JP5055530B2 - 骨伝導スピーカ付き先セル及び眼鏡フレーム - Google Patents

骨伝導スピーカ付き先セル及び眼鏡フレーム Download PDF

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Description

本発明は、骨伝導スピーカ付き先セル、及び、該骨伝導スピーカ付き先セルを備える眼鏡フレームに関する。
近年、装着しながら音楽を聞くことができる眼鏡フレームが提案されている。かかる眼鏡フレームには、気導式スピーカ(気導式受話器)が備えられている。この気導式スピーカは、鼓膜を介して音を内耳へ伝達するスピーカである。よって、かかる眼鏡フレームの使用者は、該眼鏡フレームを装着しながら鼓膜を介して音楽を聞くことができる。
しかしながら、上述のように、気導式スピーカの音楽は鼓膜を介して内耳へと伝達される。よって、気導式スピーカの音楽を聴いているとき、眼鏡フレームの使用者は、他人の声、車両の走行音等の周囲の音が聞き取り難い。
本発明は、スピーカの音を聞いていても、周囲の音を容易に聞き取ることができる眼鏡フレーム、及び、眼鏡フレームに取り付けられる先セルを提供することを課題とする。
本発明は、先セル本体と、前記先セル本体に取り付けられる支持部材であって、前記先セル本体に回動自在に取り付けられる第1腕部と、前記第1腕部に回動自在に取り付けられる第2腕部とを有する支持部材と、前記第2腕部に取り付けられる骨伝導スピーカとを備え、前記支持部材は、前記先セル本体に対して前記第1腕部を回動させることによって、前記第1腕部の姿勢を多段階に調整する第1回動部と、前記第1腕部に対して前記第2腕部を回動させることによって、前記第2腕部の姿勢を無段階に調整する第2回動部とを有し、前記第1回動部は、回動を妨げるための複数の凹凸が形成されたギヤ部を有することを特徴とする骨伝導スピーカ付き先セルを提供する。
骨伝導スピーカは、耳介等の人体の所定部分に圧着することにより、鼓膜を介さずに音を内耳へ伝達することができるスピーカである。よって、本発明に係る骨伝導スピーカ付き先セルが備えられた眼鏡フレームは、鼓膜を介さずに骨伝導スピーカの音を該眼鏡フレームの使用者に伝達することができる。従って、該使用者は、骨伝導スピーカの音を聞いていても、鼓膜を介して周囲の音を容易に聞き取ることができる。
また、本発明の構成においては、第1腕部と第2腕部とが回動自在に取り付けられている。よって、本発明の構成においては、使用者は、骨伝導スピーカの音がより鮮明に聞こえる位置に骨伝導スピーカを移動させて、骨伝導スピーカの音を聞くことができる。従って、本発明の骨伝導スピーカ付き先セルが備えられた眼鏡フレームは、骨伝導スピーカの音をより鮮明に使用者に伝達することができる。
多段階に調整とは、調整対象物の姿勢(ここでは、第1腕部の姿勢)を複数の姿勢から選択された任意の1つの姿勢にすることが可能であることを意味する。また、無段階に調整とは、調整対象物の姿勢(ここでは、第2腕部の姿勢)を連続的に変化させて、無数の姿勢から選択された任意の1つの姿勢にすることが可能であることを意味する。本発明の構成によれば、第1腕部の姿勢を調整することで、骨伝導スピーカの大まかな位置調整を行うことができ、第2腕部の姿勢を調整することで、骨伝導スピーカの細かな位置調整を行うことができる。このように、大まかな位置調整と細かな位置調整とが可能であるので、手早く使用者の所望する位置に骨伝導スピーカを移動させることができる。また、骨伝導スピーカが取り付けられた第2腕部の姿勢が無段階に調整可能とされているので、細かな位置調整の際には、動かす部材が少なく、小さな力で細かな位置調整を行うことができる。
好ましくは、軸部材を介して前記先セル本体と揺動可能に取り付けられ、耳の裏側に当接可能な耳当接部を有する耳当て部材と、前記先セル本体の前記耳当て部材が取り付けられた部位より前方にある所定部と前記耳当接部の前端部とを連結する可撓性の絡み防止部材とを備える構成とされる。
かかる好ましい構成においては、第1の手段に係る骨伝導スピーカ付き先セルが備えられた眼鏡フレームが、使用者に装着された状態において、該眼鏡フレームの前枠がずれ落ちようとすると、該眼鏡フレームのテンプルと共に骨伝導スピーカ付き先セルがずれ上がろうとする。骨伝導スピーカ付き先セルがずれ上がろうとすると、骨伝導スピーカ付き先セルに備えられる耳当て部材の耳当接部が上方へ移動しようとする。耳当接部が上方へ移動しようとすると、軸部材を中心として耳当接部は前回り方向へ回動しようとする。この時、耳当接部の前端部が使用者の耳の裏側を押圧する力が大きくなり、その結果、耳当接部と使用者の耳の裏側との相対的な移動が阻止され、骨伝導スピーカ付き先セルのずれ上がりが阻止される。このように、骨伝導スピーカ付き先セルのずれ上がりが阻止されると、眼鏡フレームのずれ落ちが阻止される。よって、かかる好ましい構成に係る骨伝導スピーカ付き先セルは、周囲の音を容易に聞き取ることができる他、眼鏡フレームのずれ落ちを防止できるという効果を奏することができる。
また、かかる好ましい構成に係る骨伝導スピーカ付き先セルにおいては、先セル本体の耳当て部材が取り付けられた部位より前方にある所定部と耳当接部の前端部とが絡み防止部材で連結されている。このように、絡み防止部材によって所定部と耳当接部の前端部とが連結されているため、先セル本体と耳当接部の前端部との間は、絡み防止部材で塞がれている。よって、かかる好ましい構成に係る骨伝導スピーカ付き先セルが取り付けられた眼鏡フレームを外す際に、該眼鏡フレームを上方へ持ち上げても、先セル本体と耳当接部との取り付け部位に髪の毛が入り込みにくい。よって、かかる好ましい構成に係る骨伝導スピーカ付き先セルは、先セル本体と耳当接部との取り付け部位に髪の毛が絡まることが抑制されている。また、絡み防止部材は、可撓性を有しており、耳当接部の揺動を阻害することがないため、上述した眼鏡フレームのずれ落ちを防止する効果の発揮を阻害することもない。よって、かかる好ましい構成に係る骨伝導スピーカ付き先セルは、上述した眼鏡フレームのずれ落ちの防止の効果の発揮を阻害することなく、髪の毛が絡むことが抑制されている。
好ましくは、本発明に係る眼鏡フレームにおいては、前記支持部材は、前記骨伝導スピーカを前記第2腕部に取り付ける骨伝導スピーカ支持部を有し、前記骨伝導スピーカは、音を伝達させる対象物に圧着し、振動することで前記対象物に音を伝達する圧着面を有し、前記骨伝導スピーカ支持部は、前記圧着面の向きを変更可能に前記骨伝導スピーカを前記第2腕部に取り付ける構成とされる。
かかる好ましい構成においては、圧着面の向きが変更可能である。よって、圧着面の向きは、圧着面と音を伝達させる対象物との密着性がより大きくなる向きにすることができる。音を伝達させる対象物としては、かかる好ましい構成の骨伝導スピーカ付き先セルが備えられた眼鏡フレームの使用者の耳介等を挙げることができる。従って、かかる好ましい構成の骨伝導スピーカ付き先セルが備えられた眼鏡フレームは、使用者の耳介に圧着面を圧着させることができるので、骨伝導スピーカの音をより鮮明に使用者に伝達することができる。
また、好ましくは、前記骨伝導スピーカは、ボイスコイルと、前記ボイスコイルの内側に配置される第1マグネット、前記ボイスコイルの外側に配置される第2マグネット、及び、前記第1マグネット及び前記第2マグネットが配設される振動板を具備する振動部とを有する構成とされる。
かかる好ましい構成によれば、ボイスコイルの内側及び外側の両側にマグネットが配置される。従って、ボイスコイル周辺に強力な磁界が生じる。よって、かかる好ましい構成によれば、小電力で振動板を振動させることができる。また、かかる好ましい構成によれば、ボイスコイル周辺に大きな磁界が生じるため、ボイスコイルに供給される電流を微弱に変化させることで、振動板の振動を変化させることができる。このため、かかる好ましい構成によれば、小電力で、高音質の音を伝達することができる。
また、本発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の骨伝導スピーカ付き先セルを備える眼鏡フレームを提供する。
また、前記眼鏡フレームは、好ましくは、テンプルを有し、前記骨伝導スピーカ付き先セルは、前記テンプルに着脱自在に取り付けられる構成とされる。
本発明は、眼鏡フレームを装着してスピーカの音を聞いていても、周囲の音を容易に聞き取ることができる先セル、及び、該先セルを備える眼鏡フレームを提供することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る眼鏡フレームについて説明する。図1及び図2は、本実施形態に係る眼鏡フレームが備える骨伝導スピーカ付き先セル1の正面斜視図である。図3及び図4は、骨伝導スピーカ付き先セル1の背面斜視図である。図5及び図6は、骨伝導スピーカ付き先セル1の内部構成を示した分解斜視図である。図7は、骨伝導スピーカ付き先セル1の正面図である。図8は、骨伝導スピーカ付き先セル1の図7A―A断面図である。図9は、骨伝導スピーカ付き先セル1の図8のB−B断面図である。
図1に示すように、骨伝導スピーカ付き先セル1は、テンプル2後部に着脱自在に取り付けられている。骨伝導スピーカ付き先セル1は、先セル本体10と、支持部材20と、骨伝導スピーカ100とを備える。
先セル本体10は、直線状の前分と下方に湾曲した後部とを有している。後部は、本実施形態に係る眼鏡フレームの使用者の耳の裏側に掛けられる。図9に示すように、先セル本体10の前部にはテンプル挿入孔11が形成されている。かかるテンプル挿入孔11は、先セル本体10の前端部において開口され、該前端部から後方に延びている。テンプル
2の後部をテンプル挿入孔11に挿脱することで、骨伝導スピーカ付き先セル1をテンプル2に着脱することができる。
また、図9に示すように、先セル本体10は、先セル本体10の外部からテンプル挿入孔11の内部を視認するための透視窓12を有する。かかる透視窓12は、前後方向に沿って複数個形成されている。このような透視窓12が前後方向に沿って複数個形成されていることで、先セル本体10の外部から、テンプル挿入孔11におけるテンプル2後部の挿入量を確認することができる。よって、骨伝導スピーカ付き先セル1は、テンプル2後部の挿入量を確認しながら、テンプル2後部の挿入量を調整することができる。
また、図9に示すように、先セル本体10は、骨伝導スピーカ100と連結されるコード3が挿入されるコード挿入用溝13を有する。かかるコード挿入用溝13は、下面が開放されている。先セル本体10には、コード挿入用溝13の下方を閉塞するコード固定具22が取り付けられている。コード固定具22は、コード掛け具23が2つ形成されている。コード固定具22によって、コード挿入用溝13に挿入されたコード3が、コード挿入用溝13から下方に垂れ下がることが防止されている。また、コード挿入用溝13は、先セル本体10の後端部に形成された貫通孔13aを通じて、先セル本体10の後方と連通している。また、このコード3は、携帯音楽プレイヤーやラジオ等の音源に接続され、貫通孔13aを通って、音源からコード挿入用溝13内に導かれ、コード挿入用溝13のコード固定部22より前方の部分からコード挿入用溝13の外部に引き出され、骨伝導スピーカ100に導かれている。このように、コード3がコード挿入用溝13に挿入されることで、コード3が骨伝導スピーカ付き先セル1の外部に現れることが防止されている。
支持部材20は、先セル本体10に取り付けられている。かかる支持部材20は、スプリング部と、第1回動部と、第1腕部40と、第2回動部と、第2腕部50と、骨伝導スピーカ支持部とを有する。
図5及び図6に示すように、第1回動部は、円筒状の軸15と、回動キャップ33と、ネジ4aとを有する。軸15は、先セル本体10から外方向(眼鏡フレームを装着したとき、使用者の頭部が位置する方向と反対方向)に突出している。回動キャップ33は、内側に円筒状の空間を有した凹状に形成され、前記外方向から該軸15に被せられる。ネジ4aは、軸15に被せられた回動キャップ33を先セル本体10に対して軸15周りに回動可能に軸15に固定する。
更に、軸15は、先セル本体10側の部分において、周方向と直交方向に沿って複数の凹凸が形成されたギヤ部16を有する。回動キャップ33は、内周面から径内方向に突出した突起35(図6参照)を有する。かかる突起35は、回動キャップ33を軸15周りに回動させたときに、前記ギヤ部16の凸部と接触して、該回動を妨げる。回動キャップ33は、突起35を3つ有する。かかる突起35は、120°間隔で配置されている。このように、軸15がギヤ部16を、回動キャップ33が突起35を有することによって、回動キャップ33の軸15周りの回動量を多段階的に調整できる。
更に、図5に示すように、第1回動部は、先セル本体10の軸15から軸15の径外方向に所定距離離れた位置に形成されたストッパー17を有し、回動キャップ33は、外周面から径外方向に突出したストッパー38を有する。回動キャップ33を先セル本体10に対して軸15周りに所定量回動させると、ストッパー17とストッパー38とが衝突する。よって、ストッパー17、38によって、回動キャップ33の先セル本体10に対する回動量が一定範囲に限定されている。
図5及び図6に示すように、スプリング部30は、一端部(以下、リング部32という。)がリング状に形成され、他端部(以下、折り曲げ部36という。)が略直角に折り曲げられた弾性を有する板状のスプリング部材31により形成されている。スプリング部材31の材料には金属を用いることができる。図8に示すように、リング部32は、回動キャップ33に埋め込まれ、折り曲げ部36は、回動キャップ33から回動キャップ33の径外方向(図8では下方)に所定距離離れている。このようにリング部32が回動キャップ33に埋め込まれることで、スプリング部材31は回動キャップ33と一体的に形成されている。リング部32を回動キャップ33に埋め込むことは、インサート成形等によって行うことができる。このように、リング部32が回動キャップ33に埋め込まれ、スプリング部材31と回動キャップ33とが一体的に形成されているので、折り曲げ部36は、回動キャップ33と共に、先セル本体10に対して軸15周りに回動することができる。また、スプリング部材31は、折り曲げ部36が外方(図8の矢印Z方向)に押されて、折り曲げ部36が外方に位置するように撓むと、折り曲げ部36を元の位置に戻そうとする弾性力が生じる。
また、図5に示すように、リング部32の内周縁は、凹凸状のギヤ模様34が形成されている。一方、折り曲げ部36は、1対の弾性突起部37が互いに向き合うように形成されている。弾性突起部37の突起方向は、折り曲げ部36の厚み方向である。
図6に示すように、第1腕部40は、スプリング溝41と、ネジ穴42とを有する。スプリング溝41には、折り曲げ部36が挿入されている。スプリング溝41は、折り曲げ部36の弾性突起部37の突起方向より溝幅が小さい。よって、折り曲げ部36は、弾性突起部37が圧縮された状態でスプリング溝41に挿入されている。このように、弾性突起部37が圧縮された状態で折り曲げ部36がスプリング溝41に挿入されているため、第1腕部40は、折り曲げ部36に固定される。よって、第1腕部40は、スプリング部30を介して第1回動部に取り付けられ、スプリング部30及び第1回動部を介して先セル本体10に取り付けられている。また、第1腕部40は、回動キャップ33と共に軸15周りに回動する折り曲げ部36に固定されているため、回動キャップ33及び折り曲げ部36と共に、先セル本体10に対して軸15周りに回動することができる。上述のように、回動キャップ33の軸15周りの回動量は、多段階的に調整できるため、第1腕部40の軸15周りの回動量も多段階的に調整できる。従って、第1腕部40の姿勢は、図10(a)に示すように、多段階的に調整することができる。また、ストッパー17、38によって、回動キャップ33の先セル本体10に対する回動量が一定範囲に限定されているため、第1腕部40の先セル本体10に対する回動量も一定範囲に限定される。
ネジ穴42は、ネジ止めによってリンクカバー70を第1腕部40に取り付けるための穴である。第1腕部40は、一面に開口部が形成され、且つ、第1回動部、スプリング部30、及び、コード挿入用溝13から引き出されたコード3を収容できるような凹状に形成されている。リングカバー70は、第1腕部40の開口部を塞ぐことができるような板状に形成されている。このリングカバー70にもネジ穴71が形成されている。第1腕部40のネジ穴42と、リングカバー70のネジ穴71とにネジ4bが挿通されていることで、リングカバー70が第1腕部40の開口部を塞ぐように、第1腕部40に取り付けられる。
図5及び図6に示すように、第2回動部は、第1腕部40の一部分を貫通して形成された結合穴43と、連結部51と、リングカバー70に形成されたフック72と、固定キャップ80とを有する。連結部51は、円形の連結穴52が内側に形成されている。フック72は、リングカバー70に一対形成され、リングカバー70対して垂直方向に突出している。図11は、図8のC−C断面図である。図11に示すように、フック72の先端部(以下、引掛突起部73という。)は、フック72の他の部分に比べて幅が太く、引掛突起部73とフック72の他の部分とにおいて段差が形成されている。また、1対のフック72間の距離は、引掛突起部73間の距離がフック72の他の部分の間に比べて短い。固定キャップ80は、固定突起部81を有する。図11に示すように、固定突起部81の先端部の幅は、固定突起部81の他の部分に比べて大きく、且つ、1対のフック72の引掛突起部73間の距離より長い。
図1に示すように、第2腕部50は、フック72と固定キャップ80とによって第1腕部40に回動可能に取り付けられる。この取り付けは、具体的には、図11に示すように、結合穴43と連結穴52とに一対のフック72を挿通し、一対のフック72の間に形成された固定溝74の引掛突起部73の奥まで固定突起部81を差し込むことで行われる。このように第2腕部50が第1腕部40に取り付けられることで、第2腕部50は、第1腕部40に対して1対のフック72周りに回動することが可能となる。
また、固定突起部81の幅は引掛突起部73間の距離より長く、且つ、引掛突起部73とフック部72の他の部分とにおいて段差が形成されている。そのため、固定突起部81は、固定溝74の引掛突起部73よりも奥まで差し込まれると、引掛突起部73とフック部72の他の部分とにおいて形成された段差に引っ掛かるため、固定溝74から抜け難くなる。よって、第2腕部50は、第1腕部40に強固に取り付けられている。
また、フック72には、軸15のようにギヤ部が形成されていないので、第2腕部50の1対のフック72周りの回動量を無段階に調整できる。従って、第2腕部50の姿勢は、図10(b)に示すように、無段階的に調整することができる
更に、図5に示すように、第2回動部は、リングカバー70に形成されたストッパー75を有する。また、連結部51は、外周部の一部が凹み、外周部に段差部54が形成されている。第2腕部50を第1腕部40に対して一対のフック72周りに所定量回動させると、ストッパー75と段差部54とが衝突する。よって、ストッパー75と段差部54とによって、第2腕部50の第1腕部40に対する回動量が一定範囲に限定されている。
図6に示すように、骨伝導スピーカ支持部は、球形溝53と、骨伝導スピーカ100と連結された結合ボール62とを有する。球形溝53は、結合ボール62を保持する空間であり、第2腕部50に形成された4つの曲面壁によって仕切られた球形の空間である。結合ボール62が第2腕部50の曲面壁によって仕切られた球形溝53に保持されることで、骨伝導スピーカ100は、第2腕部50に取り付けられる。この結合ボール62は、球状であり、球形溝53に保持された状態において、回転自在とされている。結合ボール62が回転すると、骨伝導スピーカ100の向きが上下方向及び前後方向に変わる。また、結合ボール62は、図8に示すように、第1腕部40から引き出されたコード3を骨伝導スピーカ100に導くためのコード引き出し溝63が形成されている。
図5及び図6に示すように、骨伝導スピーカ100は、結合ボール62と一体物であるハウジング60に取り付けられている。図12は、骨伝導スピーカ100の内部構成を示した骨伝導スピーカ100の断面図である。図13は、骨伝導スピーカ100の内部構成を示した分解断面図である。図12及び図13に示すように、骨伝導スピーカ100は、フレーム110と、ボイスコイル102と、振動部103と、キャップ104と、振動伝達クッション105とを備える。
フレーム110は、結合ボール62と反対側が開口され、内側にボイスコイル102及び振動部103を収納する空間を有した円筒状の部材である。フレーム110の開口部分は、ボイスコイル102及び振動部103を収納した状態でキャップ104によって閉塞されている。フレーム110の結合ボール62側の側壁112の内面112aには、リング状の突起部111が形成されている。かかる突起部111は、ボイスコイル102が外嵌されて固定されている。フレーム110の材料は、特に限定されるものでなく、合成樹脂、非磁性体の金属材料等を使用することができる。
ボイスコイル102は、結合ボール62のコード引き出し溝63に挿入されたコード3と接続されている。
振動部103は、図13に示すように、第1プレート131と、第1マグネット132と、第2プレート133と、第2マグネット134と、基板135と、振動板136と、固定ピン137とを有する。
基板135は、ヨークとして機能する。図12に示すように、かかる基板135は、ボイスコイル102を挟んで側壁112と反対側に位置する。基板135は、鉄等の磁性金属材料よりなる円板状の部材である。基板135のボイスコイル102側の面(以下、「一方の面」という)うち、ボイスコイル2に対応する位置にはリング状の突起135aが形成されている。基板135の一方の面のうち、突起135aの内側には第1マグネット132が接着されている。一方、基板135の一方の面のうち、突起135aの外側には第2マグネット134が接着されている。このように、突起135aを挟んで第1マグネット132と第2マグネット134とが配置されることで、ボイスコイル102の内側及び外側の両側にマグネットが配置される。突起135aの高さは、突起135aとボイスコイル102との間に隙間が形成される高さとすることができる。
第1マグネット132は、扁平な円柱形状の永久磁石である。第1マグネット132のボイスコイル102側の面には、第1プレート131が配置されている。よって、第1プレート131はボイスコイル102の内側に位置している。この第1プレート131は、第1マグネット132と同一の径を有する円板状である。第1プレート131の材料は、鉄等の磁性金属材料である。また、第1プレート131は、ボールピースとして機能する。
第2マグネット134は、第1マグネット132と略同一高さの扁平な円柱形状の永久磁石である。尚、第2マグネット134は、中央部に高さ方向に貫通する貫通孔134a(図13参照)が形成されている。この貫通孔134aに、第1マグネット132が収容されている。第2マグネット134は、第1マグネット132と共に磁気回路を構成する。第2マグネット134のボイスコイル102側の面には第2プレート133が配置されている。よって、第2プレート133はボイスコイル102の外側に位置している。この第2プレート133は、第2マグネット134と同一の径を有し、且つ、第2マグネット134の貫通孔134aと同一の径の貫通孔133aを有する円板状である。この貫通孔133aには、第1プレート131が収容されている。第2プレート133の材料は、鉄等の磁性金属材料である。第2プレート133は、トッププレートとして機能し、第1プレート131との間に強力な磁場を発生させる。
振動板136は、基板135のボイスコイル102側と反対側の面に取り付けられている。図14は、振動板136の平面図である。図14に示すように、振動板136は、厚み方向に貫通した通孔136cを備えた中心部160と、フレーム110に取り付けられる周縁部161と、中心部160と周縁部161とを連結する複数の連結部136aとを有する。図12及び図13に示すように、連結部136aには、波状又は皺状に屈曲した屈曲部136bが形成されている。このように、屈曲部136bが複数形成されることで、振動板136の振動に影響を及ぼす振動板136表面積の増大化が図られている。図14に示すように、連結部136aは、90°間隔で合計4個形成されているが、連結部136bの個数や配置位置は限定されるものでない。また、連結部136aの幅も限定されるものでない。
また、振動板136だけでなく、基板135と、第1マグネット132と、第1プレート131との中心位置にも通孔135c、132c、131cが形成されている。これらの通孔136c、135c、132c、131cは、固定ピン137が貫通し、該固定ピン137によって、振動板136と、基板135と、第1マグネット132と、第1プレート131とが同軸状に一体的に連結されている。固定ピン137には、各通孔136c、135c、132c、131cを貫通してカシメ止めするカシメピンを用いることができる。また、固定ピン137には、カシメピン以外にも、ボルト・ナットや、その他の結合具を用いることができる。このように、通孔136c、135c、132c、131cにより、振動板136と、基板135と、第1マグネット132と、第1プレート131との連結を固定ピン137で行うことができる。よって、これらの部材の連結のための構成がシンプルなため、骨伝導スピーカ100の製造コストを低く抑えることができる。
図12に示すように、フレーム110の開口を閉塞するキャップ104は、振動板136と当接している。キャップ104が閉塞するフレーム110の開口を形成する開口形成部113には、切欠き溝114が周設されている。この切欠き溝114には、振動板136の周縁部161が嵌合して、この嵌合により振動板136がフレーム110に取り付けられている。キャップ104は、円板状の基面140と、基面140の外周部に形成された突条部141とを有する。キャップ104の突条部141は、切欠き溝114に嵌合された振動板136の周縁部161を切欠き溝114に押え付けるように、切欠き溝114に嵌合している。かかるキャップ104の基面140のフレーム110の外側に位置する表面には、振動伝達クッション105が密着している。
キャップ104の基面140には、周方向に沿って多数の通孔142が形成されている。通孔142が形成されていることで、通孔142を通じて、フレーム110内の振動が振動伝達クッション105に伝達され易くされている。また、振動伝達クッション105が振動板136に当接したキャップ104に取り付けられている。このように振動伝達クッション105が取り付けられていることによっても、フレーム110内の振動が振動伝達クッション105に伝達され易くされている。更に、振動伝達クッション105がキャップ104に密着している。振動伝達クッション105がキャップ104に密着していることによっても、フレーム110内の振動が振動伝達クッション105に伝達され易くされている。
振動伝達クッション105は、骨伝導スピーカの音を伝達させる対象物に圧着される圧着面として機能する。即ち、振動伝達クッション105は、例えば、本実施形態に係る眼鏡フレームの使用者の耳介等に圧着される。上述のように、骨伝導スピーカ100の向きは、結合ボール62を回転させることで、上下方向及び前後方向に変更可能である。よって、振動伝達クッション105の向きも上下方向及び前後方向に変更可能である。よって、振動伝達クッション105の向きは、本実施形態に係る眼鏡フレームの使用者の耳介等と振動伝達クッション105との密着性が大きくなる向きにすることができる。よって、本実施形態に係る眼鏡フレームは、骨伝導スピーカの音をより鮮明に使用者に伝達することができる。
尚、振動伝達クッション105のキャップ104からの脱落を防止するために、図5又は図6に示す固定リング106を用いて、振動伝達クッション105をキャップ104に密着させてもよい。
以上の構成の骨伝導スピーカ100における音の発生について説明する。コード3を介して電気信号がボイスコイル102に供給されると、電気信号に比例した磁場が発生する。この磁場は、第1プレート131及び第2プレート133の間に発生した磁場と相互作用し、この相互作用によって、ボイスコイル102に対して振動部103が相対的に振動する。振動部103の振動により振動板136が振動することで、骨伝導スピーカ100の音(ボイスコイル2に供給される電気信号に応じた音)に対応する振動が、振動伝達クッション105に伝達される。振動伝達クッション105に振動が伝達されることで、振動伝達クッション105の振動が、振動伝達クッション105が圧着された使用者の耳介等に伝達される。
骨伝導スピーカ100は、ボイスコイル102の内側及び外側の両側にマグネット(第1マグネット132と第2マグネット134)が配置される。従って、骨伝導スピーカ100においては、マグネット間(第1マグネット132と第2マグネット134との間)に大きな磁場が生じる。よって、骨伝導スピーカ100は、ボイスコイル102に供給する電気信号が弱くても、振動板136を振動させることができる。よって、骨伝導スピーカ100は、小電力で振動板136を振動させることができる。また、骨伝導スピーカ100においては、マグネット間に大きな磁場が生じるため、ボイスコイル102に供給される電気信号(電気信号の電流)を微弱に変化させることで、振動板の振動を変化させることができる。このため、かかる好ましい構成によれば、小電力で、高音質の音を伝達することができる。
また、骨伝導スピーカ100は、ヨークとして機能する基板135に、第1マグネット132と第2マグネット134が配置され、第1マグネット132に第1プレート131が配置され、第2マグネット134に第2プレート133が配置され、ボイスコイル102が第1プレート131と第2プレート133との間に位置しているので、両方のマグネットにより効率的な磁気回路を形成できる。更に、振動板136には屈曲部136bが形成されているので、振動板136の表面積は大きい。従って、骨伝導スピーカ100においては、振動部3の振動が大きくなりやすく、骨伝導スピーカ100の音に対応する振動が、振動伝達クッション105に伝達され易い。
以上において説明したように、本実施形態に係る眼鏡フレーム200は、図15に示すように、先セル本体10を耳に掛けて装着し、骨伝導スピーカ100の振動伝達クッション105を耳介等に圧着させることで、装着しながら骨伝導スピーカ100の音を聞くことができる。骨伝導スピーカ100の音は、鼓膜を介さずに聞くことができる。よって、眼鏡フレーム200の使用者は、眼鏡フレームが備える骨伝導スピーカ100の音を聞いていても、鼓膜を介して周囲の音を容易に聞き取ることがきる。
また、眼鏡フレーム200は、第1腕部40と第2腕部50とが回動自在に取り付けられている。よって、図16に示すように、本実施形態に係る眼鏡フレームの使用者は、骨伝導スピーカ100の音がより鮮明に聞こえる位置に骨伝導スピーカ100を移動させて、骨伝導スピーカ100の音を聞くことができる。
更に、眼鏡フレーム200は、第1腕部40の姿勢を多段階に調整でき、第2腕部50の姿勢を無段階に調整できる構成とされている。よって、図10(a)に示すように、第1腕部40の姿勢を調整することで、骨伝導スピーカ100の大まかな位置調整を行うことができ、図10(b)に示すように、第2腕部50の姿勢を調整することで、骨伝導スピーカ100の細かな位置調整を行うことができる。このように、大まかな位置調整と細かな位置調整とが可能であるので、手早く、眼鏡フレーム200の使用者の所望する位置に骨伝導スピーカ100を移動させることができる。
また、眼鏡フレーム200は、第1腕部40に比べて骨伝導スピーカ100との間に介在する部材の少ない第2腕部50の姿勢が無段階に調整可能とされている。よって、骨伝導スピーカ100の細かな位置調整の際には、動かす部材も少なく、小さな力で骨伝導スピーカ100を移動させることができる。よって、眼鏡フレーム200は、骨伝導スピーカ100の細かな位置調整が行い易い。
また、眼鏡フレーム200は、第1腕部40の先セル本体10に対する回動量、及び、第2腕部50の第1腕部40に対する回動量が一定範囲に限定されている。このように、第1腕部40及び第2腕部50の回動量が一定範囲に限定されることで、眼鏡フレーム200は、コード3の捩れが防止されている。
また、眼鏡フレーム200は、スプリング部材31の折り曲げ部36が外方(図8の矢印Z)に押されて、折り曲げ部36が外方に位置するように撓むと、折り曲げ部36を元の位置に戻そうとする弾性力がスプリング部材31に生じる。よって、眼鏡フレーム200が使用者に装着されて、使用者の耳介等に骨伝導スピーカ100の振動伝達クッション105が当てられたとき、骨伝導スピーカ100が耳介等によって外方に押圧されて、折り曲げ部36が外方に位置すると、折り曲げ部36を元の位置に戻そうとする弾性力がスプリング部材31に生じる。よって、この弾性力によって、振動伝達クッション105は、耳介等を強く圧着する。従って、振動伝達クッションが耳介に圧着することで、眼鏡フレーム200は、骨伝導スピーカ100の音を鮮明に使用者に伝達することができる。
また、図9に示すように、骨伝導スピーカ付き先セル1は、耳当て部材123と絡み防止部材124とを備える。耳当て部材123は、軸部材127を介して先セル本体10と揺動可能に取り付けられる。耳当て部材123は、耳の裏側に当接可能な耳当接部123aと、軸部材127が取り付けられる揺動部123bとを有する。この軸部材127には、ピン又はネジ等を用いることができる。一方、絡み防止部材124は、可撓性を有し、且つ、先セル本体10の耳当て部材123が取り付けられた部位102aより前方にある所定部102bと耳当接部123aの前端部と123cを連結する。尚、図示例では、耳当接部123a、所定部102b及び絡み防止部材124は一体的に形成されている。
眼鏡フレーム200においては、使用者に装着された状態において、眼鏡フレーム200の前枠201(図15参照)がずれ落ちようとすると、眼鏡フレーム200のテンプル2後部と共に骨伝導スピーカ付き先セル1がずれ上がろうとする。骨伝導スピーカ付き先セル1がずれ上がろうとすると、骨伝導スピーカ付き先セル1に備えられる耳当て部材123の耳当接部123aが上方へ移動しようとする。耳当接部123aが上方へ移動しようとすると、軸部材127を中心として耳当接部123aは前回りに回動(図9においては、左周りに回動)しようとする。この時、耳当接部123aの前端部123cが使用者の耳の裏側を押圧する力が大きくなり、その結果、耳当接部123aと使用者の耳の裏側との相対的な移動が阻止され、骨伝導スピーカ付き先セル1のずれ上がりが阻止される。このように、骨伝導スピーカ付き先セル1のずれ上がりが阻止されると、眼鏡フレーム200のずれ落ちが阻止される。よって、眼鏡フレーム200は、耳当て部材123を有することで、ずれ落ちが防止されている。
また、図9に示すように、絡み防止部材124によって、所定部102bと耳当接部123aの前端部123cとが連結されている。よって、絡み防止部材124によって所定部102bと耳当接部123aの前端部123cとが連結されているため、先セル本体10の所定部102bと耳当接部123aの前端部123cとの間は、絡み防止部材124で塞がれている。よって、眼鏡フレーム200を外す際に、テンプル2を上方へ持ち上げても、先セル本体10と耳当接部123aとの取り付け部位(揺動部123b)に髪の毛が入り込みにくい。よって、絡み防止部材124によって、先セル本体10と耳当接部123aとの取り付け部位に髪の毛が絡まることが抑制されている。また、絡み防止部材124は、可撓性を有するため、耳当接部123aの揺動を阻害することがないため、上述した眼鏡フレーム200のずれ落ちを防止する効果の発揮を阻害することもない。よって、眼鏡フレーム200は、絡み防止部材124によって、上述した眼鏡フレーム200のずれ落ちの防止の効果の発揮を阻害することなく、髪の毛が絡むことが抑制されている。
図1は、実施形態に係る骨伝導スピーカ付き先セルの正面斜視図である。 図2は、実施形態に係る骨伝導スピーカ付き先セルの正面斜視図である。 図3は、実施形態に係る骨伝導スピーカ付き先セルの背面斜視図である。 図4は、実施形態に係る骨伝導スピーカ付き先セルの背面斜視図である。 図5は、実施形態に係る骨伝導スピーカ付き先セルの内部構成を示した分解斜視図である。 図6は、実施形態に係る骨伝導スピーカ付き先セルの内部構成を示した分解斜視図である。 図7は、実施形態に係る骨伝導スピーカ付き先セルの正面図である。 図8は、図7のA―A断面図である。 図9は、図8のB−B断面図である。 図10(a)は、第1腕部が採り得る姿勢を示し、図10(b)は、第2腕部が採り得る姿勢を示す。 図11は、図8のC−C断面図である。 図12は、実施形態に係る骨伝導スピーカの断面図である。 図13は、実施形態に係る骨伝導スピーカの分解斜視図である。 図14は、実施形態に係る振動板の平面図である。 図15は、実施形態に係る眼鏡フレームの使用状態を示す図である。 図16は、実施形態に係る眼鏡フレームの使用状態を示す図である。
符号の説明
1 骨伝導スピーカ付き先セル
2 テンプル
10 先セル本体
20 支持部材
40 第1腕部
50 第2腕部
100 骨伝導スピーカ
200 眼鏡フレーム

Claims (6)

  1. 先セル本体と、
    前記先セル本体に取り付けられる支持部材であって、前記先セル本体に回動自在に取り付けられる第1腕部と、前記第1腕部に回動自在に取り付けられる第2腕部とを有する支持部材と、
    前記第2腕部に取り付けられる骨伝導スピーカとを備え、
    前記支持部材は、前記先セル本体に対して前記第1腕部を回動させることによって、前記第1腕部の姿勢を多段階に調整する第1回動部と、前記第1腕部に対して前記第2腕部を回動させることによって、前記第2腕部の姿勢を無段階に調整する第2回動部とを有し、
    前記第1回動部は、回動を妨げるための複数の凹凸が形成されたギヤ部を有することを特徴とする骨伝導スピーカ付き先セル。
  2. 部材を介して前記先セル本体と揺動可能に取り付けられ、耳の裏側に当接可能な耳当接部を有する耳当て部材と、
    前記先セル本体の前記耳当て部材が取り付けられた部位より前方にある所定部と前記耳当接部の前端部とを連結する可撓性の絡み防止部材とを備えることを特徴とする請求項1に記載の骨伝導スピーカ付き先セル。
  3. 前記支持部材は、
    前記骨伝導スピーカを前記第2腕部に取り付ける骨伝導スピーカ支持部を有し、
    前記骨伝導スピーカは、音を伝達させる対象物に圧着し、振動することで前記対象物に音を伝達する圧着面を有し、
    前記骨伝導スピーカ支持部は、前記圧着面の向きを変更可能に前記骨伝導スピーカを前記第2腕部に取り付けることを特徴とする請求項1又は2に記載の骨伝導スピーカ付き先セル。
  4. 前記骨伝導スピーカは、
    ボイスコイルと、
    前記ボイスコイルの内側に配置される第1マグネット、前記ボイスコイルの外側に配置される第2マグネット、及び、前記第1マグネット及び前記第2マグネットが配設される振動板を具備する振動部とを有することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の骨伝導スピーカ付き先セル。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の骨伝導スピーカ付き先セルを備える眼鏡フレーム。
  6. テンプルを有し、
    前記骨伝導スピーカ付き先セルは、前記テンプルに着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項に記載の眼鏡フレーム。
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