JP5060467B2 - 情報制御システムおよび制御ソフトウェアの作成方法 - Google Patents
情報制御システムおよび制御ソフトウェアの作成方法 Download PDFInfo
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Description
クライアント端末(例えば、開発PC100A)からアクタの作成要求を受理すると、アクタに係るアクタ定義情報を、オブジェクトの監視項目を行に、設定値および監視条件を列として表形式で、クライアント端末の表示部に表示し、クライアント端末から前記アクタの登録要求を受理すると、表示部に表示されているアクタに係るアクタ定義情報を記憶部に記憶するモデル作成部(例えば、モデル作成部130)と、
クライアント端末からモデル検証要求を受理すると、アクタ定義情報の監視条件から、複数の用語を抽出して用語群とし、用語群に合致するアクタを抽出し、抽出したアクタを順次関連付ける関連情報を作成して記憶部に記憶するモデル検証部(例えば、モデル検証部140)と、
クライアント端末から動作検証要求を受理すると、記憶部から関連情報を読込み、記憶部に予め格納したテストデータに基づいて、前記オブジェクトの状態値を変更する指令を出し、アクタに係るアクタ定義情報を参照して、監視条件を満たすか否かを判定し、監視条件を満たす場合に、監視項目の設定値を変更し、変更された監視項目の設定値の変更があると、関連情報の変更箇所を告知する動作検証部(例えば、動作検証部150)と、を有することを特徴とする。
(1)モデル論理と実装連携との分離実行
・モデルをベースとして仕様定義されるものが動作する範囲と、周辺との連携が必要で動作する部分とを分離する。
・モデル論理と実装連携のインタフェースはデータを介してのみ実現する。すなわち実装連携に関する手続きなどはオブジェクトにより隠蔽される。
・走りきりで動作する単位を、アクタの単位とし、実装する上での1単位とする。なお、走りきりとは、その単位で独立して実行でき「条件が成立すると動作する」ことをいう。
・アクタは、自分が動作すべき条件が成立した時点で動作する。
・アクタは、アクタの実行中において他のアクタとの同期型の実行は実装しない。すなわち、他アクタに実行依頼をして、依頼先のアクタからの応答を待つようなロジックとはしない。
・実行は、全てのアクタに対して、周期的に実行可能かの検証を行い、実行可能となるアクタを順次実行する振る舞いとする。
・走りきる単位内には、次回のためのデータや状態は持たない。走りきるもの同士や、走りきる上で継続する必要のある値や状態は、値や状態を管理する別な実装を行う。
(4)データ単位の独立性確保。
・データはオブジェクトにより規定する。このため外部と連携しているオブジェクトは、アクタや、外部からのデータ更新に基づき、相手方のデータ更新を行う。
・オブジェクトの外部との連携のためのデータ更新については、アクタの実行周期の前に取り込み、実行後に反映する。このデータ更新を実現するための関数群をオブジェクト内に規定する。
(1)アクタコントロールに基づき実行する前に、オブジェクトのデータに実データを反映する。オブジェクトに規定されている、参照するときに実行する関数群を実行する。
(2)アクタコントロールで規定されたアクタの実行順番に従い、アクタを順次起動を行う。具体的には、
(2−1)アクタは、自身が実行すべき条件を満たしているかを判断する。
(2−2)条件を満たしているアクタは、記載された仕様に基づき実行する。具体的には、オブジェクトから必要なデータを参照し、決められたルールに従いオブジェクトへデータの設定を行う。
(2−3)全てのアクタの実行が終了した時点で、値に変更があったオブジェクトの値を実データに反映する。オブジェクトに規定されている、更新されたときに実行する関数群を実行する。
図3から図6は、アクタ定義表であり、図7および図8は、オブジェクト定義表である。本実施形態では、電気所の事故監視機能を定義するアクタおよびオブジェクトについて説明する。
図9は、SI管理サーバから実機サーバへ実行モジュールの配布の処理を示すフローチャートである。適宜図1を参照して説明する。開発者は、開発PC100Aにモデル作成画面50(図10および図11参照)を呼び出し、モデル作成部130は、登録要求を受理すると、入力されたアクタ、辞書、オブジェクトの定義を、それぞれアクタDB21、オブジェクトDB22、辞書DB23に登録する(ステップS11)。
(1)独立して実行できるアクタを採用しているため、機能変更や、対象物の部分修正に対して迅速に対応することができる。
(2)制御対象システムの装置の構成が変化しても、影響度が少ない。
(3)将来的な設備増加や機能増加に対しての影響度が少ない。
(4)ハードウェアやOS(Operation System)、ミドルウェアの違いに影響を受けない。
(5)通信部にテスト環境システムを、容易に連携できる。
(6)アクタ群の部分テストが容易にできる。
(7)アクタ群の応答性、信頼性の検証および制御をすることができる。
20 記憶部
21 アクタDB
22 オブジェクトDB
23 辞書DB
24 テンプレートDB
25 検証部DB
31 入力部
32 出力部
33 通信部
100 SI管理サーバ(管理サーバ)
100A 開発PC(クライアント端末)
130 モデル作成部
131 アクタ設定部
132 オブジェクト設定部
133 アクタコントロール設定部
134 オブジェクトコントロール設定部
135 辞書設定部
140 モデル検証部
150 動作検証部
160 実行モジュール配布部
200 制御対象システム
300 ネットワーク
400 実機サーバ
410 監視機能部
420 制御機能部
430 運転管理機能部
S 情報制御システム
Claims (6)
- 制御対象システムの制御ソフトウェアを管理する管理サーバを有し、前記制御対象システムを構成する対象物であるオブジェクトと、前記オブジェクトの状態を監視し前記オブジェクトへの制御指令を行うアクタとを備える情報制御システムであって、
前記管理サーバは、
前記オブジェクトを監視・制御する制御要素であるアクタごとに、前記オブジェクトのオブジェクト名、前記オブジェクトの監視項目、前記監視項目の設定値、および前記設定値の監視条件を関連付けるアクタ定義情報を記憶する記憶部と、
クライアント端末から前記アクタの作成要求を受理すると、前記アクタに係るアクタ定義情報を、前記オブジェクトの監視項目を行または列、前記設定値および前記監視条件を列または行として表形式で、前記クライアント端末の表示部に表示し、前記クライアント端末から前記アクタの登録要求を受理すると、前記表示部に表示されている前記アクタに係るアクタ定義情報を前記記憶部に記憶するモデル作成部と、
前記クライアント端末からモデル検証要求を受理すると、前記アクタに係るアクタ定義情報の監視条件から、複数の用語を抽出して用語群とし、前記用語群に合致するアクタを抽出し、前記抽出したアクタを順次関連付ける関連情報を作成して前記記憶部に記憶するモデル検証部と、
前記クライアント端末から動作検証要求を受理すると、前記記憶部から前記関連情報を読込み、前記記憶部に予め格納したテストデータに基づいて、前記オブジェクトの状態値を変更する指令を出し、前記アクタに係るアクタ定義情報を参照して、前記監視条件を満たすか否かを判定し、前記監視条件を満たす場合に、前記監視項目の設定値を変更し、前記変更された監視項目の設定値の変更があると、前記関連情報の変更箇所を告知する動作検証部と、を有する
ことを特徴とする情報制御システム。 - 前記モデル検証部は、前記関連情報を、俯瞰図、または、ツリー図として前記クライアント端末の表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報制御システム。 - 前記動作検証部は、前記関連情報の変更箇所の告知をするとき、前記関連情報の該当箇所を色付けする
ことを特徴とする請求項1に記載の情報制御システム。 - 記憶部、モデル作成部、モデル検証部、および動作検証部を有する、制御対象システムの制御ソフトウェアを管理する管理サーバにおいて、前記制御対象システムを構成する対象物であるオブジェクトと、前記オブジェクトの状態を監視し前記オブジェクトへの制御指令を行うアクタとを備える情報制御システムの制御ソフトウェアの作成方法であって、
前記記憶部には、
前記オブジェクトを監視・制御する制御要素であるアクタごとに、前記オブジェクトのオブジェクト名、前記オブジェクトの監視項目、前記監視項目の設定値、および前記設定値の監視条件を関連付けるアクタ定義情報が記憶されており、
前記モデル作成部は、
クライアント端末から前記アクタの作成要求を受理すると、前記アクタに係るアクタ定義情報を、前記オブジェクトの監視項目を行に、前記設定値および前記監視条件を列として表形式で、前記クライアント端末の表示部に表示し、前記クライアント端末から前記アクタの登録要求を受理すると、前記表示部に表示されている前記アクタに係るアクタ定義情報を前記記憶部に記憶し、
前記モデル検証部は、
前記クライアント端末からモデル検証要求を受理すると、前記アクタに係るアクタ定義情報の監視条件から、複数の用語を抽出して用語群とし、前記用語群に合致するアクタを抽出し、前記抽出したアクタを順次関連付ける関連情報を作成し前記記憶部に記憶し、
前記動作検証部は、
前記クライアント端末から動作検証要求を受理すると、前記記憶部から前記関連情報を読込み、前記アクタに係るアクタ定義情報を参照して、前記監視条件を満たすか否かを判定し、前記監視条件を満たす場合に、前記監視項目の設定値を変更し、前記変更された監視項目の設定値の変更があると、前記関連情報の変更箇所を告知する
ことを特徴とする制御ソフトウェアの作成方法。 - 前記モデル検証部は、前記関連情報を、俯瞰図、または、ツリー図として前記クライアント端末の表示部に表示する
ことを特徴とする請求項4に記載の制御ソフトウェアの作成方法。 - 前記動作検証部は、前記関連情報の変更箇所の告知するとき、前記関連情報の該当箇所を色付けする
ことを特徴とする請求項4に記載の制御ソフトウェアの作成方法。
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