JP5056988B2 - エンジンの始動装置およびエンジンの始動方法 - Google Patents

エンジンの始動装置およびエンジンの始動方法 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンの始動装置およびエンジンの始動方法に関し、特に、エンジンのフライホイールまたはドライブプレートの外周に設けられたリングギヤと係合するようにピニオンギヤを移動させるアクチュエータと、ピニオンギヤを回転させるモータとが個別に制御されるスタータを制御する技術に関する。
近年、エンジンなどの内燃機関を有する自動車においては、燃費削減や排気エミッション低減などを目的として、車両が停止し、かつ運転者によりブレーキペダルが操作された状態においてエンジンの自動停止を行なうとともに、たとえば、ブレーキペダルの操作量が零まで減少されるなどの、運転者による再発進の動作によって自動再始動をする、いわゆるアイドリングストップ機能を搭載したものがある。
このアイドリングストップにおいて、エンジンの回転速度が比較的高い状態で、エンジンの再始動が行なわれる場合がある。このような場合において、エンジンを回転させるためのピニオンギヤの押出しとピニオンギヤの回転とが1つの駆動指令によって行なわれる従来のスタータでは、ピニオンギヤとエンジンのリングギヤとの係合が容易となるように、エンジンの回転速度が十分に低下するのを待ってスタータが駆動される。そうすると、エンジンの再始動要求から実際のエンジンのクランキングまでに時間遅れが発生してしまい、運転者に違和感を与えてしまうおそれがあった。
特開2005−330813号公報(特許文献1)には、このような課題を解決するために、ピニオンギヤの係合動作およびピニオンギヤの回転動作が独立して実行可能な構成を有するスタータを用いて、停止要求発生直後のエンジン回転降下期間中に再始動要求が発生した場合に、ピニオンギヤの係合動作に先立ってピニオンギヤの回転動作を行なうとともに、ピニオンギヤの回転速度がエンジン回転速度に同期したときに、ピニオンギヤの係合動作を行なうことによってエンジンの再始動を行なう技術を開示する。
特開2005−330813号公報
しかしながら、特開2005−330813号公報に記載の技術のように、ピニオンギヤの回転速度とエンジン回転速度とが同期したときに、ピニオンギヤの係合動作を行なう場合において、ピニオンギヤの係合動作前にエンジンの回転速度が急変動するとピニオンギヤの回転速度とエンジン回転速度とを同期させることが困難となるという問題がある。そのため、エンジンの始動性が悪化する場合がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、エンジンの始動性の悪化を抑制するエンジンの始動装置およびエンジンの始動方法を提供することである。
この発明のある局面に係るエンジンの始動装置は、エンジンを始動させるスタータと、エンジンのクランク軸に連結され、エンジンの負荷を変動する機器と、スタータの制御装置とを備える。スタータは、エンジンのクランク軸に連結された第1のギヤと係合可能な第2のギヤと、駆動状態において、第2のギヤを第1のギヤと係合する位置まで移動させるアクチュエータと、第2のギヤを回転させるモータとを含む。制御装置は、アクチュエータおよびモータの各々を個別に駆動可能である。制御装置は、アクチュエータの駆動に先立ってモータを駆動させる回転モードを有する。制御装置は、回転モードの実行時に、アクチュエータの駆動より前にエンジンおよび機器の負荷変動を抑制する。
好ましくは、制御装置は、第1のギヤと第2のギヤとの係合が完了した場合に負荷の変動の抑制を解除する。
さらに好ましくは、機器は、エアコンディショナコンプレッサおよびオルタネータのうちの少なくともいずれか一方を含む。制御装置は、始動要求後の第1時点からアクチュエータを作動させる第2時点までの間機器の作動状態を保持する。
さらに好ましくは、制御装置は、始動要求後の第1時点からアクチュエータを作動させる第2時点までの間エンジンの作動状態を保持する。
さらに好ましくは、制御装置は、始動要求後の第1時点からアクチュエータを作動させる第2時点までの間エンジンの負荷の変動を禁止するようにエンジンおよび機器のうちのいずれか一方を制御する。
さらに好ましくは、機器は、エアコンディショナコンプレッサおよびオルタネータのうちの少なくともいずれか一方を含む。制御装置は、始動要求後の第1時点からアクチュエータを作動させる第2時点までの間機器の作動を禁止する。
さらに好ましくは、制御装置は、始動要求後の第1時点からアクチュエータを作動させる第2時点までの間エンジンに対する制御値の変化を禁止する。
さらに好ましくは、制御装置は、エンジンの回転速度に基づいて複数の制御モードのうちのいずれか一つを選択してエンジンが始動するようにアクチュエータとモータとを制御する。複数の制御モードは、回転モードの実行後に第1のギヤに向けて第2のギヤが移動するようにアクチュエータを作動させるための第1制御モードと、アクチュエータの作動を開始した後にモータを作動させるための第2制御モードとを含む。
この発明の他の局面に係るエンジンの始動方法におけるエンジンには、エンジンを始動させるスタータと、エンジンのクランク軸に連結され、エンジンの負荷を変動する機器と、スタータの制御装置とが設けられる。スタータは、エンジンのクランク軸に連結された第1のギヤと係合可能な第2のギヤと、駆動状態において、第2のギヤを第1のギヤと係合する位置まで移動させるアクチュエータと、第2のギヤを回転させるモータとを含む。アクチュエータおよびモータの各々は、個別に駆動可能である。この始動方法は、アクチュエータの駆動に先立ってモータを駆動させる回転モードでアクチュエータおよびモータを駆動するステップと、回転モードの実行時に、アクチュエータの駆動より前にエンジンおよび機器の負荷変動を抑制するステップとを備える。
エンジンの始動要求がある場合、アクチュエータを作動させる時点よりも前にエンジンの負荷の変動を抑制するようにエンジン100または機器を制御することによって、エンジンの回転速度の急変動を抑制することができる。そのため、モータの駆動後にアクチュエータを作動させる場合に、エンジンの回転速度を精度よく予測することができる。その結果、エンジンの回転速度とモータの回転速度とを同期させるためのモータの駆動開始タイミングを精度よく設定することができる。したがって、エンジンの始動性の悪化を抑制するエンジンの始動装置およびエンジンの始動方法を提供することができる。
車両の全体ブロック図である。 ECUの機能ブロック図である。 スタータの動作モードの遷移を説明するための図である。 エンジン始動動作時の駆動モードを説明するための図である。 ECUが実行する処理の制御構造を示すフローチャート(その1)である。 ECUが実行する処理の制御構造を示すフローチャート(その2)である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
[エンジン始動装置の構成]
図1は、車両10の全体ブロック図である。図1を参照して、車両10は、エンジン100と、バッテリ120と、スタータ200と、制御装置(以下ECU(Electronic Control Unit)とも称する。)300と、リレーRY1,RY2とを備える。また、スタータ200は、モータ220と、アクチュエータ232と、連結部240と、出力部材250と、ピニオンギヤ260とを含む。また、アクチュエータ232は、プランジャ210とソレノイド230とを含む。
エンジン100は、車両10を走行するための駆動力を発生する。エンジン100の出力軸であるクランク軸111は、クラッチや減速機などを含んで構成される動力伝達装置を介在させて、駆動輪に接続される。
エンジン100には、エンジン100に空気を供給する吸気通路166が設けられる。吸気通路166には、吸気通路166を流通する空気の流量を調整するためのスロットルバルブ164が設けられる。スロットルバルブ164は、スロットルモータ160によって作動する。スロットルモータ160は、ECU300からの制御信号THCに基づいて駆動する。スロットルバルブ164の位置、すなわち、スロットル開度は、スロットルポジションセンサ162によって検出される。スロットルポジションセンサ162は、検出値THをECU300へ出力する。
エンジン100には、吸気バルブおよび排気バルブを駆動するためのバルブ駆動用アクチュエータ172が設けられるようにしてもよい。バルブ駆動用アクチュエータ172は、たとえば、吸気バルブおよび排気バルブを直接駆動することによって各開弁量を調整するアクチュエータであってもよいし、吸気バルブおよび排気バルブの閉じタイミングおよびリフト量を変更するためのアクチュエータであってもよい。バルブ駆動用アクチュエータ172は、ECUからの制御信号VBに基づいて駆動する。
エンジン100には、回転速度センサ115が設けられる。回転速度センサ115は、エンジン100の回転速度Neを検出し、その検出結果をECU300へ出力する。
バッテリ120は、充放電可能に構成された電力貯蔵要素である。バッテリ120は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池または鉛蓄電などの二次電池を含んで構成される。また、バッテリ120は、電気二重層キャパシタなどの蓄電素子により構成されてもよい。
さらに、エンジン100には、エンジン100の負荷を変動させる機器として、オルタネータ132と、エアコンディショナコンプレッサ134とが設けられる。オルタネータ132の入力軸にはプーリ136が設けられる。また、エアコンディショナコンプレッサ134の入力軸には、プーリ138が設けられる。エンジン100のクランク軸111にはプーリ168が設けられる。プーリ136,138,168は、ベルト170を用いて連結される。したがって、エンジン100のクランク軸111の回転力は、プーリ168およびベルト170を経由してプーリ136,138に伝達される。
オルタネータ132は、ECU300からの制御信号ALTに基づいて内蔵する電磁コイルを励磁することによってプーリ136に伝達された回転力を用いて発電する。オルタネータ132は、発電した電力を図示しないインバータやコンバータ等を経由してバッテリ120に供給することによってバッテリ120を充電する。なお、オルタネータ132は、オルタネータ132において発電された電力を図示しないインバータおよびDC/DCコンバータ127を経由してバッテリ120に供給することによってバッテリ120を充電するようにしてもよい。オルタネータ132の発電量は、ECU300により制御される。
エアコンディショナコンプレッサ134は、ECU300からの制御信号ACに基づいて作動する。エアコンディショナコンプレッサ134には電磁クラッチ142が内蔵される。電磁クラッチ142は、ECU300からの制御信号ACに基づいて係合状態となったり、解放状態となったりする。
電磁クラッチ142の状態が係合状態になる場合、クランク軸111からベルト170を経由してプーリ138に伝達される回転力は、エアコンディショナコンプレッサ134の入力軸に伝達される。そのため、プーリ138とエアコンディショナコンプレッサ134の入力軸とが一体的に回転することによってエアコンディショナコンプレッサ134が作動する。
また、電磁クラッチ142の状態が解放状態になる場合、クランク軸111からベルト170を経由してプーリ138に伝達される回転力は、エアコンディショナコンプレッサ134の入力軸に伝達されない。そのため、この場合、プーリ138とエアコンディショナコンプレッサ134の入力軸とのうちのプーリ138のみが回転する。
本実施の形態に係るエンジン100の始動装置は、エンジン100を始動させるスタータ200と、エンジンのクランク軸111に連結され、エンジン100の負荷を変動する機器(オルタネータ132,エアコンディショナコンプレッサ134)と、スタータ200の制御装置であるECU300とを備える。
バッテリ120は、ECU300によって制御されるリレーRY1,RY2を介在させて、スタータ200に接続される。そして、バッテリ120は、リレーRY1,RY2が閉成されることによって、スタータ200に駆動用の電源電圧を供給する。なお、バッテリ120の負極は車両10のボディアースに接続される。
バッテリ120には、電圧センサ125が設けられる。電圧センサ125は、バッテリ120の出力電圧VBを検出し、その検出値をECU300へ出力する。
バッテリ120の電圧は、DC/DCコンバータ127を経由して、ECU300、および空調装置のインバータなどの補機に供給される。DC/DCコンバータ127は、ECU300などに供給される電圧を維持するようにECU300により制御される。たとえば、モータ220を駆動してエンジン100をクランキングすることによってバッテリ120の電圧が一時的に低下することに鑑みて、モータ220を駆動するときに昇圧するように制御される。
後述するように、モータ220は、エンジン100の始動要求信号が出力された場合に駆動するように制御されるため、DC/DCコンバータ127は、エンジン100の始動要求信号が出力された場合に昇圧するように制御される。DC/DCコンバータ127の制御方法はこれに限定されない。
リレーRY1の一方端はバッテリ120の正極に接続され、リレーRY1の他方端はスタータ200内のソレノイド230の一方端に接続される。リレーRY1は、ECU300からの制御信号SE1により制御され、バッテリ120からソレノイド230への電源電圧の供給と遮断とを切替える。
リレーRY2の一方端はバッテリ120の正極に接続され、リレーRY2の他方端はスタータ200内のモータ220に接続される。リレーRY2は、ECU300からの制御信号SE2により制御され、バッテリ120からモータ220へ電源電圧の供給と遮断とを切替える。また、リレーRY2とモータ220とを結ぶ電力線には、電圧センサ130が設けられる。電圧センサ130は、モータ電圧VMを検出して、その検出値をECU300へ出力する。
本実施の形態において、スタータ200は、エンジン100のクランク軸111に連結された第1のギヤと係合可能な第2のギヤと、駆動状態において、第2のギヤを第1のギヤと係合する位置まで移動させるアクチュエータ232と、第2のギヤを回転させるモータ220とを含む。本実施の形態において「第1のギヤ」は、エンジン100のクランク軸111に連結されたリングギヤ110であり、「第2のギヤ」は、ピニオンギヤ260である。
上述のように、スタータ200内のモータ220およびソレノイド230への電源電圧の供給は、リレーRY1,RY2によってそれぞれ独立に制御することが可能である。
出力部材250は、モータ内部のロータ(図示せず)の回転軸と、たとえば直線スプラインなどで結合される。また、出力部材250のモータ220とは反対側の端部には、ピニオンギヤ260が設けられる。リレーRY2が閉成されることによって、バッテリ120から電源電圧が供給されてモータ220が回転すると、出力部材250は、ロータの回転動作をピニオンギヤ260に伝達して、ピニオンギヤ260を回転させる。
ソレノイド230の一方端は上述のようにリレーRY1に接続され、ソレノイド230の他方端はボディアースに接続される。リレーRY1が閉成されソレノイド230が励磁されると、ソレノイド230はプランジャ210を矢印の方向に吸引する。
プランジャ210は、連結部240を介して出力部材250と結合される。ソレノイド230が励磁されてプランジャ210が矢印の方向に吸引される。これにより、支点245が固定された連結部240によって、出力部材250が、図1に示された待機位置から、プランジャ210の動作方向とは逆の方向、すなわちピニオンギヤ260がモータ220の本体から遠ざかる方向に動かされる。また、プランジャ210は、図示しないばね機構によって、図1中の矢印とは逆向きの力が付勢されており、ソレノイド230が非励磁となると、待機位置に戻される。
このように、ソレノイド230が励磁されることによって、出力部材250が軸方向に動作すると、ピニオンギヤ260が、エンジン100のクランク軸111に取付けられたフライホイールまたはドライブプレートの外周に設けられたリングギヤ110と係合する。そして、ピニオンギヤ260とリングギヤ110とが係合した状態で、ピニオンギヤ260が回転動作することによって、エンジン100がクランキングされ、エンジン100が始動される。
このように、本実施の形態においては、エンジン100のフライホイールまたはドライブプレートの外周に設けられたリングギヤ110と係合するようにピニオンギヤ260を移動させるアクチュエータ232と、ピニオンギヤ260を回転させるモータ220とが個別に制御される。
なお、図1には図示しないが、リングギヤ110の回転動作によって、モータ220のロータが回転されないように、出力部材250とモータ220のロータ軸の間にワンウェイクラッチが設けられてもよい。
また、図1におけるアクチュエータ232は、ピニオンギヤ260の回転をリングギヤ110に伝達でき、かつピニオンギヤ260およびリングギヤ110が係合した状態と、両方が非係合の状態とを切替えることができる機構であれば、上記のような機構に限られるものではなく、たとえば、出力部材250の軸を、ピニオンギヤ260の径方向に動かすことによってピニオンギヤ260とリングギヤ110とが係合するような機構であってもよい。
ECU300は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)と、記憶装置と、入出力バッファとを含み、各センサの入力や各機器への制御指令の出力を行なう。なお、これらの制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、一部を専用のハードウェア(電子回路)で構築して処理することも可能である。
ECU300は、アクセルペダル140に設けられたセンサ(図示せず)からのアクセルペダル140の操作量を表わす信号ACCを受ける。ECU300は、ブレーキペダル150に設けられたセンサ(図示せず)からのブレーキペダル150の操作量を表わす信号BRKを受ける。また、ECU300は、運転者によるイグニッション操作などによる始動操作信号IG−ONを受ける。ECU300は、これらの情報に基づいて、エンジン100の始動要求信号および停止要求信号を生成し、それに従って制御信号SE1,SE2を出力してスタータ200の動作を制御する。
ECU300は、アクチュエータ232およびモータ220の各々を個別に駆動させることができる。また、ECU300は、アクチュエータ232の駆動に先立ってモータ220を駆動させる回転モードを有する。本実施の形態において、ECU300は、回転モード実行時に、アクチュエータ232の駆動より前にエンジン100および上記した機器(すなわち、オルタネータ132およびエアコンディショナコンプレッサ134)の負荷変動を抑制する。
図2を参照して、ECU300の機能について説明する。なお、以下に説明するECU300の機能は、ソフトウェアにより実現してもよく、ハードウェアにより実現してもよく、ソフトウェアとハードウェアの協働により実現してもよい。
ECU300は、判定部302と、スタータ制御部304と、変動抑制制御部306とを備える。判定部302は、エンジン100を始動要求があるか否かを判定する。判定部302は、たとえば、運転者によるブレーキペダル150の操作量が零まで減少すると、エンジン100の始動要求があると判定する。より具体的には、判定部302は、エンジン100および車両10が停止した状態において、運転者によるブレーキペダル150の操作量が零まで減少すると、エンジン100の始動要求があると判定する。判定部302がエンジン100の始動要求があるか否かを判定する方法はこれに限らない。ECU300は、エンジン100の始動要求があると判定した場合、エンジン100の始動要求信号を生成し、それに従って制御信号SE1,SE2を出力する。
本実施の形態において、スタータ制御部304は、エンジン100の始動要求信号が生成された場合、すなわち、エンジン100の始動要求があると判定された場合、エンジン100の回転速度Neに基づいて複数の制御モードのうちのいずれか一つを選択して、エンジン100が始動するようにアクチュエータ232およびモータ220を制御する。複数の制御モードは、ピニオンギヤ260がリングギヤ110に向かって移動した後、ピニオンギヤ260が回転を開始するようにアクチュエータ232およびモータ220が制御される第1のモードと、ピニオンギヤ260が回転を開始した後、ピニオンギヤ260がリングギヤ110に向かって移動するようにアクチュエータ232およびモータ220が制御される第2のモードとを含む。
なお、スタータ制御部304は、エンジン100の始動要求があると判定された場合、複数の制御モードのうちのいずれか一つを選択することなく、ピニオンギヤ260が回転を開始した後、ピニオンギヤ260がリングギヤ110に向かって移動するようにアクチュエータ232およびモータ220を制御するものであってもよい。
スタータ制御部304は、第1のモードを選択した場合には、判定部302によってエンジン100の始動要求があると判定されたときにピニオンギヤ260がリングギヤ110に向かって移動するようにアクチュエータ232を制御し、ピニオンギヤ260がリングギヤ110に向かって移動した後に、ピニオンギヤ260が回転するようにモータ220を制御する。
スタータ制御部304は、第2のモードを選択した場合には、判定部302によってエンジン100の始動要求があると判定されたときにピニオンギヤ260が回転を開始するようにモータ220が制御され、ピニオンギヤ260が回転を開始した後にピニオンギヤ260がリングギヤ110に向かって移動するようにアクチュエータ232を制御する。
スタータ制御部304は、エンジン100の回転速度Neが予め定められた第1の基準値α1以下である場合に、第1のモードを選択する。スタータ制御部304は、エンジン100の回転速度Neが第1の基準値α1より大きい場合に、第2のモードを選択する。
変動抑制制御部306は、第2のモードが選択された場合に、スタータ制御部304によってアクチュエータ232を作動させる時点よりも前にエンジン100の負荷の変動を抑制するようにエンジン100と、エンジン100に連結され、作動によってエンジン100の負荷を変動させる機器とのうちの少なくともいずれか一方を制御する。
具体的には、変動抑制制御部306は、スタータ制御部304によって第2のモードが選択され、判定部302によってエンジン100の始動要求があると判定されたときに、始動要求後の第1時点からスタータ制御部304によってアクチュエータ232を作動させる第2時点までの間にエンジン100の負荷の変動を抑制するようにエンジン100または作動によってエンジン100の負荷を変動させる機器を制御する。第1時点は、始動要求があると判定された時点であってもよいし、モータ220の作動を開始する時点であってもよく、少なくともアクチュエータ232を作動させる前にエンジン100の回転速度Neが急変動しないように設定される時点である。
本実施の形態において、エンジン100の負荷を変動させる機器は、オルタネータ132およびエアコンディショナコンプレッサ134のうちのいずれか一方であるとして説明するが、オルタネータ132およびエアコンディショナコンプレッサ134に加えて、ベルト170に連結される機器であれば特にこれらに限定されるものではない。たとえば、機器は、ECU300からの制御信号に応じてエンジン100の動力を用いて作動するパワーステアリングの油圧を発生させるためのポンプであってもよい。
変動抑制制御部306は、第2のモードが選択された場合に、始動要求後の第1時点からアクチュエータ232を作動させる第2時点までの間機器の作動状態を保持することによってエンジン100の負荷の変動を抑制する。
変動抑制制御部306は、たとえば、第2のモードが選択された場合であって、かつ、始動要求後の第1時点においてオルタネータ132が作動している場合、第1時点から第2時点までの間オルタネータ132における発電量を保持するようにオルタネータ132を制御する。
変動抑制制御部306は、たとえば、第2のモードが選択された場合であって、かつ、始動要求後の第1時点において電磁クラッチ142の状態が係合状態であり、エアコンディショナコンプレッサ134が作動している場合、第1時点から第2時点までの間電磁クラッチ142の係合状態およびエアコンディショナコンプレッサ134の作動量を保持するようにエアコンディショナコンプレッサ134を制御する。
さらに、変動抑制制御部306は、たとえば、第2のモードが選択された場合であって、かつ、始動要求後の第1時点においてオルタネータ132およびエアコンディショナコンプレッサ134がいずれも作動している場合、第1時点から第2時点までの間オルタネータ132の作動量、電磁クラッチ142の係合状態およびエアコンディショナコンプレッサ134の作動量を保持するようにオルタネータ132およびエアコンディショナコンプレッサ134を制御する。
さらに、変動抑制制御部306は、第2のモードが選択された場合、始動要求後の第1時点からアクチュエータ232を作動させる第2時点までの間エンジン100の作動状態を保持する。変動抑制制御部306は、たとえば、スロットルバルブの開度を保持するようにスロットルモータ160を制御したり、吸気バルブおよび排気バルブの各開弁量あるいはリフト量および閉じタイミングの各々を保持するようにバルブ駆動用アクチュエータ172を制御したりしてもよい。
あるいは、変動抑制制御部306は、第2のモードが選択された場合、始動要求後の第1時点からアクチュエータ232を作動させる第2時点までの間エンジン100の負荷の変動を禁止するようにエンジン100および機器のうちのいずれか一方を制御するようにしてもよい。
変動抑制制御部306は、たとえば、第2のモードが選択された場合、始動要求後の第1時点からアクチュエータ232を作動させる第2時点までの間機器の作動を禁止する。変動抑制制御部306は、たとえば、空調装置を作動させる操作あるいは自動的に室内の温度を調整するために空調装置を作動させる要求がある場合においても電磁クラッチ142が係合状態となることを禁止する。
あるいは、変動抑制制御部306は、たとえば、オルタネータ132の作動要求がある場合にオルタネータ132の作動を禁止する。
また、変動抑制制御部306は、第2のモードが選択された場合、始動要求後の第1時点からアクチュエータ232を作動させる第2時点までの間エンジン100に対する制御値の変化を禁止する。エンジン100に対する制御値とは、たとえば、スロットル開度の制御値、吸気バルブおよび排気バルブの各開弁量の制御値または吸気バルブおよび排気バルブのリフト量および閉じタイミングの各々の制御値である。変動抑制制御部306は、第2のモードが選択された場合、始動要求後の第1時点からアクチュエータ232を作動させる第2時点までの間たとえばスロットルバルブ164が全閉となることを禁止したり、あるいは、吸気バルブおよび排気バルブが全閉となることを禁止したりする。
変動抑制制御部306は、リングギヤ110とピニオンギヤ260との係合が完了した場合に負荷の変動の抑制あるいは禁止を解除する。変動抑制制御部306は、たとえば、ソレノイド230への電流値がソレノイド230が駆動していることを示す値である場合にリングギヤ110とピニオンギヤ260との係合が完了した判定してもよい。あるいは、変動抑制制御部306は、たとえば、モータ220およびアクチュエータ232が作動してから予め定められた時間が経過するまでモータ220の回転速度Nmとエンジン100の回転速度Neとの差の絶対値が予め定められた値以下の状態が継続している場合に、リングギヤ110とピニオンギヤ260との係合が完了したと判定してもよい。
[スタータの動作モードの説明]
図3は、本実施の形態におけるスタータ200の動作モードの遷移を説明するための図である。本実施の形態におけるスタータ200の動作モードには、待機モード410、係合モード420、回転モード430、および全駆動モード440が含まれる。
前述した第1のモードは、係合モード420を経て、全駆動モード440に移行するモードである。前述した第2のモードは、回転モード430を経て、全駆動モード440に移行するモードである。
待機モード410は、スタータ200のアクチュエータ232およびモータ220の両方の駆動を停止させるモードであって、エンジン100の始動要求がない場合に選択されるモードである。待機モード410は、スタータ200の初期状態に相当し、エンジン100の始動動作前、エンジン100が始動完了した後、およびエンジン100の始動が失敗したときなどにおいて、スタータ200の駆動が不要となった場合に選択される。
全駆動モード440は、スタータ200のアクチュエータ232およびモータ220の両方を駆動させるモードである。この全駆動モード440が選択された場合、ピニオンギヤ260とリングギヤ110が係合した状態で、ピニオンギヤ260を回転させるようにモータ220およびアクチュエータ232が制御される。これによって、実際にエンジン100がクランキングされて始動動作が開始される。
本実施の形態におけるスタータ200は、上述のように、アクチュエータ232およびモータ220の各々を、独立して駆動することができる。そのため、待機モード410から全駆動モード440に遷移する過程において、モータ220の駆動に先立ってアクチュエータ232を駆動する場合(すなわち、係合モード420に相当)と、アクチュエータ232の駆動に先立ってモータ220を駆動する場合(すなわち、回転モード430に相当)とがある。
この係合モード420および回転モード430の選択は、基本的には、エンジン100の再始動要求が発生したときの、エンジン100の回転速度Neに基づいて行なわれる。
係合モード420は、アクチュエータ232とモータ220とのうちアクチュエータ232のみが駆動され、モータ220が駆動されていない状態である。このモードは、ピニオンギヤ260が停止した状態においても、ピニオンギヤ260とリングギヤ110とが係合可能である場合に選択される。具体的には、エンジン100が停止している状態、あるいはエンジン100の回転速度Neが十分に低下した状態(Ne≦第1の基準値α1)の場合に、この係合モード420が選択される。
エンジン100の始動要求信号が生成された後にアクチュエータ232およびモータ220が係合モード420が選択される。
そして、係合モード420が動作モードとして選択された後に、係合モード420から全駆動モード440に動作モードが遷移する。すなわち、全駆動モード440が選択されてアクチュエータ232およびモータ220が制御される。すなわち、本実施の形態においては、アクチュエータ232の駆動開始から予め定められた時間が経過したことに基づいて、ピニオンギヤ260とリングギヤ110との係合が完了したと判定される。
一方、回転モード430は、アクチュエータ232とモータ220とのうちモータ220のみが駆動され、アクチュエータ232が駆動されていない状態である。このモードは、たとえば、エンジン100の停止要求直後に、エンジン100の再始動要求が出力されたような場合に、エンジン100の回転速度Neが相対的に高いとき(α1<Ne≦第2の基準値α2)に選択される。
エンジン100の始動要求信号が生成された場合に、アクチュエータ232およびモータ220が回転モード430で制御される。
このように、エンジン100の回転速度Neが高いときには、ピニオンギヤ260を停止したままの状態では、ピニオンギヤ260とリングギヤ110との間の速度差が大きく、ピニオンギヤ260とリングギヤ110との係合が困難となる可能性がある。そのため、回転モード430においては、アクチュエータ232の駆動に先立ってモータ220のみが駆動され、リングギヤ110の回転速度Neとピニオンギヤ260の回転速度とを同期させる。そして、リングギヤ110の回転速度Neとピニオンギヤ260の回転速度との差が十分に小さくなったことに応じて同期が成立したと判定されたときにアクチュエータ232が駆動され、リングギヤ110とピニオンギヤ260との係合が行なわれる。そして、動作モードが回転モード430から全駆動モード440へ遷移する。
本実施の形態において同期の成立の判定としては、具体的には、エンジン100の回転速度Neとピニオンギヤ260の回転速度(クランク軸換算のモータ220の回転速度Nm)との相対回転速度Ndiff(=Ne−Nm)が所定のしきい値の範囲内となっているか否かによって行なう(0≦β1≦Ndiff<β2)。なお、同期の成立の判定を、相対回転速度Ndiffの絶対値がしきい値βより小さいか否か(|Ndiff|<β)によって判定することも可能であるが、エンジン100の回転速度Neのほうがピニオンギヤ260の回転速度より高い状態で係合させるほうがより好ましい。
全駆動モード440の場合に、エンジン100の始動が完了し、エンジン100が自立運転を開始したことに応じて、運転モードは全駆動モード440から待機モード410へ戻される。
このように、エンジン100の始動要求信号が出力された場合、すなわち、エンジン100を始動すると判定された場合、係合モード420を経て、全駆動モード440に移行する第1のモードと、回転モード430を経て、全駆動モード440に移行する第2のモードとのうちのいずれか一方のモードで、アクチュエータ232およびモータ220が制御される。
図4は、本実施の形態において、エンジン始動動作時に選択される2つの駆動モード(第1のモード,第2のモード)によるエンジンの始動制御およびエンジンの始動制御と並行して実行される変動抑制制御を説明するための図である。
図4の横軸には時間が示され、縦軸には、エンジン100の回転速度Ne、第1のモード時および第2のモード時における、アクチュエータ232およびモータ220の駆動状態が示される。
時刻t0において、たとえば車両10が停止し、かつ運転者によりブレーキペダル150が操作されているという条件が満たされたことによってエンジン100の停止要求が生成され、エンジン100の燃焼が停止された場合を想定する。この場合に、エンジン100が再始動されなければ、実線の曲線W0のように、徐々にエンジン100の回転速度Neが低下し、最終的にエンジン100の回転が停止する。
次に、エンジン100の回転速度Neの低下中に、たとえば、運転者によるブレーキペダル150の操作量が零になったことによってエンジン100の再始動要求が生成された場合について考える。この場合には、エンジン100の回転速度Neによって3つの領域に分類される。
第1の領域(領域1)は、エンジン100の回転速度Neが第2の基準値α2よりも高い場合であり、たとえば、図4中の点P0において再始動要求が生成されたような状態である。
この領域1は、エンジン100の回転速度Neが十分に高いので、燃料噴射および点火動作によって、スタータ200を用いなくともエンジン100が始動可能な領域である。すなわち、領域1は、エンジン100が自立復帰可能な領域である。したがって、領域1においては、スタータ200の駆動が禁止される。なお、上述の第2の基準値α2については、モータ220の最高回転速度によって制限される場合もある。
第2の領域は(領域2)は、エンジン100の回転速度Neが第1の基準値α1および第2の基準値α2の間にある場合であり、図4中の点P1において再始動要求が生成されたような状態である。
この領域2は、エンジン100は自立復帰できないが、エンジン100の回転速度Neが比較的高い状態の領域である。この領域においては、図3で説明したように、回転モード(第2のモード)が選択される。
時刻t2において、エンジン100の再始動要求が生成されると、スタータ制御部304は、まずモータ220を駆動させる。これによって、ピニオンギヤ260が回転し始める。また、変動抑制制御部306は、モータ220の駆動にともなって変動抑制制御を実行する。変動抑制制御については上述したとおりであるため、その詳細な説明は繰返さない。変動抑制制御が実行されることによって、エンジン100の回転速度Neの急変動が抑制される。
時刻t3において、アクチュエータ232が駆動される。時刻t4において、アクチュエータ232が駆動されることによってリングギヤ110とピニオンギヤ260との係合が完了すると変動抑制制御の実行が解除される。そして、リングギヤ110とピニオンギヤ260とが係合されると、エンジン100がクランキングされて、破線の曲線W1のようにエンジン100の回転速度Neが増加する。その後、エンジン100が自立運転を再開すると、アクチュエータ232およびモータ220の駆動が停止される。
第3の領域(領域3)は、エンジン100の回転速度Neが第1の基準値α1よりも低い場合であり、たとえば、図4中の点P2において再始動要求が生成されたような状態である。
この領域3は、エンジン100の回転速度Neが低く、ピニオンギヤ260を同期させなくても、ピニオンギヤ260とリングギヤ110との係合が可能な領域である。この領域においては、図3で説明したように、係合モードが選択される。
時刻t5において、エンジン100の再始動要求が生成されると、スタータ制御部304は、まずアクチュエータ232を駆動させる。これによって、ピニオンギヤ260がリングギヤ110側に押し出される。時間t6において、アクチュエータ232が駆動された後にリングギヤ110とピニオンギヤ260との係合が完了すると、モータ220が駆動される。これによってエンジン100がクランキングされて破線の曲線W2のように、エンジン100の回転速度Neが増加する。その後、エンジン100が自立運転を再開すると、アクチュエータ232およびモータ220の駆動が停止される。
このように、アクチュエータ232とモータ220とが独立して駆動可能なスタータ200を用いて、エンジン100の再始動制御を行なうことによって、従来のスタータでは、エンジン100の自立復帰が不可能となる回転速度(図4中の時刻t1)から、エンジン100が停止するまで(図4中の時刻t7)の期間(Tinh)中エンジン100の再始動動作が禁止されていた場合に比べて、より短時間でエンジン100を再始動することが可能となる。これによって、運転者に対して、エンジン再始動が遅れてしまうことによる違和感を低減することができる。
[動作モード設定制御の説明]
図5は、本実施の形態において、ECU300のスタータ制御部304で実行される動作モード設定制御処理の詳細を説明するためのフローチャートである。図5に示すフローチャートは、ECU300のメモリに予め格納されたプログラムを所定周期で実行することによって実現される。あるいは、一部のステップについては、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図1および図5を参照して、ステップ(以下、ステップをSと略す。)100において、スタータ制御部304は、エンジン100の始動要求があるか否かを判定する。
エンジン100の始動要求がない場合は(S100にてNO)、スタータ制御部304は、エンジン100の始動動作は不要であるので、処理をS190に進めて、待機モードを選択する。
エンジン100の始動要求がある場合は(S100にてYES)、処理がS110に進められ、スタータ制御部304は、次にエンジン100の回転速度Neが第2の基準値α2以下であるか否かを判定する。
エンジン100の回転速度Neが第2の基準値α2より大きい場合(S110にてNO)は、エンジン100の自立復帰が可能な図4における領域1に対応するので、スタータ制御部304は、処理をS190に進めて待機モードを選択する。
エンジン100の回転速度Neが第2の基準値α2以下の場合(S110にてYES)は、スタータ制御部304は、さらにエンジン100の回転速度Neが第1の基準値α1以下であるか否かを判定する。
エンジン100の回転速度Neが第1の基準値α1以下の場合(S120にてYES)は、図4における領域1に対応するので、処理がS145に進められ、スタータ制御部304は、係合モードを選択する。そして、スタータ制御部304は、制御信号SE1を出力してリレーRY1を閉成することによってアクチュエータ232を駆動する。このとき、モータ220は駆動されない。
その後、S170に処理が進められ、スタータ制御部304は、全駆動モードを選択する。そして、スタータ200によって、エンジン100のクランキングが開始される。
次に、スタータ制御部304は、S180にて、エンジン100の始動が完了したか否かを判定する。エンジン100の始動完了の判定については、たとえば、モータ220の駆動開始から所定時間が経過した後に、エンジン回転速度が、自立運転を示すしきい値γより大きいか否かによって判定するようにしてもよい。
エンジン100の始動が完了していない場合(S180にてNO)は、S170に処理が戻され、エンジン100のクランキングが継続される。
エンジン100の始動が完了した場合(S180にてYES)は、S190に処理が進められて、ECU300は、待機モードを選択する。
一方、エンジン100の回転速度Neが第1の基準値α1より大きい場合(S120にてNO)は、処理がS140に進められ、ECU300は、回転モードを選択する。そして、ECU300は、制御信号SE2を出力してリレーRY2を閉成することによってモータ220を駆動する。このとき、アクチュエータ232は駆動されない。
そして、ECU300は、S170にて、全駆動モードを選択する。これによって、アクチュエータ232が駆動されて、ピニオンギヤ260とリングギヤ110が係合し、エンジン100がクランキングされる。
[変動抑制制御の説明]
図6は、本実施の形態において、ECU300の変動抑制制御部306で実行される変動抑制制御の処理の詳細を説明するためのフローチャートである。図6に示すフローチャートは、ECU300のメモリに予め格納されたプログラムを所定周期で実行することによって実現される。あるいは、一部のステップについては、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図1および図6を参照して、S200において、変動抑制制御部306は、エンジン100の始動要求があるか否かを判定する。
エンジン100の始動要求がない場合(S100にてNO)は、処理はS200に戻される。エンジン100の始動要求がある場合(S100にてYES)、処理はS210に進められ、変動抑制制御部306は、全駆動モードが選択されているか否かを判定する。
変動抑制制御部306は、たとえば、モータ220とアクチュエータ232がいずれも作動中である場合に全駆動モードが選択されていると判定する。また、変動抑制制御部306は、たとえば、アクチュエータ232の作動を停止した状態でモータ220が作動している場合、あるいは、モータ220およびアクチュエータ232のいずれもが作動を停止した状態である場合、全駆動モードが選択されていないと判定する。
全駆動モードが選択されていないと判定された場合(S210にてNO)、処理はS220に進められ、モータ220の駆動中であるか否かを判定する。
モータ220が駆動中である場合(S220にてYES)、変動抑制制御部306は、変動抑制制御を実行する。すなわち、変動抑制制御部306は、エンジン100、オルタネータ132およびエアコンディショナコンプレッサ134のうちの少なくともいずれか一方の作動状態を保持することによって、エンジン100の負荷の変動を抑制する。
モータ220が駆動中でない場合(S220にてNO)、変動抑制制御部306は、この処理は終了する。
また、全駆動モードが選択されていると判定された場合(S210にてYES)、処理はS240に進められ、変動抑制制御部306は、ピニオンギヤ260とリングギヤ110との係合が完了したか否かを判定する。
ピニオンギヤ260とリングギヤ110との係合が完了したと判定された場合(S230にてYES)、処理はS250に進められ、変動抑制制御部306は、変動抑制制御を解除する。ピニオンギヤ260とリングギヤ110との係合が完了していないと判定された場合(S230にてNO)、変動抑制制御部306は、この処理を終了する。
以上のように、本実施の形態においては、エンジン100の始動要求に応じて回転モードが選択された場合、アクチュエータ232を作動させる時点よりも前にエンジン100の負荷の変動を抑制するようにエンジン100、オルタネータ132およびエアコンディショナコンプレッサ134のうちの少なくともいずれか一方を制御することによって、エンジン100の回転速度Neの急変動を抑制することができる。そのため、回転モードの選択時のモータ220の駆動中に、エンジン100の回転速度Neが変動することに起因してモータ220の回転速度Nmとエンジン100の回転速度Neとが同期できなくなることを回避することができる。すなわち、モータ220の駆動後にアクチュエータ232を作動させる場合に、エンジン100の回転速度Neを精度よく予測することができる。その結果、エンジン100の回転速度Neとモータ220の回転速度Nmとを同期させるためのモータ220の駆動開始タイミングを精度よく設定することができる。したがって、エンジンの始動性の悪化を抑制するエンジンの始動装置およびエンジンの始動方法を提供することができる。
また、リングギヤ110とピニオンギヤ260との係合が完了した場合に負荷の変動の抑制を解除する場合には、エンジン100の負荷を変動させる機器を作動させたり、作動を停止させたりすることができるため、車両の状態を所望の状態に制御することができる。
さらに、エンジン100の始動要求後の第1時点からアクチュエータ232を作動させる第2時点までの間エンジン100の負荷を変動させる機器(エアコンディショナコンプレッサ134またはオルタネータ132)の作動状態を保持する場合には、アクチュエータ232を作動させるまでエンジン100の負荷が変動することを抑制することができるため、始動性の悪化を抑制することができる。
また、エンジン100の始動要求後の第1時点からアクチュエータ232を作動させる第2時点までの間エンジン100の作動状態を保持する場合には、アクチュエータ232を作動させるまでエンジン100の負荷が変動することを抑制することができるため、始動性の悪化を抑制することができる。
また、エンジン100の始動要求後の第1時点からアクチュエータ232を作動させる第2時点までの間エンジン100の負荷の変動を禁止するようにエンジン100またはエンジン100の負荷を変動させる機器を制御する場合には、アクチュエータ232を作動させるまでエンジン100の負荷が変動することを抑制することができるため、始動性の悪化を抑制することができる。
さらに、エンジン100の始動要求後の第1時点からアクチュエータ232を作動させる第2時点までの間エンジン100の負荷を変動させる機器の作動を禁止する場合には、アクチュエータ232を作動させるまでエンジン100の負荷が変動することを抑制することができるため、始動性の悪化を抑制することができる。
そして、エンジン100の始動要求後の第1時点からアクチュエータ232を作動させる第2時点までの間エンジン100に対する制御値の変化を禁止する場合には、アクチュエータ232を作動させるまでエンジン100の負荷が変動することを抑制することができるため、始動性の悪化を抑制することができる。
また、本実施の形態において、ECU300は、エンジン100の回転速度に基づいて第1のモードと第2のモードとのうちのいずれか一方のモードを選択してエンジン100が始動するようにアクチュエータ232とモータ220とを制御する。これによって、エンジン100の回転速度に応じて適切なモードが選択される。そのため、第2のモードが選択された場合には、より確実にエンジン100を始動させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 車両、100 エンジン、110 リングギヤ、111 クランク軸、115 回転速度センサ、120 バッテリ、125 電圧センサ、127 DC/DCコンバータ、130 電圧センサ、132 オルタネータ、134 エアコンディショナコンプレッサ、136,138,168 プーリ、140 アクセルペダル、142 電磁クラッチ、150 ブレーキペダル、160 スロットルモータ、162 スロットルポジションセンサ、164 スロットルバルブ、166 吸気通路、170 ベルト、172 バルブ駆動用アクチュエータ、200 スタータ、210 プランジャ、220 モータ、230 ソレノイド、232 アクチュエータ、240 連結部、245 支点、250 出力部材、260 ピニオンギヤ、300 ECU、302 判定部、304 スタータ制御部、306 変動抑制制御部。

Claims (9)

  1. エンジンの始動装置であって、
    前記エンジンを始動させるスタータと
    前記エンジンのクランク軸に連結され、前記エンジンの負荷を変動する機器と
    前記スタータの制御装置とを備え、
    前記スタータは
    前記エンジンの前記クランク軸に連結された第1のギヤと係合可能な第2のギヤと
    駆動状態において、前記第2のギヤを前記第1のギヤと係合する位置まで移動させるアクチュエータと
    前記第2のギヤを回転させるモータとを含み、
    前記制御装置は、前記アクチュエータおよび前記モータの各々を個別に駆動可能であり、
    前記制御装置は、前記アクチュエータの駆動に先立って前記モータを駆動させる回転モードを有し、
    前記回転モードの実行時に、前記アクチュエータの駆動より前に前記エンジンおよび前記機器の負荷変動を抑制する、エンジンの始動装置。
  2. 記制御装置は、前記第1のギヤと前記第2のギヤとの係合が完了した場合に前記負荷の変動の抑制を解除する、請求項1に記載のエンジンの始動装置。
  3. 記機器は、エアコンディショナコンプレッサおよびオルタネータのうちの少なくともいずれか一方を含み、
    前記制御装置は動要求後の第1時点から前記アクチュエータを作動させる第2時点までの間前記機器の作動状態を保持する、請求項1に記載のエンジンの始動装置。
  4. 記制御装置は動要求後の第1時点から前記アクチュエータを作動させる第2時点までの間前記エンジンの作動状態を保持する、請求項1に記載のエンジンの始動装置。
  5. 記制御装置は動要求後の第1時点から前記アクチュエータを作動させる第2時点までの間前記エンジンの負荷の変動を禁止するように前記エンジンおよび前記機器のうちのいずれか一方を制御する、請求項1に記載のエンジンの始動装置。
  6. 記機器は、エアコンディショナコンプレッサおよびオルタネータのうちの少なくともいずれか一方を含み、
    前記制御装置は、前記始動要求後の前記第1時点から前記アクチュエータを作動させる前記第2時点までの間前記機器の作動を禁止する、請求項5に記載のエンジンの始動装置。
  7. 記制御装置は、前記始動要求後の前記第1時点から前記アクチュエータを作動させる前記第2時点までの間前記エンジンに対する制御値の変化を禁止する、請求項5に記載のエンジンの始動装置。
  8. 記制御装置は、前記エンジンの回転速度に基づいて複数の制御モードのうちのいずれか一つを選択して前記エンジンが始動するように前記アクチュエータと前記モータとを制御し、
    前記複数の制御モードは、前記回転モードの実行後に前記第1のギヤに向けて前記第2のギヤが移動するように前記アクチュエータを作動させるための第1制御モードと、前記アクチュエータの作動を開始した後に前記モータを作動させるための第2制御モードとを含む、請求項1に記載のエンジンの始動装置。
  9. エンジンの始動方法であって、
    前記エンジンには、前記エンジンを始動させるスタータと、前記エンジンのクランク軸に連結され、前記エンジンの負荷を変動する機器と前記スタータの制御装置とが設けられ、
    前記スタータは、前記エンジンの前記クランク軸に連結された第1のギヤと係合可能な第2のギヤと、駆動状態において、前記第2のギヤを前記第1のギヤと係合する位置まで移動させるアクチュエータと、前記第2のギヤを回転させるモータとを含み、
    前記アクチュエータおよび前記モータの各々は、個別に駆動可能であり、
    前記始動方法は、前記アクチュエータの駆動に先立って前記モータを駆動させる回転モードで前記アクチュエータおよび前記モータを駆動するステップと、
    前記回転モードの実行時に、前記アクチュエータの駆動より前に前記エンジンおよび前記機器の負荷変動を抑制するステップとを備える、エンジンの始動方法。
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