JP5055505B2 - 磁歪式多軸駆動アクチュエータ - Google Patents

磁歪式多軸駆動アクチュエータ Download PDF

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本発明は、磁歪材料を用いたアクチュエータに関し、より詳しくは鉄ガリウム系磁歪材料等の鉄ベースの高磁歪材料を用いたアクチュエータに関する。
従来、多軸駆動可能な各種のアクチュエータやモータとして、例えば超音波アクチュエータや超音波モータに、圧電素子が用いられてきたが、圧電素子は作動電圧が高いと共に、機械的強度が低く、脆いという問題があった。
このような問題に対して、磁界によって変位する磁歪材料を用いたアクチュエータやモータとして、変位量が大きく応答性に優れた、超磁歪材料を用いたものが開発されている。(特許文献1参照)
しかし超磁歪材料は、主にテルビウム元素、ディスプロシウム元素と鉄族元素から成る希土類合金であり、その変位量は通常の磁歪の磁歪材料の100倍以上にも及び優れた応答性を示すが、その一方で脆弱で扱い難く、加工性が悪くて通常の切削加工は適さない。また、希土類元素を含むため非常に高価である等の問題があった。
該超磁歪材料を高精度な動作を行うアクチュエータとして使用する上では、例えば特許第2793097号公報(特許文献2)に記載されている方法で、圧縮予圧を与える機構が必須であった。
これは、圧縮予圧により該超磁歪材料の磁歪感度を上げるとともに、該超磁歪材料は外部からの圧縮力には強いが引張力には非常に弱いため、特に、共振させた場合に発生する引張力により材料が損傷するのを防ぐためである。
近年、磁歪量の大きい材料としてFe-Ga合金が開発されている。その変位量は希土類元素を含む超磁歪材料には及ばないものの、希土類合金による超磁歪材料と比較して、加工性、高剛性を有するとともに安価である。また、圧縮予圧を与えなくとも比較的高い磁歪感度を有する。
特許第2652644号公報 特許第2793097号公報
上述したように希土類合金による超磁歪材料を高精度な動作を行うアクチュエータの機構に使用する場合、磁歪感度を上げるため、磁歪材料の両端を拘束加圧する予圧機構が必須となる。そのため、特にアクチュエータの回転部分を押し付ける機構が必要でありアクチュエータの小型化、簡素化が難しいという問題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、予圧を与えずに回転部分の機構を単純化し、小型化や簡素化によりコイルのインピーダンスを低く抑えられて低電圧駆動が可能で、回転及び回動を行える磁歪式多軸駆動アクチュエータの提供を目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の磁歪式多軸駆動アクチュエータは、Fe-Ga合金等の磁歪量が大きな高磁歪材料を用いて、磁性体からなり回転又は回動自在の球形の回転部材と、少なくとも2つの磁歪部材と、前記磁歪部材に巻回されるコイルと、前記回転部材を保持すると共に、前記磁歪部材にバイアス磁界を印加する永久磁石とを備えた構造としている。
前記コイルから生じる交流磁界と前記バイアス磁界とによって前記磁歪部材が変位し、前記磁歪部材はその変位方向が互いに平行になるよう配置されると共に、前記磁歪部材の変位を前記回転部材に伝達するよう、前記磁歪部材の一端がそれぞれ前記回転部材に接し他端が固定され、前記永久磁石は、磁力によって前記回転部材を前記磁歪部材の一端に向かって付勢するよう配置されている。
このような構成とすると、回転部材を特別な保持機構、例えば押さえ板等によって保持する必要がなく、回転機構が単純となる。又、押さえ板等の保持機構が不要なため、回転部材の回転又は回動がこれら保持機構によって干渉させられることがなく、回転部材の球体の中心周りに自由に回転又は回動することができ、回転角又は回動角を大きくとることができ、回転もスムースになる。
前記回転部材は、その回転又は回動を外部に伝達するためのロッドを備えていてもよい。このような構成とすると、回転部材の回転又は回動を有効に取り出すことができる。
前記永久磁石は、前記磁歪部材の一端の近傍において各磁歪部材に囲まれた位置に配置されてもよい。
このような構成とすると、磁歪式多軸駆動アクチュエータの外径を磁歪部材の配置間隔と同程度とすることができ、小型化が図られる。
前記磁歪部材は前記一端から前記他端に向かって長手方向に延びる負磁歪材料と、前記長手方向に延びる正磁歪材料とを積層してなるバイモルフであってもよい。バイモルフは正磁歪材料が伸長し負磁歪材料が収縮することにより、これらはたわむように変形する。これらの前記他端を固定して片持ち状態にすると、前記一端近傍が板厚方向に変位する。
リング状の磁性部材を前記磁歪部材に接合して、リング状の磁歪部材の上に前記回転部材を接触させると、前記磁歪部材と前記回転部材が均等に接触し、前記磁歪部材の変位を効率よく前記回転部材に伝達することができる。
本発明によれば、回転及び回動の動作を高精度に行えるとともに、小型化や簡素化が可能な磁歪式の多軸駆動アクチュエータを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る磁歪式多軸駆動アクチュエータの構成を示す斜視図である。この図において、磁歪式多軸駆動アクチュエータ20は、磁性体からなる球形の回転部材8と、4つの同寸の棒状磁歪部材2と、磁歪部材2に巻回されるコイル4と、円柱状の永久磁石6と、磁歪部材2の下端(他端)2bが固定される支持台10とを備える。
各磁歪部材2はその長手方向(図1の上下方向)を平行にして、かつ上端(一端)2aがほぼ面一になるように配置されている。さらに、各磁歪部材2の長手方向に垂直な平面において、各磁歪部材2は回転部材8と同心の円周上にそれぞれ90度の角度差で配置されている。
そして、永久磁石6は磁歪部材2の長手方向に沿い、かつ永久磁石6の先端が各磁歪部材2の上端2aより若干下がるようにして上記円周の中心に配置され、永久磁石6は各磁歪部材2に囲まれるようになっている。又、永久磁石6の下端は支持台10に固定されている。
回転部材8は各磁歪部材2の上端2aに接しつつ各磁歪部材2の上に配置され、永久磁石6の磁力に引き付けられて各磁歪部材2の上端2a側に向かって付勢されている。このため、回転部材8を特別な保持機構、例えば押さえ板等によって保持する必要がなく、回転機構が単純となる。
又、押さえ板等の保持機構が不要なため、回転部材8の回転又は回動がこれら保持機構によって妨げられることがなく、回転部材8は、その球体の中心周りに自由に回転又は回動可能である。このため、回転角又は回動角を大きくとることができ、回転もスムースになる。
なお、永久磁石6と回転部材8とは接していてもよく、接しなくてもよい。
又、この実施形態では、回転部材8の中心軸に沿って外側に延びるロッド8aが回転部材8に連結され、回転部材8の回転又は回動を外部に伝達するようになっている。
本発明においては、磁歪部材2に予圧を与えずに使用する。そのため磁歪部材2としては、予圧を与えなくとも磁歪量が大きな高磁歪材料を用いることが好ましい。高磁歪材料としては、例えばFe-Ga合金、Fe-Co合金、Fe-Al合金が挙げられる。
磁歪部材2は磁界によって次のように変位する。いま、永久磁石6により、各磁歪部材2の上端2aから下端2bに向かうバイアス磁界Hが印加される。
ここで、隣接する2つの磁歪部材2のうち、第1の磁歪部材2にはコイル4によって上向きの磁界Hを発生させ、第2の磁歪部材2にはコイル4によって下向きの磁界Hを発生させると、第1の磁歪部材2にH−Hの磁界が印加され、第2の磁歪部材2には全としてH+Hの磁界が印加される。従って、第2の磁歪部材2の方が磁界が大きくなるので、変位量も大きくなる。
このようにして、第2の磁歪部材2が長手方向(上端から下端に向かう方向)に相対的に伸び、第1の磁歪部材2が長手方向に相対的に縮むように逆変位する。なお、各磁歪部材2の変位方向はいずれも長手方向であり、各磁歪部材2の変位方向は互いに平行になっている。
このように、第1及び第2の磁歪部材2がそれぞれ有するコイル4に互いに逆位相の交流磁界を印加すれば、第2の磁歪部材2が伸び第1の磁歪部材2が縮む状態から、第2の磁歪部材2が縮み第1の磁歪部材2が伸びる状態に至るまで、交流磁界の周波数で周期的に繰り返す。
交流磁界による各磁歪部材2のコイル4に対する交流磁界の位相制御は、磁歪部材2の配置個数に応じて次のように行う。磁歪部材2が2個であれば、各磁歪部材2のコイル4に印加する電流の位相差を180度とすることにより、各磁歪部材2が長手方向に順次伸縮する。
これにより、各磁歪部材2の上端(自由端)が順次変位し、これらに接している回転部材8が所定の角度で左右(各磁歪部材2の並ぶ方向)に回動し、回転部材8に設けられたアーム8aの角度を制御できる。
磁歪部材2が3個であれば、各磁歪部材2のコイル4に印加する電流の位相差を120度とすることにより、各磁歪部材2が長手方向に順次(円周方向に並ぶ順に)伸縮する。これにより、各磁歪部材2の上端(自由端)2aが順次変位し、これらに接している回転部材8が回転して回転モータとして動作する。又、交流磁界の周波数が高いほど、回転数が高くなる。なお、回転部材8の回転方向は、各磁歪部材2の上端を含む円周方向である。
磁歪部材2が4個であれば、各磁歪部材2のコイル4に印加する電流の位相差を90度とすることにより、各磁歪部材2が長手方向に順次伸縮する。これにより、各磁歪部材2の上端(自由端)2aが順次変位し、これらに接している回転部材8が回転して回転モータとして動作する。
さらに、対向する1対のコイルを直列に連結し、2対のコイルに位相差が180度(逆位相)の電流を印加することで1対の磁歪部材の上端(自由端)が変位し、これらに接している回転部材8が所定の角度で左右(各磁歪部材2の並ぶ方向)に回動し、回転部材8に設けられたアーム8aの角度を制御できる。
このように、磁歪部材2の配置個数nに対し、交流磁界の位相差をn/360度とすればよい。又、位相差を設けずに磁歪部材2を同時に同じ方向(上下方向)に伸縮させた場合、回転部材8はそのまま上下に動く(直動)。磁歪部材2が3個以上の場合、所定角度の回動や直動を行える他、回転が可能である。
本発明の第1の実施形態に係る磁歪式多軸駆動アクチュエータの大きさは特に制限されないが、例えば回転部材8の直径3〜4mm、各磁歪部材2の直径(又は1辺)1mmで長さ8mm程度、とすることができる。
回転部材8の材質は、例えば鉄系材料、ステンレス材料、ニッケル系材料のうち磁性体の特性を有するものとすることができる。
なお、永久磁石6の磁界が支持台10から下方に出るように構成すれば、支持台10の裏面に置いた磁性体の対象物にアクチュエータを磁力で吸着固定できる。又、永久磁石6の磁界密度を高めて磁力を有効に利用するため、各種の高透磁率材料や磁性体からなるヨークを用いてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係る磁歪式多軸駆動アクチュエータについて、図2を参照して説明する。この図において、磁歪式多軸駆動アクチュエータ21は、磁性体からなる球形の回転部材8と、4つの棒状磁歪部材3と、磁歪部材3に巻回されるコイル4と、円柱状の永久磁石6と、磁歪部材3の下端3bが固定される支持台10とを備える。
第2の実施形態においては、磁歪部材3がバイモルフであること以外は第1の実施形態と変わるところがないので、第1の実施形態と同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図3は、バイモルフである磁歪部材3の構成を示す図である。磁歪部材3は、上端から下端に向かう長手方向に延びる負磁歪材料3xと、この長手方向に延びる正磁歪材料3yとを積層してなり、自由端である上端3a近傍において変位するバイモルフを構成する。
負磁歪材料3xとしては、Ni系合金が挙げられる。又、正磁歪材料3yとしては、Fe-Ga合金、Fe-Co合金、Fe-Al合金が挙げられる。
負磁歪材料3xと正磁歪材料3yとを接着又は溶接(スポット溶接等)することにより、これらを積層することができる。
バイモルフに磁界を印加すると負磁歪材料3xが収縮し、正磁歪材料3yが伸長し、バイモルフの上端3aは負磁歪材料側(図3の左側)へ湾曲する。すなわちバイモルフの板厚方向に変位する。
また、バイアス磁界と交流磁界を与えると、バイモルフの上端3aは、バイアス磁界に応じて湾曲した位置を基準にして、左右に振動する。また、バイアス磁界を与えず、交流磁界の周波数を共振周波数に選ぶと、バイモルフの上端は直立した位置を基準に左右に振動する。
図2に示す磁歪式多軸駆動アクチュエータ21に備わる4つの棒状磁歪部材3は、このような挙動特性をもつバイモルフを、同一の特性を持つ面どうしが相対するかたちで対角に2対配置したものである。
この配置において、例えば2対のうちの1対のコイルに図4(a)で示すノコギリ波形の電流を印加して磁界を与えることにより、回転部材8上のロッド8aを所定の向きと角度で回動することができる。尚、図4(b)で示すノコギリ波形の電流を印加して磁界を与えた場合は、図4(a)場合の反対方向にロッド8aが回動する。
更に、2対の磁歪部位材3のそれぞれのコイルに流す電流波形を制御することにより、回動方向を組み合わせ、回転部材8を円周方向および任意の方向へ回動および回転させることが可能である。
以上では、バイモルフによる4本の棒状磁歪部材を備えた磁歪式多軸駆動アクチュエータとして説明したが、第2の実施形態においては、棒状磁歪部材3の本数は、複数であれば何本としてもよく、更に磁歪部材3の向きも、例えばバイモルフの板厚方向が円周方向に向くようにする等して配置してもよい。
バイモルフから成る磁歪部材3の配置に応じて、各コイルに印加する電流の波形及びタイミングを制御して、磁歪部材3に磁界を与えることにより、回転部材8上のロッド8aに様々な回転及び回動運動をさせることができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る磁歪式多軸駆動アクチュエータについて、図5を参照して説明する。この図において、磁歪式多軸駆動アクチュエータ22は、磁性体からなる球形の回転部材8と、磁性体からなるリング9と、4つの棒状磁歪部材3と、磁歪部材3に巻回されるコイル4と、円柱状の永久磁石6と、磁歪部材2の下端2bが固定される支持台10とを備える。
第3の実施形態においては、磁性体からなるリング9を備えること以外は第1の実施形態と変わるところがないので、第1の実施形態と同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図5は、磁歪部材3に接合されている磁性体からなるリング9が、回転部材8を支持している構成を示す図である。この構成によれば、回転部材8がリング9の上で均等に接触することで磁歪部材3の変位を効率よく回転部材8に伝達することができる。
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、永久磁石が磁力によって回転部材を磁歪部材の一端に向かって付勢するように配置されていれば、永久磁石の形状や位置は限定されない。すなわち、回転部材が永久磁石によって下方(図1参照)に引き付けられて磁歪部材の一端に当接するようになっていればよい。
例えば、永久磁石を、各磁歪部材を外側から囲むリング状にしてもよく、この場合に永久磁石が全体として回転部材を下方に引き付けるものであれば、永久磁石の上端が回転部材を囲むようになっていてもよい。
又、永久磁石の磁力を大きくすれば、必ずしも永久磁石を回転部材の近傍に配置しなくともよく、磁歪部材の一端より離間した下方(図1参照)に配置してもよい。さらに、永久磁石の磁力を有効に利用するため、所定のヨークを配置してもよい。
さらに、各磁歪部材を回転部材と同心の円周上に配置させ、複数の永久磁石を各磁歪部材の間でかつ上記円周上に配置してもよい。
回転部材に接する磁歪部材の一端の端面形状は、図6のように回転部材の曲率に合わせた段差をもうけた形状であってもよい。もしくは平面であってもよく、この場合は磁歪部材の一端の一部が回転部材に接することになる。又、磁歪部材の一端の端面を、回転部材の曲率に相当する曲面とし、回転部材との接触面積を増大させてもよい。
磁歪部材に巻き回すコイルは、図6のように1つのコイルを隣り合う2つの磁歪部材に巻き回して取り付けてもよい。このとき1つの磁歪部材に対して2つ以上のコイルを巻き回してもよい。
本発明は、回転、所定角度での回動、さらに場合によって直動を回転部材に加えることができ、例えばロボットアームの関節、プリンタのインジェクタ(インク吐出部)、位置決め部材、モータ等に用いることができる。又、小型化、構造の簡素化が図られることから、省スペースが要求される場所(例えば、医療用カテーテルの撮影用ミラーの変角用)のアクチュエータに適する。
本発明の第1の実施形態に係る磁歪式多軸駆動アクチュエータの構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る磁歪式多軸駆動アクチュエータの構成を示す斜視図である。 バイモルフである磁歪部材3の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態における入力波形図である。 本発明の第3の実施形態に係る磁歪式多軸駆動アクチュエータの構成を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る磁歪式多軸駆動アクチュエータの構成を示す斜視図である。
符号の説明
2、3 磁歪部材
2a、3a 磁歪部材の一端
2b、3b 磁歪部材の他端
3x 負磁歪材料
3y 正磁歪材料
4 コイル
6 永久磁石
8 回転部材
8a ロッド
9 リング
10 加熱手段
20、21、22 磁歪式多軸駆動アクチュエータ

Claims (5)

  1. 回転又は回動自在な磁性体からなる球形の回転部材と、少なくとも2つの磁歪部材と、前記磁歪部材に巻回されるコイルと、前記回転部材を保持し、前記磁歪部材にバイアス磁界を印加する永久磁石とを備え、
    前記磁歪部材に関して、前記コイルから生じる交流磁界と前記永久磁石からの前記バイアス磁界を加えた際に、磁歪部材の変位方向が互いに平行になるよう配置されると共に、
    前記磁歪部材の変位を前記回転部材に伝達するよう、前記磁歪部材の一端がそれぞれ前記回転部材に接し、他端が固定されており、
    前記永久磁石は、磁力によって前記回転部材を前記磁歪部材の一端に向かって付勢するよう配置されている磁歪式多軸駆動アクチュエータ。
  2. 前記回転部材は、その回転又は回動を外部に伝達するためのロッドを備えている請求項1記載の磁歪式多軸駆動アクチュエータ。
  3. 前記永久磁石は、前記磁歪部材の一端の近傍において各磁歪部材に囲まれた位置に配置されている請求項1又は2記載の磁歪式多軸駆動アクチュエータ。
  4. 前記磁歪部材は前記一端から前記他端に向かって長手方向に延びる負磁歪材料と、前記長手方向に延びる正磁歪材料とを積層してなり、前記一端近傍において前記磁歪部材の板厚方向に変位するバイモルフである請求項1〜3のいずれかに記載の磁歪式多軸駆動アクチュエータ。
  5. 前記磁歪部材と前記回転部材が均等に接触するように、リング状の磁性部材を前記磁歪部材に接合した請求項1〜4のいずれかに記載の磁歪式多軸駆動アクチュエータ。
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