは、当該ピアノードの識別値(例えばN8)に、2のk乗(1,2,4,8,16・・・)を加算した数xと、その数xを入力としたサクセッサ(x)のピアノードの識別値とを記憶する。
図3は、6ビットのハッシュ識別値空間の例であり、フィンガーテーブルの行数は6個となる(例えば、160ビットのハッシュ識別値空間の場合、フィンガーテーブルの行数は160個)。以下では、送信元端末2が接続される送信元ピアノードの送信元識別値は、例えばN8であり、宛先端末3が接続される宛先ピアノードの宛先識別値は、例えばN54であるとする。
(ホップ1)送信元ピアノードN8は、宛先ピアノードN54へ、RELOADの要求メッセージを送信する。要求メッセージのRoute Listには、宛先ピアノードの宛先識別値N54が設定され、Via List Length(要求ホップ数)が初期値0に設定される。また、フィンガーテーブルを参照し、N54から反時計回りに最も近い、8+2(32)=40、即ち、ピアノードが存在するN42を検索する。そして、N8は、要求メッセージをN42へ転送する。
(ホップ2)N42は、N8から受信した要求メッセージの宛先識別値が、自ピアノード宛であるか否かを判定する。ここで、宛先識別値はN54であるので、自ピアノード宛の要求メッセージではない。そして、要求メッセージのヘッダ内のVia Listに、送信元ピアノードの送信元識別値を登録し、Via List Length(要求ホップ数)を1増分する。また、フィンガーテーブルを参照し、N54から反時計回りに最も近い数、42+2(8)=50、即ち、ピアノードが存在するN51を検索する。そして、N42は、要求メッセージをN51へ転送する。
(ホップ3)N51は、N42から受信した要求メッセージの宛先識別値が、自ピアノード宛であるか否かを判定する。ここで、宛先識別値はN54であるので、自ピアノード宛の要求メッセージではない。そして、要求メッセージのヘッダ内のVia Listに、送信元ピアノードの送信元識別値を登録し、Via List Length(要求ホップ数)を1増分する。また、フィンガーテーブルを参照し、N51から反時計回りに最も近い、51+2(2)=53、即ち、ピアノードが存在するN54を検索する。そして、N51は、要求メッセージをN54へ転送する。
尚、要求メッセージのVia List Lengthから、要求ホップ数を取得しているが、Via
Listに登録された識別値数を計数することによって、要求ホップ数を取得するものであってもよい。
N54は、N51から受信した要求メッセージの宛先識別値が、自ピアノード宛であるか否かを判定する。ここで、宛先識別値はN54であるので、自ピアノード宛の要求メッセージである。そして、要求メッセージのヘッダ内のVia List Length(要求ホップ数)を1増分することによって、その要求メッセージにおける中継ピアノード数である要求ホップ数を取得する。
次に、要求メッセージを受信した宛先ピアノードN54は、ルーティングテーブルに登録された次ピアノードを介して、送信元識別値N8までの応答ホップ数を推定する。
図4は、応答ホップ数を推定するプログラムである。
Chordのオーバレイネットワークでは、送信元ピアノードのアドレスから導出される送信元識別値から、2(kは1以上の整数)毎の識別値を有するピアノードへ、1ホップで通信可能である。
interval:ピアノードが管理する識別値空間、あるいはサクセッサリストに含まれるハッシュ空間を、サクセッサ数で除算した1ピアノードが管理する識別値空間
distance:送信元ピアノードのアドレスから導出される送信元識別値と、宛先ピアノードのアドレスから導出される宛先識別値との差である距離値
hop:推定されたホップ数(初期値1)
bit_num:最大ホップ乗数(リング状識別値空間を表すビット数)
距離値distanceが平均識別値空間よりも大きい場合に、以下のステップが繰り返される。
(1)kを所定最大ホップ乗数から1減分する。
(2)距離値distanceから2が減算できるか否か、即ち、距離値distanceが2よりも大きいか否かを判定する。
減算できる場合に、ホップ数を増分する。
距離値から2を減算する。
(3)距離値distanceが平均識別値空間よりも小さくなった場合、処理を終了する。
平均識別値空間を、ピアノード間で相互に交換されてもよい。これによって、自ピアノードにおける平均識別値空間と、他ピアノードにおける平均識別値空間とを、例えば平均することによって、自ピアノードにおける平均識別値空間を算出することができる。単一のピアノードにおける平均識別値空間では、オーバレイネットワーク全体から見て誤差を生じる場合があるからである。
図5は、図3に対応して、図4のプログラムの各ステップを説明したプログラムステップである。
図5によれば、N54からN8に、応答メッセージを送信した場合におけるホップ数を推定する。
(ホップ1)N54のフィンガーテーブルによれば、N54から反時計回りに最も近い数は54+2(16)の70(64+6=70:70−64=6)である。ここで、ピアノードN6が存在すると仮定する。
(ホップ2)N6のフィンガーテーブルによれば、N54から反時計回りに最も近い数は6+2(2)=8である。ここで、送信元ピアノードN8と一致するので、応答ポップ数は「2」であると推定される。
そして、宛先ピアノードは、応答ホップ数が、要求メッセージに含まれる要求ホップ数よりも小さいか否かを判定する。
図6は、応答メッセージを、要求メッセージの経路の逆方向に送信した説明図である。
宛先ピアノードは、応答ホップ数が要求ホップ数以上であると判定した際に、要求メッセージが中継転送されてきた経路の逆方向に、応答メッセージを送信する(対称型)。応答メッセージは、要求メッセージのVia Listに登録された中継経路の逆順を、レスポンスのRoute Listに指定することによって、要求メッセージとは逆の経路に送信される。
図7は、応答メッセージを、ルーティングテーブルに従って送信した説明図である。
宛先ピアノードは、応答ホップ数が要求ホップ数よりも小さいと判定された際に、要求メッセージに対する応答メッセージを、ルーティングテーブルに登録された次ピアノードへ送信する(非対称型)。具体的には、宛先ピアノードは、送信元識別値N8のみをRoute Listに設定した応答メッセージを送信する。従って、Route Listによって中継経路を指定しない。
図8は、本発明におけるピアノードの機能構成図である。
図8によれば、ピアノード1は、ルーティングテーブル101と、要求メッセージ送信部102と、要求メッセージ受信部103と、要求メッセージ中継転送部104と、ホップ数推定部105と、ホップ数判定部106と、応答メッセージ送信部107とを有する。これら機能構成部は、ピアノードに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。
ルーティングテーブル101は、1ホップで通信可能な識別値を有する次ピアノードを登録する。Chordの場合におけるフィンガーテーブルである。オーバレイネットワークでは、送信元ピアノードの送信元識別値から、2(kは1以上の整数)毎の識別値を有するピアノードへ、1ホップで通信可能である。
要求メッセージ送信部102は、送信元ピアノードが、当該送信元ピアノードの送信元識別値と、宛先ピアノードの宛先識別値と、初期化した要求ホップ数とを含む要求メッセージを、ルーティングテーブル101に登録された次ピアノードへ送信する。
要求メッセージ受信部103は、要求メッセージを受信する。要求メッセージの宛先識別値が当該ピアノードの識別値でない場合、要求メッセージは、要求メッセージ中継転送部104へ出力される。一方で、要求メッセージの宛先識別値が当該ピアノードの識別値である場合、要求メッセージは、ホップ数推定部105へ出力される。
要求メッセージ中継転送部104は、要求メッセージに含まれる要求ホップ数を1増分し、その要求メッセージを、ルーティングテーブル101に登録された次ピアノードへ更に転送する。
ホップ数推定部105は、宛先識別値から送信元識別値までの応答ホップ数を推定する。最初に、宛先ピアノードの宛先識別値と、送信元ピアノードの送信元識別値との差である距離値を算出する。次に、kを所定最大ホップ乗数から1減分しつつ、距離値から2が減算できるか否かを判定し、減算できる場合に距離値から2を減算し、減算された距離値が1ピアノードの管理する識別値空間である平均識別値空間より小さくなるまで繰り返す。そして、2を減算することができた数に1を加えた値を、ホップ数として推定する。推定された応答ホップ数は、ホップ数判定部106へ出力される。
ホップ数判定部106は、応答ホップ数が、要求メッセージに含まれる要求ホップ数よりも小さいか否かを判定する。
応答メッセージ送信部107は、応答ホップ数が要求ホップ数よりも小さいと判定された際に、要求メッセージに対する応答メッセージを、ルーティングテーブルに登録された次ピアノードへ送信する。
以上、詳細に説明したように、本発明の応答メッセージの経路制御方法、ピアノード及びプログラムによれば、オーバレイネットワークにおける応答メッセージを、できる限り少ないホップ数で転送することができる。
前述した本発明の種々の実施形態において、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
オーバレイネットワークのシステム構成図である。 本発明におけるオーバレイネットワークのシステム構成図である。 Chordを用いた構造化オーバレイの説明図である。 応答ホップ数を推定するプログラムである。 図3に対応して、図4のプログラムの各ステップを説明したプログラムステップである。 応答メッセージを、要求メッセージの経路の逆方向に送信した説明図である。 応答メッセージを、ルーティングテーブルに従って送信した説明図である。 本発明におけるピアノードの機能構成図である。
符号の説明
1 ピアノード
101 ルーティングテーブル
102 要求メッセージ送信部
103 要求メッセージ受信部
104 要求メッセージ中継転送部
105 ホップ数推定部
106 ホップ数判定部
107 応答メッセージ送信部
2 送信元端末
3 宛先端末
4 物理ネットワーク
5 オーバレイネットワーク

Claims (7)

  1. 複数のピアノードによって接続された物理ネットワーク上に、仮想的に構成されたオーバレイネットワークにおける応答メッセージの経路制御方法であって、
    各ピアノードは、1ホップで通信可能な識別値を有する次ピアノードを登録したルーティングテーブルを有し、
    送信元ピアノードが、当該送信元ピアノードの送信元識別値と、宛先ピアノードの宛先識別値と、初期化した要求ホップ数とを含む要求メッセージを、前記ルーティングテーブルに登録された次ピアノードに送信する第1のステップと、
    前記要求メッセージを受信した中継ピアノードが、前記要求メッセージに含まれる前記要求ホップ数を1増分し、該要求メッセージを更に次ピアノードに転送する第2のステップと、
    前記要求メッセージを受信した前記宛先ピアノードが、前記宛先識別値から前記送信元識別値までのホップ数である応答ホップ数を推定する第3のステップと、
    前記宛先ピアノードが、前記応答ホップ数が、前記要求メッセージに含まれる前記要求ホップ数よりも小さいか否かを判定する第4のステップと、
    前記宛先ピアノードは、前記応答ホップ数が前記要求ホップ数よりも小さいと判定された際に、前記要求メッセージに対する応答メッセージを、前記ルーティングテーブルに登録された次ピアノードに送信する第5のステップと
    を有することを特徴とする応答メッセージの経路制御方法。
  2. 前記オーバレイネットワークでは、各ピアノードの識別値から、2(kは1以上の整数)毎の識別値を有するピアノードへ、1ホップで通信可能であって、
    第3のステップについて、
    前記宛先ピアノードは、当該宛先ピアノードの宛先識別値と、送信元ピアノードの送信元識別値との差である距離値を算出し、
    kを所定最大ホップ乗数から1減分しつつ、前記距離値から2が減算できるか否かを判定し、減算できる場合に前記距離値から2を減算し、減算された前記距離値が1ピアノードの管理する識別値空間である平均識別値空間より小さくなるまで繰り返し、
    を減算することができた数に1を加えた値を、前記応答ホップ数として推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の応答メッセージの経路制御方法。
  3. 前記要求メッセージ及び前記応答メッセージは、IETF(Internet Engineering Task Force)のRELOAD(REsource LOcation And Discovery)によって構成されており、
    前記要求ホップ数は、前記要求メッセージのヘッダに含まれるVia List Lengthの値、又は、Via Listに登録された識別値数の計数値である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の応答メッセージの経路制御方法。
  4. 複数のピアノードによって接続された物理ネットワーク上に、仮想的に構成されたオーバレイネットワークにおけるピアノードであって、
    1ホップで通信可能な識別値を有する次ピアノードを登録したルーティングテーブルと、
    送信元ピアノードが、当該送信元ピアノードの送信元識別値と、宛先ピアノードの宛先識別値と、初期化した要求ホップ数とを含む要求メッセージを、前記ルーティングテーブルに登録された次ピアノードに送信する要求メッセージ送信手段と、
    前記要求メッセージを受信する要求メッセージ受信手段と、
    前記要求メッセージの宛先識別値が当該ピアノードの識別値でない場合、前記要求メッセージに含まれる前記要求ホップ数を1増分し、該要求メッセージを更に次ピアノードに転送する要求メッセージ中継転送手段と、
    前記要求メッセージの宛先識別値が当該ピアノードの識別値である場合、前記宛先識別値から前記送信元識別値までのホップ数である応答ホップ数を推定するホップ数推定手段と、
    前記応答ホップ数が、前記要求メッセージに含まれる前記要求ホップ数よりも小さいか否かを判定するホップ数判定手段と、
    前記応答ホップ数が前記要求ホップ数よりも小さいと判定された際に、前記要求メッセージに対する応答メッセージを、前記ルーティングテーブルに登録された次ピアノードに送信する応答メッセージ送信手段と
    を有することを特徴とするピアノード。
  5. 前記オーバレイネットワークでは、各ピアノードの識別値から、2(kは1以上の整数)毎の識別値を有するピアノードへ、1ホップで通信可能であって、
    前記ホップ数推定手段は、
    当該宛先ピアノードの宛先識別値と、送信元ピアノードの送信元識別値との差である距離値を算出し、
    kを所定最大ホップ乗数から1減分しつつ、前記距離値から2が減算できるか否かを判定し、減算できる場合に前記距離値から2を減算し、減算された前記距離値が1ピアノードの管理する識別値空間である平均識別値空間より小さくなるまで繰り返し、
    を減算することができた数に1を加えた値を、前記ホップ数として推定する
    ことを特徴とする請求項4に記載のピアノード。
  6. 前記要求メッセージ及び前記応答メッセージは、IETFのRELOADによって構成されており、
    前記要求ホップ数は、前記要求メッセージのヘッダに含まれるVia List Lengthの値、又は、Via Listに登録された識別値数の計数値である
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のピアノード。
  7. 複数のピアノードによって接続された物理ネットワーク上に、仮想的に構成されたオーバレイネットワークにおけるピアノードに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
    1ホップで通信可能な識別値を有する次ピアノードを登録したルーティングテーブルと、
    送信元ピアノードが、当該送信元ピアノードの送信元識別値と、宛先ピアノードの宛先識別値と、初期化した要求ホップ数とを含む要求メッセージを、前記ルーティングテーブルに登録された次ピアノードに送信する要求メッセージ送信手段と、
    前記要求メッセージを受信する要求メッセージ受信手段と、
    前記要求メッセージの宛先識別値が当該ピアノードの識別値でない場合、前記要求メッセージに含まれる前記要求ホップ数を1増分し、該要求メッセージを更に次ピアノードに転送する要求メッセージ中継転送手段と、
    前記要求メッセージの宛先識別値が当該ピアノードの識別値である場合、前記宛先識別値から前記送信元識別値までのホップ数である応答ホップ数を推定するホップ数推定手段と、
    前記応答ホップ数が、前記要求メッセージに含まれる前記要求ホップ数よりも小さいか否かを判定するホップ数判定手段と、
    前記応答ホップ数が前記要求ホップ数よりも小さいと判定された際に、前記要求メッセージに対する応答メッセージを、前記ルーティングテーブルに登録された次ピアノードに送信する応答メッセージ送信手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とするピアノード用のプログラム。
JP2008273746A 2008-10-24 2008-10-24 オーバレイネットワークにおける応答メッセージの経路制御方法、ピアノード及びプログラム Expired - Fee Related JP5062850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008273746A JP5062850B2 (ja) 2008-10-24 2008-10-24 オーバレイネットワークにおける応答メッセージの経路制御方法、ピアノード及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008273746A JP5062850B2 (ja) 2008-10-24 2008-10-24 オーバレイネットワークにおける応答メッセージの経路制御方法、ピアノード及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010103787A JP2010103787A (ja) 2010-05-06
JP5062850B2 true JP5062850B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=42294010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008273746A Expired - Fee Related JP5062850B2 (ja) 2008-10-24 2008-10-24 オーバレイネットワークにおける応答メッセージの経路制御方法、ピアノード及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5062850B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4623236B2 (ja) * 2005-06-03 2011-02-02 三菱化学株式会社 水性樹脂分散体及びその製造方法、塗料、積層体及びその製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4081113B2 (ja) * 2005-12-07 2008-04-23 株式会社東芝 経路選択方法、経路選択プログラムおよび経路選択装置
JP4692355B2 (ja) * 2006-03-30 2011-06-01 ブラザー工業株式会社 情報通信システム、情報通信方法、情報通信システムに含まれるノード装置および情報処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010103787A (ja) 2010-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5049344B2 (ja) ランデブーフェデレーション内の近傍域間通信
EP2137844B1 (en) Distributed routing table architecture and design
JP5048134B2 (ja) パケットルーティングの方法、システム、装置、及びバックアップリソースを選択する方法、システム
US8677011B2 (en) Load distribution system, load distribution method, apparatuses constituting load distribution system, and program
US7747777B2 (en) Optimizing network resources usage within an administrative boundary
US20080130516A1 (en) P2p Overplay Network Construction Method and Apparatus
JP2009543447A5 (ja)
JP2009543447A (ja) ランデブーフェデレーション内の近傍域間通信
JP2006261880A (ja) ネットワーク通信方法およびネットワークシステム
JP5084694B2 (ja) オーバレイネットワークにおける遅延時間推定方法、ピアノード及びプログラム
WO2003024007A1 (en) System and method for information object routing in computer networks
JP5062850B2 (ja) オーバレイネットワークにおける応答メッセージの経路制御方法、ピアノード及びプログラム
Pant et al. DTN overlay on OLSR network
JP5440574B2 (ja) ノード装置、情報通信方法及びプログラム
JP4947663B2 (ja) オーバレイネットワークにおける遅延時間判定方法、ピアノード及びプログラム
WO2013077791A1 (en) Method and arrangement for the supervision of transactions in a peer-to-peer overlay network
Poryev et al. CARMA based MST approximation for multicast provision in P2P networks
Anandaraj et al. An efficient framework for large scale multimedia content distribution in P2P network: I2NC
JP2016046785A (ja) キャッシュサーバ選択装置、分散キャッシュシステム、及びキャッシュサーバ選択方法
US7870292B2 (en) Network node and associated methodology of expanding a network topology through peer selection
Konishi et al. Proposal and evaluation of a cooperative mechanism for pure P2P file sharing networks
Jung et al. Architecture and Server Selection for DHT-based Distributed CDN
Warabino et al. Session control cooperating core and overlay networks for" minimum core" architecture
JP2009218728A (ja) 情報転送装置、情報転送方法およびプログラム
KR100795941B1 (ko) 네트워크 토폴로지 생성 방법 및 노드

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110816

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120801

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5062850

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees