JP5049866B2 - 情報提供システム、情報提供装置、情報提供方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報提供システム、情報提供装置、情報提供方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを介した端末装置からの要求に応じて、ユーザに対して提示される情報を、データベースに登録された情報に基づいて生成し、当該情報を端末装置に提供する情報提供システム、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラム等の技術分野に関する。
近年の電子商取引の多種多様化に伴い、企業は、日々、膨大な数の電子商取引に係るデータを処理している。これらのデータには、例えば、顧客に関するデータとして、氏名、住所、販売商品、販売日、販売数量、金額等があり、これらのデータが企業活動に伴い、日々蓄積されている。これらのデータを適切に入手し管理することにより、販売促進等に寄与し更なる企業活動の発展に繋がっている。
特許文献1では、電子計算機システムを用いた業務データ処理において、これら業務データを集計する日次処理を迅速にかつ精度良く行う技術が開示されている。
通常、これらのデータは、企業の重要情報としてデータベースに保存され、管理されており、企業活動の必要性に応じて利用されている。例えば、新商品が発売された場合、これらのデータの中から過去に新商品に類似する商品を購入した顧客情報を抽出し、この顧客に対してDM(Direct Mail)を送信して、新商品の購入を促したりしている。従って、保存されたこれらのデータを効率よく集計し、活用することが、企業活動の発展において重要な要素となっている。
特許文献2では、データ集計方法として、不特定多数の回答元から得られるデータを集計し、対象者が望むデータを通知する発明が開示されている。
特開2002−014916号公報 特開平08−255149号公報
しかしながら、これら電子商取引に係るデータは膨大であるため、例えば、前記端末装置が、ネットワークに接続されたデータベースから前記データを検索する場合、データベース側の処理が前記データ量に追いつかず、これらの処理に長時間を要する場合がある。従って、これらのデータを要求するユーザは、処理が終了するまで、長時間待たされてしまう結果となり、作業時間に無駄が生じていた。
この間、端末装置は他の作業をすることができず、待ち状態、即ち、未入力の状態となる。このように、ネットワークで繋がれた相互間の機器において、何らの信号の送受信もなく未入力の状態が継続すると、ネットワーク回線の占有による渋滞化を防止する観点からタイムアウト(time out)処理が行われ、前記回線は遮断されてしまう。その結果、データベース側の処理が完了しないまま前記回線が遮断されてしまうため、端末装置は、データの処理結果を入手することができなくなってしまう。
また、近年、セキュリティ上の問題、例えば、ソーシャル・エンジニアリング(Social Engineering)防止の観点から、端末装置に対して未入力の状態が一定時間続くと、端末装置の電源を自動的に遮断する措置が講じられている。
従って、膨大な量のデータの処理結果を入手するために、ユーザは、無駄な時間を費やし、また、端末装置に対して何らかの入力作業をする必要があり、その結果、データの処理結果を入手するまで端末装置から離れることができないという問題点が生じていた。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ネットワークの遮断等により処理が中断されること無く、確実に処理結果を得ることができる情報提供システム、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラム等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、端末装置がネットワークを介して接続可能な情報提供装置であって、前記情報提供装置は、データベースに登録されている登録情報を処理するための処理命令を前記端末装置から前記ネットワークを介して受信する処理命令受信手段と、前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記情報提供装置とのセッションが確立された状態で行い処理結果を当該セッション確立中に当該端末装置へ提供する通常実行処理と、前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記報提供装置とのセッションが確立された状態で行い当該セッションが切断された後にも継続する裏実行処理と、の何れか一方の処理を、前記処理命令受信手段により受信された処理命令に応じて実行する実行手段と、前記処理命令受信手段により受信された処理命令において前記裏実行処理が指示されているか否かを判断する判断手段と、を備え、前記判断手段により前記裏実行処理が指示されていると判断された場合、前記実行手段が前記裏実行処理を実行し、前記情報提供装置は、前記セッションが切断された後に前記裏実行処理により得られた処理結果を、前記端末装置と前記情報提供装置との次回のセッション確立時に前記端末装置へ提供する情報提供手段と、前記判断手段により前記裏実行処理が指示されていないと判断された場合において、前記処理命令に応じた処理に要する推測時間に基づいて前記裏実行処理を推奨すべきと判断した場合には、当該裏実行処理を推奨することを示す情報を前記端末装置のユーザに通知する裏実行推奨通知手段と、を更に備えることを特徴とする。
従って、たとえ、多くのデータ量を有する登録情報に対して処理を行う場合においても、裏実行処理により、処理結果が提供されるまで端末装置と情報提供装置のセッションを継続する必要が無いため、ネットワークの遮断等により処理が中断されること無く、確実に処理結果を得ることができ、処理結果が得られるまで端末装置を他の用途に利用することができる。また、ネットワークの遮断等により処理が中断される可能性が高い場合や、即座にログアウト要求して端末装置に有効活用を図る場合には、ユーザは端末装置を操作することにより、セッション切断を積極的に利用することで裏実行処理を選択することができる。更に、ユーザに対して、裏実行処理が望ましいことを迅速に知らせることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の情報提供装置において、前記実行手段は、前記裏実行処理により得られた処理結果へアクセス可能とするリンクを生成し、当該リンクと前記端末装置のユーザIDと前記処理結果とを対応付けて保存し、前記情報提供手段は、前記端末装置とのセッションが切断された後に当該端末装置からアクセスがあったとき、前記ユーザIDによりユーザ認証を行った後、前記リンクが貼られた画面のデータを前記端末装置に送信することを特徴とする。
この発明によれば、セッション切断後の次回のアクセスに時に、端末装置には処理結果へのアクセスが促されるので、セッション切断後にも裏実行処理が行われていたことをユーザに対して喚起することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の情報提供装置において、前記裏実行処理により得られた処理結果へアクセス可能とするリンクが記載された電子メールを、前記端末装置のユーザの電子メールアドレス宛に送信することを特徴とする。
この発明によれば、裏実行処理により得られた処理結果を迅速にユーザに対して提供することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報提供装置において、前記裏実行処理に要する時間を算出する裏実行時間算出手段をに備え、前記裏実行推奨通知手段は、前記裏実行時間算出手段により算出された前記裏実行処理に要する時間に基づいて、前記裏実行処理を推奨すべきか否かを決定することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザに対して、裏実行処理が必要であることを知らせることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載の情報提供装置において、前記処理命令には、ユーザにより指定された期限を示す期限情報が含まれており、複数の前記端末装置から前記処理命令を受信した場合に、それぞれの前記期限情報に基づいて、前記期限までに前記裏実行処理が終了するように各処理命令についての前記裏実行処理の優先順位を決定する優先順位決定手段と、を更に備えることを特徴とする。
この発明によれば、複数の端末装置から処理命令を受信した場合においても、ユーザの希望に応じた期限に処理結果を得ることができ、処理結果が得られるまで端末装置を他の用途に利用することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報提供装置において、前記優先順位決定手段によって決定される前記優先順位に従って前記裏実行処理を実行した場合に、当該裏実行処理が完了する日時を算出する日時算出手段と、前記算出された日時を前記端末装置のユーザへ通知する日時通知手段と、を更に備えることを特徴とする。
この発明によれば、ユーザは、処理結果が得られる日時を知ることができ、かつ、希望する期限まで裏実行処理が完了しない場合であっても、裏実行が完了する日時を知ることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報提供装置において、前記日時通知手段は、前記算出された日時が、前記期限情報が示す前記期限内に無い場合に、前記ユーザへ通知することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の情報提供装置において、前記端末装置のユーザが、前記日時通知手段により通知された前記日時に従うか否かを判定する判定手段を更に備え、前記判定手段により日時に従わないと判定された場合、前記優先順位決定手段は、前記日時に従わないと判定された前記ユーザに対応する前記裏実行処理を、他の前記裏実行処理よりも優先させて、当該ユーザにより指定された前記期限に間に合うように、新たに前記裏実行処理の優先順位を決定することを特徴とする
請求項9に記載の発明は、端末装置と、前記端末装置がネットワークを介して接続可能な情報提供装置と、を備える情報提供システムであって、前記端末装置は、ユーザによって要求される、データベースに登録されている登録情報を処理するための処理命令を入力する入力画面を表示する表示手段と、前記入力画面を通じて入力された処理命令を、前記情報提供装置へ送信する送信手段と、を備え、前記情報提供装置は、前記処理命令を前記端末装置から前記ネットワークを介して受信する処理命令受信手段と、前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記情報提供装置とのセッションが確立された状態で行い処理結果を当該セッション確立中に当該端末装置へ提供する通常実行処理と、前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記報提供装置とのセッションが確立された状態で行い当該セッションが切断された後にも継続する裏実行処理と、の何れか一方の処理を、前記処理命令受信手段により受信された処理命令に応じて実行する実行手段と、前記処理命令受信手段により受信された処理命令において前記裏実行処理が指示されているか否かを判断する判断手段と、を備え、前記判断手段により前記裏実行処理が指示されていると判断された場合、前記実行手段が前記裏実行処理を実行し、前記情報提供装置は、前記セッションが切断された後に前記裏実行処理により得られた処理結果を、前記端末装置と前記情報提供装置との次回のセッション確立時に前記端末装置へ提供する情報提供手段と、前記判断手段により前記裏実行処理が指示されていないと判断された場合において、前記処理命令に応じた処理に要する推測時間に基づいて前記裏実行処理を推奨すべきと判断した場合には、当該裏実行処理を推奨することを示す情報を前記端末装置のユーザに通知する裏実行推奨通知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、端末装置がネットワークを介して接続可能な情報提供装置により行われる情報提供方法であって、前記情報提供方法は、データベースに登録されている登録情報を処理するための処理命令を前記端末装置から前記ネットワークを介して受信するステップと、前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記情報提供装置とのセッションが確立された状態で行い処理結果を当該セッション確立中に当該端末装置へ提供する通常実行処理と、前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記報提供装置とのセッションが確立された状態で行い当該セッションが切断された後にも継続する裏実行処理と、の何れか一方の処理を、前記処理命令受信手段により受信された処理命令に応じて実行する実行ステップと、前記受信された処理命令において前記裏実行処理が指示されているか否かを判断する判断ステップと、を含み、前記判断ステップにより裏実行処理が指示されていると判断された場合、前記実行ステップが裏実行処理を実行し、前記情報提供方法は、記セッションが切断された後に前記裏実行処理により得られた処理結果を、前記端末装置と前記情報提供装置との次回のセッション確立時に前記端末装置へ提供するステップと、前記判断ステップにより前記裏実行処理が指示されていないと判断された場合において、前記処理命令に応じた処理に要する推測時間に基づいて前記裏実行処理を推奨すべきと判断した場合には、当該裏実行処理を推奨することを示す情報を前記端末装置のユーザに通知するステップと、を更に含むことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、端末装置がネットワークを介して接続可能な情報提供装置に含まれるコンピュータを、データベースに登録されている登録情報を処理するための処理命令を前記端末装置から前記ネットワークを介して受信する処理命令受信手段と、前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記情報提供装置とのセッションが確立された状態で行い処理結果を当該セッション確立中に当該端末装置へ提供する通常実行処理と、前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記報提供装置とのセッションが確立された状態で行い当該セッションが切断された後にも継続する裏実行処理と、の何れか一方の処理を、前記処理命令受信手段により受信された処理命令に応じて実行する実行手段と、前記処理命令受信手段により受信された処理命令において前記裏実行処理が指示されているか否かを判断する判断手段として機能させる情報処理プログラムであって、前記判断手段により前記裏実行処理が指示されていると判断された場合、前記実行手段に前記裏実行処理を実行させ、前記コンピュータを、前記セッションが切断された後に前記裏実行処理により得られた処理結果を、前記端末装置と前記情報提供装置との次回のセッション確立時に前記端末装置へ提供する情報提供手段と、前記判断手段により前記裏実行処理が指示されていないと判断された場合において、前記処理命令に応じた処理に要する推測時間に基づいて前記裏実行処理を推奨すべきと判断した場合には、当該裏実行処理を推奨することを示す情報を前記端末装置のユーザに通知する裏実行推奨通知手段と、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、たとえ、多くのデータ量を有する登録情報に対して処理を行う場合においても、裏実行処理により、処理結果が提供されるまで端末装置と情報提供装置のセッションを継続する必要が無いため、ネットワークの遮断等により処理が中断されること無く、確実に処理結果を得ることができ、処理結果が得られるまで端末装置を他の用途に利用することができる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、データ集計システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.データ集計システムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係るデータ集計システムSの構成及び機能概要について、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るデータ集計システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、データ集計システムSは、情報提供装置の一例としてのWebサーバ1と、データベース2aを備えるデータベースサーバ2と、端末装置3とを含んで構成されている。
Webサーバ1と端末装置3とは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。また、Webサーバ1とデータベースサーバ2とは、例えば、LAN(Local Area Network)を介して相互にデータの送受信が可能になっている。
このような構成のデータ集計システムSにおいて、Webサーバ1は、ネットワークNWを通じて、データベース2aに登録されたデータを端末装置3に提供するために設置されたサーバコンピュータである。より具体的には、Webサーバ1は、まず、データベース2aに登録された登録情報(データ)を、端末装置3からの要求、すなわち、処理命令に応じて集計(処理)し、又はこれを所定のデータ形式(例えば、CSV(Comma Separated Value)形式等)に変換する集計変換処理(登録情報処理の一例)を行い、処理結果を端末装置3へ提供するデータ集計ツールとして機能するようになっている。このようなデータ集計ツールとして機能するために、Webサーバ1には、後述する、Webサーバプログラム(通常実行プログラム)及び裏実行処理プログラム等がインストールされている。
データベースサーバ2は、データベース2aを管理するサーバコンピュータであり、MySQL等のRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)等の適用によって実現されている。具体的には、データベースサーバ2は、Webサーバ1や図示せぬサーバコンピュータ等からの要求に応じて、データベース2aへの登録情報の新規登録及び更新、データベース2aからの情報検索及び出力等の処理を行うようになっている。
なお、データベース2aには、例えば、インターネットショッピング、オークション、ゴルフ施設の予約、宿泊施設の予約等の各種サービスに係るデータや、顧客の氏名、住所、利用履歴(例えば、購入商品又はサービス、購入日、購入数量、及び購入金額等)の顧客に関するデータ等が登録されている。
端末装置3は、Webサーバ1にアクセスし、データ集計ツールを利用するためにユーザにより用いられるものであり、例えば、Webブラウザアプリケーションや電子メールアプリケーション等がインストールされたパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、STB(Set Top Box)、携帯電話機等を適用することができる。
ここで、Webサーバ1にインストールされているプログラムのうち、Webサーバプログラム及び裏実行処理プログラムの概要機能について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るWebサーバ1にインストールされているプログラム構成の概要例を示すブロック図である。なお、Webサーバ1には、図2に示すWebサーバプログラム1a及び裏実行処理プログラム1bの他にもセッション管理プログラム等がインストールされているが図示を省略している。
図2において、Webサーバプログラム1aは、ユーザによって要求される、データベース2aに登録されている登録情報を処理するための処理命令を、端末装置3から受信し、前記処理命令を実行する集計変換処理を行い、当該処理結果を表示画面に表示させたり、当該処理結果を所定のデータ形式(例えば、CSV形式等)に変換し、端末装置3へ送信等するためのプログラムである。一方、裏実行処理プログラム1bは、前記集計変換処理を端末装置3とWebサーバ1のネットワークNWの接続状態(セッション確立状態)に関わらず継続して行う(以下、これを「裏実行処理」という)ためのプログラムである。従って、端末装置3とWebサーバ1がネットワークNWを介して接続されていなくても、即ち、端末装置3とWebサーバ1のセッションが確立後に遮断されていても、前記集計変換処理が行われるようになっている。
端末装置3のユーザは、ユーザインターフェースを通じて、これらWebサーバプログラム1a及び裏実行処理プログラム1bを利用することができる。ユーザインターフェースは、例えば、HTMLデータとして端末装置3のWebブラウザに出力(ネットワークNWを介して送信)することによって実現される。
次に、図3を用いて、裏実行処理の概要を説明する。
図3は、裏実行処理の概要の一例を示すシーケンス図である。
図3において、ユーザは、端末装置3より、Webサーバ1へログイン要求(例えば、ユーザID及びパスワードを含む)を行う(ステップS1)。Webサーバ1は、当該ログイン要求を受信すると、認証処理を行い(ステップS2)、認証を許可した場合(例えば、ログイン要求に含まれるユーザID及びパスワードが登録されている場合)は、端末装置3との間でネットワークを介して接続を確立する(ステップS3)。即ち、端末装置3とWebサーバ1のセッションが確立された状態となる。
セッションが確立された場合、Webサーバ1は、ユーザインターフェースとしての入力画面のデータを端末装置3に送信する(ステップS4)。かかる入力画面は、データベース2aに登録されている登録情報を処理するための処理命令を入力するユーザインターフェースであり、この入力画面を通じてユーザにより入力された処理命令がWebサーバ1に送信されることになる。
また、詳細は後述するが、当該入力画面上には、上述した裏実行処理を実行させるためのボタンが設けられており、これにより、ユーザは裏実行処理を要求することができるようになっている。
そして、端末装置3から、入力された処理命令とともに裏実行処理の要求がなされると(ステップS5)、Webサーバ1は、裏実行処理プログラム1bを起動する(ステップS6)。
このように、裏実行処理プログラム1bは、ユーザの要求により実行され、一旦、裏実行処理プログラム1bが起動されれば、端末装置3とWebサーバ1のネットワークNWの接続状態に関わらず、言い換えれば、その後の端末装置3とWebサーバ1がネットワークを介して接続されていなくても、裏実行処理プログラム1bによる前記集計変換処理が行われ(ステップS10〜S12)、処理結果が生成される。従って、ユーザは、裏実行処理を要求後、即座にログアウト要求を行うことができる。具体的には、端末装置3から、Webサーバ1へログアウト要求がなされると(ステップS7)、Webサーバ1は、ログアウト処理を行い、端末装置3へセッション終了画面を送信する(ステップS8)。これにより、端末装置3とWebサーバ1のネットワークNWを介した接続は断たれる、即ち、端末装置3とWebサーバ1のセッションが遮断された状態となる(ステップS9)。
一方、裏実行処理プログラム1bが起動されると、上記のようにセッションが遮断された状態においても、裏実行処理の要求がなされている場合には、Webサーバ1は、受け取った処理命令をもとに裏実行処理プログラム1bを継続して実行し(ステップS10)(これにより裏実行処理が行われる)、その処理結果について例えばCSV形式に変換されたデータを作成(生成)する(ステップS11)。そして、Webサーバ1は、変換された処理結果を、例えばHTMLデータとしてWebブラウザに出力するための画面へアクセス可能なリンク(例えば、当該処理結果を含む表示用データのURL(Uniform Resource Locator))を生成する。そして、前記リンクが示す画面を通じて、上記処理結果を含むデータファイル等へアクセス可能とするために、当該リンクと、ユーザIDと、上記処理結果を含むデータファイルと、を対応付けて保存する(ステップS12)。これにより、例えば、前記画面に前記データファイルをダウンロードさせるためのリンクが貼られる場合には、前記対応づけられた所望のファイルが端末装置3へ提供される。
その後、次回のアクセス時(ログイン要求時)に、ユーザIDによりユーザ認証を行った後、ユーザの要求により、上記処理結果に関する情報、例えば、前記変換、保存されたデータファイル等へアクセス可能とするリンクが貼られた画面のデータが端末装置3へ送信される。これにより、ユーザは、ネットワークNWの遮断等により端末装置3とWebサーバ1のセッションが遮断されていても、前記集計変換処理(裏実行処理)により、確実に所望の処理結果を得ることができる。
或いは、Webサーバ1は、前記リンク先を明示したURL等が記載された電子メールを、処理完了後に当該端末装置3のユーザの電子メールアドレス宛に送信(図示しないメールサーバへ送信)するように構成すれば、当該ユーザは、例えば自己の携帯電話機等により当該電子メール受信して、そのURLにアクセスすることによって迅速に処理結果を得ることもできる。
[2.Webサーバの構成及び機能]
次に、Webサーバ1の構成及び機能について、図4を用いて説明する。
図4は、本実施形態に係るWebサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、Webサーバ1は、操作部11と、表示部12(例えば、液晶ディスプレイ等)と、通信部13と、ドライブ部14と、記憶部15と、入出力インターフェース部16と、システム制御部20と、を備えている。システム制御部20と入出力インターフェース部16とは、システムバス21を介して接続されている。
操作部11は、例えば、キーボード、マウス等であり、オペレータ等からの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号としてシステム制御部20に出力する。表示部12は、例えば、液晶ディスプレイ等であり、文字や画像等の情報を表示する。通信部13は、ネットワークNW等に接続して、データベースサーバ2、端末装置3等との通信状態を制御する。ドライブ部14は、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等のディスクDKからデータ等を読み出す一方、当該ディスクDKに対してデータ等を記録する。また、記憶部15は、例えば、ハードディスクドライブ等であり、各種プログラム及びデータ等を記録する。入出力インターフェース部16は、操作部11〜記憶部15とシステム制御部20との間のインターフェース処理を行う。システム制御部20は、CPU(Central Processing Unit)17、ROM(Read Only Memory)18、RAM(Random Access Memory)19等を備える。
記憶部15には、所定のオペレーティングシステムの他、上述したWebサーバプログラム1a及び裏実行処理プログラム1b等が記憶されている。なお、これらのプログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしても良いし、CD−ROM等のディスクDKに記録されてドライブ部14を介して読み込まれるようにしても良い。
さらに、記憶部15には、会員情報DB(Data Base)が構築されている。会員情報DBには、Webサーバ1へログインし各種プログラム(Webサーバプログラム1a等)を使用する権限を有するユーザに関する情報、例えば、ユーザID(identification data)、パスワード(Pass Word)、電子メールアドレス等の情報が登録されており、ユーザID及びパスワードは上述したWebサーバ1の認証処理に用いられる。
システム制御部20は、本実施形態において、本発明における処理命令受信手段、裏実行手段、情報提供手段、裏実行推奨通知手段、裏実行時間算出手段、優先順位決定手段、日時算出手段及び日時通知手段の一例を構成している。
そして、システム制御部20は、CPU17が、ROM18や記憶部15に記憶された各種プログラム(例えば、Webサーバプログラム1a等)を読み出し実行することによりWebサーバ1の各部を制御するとともに、上述した各手段等として機能するようになっている。
この各手段等としての機能について説明すると、処理命令受信手段としてのシステム制御部20は、ユーザによって要求される、データベース2aに登録されている登録情報を処理するための処理命令、例えば、前記登録情報としてある製品の購入者リストがある場合に、前記処理命令として一定期間内に購入した購入者の抽出を行わせるための指示及び条件等を、ネットワークNWを介して接続されている(セッション確立状態にある)端末装置3から受信するようになっている。こうして受信された処理命令はRAM19に記憶される。
また、裏実行手段としてのシステム制御部20は、上記端末装置3から裏実行処理が要求(上記処理命令と共に、或いはその後に)されると、上述したように、裏実行処理プログラム1bを呼び出し、実行する。裏実行処理プログラム1bが実行されると、システム制御部20は、前記処理命令に基づいて、端末装置3とWebサーバ1のネットワークNWの接続状態に関わらず、集計変換処理を行うようになっている。
具体的には、システム制御部20は、ユーザによって入力された前記処理命令に基づいて、データベース2aに登録された登録情報について、集計の一例として検索、抽出し、所定のデータ形式に変換する集計変換処理を行う。例えば、当該処理において、データベース2aに登録されている登録情報が抽出され、当該抽出された登録情報がCSV形式に変換されたデータが作成され、当該作成されたデータファイルにアクセス可能なリンクが生成され、当該リンクと、上記処理結果を含むデータファイルとが対応付けられて保存される。
また、情報提供手段としてのシステム制御部20は、前記集計変換処理による処理結果を、端末装置3とWebサーバ1のネットワークNWの接続状態に関わらず、ユーザへ提供するようになっている。言い換えれば、ネットワークNWの遮断等により端末装置3とWebサーバ1のセッションが遮断された後においても継続して実行された集計変換処理(裏実行処理)により得られた処理結果が、ユーザに対して提供される。
具体的には、システム制御部20は、例えば上記端末装置3の次回のセッション確立時に、上記処理結果に関する情報、例えば、上記保存されたデータファイル自体、或いは当該保存されたデータファイル等へアクセス可能とするリンク(URL)が貼られた画面のデータを端末装置3へ送信することにより、上記処理結果をユーザに提供する。或いは、システム制御部20は、当該保存されたデータファイル等へアクセス可能とするリンク等が記載された電子メールを、当該端末装置3のユーザの電子メールアドレス宛に送信することにより、上記処理結果をユーザに提供する。
また、裏実行推奨通知手段として、システム制御部20が、ユーザによって入力された処理命令に応じて、裏実行処理を推奨する旨を端末装置3の当該ユーザに通知するように構成すればより効果的である。例えば、システム制御部20は、上記処理命令に含まれる条件等から当該裏実行処理を推奨するか否かを決定し、推奨すると決定した場合に、端末装置3のユーザへ当該裏実行処理を推奨する旨を通知(例えば、センションが保持されている端末装置3に送信することにより通知)する。当該裏実行処理を推奨するか否かの決定は、例えば、裏実行時間算出手段としてのシステム制御部20により裏実行処理に要する時間が算出され、算出された裏実行処理に要する時間に基づいて行われる。例えば、算出された時間がある閾値(例えば20分)以上であった場合(処理対象のデータ量が多く時間がかかるような場合)は、裏実行処理を推奨することが決定される。
また、上記処理命令にユーザにより指定された期限を示す期限情報が含まれている場合(つまり、裏実行処理が完了する期限がユーザにより指定されている場合)であって、複数の端末装置3からの受信された処理命令について裏実行処理をする必要がある場合に、当該システム制御部20は、優先順位決定手段としてそれぞれの前記期限情報に基づいて、前記期限までに前記裏実行処理が終了するように各処理命令についての前記裏実行処理の優先順位を決定し、当該優先順位に従って裏実行処理を実行するように構成すれば、限られた時間を有効に使うことができるので、より効果的である。このとき、システム制御部20は、日時算出手段として、上記決定された裏実行処理の優先順位に従って裏実行処理を実行した場合に、当該処理が完了する日時(完了予定日時)を算出し、算出された完了予定日時をユーザへ通知(例えば、センションが保持されている端末装置3に送信することにより通知)するように構成しても良い。例えば、システム制御部20は、算出された完了予定日時が、ユーザが指定した期限より前か否かを判断し、前であった場合にはユーザの希望する前記期限に間に合う旨を、後であった場合(当該算出された完了予定日時が、ユーザにより指定された期限内に無い場合)には、間に合わない旨を通知するように構成すれば、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
[3.端末装置の構成及び機能]
次に、端末装置3の構成及び機能について、図5を用いて説明する。
図5は、本実施形態に係る端末装置3の概要構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、端末装置3は、操作部31と、表示部32(例えば、液晶ディスプレイ等)と、通信部33と、ドライブ部34と、記憶部35と、入出力インターフェース部36と、システム制御部40と、を備えている。システム制御部40と入出力インターフェース部36とは、システムバス41を介して接続されている。
操作部31は、例えば、キーボード、マウス等であり、オペレータ等からの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号としてシステム制御部40に出力する。表示部32は、例えば、液晶ディスプレイ等であり、文字や画像等の情報を表示する。通信部33は、ネットワークNW等に接続して、Webサーバ1及びデータベースサーバ2等との通信状態を制御する。ドライブ部34は、例えば、フレキシブルディスク、CD、DVD等のディスクDKからデータ等を読み出す一方、当該ディスクDKに対してデータ等を記録する。また、記憶部35は、例えば、ハードディスクドライブ等であり、各種プログラム及びデータ等を記録する。入出力インターフェース部36は、操作部31〜記憶部35とシステム制御部40との間のインターフェース処理を行う。システム制御部40は、CPU37、ROM38、RAM39等を備える。
システム制御部40は、本実施形態において、本発明における表示手段及び送信手段の一例を構成している。
そして、システム制御部40は、CPU37が、ROM38や記憶部35に記憶された各種プログラム端末装置3の各部を制御するとともに、上述した各手段等として機能するようになっている。具体的には、システム制御部40は、例えばWebブラウザプログラムを実行することにより通信部33及びネットワークNWを介してWebサーバ1にアクセスし、当該Webサーバ1から提供された各種画面データを表示部32上に表示するようになっている。このように表示される画面としては、上述したように、上記処理命令を入力する入力画面があり、システム制御部40は、ユーザにより、当該入力画面を通じて入力された処理命令を、Webサーバ1に送信するようになっている。また、システム制御部40は、Webサーバ1から提供された上記処理結果を含む画面を表示部32上に表示する。
ここで、図6〜図9を用いて、表示部32に表示される画面の一例を説明する。
図6及び図7は、ユーザインターフェースとしてのデータ集計ツール画面例を示す図である。
図6及び図7に示すデータ集計ツール画面100aは、上述した入力画面の一例であり、データベース2aに登録された登録情報をユーザの要望に応じて集計等の処理をするためのツールや情報が表示されており、例えば、ログイン要求したユーザの氏名及び権限表示欄101、表示切替表示欄102、キャンペーン集計用表示欄103、ポイント付与金額抽出リンク104、サーチワード表示欄105、サーチワードベスト100リンク(106)及び裏実行結果ファイル表示欄107等が表示されている。
ここで、ユーザの氏名及び権限表示欄101には、Webサーバ1にログイン要求したユーザの氏名及び権限が表示される。Webサーバ1では、利用できる各種の機能(例えば、集計できる情報の種類等)等に、重要度等のランクを付与することができる。そして、ユーザは、許可されたランクの範囲内で各種の機能等を利用することができる。権限とは、ユーザが利用を許可されたランクを示す。なお、権限は管理者が任意に設定可能である。
ここで、管理者とは、データ集計ツールを統括的に管理する者であり、当該ツールが有する全ての機能を利用することができる他、新たな機能を追加、削除等を行うことができる。
一方、データ集計ツールを利用するユーザ(本実施例においては、単に「ユーザ」という)とは、管理者によって管理されるデータ集計ツールが有する各種の機能を利用することができるユーザをいい、例えば、上述した裏実行処理要求を依頼することができる。
また、これらの他に概念化される者として、一般ユーザがある。一般ユーザとは、例えばユーザが提供する各種のサービスを利用する顧客をいい、ユーザに関する情報(例えば、ユーザの住所等)やユーザが利用したサービスに関する情報(例えば、サービスの利用履歴等)が、データベース2aに登録されている。
表示切替表示欄102は、現在表示されている画面を他の画面へ切り替える際に用いられる。キャンペーン集計用表示欄103及びサーチワード表示欄105は、データベース2aに登録された登録情報からデータを集計するカテゴリーを示す一例である。データベース2aには、キャンペーン集計用及びサーチワードに関連した情報が登録されている。
ポイント付与金額抽出リンク104及びサーチワードベスト100リンク(106)は、データを集計する条件を入力する画面に遷移するためのリンクである。ポイント付与金額抽出リンク104は、例えば、ユーザ(あるサービスを運営する者)から要求があった項目を管理者側で登録したものである。この例の場合、ユーザから、キャンペーン用のポイントを付与した金額を集計する(所定の期間で区切って集計する)ツールの作成を依頼され、管理者が作成したツール(参照先として、当該サービスのデータを参照して、集計するよう作成したツール)となる。管理者は、集計を行いたいユーザから要求のあった項目(キャンペーン用のポイントを付与した金額の集計と、その対象期間を条件として入力可能な項目)を予め準備しておくことで、毎回条件等のリクエストを受けて集計する手間を省くこともできるし、集計を行いたいユーザにとっても、毎回条件を管理者に伝えることなく、自身で条件(対象期間)を入力することで、集計を行うことができるので効率がよい。
サーチワードベスト100リンク(106)は、対象サービスにおいて一般ユーザが検索に用いたサーチキーワードを、検索回数の多い順に100個データベース2aから取得するための指令を入力するリンクである。一例として、例えば、インターネットショッピングにおけるサーチワードベスト100リンク(106)は、インターネットショッピングのサイトで検索された回数をインターネットショッピングサイト用のDBを参照して集計する。管理者は、集計を行いたいユーザから要求のあった項目(この場合、インターネットショッピングサイト用のDBを参照し、対象期間を指定して集計するサーチワードベスト100)を予め準備しておくことで、毎回条件等のリクエストを受けて集計する手間を省くこともできるし、集計を行いたいユーザにとっても、毎回条件を管理者に伝えることなく、自身で条件を入力することで、集計を行うことができるので効率がよい。
裏実行結果ファイル表示欄107には、裏実行処理による処理結果を表示する画面やファイル等へアクセス可能なリンクが表示される。裏実行処理による処理結果がない場合には、図6に示すように、表示欄108aには、「ファイルがありません」等のコメントが表示され、裏実行処理による処理結果がある場合には、図7に示すように、表示欄108bには、当該処理結果が含まれるデータファイルへのリンクが表示される。ユーザは、データベース2aに登録された登録情報から、所望の登録情報の処理を要求する場合、例えば、ポイント付与金額抽出リンク104及びサーチワードベスト100リンク(106)等のリンクを、操作部31、例えばマウスやキーボード等により選択することになる。
図8は、図6に示すサーチワードベスト100リンク(106)が選択された場合に表示されるデータ集計ツール画面例を示す図である。図8は、ダウンロードの形式としてユーザがCSV形式でのダウンロードを選択された場合の例を示している。
図8に示すデータ集計ツール画面100cも、上述した入力画面の一例であり、データベース2aに登録されている登録情報をユーザの要望に応じて処理するための実際の入力項目が表示される。例えば、図8の例の場合、集計ツール画面100cには、開始日入力欄110、終了日入力欄111、表示件数入力欄112、表示するボタン113、CSV形式ダウンロード形式詳細設定欄114、CSVダウンロードボタン115、裏実行ボタン116及び期限入力欄117等が表示されている。
開始日入力欄110及び終了日入力欄111は、データベース2aに登録された登録情報の中から一定期間に登録された情報を抽出等(処理)させるために入力する項目である。ユーザは、端末装置3を用いて、開始日入力欄110に、抽出(処理)を開始する日時を入力し、終了日入力欄111に、抽出(処理)対象の範囲の終了を示す日時を入力する。このように指定された情報は、上記処理命令に含められてWebサーバ1に送信されることになる。なお、本画面例においては、開始日入力欄110に2007−XX−X0が、終了日入力欄111に2007−XX−X9が指定されているため、ユーザが、2007−XX−X0から2007−XX−X9の期間にデータベース2aに登録された登録情報の要求をすることを表している。
表示件数入力欄112では、例えば、ユーザが要求する登録情報に対する処理結果を表示部32へ表示させる場合に、一画面上に表示させる件数を指定することができる。
表示するボタン113は、ユーザが選択可能なGUIの一例としてのボタンであり、このボタンが選択されると、登録処理が実行されて、その結果が画面に表示される。
CSV形式ダウンロード形式詳細設定欄114では、ユーザが、CSV形式のダウンロードを指定する場合において、当該形式の詳細、例えば、文字コード、区切り文字、囲み文字及びデータ内の改行等を設定することができる。
CSVダウンロードボタン115は、ユーザが選択可能なGUIの一例としてのボタンであり、これが選択されると、例えばCSV形式ダウンロード形式詳細設定欄114で設定された形式で処理結果をダウンロードするための通常処理の要求がWebサーバ1に対してなされる。
裏実行ボタン116は、ユーザが選択可能なGUIの一例としてのボタンであり、これが選択されると、例えば開始日入力欄110、終了日入力欄111などに入力された期間の集計を、CSV形式ダウンロード形式詳細設定欄114で設定された形式で処理結果を保存するための裏実行処理の要求がWebサーバ1に対してなされる。
期限入力欄117では、ユーザが、裏実行処理による処理結果を入手したい期限を指定することができる。ユーザにより指定された期限を示す期限情報は上記指定情報に含められてWebサーバ1に送信されることになる。
図9は、図8に示す裏実行ボタン116が選択された場合に表示されるデータ集計ツール画面例を示す図である。
図9に示すデータ集計ツール画面100dでは、符号120部に、裏実行処理がなされる旨のコメントが表示されている。このとき、裏実行処理が実施されているため、ユーザは端末装置3の操作部31を用いて、データ集計ツール画面100dを閉じるなど、Webサーバ1との間のセッションを切断してもよいことになる。
[4.データ集計システムの動作]
次に、図10〜図12を用いて、データ集計システムSの動作について説明する。
図10は、本実施形態に係るWebサーバ1におけるシステム制御部20の処理例を示すフローチャートである。
図10において、先ず、端末装置3から送信された例えばユーザID及びパスワード等の情報を含むログイン要求が受信される(ステップS20)と、システム制御部20は、当該ログイン要求をしたユーザについて認証処理を行う(ステップS21)。当該認証処理の結果、認証を許可した場合(例えば、ログイン要求に含まれるユーザID及びパスワードが登録されている場合)には、システム制御部20は、上述した入力画面(例えば上述した図8に示す画面)のデータを端末装置3へ送信する(ステップS22)。
そして、ユーザは、上記入力画面を通じて処理命令(例えば、検索対象となる開始日及び終了日、処理結果の提供期限等)を入力し、例えば、上述した図8に示す裏実行ボタン116又はCSVダウンロードボタン115がマウス等の操作により指定されると、当該処理命令がWebサーバ1へ送信される。Webサーバ1のシステム制御部20は、当該処理命令を受信すると(ステップS23)、当該処理命令において裏実行処理が指示されているか否かを判断する(ステップS24)。裏実行処理が指示されていた場合は(ステップS24:YES)、優先順位・期限判別処理(ステップS25)が実行される。
図11は、本実施形態に係るWebサーバ1におけるシステム制御部20の優先順位・期限判別処理例(図10のステップS25の例)を示すフローチャートである。
優先順位・期限判別処理では、図11に示すように、システム制御部20は、先ず、裏実行処理を予定する処理命令が複数あるか確認する(ステップS70)。裏実行処理を予定する処理命令が他に存在しない(複数存在しない)場合には(ステップS70:NO)、いまユーザに指示された裏実行処理のみを行えばよいので、図10のステップS26へ処理が移行する。
一方、裏実行処理を予定する処理命令が複数存在する場合には(ステップS70:YES)、システム制御部20は、裏実行処理の優先度を算出する。即ち、システム制御部20は、複数の前記処理命令において裏実行処理が完了する期限がユーザにより指定されている場合(例えば、図8の期限入力欄117において、日時が入力され、裏実行ボタン116をマウス等の操作により指定された場合)には、それぞれの前記期限を示す期限情報に基づいて、前記期限までに前記裏実行処理が終了するように各処理命令についての前記裏実行処理の優先順位を算出する(ステップS71)。かかる算出に当たって、Webサーバの負荷(CPUの稼働率等)が考慮される。
そして、前記優先順位に基づいて裏実行処理を行った場合に、当該裏実行処理が期限までに処理を完了可能かが判断され(ステップS72)、可能であると判断された場合には(ステップS72:YES)、図10のステップS26へ処理が移行する。
一方、当該裏実行処理が不可能であると判断された場合には(ステップS72:NO)、システム制御部20は、前記優先順位に基づいて裏実行処理を行った場合の完了予定日時を示す完了日時情報を、前記ユーザが操作する端末装置3へ送信(完了予定日時の通知)する(ステップS80)。当該完了予定日時情報を受信した端末装置3は、当該完了予定日時を、例えば、図8におけるデータ集計ツール画面100cの任意の箇所に表示する。
そして、ユーザが、前記完了予定日時に従う場合(例えば、再度、図8における裏実行ボタン116をマウス等により指定した場合等)には、その旨の情報がWebサーバ1に送信され、Webサーバ1のシステム制御部20は、当該ユーザが前記完了予定日時に従うと判断し(ステップS81:YES)、図10のステップS26へ処理が移行する。一方、ユーザが通知された前記完了予定日時に従わない場合(具体的には、前記完了予定日時が通知されてから、タイマーが作動し、一定時間が経過した場合等)には(ステップS81:NO)、システム制御部20は、ステップS71に戻り、再度、裏実行処理の優先度を算出する(ステップS71)。この場合、例えば、通知した完了予定日時に従わないユーザに対応する裏実行処理を、他の裏実行処理よりも優先させて、当該ユーザが指定した前記期限に間に合うように、新たに裏実行処理の優先度を算出し、上記と同様の処理を繰り返す。なお、かかる処理が所定回数繰り返されても何れのユーザも完了予定日時に従わない場合、例えば、何れかのユーザに対して裏実行処理が指定された期限内に完了することは不可能である旨が通知され、図10のステップS26へ処理が移行することになる。
図10のフローチャートの説明に戻り、ステップS26では、システム制御部20は、裏実行処理プログラム1bを起動し(ステップS26)、裏実行処理を開始する。こうして裏実行処理が開始されると、その後の端末装置3とWebサーバ1がネットワークNWを介して接続されていなくても当該裏実行処理が継続される(図3:ステップS10〜S12)。例えば、システム制御部20は、データベースサーバ2にアクセスし、上記処理命令に含まれる開始日から終了日の期間内にある登録情報をデータベース2aから検索、抽出し(ステップS27)、抽出した登録情報を例えばCSV形式に変換して処理結果のデータファイルを生成する(ステップS28)。
次いで、システム制御部20は、生成した処理結果のデータファイルにアクセス可能なリンクを生成し、当該リンクと、上記処理結果のデータファイルと、を対応付けて保存する(ステップS29)。
そして、システム制御部20は、上記処理結果に関する情報、例えば、裏実行処理が完了した旨又は上記保存されたデータファイル等へアクセス可能とするリンク等が記載された電子メールを、当該端末装置3のユーザの電子メールアドレス宛に送信し(ステップS30)、処理を終了する。
一方、上記ステップS24において、裏実行処理が指示されていないと判断された場合(ステップS24:NO)、つまり、処理命令を送信した端末装置3のユーザにより裏実行処理が要求されなかった場合(例えば、図8のCSVダウンロードボタン115がマウス等の操作により指定された場合)には、裏実行の推奨処理(ステップS40)が実行される。
図12は、本実施形態に係るWebサーバ1におけるシステム制御部20の裏実行の推奨処理を示すフローチャートである。
裏実行の推奨処理では、図12に示すように、システム制御部20は、先ず、裏実行処理を推奨すべきかを判断する(ステップS50)。具体的には、処理命令に含まれる条件、例えば、上述した一定期間内における集計変換処理(通常実行処理)を要求した場合に、当該一定期間がある閾値以上であった場合(例えば、図8の開始日入力欄111及び終了日入力欄112によって指定される期間が3ヶ月以上であった場合)には、処理の対象となる登録情報が膨大となり、当該データの処理に時間を要することが推測される。このため、タイムアウトによりダウンロードが中断してしまう虞があることから、裏実行処理を推奨すべきである。また、前記処理命令を通常実行処理により処理した場合にかかる時間を算出し、上記タイムアウト等によりダウンロードが中断する虞があるか否かを判断し、裏実行処理を推奨すべきか否かを判断する。
そして、裏実行処理を推奨しないと判断された場合には(ステップS50:NO)、図10のステップS41へ処理が進む。
一方、裏実行処理を推奨すべきと判断された場合には(ステップS50:YES)、裏実行処理を推奨することを示す裏実行推奨情報を、前記ユーザが操作する端末装置3へ送信(裏実行処理を推奨する旨を通知)する(ステップS51)。当該裏実行推奨情報を受信した端末装置3は、裏実行処理を推奨するコメント等を、例えば、図8におけるデータ集計ツール画面100cの任意の箇所に表示する。
そして、ユーザが、上記コメントを受け、端末装置3を通じて裏実行処理を選択(要求)する場合(例えば、図8における裏実行ボタン116をマウス等の操作により指定した場合等)には、その旨の情報がWebサーバ1に送信され、Webサーバ1のシステム制御部20は、当該ユーザが裏実行処理を選択したと判断し(ステップS52:YES)、図10のステップS26へ処理が移行する。一方、ユーザが通知された裏実行処理を選択(要求)しない場合(具体的には、前記裏実行推奨情報が通知されてから、タイマーが作動し、一定時間が経過した場合等)には(ステップS52:NO)、図10のステップS41へ処理が移行する。
図10のフローチャートの説明に戻り、ステップS41では、システム制御部20は、Webサーバプログラム(通常実行プログラム)1aを起動し、通常実行処理を開始する。こうして通常実行処理が開始され、その後に端末装置3とWebサーバ1のセッションが遮断された場合には、通常実行処理が終了することになる。
通常実行処理において、まず、システム制御部20は、ユーザにより指定された処理結果出力方法を判別する(ステップS42)。かかる処理結果出力方法の指定は、例えば受信された処理命令に含まれている。そして、処理結果出力方法が「表示」である場合(例えば、図8に示す表示するボタン113がユーザにより指定された場合)には、ステップS43に進み、処理結果出力方法が「ファイル出力」である場合(例えば、図8に示すCSVダウンロードボタン115がユーザにより指定された場合)には、ステップS45に進む。
ステップS43では、システム制御部20は、データベースサーバ2にアクセスし、上記処理命令に含まれる開始日から終了日の期間内にある登録情報をデータベース2aから検索、抽出し、抽出した登録情報を含む処理結果を表示するためのページ(例えばHTMLデータとしてWebブラウザに出力するため画面に関するデータファイル)を生成する。そして、システム制御部20は、セッションを保持している端末装置3(ブラウザ)に対して前記ページを送信する(ステップS44)。
一方、ステップS45では、システム制御部20は、データベースサーバ2にアクセスし、上記処理命令に含まれる開始日から終了日の期間内にある登録情報をデータベース2aから検索、抽出し、抽出した登録情報を例えばCSV形式に変換して処理結果のデータファイルを生成する。システム制御部20は、生成したデータファイルを端末装置3に送信する(ステップS46)。つまり、当該データファイルが端末装置3にダウンロードされることになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、Webサーバ1は、端末装置3からデータベース2aに登録されている登録情報について検索等の処理を要求する処理命令を受信すると、システム制御部20は、裏実行処理により、処理命令に基いてデータベース2aに登録されている登録情報に対する処理が、端末装置3とWebサーバ1の相互間におけるネットワークの接続状態に関わらず、継続的に行われる。従って、Webサーバ1は、端末装置3とWebサーバ1の相互間におけるネットワークの接続状態に関わらず、処理結果を端末装置3へ提供することができる。
よって、たとえ、多くのデータ量を有する登録情報に対して処理を行う場合においても、裏実行処理により、処理結果が提供されるまで端末装置3とWebサーバ1のセッションを継続する必要が無いため、ネットワークの遮断等により処理が中断されること無く、確実に処理結果を得ることができ、処理結果が得られるまで端末装置3を他の用途に利用することができる。
また、裏実行処理を予定する処理命令が複数存在する場合に、システム制御部20は、裏実行処理の優先度を算出するようにしたため、複数の端末装置3から処理命令を受信した場合においても、ユーザの希望に応じた期限に処理結果を得ることができ、処理結果が得られるまで端末装置3を他の用途に利用することができる。
なお、本実施形態では、Webサーバ1によって実行される処理の一例として、集計変換処理としたが、これに限られず、データベース2aに登録された登録情報を処理する登録情報処理であれば適用することができる。具体的には、登録情報処理として、上述した集計変換処理の他、登録情報の加工又は修正等の処理を適用することができる。
本実施形態に係るデータ集計システムSの概要構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るWebサーバ1にインストールされているプログラム構成の概要例を示すブロック図である。 裏実行処理の概要の一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係るWebサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る端末装置3の概要構成の一例を示すブロック図である。 ユーザインターフェースとしてのデータ集計ツール画面例を示す図である。 ユーザインターフェースとしてのデータ集計ツール画面例を示す図である。 図6に示すサーチワードベスト100リンク(106)が選択された場合に表示されるデータ集計ツール画面例を示す図である。 図8に示す裏実行ボタン116が選択された場合に表示されるデータ集計ツール画面例を示す図である。 本実施形態に係るWebサーバ1におけるシステム制御部20の処理例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るWebサーバ1におけるシステム制御部20の優先順位・期限判別処理例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るWebサーバ1におけるシステム制御部20の裏実行の推奨処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 Webサーバ
2 データベースサーバ
2a データベース
3 端末装置
11、31 操作部
12、32 表示部
13、33 通信部
14、34 ドライブ部
15、35 記憶部
16、36 入出力インターフェース
17、37 CPU
18、38 ROM
19、39 RAM
20、40 システム制御部
NW ネットワーク
S データ集計システム

Claims (11)

  1. 端末装置がネットワークを介して接続可能な情報提供装置であって、
    前記情報提供装置は、
    データベースに登録されている登録情報を処理するための処理命令を前記端末装置から前記ネットワークを介して受信する処理命令受信手段と、
    前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記情報提供装置とのセッションが確立された状態で行い処理結果を当該セッション確立中に当該端末装置へ提供する通常実行処理と、前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記報提供装置とのセッションが確立された状態で行い当該セッションが切断された後にも継続する裏実行処理と、の何れか一方の処理を、前記処理命令受信手段により受信された処理命令に応じて実行する実行手段と、
    前記処理命令受信手段により受信された処理命令において前記裏実行処理が指示されているか否かを判断する判断手段と、
    を備え、
    前記判断手段により前記裏実行処理が指示されていると判断された場合、前記実行手段が前記裏実行処理を実行し、
    前記情報提供装置は、
    前記セッションが切断された後に前記裏実行処理により得られた処理結果を、前記端末装置と前記情報提供装置との次回のセッション確立時に前記端末装置へ提供する情報提供手段と、
    前記判断手段により前記裏実行処理が指示されていないと判断された場合において、前記処理命令に応じた処理に要する推測時間に基づいて前記裏実行処理を推奨すべきと判断した場合には、当該裏実行処理を推奨することを示す情報を前記端末装置のユーザに通知する裏実行推奨通知手段と、
    を更に備えることを特徴とする情報提供装置。
  2. 請求項1に記載の情報提供装置において、
    前記実行手段は、前記裏実行処理により得られた処理結果へアクセス可能とするリンクを生成し、当該リンクと前記端末装置のユーザIDと前記処理結果とを対応付けて保存し、
    前記情報提供手段は、前記端末装置とのセッションが切断された後に当該端末装置からアクセスがあったとき、前記ユーザIDによりユーザ認証を行った後、前記リンクが貼られた画面のデータを前記端末装置に送信する、
    ことを特徴とする情報提供装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報提供装置において、
    前記裏実行処理により得られた処理結果へアクセス可能とするリンクが記載された電子メールを、前記端末装置のユーザの電子メールアドレス宛に送信する、
    ことを特徴とする情報提供装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報提供装置において、
    前記裏実行処理に要する時間を算出する裏実行時間算出手段を更に備え、
    前記裏実行推奨通知手段は、前記裏実行時間算出手段により算出された前記裏実行処理に要する時間に基づいて、前記裏実行処理を推奨すべきか否かを決定する、
    ことを特徴とする情報提供装置。
  5. 請求項1乃至の何れか一項に記載の情報提供装置において、
    前記処理命令には、ユーザにより指定された期限を示す期限情報が含まれており、
    複数の前記端末装置から前記処理命令を受信した場合に、それぞれの前記期限情報に基づいて、前記期限までに前記裏実行処理が終了するように各処理命令についての前記裏実行処理の優先順位を決定する優先順位決定手段と、
    を更に備えることを特徴とする情報提供装置。
  6. 請求項5に記載の情報提供装置において、
    前記優先順位決定手段によって決定される前記優先順位に従って前記裏実行処理を実行した場合に、当該裏実行処理が完了する日時を算出する日時算出手段と、
    前記算出された日時を前記端末装置のユーザへ通知する日時通知手段と、
    を更に備えることを特徴とする情報提供装置。
  7. 請求項6に記載の情報提供装置において、
    前記日時通知手段は、前記算出された日時が、前記期限情報が示す前記期限内に無い場合に、前記ユーザへ通知することを特徴とする情報提供装置。
  8. 請求項6又は7に記載の情報提供装置において、
    前記端末装置のユーザが、前記日時通知手段により通知された前記日時に従うか否かを判定する判定手段を更に備え、
    前記判定手段により日時に従わないと判定された場合、前記優先順位決定手段は、前記日時に従わないと判定された前記ユーザに対応する前記裏実行処理を、他の前記裏実行処理よりも優先させて、当該ユーザにより指定された前記期限に間に合うように、新たに前記裏実行処理の優先順位を決定する、
    ことを特徴とする情報提供装置。
  9. 端末装置と、前記端末装置がネットワークを介して接続可能な情報提供装置と、を備える情報提供システムであって、
    前記端末装置は、
    ユーザによって要求される、データベースに登録されている登録情報を処理するための処理命令を入力する入力画面を表示する表示手段と、
    前記入力画面を通じて入力された処理命令を、前記情報提供装置へ送信する送信手段と、
    を備え、
    前記情報提供装置は、
    前記処理命令を前記端末装置から前記ネットワークを介して受信する処理命令受信手段と、
    前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記情報提供装置とのセッションが確立された状態で行い処理結果を当該セッション確立中に当該端末装置へ提供する通常実行処理と、前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記報提供装置とのセッションが確立された状態で行い当該セッションが切断された後にも継続する裏実行処理と、の何れか一方の処理を、前記処理命令受信手段により受信された処理命令に応じて実行する実行手段と、
    前記処理命令受信手段により受信された処理命令において前記裏実行処理が指示されているか否かを判断する判断手段と、
    を備え、
    前記判断手段により前記裏実行処理が指示されていると判断された場合、前記実行手段が前記裏実行処理を実行し、
    前記情報提供装置は、
    前記セッションが切断された後に前記裏実行処理により得られた処理結果を、前記端末装置と前記情報提供装置との次回のセッション確立時に前記端末装置へ提供する情報提供手段と、
    前記判断手段により前記裏実行処理が指示されていないと判断された場合において、前記処理命令に応じた処理に要する推測時間に基づいて前記裏実行処理を推奨すべきと判断した場合には、当該裏実行処理を推奨することを示す情報を前記端末装置のユーザに通知する裏実行推奨通知手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供システム。
  10. 端末装置がネットワークを介して接続可能な情報提供装置により行われる情報提供方法であって、
    前記情報提供方法は、
    データベースに登録されている登録情報を処理するための処理命令を前記端末装置から前記ネットワークを介して受信するステップと、
    前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記情報提供装置とのセッションが確立された状態で行い処理結果を当該セッション確立中に当該端末装置へ提供する通常実行処理と、前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記報提供装置とのセッションが確立された状態で行い当該セッションが切断された後にも継続する裏実行処理と、の何れか一方の処理を、前記処理命令受信手段により受信された処理命令に応じて実行する実行ステップと、
    前記受信された処理命令において前記裏実行処理が指示されているか否かを判断する判断ステップと、
    を含み、
    前記判断ステップにより裏実行処理が指示されていると判断された場合、前記実行ステップが裏実行処理を実行し、
    前記情報提供方法は、
    前記セッションが切断された後に前記裏実行処理により得られた処理結果を、前記端末装置と前記情報提供装置との次回のセッション確立時に前記端末装置へ提供するステップと、
    前記判断ステップにより前記裏実行処理が指示されていないと判断された場合において、前記処理命令に応じた処理に要する推測時間に基づいて前記裏実行処理を推奨すべきと判断した場合には、当該裏実行処理を推奨することを示す情報を前記端末装置のユーザに通知するステップと、
    を更に含むことを特徴とする情報提供方法。
  11. 端末装置がネットワークを介して接続可能な情報提供装置に含まれるコンピュータを、
    データベースに登録されている登録情報を処理するための処理命令を前記端末装置から前記ネットワークを介して受信する処理命令受信手段と、
    前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記情報提供装置とのセッションが確立された状態で行い処理結果を当該セッション確立中に当該端末装置へ提供する通常実行処理と、前記データベースに登録されている登録情報の処理であって前記端末装置と前記報提供装置とのセッションが確立された状態で行い当該セッションが切断された後にも継続する裏実行処理と、の何れか一方の処理を、前記処理命令受信手段により受信された処理命令に応じて実行する実行手段と、
    前記処理命令受信手段により受信された処理命令において前記裏実行処理が指示されているか否かを判断する判断手段として機能させる情報処理プログラムであって、
    前記判断手段により前記裏実行処理が指示されていると判断された場合、前記実行手段に前記裏実行処理を実行させ、
    前記コンピュータを、
    前記セッションが切断された後に前記裏実行処理により得られた処理結果を、前記端末装置と前記情報提供装置との次回のセッション確立時に前記端末装置へ提供する情報提供手段と、
    前記判断手段により前記裏実行処理が指示されていないと判断された場合において、前記処理命令に応じた処理に要する推測時間に基づいて前記裏実行処理を推奨すべきと判断した場合には、当該裏実行処理を推奨することを示す情報を前記端末装置のユーザに通知する裏実行推奨通知手段と、
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
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