JP5041935B2 - ビデオカメラ - Google Patents

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Description

この発明は、撮像装置から出力される被写界の画像データに対して指定クロック周波数に同期した処理を実行する、ビデオカメラに関する。
この種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、40万画素の固体撮像素子が装着されたときは、14.3MHzまたは28.6MHz(=14.3MHz×2)の周波数を有するクロックに従って映像処理が実行される。一方、50万画素の固体撮像素子が装着されたときは、18MHzまたは36MHz(=18MHz×2)の周波数を有するクロックに従って映像処理が実行される。これによって、クロスカラー妨害を十分に軽減することができる。
特開平9−284660号公報[H04N 5/335, 5/208, 5/21]
しかし、背景技術では、同じ固体撮像素子が装着される限り、基準となるクロック周波数は14.3MHzおよび18MHzの一方に固定される。つまり、映像信号を形成する画素数が映像処理の途中で変更されても、映像信号は同じ周波数を有するクロックに従って処理される。この結果、背景技術では、回路規模を適正化できないおそれがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、画素数の変更を考慮した回路規模の適正化を図ることができる、ビデオカメラを提供することである。
この発明に従うビデオカメラ(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、シーンを表す光学像が照射される撮像面を有し、第1数に相当する画素を有する第1画像データを出力する撮像手段(14)、撮像手段から出力された第1画像データに対して第1周波数に同期した第1処理を実行する第1処理手段(44, FB1~FB4)、第1処理手段によって処理された第1画像データに基づいて第1数と異なる第2数に相当する画素を有する第2画像データを作成する作成手段(72, 20a)、および第1数および第2数の相違に基づく数値を有する第2周波数に同期した第2処理を作成手段によって作成された第2画像データに対して実行する第2処理手段(BB1)を備え、第1処理手段は、第1画像データをNブロック(N:2以上の整数)の部分画像データに分割する分割手段(44)、および分割手段によって分割されたNブロックの部分画像データに対して第1処理を並列的に実行する並列処理手段(FB1~FB4)を含む
好ましくは、第1周波数は基準周波数が示す数値の1/Nの数値を示し、第2周波数は第2数が第1数に占める割合に基準周波数が示す数値を掛算して得られる数値を有する。
より好ましくは、第2処理手段は第2画像データに対して第2処理を直列的に実行し、第2数は第1数の1/Nである。これによって、第1処理および第2処理に共通の周波数を用いることができる。
好ましくは、作成手段は、第2数に相当する画素を覆う抽出エリアを撮像面上に割り当てる割り当て手段(72)、および割り当て手段によって割り当てられた抽出エリアに属する一部の画像データを第2画像データとして抽出する抽出手段(20a)を含む。
さらに好ましくは、光軸に直交する方向における撮像面の動きを相殺する方向に抽出エリアを移動させる移動手段(S5)をさらに備え、撮像手段は第1画像データを繰り返し出力する。これによって、手振れを補正することができる。
好ましくは、第1画像データは光学的黒成分およびシーン画像成分の両方を含むデータであり、第2画像データは光学的黒成分およびシーン画像成分のうちシーン画像成分のみを含むデータである。
この発明によれば、第2処理用の周波数は、第1数と第2数との相違に基づいて決定される。これによって第2処理用の周波数を適正値に設定でき、ひいては回路規模の適正化が図られる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例のビデオカメラ10は、光学レンズ12を含む。被写界の光学像は、光学レンズ12を経て撮像装置14の撮像面に照射される。撮像面には複数の画素が2次元に配列され、各画素では光量に応じた電荷が生成される。撮像面は原色ベイヤ配列の色フィルタ(図示せず)によって覆われ、各画素で生成される電荷はR(Red),G(Green)またはB(Blue)の色情報を有する。
電源が投入されると、CPU38は、スルー画像処理を実行するべく、対応する命令を撮像装置14とデータ処理回路IC1を構成する前処理回路18,後処理回路24およびビデオ表示回路26とに与える。撮像装置14は、SG(Signal Generator)16から出力されるタイミング信号(垂直同期信号Vsyncおよびクロック信号を含む)に応答して、撮像面を露光し、かつ露光によって撮像面で生成された電荷をラスタ走査態様で読み出す。撮像装置14からは、撮像面で生成された電荷に基づく生画像データが周期的に出力される。
撮像装置14としては、CMOS型撮像装置およびCCD型撮像装置のいずれか一方が採用される。CMOS型撮像装置は図2(A)に示す撮像面を有する一方、CCD型撮像装置は図2(B)に示す撮像面を有する。
図2(A)に示す撮像面は、水平3840画素×垂直2160画素を有する。このうち、ほぼ中央の水平3325画素×垂直1870画素(解像度:約600万画素)が有効画像エリアに相当し、周辺の残エリアが光学的黒エリアに相当する。また、図2(B)に示す撮像面は、水平1280画素×垂直960画素を有する。このうち、ほぼ中央の水平1024画素×垂直768画素(解像度:XGA)が有効画像エリアに相当し、周辺の残エリアが光学的黒エリアに相当する。
CMOS型撮像装置が撮像装置14として採用された場合、垂直同期信号Vsyncは1/60秒毎に出力され、この結果、光学的黒成分を含む水平3840画素×垂直2160画素の生画像データが60fpsのフレームレートで撮像装置14から出力される。一方、CCD型撮像装置が撮像装置14として採用された場合、垂直同期信号Vsyncは1/30秒毎に出力され、この結果、光学的黒成分を含む水平1280画素×垂直960画素の生画像データが30fpsのフレームレートで撮像装置14から出力される。
前処理回路18は、撮像装置14から出力された生画像データにディジタルクランプ,画素欠陥補正,ゲイン制御,Knee処理などの処理を施し、処理された生画像データを図3(A)または図3(B)に示す要領でデータバスAに出力する。CMOS型撮像装置が採用されたときは、光学的黒成分を含む水平3840画素×垂直2160画素の生画像データが図3(A)に示す要領で前処理回路18からデータバスAに出力される。また、CCD型撮像装置が採用されたときは、光学的黒成分を含む水平1280画素×垂直960画素の生画像データが図3(B)に示す要領で前処理回路18から出力される。データバスAに出力された生画像データは、メモリ装置MD1を構成するメモリ制御回路20aに与えられ、メモリ制御回路20aによってSDRAM22aに書き込まれる。
撮像面には、図2(A)または図2(B)に示す要領で抽出エリアが割り当てられる。CMOS型撮像装置の撮像面に割り当てられる抽出エリアの大きさは水平1920画素×垂直1080画素(解像度:約200万画素)に相当し、CCD型撮像装置の撮像面に割り当てられる抽出エリアの大きさは水平640画素×垂直480画素(解像度:VGA)に相当する。後処理回路24は、このような抽出エリアをメモリ制御回路20aに対して定義し、抽出エリアに属する一部の生画像データの読み出しを要求する。メモリ制御回路20aは、定義された抽出エリアに属する生画像データを垂直同期信号Vsyncが発生する毎にSDRAM22aから読み出す。
こうして抽出エリアから抽出された生画像データは、データバスAを経て後処理回路24に入力され、色分離,白バランス調整,YUV変換などの処理を施される。この結果、CMOS型撮像装置が採用されたときは、水平1920画素×垂直1080画素のYUV画像データが図4(A)に示す要領で後処理回路24から出力される。また、CCD型撮像装置が採用されたときは、水平640画素×垂直480画素のYUV画像データが図4(B)に示す要領で後処理回路24から出力される。
後処理回路24から出力されたYUV画像データは、データバスBを介してメモリ装置MD2を構成するメモリ制御回路20bに与えられ、メモリ制御回路20bによってSDRAM22bに書き込まれる。
ビデオ表示回路26は、SDRAM22bに格納されたYUV画像データを、垂直同期信号Vsyncが発生する毎にメモリ制御回路20bを通して読み出す。読み出されたYUV画像データは、データバスBを介してビデオ表示回路26に入力される。ビデオ表示回路26は入力されたYUV画像データに基づいてLCDモニタ30を駆動し、これによって被写界を表すリアルタイム動画像つまりスルー画像がモニタ画面に表示される。
後処理回路24はまた、YUV変換によって生成されたYUV画像データに基づいて光軸に直交する方向における撮像面の微小な動きを手振れとして検出し、検出された手振れを示す動きベクトルを垂直同期信号Vsyncが発生する毎にCPU38に与える。CPU38は、図2(A)または図2(B)に示す抽出エリアを動きベクトルが相殺される方向に移動させる。後処理回路24がメモリ制御回路20aに対して定義する抽出エリアは移動後の抽出エリアであり、メモリ制御回路20aによって読み出される一部の生画像データも移動後の抽出エリアに属する画像データである。この結果、手振れが抑えられたスルー画像がLCDモニタ30から出力される。
スルー画像処理の途中でキー入力装置42によって動画記録開始操作が行われると、CPU38は、H264エンコーダ32およびI/F34に処理命令を与える。H264エンコーダ32は、後処理回路24と同様に、図2(A)または図2(B)に示す抽出エリアをメモリ制御回路20bに対して定義し、抽出エリアに属する一部のYUV画像データの読み出しを要求する。メモリ制御回路20bは、定義された抽出エリアに属するYUV画像データを垂直同期信号Vsyncが発生する毎にSDRAM22bから読み出す。
読み出されたYUV画像データは、データバスBを介してH264エンコーダ32に入力され、H264フォーマットに従う圧縮処理を施される。H264圧縮を施された画像データつまりH264データは、データバスBを介してメモリ制御回路20bに与えられ、メモリ制御回路20bによってSDRAM22bに書き込まれる。
I/F回路34は、SDRAM22bに蓄積された複数フレームのH264データをメモリ制御回路20bを通して読み出し、読み出されたH264データをデータバスBから入力し、そして入力されたH264データをファイル形式で記録媒体36に記録する。動画記録開始操作に応答して生成された複数フレームのH264データは、記録媒体36内の同じ動画ファイルに蓄積されていく。キー入力装置40上で動画記録終了操作が行われると、動画記録タスクが停止される。動画記録タスクが停止することでH264エンコーダ32およびI/F回路34による上述の動作も停止され、これによって動画ファイルが完成する。
CPU38は、上述の各種動作に対応するキャラクタコードをメモリ制御回路20a(または20b)を通してSDRAM20a(または20b)に書き込む。キャラクタ表示回路28は、SDRAM22a(または22b)に格納されたキャラクタコードをメモリ制御回路20a(または20b)を通して読み出し、読み出されたキャラクタコードをデータバスA(またはB)から入力し、そして入力されたキャラクタコードに基づいてLCDモニタ30を駆動する。この結果、上述の各種動作をガイドするキャラクタがOSD態様でモニタ画面に表示される。
前処理回路18は、図5に示すように構成される。COMS型撮像装置が撮像装置14として採用された場合、撮像装置14から出力された生画像データは分配器44に与えられる。分配器44は、与えられた生画像データを水平方向において4分割し、分割された4ブロックの生画像データを前処理ブロックFB1〜FB4にそれぞれ入力する。
前処理ブロックFB1に与えられる生画像データは4×N番目(N:0,1,2,3,…)の水平画素によって構成され、前処理ブロックFB2に与えられる生画像データは4×N+1番目の水平画素によって構成される。また、前処理ブロックFB3に与えられる生画像データは4×N+2番目の水平画素によって構成され、前処理ブロックFB4に与えられる生画像データは4×N+3番目の水平画素によって構成される。
前処理ブロックFB1はディジタルクランプ回路46a,画素欠陥補正回路48a,ゲイン制御回路50aおよびKnee処理回路52aによって構成され、前処理ブロックFB2はディジタルクランプ回路46b,画素欠陥補正回路48b,ゲイン制御回路50bおよびKnee処理回路52bによって構成される。また、前処理ブロックFB3はディジタルクランプ回路46c,画素欠陥補正回路48c,ゲイン制御回路50cおよびKnee処理回路52cによって構成され、前処理ブロックFB4はディジタルクランプ回路46d,画素欠陥補正回路48d,ゲイン制御回路50dおよびKnee処理回路52dによって構成される。
したがって、各ブロックの生画像データはいずれも、ディジタルクランプ,画素欠陥補正,ゲイン制御およびKnee処理の一連の処理を共通的かつ並列的に施される。前処理ブロックFB1〜FB4から並列して出力された生画像データはその後、SRAM66に書き込まれる。
CCD型撮像装置が撮像装置14として採用された場合、撮像装置14から出力された生画像データは前処理ブロックFB5に与えられる。前処理ブロックFB5は、ディジタルクランプ回路54,画素欠陥補正回路56,スミア補正回路58,ゲイン制御回路60およびKnee処理回路62によって構成され、生画像データは、ディジタルクランプ,画素欠陥補正,スミア補正,ゲイン制御およびKnee処理の一連の処理を直列的に施される。前処理ブロックFB5から直列して出力された生画像データはその後、SRAM66に書き込まれる。
コントローラ64は、SRAM66に格納されたデータ量が閾値に達する毎に書き込み要求をメモリ制御回路20aまたは20bに向けて発行し、発行先から承認信号が返送されたときに既定量の生画像データをSRAM66から読み出す。セレクタ68は、データバスAおよびBにそれぞれ接続された2つの出力端子を有し、読み出された生画像データをこの2つの出力端子の一方から出力する。
コントローラ64はレジスタR1を参照して書き込み要求の発行先を特定し、セレクタ68はレジスタR1を参照して生画像データの出力先を特定する。レジスタR1には、メモリ装置MD1を識別する識別情報が登録される。したがって、書き込み要求はメモリ装置MD1を構成するメモリ制御回路20aに向けて発行され、SRAM66から読み出された生画像データはメモリ装置MD1に接続されたデータバスAに向けて出力される。
生画像データを形成する各画素は、CMOS型撮像装置およびCCD型撮像装置のいずれを採用した場合でも、12ビットで表現される。CMOS型撮像装置が採用された場合、前処理ブロックMD1〜MD4の各々から並列的に出力された各画素の生画像データは、時分割態様で12ビットずつSRAM66に書き込まれ、水平4画素に相当する48ビットずつSRAM66から読み出される。CCD型撮像装置が採用された場合、生画像データは、12ビット(=1画素)ずつSRAM66に書き込まれ、12ビット(=1画素)ずつSRAM66から読み出される。
なお、データバスAおよびBの各々は64ビットのバス幅を有し、64ビット>48ビット>12ビットであることから、データ転送処理が破綻することはない。また、SDRAM22aおよび22bの各々は×32ビット構成を有するDDR型のSDRAMであり、転送された生画像データは各々の記憶素子に32ビットずつ格納される。
後処理回路24は、図6に示すように構成される。コントローラ72は、SRAM74に格納されたデータ量が閾値を下回る毎に読み出し要求をメモリ制御回路20aまたは20bに向けて発行し、発行先から承認信号が返送されたときにSRAM74へのデータ書き込みを実行する。SRAM74に書き込むべき生画像データは読み出し要求の発行先から出力された既定量のデータであり、データバスAまたはBを転送される。セレクタ70は、データバスAおよびBにそれぞれ接続された2つの入力端子を有し、SRAM74に接続された1つの出力端子を有する。データバスAまたはBを転送された生画像データは、このようなセレクタ70を介してSRAM74に与えられる。
コントローラ72はレジスタR2を参照して読み出し要求の発行先を特定し、セレクタ70はレジスタR2を参照して生画像データの入力元を特定する。レジスタR2には、メモリ装置MD1を示す識別情報が登録される。したがって、読み出し要求はメモリ装置MD1を構成するメモリ制御回路20aに向けて発行され、生画像データはメモリ制御回路MD1に接続されたデータバスAを経てセレクタ70に入力される。
後処理ブロックBB1を構成する色分離回路76は、SRAM74に格納された生画像データに色分離処理を施す。この結果、各画素がR,GおよびBの全ての色情報を有するRGB画像データが生成される。白バランス調整回路78は色分離回路76から出力されたRGB画像データの白バランスを調整し、YUV変換回路80は白バランス調整回路78から出力されたRGB画像データをYUV画像データに変換する。変換されたYUV画像データは、SRAM86に書き込まれる。
図5に示すコントローラ64と同様、コントローラ84は、SRAM86に格納されたデータ量が閾値に達する毎に書き込み要求をメモリ制御回路20aまたは20bに向けて発行し、発行先から承認信号が返送されたときに既定量のYUV画像データをSRAM86から読み出す。セレクタ88は、データバスAおよびBにそれぞれ接続された2つの出力端子を有し、SRAM86から読み出されたYUV画像データをこの2つの出力端子の一方から出力する。
コントローラ84はレジスタR3を参照して書き込み要求の発行先を特定し、セレクタ88はレジスタR3を参照してYUV画像データの出力先を特定する。レジスタR3には、メモリ装置MD2を示す識別情報が登録される。したがって、書き込み要求はメモリ装置MD2を構成するメモリ制御回路20bに向けて発行され、SRAM54から読み出された生画像データはメモリ装置MD2に接続されたデータバスBに向けて出力される。
動き検出回路82は、YUV変換回路80から連続的に出力された2フレームのYUV画像データを参照して、光軸に直交する方向における撮像面の微小な動きを手振れとして検出する。このような検出処理は、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に実行される。動き検出回路82はさらに、検出された手振れを示す動きベクトルを作成し、作成された動きベクトルをCPU38に向けて出力する。
SG16から出力されるクロック信号のうち図5に示す前処理ブロックFB1〜FB5ならびに図6に示す後処理ブロックBB1に与えられるクロック信号は、125MHzの周波数を有する。前処理ブロックFB1〜FB5および後処理ブロックBB1は、125MHzのクロック周波数に同期して上述の処理を実行する。ここで、“125MHz”という数値は、以下に述べる理由から導き出される。
CMOS型撮像装置から出力される生画像データは、水平3840画素×垂直2160画素の画素数と60fpsのフレームレートとを有する。このような生画像データに対して直列的に前処理を実行するには、1画素に1クロックを割り当てるとして、約500MHz(=3840×2160×60)のクロック周波数が必要となる。しかし、この実施例によれば、CMOS型撮像装置から出力された生画像データは、4ブロックに分割されて並列的に前処理を施される。このため、CMOS型撮像装置から出力された生画像データの前処理に必要なクロック周波数は、125MHz(=500MHz/4)まで抑えられる。
一方、CCD型撮像装置から出力される生画像データは、水平1280画素×垂直960画素の画素数と30fpsのフレームレートとを有する。このような生画像データに対する直列的な前処理に必要なクロック周波数は、約37MHz(=1280×960×30)である。したがって、CCD型撮像装置から出力される生画像データは、上述した125MHzのクロックで十分に処理できる。
また、CMOS型撮像装置が採用されたときに後処理ブロックBB1で生成されるYUV画像データは、水平1920画素×垂直1080画素の画素数と60fpsのフレームレートとを有する。つまり、後処理ブロックBB1によって注目される画像データの画素数は、前処理ブロックFB1〜FB4によって注目される画像データの画素数の1/4である(フレームレートは共通)。さらに、後処理ブロックBB1は、直列的に後処理を実行する。したがって、後処理ブロックBB1の処理に必要なクロック周波数は、125MHzとなる。なお、処理に余裕を持たせるために、125MHzを上回るクロック周波数を用意してもよい。
CCD型撮像装置が採用されたときに後処理ブロックBB1で生成されるYUV画像データは、水平640画素×垂直480画素の画素数と30fpsのフレームレートとを有する。このようなYUV画像データの後処理は、125MHzのクロック周波数で十分である。
CPU38は、図7に示す手振れ補正タスクを含む複数のタスクを並列的に実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ42に記憶される。
まず、垂直同期信号Vsyncが発生したか否かをステップS1で判別する。ここでYESと判別されると、ステップS3で後処理回路24から動きベクトルを取り込む。ステップS5では、取り込まれた動きベクトルが相殺される方向に抽出エリアを移動させる。ステップS5の処理が完了すると、ステップS1に戻る。
以上の説明から分かるように、CMOS型撮像装置は、水平3840画素×垂直2160画素の生画像データを出力する。出力された生画像データは、前処理回路18による前処理を経てSDRAM22aに書き込まれる。メモリ制御回路20aは、SDRAM22aに格納された生画像データのうち抽出エリアに属する水平1920画素×垂直1080画素の生画像データを抽出する。後処理回路24は、125MHzのクロック周波数に同期した後処理をメモリ制御回路20aによって抽出された生画像データに対して実行する。
ここで、125MHzという数値は、水平3840画素×垂直2160画素の生画像データに直列的に前処理を施す場合に必要なクロック周波数(=500MHz)を基準周波数として、(水平1920画素×垂直1080画素)/(水平3840画素×垂直2160画素)に基準周波数を掛算することで算出される。
つまり、後処理用のクロック周波数である125MHzは、前処理を施される画像データの画素数と後処理を施される画像データの画素数との相違に基づいて決定される。これによって後処理用の周波数を適正値に設定でき、ひいては回路規模の適正化が図られる。
また、前処理回路18は、撮像装置14から出力された生画像データをNブロック(N:2以上の整数としての“4”)の部分画像データに分割し、分割されたNブロックの部分画像データに対して前処理を並列的に実行する。一方、後処理回路24は、メモリ制御回路20aから与えられた生画像データに対して後処理を直列的に実行する。
前処理を並列的に実行することで、前処理に必要なクロック周波数は基準周波数(=500MHz)の1/Nとなる。N=4であるため、前処理用のクロック周波数は具体的には125MHzである。これによって、前処理用の周波数を低く抑えることができ、さらには前処理回路18および後処理回路24に共通の周波数を用いることができる。
また、前処理回路18が注目する画素数(=水平3840画素×垂直2160画素)と後処理回路24が注目する画素数(=水平1920画素×垂直1080画素)と前処理ブロック数(=4)との間には、“(水平1920画素×垂直1080画素)/(水平3840画素×垂直2160画素)=前処理ブロック数”の関係が成り立つ。この関係成り立つように前処理ブロック数を決定することで、前処理ブロック数つまり並列前処理数の適正化が図られ、画像データ処理の性能が向上する。
さらに、他の局面から前処理回路18を眺めると、CMOS型撮像装置から周期的に出力される水平3840画素×垂直2160画素の生画像データは分配器44によって4ブロックの部分画像データに分割される。分割された4ブロックの部分画像データは、前処理ブロックFB1〜FB4によって並列的に前処理を施される。一方、CCD型撮像装置から周期的に出力される水平1280画素×垂直960画素の生画像データは、前処理ブロックFB5によって直列的に前処理を施される。
ここで、CCD型撮像装置から出力される生画像データの画素数は、CMOS型撮像装置から出力される生画像データの画素数の1/4以下である。“4”という数値はCCD撮像装置から出力された生画像データに対する並列前処理の数に相当する。この結果、CCD撮像装置用の前処理およびCMOS型撮像装置用の前処理に共通のクロック周波数(=125MHz)を適用することができ、回路構成の簡略化が可能となる。
なお、CCD型撮像装置とCMOS型撮像装置との間でフレームレートが相違することから、時間軸を考慮した場合、CCD型撮像装置から単位時間あたりに出力される画素数は、CMOS型撮像装置から単位時間あたりに出力される画素数の1/8となる。
なお、この実施例では、図5に示すように、CMOS型撮像装置を前処理ブロックFB1〜FB4に固定的に割り当て、CCD型撮像装置を前処理ブロックFB5に固定的に割り当てるようにしている。しかし、CMOS撮像装置およびCCD型撮像装置は択一的に採用されるため、前処理ブロックFB4はCMOS型撮像装置およびCCD型撮像装置によって兼用するようにしてもよい。この場合、前処理回路18は、好ましくは図8に示すように構成される。
図8によれば、前処理回路FB5が省略され、前処理ブロックFB4の前段にセレクタ90が追加され、さらにスミア補正回路58およびゲイン制御回路50dの間にセレクタ92が追加される。セレクタ90は、分配器44から出力された4ブロック目の画像データおよびCCD型撮像装置から出力された生画像データを択一的に前処理ブロックFB4に入力する。セレクタ92は、画素欠陥補正回路48dの出力およびスミア補正回路58の出力を択一的にゲイン制御回路50dに入力する。セレクタ90および92の選択態様は、CMOS型撮像装置およびCCD型撮像装置のいずれが撮像装置14として採用されるかによって変更される。
また、この実施例では、CMOS型撮像装置から出力された生画像データに前処理を施すために生画像データを4ブロックに分割するようにしているが、分割するブロックの数は“4”に限られるものではない。
さらに、この実施例では、CMOS型撮像装置として図2(A)に示す画素数を有する撮像装置を想定しているが、図2(A)に示す画素数は上述したクロック周波数(125MHzまたは500MHz)および並列前処理数(=4)で対応できる上限値であり、これ以下の画素数を有するCMOS型撮像装置を採用してもよいことは言うまでもない。同様に、CCD型撮像装置は図2(B)に示す画素数を有し、かつCCD型撮像装置から出力される生画像データのフレームレートは30fpsであるが、前処理ブロックFB5のクロック周波数は125MHzであるため、CCD型撮像装置の画素数およびフレームレートはそれぞれ水平1920画素×垂直1080画素および60fpsまで増大させることができる。
換言すれば、CCD型撮像装置の画素数およびフレームレートをこの実施例の通りとするならば、前処理ブロックFB5の周波数を125MHzよりも低い値(上述した約37MHz)に抑えることができる。つまり、前処理ブロックFB5の最適クロック周波数は数1に従って算出することができ、こうして算出されたクロック周波数を有するクロック信号で前処理ブロックFB5を駆動するようにしてもよい。
[数1]
Fccd=(PXccd×FPSccd)/(PXcmos/N×FPScmos)×Fcmos
Fccd:前処理ブロックFB5のクロック周波数
Fcoms:前処理ブロックFB1〜FB4のクロック周波数
PXccd:CCD型撮像装置の画素数
FPSccd:CCD型撮像装置のフレームレート
PXcmos:CMOS型撮像装置の画素数
FPScmos:CMOS型撮像装置のフレームレート
また、この実施例では、CMOS撮像装置およびCCD撮像装置を択一的に採用するようにしているが、図5に示す前処理回路18を用いるのであれば、CMOS撮像装置およびCCD撮像装置の両方を設けたビデオカメラを構成するようにしてもよい。この場合、図5に示すSRAM66からは60ビットのデータを出力する必要があるが、データバスAおよびBは64ビットのバス幅を有し、64ビット>60ビットであるため、処理が破綻することはない。
なお、この実施例では1画素を12ビットで表現しているが、1画素を14ビットで表現するようにしてもよい。この場合、データバスAおよびBのバス幅は適宜拡大することができる。
この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 (A)はCMOS型撮像装置の撮像面の一例を示す図解図であり、(B)はCCD型撮像装置の撮像面の一例を示す図解図である。 (A)はCMOS型撮像装置が採用されたときの前処理回路の出力動作の一例を示すタイミング図であり、(B)はCCD型撮像装置が採用されたときの前処理回路の出力動作の一例を示すタイミング図である。 (A)はCMOS型撮像装置が採用されたときの後処理回路の出力動作の一例を示すタイミング図であり、(B)はCCD型撮像装置が採用されたときの後処理回路の出力動作の一例を示すタイミング図である。 前処理回路の構成の一例を示すブロック図である。 後処理回路の構成の一例を示すブロック図である。 CPUの動作の一部を示すフロー図である。 他の実施例に適用される前処理回路の構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
10 …ビデオカメラ
14 …撮像装置
18 …前処理回路
MD1,MD2 …メモリ装置
24 …後処理回路
26 …ビデオ表示回路
32 …H264エンコーダ
38 …CPU

Claims (6)

  1. シーンを表す光学像が照射される撮像面を有し、第1数に相当する画素を有する第1画像データを出力する撮像手段、
    前記撮像手段から出力された第1画像データに対して第1周波数に同期した第1処理を実行する第1処理手段、
    前記第1処理手段によって処理された第1画像データに基づいて前記第1数と異なる第2数に相当する画素を有する第2画像データを作成する作成手段、および
    前記第1数および前記第2数の相違に基づく数値を有する第2周波数に同期した第2処理を前記作成手段によって作成された第2画像データに対して実行する第2処理手段を備え
    前記第1処理手段は、前記第1画像データをNブロック(N:2以上の整数)の部分画像データに分割する分割手段、および前記分割手段によって分割されたNブロックの部分画像データに対して前記第1処理を並列的に実行する並列処理手段を含む、ビデオカメラ。
  2. 前記第1周波数は基準周波数が示す数値の1/Nの数値を示し、
    前記第2周波数は前記第2数が前記第1数に占める割合に前記基準周波数が示す数値を掛算して得られる数値を有する、請求項1記載のビデオカメラ。
  3. 前記第2処理手段は前記第2画像データに対して前記第2処理を直列的に実行し、
    前記第2数は前記第1数の1/Nである、請求項1または2記載のビデオカメラ。
  4. 前記作成手段は、前記第2数に相当する画素を覆う抽出エリアを前記撮像面上に割り当てる割り当て手段、および前記割り当て手段によって割り当てられた抽出エリアに属する一部の画像データを前記第2画像データとして抽出する抽出手段を含む、請求項1ないしのいずれかに記載のビデオカメラ。
  5. 光軸に直交する方向における前記撮像面の動きを相殺する方向に前記抽出エリアを移動させる移動手段をさらに備え、
    前記撮像手段は前記第1画像データを繰り返し出力する、請求項記載のビデオカメラ。
  6. 前記第1画像データは光学的黒成分およびシーン画像成分の両方を含むデータであり、
    前記第2画像データは前記光学的黒成分および前記シーン画像成分のうち前記シーン画像成分のみを含むデータである、請求項1ないしのいずれかに記載のビデオカメラ。
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