JP5033331B2 - エアジェットルームにおける冷却装置 - Google Patents

エアジェットルームにおける冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5033331B2
JP5033331B2 JP2006030831A JP2006030831A JP5033331B2 JP 5033331 B2 JP5033331 B2 JP 5033331B2 JP 2006030831 A JP2006030831 A JP 2006030831A JP 2006030831 A JP2006030831 A JP 2006030831A JP 5033331 B2 JP5033331 B2 JP 5033331B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
heat
weft insertion
pipe
drive motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006030831A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007211358A (ja
Inventor
渉 門脇
洋彦 石川
力 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2006030831A priority Critical patent/JP5033331B2/ja
Priority to CN 200710005209 priority patent/CN101016671B/zh
Publication of JP2007211358A publication Critical patent/JP2007211358A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5033331B2 publication Critical patent/JP5033331B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/28Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed
    • D03D47/30Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed by gas jet
    • D03D47/3026Air supply systems
    • D03D47/3053Arrangements or lay out of air supply systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

本発明は、エアジェットルームにおける熱発生源を緯入れ用供給エアにより冷却する装置に関する。
特許文献1で開示された従来技術では、エアジェットルームにおける冷却装置が開示されており、緯入れ用タンデムノズル13に隣接して回転出力装置としてのステッピングモータ24が近接配置され、6面体形状をしたステッピングモータ24のボディ242の側壁面243がタンデムノズル13のノズルボディ15の側壁面154に面接触されている。ステッピングモータ24のロータ軸241には可動体26が止着され、可動体26は回転されることにより緯糸Yの経路を直線形状の第1経路より、屈曲形状の第2経路へ変更する。緯入れ終了時に緯糸Yは屈曲形状の第2経路へ移行されることにより、制動作用を受け緯入れ速度を減速させる。
通電時にステッピングモータ24で発生する熱の一部は、面接触されているボディ242の側壁面243よりノズルボディ15の側壁面154を経由してノズルボディ15に伝わる。ノズルボディ15に伝わった熱の一部は、緯入れ毎に生じるタンデムノズル13内のエア流により放熱されることにより、ステッピングモータ24の冷却効果が高まるとしている。
特開2005−42254号公報(第3〜6頁、図1〜図4)
しかし、特許文献1で開示された技術では、緯入れ用ノズルに隣接して配置されている緯糸制動用装置のモータ冷却にしか利用できず、織機における他の熱発生源の冷却には利用できない問題がある。
更に、複数の緯入れ用ノズルを備えた多色織り織機の場合には、ノズル毎に備えられた緯糸制動用モータの通電サイクルが異なり、緯糸制動用モータからの排熱量が変化する。このような排熱量変動は、緯入れ用ノズルから噴射されるエア流の圧力変動を招き、緯入れ性能に悪影響を及ぼす恐れがある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、織機の熱発生源を冷却でき、かつ安定した緯入れ性能を確保することができるエアジェットルームにおける冷却装置の提供にある。
上記課題を達成するため、請求項1記載の発明は、緯入れ用ノズルとエア供給源とを接続するエア配管を備え、前記エア配管内にエア供給源から供給されるエアの圧力を緯入れに適した圧力に調整するレギュレータ、前記レギュレータにより調整された圧力のエアを貯留するエアタンク、前記エアタンクに貯留されたエアの前記緯入れ用ノズルへの供給を制御する開閉弁を順次配置したエアジェットルームにおいて、前記エア配管のうち、前記開閉弁よりも上流側であって、前記開閉弁が閉じられている状態では大気に開放されていない閉配管を形成する配管部分を流れるエアと、織機の機能部品を構成する熱発生源との間で熱交換を行うことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、エア配管内を流れるエアと織機の機能部品を構成する熱発生源との間で熱交換が行われるので、熱発生源の熱がエアの方に伝わり、熱発生源を冷却することができる。緯入れ用供給エアを使用して熱発生源の冷却が可能となり、冷却のために新たにファンなどを設けなくとも良い。
さらに、エア配管のうち、開閉弁よりも上流側であって、開閉弁が閉じられている状態では大気に開放されていない閉配管を形成する配管部分を流れるエアと、織機の機能部品を構成する熱発生源との間で熱交換を行うので、この閉配管内にあるエアに熱が伝わり温度上昇すると、エアの圧力が上昇する。開閉弁が閉じられることで形成される閉配管内部のエアの圧力は、エア供給源から供給されるエアの圧力を緯入れに適した圧力に調整するレギュレータにより一定圧力に制御可能である。従って、一定圧力に制御されたエアを緯入れ用ノズルに供給することが可能となり、熱発生源において排熱量変動が発生しても緯入れ性能には影響を与えず、安定したエア供給が可能となる。そして、供給エアの圧力が高められているので、緯入れの推進力がアップし高速運転が可能となる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のエアジェットルームにおける冷却装置において、前記レギュレータよりも上流側の前記エア配管内を流れるエアと前記熱発生源との間で熱交換を行うことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、レギュレータよりも上流側で熱発生源との間で熱交換が行われるので、レギュレータ上流の配管部での圧力変動がエアタンク内の緯入れ用エアに波及することが確実に防止される。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のエアジェットルームにおける冷却装置において、前記熱発生源の周囲にジャケットを設け、前記エア配管内を流れるエアを該ジャケット内に流通させることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、熱発生源の周囲にジャケットが設けられているので、熱発生源より発生する熱を周囲に拡散させることなく、ジャケット内に流通させられたエアに確実に伝えることが可能となり、熱発生源の冷却効率を高めることができる。
請求項4記載の発明は、請求項1記載のエアジェットルームにおける冷却装置において、前記熱発生源と前記エア配管内のエアの間にヒートポンプを介在させ、前記熱発生源と前記エア配管内のエアとを熱的に接続したことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、熱発生源にて発生した熱をヒートポンプでエア配管内のエアに確実に伝達可能となり、熱発生源の冷却を確実に行うことができる。さらに、熱交換のためにエア配管の配管長を長くする必要がないので、配管抵抗が少なくて済む。
本発明によれば、織機の熱発生源と緯入れ用エアとの間で熱交換を行うことにより熱発生源を冷却することができ、かつ安定した緯入れ性能を確保することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図2に基づいて説明する。
図1に示されるように、織機における緯入れ用ノズルはメインノズル13とサブノズル14、15、16より構成されており、メインノズル13は第1緯入れノズル13a及び第2緯入れノズル13bより構成され、それぞれ直列に配列されている。又、サブノズル14、15、16は複数の(この場合には4本)ノズル群より形成されており、スレイ17上に緯入れ方向に配設されている。
メインノズル13の側方には、緯糸Yを供給するための給糸部11及び供給された緯糸Yを所定の長さに貯留するための緯糸測長貯留装置12が配設されている。
エア供給源30側より第1緯入れノズル13a及び第2緯入れノズル13bに至るエア配管18内に、エア配管18内を流れる供給エアと織機の機能部品を構成する熱発生源との間で熱交換を行う熱交換部29、エアフィルタ28、エアタンク21へ蓄えられるエアの圧力を調整するレギュレータ22、レギュレータ22により圧力調整されたエアを貯留する緯入れメインノズル用エアタンク21及び第1、第2緯入れノズル13a、13b用開閉弁19、20が順次配置されている。
一方、エア配管18は熱交換部29の下流において分岐し、サブノズル14、15、16に至るまでにエアタンク26へ蓄えられるエアの圧力を調整するレギュレータ27、圧力調整されたエアを貯留する緯入れサブノズル用エアタンク26及びサブノズル14、15、16用開閉弁23、24、25が順次配置されている。エア配管18は、レギュレータ22、27より上流側の配管部18aと、レギュレータ22、27から開閉弁19、20、23、24、25とを接続する配管部18bと、開閉弁19、20、23、24、25とメインノズル13、サブノズル14、15、16を接続する配管部18cとからなる。
図2に示されるように、電子開口装置の駆動ボックス31が織機のサイドフレーム35の外側面に取り付けられており、駆動ボックス31より複数のクランクロッド36が織機本体側に突出し、このクランクロッド36は図示しないリンク機構を介して綜絖枠に接続されている。
熱交換部29は、電子開口装置の駆動ボックス31に設けられており、駆動ボックス31には、織機の機能部品を構成する熱発生源としての複数の開口駆動モータ32が取り付けられている。そして、開口駆動モータ32の周囲には、ジャケット33が開口駆動モータ32の周辺部を覆うように装着されている。開口駆動モータ32の周辺部とジャケット33の間には空間部34が形成されており、この空間部34はエア通路を形成している。
上部の4個の開口駆動モータ32の周辺部に形成されている空間部34と、下部の4個の開口駆動モータ32の周辺部に形成されている空間部34とは一方の端部で連結パイプ37により連結され、他方の端部がエア供給源30及びレギュレータ22、27とそれぞれ接続されている。エア供給源30より供給されたエアは、空間部34を流通することにより開口駆動モータ32の周辺部とエアとの間で熱交換が行われ、開口駆動モータ32の周辺部より熱が奪われる。即ち、開口駆動モータ32の駆動により開口駆動モータ32は発熱し周辺部が熱くなる。この熱の一部は、空間部34を流通するエアにより奪われることにより、開口駆動モータ32の冷却を可能としている。
ここで、エア供給源30より、圧力P1、体積V1、温度(絶対温度)T1のエアが供給されるとして、織機の熱発生源としての開口駆動モータ32を通過することにより熱交換が行われ、供給エアは開口駆動モータ32の熱を奪い、温度上昇する。この時、通過後のエアを、圧力P2、体積V2、温度(絶対温度)T2とすると、気体の状態方程式より次の式が成り立つ。
P1・V1/T1=P2・V2/T2
ここで、エアは外気と遮断された閉配管内にあり、V1=V2でT1<T2なので、
P1<P2となり、熱交換後のエアの圧力P2は上昇する。
温度と圧力の上昇した供給エアは、図1に示されるように、レギュレータ22により緯入れメインノズル用エアとして圧力Pm(Pm<P2)に調圧されエアタンク21に貯留されると共に、レギュレータ27により緯入れサブノズル用エアとして圧力Ps(Ps<P2)に調圧されエアタンク26に貯留される。
以上の構成を持つエアジェットルームにおける冷却装置についてその作用を説明する。
エア供給源30より供給されたエアは、エア配管18の配管部18aを通って、熱交換部29に至る。
開口駆動モータ32の周辺部とジャケット33の間に形成されている空間部34に、供給されたエアが流通することにより、開口駆動モータ32の周辺部とエアとの間で熱交換が行われ、開口駆動モータ32の周辺部より熱が奪われる。
奪われた熱により、温度と圧力の上昇したエアの一部は、エア配管18の配管部18aを通ってレギュレータ22を通過し、配管部18bの一部を構成するエアタンク21に貯留される。
図示しないヤーンビームから送り出された経糸は綜絖枠によって開口される。図示しない制御装置からの信号により、開閉弁19、20が開動作し、エアタンク21より圧力Pmのエアが第1緯入れノズル13a及び第2緯入れノズル13bに供給され、第1緯入れノズル13a及び第2緯入れノズル13bはエア噴射を行う。
給糸部11と連結された緯糸測長貯留装置12より緯糸Yが第2緯入れノズル13bに引き出され、第1緯入れノズル13aより経糸開口内を緯入れ方向に射出される。
経糸開口内に緯入れされた緯糸Yは、開閉弁23、24、25が順次開閉動作し、エアタンク26より圧力Psのエアをサブノズル14、15、16よりリレー噴射することにより、緯入れ方向に牽引される。緯入れが終了すると、緯糸Yは筬38によって筬打ちされ、織布が形成される。
この実施形態に係るエアジェットルームにおける冷却装置によれば以下の効果を奏する。
(1)開閉弁19、20、23、24、25よりも上流側である配管部18aを流れるエアと織機の機能部品を構成する熱発生源としての開口駆動モータ32との間で熱交換が行われるので、開口駆動モータ32の排熱量変動に伴う配管部18aでのエア圧力の変動はレギュレータ22、27によって調整され、緯入れ性能に悪影響を及ぼすことがなくなる。
(2)レギュレータ22及び27よりも上流側の配管部18aに熱交換部29が設けられ、供給エアと開口駆動モータ32との間で熱交換が行われるので、熱交換により上昇したエアの温度と圧力はレギュレータ22及び27によって適切な緯入れ圧力Pm、Psにそれぞれ調整され、エアタンク21及び26に貯留可能となる。
(3)温度と圧力を高められ一定圧力Pm、Psに制御されたエアを緯入れ用メインノズル13a、13b及びサブノズル14、15、16に供給することが可能となり、緯入れ性能に影響を与えない安定したエア供給が可能となる。又、供給エアの圧力が高められているので、緯入れの推進力がアップし高速運転が可能となる。
(4)開口駆動モータ32の周囲にジャケット33が設けられているので、開口駆動モータ32より発生する熱を周囲に拡散させることなく、ジャケット33内に閉じ込めることができる。そして、開口駆動モータ32の周辺部とジャケット33の間に形成されている空間部34にエア供給源30より供給されたエアを流通させることにより、ジャケット33内に閉じ込められた熱を放熱させることができ、開口駆動モータ32の冷却効率を高めることができる。
(5)エア供給源30からのエアを熱交換なしで、直接緯入れに使用する場合と比較して、空気消費量を削減できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図3に基づいて説明する。
この実施形態では、第1の実施形態における熱交換のやり方を変更したものである。
従って、ここでは、説明の便宜上、先の説明で用いた符号を一部共通して用い、共通する構成についてはその説明を省略し、変更した個所のみ説明を行う。
図3に示されるように、この実施形態では織機の熱発生源としての開口駆動モータ32とエアタンク26内のエアとは、ヒートポンプ40を介して熱的に接続されている。ヒートポンプ40は、熱発生源との間で熱交換を行い熱発生源の熱を奪う吸熱部41と、奪った熱をエアタンク26内の供給エアに伝え供給エアとの間で熱交換を行う放熱部42とより構成されており、ヒートポンプ40内を循環する熱交換媒体としては流体が用いられている。即ち、ヒートポンプ40内を循環する熱交換媒体により、吸熱部41にて熱発生源としての開口駆動モータ32より熱を吸熱し、放熱部42にて供給エアに熱を伝達し放熱を行う。
従って、吸熱部41においては、開口駆動モータ32より熱が奪われることにより開口駆動モータ32は冷却される。又、放熱部42においては、奪われた熱が供給エアに伝達されることによりエアタンク26内のエアは温度と圧力が上昇する。
熱交換により上昇したエアタンク26内のエアの温度と圧力は、レギュレータ27に、エアタンク26内のエア圧力を減圧させるリリーフ弁機能を持たせることによって適切な緯入れ圧力Psに調整される。
この実施形態に係るエアジェットルームにおける冷却装置によれば以下の効果を奏する。
(1)エアタンク26内のエアと織機の熱発生源としての開口駆動モータ32との間をヒートポンプ40にて連結し、ヒートポンプ40内を循環する熱交換媒体により、吸熱部41にて開口駆動モータ32より熱を吸熱し、放熱部42にて供給エアに熱を伝達し放熱を行うので、開口駆動モータ32を冷却することができる。開口駆動モータ32の排熱量変動に伴う配管部18bの一部としてのエアタンク26内のエア圧力の変動はレギュレータ27によって調整され、緯入れ性能に悪影響を及ぼすことがなくなる。
(2)開口駆動モータ32よりの熱により温度と圧力を高められ一定圧力Psに制御されたエアを緯入れ用サブノズル14、15、16に供給することが可能となり、緯入れ性能に影響を与えない安定したエア供給が可能となる。又、供給エアの圧力が高められているので、緯入れ方向の牽引力がアップし高速運転が可能となる。
(3)エア供給源30からのエアを熱交換なしで、直接緯入れに使用する場合と比較して、空気消費量を削減できる。
(4)第1の実施形態に比べて、熱交換のためにエア配管18の配管長を増大させる必要が無くなるため、配管抵抗の増大が発生しない。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図4に基づいて説明する。
この実施形態では、第1の実施形態における熱交換部の個所を増やしたものである。
従って、ここでは、説明の便宜上、先の説明で用いた符号を一部共通して用い、共通する構成についてはその説明を省略し、変更した個所のみ説明を行う。
図4に示されるように、この実施形態ではエア供給源30より熱交換部29に至るエア配管18の一部を分岐してエア配管51を形成し、このエア配管51内に別の熱交換部50を設けたものである。エア配管51の分岐点をS1とし、合流点をS2とする。
熱交換部29では、開口駆動モータ32と供給エアとの間で熱交換が行われ、開口駆動モータ32で発生する熱が供給エアの方に伝わり、開口駆動モータ32の冷却が行われる。一方、エア配管51の方に設けられている熱交換部50においては、織機の他の熱発生源と供給エアとの間にて熱交換が行われ、他の熱発生源の冷却が行われる。
ここで、例えば他の熱発生源を織機のメイン駆動モータとすると、開口駆動モータ32の場合と同様にメイン駆動モータの周辺部をジャケットで覆い、ジャケットとメイン駆動モータの周辺部との間に空間部を形成し、該空間部に供給エアを流通させる。メイン駆動モータで発生する熱は、空間部を流通する供給エアにより奪われて、メイン駆動モータの冷却が行われる。
開口駆動モータ32を通過することにより温度上昇した供給エアと、メイン駆動モータを通過することにより温度上昇した供給エアは、エア配管18内のS2点で合流し、エア配管18の下流側に設置されているエアタンク21及び26に所定の圧力に調圧された上で貯留される。
この実施形態に係るエアジェットルームにおける冷却装置によれば以下の効果を奏する。
尚、第1実施形態の(3)、(5)の効果は共通なので省略し、それ以外の効果を記す。
(1)エア供給源30より熱交換部29に至るエア配管18の一部を分岐してエア配管51を形成し、このエア配管51内に別の熱交換部50を設けることにより、熱交換部29においては、開口駆動モータ32を冷却することができ、熱交換部50においては、別の熱発生源としてのメイン駆動モータの冷却を行うことができる。緯入れ用供給エアを利用して複数の熱発生源の冷却が同時に行えるので、冷却のために新たにファンなどを設けなくとも良く、装置の大型化を防止でき簡略化を図れる。
(2)レギュレータ22及び27よりも上流側に熱交換部29及び50が設けられ、供給エアと開口駆動モータ32及びメイン駆動モータとの間で熱交換が行われるので、熱交換により上昇したエアの温度と圧力はレギュレータ22及び27によって適切な緯入れ圧力Pm、Psにそれぞれ調整され、エアタンク21及び26に貯留可能となる。
(3)開口駆動モータ32及びメイン駆動モータの周囲にジャケットが設けられているので、開口駆動モータ32及びメイン駆動モータより発生する熱を周囲に拡散させることなく、ジャケット内に閉じ込めることができる。そして、開口駆動モータ32及びメイン駆動モータの周辺部とジャケットの間に形成されている空間部にエア供給源30より供給されたエアをそれぞれ流通させることにより、ジャケット内に閉じ込められた熱を放熱させることができ、開口駆動モータ32及びメイン駆動モータの冷却効率を高めることができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 第1〜第3の実施形態では、緯入れメインノズルを2個直列に配列して使用するとして説明したが、単独で使用しても構わない。
○ 第1、第2実施形態では、織機の熱発生源を開口駆動モータとして説明したが、熱発生源を開口駆動モータ以外の、例えば、メイン駆動モータ、緯糸ブレーキモータ、オイルバスなどであっても構わない。
○ 第2実施形態では、織機の熱発生源とサブノズル用エアタンク内の供給エアとをヒートポンプにて連結させ、熱交換を行うとして説明したが、織機の熱発生源とメインノズル用エアタンク内の供給エアとをヒートポンプにて連結させ熱交換を行っても構わない。又、別々の熱発生源とサブノズル用エアタンク及びメインノズル用エアタンクとをヒートポンプにて連結させ、別々に熱交換を行っても構わない。又、エアタンク内の供給エアの代わりに開閉弁よりも上流のエア配管内(例えば開閉弁とエアタンクの間の配管部)の供給エアと織機の熱発生源との間で熱交換を行ってもよい。
○ 第3実施形態では、熱交換部における織機の熱発生源として開口駆動モータ及びメイン駆動モータとして説明したが、それ以外の熱発生源であっても構わない。
○ 第3実施形態では、エア供給源よりのエア配管を分岐させ、分岐させたエア配管内に別の熱交換部を設けるとして説明したが、分岐ルートを2つ以上形成し、それぞれの分岐ルートにそれぞれ別々の熱交換部を設けても構わない。この場合には、織機における複数の熱発生源の冷却を同時に行なわせることができる。
第1の実施形態に係るエアジェットルームにおける冷却装置の全体構成を表す概略図である。 第1の実施形態に係る熱交換部の要部拡大図である。 第2の実施形態に係るエアジェットルームにおける冷却装置の全体構成を表す概略図である。 第3の実施形態に係るエアジェットルームにおける冷却装置の全体構成を表す概略図である。
符号の説明
13 メインノズル
13a 第1緯入れノズル
13b 第2緯入れノズル
14、15、16 サブノズル
18 エア配管
19、20 開閉弁(メインノズル用)
21、26 エアタンク
22、27 レギュレータ
23、24、25 開閉弁(サブノズル用)
29 熱交換部
30 エア供給源
32 開口駆動モータ



























Claims (4)

  1. 緯入れ用ノズルとエア供給源とを接続するエア配管を備え、前記エア配管内にエア供給源から供給されるエアの圧力を緯入れに適した圧力に調整するレギュレータ、前記レギュレータにより調整された圧力のエアを貯留するエアタンク、前記エアタンクに貯留されたエアの前記緯入れ用ノズルへの供給を制御する開閉弁を順次配置したエアジェットルームにおいて、
    前記エア配管のうち、前記開閉弁よりも上流側であって、前記開閉弁が閉じられている状態では大気に開放されていない閉配管を形成する配管部分を流れるエアと、織機の機能部品を構成する熱発生源との間で熱交換を行うことを特徴とするエアジェットルームにおける冷却装置。
  2. 前記レギュレータよりも上流側の前記エア配管内を流れるエアと前記熱発生源との間で熱
    交換を行うことを特徴とする請求項1に記載のエアジェットルームにおける冷却装置。
  3. 前記熱発生源の周囲にジャケットを設け、前記エア配管内を流れるエアを該ジャケット内に流通させることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアジェットルームにおける冷却装置。
  4. 前記熱発生源と前記エア配管内のエアの間にヒートポンプを介在させ、前記熱発生源と前記エア配管内のエアとを熱的に接続したことを特徴とする請求項1に記載のエアジェットルームにおける冷却装置。
JP2006030831A 2006-02-08 2006-02-08 エアジェットルームにおける冷却装置 Expired - Fee Related JP5033331B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006030831A JP5033331B2 (ja) 2006-02-08 2006-02-08 エアジェットルームにおける冷却装置
CN 200710005209 CN101016671B (zh) 2006-02-08 2007-02-07 喷气织机中的冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006030831A JP5033331B2 (ja) 2006-02-08 2006-02-08 エアジェットルームにおける冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007211358A JP2007211358A (ja) 2007-08-23
JP5033331B2 true JP5033331B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=38490046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006030831A Expired - Fee Related JP5033331B2 (ja) 2006-02-08 2006-02-08 エアジェットルームにおける冷却装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5033331B2 (ja)
CN (1) CN101016671B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1018617A3 (nl) * 2008-11-17 2011-05-03 Picanol Nv Luchtweefmachine.
JP5369874B2 (ja) * 2009-04-28 2013-12-18 株式会社豊田自動織機 経糸開口装置における開口モータ冷却装置
CN102146611B (zh) * 2010-11-17 2013-07-10 江苏万工科技集团有限公司 一种织机内部气流流动装置
JP5321662B2 (ja) * 2011-09-14 2013-10-23 株式会社豊田自動織機 空気噴射式織機の緯入れ装置
CN103510249A (zh) * 2013-09-24 2014-01-15 吴江唯奇布业有限公司 一种带整流气室的喷气织机用喷嘴
CN103526433A (zh) * 2013-10-25 2014-01-22 吴江唯奇布业有限公司 一种喷气织机喷嘴
JP6115555B2 (ja) * 2014-12-15 2017-04-19 株式会社豊田自動織機 ウォータジェット織機における冷却装置
CN105177825A (zh) * 2015-08-14 2015-12-23 吴江福爱梁纺织有限公司 一种纺织主喷嘴
FR3088653B1 (fr) * 2018-11-21 2020-12-11 Staubli Sa Ets Dispositif de refroidissement d’une machine de formation de la foule d’un métier à tisser
CN112910176A (zh) * 2021-02-23 2021-06-04 山东日发纺织机械有限公司 一种电机冷却系统和喷气织机

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05339846A (ja) * 1992-06-11 1993-12-21 Asahi Chem Ind Co Ltd エアージェットルーム製織方法
JPH0949151A (ja) * 1995-08-04 1997-02-18 Tsudakoma Corp ウオータージェット織機の機上乾燥装置
JP2002069800A (ja) * 2000-09-01 2002-03-08 Tsudakoma Corp 流体噴射式織機の緯入れ制御装置
JP2005042254A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Toyota Industries Corp ジェットルームにおける緯入れ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101016671A (zh) 2007-08-15
JP2007211358A (ja) 2007-08-23
CN101016671B (zh) 2010-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5033331B2 (ja) エアジェットルームにおける冷却装置
KR100591469B1 (ko) 증기 발생기
CN100408431C (zh) 飞行器的流体冷却系统和装设有这种系统的飞行器
JP4572131B2 (ja) エンジンの可変分離冷却構造およびエンジンの冷却システム
CN103052797A (zh) 风力发电装置
US8959915B2 (en) Waste heat steam generator
JP2008011641A (ja) 回転電機
CA2668869A1 (en) Cooling apparatus and cooling method for electrical equipment
JP2011503444A5 (ja)
KR102552685B1 (ko) 냉각 구조체, 냉각 시스템, 발열 장치 및 구조물
JP2014190590A (ja) 復水器、及びこれを備える蒸気タービンプラント
JPWO2011129266A1 (ja) 車両空調用電気発熱式ヒーターコア及びそれを配した車両用空調装置
JP2005108458A (ja) 燃料電池の温度調整装置
CN114190063A (zh) 一种一体定向浸没冷却式服务器模块及数据中心
JP6858821B2 (ja) ガスタービンの吸気温調システムおよび発電プラント
JP4633493B2 (ja) 脱気器のウォーターハンマー防止方法及びボイラ給水装置
JP6115555B2 (ja) ウォータジェット織機における冷却装置
JP5369874B2 (ja) 経糸開口装置における開口モータ冷却装置
CN102338275B (zh) 一种织机和控制该织机中的润滑剂温度的方法
KR20200134901A (ko) 해수를 이용한 캐비닛 쿨링 시스템
WO2014181645A1 (ja) 熱交換器の蓄熱機構
JP2006069441A (ja) 空気冷却ユニット
JPH11304102A (ja) 自然循環方式のガス竪流れ型排ガスボイラ
WO2012076219A2 (en) Weaving machine with lubricating systems
CN214501642U (zh) 冷媒散热装置及空调

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111007

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111017

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20111118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120702

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees