JP5031037B2 - 効率的な検出のためのシーケンス生成方法及びこれを用いた信号送受信方法 - Google Patents

効率的な検出のためのシーケンス生成方法及びこれを用いた信号送受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;以下、‘OFDM’という。)方式基盤の通信システムにおける信号送受信方法に関するもので、より具体的には、OFDM通信における特定のチャネルのために使われるシーケンスを受信端で効率的に検出するようにシーケンスを生成する方法及びこれを用いた信号送受信方法に関する。
以下、本発明で用いられるOFDMとOFDMA及びSC−FDMA技法について説明する、
近年、高速のデータ伝送への要求が増大しつつあり、このような高速伝送に好適な方式としてOFDMが知られ、これは様々な高速通信システムの伝送方式として採択されることとなった。このOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)について説明すると、次の通りである。OFDMは、高速の伝送率(high-rate)を持つデータ列(datastream)を低い伝送率(slow-rate)を持つ多数のデータ列に分け、これらを多数の搬送波を用いて同時に伝送することを基本原理とする。これら多数の搬送波のそれぞれを副搬送波(subcarrier)という。OFDMの多数の搬送波間には直交性(orthogonality)が存在するため、搬送波の周波数成分は相互重なっても受信側で検出可能である。高速の伝送率を持つデータ列は、直/並列変換部(Serialto Parallel converter)を通じて多数の低い伝送率のデータ列(data stream)に変換され、これら並列に変換された多数のデータ列にそれぞれの副搬送波が乗算された後、それぞれのデータ列が合算されて受信側に伝送される。OFDMAは、上記のOFDMにおいて、全体帯域に対して多重使用者が要求する伝送率によって副搬送波を割り当てる多重接続(multipleaccess)方法である。
従来SC−FDMA(Single Carrier-FDMA)方式について説明すると、次の通りである。SC−FDMA方式は、DFT−S−OFDM方式とも呼ばれる。従来のSC−FDMA技法は、アップリンクに主として適用される技法で、OFDM信号を生成する前に、周波数領域でまずDFT行列で分散(spreading)を適用した後に、その結果を従来のOFDM方式で変調して伝送する技法である。SC−FDMA技法を説明するためにいくつかの変数を定義する。Nは、OFDM信号を伝送する副搬送波の個数を表し、Nbは、任意の使用者のための副搬送波の個数を表し、Fは、離散フーリエ変換行列、すなわち、DFT行列を表し、sは、データシンボルベクトルを表し、xは、周波数領域でデータが分散されたベクトルを表し、yは、時間領域で伝送されるOFDMシンボルベクトルを表す。
SC−FDMAでは、データシンボル(s)を伝送する前にDFT行列を用いて分散させる。これは下記の数学式1で表現される。
Figure 0005031037
上記の数学式1で、
Figure 0005031037
は、データシンボル(s)を分散させるために用いられたN大きさのDFT行列である。このように分散されたベクトル(x)に対して一定の副搬送波割当技法により副搬送波マッピング(subcarrier mapping)が行なわれ、IDFTモジュールにより時間領域に変換されることで、受信側に伝送しようとする信号が得られる。この受信側に伝送される伝送信号は、下記の式2で示される。
Figure 0005031037
上記の数学式2で、
Figure 0005031037
は、周波数領域の信号を時間領域の信号に変換するために用いられる大きさNのDFT行列である。このような方法により生成された信号yは、循環前置(cyclic prefix)が挿入されて伝送される。このような方法により伝送信号を生成して受信側に伝送する方法を、SC−FDMA方法という。DFT行列の大きさは、特定の目的に応じて様々に制御することができる。
上記の内容は、DFTまたはIDFT演算に基づいて説明したものである。ただし、説明の便宜のために、以下の内容では、DFT(Discrete Fourier Transform)またはFFT(Fast Fourier Transform)演算を区分せずに使用する。DFT演算の入力値の個数が2の累乗である場合、DFT演算の代わりにFFT演算を行なうことができるということは当業者に自明であるため、以下、FFT演算と称した内容は、DFT演算においてもそのまま適用可能な内容である。
通常、OFDMシステムは、複数個のOFDMシンボルが一つのフレームを形成し、フレーム単位に伝送され、毎フレームあるいは複数のフレーム間隔にプリアンブルを先に送信する。この時、プリアンブルを構成するOFDMシンボルの個数はシステムによって異なる。例えば、OFDMA基盤のIEEE802.16システムの場合、毎ダウンリンクフレームごとに1個のOFDMシンボルで構成されたプリアンブル(preamble)が先に伝送される。このプリアンブルは、通信システムでの同期、セル探索、チャネル推定などを目的として通信端末機に提供される。
図1は、IEEE802.16システムのダウンリンク副フレーム(subframe)の構造を示す図である。同図で、1個のOFDMシンボルで構成されたプリアンブルは、毎フレーム(frame)ごとに先行して伝送され、このプリアンブルは時間及び周波数同期、セル探索、そしてチャネル推定などの用途に活用される。
図2は、IEEE802.16システムで0番目セクターから伝送されるプリアンブルを伝送する副搬送波集合を示す図である。与えられた帯域幅のうち両側の一部を保護帯域(Guard band)として用いる。また、セクターの個数が3である場合、それぞれのセクターは、副搬送波3個の間隔にシーケンスを挿入し、残りの副搬送波には0を挿入して伝送する。
このプリアンブルで用いられる従来のシーケンスについて説明すると、次の通りである。このプリアンブルで用いられるシーケンスを下記の表1に示す。
Figure 0005031037
上記シーケンスは、セクター番号とIDcellパラメータ値によって決定される。定義された各シーケンスは、昇順に二進信号に変換し、BPSK変調を通じて副搬送波にマッピングされる。言い換えると、提示された16進数数列を二進数数列(Wk)に変換させた後、MSB(MostSignificant Bit)からLSB(Least Significant Bit)までWkをマッピングする。(0は+1に、1は−1にマッピングする。例えば、インデックス0の0番目セグメントで16進数‘C12’に対するWkは110000010010…であるため、変換された二進コード値は−1−1+1+1+1+1+1−1+1+1−1+1…となる。)
上述した従来技術によるシーケンスは、二進コードで構成できるシーケンスの種類のうち、相関関係特性をある程度維持しながら、時間領域への変換時にPAPR(Peak-to-Average Power Ratio)を低く維持できるシーケンスをコンピュータシミュレーションで求めたものである。万一、システムの構造が変わったり他のシステムに適用したりする場合には、新しいシーケンスを求めなければならない。
以下、最近新しく提案される3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(Long TermEvolution)技術で用いられるシーケンスについて説明する。
LTEシステムにおいても様々なシーケンスが用いられる。以下、LTEのチャネルで用いられるシーケンスについて説明する。
一般的に、端末が基地局と通信をするために、まず、同期チャネル(以下、‘SCH’と称する。)で基地局との同期を行い、セル探索を行なう。
このように基地局との同期を行い、端末の属するセルIDを獲得する一連の過程を、セル探索(cell search)という。一般に、セル探索は、初期の端末がパワーオン(power-on)した時に行なう初期セル探索(initialcell search)と、連結(connection)あるいは休止モード(idle mode)の端末が、隣接する基地局を探索する周辺セル探索(neighborcell search)とに分類される。
このSCH(SynchronizationChannel)は階層的構造を持つことができる。例えば、P−SCH(Primary SCH)とS−SCH(Secondary SCH)を使用することができる。
これらP−SCHとS−SCHは様々な方法によって無線フレーム(radio frame)に含まれることができる。図3及び図4は、P−SCHとS−SCHが無線フレーム(radio frame)に含まれる様々な方法を示す図である。LTEシステムでは、様々な状況に応じて、図3または図4の構造によってSCHを構成することができる。
図3で、P−SCHは、最初のサブフレーム(sub-frame)の最後のOFDMシンボルに含まれる。また、S−SCHは、2番目のサブフレームの最後のOFDMシンボルに含まれる。
また、図4で、P−SCHは、最初のサブフレームの最後のOFDMシンボルに含まれ、S−SCHは、最初のサブフレームの最後から2番目のOFDMシンボルに含まれる。
LTEシステムは、P−SCHを用いて時間及び周波数同期を獲得することができる。また、S−SCHにはセルグループID、フレーム同期情報、アンテナ構成情報などを含めることができる。
以下、従来の3GPP LTEシステムで提案されたP−SCHの構成方法について説明する。
P−SCHは、キャリア周波数(carrier frequency)を中心に1.08MHz帯域を通じて伝送する。これは72個の副搬送波(subcarrier)に該当する。この時、それぞれの副搬送波の間隔は15kHzである。このような数値が決定される理由は、LTEシステムで12個の副搬送波を一つのRB(ResourceBlock)で定義したためである。この場合、72個の副搬送波は6個のRBに相応する。
OFDMまたはSC−FDMAのように、直交する多数の副搬送波を用いる通信システムで用いられるP−SCHは、下記の条件を満たすと好ましい。
第一、受信側での優れた性能の検出のために、P−SCHをなすシーケンスに対する時間領域における自己相関(auto-correlation)及び相互相関の特性に優れていなければならない。
第二、同期検出による複雑度(complexity)が低くなければならない。
第三、優れた周波数オフセット(offset)推定性能のために、N回反復(Nx repetition)される構造を持つことが好ましい。
第四、PAPR(Peak-to-AveragePower Ratio)(あるいはCM)が低くなければならない。
第五、P−SCHがチャネル推定用に用いられるとすれば、その周波数応答は一定(constant)な値を持つことが好ましい。すなわち、チャネル推定側面からは、周波数領域で平坦(flat)な応答が最も良いチャネル推定性能を見せると知られている。
今まで様々なシーケンスが提案されてきたが、いずれも上述した様々な条件を満たせないという問題があった。
本発明は上記の従来技術を改善するためのもので、その目的は、優れた相関特性を持つシーケンスを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、受信端でのシーケンス検出が容易となるように送信端でシーケンスを生成して伝送する方法を提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、上記のように生成されて伝送された信号を效率的に検出する方法を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の一様態では、複数のシーケンスのうち、第1シーケンス及び第2シーケンスのそれぞれのルートインデックスが共役対称特性(conjugate symmetry property)を満たすように設定されたルートインデックス組合せからいずれか一つのルートインデックスを選択する段階と、
前記選択されたルートインデックスによって周波数領域または時間領域で前記シーケンスを生成する段階と、
前記生成されたシーケンスを周波数領域資源要素にマッピングする段階と、
前記周波数領域マッピングされた信号を時間領域伝送信号に変換して伝送する段階と、を含む、信号伝送方法が提供される。
好ましくは、前記複数のシーケンスは、Zadoff-Chuシーケンスであり、
前記共役対称特性を満たすように設定された前記ルートインデックス組合せは、前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスのそれぞれのルートインデックスの和が、前記複数のシーケンス長に相応するように設定されることができる。
好ましくは、前記複数のシーケンスは、奇数長を有し、
前記複数のシーケンスを生成する数学式は、
Figure 0005031037
(ここで、Mは、前記Zadoff-Chuシーケンスのルートインデックス、nは前記Zadoff-Chuシーケンスを構成する成分のそれぞれのインデックス)であり、
前記複数のシーケンス長はNである。
好ましくは、前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスのそれぞれのルートインデックスの和が前記複数のシーケンス長に相応するように設定された前記ルートインデックス組合せは、前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスのそれぞれのルートインデックスの和が前記Nになるように設定されると良い。
好ましくは、前記Zadoff-Chuシーケンスの長さは63であり、
前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスのルートインデックスはそれぞれ、34及び29に設定されることができる。
好ましくは、前記複数のシーケンスの個数は3つであり、
前記ルートインデックス組合せにおいて、前記複数のシーケンスのうち第3シーケンスのルートインデックスは、周波数オフセットの影響を考慮して選択することができる。
好ましくは、前記ルートインデックス組合せは、前記第1シーケンス、前記第2シーケンス及び前記第3シーケンスのルートインデックスがそれぞれ、34、29及び25に設定されることができる。
好ましくは、前記複数のシーケンスは、主同期チャネル(P−SCH)伝送用シーケンスである。
好ましくは、前記複数のシーケンスは、アップリンクプリアンブル(Uplink Preamble)伝送用シーケンスである。
上記課題を解決するための本発明の他の様態では、複数のシーケンスのうち第1シーケンス及び第2シーケンスのそれぞれのルートインデックスの和が前記複数のシーケンス長に相応するように設定されたルートインデックス組合せからいずれか一つのルートインデックスを選択する段階と、
前記選択されたルートインデックスによって周波数領域または時間領域で前記シーケンスを生成する段階と、
前記生成されたシーケンスを周波数領域資源要素にマッピングする段階と、
前記周波数領域マッピングされた信号を時間領域伝送信号に変換して伝送する段階と、を含む、信号伝送方法が提供される。
好ましくは、前記複数のシーケンスは、奇数長を持つZadoff-Chuシーケンスであり、
前記複数のシーケンスを生成する数学式は、
Figure 0005031037
(ここで、Mは、前記Zadoff-Chuシーケンスのルートインデックス、nは、前記Zadoff-Chuシーケンスを構成する成分のそれぞれのインデックス)であり、
前記複数のシーケンスの長さはNであり、
前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスのそれぞれのルートインデックスの和が前記複数のシーケンス長に相応するように設定された前記ルートインデックス組合せは、前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスのそれぞれのルートインデックスの和がNになるように設定されることができる。
上記課題を解決するための本発明のさらに他の様態では、受信信号と複数のシーケンスのそれぞれとの相互相関値を算出する方法であって、
前記受信信号と前記複数のシーケンスのうちの第1シーケンスとの相互相関値を計算する過程で発生する複数の中間値を算出する段階と、
前記中間値の加算または減算を用いて、前記受信信号と前記複数のシーケンスのうちの前記第1シーケンス及び第2シーケンスそれぞれとの相互相関値を算出する段階と、
を含み、
前記第1シーケンスに対するルートインデックス及び前記第2シーケンスに対するルートインデックスは、前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスが共役対称特性(conjugate symmetry property)を満たすように設定されたことを特徴とする、相互相関値算出方法が提供される。
好ましくは、前記共役対称特性を満たす前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスは、共役複素数関係を満足する。
好ましくは、前記中間値は、
前記受信信号の実数部と前記第1シーケンスの実数部との相互相関値である第1結果値と、
前記受信信号の虚数部と前記第1シーケンスの虚数部との相互相関値である第2結果値と、
前記受信信号の虚数部と前記第1シーケンスの実数部との相互相関値である第3結果値と、
前記受信信号の実数部と前記第1シーケンスの虚数部との相互相関値である第4結果値と、を含むことができる。
好ましくは、前記受信信号と前記第1シーケンスとの相互相関値は、前記第1結果値に前記第2結果値を加算した値を実数部として算定し、前記第3結果値から前記第4結果値を減算した値を虚数部として算定することができる。
好ましくは、前記受信信号と前記第2シーケンスとの相互相関値は、前記第1結果値から前記第2結果値を減算した値を実数部として算定し、前記第3結果値に前記第4結果値を加算した値を虚数部として算定することができる。
上記課題を解決するための本発明のさらに他の様態では、CAZAC(Constant Amplitude Zero Auto-Correlation)シーケンスを用いた信号伝送方法であって、
所定ルートインデックスを選択し、前記選択されたルートインデックスによって周波数領域または時間領域で前記CAZACシーケンスを生成する段階と、
前記生成されたCAZACシーケンスを周波数資源要素に連続してマッピングする段階と、
前記周波数領域マッピングされた信号を時間領域伝送信号に変換して伝送する段階と、を含み、
前記時間領域伝送信号は、前記CAZACシーケンスのうち周波数0の部分に該当する成分を省略して伝送されることができる。
好ましくは、前記時間領域伝送信号は、前記CAZACシーケンスのうち周波数0の部分に該当する成分をパンクチャリング(Puncturing)して伝送されることができる。
好ましくは、前記CAZACシーケンスは、奇数長を持つZadoff-Chuシーケンスであり、
前記Zadoff-Chuシーケンスを生成する数学式は、
Figure 0005031037
(ここで、Mは、前記Zadoff-Chuシーケンスのルートインデックス、nは、前記Zadoff-Chuシーケンスを構成する成分のそれぞれのインデックス)であり、
前記Zadoff-Chuシーケンスの長さはNである。
好ましくは、前記Zadoff-Chuシーケンスの長さは63であり、
前記Zadoff-Chuシーケンスは、前記nが0乃至30である成分を、周波数資源要素インデックスが−31である周波数資源要素から周波数資源要素インデックスが−1である周波数資源要素まで、そして前記nが32乃至62である成分を、周波数資源要素インデックスが1である周波数資源要素から周波数資源要素インデックスが31である周波数資源要素まで連続してマッピングしてなることができる。
好ましくは、前記Zadoff-Chuシーケンスは、主同期チャネル(P−SCH)伝送用シーケンスである。
本発明によって生成されたシーケンスは、時間領域で一定水準以上の相関関係特性を維持させ、低いPAPR特性を示すという優れた効果を奏する。
本発明で提案するシーケンスをLTEシステムのような通信規格に適用する場合、優れた性能のチャネルを構成することができる。
本発明はさらに、例えば、以下を提供する。
(項目1)
複数のシーケンスのうち、第1シーケンス及び第2シーケンスのそれぞれのルートインデックスが共役対称特性(conjugate symmetry property)を満たすように設定されたルートインデックス組合せからいずれか一つのルートインデックスを選択する段階と、
前記選択されたルートインデックスによって周波数領域または時間領域で前記シーケンスを生成する段階と、
前記生成されたシーケンスを周波数領域資源要素にマッピングする段階と、
前記周波数領域マッピングされた信号を時間領域伝送信号に変換して伝送する段階と、を含む、信号伝送方法。
(項目2)
前記複数のシーケンスは、Zadoff−Chuシーケンスであり、
前記共役対称特性を満たすように設定された前記ルートインデックス組合せは、前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスのそれぞれのルートインデックスの和が前記複数のシーケンス長に相応するように設定される、項目1に記載の信号伝送方法。
(項目3)
前記複数のシーケンスは、奇数長を有し、
前記複数のシーケンスを生成する数学式は、
Figure 0005031037
(ここで、Mは、前記Zadoff−Chuシーケンスのルートインデックス、nは前記Zadoff−Chuシーケンスを構成する成分のそれぞれのインデックス)
であり、
前記複数のシーケンス長は、前記Nである、項目2に記載の信号伝送方法。
(項目4)
前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスのそれぞれのルートインデックスの和が前記複数のシーケンス長に相応するように設定された前記ルートインデックス組合せは、
前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスのそれぞれのルートインデックスの和が前記Nになるように設定される、項目3に記載の信号伝送方法。
(項目5)
前記Zadoff−Chuシーケンスの長さは63であり、
前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスのルートインデックスはそれぞれ、34及び29に設定される、項目4に記載の信号伝送方法。
(項目6)
前記複数のシーケンスの個数は3つであり、
前記ルートインデックス組合せにおいて、前記複数のシーケンスのうち第3シーケンスのルートインデックスは、周波数オフセットの影響を考慮して選択する、項目2に記載の信号伝送方法。
(項目7)
前記ルートインデックス組合せは、前記第1シーケンス、前記第2シーケンス及び前記第3シーケンスのルートインデックスがそれぞれ、34、29及び25に設定される、項目6に記載の信号伝送方法。
(項目8)
前記複数のシーケンスは、主同期チャネル(P−SCH)伝送用シーケンスである、項目4に記載の信号伝送方法。
(項目9)
前記複数のシーケンスは、アップリンクプリアンブル(Uplink Preamble)伝送用シーケンスである、項目4に記載の信号伝送方法。
(項目10)
複数のシーケンスのうち第1シーケンス及び第2シーケンスのそれぞれのルートインデックスの和が前記複数のシーケンス長に相応するように設定されたルートインデックス組合せからいずれか一つのルートインデックスを選択する段階と、
前記選択されたルートインデックスによって周波数領域または時間領域で前記シーケンスを生成する段階と、
前記生成されたシーケンスを周波数領域資源要素にマッピングする段階と、
前記周波数領域マッピングされた信号を時間領域伝送信号に変換して伝送する段階と、を含む、信号伝送方法。
(項目11)
前記複数のシーケンスは、奇数長を持つZadoff−Chuシーケンスであり、
前記複数のシーケンスを生成する数学式は、
Figure 0005031037
(ここで、Mは、前記Zadoff−Chuシーケンスのルートインデックス、nは、前記Zadoff−Chuシーケンスを構成する成分のそれぞれのインデックス)
であり、
前記複数のシーケンスの長さはNであり、
前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスのそれぞれのルートインデックスの和が前記複数のシーケンス長に相応するように設定された前記ルートインデックス組合せは、前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスのそれぞれのルートインデックスの和がNになるように設定される、項目10に記載の信号伝送方法。
(項目12)
前記Zadoff−Chuシーケンスの長さは63であり、
前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスのルートインデックスはそれぞれ、34及び29に設定される、項目11に記載の信号伝送方法。
(項目13)
前記複数のシーケンスの個数は3つであり、
前記ルートインデックス組合せにおいて、前記複数のシーケンスのうち第3シーケンスのルートインデックスは、周波数オフセットの影響を考慮して選択する、項目11に記載の信号伝送方法。
(項目14)
前記ルートインデックス組合せは、前記第1シーケンス、前記第2シーケンス及び前記第3シーケンスのルートインデックスがそれぞれ34、29及び25に設定される、項目13に記載の信号伝送方法。
(項目15)
前記複数のシーケンスは、主同期チャネル(P−SCH)伝送用シーケンスである、項目11に記載の信号伝送方法。
(項目16)
前記複数のシーケンスは、アップリンクプリアンブル(Uplink Preamble)伝送用シーケンスである、項目11に記載の信号伝送方法。
(項目17)
受信信号と複数のシーケンスのそれぞれとの相互相関値を算出する方法であって、
前記受信信号と前記複数のシーケンスのうちの第1シーケンスとの相互相関値を計算する過程で発生する複数の中間値を算出する段階と、
前記中間値の加算または減算を用いて、前記受信信号と前記複数のシーケンスのうちの前記第1シーケンス及び第2シーケンスそれぞれとの相互相関値を算出する段階と、
を含み、
前記第1シーケンスに対するルートインデックス及び前記第2シーケンスに対するルートインデックスは、前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスが共役対称特性(conjugate symmetry property)を満たすように設定されたことを特徴とする、相互相関値算出方法。
(項目18)
前記共役対称特性を満たす前記第1シーケンス及び前記第2シーケンスは、共役複素数関係を満足する、項目17に記載の相互相関値算出方法。
(項目19)
前記中間値は、
前記受信信号の実数部と前記第1シーケンスの実数部との相互相関値である第1結果値と、
前記受信信号の虚数部と前記第1シーケンスの虚数部との相互相関値である第2結果値と、
前記受信信号の虚数部と前記第1シーケンスの実数部との相互相関値である第3結果値と、
前記受信信号の実数部と前記第1シーケンスの虚数部との相互相関値である第4結果値と、
を含む、項目17に記載の相互相関値算出方法。
(項目20)
前記受信信号と前記第1シーケンスとの相互相関値は、前記第1結果値に前記第2結果値を加算した値を実数部として算定し、前記第3結果値から前記第4結果値を減算した値を虚数部として算定する、項目19に記載の相互相関値算出方法。
(項目21)
前記受信信号と前記第2シーケンスとの相互相関値は、前記第1結果値から前記第2結果値を減算した値を実数部として算定し、前記第3結果値に前記第4結果値を加算した値を虚数部として算定する、項目19に記載の相互相関値算出方法。
(項目22)
CAZAC(Constant Amplitude Zero Auto−Correlation)シーケンスを用いた信号伝送方法であって、
所定ルートインデックスを選択し、前記選択されたルートインデックスによって周波数領域または時間領域で前記CAZACシーケンスを生成する段階と、
前記生成されたCAZACシーケンスを周波数資源要素に連続してマッピングする段階と、
前記周波数領域マッピングされた信号を時間領域伝送信号に変換して伝送する段階と、を含み、
前記時間領域伝送信号は、前記CAZACシーケンスのうち周波数0の部分に該当する成分を省略して伝送される、信号伝送方法。
(項目23)
前記時間領域伝送信号は、前記CAZACシーケンスのうち周波数0の部分に該当する成分をパンクチャリング(Puncturing)して伝送される、項目22に記載の信号伝送方法。
(項目24)
前記CAZACシーケンスは、奇数長を持つZadoff−Chuシーケンスであり、
前記Zadoff−Chuシーケンスを生成する数学式は、
Figure 0005031037
(ここで、Mは、前記Zadoff−Chuシーケンスのルートインデックス、nは、前記Zadoff−Chuシーケンスを構成する成分のそれぞれのインデックス)
であり、
前記Zadoff−Chuシーケンスの長さはNである、項目22に記載の信号伝送方法。
(項目25)
前記Zadoff−Chuシーケンスの長さは63であり、
前記Zadoff−Chuシーケンスは、前記nが0乃至30である成分を、周波数資源要素インデックスが−31である周波数資源要素から周波数資源要素インデックスが−1である周波数資源要素まで、そして前記nが32乃至62である成分を、周波数資源要素インデックスが1である周波数資源要素から周波数資源要素インデックスが31である周波数資源要素まで連続してマッピングしてなる、項目24に記載の信号伝送方法。
(項目26)
前記Zadoff−Chuシーケンスは、主同期チャネル(P−SCH)伝送用シーケンスである、項目24に記載の信号伝送方法。
IEEE802.16システムのダウンリンク副フレーム(subframe)の構造を示す図である。 IEEE802.16システムにおいて0番目のセクターから伝送されるプリアンブルを伝送する副搬送波集合を示す図である。 P−SCHとS−SCHが無線フレーム(radio frame)に含まれる様々な方法を示す図である。 P−SCHとS−SCHが無線フレーム(radio frame)に含まれる様々な方法を示す図である。 本発明の一実施形態が適用される送受信側の構造を示す図である。 本発明の一実施形態による合理的な相関関係特性を維持し、PAPRの低いシーケンスの設計方法を説明するためのフローチャートである。 CAZACシーケンスの自己相関特性を示す図である。 既に提案されたP−SCHの構成方法を示す図である。 本発明の一実施形態によるP−SCHを生成する方法を示すフローチャートである。 LTE規格のP−SCHがマッピングされる副搬送波の一例を示す図である。 長さ36のフランク(Frank)シーケンスを時間領域で示すブロック図である。 本発明の一実施形態によって時間領域で2回反復してシーケンスを生成した結果を示すブロック図である。 図9の段階S1703による結果を示す図である。 段階S1704−1の結果を示す図である。 図13の結果を右に循環遷移(circular shift)した結果を示す図である。 本発明の一実施形態によるシーケンス生成方法を示す図である。 本実施形態によってDC成分を除去したシーケンスとDC成分を除去しなかったシーケンスの星座図を比較した図である。 時間領域で2回反復される形態を持つように周波数領域でシーケンスを設計する方法を示す図である。 本発明の一実施形態で提案する(1、2、34)のインデックス組合せに対する相互相関の特性を示す図である。 本発明の一実施形態で提案する(1、2、34)のインデックス組合せに対する相互相関の特性を示す図である。 様々な条件下で周波数オフセット敏感度及びCMを示すグラフである。 本発明の好ましい一実施形態によってルートインデックス組合せを選択する場合、各組合せによる自己相関プロファイルを示すグラフである。 本発明の好ましい一実施形態によってルートインデックス組合せを選択する場合、各組合せによる自己相関プロファイルを示すグラフである。 本発明の好ましい一実施形態によってルートインデックス組合せを選択する場合、各組合せによる自己相関プロファイルを示すグラフである。 本発明の好ましい一実施形態によってルートインデックス組合せを選択する場合、各組合せによる自己相関プロファイルを示すグラフである。 本発明の好ましい一実施形態によって長さ63のシーケンスを周波数領域資源要素にマッピングする方法を説明するための図である。 本実施例による受信端の構造を示す図である。 本実施例による受信端の構造を示す図である。
発明の構成、動作及び効果は、以下に説明される本発明の実施形態によって具体化される。
本発明は、上述したように、受信端で該当のシーケンスを效率的に検出できるようにシーケンスを生成して伝送し、受信側でこれを効率的に受信する方法を提供することを目的とする。このために、まず、最も一般的な特定チャネルのためのシーケンスを生成して伝送する方法の一環として、時間領域または周波数領域でシーケンスを生成する方法、時間または周波数領域で生成されたシーケンスを周波数領域シーケンスにマッピングする方法、周波数領域シーケンスを時間領域に変換する方法、DC成分を除去するデータ処理方法、(選択的に)時間領域で反復特性を持つシーケンスを生成する方法などを提案する。
基本実施形態
本発明の一実施形態によって生成されるシーケンスは、様々なチャネルに用いられることができる。例えば、アップリンクプリアンブル伝送信号(例えば、任意接続チャネル(RACH)等)、ダウンリンク同期チャネルなどに用いられることができる。また、データ及び制御信号のためのチャネルに用いられることができ、再伝送(例えば、ACK/NAK信号)のためのチャネルにも用いられることができ、周波数及び時間同期のためのチャネルにも用いられることができる。以下、説明の便宜上、周波数及び/または時間同期のためのチャネル(例えば、主同期チャネル(P−SCH))のためのシーケンスを生成する方法について説明するが、本発明がこのような具体例に限定されることはない。
例えば、時間同期を行なわずに、ある情報を該当のチャネルに載せて伝送する場合には、上記の時間同期概念から特定の瞬時相関出力(instantaneous correlation output)が該当の情報を獲得する役割をするので、遅延成分を除去(zero-delayedcorrelation output)すると、同じ手順で行なわれる。
図5は、本発明の一実施形態が適用される送受信側の構造を示す図である。
送信側を説明すると、次の通りである。入力データ501が入力されると、該データがチャネルで歪むのを防ぐために、付加的なビット(redundancy bits)を追加するチャネルコーディング502作業を行なう。このチャネルコーディング502には、ターボコードまたはLDPCコードなどが用いられることができる。ただし、このチャネルコーディング502は、同期チャネルまたはアップリンクプリアンブル伝送過程では省略されても良い。その後、データに対して、多数の副搬送波にマッピングされる副チャネル変調(subchannelmodulation)503を行なう。この副チャネル変調503が行なわれた信号には以降、一定のシンボルにマッピングする作業504か行われ、このシンボルマッピング(symbolmapping )には504QPSK、16QAMなどの方法が用いられることができる。このようにシンボルマッピングされた信号は、IFFT 505を通じて時間領域の搬送波に載せられ、フィルタリング506とデジタル対アナログ変換(DAC)507を経て無線チャネルで伝送される。受信側では、送信側の動作を逆順に行なう。
図6は、本発明の一実施形態による合理的な相関関係特性を維持し、PAPRの低いシーケンスの設計方法を説明するためのフローチャートである。
図6を参照して本発明の一実施形態によるプリアンブル生成方法について説明すると、次の通りである。まず、時間領域または周波数領域で長さNのシーケンスを生成する段階(S101)を行う。この段階S101で、本発明の一実施形態は、共役対称特性(Conjugate SymmetryProperty)を満たすインデックス組合せのインデックスを有する少なくとも2つのシーケンスを可能にするルートインデックス組合せのインデックスを選択することを提案する。共役対称特性を満たすインデックスを有するシーケンスを使用することによって、受信端は一つの相関動作を通じて容易に受信信号を検出することができる。本実施形態の共役対称特性及びその他特性は後述される。
一方、時間領域でシーケンスが生成されると、このシーケンス生成方法では、N−ポイントFFT演算を用いて周波数領域資源要素(Resource Element)にシーケンスがマッピングされる。しかし、本発明は、時間領域でのシーケンス生成に限定されず、周波数領域での周波数生成のために具現されても良い。したがって、周波数領域での周波数生成のための具現例では、FFTまたはDFT段階は省略されることができる。
一方、通信システムの要求条件に応じて、DC(Direct Current)成分を処理し、保護副搬送波を挿入する段階(S105)を行う。この段階S105で、DC成分処理は、生成されたシーケンスが周波数領域でDC成分を有するのを防ぐためのものである。この処理は、シーケンスからDC成分を直接パンクチャリングしたり、それと同等な他の動作を通じて達成することができる。
この結果として生成されたシーケンスに対して(必要な場合)PAPR減衰技法を適用(S107)し、IDFT(またはIFT(Inverse Fourier Transform))演算を通じて該当のシーケンスを時間領域シーケンスに変換する段階(S109)を行なうことができる。上述したように、N値によってDFTまたはFFTが選択的に用いられることができるということは自明である。
このような方法によって生成及び/または伝送されたシーケンスは、アップリンクプリアンブル、ダウンリンク同期チャネル信号、またはこれと同等な他の信号でありうる。
このような手順に従って本発明によるシーケンス生成方法及び信号伝送方法を概略的に説明すると、下記の通りである。
まず、段階S101のように長さNのシーケンスを生成する場合、シーケンスは、シーケンス相互間の区分のための複数のインデックス組合せのうち、特定インデックスを選択して生成されることができる。このような場合、本実施形態では、シーケンス生成のための複数のインデックス組合せが共役対称特性(Conjugate Symmetry Property)を満たす組合せを含むように設定することを提案する。ここで、共役対称特性は、特定インデックスに対応するシーケンスが、他の特定インデックスに対応するシーケンスの共役複素数(ConjugateComplex)に該当するようになる特性を意味し、具体的な事項は、具体的なシーケンスと共に詳細に後述する。このように、共役対称特性を満たすインデックスを持つシーケンスのうち一つ以上のシーケンスを用いる場合、受信端で相互相関値等の算出において演算量を顕著に減少させることができ、信号検出を容易にさせることができる。
また、本発明の一実施形態では、段階S105のように、DC副搬送波に対応する成分を省略して伝送する方法を提案する。
以下、図6における各段階について詳細に説明する。
まず、上述した実施形態によって、長さNのシーケンスを形成して挿入する段階(S101)について説明する。
本発明の一実施形態は、良好な相関関係特性を示し、一定の大きさ(amplitude)の値を維持するシーケンスを生成する方法を提案する。このために、本実施形態は、時間領域または周波数領域で特定の長さのシーケンスを生成する。
以下、本実施形態が使用するシーケンスに要求される好ましい条件について説明する。上述したように、送信側の増幅器の効率を増加させるためにはPAPRを減少させるシーケンスを伝送することが好ましいため、本実施形態で使用するシーケンスは、上述したように、時間領域で一定の大きさ(amplitude)の値を持つことが好ましい。また、このシーケンスは、時間領域だけでなく、周波数領域でも信号の大きさが小さく変化することが好ましい。
大部分の通信方法では、特定の送受信側に一定の周波数帯域を割り当てながら、該割り当てられた周波数帯域で使用できる電力の最大値を制限している。すなわち、一般的な通信方法には一定のスペクトラムマスクが存在する。したがって、たとえ時間領域で一定な大きさ(amplitude)のシーケンスを伝送したとしても、周波数領域で信号の大きさが一定でない場合には、当該シーケンスを周波数領域でブースティング(boosting)する場合にスペクトラムマスクを越えるという問題が生じうる。
万一、周波数領域でのチャネル値をあらかじめ知っていると、チャネルの良否によって電力割当(power allocation)を実施することが好ましいが、プリアンブルの使用用途の特性の上、チャネルをあらかじめ知ることは難しく、よって、使用副搬送波の電力を一定(constant)にすることが一般的である。OFDMシステムで使用するFFTモジュールはNポイントFFTモジュールを使用するので、当該シーケンスはNの長さを持つことが好ましい。
また、上に言及した周波数フラット(frequency-flat)な特性について、該当のシーケンスを特定チャネルとして使用し、それをチャネル推定の用途として用いる場合(例えば、LTEでP−SCHの場合)、チャネル推定のための基準信号は周波数フラット(frequency-flat)特性を持つ場合が最適である。
上記PAPR特性の他にも、本実施形態で使用するシーケンスは、信号の検出及び区分が容易なように優れた相関関係特性を持つことが好ましい。優れた相互関係特性とは、優れた自己相関(autocorrelation)特性と優れた相互相関(crosscorrelation)特性を持つことをいう。
また、シーケンスは、該シーケンスを受信する受信端で同期を容易に獲得できるように生成されることが好ましい。ここで、同期は、周波数同期及び時間同期を意味する。一般的に、時間領域(time domain)において1OFDMシンボル内で特定パターンを反復する場合、周波数同期及び時間同期の獲得が容易となる。
したがって、本実施形態によるシーケンスは、時間領域において1OFDMシンボル内で特定パターンが反復されるように設定することができる。例えば、本実施形態によるシーケンス生成段階において、N−ポイントFFTモジュールにより生成される一つのOFDMシンボルにおいて2回の同じパターンを持つプリアンブルシーケンスを挿入することができる。時間領域において同じパターンを反復して特定の長さのシーケンスを作る方法に制限はない。その一例として次のようなものが可能である。
NポイントFFTまたはDFTが問題とされる場合、長さN/2のシーケンスを生成し、それを2回反復して挿入すると、総長さNのプリアンブルシーケンスを構成することができる。また、長さN/4のシーケンスを生成してそれを2回反復して挿入すると、総長さN/2のプリアンブルシーケンスを構成することができる。このように構成されたN/2プリアンブルシーケンスは、周波数領域でN/2の長さを持つ。この場合、後で周波数領域においてシーケンスの間隔を調整することでN長さのシーケンスを生成することができる。
一方、本発明は、時間領域で反復されないシーケンスを使用しても良い。この場合、上記した反復の動作を省略することができる。言い換えると、単に長さNのシーケンスを反復無しで時間領域で生成することも可能である。また、本段階で使用するシーケンスは、下記するCAZACシーケンスの他に、Golay系列あるいは二進(binary)シーケンス系列などのシーケンスとしても良い。
本発明の一実施形態によって、上述した条件を考慮して選択できるようなシーケンスは様々である。以下、本実施形態の一例として、CAZACシーケンスを利用することを提案する。具体的に、以下では、CAZACシーケンスの時間領域で長さ1024のシーケンスを形成し挿入する方法について説明する。ただし、CAZACシーケンスの長さがこれに限定されるわけではない。
また、本実施形態では、生成されるCAZACシーケンスは、複数の利用可能なCAZACシーケンスを相互区分するためのルートインデックス組合せがあらかじめ生成されており、生成されたルートインデックス組合せから特定ルートインデックスを選択して生成することができる。この時、シーケンス生成のために選択されるルートインデックス組合せは、上述したように、共役対称特性(Conjugate Symmetry property)を満たすルートインデックス組合せを含むことが好ましい。
CAZACシーケンスにおいて上述の共役対称特性を満たすためには、該当のシーケンスの長さが偶数長なのか奇数長なのかによって2つのルートインデックスの和に対する条件が異なってくることができる。万一、該当のシーケンス長が奇数長である場合、2つのルートインデックスの和が該当のシーケンスを生成する生成式の周期(またはシーケンス長)に相応する場合、上述した共役対称特性を満たすことができる。
ただし、該当のシーケンスを生成する式は、該当のシーケンスを生成するための基本的な形態の数学式において特定目的のために変形されることができる。このような場合、上述した共役対称特性を満たすための条件が変わることができるが、実質的には、両ルートインデックスの和が、該当のシーケンスを一般的に生成する数学式における周期に対応する必要がある。これについては、本実施形態によるシーケンス生成方法を特定シーケンスに適用する実施形態と共により具体的に後述する。
上述したように、本実施形態において、シーケンス生成は、時間領域または周波数領域のいずれにおいても同じ原理によって生成されることができる。ただし、以下では、説明の便宜のためにシーケンスを時間領域で生成して周波数領域に変換する例を中心に説明するが、これに限定される必要はない。
以下では、本実施形態によって、下記の数学式3で、M=1で(Mは1024と互いに素である自然数)、長さ1024のCAZAC(Constant Amplitude Zero Auto Correlation)シーケンスを時間領域で生成し、挿入する例について説明する。このようなCAZACシーケンスについては、“[DavidC. Chu, “Polyphase Codes with Good Periodic Correlation Properties” InformationTheory IEEE Transaction on, vol. 18, issue 4, pp. 531-532, July, 1972]”を参照すれば良い。
Figure 0005031037
上記の数学式3で、n=0,1,2,…,N−1である。
また、シーケンスの長さがあらかじめ決定される場合、該当のシーケンス長が偶数かまたは奇数かによって、上記の数学式3に示す2つの数学式のいずれかを用いることができる。
上述したように、本実施形態で使用される特定パターンを反復できることから、CAZACシーケンスはN値を調節して特定パターンを反復することができる。すなわち、上記の数学式3にM=1、N=512としてCAZACシーケンスを生成し、2回反復する方法により、長さ1024シーケンスを生成することができる。
図7は、CAZACシーケンスの自己相関特性を示す図である。
上述したように、本実施形態で使用するシーケンスは、優れた相関特性を持つことが好ましく、上記CAZACシーケンスに対する時間領域における自己相関特性から、理想的な自己相関特性を示すことがわかる。結論的に、CAZACシーケンスは、本実施形態が要求する様々な条件に符合するシーケンスの一つであることがわかる。
以下、図6と関連して上述した本発明の一実施形態によって、時間領域シーケンスをFFT演算を通じて周波数領域シーケンスに変換する段階(S103)について説明する。
OFDMシステムで定められた規格に従って周波数領域シーケンスに変換させる方法として、下記の数学式4のように、時間領域で生成された長さNのシーケンスをN−ポイントFFTを用いて周波数領域シーケンスに変化させる方法がありうる。
Figure 0005031037
上記の数学式4で、k=0,1,2,…,N−1を満たす。
上述したように、時間領域で生成された時間領域シーケンスを上記の数学式4により周波数領域シーケンスAに変換することができる。また、本発明の好ましい一実施形態において上述のようなCAZACシーケンスを利用する場合、このように生成されたシーケンスを周波数領域シーケンスに変換する時、CAZACシーケンスの時間領域で一定の大きさを持つ特性を、周波数領域においても維持するために、生成されたシーケンスを周波数領域資源要素(Resource element)に連続してマッピングすることが好ましい。また、本発明の一部の実施形態では、時間領域で2回反復された形態のシーケンスを用いて周波数領域にマッピングする方式を利用する。このような場合、周波数領域では各シーケンス成分が毎2個の副搬送波にマッピングされることとなり、本発明において“連続してマッピングされる”という表現は、このように時間領域で反復された回数だけ周波数領域で該当の回数番目の副搬送波にマッピングされることを含むとする。
以下、図6と関連して上述した本発明の一実施形態によってDC副搬送波を処理し、保護副搬送波を挿入する段階(S105)について説明する。
一般的に、特定のOFDM通信方法では、DC副搬送波の処理と一定の保護副搬送波の挿入を要求することができる。もし、特定のOFDM通信方法の定められた規格に合わせるためにDC副搬送波及び保護副搬送波を挿入しなければならない場合、上述した段階(S105)を行なうことができる。ここで、DC副搬送波処理とは、送受信のRF端でDCオフセットによる問題を解決すべく、周波数領域で周波数0の副搬送波にデータ0を挿入することをいう。なお、上述したように周波数0の副搬送波にデータ0を挿入する方法の他にも、これと同じ効果を獲得できる様々な方法が利用されることができる。例えば、段階S101で、シーケンス生成時にDC副搬送波に対応してマッピングされる成分を省略して生成しても良く、以降の段階S109を経て時間領域に変換する段階でDC副搬送波に対応するシーケンス成分を省略して変換しても良い。したがって、本実施形態では、時間領域に伝送される信号において、周波数領域で周波数が0である部分(DC成分)に対応する要素が省略されて伝送されるように設定する限り、その具体的な方法は様々にしても良い。
また、保護副搬送波の挿入は、隣接チャネル干渉(ACI:Adjacent Channel Interference)を減少させるために保護副搬送波を挿入することをいう。
また、本方法において、周波数領域の副搬送波にマッピング(mapping)される時に、該当の信号の副搬送波位置を変えてマッピングすることも可能である。例えば、少なくとも一つの副搬送波分だけ循環遷移(circularshift)してマッピング(mapping)したり、ランダム(random)な形態にマッピングしたりすることも本発明は含むが、周波数領域における位置は変わらないことが好ましいので、本発明の一実施形態では、生成された信号の周波数領域における位置が変わらない場合を挙げて説明する。
以下、図6と関連して上述した本発明の一実施形態によって、以前段階が行なわれたシーケンスについてPAPR減衰技法を適用する段階(S107)について説明する。
上述したように、DC副搬送波及び保護副搬送波挿入によって時間領域信号が変形され、PAPRが増加することができる。本実施形態では、このように増加したPAPRを減少させるために、PAPR減衰技法を再び行なうことができるが、本段階は必須なものではない。このように、PAPR減衰技法を行なう場合、周波数領域シーケンスのコードに対する大きさレベル変化を最小化させながらPAPR減衰技法を適用することが好ましい。この段階が行なわれた周波数領域シーケンスは、送受信側で既に知っている値で、後に他の用途(例えば、チャネル推定等)のための基準信号として用いることが可能である。
以下、図6と関連して上述した本発明の一実施形態例よって、本発明のIFFT演算を通じて当該シーケンスを時間領域シーケンスに変換する段階(S109)について説明する。
この段階は、最終的な時間領域プリアンブルシーケンスを生成する方法で、下記の数学式5のように行なわれ、この時に生成されたシーケンスは、同期の遂行と信号の検出及び区分などの用途に用いられることができる。
Figure 0005031037
また、本段階によって時間領域に変換される信号には、上述したように、周波数領域においてDC成分に該当する成分が省略された信号を伝送することが好ましい。
上述した実施形態では、シーケンスを時間領域で生成し、周波数領域変換を通じて必要な処理を行なう方法について説明したが、上述したように、本実施形態におけるシーケンスを時間領域で生成されたシーケンスに限定する必要はない。すなわち、周波数領域で生成されたCAZACシーケンス(例えば、Zadoff-Chuシーケンス)を直接周波数領域資源要素にマッピングして用いることもできるということは当業者には自明である。
フランクシーケンスを用いた実施形態
以下では、上述したように、基本的な実施形態において説明したCAZACシーケンスのうちいずれか一つを3GPPLTEシステム(以下、“LTE”という。)の主同期チャネル(P−SCH)に適用する方法について説明する。より具体的に、CAZACシーケンスの一つであるフランク(Frank)シーケンスを時間領域で反復させた後、周波数領域でデータを処理する方法を通じてP−SCHを生成する方法を、本発明の一変形例として説明する。
このフランク(Frank)シーケンスは、上述したCAZACシーケンスの一種類で、時間及び周波数領域のいずれにおいても一定の振幅(constantenvelop)を有し、理想的な自己相関(auto-correlation)特性を持つ。このようなフランクシーケンスについては、“[R. L. Frankand S. A. Zadoff, “Phase shift pulse codes with good periodic correlation properties”,IRE Trans. Inform. Theory, vol. IT-8, pp. 381-382, 1962.]”を参照すれば良い。
一方、留意すべき点は、LTEでP−SCHとS−SCHがFDM方式で多重化されている場合に、フランク(Frank)シーケンスを用いてP−SCHを構成しようという議論は既に提案されたことがある。しかし、本実施形態が提案する方法は、P−SCHとS−SCHがTDM方式で多重化された場合であって、従来に提案された方式に比べてより優れた性能を示すP−SCHを提案する。
以下、既に提案されたP−SCH構成方法を説明し、本実施形態と比較して説明する。
フランク(Frank)シーケンスは、下記の数学式6で示されることができる。
Figure 0005031037
ここで、
Figure 0005031037
は、下記の数学式7で示される。
Figure 0005031037
上記の数学式6及び7で、Nは、フランク(Frank)シーケンスの長さ(length)を表し、N=mを満たさなければならない。また、rは、mと互いに素でありながら、mより小さい自然数である。
例えば、N=4の場合、上記の数学式6によるシーケンスは、QPSKのような星座図(constellation map)を有し、また、N=16の場合、QPSKのような星座図を持つ。N=16、r=1の場合に、時間領域でフランク(Frank)シーケンスを生成すると下記表2のようになり、周波数領域に変換したシーケンスは、下記表3のようになる。
Figure 0005031037
Figure 0005031037
上記表2の結果は、結局としてQPSK変調と同一になり、上記表3の結果は、一定の大きさ(constant amplitude)を有する。
例えば、実際に用いられる副搬送波(used subcarrier)の個数が16である場合、上記表3の結果を用いて使用すると、帯域幅が変化するスケーラブル帯域(scalablebandwidth)を使用するか否かに関らず使用することができる。
時間領域で相互相関(cross-correlation)の方法で行なわれる時間同期獲得(timing acquisition)のような動作が行なわれる時に、BPSKあるいはM−PSK方式(所望の情報を含めるために星座図上で位相の回転を行なう方式)で変調されていると、相関値を計算する複雑度が減少する。すなわち、複素演算ではなく簡単な符号変換器などを用いて単純複素加算で相関値を計算するので、計算の複雑度が減少する。
また、フランク(Frank)シーケンスはCAZACシーケンスであるから、時間領域及び周波数領域の両方において優れた相関特性を示す。
また、フランク(Frank)シーケンスは、時間及び周波数領域の両方で一定の値を持つためにPAPRが低く、チャネル推定用に用いられる場合、最適の条件を有する。
例えば、N=16、r=1の場合、時間領域で受信された信号ベクトルr=[r(0)r(1)…r(15)]とし、時間同期獲得(timing acquisition)のために知られた信号(a=[a(0)a(1)…a(15)])と相関値を計算する数学式は、下記の通りである。この場合、信号aは、上記の表2の通りである。
Figure 0005031037
数学式8によって直接演算すると、一つのR(d)を計算するために、合計15回の複素乗算(complex multiplication)と15回の複素加算(complexaddition)が必要である。
しかし、フランク(Frank)シーケンスであるaの特性の上、乗じられる受信信号の実数(real)、あるいは虚数(imaginary)値の符号のみ変更して加算を行うことで相関値を計算することができる。したがって、複素乗算無しに15回の複素加算のみで演算を終えることができる。
一般的に、一つの複素乗算演算は、一つの複素加算演算に比べて約8倍の複雑度を有する。
既に提案された方法は、上述したフランク(Frank)シーケンスの長所を用いてP−SCHを構成する。すなわち、長さ16のフランク(Frank)シーケンスを用いて、64個の副搬送波に写像(mapping)されるFDM方式のP−SCHが提案された。
図8は、既に提案されたP−SCHの構成方法を示す。
まず、長さ16のフランク(Frank)シーケンスを、周波数領域(frequency domain)で2個の周波数インデックス間隔に挿入する。言い換えると、上記表3のシーケンスを2個の周波数インデックス間隔に挿入する。‘2個の周波数インデックス間隔’とは、k番目の副搬送波にはm番目のシーケンスが挿入され、k+1番目の副搬送波にはシーケンスが挿入されなく、k+2番目の副搬送波にm+1番目のシーケンスが挿入されることを意味する。
このように2個の周波数インデックス間隔に挿入されたシーケンスを、周波数領域で複写して拡張すると、合計64個の副搬送波(subcarrier)に写像(mapping)される、図8のような形態のシーケンスを得ることができる。このような図8のシーケンスは、時間領域で2サンプル間隔に挿入されて2回反復される形態で構成される。
本実施形態では、上述したP−SCHの構成方法を、下記のような部分で改善する。
まず、既に提案されたP−SCHの構成方法によるシーケンスは、時間領域(time domain)で0の値が存在するようになり、PAPR特性が非常に悪くなるという特性がある。本実施形態ではこのような特性を改善する。
また、既に提案された方法は、DC搬送波(すなわち、0番目の搬送波)による問題を解決するために、偶数番目ではなく奇数番目の副搬送波にシーケンスを挿入した。すなわち、奇数周波数インデックスを持つ副搬送波にデータを挿入した。このような方式によって生成されたシーケンスを時間領域で観察すると、フランク(Frank)シーケンスの長所である時間領域でQPSK形態にならず、他の形態に変質してしまうという致命的な問題を持つ。すなわち、複素数演算の複雑度が増加する問題が発生する。本実施形態は、このような特性を改善する。
図9は、本発明の一実施形態によるP−SCHを生成する方法を示すフローチャートである。
以下、図9に示す段階S1701〜S1705を、他の図面と共に細部的に説明する。
図10は、LTE規格のP−SCHがマッピングされる副搬送波の一例を示す図である。
LTE規格のP−SCHは、DC搬送波を中心に73個の副搬送波(DC搬送波を含む)にマッピング(mapping)される。
本実施形態は、このLTE規格で要求する73個の副搬送波(DC搬送波を含む)にマッピングされるシーケンスを生成するために、時間領域で2回反復される構造のシーケンスを提供する。すなわち、時間領域で2回反復(2x repetition)構造を持つシーケンスを提案する。図10には示さぬが、DC副搬送波に対する処理が行なわれると、72長のフランクシーケンスのうち、71長のフランクシーケンスが用いられる。
この時、時間領域で2回反復されるシーケンスは、フランク(Frank)シーケンスとすることが好ましい。また、フランク(Frank)シーケンスの長さは36であり、数学式6における変数rは1とすることが好ましい。もし、長さが36である場合、フランク(Frank)シーケンスは6−PSKのような星座図を持つ。
本実施形態でフランク(Frank)シーケンスの長さを36とした理由は、73個の副搬送波に写像(mapping)されるシーケンスを作らなければならないためである。すなわち、36長のシーケンスを2回反復してシーケンスを生成するとLTE規格に符合するためである。
もちろん、反復される形態を所望しないと、上記LTEシステムに対して長さ64を選択することができる。また、4回反復してP−SCHを生成する場合には、長さ16のフランク(Frank)シーケンスを使用することができる。
以下、図9の段階S1701について説明する。
段階S1701では、Npre(P−SCHを生成するための初期シーケンスの長さ)=36であるフランク(Frank)シーケンスを生成する。この時、数学式6における変数rを1と設定することを提案する。
図11は、長さ36のフランク(Frank)シーケンスを時間領域で示したブロック図である。
図11のシーケンスは、a(i)、i=0,1,…,35で表現されることができる。下記表4は、インデックスiによってa(i)の実数値と虚数値を表したものである。下記の表4は、時間領域でシーケンスの値のうち一部を表す。
Figure 0005031037
次に、段階S1702について説明する。
長さ36のフランク(Frank)シーケンスを使用する場合、時間領域で2回反復してシーケンスを生成する。
図12は、本発明の一実施形態によって時間領域で2回反復してシーケンスを生成した結果を示すブロック図である。
図12のように2回反復された信号のうち一部を表すと、下記の表5のようになる。
Figure 0005031037
上記表5のシーケンスの値は、時間領域における値である。
次に、段階S1703について説明する。
段階S1702で生成された長さ72のフランク(Frank)シーケンス(すなわち、時間領域で2回反復されたシーケンス)を、72ポイントFFTまたはDFT変換を通じて周波数領域信号に変換する。この場合、周波数領域から見ると、時間領域における反復が2回行なわれたため、周波数領域で偶数番目の周波数インデックスから一つおきに挿入(alternatedinsertion)されたように見える。すなわち、図13のように、偶数番目の周波数インデックスにシーケンスが挿入される。すなわち、図13は、図9の段階S1703による結果を示す図である。
偶数番目の周波数インデックスに挿入されたシーケンスの値の一部分を表すと、下記の表6の通りである。
Figure 0005031037
以下、段階S1704について説明する。
段階S1704は、DC副搬送波による問題を解決する段階である。もし、使用しようとする通信規格でDC副搬送波部分を使用しないと(例えば、DC副搬送波を通じて0を送信すると)、本段階S1704を行なうことが好ましい。本実施形態は、DC副搬送波問題を解決する2つの方法を提案する。まず、その一つの方法として段階S1704−1を説明し、もう一つの方法として段階S1704−2を説明する。
以下、段階S1704−1について説明する。
段階S1704−1は、DC副搬送波に位置している該当のシーケンスをパンクチャリング(言い換えると、0にnullification)する。
図14は、段階S1704−1の結果を示す図である。
すなわち、図13の結果に段階S1704−1を行なうと図14の結果が得られる。
図14の結果のうち一部は、下記表7のように表示されることができる。
Figure 0005031037
次に、S1704−2段階について説明する。
本実施形態の段階S1704−2は、DC副搬送波を避けて該当のシーケンスをマッピング(mapping)させる段階である。
上述した段階S1702では時間領域で2回シーケンスを反復した。したがって、段階S1703の結果も同様、周波数領域で2個の周波数インデックス間隔に挿入される形態を持つ。すなわち、偶数番目の周波数インデックスにシーケンスが挿入される。
この場合、本実施形態は、S1704−2段階を行い、生成されたシーケンスに対して右または左に循環遷移(circular shift)を行なう。図15は、図13の結果を右に循環遷移した結果である。
図15の結果のうち一部は、下記の表8のように表現されることができる。
Figure 0005031037
Figure 0005031037
上記S1704−1またはS1704−2段階を比較すると、S1704−1の方法がより好ましいことがわかる。S1704−1は、既に知っている上記表5の信号を用いて、簡単な演算を通じて相関値を計算することができる。相関値を計算する具体的な方法は、以下で説明する。しかし、段階S1704−2は、奇数番目のインデックスにシーケンスを挿入することによって時間領域シーケンスの値が変わり、簡単な演算を通じて相関値を求めるのが難しい。もちろん、受信側で搬送波周波数(carrier frequency)を副搬送波間の間隔(subcarrier spacing)だけ移動させて受信する方法によって解決することもできるが、これは、1番目の副搬送波がDC成分になるため、DCオフセットが発生する問題がある。したがって、S1704−1方法が好ましい。もちろん、受信後に、時間領域で特定の複素数を乗じて周波数シフトを行なっても良い。しかし、簡単な相関値計算のために特定の複素数を乗じる方法を使用することは、効率性が低すぎる方法である。
以下、S1705段階について説明する。S1705段階は、受信側でダウンサンプリング(down sampling)を行なわずに128ポイントFFTを適用する場合のための追加的な段階である。
S1705段階は、受信側がダウンサンプリング(down sampling)を支援しない時に有用である。LTEシステムの場合、副搬送波間の間隔(subcarrier spacing)は15kHzである。万一、128ポイントFFT(またはDFT)が適用される場合、時間領域では128個のサンプルの値が発生し、これは1.92MHzのサンプリング周波数(samplingfrequency)を持つ。受信側は、受信信号を1.08MHzでフィルタリングした後、次の動作のいずれかを行なうことができる。その一つは、1.92MHzのサンプリング周波数(128サンプルに相応する周波数)をそのまま使用するものであり、もう一つは、1.08MHz(72サンプルに相応する周波数)のサンプリング周波数にダウンサンプリングして使用する方法である。S1705段階は、受信側でダウンサンプリングを行なわずに1.92MHzのサンプリング周波数をそのまま使用する場合のための追加的な段階である。
アップサンプルを行なうべき場合、S1705段階は、1.08MHz(72サンプルに相応する周波数)で生成されたシーケンスを1.92MHzにアップサンプリング(up sampling)する。デジタルサンプリング(Digitalup sampling)方法は、56(=128−72)個の副搬送波に0挿入(zero-padding)をし、その結果に対して128ポイントIFFTを行なうことに基づく。詳細なサンプリング技法は、本発明の属する技術分野における通常の知識を持つ者には自明な方法であるので、付加的な説明は省略する。参考として、伝送時に、上記の表7または表8のシーケンスを該当の帯域、すなわち、1.08MHz帯域内に使用すればよい。
以下、本実施形態で提案するP−SCHシーケンスを受信した受信側における動作について説明する。すなわち、受信側における相互相関(cross-correlation)方法について説明する。
上述した一例は時間領域で2回反復される形態であるから、自己相関(auto-correlation)を用いて受信信号の一定範囲を決定した後に、決定された範囲に対して相互相関(cross-correlation)を用いて微細(fine)同期獲得過程を行なうことができる。自己相関の方法を通じて反復する受信信号の一定範囲を決定する方法は、既存方法をそのまま適用すればいいので、以下では、相互相関の方法を通じて演算量を減少させうる方法についてのみ説明する。
相互相関方法を通じた時間同期獲得(timing acquisition)方法は、下記の数学式9で示される。
Figure 0005031037
上記の数学式9で
Figure 0005031037
のそれぞれは、時間領域で知っているP−SCHシーケンス値、受信信号、部分的な相関(partial correlation)方法を行なうためのM値、FFT大きさ、検出された時間同期位置を表す。
P−SCHで反復形態がない時、2GHz帯域で最大の周波数オフセットが5ppmであると、M=2なら充分の性能を示す。したがって、上述した一例で2回反復する構造を使用するので、数学式9ではM=1なら充分の性能を示す。したがって、反復される区間内では部分的な相関方法を適用する必要がない。
数学式9に基づいてLTEシステムで、受信信号を1.08MHzサンプリング周波数でダウンサンプリングをし(72サンプル)、10ms内にP−SCHが2シンボル存在するから、5ms区間で平均して時間同期を獲得する場合に、時間同期獲得のための計算の複雑度は下記の数学式10のようになる。
[数10]
(72回の複素乗算+72回の複素加算+2回の複素累乗演算)*9600
本発明による相関値計算法を説明するために、上記表4のフランク(Frank)シーケンスを例に挙げて説明する。
もし、受信信号がr=[r(0)r(1)r(2),…,r(35)]なら、受信信号と上記表4の相関値演算は次のように並列に処理する。
まず、実数値は下記の数学式11のように、虚数値は数学式12のように処理される。
[数11]
Real value:
Real[r(0)] -Real[r(2)]+ Real[r(5)] + Real[r(8)] + Real[r(11)] + Real[r(13)] - Real[r(14)] +Real[r(15)] - Real[r(16)] + Real[r(17)] - Real[r(18)] + Real[r(20)] +Real[r(23)] - Real[r(26)] + Real[r(29)] + Real[r(31)] + Real[r(32)] +Real[r(33)] + Real[r(34)] + Real[r(35)] + cos(pi/3)*{ - Real[r(1)] - Real[r(3)]+ Real[r(4)] + Real[r(6)] - Real[r(7)] - Real[r(9)] - Real[r(10)] -Real[r(12)]- Real[r(19)] - Real[r(21)] - Real[r(22)] - Real[r(24)] - Real[r(25)] -Real[r(27)] +Real[r(28)] +Real[r(30)]} + sin(pi/3)*{ -Imag[r(1)] + Imag[r(3)] +Imag[r(4)] - Imag[r(6)] + Imag[r(7)] - Imag[r(9)] + Imag[r(10)] - Imag[r(12)] -Imag[r(19)] + Imag[r(21)] - Imag[r(22)] + Imag[r(24)] + Imag[r(25)] -Imag[r(27)] - Imag[r(28)] + Imag[r(30)]}
[数12]
Imag value:
Imag[r(0)] -Imag[r(2)]+ Imag[r(5)] + Imag[r(8)] + Imag[r(11)] + Imag[r(13)] - Imag[r(14)] +Imag[r(15)] - Imag[r(16)] + Imag[r(17)] - Imag[r(18)] + Imag[r(20)] +Imag[r(23)] - Imag[r(26)] + Imag[r(29)] + Imag[r(31)] + Imag[r(32)] +Imag[r(33)] + Imag[r(34)] + Imag[r(35)] + cos(pi/3)*{ - Imag[r(1)] - Imag[r(3)]+ Imag[r(4)] + Imag[r(6)] - Imag[r(7)] - Imag[r(9)] - Imag[r(10)] - Imag[r(12)]- Imag[r(19)] - Imag[r(21)] - Imag[r(22)] - Imag[r(24)] - Imag[r(25)] -Imag[r(27)] + Imag[r(28)] + Imag[r(30)]} - sin(pi/3)* { -Real[r(1)] +Real[r(3)] + Real[r(4)] - Real[r(6)] + Real[r(7)] - Real[r(9)] + Real[r(10)] -Real[r(12)] - Real[r(19)] + Real[r(21)] - Real[r(22)] + Real[r(24)] +Real[r(25)] - Real[r(27)] - Real[r(28)] + Real[r(30)]}
数学式11及び数学式12による複雑度を表示すると、下記の数学式13のようになる。数学式13と数学式10を比較すると、複雑度に大きな差があるということがわかる。
[数13]
((52 * 2) realaddition + (2 * 2) real multiplication ) * 9600
=(104 realaddition + 4 real multiplication) * 9600
また、cos(pi/3)=1/2であり、これはハードウェア具現時に1ビットシフト(shift)に該当するので、演算量側面で無視することができる。この場合、演算量は下記の数学式のようになる。
[数14]
((51 * 2) realaddition + (1 * 2) real multiplication ) * 9600
=(102 realaddition + 2 real multiplication) * 9600
また、sin(pi/3)=sqrt(3)/2=0.8660であるから、これを0.75(=1/2+1/4)に近似化する。この場合、ビットシフト(bitshift)で具現可能なので、演算量を無視すると、下記の数学式のように複雑度が減少する。
[数15]
( (51 * 2) realaddition + (1 * 2) real addition ) * 9600
=( 102 realaddition ) * 9600
一方、‘+’または‘−’符号は、符号反転器を通じて簡単に具現されるので、演算量に含めなかった。
上述した一例は、時間領域で2回反復してP−SCHを構成した。しかし、このような具体的な数値は、本発明の一実施形態を説明するための一例に過ぎず、本発明がこれらの具体的な数値に制限されることはない。
例えば、初期シーケンスは、長さ16のフランク(Frank)シーケンスを使用することができる。すなわち、S1701段階として、長さ16のフランク(Frank)シーケンスを生成する。また、S1702段階として、長さ16のフランク(Frank)シーケンスを時間領域で4回反復する。また、S1703段階として、64FFTを通じて周波数領域に変換させる。この場合は、周波数領域で4個の周波数インデックスごとにシーケンスが挿入される形態を見せる。S1704段階として、DC搬送波位置にパンクチャリングを行なったり、DC搬送波を避けてシーケンスを挿入する。その後、時間領域信号に変換させ、必要によってS1705段階を行なうことができる。
上述したような本発明の基本実施形態及びこれをフランクシーケンスを利用する場合に適用した実施形態において生成されるシーケンスがいずれも、上述した共役対称特性を満たす条件下で選択されたインデックスを用いて生成されることが好ましい。このように共役対称特性を満たすインデックス組合せからインデックスを選択してシーケンスを選択する場合、受信端で相互相関演算などを通じて信号検出時に演算量を顕著に減少させることができるわけである。以下では、このような相関技法を利用する通信システムで、上述したようにシーケンスを生成して利用する場合についてより具体的に説明する。
相関技法を利用する通信システムにおける活用側面
以下、説明の便宜上、周波数及び時間同期のためのシーケンス(例えば、P−SCHのための主同期コード(PSC))に基づいて説明するが、本発明の各実施形態で提案するシーケンスは、上述したようにアップリンクプリアンブル伝送(例えば、任意接続チャネル(RACH))、ダウンリンク同期チャネルだけでなく、シグナリング、制御チャネル、ACK/NACKといった様々な通信分野で用いられることができる。
一般的に、時間同期を獲得するための演算手順において相関メトリック(correlation metric)には遅延(delay)成分が含まれる。すなわち、(R(d))のように表現される。しかし、時間同期を獲得する場合でなければ、遅延による相関メトリックが不要になる。すなわち、本発明の内容が時間同期に関連するチャネルに適用されると、遅延成分(d)が考慮されなければならなく、時間同期に関連していないチャネルに適用されると遅延成分が考慮される必要がない。
次に、遅延成分(d)を考慮して様々な数学式を提案する。しかし、提案された数学式は、遅延成分のない場合(d=0)にも同一に適用されることができるということは自明である。したがって、遅延成分のない場合については別に説明しない。
以下、周波数及び時間同期のためのシーケンスを、複数個のあらかじめ定められたシーケンスから一つ以上のシーケンスを選択して利用する方法について説明する。すなわち、一つのセルで共通するシーケンスを使用する方式ではなく、あらかじめ定められた複数個のシーケンスから特定シーケンスを選択して使用する場合を挙げて説明する。セルで周波数及び時間同期のために用いられるシーケンスを、上述のようにPSC(Primary Sequence Code)と呼ぶこともできる。例えば、一つのセルで一つの共通するシーケンスを使用してP−SCHを設計する場合は、セル共通PSC(cellcommon PSC)が適用される場合であり、一つのセルで複数個のシーケンスを使用してP−SCHを設計する場合には、複数のPSCから特定PSCを選択して適用する場合である。
本実施形態では、受信端が1回の相関演算を通じて複数個のシーケンスに対する相関値を求めることができるように、複数個のシーケンスを生成する方法を提案する。
上記の数学式6で説明したフランクシーケンスを用いてP−SCHを設計する場合、長さ16のシーケンスと長さ36のシーケンスを使用することができる。この場合、長さNが16なら、数学式6による変数mが‘4’であるから、2種類のフランクシーケンスが用いられる。また、長さNが36なら、数学式6による変数mが‘6’であるから、2種類のシーケンスが用いられる。この場合、3個以上のPSCを支援できないという問題が生じうる。
以下、様々な通信システムで用いられうる同期チャネルのためのシーケンスを生成する方法を提案し、特に、一つのセルで様々な種類の同期チャネルを支援する方法を提案する。
ここで、様々な通信システムの種類には制限がなく、以下では説明の便宜のためにLTEシステムに基づいて説明する。
本実施形態は、複数個のPSCを生成する方法を提案するために、Zadoff-Chuシーケンスを下記の数学式16を用いて説明する。このZadoff-Chuシーケンスは、上記の数学式3で既に説明されたことがある。
Figure 0005031037
ここで、mはL以下の自然数であり、且つ、Lと互いに素の自然数である。例えば、L=8に定められると、mは1、3、5、7に定められる。
本実施形態では、Zadoff-Chuシーケンスを用いて多数のシーケンスを生成する方法を提案する。本実施形態によるシーケンスによって生成される同期チャネルは、図10のような構造に従うと好ましい。
本実施形態によるシーケンスは、図16の手順によって生成されることができる。まず、多数のシーケンスを生成するために多数のシーケンスインデックス(またはインデックス組合せ)を效率的に選択する(S10)。多数のシーケンスインデックスが選択される場合、選択されたインデックスによって時間領域または周波数領域でシーケンスを生成する(S20)。この場合、より好ましくは、時間領域でN回反復されることができる(S30)。生成された時間領域シーケンスは周波数領域にマッピングされる(S40)。周波数領域ではDC成分を除去するためのデータ処理が行なわれることができる(S51またはS52)。DC成分を除去するデータ処理が行なわれると時間領域シーケンスに変換するデータ処理が行なわれる(S60)。なお、本実施形態では、上述した実施形態で言及したように、DC成分を除去するために図示の方式の他にも様々な方式が利用されることができ、本発明は、時間領域伝送時に該当のシーケンスの周波数領域で周波数“0”の部分に対応する成分が省略できるものであればいずれの方法を利用しても良い。
以下、各段階についてより具体的に説明する。
まず、多数のシーケンスインデックス(またはインデックス組合せ)を效率的に選択する段階(S10)について説明する。S10段階を通じて送信端は一つの母シーケンスインデックス(mother sequence index)またはルートインデックス(root index)を決定し、残りのシーケンスインデックスを決定する。より具体的に、受信端で時間同期獲得(timingacquisition)をする場合、少ない回数の演算を通じて相互相関値を求めることができる母シーケンスインデックスと残りのシーケンスインデックスを決定する。
セルでは様々なPSCの個数が使用されることができ、以下では4個のPSCを用いてP−SCHを構成する場合を一例として説明する。もし、3個のPSCのみが必要な場合には4個のPSCを選択し、それらのうち、3個のPSCを使用することも可能である。なお、本実施形態では3個のPCS利用のために3個のルートインデックスをあらかじめ用意し、用意したルートインデックスのうち、生成されるインデックスが選択されるように設定することもできる。
次に、長さ36または32のZadoff-Chuシーケンスを用いてシーケンスを生成する方法について説明する。この場合、時間領域で2回反復してP−SCHを生成する方法を説明する。
上記の数学式16を用いて長さ36または長さ32のZadoff-Chuシーケンスを生成することができる。
数学式16によって、長さ(L)が36である場合、シーケンスインデックスを表すmは、1、5、7、11、13、17、19、23、25、29、31、33、35となる。また、長さ(L)が32である場合、シーケンスインデックスを表すmは、1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29、31となる。
長さが36である場合には、まず、1、5、7、11、13、17、19、23、25、29、31、33、35のうちの一つを母シーケンスインデックスに決定する。また、長さが32である場合には、1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29、31のうちの一つを母シーケンスインデックスに決定する。以下、母シーケンスインデックスはmとし、残りのシーケンスインデックスはmとする。
母シーケンスインデックス(m)と残りのシーケンスインデックス(m)間には、上述したような共役対称特性を満たすために、下記の数学式17の関係が成立することが好ましい。
Figure 0005031037
ここで、Pは、ポリフェーズシーケンス(polyphase sequence)で、2*piに相応する一周期に該当する値を表す。通常、シーケンスを生成する生成式において位相成分の分母にある値が、この一周期に相応する値となる。言い換えると、ポリフェーズシーケンスの場合、上述した共役対称特性は、シーケンス生成式においてシーケンスを生成する周期の半分の整数倍と関連している。ただし、上述したように、特定目的、例えば、上述したようにシーケンス成分のうち、周波数領域で周波数が0である部分を省略する方式でシーケンスを生成する目的のために、上記の数学式16のような生成式でk値のうち、以降周波数が0である部分に対応するk値を省略してシーケンスを生成する場合、結果として生成されたシーケンスの周期、またはシーケンス長(L')は、正常な周期またはシーケンス長(L)に比べて1小さくなる。ただし、上述したような処理を行なう場合にも、本実施形態で所望する共役対称特性を維持するルートインデックスを選択するためにはインデックス間の和または差がL’ではなくL値と関連してL/2の整数倍に相応することが好ましい。したがって、以下の説明においてルートインデックス間の和が周期またはシーケンス長の半分に対する整数値に相応するという言及はいずれも、正常なシーケンス生成式にしたがう場合のシーケンス生成周期またはシーケンス長(L)を意味するとする。
一方、下記の数学式18及び数学式19は、上記の数学式17を具体的なシーケンスに適用した一例である。数学式16では、Zadoff-Chu(ZC)シーケンスの場合には一周期に相応する値がそのシーケンスの長さLと同一である。したがって、数学式18で生成周期はLとなる。同方法をフランクシーケンスに適用すると、数学式20が得られる。一方、数学式20では一周期に相応する値は
Figure 0005031037
である。
Figure 0005031037
上記の数学式18のように、母シーケンスインデックス(m)と残りのシーケンスインデックス(m)が決定されると、受信端にとって相互相関値に対する演算が簡単になる。
例えば、1個のmと3個のm、m、mを選択してシーケンスを生成する場合、受信端では4個のシーケンスを用いて相互相関値を求めるべきである。すなわち、受信端では未知の信号を受信した後に、未知の信号と受信端に保存されているm、m、m、mシーケンス間の相互相関値をそれぞれ求め、相互相関値の大きさによって未知の信号が、mシーケンスか、mシーケンスか、mシーケンスか、mシーケンスかを区別しなければならない。
しかし、本実施形態による未知の信号、すなわち、上述した共役対称特性を満たすシーケンスのうちいずれか一つ以上が受信される場合、m乃至mシーケンスのうちいずれか一つに対する相互相関の大きさを求めることによって残りのシーケンスに対する相互相関の大きさが決定される。受信端における具体的な動作は、他の実施形態を通じて後述する。
例えば、シーケンス長(L)が32の場合、母シーケンスインデックス(m)を‘1’に決定することができる。この場合、数学式18の1番目の式のmに1を代入し、Lに32を代入すると、m値として‘15’を得ることができる。また、数学式18の2番目の式のmに1を代入し、Lに32を代入すると、m値として‘17’を得ることができる。また、数学式18の1番目の式にmとLを代入すると、m値として‘31’を得ることができる。この場合、m、m、m、mを一つのインデックスグループと決定することができる。
要するに、一つの母シーケンスインデックスを決定すると、それによるインデックスグループを決定することができる。
長さが32である場合、m=3、m=13、m=19、m=29を一つのインデックスグループと決定しても良い。もちろん、他の組合せも可能であり、8個のシーケンスを使用する場合には同一の方法で2個のグループを選択すればよい。
シーケンス長(L)=36の場合、上記の数学式18を用いて、m=1、m=17、m=19、m=35を一つのインデックスグループと決定することができる。また、m=5、m=13、m=23、m=31を一つのインデックスグループと決定することができる。
L=37の素数(primenumber)である場合には、m=1、m=36を一つのグループとしたり、あるいは、m=2、m=16を一つのグループと決定することができる。
長さ(L)が奇数である場合、数学式18は、下記の数学式19のように簡単に整理される。
Figure 0005031037
上記の数学式19により選択されるシーケンスインデックスに相応するシーケンスを使用すると、数学式18による場合と同様に、一度の相関演算ですべての相関演算が終わる。
数学式19は、数学式17乃至数学式18のサブセット(subset)に該当する。
本実施形態によって選択されるシーケンスは、Zadoff-Chuシーケンスの他に、全てのCAZACシーケンスまたは指数関数(exponential function)で構成されたポリフェーズ(polyphase)シーケンスとしても良い。例えば、フランクシーケンスなどが可能である。しかし、フランクシーケンスの場合には、数学式18及び数学式19は、下記の数学式20及び数学式21のように変形される。
下記の数学式20乃至数学式21も同様、数学式17のサブセットに該当する。
Figure 0005031037
Figure 0005031037
本実施形態によって選択されるシーケンスは、切断(truncated)されたZadoff-Chuシーケンスであっても良い。Zadoff-Chuシーケンスを生成する場合、シーケンスの長さを素数とすれば、より多い個数のシーケンスとなる。この場合、一部のビットを切り取って切断Zadoff-Chuシーケンスを構成しても良い。例えば、長さ37のシーケンスを生成した後に長さ1をあきらめ、長さ36のシーケンスを生成することができる。
数学式19によると、一度に処理される2個のシーケンスインデックスグループを生成することができる。例えば、長さ37のZadoff-Chuシーケンスである場合、(1-36)、(2-35)、(3-34)、(4-33)、(5-32)、(6-31)、(7-30)、(8-29)、(9-28)、(10-27)、(11-26)、(12-25)、(13-24)、(14-23)、(15-22)、(16-21)、(17-20)、(18-19)のうちのいずれか一つとしてインデックスグループまたはインデックス組合せを定めることができる。
数学式19は、数学式18の特別な形態であるから、数学式19にしたがうシーケンスインデックスは、数学式18にしたがうシーケンスインデックスに対応する特性を有する。
上述したように、数学式17によって全てのシーケンスインデックスを選択しても良く、他の方法を用いて選択しても良い。例えば、数学式17によって一部のシーケンスインデックスを選択し、選択されたシーケンスインデックスのうちのいずれか一つを任意の大きさだけ循環遷移することで、新しいシーケンスを選択する方法が可能である。
例えば、長さ32のシーケンスインデックス‘1’と‘31’を選択する。この場合、シーケンスインデックス‘1’または‘31’に相応するシーケンスを、シーケンス長の半分だけ循環遷移をすることで新しいシーケンスを選択することができる。すなわち、シーケンスインデックス‘1’または‘31’に相応する32長のシーケンスを16だけ循環遷移し、新しい3番目のシーケンスを選択することができる。
上述した具体的な数値は本実施形態の一例に過ぎず、本発明の内容が上述した具体的な数値に限定されることはない。
以下、説明の便宜のために、シーケンス長(L)が32または36の場合について説明する。長さが32の場合には、m=1、m=15、m=17、m=31を一つのインデックスグループに定める場合を説明し、長さが36の場合、m=1、m=17、m=19、m=35を一つのインデックスグループに定める場合を基準にして説明する。
次いで、選択されたシーケンスインデックスによって時間領域または周波数領域でシーケンスを生成する図16のS20段階について説明する。
上記の数学式16を用いると、長さが36であり、m=1、m=17、m=97、m=35である一つのインデックスグループに対するシーケンスを生成することができる。生成されたシーケンスを、表9に示す。
Figure 0005031037
表9の結果は、4個のシーケンスに関するもので、これらのうちいずれか一つは図11のように示されることができる。ただし、図11はフランクシーケンスに関するもので、上記表9の結果はZadoff-Chuシーケンスに関するものである。
また、上記の数学式16を用いると、長さが32であり、m=1、m=15、m=17、m=31である一つのインデックスグループに対するシーケンス結果を得ることができる。このように生成されたシーケンスを、表10に表す。
Figure 0005031037
次に、図16の各段階のうち、時間領域でN回反復される段階、すなわち、S30段階について説明する。
上記S30段階は省略されても良く、Nは自由に決定されることができる。
以下、表9の結果を時間領域で2回反復する一例を、表11及び表12を参照して説明する。表11及び表12は、表9を反復した結果である。
Figure 0005031037
Figure 0005031037
次に、表10の結果を時間領域で2回反復する一例を、表13及び表14を参照して説明する。表示されたように、表10の結果がもう一度反復される。
Figure 0005031037
Figure 0005031037
次に、図16において生成された時間領域シーケンスを周波数領域にマッピングする段階、すなわち、S40段階について説明する。ただし、上述したように、本発明においてシーケンスは周波数領域で生成され、直ちに周波数資源要素にマッピングされることができる。
2回反復される構造を持つシーケンスを周波数領域にマッピングする場合、DFT演算の特性によって周波数領域で偶数番目の周波数インデックスにのみ周波数成分を持つシーケンスが生成される。
具体的に、表11及び表12のシーケンスを周波数領域にマッピングする場合、下記表15及び表16のシーケンスを得ることができる。
また、表13及び表14のシーケンスを周波数領域にマッピングすると、下記表17及び表18のシーケンスを得ることができる。
Figure 0005031037
Figure 0005031037
Figure 0005031037
Figure 0005031037
次に、図16の各段階のうち、周波数領域でDC成分を除去するためのデータ処理を行なう段階(S51またはS52)について説明する。
S51段階は、DCパンクチャリングを行なう段階であるから、表15からDC成分のみが‘0’に処理される。すなわち、表15及び表16の結果は下記表19のようになり、表17及び表18の結果は下記表20のようになる。
下記表19と表20は、便宜上、DC成分のみを表示し、残り成分は同一なので省略する。
Figure 0005031037
Figure 0005031037
S51段階は、上述したように周波数領域に基づいて説明されても良く、次のように時間領域に基づいて説明されても良い。
たとえば、本実施形態によって生成された長さ35のシーケンスをc(n)と表示することができる。c(n)は、時間領域シーケンスに該当する。このc(n)シーケンスにDCパンクチャリングを行なった結果を、d(n)とする。
この場合、c(n)は
Figure 0005031037
で表示され、d(n)は
Figure 0005031037
のように表示されることができる。
S52段階は、時間領域で反復構造を持つ場合、周波数領域では周波数インデックスに交互に周波数成分が生成されるので、副搬送波マッピング時にDC成分に周波数成分が存在するのを防止するために該当のシーケンスを遷移(または循環遷移)し、DC成分を除去するデータ処理方法である。
表15乃至表18の結果のインデックスを調節する段階であるから、詳細な結果は省略する。
DC成分を除去するデータ処理が行なわれると、時間領域シーケンスに変換するデータ処理(S60)が行なわれる。S60によって表19の結果を処理すると、表21及び表22の結果が得られ、表20の結果を処理すると、表23及び表24の結果が得られる。
Figure 0005031037
Figure 0005031037
Figure 0005031037
Figure 0005031037
図17は、本実施形態によってDC成分を除去したシーケンスとDC成分を除去していないシーケンスの星座図を比較した図である。
より具体的に、母シーケンスインデックス(m)が‘1’である場合に、長さ36のシーケンスを2回反復した結果が図17の(a)であり、長さ32のシーケンスを2回反復した結果が図17の(b)である。
両方とも12個の星座のみを持っていることが確認でき、DCパンクチャリングが行なわれても、星座の位置がパンクチャリングされた値だけ遷移され、12個の固定した星座を維持することがわかる。このような少ない個数の星座を持つ特徴は、受信端で相関(correlation)に関連する演算量を減少させることにつながる。
図18は、時間領域で2回反復される形態を持つように周波数領域でシーケンスを設計する方法を示す図である。
Zadoff-Chuシーケンスは、時間及び周波数領域の両方において理想的な相関特性を維持する。したがって、時間領域でシーケンスを生成することもでき、図18のように周波数領域でシーケンスを生成することもできる。
すなわち、周波数領域で直接Zadoff-Chuシーケンスを挿入し、偶数番目の周波数インデックスに2間隔でシーケンスを挿入する場合、時間領域でシーケンスを生成して周波数領域にマッピングする場合と同一の結果を得ることができる。
次に、図16のS10段階についてさらに説明する。上述した複数のシーケンスインデックスの選択方法は、受信端で簡単に相互相関値を求めるようにする方法である。しかし、Zadoff-Chuシーケンスは基本的にポリフェーズシーケンスであるため、周波数オフセット(frequency offset)に敏感である。
したがって、シーケンス選択段階では周波数オフセットを考慮して選択することが好ましい。
すなわち、周波数オフセットを考慮せずに単に数学式18によって3個のシーケンスを選択する場合、周波数オフセットによって正確な相関値を探し難いという不具合がある。この場合には、3個のシーケンスインデックスのうち2個のシーケンスインデックスは数学式18によって定め、残り一つのシーケンスインデックスは周波数オフセット特性を考慮して決定することができる。
結論的に、多数のシーケンスインデックスを選択する際に、数学式18のみを考慮することも可能であり、数学式18と共に周波数オフセットの特性を考慮することも可能である。
上述した内容は、周波数オフセットを考慮して複数のシーケンスインデックスを選択する方法に関するものである。以下、周波数オフセット以外の他の基準(criterion)をさらに考慮する方法について説明する。
次に、相関特性をさらに考慮してシーケンスインデックスを考慮する方法について説明する。
例えば、Zadoff-ChuシーケンスはCAZACシーケンスであるから、自己相関特性は理想的であり且つ相互相関特性には優れたシーケンスを選択することが好ましい。例えば、長さ35の場合、上述した数学式19及び周波数オフセットの特性及び上述したPAPRの特性をいずれも考慮した3個のシーケンス(1、2、34)あるいは(1、33、34)の組合せを選択することができる。
本実施形態で提案する(1、2、34)のインデックス組合せに対する相互相関の特性は、図19に示す通りである。
次に、本実施形態で提案する長さ35のシーケンスの特性について説明する。
長さ35のシーケンスは、LTEシステムで用いられることがより好ましい。
6個の無線ブロック(DC成分を含む73個の副搬送波に相応)内にSCH信号を伝送するようになっている。
もし、73個の副搬送波を全て利用し、且つ、時間領域で2回反復する構造を持つ時には、長さ36のシーケンスを使用することができる。周波数領域または時間領域で生成されるいかなる場合も可能である。時間領域で反復されないか、3回以上反復される場合にも同様である。
この場合には、1.08xMHzのインターポレータ(interpolator)の受信端が必要である。
しかし、上に言及した通り、上記の基準を適用した時に最適のインデックスグループは(1、2、35)であり、この時の相互相関は図20の通りである。
図20のインデックスグループは最悪の場合40%の相互相関を持つ。
このような場合には、36よりも小さい長さのシーケンスを使用することが好ましい。
この場合、生成しようとする所望長さに近似しながら奇数長のシーケンスを選択することが好ましいので、長さを35とすることが好ましい。
35の長さは、偶数長の場合に比べてより優れた相関関係特性を持つ組合せを見つけることができる。
参考として、図19及び図20においてシーケンスインデックス(1、2、34)を選択することは、シーケンスを2回反復する場合に関するものである。
一方、P−SCHのためのPCSを生成する際に、上述とは違い、シーケンス生成後に反復無しで該当のシーケンスを利用する場合について説明すると、下記の通りである。
本例ではPCSのための複数のシーケンスとして3個のZadoff-Chuシーケンスを用いるとする。この場合、3個のZadoff-Chuシーケンスのルートインデックスのうちの2つは、上述したように該当のシーケンス間に共役対称特性を満たすように、例えば、長さ63のシーケンスを用いる場合、両ルートインデックスの和が63を満たすようなものを選択することを提案する。また、本例で、残り1つのルートインデックスは、上述したような他の条件を用いて選択し、好ましくは、上述した周波数オフセット問題(及び/またはPAPR(CM))を考慮して選択すると良い。
このような仮定の下に、様々な条件によって各ルートインデックス当たり周波数オフセット敏感度(Frequency Offset Sensitivity)及び/またはPAPR度合を表すと、次の通りである。
図21は、様々な条件下で周波数オフセット敏感度及びCMを表したグラフである。
図21において、Nzcは、Zadoff-Chu(ZC)シーケンスの長さを表す。また、ケース1(Case 1)は、長さ63のZCシーケンスを利用する場合を、ケース2(Case2)は循環拡張方式によって長さ63のZCシーケンスを利用する場合を、ケース3(Case 3)は長さ64のZCシーケンスを利用する場合を、ケース4(Case 4)は切断型(truncated)方式によって長さ64のZCシーケンスを利用する場合、を表す。具体的に、図21の(a)は、各ケースにおける周波数オフセット敏感度を表し、図21の(b)は、各ケースにおけるCMを表す。
このような結果から、本実施形態では、次のようなルートインデックス組合せを選択することを提案する。
Figure 0005031037
すなわち、第1シーケンス、第2シーケンス、第3シーケンスのルートインデックスをそれぞれ(x、y、z)のように表す場合、上述したケース1については(34、29、25)、ケース2についても同様(34、29、25)、ケース3については(29、31、27)、ケース4については(31、34、38)を選択することを提案する。上記ルートインデックス組合せのうち、ケース3についてのルートインデックス組合せ以外は、いずれも上述の共役対称特性を持つ組合せを含むように選択した。
上述したように選択されたルートインデックス組合せを利用する場合の自己相関プロファイルは、下記のように示すことができる。
図22〜図25は、本発明の好ましい一実施形態によってルートインデックス組合せを選択する場合、各組合せによる自己相関プロファイルを示すグラフである。
各図において、1−部分相関(1-part correlation)及び2−部分相関(2-part correlation)はそれぞれ、0.1ppm周波数オフセット状況、5.0ppm周波数オフセット状況を仮定したものである。図示の結果から、本発明の好ましい実施形態によるルートインデックス組合せを利用すると、優れた自己相関特性が得られるということがわかる。
一方、上記のケースのうちケース1に該当するルートインデックス組合せ、すなわち、第1シーケンス、第2シーケンス及び第3シーケンスのルートインデックスがそれぞれ34、29及び25である組合せを用い、かつ、ZCシーケンスの長さが63である場合に生成されたシーケンスを用いて信号を伝送する方法について具体的に説明すると、下記の通りである。
上述したように、3つのシーケンス組合せのルートインデックスとして34、29及び25を利用する場合、ルートインデックス34と29はその和が63と、該当のZCシーケンスの長さに該当するため、上述した共役対称特性を満足させる。したがって、このようなルートインデックスを通じて生成されたシーケンスを通信信号として伝送する場合、受信側では相互相関演算を簡単に行なうことができる。
一方、上述したようなルートインデックス組合せのうちいずれか一つのルートインデックスを選択して長さ63のシーケンスを生成した後、生成されたシーケンスを周波数領域資源要素にマッピングする方法について説明する。
図26は、本発明の好ましい一実施形態によって長さ63のシーケンスを周波数領域資源要素にマッピングする方法を説明するための図である。
長さ63のシーケンスを生成した後、本実施形態では、上述したように時間領域及び周波数領域で一定の大きさを持つZCシーケンスの特性を維持させるために生成されたシーケンスを、周波数資源要素に連続してマッピングすることを提案する。図26では、長さ63を持つ生成されたシーケンスのうち、0項〜30項の成分を−31のインデックスを持つ周波数資源要素から−1のインデックスを持つ周波数資源要素まで、そして、32項〜62項の成分を1のインデックスを持つ周波数資源要素から31のインデックスを持つ周波数資源要素まで順次に連続してマッピングすることを示している。このようにマッピングする場合、生成されたシーケンスの32番目の要素(以下、“P(31)”という。)が、周波数0の部分(DC成分)にマッピングされることがわかる。
したがって、本実施形態では、図26に示すように、周波数0の部分にマッピングされたP(31)をパンクチャリングすることを提案する。ただし、本発明は、上述したように、時間領域伝送時に周波数0の部分に対応する成分を省略して伝送する限り、その他様々な具体的な方法を利用しても良い。
図26のように周波数領域にマッピングされたシーケンスは、以降、IFFTまたはそれと同等な演算(例えば、IDFTまたはIFT)により時間領域信号に変換されることができ、これを通じてOFDMシンボル信号として伝送されることができる。
上述した本発明の様々な実施形態によって伝送された信号は受信端に受信され、受信端では相互相関などの演算を通じて該当の信号を検出することができる。この時、上述したように、共役対称特性を持つシーケンス組合せを利用する場合、受信端ではより容易に信号を検出することができ、以下では、このような受信端の信号検出過程、より具体的には相互相関演算値を求める過程について説明する。
受信端側面
以下、受信端における動作について説明する。
上述したような本発明の各実施形態によって生成されて伝送されるシーケンス間には一定の規則があり、よって、受信端では、全てのシーケンスに対して相互相関値を計算する代わりに、一つのルートシーケンスインデックスに相応するシーケンスに対する相関値を用いて、残りルートシーケンスインデックスに相応するシーケンスに対する相関値を導き出すことができる。本実施形態によって受信端で相互相関値を算出する方法を概略的に説明すると、次の通りである。本実施形態は、受信端で受信した信号と複数のシーケンスのそれぞれとの相互相関値を算出するもので、特に、受信信号と特定シーケンス(以下、“第1シーケンス”)との相互相関値を計算する過程で発生する複数の中間値を算定し、これらの加算または減算により、第1シーケンスと受信信号との相互相関値だけでなく、共役対称特性を持つ他のシーケンス(以下、“第2シーケンス”)と受信信号との相互相関値も同時に算出できる方法を提供する。
以下では、利用可能な複数のシーケンスが選択される様々な場合によってより具体的に説明する。
<ケース1>
まず、本例では、シーケンス長が36で、m=1、m=17、m=19、m=35と選択されたシーケンスに対する相互相関値を求める方法について説明する。
受信端は、シーケンスインデックスが‘1’であるシーケンスを保存し、保存されたシーケンスと受信されるシーケンス間の相互相関を計算する。この場合、受信信号とシーケンスインデックス‘1’のシーケンスとの相互相関を求める過程で発生する中間結果を利用すると、受信信号とシーケンスインデックス‘17’のシーケンスとの相互相関値を求めながら、受信信号とシーケンスインデックス‘19’のシーケンスとの相互相関値を求めながら、受信信号とシーケンスインデックス‘35’のシーケンスとの相互相関値を求めることができる。
以下、本例では、τ番目の遅延(delay)の相互相関値を計算する基準を挙げて説明する。言い換えると、受信信号を
Figure 0005031037
とする時、d番目遅延されたサンプルである
Figure 0005031037
との相関値を基準にして説明する。ここで、シーケンスインデックスmに対する相関値の結果は、数学式22で示される。
Figure 0005031037
本ケースは、m=1、m=17、m=19、m=35なので、次のような関係が成立する。
Figure 0005031037
ちなみに、
Figure 0005031037
は、kが偶数である時に
Figure 0005031037
の共役(conjugate)と同一であり、kが奇数である時に
Figure 0005031037
の実数部と虚数部とを替えてから−1を乗じたものと同一である。
また、
Figure 0005031037
は、kが偶数である時に
Figure 0005031037
と同一であり、kが奇数である時に実数部と虚数部とを替えたものの共役と同一である。
また、
Figure 0005031037
は、kが偶数の時に
Figure 0005031037
の実数部にのみ‘−1’を乗じたものと同一であり、kが奇数の時に
Figure 0005031037
の共役と同一である。
受信信号r(k+d)は、r_i(k+d)+jr_q(k+d)に対して各シーケンスの瞬時相関(correlation)値を次のように計算することができる。r_i()は、受信信号において実数部分を意味し、r_q()は、受信信号において虚数部分を意味する
まず、説明の便宜のために、受信信号に対する相互相関値(受信信号と受信端が知っているシーケンスとの相互相関値)を次のように定義する。
まず、受信端が知っているシーケンスと受信信号の偶数番目のシーケンスに対する相互相関値
Figure 0005031037
を実数部分と虚数部分とに区分すると、下記の数学式24のようになる。
Figure 0005031037
数学式24の結果は、実数部分(以下、'Reven0'と称する)と虚数部分(以下、‘Ieven0'と称する)とに区分されることができる。
また、受信信号の奇数番目のシーケンスに対する相互相関値
Figure 0005031037
を、実数部分と虚数部分とに区分すると、下記の数学式25のようになる。
Figure 0005031037
数学式25の結果は、実数部分(以下、‘Rodd0’と称する)と虚数部分(以下、‘Iodd0’と称する)とに区分されることができる。
また、受信信号の共役(conjugate)に対する偶数番目のシーケンスに対する相互相関値
Figure 0005031037
を実数部分と虚数部分とに区分すると、下記の数学式26のようになる。
Figure 0005031037
数学式26の結果は、実数部分(以下、‘Reven1’と称する)と虚数部分(以下、‘Ieven1’と称する)とに区分されることができる。
また、受信信号の共役(conjugate)に対する奇数番目のシーケンスに対する相互相関値
Figure 0005031037
を実数部分と虚数部分とに区分すると、下記の数学式27のようになる。
Figure 0005031037
数学式27の結果は、実数部分(以下、‘Rodd1'と称する)と虚数部分(以下、‘Iodd1’と称する)とに区分されることができる。
この場合、上述したReven0、Ieven0、Rodd0、Iodd0、Reven1、Ieven1、Rodd1、Iodd1を計算することは、数学式24乃至数学式27に含まれたReven_i_i、Revenq_q、Ieven_i_q、Ieven_q_i、Rodd_i_i、Rodd_q_q、Iodd_i_q、Iodd_q_iを求めることと同一である。
以下、上述したReven_i_i、Revenq_q、Ieven_i_q、Ieven_q_i、Rodd_i_i、Rodd_q_q、Iodd_i_q、Iodd_q_iを求める方法を、数学式28を通じて説明する。
Figure 0005031037
Figure 0005031037
上記の数学式28の過程を近似化して計算することができる。すなわち、量子化を用いて数学式28の計算を簡単に行なうことができる。
例えば、0.93969→1、0.17365→0.125(=1/8)、0.76604→0.75(=1/2+1/4)、0.34202→0.375(=1/4+1/8)、0.98481→1、0.64279→0.625(=1/2+1/8)、0.99619→1、0.70711→0.75(=1/2+1/4)、0.57358→0.625(=1/2+1/8)、0.42262→0.375(=1/4+1/8)、0.087156→0.125(=1/8)、0.81915→0.875(=1-1/8)、0.90631→0.875(=1-1/8)に近似化することが好ましい。
数学式28の内容を近似化すると、数学式29のようである。
Figure 0005031037
Figure 0005031037
Figure 0005031037
ここで留意する点は、数学式29の結果は、受信端が知っているシーケンス(好ましくは、母シーケンスインデックスに相応するシーケンス)一つと受信信号とによって生成されるという点である。受信端は、セルから4個のPSCのうちいずれか一つを伝送することから、4個のPSC全てと相関演算を行なうべき場合であっても、母シーケンスインデックスに相応するシーケンスのいずれか一つのみを用いて数学式29の値を求める。また、上記の数学式29の値を用いて4個のPSC全てに対する相互相関値を求めることができる。
上記の数学式29の結果を用いて4個のPSC全てに対する相互相関値を求める方法は、次の通りである。
Figure 0005031037
Figure 0005031037
Figure 0005031037
Figure 0005031037
数学式30は、母シーケンスインデックス(m)に相応するシーケンスと受信信号間の相互相関値であり、数学式31は、残りシーケンスインデックス(m)に相応するシーケンスと受信信号間の相互相関値であり、数学式32は、残りシーケンスインデックス(m)に相応するシーケンスと受信信号間の相互相関値であり、数学式33は、残りシーケンスインデックス(m)に相応するシーケンスと受信信号間の相互相関値である。
すなわち、要するに、上述した本発明の各実施形態で提案する方法によって多数のシーケンスを生成する場合、一つのシーケンスインデックスに相応するシーケンスと受信信号とを用いて、多数のシーケンスインデックスに相応する多数のシーケンスに対する相互相関値を求めることができる。
図27は、本実施例による受信端の構造を示す図である。
図27に示すように、受信端が受信した信号と受信端が既に知っているシーケンスは、インデックスデマッパー1900に入力される。図27の受信端の1950ユニットは、数学式28または29を通じてReven_i_i、Revenq_q、Ieven_i_q、Ieven_q_i、Rodd_i_i、Rodd_q_q、Iodd_i_q、Iodd_q_iを求めることができる。
これらReven_i_i、Revenq_q、Ieven_i_q、Ieven_q_i、Rodd_i_i、Rodd_q_q、Iodd_i_q、Iodd_q_iは、数学式24乃至数学式27により、Reven0、Ieven0、Rodd0、Iodd0、Reven1、Ieven1、Rodd1、Iodd1として計算される。例えば、数学式24により、Reven_i_i+Reve_q_qはReven0として計算され、-Ieven_i_q+Ieven_q_iはIeven0として計算される。上記の数学式24乃至数学式27による演算は、1960ユニットで行なわれる。
この1960ユニットの結果であるReven0、Ieven0、Rodd0、Iodd0、Reven1、Ieven1、Rodd1、Iodd1を、数学式30乃至数学式33によって加減算すると、各シーケンスインデックス(m、m、m、m)に対する4つの相関値を求めることができる。例えば、mに対する相関値は数学式30によって計算され、具体的に、Reven0とRodd0とを加算した結果がmに対する相関値において実数部分となり、Ieven0とIodd0とを加算した結果がmに対する相関値において虚数部分となる。
図27及び数学式24乃至数学式33から、上記1960ユニットが独立して存在しなくても、1850ユニットの結果を通じて最終的な結果を得ることができ、1950ユニット無しに1960ユニットのみによっても最終結果を得ることができることがわかる。
図27を他の方式で説明すると、下記の通りである。
受信信号とmに相応するシーケンス間の相互相関を求める場合、偶数番目のmシーケンスに対する相互相関値のうち実数部分を第1結果とする場合、数学式24によって第1結果はReven0となる。図27では1901に該当するものが第1結果となる。
また、偶数番目のmシーケンスに対する相互相関値のうち虚数部分を第2結果とする場合、数学式24によって第2結果はIeven0となる。図27では1902に該当するものが第2結果となる。
また、奇数番目のmシーケンスに対する相互相関値のうち実数部分を第3結果とする場合、数学式25によって第3結果はRodd0となる。図27では1903に該当するものが第3結果となる。
また、奇数番目のmシーケンスに対する相互相関値のうち虚数部分を第4結果とする場合、数学式25によって第4結果はIodd0となる。図27では1904に該当するものが第4結果となる。
また、偶数番目のmシーケンスの共役(conjugate)に対する相互相関値のうち実数部分を第5結果とする場合、数学式26によって第5結果はReven1となる。図27では1905に該当するものが第5結果となる。
また、偶数番目のmシーケンスの共役(conjugate)に対する相互相関値のうち虚数部分を第6結果とする場合、数学式26によって第6結果はIeven1となる。図27では1906に該当するものが第6結果となる。
また、奇数番目のmシーケンスの共役(conjugate)に対する相互相関値のうち実数部分を第7結果とする場合、数学式27によって第7結果はRodd1となる。図27では1907に該当するものが第7結果となる。
また、奇数番目のmシーケンスの共役(conjugate)に対する相互相関値のうち虚数部分を第8結果とする場合、数学式27によって第8結果はIodd1となる。図27では1908に該当するものが第8結果となる。
上述した方法によって第1乃至第8の結果が決定される。それら第1乃至第8の結果のうち二つを互いに加算したり減算すると、1970ユニットの計算値が算出される。
例えば、mシーケンスに対する相関値の実数部分は1901と1903との加算結果と同一である。また、mシーケンスに対する相関値の虚数部分は1906と1906との加算結果と同一である。
要するに、受信端は、上述した第1乃至第8の結果を計算し、計算された第1乃至第8の結果のうち互いに異なる2個を、互いに加算したり減算したりして、m〜mシーケンスに対する相互相関値を求めることができる。
図27は、シーケンス長が偶数である場合に対する一例である。上述した内容が、偶数や奇数のいずれにも適用されることができるということは自明である。以下では、奇数長のシーケンスに対する受信機を、図28及び数学式を参照して説明する。
まず、長さが35である場合、2個のシーケンスインデックスが選択されることができる。例えば、長さにおいて、母シーケンスインデックスが1で、残りのシーケンスインデックスが34でありうる。
この場合、上記の数学式23に相応する数学式は、下記の数学式24のようである。
Figure 0005031037
Figure 0005031037
この場合、相関値は数学式35のように表示されることができる。
Figure 0005031037
上記の数学式35の結果を簡単にまとめるために、下記の数学式36のような変数を定義する。
Figure 0005031037
上記の数学式36に基づいて上記の数学式35の結果を表示すると、次の通りである。
Figure 0005031037
上記の数学式37の演算を行なう受信端の一例を、図28に示す。
図28では、数学式36で定義された4個の変数を計算し、奇数長のシーケンスに対する相関値を一度に算出する。したがって、上述した構造を用いる場合、上記実施例のうち、長さ63のシーケンスを受信する場合も適切に処理することができる。
上述した内容のように、様々な長さのシーケンスに対する受信端を設計することができる。
<ケース2>
以下では、シーケンス長が32で、m=1、m=15、m=17、m=32と選択されたシーケンスに対する相互相関値を求める方法について説明する。
本実施形態による方法は、上記のケース1で具体的な方法を説明したので、ケース2では、具体的な数学式を表示し、表示された数学式が、ケース1のどの数学式に対応するかのみを表示する。本発明の属する分野における通常の知識を持つ者なら、上記ケース1に対する説明に基づいて本ケース2だけでなく、様々な種類のシーケンスインデックスに対する受信方法を実施することができる。
Figure 0005031037
この数学式38は、数学式22と同一である。
Figure 0005031037
この数学式39は、数学式23に相応する数学式である。
Figure 0005031037
この数学式40は、数学式24に相応する数学式である。
Figure 0005031037
この数学式41は、数学式25に相応する数学式である。
Figure 0005031037
この数学式42は、数学式26に相応する数学式である。
Figure 0005031037
この数学式43は、数学式27に相応する数学式である。
Figure 0005031037
Figure 0005031037
この数学式44は、数学式28に相応する数学式である。
Figure 0005031037
Figure 0005031037
この数学式45は、数学式29に相応する数学式である。
Figure 0005031037
この数学式46は、数学式30に相応する数学式である。
Figure 0005031037
この数学式47は、数学式31に相応する数学式でる。
Figure 0005031037
この数学式48は、数学式32に相応する数学式である。
Figure 0005031037
この数学式49は、数学式33に相応する数学式である。
本実施形態によると、次のように演算量が減少する。すなわち、ケース1によって、長さL=36で、種類が4つであるPSCシーケンスに対するd番目の相関値を計算するためには(符号反転(sign converter)による演算量を無視すると)、従来の方法は576回の実数乗算と568回の実数加算を必要とする。
これに対し、本実施形態によると、28回の実数乗算と、140回の実数加算が必要とされる。また、量子化をさせる場合には、提案された方法は、0回の実数乗算と156回の実数加算と、54ビットに対するシフト演算を必要とする
符号反転とビットシフトはハードウェア具現において演算量に含まれないので、各技法に対する演算量は、表20の通りである。提案された方法では、単に156回の実数加算のみで4種類のPSCシーケンスに対する相互相関値を求めることができる。
Figure 0005031037
また、長さ(L)が32である場合には、下記表27のような性能差が発生する。
Figure 0005031037
以上説明した内容から、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で様々な変更及び修正が可能であるということは当業者にとっては自明である。したがって、本発明の技術的範囲は、明細書の詳細な説明に記載された内容に限定されず、特許請求の範囲により定められるべきである。
本発明によって生成されたシーケンスは、時間領域で一定水準以上の相関関係特性を維持させ、低いPAPR特性を示すという優れた効果を奏する。
本発明で提案するシーケンスをLTEシステムのような通信規格に適用する場合、優れた性能のチャネルを構成することができる。

Claims (28)

  1. シーケンスを周波数領域資源要素にマッピングすることであって、前記シーケンスは、ルートインデックスを有するZadoff−Chuシーケンスから周波数領域または時間領域で生成され、前記ルートインデックスは、第1ルートインデックスおよび第2ルートインデックスを含むルートインデックスセットに含まれるルートインデックのうちの1つであり、前記第1ルートインデックスと前記第2ルートインデックスとの和が前記Zadoff−Chuシーケンスの長さに対応する、ことと、
    周波数領域マッピングされたシーケンスを時間領域伝送信号に変換すことと、
    前記時間領域伝送信号を伝送することと
    を含む、信号伝送方法。
  2. 前記Zadoff−Chuシーケンスは、奇数長を持
    記シーケンスを生成する数学式は、以下の数学式によって示され、
    Figure 0005031037
    ここで、前記Zadoff−Chuシーケンスの長さはNであり、
    前記第1ルートインデックスと前記第2ルートインデックスとの和は値Nに対応し、
    Mは、前記Zadoff−Chuシーケンスのルートインデックス、nは、前記Zadoff−Chuシーケンス成成分のそれぞれのインデックスでる、請求項に記載の方法。
  3. 前記Zadoff−Chuシーケンスの長さは63であり、
    前記第1ルートインデックスは34に設定され、前記第2ルートインデックスは29に設定される、請求項に記載の方法。
  4. 前記ルートインデックスセットは、第3ルートインデックスをさらに含む、請求項に記載の方法。
  5. 前記第1ルートインデックス、前記第2ルートインデックス、および前記第3ルートインデックスは、それぞれ、34、29、および25である、請求項に記載の方法。
  6. 記シーケンスは、P−SCH(Primary−SCH)伝送用シーケンスとして用いられる、請求項に記載の方法。
  7. 記シーケンスは、アップリンクプリアンブル伝送用シーケンスとして用いられる、請求項に記載の方法。
  8. 受信機に信号を伝送する伝送機であって、前記伝送機は、
    シーケンスを周波数領域資源要素にマッピングするように適合されたマッピングユニットであって、前記シーケンスは、第1ルートインデックスおよび第2ルートインデックスを含むルートインデックスセットに含まれるルートインデックスのうちの1つを有するZadoff−Chuシーケンスから周波数領域または時間領域で生成され、前記第1ルートインデックスと前記第2ルートインデックスとの和が前記Zadoff−Chuシーケンスの長さに対応する、マッピングユニットと、
    周波数領域マッピングされたシーケンスを時間領域伝送信号に変換するように適合されたIFFTモジュールと、
    前記時間領域伝送信号を前記受信機に伝送するように適合された無線周波数(RF)ユニットと
    を含む、伝送機。
  9. 前記Zadoff−Chuシーケンスは、奇数長を持ち、
    前記シーケンスを生成する数学式は、以下の数学式に基づき、
    Figure 0005031037
    ここで、前記Zadoff−Chuシーケンスの長さはNであり、Mは、前記Zadoff−Chuシーケンスのルートインデックス、nは、生成されるシーケンスの構成成分のそれぞれのインデックスであり、
    前記第1ルートインデックスと前記第2ルートインデックスとの和はNである、請求項8に記載の伝送機。
  10. 前記Nは63であり、前記第1ルートインデックスおよび前記第2ルートインデックスは、それぞれ、34および29である、請求項9に記載の伝送機。
  11. 前記ルートインデックスセットは、第3ルートインデックスをさらに含む、請求項8に記載の伝送機。
  12. 前記ルートインデックスセットは、前記第1ルートインデックス、前記第2ルートインデックス、および前記第3ルートインデックスとして、それぞれ、34、29、および25を含む、請求項11に記載の伝送機。
  13. 前記伝送機は、前記生成されたシーケンスをP−SCH(Primary−SCH)伝送用シーケンスとして用いる、請求項8に記載の伝送機。
  14. 前記伝送機は、前記生成されたシーケンスをアップリンクプリアンブル伝送用シーケンスとして用いる、請求項8に記載の伝送機。
  15. 受信機によって、受信される(Rx)信号において用いられているシーケンスを検出する方法であって、
    前記Rx信号を伝送機から受信することと、
    前記Rx信号において用いられているシーケンスを検出することと
    を含み、
    前記Rx信号において用いられているシーケンスは、第1ルートインデックスおよび第2ルートインデックスを含むルートインデックスセットに含まれるルートインデックスのうちの1つを有するZadoff−Chuシーケンスから周波数領域または時間領域で生成され、
    前記第1ルートインデックスと前記第2ルートインデックスとの和が前記Zadoff−Chuシーケンスの長さに対応する、方法。
  16. 前記Zadoff−Chuシーケンスは、奇数長を持ち、
    前記シーケンスを生成する数学式は、以下の数学式に基づき、
    Figure 0005031037
    ここで、前記Zadoff−Chuシーケンスの長さはNであり、Mは、前記Zadoff−Chuシーケンスのルートインデックス、nは、生成されるシーケンスの構成成分のそれぞれのインデックスであり、
    前記第1ルートインデックスと前記第2ルートインデックスとの和はNである、請求項15に記載の方法。
  17. 前記Nは63であり、前記第1ルートインデックスおよび前記第2ルートインデックスは、それぞれ、34および29である、請求項16に記載の方法。
  18. 前記ルートインデックスセットは、第3ルートインデックスをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  19. 前記ルートインデックスセットは、前記第1ルートインデックス、前記第2ルートインデックス、および前記第3ルートインデックスとして、それぞれ、34、29、および25を含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記Rx信号は、P−SCH(Primary−SCH)信号である、請求項15に記載の方法。
  21. 前記Rx信号において用いられているシーケンスの検出に基づいて、前記伝送機との同期を実施することをさらに含む、請求項20に記載の方法。
  22. 受信される(Rx)信号において用いられているシーケンスを検出する受信機であって、
    前記受信機は、
    前記Rx信号を伝送機から受信するように適合された無線周波数(RF)ユニットと、
    前記Rx信号において用いられているシーケンスを検出するように適合されたインデックスデマッパーと
    を含み、
    前記Rx信号において用いられているシーケンスは、第1ルートインデックスおよび第2ルートインデックスを含むルートインデックスセットに含まれるルートインデックスのうちの1つを有するZadoff−Chuシーケンスから周波数領域または時間領域で生成され、
    前記第1ルートインデックスと前記第2ルートインデックスとの和が前記Zadoff−Chuシーケンスの長さに対応する、受信機。
  23. 前記Zadoff−Chuシーケンスは、奇数長を持ち、
    前記シーケンスを生成する数学式は、以下の数学式に基づき、
    Figure 0005031037
    ここで、前記Zadoff−Chuシーケンスの長さはNであり、Mは、前記Zadoff−Chuシーケンスのルートインデックス、nは、生成されるシーケンスの構成成分のそれぞれのインデックスであり、
    前記第1ルートインデックスと前記第2ルートインデックスとの和はNである、請求項22に記載の受信機。
  24. 前記Nは63であり、前記第1ルートインデックスおよび前記第2ルートインデックスは、それぞれ、34および29である、請求項23に記載の受信機。
  25. 前記ルートインデックスセットは、第3ルートインデックスをさらに含む、請求項22に記載の受信機。
  26. 前記ルートインデックスセットは、前記第1ルートインデックス、前記第2ルートインデックス、および前記第3ルートインデックスとして、それぞれ、34、29、および25を含む、請求項25に記載の受信機。
  27. 前記Rx信号は、P−SCH(Primary−SCH)信号である、請求項22に記載の受信機。
  28. 前記受信機は、前記Rx信号において用いられているシーケンスの検出に基づいて、前記伝送機との同期を実施する、請求項22に記載の受信機。
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