JP5036841B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信システムに係り、特に第三者呼制御による拠点間接続方式についての通信システムに関する。
近年、IP(Internet Protocol)技術を利用した通信事業者による次世代の通信網に関する検討が盛んに行われている。この種の次世代通信網をNGN(Next Generation Network)と呼んでいる。NGNでは、通信をしようとするサーバとクライアントの間にセッションを確立し、そのセッション毎に帯域を管理する方法が採られることが多い。また、NGNにて、帯域の確保に用いられるセッション制御プロトコルは例えばSIP(Session Initiation Protocol)がある。
また、帯域確保用セッションの制御プロトコルを実装しないクライアント装置が帯域保障型網で通信するとき、セッション代行装置がクライアント装置に代わって帯域保障型網内に帯域確保用セッションを確立する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、アプリケーション間で情報交換を行うためのSOAP(Simple Object Access Protocol)が知られている。
また、3PCC(3rd Party Call Control、第3者による呼制御)が例えば非特許文献1に開示され、SIPのREFERメソッドが例えば非特許文献2に開示されている。
特開2008−78878号公報
RFC3725 RFC3515
NGNにおいては、シグナリングチャネルとデータチャネルを確立するIPアドレスが同一であることが必要である。そのため、従来の3PCC(3rd Party Call Control)サービスフローのように通信させる2者間(第1接続端末と第2接続端末間)のデータチャネルの確立代行が不可能となる課題がある。また、3PCCサービスフローにおいて、まず3PCCを実装する装置と第1接続端末とのセッションを確立し、次に3PCCを実装する装置と第2接続端末とのセッションを確立して、第1接続端末と第2接続端末間で通話する場合、第1接続端末とのセッションの確立が完了し、第2接続端末とのセッションの確立を開始している段階で、第1接続端末では無音状態となってしまう課題がある。また、既存のアプリケーション端末などはNGNで通信帯域を確保する為のSIPを実装していないものが多く、NGN上での通信が不可能であるといった課題がある。
また、上記3PCCを実装する装置で管理するセッション数が多くなると、装置の負荷が大きくなる課題がある。
本発明は以上の点に鑑み、3PCCサービスを提供するSOAP−SIPアダプタでのセッションの管理及び中継処理などの負荷を軽減することを目的のひとつとする。また、本発明は、端末間の通信条件が異なる場合に、SOAP−SIPアダプタが該端末間の通信の整合を取ることを目的のひとつとする。
本発明の第1の解決手段によると、
上位装置から第1端末及び第2端末間の接続要求メッセージを受信し、該第1端末及び該第2端末とそれぞれセッションを確立するサーバと、
前記第1端末と前記第2端末間のセッションを管理する呼制御装置と
を備え、
前記サーバが、第1端末及び第2端末とそれぞれセッションを確立した後に、前記呼制御装置へセッションの転送要求を送信し、以後、前記サーバとセッションを確立している前記第1及び第2端末間のセッションを前記呼制御装置が管理する通信システムが提供される。
第1の解決手段によると、SOAP−SIPアダプタの負荷を軽減することができる。例えば、SOAP−SIPアダプタでのINVITEセッションの管理数を削減することができる。また、SOAP−SIPアダプタでのメディアの中継処理の負荷を削減できる。また、呼制御装置が転送機能を代行することで、REFERやINVITE(replaces)機能を持たない端末でも転送ができる。
また、上述の通信システムにおいて、
前記サーバは、
前記第1及び第2端末とセッションを確立する処理において受信されるデータから予め定められたキー情報を抽出し、該キー情報に基づいて、自サーバでメディア中継するか又は前記呼接続装置へセッションの管理を引き渡すか判断し、
セッションの管理を引き渡すと判断した場合、前記呼制御装置に前記転送要求を送信し、
自サーバでメディア中継すると判断した場合、前記第1端末及び前記第2端末と確立したセッションを用い、該第1及び第2端末間のメディア情報に所定の変換又は付加サービスを施して中継してもよい。
この場合、特定のサービスを提供する通信を特定し、この通信についてはSOAP−SIPアダプタを介して当該サービスに対応する処理を実行することができ、一方、特定サービスを提供しない通信については呼制御装置にセッションの管理を転送して負荷を軽減し、SOAP−SIPアダプタの処理資源を効率的に使用できる。
本発明の第2の解決手段によると、
上位装置から第1端末及び第2端末間の接続要求メッセージを受信し、該第1端末及び該第2端末とそれぞれセッションを確立するサーバを備え、第1端末及び第2端末間で通信するための通信システムであって、
前記サーバは、
セッションを確立した前記第1及び第2端末が受信するメディア情報のコーディックの識別情報を含む通信条件情報をそれぞれ取得し、
取得した通信条件情報に基づき、前記第1及び第2端末が受信するメディア情報のコーディックを判断し、
判断結果に従い使用するコーディックを決定して、決定したコーディックを前記第1及び/又は第2端末へ通知する前記通信システムが提供される。
また、上述の通信システムにおいて、
前記サーバは、
予め定められたひとつ又は複数の第1通信条件情報を含む接続要求を、前記第1端末に送信し、
該第1端末が該第1通信条件情報の中から選択した該第1端末が受信可能な第2通信条件情報を含む接続応答を受信し、
該第2通信条件情報の基づき作成した第3通信条件情報を含む接続要求を、前記第2端末に送信し、
該第2端末が該第3通信条件情報の中から選択した該第2端末が受信可能な第4通信条件情報を含む接続応答を受信し、
第4通信条件情報の中から、使用するコーディックを決定して、決定したコーディックを前記第1端末へ通知してもよい。
本発明の第3の解決手段によると、
上位装置から第1端末及び第2端末間の接続要求メッセージを受信し、該第1端末及び該第2端末とそれぞれセッションを確立するサーバを備え、第1端末及び第2端末間で通信するための通信システムであって、
前記サーバは、
セッションを確立した前記第1及び第2端末が受信するメディア情報のコーディックの識別情報を含む通信条件情報をそれぞれ取得し、
取得した前記第1及び第2端末各々の通信条件情報を照合し、
照合結果に対応するように、前記第1及び第2端末が送受信するメディア情報のコーディックを変換する前記通信システムが提供される。
第3の解決手段によると、端末間の通信条件が異なる場合に、SOAP−SIPアダプタが該端末間の通信の整合を取ることができる。
本発明によると、3PCCサービスを提供するSOAP−SIPアダプタでのセッションの管理及び中継処理などの負荷を軽減することができる。また、本発明によると、端末間の通信条件が異なる場合に、SOAP−SIPアダプタが該端末間の通信の整合を取ることができる。
第1の実施の形態の通信網の構成例を示す説明図である。 第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2の構成例を示す説明図である。 第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2におけるセッション情報テーブル2010の構成の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2における呼参加者情報テーブル2020の構成の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2における端末情報テーブル2030の構成の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2におけるメディアストリーム制御情報テーブル2040の構成の一例を示す説明図である。 第2の実施の形態の通信網の構成例を示す説明図である。 第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6の構成例を示す説明図である。 第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6aにおけるコネクション情報テーブル5010の構成の一例を示す説明図である。 第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6aにおける端末情報テーブル5020の構成の一例を示す説明図である。 第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6aにおけるメディアストリーム制御情報テーブル5030の構成の一例を示す説明図である。 SOAP−SIPアダプタにおけるsessionID/connectionID生成を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2における呼開始要求受信時の動作を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2における呼情報(セッション情報)要求受信時の動作を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2における呼参加者情報要求受信時の動作を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2における呼終了要求受信時の動作を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態の3PCCサービスの手順を説明するシーケンス図(1)である。 第1の実施の形態の3PCCサービスの手順を説明するシーケンス図(2)である。 第1の実施の形態の3PCCサービスの手順を説明するシーケンス図(3)である。 第1の実施の形態の3PCCサービスの手順を説明するシーケンス図(4)である。 第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6における接続開始要求受信時の動作を説明するフローチャートである。 第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6におけるコネクション情報要求受信時の動作を説明するフローチャートである。 第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6における接続終了要求受信時の動作を説明するフローチャートである。 第2の実施の形態のNGN接続サービスの手順を説明するシーケンス図(1)である。 第2の実施の形態のNGN接続サービスの手順を説明するシーケンス図(2)である。 第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6bにおけるコネクション情報テーブル6010の構成の一例を示す説明図である。 第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6bにおける端末情報テーブル6020の構成の一例を示す説明図である。 第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6bにおけるメディアストリーム制御情報テーブル6030の構成の一例を示す説明図である。 第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6における着信通知受信時の動作を説明するフローチャートである。 第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6における切断通知受信時の動作を説明するフローチャートである。 webサーバ1の構成図である。 第3の実施の形態の第1シーケンス図(1)である。 第3の実施の形態の第1シーケンス図(2)である。 第3の実施の形態の第1シーケンス図(3)である。 第3の実施の形態の第1シーケンス図(4)である。 第3の実施の形態の第2シーケンス図(1)である。 第3の実施の形態の第2シーケンス図(2)である。 第3の実施の形態の第2シーケンス図(3)である。 第3の実施の形態の第2シーケンス図(4)である。 第3の実施の形態の第3シーケンス図(1)である。 第3の実施の形態の第3シーケンス図(2)である。 第3の実施の形態の第3シーケンス図(3)である。 第3の実施の形態の第3シーケンス図(4)である。 第3の実施の形態の第4シーケンス図(1)である。 第3の実施の形態の第4シーケンス図(2)である。 第3の実施の形態の第4シーケンス図(3)である。 第3の実施の形態の第4シーケンス図(4)である。 第3の実施の形態の第5シーケンス図(1)である。 第3の実施の形態の第5シーケンス図(2)である。 第3の実施の形態の第5シーケンス図(3)である。 第3の実施の形態の第5シーケンス図(4)である。 第4の実施の形態の第1シーケンス図(1)である。 第4の実施の形態の第1シーケンス図(2)である。 第4の実施の形態の第1シーケンス図(3)である。 第4の実施の形態の第1シーケンス図(4)である。 第4の実施の形態の第2シーケンス図(1)である。 第4の実施の形態の第2シーケンス図(2)である。 第4の実施の形態の第2シーケンス図(3)である。 第4の実施の形態の第2シーケンス図(4)である。 第3の実施の形態の概要を示す説明図である。 第3の実施の形態の通信網の構成例を示す説明図である。 呼制御装置の構成図である。
1.第1の実施の形態
(ネットワーク構成)
図1は、第1の実施の形態の通信網の構成例を示す説明図である。
本通信網(システム)は、例えば、Webサーバ1と、SOAP−SIPアダプタ2と、SIPサーバ3と、HGW(Home Gateway)4a及び4bとを備える。SIPサーバ3は、例えばNGN N2に設置される。
Webサーバ1は、SOAP−SIPアダプタ2と通信する。また、Webサーバ1は、インターネットN1等のネットワークを介して端末5aと通信する。SOAP−SIPアダプタ2は、NGN N2とHGW4aを介して端末A5bと通信する。SOAP−SIPアダプタ2と端末B5cについても同様である。
図2は、第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2の構成例を示す説明図である。
SOAP−SIPアダプタ2は、例えば、プロセッサ(以下、CPU)2001と、インタフェース(以下、IF)2003a及び2003bと、メモリ2004とを備える。メモリ2004は、SOAP制御部2101と、3PCCモジュール部2102と、メディアストリーム制御部2103と、SIP制御部2104とを有する。3PCCモジュール部2102は、セッション情報テーブル2010を有し、メディアストリーム制御部2103は、メディアストリーム制御情報テーブル2040を有する。セッション情報テーブル2010は、呼参加者情報テーブル2020と、端末情報テーブル2030とを有する。
CPU2001は、SOAP−SIPアダプタ2における各処理を実行する。メモリ2004上のSOAP制御部2101、3PCCモジュール部2102、メディアストリーム制御部2103及びSIP制御部2104は、CPU2001により実行される。IF2003は、回線2002を介してWebサーバ1やNGN N2と通信するためのインタフェースである。
図3−1は、第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2におけるセッション情報テーブル2010の構成の一例を示す説明図である。
セッション情報テーブル2010は、例えば、sessionID2011に対応して、セッション状態2012と、呼参加者状態2020と、端末情報2030とを記憶する。
sessionID2011は、Webサーバ1からの接続要求に対応するセッション識別子である。sessionID2011は、端末A5bと端末B5cとの通信を識別する。セッション状態2012は、sessionID2011が示すセッションの状態を示す。セッション状態2012は、例えば、「Initial(初期状態)」、「Connected(接続状態)」、「Terminated(終了状態)」等が記憶される。呼参加者状態2020は、呼参加者情報テーブル2020に相当する。呼参加者情報テーブル2020の詳細については、後述する。端末情報2030は、端末情報テーブル2030に相当する。端末情報2030は、端末毎にそれぞれ記憶される。図示の例では、端末A5bに対応する端末情報(Client A用)2030_Aと、端末B5cに対応する端末情報(Client B用)2030_Bとが記憶される。端末情報テーブル2030の詳細については、後述する。
図3−2は、第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2における呼参加者情報テーブル2020の構成の一例を示す説明図である。
呼参加者情報テーブル2020は、例えば、端末毎に、URI2021と呼状態2022と開始時間(時刻)2023とを記憶する。
URI2021は、各ユーザに対応するSIP−URIを示す。呼状態2022は、SOAP−SIPアダプタ2と各端末5b、5cとの間のSIPのセッションの状態を示す。呼状態2022は、例えば、「CallParticipantInitial(初期状態)」、「CallParticipantConnected(接続状態)」、「CallParticipantTerminated(終了状態)」等が記憶される。開始時間2023は、SOAP−SIPアダプタ2が各端末5b、5cに対して、SIPのセッションを確立したときの時刻を示す。
図3−3は、第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2における端末情報テーブル2030の構成の一例を示す説明図である。
端末情報テーブル2030は、例えば、SIPで用いるパラメータ等が記憶される。端末情報テーブル2030は、例えば、ハンドル値2031と、sessionID2032と、端末状態2033と、Role2034と、send SDP(Session Description Protocol)情報2035と、recv SDP情報2036と、From URI2037と、To URI2038とを記憶する。
ハンドル値2031は、SOAP−SIPアダプタ2と端末5bとの間のSIPのセッション、及び、SOAP−SIPアダプタ2と端末B5cとの間のSIPのセッションをそれぞれ識別する情報である。sessionID2032は、上述のセッション情報テーブル2010のsessionID2011に対応する。端末状態2033は、SOAP−SIPアダプタ2と各端末5b、5cとのセッション確立に至るまでの状態を示す。端末状態2033は、例えば、「Initial(初期状態)」、「ConnectWait(「応答」を待っている状態)」、「CallComplete(「応答」を受け付け、UAとのセッションが確立している状態)」、「CloseWait(「切断完了通知」を待っている状態)」、「Closed(終了状態)」等が記憶される。なお、「Initial」、「ConnectWait」は、呼参加者情報テーブル2020に記憶される呼状態2022の「CallParticipantInitial」に対応する。また、「CallComplete」、「CloseWait」は、呼参加者情報テーブル2020に記憶される呼状態2022の「CallParticipantConnected」に対応する。「CloseWait」は、呼状態2022の「CallParticipantTerminated」に対応する。
Role2034は、発信側又は着信側を示す情報である。send SDP情報2035は、例えば、SOAP−SIPアダプタ2のIPアドレスとポート番号を含む。recv SDP情報2036は、例えば、端末A5b又は端末B5cのIPアドレスとポート番号を含む。From URI2037は、SOAP−SIPアダプタ2が送信するSIPメッセージの送信元URIを示す。From URI2037は、例えばSOAP−SIPアダプタ2のSIP−URIである。To URI2038は、SOAP−SIPアダプタ2が送信するSIPメッセージの送信先URIを示す。To URI2038は、例えば、端末A5b又は端末B5cのSIP−URIである。
図3−4は、第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2におけるメディアストリーム制御情報テーブル2040の構成の一例を示す説明図である。
メディアストリーム制御情報テーブル2040は、例えば、sessionID2041に対応して、メディアストリーム送受信用IPアドレス2042と、メディアストリーム送受信用ポート番号2043と、相手先IPアドレス(1)2044と、相手先ポート番号(1)2045と、相手先IPアドレス(2)2046と、相手先ポート番号(2)2047とを記憶する。
sessionID2041は、セッション情報テーブル2010のsessionID2011と対応する。メディアストリーム送受信用IPアドレス2042及びメディアストリーム送受信用ポート番号2043は、SOAP−SIPアダプタ2がメディアストリームを転送する際に用いるIF2003のIPアドレス及びポート番号である。相手先IPアドレス(1)2044及び相手先ポート番号(1)2045と、相手先IPアドレス(2)2046及び相手先ポート番号(2)2047の対は、メディアストリームの転送先を示す。例えば、メディアストリームの送信元が相手先IPアドレス(1)2044及び相手先ポート番号(1)2045に該当する場合、対応する相手先IPアドレス(2)2046及び相手先ポート番号(2)2047を転送先としてメディアストリームを転送する。メディアストリームの送信元が相手先IPアドレス(2)2046及び相手先ポート番号(2)2047の場合も同様に、対応する相手先IPアドレス(1)2044及び相手先ポート番号(1)2045を転送先としてメディアストリームを転送する。図示の例では、相手先IPアドレス(1)2044及び相手先ポート番号(1)2045は、端末A5bのIPアドレス及びポート番号を示し、相手先IPアドレス(2)2046及び相手先ポート番号(2)2047は、端末B5cのIPアドレス及びポート番号を示す。
図24は、webサーバ1の構成図である。
webサーバ1は、例えば、処理部100と、入力部110と、表示部120と、記憶部130と、通信インタフェース140を備える。入力部110は、例えば、SessionIDの入力やユーザ識別子の入力を受け付ける。表示部120は、ユーザ識別子、SIP−URIを表示する。記憶部130は、例えば、受信したSessionIDを記憶する。通信インタフェース140は、例えばSOAP−SIPアダプタ2と通信するためのインタフェースである。処理部100は、webサーバ1での各種処理を実行する。
(動作)
図12は、第1の実施の形態の3PCCサービスの手順を説明するシーケンス図である。図7は、SOAP−SIPアダプタにおけるsessionID/connectionID生成を説明するフローチャートである。なお、connectionIDについては第2の実施の形態で用いる。図8は、第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2における呼開始要求受信時の動作を説明するフローチャートである。
本実施の形態によると、通信品質が保証されたNGN上で3PCCサービスを提供することが可能となる。
3PCCサービスまでの流れは、以下の(a)〜(c)となる。(a)SOAP−SIPアダプタ2と第1接続端末A5bとのセッション確立。(b)SOAP−SIPアダプタ2と第2接続端末B5cとのセッション確立。(c)第1接続端末A5bと第2接続端末B5c間で通話。しかし、(a)が完了し、(b)を開始している段階で、第1接続端末A5bでは無音状態となってしまう課題がある。そこで、SOAP−SIPアダプタ2から擬似的にRBT(Ringing Back Tone、接続維持メッセージ)を第1接続端末A5bへ送信し、この課題を解消する。
また、NGNにおいては、シグナリングチャネルとデータチャネルを確立するIPアドレスが同一である必要が条件としてあり、従来の3PCCサービスフローのように通信させる2者間(第1接続端末A5bと第2接続端末B5c間)のデータチャネル確立代行が不可能となる課題がある。そこで、本実施の形態では、第1接続端末A5bからのデータをSOAP−SIPアダプタ2で受信し、そのデータを第2接続端末B5cへ転送する。第2接続端末B5cからのデータをSOAP−SIPアダプタ2で受信し、そのデータを第1接続端末A5bへ転送する。また、SOAP−SIPアダプタ2は、上述の転送を実現するためのメディアストリーム制御情報テーブル2040を作成する。
以下、シーケンス図及び各フローチャートに従って本実施の形態の手順を説明する。
まず、第3者のユーザは、端末5aを操作してWebサーバ1にログインする。Webサーバ1は、通信するユーザのユーザ識別子(例えば、端末A5b、端末B5cに対応する2者のユーザ名)を端末5aより入力する。例えば、Webサーバ1が、ログインした端末5aに対して表示した画面に従い、ユーザの操作により通信する2者のユーザが選択されてもよい。
Webサーバ1は、SOAP makeCallSessionRequest(接続要求)をSOAP−SIPアダプタ2に送信する(S1)。SOAP makeCallSessionRequestは、接続させたい2者のユーザに対応するSIP−URIを含む。例えば、Webサーバ1は、ユーザ識別子とそのユーザのSIP−URIが対応して予め記憶され、入力されたユーザ識別子に対応するSIP−URIを取得する。Webサーバ1は、取得されたSIP−URIを含むSOAP makeCallSessionRequestを生成してSOAP−SIPアダプタ2に送信する。
SOAP−SIPアダプタ2は、受信したSOAP makeCallSessionRequestに含まれるSIP−URIに対応するそれぞれの端末5b、5cに対して接続を開始し、SOAP−SIPアダプタ2で生成したsessionIDを含むSOAP makeCallSessionResponse送信する(S2〜S15)。以下、SOAP−SIPアダプタ2におけるステップS2〜S15の詳細な動作について説明する。
SOAP−SIPアダプタ2のSOAP制御部2101は、SOAP makeCallSessionRequestを受信し、接続要求を3PCCモジュール部2102に送信する(S2)。この接続要求は、例えば、受信したSOAP makeCallSessionRequestに基づいてSOAP−SIPアダプタ2で用いる適宜のプロトコルに従って生成されることができ、SOAP makeCallSessionRequest内のSIP−URIを含む。
3PCCモジュール部2102は、接続要求を受信すると(7001、8001)、sessionIDを生成する(8002)。以下に、図7を参照してsessionIDの生成について説明する。
3PCCモジュール部2102は、接続要求を受信すると、乱数値を生成する(7002)。3PCCモジュール部2102は、生成された乱数値がセッション情報テーブル2010のsessionID2011に登録済みであるか否かを判断する(7003)。生成された乱数値が既に登録済みの場合(すなわち、既に使用されている場合)、3PCCモジュール部2102はステップ7002に戻り、以降の処理を繰り返す。一方、生成された乱数値が未登録の場合、3PCCモジュール部2102は、生成したsessionIDをセッション情報テーブル2010に記憶する(7004)。さらに、3PCCモジュール部2102は、セッション情報テーブル2010のセッション状態2012を「Initial(初期状態)」に設定する。
また、3PCCモジュール部2102は、受信した接続要求に含まれるSIP−URIを呼参加者情報テーブル2020に記憶する。図3−2に示す呼参加者情報テーブル2020の例では、端末A5bのSIP−URI(2020_A参照)と、端末B5cのSIP−URI(2020_B参照)が記憶される。3PCCモジュール部2102は、呼参加者情報テーブル2020の各端末5b、5cに対応する呼状態2022を「CallParticipantInitial(初期状態)」にそれぞれ設定する。
さらに、3PCCモジュール部2102は、端末A5b、端末B5cの端末情報を記憶する。具体的には、3PCCモジュール部2102は、生成したsessionIDを各端末5b、5cに対応して端末情報テーブル2030に記憶する。また、3PCCモジュール部2102は、受信した接続要求に含まれる各SIP−URIを、端末情報テーブル2030の各端末5b、5cに対応するTo URI2038にそれぞれ記憶する。3PCCモジュール部2102は、端末情報テーブル2030の各端末5b、5cに対応する端末状態2032を「Initial(初期状態)」にそれぞれ設定する。3PCCモジュール部2102は、端末情報テーブル2030の各端末5b、5cに対応するRole2033に、発信側又は着信側を示す情報をそれぞれ設定する。なお、端末5b、5cのいずれを発信側とするかは適宜定めることができる。また、3PCCモジュール部2102は、SOAP−SIPアダプタ2のIPアドレスとポート番号を端末情報テーブル2030のsend SDP情報2035に記憶する。また、3PCCモジュール部2102は、SOAP−SIPアダプタ2のSIP−URIを端末情報テーブル2030の各端末5b、5cに対応するFrom URI2037にそれぞれ記憶する。なお、SOAP−SIPアダプタ2のSIP−URI、IPアドレス及びポート番号は、予め適宜の記憶部に記憶されている。
3PCCモジュール部2102は、接続要求成功応答を生成し、SOAP制御部2101に送信する(S3、8011)。接続要求成功応答は、生成したsessionIDを含む。SOAP制御部2101は、接続要求成功応答を受信し、SOAP makeCallSessionResponse(接続要求成功応答)をWebサーバ1に送信する(S4、8012)。SOAP makeCallSessionResponseは生成されたsessionIDを含み、受信した接続要求成功応答に基づいてSOAPに従って生成される。Webサーバ1は、SOAP makeCallSessionResponseを受信し、受信したSOAP makeCallSessionResponseに含まれるsessionIDを適宜の記憶部に記憶する。
なお、ステップ8002でsessionIDの生成に失敗した場合、3PCCモジュール部2102は、接続要求失敗応答(エラーレスポンスメッセージ)を生成し(8013)、SOAP制御部2101に送信する。SOAP制御部2101は、接続要求失敗応答を受信し、接続要求の失敗を示すSOAP makeCallSessionResponseをWebサーバ1に送信する(8012)。
次に、SOAP−SIPアダプタ2と端末A5bとのセッションを確立する。
より具体的には、3PCCモジュール部2102は、メディアストリーム制御・転送用のポートを取得する(8003)。3PCCモジュール部2102は、端末A5bに対する発信要求(A)をSIP制御部2104に送信する(S5、8004)。例えば、3PCCモジュール部2102は、端末情報テーブル2030に記憶された端末A5bに対応するsend SDP情報2035、From URI2037及びTo URI2038を含む発信要求をSIP制御部2104に送信する。また、3PCCモジュール部2102は、一例としてこのときの時刻を呼参加者情報テーブル2020の端末A5bに対応する開始時間2023に記憶する。図3−2に示す呼参加者情報テーブル2020の例では、「2008.10.22 10:30.30」が記憶される。なお、開始時間2023は、このときの時刻に限らず、端末A5bとのセッションの開始を示す適宜の時刻を記憶してもよい。
SIP制御部2104は、発信要求(A)に含まれるTo URIに従い、INVITEメッセージ(A)を端末A5bに送信する(S6)。INVITEメッセージ(A)は、例えば、受信した発信要求に含まれる、send SDP情報、From URI、To URIを少なくとも含む。また、SIP制御部2104は、端末A5bとのセッションを識別するハンドル値を生成する。
端末A5bは、INVITEメッセージ(A)を受信し、受信したINVITEメッセージ(A)のsend SDP情報に含まれるSOAP−SIPアダプタ2のIPアドレスとポート番号を適宜の記憶部に記憶する。記憶されたIPアドレスとポート番号は、例えばメディアストリームの送信の際に用いられる。また、端末A5bは、自身のIPアドレスとポート番号を含むrecv SDP情報を生成し、生成したSDP情報を含むSIPの200 OK(A)をSOAP−SIPアダプタ2に送信する(S7)。SOAP−SIPアダプタ2のSIP制御部2104は、200 OK(A)を受信し、SIPのACK(A)を端末A5bに送信する(S8)。
SIP制御部2104は、応答通知(A)を3PCCモジュール部2102に送信する(S9、8005)。応答通知(A)は、例えば、ステップS6で生成したハンドル値と、ステップS7で受信した200 OKに含まれる端末A5bのrecv SDP情報とを含む。3PCCモジュール部2102は、受信した応答通知(A)に含まれるハンドル値とrecv SDP情報を、端末情報テーブル2030に端末A5bに対応して記憶する。なお、ハンドル値は、ステップS6〜S8の間の適宜のタイミングで記憶されてもよい。3PCCモジュール部2102は、端末情報テーブル2030の端末A5bに対応する端末状態2033を「CallComplete(セッション確立状態)」に更新する。また、3PCCモジュール部2102は、呼参加者情報テーブル2020の端末A5bに対応する呼状態2022を「CallParticipantConnected(接続状態)」に更新する。なお、端末状態2033は、例えば、SIPのメッセージ(例えば、200 OK等)の送受信に応じて適宜更新してもよい。
また、3PCCモジュール部2102は、生成したsessionIDと、SOAP−SIPアダプタ2のIPアドレス及びポート番号と、受信したrecv SDP情報に含まれる端末A5bのIPアドレス及びポート番号とをメディアストリーム制御部2103に送信する。メディアストリーム制御部2103は、受信した情報をそれぞれメディアストリーム制御情報テーブル2040に記憶する。例えば、メディアストリーム制御部2103は、受信したSOAP−SIPアダプタ2のIPアドレス及びポート番号をメディアストリーム送受信用IPアドレス2042、メディアストリーム送受信用ポート番号2043に記憶し、受信した端末A5bのIPアドレス及びポート番号を相手先IPアドレス(1)2044、相手先ポート番号(1)2045に記憶する。また、メディアストリーム制御部2103は、受信したsessionIDを記憶する。
3PCCモジュール部2102は、擬似RBT送信要求をメディアストリーム制御部2103に送信する(S101)。メディアストリーム制御部2103は、擬似RBT送信要求を受信すると、例えばRTP(Real−time Transport Protocol)に従い、擬似RBTを端末A5bに送信する(S10、8006)。メディアストリーム制御部2103は、例えば相手を呼び出し中である旨のアナウンスや適宜の音楽等を擬似RBTとして用いてもよい。本実施の形態では、端末A5bとのセッションの確立が完了し、端末B5cとのセッションの確立を開始している段階で、端末A5bが無音状態となることを防ぐ。なお、この擬似RBTは、後述する停止要求があるまで送信し続けることができる。
次に、SOAP−SIPアダプタ2と端末B5cとのセッションを確立する。
3PCCモジュール部2102は、端末B5cに対する発信要求(B)をSIP制御部2104に送信する(S11、8007)。例えば、3PCCモジュール部2102は、端末情報テーブル2030に記憶された端末B5cに対応するsend SDP情報2035、From URI2037及びTo URI2038を含む発信要求をSIP制御部2104に送信する。また、3PCCモジュール部2102は、このときの時刻を呼参加者情報テーブル2020の端末B5cに対応する開始時間2023に記憶する。図3−2に示す呼参加者情報テーブル2020の例では、「2008.10.22 10:30.45」が記憶される。
SIP制御部2104は、発信要求(B)に含まれるTo URIに従い、INVITEメッセージ(B)を端末B5cに送信する(S12)。INVITEメッセージ(B)は、例えば、受信した発信要求に含まれる、send SDP情報、From URI、To URIを少なくとも含む。また、SIP制御部2104は、端末B5cとのセッションを識別するハンドル値を生成する。
端末B5cは、INVITEメッセージ(B)を受信し、受信したINVITEメッセージ(B)のsend SDP情報に含まれるSOAP−SIPアダプタ2のIPアドレスとポート番号を適宜の記憶部に記憶する。また、端末B5cは、自身のIPアドレスとポート番号を含むrecv SDP情報を生成し、生成したrecv SDP情報を含む200 OK(B)をSOAP−SIPアダプタ2に送信する(S13)。SOAP−SIPアダプタ2のSIP制御部2104は、200 OK(B)を受信し、ACK(B)を端末B5cに送信する(S14)。
SIP制御部2104は、応答通知(B)を3PCCモジュール部2102に送信する(S15、8008)。応答通知(B)は、例えば、ステップS12で生成したハンドル値と、ステップS13で受信した200 OKに含まれる端末B5cのrecv SDP情報とを含む。3PCCモジュール部2102は、受信した応答通知(B)に含まれるハンドル値及びrecv SDP情報を、端末情報テーブル2030に端末B5cに対応して記憶する。なお、ハンドル値は、ステップS12〜S14の間の適宜のタイミングで記憶されてもよい。3PCCモジュール部2102は、端末情報テーブル2030の端末B5cに対応する端末状態2033を「CallComplete(セッション確立状態)」に更新する、また、3PCCモジュール部2102は、呼参加者情報テーブル2020の端末B5cに対応する呼状態2022を「CallParticipantConnected(接続状態)」に更新する。また、3PCCモジュール部2102は、セッション情報テーブル2010のセッション状態を「Connected(接続状態)」に更新する。
3PCCモジュール部2102は、sessionIDと、受信したrecv SDP情報に含まれる端末B5cのIPアドレス及びポート番号をメディアストリーム制御部2103に送信する。メディアストリーム制御部2103は、受信したsessionIDに対応して、端末B5cのIPアドレス及びポート番号をメディアストリーム制御情報テーブル2040の相手先IPアドレス(2)2046、相手先ポート番号(2)2047に記憶する。
3PCCモジュール部2102は、擬似RBT停止要求をメディアストリーム制御部2103に送信する(S102、8009)。メディアストリーム制御部2103は、擬似RBT停止要求に従い擬似RBTの送信を停止する。
SOAP−SIPアダプタ2は、端末A5bと端末B5cとの間でメディアストリーム転送を開始する(8010)。
例えば、端末A5bは、RTPに従い、メディアストリームをSOAP−SIPアダプタ2に送信する(S16)。このとき、端末A5bは、ステップS6で記憶したSOAP−SIPアダプタ2のIPアドレスとポート番号を宛先に設定し、自身のIPアドレスとポート番号を送信元に設定する。
SOAP−SIPアダプタ2のメディアストリーム制御部2103は、受信したメディアストリームを、メディアストリーム制御情報テーブル2040を参照して端末B5cに転送する(S17)。例えば、メディアストリーム制御部2103は、受信したメディアストリームの送信元IPアドレスとポート番号に基づいてメディアストリーム制御情報テーブル2040を参照し、対応する相手先IPアドレスとポート番号を取得する。図3−4に示すメディアストリーム制御情報テーブル2040の例では、受信したメディアストリームの送信元IPアドレスとポート番号は、端末A5bのIPアドレス(10.0.2.1)、ポート番号(20000)であり、対応する相手先IPアドレス(2)2046(10.0.2.2)とポート番号(2)2047(30000)が取得される。メディアストリーム制御部2103は、取得したIPアドレスとポート番号に従い、受信したメディアストリームを端末B5cに転送する。
同様に、端末B5cは、RTPに従い、メディアストリームをSOAP−SIPアダプタ2に送信する(S18)。端末A5bの場合と同様に、端末B5cは、ステップS12で記憶したSOAP−SIPアダプタ2のIPアドレスとポート番号を宛先に設定し、自身のIPアドレスとポート番号を送信元に設定する。
SOAP−SIPアダプタ2のメディアストリーム制御部2103は、受信したメディアストリームを、メディアストリーム制御情報テーブル2040を参照して端末A5bに転送する(S19)。図3−4に示すメディアストリーム制御情報テーブル2040の例では、受信したメディアストリームの送信元IPアドレスとポート番号は、端末B5cのIPアドレス(10.0.2.2)、ポート番号(30000)であり、対応する相手先IPアドレス(1)2044(10.0.2.1)とポート番号(1)2045(20000)が取得される。メディアストリーム制御部2103は、取得したIPアドレスとポート番号に従い、受信したデータストリームを端末A5bに転送する。
以上のように、シグナリングチャネルを確立するIPアドレスと、データチャネルを確立するIPアドレスとが同一となり、端末A5bからのデータをSOAP−SIPアダプタ2で受信し、そのデータを端末B5cへ転送して、また、端末B5cからのデータをSOAP−SIPアダプタ2で受信し、そのデータを端末A5bへ転送することで、通信品質が保証されたNGN上で3PCCサービスが可能となる。
図13は、第1の実施の形態の3PCCサービスの手順を説明するシーケンス図(2)である。図9は、第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2における呼情報(セッション情報)要求受信時の動作を説明するフローチャートである。
図13、図9を参照して、Webサーバ1が呼情報を取得する動作について説明する。ここでは、Webサーバ1は、指定したsessionIDに対応する情報を取得できる。図13のステップS21〜S24の処理は、上述のステップS16〜S19の処理に対応する。
Webサーバ1は、SOAP getCallSessionInformationRequest(セッション情報要求、呼情報要求)をSOAP−SIPアダプタ2に送信する(S25)。SOAP getCallSessionInformationRequestは、取得したい呼情報のsessionIDを含む。より具体的には、Webサーバ1は、上述のステップS4で記憶されたsessionIDを含むSOAP getCallSessionInformationRequestを生成し、SOAP−SIPアダプタ2に送信する。なお、Webサーバ1は、端末5aより、ユーザ操作に基づいて上述のステップS4で記憶されたsessionIDから取得したい呼情報のsessionIDを選択してもよい。
SOAP−SIPアダプタ2は、SOAP getCallSessionInformationRequestに含まれるsessionIDをキーにSOAP−SIPアダプタ2で保持しているセッション情報テーブル2010を検索し、一致するsessionID2011のテーブル情報を含むSOAP getCallSessionInformationResponseを送信する(S26〜S28)。以下、SOAP−SIPアダプタ2におけるステップS26〜S28の詳細な動作について説明する。
まず、SOAP−SIPアダプタ2のSOAP制御部2101は、SOAP getCallSessionInformationRequestを受信し、セッション情報要求を3PCCモジュール部2102に送信する(S26)。このセッション情報要求は、SOAP getCallSessionInformationRequest内のsessionIDを含む。
3PCCモジュール部2102は、セッション情報要求を受信すると(9001)、受信したセッション情報要求に含まれるsessionIDに基づいてセッション情報テーブル2010のsessionID2011を検索する(9002)。受信したセッション情報要求に含まれるsessionIDがセッション情報テーブル2010に登録済みの場合、該当したsessionID2011に対応するセッション情報が特定される(9003)。3PCCモジュール部2102は、該当したsessionID2011に対応する呼参加者情報テーブル(呼参加者状態)2020を参照して、例えば各端末5b、5cに対応するURI2021及び呼状態2022を、それぞれ取得する(9004)。さらに、3PCCモジュール部2102は、例えば該当したsessionID2011に対応する端末情報(Client A用)2030_A及び端末情報(Client B用)2030_Bより、各端末のrecv SDP情報2036をそれぞれ取得する。
3PCCモジュール部2102は、sessionID2011、取得したURI2021、呼状態2022及びrecv SDP情報2036を含むセッション情報要求成功応答を生成し(9005)、生成したセッション情報要求成功応答をSOAP制御部2101に送信する(S27)。SOAP制御部2101は、セッション情報要求成功応答を受信し、SOAP getCallSessionInformationResponse(セッション情報要求成功応答)をWebサーバ1に送信する(S28、9006)。SOAP getCallSessionInformationResponseは、受信したセッション情報要求成功応答内のsessionID、URI、呼状態及びrecv SDP情報を含み、SOAPに従って生成される。
なお、ステップ9002において、受信したセッション情報要求に含まれるsessionIDが未登録の場合、3PCCモジュール部2102は、セッション情報要求失敗応答(エラーレスポンスメッセージ)を生成し(9007)、生成したセッション情報要求失敗応答をSOAP制御部2101に送信する。SOAP制御部2101は、セッション情報要求失敗応答を受信し、セッション情報要求の失敗を示すSOAP getCallSessionInformationResponseをWebサーバ1に送信する(9006)。
Webサーバ1は、SOAP getCallSessionInformationResponseを受信し、例えば受信したSOAP getCallSessionInformationResponseに含まれる呼状態を参照することで、要求した通信が成立したかなどセッションの状態を確認できる。また、例えば、端末から呼を終了した場合、呼状態が「CallParticipantTerminated(終了状態)」となり、Webサーバ1は、端末A5b又は端末B5cから呼が終了されたと判断できる。また、例えば、呼状態が正常でない場合、Webサーバ1は、例えば後述するSOAP endCallSessionRequestを用いて通信を停止させてもよい。
図14は、第1の実施の形態の3PCCサービスの手順を説明するシーケンス図(3)である。図10は、第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2における呼参加者情報要求受信時の動作を説明するフローチャートである。
図14、図10を参照して、Webサーバ1が呼参加者情報を取得する動作について説明する。ここでは、指定したSIP−URIに対応するユーザの情報を取得できる。図14のステップS31〜S34の処理は、上述のステップS16〜S19の処理に対応する。
Webサーバ1は、SOAP getCallParticipantsInformationRequest(呼参加者情報要求)をSOAP−SIPアダプタ2に送信する(S35)。SOAP getCallParticipantsInformationRequestは、取得したい呼参加者情報のsessionIDとURIを含む。具体的には、例えば、Webサーバ1は、上述のステップS4で記憶されたsessionIDと、所望の呼参加者のSIP−URIを含むSOAP getCallSessionInformationRequestを生成し、SOAP−SIPアダプタ2に送信する。一例として、Webサーバ1は、端末5aより、ユーザ操作に基づいて取得したい呼情報のsessionIDとユーザ識別子(例えば、端末A5b、端末B5cに対応するユーザ名)を選択してもよい。なお、Webサーバ1は、上述のようにユーザ識別子とそのユーザのSIP−URIが対応して予め記憶され、入力されたユーザ識別子に対応するSIP−URIを取得できる。
SOAP−SIPアダプタ2は、SOAP getCallParticipantsInformationRequestに含まれるsessionIDをキーにSOAP−SIPアダプタ2で保持しているセッション情報テーブル2010を検索し、一致するsessionID2011のテーブル情報を特定する。さらに、SOAP−SIPアダプタ2は、getCallParticipantsInformationRequestに含まれるSIP−URIをキーに呼参加者情報テーブル2020を検索し、一致するSIP−URI2021に対応するテーブル情報を含むSOAP getCallParticipantsInformationResponseを送信する(S36〜S38)。以下、SOAP−SIPアダプタ2におけるステップS36〜S38の動作について説明する。
SOAP−SIPアダプタ2のSOAP制御部2101は、SOAP getCallParticipantsInformationRequestを受信し、呼参加者情報要求を3PCCモジュール部2102に送信する(S36)。この呼参加者情報要求は、SOAP getCallParticipantsInformationRequest内のsessionIDとSIP−URIとを含む。3PCCモジュール部2102は、呼参加者情報要求を受信すると(1001)、受信した呼参加者情報要求に含まれるsessionIDに基づいてセッション情報テーブル2010のsessionID2011を検索する(1002)。受信した呼参加者情報要求に含まれるsessionIDがセッション情報テーブル2010に登録済みの場合、該当したsessionID2011によりセッション情報が特定される(1003)。3PCCモジュール部2102は、受信した呼参加者情報要求に含まれるSIP−URIに基づいて、該当したsessionID2011に対応する呼参加者情報テーブル(呼参加者状態)2020のURI2021を検索する(1004)。受信した呼参加者情報要求に含まれるSIP−URIが登録済みの場合、3PCCモジュール部2102は、該当したURI2021に対応する呼状態2022を取得する(1005)。また、3PCCモジュール部2102は、受信した呼参加者情報要求に含まれるSIP−URIに基づいて端末情報テーブル2030のTo URI2038を参照し、対応するrecv SDP情報2036を取得する。
3PCCモジュール部2102は、URI2021、取得した呼状態2022及びrecv SDP情報2036を含む呼参加者情報要求成功応答を生成し(1006)、生成した呼参加者情報要求成功応答をSOAP制御部2101に送信する(S37)。SOAP制御部2101は、呼参加者情報要求成功応答を受信し、SOAP getCallParticipantsInformationResponse(呼参加者情報要求成功応答)をWebサーバ1に送信する(S38、1007)。SOAP getCallParticipantsInformationResponseは、受信した呼参加者情報要求成功応答内のURI、呼状態及びrecv SDP情報を含み、SOAPに従って生成される。
なお、ステップ1002において、受信した呼参加者情報要求に含まれるsessionIDが未登録の場合、及び、ステップ1004において受信した呼参加者情報要求に含まれるSIP−URIが未登録の場合、3PCCモジュール部2102は、呼参加者情報要求失敗応答(エラーレスポンスメッセージ)を生成し(1008)、生成した呼参加者情報要求失敗応答をSOAP制御部2101に送信する。SOAP制御部2101は、呼参加者情報要求失敗応答を受信し、呼参加者情報要求の失敗を示すSOAP getCallParticipantsInformationResponseをWebサーバ1に送信する(1007)。
図15は、第1の実施の形態の3PCCサービスの手順を説明するシーケンス図(4)である。図11は、第1の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ2における呼終了要求受信時の動作を説明するフローチャートである。
図15、図11は、Webサーバ1が呼終了する動作について説明する。図15のステップS41〜S44の処理は、上述のステップS16〜S19の処理に対応する。
Webサーバ1は、SOAP endCallSessionRequest(呼終了要求)をSOAP−SIPアダプタ2に送信する(S45)。SOAP endCallSessionRequestは、呼終了したい呼のsessionIDを含む。より具体的には、Webサーバ1は、上述のステップS4で記憶されたsessionIDを含むSOAP endCallSessionRequestを生成し、SOAP−SIPアダプタ2に送信する。一例として、Webサーバ1は、端末5aより、ユーザ操作に基づいて上述のステップS4で記憶されたsessionIDから呼終了したい呼のsessionIDを選択してもよい。
SOAP−SIPアダプタ2は、SOAP endCallSessionRequestに含まれるsessionIDをキーにSOAP−SIPアダプタ2で保持しているセッション情報テーブル2010を検索し、一致するsessionID2011のテーブル情報から切断する端末5b、5cを特定して切断する(S46〜S56)。以下、SOAP−SIPアダプタ2におけるステップS46〜S56の詳細な動作について説明する。
SOAP−SIPアダプタ2のSOAP制御部2101は、SOAP endCallSessionRequest(呼終了要求)を受信し、呼終了要求を3PCCモジュール部2102に送信する(S46)。この呼終了要求は、SOAP endCallSessionRequest内のsessionIDを含む。3PCCモジュール部2102は、呼終了要求を受信すると(1101)、受信した呼終了要求に含まれるsessionIDに基づいてセッション情報テーブル2010のsessionID2011を検索する(1102)。
受信した呼終了要求に含まれるsessionIDがセッション情報テーブル2010に登録済みの場合、3PCCモジュール部2102は、呼終了要求成功応答を生成し(1109)、生成した呼終了要求成功応答をSOAP制御部2101に送信する(S47)。SOAP制御部2101は、呼終了要求成功応答を受信し、SOAP endCallSessionResponse(呼終了要求成功応答)をWebサーバ1に送信する(S48、1110)。なお、SOAP endCallSessionResponseは、成功応答のみが送信されてもよい。
また、該当したsessionID2011によりセッション情報を特定し、通話中の2者(ここでは端末A5b、端末B5c)を特定する(1103)。例えば、3PCCモジュール部2102は、受信した呼終了要求に含まれるsessionIDに対応する呼参加者情報テーブル2020を参照し、各端末A5b、端末B5cのSIP−URI2021をそれぞれ取得する。メディアストリーム制御部2103は、メディアストリームの転送を停止する(1104)。なお、3PCCモジュール部2102から、メディアストリーム転送停止要求をメディアストリーム制御部2103に送信してもよい。
3PCCモジュール部2102は、取得されたSIP−URIの一方に従い、取得されたSIP−URIを含む切断要求(A)をSIP制御部2104に送信する(S49、1105)。SIP制御部2104は、切断要求(A)を受信し、受信した切断要求(A)に含まれるSIP−URIをTo URIとして、SIPのBYEメッセージ(A)を端末A5bに送信する(S50)。
同様に、3PCCモジュール部2102は、取得されたSIP−URIの他方に従い、取得されたSIP−URIを含む切断要求(B)をSIP制御部2104に送信する(S51、1106)。SIP制御部2104は、切断要求(B)を受信し、受信した切断要求(B)に含まれるSIP−URIをTo URIとしてBYEメッセージ(B)を端末B5cに送信する(S52)。
端末A5bは、ステップS50において受信したBYEメッセージ(A)に対する200 OK(A)をSOAP−SIPアダプタ2に送信する(S53)。SOAP−SIPアダプタ2のSIP制御部2104は、200 OK(A)を受信し、切断完了通知(A)を3PCCモジュール部2102に送信する(S54、1107)。
同様に、端末B5cは、ステップS52において受信したBYEメッセージ(B)に対する200 OK(B)をSOAP−SIPアダプタ2に送信する(S55)。SOAP−SIPアダプタ2のSIP制御部2104は、200 OK(B)を受信し、切断完了通知(B)を3PCCモジュール部2102に送信する(S56、1108)。
なお、ステップ1102において、受信した呼終了要求に含まれるsessionIDが未登録の場合、3PCCモジュール部2102は、呼終了要求失敗応答(エラーレスポンスメッセージ)を生成し(1111)、生成した呼終了要求失敗応答をSOAP制御部2101に送信する。SOAP制御部2101は、呼終了要求失敗応答を受信し、呼終了要求の失敗を示すSOAP endCallSessionResponseをWebサーバ1に送信する(1110)。
2.第2の実施の形態
(ネットワーク構成)
図4は、第2の実施の形態の通信網の構成例を示す説明図である。
本実施の形態の通信網(システム)は、例えば、SIPサーバ3と、SOAP−SIPアダプタ6a及び6bを備える。SIPサーバ3は、NGN N2に設置されている。
SOAP−SIPアダプタ6aは、NGN N2を介してSOAP−SIPアダプタ6bと通信する。また、端末A7aと端末B7bは、SOAP−SIPアダプタ6a及びSOAP−SIPアダプタ6bを介して通信する。なお、端末7がどのSOAP−SIPアダプタ6に接続されるかは予め定められており、SOAP−SIPアダプタ6aと端末A7aは1対1に対応し、SOAP−SIPアダプタ6bと端末B7bも1対1に対応する。例えば、端末B7bで通信したい場合、SOAP−SIPアダプタ6bを指定すれば端末B7bと通信できる。また、SOAP−SIPアダプタ6と端末7は1対多でもよく、端末7が接続されるSOAP−SIPアダプタ6の対応関係が適宜の装置に記憶されていてもよい。
図5は、第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6の構成例を示す説明図である。
本実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6は、例えば、第1の実施の形態の3PCCモジュール部2102に換えてNGN接続モジュール部5102を備える。NGN接続モジュール部5102は、コネクション情報テーブル5010を有し、コネクション情報テーブル5010は、端末情報テーブル5020を有する。CPU5001、IF5003a及び5003b、SOAP制御部5101、メディアストリーム制御部5103、SIP制御部5104は、第1の実施の形態と同様である。
図6−1は、第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6aにおけるコネクション情報テーブル5010の構成の一例を示す説明図である。
コネクション情報テーブル5010は、例えば、connectionID5011に対応して、コネクション状態5012と、端末情報5013とを記憶する。
connectionID5011は、端末7からの接続要求に対応するコネクションを識別する情報である。例えば、TCP(Transmission Control Protocol)でのコネクションを識別する。なお、connectionID5011は、SOAP−SIPアダプタ6毎にそれぞれ生成される。コネクション状態5012は、コネクションの状態を示し、例えば、第1の実施の形態のセッション状態2012に相当し、同様の状態が記憶される。端末情報5013は、端末情報テーブル5020に相当する。
図6−2は、第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6aにおける端末情報テーブル5020の構成の一例を示す説明図である。
端末情報テーブル5020は、例えば、ハンドル値5021と、connectionID5022と、端末状態5023と、send SDP情報5024と、recv SDP情報5025とFrom URI5026と、To URI5027とを記憶する。
ハンドル値5021は、SOAP−SIPアダプタ6aとSOAP−SIPアダプタ6bの間のSIPのセッションを識別する情報である。connectionID5022は、上述のコネクション情報テーブル5010のconnectionID5011に対応する。端末状態5023は、SOAP−SIPアダプタ6aとSOAP−SIPアダプタ6b間のセッションの状態を示す。端末状態5023は、例えば、第1の実施の形態の端末状態2033と同様の状態が記憶される。send SDP情報5024は、例えば、SOAP−SIPアダプタ6自身のIPアドレスとポート番号を含む。図6−2に示すSOAP−SIPアダプタ6aの例では、SOAP−SIPアダプタ6aのIPアドレス(10.0.1.1)とポート番号(10000)を含む。recv SDP情報5025は、例えば、接続先のSOAP−SIPアダプタ6のIPアドレスとポート番号を含む。図6−2の例では、SOAP−SIPアダプタ6bのIPアドレス(10.0.2.1)とポート番号(20000)を含む。From URI5026は、例えば、SOAP−SIPアダプタ6自身のSIP−URIを示す。図6−2の例では、SOAP−SIPアダプタ6aのSIP−URIを示す。To URI5027は、例えば、接続先のSOAP−SIPアダプタ6のSIP−URIを示す。図6−2の例では、SOAP−SIPアダプタ6bのSIP−URIを示す。
図6−3は、第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6aにおけるメディアストリーム制御情報テーブル5030の構成の一例を示す説明図である。
本実施の形態のメディアストリーム制御情報テーブル5030は、例えば、第1の実施の形態のsessionID2041に換えてconnectionID5031を記憶する。
connectionID5031は、コネクション情報テーブル5010のconnectionID5011に対応する。その他の、メディアストリーム送受信用IPアドレス5032、メディアストリーム送受信用ポート番号5033、相手先IPアドレス(1)5034、相手先ポート番号(1)5035、相手先IPアドレス(2)5036、相手先ポート番号(2)5037は、第1の実施の形態と同様である。なお、本実施の形態におけるSOAP−SIPアダプタ6aでは、相手先IPアドレス(1)5034及び相手先ポート番号(1)5035は、SOAP−SIPアダプタ6bのIPアドレス及びポート番号が記憶され、相手先IPアドレス(2)5036及び相手先ポート番号(2)5037は、端末A7aのIPアドレス及びポート番号が記憶される。また、メディアストリーム送受信用IPアドレス5032及びメディアストリーム送受信用ポート番号5033は、第1の実施の形態と同様に、SOAP−SIPアダプタ6aのIPアドレス及びポート番号が記憶される。
図21−1は、第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6bにおけるコネクション情報テーブル6010の構成の一例を示す説明図である。図21−2は、第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6bにおける端末情報テーブル6020の構成の一例を示す説明図である。図21−3は、第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6bにおけるメディアストリーム制御情報テーブル6030の構成の一例を示す説明図である。
SOAP−SIPアダプタ6bにおける各テーブル6010、6020、6030の構成は、上述のSOAP−SIPアダプタ6aにおける各テーブル5010、5020、5030と同様である。
なお、SOAP−SIPアダプタ6bの端末情報テーブル6020では、send SDP情報6024にSOAP−SIPアダプタ6bのIPアドレス及びポート番号が記憶され、recv SDP情報6025に接続先のSOAP−SIPアダプタ6aのIPアドレス及びポート番号が記憶される。また、From URI6026は、SOAP−SIPアダプタ6bのSIP−URI、To URI6027は、SOAP−SIPアダプタ6aのSIP−URIを示す。
また、メディアストリーム制御情報テーブル6030では、相手先IPアドレス(1)6034及び相手先ポート番号(1)6035は、SOAP−SIPアダプタ6aのIPアドレス及びポート番号が記憶され、相手先IPアドレス(2)6036及び相手先ポート番号(2)6037は、端末B7bのIPアドレス及びポート番号が記憶される。メディアストリーム送受信用IPアドレス6032及びメディアストリーム送受信用ポート番号6033は、SOAP−SIPアダプタ6bのIPアドレス及びポート番号が記憶される。
(動作)
図19は、第2の実施の形態のNGN接続サービスの手順を説明するシーケンス図(1)である。図16は、第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6における接続開始要求受信時の動作を説明するフローチャートである。図22は、第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6における着信通知受信時の動作を説明するフローチャートである。図17は、第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6におけるコネクション情報要求受信時の動作を説明するフローチャートである。
本実施の形態では、SIPのプロトコルを意識することなく、自端末ともう一方の相手端末とを通信品質が保証されたNGN上で接続するサービスが可能となる。
既存のアプリケーション端末などはNGNで通信帯域確保を行う為のSIPを実装していないものが多く、NGN上での通信が不可能であるといった課題がある。本実施の形態では、一例として端末A7aの画面上などで通信したい相手を選択することをトリガーに、接続開始要求SOAPメッセージをSOAP−SIPアダプタ6に送信することで、SIPを意識することなく相手端末B7bとの間に通信帯域確保を行うことが可能である。通信帯域確保後は、端末7はこれまで既存のインターネット上と変わらない動作で帯域が確保された通信を行うことが可能である。
以下、端末7が接続を開始する動作について説明する。
SOAP−SIPアダプタ6aに接続されている端末A7aは、例えば起動の際SOAP−SIPアダプタ6a間の待受けポートをオープンする(開く)。これにより、端末A7aとSOAP−SIPアダプタ6a間のデータ送受信が可能な状態となる。このとき、SOAP−SIPアダプタ6aは、端末A7aのIPアドレスとポート番号を受信し、受信した端末A7aのIPアドレスとポート番号を適宜の記憶部に記憶する。端末B7b、SOAP−SIPアダプタ6bについても同様である。なお、端末7は、上述の例に限らず、適宜のタイミングで待受けポートをオープンしてもよい。 端末A7aは、SOAP connectRequest(接続要求)をSOAP−SIPアダプタ6aに送信する(S61)。SOAP connectRequestは、接続先の端末B7bに対応するSOAP−SIPアダプタ6bのSIP−URIを含む。例えば、端末A7aは、ユーザ操作に基づき、適宜の入力部から接続先のユーザのユーザ識別子又はSOAP−SIPアダプタ6のSIP−URIを選択する。ユーザ識別子を選択する際、例えば、端末A7aは、ユーザ識別子とそのユーザの端末7が接続されるSOAP−SIPアダプタ6のSIP−URIとが対応して予め記憶され、入力されたユーザ識別子に対応するSOAP−SIPアダプタ6のSIP−URIを特定してもよい。また、ユーザ識別子とそのユーザの端末7が接続されるSOAP−SIPアダプタ6のSIP−URIとが対応して予め記憶されたWebサーバを設置し、当該Webサーバが、端末A7aで選択されたユーザ識別子に対応するSOAP−SIPアダプタ6のSIP−URIを返すようにしてもよい。
SOAP−SIPアダプタ6aのSOAP制御部5101aは、SOAP connectRequestを受信し、接続要求(B)をSOAP−SIPアダプタ6aのNGN接続モジュール部5102aに送信する(S62)。この接続要求(B)は、SOAP connectRequest内のSIP−URIを含む。SOAP−SIPアダプタ6aは、このSIP−URIに対して接続を開始する。
具体的には、まず、NGN接続モジュール部5102aは、接続要求(B)を受信すると(1601)、connectionIDを生成する(1602)。connectionIDの生成については、第1の実施の形態の図7及びその説明と同様である。なお、図7の説明と一部重複するが、図6−1、図6−2を参照して本実施の形態について説明すると、NGN接続モジュール部5102aは、生成したconnectionIDをコネクション情報テーブル5010と端末情報テーブル5020にそれぞれ記憶する。NGN接続モジュール部5102aは、コネクション情報テーブル5010のコネクション状態5012を「Initial(初期状態)」に設定する。さらに、NGN接続モジュール部5102aは、受信した接続要求(B)に含まれるSIP−URIを端末情報テーブル5020のTo URI5027に記憶する。
また、NGN接続モジュール部5102aは、端末情報テーブル5020の端末状態5023を「Initial(初期状態)」に設定する。NGN接続モジュール部5102aは、SOAP−SIPアダプタ6aのIPアドレスとポート番号を含むsend SDP情報5024を端末情報テーブル5020に記憶する。また、NGN接続モジュール部5102aは、SOAP−SIPアダプタ6aのSIP−URIを端末情報テーブル5020のFrom URI5026に記憶する。なお、SOAP−SIPアダプタ6aのSIP−URI、IPアドレス及びポート番号は、予め適宜の記憶部に記憶されている。
NGN接続モジュール部5102aは、接続成功応答(B)を生成し(1607)、生成した接続成功応答(B)をSOAP制御部5101aに送信する(S63)。接続成功応答(B)は、生成したconnectionIDを含む。SOAP制御部5101aは、接続成功応答(B)を受信し、SOAP connectResponse(接続成功応答)を端末A7aに送信する(S64、1608)。SOAP connectResponseは、受信した接続成功応答(B)内のconnectionIDを含み、SOAPに従って生成される。端末A7aは、SOAP connectResponseを受信し、受信したSOAP connectResponseに含まれるconnectionIDを適宜の記憶部に記憶する。
なお、ステップ1602でconnectionIDの生成に失敗した場合、NGN接続モジュール部5102aは、接続要求失敗応答(エラーレスポンスメッセージ)を生成し(1609)、SOAP制御部5101aに送信する。SOAP制御部5101aは、接続要求失敗応答を受信し、接続要求の失敗を示すSOAP connectResponseを端末A7aに送信する(1608)。
次に、SOAP−SIPアダプタ6aは、SOAP−SIPアダプタ6bとセッションを確立する。
まず、NGN接続モジュール部5102aは、メディアストリーム制御転送用ポートを取得する(1603)。NGN接続モジュール部5102aは、発信要求(B)をSOAP−SIPアダプタ6aのSIP制御部5104aに送信する(S65、1604)。発信要求(B)は、端末情報テーブル5020に記憶されたsend SDP情報5024、From URI5026及びTo URI5027を含む。
SIP制御部5104aは、発信要求(B)を受信し、受信した発信要求(B)に含まれるTo URIに従い、SIPのINVITEメッセージ(B)をSOAP−SIPアダプタ6bに送信する(S66)。INVITEメッセージ(B)は、例えば、受信した発信要求(B)内のsend SDP情報、From URI、To URIを少なくとも含む。また、SIP制御部5104aは、SOAP−SIPアダプタ6bとのSIPのセッションを識別するハンドル値を生成する。
以下、SOAP−SIPアダプタ6b側の各部の動作を説明する。
SOAP−SIPアダプタ6bのSIP制御部5104bは、INVITEメッセージ(B)を受信し、着信通知(A)をSOAP−SIPアダプタ6bのNGN接続モジュール部5102bに送信する(S67)。着信通知(A)は、受信したINVITEメッセージ(B)内のsend SDP情報、From URI、To URIを含む。
NGN接続モジュール部5102bは、着信通知(A)を受信すると(1901)、connectionIDを生成する(1902)。本実施の形態では、SOAP−SIPアダプタ6aとSOAP−SIPアダプタ6bで独立してconnectionIDが生成される。なお、connectionIDの生成については、上述のステップ1602と同様である。NGN接続モジュール部5102bは、生成したconnectionIDをコネクション情報テーブル6010と端末情報テーブル6020にそれぞれ記憶する。NGN接続モジュール部5102bは、コネクション情報テーブル6010のコネクション状態6012を設定する。例えば、コネクション状態6012を「Initial(初期状態)」又は「Connected(接続状態)」に設定する。なお、「Initial」又は「Connected」は、適宜のタイミングで変更してもよい。さらに、NGN接続モジュール部5102bは、受信した着信通知(A)に含まれるsend SDP情報を端末情報テーブル6020のrecv SDP情報6025に記憶する。NGN接続モジュール部5102bは、受信した着信通知(A)に含まれるFrom URIを端末情報テーブル6020のTo URI6027に記憶し、同様に、受信した着信通知(A)に含まれるTo URI(すなわち自身のSIP−URI)をFrom URI6026に記憶する。
また、NGN接続モジュール部5102bは、端末情報テーブル6020の端末状態6023を設定する。例えば、端末状態6023を適宜「Initial(初期状態)」、「CallComplete(セッション確立状態)」等に設定する。なお、端末状態6023は、適宜変更してもよい。NGN接続モジュール部5102bは、SOAP−SIPアダプタ6bのIPアドレスとポート番号を端末情報テーブル6020のsend SDP情報6024に記憶する。なお、SOAP−SIPアダプタ6bのIPアドレスとポート番号は予め適宜の記憶部に記憶されている。また、SIP制御部5104bは、SOAP−SIPアダプタ6aとのSIPのセッションを識別するハンドル値を生成し、端末情報テーブル6020に記憶する。
SOAP−SIPアダプタ6bのNGN接続モジュール部5102bは、メディアストリーム制御転送用ポートを取得する(1903)。NGN接続モジュール部5102bは、生成したconnectionIDと、受信した着信通知(A)内のsend SDP情報に含まれるSOAP−SIPアダプタ6aのIPアドレス及びポート番号と、ポートオープンにより記憶された端末B7bのIPアドレス及びポート番号とを、メディアストリーム制御部5103bに送信する。メディアストリーム制御部5103bは、受信した情報をそれぞれメディアストリーム制御情報テーブル6030に記憶する。例えば、メディアストリーム制御部5103bは、受信したSOAP−SIPアダプタ6aのIPアドレス及びポート番号を相手先IPアドレス(1)6034、相手先ポート番号(1)6035に記憶し、受信した端末B7bのIPアドレス及びポート番号を相手先IPアドレス(2)6036、相手先ポート番号(2)6037に記憶する。また、メディアストリーム制御部5103bは、受信したconnectionIDを記憶し、自身のIPアドレス及びポート番号をメディアストリーム送受信用IPアドレス6032、メディアストリーム送受信用ポート番号6033に記憶する。これにより、SOAP−SIPアダプタ6bでは、メディアストリームの転送を開始できる(1904)。
NGN接続モジュール部5102bは、応答(A)を生成し、SIP制御部5104bに送信する(S68、1905)。応答(A)は、端末情報テーブル6020に記憶されたsend SDP情報6024、From URI6026及びTo URI6027を含む。SIP制御部5104bは、応答(A)を受信すると、SIPの200 OK(B)をSOAP−SIPアダプタ6aに送信する(S69)。200 OK(B)は、例えば、受信した応答(A)内のsend SDP情報、From URI、To URIを少なくとも含む。
なお、上述のステップ1902でconnectionIDの生成に失敗した場合、NGN接続モジュール部5102bは、端末A7aに対応するSOAP−SIPアダプタ6aとのSIPのセッションを切断する(1906)。
SOAP−SIPアダプタ6a側の説明に戻ると、SOAP−SIPアダプタ6aのSIP制御部5104aは、200 OK(B)を受信し、SIPのACK(B)をSOAP−SIPアダプタ6bに送信する(S70)。SIP制御部5104aは、応答通知(B)をNGN接続モジュール部5102aに送信する(S71、1605)。応答通知(B)は、ステップS66で生成したハンドル値と、ステップS69で受信した200 OK(B)に含まれるsend SDP情報とを含む。NGN接続モジュール部5102aは、受信した応答通知(B)に含まれるハンドル値を端末情報テーブル5020に記憶する。また、NGN接続モジュール部5102aは、受信した応答通知(B)に含まれるsend SDP情報を端末情報テーブル5020のrecv SDP情報5025に記憶する。なお、ハンドル値は、適宜のタイミングで記憶されてもよい。NGN接続モジュール部5102aは、端末情報テーブル5020の端末状態5023を「CallComplete(セッション確立状態)」に更新する。また、NGN接続モジュール部5102aは、コネクション情報テーブル5010のコネクション状態5012を「Connected(接続状態)」に更新する。なお、端末状態2033は、例えば、SIPのメッセージ(例えば、200 OK等)の送受信に対応して適宜更新してもよい。
NGN接続モジュール部5102aは、生成したconnectionIDと、ポートオープンにより記憶された端末A7aのIPアドレス及びポート番号と、受信したsend SDP情報に含まれるSOAP−SIPアダプタ6bのIPアドレス及びポート番号とをメディアストリーム制御部5103aに送信する。メディアストリーム制御部5103aは、受信した情報をメディアストリーム制御情報テーブル5030にそれぞれ記憶する。例えば、メディアストリーム制御部5103aは、受信したSOAP−SIPアダプタ6bのIPアドレス及びポート番号を相手先IPアドレス(1)5034、相手先ポート番号(1)5035に記憶し、受信した端末A7aのIPアドレス及びポート番号を相手先IPアドレス(2)5036、相手先ポート番号(2)5037に記憶する。また、メディアストリーム制御部5103aは、受信したconnectionIDを記憶し、自身のIPアドレス及びポート番号をメディアストリーム送受信用IPアドレス5032、メディアストリーム送受信用ポート番号5033に記憶する。これにより、SOAP−SIPアダプタ6aでは、メディアストリームの転送を開始できる(1606)。
次に、端末7がコネクション情報を取得する動作について説明する。
端末A7aは、SOAP getConnectionInformationListRequest(コネクション情報要求)をSOAP−SIPアダプタ6aに送信する(S72)。SOAP getConnectionInformationListRequestは、取得したい接続情報(コネクション情報)のconnectionIDを含む。より具体的には、端末A7aは、上述のステップS64で記憶されたconnectionIDを含むSOAP getConnectionInformationListRequestを生成する。一例として、端末A7aは、ステップS64のSOAP connectionResponseを受信後、定期的にステップS72の処理を実行する。
SOAP−SIPアダプタ6aは、SOAP getConnectionInformationListRequestに含まれるconnectionIDをキーにSOAP−SIPアダプタ6aで保持しているコネクション情報テーブル5010を検索し、一致するconnectionID5011のテーブル情報を含むSOAP getConnectionInformationListResponseを送信する(S73〜S75)。以下、SOAP−SIPアダプタ6aにおけるステップS73〜S75の詳細な動作について説明する。
まず、SOAP−SIPアダプタ6aのSOAP制御部5101aは、SOAP getConnectionInformationListRequestを受信し、コネクション情報要求をNGN接続モジュール部5102aに送信する(S73)。このコネクション情報要求は、SOAP getConnectionInformationListRequest内のconnectionIDを含む。
NGN接続モジュール部5102aは、コネクション情報要求を受信すると(1701)、受信したコネクション情報要求に含まれるconnectionIDに基づいてコネクション情報テーブル5010のconnectionID5011を検索する(1702)。受信したコネクション情報要求に含まれるconnectionIDがコネクション情報テーブル5010に登録済みの場合、該当したconnectionID5011に対応するコネクション情報が特定される(1703)。NGN接続モジュール部5102aは、該当したconnectionID5011に対応するコネクション状態5012を取得する(1704)。なお、NGN接続モジュール部5102aは、コネクション状態5012に限らずコネクション情報テーブル5010、端末情報テーブル5020に記憶された適宜の情報をさらに取得してもよい。
NGN接続モジュール部5102aは、取得したコネクション状態5012を含むコネクション情報成功応答を生成し(1705)、生成したコネクション情報成功応答をSOAP制御部5101aに送信する(S74)。SOAP制御部5101aは、コネクション情報成功応答を受信し、SOAP getConnectionInformationListResponseを端末A7aに送信する(S75、1706)。SOAP getConnectionInformationListResponseは、受信したコネクション情報成功応答内のコネクション状態を含み、SOAPに従って生成される。
なお、ステップ1702において、受信したコネクション情報要求に含まれるconnectionIDがコネクション情報テーブル5010に未登録の場合、NGN接続モジュール部5102aは、コネクション情報失敗応答(エラーレスポンスメッセージ)を生成し(1707)、生成したコネクション情報失敗応答をSOAP制御部5101aに送信する。SOAP制御部5101aは、コネクション情報失敗応答を受信し、コネクション情報要求の失敗を示すSOAP getConnectionInformationListResponseを端末A7aに送信する(1706)。
端末A7aは、SOAP getConnectionInformationListResponseを受信し、受信したSOAP getConnectionInformationListResponseに含まれるコネクション状態を参照することにより、接続の状態を確認できる。これにより、例えばコネクション状態が「Connected(接続状態)」であることを確認すると、端末A7aと端末B7bでHTTPに従ったAPレベルでのシグナリングを開始し(S76〜S81)、及び、RTPに従ったメディアストリームの通信を行う(S82〜87)。
例えば、シグナル及びメディアストリームの転送について、端末A7aから端末B7bへのメディアストリームについて説明すると、端末A7aは、SOAP−SIPアダプタ6aのIPアドレスとポート番号を宛先に設定し、自身のIPアドレスとポート番号を送信元に設定し、メディアストリームを送信する(S82)。なお、SOAP−SIPアダプタ6aのIPアドレスとポート番号は、予め適宜の記憶部に記憶されている。
SOAP−SIPアダプタ6aのメディアストリーム制御部5103aは、メディアストリーム制御情報テーブル5030を参照して、受信したメディアストリームをSOAP−SIPアダプタ6bに転送する(S83)。転送の動作は第1の実施の形態と同様である。図6−3を参照して本実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6aについて説明すると、受信したメディアストリームの送信元IPアドレスとポート番号は、端末A7aのIPアドレス(192.168.10.1)、ポート番号(30000)であり、対応する相手先IPアドレス(1)5034(10.0.2.1)とポート番号(1)5035(20000)が取得される。NGN接続モジュール部5102aは、取得したIPアドレスとポート番号に従い、受信したメディアストリームをSOAP−SIPアダプタ6bに転送する。また、このとき、NGN接続モジュール部5102aは、メディアストリーム制御情報テーブル5030のメディアストリーム送受信用IPアドレス5032とメディアストリーム送受信用ポート番号5033とを送信元に設定する。
SOAP−SIPアダプタ6bのメディアストリーム制御部5103bは、メディアストリームを受信し、メディアストリーム制御情報テーブル6030を参照して受信したシグナルを端末B7bに転送する(S84)。図21−3を参照して本実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6bについて説明すると、受信したメディアストリームの送信元IPアドレスとポート番号は、SOAP−SIPアダプタ6aのIPアドレス(10.0.1.1)、ポート番号(10000)であり、対応する相手先IPアドレス(2)6036(192.168.10.2)とポート番号(2)6037(40000)が取得される。NGN接続モジュール部5102bは、取得したIPアドレスとポート番号に従い、受信したメディアストリームを端末B7bに転送する。また、このとき、NGN接続モジュール部5102bは、メディアストリーム制御情報テーブル6030のメディアストリーム送受信用IPアドレス6032とメディアストリーム送受信用ポート番号6033とを送信元に設定する。
なお、端末B7bから端末A7aにメディアストリームを送信する場合(S85〜S87)、端末A7a及び端末B7b間でAPレベルのシグナルを送受信する場合(S76〜S81)も同様である。
以上のように、一例として端末A7aの画面上などで通信したい相手を選択することをトリガーに、接続開始要求のSOAPメッセージをSOAP−SIPアダプタ6aに送信することで、SIPを意識することなく相手端末B7bとの間に通信帯域を確保することが可能である。通信帯域確保後は、端末7は、これまで既存のインターネット上と変わらない動作で帯域が確保されたNGN N2で通信することが可能である。また、シグナリングチャネルを確立するIPアドレスと、データチャネルを確立するIPアドレスが同一となる。
図20は、第2の実施の形態のNGN接続サービスの手順を説明するシーケンス図(2)である。図18は、第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6における接続終了要求受信時の動作を説明するフローチャートである。図23は、第2の実施の形態のSOAP−SIPアダプタ6における切断通知受信時の動作を説明するフローチャートである。
図20、図18、図23を参照して、接続を終了する動作について説明する。図20のステップS91〜S96の処理は、上述のS82〜S87に対応する。
端末A7aは、SOAP disconnectRequest(切断要求)をSOAP−SIPアダプタ6aに送信する(S97)。SOAP disconnectRequestは、接続を終了したい呼のconnectinIDを含む。具体的には、例えば、端末A7aは、上述のステップS64で記憶されたconnectionIDを含むSOAP disconnectRequestを生成する。一例として、端末A7aは、適宜の入力部より、ユーザ操作に基づいて上述のステップS64で記憶されたconnectionIDから接続を終了したい呼のconnectionIDを選択してもよい。
SOAP−SIPアダプタ6aは、connectionIDをキーにSOAP−SIPアダプタ6aで保持しているコネクション情報テーブル5010を検索し、一致するconnectionID5011のテーブル情報から切断する端末7を特定して切断する(S98〜S105)。以下、SOAP−SIPアダプタ6aにおけるステップS98〜S105の詳細な動作について説明する。
まず、SOAP−SIPアダプタ6aのSOAP制御部5101aは、SOAP disconnectRequestを受信し、切断要求(B)をNGN接続モジュール部5102aに送信する(S98)。この切断要求(B)は、SOAP disconnectRequest内のconnectionIDを含む。
NGN接続モジュール部5102aは、切断要求(B)を受信すると(1801)、受信した切断要求(B)に含まれるconnectionIDに基づいてコネクション情報テーブル5010のconnectionID5011を検索する(1802)。受信した切断要求(B)に含まれるconnectionIDがコネクション情報テーブル5010に登録済みの場合、NGN接続モジュール部5102aは、切断成功応答を生成し(1807)、生成した切断成功応答をSOAP制御部5101aに送信する(S99)。SOAP制御部5101aは、切断成功応答を受信し、SOAP disconnectResponseを端末A7aに送信する(S100、1808)。なお、SOAP disconnectResponseは、成功応答のみが送信されてもよい。
また、メディアストリーム制御部5103aは、メディアストリームの転送を停止する(1803)。なお、NGN接続モジュール部5102aから、メディアストリーム転送停止要求をメディアストリーム制御部5103aに送信してもよい。
NGN接続モジュール部5102aは、切断要求(B)を生成し、SIP制御部5104aに送信する(S101、1804)。具体的には、NGN接続モジュール部5102aは、該当したconnectionID5011に対応する端末情報テーブル5020を参照し、To URI5027を取得する。NGN接続モジュール部5102aは、取得したTo URI5027を含む切断要求(B)をSIP制御部5104aに送信する。
SIP制御部5104aは、切断要求(B)を受信し、受信した切断要求(B)に含まれるTo URIに従いSIPのBYEメッセージ(B)をSOAP−SIPアダプタ6bに送信する(S102)。SOAP−SIPアダプタ6bのSIP制御部5104bは、BYEメッセージ(B)を受信し(2001)、切断通知(A)をNGN接続モジュール部5102bに送信する(S103)。また、SIP制御部5104bは、SIPの200 OK(B)をSOAP−SIPアダプタ6aに送信する(S104、2002)。
メディアストリーム制御部5103bは、メディアストリームの転送を停止し(2003)、メディアストリーム未転送に設定する(2004)。なお、NGN接続モジュール部5102bから、メディアストリーム転送停止要求をメディアストリーム制御部5103bに送信してもよい。
SOAP−SIPアダプタ6aのSIP制御部5104aは、200 OK(B)を受信し、切断完了通知(B)をNGN接続モジュール部5102aに送信する(S105、1805)。NGN接続モジュール部5102aは、切断完了通知(B)を受信し、メディアストリーム未転送に設定する(1806)。
なお、ステップ1802において、受信した呼終了要求に含まれるsessionIDが未登録の場合、NGN接続モジュール部5102aは、呼終了要求失敗応答(エラーレスポンスメッセージ)を生成し(1809)、生成した呼終了要求失敗応答をSOAP制御部5101aに送信する。
SOAP制御部5101aは、呼終了要求失敗応答を受信し、呼終了要求の失敗を示すSOAP disconnectResponseを端末A7aに送信する(1808)。
3.その他
(第1の実施の形態の構成)
第1の実施の形態において、通信システムは、例えば、第1サーバ(SOAP−SIPアダプタ2)と、前記第1サーバとSIPプロトコルで接続設定をする装置(端末B5c、CLIENT B)と、前記第1サーバと通信する第1端末(端末A5b、CLIENT A)とを有する通信システムであって、
前記第1サーバは、
接続要求メッセージ(SOAP makeCallSessionRequset)を受信するインタフェース(SOAP制御部)と、
受信した前記接続要求メッセージに従い、前記SIPプロトコルで前記装置に対して接続設定を行う処理部(3PCCモジュール部、SIP制御部)と、
前記処理部の接続設定の後に、前記第1端末から受信したデータを前記装置に転送する第1転送制御部(メディアストリーム制御部)と
を有する。
上述の通信システムにおいて、前記装置は第2端末(端末B5c、CLIENT B)であり、
前記通信システムは、前記第1サーバへ、前記第1端末と前記第2端末とで通信するための前記接続要求メッセージを送信する第2サーバ(webサーバ1)をさらに備え、
前記処理部は、前記SIPプロトコルで前記第1端末及び前記第2端末に対して接続設定を行い、
前記第1転送処理部は、前記第2端末から受信したデータを前記第1端末に、前記第1端末から受信したデータを前記第2端末に、各々転送する。
なお、上述の通信システムは、さらに以下のように構成してもよい。
例えば、上述の通信システムにおいて、前記処理部は、前記接続要求メッセ−ジに基づいて、前記第1端末と前記第2端末とのセッションに関するセッションIDを生成してもよい。
上述の通信システムにおいて、前記第1サーバは、前記セッションIDと、前記第1端末とのセッションに関する第1セッション情報及び前記第2端末とのセッションに関する第2セッション情報とを対応して記憶する記憶部をさらに有してもよい。
上述の通信システムにおいて、前記第2サーバは、前記セッションIDの入力を受け付ける入力部をさらに有し、
前記処理部は、前記入力部により入力された前記セッションIDを含む情報要求を前記インタフェースを介して前記第2サーバから受信し、前記セッションIDに基づいて前記記憶部に対して検索処理を実行し、該当するセッションIDに対応する第1及び第2セッション情報を、前記インタフェースを介して前記第2サーバへ送信するようにしてもよい。
上述の通信システムにおいて、前記記憶部は、前記第1セッション情報が前記第1端末のユーザのSIP−URIに対応して記憶され、前記第2セッション情報が前記第2端末のユーザのSIP−URIに対応して記憶され、
前記第2サーバは、前記セッションID及びSIP−URIの入力を受け付ける入力部をさらに有し、
前記処理部は、前記入力部により入力された前記セッションID及びSIP−URIを含む情報要求を前記第2インタフェースを介して前記第2サーバから受信し、前記セッションID及びSIP−URIに基づいて前記記憶部に対して検索処理を実行し、該当するセッションID及びSIP−URIに対応する第1セッション情報又は第2セッション情報を、前記インタフェースを介して前記第2サーバへ送信するようにしてもよい。
上述の通信システムにおいて、前記第1サーバは、前記処理部による前記第1端末又は前記第2端末に対する前記接続設定の後に、前記第1端末又は前記第2端末に対して接続維持メッセージを送信してもよい。
上述の通信システムにおいて、前記第2サーバは、前記セッションIDの入力を受け付ける入力部をさらに有し、
前記処理部は、前記入力部により入力された前記セッションIDを含む切断要求を前記インタフェースを介して前記第2サーバから受信し、前記セッションIDに対応するセッションについて、前記SIPプロトコルで前記第1端末及び/又は前記第2端末に対して接続切断設定を行うようにしてもよい。
上述の通信システムにおいて、前記処理部は3PCCモジュールを含んでもよい。
上述の通信システムにおいて、前記第1転送制御部は、
前記第1端末及び前記第2端末に対する前記接続設定において、前記第1端末と前記第2端末のアドレス情報を取得し、
前記第1端末と前記第2端末のアドレス情報の対を記憶し、
該記憶されたアドレス情報の対を参照して、前記第2端末から受信したデータを前記第1端末に、前記第1端末から受信したデータを前記第2端末に、各々転送するようにしてもよい。
上述の通信システムにおいて、前記処理部は、前記第1端末及び前記第2端末に対する接続設定において、前記第1サーバのアドレス情報を前記第1端末及び前記第2端末に通知し、
前記第1端末及び前記第2端末は、通知されたアドレス情報を宛先としてデータを前記第1サーバに送信するようにしてもよい。
(第2の実施の形態の構成)
第2の実施の形態において、通信システムは、例えば、第1サーバ(SOAP−SIPアダプタ6a)と、前記第1サーバとSIPプロトコルで接続設定をする装置(SOAP−SIPアダプタ6b)と、前記第1サーバと通信する第1端末(端末A7a、CLIENT A)とを有する通信システムであって、
前記第1サーバは、
接続要求メッセージ(SOAP connectRequset)を受信するインタフェース(SOAP制御部)と、
受信した前記接続要求メッセージに従い、前記SIPプロトコルで前記装置に対して接続設定を行う処理部(3PCCモジュール部、SIP制御部)と、
前記処理部の接続設定の後に、前記第1端末から受信したデータを前記装置に転送する第1転送制御部(メディアストリーム制御部)と
を有する。
上述の通信システムは、第2端末(端末B7b、CLIENT B)をさらに備え、
前記装置は、第2転送処理部(メディアストリーム制御部5103b)を備えた第3サーバ(SOAP−SIPアダプタサーバ6b)であり、
前記第2転送処理部は、前記第1転送制御部が転送する前記データを受信し、該データを前記第2端末へ転送する。
なお、上述の通信システムにおいて、前記第1端末が、前記第1サーバへ、前記第2端末と通信するための接続要求メッセージを送信してもよい。
(第1、第2の実施の形態の効果)
第1、第2の実施の形態によると、通信品質が保証されたNGNにおいて、通信させる2者間(第1接続端末と第2接続端末間)のデータを転送する通信システム及びサーバを提供することをできる。また、第1、第2の実施の形態によると、通信品質が保証されたNGN上で3PCCサービスを提供することができる。第1、第2の実施の形態によると、3PCCサービスフローにおいて、第1接続端末とのセッションを確立後、第2接続端末とのセッションを確立する際に、第1接続端末で無音状態となることを防ぐことができる。
さらに、第1、第2の実施の形態によると、端末がSIPを意識することなく相手端末との間にNGNの通信帯域を確保し、通信帯域確保後は、端末はこれまで既存のインターネット上と変わらない動作で帯域が確保されたNGNで通信することが可能な通信システム及びサーバを提供することができる。また、第1、第2の実施の形態によると、SOAP−SIPアダプタに多セッション確立を可能とするインタフェースを実装し、数百〜数千のセッションの確立が可能になる。
4.第3の実施の形態
4.1 概要
上述の各実施の形態では、SOAP−SIPアダプタでメディアストリームを中継したが、この場合SOAP−SIPアダプタに中継処理の負荷がかかる。また、SOAP−SIPアダプタでINVITEセッションの管理をする。セッションの数が多くなると、SOAP−SIPアダプタへの負荷が大きくなる場合がある。また、通常の3PCCサービスにおいても、SOAP−SIPアダプタ相当の装置でINVITEセッションの管理をするため、セッションの数が多くなると、上述と同様にSOAP−SIPアダプタへの負荷が大きくなる場合がある。
本実施の形態では、SOAP−SIPアダプタの負荷を軽減する。
図32は、第3の実施の形態の概要を示す説明図である。
まず、例えばユーザAが、web端末を操作してユーザBへ電話をかけることを選択する(図中(1))。Webサーバは、web端末からの要求に従い、ユーザAの電話Aと、ユーザBの電話Bとの接続要求をSOAP−SIPアダプタに送信する(図中(2))。SOAP−SIPアダプタは、INVITEメッセージを電話A、Bにそれぞれ送信して、電話A、Bとのセッションをそれぞれ確立する(図中(3、4))。その後、SOAP−SIPアダプタはREFERメッセージを呼制御装置に送信して、呼制御装置にセッションの制御を移す(図中(5))。呼制御装置は、REFERメッセージを終端して電話A、Bとのセッションを管理する。
4.2 ハード構成
図33は、第3の実施の形態の通信網の構成例を示す説明図である。
本通信網(通信システム)は、例えば、webサーバ1と、SOAP−SIPアダプタ(サーバ)2と、呼制御装置30とを備える。呼制御装置30は、例えば、一般的な従来のIPネットワークに設置される。
Webサーバ1、SOAP−SIPアダプタ2の構成は、上述の実施の形態と同様のものを用いることができる。呼制御装置30は、例えば、IP−PBX(Internet Protocol−private branch exchange:IP−構内電話交換機)であり、端末A5b、5cと通信する。
図34は、呼制御装置30の構成図である。
呼制御装置30は、例えば、メモリ310と、処理部(CPU)320と、インタフェース(IF)331、332、333とを有する。
メモリ310は、転送制御部311と、メディア制御部312と、位置情報管理部313と、呼制御管理部314と、通信制御部315を有する。なお、これらの各部は、例えば各部の機能を実現するためのプログラムがメモリ310に記憶され、CPU320に読み出され実行されることで実現できる。また、メモリ310には、端末能力情報テーブル311a、メディア情報テーブル312a、REGISTER情報管理部313a及びセッション情報テーブル314aが記憶される。
転送処理部311は、例えば転送要求を処理する(REFER)。メディア制御部312は、保留音の送信機能を有する。位置情報管理部313は、端末からの位置情報登録を処理し管理する(REGISTER)。呼制御管理部314は、どの電話とどの電話が接続しているのか管理する(INVITE)。通信制御部315は、プロトコルに関する通信処理を行う。
端末能力情報テーブル311aは、端末の通信能力を記憶し、管理する(SDP)。メディア情報テーブル312aは、メディアリソースの空き状況を管理する。REGISTER情報管理313aは、SIP−URIと実際の通信に使うIPアドレスなど接続情報のマッピングテーブルである。セッション情報テーブル314aは、どの電話とどの電話が接続しているかを管理するテーブルである。
呼制御装置30は例えばIP−PBXなので、インタフェース331〜333は、構内のIP内線電話、構内の内線携帯電話、外線発信などのIFを具備する。既存の内線電話も扱うことができる。
4.3 処理シーケンス
図25−1〜図25−4は、第3の実施の形態の第1シーケンス図である。
図中、カッコ内のステップ番号(Sxx)は、上述の実施の形態のステップ番号に対応する。対応する各ステップにおいて、上述のようにデータを記憶するなどの処理を行っても良い。これらの詳細なデータ、テーブルへの記憶等の処理については、上述の通りであるので省略して説明する。
まず、ユーザは、例えば端末5aを操作してWebサーバ1にログインする。Webサーバ1は、通信するユーザのユーザ識別子(例えば、端末A5b、端末B5cに対応する2者のユーザ名)を端末5aより入力する。例えば、Webサーバ1が、ログインした端末5aに対して表示した画面に従い、ユーザの操作により通信する2者のユーザが選択されてもよい。
Webサーバ1は、SOAP makeCallSessionRequest(接続要求)をSOAP−SIPアダプタ2に送信する(S1001)。SOAP makeCallSessionRequestは、接続させたい2者のユーザに対応するSIP−URIを含む。例えば、Webサーバ1は、ユーザ識別子とそのユーザのSIP−URIが対応して予め記憶され、入力されたユーザ識別子に対応するSIP−URIを取得する。Webサーバ1は、取得されたSIP−URIを含むSOAP makeCallSessionRequestを生成してSOAP−SIPアダプタ2に送信する。
SOAP−SIPアダプタ2のSOAP制御部2101は、SOAP makeCallSessionRequestを受信し、接続要求を3PCCモジュール部2102に送信する(S1002)。この接続要求は、例えば、受信したSOAP makeCallSessionRequestに基づいてSOAP−SIPアダプタ2で用いる適宜のプロトコルに従って生成されることができ、SOAP makeCallSessionRequest内のSIP−URIを含む。なお、SOAP−SIPアダプタ2は、Call IDを適宜割り当てて接続要求に設定する。Call IDは、上述の実施の形態におけるハンドル値に相当する。
3PCCモジュール部2102は、接続要求成功応答をSOAP制御部2101に送信する(S1003)。SOAP制御部2101は、接続要求成功応答を受信し、SOAP makeCallSessionResponse(接続要求成功応答)をWebサーバ1に送信する(S1004)。
次に、SOAP−SIPアダプタ2と端末A5bとのセッションを確立する。
3PCCモジュール部2102は、端末A5bに対する発信要求(A)をSIP制御部2104に送信する(S1005)。例えば、発信要求(A)は、少なくとも端末A5bを示すTo URIを含む。
SIP制御部2104は、発信要求(A)に含まれるTo URIに従い、呼制御装置30を介してINVITEメッセージ(A)を端末A5bに送信する(S1006)。端末A5bからは、SOAP−SIPアダプタ(図中、SSA)2からの着信にみえる。INVITEメッセージ(A)は、例えば構成定義で予め設定したoffer−SDPを含む。offer−SDPは、例えば端末が対応しているコーディック(CODEC)の種類など、端末の通信条件情報(能力情報)のリストが記載される。
端末A5bは、処理中であることを示す100Trying、呼び出し中であることを示す180Ringingなどの所定のSIPメッセージを呼制御装置30を介して適宜SIP制御部2104に送信する(S1007、S1008)。
端末A5bは、ステップS1006のoffer−SDPから通信に使用したい通信条件情報を選択し、選択された通信条件情報が記載されたanswer−SDP(以下,ans−SDPと記す)を含む200 OK(A)を、SOAP−SIPアダプタ2に送信する(S1009)。ans−SDPは、受信したoffer−SDPに記載された通信条件情報のリストのうち、端末A5bが対応しているものなど、通信に使用したい通信条件情報が選択されて記載される。選択される通信条件情報はひとつでもよいし、複数でも良い。なお、通信条件情報(図中のAns−SDP内の情報)は呼接続装置30を介さずにSOAP−SIPアダプタ2が直接端末から受信する構成としてもよい。
SOAP−SIPアダプタ2のSIP制御部2104は、200 OK(A)を受信し、応答通知(A)を3PCCモジュール部2102に送信する(S1010)。また、SIP制御部2104は、SIPのACK(A)を端末A5bに送信する(S1011)。
次に、SOAP−SIPアダプタ2と端末B5cとのセッションを確立する。
3PCCモジュール部2102は、端末B5cに対する発信要求(B)をSIP制御部2104に送信する(S1020)。例えば、発信要求(B)は、端末B5cに対応するTo URI2038を含む。
SIP制御部2104は、発信要求(B)に含まれるTo URIに従い、呼制御装置30を介してINVITEメッセージ(B)を端末B5cに送信する(S1021)。INVITEメッセージ(B)は、端末A5bからのans−SDPを基に、端末A5bが選択した通信条件情報(例えば、端末A5bの能力情報)を示すoffer−SDPを含むことができる。なお、予め定められた必須コーディックがない場合は、offer−SDPに追加する。
端末B5cは、100Trying、180Ringingなどの所定のSIPメッセージをSIP制御部2104に送信する(S1022、S1023)。
また、端末B5cは、ステップS1021のoffer−SDPから通信に使用したい通信条件情報を選択し、選択された通信条件情報が記載されたans−SDPを含む200 OK(B)を、SOAP−SIPアダプタ2に送信する(S1024)。SOAP−SIPアダプタ2のSIP制御部2104は、200 OK(B)を受信し、応答通知(B)を3PCCモジュール部2102に送信する(S1025)。SIP制御部2104は、ACK(B)を端末B5cに送信する(S1026)。
なお、SOAP−SIPアダプタ2は、ステップS1024、S1025で受信した通信条件情報(第4通信条件情報)の中から、使用する通信条件(例えば、使用するコーディック)を決定して、決定した通信条件を端末A5bへ通知してもよい。また、SOAP−SIPアダプタ2及び呼制御装置30は、受信した端末の通信条件情報を適宜記憶してもよい。
3PCCモジュール部2102は、SIP制御部2104に端末A5bと端末B5c間のセッションの転送指示を送信する(S1035)。なお、転送指示を送信する契機としては、180Ringing(S1023)の受信、200 OKの受信などでもよい。180Ringingの受信を契機にREFERを送信する場合、端末B5cのユーザが電話に出たか出ないかにかかわらず転送処理を進めることになり、例えば、秘書や交換手が電話を保留状態にし、通話相手がその保留電話をとるイメージになる。一方、200 OKの受信を契機にREFERを送信する場合、端末B5cのユーザが電話に出てから転送処理を進めることになり、例えば、秘書や交換手が通話相手と電話で話してから電話を取り次ぐようなイメージになる。また、これら以外を契機としてもよい。
SIP制御部2104は、SIPのREFERメッセージを呼制御装置30に送信する(S1036)。REFERメッセージは、例えばCall IDなど、転送するセッションを示すセッション識別情報を含む。
呼制御装置30は、REFERの受信を契機に、端末A5bと端末B5cで通信能力のネゴシエーションを行う。例えば、呼制御装置30は、REFERメッセージに含まれるCall IDから、端末A5b、端末B5cを特定する。なお、呼制御装置30は、例えば上述のINVITEメッセージの受信時などに、Call IDと端末の識別情報を対応してメモリ310に記憶しておくことができる。呼制御装置30は、端末A5bにre−INVITEメッセージを送信する(S1037)。re−INVITEメッセージは、端末A5b、端末B5cの通信条件情報のリストが記載されたoffer−SDPを含む。端末A5bは、re−INVITEメッセージを受信すると、200 OKを呼制御装置30に送信する(S1038)。200 OKは、端末A5bが選択した、端末A5bと通信するための情報を含む。呼制御装置30は、ACKを端末A5bに返す(S1039)。呼制御装置30は、端末B5cに対しても、上述のステップS1037〜S1039と同様の処理を行う(S1040〜S1042)。なお、ステップS1041で送信される200 OKは、ここでは端末B5cと通信するための情報を含む。
なお、端末A5b、端末B5cの通信条件情報をSOAP−SIPアダプタ2は取得済みであるため、ステップS1037〜S1042を省略してもよい。この場合、端末A5b、端末B5cの共通の通信条件情報を抽出し、この抽出結果で、後述するS1045以降の呼制御装置30が成りすましを行うことでも対応可能である。
呼制御装置30は、SIPの202 ACCEPTメッセージをSIP制御部2104に送信する(S1043)。SIP制御部2104は、応答通知を3PCCモジュール部2102に送信する(S1044)。
呼制御装置30が、端末B5cになりすまし、接続先変更の要求を端末A5bに行う。例えば、端末B5cと通信するための情報が記載されたoffer−SDPを含むre−INVITEメッセージを端末A5bに送信する(S1045)。ここでの端末B5cと通信するための情報は、上述のステップS1041で取得された情報を用いることができる。端末A5bは200 OKを送信する(S1046)。同様に、呼制御装置30は、端末A5bになりすまし、接続先変更の要求を端末B5cに行う。例えば、端末A5bと通信するための情報が記載されたoffer−SDPを含むre−INVITEメッセージを端末B5cに送信する(S1047)。ここでの端末A5bと通信するための情報は、上述のステップS1038で取得された情報を用いることができる。端末B5cは200 OKを送信する(S1048)。また、呼制御装置30はACKを端末A5b、端末B5cに送信する。
以上により、SOAP−SIPアダプタ2を介さずに、端末A5bと端末B5cとの間で通信が可能となる。なお、シーケンス図に示すように端末A5bと端末B5cが直接通信してもよく、また呼制御装置30を備えないときはSOAP−SIPアダプタ2を、呼制御装置30を備えるときは呼制御装置30を、各々介して通信してもよい。
また、呼制御装置30は、BYEメッセージをSIP制御部2104に送信する(S1052、S1055)。これは、SOAP−SIPアダプタ2で管理している端末とのセッションを切断するものである。例えば、ステップS1052のBYEメッセージがSOAP−SIPアダプタ2と端末A5bとのセッションに対応し、ステップS1055のBYEメッセージがSOAP−SIPアダプタ2と端末B5cとのセッションに対応する。SIP制御部2104は、切断要求を3PCCモジュール部2102に送信する(S1053、S1056)。SIP制御部2104は、200 OKを呼制御装置30に送信する(S1055、S1057)。SOAP−SIPアダプタ2は、切断要求に従い端末A5b、端末B5cとのセッションの管理を解放する。
図26−1〜図26−4は、第3の実施の形態の第2シーケンス図である。
このシーケンスは、上述の第1シーケンスに、「保留」に関する処理が追加されたものである。例えば、呼制御装置30が確立する端末A5bとのセッションを保留状態にして、端末B5cに対するセッションの確立処理を行うことができる。また、例えば、呼制御装置30が確立する端末B5cとのセッションを保留状態にして、呼制御装置30に対するREFERの送信を行うことができる。例えば、複数の呼を並行して処理できないシステムに有効である。
ステップS1001〜S1011は、上述の第1シーケンスと同様である。3PCCモジュール部2102は、ステップS1010で端末Aの発信要求に対する応答通知を受信すると、端末A5bの保留要求をSIP制御部2104に送信する(S1014)。SIP制御部2104は、呼制御装置30に、端末A5bとのセッションを保留にするためのINVITEメッセージを送信する(S1015)。呼制御装置30は、INVITEメッセージを受信すると、端末A5bとのセッションを保留状態にし、200 OKをSIP制御部2104に送信する(S1016)。SIP制御部2104は、応答通知を3PCCモジュール部2102に送信し(S1017)、ACKを呼制御装置30に返す(S1018)。
以上の保留の処理の後に、ステップS1020以降の処理を実行する。なお、ステップステップS1020〜S1026は、上述の第1シーケンスと同様である。3PCCモジュール部2102は、ステップS1025で端末Bの発信要求に対する応答通知を受信すると、端末Bの保留要求をSIP制御部2104に送信する(S1029)。SIP制御部2104は、上述の端末A5bの場合と同様に、呼制御装置30に端末B5cとのセッションを保留にするためのINVITEメッセージを送信する(S1030)。呼制御装置30は、INVITEメッセージを受信すると、端末B5cとのセッションを保留状態にし、200 OKをSIP制御部2104に送信する(S1031)。SIP制御部2104は、応答通知を3PCCモジュール部2102に送信し(S1032)、ACKを呼制御装置30に返す(S1033)。以上の保留の処理の後に、ステップS1035以降の処理を実行する。ステップS1035〜S1057は、上述の第1シーケンスと同様である。
図27−1〜図27−4は、第3の実施の形態の第3シーケンス図である。
このシーケンスは、上述の第1シーケンスに、擬似RBTの送信、停止に関する処理が追加されたものである。
ステップS1001〜S1011は、上述の第1シーケンスと同様である。3PCCモジュール部2102は、例えばステップS1010で端末Aの発信要求に対する応答通知を受信すると、擬似RBT送信要求をメディアストリーム制御部2103に送信する(S1012)。メディアストリーム制御部2103は、擬似RBT送信要求を受信すると、例えばRTPに従い、擬似RBTを端末A5bに送信する(S1013)。メディアストリーム制御部2103は、例えば相手を呼び出し中である旨のアナウンスや適宜の音楽等を擬似RBTとして用いてもよい。例えば、端末A5bとのセッションの確立が完了し、端末B5cとのセッションの確立を開始している段階や、REFERメッセージを送信して呼制御装置にセッションを転送している段階で、端末A5bが無音状態となることを防ぐことができる。なお、この擬似RBTは、後述する停止要求があるまで送信し続けることができる。
例えば擬似RBTの送信中に、ステップS1020以降の処理を実行する。なお、ステップS1020〜S1026は、上述の第1シーケンスと同様である。3PCCモジュール部2102は、ステップS1025で端末Bの発信要求に対する応答通知を受信すると、端末B5cに対しても、上述の端末A5bの場合と同様に擬似RBTを送信する(S1027、S1028)。以上の処理の後に、ステップS1035以降の処理を実行する。ステップS1035〜S1057は、上述の第1シーケンスと同様である。
なお、3PCCモジュール部2102は、メディアストリーム制御部2103に擬似RBT送信停止要求を送信する。送信するタイミングとしては、例えば、3PCCモジュール部2102から転送要求を送信した後でも良いし(S2001、S2002)、転送要求に対する応答通知を受信した後でもよい(S2003、S2004)。メディアストリーム制御部2103は、擬似RBT送信停止要求に従い、端末A5b及び端末B5cへの擬似RBTの送信を停止する。
図28−1〜図28−4は、第3の実施の形態の第4シーケンス図である。
このシーケンスは、上述の第1シーケンスに、「保留」に関する処理と、擬似RBTの送信、停止に関する処理との双方が追加されたものである。
まず、Webサーバ1からのSOAP makeCallSessionRequest(接続要求)に応じて、SOAP−SIPアダプタ2と端末A5bとの間でセッションを確立する(S1001〜S1011)。なお、各ステップの詳細は、上述の通りであるので、説明を省略する。その後、SOAP−SIPアダプタ2は端末A5bに擬似RBTを送信する(S1012〜S1013)。また、SOAP−SIPアダプタ2は、端末A5bのセッションを保留させる(S1014〜S1018)。ここで、3PCCモジュール部2102は、擬似RBT送信停止要求をメディアストリーム制御部2103に送信し、メディアストリーム制御部2103が端末A5bへの擬似RBTの送信を停止するようにしてもよい(S1019)。なお、擬似RBT送信停止の処理は、上述の第3シーケンスと同様のタイミングで行ってもよい。
次に、端末B5cに対しても同様に、SOAP−SIPアダプタ2と端末B5cとの間でセッションを確立し(S1020〜S1026)、端末B5cに擬似RBTを送信する(S1027〜S1028)。また、SOAP−SIPアダプタ2は、端末A5bのセッションを保留させる(S1029〜S1033)。ここで、3PCCモジュール部2102は、擬似RBT送信停止要求をメディアストリーム制御部2103に送信し、メディアストリーム制御部2103が端末B5cへの擬似RBTの送信を停止するようにしてもよい(S1034)。
その後、SOAP−SIPアダプタ2は、呼制御装置30へセッションを転送する処理を実行する(S1035〜S1057)。
図29−1〜図29−4は、第3の実施の形態の第5シーケンス図である。
本シーケンスは、保留制御から処理が始まる例である。
ステップS1001〜S1004は、上述の第1シーケンスと同様である。次に、3PCCモジュール部2102は、端末A、端末Bを擬似的に保留状態にする(S1014〜S1018、S1029〜S1033)。なお、各ステップの詳細は、上述の通りであるので、説明を省略する。
この状態で、3PCCモジュール部2102は転送要求を送信する(S1035)。なお、この転送要求に、端末A、端末Bを識別する識別情報が含まれても良い。また、上述の保留の処理において、保留要求にCall IDと端末の識別情報を含めて呼制御装置30に送信して呼制御装置30でCall IDと端末の識別情報を対応して記憶し、転送要求では、上述のシーケンスと同様にCall IDを含めて送信してもよい。ステップS1035以降の処理は上述の第1シーケンスと同様である。
5.第4の実施の形態
本実施の形態では、上述の第3の実施の形態の処理において、セッションを確立した複数端末の各々の通信条件情報に基づいて、SOAP−SIPアダプタ2での中継や予め定められたサービスを提供するための処理が必要か否かを判断する。また、SOAP−SIPアダプタ2では、例えば、メディア情報の変換などの処理を行う。
図30−1〜図30−4は、第4の実施の形態の第1シーケンス図である。
本シーケンスの例は、上述の第3の実施の形態の第1シーケンスに、メディアストリーム制御部2103での中継判定処理ステップ(S2010)を追加したものである。
ステップS1001〜S1011、S1020〜S1026は、上述の第1シーケンスと同様である。
SOAP−SIPアダプタ2のメディアストリーム制御部2103は、例えば、ステップS1024の後に、中継判定処理を実行する(S2010)。なお、中継判定処理は、端末Bとのセッション制御において、接続応答(200 OK)を受信した後であればよく、例えば、ステップS1025の3PCCモジュール部2002への応答通知(発信B)の後でもよいし、ステップS1026の端末B5cへのACK送信の後でもよい。なお、端末の通信条件情報(能力情報)が200 OK以外のタイミングで受信される構成の場合、この通信条件情報の受信後であればよい。
ここで、SOAP−SIPアダプタ中継判定処理の例を説明する。中継判定処理では、予め定められたキーを用いて、SOAP−SIPアダプタ2での中継の要否判定、中継時の適用サービス判定を行う。例えば、IPバージョンが不一致の場合、コーディックが不一致の場合、付加サービスがある場合などは、メディアの中継シーケンスに移り、それ以外はREFERシーケンスに移る。
メディア中継シーケンスでは、SOAP−SIPアダプタ2は、セッションを保留状態にしている場合は保留解除要求を送信して保留を解除し、SOAP−SIPアダプタ2を介して端末間のメディアを通信させる。REFERシーケンスは、上述のステップS1035以降の処理と同様である。
判断のキーとなる情報と、中継時の適用サービスを以下例示する。なお、以下に示すキーを組み合わせて用いてもよい。例えば、SIPヘッダの加入者情報から特定の加入者のみ、トランスコーディックを実施するなどしてもよい。
(1)キーとしてSIPヘッダを用いる例
判断のキーとして、例えば、SIPのfrom URI、P−Preferred−Identityヘッダなど用いることができる。SIPヘッダには、このような送信元(加入者)を示す情報がある。SOAP−SIPアダプタ2は、SIPヘッダから抽出した加入者情報(加入者識別情報)をキーに、「加入者−加入サービス」テーブル(加入サービステーブル)を検索し、該当するサービスを判断する。「加入者−加入サービス」テーブルは、加入者情報に対応して、その加入者が契約しているサービスを識別する情報(加入サービス識別情報)が予め記憶される。サービスとしては、一例として、通話録音サービス、同時通訳サービス、議事録サービスなどがある。通話録音サービスは、例えば第1端末と第2端末間の通話を録音する。同時通訳サービスは、第1端末と第2端末間の通話を同時通訳して転送する。議事録サービスは、第1端末と第2端末間の通話を文書化して記憶する。なお、これら以外にも適宜のサービスであってもよい。
該当するサービスがある場合、SOAP−SIPアダプタ2はREFERを送信せずに、SOAP−SIPアダプタ2を介して端末A5b、端末B5c間を通信させ、該当サービスを提供する。例えば、通話録音サービスにおいては、端末A5b、端末B5c間の通話を録音する。一方、該当サービスが存在しない場合は、第3の実施の形態と同様にREFERを実施する。図30のシーケンスは、該当サービスが存在せず、REFERを実施する場合を示している。
(2)キーとして、対向装置から受信したanswer−SDPを解析して用いる例
判断のキーとして、例えば、SDPに含まれるs行(セッション情報)を用いることができる。s行をキーに、「セッション種別−提供サービス」テーブル(提供サービステーブル)を検索し、該当サービスの有無を判断する。「セッション種別−提供サービス」テーブルは、セッション種別に対応して、サービスを識別する情報が予め記憶される。なお、サービスを識別する情報は、その加入者が契約しているサービスでもよい。該当サービスがある場合、SOAP−SIPアダプタ2はREFERを送信せずに、SOAP−SIPアダプタ2を介して端末A5b、端末B5c間を通信させ、該当サービスを提供する。一方、該当サービスが存在しない場合は、第3の実施の形態と同様にREFERを実施する。なお、s行の他に、SDPには、e行、p行、u行など提供サービスの判定に有効な情報があり、これらを用いることもできる。なお、SDPの行については、例えばRFC2327、RFC3264等に開示されている。
(3)対向装置から488応答受信をキーとする例
SOAP−SIPアダプタ2が送信したoffer−SDPに対し、対応装置(端末A5b又は端末B5c)が488(warn code 300/301)応答をした場合、SOAP−SIPアダプタ2は、例えばIPv4とIPv6のネットワークプロトコル変換を実施する。ここで、warn code 300/301は、ネットワークプロトコルの不一致を意味する応答コードである。
一方、SOAP−SIPアダプタ2が送信したoffer−SDPに対し対応装置が488(warn code 305)応答をした場合、SOAP−SIPアダプタ2はトランスコーディックを実施する。ここで、warn code 305は、コーディック不一致を意味する応答コードである。なお、ネットワークプロトコルの不一致やコーディック不一致を意味する応答コードを用いる以外にも、端末が用いるプロトコルやコーディックの識別情報を受信して照合し、一致/不一致を判断してもよい。
SOAP−SIPアダプタ2は、コーディック処理部をさらに備えることができる。コーディック処理部は、メディアストリーム制御部2103の内部にあってもよいし、これとは別に外部にあってもよい。コーディック処理部でのトランスコーディックについては、適宜の手法を用いることができる。
SOAP−SIPアダプタ中継判定処理の他の例を説明する。
SOAP−SIPアダプタ2は、ステップS1009において、端末A5bから、端末A5bの通信条件情報(図中のAns−SDP内の情報、能力情報)を含む接続応答200OKを受信している。また、SOAP−SIPアダプタ2は、ステップS1021において、例えば端末A5bからの通信条件情報の少なくとも一部を用いて端末B5cへの接続要求INVITEを生成して送信している。さらに、ステップS1024において、端末B5cから、端末B5cの通信条件情報を含む200OKを受信している。
SOAP−SIPアダプタ2が、例えばステップS1024の200 OKを受信すると、メディアストリーム制御部2103が、先に受信した端末A5bの通信条件情報と照合し、端末A,Bについて通信するメディアのコーディックの変更の要否を判断する。例えば、端末B5cが端末A5bの通信条件情報の一部を選択した場合、変更が必要と判断する。変更する場合は、SIPのUPDATEメッセージかINVITEメッセージを用いて、変更した通信条件情報を端末A5bに送信する。例えば、端末B5cが選択した通信条件情報を、端末A5bに送信する。
これにより、端末A、B間でのメディアコーディックの調整が実現できる。なお、通信条件情報とは、例えばSIPメッセージのSDPフィールド内に格納される、コーディックに対応するポート設定情報である。
図31−1〜図31−4は、第4の実施の形態の第2シーケンス図である。
本シーケンスの例は、上述の第3の実施の形態の第4シーケンスに、メディアストリーム制御部2103での処理判断ステップ(S2010)を追加したものである。各ステップの処理は、上述と同様であるので説明を省略する。
なお、本実施の形態では、例として上述の第3の実施の形態の第1シーケンスと、第4シーケンスに処理判断ステップを追加したものを示すが、第3の実施の形態の第1から第5シーケンスのいずれにおいても処理判断ステップを追加することが可能である。
本発明は、例えばIPネットワークにおいて利用可能である。
1 Webサーバ
2、6 SOAP−SIPアダプタ
3 SIPサーバ
4 HGW
5、7 端末
30 呼制御装置
310 メモリ
311 転送制御部
312 メディア制御部
313 位置情報管理部
314 呼制御管理部
315 通信制御部
320 処理部(CPU)
331、332、333 インタフェース(IF)
100 処理部
110 入力部
120 表示部
130 記憶部
140 通信インタフェース
2001、5001 CPU
2003、5003 IF
2004、5004 メモリ
2010 セッション情報テーブル
2011 sessionID
2020 呼参加者情報テーブル
2030、5020、6020 端末情報テーブル
2040、5030、6030 メディアストリーム制御情報テーブル
2101、5101 SOAP制御部
2102 3PCCモジュール部
2103、5103 メディアストリーム制御部
2104、5104 SIP制御部
5010、6010 コネクション情報テーブル
5011、6011 connectionID
5102 NGN接続モジュール部
N1 インターネット
N2 NGN

Claims (11)

  1. 上位装置から第1端末及び第2端末間の接続要求メッセージを受信し、該第1端末とのセッション及び該第2端末とのセッションを確立するサーバと、
    前記第1端末及び前記第2端末管理する呼制御装置と
    を備え、
    前記サーバが、前記サーバと第1端末との間のセッション及び前記サーバと第2端末とのセッションを確立した後に、前記呼制御装置へセッションの転送要求を送信し、
    前記呼制御装置は、
    前記転送要求を受信すると、前記呼制御装置と前記第1端末との間のセッション及び前記呼制御装置と第2端末との間のセッションを新たに確立し、
    前記サーバと前記第1端末との間のセッションの切断要求及び該サーバと前記第2端末との間のセッションの切断要求を該サーバに送信し、
    以後、前記呼制御装置が、前記呼制御装置と前記第1端末との間のセッション及び前記呼制御装置と第2端末との間のセッションを管理する通信システム。
  2. 前記転送要求は、SIPのREFERメッセージである請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記サーバは、
    前記サーバと第1端末との間のセッション又は前記サーバと第2端末とのセッションを確立する処理における、呼び出し中を示すメッセージ、又は、応答確認を示すメッセージを受信すると、前記サーバと第1端末との間のセッション又は前記サーバと第2端末とのセッションを保留状態にするための保留指示を前記呼制御装置に送信し、
    該保留状態において、前記サーバと第2の端末とのセッション確立要求又は前記呼制御装置への転送要求を送信する請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記サーバは、前記サーバと第1端末との間のセッション又は前記サーバと第2端末とのセッションを確立した後に、前記第1端末又は前記第2端末に対してRBTを送信する請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記サーバは、転送要求を前記呼制御装置に送信すると、又は、該転送要求に対する応答通知を前記呼制御装置から受信すると、RBTの送信を停止する請求項に記載の通信システム。
  6. 前記呼制御装置は、前記転送要求に含まれるセッション識別情報から前記第1端末及び前記第2端末を特定する請求項1に記載の通信システム。
  7. 前記呼制御装置は、前記サーバと前記第1端末との間のセッション又は前記サーバと第2端末とのセッションの確立の際に、セッション識別情報、前記第1端末の識別情報、及び前記第2端末の識別情報を対応付けて記憶する請求項1に記載の通信システム。
  8. 前記呼制御装置は、前記転送要求の受信の後に、前記第1端末に通信条件情報を含む第1の接続要求メッセージを送信し、かつ、前記第2端末に通信条件情報を含む第2の接続要求メッセージを送信する請求項1に記載の通信システム。
  9. 前記呼制御装置は、前記転送要求の受信の後に、(i)前記第1端末に、通信条件情報のリストを含む第1の接続要求メッセージを送信し、前記第1端末から、前記リストから選択された通信条件情報を含む第1の応答メッセージを受信し、かつ、(ii)前記第2端末に、通信条件情報のリストを含む第2の接続要求メッセージを送信し、前記第2端末から、前記リストから選択された通信条件情報を含む第2の応答メッセージを受信する請求項1に記載の通信システム。
  10. 前記通信条件情報は前記第1端末と前記第2端末の通信条件情報である請求項9に記載の通信システム。
  11. 前記第1の接続要求メッセージ及び前記第2の接続要求メッセージはre−INVITEメッセージであり、前記第1の応答メッセージ及び前記第2の応答メッセージは200OKである請求項10に記載の通信システム。
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