JP5050106B2 - 排便補助具 - Google Patents
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Description
(1)縦支持材と横バーのみから構成されるので、コンパクトで、構造も簡潔である。
(2)縦支持材の上下両端に設置部が設けられ、且つ横バーがそれら縦支持材の軸方向中央部よりも上下いずれか一方寄りの箇所に設けられているので、上下どちら向きでも安定して設置することができ、上下逆さにするだけで横バーの高さが異なる排便補助具として使用することができる。
(3)横バーは前記縦支持材の軸方向中央部よりも上下いずれか一方寄りの箇所に設けて、トイレの床面に立てる縦支持材の上下を逆さにすることにより、横バーの高さを変えることができるようにしてあるので、使用者の手の長さや体の大きさなどに応じて使い分けが可能である。
(4)縦支持材を3本以上にした場合、排便補助具が安定し倒れにくい。このため、使用時にバランスを崩したり、転倒したりして怪我をする心配も少ない。
(5)縦支持材又は/及び横バーをパイプとし、それらの内部に粒状体又は液体を出し入れできるようにした場合、安定性を向上させることができる。また、中身を空にすれば旅行や出張の際に携行することもできる。
(6)横バーを手で把持し、又は縦支持材の上端部に手を載せて使用するものであるため、足を載せて使用する特許文献1の足置き用の台座に比べてバランスを崩しにくい。このため、バランスを崩して転倒したり、怪我をしたりする心配も少ない。
(7)移動可能であるため、不使用時には邪魔にならないところにしまっておくことができる。
(8)2本の縦支持材の間に複数本の横バーを上下に間隔を開けて設けた場合、高さの異なる横バーを備えた排便補助具として使用することができるので、使用者の手の長さや体の大きさなどに応じて使い分けが可能である。
本願発明の排便補助具の一例について、図面を参照しながら説明する。この実施形態の排便補助具1は便座に着座した状態で前かがみになって手で把持したり、手を添えて体重を支えたりすることができるものであり、2本の縦支持材2とそれら縦支持材2の間に設けられた1本の横バー3とから構成されるものである。縦支持材2はステンレス製(SUS304)の円柱パイプであり、図1に一例として示す縦支持材2は長さ180mm、直径50mmのものである。夫々の縦支持材2の両端面には円形状の閉塞蓋4が溶接で固定されている。閉塞蓋4は縦支持材2の両端面を閉塞できれば円形以外であってもよく、例えば、縦支持材2の上端部に手を載せた際に当該部分を握り易いよう(力を込めやすいよう)な形状にすることができる。縦支持材2は中実(棒状)のものを用いることもできる。閉塞蓋4で閉塞した上下両端はトイレの床に設置する際の設置部であり、その設置部のいずれか一方(任意の方)を下にして設置することができる。
本願発明の排便補助具は、縦支持材2を3本以上とすることもできる。例えば、図4(a)に示すように、3本の縦支持材2を三角形の頂点部分に配置し、それら縦支持材2の間に2本の横バー3を溶接固定して平面視V字状の排便補助具1とすることができる。縦支持材2は横一列に配置してもよい。この場合も横バー3は縦支持材2の軸方向の中央部の上方寄り又は下方寄りの箇所に取り付けるのが好ましい。2本の横バー3は同じ高さに設けることもできるが、図4(b)に示すように、異なる高さに段差をもたせて設けることもできる。横バー3は、図4(c)に示すように、縦支持材2の間に高さを変えて複数本設けることもできる。
本願発明の排便補助具は、排便補助具1を構成する縦支持材2又は/及び横バー3を中空プラスチック製とし、内部に砂などの粒状体や水などの液体を入れられるようにすることもできる。この場合、縦支持材2及び横バー3の双方又はいずれか一方に、粒状体や液体を出し入れするための出し入れ口(図示しない)を設けることもできる。
本願発明の排便補助具1は、また、縦支持材2の両端部(設置部)には樹脂製の滑り止めラバー等を被せ又は取り付け、安定性を高めることもできる。縦支持材2を3本以上設ける場合、折りたたみ式とすることもできる。
本願発明の排便補助具を使用する場合、例えば次のようにする。
(1)図2に示すように、便座に腰をかけて前かがみになった状態で手の届く位置に排便補助具1を設置する。図2では、横バー3が縦支持材2の長手方向の中央部よりも上方寄りに位置するように設置してある。
(2)設置した排便補助具1の横バー3を両手で把持し、その横バー3を下方に押し下げるようにして力を込める。このようにすることで、腹部に力が入り易くなり、排便が容易になる。
本願発明の排便補助具は、上下逆さにして使用することもできる。
(1)使用例1と同様の要領で、排便補助具1をトイレの床に設置する。このとき、横バー3が縦支持材2の長手方向の中央部よりも下方寄りに位置するように設置する。
(2)設置した排便補助具1の横バー3を両手で把持し、その横バー3を下方に押し下げるようにして力を込める。このようにすると腹部に力が入り易くなり、排便が容易になる。
本願発明の排便補助具は、次のように使用することもできる。
(1)使用例1又は使用例2と同様の要領で、排便補助具1をトイレの床に設置する。この場合、横バー3が縦支持材2の長手方向の中央部よりも上方寄りに位置するように設置してもいいし、下方寄りに位置するように設置してもよい。
(2)設置した排便補助具1の上方の設置部に手を載せ、その設置部を下方に押し下げるようにして力を込める。このようにすると腹部に力が入り易くなり、排便が容易になる。
2 縦支持材
3 横バー
4 閉塞蓋
Claims (4)
- 便座に着座した状態で前かがみになって手で把持することができ、又は手を添えて身体を支えることができる排便補助具であり、
間隔をあけて配置された2本以上の縦支持材と、それら縦支持材の間に設けられた横バーを備え、
前記縦支持材の上下両端に、トイレの床面に設置可能な設置部が設けられ、
前記横バーは前記縦支持材の軸方向中央部よりも上下いずれか一方寄りの箇所に設けて、縦支持材の上下を逆さにすることにより、横バーの高さを変えることができる、
ことを特徴とする排便補助具。 - 請求項1記載の排便補助具において、
縦支持材が3本以上あり、横バーがそれら縦支持材の間に設けられた、
ことを特徴とする排便補助具。 - 請求項1又は請求項2記載の排便補助具において、
縦支持材と横バーの双方又は一方はパイプであり、それらパイプ内に粒状体又は液体を出し入れ可能である、
ことを特徴とする排便補助具。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の排便補助具において、
隣り合う縦支持材の間に2本以上の横バーが設けられ、
それら横バーが縦支持材の高さ方向異なる箇所に設けられた、
ことを特徴とする排便補助具。
Priority Applications (1)
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JP2011019839A JP5050106B2 (ja) | 2011-02-01 | 2011-02-01 | 排便補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011019839A JP5050106B2 (ja) | 2011-02-01 | 2011-02-01 | 排便補助具 |
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JP2012157576A JP2012157576A (ja) | 2012-08-23 |
JP5050106B2 true JP5050106B2 (ja) | 2012-10-17 |
Family
ID=46838621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011019839A Expired - Fee Related JP5050106B2 (ja) | 2011-02-01 | 2011-02-01 | 排便補助具 |
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-
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