JP5037856B2 - Icタグ及びタグ検出システム - Google Patents
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Description
図17において、
S(ステップ)101は、グループ選択コマンドを発行するステップである。
S102は、新規に入庫したタグの有無を判断するステップである。
S103は、新規に入庫したICタグを管理対象に登録するステップである。
S104は、検出したICタグのグループID値を変更するステップである。
S105は、1日の業務の終了などの理由による新規タグ検出動作の終了判断のステップである。
S106は、倉庫に保管された管理対象となるICタグを管理するステップである。
図18は、リーダ装置1とICタグ2とのやりとりを示すシーケンス図である。図16〜図18を参照して、リーダ装置1とICタグ2とのやりとりの動作を説明する。
(2)新規に入庫したICタグ2は、通路3の上を移動して保管される現品棚4の所定場所へ向かう。
(3)該ICタグ2は、リーダ装置1が発行するグループ選択コマンドに応答して、ICタグ固有のタグIDを返信する(S102のYes)。この時、リーダ装置1は、新規に入庫する全てのICタグに共通なグループID(前述の識別子)を使用する。グループIDで選択されたICタグのみが応答を返すように、新規に入庫する全てのタグは共通のグループIDを予め有するものとする。
(4)リーダ装置1は、タグIDを受信することによりICタグを認識して管理対象とする(S103)。
(5)次にリーダ装置1は、該入庫ICタグ2が現品棚4に保管される前に、ICタグが有しているグループIDの値を変更する(S104)。リーダ装置1は、グループID書込コマンドを送信して、グループIDの値を変更する。このグループIDの変更により、新規に入庫するICタグ(新規タグ)を検出する目的で送信するグループ選択コマンドに応答しないようにする。
(6)入庫処理が終了して現品棚4に保管されたICタグ5(入庫済タグ)は、タグの管理(S106)手段により、ICタグ固有のタグIDまたはグループ化されたグループIDで管理される。
また、一度に複数のICタグが継続して新規に入庫する場合、入庫と同期したコリージョン制御では間に合わず、後で一括してコリージョン制御を実施することになる。このため、入庫したICタグが多数である場合に、コリージョン制御そのものに時間がかかるという課題があった。
一意に定められたIDをタグIDとして有するICタグにコマンドを送信して前記ICタグを制御するリーダ装置において、
自装置を識別する装置IDを記憶している装置ID記憶部と、
前記ICタグの有するタグIDの返信を求めるタグID検出コマンドを含む複数のコマンドを生成するコマンド生成部と、
前記コマンド生成部が生成したタグID検出コマンドに前記装置ID記憶部が記憶している装置IDを付加して送信する装置側送信部と
を備えたことを特徴とする。
図1〜図4を用いて実施の形態1を説明する。実施の形態1は、新規に入庫するICタグと、この新規に入庫するICタグを検出するリーダ装置とに関する実施形態である。
(2)リーダ装置固有ID保持部1bは、リーダ装置1自身を識別する固有のリーダ装置固有IDを保持している。
(3)送信部1cは、コマンド及びリーダ装置固有IDを無線でICタグに送信する。
(4)受信部1dは、ICタグからの無線応答を受信する。
(1)受信部2aは、リーダ装置1から送信されたコマンド、リーダ装置固有ID、ICタグへの書込みデータ等を受信する。
(2)送信部2bは、リーダ装置1が発行したコマンドに応答して返送するタグID、自己(ICタグ)からの読み出しデータ、状態報告などを送信する。
(3)コマンド解析部2cは、受信したコマンドの種類を解析する。
(4)比較器2dは、リーダ装置1からコマンドの付加情報として受信したリーダ装置固有IDと、リーダ装置ID保持部2gとを比較する。比較器2dは、結果保持と書き込み制御機能も有する。比較器2dは、比較結果が一致しない場合に、書込制御信号2fを出力する。
(5)タグ固有ID保持部2eは、比較器2dによる比較結果が一致しない場合に、リーダ装置1に送信するICタグ固有の「タグID」を保持している。タグIDは、一意に定められたそれぞれのタグに固有のIDである。
(6)リーダ装置ID保持部2gは、書込制御信号2fが有効となった場合に、受信したリーダ装置固有IDを保持する。
(1)リーダ装置1は、新規に入庫するICタグ(新規タグ)を検出する目的で、コマンド生成部1aにより生成した「新タグ検出コマンド」を定期的に送信する(フェーズ1、S201)。「新タグ検出コマンド」とは、ICタグ2の有するタグIDの返信を求めるコマンドである。この場合、リーダ装置1は、「新タグ検出コマンド」に付加情報としてリーダ装置固有IDを付加し、送信部1cから無線にてICタグ2へ送信する。
(3)コマンド解析部2cは、受信部2aが受信したコマンドを解析する。
(4)解析の結果、「新タグ検出コマンド」である場合、比較器2dが、「新タグ検出コマンド」に付加されたリーダ装置固有IDと、ICタグ2のリーダ装置ID保持部2gが保持している「データ」とを比較する。なお、リーダ装置ID保持部2gには、初期値としてはリーダ装置のIDとして使用されない値(規格で決定されても良い)が格納されている。このため、初期値を格納する場合、比較器2dは不一致と判断することとなる。その場合は、後述のように、受信したリーダ装置固有IDが初期値に上書きされる。
比較器2dによる比較の結果、一致しない場合、すわわち、「新タグ検出コマンド」に付加されたリーダ装置固有IDと、ICタグ2のリーダ装置ID保持部2gが保持しているリーダ装置IDとが一致しない場合、ICタグ2は、リーダ装置1から初めて「新タグ検出コマンド」を受け取ったと判断し、タグ固有ID保持部2eに保持しているICタグ2のタグIDを送信部2bから返信する。また、同時に、比較器2dが書込制御信号2fをリーダ装置ID保持部2gに出力する。リーダ装置ID保持部2gは、比較器2dが出力した書込制御信号2fに従って、保持するデータを受信部2aが受信したリーダ装置固有IDに書き換える。
また、比較器2dによる比較の結果、一致する場合、すなわち、「新タグ検出コマンド」に付加されたリーダ装置固有IDと、リーダ装置ID保持部2gが保持しているデータ(格納データ)とが一致する場合は、既に該リーダ装置1に対してタグIDを送信済と判断して、ICタグ2は応答をしない。
次に図5〜図8を用いて実施の形態2を説明する。実施の形態2は、同時に複数のICタグが新規に入庫する場合に、コリージョン制御を安定して高速に実現する実施形態である。
図6は、コリージョン制御が必要な場合の動作を示すフローチャートである。
図6において、S301は、仮グループIDを付加する機能を有する「新タグ検出コマンド」の発行ステップである。S302は、リーダ装置1が受信部での受信電圧レベルを観測する等の手段によりICタグからの応答があったことを記録するステップであり、後にコリージョン制御対象となるかどうかを判断するために使用する。また、S303は、コリージョン制御のステップである。
図7は、実施の形態2におけるリーダ装置1とICタグ2との構成図である。
図8は、実施の形態2におけるリーダ装置1とICタグ2とのやり取りを説明するシーケンス図である。
(1)図5に示すように、一度に複数のICタグ2が新規に入庫した場合、リーダ装置1とICタグとが協調したコリージョン制御を実施してICタグ固有のIDを認識する。
(2)図5において、リーダ装置1は、コリージョンが発生しない場合には、一回の無線通信で1個のICタグのタグIDを認識できるが、コリージョンが発生した場合は、ICタグのタグIDを認識することができない。
(3)ICタグは、リーダ装置1のコリージョン制御に対して、自身がタグIDを返信するかどうかを内部に保有しているランダマイズ機能で決定する。
(4)したがって、コリージョン制御対象となるICタグの数が多いほどコリージョン制御のオーバヘッドが増え、またリーダ装置1が全てのICタグ固有のタグIDを認識するまでの時間のばらつきが大きくなる。
図5におけるリーダ装置1とICタグとのやり取りの動作を図1、図7、図6、図8を参照して説明する。
(1)リーダ装置1は、新規に入庫するICタグを検出する目的で、定期的に「新タグ検出コマンド」を送信する(S301)。この時、リーダ装置1は仮グループIDを「新タグ検出コマンド」に付加して無線でICタグへ送信する。前記のように仮グループID生成/保持部1eが仮グループIDを生成する。またコマンド生成部1aが、「新タグ検出コマンド」を生成する。そして、送信部1cが、仮グループIDが付加された「新タグ検出コマンド」を送信する。
(2)仮グループID生成/保持部1eが生成する仮グループIDは、リーダ装置1内での演算結果、時刻を表すタイムスタンプ等が使用され、リーダ装置1の送信部1cが「新タグ検出コマンド」を送信する毎、またはリーダ装置1内の一定の基準時間毎に変更されてICタグへ送信される。
(3)新規に入庫したICタグ2は、通路3の上を移動する。
(4)該ICタグ2は、リーダ装置1が発行するコマンドを受信部2aで受信する。
(5)コマンド解析部2cが、受信部2aの受信したコマンドを解析する。解析の結果、「新タグ検出コマンド」を受け取ったと判断すると、送信部2bが、タグIDを返信する。
(6)また同時に、コマンド解析部2cが、書込制御信号2jを仮グループID保持部2hに出力する。仮グループID保持部2hは、書込制御信号2jを入力すると「新タグ検出コマンド」に付加された仮グループIDを書き込み保存する。
(7)この結果、リーダ装置1が送信するコマンドが届くコマンド到達範囲6の領域に存在する全てのICタグに同一の仮グループIDが書き込まれる。
(8)また、リーダ装置1は、「新タグ検出コマンド」実行時に、ICタグからの応答の受信電圧レベルを受信部1dで観測してICタグが存在するのか否かを判断する。これによって、リーダ装置1は、コリージョン制御をすべき仮グループIDを認識することができる(S302)。例えば、「新タグ検出コマンド」に付加して仮グループID「001」を送信したとすれば、仮グループID「001」を有するコリージョン制御の対象となる複数のICタグが存在することを認識する。この場合、ICタグの存在を認識すると、仮グループID生成/保持部1eは、仮グループID「001」を保持する。
ICタグの存在を認識した場合、仮グループIDの値はリーダ装置から読み書き可能などの領域に保存しておいても良い(例:Work用メモリ、HDD(Hard Disk Drive)。コリージョン制御の場合は、該領域から仮グループID生成/保持部1eへ書き込んで使用する。本実施の形態では、このような領域を記載していないので対象となる仮グループIDは全て仮グループID生成/保持部1eで保持することになる。
(9)前記のように、リーダ装置1は、「新タグ検出コマンド」を送信する毎に、異なる仮グループIDを送信する。この結果、リーダ装置1が任意の時間経過後にコリージョン制御を実施する時点において、それまでに入庫したICタグは、互いに異なる仮グループIDにより複数のグループに分割されていることになる。リーダ装置1は、コリージョン制御対象となる複数の仮グループIDを把握(保持)している。すなわち、リーダ装置1は、生成した複数の互いに異なる仮グループIDを仮グループID生成/保持部1eに保持し把握している。
(10)リーダ装置1は、コリージョン制御が必要な全ての仮グループIDに対し、グループ選択コマンド(コリージョン制御コマンドの一例)を使用してICタグを選択し、コリージョン制御を実施する(ステップ303)。すなわち、グループ選択コマンド中に、ある仮グループIDを付加し、その仮グループIDを保持するICタグ群のみ応答させて、コリージョン制御を実行する。
コリージョン制御フェーズでは、リーダ装置1が保存している仮グループIDを用いてICタグを選択し、選択した対象のICタグについてコリージョン制御の結果ICタグ固有のタグIDを認識する。リーダ装置1は、コリージョン制御が必要となる全てのグループIDに対してコリージョン制御を実施し、全ての入庫ICタグのタグIDを認識する。
(1)リーダ装置1が仮グループIDを用いてグループ選択コマンド(コリージョン制御コマンドの一例)を発行する。グループ選択コマンドには仮グループIDが付加される。
(2)グループ選択コマンドの付加情報であるアドレス部では、仮グループID保持部2hを指示する。
(3)グループ選択コマンドを受信したICタグ2は、コマンド解析部2cでグループ選択コマンドであることを認識する。比較器2k(仮グループID比較部)は、グループ選択コマンドの付加情報であるグループIDアドレスにより選択される仮グループID保持部2hに保持されている仮グループIDと、リーダ装置1の付加情報として受信した仮グループIDとを比較し、一致している場合にはICタグ2自身をコリージョン制御の対象とする。一致している場合、コリージョン制御部2lが、受信部2aが受信したグループ選択コマンド(コリージョン制御コマンド)に応答してリーダ装置1との間でコリージョン制御の実行を開始する。
(4)その後、リーダ装置1とICタグ2が協調してコリージョン制御を完了させることにより、ICタグ2固有のタグIDがリーダ装置1に認識される。
次に、図9〜図13を参照して、実施の形態3を説明する。実施の形態3は、同時に複数のICタグが高速で連続して新規に入庫する場合に、コリージョン制御を安定して高速に実現する実施形態である。
図11は、リーダ装置1が「時刻T+1」における別の例として、ICタグのグループ7aのうちID3のICタグを認識することが可能であり、グループ7bは、まだリーダ装置1が認識できる範囲まで移動していない状態にあることを示している。また、この図11(例1、例2)において、リーダ装置1は、「時刻T」で送信する仮グループIDと、「時刻T+1」で送信する仮グループIDとの値を変更することとする。
図12は、本実施の形態3のリーダ装置1とICタグ2の構成図である。
図13は、リーダ装置1とICタグ2とのやり取りを示すシーケンス図である。
リーダ装置1が実行する仮グルーピングは、リーダ装置1が発行する「新タグ検出コマンド」が届く領域に存在するICタグがグルーピングの対象となる。そこで、図9〜図11を例に、リーダ装置1が「新タグ検出コマンド」を発行する時のICタグの位置により、ICタグが仮グルーピングされる対象となるか否かを説明する。
図13のシーケンス図を参照して、動作を説明する。
(リーダ装置1:図9)
リーダ装置1は、図9における時刻Tにおいて、リーダ装置固有IDと仮グループID(x)とを付加した「新タグ検出コマンド」を送信部1cを経由して発行(送信)する(S3001)。
ICタグ2は、受信部2aで受信したコマンドをコマンド解析部2cで解析し、「新タグ検出コマンド」であることを認識する。続いて、ICタグ2は「新タグ検出コマンド」の付加情報であるリーダ装置固有IDを受信し、比較器2dが、受信したリーダ装置固有IDとリーダ装置ID保持部2gの格納データとを比較する(S3002)。
リーダ装置1は、ICタグ2の送信部2bから送信されたタグIDを受信部1dで受信する(S3006)。
次にリーダ装置1は、図11における時刻T+1において、リーダ装置1の仮グループID生成/保持部1eが前回生成した仮グループID(x)とは異なる別の仮グループID(y)を生成している。そして、ICタグ2の送信部1cから、リーダ装置固有IDと、仮グループID(y)とを付加した「新タグ検出コマンド」を送信する(S3008)。
ICタグ2は、受信部2aで受信したコマンドをコマンド解析部2cで解析して「新タグ検出コマンド」であることを認識する。続いて、ICタグ2は、「新タグ検出コマンド」の付加情報であるリーダ装置固有IDを受信して、比較器2dが、リーダ装置ID保持部2gの内容と比較する(S3009)。この場合、比較の結果両者は一致するので、タグID送信制御部2mは、ICタグ2のタグIDを送信せずに終了し、仮グループID保持部2hへの書き込みも実施しない(S3010)。
コリージョン制御フェーズでは、リーダ装置1が保存している仮グループIDを用いてICタグを選択し、選択した対象のICタグについてコリージョン制御の結果ICタグ固有のタグIDを認識する。リーダ装置1は、コリージョン制御が必要となる全てのグループIDに対してコリージョン制御を実施し、全ての入庫ICタグのタグIDを認識する。
コリージョン制御フェーズにおける動作を図12、図13を用いて説明するが、実施の形態2の場合と同様である。仮グループID(x)を用いる場合を想定する。
(1)リーダ装置1が仮グループIDを用いてグループ選択コマンド(コリージョン制御コマンドの一例)を発行する(S3101)。グループ選択コマンドには仮グループID(x)が付加される。
(2)グループ選択コマンドの付加情報であるアドレス部では、仮グループID保持部2hを指示する。
(3)グループ選択コマンドを受信したICタグ2は、コマンド解析部2cでグループ選択コマンドであることを認識する。比較器2k(仮グループID比較部)は、グループ選択コマンドの付加情報であるグループIDアドレスにより選択される仮グループID保持部2hに保持されている仮グループID(x)と、同じくリーダ装置1の付加情報として受信した仮グループID(x)とを比較し、一致している場合にはICタグ2自身をコリージョン制御の対象とする。
一致している場合は、コリージョン制御部2lが、受信部2aが受信したグループ選択コマンド(コリージョン制御コマンド)に応答してリーダ装置1との間でコリージョン制御の実行を開始する。
(4)その後、リーダ装置1とICタグ2が協調してコリージョン制御を完了させることにより、ICタグ2固有のタグIDがリーダ装置1に認識される。同様にして、保持している他の仮グループIDについてもコリージョン制御を実行することによりタグIDを認識する。
次に図14、図15を用いて実施の形態4を説明する。実施の形態4は、新規タグの検出時にICタグ固有のタグIDを返信するかしないかをリーダ装置1から設定可能とする実施形態である。
次に、図15を用いて動作を説明する。図15は動作を説明するシーケンス図である。
(1)リーダ装置1は、「新タグ検出コマンド」の付加情報として出力条件生成部1fが生成したタグID出力条件を送信する(S4001)。「タグID出力条件」とは、前述のように、「受信したリーダ装置固有ID=保持するリーダ装置固有ID」のときにタグIDを返信する、あるいは、「受信したリーダ装置固有ID≠保持するリーダ装置固有ID」のときにタグIDを返信するというようなタグIDの返信条件である。
(2)「新タグ検出コマンド」を受信したICタグ2は、リーダ装置1から受信したタグID出力条件を出力条件保持部2pに保持する(S4002)。
(3)リーダ装置1は同じく「新タグ検出コマンド」の付加情報であるリーダ装置固有IDを送信する(S4003)。
(4)リーダ装置固有IDを受信したICタグ2は、受信したリーダ装置固有IDとリーダ装置ID保持部2gの格納データを比較器2dで比較して結果の一致/不一致を判断する(S4004)。
(5)この結果を出力条件保持部2pが判断し、タグIDをリーダ装置1へ報告するか否かを決定する(S4005)。リーダ装置ID保持部は、比較器2dが一致しないと判定した場合、受信部2aが受信したリーダ装置固有IDを格納データに上書きして新たな格納データとして格納する。
(a)リーダ装置から送信されたリーダ装置IDを記憶する手段
(b)リーダ装置ID記憶手段に保存されたリーダ装置IDと、新たにリーダ装置から送信されたリーダ装置IDとを比較する手段
(c)比較手段による比較結果が一致しなかった場合にはICタグ自身のタグIDをリーダ装置へ送信する手段
(d)比較手段による比較結果が一致しなかった場合には新たにリーダ装置から送信されたリーダ装置IDをリーダ装置ID記憶手段に保存する手段
(a)リーダ装置から送信されたリーダ装置IDを記憶する手段
(b)前記リーダ装置ID記憶手段に保存されたリーダ装置IDと、新たにリーダ装置から送信されたリーダ装置IDとを比較する手段
(c)前記比較手段による比較結果に依存してICタグの動作を選択する手段
(d)前記比較手段による比較結果と前記ICタグの動作を選択する手段の結果に依存してICタグ自身のタグIDをリーダ装置へ送信する手段
(e)前記比較手段による比較結果と前記ICタグの動作を選択する手段の結果に依存して、前記の新たにリーダ装置から送信されたリーダ装置IDを前記リーダ装置ID記憶手段に保存する手段
Claims (6)
- 一意に定められたIDをタグIDとして有するICタグにおいて、
タグIDを記憶しているタグID記憶部と、
所定のデータを格納データとして格納しているタグ側格納部と、
前記タグID記憶部が記憶しているタグIDの返信を求めるタグID検出コマンドを生成するリーダ装置であって自装置を識別する装置IDをタグID検出コマンドに付加して送信するリーダ装置から装置IDが付加されたタグID検出コマンドを受信するタグ側受信部と、
前記タグ側受信部が受信した装置IDと前記タグ側格納部が格納している格納データとを比較することにより、装置IDと格納データとが一致するかどうかを判定する装置ID比較部と、
前記装置ID比較部が一致しないと判定した場合に、前記タグID記憶部が記憶しているタグIDを送信するタグ側送信部と
を備え、
前記タグ側格納部は、
前記装置ID比較部が一致しないと判定した場合に、受信した装置IDを格納データに上書きして新たな格納データとして格納することを特徴とするICタグ。 - 一意に定められたIDをタグIDとして有するICタグにおいて、
前記タグIDを記憶しているタグID記憶部と、
所定のデータを格納データとして格納しているタグ側格納部と、
前記タグID記憶部が記憶しているタグIDの返信を求めるタグID検出コマンドを生成するとともにタグIDの返信の条件を指示する出力条件を生成するリーダ装置であって自装置を識別する装置IDと出力条件とをタグID検出コマンドに付加して送信するリーダ装置から装置IDと出力条件とが付加されたタグID検出コマンドを受信するタグ側受信部と、
前記タグ側受信部が受信した装置IDと前記タグ側格納部が格納している格納データとを比較することにより、装置IDと格納データとが一致するかどうかを判定する装置ID比較部と、
前記装置ID比較部による判定結果と前記タグ側受信部が受信した出力条件とに基づいて、前記タグID記憶部が記憶しているタグIDを送信するかどうかを判断する出力条件保持部と、
前記出力条件保持部がタグIDを送信すると判断した場合に、前記タグID記憶部が記憶しているタグIDを送信するタグ側送信部と
を備え、
前記タグ側格納部は、
前記装置ID比較部が一致しないと判定した場合に、前記タグ側受信部が受信した装置IDを格納データに上書きして新たな格納データとして格納することを特徴とするICタグ。 - 通路を連続して通過する複数のICタグであって、それぞれが、一意に定められたIDをタグIDとして記憶するタグID記憶部と、仮グループID記憶部とを備えた複数のICタグと、
前記複数のICタグの有する前記タグIDを検出するリーダ装置と
を備えたタグ検出システムであって、
(1)前記リーダ装置は、
前記通路を連続して通過する複数のICタグに対して、前記ICタグの有するタグIDの返信を求めるタグID検出コマンドを時間の経過と共に順次送信すると共に、
前記タグID検出コマンドを順次送信する際には、
前記タグID検出コマンドの送信のたびに、異なる仮グループIDであって、少なくとも一つの前記ICタグからなる仮グループの形成に使用する仮グループIDを前記タグID検出コマンドに付加するか、
あるいは、
順次送信される前記タグID検出コマンドのうち連続する前記タグID検出コマンドからなる連続する組ごとに、異なる前記仮グループIDを付加し、
(2)前記通路を連続して通過する複数のICタグは、
前記仮グループIDの付加された前記タグID検出コマンドを受信すると、前記タグIDを送信すると共に、前記仮グループIDを前記仮グループID記憶部に記憶することを特徴とするタグ検出システム。 - (1)前記リーダ装置は、
前記仮グループIDを付加した前記タグID検出コマンドを順次送信した後に、特定の前記仮グループIDを付加したコリージョン制御のためのコリージョン制御コマンドを送信し、
(2)前記通路を連続して通過する複数のICタグは、
特定の前記仮グループIDの付加された前記コリージョン制御コマンドを受信すると、前記コリージョン制御コマンドに付加された特定の前記仮グループIDと、前記仮グループID記憶部に記憶した前記仮グループIDとを比較し、比較の結果、一致した場合には、受信した前記コリージョン制御コマンドに応答して前記リーダ装置との間でコリージョン制御の実行を開始することを特徴とする請求項3記載のタグ検出システム。 - 通路を連続して通過する複数のICタグであって、それぞれが、一意に定められたIDをタグIDとして記憶するタグID記憶部と、仮グループID記憶部と、所定のデータを格納データとして格納しているタグ側格納部とを備えた複数のICタグと、
前記ICタグの有する前記タグIDを検出するリーダ装置と
を備えたタグ検出システムにおいて、
(1)前記リーダ装置は、
前記通路を連続して通過する複数のICタグに対して、前記ICタグの有するタグIDの返信を求めるタグID検出コマンドに自装置を識別する装置IDを付加して前記タグID検出コマンドを時間の経過と共に順次送信すると共に、
前記装置IDを付加した前記タグID検出コマンドを順次送信する際には、
前記タグID検出コマンドの送信のたびに、異なる仮グループIDであって、少なくとも一つの前記ICタグからなる仮グループの形成に使用する仮グループIDを前記タグID検出コマンドに付加するか、
あるいは、
順次送信される前記タグID検出コマンドのうち連続する前記タグID検出コマンドからなる連続する組ごとに、異なる前記仮グループIDを付加し、
(2)前記通路を順次通過する複数のICタグは、
前記装置IDと前記仮グループIDとの付加された前記タグID検出コマンドを受信すると、受信した前記装置IDと前記タグ側格納部に格納している前記格納データとを比較し、
比較の結果、前記装置IDと前記格納データとが一致しない場合に、前記タグID記憶部に記憶している前記タグIDを送信し、かつ、受信した前記装置IDを前記格納データに上書きして新たな格納データとして前記タグ側格納部に格納し、かつ、受信した前記仮グループIDを前記仮グループID記憶部に記憶し、
比較の結果、前記装置IDと前記格納データとが一致する場合には、前記タグID記憶部に記憶している前記タグIDを送信せず、かつ、受信した前記装置IDを前記格納データに上書きせず、かつ、受信した前記仮グループIDを前記記憶部に記憶しないことを特徴とするタグ検出システム。 - (1)前記リーダ装置は、
前記装置IDと前記仮グループIDとの付加された前記タグID検出コマンドを順次送信した後に、特定の前記仮グループIDを付加したコリージョン制御のためのコリージョン制御コマンドを送信し、
(2)前記通路を連続して通過する複数のICタグは、
特定の前記仮グループIDの付加された前記コリージョン制御コマンドを受信すると、前記コリージョン制御コマンドに付加された特定の前記仮グループIDと、前記仮グループID記憶部に記憶した前記仮グループIDとを比較し、比較の結果、一致した場合には、受信した前記コリージョン制御コマンドに応答して前記リーダ装置との間でコリージョン制御の実行を開始することを特徴とする請求項5記載のタグ検出システム。
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