JP5034721B2 - 記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯用記憶装置と記憶装置の接続部を保護する保護カバー間で、無線認証を行い、その認証状況により記憶装置に記憶されているデータを情報処理装置等の端末へアクセスするかどうか判断するものである。
USBメモリ、SDメモリカード、PCMCIAメモリカードなどの携帯可能なリムーバブル記憶装置は、データの持ち運びや情報処理装置等の間で、データを受け渡しに使用される。
このような携帯可能なリムーバブル記憶装置は、大容量化に伴い様々なデータを大量に記憶し持ち運びすることができるようになった。その一方で、このような記憶装置は、小型化され、落としたり、置き忘れたりする可能性が高くなり、セキュリティをかけ記憶されている情報を保護する必要がある。
従来、このような記憶装置に記憶されたデータを保護するには、記憶領域の一部または全域をセキュリティエリアに設定し、パスワード等により管理を行い、認証されたときのみ記憶領域にアクセスできるようにする方法でセキュリティの確保をしている。また、記憶装置とあらかじめ指定したパソコンなどの情報処理装置との距離が、あらかじめ決められた以上に開いたときに記憶装置のデータにアクセスできなくする方法や、記憶装置の保護カバーが外された時間を記憶し、一定時間経過した後、アクセスできなくする方法などがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−267533号公報
しかしながら、上記のような保護装置では、携帯用の記憶装置であるにもかかわらず、あらかじめ設定された情報処理装置としかデータの受け渡しができないことや、時間経過を基準に保護を行うのであれば、セキュリティが確保できない空白の時間が必ず生じるといった問題が生じてしまう。
そこで、本発明は、上記の課題を解決して、高いセキュリティを確保し、かつ使用勝手のよい携帯可能な記憶装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の記憶装置は、情報処理装置と接続しデータ通信を行うための接続部を介して内蔵した記憶部のデータを読み込みまたは書き込みを行う記憶装置本体部と、前記情報処理接続装置に接続しないときに前記接続部を保護する保護カバーとから一対に構成され、前記保護カバーが前記接続部から外されたことを検知すると、前記保護カバー内に設けた保護カバー通信部と前記記憶部本体部内に設けた記憶通信部とで通信を行うようにするものである。
これにより、両者の位置関係を把握しセキュリティを確保することができるので高いセキュリティを確保し、かつ使用勝手のよい携帯可能な記憶装置を達成する。
本発明によれば、高いセキュリティを確保し、かつ使用勝手のよい携帯可能な記憶装置
を提供することができる。
第1の発明は、情報処理装置と接続しデータ通信を行うための接続部を介して内蔵した記憶部のデータを読み込みまたは書き込みを行う記憶装置本体部と、前記情報処理接続装置に接続しないときに前記接続部を保護する保護カバーとから一対に構成される記憶装置であって、前記保護カバーが前記接続部から外されたことを検知すると、前記保護カバー内に設けた保護カバー通信部と前記記憶部本体部内に設けた記憶通信部との通信によって、前記記憶装置本体部が前記接続部を介して前記情報処理装置に接続された際に前記情報処理装置から前記記憶部内に記憶された情報へアクセスすることに対し許可をするかどうかの判断をする判断部を備えたものである。これによって、両者の位置関係を把握しセキュリティを確保する。
第2の発明では、特に第1の発明において、前記保護カバーが前記接続部から外されたことを検知すると、前記保護カバー通信部に電源が供給されるようにしたものである。
第3の発明では、特に第の発明の判断部において、接続部が情報処理端末に接続された後に、保護カバー通信部から送信される電文を記憶通信部で受信したときの電界強度レベルがあらかじめ定められた値より大きいことが検知されれば、前記記憶部に記憶されたデータへアクセスすることを許可するように制御を行うものである。これによって、記憶部に記憶されているデータのセキュリティを確保する。
第4の発明では、特に第の発明の判断部において、接続部が情報処理端末に接続された後に、保護カバー通信部から送信された電文を記憶通信部で受信した信号のエラーレートがあらかじめ定められた値より小さいことが検知されれば、前記記憶部に記憶されたデータをアクセスすることを許可するように制御を行うものである。これによって、記憶部に記憶されているデータのセキュリティを確保する。
第5の発明では、特に第の発明の判断部において、保護カバー通信部から送信される電文を記憶通信部で受信した電界強度レベルがあらかじめ定められた値より小さく、かつあらかじめ定められた時間継続してその状態が継続したことが検知されれば、前記記憶通信部での通信を中止するものである。これによって、記憶部に記憶されているデータのセキュリティを確保できる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明装置の外観例を示した図である。
本発明装置は、記憶装置本体部1と保護カバー2で構成されている。
記憶装置本体部1は、パーソナルコンピュータをはじめとする計算機、プリンタ等の印刷装置、オシロスコープ、スペクトルアナライザ、パワーメータ、カウンター、電流計、電圧計、容量計などの計測器、データローガ、ペンレコーダ等の記録機器、ディジタルカメラ、携帯電話、テレビ、プロジェクタ、DVDなどの映像記録機などの情報処理装置等に接続する接続部101をもっている。
さらに、本記憶装置は、計算機等の機器と接続しないときには、接続部101を保護するために、保護カバー2を被せ保護する。また保護カバー2には、ストラップ用ホール2
03が付けられており、キーホルダーやネックストラップをつけることができる。
次に本発明の実施の形態の携帯記憶装置の内部構造図を図2に示す。記憶装置本体部1は、保護カバー2との間で無線通信を行なうための構成となっている。
記憶装置本体部1は、上記の情報処理装置等に接続する接続部101、保護カバー2が接続部101から外れたことを検知する接続検知部103、接続検知部103で検知した状態に応じて制御を行なう制御部104、接続部101を用いて接続し、情報処理装置等からデータや記憶装置本体部1と保護カバー2との通信状況を記憶する記憶部105、保護カバー2と通信を行なう際の通信制御や電文データの生成等を行う通信制御部106、生成された電文データを保護カバー2へ向けて送信するあるいは、保護カバー2から送信された電文データを受信するための記憶通信部107から構成されている。
一方、保護カバー2の構成は、記憶装置本体部1へ向けて送信する電文データの生成や、無線通信を行なう際の制御を行うカバー制御部202、カバー制御部202で生成された電文データを送信するためのカバー通信部201から構成されている。
記憶装置本体部1の接続検知部103は、保護カバー2が記憶装置本体部1の接続部101に接続されているか否かを検知するものでああって、タクトスイッチなどの機構スイッチ、フォトトランジスタや硫化カドミウムを利用したCdsセルなどの光センサを使用したスイッチ、静電容量の変化、抵抗値の変化を利用し電流や電圧値の変化を検出するセンサのいずれかで構成されている。
記憶装置本体部1と保護カバー2との通信を司る記憶通信部107とカバー通信部201は、アンテナを介して、RFID(Radio Frequency Identification:無線周波数識別)で使用されている短距離通信用の電波、UWB(Ultra Wide Band:超広帯域無線)、特定小電力無線等を用いてペアリング処理により、記憶装置本体部1と対に設定した保護カバー2の識別コードが含まれる電文データの送受信を所定のプロトコルに基づき行う。記憶通信部107とカバー通信部201は、増幅回路、復調回路、振幅制限回路、検波回路、フィルタ回路、発振回路、ミクサ、変調回路などが含まれる。
通信制御部106は、無線通信で使用される電波の受信強度(たとえば、アンテナを介して受信され、ダウンコンバート、検波された際の電圧レベル、または、S/N比、さらには、復調回路等で復号されたデータの誤り率などを算出)を算出するとともに、その受信強度があらかじめ定められた閾値以上か、未満かを判定する。さらに、通信制御部106では、算出した受信強度が閾値以上であれば、復調されたデータに含まれている保護カバー2の識別IDを保護カバー2との間で行ったペアリング処理によってあらかじめ取得しておいた識別IDと比較し、一致すれば保護カバー2との認証が成功したことを制御部104へ通知する。一致しなければ、認証に失敗したことを通知する。
制御部104では、前記通信制御部106から、認証が成功した際に出力される情報を入力された際には、記憶装置本体部1と保護カバー2が、あらかじめ定められた位置関係、あるいは距離にあると判断し、記憶装置本体部1が接続部101を介して情報処理装置に接続された際に、情報処理装置から記憶部105内に記憶されている情報へアクセスすることに対し許可するよう判断する。ここでアクセスするとは、記憶部105に記憶されているデータの存在を確認すること、記憶されているデータの内容を閲覧すること、記憶されているデータを記憶部105から情報処理装置へ移動、コピーすること、記憶されているデータの内容を変更、削除することなどをさす。
次に、上記のように構成された本発明の実施の形態1の携帯記憶装置の処理フロー(図3)を使用し説明していく。図3は、本実施の形態1に係る記憶装置本体1の動作フローを示す。
まず、記憶装置本体1は、接続部101に保護カバー2がついているかどうかを接続検知部103で検知する(S301)。保護カバー2が接続部101についておらず、接続検知部103が保護カバー2「なし」と判断すると、制御部104において、記憶部105に記憶されているデータに対し、接続部101を介して外部の情報処理装置からアクセスすることを不許可とするよう制御を行った上で、保護カバー2と通信を行なう制御を開始する。通信記憶部106であらかじめ登録されている保護カバー2の識別IDを含めた通信電文を生成し記憶通信部107へ出力する。記憶通信部107では、前期通信電文を変調し、アンテナを介して無線送信する。
保護カバー2では、前記記憶通信部107がキャリアセンスを行い、所定の周波数でキャリアを検知した際には、受信動作を開始するために、カバー通信部201で電文データを受信し、復調制御を行う。また、その後でカバー制御部202であらかじめ定められた保護カバー2の識別IDが含まれている電文であることをプロトコルに沿って確認を行う。ここで受信した電文データ内の識別IDがあらかじめ登録されている識別IDと一致すれば、記憶通信本体部1へ送信する電文データを生成する。記憶通信部1へ送信する電文データは、保護カバー2の識別IDを含め生成され、カバー通信部201で変調されアンテナを介して送信される。
カバー通信部201から送信された電文データは、記憶装置本体部1の記憶通信部107で受信する(S302)。
次に、S302で受信された電波の受信強度があらかじめ定められたレベル以上であり、かつ、復調された受信電文に含まれている保護カバーの識別IDが、あらかじめ登録されている識別IDと一致しているか確認を行う。(S303)。ここで、もしS302において、記憶装置本体部1の記憶通信部107から電文データを送信したにもかかわらず、ある一定時間、保護カバー2から応答電文が戻ってこなかった場合、プロトコルに適合にした電文データを受信できなかった場合、あるいはRSSIレベルがあらかじめ定められたレベルより低かった場合、さらに受信した電文データ内に含まれる保護カバー2の識別IDが記憶装置本体部1内にあらかじめ登録されている識別IDと一致しなかった場合は、認証が不成立となりS305へ進む。認証が不成立になった際には、カウントアップを行い記憶部105に記憶し(S305)、不成立の連続回数があらかじめ定められた回数(ここでは10回)未満の場合S301へ戻る。一方、認証の不成立の回数が連続10回となった場合には、保護カバー2が記憶装置本体部1の接続部101に一旦接続されているかを確認するステップへ遷移する。(S306)そこで保護カバーが接続されたことを接続検出部103で検知すればS301へ戻る。これにより記憶装置本体部1と保護カバー2が別々のところに存在した状態で、認証確認動作を継続することを停止し、消費電力の低減を図る。さらに、記憶装置本体部1のみ持ち去られ、不正改造によりデータへのアクセスすることを防ぐ。
S303のステップで認証が成立した場合、記憶装置本体部1の接続部101が情報処理装置へ接続されたときに、制御部104は、記憶部105に記憶されているデータへアクセスすることを許可する(S304)。
さらに、再度、記憶装置本体部1は、上述したステップ301からステップ304の処理を繰り返し、保護カバー2との認証通信を繰り返す。
以上のように記憶装置本体部1は図3に示したフローにしたがって、認証確認動作を繰り返すことで、携帯記憶装置が、使用者の管理下にあるかどうかを確認し、セキュリティの確保を行なう。
次に、本発明の携帯記憶装置の無線認証方法について説明する。図4では、記憶装置本体部1を中心とする領域があり、認証エリア401、非認証エリア402、通信不能エリア403と称する領域に分けられる。保護カバー2が存在するエリアにより、保護カバー2から送信される電文データを記憶装置本体部1が受信する受信強度に応じて、それぞれの制御が異なる。
認証エリア401では、保護カバー2より送信される電文データの受信強度が、あらかじめ定められたレベル以上であり、記憶装置本体部1と保護カバー2の位置関係が十分確認の取れる位置関係にあり、認証を許可できる状態にある(以下、記憶装置本体部と保護カバーが認証状態に入れる状態として、認証モードと称する場合がある)。
非認証エリア402では、保護カバー2より送信される電文データの受信強度が、あらかじめ定められたレベル未満であり、記憶装置本体部1と保護カバー2間で通信はできるものの離れており認証を不許可とする状態にある(以下、記憶装置本体部および保護カバーが認証状態に入れていないが、通信はできていない状態を待ち受けモードと称する場合がある)。
通信不能エリア403とは、記憶装置本体部1と保護カバー2の位置関係から通信できない状態にある。
以下で、記憶装置本体部1と保護カバー2との間で認証通信処理について説明していく。
記憶装置本体部1は、保護カバー2との間では、ペアリングされた際に割り付けられる保護カバー識別IDを含んだ電文を一定の周期で送信している。また保護カバー2は、一定周期のスロットにて、記憶装置本体部1から送信されてくる保護カバーに識別IDを受信するために待ち受け状態となっている。
また、記憶装置本体部1でも保護カバー2から送信電文を受信するため、上記処理とは別に、保護カバー2から送信されてくる識別IDを含んだ電文データを一定周期で受信するように、一定の周期のスロットにて待ち受け状態になっている。
記憶装置本体部1は保護カバー2から送信されてくる識別IDを含んだ電文を受信した際に、保護カバーが非認証エリアに存在する際には、受信強度があらかじめ定められた値未満となるため、認証モードには遷移せず、待ち受けモードを維持する。保護カバー2が非認証エリアから認証エリアに移動した際には、受信強度があらかじめ定められた値以上となるため、記憶装置本体部1は識別IDを含んだ電文を受信し、前もって記憶された識別IDを照合し、一致すれば認証モードへ遷移する。
記憶装置本体部1は、識別IDが一致した際には、以後保護カバー2との間でチャレンジアンドレスポンス方式を用い、周期的に認証制御を行う。具体的には、記憶装置本体部1は、識別IDが一致した際に、チャレンジリクエストを保護カバー2へ送信する。チャンレンジリクエストを受信した保護カバー2は、乱数を発生させて生成したチャレンジ信号を記憶装置本体部1へ送信する。チャレンジ信号を受信した記憶装置本体部1は、このチャレンジ信号に対して暗号化を行い、レスポンスキーを保護カバー2へ送信する。保護カバー2は、レスポンスキーを受信後、復号化を行いレスポンス信号と送信したチャレン
ジ信号が一致すると認証が成功したと判断し、復号化したレスポンス信号と送信したチャレンジ信号が不一致の場合には、認証が失敗したと判断したと判断する。なお、認証モードにおいて記憶装置本体部1と保護カバー2の間で送受信される各信号には、記憶装置本体部1と保護カバー2の識別IDが含まれているため、他の記憶装置本体部や保護カバーが存在しても、識別IDを確認し、自機あてに送信されたからどうかを判別することができる。
記憶装置本体部1は認証に成功した場合には、あらかじめ定められた時間間隔で上記の処理を繰り返し行い、失敗した場合には、待ち受けモードへ遷移して、識別IDの送信を開始する。なお、記憶装置本体部1と保護カバー2間でチャレンジアンドレスポンド方式を用いた認証中に、上記の信号の送受信が途切れた場合でも、記憶装置本体部1は待ち受けモードに遷移して識別IDの送受信を開始することになる。
以上の処理は、記憶装置本体部1と保護カバー2の処理が逆でもかまわず、記憶装置本体部1と保護カバー2間であらかじめ決められた間隔で通信を行ない、認証を確認した上で、記憶部104に記憶されたデータへのアクセスを許可することでセキュリティを確保する。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2における記憶装置本体部1と保護カバー2の内部ブロック図である。実施の形態1と同様の機能を有する構成に関する説明は省略し、図2と相違する記憶装置本体部1内部の電源検出部108について説明を行なう。
記憶装置本体部1の接続部101が、情報処理機器に接続され、記憶装置本体部1に電源が供給された際に、電源検出部108において、あらかじめ定められた電圧値、あるいは電流値を満たす電源が供給されたことを検知し、制御部104に通知する。制御部104は、電源検知部108からの通知に応じて、通信制御部106の制御及び記憶部105記憶されているデータへのアクセスについて制御を行なう。
電源検出部108は、電源電圧を検出するような回路構成であれば、電圧検出ICや、コンパレータ等を使った比較回路、電圧を読み取るアナログ−ディジタル変換回路、電流を検出する回路であれば、電流−電圧変換回路等で構成される。また、特別な検出回路を用意せずに、ある定電圧、あるいは、それに順ずる電圧から動作するような回路構成とし、電源が接続部101を通して外部より供給された時点から記憶装置本体部1内部の各ブロックが動作するような構成としても良い。
保護カバー2におけるカバー接続部205は、記憶装置本体部1の接続部101を保護する目的で、保護カバー2を前記接続部101に接続し、カバー検出部206は、カバー接続部205が前記接続部101との着脱状況を検知する。カバー検出部206で検出された着脱状況は、カバー制御部202へ通知させ、着脱の状況に応じてカバー通信部201の通信制御を行なう。
保護カバー2における接続部205は、記憶装置本体部1の接続部101を保護する目的のカバーであるため、前記接続部101と電気的に接続してなくてもよく、樹脂等の筐体であって物理的に保護するような構成となっている。カバー検出部206は、接続部101とカバー接続部205が接続されているか否かを検知するものであって、タクトスイッチなどの機構スイッチ、フォトトランジスタや硫化カドミウムを使ったCdsセルなどの光センサを使用したスイッチ、静電容量の変化、抵抗値の変化を利用し電流や電圧値の変化を検出するセンサ等で構成されている。
以上のように構成された本発明の実施の形態2の携帯記憶装置の処理の流れを図6に従って説明する。図6は、本実施形態に係る記憶装置本体1の動作フローを示す。
まず、記憶装置本体部1は、接続部101より電源が供給されたたかどうかを電源検知部103で検知を行う。電源検知がされるまでは、記憶装置本体部1は消費電力を極力消費しない低消費電力モード、あるいは電源供給がなければ停止状態にある(S601)。S601で電源が検知できると、記憶装置本体部1内の制御部104に電源供給がされ、記憶装置本体部1が動作を開始し(S602)、情報処理装置から接続部101を介して、記憶部105に記憶されているデータにアクセスすることを不許可とする制御信号を制御部104から出力する(S603)。続いて、記憶装置本体部1と保護カバー2との間で通信を開始するために通信制御部106の電源を供給するよう制御部104から制御信号を出力し(S604)、通信制御部106で、保護カバー2の識別IDを含んだ電文データを作成し、通信仕様情報を生成する。ここで、通信仕様情報とは、送信周波数、伝送レート、変調方式、変調度、送信出力等である(S605)。次に、記憶通信部107に電源を供給するように制御部104から制御信号を出力し、S605で生成した通信仕様情報をもとに無線通信を行なえるように回路ブロックに電源供給を行なう(S606)。S605で作成した保護カバー2の識別IDを含んだ電文データを通信仕様情報に基づいて、記憶通信部107、アンテナを介して送信を行ない(S607)、S605の送信動作終了後、通信制御部106と記憶通信部107に供給する電源を停止するよう制御部104から制御信号を出力する。また同時に、制御部104も低消費電力モード、あるいは間欠動作を行なうモードに遷移し、消費電力を低減する(S608)。また、あらかじめ定められた時間経過後、受信動作に入るため通信制御部106と記憶通信部107に電源供給するために制御部104から制御信号を出力する(S609)。あらかじめ決められた通信仕様に基づいて、周波数、チャンネル数、時間に応じて、アンテナと記憶通信部107を介して電波を受信しキャリアセンスを実施し、キャリアの有無を判断する(S610)。S610でキャリアセンスが無いと判断した場合は、通信制御部106と記憶通信部107に供給する電源を停止するように制御部104から制御信号を出力し、停止する(S615)。S610でキャリアセンスありと判断した場合は、送信されてきた電文データをアンテナと記憶通信部107を介し復調を行い、受信したデータを通信制御部106へ入力し、あらかじめ記憶された保護カバー2の識別IDと比較し、自機宛であることを確認し、確認結果を制御部104へ出力する。(S611)。記憶通信部107での受信動作終了し、通信制御部106での確認動作が終了後に、記憶通信部107と通信制御部106に供給する電源を停止するよう制御部104から制御信号を出力する(S612)。次にS611の確認結果を基に制御部104で記憶装置本体部1とあらかじめ決められた保護カバー2との間での認証が成立したか否かを判断する。もし、ここで認証が成立しなかった場合には、電源検知S601へ戻る(S613)。S613で認証が成立した場合には、情報処理装置から接続部101を介して、記憶部105に記憶されているデータにアクセスすることを許可するように制御信号を制御部104より出力する(S614)。
さらに、再度、記憶装置本体部1は、上述したステップ601からステップ615の処理を繰り返し、保護カバー2との認証通信を繰り返す。以上のように記憶装置本体部1は図6に示したフローにしたがって、認証確認動作を定期的に繰り返すことで、携帯記憶装置が、使用者の管理下にあるかどうかを確認し、セキュリティの確保を行なう。
続いて携帯記憶装置における保護カバー2の制御フローを図7に示し、それをもとにシーケンスを説明していく。
まず、保護カバー2が記憶装置本体部1の接続部101から外されたかどうかをカバー接続検出部206で検出する(S701)。
S701で保護カバーが記憶装置本体部1の接続部101から外された場合、カバー制御部202へ電源が供給される(S702)。
続いて、カバー通信部201へ電源が供給されることにより通信待機状態に入る(S703)。あらかじめ決められた帯域、周波数、受信時間、チャンネル数に応じてキャリアセンスを実施し(S704)、キャリアセンスレベルがあらかじめ定められた値以上であれば、順次、電文を受信、復調し、電文内に含まれている識別IDが、記憶されている保護カバーの識別IDと比較する(S705)。S705で比較した識別IDが一致した際には、識別ID以降の電文についても、所定のプロトコルにしたがって復調(S706)し、電文復調終了後にカバー通信部201へ供給している電源を停止するためにカバー制御202より制御信号を出力する(S707)。S706のステップで復調した電文が、所定のプロトコルにしたがってデータの確認を行い(S708)、データを確認できれば、保護カバー2から記憶装置本体部1へ向けて送信するための電文データを所定のプロトコルにしたがい、カバー制御部202で生成する。また、同時に、送信周波数、送信回数、変調パターン、送信出力等の送信仕様データを作成する(S709)。続いて、S709のステップで生成した電文データを送信するために、カバー通信部201へ電源供給を行うとめにカバー制御部201から制御信号を出力する(S710)。続いて、S709で作成した、電文データをカバー制御部202からカバー通信部へ出力し、前記の送信仕様データ定めた仕様でアンテナを介して送信を行う(S711)。送信終了後、カバー通信部201へ供給する電源を停止するためにカバー制御部202から制御信号を出力し(S712)、カバー制御部202自身が、あらかじめ定められた期間、保護カバー2全体の消費電力を低減するために、省電力モードへ遷移する(S713)。
続いて、S704のステップにおいて、キャリアセンスが確認できなかった場合の処理について説明する。キャリアセンスが確認できなかった場合には、キャリアセンスが確認できない時間を累積記憶し(S721)、累積時間が10分未満であれば、カバー通信電源201へ供給する電源を停止するためにカバー制御部201から制御信号を出力し(S723)、再度、S701へ戻る。一方、S721のステップにおいて、累積時間が10分以上経過した際には、カバー通信部201へ供給する電源を停止するために制御部201から制御信号を出力した上で(S724)、あらかじめ定められた周期で、保護カバーが、記憶装置本体部1の接続部101へ接続されたか否かの検知動作を行う(S704)。これにより一旦、保護カバーを記憶装置本体部1へ接続しない限り、確認動作に入ることはなくい、消費電力を抑えることが可能となる。
同様に、S705のステップにおいて、識別IDが不一致した場合の処理について説明する。キャリアセンスを検知したにもかかわらず、識別IDが不一致となった場合についても、不一致回数を記憶し(S722)、所定回数(ここでは5回)未満であれば、カバー通信部201へ供給する電源を停止する信号をカバー制御部201から出力した上で(S723)再度、S701へ戻る。一方、不一致回数が所定回数以上になった場合には、カバー通信部201へ供給する電源を停止する信号をカバー制御部201より出力した上で(S724)、あらかじめ定められた周期で、保護カバーが、記憶装置本体部1の接続部101へ接続されたか否かの検知動作を行い(S704)、検知できればS701へ戻る。
さらに、再度、保護カバー2は、上述したステップ701からステップ724の処理を繰り返し、保護カバー2との認証通信を繰り返す。
以上、図6と図7に示した、記憶装置本体部1と保護カバー2の制御フローに沿って、認証通信を行い、認証が確保できている間は、記憶部に記憶されているデータを外部より
アクセスすることを許可し、セキュリティを確保する。
本発明の携帯用記憶装置は、記憶装置本体部と保護カバーとの間であらかじめ定められた周期で認証通信を行い、保護カバーを身につけ使用することで、情報処理端末の設定によらず高いセキュリティを確保したうで使用することができる。
本発明の実施の形態1の携帯記憶装置の外観図 本発明の実施の形態1の携帯記憶装置の内部ブロック図 本発明の実施の形態1における記憶装置本体部の制御フロー図 本発明の実施の形態1の通信エリアを示す図 本発明の実施の形態2の形態記憶装置の内部ブロック図 本発明の実施の形態2における記憶装置本体部の制御フロー図 本発明の実施の形態2における保護カバーの制御フロー図
符号の説明
1 記憶装置本体部
2 保護カバー
101 接続部
103 接続検出部
104 制御部
105 記憶部
106 通信制御部
107 記憶通信部
108 電源検出部
201 カバー通信部
202 カバー制御部
203 ストラップ用ホール
204 くびかけストラップ
205 カバー接続部
206 カバー接続検出部
401 認証エリア
402 非認証エリア
402 通信不能エリア

Claims (5)

  1. 情報処理装置と接続しデータ通信を行うための接続部を介して内蔵した記憶部のデータを読み込みまたは書き込みを行う記憶装置本体部と、
    前記情報処理接続装置に接続しないときに前記接続部を保護する保護カバーとから一対に構成される記憶装置であって、
    前記保護カバーが前記接続部から外されたことを検知すると、
    前記保護カバー内に設けた保護カバー通信部と前記記憶部本体部内に設けた記憶通信部との通信によって、前記記憶装置本体部が前記接続部を介して前記情報処理装置に接続された際に前記情報処理装置から前記記憶部内に記憶された情報へアクセスすることに対し許可をするかどうかの判断をする判断部を備えた記憶装置。
  2. 前記保護カバーが前記接続部から外されたことを検知すると、
    前記保護カバー通信部に電源が供給される請求項1記載の記憶装置。
  3. 前記判断部は、
    前記接続部が情報処理端末に接続された後に、前記保護カバー通信部から送信される電文を前記記憶通信部で受信したときの電界強度レベルがあらかじめ定められた値より大きいことが検知されれば、前記記憶部に記憶されたデータへアクセスすることを許可するように制御を行う請求項記載の記憶装置。
  4. 前記判断部は、前記接続部が情報処理端末に接続された後に、前記保護カバー通信部から送信された電文を
    前記記憶通信部で受信した信号のエラーレートがあらかじめ定められた値より小さいことが検知されれば、
    前記記憶部に記憶されたデータをアクセスすることを許可するように制御を行う請求項記載の記憶装置。
  5. 前記判断部は、前記保護カバー通信部から送信される電文を
    前記記憶通信部で受信した電界強度レベルがあらかじめ定められた値より小さく、かつあらかじめ定められた時間継続してその状態が継続したことが検知されれば、前記記憶通信
    部での通信を中止する請求項記載の記憶装置。
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