JP5058386B1 - 紙ヤスリホルダー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 紙ヤスリ2を着脱可能に固定する紙ヤスリホルダー1であって、互いに対向する両端面に達して貫通する少なくとも一つの貫通孔3aを有すると共に紙ヤスリを外周に巻いて固定するホルダー本体3と、貫通孔に挿入可能なピン部材4とを備え、ホルダー本体の外周に、貫通孔に沿って延在し底部が貫通孔に達していると共にホルダー本体の外周に巻かれた紙ヤスリの両端部が挿入可能な本体側溝部3bが形成され、該本体側溝部に貫通孔まで挿入した紙ヤスリの両端部を、貫通孔内に挿入したピン部材と貫通孔の内面とで狭持可能である。
【選択図】 図1
Description
また、特許文献1には、本体の下面に着脱可能に連結された狭持板と、狭持板の下面に配したクッション板とを備え、狭持板とクッション板との周りに巻いた紙ヤスリの端部を狭持板と本体との間で挟んで固定した紙ヤスリホルダーが記載されている。
さらに、特許文献2には、保持具本体の周りに紙ヤスリを巻いてスプリング式留め具で脱着自在とした紙ヤスリ保持具が記載されている。
また、特許文献3には、コレットチャックの先端に紙ヤスリを巻き付けた心棒を嵌合固定させたホルダー式紙ヤスリが記載されている。
すなわち、紙ヤスリをホルダーに接着剤で固定する場合は、接着剤が必要であると共に容易に着脱できないという問題があった。また、特許文献1〜3に記載の技術では、紙ヤスリの着脱ができるものの一部の面でしか研磨に供することができないという不都合があった。すなわち、特許文献1の技術では、主にクッション板の下面だけでヤスリがけが可能であり、上面側は挟持板があるために研磨に供することができない。また、特許文献2の技術では、スプリング式留め具で固定しているために、その部分が邪魔になって端部側でしか研磨を行うことができない。さらに、特許文献3の技術では、コレットチャックで固定しているため、固定部分やその近傍でヤスリがけを行うことができない。
また、いずれの技術も、作業中に紙ヤスリが緩んだ場合に、再度紙ヤスリを付け直さないといけない不都合があった。
すなわち、この紙ヤスリホルダーでは、ピン部材が、貫通孔に沿って延在し紙ヤスリの端部が挿入可能なピン側溝部を有しているので、ピン側溝部に紙ヤスリの端部を挿入した状態でピン部材を回動させることで、紙ヤスリを引っ張って張設することができる。これにより、紙ヤスリが緩んだ際でも、ピン部材を回動させるだけで容易に張り直すことができる。
すなわち、この紙ヤスリホルダーでは、ピン部材が、貫通孔よりも長く、該貫通孔から突出した取っ手部を有しているので、取っ手部を持って研磨作業が可能になり、狭い箇所などへ紙ヤスリを巻き付けたホルダー本体を挿入させて研磨することも容易になる。
すなわち、この紙ヤスリホルダーでは、ホルダー本体の前記貫通孔に直交する方向の断面形状が、円形状であるので、円筒状の紙ヤスリ面を形成することができる。したがって、曲面の紙ヤスリ面を全周に得られるので、凹曲面へのヤスリがけが容易となる。
すなわち、この紙ヤスリホルダーでは、ホルダー本体の貫通孔に直交する方向の断面形状が、三角形状であるので、三つの平面の紙ヤスリ面を形成することができる。また、3つの断面鋭角な角部(稜部)が得られ、断面鋭角な隅部などのヤスリがけが容易となる。
すなわち、この紙ヤスリホルダーでは、ホルダー本体の貫通孔に直交する方向の断面形状が、四角形状であるので、四つの平面の紙ヤスリ面を形成することができる。また、4つの断面直角な角部(稜部)が得られ、断面垂直な隅部などのヤスリがけが容易となる。
すなわち、この紙ヤスリホルダーでは、ホルダー本体が板形状であり、一対の貫通孔が、ホルダー本体の両端面の近傍に前記両端面に沿って形成されているので、板形状のホルダー本体の表面側と裏面側とに別々に紙ヤスリを張設することができる。したがって、一方の面に目の荒い紙ヤスリを張設し、他方の面に目の細かい紙ヤスリを張設することも可能になる。また、一方の面側のみに紙ヤスリを張設することも可能である。
すなわち、この紙ヤスリホルダーでは、ピン部材の端部に、スピンドルサンダーの回転軸に取り付け可能な取付部が形成されているので、スピンドルサンダーに取り付けて電動で回転させてヤスリがけを行うことが可能になる。
すなわち、本発明に係る紙ヤスリホルダーによれば、本体側溝部に貫通孔まで挿入した紙ヤスリの両端部を、貫通孔内に挿入したピン部材と貫通孔の内面とで狭持可能であるので、ホルダー本体外周に巻いた紙ヤスリを容易に着脱可能であると共に、紙ヤスリが緩んでも容易に張り直すことが可能である。したがって、ホルダー本体全周による研磨作業ができ、無駄が少なく安定したヤスリがけが可能になると共に、作業の効率化も可能になる。
なお、紙ヤスリ2は、通常の紙ヤスリ(サンドペーパー)や耐水ペーパー等である。
この紙ヤスリホルダー1は、本体側溝部3bに貫通孔3aまで挿入した紙ヤスリの両端部2aを、貫通孔3a内に挿入したピン部材4と貫通孔3aの内面とで狭持可能である。
また、上記ピン部材4は、貫通孔3aの形状に対応した丸棒状である。なお、ピン部材4は、棒状であって貫通孔3a内に挿入可能で外周面と貫通孔3aの内面とで紙ヤスリ2の端部を狭持可能であれば、断面形状は多角形等の他の形状でも構わない。また、ピン部材4は、ホルダー部材3と同じ長さに設定されているが、貫通孔3aに挿入可能で貫通孔3a内に差し込まれた紙ヤスリ2を係止可能であれば、ホルダー部材3よりも短い又は長く設定しても構わない。
上記ホルダー本体3は、貫通孔3aに直交する方向の断面形状が、円形状である。すなわち、ホルダー本体3は、円柱状とされている(なお、貫通孔3aを考慮すると円筒状である。)。
なお、ホルダー本体3及びピン部材4は、木製、金属製又は樹脂製である。また、ホルダー本体3の外周面にクッション材や摩擦抵抗の高いシートを巻いて固定しておいても構わない。例えば、ゴム材等のシートなどを巻き付けて接着、固定しておくことで、その上に巻き付けた紙ヤスリ2の滑りを抑制することが可能になる。
また、ホルダー本体3の貫通孔に直交する方向の断面形状が、円形状であるので、円筒状の紙ヤスリ面を形成することができる。したがって、曲面の紙ヤスリ面を全周に得られるので、凹曲面へのヤスリがけが容易となる。
したがって、第2実施形態では、取っ手部24bを持って研磨作業が可能になり、狭い箇所などへ紙ヤスリ2を巻き付けたホルダー本体3を挿入させて研磨することも容易になる。
すなわち、第3実施形態のホルダー本体33は、ホルダー本体33の貫通孔3aに直交する方向の断面形状が、三角形状であるので、三つの平面の紙ヤスリ面を形成することができる。また、3つの断面鋭角な角部(稜部)が得られ、断面鋭角な隅部などのヤスリがけが容易となる。
すなわち、第4実施形態のホルダー本体43は、ホルダー本体43の貫通孔3aに直交する方向の断面形状が、四角形状であるので、四つの平面の紙ヤスリ面を形成することができる。また、4つの断面直角な角部(稜部)が得られ、断面垂直な隅部などのヤスリがけが容易となる。
Claims (7)
- 紙ヤスリを着脱可能に固定する紙ヤスリホルダーであって、
互いに対向する両端面に達して貫通する少なくとも一つの貫通孔を有すると共に前記紙ヤスリを外周に巻いて固定するホルダー本体と、
前記貫通孔に挿入可能なピン部材とを備え、
前記ホルダー本体の外周に、前記貫通孔に沿って延在し底部が前記貫通孔に達していると共に前記ホルダー本体の外周に巻かれた前記紙ヤスリの両端部が挿入可能な本体側溝部が形成され、
該本体側溝部に前記貫通孔まで挿入した前記紙ヤスリの両端部を、前記貫通孔内に挿入した前記ピン部材と前記貫通孔の内面とで狭持可能であり、
前記ピン部材が、前記貫通孔に沿って延在し前記紙ヤスリの端部が挿入可能なピン側溝部を有していると共に前記貫通孔内で回動可能であり、
前記ピン部材を回動させることで前記紙ヤスリの両端部を引っ張り、前記紙ヤスリを前記ホルダー本体の外周面に密着状態で張設可能であることを特徴とする紙ヤスリホルダー。 - 請求項1に記載の紙ヤスリホルダーにおいて、
前記ピン部材が、前記貫通孔よりも長く、該貫通孔から突出した取っ手部を有していることを特徴とする紙ヤスリホルダー。 - 請求項1又は2に記載の紙ヤスリホルダーにおいて、
前記ホルダー本体の前記貫通孔に直交する方向の断面形状が、円形状であることを特徴とする紙ヤスリホルダー。 - 請求項1又は2に記載の紙ヤスリホルダーにおいて、
前記ホルダー本体の前記貫通孔に直交する方向の断面形状が、三角形状であることを特徴とする紙ヤスリホルダー。 - 請求項1又は2に記載の紙ヤスリホルダーにおいて、
前記ホルダー本体の前記貫通孔に直交する方向の断面形状が、四角形状であることを特徴とする紙ヤスリホルダー。 - 請求項5に記載の紙ヤスリホルダーにおいて、
前記ホルダー本体が板形状であり、
一対の前記本体側溝部が、前記ホルダー本体の両端面に形成され、
一対の前記貫通孔が、前記ホルダー本体の両端面の近傍に前記両端面に沿って形成されていることを特徴とする紙ヤスリホルダー。 - 請求項3に記載の紙ヤスリホルダーにおいて、
前記ピン部材の端部に、スピンドルサンダーの回転軸に取り付け可能な取付部が形成されていることを特徴とする紙ヤスリホルダー。
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JP2012097574A JP5058386B1 (ja) | 2012-04-23 | 2012-04-23 | 紙ヤスリホルダー |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|---|
CN102379744B (zh) * | 2011-10-18 | 2013-05-01 | 南京航空航天大学 | 游动机器人及其运动方法 |
CN113580004A (zh) * | 2021-08-16 | 2021-11-02 | 中国航发沈阳黎明航空发动机有限责任公司 | 一种航空发动机导管球面损伤修理工装及修复方法 |
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Citations (3)
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2012
- 2012-04-23 JP JP2012097574A patent/JP5058386B1/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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