JP5043294B2 - 中皮腫を治療する方法 - Google Patents

中皮腫を治療する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5043294B2
JP5043294B2 JP2004282071A JP2004282071A JP5043294B2 JP 5043294 B2 JP5043294 B2 JP 5043294B2 JP 2004282071 A JP2004282071 A JP 2004282071A JP 2004282071 A JP2004282071 A JP 2004282071A JP 5043294 B2 JP5043294 B2 JP 5043294B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
therapeutic agent
administered
taurolidine
dose
administration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004282071A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005104982A (ja
Inventor
ロルフ・ベー・プフィルマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ed Geistlich Soehne AG fuer Chemische Industrie
Original Assignee
Ed Geistlich Soehne AG fuer Chemische Industrie
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ed Geistlich Soehne AG fuer Chemische Industrie filed Critical Ed Geistlich Soehne AG fuer Chemische Industrie
Publication of JP2005104982A publication Critical patent/JP2005104982A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5043294B2 publication Critical patent/JP5043294B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/54Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with at least one nitrogen and one sulfur as the ring hetero atoms, e.g. sulthiame
    • A61K31/541Non-condensed thiazines containing further heterocyclic rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/54Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with at least one nitrogen and one sulfur as the ring hetero atoms, e.g. sulthiame
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/54Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with at least one nitrogen and one sulfur as the ring hetero atoms, e.g. sulthiame
    • A61K31/549Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with at least one nitrogen and one sulfur as the ring hetero atoms, e.g. sulthiame having two or more nitrogen atoms in the same ring, e.g. hydrochlorothiazide
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Description

関連出願の相互参照
この出願は、2003年9月29日出願の、米国仮出願連続番号第60/506,491号の利益を主張する。
発明の背景
発明の分野
本発明は中皮腫の治療に関するものである。
背景技術の説明
タウロリジン(taurolidine)(ビス−(1,1−ジオキソペルヒドロ−1,2,4−チアジアジニル−4)メタン)はガイストリヒ・ファルマ(Geistlich Pharma)によって開発された。これは白い結晶性物質であり、最大2%まで水溶性である。これは、タウリンアミドの2分子およびホルムアルデヒドの3分子からなり、メチレン基でつながれた二環構造を形成する。
タウロリジンは、主に抗生作用および抗内毒素作用を有する。このタウロリジンの効果は、その活性代謝生成物によって媒介され、この活性代謝生成物は活性メチロール基、すなわちメチロール・タウルルタムおよびメチロール・タウリンアミドの供与体である。活性メチロール基は細菌の細胞壁および内毒素の第一級アミノ基と反応することによって不活性化する。
抗菌および抗毒素薬剤のタウロリジン、および、関連した生成物のタウルルタム等のメチロール移送剤は、とりわけ腫瘍の治療で用いられる腫瘍壊死因子(TNF)の毒性に対して変性効果を及ぼすものとして示されている。さらに、メチロール移送剤の活動は、正常な細胞系の成長が著しく抑制されなかったという点で、選択的であるものとして示されている。
タウロリジンは、作用部位に3つのメチロール基を移送することによって作用し、タウルルタムは、非常に耐性がある化合物のタウリンアミドの遊離によって、それ自身が単一のメチロール基を移送する中間代謝生成物である。したがって、2つの化合物は、本質的に同じ機構によって作用する。なお、メチロールの移送は、多くの非常に毒性の抗腫瘍薬剤を特徴づけるメチルの移送と対比されるべきである。タウロリジンおよびタウルルタムは低い毒性を有し、正常細胞に対して細胞毒性ではない。
腫瘍内のおよび曝露間の試剤の濃度を上げることによって化学療法の有効性を高めるためのアプローチにおいて、化学療法薬が、分布のための拡散に依存して局所的に投与される。局所療法において、この抗新生物剤は、腫瘍それ自体または腫瘍のまわりの領域に導入される。結果として生じる勾配圧力は、腫瘍への抗新生物剤の拡散をもたらす。この投与方法は、腫瘍内の薬剤の濃度を高めるだけでなく、系統的な投与と比較して他の細胞における濃度をさらに低くする。
局所的な腫瘍治療の1つのこのようなアプローチは、いわゆる対流増強薬物送達(CEED)であり、薬物が腫瘍または周囲の細胞に浸出する。薬物は対流による輸送によって分布され、これはほとんどの場合にカテーテルの装着を必要とする投与方法である。さらに、タウロリジン溶液は、点滴または腹膜炎の場合には腹腔の洗浄溶液として用いられる
。術後の点滴において、意識のある患者は、副作用として、刺激および時として灼熱感を報告している。
悪性胸腔中皮腫は、米国で1年あたり約1500人の死をもたらす珍しい腫瘍である。しかしながら、これは珍しいにもかかわらず、近年高い頻度で記録されている。これは環境発ガン性物質、アスベストとの関連で、報道においてかなりの関心を集めている。アスベストに晒されることと関連性のある中皮腫は、長い潜伏期、すなわち最初に晒されたときから20年から40年以上の後で初めて現れる。何年も前にアスベストに多量に晒されることによって、中皮腫は今後数十年間で深刻な健康問題となることが予想される。
最近、たとえばドイツでは、この病気の900の新たな症例が毎年予測されることになっている。この病気はアスベストで汚染された労働物質の使用および非常に長い潜伏期間と関連しているために、新たな症例の急増が予測される。
治療法の選択肢は、緩和的なまたは急進的な多様な治療法の概念を静観することによって広げられる。
発明の概要
本発明は、哺乳動物の中皮腫を治療する方法を提供し、この方法は当該哺乳動物に中皮腫の腫瘍細胞を抑制する量の腫瘍抑制メチロール含有化合物を投与するステップを含み、このメチロール含有化合物は当該哺乳動物へ胸腔内投与される。
詳細な説明
中皮腫は、治療が最も困難な病気である。なぜなら、外科治療、放射線療法、化学療法のみ、またはそのさまざまな組合せは、臨床試験における生存に重要な影響を与えないからである(平均生存時間は9ヶ月から15ヶ月である)。
本発明の一実施例に従って、中皮腫を治療する方法が提供され、中皮腫と診断された患者は、腫瘍細胞の抑制に十分な量のメチロール含有化合物を投与される。特に、胸腔に端を発する中皮腫は本発明の方法で治療される。
一実施例は、1回以上の治療周期におけるメチロール移送剤の投与を含む。各々の治療周期は、1回以上の投薬周期および1回以上の観察周期を含む。さらに、各々の投薬周期は、投与相および非投与(休止)相を含む。各々の投薬周期の投与相は、約1日から8日間にわたって胸膜腔に1日投与量のメチロール移送剤を胸腔内投与し、その後に約1日から14日の非投与(休止)相が続き、この相ではメチロール移送剤は投与されない。
別の実施例において、中皮腫は、上述の直接の胸膜内投与に加えてメチロール移送剤を含む溶液の静脈内注入によって治療される。
本発明に従った中皮腫の治療のための好ましいメチロール移送剤は、タウロリジン、タウルルタムおよびその混合物である。
本発明は、タウロリジン等のメチロール移送剤の、細胞の毒性を誘発し、かつFas−リガンド媒介アポトーシスを増強する能力に関するものである。タウロリジンおよびその同属タウルルタムの双方は、薬物の濃度におけるガン細胞のFasリガンドのアポトーシ
ス効果を増強し、これ自体は、実際的に細胞の生存能力に効果を示さない。たとえば、ヒト悪性グリオーマ細胞系LM−299において、細胞の生存能力は、タウロリジンまたはタウルルタムのみでインキュベーションした後で直接減じられた。この効果はFas−リガンドによるLN−229細胞の破壊を強化した。したがって、アポトーシスによる細胞の死を誘発するメチロール移送剤の使用は、本発明におけるような中皮腫を治療するための手段を提供する。
この治療は、中皮腫で苦しむ哺乳動物に、アポトーシスによる腫瘍性細胞の死を誘発するのに十分な量の活性メチロール含有化合物を含む組成物を投与することによって行なわれる。「メチロール含有化合物」または「メチロール移送剤」は、生理学上の条件下でメチロール分子を含むまたはメチロール分子を生成することができる化合物のことを意味する。メチロール含有化合物は、R−CH2−OH基を有することを特徴とし、Rはアルキル、アリールまたはヘテロ基である。本発明はまた、R−CH2−OH構造を含む化合物を生成するまたはこれに変換することのできる化合物の使用を含む。
メチロール移送剤は、タウロリジンおよびタウルルタムならびにその誘導体等のメチロール含有化合物を含む。化合物タウロリジンおよびタウルルタムは、米国特許第5,210,083号で開示されている。他の好適なメチロール含有化合物は、タウリンアミド誘導体および尿素誘導体を含む。本発明において有用な、タウロリジン、タウルルタム、タウリンアミドおよび尿素の誘導体の例は、WO01/39763A2で見つけることができる。本発明に従って用いるための特に好ましいメチロール移送剤は、タウロリジン、タウルルタム、その生物活性の誘導体、および、その混合物である。
代替的に、化合物はタウリンアミド誘導体または尿素誘導体である。本発明において有用な、タウロリジン、タウルルタム、タウリンアミドおよび尿素の誘導体の例は、WO01/39763A2で見つけることができる。
アポトーシスによるガン細胞の死を誘発するのに好適な他のメチロール含有化合物は、1,3,−ジメチロール−5,5−ジメチルヒダントイン、ヘキサメチレン・テトラミンまたはノキシチオリン(noxythiolin)を含むが、これらに限定されない。タウロリジンまたはタウルルタムの誘導体は、タウロリジンまたはタウルルタムそれぞれの腫瘍性の活動の少なくとも10%を有するスルホンアミド化合物を意味する。スルホンアミド化合物は、R2N−SO2R’の式を有するものである。本明細書に記載された化合物の誘導体は、参照化合物、たとえばタウロリジンまたはタウルルタムとは構造的に異なるかもしれないが、好ましくは参照化合物の生物学的活性、たとえばアポトーシスによる細胞の死の誘発の少なくとも50%を保持する。好ましくは、誘導体は、参照化合物の生物学的活性の少なくとも75%、85%、95%、99%、または100%を有する。場合によっては、誘導体の生物学的活性は、参照化合物の活性のレベルを超えるかもしれない。誘導体は、参照化合物が有さない特徴または活性を有するかもしれない。たとえば、誘導体は、毒性を減じられるかまたは臨床半減期を延長されるかもしれない。
中皮腫で苦しむ哺乳動物の治療は、哺乳動物、たとえばヒトの患者にメチロール含有化合物を投与することによって行なわれる。この化合物は、たとえば胸膜腔に点滴注入することによって、腫瘍の位置に直接投与される。代わりに、ウェハまたはスポンジ等の侵食され得るまたは再吸収可能な固体マトリックスを胸膜腔に直接に埋込んで、化合物を直接投与することができる。さらに、メチロール含有化合物は、このようなメチロール含有化合物の胸腔内投与と組み合わせて、患者に対して系統的に、たとえば経口投与または静脈内投与されてもよい。さらに、患者は、一層の効果を得るために、メチロール含有化合物の投与の期間中に、たとえば42℃まで暖められ得る。一実施例に従うと、タウロリン(Taurolin)(登録商標)2%タウロリジンが、悪性中皮腫の患者の胸膜腔にカテーテルに
よって胸腔内投与される。
本発明の好ましい実施例において、中皮腫のためのタウロリジンによる治療は、3回の治療周期において中皮腫と診断された患者にタウロリジンを投与するステップを含む。各々が6週間の治療周期で、タウロリン(登録商標)(2%タウロリジン)が患者に胸腔内投与される。6週間の治療周期は、3週間のタウロリジン治療(3回の投薬周期)および3週間の観察を含む。
別の実施例に従うと、タウロリン(登録商標)2%タウロリジン(タウロリジン)が、悪性胸膜中皮腫の患者に胸腔内および静脈内投与される。好ましい実施例において、タウロリジンは、3回の治療周期におけるタウロリジンの胸腔内投与と同時にまたはその後のいずれかに静脈内投与される。各々の6週間の治療周期において、タウロリン(2%タウロリジン)が患者に投与され、各々の6週間の治療周期は、3週間のタウロリジン治療(3回の投薬周期)および3週間の観察を含む。
さらに、好ましい実施例において、電解質がメチロール含有化合物とともに投与される。メチロール含有化合物を胸膜腔に胸腔内投与するために、等張液を用いるかまたは電解質を注入してもよい。用いられる電解質は、それを患者に投与する前に、37℃から38℃(患者の体温)まで予熱される。さらにメチロール含有化合物の静脈内投与は、中心カテーテルまたはポートを介した低速滴量注入を通して行なわれ得る。好ましい静脈内注入において、低速滴下速度は毎分40滴である。さらに、静脈内投与は、完全な電解質溶液を注入することによって補足され得る。
ガン細胞におけるアポトーシスを誘発するのに十分な濃度で、タウロリジンおよび/またはタウルルタムを使用して、特に腫瘍の外科的切除の後に転移が広がるのを防ぐことが有益である。悪性の患者は典型的にヒトである。標準的な治療法の選択肢が利用できない悪性の胸膜中皮腫という組織学的に確認された診断を受けた18歳以上の男女の患者が、効果的に治療され得る。特に、本発明に従った中皮腫の治療は、哺乳動物の患者におけるこのような腫瘍の治療のために、ガン細胞におけるアポトーシスを誘発するのに十分な濃度で、タウロリジンおよび/またはタウルルタムを使用するステップを含む。
本発明に従った中皮腫の治療は、アポトーシスの誘発による哺乳動物の患者の中皮腫の治療用に製薬組成を調製するために、ガン細胞におけるアポトーシスを誘発するのに十分な濃度のタウロリジンおよび/またはタウルルタムを用いるステップを含む。本発明に従った効果的な投薬量のメチロール移送剤は、約0.1〜1,000mg/kg体重、好ましくは1日当たり150〜450mg/kg体重、および最も好ましくは1日当たり300〜450mg/kg体重の範囲内の医薬的投与単位を含み得る。代わりに、投与量はグラム/日ベースで、約2〜60g/日から投与することができる。好ましい投与量は、約2.5〜30g/日のタウロリジン、4〜60g/日のタウルルタム、またはその混合物の範囲であるかもしれない。最も好ましい投薬は、約10〜20g/日のタウロリジン、20〜40g/日のタウルルタム、またはその混合物の範囲にある。
注射または注入のために好適な製剤は、タウロリジンまたはタウルルタム濃度を上げた溶液を与えるために、1つ以上の可溶化剤、たとえばグルコース等のポリオールを含む等張液を含み得る。このような溶液は、EP253662B1に記載されている。このような溶液におけるタウロリジンまたはタウルルタムの濃度は、1〜60g/リットルの範囲であり得る。
メチロール移送剤は、一般的に水に溶けにくい。したがって、これは、タウロリジンまたはタウルルタム、たとえば5g〜30gのタウロリジンおよび/またはタウルルタムを
含む比較的大量の水溶液を投与することが必要とされることが多い。本発明に従った投与のための好ましい溶液は、約0.5〜3%のタウロリジンおよび/またはタウルルタムを含む。
好ましくは点滴注入による合計1日投与量の胸腔内投与量は、胸膜腔においてカテーテルを介して行なうことができる。さらに、メチロール含有化合物の胸腔内および静脈内送達の組合せの場合、静脈内投与は、24時間にわたって一貫した速度で行なうことができる。静脈内投与は、投与量の一部のより高速な注入計画を介してもよく、投与量の各々の部分、たとえば2時間にわたる250mlの2%タウロリジン溶液(5gの投与量)の注入の間に休止があり、その後に4時間の短い休止が続いて、24時間の注入期間のコースを繰返して、合計1日投与量である20gを達成してもよい。代わりに、250mlの2%タウロリジン溶液が、1時間にわたって注入され、投与量の一部の間に1時間の休止があり、これを1日投与量が達成されるまで繰返して、合計1日静脈内投与量が、24時間未満(すなわちおよそ半日)のコースで与えられて、その日の残りの時間に点滴注入が行なわれないようにしてもよい。
一実施例に従うと、1本のビン(250ml)の2%タウロリジンが、胸膜中皮腫の患者に、24時間の期間において胸腔内投与され、これとともに、4本のビン(各々が250ml)の2%タウロリジン溶液が、毎分40滴、6時間毎に1本の割合で静脈内投与される。投薬周期は、一般的に5日間にわたる毎日の注入の投与相を有し、その後に2日間の休止相が続く。投薬周期における合計投薬量は、胸腔内投与される25gのタウロリジン、および各1週間の周期で静脈内投与される100gのタウロリジンを含み得る。
代わりに、本発明の第2の実施例に従うと、投与相は毎日の投薬計画を含み、250mlタウロリジン2%溶液が胸腔内投与され、250mlの2%タウロリジン溶液が2時間のコースにわたって静脈内投与され、その後に4時間の休止が続いて、合計1日投与量を達成するまで24時間にわたって繰返される。
本発明の第3の実施例に従うと、投与相は毎日の投薬計画を含み、250mlの2%タウロリジン溶液が胸腔内投与され、250mlの2%タウロリジン溶液が1時間にわたって注入され、その後に1時間の休止が続いて、1日の静脈内投与量が達成されるまで繰返される。合計胸腔内投与量が(たとえば)20gである場合、この投薬計画は、7時間の期間にわたって、1日静脈投与量である4回の250mlの2%タウロリジンの注入を行なうことになる。その日の残りの時間に静脈投与は行なわれない。
特に好ましい実施例において、患者は、少なくとも1日、好ましくは少なくとも3日、最も好ましくは約5日および最高約8日間の連続した投与相を有する投薬周期にあてられ、各々の投与相の後に約1日から14日の非投与相が続いて、この間メチロール含有化合物は患者に投与されない。各々の投与相において、メチロール含有化合物が毎日投与される。たとえば、1,2,3,4,5,6,7および/または8日の投与相を採用することができ、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13および/または14日の非投与相を採用することもできる。少なくとも一回の投薬周期を採用することができ、好ましくは3回以上の投薬周期が治療周期ごとに採用される。たとえば、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10回以上の連続した投薬周期を採用することができる。1回以上の投薬周期および一回以上の観察周期を含む少なくとも1回の治療周期が採用され、好ましくは3回以上の治療周期を採用することができる。観察周期は、1週間以上、好ましくは3週間の非投与相を含み、患者は安全であること、および治療への反応を観察される。このような投薬計画は、患者について驚くべき、予期せぬ結果を示している。1つの特に好ましい実施例において、各々が3回の投薬周期および1回の3週間にわたる観察周期を有する3回の治療周期が採用され、各々の投薬周期は5日の投与相を含み、その
後に2日の非投与相が続く。好ましくは、毎日の投与の際に、250mlのタウロリジン2%溶液が毎日患者に静脈投与され、250mlの2%タウロリジン溶液が毎日4回、患者に静脈内投与される。このような投薬計画は、胸膜中皮腫で苦しむ患者の状態に、驚くほどの予期せぬ著しい改善をもたらした。
さらに他の実施例において、抗痙攣剤および/もしくは抗浮腫療法および/もしくは抗生物質、ならびに/または流体および電解質代替物の共投与が行なわれる。
1 抗痙攣剤
好ましくは、治療中の厄介な問題を回避するために、患者を治療の前に抗痙攣剤投薬で安定させるべきである。これは、部分的に外来ベースで便利に投与して、望ましくない投薬でのいかなる緊急の安定化も防ぐことができる。バルプロ酸は、第1の選択肢の薬剤であり、この投与量は、血中濃度検査に従って決定され、かつ2回の単一の投与量で投与されるべきである。通常、1200mg〜1500mgの投与量が必要とされる。バルプロ酸による治療では十分でない場合、ラモトリジンとの併用療法が可能である。アレルギーの場合またはバルプロ酸が許容されない場合に、主な安定化はラモトリジンによってなされるべきである。フェニトニンおよびカルバマゼピンは使用禁止とする。
2 抗浮腫療法
抗浮腫療法は必要不可欠な場合にのみ投与され得る。なぜなら、さもなければ巣状神経症状が生じるまたは激化するかもしれず、または大脳内の圧力が症状を発展させるかもしれないからである。タウロリジンが投与される前または投与された後に、デキサメタゾンが与えられるべきである。抗浮腫療法は、最低限の投与量を用いることによってデキサメタゾンとともに投与されるべきである。胃を保護するために、ラニチジン1×150mg/日との共療法が与えられ得る。この療法で胃に問題が観察された場合、腔1−2×20mg/日での代替の治療が施されるべきである。
大脳内の圧力が非常に高められ、かつデキサメタゾンの効き目が十分でない場合に、特に最大4×250ml/日の投与量でのマンニトールによる治療が可能である。
3 抗生物質療法
以下に列挙した抗生物質のうちの1つによる計算された抗生物質治療が、感受性試験に到達するまで与えられ得る。
尿路感染
主要:コトリモキサゾール
代替:ドキシサイクリン
肺炎
主要:エリスロマイシン
代替:ドキシサイクリン
以下の抗生物質は、必要不可欠な場合(最も深刻な生命にかかわる感染の場合)および感度状態がそれを保証する場合に、初めて用いられるべきである。以下の抗生物質とは、キノロン(Chino lone)、ペニシリン、セファロスポリンである。
4 胸腔内および静脈内タウロリジン2%療法と関連した流体および電解質による置換
250mlの量の完全な電解質溶液が、好ましくは、250mlのタウロリジン2%による注入と同時に、かつそれと並行して同じ注入速度で与えられる。電解質および血球数は、1日当たり2回監視されて、中心静脈圧力は1日に1回検査されるべきである。
高ナトリウム血症が観察された場合、最初に脱水が原因であるかどうかを決定すべきである。利尿薬は、液体が同時に置換される場合、および脱水が理由から除外された後で初
めて用いられるべきである。
メチロール含有化合物は、それのみでまたは1つ以上の追加の抗新生物剤と組合せて投与される。一実施例において、補助剤はアポトーシス以外の機構によって腫瘍細胞を殺す。たとえば、代謝拮抗物質、プリンもしくはピリミジン類似化合物、アルキル化剤、架橋剤(たとえばプラチナ化合物)および挿入剤、ならびに/または抗生物質が併用療法投薬計画において投与される。補助剤は、メチロール含有剤の前に、後に、またはそれと同時に与えられる。
たとえば、メチロール移送剤は、5−フルオ−ウラシル(5−FU)等のフルオピリミジンとともに投与することができる。フルオピリミジンの効果的な1日当りの投与量は、製薬投与単位当り約0.1〜1000mgの範囲であるかもしれない。5−FUの効果的な投薬量は、約100〜5000mg/m2体表面積の範囲であり、好ましくは約200〜1000mg/m2体表面積であり、より好ましくは約500〜600mg/m2体表面積の範囲内であるかもしれない。5−FUは、典型的に、注射のために250mgまたは500mgのアンプルで、または経口投与のために250mgのカプセルで与えられる。
別の実施例に従うと、タウロリジンおよび/またはタウルルタムを含む溶液は、約1〜20g/l、好ましくは約5g/lの範囲内の量のタウリンをさらに含む。
本発明で用いられ得る溶液および治療が実施例で述べられる。
実施例1:等張液2%タウロリジン
直接の胸腔内投与または静脈内点滴注入のための1つの好適な組成が以下に示されている。
等張滅菌溶液、100ml
2.0g タウロリジン
5.0g PVP16PFUP蒸留水追加溶液100ml(PH7.2〜7.3)
滅菌フィルタ処理および蒸気滅菌
実施例2:タウリンおよび電解質を有する等張タウロリン7溶液2%タウロリジン
直接の胸腔内投与または静脈内点滴注入のための別の好適な組成が以下に示されている。
等張滅菌溶液、100ml
2.0g タウロリジン
5.0g PVP17PFUP
0.5g タウリン
0.3g 塩化ナトリウム
滅菌フィルタ処理および蒸気滅菌
実施例3:タウリンおよび電解質を有する等張タウロリン7リンゲル液2%タウロリジン
直接胸腔内投与または静脈内点滴注入のための別の好適な組成が以下に示されている。
等張滅菌溶液、100ml
2.0g タウロリジン
5.0g PVP17PFUP
0.5g タウリン
0.26g 塩化ナトリウム
0.0033g 塩化カリウム
0.004g 塩化カルシウム2H2
0.003g 炭酸水素ナトリウム
滅菌フィルタ処理および蒸気滅菌
実施例4:タウリンおよび電解質を有するタウロリン7リンゲル乳酸塩2%タウロリジン
直接胸腔内投与または静脈内点滴注入のための別の好適な組成が以下に示されている。
等張滅菌溶液、100ml
2.0g タウロリジン
5.0g PVP17PFUP
0.5g タウリン
0.20g 塩化ナトリウム
0.013g 塩化カリウム
0.009g 塩化カルシウム2H2
0.0033g 乳酸ナトリウム50%溶液(欧州薬局方)
滅菌フィルタ処理および蒸気滅菌
実施例5:タウルルタム溶液
1つの好ましい溶液は、
ラクトバイオニック酸(Lactobionic acid) 35.830g
アデノシン 1.340g
ラフィノース五水和物 17.830g
ヒドロキシエチル澱粉(HES)PL40/0.5 50.000g
グルタチオン 0.929g
アロプリノール 0.136g
タウルルタム 10.000g
Kcl 5.200g
MgSO47H2O 1.230g
pH7.8までNaOH25%GV
NaOHペレットメルク6482
蒸留水 900ml
を含む。
この溶液は、121ECで16分から滅菌された。滅菌の後のpHは7.2であり、溶液を用いることのできる状態のpHは7.47であった。
実施例6:タウロリジン2%溶液を用いて中皮腫の患者を治療するための3周期の治療計画
1本のビン(250ml)の2%タウロリジン溶液が、毎日胸膜腔においてカテーテルを介して、中皮腫の患者に投与され、これは4本のビン(各々が250ml)の2%タウロリジン溶液とともに投与され、4本のビンの2%タウロリジン溶液は、毎分40滴、6時間毎に1本の割合で当該患者に静脈内投与される。投薬周期は、5日間にわたる毎日の点滴注入の投与相、その後に続く2日の非投与相からなる。この投薬周期は2回繰り返され(3回の1週間にわたる投薬周期)、その後に3週間の観察周期が続き、1回の治療周期を完了する。この6週間の治療周期は、合計3回の治療周期となるようにあと2回繰返される。
実施例7:ヒトの患者における中皮腫の治療
治療され得るヒトの患者は、標準的な治療法の選択肢が利用できない悪性中皮腫という組織学的に確認された診断を受けた18歳以上の男女である可能性がある。この基準は、病気の相がIII/IV(IMIG分類)の相であるとき、または外科治療および/もしくは
化学療法の第1線の治療の後に進行性の病気にかかった患者において、満たされる。このようなプロトコールの他の適格性基準を満たす、MMという第1の診断を受け、かつ70歳または75歳以上のエージェントである年上の患者は、胸腔内でおよび/または静脈内でタウロリジンを受け得る。
各々の患者は医学評価を受け、この医学評価は、その患者が標準的な治療法の選択肢が利用できない(組織学的な確認を有すべき)胸膜に端を発する悪性中皮腫であるという、患者の医療記録を再検討することによって確立される。
各々の患者は、胸膜腔に到達できない場合には、2回目および6回目の間に胸膜カテーテルを取り付けられる。
3週間にわたる治療の後に、3週間にわたる観察が続いて、1つの治療周期をなす。
3周期は、
・ 胸腔:毎日5日間 1x250mlタウロリン(登録商標)2%タウロリジン
・ 静脈:毎日5日間 4x250mlタウロリン(登録商標)2%タウロリジン
各々の3週間にわたるタウロリジンの治療期間の後で、患者は3週間ほど安全であるかどうかを観察される。安全性であることは、すべての患者において、生命徴候、身体検査、臨床検査の評価、有害事象、12負荷心電図、および胸部X線の測定によって評価される。患者は、望まれれば、追加の周期にわたって同じ投与レベルのタウロリジンによって治療され得る。
予備の抗腫瘍活動が、治療周期IIの終わりに、胸腔鏡検査、胸部CTおよびPETスキャン、胸膜液におけるインターロイキン−6(IL−6)、肺機能検査および性能状態によって評価される。腫瘍に退縮があるかまたは腫瘍に進行がない場合、患者はさらに6週間の周期にわたって治療され得る。
中皮腫の患者の一部のみが胸腔内の点滴注入によって治療されることができない。なぜなら肺細胞および胸壁の間に肋骨内面空間がないからである。これは、胸腔内での点滴注入のために胸部カテーテルを挿入することが可能であるかどうかをコンピュータ断層撮影によって検査されなければならない。代わりに、手術の後に肋間間隙(補助的な肋間間隙)があるかもしれない。
実施例8:タウロリジンによる中皮腫の治療
以下は、2回の治療周期にわたる個人の治療に関する事例である。
患者の特徴
患者:44歳、男性
診断:2年前に悪性中皮腫にかかる(IMIGスタディエーション(stadiation)に従うと相III)
以前の治療:シス−プラチナ/ジェムシタビン(Gemcitabine)による治療、胸膜滲出の局部的な再発
治療の特徴
タウロリジン2%で治療され、タウロリジンによる静脈内および胸腔内投与を3週間にわたって2回の周期で行なう。
I.V 毎日4本のビンを5日間、3週間(2周期)
I.P 毎日1本のビンを5日間、3週間(2周期)
主な副作用
I.V 点滴注入の位置における軽い局部的な灼熱、一時的な症候性高血圧(hypthension)
I.P 点滴注入の位置における局部的な灼熱、重度の胸部灼熱
上記の副作用によって治療が中断されることはなかった。
予備的な反応評価
臨床:呼吸困難の大幅な減少
CT応答:RECIST基準に従うとCR
この治療は、患者の状態に驚くべき予期せぬ著しい改善をもたらした。

Claims (14)

  1. タウリロリジン、タウルルタムまたはその混合物を含む中皮腫処置用の治療剤であって、
    哺乳動物に胸腔内投与または静脈内注入されるものであり、1回以上の治療周期において投与され、各々の治療周期は、1回以上の胸腔内および静脈内投薬周期および1回以上の観察周期を含み、前記観察周期の間に、前記治療剤は哺乳動物に投与されず、各々の投薬周期は、1日以上から最大8日までの投与相を含み、前記治療剤が毎日、2g〜60gの合計1日投与量で投与され、各々の投薬周期は、1日〜14日までの非投与相をさらに含み、この間に治療剤は哺乳動物に投与されない、治療剤
  2. 哺乳動物の胸膜腔にカテーテルによって直接投与される、請求項1に記載の治療剤。
  3. 非投与相は1日〜14日であり、3回以上の前記投与周期が採用される、請求項1に記載の治療剤。
  4. タウロリジンである、請求項1に記載の治療剤。
  5. タウロリジンは、2〜30gの1日投与量で投与される、請求項に記載の治療剤。
  6. ウルルタムである、請求項に記載の治療剤。
  7. タウルルタムは4g〜60gの1日投与量で投与される、請求項に記載の治療剤。
  8. 日当り150〜450mg/kg体重の投与量で投与される、請求項1に記載の治療剤。
  9. 日当り300〜450mg/kg体重の投与量で投与される、請求項に記載の治療剤。
  10. 前記胸腔内投与は、一連の部分的な投与量としての治療剤の1日投与量の注入を含み、各々の部分的な投薬注入の後に休止が続き、この間注入は行なわれない、請求項に記載の治療剤。
  11. 各々の部分的な投与量は、2時間のコースにわたって注入され、その後に4時間の休止が続く、請求項10に記載の治療剤。
  12. 各々の毎日の注入は、タウロリジン2重量%の4回の250mlの投与量の部分を含み、各々の投与量の部分は1時間から2時間のコースにわたって注入され、その後に約1時間から6時間の非投与の休止が続く、請求項11に記載の治療剤。
  13. 前記中皮腫は胸膜中皮腫である、請求項1に記載の治療剤。
  14. 電解質溶液は、前記治療剤を含む前記溶液とともに投与される、請求項に記載の治療剤
JP2004282071A 2003-09-29 2004-09-28 中皮腫を治療する方法 Expired - Fee Related JP5043294B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US50649103P 2003-09-29 2003-09-29
US60/506491 2003-09-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005104982A JP2005104982A (ja) 2005-04-21
JP5043294B2 true JP5043294B2 (ja) 2012-10-10

Family

ID=34421536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004282071A Expired - Fee Related JP5043294B2 (ja) 2003-09-29 2004-09-28 中皮腫を治療する方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8236794B2 (ja)
EP (1) EP1541150A1 (ja)
JP (1) JP5043294B2 (ja)
CA (1) CA2482687C (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7966658B2 (en) * 2004-04-08 2011-06-21 The Regents Of The University Of California Detecting public network attacks using signatures and fast content analysis
WO2008029264A2 (en) * 2006-09-07 2008-03-13 Ed. Geistlich Soehne Ag Fuer Chemische Industrie Method of treating bone cancer
US11541061B2 (en) 2016-01-11 2023-01-03 Cormedix Inc. Neuroblastoma treatment with taurolidine hydrolysis products
SE540582C2 (en) * 2016-12-22 2018-10-02 Scandibio Therapeutics Ab Substances for treatment of fatty liver-related conditions
AU2019331913A1 (en) * 2018-08-31 2021-04-29 Cormedix Inc. Taurolidine treatment for myc-expressing tumors in mammalian bodies
US11738120B1 (en) 2022-04-14 2023-08-29 Cormedix Inc. Synthesis of taurolidine, purity profiles and polymorphs

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4337251A (en) 1979-05-09 1982-06-29 Ed. Geistlich Sohne Ag Fur Chemische Industrie Method of avoiding and removing adhesions
CA1340994C (en) * 1989-09-21 2000-05-16 Rudolf Edgar Dr. Falk Treatment of conditions and disease
FR2654343B1 (fr) * 1989-11-10 1994-08-05 Roussel Uclaf Utilisation d'un polypeptide ayant l'activite de l'interferon gamma pour la preparation de compositions pharmaceutiques destinees au traitement de cancers primitifs de la plevre.
GB9005856D0 (en) 1990-03-15 1990-05-09 Geistlich Soehne Ag Compositions
GB9015108D0 (en) 1990-07-09 1990-08-29 Geistlich Soehne Ag Chemical compositions
EP0983069B1 (en) 1997-05-22 2004-08-04 Oklahoma Medical Research Foundation USE OF TAUROLIDINE FOR the manufacture of a medicament for the TREATMENT OF LEUKEMIAS
GB9716219D0 (en) 1997-07-31 1997-10-08 Geistlich Soehne Ag Prevention of metastases
US6479481B1 (en) * 1999-06-04 2002-11-12 Ed. Geistlich Soehne Ag Fur Chemische Industrie Methods and compositions for treating primary and secondary tumors of the central nervous system (CNS)
US20030027818A1 (en) * 2001-04-03 2003-02-06 Redmond H. Paul Treatment of cancers
US6673346B1 (en) * 1999-08-31 2004-01-06 The Regents Of The University Of Michigan Compositions and methods for the treatment of sepsis
US6429224B1 (en) 1999-12-06 2002-08-06 Rhode Island Hospital, A Lifespan Partner Use of taurolidine to treat tumors
EP1377281A4 (en) 2001-03-15 2009-06-17 Rhode Island Hospital TAURIN CONNECTIONS

Also Published As

Publication number Publication date
US20050119254A1 (en) 2005-06-02
JP2005104982A (ja) 2005-04-21
CA2482687A1 (en) 2005-03-29
US8236794B2 (en) 2012-08-07
EP1541150A1 (en) 2005-06-15
CA2482687C (en) 2012-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5232678B2 (ja) 新形成細胞の細胞消滅死を誘導する方法
Blumberg et al. Clinical trials of WR-2721 with radiation therapy
EP0139534B1 (en) Compositions for the prophylactic treatment of osteitis and osteomyelitis
RU2163487C2 (ru) Применение продуктов на основе магния для лечения или профилактики опухолевых и аутоиммунных заболеваний
JP5043294B2 (ja) 中皮腫を治療する方法
NZ240487A (en) Formulations comprising trinitrobenzene derivative and optionally a quinone
US20040198652A1 (en) Methods and compositions for preventing and treating septic shock and endotoxemia
US4384001A (en) Treatment of tumors with thiazolidine-4-carboxylic acid
US20030092707A1 (en) Treatment of breast cancer
US20080171738A1 (en) Treatment of Breast Cancer
CN113329749A (zh) 用于治疗葡萄膜黑色素瘤的联合疗法
US7928102B2 (en) Irradiated compositions and treatment of cancers with radiation in combination with taurolidine and/or taurultam
JPH06501449A (ja) 癌またはウイル性疾患の治療におけるトリニトロベンゼン類またはカルミン酸の使用
US20050096314A1 (en) Treatment of cancers with methylol-containing compounds and at least one electrolyte
US8030301B2 (en) Treatment of cancers with methylol-containing compounds and at least one electrolyte
US20050124608A1 (en) Treatment of cancers
WO2007020509A1 (en) Combination of methylol transfer agents with tumour-inhibiting proteins or peptides and the use thereof for the treatment of cancer or tumor growth
EP3664786B1 (en) Method for treating schnitzler's syndrome
HRESHCHYSHYN A critical review of chemotherapy in the treatment of ovarian carcinoma
JPWO2003084545A1 (ja) リボフラビン系化合物を含む医薬
CN116549455A (zh) PLK4抑制剂Centrinone在制备治疗包虫病药物中的应用
US20060199811A1 (en) Method of treatment for preventing or reducing tumor growth in the liver of patient
JPS6058726B2 (ja) プリン誘導体を有効成分として含有する抗アレルギ−,鎮痛,鎮静剤
RU2279277C2 (ru) Лечение разделенными дозами агентов с сосудоразрушающей активностью
Key Penicillin and sulfonamides in the treatment of osteomyelitis and pyogenic arthritis

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110316

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120419

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees