JP5039827B2 - 2軸式ガスタービン並びにその制御装置及び制御方法 - Google Patents

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本発明は、2軸式ガスタービン並びにその制御装置及び制御方法に係り、特に2軸式ガスタービンにおけるガスジェネレータの制御に関する。
一般に2軸式ガスタービンは、圧縮機、燃焼器、及び高圧タービンで構成されるガスジェネレータを備えるとともに、負荷に接続される低圧タービン(パワータービン)を備え、ガスジェネレータにおける回転軸(ガスジェネレータ軸)が低圧タービンの回転軸に対して分離されている。そしてそのガスジェネレータでは、圧縮機が圧縮空気を生成し、燃焼器において燃料を圧縮機からの圧縮空気と混合燃焼させて燃焼ガスを生成し、その燃焼器で生成された燃焼ガスは、高圧タービンを回転駆動して圧縮機の駆動力を発生させた後、低圧タービンに送られてそれを回転駆動する。
このような2軸式ガスタービンでは、ガスジェネレータ軸の修正回転数に基づいて圧縮機におけるIGV(Inlet Guide Vane:入口案内翼)開度を調整する制御、つまり修正回転数対応IGV開度制御をガスジェネレータの運転状態に関係なく一律に適用するのが従来における一般的なガスジェネレータ制御であった。
なお、2軸式ガスタービンについては、例えば特許文献1〜特許文献3などに開示の例が知られている。
特開2007−40171号公報 特開平8−82228号公報 特開昭63−212725号公報
上述のように従来の2軸式ガスタービンでは修正回転数対応IGV開度制御がガスジェネレータでなされるが、この場合、図7の(a)に示すように、IGV開度は大気温度に相関する修正回転数に応じて変化し、そのため、図7の(b)に示すように運転線が変化することから、ガスジェネレータ軸の回転数が大気温度によって変化する。また、運転線上の位置が変化することから、負荷やタービンの劣化によってもガスジェネレータ軸の回転数が変化する。
こうしたガスジェネレータ軸の回転数変化は共振問題を招く。すなわちガスジェネレータ軸の回転数変化は、ガスジェネレータ軸の回転数が共振回転数に近づく可能性を増大させる。そして共振回転数に近づくと共振を発生して軸振動が大きくなる。このような共振問題は高負荷運転下の高速回転にある状態で特に大きく、高速回転状態での共振はタービンや圧縮機の動翼を損傷する可能性を高まらせる。こうしたことから修正回転数対応IGV開度制御を一律に適用する制御方式では、想定される回転数において共振を回避できる構造を与えるか、あるいは共振に耐えられる構造を動翼に与える必要があり、これによりコスト上昇を招くことになっていた。
本発明は以上のような事情を背景になされたものであり、その課題は、2軸式ガスタービンについて、ガスジェネレータ軸の回転数変化に伴う共振問題、特にガスジェネレータ軸が高速回転にある状態での共振問題を効果的に解消できるようにすることにある。
修正回転数対応IGV開度制御は圧縮機のサージング回避に有効である。ただ、圧縮機は、その軸回転数、つまりガスジェネレータ軸の回転数が一定以上の領域では安定性が高まり、サージングがそれほど大きな問題となることはない。したがってガスジェネレータ軸が低速回転にある状態では修正回転数対応IGV開度制御を必要とするものの、ガスジェネレータ軸が圧縮機安定領域のような高速回転にある状態では必ずしも修正回転数対応IGV開度制御を必要としない。一方、共振問題は、ガスジェネレータ軸が圧縮機安定領域のような高速回転にある状態で大きくなってくる。
そこで、ガスジェネレータ軸が低速回転となる運転状態(これは起動運転時、停止運転時、及び負荷が一定以下である低負荷運転時に発生する)では修正回転数対応IGV開度制御とし、ガスジェネレータ軸が高速回転となる運転状態(高負荷運転状態)ではガスジェネレータ軸の回転数を一定に保つようにIGV開度を調整する制御、つまり軸回転数一定IGV開度制御とする。
このように異なる制御モードを運転状態に応じて用いることにより、共振問題を効果的に解消でき、しかも圧縮機のサージングにも効果的に対応することができる。すなわち共振問題が特に大きくなるガスジェネレータ軸の高速回転時には軸回転数一定IGV開度制御によりガスジェネレータ軸の回転数を一定に保つことになるので、ガスジェネレータ軸の回転数が共振回転数に近づくような事態を効果的に避けることができ、したがって共振問題を効果的に解消できる。一方、圧縮機のサージングが問題になるガスジェネレータ軸の低速回転時には、修正回転数対応IGV開度制御により圧縮機のサージングを避けることができる。
具体的に、本発明は、空気取込み側に入口案内翼を設けた圧縮機、燃料を前記圧縮機からの圧縮空気と混合燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器、及び前記燃焼器からの燃焼ガスで回転駆動されて前記圧縮機の駆動力を発生する高圧タービンを含んでなるガスジェネレータを備えた2軸式ガスタービンにおいて、前記入口案内翼の制御手段は、ガスジェネレータ軸の低速回転時に大気温度に応じたガスジェネレータ軸の修正回転数に基づいて前記入口案内翼の開度を調整する第1の制御モードと、前記ガスジェネレータ軸の高速回転時に前記ガスジェネレータ軸の実回転数を一定に保つように前記入口案内翼の開度を調整する第2の制御モードとを備えている
言い換えれば、前記入口案内翼の制御手段は、ガスジェネレータ軸の低速回転時に前記圧縮機のサージングを回避するように前記入口案内翼の開度を調整する第1の制御モードと、前記ガスジェネレータ軸の高速回転時に前記圧縮機の共振を回避するように前記入口案内翼の開度を調整する第2の制御モードとを備えている
この場合において、ガスジェネレータ軸の回転数が大きくIGV開度が小さい状態では、圧縮機の翼で空気流れの剥離が発生して性能を低下させ易く、またアイシングも発生し易い。したがってそのような状態となるのを避けることができるようにするのが好ましい。こうしたことから本発明では上記のような2軸式ガスタービンについて、前記第1の制御モードと前記第2の制御モードの間でのモード移行に際し第3の制御モードを介在させることができるようにされ、前記第3の制御モードでは、前記ガスジェネレータ軸の回転数によらずにIGV開度を一定に保つようにされていることを特徴とする
以上のような本発明によれば、2軸式ガスタービンについて、ガスジェネレータ軸が高速回転にある状態での共振問題を効果的に解消でき、しかも圧縮機のサージングにも効果的に対応することができる。
第1の実施形態による2軸式ガスタービンの構成を示す図である。 第1の実施形態におけるIGV開度制御部の構成を示す図である。 第1の実施形態におけるIGV開度と修正回転数、実回転数それぞれの関係を示す図である。 第2の実施形態による2軸式ガスタービンの構成を示す図である。 第2の実施形態におけるIGV開度制御部の構成を示す図である。 第2の実施形態におけるIGV開度と修正回転数、実回転数それぞれの関係を示す図である。 従来におけるガスジェネレータ制御の場合のIGV開度と修正回転数、実回転数それぞれの関係を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。図1に、第1の実施形態による2軸式ガスタービン1の構成を模式化して示す。2軸式ガスタービン1は、ガスジェネレータ2と出力タービン3で構成される。
出力タービン3は、低圧タービン4と負荷5を主な要素として構成され、低圧タービン4にそのロータでもある出力タービン軸6を介して負荷5が接続されている。
一方、ガスジェネレータ2は、圧縮機7、燃焼器8、高圧タービン9、及びガスジェネレータ制御装置10を主な要素として構成されている。
圧縮機7は、大気中から取り込む空気を圧縮して圧縮空気を生成する。また圧縮機7は、空気取込み側にIGV(入口案内翼)11が設けられている。そしてIGV11は、IGV駆動装置12により開度を変えることができるようにされ、それにより圧縮機7の空気取込み量を変化させる。
燃焼器8は、燃料供給源13から燃料制御弁14を介して供給される燃料15を圧縮機7からの圧縮空気16と混合燃焼させて燃焼ガス17を生成する。
高圧タービン9は、そのロータでもあるガスジェネレータ軸18を介して圧縮機7に駆動力を伝達できるようにされ、燃焼器8からの燃焼ガス17で回転駆動されて圧縮機7の駆動力を発生する。高圧タービン9の回転駆動に働いて圧力を低下させた燃焼ガス17は、高圧タービン9から低圧タービン4に送られてそれを回転駆動する。
ガスジェネレータ制御装置10は、燃料制御部19とIGV開度制御部20を備えている。
燃料制御部19は、出力タービン軸6の回転数を検出する回転数検出器21からのデータと負荷5について得られる負荷状態データに基づいて燃料制御弁14を制御することで、燃料供給源13からの燃料15の燃焼器8への供給を制御する。
IGV開度制御部20は、IGV駆動装置12の制御を通じてIGV11の開度を制御する。図2に、IGV開度制御部20の構成例を示す。この例のIGV開度制御部20は、第1の制御部21、第2の制御部22、運転状態判定部23、及びモード選択部24を備えている。
第1の制御部21は、第1の制御モードでの制御を実行する。第1の制御モードでは、修正回転数対応IGV開度制御を行い、ガスジェネレータ軸18の修正回転数に基づいてIGV開度を調整する。ここで、ガスジェネレータ軸18の修正回転数は、ガスジェネレータ軸18の実回転数(これはガスジェネレータ軸18の回転数を検出する回転数検出器25により与えられる)を大気温度(これは大気温度を計測する温度計26により与えられる)で標準化することで得られる。具体的には、修正回転数をNt、実回転数をN、大気温度をTとして、下記の式で得られる。
Nt=N・〔288.15/(273.15+T)〕1/2
第2の制御部22は、第2の制御モードでの制御を実行する。第2の制御モードでは、軸回転数一定IGV開度制御を行い、ガスジェネレータ軸の回転数を一定に保つようにIGV開度を調整する。ここで、軸回転数一定IGV開度制御で一定に保つ回転数は、例えば定格回転数である。
運転状態判定部23は、負荷データなどに基づいて運転状態を判定する。具体的には、第1の運転状態(起動運転状態、停止運転状態、低負荷運転状態のいずれか)と第2の運転状態(第1の運転状態以外の運転状態、つまり高負荷運転状態)のいずれにあるかを判定する。ここで、低負荷運転状態と高負荷運転状態は、圧縮空気16の安定運転領域に関するIGV開度を目安として区別するものとする。つまり圧縮空気16の特性に応じた安定運転領域についての目標IGV開度を設定し、その目標IGV開度に基づいて低負荷運転状態か高負荷運転状態かを判定する。
モード選択部24は、運転状態判定部23での判定結果に応じた制御モードの選択を行う。具体的には、第1の運転状態と判定された場合は第1の制御部21を起動させ、第2の運転状態と判定された場合は第2の制御部22を起動させる。つまり、第1の運転状態では修正回転数対応IGV開度制御モード(第1の制御モード)を用い、第2の運転状態では軸回転数一定IGV開度制御モード(第2の制御モード)を用いるようにモード選択を行う。
以上のようにIGV開度制御部20では、修正回転数対応IGV開度制御モードと軸回転数一定IGV開度制御モードを運転状態に応じて選択的に用いる。図3に、このようなIGV開度制御部20による制御の場合のガスジェネレータ軸18の修正回転数とIGV開度の関係(図3の(a))、それにガスジェネレータ軸18の実回転数とIGV開度の関係(図3の(b))を示す。これに見られるように、低負荷時には大気温度によらず運転線は同一であるが、高負荷時には修正回転数は大気温度により変化する。一方、低負荷時には大気温度により運転線は変化するが、高負荷時にはガスジェネレータ軸18の回転数は一定となる。
こうした制御によれば、共振問題、つまりガスジェネレータ軸18の高速回転時に回転数が共振回転数に近づくことで発生する共振によりタービンや圧縮機の動翼を損傷する可能性が高まるといった共振問題を効果的に解消でき、しかも低速回転時における圧縮機のサージングにも効果的に対応することができる。この結果、共振問題に関する設計上の負担を軽減でき、低コスト化を図ることが可能となる。
以下では第2の実施形態について説明する。図4に、第2の実施形態による2軸式ガスタービン31の構成を模式化して示す。本実施形態の2軸式ガスタービン31は、そのガスジェネレータ制御装置10が図1におけるIGV開度制御部20に代えてIGV開度制御部32を備えていることを除いて図1の2軸式ガスタービン1と同様である。したがって以下では2軸式ガスタービン31に特徴的な構成について主に説明し、2軸式ガスタービン1と共通する構成については上での説明を援用するものとする。
IGV開度制御部32は、図5にその構成を示すように、図2におけるのと同様な第1の制御部21、第2の制御部22、運転状態判定部23、モード選択部24を備えるのに加えて、第3の制御部33を備えている。
第3の制御部33は、第3の制御モードでの制御を実行する。第3の制御モードでは、IGV開度一定保持制御を行い、ガスジェネレータ軸18の回転数によらずにIGV開度を一定に保つ。こうした第3の制御部33による第3の制御モード(IGV開度一定保持制御モード)は、第1の制御モードと第2の制御モードの間でのモード移行に際し用いられる。すなわち第3の制御部33は、第1の運転状態又は第2の運転状態について運転状態の移行を生じたと運転状態判定部23が判定した場合に起動され、これによりIGV開度一定保持制御モードでの制御が実行される。
図6に、IGV開度制御部32による制御の場合のガスジェネレータ軸18の修正回転数とIGV開度の関係(図6の(a))、それにガスジェネレータ軸18の実回転数とIGV開度の関係(図6の(b))を示す。これに見られるように、IGV開度一定保持制御モードでの制御も行えるようにしたことにより、ガスジェネレータ軸の回転数が大きい状態でIGV開度が小さくなるのを避けることができる。すなわちガスジェネレータ軸18の回転数が大きくIGV開度が小さい状態では、圧縮機7の翼で空気流れの剥離が発生して性能を低下させ易く、またアイシングも発生し易くなるが、第1の制御モードと第2の制御モードの間でのモード移行に際し第3の制御モードを介在させことにより、そうした事態を効果的に避けることができ、信頼性を向上させることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、これらは代表的な例に過ぎず、本発明はその趣旨を逸脱することのない範囲で様々な形態で実施することができる。
1、31 2軸式ガスタービン
2 ガスジェネレータ
7 圧縮機
8 燃焼器
9 高圧タービン
11 IGV
12 IGV駆動装置
15 燃料
16 圧縮空気
17 燃焼ガス
20、32 IGV開度制御部
21 第1の制御部
22 第2の制御部
23 運転状態判定部
24 モード選択部
33 第3の制御部

Claims (4)

  1. 空気取込み側に入口案内翼を設けた圧縮機、燃料を前記圧縮機からの圧縮空気と混合燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器、及び前記燃焼器からの燃焼ガスで回転駆動されて前記圧縮機の駆動力を発生する高圧タービンを含んでなるガスジェネレータを備えた2軸式ガスタービンにおいて、
    前記入口案内翼の制御手段は、ガスジェネレータ軸の低速回転時に大気温度に応じたガスジェネレータ軸の修正回転数に基づいて前記入口案内翼の開度を調整する第1の制御モードと、前記ガスジェネレータ軸の高速回転時に前記ガスジェネレータ軸の実回転数を一定に保つように前記入口案内翼の開度を調整する第2の制御モードと、前記第1の制御モードと第2の制御モードの間でのモード移行に際し、前記ガスジェネレータ軸の回転数によらずに前記入口案内翼の開度を一定に保つように調整する第3の制御モードとを備えたことを特徴とする2軸式ガスタービン。
  2. 空気取込み側に入口案内翼を設けた圧縮機、燃料を前記圧縮機からの圧縮空気と混合燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器、及び前記燃焼器からの燃焼ガスで回転駆動されて前記圧縮機の駆動力を発生する高圧タービンを含んでなるガスジェネレータを備えた2軸式ガスタービンにおいて、
    前記入口案内翼の制御手段は、ガスジェネレータ軸の低速回転時に前記圧縮機のサージングを回避するように前記入口案内翼の開度を調整する第1の制御モードと、前記ガスジェネレータ軸の高速回転時に前記圧縮機の共振を回避するように前記入口案内翼の開度を調整する第2の制御モードと、前記第1の制御モードと第2の制御モードの間でのモード移行に際し、前記ガスジェネレータ軸の回転数によらずに前記入口案内翼の開度を一定に保つように調整する第3の制御モードとを備えたことを特徴とする2軸式ガスタービン。
  3. 空気取込み側に入口案内翼を設けた圧縮機、燃料を前記圧縮機からの圧縮空気と混合燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器、及び前記燃焼器からの燃焼ガスで回転駆動されて前記圧縮機の駆動力を発生する高圧タービンを含んでなるガスジェネレータを備えた2軸式ガスタービンの制御装置において、
    ガスジェネレータ軸の低速回転時に大気温度に応じたガスジェネレータ軸の修正回転数に基づいて前記入口案内翼の開度を調整する第1の制御モードと、前記ガスジェネレータ軸の高速回転時に前記ガスジェネレータ軸の実回転数を一定に保つように前記入口案内翼の開度を調整する第2の制御モードと、前記第1の制御モードと第2の制御モードの間でのモード移行に際し、前記ガスジェネレータ軸の回転数によらずに前記入口案内翼の開度を一定に保つように調整する第3の制御モードとを備えたことを特徴とする2軸式ガスタービンの制御装置。
  4. 空気取込み側に入口案内翼を設けた圧縮機、燃料を前記圧縮機からの圧縮空気と混合燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器、及び前記燃焼器からの燃焼ガスで回転駆動されて前記圧縮機の駆動力を発生する高圧タービンを含んでなるガスジェネレータを備えた2軸式ガスタービンの制御方法において、
    ガスジェネレータ軸が低速回転時に、大気温度に応じたガスジェネレータ軸の修正回転数に基づいて前記入口案内翼の開度を調整する第1の制御を行い
    前記ガスジェネレータ軸が高速回転時に、前記ガスジェネレータ軸の実回転数を一定に保つように前記入口案内翼の開度を調整する第2の制御を行い
    前記第1の制御と前記第2の制御との間で制御を移行するに際し、前記ガスジェネレータ軸の回転数によらずに前記入口案内翼の開度を一定に保つように調整する第3の制御を行うことを特徴とする2軸式ガスタービンの制御方法。
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