JP5054749B2 - エレクトレット電気音響変換器を備えた電子機器 - Google Patents

エレクトレット電気音響変換器を備えた電子機器 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照:この出願は、2008年10月31日出願の台湾国特許出願097141921号に基づく優先権を主張しており、この参照により、上記台湾出願の全開示内容が本明細書に組み入れられる。
本発明は、電気音響変換器、殊にエレクトレット電気音響変換器を備えた電子機器に関する。
スピーカは音を作り出す手段の1つである。スピーカが音を発する原理は、電気信号によってスピーカの振動板を動かして空気を押すことにある。現在、スピーカは、携帯電話、個人用デジタル補助装置(PDA)、ラップトップコンピュータ等の音出力機能をもつ電子機器に広く使用されている。
一般的なスピーカの1つに、所謂ダイナミックスピーカがある。ダイナミックスピーカが音を発する原理は、音声コイルに電流を流して磁界を発生させることにある。磁界が発生すると、音声コイルは、スピーカのフレームに固定された永久磁石からの磁界に反応するようになり、これにより、音声コイルに取り付けられた振動板が振動する。このようなダイナミックスピーカは、非常に良質の音を出力できるものの、共鳴室が大きいために、かなりの厚みを有することになる。従って、ダイナミック型スピーカを上記のような携帯電子機器に用いると、電子機器を薄型化できない。
本発明は、エレクトレット電子音響変換器を備えた電子機器を提供するものである。本発明の電子機器のエレクトレット電子音響変換器は、従来のダイナミックスピーカに比べて厚みが著しく薄い。このため、電子機器内部の利用可能空間を広げることができる。
第1実施例において、本発明のエレクトレット電子音響変換器を備えた電子機器は、筐体を備え、筐体は、その内壁面から外壁面まで貫通する複数の開口を有する。電子音響変換器は、前記筐体の内壁面に設けられる。前記電子音響変換器は、前記筐体の内壁面に配置された第1エレクトレット振動板を備えている。前記第1エレクトレット振動板は、第1膜本体と前記第1膜本体の下面に形成された第1電極層とを有する。第1膜本体は誘電体から形成され、静電荷を帯びている。複数の開口を有する第1導電板が、電極として、前記第1膜本体の上面に重ねて設けられる。さらに、前記第1エレクトレット振動板と前記第1導電板との間には、これらを所定の間隔に保つ少なくとも1つの第1スペーサが設けられる。
第2実施例において、電子音響変換器を備えた電子機器は、第1実施例の電子機器と比較した場合、更に、電極として機能する第2導電板を備えている。第2導電板は、前記第1導電板に重ねて設けられ、複数の開口を有する。第1導電板と第2導電板の間には、通気性のある多孔薄膜から形成された絶縁層が設けられる。さらに、第2エレクトレット振動板が第2導電板上に重ねて設けられる。第2エレクトレット振動板は、第2膜本体と前記第2膜本体の上面に形成された第2電極層とを有する。第2膜本体は誘電体から形成され、静電荷を帯びている。消音層が前記第2電極層に取り付けられている。さらに、前記第2エレクトレット振動板と第2導電板との間に、これらを所定の間隔に保つ少なくとも1つの第2スペーサが設けられている。
第3実施例において、本発明のエレクトレット電子音響変換器を備えた電子機器は、筐体を備え、筐体は、その内壁面から外壁面まで貫通する複数の開口を有する。電子音響変換器は、前記筐体の内壁面に設けられている。前記電子音響変換器は、電極としての導電板が前記筐体の内壁面に配置され、導電板は複数の開口を備えている。エレクトレット振動板は、前記導電板に重ねて設けられ、膜本体と前記膜本体の上面に形成された電極層とを有する。膜本体は誘電体から形成され、静電荷を帯びている。さらに、前記エレクトレット振動板と前記導電板との間には、これらを所定の間隔に保つ少なくとも1つのスペーサが設けられている。消音層が前記電極層に取り付けられる。
第4実施例において、電子音響変換器を備えた電子機器は、第3実施例の電子機器と実質的に同じである。第3実施例と相違する点は、第4実施例の電子機器の電子音響変換器では、第3実施例の導電板に代えて導電層を筐体の内壁面に被膜として形成することである。
上記ならびにその他の本発明の目的、特徴および特長は、添付図面を参照して以下に述べる詳細な説明から容易に明らかになるであろう。
本発明の電子機器を示す斜視図である。 本発明の第1実施例による電子音響変換器を備えた電子機器を示す断面図であり、背面カバーが電子機器本体から外された状態を示す。 本発明の第1実施例による電子音響変換器を備えた電子機器を示す断面図であり、背面カバーが電子機器本体に取り付けられた状態を示す。 本発明の第2実施例による電子音響変換器を備えた電子機器を示す断面図であり、背面カバーが電子機器本体から外された状態を示す。 本発明の第2実施例による電子音響変換器を備えた電子機器を示す断面図であり、背面カバーが電子機器本体に取り付けられた状態を示す。 本発明の第3実施例による電子音響変換器を備えた電子機器を示す断面図であり、背面カバーが電子機器本体から外された状態を示す。 本発明の第3実施例による電子音響変換器を備えた電子機器を示す断面図であり、背面カバーが電子機器本体に取り付けられた状態を示す。 本発明の第4実施例による電子音響変換器を備えた電子機器を示す断面図であり、背面カバーが電子機器本体から外された状態を示す。 本発明の第4実施例による電子音響変換器を備えた電子機器を示す断面図であり、背面カバーが電子機器本体に取り付けられた状態を示す。
図1、図2aおよび図2bに示すように、本発明の第1実施例による電子音響変換器を備えた電子機器100は筐体110を有し、筐体110は、その内壁面112から外壁面118まで貫通する多数の開口114を有する。筐体110の内壁面112に電子音響変換器180が設けられている。電子音響変換器180はエレクトレット振動板120を備えており、エレクトレット振動板120は筐体110の内壁面112に配置されている。またエレクトレット振動板120は、膜本体122と、この膜本体122の下面に形成された電極層124とを含む。膜本体122は、誘電体から作られており、静電荷を帯びている。膜本体122は、厚さ7μmから25μmであり、電極層124は厚さ0.05μmから1μmである。電極として機能する導電板140が膜本体122の上面に重ねて設けられている。導電板140は、筐体110の開口114に対応する複数の開口142を有する。導電板140の厚さは0.1mmから1mmであり、導電板140における開口142の開口率は20%より大きい。さらに、エレクトレット振動板120と導電板140との間には、少なくとも1つのスペーサ150が設けられており、エレクトレット振動板120と導電板140の間隔を一定に保っている。スペーサ150は互いに5mmから20mmの間隔を置いて設置され、その高さは100μmから400μmである。
膜本体122を帯電させるために、元来静電荷を帯びていない膜本体122を分極化処理する必要がある。例えば、電極層124を膜本体122に形成した後に、コロナ帯電処理を用いて膜本体122を分極化することで、静電荷を膜本体122の内部および表面に発生させることができる。膜本体122に適した材料としては、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリテトラフルオロエテン(PTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、二酸化ケイ素(SiO)、またはその他のフッ化物重合体が挙げられる。さらに、エレクトレット振動板120は、そのエッジを固定して移動しないようにする必要がある。本実施例の電子音響変換器180を作動させるには、元の音信号と同位相の電気信号および逆位相の電気信号とを、すなわち差動信号を、それぞれ導電板140と電極層124とに加えなければならない。これにより導電板140と電極層124からエレクトレット振動板120にクーロン力が作用して、プッシュ・プル効果がもたらされる。このプッシュ・プル効果により、エレクトレット振動板120が電気信号に応じて振動するようになる。エレクトレット振動板120が振動すると、空気が押されて音が出る。発生した音は、開口114を通って筐体110の外に出て、ユーザの耳に届く。
また、エレクトレット振動板120によって生じた音は、導電板140の開口142を通過して、導電板140の上部に設けられた構成要素によって跳ね返されるので、エコーによる電気音響変換器180の性能低下を防ぐために、導電板140の上面は、導電板140上部の構成要素から所定間隔、より詳しくは1mm、離されている。これに代えて、例えばガラス繊維、スポンジ、不織布等から作られた消音層160を導電板140の上面に取り付けて、開口142を通過した音を吸収するようにしてもよい。消音層160は厚さ1mmから5mmとする。さらに、30μmから50μmの厚さのスペーサ170が少なくとも1つ、スペーサ150に対応して電極層124と筐体110の内壁面112との間に配置されており、電極層124が筐体110に接しないように保っている。また、スペーサ150を両面テープ等の接着材から形成して導電板140と膜本体122とを固着してもよい。
図1,図3aおよび図3bにおいて、本発明の第2実施例による電子音響変換器を備えた電子機器200は、前記電子機器100の構成要素の全てを有している。すなわち、筐体110と、電子音響変換器180のエレクトレット振動板120、導電板140、スペーサ150,170および消音層160を有している。上記構成要素に加えて、本実施例の電子機器200の電子音響変換器280は、電極として機能する導電板240を更に備えている。この導電板240は、導電板140上に重ねて設けられており、導電板140の開口142に対応する複数の開口242を有する。導電板240の厚さは0.1mmから1mmである。厚さ20μmから200μmの通気性多孔薄膜から成る絶縁層290が導電板140と導電板240との間に設けられている。また、導電板240上にはエレクトレット振動板220が配置されており、このエレクトレット振動板220は、膜本体222と、この膜本体222の上面に形成された電極層224とを含み、消音層160は電極層224に取り付けられている。膜本体222は誘電体から作られており、静電荷を帯びている。膜本体222の厚さは7μmから25μmであり、電極層224の厚さは0.05μmから1μmである。さらに、エレクトレット振動板220と導電板240との間には、例えば接着材から作られたスペーサ250が前記スペーサ150に対応して少なくとも1つ設けられており、エレクトレット振動板220と導電板240との間隔を一定に保っている。スペーサ250の高さは100μmから400μmである。
上記同様に、元来静電荷を帯びていない膜本体222は、分極化処理して静電荷を内部および表面に発生させる必要がある。膜本体222に適した材料としては、FEP、PTFE、PVDF、二酸化ケイ素、またはその他のフッ化物重合体が挙げられる。さらに、エレクトレット振動板220は、そのエッジを固定して、移動しないようにする必要がある。本実施例の電子音響変換器280を作動させるには、元の音信号と同位相の第1電気信号を導電板140と電極層224とに加え、且つ元の信号と逆位相の第2電気信号を電極層124と導電板240とに加えなければならない。これによりエレクトレット振動板120およびエレクトレット振動板220が、導電板140,240と電極層124,224からのクーロン力に曝されて振動し、第1および第2電気信号に応じた音を発生させる。エレクトレット振動板220で発生した音は、絶縁層290と開口114とを通過して筐体110外部に出る。エレクトレット振動板を2つ有する電子音響変換器280は、エレクトレット振動板を1つだけ有する電子音響変換器180に比べて2倍の音量(3dB)を出すことができる。
図1,図4aおよび図4bにおいて、本発明の第3実施例による電子音響変換器を備えた電子機器300は、筐体110と、筐体110内壁面112に設置された電子音響変換器380とを有する。電子音響変換器380は、電極として機能する導電板340を備えており、この導電板340は筐体110の内壁面112に配置されている。導電板340は、開口114に対応する複数の開口342を有する。導電板340上にはエレクトレット振動板320が重ねて設けられており、このエレクトレット振動板320は、膜本体322と、この膜本体322の上面に形成された電極層324とを含む。膜本体322は誘電体から作られており、静電荷を帯びている。膜本体322の厚さは7μmから25μmであり、電極層324の厚さは0.05μmから1μmである。さらに、エレクトレット振動板320と導電板340との間には、例えば接着材から成るスペーサ350が少なくとも1つ設けられており、エレクトレット振動板320と導電板340との間隔を一定に保っている。スペーサ350は互いに5mmから20mmの間隔を置いて設置され、その高さは100μmから400μmである。さらに導電板340と筐体110の内壁面112との間に、例えば接着材から成るスペーサ370が少なくとも1つ、スペーサ350に対応して配置されており、導電板340が筐体110に接しないように保っている。スペーサ370は30μmから50μmの厚さを有する。さらに、消音層360が電極層324に取り付けられており、エコーによる電子音響変換器380の性能低下を防止している。
上記実施例同様に、元来静電荷を帯びていない膜本体322は、分極化処理して静電荷を内部および表面に発生させる必要がある。膜本体322に適した材料としては、FEP、PTFE、PVDF、二酸化ケイ素等のフッ化物重合体が挙げられる。さらに、エレクトレット振動板320は、そのエッジを固定して、移動しないようにする必要がある。本実施例の電子音響変換器380を作動させるには、電気信号を導電板340と電極層324とに加えなければならない。これによりエレクトレット振動板320が振動して、加えられた電気信号に応じた音を出力する。
図1,図5aおよび図5bに示す本発明の第4実施例による電子音響変換器を備えた電子機器400は、図4に示す電子機器300と実質的に同じであるので、両図に共通する実質的に同じ構成要素には同一の参照番号を付し、これらの構成要素の説明はここでは省略する。第3実施例との相違点は、第4実施例の電子機器400の電子音響変換器480では、導電板340に代えて、導電層440が筐体110の内壁面112に被膜形成されており、スペーサ370は設けられないことにある。上記同様に、本実施例の電子音響変換器480を作動させるには、電気信号を導電層440と電極層324とに加えなければならない。これによりエレクトレット振動板320が振動して、加えられた電気信号に応じた音を出力する。
上記電子機器100,200,300,400の電子音響変換器180,280,380,480は、筐体110上に設置されており、この筐体110は、電子機器100,200,300,400の前面、側面または背面を覆うカバーとすることができる。当然のことながら、電子音響変換器180,280,380,480は、電気的に他の構成要素、例えば電子機器100,200,300,400の回路基板に接続することで作動する。図2a,図2b,図3a,図3b,図4a,図4b,図5a,図5bを再び参照すると、電子音響変換器180,280,380,480が取り外し可能な背面カバー110に組付けられるときに、背面カバー110の内壁面112に電気端子116aが設けられ、導電板140,340および導電層440に電気接続される。また電気端子116bも背面カバー110の内壁面112に設けられ、電極層124,324に電気接続される。さらに、電子機器200の背面カバー110の内壁面112には電気端子119a,119bが設けられ、それぞれ電子音響変換器280の導電板240と電極層224に電気接続される。図2b,図3b,図4b,図5bに示すように、背面カバー110が電子機器100,200,300,400本体に取り付けられると、電気端子116a,116bはそれぞれ、電子機器100,200,300,400の回路基板195上の電気端子197a,197bに接して電気的に接続される。また電気端子119a,119b(図3bに示す)はそれぞれ、電子機器200の回路基板195上の電気端子198a,198bに接して電気的に接続される。これにより、電気信号を導電板140,240,340や導電層440や電極層124,224,324に加えることが可能となり、加えられた電気信号に応じてエレクトレット振動板120,220,320が振動して音を発するようになる。
本発明によれば、電子音響変換器のスペーサは別々の部材であってもよい。しかしまた、上記の個別スペーサに代えて、複数の開口が形成されたシートを用いてもよいことは理解されよう。
本発明の電子機器は、携帯電話、個人用デジタル補助装置(PDA)、ラップトップコンピュータ等の携帯電子機器として実施可能である。本発明の電子機器の電子音響変換器は従来のダイナミックスピーカに比べて非常に薄いので、電子機器内の利用可能空間が広がる。さらに、本発明の電子機器の電子音響変換器は背面カバーに組付けることができる。従って、電子機器の厚みを更に減らすことができ、電子機器内の利用可能空間を更に広げることができる。さらにまた、本発明の第1および第2実施例による電子機器の電子音響変換器では、エレクトレット振動板のエレクトレット面が電子機器の内側に向いているので、埃や湿気によってエレクトレット面が汚染されることがなく、エレクトレット振動板の故障を回避できる。
以上本発明を例証するために好ましい実施例を説明してきたが、添付の請求範囲に開示した本発明の範囲および精神から逸脱することなく様々な変形、追加、置き換えが可能であることは、当業者には容易に理解されよう。

Claims (11)

  1. 電子機器であって、
    内壁面と外壁面と前記内壁面から前記外壁面まで貫通する複数の開口とを有する筐体と、前記筐体の内壁面に設けられた電子音響変換器とを備えており、前記電子音響変換器は、
    前記筐体の内壁面に配置され、静電荷を帯びた第1膜本体と前記第1膜本体の下面に形成された第1電極層とを有する第1エレクトレット振動板であって、前記第1電極層の下面は前記複数の開口に対向している第1エレクトレット振動板と、
    前記第1膜本体の上面に重ねて設けられ、複数の開口を有する第1導電板と、
    接着材から作られ、お互いに間隔を置いて設置され、前記第1エレクトレット振動板と前記第1導電板との間に設けられ、前記第1エレクトレット振動板と前記第1導電板を所定の間隔に保つ複数の第1スペーサと、
    お互いに間隔を置いて設置され、前記筐体の内壁面と前記第1エレクトレット振動板の第1電極層との間に設けられ、前記筐体の内壁面と前記第1エレクトレット振動板の第1電極層を所定の間隔に保つ複数の第2スペーサと、
    を備えている電子機器。
  2. 前記電子音響変換器が更に、
    前記第1導電板に重ねて設けられ、複数の開口を有する第2導電板と、
    前記第1および第2導電板の間に設けられた絶縁層と、
    前記第2導電板上に重ねて設けられ、静電荷を帯びた第2膜本体と前記第2膜本体の上面に形成された第2電極層とを有する第2エレクトレット振動板と、
    お互いに間隔を置いて設置され、前記第2エレクトレット振動板と前記第2導電板との間に設けられ、前記第2エレクトレット振動板と前記第2導電板を所定の間隔に保つ複数の第3スペーサと、
    を備えている請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記電子音響変換器が更に、ガラス繊維、スポンジ又は不織布から作られ、前記第1導電板に取り付けられた消音層を備えている、請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記第1エレクトレット振動板の第1電極層および前記第1導電板は第1電気信号に電気的に接続される請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記筐体の内壁面に設けられる第1電気端子と第2電気端子と、第3電子端子と第4電気端子とを有する回路基板であって、前記第1電気端子及び前記第2電気端子が、それぞれ前記第3電気端子及び前記第4電気端子に電気接続され、前記第1電気信号を前記第1エレクトレット振動板の前記第1電極層及び前記第1導電板に電気接続させる回路基板と、を更に備える請求項に記載の電子機器。
  6. 前記第1導電板における前記複数の開口の開口率は20%より大きい請求項1に記載の電子機器。
  7. 電子機器であって、
    内壁面と外壁面と前記内壁面から前記外壁面まで貫通する複数の開口とを有する筐体と、前記筐体の内壁面に設けられた電子音響変換器とを備えており、前記電子音響変換器は、
    前記筐体の内壁面に配置され、複数の開口を有する導電板と、
    前記導電板に重ねて設けられ、静電荷を帯びた膜本体と前記膜本体の上面に形成された電極層とを有するエレクトレット振動板であって、前記膜本体の下面は前記複数の開口に対向しているエレクトレット振動板と、
    接着材から作られ、お互いに間隔を置いて設置され、前記エレクトレット振動板と前記導電板との間に設けられ、前記エレクトレット振動板と前記導電板を所定の間隔に保つ複数の第1スペーサと、
    お互いに間隔を置いて設置され、前記筐体の内壁面と前記導電板との間に設けられ、前記筐体の内壁面と前記導電板を所定の間隔に保つ複数の第2スペーサと、
    を備えている電子機器。
  8. 前記エレクトレット振動板の電極層および前記導電板は電気信号に電気的に接続され、前記筐体の内壁面に設けられる第1電気端子と第2電気端子と、第3電気端子と第4電気端子とを有する回路基板であって、前記第1電気端子及び前記第2電気端子が、それぞれ前記第3電気端子及び前記第4電気端子に電気接続され、前記電気信号を前記エレクトレット振動板の前記電極層及び前記導電板に電気接続させる回路基板と、を更に備える請求項に記載の電子機器。
  9. 前記筐体の内壁面に設けられ、前記電気信号を前記エレクトレット振動板の電極層と前記導電板にそれぞれ電気的に接続するための第1電気端子および第2電気端子と、ガラス繊維、スポンジ又は不織布から作られ、前記エレクトレット振動板の前記電極層に取り付けられた消音層と、を更に備える請求項に記載の電子機器。
  10. 電子機器であって、
    内壁面と外壁面と前記内壁面から前記外壁面まで貫通する複数の開口とを有する筐体と、前記筐体の内壁面に設けられた電子音響変換器とを備えており、前記電子音響変換器は、
    前記筐体の内壁面に被膜形成された導電層と、
    前記導電層に重ねて設けられ、静電荷を帯びた膜本体と前記膜本体の上面に形成された電極層とを有するエレクトレット振動板と、
    接着材から作られ、お互いに間隔を置いて設置され、前記エレクトレット振動板と前記導電層との間に設けられ、前記エレクトレット振動板と前記導電層を所定の間隔に保つ複数のスペーサと、
    を備えている電子機器。
  11. 前記電子音響変換器は、ガラス繊維、スポンジ又は不織布から作られ、前記エレクトレット振動板の電極層に取り付けられた消音層を更に備える請求項10に記載の電子機器。
JP2009241546A 2008-10-31 2009-10-20 エレクトレット電気音響変換器を備えた電子機器 Expired - Fee Related JP5054749B2 (ja)

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