JP5049878B2 - デュアルモード通信システムおよびデュアルモード通信方法 - Google Patents

デュアルモード通信システムおよびデュアルモード通信方法 Download PDF

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本発明は、デュアルモード通信システムおよびデュアルモード通信方法に関する。
無線通信技術の急速な進歩に伴い、近年、新たな通信方式を採用する移動通信システムが次々に導入されている。
移動通信システムの世代交代期には、世代交代を円滑化するために、現行(旧世代)の通信方式を採用する移動通信システム(以下「旧移動通信システム」という)と、次世代(新世代)の通信方式を採用する移動通信システム(以下「新移動通信システム」という)と、に対応するデュアルモード基地局およびデュアルモード移動局が提供されることがある。
たとえば、PHS(Personal Handy-phone System)においても、従来PHS(1.9GHz帯)と、非特許文献1に規定される次世代PHS(2.5GHz帯)と、に対応するデュアルモード基地局およびデュアルモード移動局の提供が計画されている。
"ARIB STD-T95「OFDMA/TDMA TDDBroadband Wireless Access System (Next Generation PHS)ARIB STANDARD」1.0版"、平成19年12月12日、社団法人電波産業会
しかしながら、従来のデュアルモード基地局およびデュアルモード移動局は、旧移動通信システム用の通信処理部と新移動通信システムの通信処理部を別々に動作させるため、旧移動通信システムの周波数帯に空きチャネルが存在しても、その空きチャネルを新移動通信システム側で利用することができなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、旧移動通信システムの周波数帯を新移動通信システム側で有効利用することができるデュアルモード通信システムおよびデュアルモード通信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るデュアルモード通信システムは、時分割多元接続方式を採用する旧移動通信システムと、該旧移動通信システムの周波数帯とは異なる周波数帯が割り当てられた前記時分割多元接続方式を採用する新移動通信システムと、に対応するデュアルモード基地局およびデュアルモード移動局を含むデュアルモード通信システムであって、前記デュアルモード基地局は、前記旧移動通信システムの空きチャネルを検出する空きチャネル検出手段と、前記空きチャネル検出手段により検出された前記旧移動通信システムの空きチャネルに、前記新移動通信システムの制御チャネルを割り当てるチャネル割当手段と、前記新移動通信システムの制御チャネルが割り当てられた前記旧移動通信システムの無線チャネルを、前記新移動通信システムの新たな制御チャネルとして前記デュアルモード移動局に通知するチャネル通知手段と、を含み、前記デュアルモード移動局は、前記デュアルモード基地局から前記新移動通信システムの新たな制御チャネルとして通知される前記旧移動通信システムの無線チャネルを介して、前記デュアルモード基地局との間で前記新移動通信システムの制御情報を送受することを特徴とする。
本発明では、デュアルモード基地局が、旧移動通信システムの空きチャネルに新移動通信システムの制御チャネルを割り当てる。そして、デュアルモード基地局とデュアルモード移動局が、新移動通信システムの制御チャネルが割り当てられた旧移動通信システムの無線チャネルを介して新移動通信システムの制御情報を送受する。このため、本発明によれば、旧移動通信システムの周波数帯を新移動通信システム側で有効利用することができる。
また、本発明の一態様では、前記チャネル割当手段は、前記旧移動通信システムの空きチャネルに前記新移動通信システムの制御チャネルを割り当てることにより生じた前記新移動通信システムの空きチャネルに、前記新移動通信システムの他の無線チャネルを割り当てる。
この態様によれば、新移動通信システムのスループットの向上または新移動通信システムの収容ユーザ数の拡大を図ることができる。
また、本発明の一態様では、前記新移動通信システムの他の無線チャネルは、前記制御チャネルよりも伝送レートの高い前記新移動通信システムの通信チャネルである。
この態様によれば、新移動通信システムのスループットを向上させることができる。
また、本発明の一態様では、前記新移動通信システムの制御チャネルは、前記デュアルモード移動局が個別に使用する前記新移動通信システムの個別制御チャネルである。
また、本発明の一態様では、前記空きチャネル検出手段は、前記新移動通信システムの個別制御チャネル数が所定数を超えた場合に、前記旧移動通信システムの空きチャネルを検出する。
また、本発明の一態様では、前記新移動通信システムの制御情報は、前記デュアルモード基地局から前記新移動通信システムの新たな制御チャネルとして通知される前記旧移動通信システムの無線チャネルを介して前記デュアルモード基地局と前記デュアルモード移動局との間で送受される前記旧移動通信システムの通信情報に含まれる。
この態様によれば、旧移動通信システムの通信プロトコルに変更を加えることなく、旧移動通信システムの無線チャネルを介して新移動通信システムの制御情報を送受できるようになる。
また、本発明の一態様では、前記旧移動通信システムの通信情報の所定位置には、該通信情報の種別を識別する識別子を格納するための種別識別領域が配置されており、前記デュアルモード基地局および前記デュアルモード移動局の一方は、前記新移動通信システムの制御情報を含む前記旧移動通信システムの通信情報を送信する際、該新移動通信システムの制御情報の種別を識別する識別子を該旧移動通信システムの通信情報内の種別識別領域に格納し、前記デュアルモード基地局および前記デュアルモード移動局の他方は、受信された前記旧移動通信システムの通信情報の種別識別領域に格納された識別子に基づいて、該旧移動通信システムの通信情報に前記新移動通信システムの制御情報が含まれているか否かを識別する。
この態様によれば、新移動通信システムの制御情報を含む旧移動通信システムの通信情報内に該制御情報の種別を識別する識別子を格納するための種別識別領域を設ける必要がないため、種別識別領域に格納された識別子の判定に係る処理負荷を低減することができる。
また、本発明の一態様では、前記新移動通信システムは、直交周波数分割多元接続方式をさらに採用し、前記新移動通信システムの各無線チャネルは、前記時分割多元接続方式によるタイムスロットのいずれかと、前記直交周波数分割多元接続方式によるサブチャネルのいずれかと、の組み合わせからなる。
また、本発明に係るデュアルモード基地局は、時分割多元接続方式を採用する旧移動通信システムと、該旧移動通信システムの周波数帯とは異なる周波数帯が割り当てられた前記時分割多元接続方式を採用する新移動通信システムと、に対応するデュアルモード基地局であって、前記旧移動通信システムの空きチャネルを検出する空きチャネル検出手段と、前記空きチャネル検出手段により検出された前記旧移動通信システムの空きチャネルに、前記新移動通信システムの制御チャネルを割り当てるチャネル割当手段と、前記新移動通信システムの制御チャネルが割り当てられた前記旧移動通信システムの空きチャネルを、前記新移動通信システムの新たな制御チャネルとして前記2つの移動通信システムに対応するデュアルモード移動局に通知するチャネル通知手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るデュアルモード移動局は、時分割多元接続方式を採用する旧移動通信システムと、該旧移動通信システムの周波数帯とは異なる周波数帯が割り当てられた前記時分割多元接続方式を採用する新移動通信システムと、に対応するデュアルモード移動局であって、前記旧移動通信システムの空きチャネルを検出する空きチャネル検出手段と、前記空きチャネル検出手段により検出された前記旧移動通信システムの空きチャネルに、前記新移動通信システムの制御チャネルを割り当てるチャネル割当手段と、前記新移動通信システムの制御チャネルが割り当てられた前記旧移動通信システムの無線チャネルを、前記新移動通信システムの新たな制御チャネルとして前記デュアルモード移動局に通知するチャネル通知手段と、を含む前記2つの移動通信システムに対応するデュアルモード基地局から前記新移動通信システムの新たな制御チャネルとして通知される前記旧移動通信システムの無線チャネルを介して、前記デュアルモード基地局との間で前記新移動通信システムの制御情報を送受することを特徴とする。
また、本発明に係るデュアルモード通信方法は、時分割多元接続方式を採用する旧移動通信システムと、該旧移動通信システムの周波数帯とは異なる周波数帯が割り当てられた前記時分割多元接続方式を採用する新移動通信システムと、に対応するデュアルモード基地局およびデュアルモード移動局に使用されるデュアルモード通信方法であって、前記デュアルモード基地局が、前記旧移動通信システムの空きチャネルを検出するステップと、前記デュアルモード基地局が、前記検出された前記旧移動通信システムの空きチャネルに、前記新移動通信システムの制御チャネルを割り当てるステップと、前記デュアルモード基地局およびデュアルモード移動局が、前記新移動通信システムの制御チャネルが割り当てられた前記旧移動通信システムの無線チャネルを介して、前記新移動通信システムの制御情報を送受するステップと、を含むことを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るデュアルモード通信システム10の構成図である。同図に示すように、デュアルモード通信システム10は、デュアルモード基地局12(以下単に「基地局12」という)と、複数のデュアルモード移動局14(以下単に「移動局14」という)と、を含んで構成されている。基地局12は、IP網などのネットワーク16を介して図示しない他の基地局12と接続されている。
基地局12および移動局14は、TDMA/TDD(Time Division Multiple Access/Time Division Duplex:時分割多元接続/時分割双方向通信)方式を採用する1.9GHz帯の従来PHSと、TDMA/TDD方式およびOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)方式を採用する2.5GHz帯の次世代PHSと、に対応するデュアルモード機である。ここでは、従来PHSと次世代PHSとの間で、TDMAフレームの同期が確立されているものとする。
図2は、従来PHSのチャネル構成を示す図である。同図に示すように、従来PHSでは、5msのTDMAフレームが8つのタイムスロットに区切られており、そのうち4スロットがアップリンク(移動局14から基地局12に向かう無線チャネル)に、残りの4スロットがダウンリンク(基地局12から移動局14に向かう無線チャネル)に、それぞれ割り当てられている。また、4つアップリンクと4つダウンリンクはそれぞれ対をなしており、対をなすアップリンクおよびダウンリンクには、同一の制御チャネル(Control Channel:CCH)または同一の情報チャネル(Traffic Channel:TCH)が割り当てられるようになっている。なお、従来PHSの各無線チャネルのキャリア周波数は、1.9GHz帯の周波数帯に属している。
図3は、次世代PHSチャネル構成を示す図である。同図に示すように、次世代PHSでは、従来PHSと同様、5msのTDMAフレームが8つのタイムスロットに区切られており、そのうち4スロットがアップリンクに、残りの4スロットがダウンリンクに、それぞれ割り当てられている。次世代PHSの各無線チャネルは、これらタイムスロットのいずれかと、OFDMA方式による2.5GHz帯のサブチャネルのいずれかと、の組み合わせから構成され、それぞれがPRU(Physical Resource Unit)と呼ばれる。このうち、特定のPRU(たとえば、図3に示す最上段のPRU)は、共通チャネル(Common Channnel:CCH)専用の無線チャネルであり、その他のPRUは、各移動局14に個別に割り当てられるANCH(Anchor Channel)、CSCH(Circuit Switching Channel)などの個別制御チャネル(Individual Control Channel:ICCH)用またはEXCH(Extra Channel)などの情報チャネル用の無線チャネルである。また、4つアップリンクと4つダウンリンクはそれぞれ対をなしており、対をなすアップリンクおよびダウンリンクには、同一の共通チャネル、同一の制御チャネル、または同一の情報チャネルが割り当てられるようになっている。
本実施形態に係るデュアルモード通信システム10では、次世代PHSの個別制御チャネル(ANCH、CSCH)数が所定数(割当閾値)を越えた場合に、図4(a)に示すように、チャネル切替により次世代PHSの個別制御チャネル(ANCHまたはCSCH)が従来PHSの空きチャネルに割り当てられる。そして、図4(b)に示すように、これにより生じた次世代PHSの空きチャネルに、次世代PHSの他の個別制御チャネル(ANCHまたはCSCH)または情報チャネル(EXCH)が割り当てられる。このように、デュアルモード通信システム10では、従来PHSの空きチャネルを次世代PHS側で有効利用することによって、次世代PHSのスループットの向上や収容ユーザ数の拡大を図っている。
以下では、上記処理を実現するために基地局12および移動局14が備える構成について説明する。
図5は、基地局12の機能ブロック図である。同図に示すように、基地局12は、アンテナ20、無線部22、変復調部24、従来PHS処理部26、次世代PHS処理部28、制御部30(チャネル割当部32、変調方式制御部34、情報チャネル指示部36、CI制御部38)、およびネットワークインターフェース部40を含んで構成される。
アンテナ20は、無線信号を受信し、受信された無線信号を無線部22に出力する。また、アンテナ20は、無線部22から供給される無線信号を移動局14に対して送信する。なお、無線信号の受信と送信は、4スロットごとに切り替えられる。
無線部22は、低雑音アンプ、パワーアンプ、局部発振器、ミキサ、およびフィルタを含んで構成される。無線部22は、アンテナ20から入力される無線信号を低雑音アンプで増幅し、中間周波数信号にダウンコンバートしてから、変復調部24に出力する。また、無線部22は、変復調部24から入力される変調信号を無線信号にアップコンバートし、パワーアンプで送信出力レベルまで増幅してから、アンテナ20に供給する。
変復調部24は、A/D変換器、D/A変換器、直並列変換器、並直列変換器、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)演算部、およびIFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)演算部を含み、制御部30の指示に従って、入力される信号の種別に応じた変復調処理を行う。
すなわち、無線部22から変復調部24に入力される信号の周波数が従来PHSに対応する周波数である場合、変復調部24は、その入力信号からシンボルの変調方式に応じたデータビット列(受信データ)を抽出し、抽出された受信データを従来PHS処理部26に出力する。また、変復調部24は、後述する変調方式制御部34から通知される変調方式を用いて、従来PHS処理部26から入力されるフレームを変調し、変調された信号を無線部22に出力する。
一方、無線部22から変復調部24に入力される信号の周波数が次世代PHSに対応する周波数である場合、変復調部24は、その入力信号に、GI(Guard Interval:ガードインターバル)の除去、A/D変換、直並列変換、離散フーリエ変換、並直列変換などを施し、連続する複素シンボル列を得る。そして、変復調部24は、得られた複素シンボル列からシンボルの変調方式に応じたデータビット列(受信データ)を抽出し、抽出された受信データを次世代PHS処理部28に出力する。また、変復調部24は、次世代PHS処理部28から入力されるフレームに対して、変調方式制御部34から通知される変調方式に応じたシンボルマッピング(振幅と位相の割り当て)を行い、複素シンボル列を得る。そして、変復調部24は、得られた複素シンボル列の各キャリア成分に、直並列変換、逆離散フーリエ変換、並直列変換、D/A変換などを施し、生成されたベースバンドOFDM信号にGIを付加した後、無線部22に出力する。
従来PHS処理部26は、たとえばCPU(Central Processing Unit)またはDSP(Digital Signal Processor)で構成され、制御部30の指示に従って、入力される信号に対し従来PHSのプロトコルに応じた信号処理を行う。すなわち、従来PHS処理部26は、変復調部24から入力される信号に含まれるチャネル識別子(Channel Indicator:CI)などに基づいて、その信号からペイロードデータを抽出し、抽出されたペイロードデータをネットワークインターフェース部40に出力する。また、従来PHS処理部26は、ネットワークインターフェース部40から入力されるペイロードデータを、制御部30から指示される無線チャネル(CCH、TCH、FACCH(Fast Associated Control Channel)、USPCH(User Specific Packet Channel)など)に応じたフレームに格納し、そのフレームを変復調部24に出力する。
次世代PHS処理部28は、たとえばCPUまたはDSPで構成され、制御部30の指示に従って、入力される信号に対し次世代PHSのプロトコルに応じた信号処理を行う。すなわち、次世代PHS処理部28は、変復調部24から入力される信号に含まれるチャネル識別子(CI)などに基づいて、その信号からペイロードデータを抽出し、抽出されたペイロードデータをネットワークインターフェース部40に出力する。また、次世代PHS処理部28は、ネットワークインターフェース部40から入力されるペイロードデータを、制御部30から指示される無線チャネル(CCH、ANCH、CSCH、EXCHなど)に応じたフレームに格納し、そのフレームを変復調部24に出力する。
制御部30は、たとえばCPUおよびCPUの動作を制御するプログラムで構成され、基地局12を従来PHSと次世代PHSの両システムに対応させるよう基地局12の各部を制御する。特に、制御部30は、チャネル割当部32、変調方式制御部34、情報チャネル指示部36、およびCI制御部38を機能的に含み、所定のチャネル切替条件が満たされた場合に次世代PHSの個別制御チャネル(ANCHまたはCSCH)を従来PHSの空きチャネルに割り当てるチャネル切替処理(図4参照)を行う。
以下では、上記機能を実現するために制御部30が備える構成についてより詳細に説明する。
チャネル割当部32は、新たな接続要求が到来した時(新規呼が発生した時)、次世代PHS側でいずれかの無線チャネル(PRU)における伝送誤り率(Frame Error Rate:FER)が所定値を越えた時、または所定の周期が経過した時に、次世代PHSの個別制御チャネル(ANCH、CSCH)の割当数が所定数を越えたか否かを判定する。ここで、次世代PHSの個別制御チャネルの割当数が所定数を越えていれば、チャネル割当部32は、キャリアセンスなどによって従来PHSの空きチャネルを検出し、検出された従来PHSの空きチャネルのいずれかに次世代PHSの個別制御チャネルのいずれかを割り当てる(図4(a)参照)。そして、チャネル割当部32は、次世代PHSの個別制御チャネルが割り当てられた従来PHSの無線チャネル(ここでは情報チャネルとする)を、当該個別制御チャネルを使用していた移動局14に新たな個別制御チャネルとして通知するよう、次世代PHS処理部28に指示する。
チャネル割当部32が次世代PHSの個別制御チャネルを従来PHSの空きチャネルに割り当てると、次世代PHS側に空きチャネルが生じる。そこで、チャネル割当部32は、この新たに生じた次世代PHSの空きチャネルに、次世代PHSの他の無線チャネル(ANCH、CSCH、EXCHなど)を割り当てる。たとえば、チャネル割当部32が新たに生じた次世代PHSの空きチャネルに個別制御チャネルよりも伝送レートの高いEXCHを割り当てると(図4(b)参照)、次世代PHSのスループットを向上させることができる。一方、チャネル割当部32が従来PHSの空きチャネルに次世代PHSのANCHを割り当てることにより生じた次世代PHSの空きチャネルに他のANCHを割り当てると、次世代PHSの収容ユーザ数を増やすことができる。
なお、チャネル割当部32は、次世代PHSの個別制御チャネルを使用する移動局14の種別(デュアルモード機、非デュアルモード機)、個別制御チャネル割当数の判定契機(FERの増大、新たな接続要求の到来、所定周期の経過)、移動局14の上り通信方式(シングルキャリア(SC)方式、OFDMA方式)、QoS(Quality of Service)クラス、個別制御チャネルの使用状況(スケジューリングの有無、スケジューリングにより当該個別制御チャネルを共有する移動局の数)などに基づいて、従来PHSの空きチャネルに割り当てる次世代PHSの個別制御チャネルの優先順位を決定してもよい。こうすれば、たとえばスループットの低い次世代PHSの個別制御チャネルを優先的に従来PHSの空きチャネルに割り当てることができる。
変調方式制御部34は、従来PHS処理部26または次世代PHS処理部28で形成されるフレームの変調に用いる変調方式(QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、D8PSK(Differential 8-Phase Shift Keying)など)を決定し、決定された変調方式を変復調部24に通知する。たとえば、変調方式制御部34は、チャネル割当部32によって次世代PHSの個別制御チャネルが割り当てられた従来PHSの情報チャネルの変調方式をD8PSKとする。こうすれば、QPSKが適用される次世代PHSの個別制御チャネルを介して複数回に分けて送受されていた制御情報が、D8PSKが適用される従来PHSの情報チャネルを介してより少ない回数で送受されるようになる。なお、次世代PHSの個別制御チャネル(ANCHまたはCSCH)が割り当てられる従来PHSの情報チャネルには、FACCHやUPSCHなどを用いることができる。
情報チャネル指示部36は、従来PHSの情報チャネル(FACCH、UPSCHなど)に対応するフレームの形成を従来PHS処理部26に指示する。これにより、たとえば次世代PHSのANCHが割り当てられた従来PHSのUPSCH(1)のフレームは、次世代PHSのANCHのフレーム(図6(a)参照)を従来PHSのUSPCH(1)のフレーム(図6(b)参照)に含めた図6(c)に示す構成となる。
なお、図6(c)に示すフレームには、図6(a)に示す次世代PHSのチャネルを識別するチャネル識別子(CI)を格納するための2ビットのチャネル種別識別領域が含まれていない。これは、図6(c)に示すフレームの先頭に配置された4ビットのチャネル種別識別領域が、従来PHSのチャネルを識別する4ビットのCI(図6(b)参照)だけでなく、次世代PHSのチャネルを識別する2ビットのCI(図6(a)参照)も格納できるように定義されているからである。
図7は、従来PHSのチャネル識別子(CI)を示す図である。図7(a)に示すように、従来PHSには、もともと、TCH、FACCH、USPCH(2)、USPCH(1)、同期バースト、およびVOX(Voice Operated Transmission)信号用の6つのCIが定義されている。本実施形態では、図7(b)に示すように、これら6つのCIに加え、次世代PHSのICCH(個別制御チャネル)とECCH(EXCH Control Channel:EXCH制御チャネル)用の2つのCIが予約領域に新たに定義されている。
情報チャネル指示部36に含まれるCI制御部38は、従来PHSの情報チャネル(FACCH、UPSCHなど)に対応するフレーム内に配置された4ビットのチャネル種別識別領域に、その情報チャネルに含まれる情報に応じたCI(図7(b)に示す8つのCIのいずれか)を格納するよう、従来PHS処理部26に指示する。たとえば、次世代PHSのANCHが割り当てられた従来PHSのUPSCH(1)のチャネル種別識別領域には、ANCH(ICCHの1つ)に対応する“1010”が格納される。
図8は、本実施形態に係るチャネル識別子(CI)判定処理を示すフロー図である。上記のとおり、本実施形態に係る従来PHSの情報チャネルのチャネル種別識別領域には、従来PHSのチャネルを識別するCIまたは次世代PHSのチャネルを識別するCIが格納されている。このため、たとえば基地局12から従来PHSの情報チャネルを受信した移動局14は、図8に示すように、チャネル種別識別領域に格納されたCIを1回だけ確認することにより(S80)、当該情報チャネルに含まれる情報が次世代PHSおよび従来PHSのいずれに係る情報であるかを判定することができる。そして、移動局14は、チャネル種別識別領域に格納されたCIが次世代PHSのチャネルを示すCIであれば次世代PHSの処理を行い(S82)、従来PHSのチャネルを示すCIであれば従来PHSの処理を行う(S84)。
ネットワークインターフェース部40は、従来PHS処理部26または次世代PHS処理部28から入力されるペイロードデータに所定のIPヘッダを付加してIPパケットを生成し、生成されたIPパケットをネットワーク16を介して他の基地局12などに送信する。また、ネットワークインターフェース部40は、他の基地局12などから送信されるIPパケットをネットワーク16を介して受信し、受信されたIPパケットに含まれるペイロードデータを従来PHS処理部26または次世代PHS処理部28に出力する。
図9は、移動局14の機能ブロック図である。同図に示すように、移動局14は、アンテナ50、無線部52、変復調部54、従来PHS処理部56、次世代PHS処理部58、制御部60(チャネル割当部62、変調方式制御部64、情報チャネル指示部66、CI制御部68)、および上位プロトコルインターフェース部70を含んで構成される。
アンテナ50は、無線信号を受信し、受信された無線信号を無線部52に出力する。また、アンテナ50は、無線部52から供給される無線信号を基地局12に対して送信する。なお、無線信号の受信と送信は、4スロットごとに切り替えられる。
無線部52は、低雑音アンプ、パワーアンプ、局部発振器、ミキサ、およびフィルタを含んで構成される。無線部52は、アンテナ50から入力される無線信号を低雑音アンプで増幅し、中間周波数信号にダウンコンバートしてから、変復調部54に出力する。また、無線部52は、変復調部54から入力される変調信号を無線信号にアップコンバートし、パワーアンプで送信出力レベルまで増幅してから、アンテナ50に供給する。
変復調部54は、A/D変換器、D/A変換器、直並列変換器、並直列変換器、FFT演算部、およびIFFT演算部を含み、制御部60の指示に従って、入力される信号の種別に応じた変復調処理を行う。
すなわち、無線部52から変復調部54に入力される信号の周波数が従来PHSに対応する周波数である場合、変復調部54は、その入力信号からシンボルの変調方式に応じたデータビット列(受信データ)を抽出し、抽出された受信データを従来PHS処理部56に出力する。また、変復調部54は、後述する変調方式制御部64から通知される変調方式を用いて、従来PHS処理部56から入力されるフレームを変調し、変調された信号を無線部52に出力する。
一方、無線部52から変復調部54に入力される信号の周波数が次世代PHSに対応する周波数である場合、変復調部54は、その入力信号に、GIの除去、A/D変換、直並列変換、離散フーリエ変換、並直列変換などを施し、連続する複素シンボル列を得る。そして、変復調部54は、得られた複素シンボル列からシンボルの変調方式に応じたデータビット列(受信データ)を抽出し、抽出された受信データを次世代PHS処理部58に出力する。また、変復調部54は、次世代PHS処理部58から入力されるフレームに対して、変調方式制御部64から通知される変調方式に応じたシンボルマッピング(振幅と位相の割り当て)を行い、複素シンボル列を得る。そして、変復調部54は、得られた複素シンボル列の各キャリア成分に、直並列変換、逆離散フーリエ変換、並直列変換、D/A変換などを施し、生成されたベースバンドOFDM信号にGIを付加した後、無線部52に出力する。
従来PHS処理部56は、たとえばCPUまたはDSPで構成され、制御部60の指示に従って、入力される信号に対し従来PHSのプロトコルに応じた信号処理を行う。すなわち、従来PHS処理部56は、変復調部54から入力される信号に含まれるチャネル識
別子(CI)などに基づいて、その信号からペイロードデータを抽出し、抽出されたペイロードデータを上位プロトコルインターフェース部70に出力する。また、従来PHS処理部56は、上位プロトコルインターフェース部70から入力されるペイロードデータを、制御部60から指示される無線チャネル(CCH、TCH、FACCH、USPCHなど)に応じたフレームに格納し、そのフレームを変復調部54に出力する。
次世代PHS処理部58は、たとえばCPUまたはDSPで構成され、制御部60の指示に従って、入力される信号に対し次世代PHSのプロトコルに応じた信号処理を行う。すなわち、次世代PHS処理部58は、変復調部54から入力される信号に含まれるチャネル識別子(CI)などに基づいて、その信号からペイロードデータを抽出し、抽出されたペイロードデータを上位プロトコルインターフェース部70に出力する。また、次世代PHS処理部58は、上位プロトコルインターフェース部70から入力されるペイロードデータを、制御部60から指示される無線チャネル(CCH、ANCH、CSCH、EXCHなど)に応じたフレームに格納し、そのフレームを変復調部54に出力する。
制御部60は、たとえばCPUおよびCPUの動作を制御するプログラムで構成され、移動局14を従来PHSと次世代PHSの両システムに対応させるよう移動局14の各部を制御する。特に、制御部60は、チャネル割当部62、変調方式制御部64、情報チャネル指示部66、およびCI制御部68を機能的に含み、基地局12から送信される個別制御チャネルの切替指示に応じて、次世代PHSの個別制御チャネルを基地局12から通知される従来PHSの情報チャネルに切り替える。
以下では、上記機能を実現するために制御部60が備える構成についてより詳細に説明する。
チャネル割当部62は、基地局12から送信される個別制御チャネルの切替指示に応じて、使用している次世代PHSの個別制御チャネルをその切替指示により示される従来PHSの情報チャネルに切り替える。これにより、次世代PHSの個別制御チャネル(ANCHまたはCSCH)を介して基地局12と移動局14との間で送受されていた次世代PHSの制御情報が、従来PHSの情報チャネル(FACCH、UPSCHなど)を介して送受されるようになる。
変調方式制御部64は、従来PHS処理部56または次世代PHS処理部58で形成されるフレームの変調に用いる変調方式(QPSK、D8PSKなど)を決定し、決定された変調方式を変復調部54に通知する。
情報チャネル指示部66は、従来PHSの情報チャネル(FACCH、UPSCHなど)に対応するフレームの形成を従来PHS処理部56に指示する。また、情報チャネル指示部66に含まれるCI制御部68は、基地局12のCI制御部38と同様、従来PHSの情報チャネルに対応するフレーム内の4ビットのチャネル種別識別領域に、その情報チャネルに含まれる情報に応じたCI(図7(b)に示す8つのCIのいずれか)を格納するよう、従来PHS処理部56に指示する。
上位プロトコルインターフェース部70は、従来PHS処理部56または次世代PHS処理部58から入力されるペイロードデータを図示しない上位層に供給する。また、上位プロトコルインターフェース部70は、図示しない上位層から入力される送信データを従来PHS処理部56または次世代PHS処理部58に出力する。
次に、基地局12と移動局14の動作について説明する。
図10は、基地局12と移動局14との間で実行される個別制御チャネルの切替処理の一例を示すシーケンス図である。同図に示すように、ここでは、基地局12と移動局14とが、個別制御チャネル(ANCH/CSCH)および情報チャネル(EXCH)を介して通信を行っているものとする(S100)。
ここで、たとえば次世代PHS側のいずれかのPRUにおけるFERが所定値を超えるといった所定の個別制御チャネル(ANCH/CSCH)切替要因が発生すると(S102)、基地局12は、個別制御チャネルの割当数が所定数を超えたか否かを判定する。次世代PHSの個別制御チャネルの割当数が所定数を越えていれば、基地局12は、キャリアセンスなどによって従来PHSの空きチャネルを検出する。
次に、基地局12は、個別制御チャネルを使用している移動局の中にデュアルモード機があるか否かを確認した後、デュアルモード機の1つである移動局14が使用している個別制御チャネルを、検出された従来PHSの空きチャネルに割り当てる(S104:割当要求、S106:割当確認)。そして、基地局12は、次世代PHSの個別制御チャネルが割り当てられた従来PHSの無線チャネル(ここでは情報チャネルとする)を示す個別制御チャネル(ANCH/CSCH)切替指示を移動局14に送信する(S108)。
移動局14は、基地局12からの個別制御チャネル切替指示を受信すると、その確認応答として基地局12に個別制御チャネル切替確認を送信するとともに(S110)、個別制御チャネル切替指示により示される従来PHSの情報チャネルに個別制御チャネルを切り替える(S112:従来PHS帯割当指示)。
次に、移動局14は、LCH(Link Channel)確立要求の送信(S114)、LCH割当の受信(S116)、同期バーストの送受信(S118,S120)、TCHアイドルバーストの送受信(S122,S124)、SABM(Set Asynchronous Balanced Mode:非同期平衡モード設定)の送信(S126)、SABMに対する確認応答であるUA(Unnumbered Acknowledge)の受信(S128)などを経て、基地局12との間で従来PHSの情報チャネル(TCH)起動処理を行う(S130)。
その後、基地局12と移動局14は、起動されたTCH(FACCHまたはUSPCH)を介して次世代PHSの制御情報を送受するとともに(S132)、次世代PHSの情報チャネル(EXCH)を介して通信情報を送受する(S134)。また、基地局12は、チャネル切替前に使用されていた次世代PHSの個別制御チャネルを解放する(S136)。そして、基地局12は、解放により生じた次世代PHSの空きチャネルに他の無線チャネル(ANCH、CSCH、EXCHなど)を割り当てる。
なお、基地局12は、個別制御チャネル切替要因が発生しなくとも、図11に示すように、移動局14から送信される個別制御チャネル切替要求(S103)を契機として、S104以降の処理を行ってもよい。
図12は、基地局12による干渉回避処理の一例を示すフロー図である。本処理は、次世代PHS側のあるPRU(無線チャネル)におけるFERが所定値を超えた時に実行される。
同図に示すように、基地局12は、FERが所定値を超えたPRUを検出すると、そのPRUを使用している移動局(対象移動局)がデュアルモード機であるか否かを判定する(S200)。対象移動局がデュアルモード機であれば(S200:Y)、基地局12は、キャリアセンスなどによって従来PHSの帯域に割当可能な空きチャネルがあるか否かを判定する(S202)。従来PHSの帯域に割当可能な空きチャネルが検出されると(S202:Y)、検出された空きチャネルの中から最適な空きチャネルを新たな個別制御チャネルとして選択し(S204)、選択された無線チャネルを示す個別制御チャネル切替指示を対象移動局に送信する。
一方、対象移動局がデュアルモード機でなければ(S200:N)、あるいは従来PHSの帯域に割当可能な空きチャネルが検出されなければ(S202:N)、基地局12は、次世代PHSの帯域に割当可能なPRUがあるか否かを判定する(S206)。ここで、次世代PHSの帯域に割当可能なPRUがあれば(S206:Y)、基地局12は、割当可能なPRUの中から最適なPRUを選択し(S208)、選択されたPRUを示す個別制御チャネル切替指示を対象移動局に送信する。これに対し、次世代PHSの帯域に割当可能なPRUがなければ(S206:N)、基地局12は対象移動局に対してハンドオーバを指示する。
図13は、基地局12による個別制御チャネルの切替処理の一例を示すフロー図である。本処理は、定周期タイマがタイムアウトした時(所定の周期が経過した時)に実行される。
同図に示すように、定周期タイマがタイムアウトすると、基地局12は、次世代PHSの個別制御チャネル数が割当閾値を超えているか否かを判定する(S300)。次世代PHSの個別制御チャネル数が割当閾値を超えていれば(S300:Y)、基地局12は、通信中の移動局の中にデュアルモード機があるか否かを判定する(S302)。通信中の移動局の中にデュアルモード機があれば(S302:Y)、基地局12は、キャリアセンスなどによって従来PHSの帯域に割当可能な空きチャネルがあるか否かを判定する(S304)。
ここで、従来PHSの帯域に割当可能な空きチャネルが検出されると(S304:Y)、基地局12は、検出された空きチャネルの中から最適な空きチャネルを選択し(S306)、選択された空きチャネルにS302で確認されたデュアルモード機の1つである移動局14が使用している次世代PHSの個別制御チャネルを割り当てる。そして、基地局12は、次世代PHSの個別制御チャネルが割り当てられた従来PHSの無線チャネルを通知する個別制御チャネル切替指示を移動局14に送信する(S308)。
S308の処理が完了すると、またはS300、S302、S304の条件が成立しない場合には、基地局12は、定周期タイマを再起動した後に(S310)、本処理を終了する。
以上説明したデュアルモード通信システム10によれば、デュアルモード基地局12が、従来PHSの空きチャネルに次世代PHSの個別制御チャネルを割り当て、デュアルモード基地局12とデュアルモード移動局14が、次世代PHSの個別制御チャネルが割り当てられた従来PHSの無線チャネルを介して次世代PHSの制御情報を送受する。このため、従来PHSの周波数帯を次世代PHS側で有効利用することができる。
また、従来PHSの空きチャネルに次世代PHSの個別制御チャネルを割り当てることによって生じた次世代PHSの空きチャネルに、次世代PHSの他の無線チャネル(ASCH、CSCH、EXCHなど)を割り当てることが可能となるため、次世代PHSのスループットの向上または次世代PHSの収容ユーザ数の拡大を図ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
たとえば、本発明は、TDMA/TDD方式を採用する従来PHSと、TDMA/TDD方式およびOFDMA方式を採用する次世代PHSと、に対応するデュアルモード通信システムに限らず、TDMA方式を採用する旧移動通信システムと、その旧移動通信システムの周波数帯とは異なる周波数帯が割り当てられたTDMA方式を採用する新移動通信システムと、に対応するデュアルモード基地局およびデュアルモード移動局を含むデュアルモード通信システム全般に広く適用可能である。
また旧移動通信システムの空きチャネルに割り当てられる新移動通信システムの制御チャネルは、複数の移動局が共通に使用する共通制御チャネルであってもよいし、各移動局個別に使用する個別制御チャネルであってもよい。
本発明の実施形態に係るデュアルモード通信システムの構成図である。 従来PHSのチャネル構成を示す図である。 次世代PHSのチャネル構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るチャネル割り当ての一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るデュアルモード基地局の機能ブロック図である。 従来PHSおよび次世代PHSのフレーム構成の一例を示す図である。 従来PHSのチャネル識別子(CI)を示す図である。 本発明の実施形態に係るチャネル識別子(CI)判定処理を示すフロー図である。 本発明の実施形態に係るデュアルモード移動局の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る個別制御チャネルの切替処理の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る個別制御チャネルの切替処理の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る干渉回避処理の一例を示すフロー図である。 本発明の実施形態に係る個別制御チャネルの切替処理の一例を示すフロー図である。
符号の説明
10 デュアルモード通信システム、12 デュアルモード基地局(基地局)、14 デュアルモード移動局(移動局)、16 ネットワーク、20,50 アンテナ、22,52 無線部、24,54 変復調部、26,56 従来PHS処理部、28,58 次世代PHS処理部、30,60 制御部、32,62 チャネル割当部、34,64 変調方式制御部、36,66 情報チャネル指示部、38,68 CI制御部、40,70 上位プロトコルインターフェース部。

Claims (11)

  1. 時分割多元接続方式を採用する旧移動通信システムと、該旧移動通信システムの周波数帯とは異なる周波数帯が割り当てられた前記時分割多元接続方式を採用する新移動通信システムと、に対応するデュアルモード基地局およびデュアルモード移動局を含むデュアルモード通信システムであって、
    前記デュアルモード基地局は、
    前記旧移動通信システムの空きチャネルを検出する空きチャネル検出手段と、
    前記空きチャネル検出手段により検出された前記旧移動通信システムの空きチャネルに、前記新移動通信システムの制御チャネルを割り当てるチャネル割当手段と、
    前記新移動通信システムの制御チャネルが割り当てられた前記旧移動通信システムの無線チャネルを、前記新移動通信システムの新たな制御チャネルとして前記デュアルモード移動局に通知するチャネル通知手段と、
    を含み、
    前記デュアルモード移動局は、
    前記デュアルモード基地局から前記新移動通信システムの新たな制御チャネルとして通知される前記旧移動通信システムの無線チャネルを介して、前記デュアルモード基地局との間で前記新移動通信システムの制御情報を送受する、
    ことを特徴とするデュアルモード通信システム。
  2. 請求項1に記載のデュアルモード通信システムにおいて、
    前記チャネル割当手段は、前記旧移動通信システムの空きチャネルに前記新移動通信システムの制御チャネルを割り当てることにより生じた前記新移動通信システムの空きチャネルに、前記新移動通信システムの他の無線チャネルを割り当てる、
    ことを特徴とするデュアルモード通信システム。
  3. 請求項2に記載のデュアルモード通信システムにおいて、
    前記新移動通信システムの他の無線チャネルは、前記制御チャネルよりも伝送レートの高い前記新移動通信システムの通信チャネルである、
    ことを特徴とするデュアルモード通信システム。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のデュアルモード通信システムにおいて、
    前記新移動通信システムの制御チャネルは、前記デュアルモード移動局が個別に使用する前記新移動通信システムの個別制御チャネルである、
    ことを特徴とするデュアルモード通信システム。
  5. 請求項4に記載のデュアルモード通信システムにおいて、
    前記空きチャネル検出手段は、前記新移動通信システムの個別制御チャネル数が所定数を超えた場合に、前記旧移動通信システムの空きチャネルを検出する、
    ことを特徴とするデュアルモード通信システム。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のデュアルモード通信システムにおいて、
    前記新移動通信システムの制御情報は、前記デュアルモード基地局から前記新移動通信システムの新たな制御チャネルとして通知される前記旧移動通信システムの無線チャネルを介して前記デュアルモード基地局と前記デュアルモード移動局との間で送受される前記旧移動通信システムの通信情報に含まれる、
    ことを特徴とするデュアルモード通信システム。
  7. 請求項6に記載のデュアルモード通信システムにおいて、
    前記旧移動通信システムの通信情報の所定位置には、該通信情報の種別を識別する識別子を格納するための種別識別領域が配置されており、
    前記デュアルモード基地局および前記デュアルモード移動局の一方は、前記新移動通信システムの制御情報を含む前記旧移動通信システムの通信情報を送信する際、該新移動通信システムの制御情報の種別を識別する識別子を該旧移動通信システムの通信情報内の種別識別領域に格納し、
    前記デュアルモード基地局および前記デュアルモード移動局の他方は、受信された前記旧移動通信システムの通信情報の種別識別領域に格納された識別子に基づいて、該旧移動通信システムの通信情報に前記新移動通信システムの制御情報が含まれているか否かを識別する、
    ことを特徴とするデュアルモード通信システム。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のデュアルモード通信システムにおいて、
    前記新移動通信システムは、直交周波数分割多元接続方式をさらに採用し、
    前記新移動通信システムの各無線チャネルは、前記時分割多元接続方式によるタイムスロットのいずれかと、前記直交周波数分割多元接続方式によるサブチャネルのいずれかと、の組み合わせからなる、
    ことを特徴とするデュアルモード通信システム。
  9. 時分割多元接続方式を採用する旧移動通信システムと、該旧移動通信システムの周波数帯とは異なる周波数帯が割り当てられた前記時分割多元接続方式を採用する新移動通信システムと、に対応するデュアルモード基地局であって、
    前記旧移動通信システムの空きチャネルを検出する空きチャネル検出手段と、
    前記空きチャネル検出手段により検出された前記旧移動通信システムの空きチャネルに、前記新移動通信システムの制御チャネルを割り当てるチャネル割当手段と、
    前記新移動通信システムの制御チャネルが割り当てられた前記旧移動通信システムの空きチャネルを、前記新移動通信システムの新たな制御チャネルとして前記2つの移動通信システムに対応するデュアルモード移動局に通知するチャネル通知手段と、
    を含むことを特徴とするデュアルモード基地局。
  10. 時分割多元接続方式を採用する旧移動通信システムと、該旧移動通信システムの周波数帯とは異なる周波数帯が割り当てられた前記時分割多元接続方式を採用する新移動通信システムと、に対応するデュアルモード移動局であって、
    前記旧移動通信システムの空きチャネルを検出する空きチャネル検出手段と、
    前記空きチャネル検出手段により検出された前記旧移動通信システムの空きチャネルに、前記新移動通信システムの制御チャネルを割り当てるチャネル割当手段と、
    前記新移動通信システムの制御チャネルが割り当てられた前記旧移動通信システムの無線チャネルを、前記新移動通信システムの新たな制御チャネルとして前記デュアルモード移動局に通知するチャネル通知手段と、
    を含む前記2つの移動通信システムに対応するデュアルモード基地局から前記新移動通信システムの新たな制御チャネルとして通知される前記旧移動通信システムの無線チャネルを介して、前記デュアルモード基地局との間で前記新移動通信システムの制御情報を送受する、
    ことを特徴とするデュアルモード移動局。
  11. 時分割多元接続方式を採用する旧移動通信システムと、該旧移動通信システムの周波数帯とは異なる周波数帯が割り当てられた前記時分割多元接続方式を採用する新移動通信システムと、に対応するデュアルモード基地局およびデュアルモード移動局に使用されるデュアルモード通信方法であって、
    前記デュアルモード基地局が、前記旧移動通信システムの空きチャネルを検出するステップと、
    前記デュアルモード基地局が、前記検出された前記旧移動通信システムの空きチャネルに、前記新移動通信システムの制御チャネルを割り当てるステップと、
    前記デュアルモード基地局およびデュアルモード移動局が、前記新移動通信システムの制御チャネルが割り当てられた前記旧移動通信システムの無線チャネルを介して、前記新移動通信システムの制御情報を送受するステップと、
    を含むことを特徴とするデュアルモード通信方法。
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