JP5042614B2 - ガスタービンエンジンの冷却空気温度を制御するための冷却システム及びガスタービンエンジンアセンブリ - Google Patents

ガスタービンエンジンの冷却空気温度を制御するための冷却システム及びガスタービンエンジンアセンブリ Download PDF

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Description

本発明は、一般に、ガスタービンエンジンに関するものであり、より具体的には、ガスタービンエンジン内の冷却空気温度を制御するための方法および装置に関する。
ガスタービンエンジンは、典型的に、多段軸方向圧縮機、燃焼器、およびタービンを含む。圧縮機に入る空気流は、圧縮され、燃焼器に送られ、そこで、燃料と混合されて点火され、タービンを駆動するために使用される高温の燃焼ガスを発生する。タービンに入る高温の燃焼ガスにより誘起される熱伝達を制御するために、典型的には、冷却空気がタービン冷却回路に通され、タービンを冷却するために使用される。
圧縮機のブリード空気は、多くの場合、タービン冷却回路の冷却空気源として使用される。さらに、ガスタービンエンジン内の十分な冷却空気を維持することは、エンジンの性能を適切なものにし、コンポーネントの寿命を延ばすうえで不可欠である。しかし、運転中、圧縮機内を流れる空気の温度は、一般に、圧縮機のそれぞれの段で増加する。その結果、圧縮機の放出空気温度は、高くなりすぎて、ガスタービンコンポーネントの運転温度を所望の温度まで十分に下げられない場合がある。
米国特許第4,751,814号 米国特許第5,317,877号 米国特許第5,340,274号 米国特許第6,058,695号 米国特許第6,578,362−B1号 米国特許第6,584,778−B1号 米国特許第6,935,831−B2号
本発明は、上記従来技術の課題を解決することを目的の一つとする。
一態様では、ガスタービンエンジン用の冷却システムが提示される。冷却システムは、圧縮機、圧縮機から下流にある燃焼器、および燃焼器から下流にある高圧タービンを含む、コアガスタービンエンジンを備え、冷却システムは貯蔵タンク、貯蔵タンク内に貯蔵されている作動流体、および冷却空気を高圧タービンに供給するダクトに結合されたマニホールドを備え、冷却システムは作動流体を貯蔵タンクからマニホールド内に放出し、マニホールドからタービン冷却空気供給ダクト内に放出し、高圧タービンに導かれる圧縮冷却空気流の温度を下げやすくするように構成されている。
他の態様では、直列流配置で1つに結合されている、圧縮機、燃焼器、および高圧タービンを含むガスタービンエンジンを運転する方法が提示されている。この方法は、冷却空気を高圧タービンに供給するダクトに結合された冷却システムマニホールド内に流路を通して作動流体を導くことと、流体をタービン冷却空気供給ダクト内に放出することと、それにより高圧タービンへ導かれる圧縮冷却空気流の温度を下げることとを含む。
図面を参照すると、図1は、高圧コンプレッサ14を含むファンアセンブリ12およびコアエンジン13、ならびに燃焼器16および高圧タービンを備える例示的なガスタービンエンジン10の概略図となっている。例示的な実施形態では、エンジン10は、さらに、低圧タービン20およびブースター22も備える。ファンアセンブリ12は、ローター円板26から半径方向外向きに伸びるファン動翼24の配列を備える。エンジン10は、吸気側28および排気側30を持つ。ファンアセンブリ12およびタービン20は、第1のローターシャフト31により結合され、圧縮機14およびタービン18は、第2のローターシャフト32により結合される。
運転中、空気はファンアセンブリ12を通り、中心軸34にそって流れ、圧縮空気は、高圧圧縮機14に供給される。高圧縮空気は、燃焼器16に送られる。燃焼器16からの空気流(図1に示されていない)は、タービン18および20を駆動し、タービン20は、シャフト31を使ってファンアセンブリ12を駆動する。
図2は、例えば、高圧タービン18などのガスタービンエンジン10の一部に導かれる冷却空気流の運転温度を下げるために使用することができる例示的な冷却システム100を含むガスタービンエンジン10の概略図である。図3は、冷却システム100の簡略図である。エンジン10の出力は、ガス流経路に沿ったさまざまな位置のガス流の温度に少なくとも一部は関係する。その結果、高圧タービン18に供給される冷却流の温度を下げることで、冷却流の低減およびエンジン10の出力増大が可能になる。さらに、タービン18への冷却流温度の低下の結果、タービン部品の寿命が延びる可能性がある。
高圧タービン18に入る冷却空気流の温度を下げやすくするために、冷却システム100は、高圧圧縮機14から高圧タービン18に導かれる空気流と流体が連絡するように結合されている。より具体的には、高圧圧縮機14から放出される空気流の運転温度は、冷却システム100を利用して空気流が高圧タービン18に導かれるのに先立って下げやすくなっている。
例示的な実施形態では、冷却システム100は、タンクまたは貯蔵容器110、タンク110と流体が連絡するように結合された少なくとも1つのポンプ112、ポンプ112と流体が連絡するように結合された輸送パイプ114、輸送パイプ114と流体が連絡するように結合されたマニホールド116、マニホールド116に、またマニホールド116と流体が連絡するように結合された複数のインジェクションノズル118、およびマニホールド116とタンク110との間で流体が連絡するように結合されたリターンパイプ120を備える。
一実施形態では、タンク110は、作動流体の約9.1kg(20質量ポンド(lbm))から約45.6kg(100lbm)の範囲を貯蔵できるようにサイズが決定される。例示的な実施形態では、タンク110は、作動流体の約12.7kg(28lbm)から約44.5kg(98lbm)の範囲を貯蔵できるようにサイズが決められたほぼ球形のタンクであり、水が作動流体として利用される。適宜、水以外の流体を作動流体として使用することもできる。タンク110は、タンク110内に貯蔵される作動流体を所望の運転温度に維持しやすいようにコアカウル空間122内に配置および/または結合される。例示的な実施形態では、タンク110は、コアガスタービンエンジン13の近くの、追加の冷却システムを利用することなくタンク110内に貯蔵される作動流体を所定の運転温度に十分に維持できる運転空気温度を持つ場所に配置される。その結果、運転中、カウル空間122を通して導かれる空気を使用して、タンク110内に貯蔵された作動流体を対流により冷却する。
ポンプ112は、タンク110と流体で連絡するように結合された入口、つまり吸引側130、および輸送パイプ114と流体で連絡するように結合された出口、つまり放出側132を備える。例示的な実施形態では、ポンプ112は、輸送パイプ114を通して所望の量の流れを導けるサイズである。
輸送パイプ114は、第1の末端140、第2の末端142、およびそれらの間に伸びる実質的に中空の本体144を備える。第1の末端140は、ポンプ放出側132に結合され、第2の末端142は、マニホールド116に結合される。さらに、輸送パイプ114は、本体144が高圧タービンノズル静翼アセンブリ146を通して半径方向内向きに伸びるようにガスタービンエンジン10に結合される。エンジン構成に応じて、適宜、供給タンク110、ポンプ112、および輸送パイプ114、およびリターンパイプ120を、マニホールド116に都合よく供給できるように位置を変更することができる。より具体的には、輸送パイプ114は、輸送パイプの第2の末端142が、タービンノズル静翼アセンブリ146から半径方向内向きに、また第2のローターシャフト32から半径方向外向きに定められたキャビティ148内に配置されるようにタービンノズル静翼アセンブリ146を通して伸びる。したがって、輸送パイプ114は、輸送パイプの第2の末端142、したがってマニホールド116が、それぞれ、燃焼器16とタービンノズル静翼アセンブリ146の両方から半径方向内向きに配置され、またそれぞれ、オフテークダクトアセンブリ150から半径方向外向きに配置されるようにタービンノズル静翼アセンブリ146を通して伸びる。例示的な実施形態では、輸送パイプ114の少なくとも一部は、絶縁材料152を使用して絶縁され、これにより、その中を通して導かれる作動流体を所定の運転温度に簡単に維持できる。
例示的な実施形態では、マニホールド116は、トロイド形であり、輸送パイプの第2の末端142に結合された入口160、およびリターンパイプ120に結合された出口162を備える。例示的な実施形態では、トロイド形は、その中に定義された半径方向キャビティ166を含む実質的に円形の中空構造物、つまりドーナツ形として定義され、マニホールド116を通して導かれる作動流体は、一般的にリターンパイプ120に向かう第1の半径方向168および第2の対向する半径方向170の両方の方向に導かれる。
冷却システム100は、さらに、マニホールド116の外面の周りにほぼ等間隔で並べられた複数のインジェクションノズル118も備える。例示的な実施形態では、マニホールド116は、マニホールド116の軸方向前方表面182に沿って伸びる複数の開口部180を備え、インジェクションノズル118は、それぞれの開口部180内にネジで結合される。他の実施形態では、それぞれのインジェクションノズル118は、例えば、溶接またはろう接手順を用いてマニホールド116に結合される。他の実施形態では、冷却システム100は、ノズル118を備えず、むしろ、開口部180は、作動流体が所定の量だけその中を通して導かれるように選択的にサイズが決められる。それぞれのノズル118は、十分な量の作動流体がノズル118を通して冷却空気流内に放出され、約0.022から約0.025までの範囲の水/空気比を生じるようにサイズが決められた開口部184を備える。例示的な実施形態では、それぞれの開口部184は、約0.0235から約0.0236までの範囲の水/空気比を生じるようにサイズが決められる。
リターンパイプ120は、マニホールド出口162と流体で連絡するように結合された入口190、およびタンク110と流体で連絡するように結合された出口192を備える。例示的な実施形態では、リターンパイプ120により、作動流体の未使用部分を簡単にタンク110に戻せる。
冷却システム100は、さらに、ポンプ112を始動するように構成されている制御システム200も備える。例示的な実施形態では、制御システム200は、選択された入力に基づきポンプ112への電源をオンにし、および/またはオフにするように構成されたアルゴリズムを格納したコンピュータである。より具体的には、例示的な実施形態では、制御システム200は、それぞれ高圧タービン18に導かれ、温度または流量がポンプ112への電源をオンにするか、またはオフにすることに基づく空気流の温度および流量を監視するために使用される、少なくとも1つの温度センサ210および少なくとも1つの質量流センサ212を備える。
図4は、通常運転時のシステム100のグラフである。より具体的には、図4は、高圧タービン18に入る冷却空気流の温度を下げやすくするシステム100の動作を例示するグラフである。図4に示されているように、テークオフシーケンスの開始時に、比較的高い圧力の作動流体、例えば水が制御されたスケジュールに基づいてタンク110からマニホールド116を通して高温タービン冷却空気流内に噴射され、その結果一定のタービン冷却供給温度(Tc)を保つ。図4には、3つの異なる事例が示されており、システム100を使用して、供給空気流温度(T3)からタービン19に入る空気流供給温度としてそれぞれ約79.4℃、65.6℃、および51.7℃(175°F、150°F、および125°F)の目標温度低下を得る。
図5は、時間経過による累積作動流体使用量と得られるタービン冷却空気温度低下との対比を例示するグラフモデルである。図5に示されているように、テークオフシーケンスの開始時に、比較的高い圧力の作動流体、例えば水が制御されたスケジュールに基づいてタンク110からマニホールド116を通して高温タービン冷却空気流内に噴射され、その結果一定のタービン冷却供給温度(Tc)を保つ。図4には、3つの異なる事例が示されており、システム100を使用して、供給空気流温度(T3)からタービン19に入る空気流供給温度としてそれぞれ約79.4℃、65.6℃、および51.7℃(175°F、150°F、および125°F)の目標温度低下を得る。その結果、システム100は、約36.0kg(79.3lbm)を使用して空気流温度を約79.4℃(175°F)に下げ、約28.0kg(61.8lbm)を使用して空気流温度を約65.6℃(150°F)に下げ、約20.2kg(44.6lbm)を使用して空気流温度を約51.7℃(125°F)に下げる。
図6は、37.8℃(100°F)から93.3℃(200°F)のタービン動作範囲についてタンク110内に貯蔵されている作動流体の量と所望のピークタービン冷却空気温度低下との対比を例示するグラフモデルである。図に示されているように、約12.7kg(28lbm)から44.5kg(98lbm)の範囲の消費できる作動流体を使用して、37.8℃(100°F)および93.3℃(200°F)の低下をそれぞれ得る。全システム重量を、65.6℃(150°F)の目標タービン冷却空気温度低下の場合について推定した。例示的な実施形態では、充填された消費できる作動流体の61.8の全重量は、約71.2kg(157lbm)であり、消費された作動流体は、約43.2kg(95.2lbm)である。その結果、作動流体を含むシステム100の累積重量は、巡航時に伴う残存加重ペナルティが比較的小さく、また、システム100を使用して達成されるのと同じ温度低下が得られるように設計された少なくとも1つの知られている空気−空気熱交換器を使用するために必要な重量に比べて著しく小さい。
例示的な実施形態では、システム100を使用して達成される温度、流量、および作動流体使用率は、例示的なガスタービンエンジン10において使用されている冷却システムに基づいている。したがって、空気流温度の低下、作動流体流量、および使用量は、システム100の結合先のエンジンに基づき、例示的な実施形態と異なる場合がある。
上述の空気流冷却システムは、作動流体貯蔵タンク、および高圧タービン段1の静翼入口の平面近くの選択されたコアカウル空間内に置かれているポンプを含む。運転中、ポンプは、作動流体、例えば水を比較的小さな口径の絶縁された輸送パイプに供給し、このパイプは、静翼内部冷却キャビティを、高圧タービンインデューサに供給を行うオフテークダクトの入口近くに配置されているトロイド形、つまりリング状のマニホールドへ横断している。マニホールドには、オフテークダクトに接続された複数のミニノズルが取り付けられている。マニホールドは、さらに、テークオフロールの開始前、エンジンの始動、アイドル、タクシー、およびホールド時に水を貯蔵タンクに戻す再循環用の戻し管も備える。
使用中、コアカウルキャビティ内の対流冷却は、所定の飛行状態において水温を所定の温度に維持しやすくする。例えば、テークオフシーケンスを開始し、連続的に選択された中間上昇点に向かう場合、再循環管路が閉じられ、トランスファライン内の弁が作動し、高圧水が制御されたスケジュールに基づいてタンクから高温タービン冷却空気流内に噴射され、そしてトロイド形マニホールドを使用して、比較的一定のタービン冷却供給温度を保ちやすくする。航空機が指定された高度に到達し、T3が許容可能レベルまで低下した場合、システムの動力源がオフにされ、残存水は、貯蔵タンクに再循環され、および/または大気中へ放出される。
その結果、サブクール水を加熱し、融解潜熱を吸収し、次いで、水蒸気を最終空気−水混合温度まで加熱する熱力学的プロセスが、冷却空気温度の著しい低下をもたらす。水/空気比は、約0.0235から約0.0236までと比較的小さく、そのため、他の知られている冷却システムに比べて重量が小さいシステムを使用することで冷却空気温度を著しく下げることができる。
冷却システムの例示的な実施形態は、上で詳細に説明されている。冷却システムは、本明細書で説明されている特定の実施形態に限定されないが、むしろ、システムのコンポーネントは、本明細書で説明されている他のコンポーネントとは独立に、また別々に使用することができる。特に、本明細書で説明されている冷却システムは、知られているガスタービンエンジン上で使用することができる。
本発明は、さまざまな特定の実施形態に関して説明されているが、当業者であれば、請求項の精神および範囲内で修正とともに実施できることを理解するであろう。
例示的なガスタービンエンジンを示す図である。 例示的な冷却システムを含む図1に示されている例示的なガスタービンエンジンの概略図である。 図2に示されている冷却システムのセクション3−3で取った図面である。 通常運転中の図2および3に示されている冷却システムを例示するグラフモデルである。 通常運転中の図2および3に示されている冷却システムを例示する他のグラフモデルである。 タンク内に貯蔵されている作動流体の量と所望のピークタービン冷却空気温度低下との対比を例示するグラフモデルである。
符号の説明
10 エンジン
12 ファンアセンブリ
13 コアエンジン
14 高圧コンプレッサ
16 燃焼器
18 高圧タービン
20 低圧タービン
22 ブースター
24 ファン動翼
28 吸気側
30 排気側
31 第1のローターシャフト
32 第2のローターシャフト
34 中心軸
100 冷却システム
110 タンク
112 ポンプ
114 輸送パイプ
116 マニホールド
118 インジェクションノズル
120 リターンパイプ
122 コアカウル空間
130 吸引側
132 放出側
140 第1の末端
142 第2の末端
144 本体
146 タービンノズル静翼アセンブリ
148 キャビティ
150 ダクトアセンブリ
152 絶縁材料
160 入口
162 出口
166 半径方向キャビティ
168 第1の半径方向
170 第2の対向する半径方向
180 開口部
182 前方表面
184 開口部
200 制御システム
210 温度センサ
212 質量流センサ

Claims (10)

  1. 直列流配置で1つに結合されている、圧縮機(14)、燃焼器(16)、および高圧タービン(18)を含むガスタービンエンジン(10)用の冷却システム(100)であって、
    貯蔵タンク(110)と、
    前記貯蔵タンク内に貯蔵される作動流体と、
    前記圧縮機と前記高圧タービンとの間にあり、前記貯蔵タンクと流体が連絡するように結合されたマニホールド(116)とを備え、前記作動流体を前記貯蔵タンクから前記マニホールド内に放出して前記高圧タービンに導かれる圧縮空気流の動作温度を下げやすくするように構成されている冷却システム(100)。
  2. 前記貯蔵タンク(110)、前記マニホールド(116)、および前記ガスタービンエンジン(10)は、航空機上に取り付けられる請求項1記載の冷却システム(100)。
  3. 前記マニホールド(116)は、トロイド形マニホールドを含む請求項1記載の冷却システム(100)。
  4. 前記ガスタービンエンジン(10)は、オフテークダクトおよび高圧タービンインデューサを備え、前記マニホールド(116)は前記高圧タービンインデューサに供給を行うオフテークダクトの入口近くに配置されている請求項1記載の冷却システム(100)。
  5. さらに、前記貯蔵タンク(110)および前記マニホールド(116)と流体が連絡するように結合されたポンプ(112)を備え、前記ポンプは前記作動流体を前記貯蔵タンクから前記マニホールド内に導くように選択的に動力をオンにされる請求項1記載の冷却システム(100)。
  6. 前記貯蔵タンク(110)および前記ポンプ(112)は、それぞれ、高圧タービン1段静翼入口の平面に近い選択されたコアカウル空間(122)内に配置され、それにより、前記作動流体を所定の運転温度に維持しやすくする請求項5記載の冷却システム(100)。
  7. さらに、前記マニホールド(116)に結合された複数のノズル(118)を備え、前記ノズルは所定の量の作動流体を、前記高圧タービン(18)に入る空気流の流れ内に噴射するように構成されている請求項1記載の冷却システム(100)。
  8. ガスタービンエンジンアセンブリ(10)であって、
    コアガスタービンエンジン(13)と冷却システム(100)とを備え、
    前記コアガスタービンエンジン(13)は、
    圧縮機(14)と、
    前記圧縮機の下流にある燃焼器(16)と、
    前記燃焼機の下流にある高圧タービン(18)とを備え、
    前記冷却システム(100)は、
    貯蔵タンク(110)と、
    前記貯蔵タンク内に貯蔵される作動流体と、
    冷却空気を前記高圧タービンに供給するダクトに結合され、前記流体を前記タービン冷却空気供給ダクト内に放出し、それにより前記高圧タービンへ導かれる前記冷却空気流の温度を下げるマニホールド(116)とを備える、ガスタービンエンジンアセンブリ(10)。
  9. 前記冷却システム(100)および前記コアガスタービンエンジン(13)は、航空機上に取り付けられる請求項8記載のガスタービンエンジンアセンブリ(10)。
  10. 前記マニホールド(116)は、トロイド形マニホールドを含む請求項8記載のガスタービンエンジンアセンブリ(10)。
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