JP5051087B2 - 可逆圧縮符号化装置および可逆復号化装置 - Google Patents

可逆圧縮符号化装置および可逆復号化装置 Download PDF

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Description

この発明は、画像データや音声データ等のデータの可逆圧縮符号化装置および可逆復号化装置に関する。
圧縮符号化技術は、非可逆圧縮符号化技術と可逆圧縮符号化技術とに大別することができる。非可逆圧縮符号化技術は、直交変換を利用したものが多く、圧縮符号化されたデータから元のデータを完全に復元することはできないが、高い圧縮率が得られるという利点がある。これに対し、可逆圧縮符号化技術は、高い圧縮率は得られないが、圧縮符号化されたデータから元の画像データを完全に復元することができるという利点がある。このため、医療用画像の保存や交換などの用途に用いられている。なお、可逆圧縮符号化技術に関する文献として特許文献1がある。
特開平9−37271号公報
ところで、可逆圧縮符号化のアルゴリズムとしては、JPEG(Joint Photographic
Experts Group)のJPEG−LS(Lossless-JPEG)において採用されているような差分符号化と可変長符号化を併用したアルゴリズムがある。この種の可逆圧縮符号化アルゴリズムは、隣接画素間の相関が弱い場合に十分な予測精度を得ることができない。そのため、差分符号化により得られる予測誤差の絶対値が大きくなり易く、最終的に得られる可変長符号の総データ量が大きくなり、十分な圧縮効果を得ることができない。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、差分符号化と可変長符号化とを併用した可逆圧縮符号化装置において、圧縮符号化の対象であるデータのダイナミックレンジが大きくなる場合における圧縮率を改善することにある。
この発明は、圧縮符号化対象であるデータの予測値を算出し、この予測値と前記データの実際値との差分である予測誤差を算出する差分符号化手段と、前記差分符号化手段が出力する予測誤差の符号ビットを反転すると当該予測誤差の絶対値が減少する場合に当該予測誤差の符号ビットの反転を行う予測誤差変換手段と、前記予測誤差変換手段の処理を経た予測誤差に対し、絶対値が小さいものほど符号長が短くなる可変長符号化を行って、予測誤差を示す可変長符号を生成し、圧縮符号化データとして出力する可変長符号化手段とを具備することを特徴とする可逆圧縮符号化装置を提供する。
また、この発明は、上記可逆圧縮符号化装置により出力された圧縮符号化データを受け取り、前記圧縮符号化データを可変長符号化前の予測誤差に戻す可変長復号化手段と、復号化される実際値の予測値を算出し、前記予測値と、前記予測誤差の構成ビットのうち符号ビットを除く部分とにより、前記実際値を復号化する逆差分符号化手段とを具備することを特徴とする可逆復号化装置を提供する。
この発明による可逆圧縮符号化装置によれば、予測誤差変換手段が、差分符号化により得られた予測誤差の符号ビットを反転すると当該予測誤差の絶対値が減少する場合に当該予測誤差の符号ビットの反転を行い、可変長符号化手段は、予測誤差変換手段の処理を経た予測誤差に対し、絶対値が小さいものほど符号長が短くなる可変長符号化を行って、予測誤差を示す可変長符号を生成するので、可変長符号化の対象となる予測誤差の絶対値が総じて小さくなり、全体としての可変長符号の符号長を短くすることができる。
また、この発明による可逆復号化装置によれば、上記可逆圧縮符号化装置により出力された圧縮符号化データから無損失で圧縮符号化前の元のデータを復元することができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態である符号化装置100および復号化装置200からなり、スプライト画像の可逆圧縮伝送を行うシステムの構成を示すブロック図である。また、図2は、符号化装置100によって出力された画像の圧縮符号化データを復号化し、画像として再生する画像処理LSI300の構成を示すブロック図である。なお、図2では、画像処理LSI300を構成する要素のうち、圧縮符号化データの復号化および再生に関与している部分のみが図示されており、それ以外の要素の図示は省略されている。
まず、符号化装置100および復号化装置200の構成の説明に先立ち、図2を参照し、画像処理LSI300について説明する。図2において、スプライトパターンメモリ401は、複数種類のスプライト画像の圧縮符号化データを記憶したメモリであり、例えばROM(Read Only Memory)により構成されている。このスプライトパターンメモリ401に記憶された圧縮符号化データは、本実施形態による符号化装置100によって出力されたものである。CPU402は、各種の制御情報を画像処理LSI300に与えるプロセッサである。モニタ403は、液晶パネル等による表示装置である。
画像処理LSI300において、CPU I/F(インタフェース)301は、CPU402から各種の制御情報を受け取る装置である。また、制御情報記憶部302は、CPU I/F301を介してCPU402から与えられる制御情報を記憶する装置であり、例えばRAM(Random Access Memory)により構成されている。CPU402からこの制御情報記憶部302に与えられる制御情報には、復号化および再生の対象であるスプライト画像の圧縮符号化データのスプライトパターンメモリ401内の格納先アドレス、モニタ403の表示画面におけるスプライト画像の表示位置、スプライト画像の拡大・縮小に関する指示等が含まれる。
制御部303は、制御情報記憶部302に記憶された各種の制御情報に従って画像処理LSI300内の各部の制御を行う制御中枢である。パターンメモリI/F304は、制御部303による制御の下、スプライトパターンメモリ401からスプライト画像の圧縮符号化データを読み出す装置である。パターンデータデコーダ305は、図1における復号化装置200に相当する装置であり、制御部303による制御の下、スプライトパターンメモリ401からパターンメモリI/F304を介してスプライト画像の圧縮符号化データを受け取って、その復号化を行い、圧縮符号化前のスプライト画像の画像データを出力する装置である。このパターンデータデコータ305と、スプライトレンダリングプロセッサ306と、ラインバッファ307Aおよび307Bは、制御部303による制御の下、1ライン単位(1水平走査線単位)で、モニタ403に表示させるスプライト画像の画像データを生成し、その画像データをモニタ403の表示画面に反映させる処理を行う。
さらに詳述すると、ラインバッファ307Aおよび307Bは、モニタ403の1ライン分の画素データを記憶する容量を各々有している。制御部303は、これらのラインバッファ307Aおよび307Bを交互に使用し、例えばラインバッファ307A内の1ライン分の画素データがモニタ403に表示される期間には、ラインバッファ307Bに次の1ライン分の画素データを書き込むレンダリングをスプライトレンダリングプロセッサ306に実行させ、ラインバッファ307B内の1ライン分の画素データがモニタ403に表示される期間には、ラインバッファ307Aに次の1ライン分の画素データを書き込むレンダリングをスプライトレンダリングプロセッサ306に実行させる。また、制御部303は、スプライトレンダリングプロセッサ306が行うレンダリングに間に合うように、レンダリングの対象となる1ライン分のスプライト画像の画像データをパターンデータデコータ305に出力させるための制御を行う。すなわち、1ライン分のスプライト画像の画像データを得るのに必要な圧縮符号化データをスプライトパターンメモリ401から読み出してパターンデータデコーダ305に供給し、その復号化を行わせるための制御を行うのである。ここで、モニタ403の1ラインに複数種類のスプライト画像を表示させる場合もある。そのような場合、制御部303は、表示対象である全てのスプライト画像の1ライン分の画像データを得るために必要な圧縮符号化データをスプライトパターンメモリ401から読み出してパターンデータデコーダ305に供給し、その復号化を行わせるための制御を行う。
表示コントローラ308、画素データコントローラ309およびモニタI/F310は、ラインバッファ307Aおよび307Bから交互に1ライン分の画素データを読み出して、モニタ403に供給し、モニタ403に画像を表示させる手段である。さらに詳述すると、表示コントローラ308は、垂直同期信号および水平同期信号をモニタI/F310を介してモニタ403に供給するとともに、水平同期信号に同期して、画素データコントローラ309に画素データの読み出し指令を送る。画素データコントローラ309は、画素データの読み出し指令を受け取る毎に、ラインバッファ307Aおよび307Bを交互に選択し、選択したラインバッファから1ライン分の画素データを読み出して、モニタI/F310を介してモニタ403に送るのである。
以上が画像処理LSI300の構成である。
本実施形態による符号化装置100によって生成される圧縮符号化データは、以上のように、1ライン単位で復号化され、画像として再生される。従って、画像処理LSI300の処理を円滑に進めるためには、スプライトパターンメモリ401から読み出すべき1ライン分の圧縮符号化データのデータ量が少ないこと、すなわち、圧縮符号化データのライン単位の圧縮率が高いことが望まれる。また、本実施形態では、スプライト画像として圧縮符号化前のものと同じものをモニタ403に表示させる高品位の画像再現を目的としている。そのためにも、圧縮符号化データは、可逆式(無損失)の圧縮符号化アルゴリズムにより得られたものであることが望まれる。本実施形態による符号化装置100は、このような要求に応えるために案出されたものであり、ライン単位での圧縮率が高く、かつ、無損失で画像データの圧縮符号化を行う装置である。
次に図1を参照し、本実施形態による符号化装置100および復号化装置200について説明する。まず、符号化装置100について説明する。RGB変換部110は、圧縮符号化の対象であるオリジナルのスプライトの画像データをR、G、Bの各色成分に対応した画像データに分離する。ここで、R成分に対応した画像データは、スプライトを構成する各画素のR成分の強度を示す画素データの集合体、G成分に対応した画像データは、スプライトを構成する各画素のG成分の強度を示す画素データの集合体、B成分に対応した画像データは、スプライトを構成する各画素のB成分の強度を示す画素データの集合体である。
RGB減算部120は、スプライトの各画素毎に異種の色成分間の画素データの差分を算出し、この差分を示す差分データを生成する。そして、1つの画素の第1〜第3色成分を示す各画素データをR、G、Bとした場合、RGB減算部120は、画素毎に画素データR、G、Bと、差分データR−G、R−B、G−R、G−B、B−RおよびB−Gを出力する。これらの画素データおよび差分データの各々が本実施形態における圧縮符号化の対象である色成分データとなる。
レベルシフト部130は、RGB減算部120が出力する各色成分データのうち、画素データR、G、Bについてはそのまま出力する一方、差分データR−G、R−B、G−R、G−B、B−RおよびB−Gに対しては、オフセットを加算することにより、符号ビットを同じくする所定範囲内の値、具体的には0以上の範囲にレベルシフトして出力する。
本実施形態では、1個の画素データの構成ビット数の異なる複数種類のスプライトの画像データが圧縮対象となる。そして、レベルシフト部130がレベルシフトを行うのに用いるオフセットも、圧縮対象であるスプライトの画素データの構成ビット数により異なったものとなる。さらに詳述すると、レベルシフト部130は、1個の画素データの構成ビット数が5ビットである場合はオフセットとして32を、6ビットである場合はオフセットとして64を、8ビットである場合をオフセットとして256を差分データに加算するレベルシフトを差分データに施す。このレベルシフトを経た差分データは必ず正の値となる。
可逆圧縮符号化部140は、スプライトの画像を構成する各画素の中から対象画素をラスタスキャン順に選択し、対象画素を示す複数種類の色成分データの各々に可逆圧縮符号化を施し、対象画素を示す各色成分データの圧縮符号化データを算出する手段である。なお、可逆圧縮符号化部140が実行する可逆圧縮符号化アルゴリズムの具体的内容については後述する。
比較選択部150は、可逆圧縮符号化部140から得られる複数種類の圧縮符号化データのデータ量を比較し、複数種類の色成分データから得られた各圧縮符号化データの中から、元のR、G、Bの各色成分を示す各画素データを合成可能な3種類の色成分データから得られた圧縮符号化データの組み合わせであって、他の組み合わせに比べて総データ量の低い3種類の圧縮符号化データの組み合わせを出力対象として選択する手段である。
さらに詳述すると、比較選択部150は、可逆圧縮符号化部140から得られる複数種類の圧縮符号化データを用いて、図3に示すように、各々3種類の圧縮符号化データからなる4種類の組み合わせを構成する。まず、Normal Modeの圧縮符号化データの組み合わせは、画素データR、画素データG、画素データBの各々から得られた3種類の圧縮符号化データからなる組み合わせである。次に、Mode 1の圧縮符号化データの組み合わせは、画素データR、差分データR−G、差分データR−Bの各々から得られた3種類の圧縮符号化データからなる組み合わせである。次に、Mode 2の圧縮符号化データの組み合わせは、差分データG−R、画素データG、差分データG−Bの各々から得られた3種類の圧縮符号化データからなる組み合わせである。次に、Mode 3の圧縮符号化データの組み合わせは、差分データB−R、差分データB−G、画素データBの各々から得られた3種類の圧縮符号化データからなる組み合わせである。
そして、比較選択部150は、Normal Mode、Mode 1、Mode 2、Mode 3の4種類の圧縮符号化データの組み合わせの各々について、フレーム単位での圧縮率を求める。そして、4種類の圧縮符号化データの組み合わせのうちフレーム単位での圧縮率の最も高い圧縮符号化データの組み合わせを選択し、この選択した圧縮符号化データの組み合わせに対し、選択した圧縮符号化データの組み合わせを示すモード信号を付加して出力する。具体的には、Normal Modeの圧縮符号化データの組み合わせを選択した場合にはモード信号“00”を、Mode 1の圧縮符号化データの組み合わせを選択した場合にはモード信号“01”を、Mode 2の圧縮符号化データの組み合わせを選択した場合にはモード信号“10”を、Mode 3の圧縮符号化データの組み合わせを選択した場合にはモード信号“11”を、当該選択した圧縮符号化データの組み合わせに付加して出力する。
次に本実施形態における可逆圧縮符号化部140について説明する。この可逆圧縮符号化部140は、DPCM(Differential Pulse Code Modulation;差分符号化)部141と、予測誤差変換部142と、ハフマン符号化部143とにより構成されている。
DPCM部141は、図4に示すように、スプライトの画像を構成する各画素の中から対象画素Xをラスタスキャン順に選択しつつ、対象画素Xの近傍の画素を示す色成分データから対象画素を示す色成分データの予測値Mxを算出し、この予測値Mxと対象画素を示す色成分データの実際値との差分である予測誤差X−Mxを算出する手段である。
具体的には、DPCM部141は、次のアルゴリズムに従って、予測値Mxを算出する。まず、対象画素Xの左隣の画素Xaの色成分データがXa、対象画素の直上の画素Xbの色成分データがXb、対象画素の左上の画素Xcの色成分データがXcである場合において、これらの3つの色成分データの最大値max(Xa、Xb、Xc)を求め、Xc=max(Xa、Xb、Xc)であるか否かを判断する。この判断結果が肯定的である場合において、Xb<Xaであれば、予測値MxをXbとし、Xa<Xbであれば予測値MxをXaとする。一方、Xc=max(Xa、Xb、Xc)でない場合、3つの色成分データの最小値min(Xa、Xb、Xc)を求め、Xc=min(Xa、Xb、Xc)であるか否かを判断する。この判断結果が肯定的である場合において、Xb>Xaであれば、予測値MxをXbとし、Xa>Xbであれば予測値MxをXaとする。そして、Xc=max(Xa、Xb、Xc)でもなく、Xc=min(Xa、Xb、Xc)でもない場合、すなわち、Xc>min(Xa、Xb、Xc)であり、かつ、Xc<max(Xa、Xb、Xc)である場合、Mx=Xa+Xb−Xcを予測値Mxとする。そして、このようにして得られる予測値Mxと対象画素Xの色成分データの実際値との差分である予測誤差X−Mxを算出するのである。
予測誤差変換部142は、DPCM部141が出力する予測誤差の符号ビットを反転すると当該予測誤差の絶対値が減少する場合に当該予測誤差の符号ビットを反転する変換処理を実行する。既に述べたように、本実施形態では、1個の画素データの構成ビット数の異なる複数種類のスプライトの画像データが圧縮対象となる。そして、予測誤差変換部142が行う変換処理の内容も、予測誤差の構成ビット数、すなわち、圧縮対象であるスプライトの画素データの構成ビット数により異なったものとなる。図5は、予測誤差の構成ビット数(符号ビットを除く)が8ビット、6ビット、5ビット、4ビットの各場合について、入力データである予測誤差と予測誤差変換部142の出力データとの関係を示したものである。なお、図5では、符号を反転した場合に絶対値が小さくなる入力データのみについて入力データと出力データとの関係が示されており、符号を反転した場合に絶対値が小さくならない入力データ(すなわち、符号反転されることなくそのまま出力データとなる入力データ)については、入力データと出力データとの関係の図示は省略されている。
図6は、予測誤差の構成ビット数(符号ビットを除く)が6ビットである場合について、予測誤差変換部142の入力データと出力データとの関係を示している。この図において、矢印は変換の方向を示している。本実施形態において取り扱う色成分データおよび予測誤差等の2進の数値データは、2の補数形式で負の数の表現を行う。この場合において、予測誤差の構成ビット数(符号ビットを除く)が6ビットであるとすると、正の値では絶対値が32以上の予測誤差は符号ビットを反転したときの絶対値が元の絶対値以下になる。そこで、絶対値が26−1=32以上の正の予測誤差は符号ビットの反転を行う。また、負の値でも絶対値が32以上の予測誤差(すなわち、−32以下の負の値)は符号ビットを反転したときの絶対値が元の絶対値以下となる。そこで、絶対値が32以上の負の予測誤差は符号ビットの反転を行う。予測誤差の構成ビット数が異なる他の場合についても同様であり、図5に示すように、予測誤差の構成ビット数が8ビットである場合には絶対値が28−1=128以上である予測誤差が符号反転の対象となり、予測誤差の構成ビット数が5ビットである場合には絶対値が25−1=16以上である予測誤差が符号反転の対象となり、予測誤差の構成ビット数が4ビットである場合には絶対値が24−1=8以上である予測誤差が符号反転の対象となる。
ハフマン符号化部143は、予測誤差変換部142の処理を経た予測誤差を可変長符号に変換する手段である。上述したように、DPCM部141では、スプライトの画像を構成する各画素の中からラスタスキャン順に対象画素Xを選択して予測誤差を算出して出力する。本実施形態では、このDPCM部141からラスタスキャン順に出力される各対象画素に対応した予測誤差がそのままの順序で予測誤差変換部142を介してハフマン符号化部143に供給され、この供給される各対象画素に対応した予測誤差が各々の供給順に可変長符号に変換される。
図7は、ハフマン符号化部143が予測誤差を可変長符号に変換するために用いる変換テーブルの内容を示す図である。図7において、符号化対象は、予測誤差変換部142の処理を経た予測誤差である。Sは符号長が同じである可変長符号に割り当てられた可変長符号のグループ番号である。1つの可変長符号は、符号と付加ビットとにより構成されている。ここで、符号は、その可変長符号が属するグループを他のグループと区別するための識別情報である。また、付加ビットは、ある符号を持った可変長符号のグループ内において、各可変長符号を他の可変長符号と区別するための識別情報である。
図7に示すように、0以外の絶対値を持った符号化対象は、絶対値が小さいもの程、少ないビット長の符号および付加ビットからなる可変長符号に変換される。例えば絶対値が1である2種類の符号化対象−1、1は、符号01が割り当てられたグループ番号S=1の可変長符号に変換され、2種類の符号化対象−1、1の各々付加ビット0、1により区別される。また、絶対値が2〜3の範囲に属する4種類の符号化対象−3、−2、2、3は、符号10が割り当てられたグループ番号S=2の可変長符号に変換され、4種類の符号化対象−3、−2、2、3は各々付加ビット00、01、10、11により区別される。以下、同様であり、符号化対象は、各々連続した絶対値を持ったグループに分けられ、大きな絶対値を持った符号化対象のグループ程、ビット長の大きな符号が割り当てられる。また、絶対値が256である符号化対象のグループを除き、大きな絶対値を持った符号化対象のグループ程、グループを構成する符号化対象の個数は大きくなり、それらを区別するための付加ビットのビット長も長くなる。なお、本実施形態で取り扱う予測誤差の構成ビット数(符号ビットを除く)は最大8ビットであり、−256および256は、いずれもオーバーフロー状態を表わす。従って、−256および256は、符号が111111110であり、付加ビットのない同じ可変長符号に変換される。
絶対値が0である符号化対象は、ZRL(Zero Run Length)、すなわち、0の連続長が可変長符号に変換される。例えばZRL=1は、符号000が割り当てられたグループ番号S=9の可変長符号に変換される。また、2〜3の範囲に属する2種類のZRL=2、3は、符号0010が割り当てられたグループ番号S=10の可変長符号に変換され、2種類のZRL=2、3は各々付加ビット0、1により区別される。また、4〜7の範囲に属する4種類のZRL=4、5、6、7は、符号00110が割り当てられたグループ番号S=11の可変長符号に変換され、4種類のZRL=4、5、6、7は各々付加ビット00、01、10、11により区別される。以下、同様であり、ZRLは、各々連続したZRLからなるグループに分けられ、大きなZRLのグループ程、ビット長の大きな符号が割り当てられる。また、大きなZRLのグループ程、グループを構成するZRLの個数は大きくなり、それらを区別するための付加ビットのビット長も長くなる。さらに本実施形態では、圧縮率を高めるために、ALL0という予測誤差の発生形態が想定されている。このALL0は、着目している画素の予測誤差が0であり、かつ、その画素が属するラインのその画素以降の全ての画素の予測誤差が0である状態である。本実施形態においてこのALL0は、符号が001110であり、付加ビットのない可変長符号に変換される。
以上が本実施形態による符号化装置100の詳細である。
次に復号化装置200について説明する。
可逆復号化部210は、可逆圧縮符号化部140の可逆圧縮符号化処理により生成された圧縮符号化データを圧縮符号化前の画像データに逆変換する装置である。本実施形態における可逆復号化部210は、ハフマン復号化部211とIDPCM(Inverse Differential Pulse Coding;逆差分符号化)部212とにより構成されている。ハフマン復号化部211は、符号化装置100のハフマン符号化部143が可変長符号化に用いているものと同じ変換テーブルを使用し、符号と付加ビットとからなる可変長符号を可変長符号化前の予測誤差に戻す。IDPCM部212は、ハフマン復号化部211から得られる予測誤差をその予測誤差が示す色成分データに変換する逆差分符号化処理を実行することにより、第1色成分〜第3色成分の各色成分データを復元する装置である。さらに詳述すると、第1色成分〜第3色成分のうちのある色成分に関し、図4に示す3個の画素Xc、Xb、Xaの色成分データが既に復号化されている状態において、画素Xの予測誤差がハフマン復号化部211から得られた場合、逆差分符号化処理では、上述したDPCM部141の差分符号化処理と同様なアルゴリズムに従い、画素Xc、Xb、Xaの色成分データから画素Xの色成分データの予測値MXを算出する。そして、この予測値MXに画素Xの予測誤差を加算することにより画素Xの色成分データを算出するのである。
本実施形態では、上述したように、符号化装置100のDPCM部141の前段にレベルシフト部130があり、このレベルシフト部130がDPCM部141の差分符号化の対象となる色成分データを0以上の範囲にレベルシフトする。そこで、IDPCM部212の逆差分符号化処理では、差分符号化前の色成分データが正の値であることを前提とし、予測値MXと予測誤差の加算結果において符号ビットを除く部分を復号結果たる色成分データとする。従って、本実施形態では、予測誤差における符号ビットを除く部分の内容が同じであれば、予測誤差が符号ビット“0”を有する正の値であるか符号ビット“1”を有する負の値であるかによらず、その予測誤差から同じ色成分データが復元される。符号化装置100の可逆圧縮符号化部140に予測誤差変換部142が設けられているのは、予測誤差の符号ビットの“1”/“0”が復号結果に影響を与えないという点を利用し、ハフマン符号化部143に供給する符号化対象(予測誤差)をより絶対値の小さな値とし、変換後の可変長符号のビット長を短くするためである。この点に関し、一例を挙げて説明すると、次のようになる。
まず、色成分データおよび予測誤差の構成ビット数(符号ビットを除く)が6ビットであり、図6における対象画素Xの色成分データが59d(dは10進)、予測値が10d、予測誤差が49d=0110001b(bは2進。先頭の“0”は符号ビット)であったとする。ここで、仮に予測誤差変換部142の予測誤差変換が行われなかったとすると、符号化装置100および復号化装置200の処理内容は次のようになる。まず、ハフマン符号化部143では、図7に示す変換テーブルに従い、予測誤差49dをグループ番号S=6のグループに属する符号111110および付加ビット110001からなる12ビットの可変長符号に変換して出力する。復号化装置200では、ハフマン復号化部211により、この可変長符号が予測誤差49dに変換される。そして、IDPCM部212では、次式に示すように、予測値である10d=0001010bと予測誤差である49d=0110001bの2進加算が行われ、対象画素Xの色成分データ59dが復元される。
0001010b+0110001b=0111011b
=59d
……(1)
これに対し、予測誤差変換部142による予測誤差変換が行われた場合の符号化装置100と復号化装置200の処理内容は次のようになる。まず、図6に示すように、予測誤差である49dは、2進数に変換すると、0110001b(bは2進。先頭の“0”は符号ビット)となる。この2進数の先頭の符号ビットを“0”から“1”に反転すると、図6に示すように、符号ビットの反転後の2進数1110001bに対応した10進数は−15dとなり、符号ビットの反転前の49dよりも絶対値の小さな値となる。そこで、符号化装置100の予測誤差変換部142では、符号ビットの反転された予測誤差1110001b=−15dをハフマン符号化部143に送る。ハフマン符号化部143は、図7の変換テーブルに従い、この予測誤差1110001b=−15dをグループ番号S=4のグループに属する符号1110および付加ビット0000からなる8ビットの可変長符号に変換して出力する。復号化装置200では、ハフマン復号化部211により、この可変長符号が予測誤差1110001b=−15dに変換される。そして、IDPCM部212では、次式に示すように、予測値である10d=0001010bと予測誤差である−15d=1110001bの2進加算が行われる。
0001010b+1110001b=1111011b ……(2)
そして、IDPCM部212では、この加算結果1111011bの先頭の符号ビット“1”を無視し、対象画素Xの色成分データを、111011b=59dとする。このように、復号結果である色成分データは予測値と予測誤差の構成ビットのうち符号ビットを除く部分のみにより決定される。そこで、本実施形態における符号化装置100では、予測誤差の符号ビットを反転させた場合において予測誤差の絶対値が小さくなる場合には、予測誤差変換部142が予測誤差の符号反転を行ってハフマン符号化部143に送り、圧縮符号化データを構成する可変長符号のビット長を短縮しているのである。
RGB加算部220は、符号化装置100のRGB減算部120が行う処理の逆変換に相当する処理を実行する。図8は、このRGB加算部220の処理内容を示すものである。まず、RGB加算部220は、復号化対象である圧縮符号化データからモード信号を取り出し、このモード信号に基づき、圧縮符号化データがNormal Mode、Mode 1、Mode 2、Mode 3のいずれの圧縮符号化データであるかを判別する。
モード信号がNormal Modeを示す場合、IDPCM部212から取得される第1色成分の色成分データR’、第2色成分の色成分データG’、第3色成分の色成分データB’は、圧縮符号化対象であったスプライト画像の第1色成分の画素データR、第2色成分の画素データG、第3色成分の画素データBである。そこで、RGB加算部220は、IDPCM部212から取得される第1〜第3色成分の色成分データR’、G’、B’をそのまま第1〜第3色成分の画素データR、G、Bとして各々出力する。
また、モード信号がMode 1を示す場合、IDPCM部212から取得される第1色成分の色成分データR’は、圧縮符号化対象であったスプライト画像の第1色成分の画素データRである。そこで、RGB加算部220は、IDPCM部212から取得される第1色成分の色成分データR’をそのまま第1色成分の画素データRとして出力する。しかし、モード信号がMode 1を示す場合、IDPCM部212から取得される第2色成分の色成分データは、圧縮符号化対象であったスプライト画像の第1色成分の画素データRから第2色成分の画素データGを減算し、さらにレベルシフト部130によるレベルシフトが施されたデータである。また、IDPCM部212から取得される第3色成分の色成分データは、圧縮符号化対象であったスプライト画像の第1色成分の画素データRから第3色成分の画素データBを減算し、さらにレベルシフト部130によるレベルシフトが施されたデータである。そこで、RGB加算部220は、色成分データG’およびB’をレベルシフト前の色成分データG’’およびB’’に戻し、差分R’−G’’(=R−(R−G)=G)を第2色成分の画素データGとして出力し、差分R’−B’’(=R−(R−B)=B)を第3色成分の画素データBとして出力する。モード信号がMode 2またはMode 3を示す場合も同様であり、図8に示す各データを第1〜第3色成分の画素データR、G、Bとして出力する。
RGB逆変換部230は、RGB加算部220から出力される第1〜第3色成分の画素データR、G、Bを統合し、スプライトの画像データを復元する装置である。
以上が本実施形態による符号化装置100および復号化装置200の詳細である。
次に本実施形態の効果について説明する。
(1)一般にカラー画像のR、G、Bの各色成分は、独立ではなく、強い相互相関を有する。本実施形態では、異種の色成分間の画素データの差分を圧縮符号化するので、圧縮符号化対象であるデータの冗長性(各色成分の画素データにおける色成分間に共通の部分)を排除して、圧縮符号化対象であるデータのダイナミックレンジを下げ、圧縮率を高めることができる。以下、図9および図10を参照し、この効果について詳細に説明する。
図9は、SIDBA(Standard Image Data Base)の12種類の標準画像を使用し、本実施形態におけるMode 1、Mode 2、Mode 3の各々の圧縮符号化データの元となる第1〜第3色成分の色成分データのエントロピー(ビット/画素)、すなわち、1画素当たりの圧縮性能限界を算出した結果を示すものである。各標準画像は、高さ方向の画素サイズHが256画素、幅方向の画素サイズWが256画素、各画素のTONE(階調)は8ビットである。
図9において、“±”とあるのは、エントロピーの改善の度合いである。図9では、Mode 1の圧縮符号化データの元となる色成分データに関しては、第1色成分データ(すなわち、画素データR)のエントロピーを基準とし、この基準となるエントロピーに対する他の色成分データ(すなわち、差分データG−RおよびB−R)のエントロピーの向上の度合いを示している。また、Mode 2の圧縮符号化データの元となる色成分データに関しては、第2色成分データ(すなわち、画素データG)のエントロピーを基準とし、この基準となるエントロピーに対する他の色成分データ(すなわち、差分データR−GおよびB−G)のエントロピーの向上の度合いを示している。また、Mode 3の圧縮符号化データの元となる色成分データに関しては、第3色成分データ(すなわち、画素データB)のエントロピーを基準とし、この基準となるエントロピーに対する他の色成分データ(すなわち、差分データG−BおよびR−B)のエントロピーの向上の度合いを示している。一例として、標準画像AerialのMode 1の各色成分データに着目すると、第1色成分の色成分データRのエントロピーは、7.31ビット/画素である。第2色成分の色成分データG−Rのエントロピーは、6.81ビット/画素であり、色成分データRに比べてエントロピーが0.5だけ向上している。また、第3色成分の色成分データB−Rのエントロピーは、7.23ビット/画素であり、色成分データRに比べてエントロピーが0.08だけ向上している。
図9では、エントロピーが向上している箇所については、括弧なしの数値で向上の度合いが示されており、エントロピーが悪化している箇所については、括弧付きの数値で向上の度合いが示されている。図9によると、Pepperとmilkdropについては、Mode 1〜Mode 3のいずれの場合においても、エントロピーの向上がない、それ以外の10種類の標準画像では、Mode 1〜Mode 3のいずれかにおいてエントロピーの向上が見込めることが分かる。従って、異種の色成分の画素データ間の差分を符号化するMode 1〜Mode 3の可逆圧縮符号化を行うことにより、圧縮率を改善できることが分かる。
図10は、図9と同じ12種類の標準画像について、Normal Mode、Mode 1〜Mode 3の各モードの圧縮符号化データを可逆圧縮符号化部140に生成させた場合におけるライン単位での圧縮率のライン間のワースト値と、画像全体としての圧縮率とを算出した結果を示すものである。ここで、圧縮率は、圧縮符号化後のデータ量を圧縮符号化前のデータ量によって除算した値である。ただし、この例において、可逆圧縮符号化部140のDPCM部141は、上記実施形態において述べた差分符号化アルゴリズムではなく、前値(図4に示す例では、対象画素Xの左隣の画素Xaの値)を予測値とする差分符号化アルゴリズムに従って予測誤差の算出を行っている。また、この例において、ハフマン符号化部143では、図7に示す変換テーブルではなく、JPEGが採用している変換テーブルに従って、可変長符号化を行っている。また、この例において、レベルシフト部130および予測誤差変換部142には各々の処理を行わせていない。
図10によると、多くの標準画像では、Mode 1〜Mode 3のいずれかの圧縮符号化データは、Normal Modeの圧縮符号化データに比べて、画像全体としての圧縮率が向上している。また、Mode 1〜Mode 3のいずれかの圧縮符号化データは、Normal Modeの圧縮符号化データよりも、ライン間の圧縮率のワースト値が大幅に改善されていることが分かる。これは、本実施形態において、画像を構成する各画素を示す色成分データをラスタスキャン順に差分符号化および可変長符号化の対象にしていることと、異種の色成分間の画素データの差分を差分符号化および可変長符号化の対象にしていることの相乗効果によるものと考えられる。すなわち、元の画素データよりもダイナミックレンジの小さな異種の色成分間の画素データの差分を差分符号化の対象にしているため、差分符号化において予測誤差の絶対値が小さくなり易く、また、同一ライン上に沿った同一または似通った色の領域では対象画素の予測誤差が連続して0となる頻度が高くなり、可変長符号化において予測誤差がZRLやALL0として取り扱われる頻度が増すと考えられるからである。
このライン間の圧縮率のワースト値が大幅に改善されるという効果は、前掲図2の画像処理LSI300のようにライン単位で圧縮符号化データの復号化を行う装置に対し、多大なる効果をもたらす。すなわち、次の通りである。まず、スプライト画像の圧縮符号化データにおいて、ライン間で圧縮率のばらつきがあり、圧縮符号化データの圧縮率の非常に低いラインがあると、そのラインの画素データの復号化に用いる圧縮符号化データの量が大きくなる。このため、そのラインの画素データの復号化に間に合うように復号化に必要な圧縮符号化データの転送を行うのが困難になるという不都合な事態が発生する。しかしながら、本実施形態では、Mode 1〜Mode 3のいずれかの可逆圧縮符号化を行うことにより、ライン間の圧縮率のワースト値が大幅に改善されるため、このような不都合な事態の発生を防止できるのである。
(2)本実施形態によれば、予測誤差変換部142が差分符号化により得られた予測誤差の符号ビットを反転すると当該予測誤差の絶対値が減少する場合に当該予測誤差の符号ビットの反転を行い、ハフマン符号化部143は、予測誤差変換部142の処理を経た予測誤差に対し、絶対値が小さいものほど符号長が短くなる可変長符号化を行って、予測誤差を示す可変長符号を生成するので、画像全体あるいは1ライン分の画素を通じてみると、可変長符号化の対象となる予測誤差の絶対値が総じて小さくなり、全体としての可変長符号の符号長を短くすることができる。
(3)次に本実施形態の総合的な効果を説明する。図11は、30種類の評価画像について、JPEG−LSの可逆圧縮符号化アルゴリズムにより圧縮符号化を行った場合と、本実施形態による符号化装置100に圧縮符号化を行わせた場合にについて、圧縮符号化により得られる圧縮符号化データの圧縮率を対比して示すものである。図11において、“±”と記された欄の数値は、JPEG−LSの可逆圧縮符号化アルゴリズムにより得られた圧縮率を基準とし、本実施形態において得られる圧縮率の改善の度合いを示したものである。この欄において、本実施形態において得られた圧縮率の方がJPEG−LSの可逆圧縮符号化アルゴリズムにより得られた圧縮率よりも改善されている評価画像については、その改善の程度が正の値として記載されており、前者の圧縮率の方が後者の圧縮率よりも劣っている評価画像については、その劣っている程度が負の値として記載されている。30種類の評価画像のうちop_24に関しては、JPEG−LSと比較して圧縮率が若干低下しているが、その他の29種類の評価画像に関しては、JPEG−LSより高い圧縮率が得られている。
<他の実施形態>
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明にはこれ以外にも他の実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)上記実施形態において、RGB減算部120、レベルシフト部130および比較選択部150を省略し、R、G、Bの各色成分の画素データの可逆圧縮符号化を可逆圧縮符号化部140に実行させ、その結果得られるR、G、Bの各色成分の圧縮符号化データを符号化装置100から出力させるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、本発明を画像データの可逆圧縮符号化を行う装置に適用したが、本発明は音声データ等の他の種類のデータの可逆圧縮符号化を行う装置に適用可能である。
(3)上記実施形態におけるMode 1〜3の圧縮符号化データの内容を次のように変更してもよい。
<変更前Mode 1> <変更後Mode 1>
第1色成分 R R
第2色成分 R−G G−R
第3色成分 R−B B−R
<変更前Mode 2> <変更後Mode 2>
第1色成分 G−R R−G
第2色成分 G G
第3色成分 G−B B−G
<変更前Mode 3> <変更後Mode 3>
第1色成分 B−R R−B
第2色成分 B−G G−B
第3色成分 B B
この態様においても上記実施形態と同様な効果が得られる。
この発明の一実施形態である符号化装置100および復号化装置200の構成を示すブロック図である。 同符号化装置100から出力されたスプライト画像の圧縮符号化データの復号化および再生を行う画像処理LSI300の構成を示すブロック図である。 同符号化装置100の圧縮符号化処理の内容を示す図である。 同符号化装置100のDPCM部141が行う差分符号化処理の内容を示す図である。 同符号化処理100の予測誤差変換部142の処理内容を示す図である。 予測誤差の構成ビット数が6ビットである場合を例に予測誤差変換部142の処理内容を詳細に示す図である。 同符号化装置100のハフマン符号化部143の可変長符号化に使用される変換テーブルを示す図である。 同復号化装置200のRGB加算部220の処理内容を示す図である。 同実施形態におけるMode 1、Mode 2、Mode 3の各圧縮符号化データの元となる第1〜第3色成分の色成分データのエントロピー(ビット/画素)を例示する図である。 同実施形態において、異種の色成分間の画素データの差分を圧縮符号化の対象としたことによる効果を示す図である。 同実施形態による符号化装置100において得られる圧縮率とJPEG−LSの可逆圧縮符号化アルゴリズムにおいて得られる圧縮率とを対比して示す図である。
符号の説明
100……符号化装置、200……復号化装置、110……RGB変換部、120……RGB減算部、130……レベルシフト部、140……可逆圧縮符号化部、141……DPCM部、142……予測誤差変換部、143……ハフマン符号化部、150……比較選択部、210……可逆復号化部、211……ハフマン復号化部、212……IDPCM部、220……RGB加算部、230……RGB逆変換部。

Claims (5)

  1. 圧縮符号化対象であるデータの予測値を算出し、この予測値と前記データの実際値との差分である予測誤差を算出する差分符号化手段と、
    前記差分符号化手段が出力する予測誤差の符号ビットを反転すると当該予測誤差の絶対値が減少する場合に当該予測誤差の符号ビットの反転を行う予測誤差変換手段と、
    前記予測誤差変換手段の処理を経た予測誤差に対し、絶対値が小さいものほど符号長が短くなる可変長符号化を行って、予測誤差を示す可変長符号を生成し、圧縮符号化データとして出力する可変長符号化手段と
    を具備することを特徴とする可逆圧縮符号化装置。
  2. 前記圧縮符号化対象であるデータは、画像を構成する各画素を示すデータであり、
    前記差分符号化手段は、前記画像を構成する各画素の中から対象画素をラスタスキャン順に選択し、対象画素の近傍の画素を示すデータから対象画素を示すデータの予測値を算出し、この予測値と対象画素を示すデータの実際値との差分である予測誤差を算出することを特徴とする請求項1に記載の可逆圧縮符号化装置。
  3. 画像を構成する各画素の第1色成分〜第3色成分を各々示す画素データについて、異種の色成分間の画素データの差分を算出し、複数種類の差分データを出力する減算手段と、
    前記減算手段から得られる複数種類の差分データを、符号ビットの内容を同じくする所定範囲内の数値となるようにレベルシフトするレベルシフト手段とを具備し、
    前記差分符号化手段は、前記画像を構成する各画素の第1色成分〜第3色成分を各々示す画素データと前記レベルシフト手段の処理を経た複数種類の差分データの少なくとも一部を圧縮符号化対象として予測誤差を算出することを特徴とする請求項2に記載の可逆圧縮符号化装置。
  4. 前記可逆圧縮符号化手段から得られる複数種類の圧縮符号化データのデータ量を比較し、前記複数の圧縮符号化データの中から、元の第1色成分〜第3色成分を示す各画素データを合成可能な3種類の色成分データから得られた3種類の圧縮符号化データの組み合わせであって、他の組み合わせに比べてデータ量の低い3種類の圧縮符号化データの組み合わせを出力対象として選択する比較選択手段を具備することを特徴とする請求項3に記載の可逆圧縮符号化装置。
  5. 請求項1に記載の可逆圧縮符号化装置により出力された圧縮符号化データを受け取り、前記圧縮符号化データを可変長符号化前の予測誤差に戻す可変長復号化手段と、
    復号化される実際値の予測値を算出し、前記予測値と、前記予測誤差の構成ビットのうち符号ビットを除く部分とにより、前記実際値を復号化する逆差分符号化手段と
    を具備することを特徴とする可逆復号化装置。
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