JP5055675B2

JP5055675B2 - Tractor

Info

Publication number: JP5055675B2
Application number: JP2001251611A
Authority: JP
Inventors: 淳一大下; 廉史後藤; 勇治吉澤; 祥二菰田
Original assignee: Iseki and Co Ltd
Current assignee: Iseki and Co Ltd
Priority date: 2001-08-22
Filing date: 2001-08-22
Publication date: 2012-10-24
Anticipated expiration: 2021-08-22
Also published as: JP2003056511A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、前車輪と後車輪の間にモーアを有するトラクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】
パワステアリング用の油圧シリンダをアクスルハウジングに取付けて、このピストンロッドの左右両端部とナックルアームとの間をタイロッドで連結する技術が知られている（実公平７ー５２７８４号公報）。
前車輪と後車輪の間にモーアを有するトラクタは公知である（特開２００５−１３０７９９号公報）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
パワステアリング用の油圧シリンダを使用する操向形態では、この油圧シリンダや、ピストンロッド等には、油圧力が働くため、この取付構成が堅固であり、簡単であることを要する。
また、モーアで刈り取り後の排出物の排出方向と旋回半径が明確でない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の発明は、前車輪２１と後車輪２３の間に芝草を刈り取るモーア４２を設け、前車輪２１を操向するパワステアリング用の油圧シリンダ１を設け、この油圧シリンダ１でピストンロッド１１を摺動させる構成とし、ピストンロッド１１の中央部にピストン９を設け、該ピストン９が油圧シリンダ１のストロークＡの中心位置Ｂにあるとき、ピストン９は車体１８の中心位置Ｃから左側に偏位Ｄさせて構成して右操向側前車輪２１の最大操向角Ｆよりも左操向側前車輪２１の最大操向角Ｅを大きくなるように構成し、前記モーア４２で刈り取った芝草の排出口４８を右側に向けて構成したことを特徴とするトラクタの構成とする。
【０００５】
油圧シリンダ１に油圧を送込むことによってピストンロッド１１を左右へ摺動させて前車輪２１を操向する。このピストンロッド１１の油圧シリンダ１内での作動ストロークＡの中心位置Ｂは、車体１８の中心位置Ｃから左側、又は右側へ偏位Ｄしている。
【０００６】
このため、ピストンロッド１１による前車輪２１の操向角は、この偏位方向及び偏位Ｄ量に応じて大きく連動する。この偏位Ｄ側への操向旋回半径は小さくなる。
【０００７】
【０００８】
ピストン９が油圧シリンダ１のストロークＡの中心位置Ｂにあるとき、ピストン９は車体１８の中心位置Ｃから左側に偏位Ｄさせて構成する。
【０００９】
そして、右操向側前車輪２１の最大操向角Ｆよりも左操向側前車輪２１の最大操向角Ｅを大きくなるように構成する。
【００１０】
モーア４２で刈り取った芝草の排出口４８を右側に向けて構成する。
【００１１】
モーア４２を駆動して作業を行うときは、モーア４２で刈り取った芝草は排出口４８から右側に向けて排出され、車体１８は左側周りに旋回しながら作業を行う。
【００１２】
【発明の効果】
請求項１に記載の発明は、油圧シリンダ１におけるピストンロッド１１のストロークＡの中心位置Ｂを、車体１８の中心位置Ｃから左右一側に偏位Ｄさせて構成することにより、この偏位Ｄ側への操向旋回半径を小さくする操向特性を保持させることができ、構成が簡単である。
【００１３】
また、右操向側前車輪２１の最大操向角Ｆよりも左操向側前車輪２１の最大操向角Ｅを大きくなるように構成し、モーア４２で刈り取った芝草の排出口４８を右側に向けて構成したので、作業が容易となる。
【００１４】
左側周り（左旋回）しながら排出口４８からの芝草の排出方向は右側となるので、モーアを有するトラクタの作業形態に合う。
【００１５】
即ち、芝草の排出方向（右側）に対して車体の旋回方向（左側）の最大操向角が大きいので、作業が容易となる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。トラクタ車体１８の概略構成は、左右一対の縦方向のメインフレーム１９の前部をフロントアクスルハウジング６に支持させ、後部をリヤアクスルハウジング３７に支持させる。これらフロントアクスルハウジング６の両側端には操向自在の前輪軸２０に前車輪２１を装着し、リヤアクスルハウジング３７の両側端には後輪軸２２に後車輪２３を装着する。これら前後のアクスルハウジング６，３７の前後間隔はできるだけ大きくして、ホイルベースを長く設定する。メインフレーム１９の前部上にはエンジン２４を搭載し、この後側にはダッシュボード２５上にステアリングハンドル２６を設ける。２７はエンジンルームを覆うボンネットである。メインフレーム１９の後部には、シートフロア３０上に運転席２８を支持させると共に、リヤフレーム２９を連結し、このリヤフレーム２９上に門形状の安全フレーム３５を設ける。シートフロア３０の左右両側には後車輪２３上を覆うフェンダー３１が設けられる。この運転席２８の下方のメインフレーム１９間にはミッションケース３２が位置されてボルト締めにより取付けられ、前記リヤアクスルハウジング３７を左右に突出させる。このミッションケース３２の上側にはリフトアーム３３を設けて、この後部のリヤフレーム２９に三点リンク機構等で連結する作業機を、リフトロッド３４の連結で昇降することができる。
【００１７】
前記フロントアクスルハウジング６は、左右のメインフレーム１９間の中央部のセンタピボット軸３６の周りに上下回動自在に軸支される。このフロントアクスルハウジング６の前進方向に向かって右側寄りにはデフギヤが配置されて、この入力軸３８が、後方のミッションケース３２の前輪取出軸３９から連動軸４０を介して伝動される。４１はミッションケース３２の前側に設けられたＰＴＯ軸で、車体１８の腹部に装着する作業機、例えばブレードモーア４２を伝動することができる。４３はこのモーア４２を昇降可能に吊下げるリンク、４４はこのモーア４２デッキ４５上の入力軸で、ＰＴＯ軸４１との間を連動軸４９で連結して伝動される。このモーアデッキ４５内にはブレード４６を有したブレード軸４７が配置されて、各ブレード軸４７の回転によって刈取られる芝草を右側に形成の排出口４８から放出させる。
【００１８】
前記フロントアクスルハウジング６の左右両側には、ターミナルケース５０が設けられて、この左右のターミナルケース５０の外側下部に、ナックルアーム１４が前側に突出されると共に前輪軸２０を軸装する操向ケース５１が操向自在に設けられる。前記センタピボット軸３６は、このフロントアクスルハウジング６の中心位置Ｃ上部を前後方向に慣通する形態に設けられ、前後を支持ブラケット５２，５３に支持される。これら各支持ブラケット５２，５３はメインフレーム１９の前端下部に取付けられる。５４はフロントアクスルハウジング６に一体のストッパーで、センタピボット軸３６周りの揺動を規制するものである。６８はクラウンナットで、センタピボット軸３６の前端に螺合して抜止めする。
【００１９】
前記前車輪２１を操向するためのパワステアリング用の油圧シリンダ１が、このフロントアクスルハウジング６の前側に取付けられる。この油圧シリンダ１は左右両端部にブッシュホルダ４をねじ部５５の螺合で取付け、このブッシュホルダ４の外側に嵌合する取付ステー５を介して、フロントアクスルハウジング６に突出させる取付座７に取付ける。前記車体１８の横幅中心位置Ｃ部をセンタピン軸３６の軸心位置としている。
【００２０】
このブッシュホルダ４は、油圧シリンダ１に対して左右摺動するピストンロッド１１の両側部を摺動自在に嵌合するロッド穴１２を形成し、このロッド穴１２の内側端には逃し溝１３を形成する。又、外側端には油圧シリンダ１の外径よりも若干大きくしたブッシュフランジ３を形成し、この外側端に適宜幅の支持面２を形成して、取付ステー５の円形の支持穴５６を嵌合させる。この支持面２には平面部５７を形成して、スッパナ等の工具を掛けて回動することができ、油圧シリンダ１に対する螺合による着脱を容易に行わせる。厚いプレート形態の取付ステー５に取付穴５８が形成され、この取付ステー５を取付座７の外側に重合させて、この取付穴５８の外側から取付座７のボルト穴５９にわたってボルト８を螺合することによりブッシュフランジ３を挾持するようにして、油圧シリンダ１を取付けることができる。
【００２１】
ピストンロッド１１は中央部にピストン９を溶着１０して一体とし、この外周にオーリング６０を設けて油圧シリンダ１内に嵌合させる。この溶着部１０は前記ブッシュホルダ４の逃し溝１３に対向させて、ピストンロッド１１の左右作動のストローク端においては、溶着部１０を逃し溝１３内に嵌合させることができる。図例では溶着部１０がピストン９の左側に形成されるが、右側、又は左右両側に形成することもできる。このピストン９が油圧シリンダ１のストロークＡの中心位置Ｂにあるとき、前記車体１８の中心位置Ｃに対して偏位Ｄした位置にあるように設定される。図例では、走行方向に対して左側に偏位Ｄさせて、これによる左操向側前車輪２１の最大操向角Ｅを約５０度に設定し、これと反対側の右操向側前車輪２１の最大操向角Ｆを約４６度に設定している。このような操向角Ｅ＞Ｆの差は、前記モーア４２の排出口４８方向を右側に向けて刈取すると共に、従って操向旋回方向は左側周りにする作業形態に合せたものである。
【００２２】
ピストンロッド１１の左右両側面にはねじ穴６２が形成されて、このねじ穴６２にタイロッド１５の先端のねじ１６が螺合されて連結される。このタイロッド１５のねじ１６部はピン６１で連結されて自在継手の形態に構成され、外周をブーツ６３で被覆される。このピストンロッド１１の左端外周面には平面状の回止面１７が形成されて、この回止面１７にスッパナ等の工具を掛けて操作することができる。この回止面１７は平面部に代えて単にピン穴等を形成するとすることもできる。このピン穴形態としてはピンを差込んで回止め操作することができる。
【００２３】
前記タイロッド１５の外側端はナックルアーム１４に連結する。６４は油圧ホースで、油圧シリンダ１の両端部の油孔６５にニップル６６を介して連結する。この油圧ホース６４はステアリングハンドル２６の回動操作によって切替えられる全油圧操向切替弁（オービットロール）６７に連結される。ステアリングハンドル２６を左側へ回動すると、操向切替弁６７によって油圧が右側のシリンダエリアＲに送り込まれると共に左側のシリンダエリアＬの油圧が押し出されて、ピストンロッド１１が左側へ移動されて、左右の前車輪２１が左側操向される。このときピストンロッド１１が左端に移動したときの前車輪２１は最大の操向角Ｅとなる。又、逆にステアリングハンドル２６を右側へ回動すると、油圧は左側のシリンダエリアＬに送り込まれて、ピストンロッド１１が右側移動されて、前車輪２１は最大の操向角Ｆをなる。このときピストン９の右側の溶着部１０はブッシュホルダ４の逃し溝１３に嵌合する。
【００２４】
図１１〜図１３を参照にして、左右のメインフレーム１９間にわたって、ペタル軸６９を回動自在に嵌合したペタル支持チューブ７０を慣通させて、この一端部の固定片７１をボルト７２でメインフレーム１９に固定して回り止めする。このペタル軸６９左端部にはデスロックペタル７３のボス部７４を回動自在にして嵌合支持させ、このペタル軸６９端には左ブレーキを制動連動する左ブレーキアーム７５を固定する。又、このペタル軸６９の右端には右ブレーキを制動連動する右ブレーキアーム７６とブレーキペタル７７とを有するボス部７８を固定する。後輪軸２２の伝動のデフロックを行うときは、デフロックペタル７３を踏むことによってデフロック連動される。又、ブレーキペタル７７を踏むことによってペタル軸６９を介して左右のブレーキアーム７５，７６が同時作動されて、これに連動の左右の後輪軸２２のブレーキが制動される。７９はフロア、８０は左右のメインフレーム１９間を連結する連結フレーム、８１はこの連結フレーム８０上にボルト８２締めによって取付けられる支持フレームでダッシュボード２５を取付けできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】パワステシリンダ部の正面図と、その一部の平面図。
【図２】その一部の分解斜視図。
【図３】その油圧シリンダ部の正面図と、側面図、及び一部の斜視図。
【図４】その側面図。
【図５】その一部の側断面図と、平面図。
【図６】そのフロントアクスルハウジング部の平面図。
【図７】その正面図。
【図８】その側面図。
【図９】その前車輪の操向状態を示す平面図と、側面図。
【図１０】その前車輪の操向状態を示す平面図。
【図１１】そのペタル軸部の背面図。
【図１２】そのトラクタの側面図。
【図１３】その平面図。
【符号の説明】
１油圧シリンダ
２支持面
３ブッシュフランジ
４ブッシュホルダ
５取付ステー
６アクスルハウジング
７取付座
８ボルト
９ピストン
１０溶着部
１１ピストンロッド
１２ロッド穴
１３逃し溝
１４ナックルアーム
１５タイロッド
１６ねじ
１７回止面
１８車体
２１前車輪
２３後車輪
４２モーア
４８排出口
Ａストローク
Ｂ中心位置
Ｃ中心位置
Ｄ偏位
Ｅ左操向側前車輪の最大操向角
Ｆ右操向側前車輪の最大操向角[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tractor having a mower between a front wheel and a rear wheel.
[0002]
[Prior art]
A technique is known in which a hydraulic cylinder for power steering is attached to an axle housing, and the left and right ends of the piston rod and a knuckle arm are connected by tie rods (Japanese Utility Model Publication No. 7-52784).
A tractor having a mower between a front wheel and a rear wheel is known (Japanese Patent Laid-Open No. 2005-130799).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the steering mode that uses a hydraulic cylinder for power steering, the hydraulic pressure acts on the hydraulic cylinder, the piston rod, and the like, so that the mounting structure is robust and needs to be simple.
In addition, the discharge direction and turning radius of the waste after mowing are not clear.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, a mower 42 for cutting grass is provided between the front wheel 21 and the rear wheel 23, and a power steering hydraulic cylinder 1 for steering the front wheel 21 is provided. The rod 11 is configured to slide, and a piston 9 is provided at the center of the piston rod 11, and when the piston 9 is at the center position B of the stroke A of the hydraulic cylinder 1, the piston 9 is located on the left side from the center position C of the vehicle body 18. The maximum steering angle E of the left steering side front wheel 21 is made larger than the maximum steering angle F of the right steering side front wheel 21 and the mower 42 cuts away. Further, the turf grass outlet 48 is directed to the right side to provide a tractor configuration.
[0005]
By sending hydraulic pressure to the hydraulic cylinder 1, the piston rod 11 is slid left and right to steer the front wheel 21. The center position B of the operation stroke A of the piston rod 11 in the hydraulic cylinder 1 is deviated from the center position C of the vehicle body 18 to the left or right.
[0006]
For this reason, the steering angle of the front wheel 21 by the piston rod 11 is largely interlocked according to the displacement direction and the displacement D amount. The steering turning radius toward the deviation D side becomes smaller.
[0007]
[0008]
When the piston 9 is at the center position B of the stroke A of the hydraulic cylinder 1, the piston 9 is configured to be deviated D from the center position C of the vehicle body 18 to the left side.
[0009]
Then, the maximum steering angle E of the left steering side front wheel 21 is configured to be larger than the maximum steering angle F of the right steering side front wheel 21.
[0010]
The turfgrass discharge port 48 cut by the mower 42 is configured to face the right side.
[0011]
When working by driving the mower 42, the turf grass cut by the mower 42 is discharged to the right side from the discharge port 48, and the vehicle body 18 performs the work while turning around the left side.
[0012]
【Effect of the invention】
In the first aspect of the invention, the center position B of the stroke A of the piston rod 11 in the hydraulic cylinder 1 is deviated from the center position C of the vehicle body 18 to the left and right sides. Steering characteristics that reduce the steering turning radius to the side can be maintained, and the configuration is simple.
[0013]
Further, the maximum steering angle E of the left steering side front wheel 21 is made larger than the maximum steering angle F of the right steering side front wheel 21, and the turfgrass discharge port 48 cut by the mower 42 is placed on the right side. Since it is configured for the above, work becomes easy.
[0014]
The direction of turfgrass discharge from the discharge port 48 is the right side while turning to the left (turning to the left), which is suitable for the working mode of a tractor having a mower.
[0015]
That is, since the maximum steering angle in the turning direction (left side) of the vehicle body is larger than the turf grass discharging direction (right side), the operation is facilitated.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The schematic structure of the tractor vehicle body 18 is such that the front part of the pair of left and right vertical main frames 19 is supported by the front axle housing 6 and the rear part is supported by the rear axle housing 37. A front wheel 21 is attached to the steerable front wheel shaft 20 at both ends of the front axle housing 6, and a rear wheel 23 is attached to the rear wheel shaft 22 at both ends of the rear axle housing 37. The front and rear distances between the front and rear axle housings 6 and 37 are made as large as possible to set the wheel base longer. An engine 24 is mounted on the front portion of the main frame 19, and a steering handle 26 is provided on a dashboard 25 on the rear side. A bonnet 27 covers the engine room. At the rear of the main frame 19, the driver's seat 28 is supported on the seat floor 30, a rear frame 29 is connected, and a gate-shaped safety frame 35 is provided on the rear frame 29. Fenders 31 that cover the rear wheels 23 are provided on both the left and right sides of the seat floor 30. A mission case 32 is positioned between the main frames 19 below the driver's seat 28 and is attached by bolting, and the rear axle housing 37 is protruded left and right. A work arm that is provided with a lift arm 33 on the upper side of the transmission case 32 and is connected to the rear frame 29 by a three-point link mechanism or the like can be moved up and down by the connection of the lift rod 34.
[0017]
The front axle housing 6 is pivotally supported around a center pivot shaft 36 at the center between the left and right main frames 19 so as to be rotatable up and down. A differential gear is disposed on the right side in the forward direction of the front axle housing 6, and the input shaft 38 is transmitted from the front wheel take-out shaft 39 of the rear transmission case 32 via the interlocking shaft 40. Reference numeral 41 denotes a PTO shaft provided on the front side of the transmission case 32, which can transmit a working machine mounted on the abdomen of the vehicle body 18, for example, a blade mower 42. Reference numeral 43 denotes a link for suspending the mower 42 so as to be movable up and down. Reference numeral 44 denotes an input shaft on the mower 42 deck 45, which is connected to the PTO shaft 41 by an interlocking shaft 49 and transmitted. A blade shaft 47 having blades 46 is disposed in the mower deck 45, and turf grass cut by the rotation of each blade shaft 47 is discharged from a discharge port 48 formed on the right side.
[0018]
A terminal case 50 is provided on each of the left and right sides of the front axle housing 6, and a steering case in which a knuckle arm 14 projects forward and a front wheel shaft 20 is mounted on the outer lower portion of the left and right terminal cases 50. 51 is freely steerable. The center pivot shaft 36 is provided in such a manner that the upper portion of the center position C of the front axle housing 6 is made to communicate with the front and rear directions, and the front and rear are supported by the support brackets 52 and 53. Each of these support brackets 52 and 53 is attached to the lower part of the front end of the main frame 19. Reference numeral 54 denotes a stopper integral with the front axle housing 6 for restricting the swinging around the center pivot shaft 36. Reference numeral 68 denotes a crown nut which is screwed into the front end of the center pivot shaft 36 to prevent it from being removed.
[0019]
A power steering hydraulic cylinder 1 for steering the front wheels 21 is attached to the front side of the front axle housing 6. This hydraulic cylinder 1 is attached to a mounting seat 7 that is attached to the front axle housing 6 via a mounting stay 5 that is fitted to the outside of the bush holder 4 by attaching a bush holder 4 to both left and right ends by screwing of screw portions 55. Install. The lateral center position C of the vehicle body 18 is the axial center position of the center pin shaft 36.
[0020]
The bush holder 4 is formed with a rod hole 12 slidably fitted to both sides of a piston rod 11 that slides left and right with respect to the hydraulic cylinder 1, and a relief groove 13 is formed at the inner end of the rod hole 12. Form. Further, a bush flange 3 slightly larger than the outer diameter of the hydraulic cylinder 1 is formed at the outer end, a support surface 2 having an appropriate width is formed at the outer end, and a circular support hole 56 of the mounting stay 5 is fitted. Combine. A flat portion 57 is formed on the support surface 2 and can be rotated by applying a tool such as a sputter, so that it can be easily attached to and detached from the hydraulic cylinder 1 by screwing. A mounting hole 58 is formed in the thick plate-shaped mounting stay 5, the mounting stay 5 is overlapped on the outside of the mounting seat 7, and the bolt 8 is screwed from the outside of the mounting hole 58 to the bolt hole 59 of the mounting seat 7. By doing so, the hydraulic cylinder 1 can be attached so as to hold the bush flange 3.
[0021]
The piston rod 11 is integrated with the piston 9 by welding 10 at the center, and an O-ring 60 is provided on the outer periphery of the piston rod 11 to fit into the hydraulic cylinder 1. The welded portion 10 is opposed to the escape groove 13 of the bush holder 4, and the welded portion 10 can be fitted into the escape groove 13 at the stroke end of the left and right operation of the piston rod 11. In the illustrated example, the welded portion 10 is formed on the left side of the piston 9, but it can also be formed on the right side or both the left and right sides. When the piston 9 is at the center position B of the stroke A of the hydraulic cylinder 1, the piston 9 is set so as to be displaced from the center position C of the vehicle body 18. In the illustrated example, the left steering side front wheel 21 is shifted to the left with respect to the traveling direction D, and the maximum steering angle E of the left steering side front wheel 21 is set to about 50 degrees. The maximum steering angle F of the wheel 21 is set to about 46 degrees. Such a difference in the steering angle E> F corresponds to the work mode in which the direction of the discharge port 48 of the mower 42 is cut toward the right side, and therefore the steering turning direction is around the left side.
[0022]
Screw holes 62 are formed on the left and right side surfaces of the piston rod 11, and the screw 16 at the tip of the tie rod 15 is screwed into and connected to the screw holes 62. The thread 16 portion of the tie rod 15 is connected by a pin 61 to form a universal joint, and the outer periphery is covered with a boot 63. A flat stop surface 17 is formed on the outer peripheral surface of the left end of the piston rod 11, and the stop surface 17 can be operated with a tool such as a sputter. The rotation stop surface 17 can be simply formed with a pin hole or the like instead of the flat surface portion. As this pin hole form, a pin can be inserted and a rotation operation can be performed.
[0023]
The outer end of the tie rod 15 is connected to the knuckle arm 14. A hydraulic hose 64 is connected to the oil holes 65 at both ends of the hydraulic cylinder 1 via nipples 66. The hydraulic hose 64 is connected to an all-hydraulic steering switching valve (orbit roll) 67 that is switched by a turning operation of the steering handle 26. When the steering handle 26 is turned to the left side, the hydraulic pressure is sent to the right cylinder area R by the steering switching valve 67 and the hydraulic pressure in the left cylinder area L is pushed out, and the piston rod 11 is moved to the left side, and left and right The front wheel 21 is steered to the left. At this time, the front wheel 21 when the piston rod 11 moves to the left end has the maximum steering angle E. Conversely, when the steering handle 26 is turned to the right, the hydraulic pressure is sent to the left cylinder area L, the piston rod 11 is moved to the right, and the front wheel 21 has the maximum steering angle F. At this time, the welded portion 10 on the right side of the piston 9 is fitted into the relief groove 13 of the bush holder 4.
[0024]
Referring to FIGS. 11 to 13, a petal support tube 70 in which a petal shaft 69 is rotatably fitted is used between the left and right main frames 19, and a fixing piece 71 at one end is fixed by a bolt 72. Fixed to the main frame 19 to prevent rotation. A boss portion 74 of a death lock petal 73 is rotatably fitted and supported at the left end portion of the petal shaft 69, and a left brake arm 75 for braking the left brake is fixed to the end of the petal shaft 69. Further, a boss 78 having a right brake arm 76 and a brake petal 77 for engaging the right brake is fixed to the right end of the petal shaft 69. When performing differential lock for transmission of the rear wheel shaft 22, the differential lock is interlocked by stepping on the differential lock petal 73. Further, by stepping on the brake petal 77, the left and right brake arms 75, 76 are simultaneously operated via the petal shaft 69, and the brakes of the right and left rear wheel shafts 22 are braked. 79 is a floor, 80 is a connecting frame that connects the left and right main frames 19, and 81 is a support frame that is mounted on the connecting frame 80 by tightening bolts 82.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a power steering cylinder and a plan view of a part thereof.
FIG. 2 is an exploded perspective view of a part thereof.
FIG. 3 is a front view, a side view, and a partial perspective view of the hydraulic cylinder portion.
FIG. 4 is a side view thereof.
FIG. 5 is a side sectional view and a plan view of a part thereof.
FIG. 6 is a plan view of the front axle housing portion.
FIG. 7 is a front view thereof.
FIG. 8 is a side view thereof.
FIG. 9 is a plan view and a side view showing a steering state of the front wheel.
FIG. 10 is a plan view showing a steering state of the front wheel.
FIG. 11 is a rear view of the petal shaft portion.
FIG. 12 is a side view of the tractor.
FIG. 13 is a plan view thereof.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Hydraulic cylinder 2 Support surface 3 Bushing flange 4 Bush holder 5 Mounting stay 6 Axle housing 7 Mounting seat 8 Bolt 9 Piston 10 Welding part 11 Piston rod 12 Rod hole 13 Recess groove 14 Knuckle arm 15 Tie rod 16 Screw 17 Stop surface 18 Car body 21 Front wheel 23 Rear wheel 42 Moore 48 Discharge port A Stroke B Center position C Center position D Deviation E Maximum steering angle F of the left steering side front wheel Maximum steering angle of the right steering side front wheel

Claims

A mower (42) for cutting turf grass is provided between the front wheel (21) and the rear wheel (23), a power steering hydraulic cylinder (1) for steering the front wheel (21) is provided, and this hydraulic cylinder (1 ), The piston rod (11) is slid, the piston (9) is provided at the center of the piston rod (11), and the piston (9) is positioned at the center of the stroke (A) of the hydraulic cylinder (1) ( B), the piston (9) is deviated to the left (D) from the center position (C) of the vehicle body (18) so that the maximum steering angle (F) of the right steering side front wheel (21) is obtained. ), The maximum steering angle (E) of the left steering-side front wheel (21) is configured to be larger, and the turf grass discharge port (48) cut by the mower (42) is configured to face to the right . A tractor characterized by that.