JP5030516B2 - 弾薬装填装置 - Google Patents

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Description

本発明は、艦船等に装備される弾薬発射装置へ弾薬を装填する弾薬装填装置に関する。
誘導弾、ロケット弾などの弾薬を発射する弾薬発射装置には複数の発射筒が設けられており、これら複数の発射筒には、それぞれ予め弾薬が装填される。そして、必要時にこれら発射筒から弾薬を発射させるが、すべての発射筒から弾薬を発射させてしまった場合には、さらなる弾薬発射のために、これら発射筒に再度弾薬を装填しなければならない。
特に、艦船に装備される弾薬発射装置の場合には、戦闘中に甲板上で乗員が手作業で弾薬発射装置へ弾薬を装填すると、攻撃にさらされる危険があるため、装填装置により弾薬装填を行っていることが多い。
具体的には、弾薬を弾薬発射装置へ装填する装置として、電動シリンダや油圧シリンダを用いるものがある。
例えば、特許文献1に記載されている弾薬装填装置40は、図5に示すように、弾薬2が乗員の手作業で収納される収納機構44と、この収納機構に収納された弾薬2を上部に押し上げるために伸張する第1の油圧シリンダ45と、第1の油圧シリンダの上部にあり、第1の油圧シリンダ45により押し上げられた弾薬2を受け取る位置と受け取った弾薬2を上部の弾薬発射装置46に装填する位置との間で旋回可能なマガジン47と、マガジン47に収納された弾薬2を押し上げて弾薬発射装置46に装填するために伸張する第2の油圧シリンダ48と、を備える。この弾薬装填装置は、艦船の甲板49の下方内部に設けられており、乗員が甲板49により保護されている区画において弾薬2を収納機構44に収めると、弾薬装填装置40が弾薬2を弾薬発射装置46に装填してくれる。
特許文献2に記載されている弾薬装填装置50は、図6に示すように、乗員の手作業で弾薬2が収納されるマガジン52と、伸張するとマガジン52を収納位置に移動させ収縮するとマガジン52を装填位置に移動させる油圧シリンダ53と、装填位置にあるマガジン52を上昇させてマガジン52に収納されている弾薬2を弾薬発射装置54に装填する駆動機構55と、を備える。この駆動機構55は、油圧モータによりスプロケットとチェーンを介してマガジン52を上昇させるものである。特許文献2の場合も、安全な区画において乗員が手作業で弾薬2をマガジン52に収納すると、弾薬装填装置50がこの弾薬2を弾薬発射装置54へ装填してくれる。
また、特許文献3に記載されている弾薬装填装置60は、図7に示すように、乗員の手作業で弾薬2が収納されるマガジン62と、マガジン62に収納された弾薬2の末端を押すスライド64と、スライド64を水平移動させるボールネジ65と、このボールネジ65を回転駆動する電動モータ66と、を備える。この電動モータ66がボールネジ65を回転駆動させることで、スライド64が弾薬2の末端を押して移動させ弾薬2を弾薬発射装置67に装填する。
特開2002−286399号公報 「艦船用ランチャ」 特開2004−314868号公報 「艦船用ランチャ」 特開2005−172363号公報 「弾薬格納発射装置」
しかし、特許文献1及び2の弾薬装填装置は、油圧シリンダを用いる油圧式であるため、専用の油圧源や油圧供給ラインが必要となる。従って、このような油圧式の弾薬装填装置においては、これを装備するためのスペースが大きくなるため、艦船装備に求められている小型化、軽量化に限界が生じる。
また、特許文献3の弾薬装填装置は、電動モータを用いる電動式であるため、油圧式装置よりも構成が複雑になるため、油圧式装置よりも高い信頼性を得ることが困難である。
さらに、油圧式装置及び電動式装置は、それ自体安価なものではなく、装置を維持するのにもコストがかかる。
そこで、本発明の目的は、弾薬発射装置へ弾薬を装填する弾薬装填装置であって、油圧式装置よりも小型化、軽量化が可能となり、電動式装置よりも高い信頼性が得られ、油圧式装置及び電動式装置よりもコストのかからない弾薬装填装置を提供することにある。
本発明によると、弾薬発射装置へ加圧空気により弾薬を装填する弾薬装填装置であって、
弾薬が前方側に挿入され、弾薬を前方へ押し出すピストンが後方側に挿入されるエアシリンダと、
該エアシリンダに加圧空気を供給してピストンを前進させ、エアシリンダ内を減圧してピストンを後退させる弁ユニットと、を備え、
前記弁ユニットは、エアシリンダ内を減圧するエゼクタを有し、
該エゼクタは、加圧空気が供給されるノズルと、該ノズルからの高速空気流によって負圧が発生する負圧発生室と、を有し、
前記弁ユニットは、前記エアシリンダ内と負圧発生室とを連通させることで、エアシリンダ内を減圧する切換弁を有することを特徴とする弾薬装填装置が提供される。
上記弾薬装填装置では、エアシリンダを用いるので、油圧式装置よりも軽量化が可能になる。また、上記弾薬装填装置はエアシリンダにより構成されるので、電動式の弾薬装填装置よりも構成が単純になる。従って、電動式の弾薬装填装置よりも信頼性が高まる。さらに、上記弾薬装填装置はエアシリンダにより構成されるので、油圧式装置及び電動式装置よりも装置自体が安価であり、メンテナンスも簡単になり装置維持コストも低減される。
また、エアシリンダの作動のために加圧空気供給源と比較的小型のエゼクタだけを装備すればよく、エアシリンダ内を減圧するために専用の吸引装置を設ける必要がなくなり、その分、弾薬装填装置を小型化できる。なお、切換弁は、例えば電磁切換弁であるが、これに限定されない。
また、本発明の好ましい実施形態によると、前記弁ユニットは、加圧空気を蓄積する空気蓄積手段を有し、前記弁ユニットは、ピストンを前進させる時に前記空気蓄積手段に蓄積された加圧空気をエアシリンダへ供給する。
必要な加圧空気量を空気蓄積手段に予め蓄えておくことができる。従って、弾薬を装填する時に空気量が不足することがなく、弾薬装填を確実に行える。
本発明の好ましい実施形態によると、前記ピストンは、前記エアシリンダの後端部から取り外し可能であり、ピストンを取り外したエアシリンダの後端部から弾薬をエアシリンダ内に挿入可能である。
ピストンをエアシリンダの後端部から取り外すことができるので、弾薬を装填し終えたら、ピストンをエアシリンダから取り外して、エアシリンダの後端部から新たな弾薬をエアシリンダ内に挿入することができる。
上述のように、本発明のエアシリンダで構成された弾薬装填装置によると、艦船に装備されている弾薬装填装置に適用する場合には、艦船内に設けられている既存の空気管を加圧空気供給源として、比較的小型のエゼクタを用いて、エアシリンダを作動させることができる。従って、専用の加圧空気供給源を用いる必要がないので、その分、弾薬装填装置を小型化、軽量化でき、コストも低減される。
本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態による弾薬装填装置10の構成を示す図である。図2は、図1のA−A線矢視図である。図1と図2において、装填された弾薬2を発射する弾薬発射装置4は、艦船の甲板6上に設けられており、発射筒ユニット4a、および移動装置4bからなる。
発射筒ユニット4aは、複数(この例では8本)の発射筒8を有し、複数(この例では8本)の弾薬2を発射可能に格納する。また、図示しない制御装置により各弾薬2を識別し、発射制御するようになっている。
移動装置4bは、発射筒ユニット4aを弾薬2を艦船外部に発射する発射位置と弾薬2を再装填する装填位置の間で移動し位置決めする機能を有する。発射位置は、例えば図1の破線で示す位置である。装填位置は図1の実線で示される位置である。発射位置は、複数の弾薬2を制御装置からの発射信号に応じて発射する位置であり、装填位置は、発射筒ユニット4aの各発射筒8に新しい弾薬2を装填する位置である。
図1において、移動装置4bは俯仰支持駆動機構12と旋回支持駆動機構14とからなる。俯仰支持駆動機構12は、発射筒ユニット4aを図示しない駆動装置により俯仰駆動可能に支持する。旋回支持駆動機構14は、発射筒ユニット4a(この例では発射筒ユニット4aが支持された俯仰支持駆動機構12)を旋回軸Zを中心に図示しない駆動装置により旋回駆動可能に支持する。
上述のような弾薬発射装置4に弾薬2を装填する弾薬装填装置10が、図1に示すように、船体16内に配置される。本発明の実施形態によると、弾薬装填装置10は、艦船内に設けられている空気管18を流れている雑用空気を利用したものである。雑用空気は、艦船に関する様々な用途に用いられる加圧空気である。この弾薬装填装置10は、弾薬2が前方側に挿入され、弾薬2を前方へ押し出すピストン23が後方側に挿入されるエアシリンダ20と、エアシリンダ後端部を閉じる尾栓22と、エアシリンダ20に加圧空気を供給してピストン23を前進させ、エアシリンダ20内を減圧してピストン23を後退させるように空気流を制御する弁ユニット24と、を備える。
エアシリンダ20の後端部に取り付けられる尾栓22は着脱可能である。尾栓22が取り外されて開放されたエアシリンダ後端部から弾薬2をエアシリンダ20内に挿入することができる。引き続いて、エアシリンダ後端部からピストン23をエアシリンダ20内に挿入することができる。また、挿入したピストン23はエアシリンダ後端部から自由に取り外すことができる。弾薬2のエアシリンダ20への挿入、および、尾栓22とピストン23のエアシリンダ20への着脱は乗員の手作業で行うことができる。このようなエアシリンダ20は、例えば、円筒形状のエアチューブと、エアチューブ内に着脱可能に挿入されるピストン23とからなるものでよい。
ピストン23にはマグネットが内蔵されており、エアシリンダ20の外側には磁気近接スイッチ(図示せず)が配置される。磁気近接スイッチは、ピストン23のマグネットによりピストン23の位置を検知するものであり、好ましくはピストン23の最後退位置を検知できる位置に配置される。なお、磁気近接スイッチは、ピストン23の複数の位置に対応して設けてもよく、例えば、ピストン23の最後退位置と最前進位置を検知できるように2箇所に配置してもよい。
尾栓22は、エアチューブ内の前方側に弾薬2が挿入され、後方側にピストン23が挿入された状態でエアチューブ後端部を閉鎖できるものである。この尾栓22には、弁ユニット24から延びる空気管26が接続され、この空気管26を通して弁ユニット24から供給されてくる加圧空気をエアシリンダ20内に送り込むための空気供給口28が形成されている。なお、この空気管26を通して、エアシリンダ20内の吸引減圧も行われる。
なお、弾薬装填装置10は、船体16内に設けられているので、弾薬装填装置10から発射筒8へ弾薬装填を行う時には、船体壁に設けられた開閉扉42が乗員のスイッチ操作などより開けられる。
図3は弁ユニット24の構成を示している。図3に示すように、弁ユニット24は、上述した艦船内の空気管18に連通する空気取入口29を有し、この空気取入口29から空気管18を流れる加圧された雑用空気を取り入れる。弁ユニット24は、空気取入口29から取り入れた加圧空気を蓄積する気蓄器31と、気蓄器31の下流に設けられた減圧弁32と、をさらに有する。空気取入口29と、気蓄器入口には、それぞれ第1の開閉弁33と第2の開閉弁34が設けられている。また、減圧弁32とエアシリンダ20との間には、空気を通す接続状態と通さない非接続状態とに切り換えられる第1の電磁切換弁36が設けられている。気蓄器31は、空気取入口29から取り入れられた加圧空気を蓄積し、蓄積された加圧空気は、必要時に減圧弁32を通ることで減圧されてエアシリンダ20内に供給される。例えば、空気管18を流れる加圧空気の圧力が5kgf/cmであり、この5kgf/cmの加圧空気が気蓄器31に蓄積され、必要時に減圧弁32を通ることで3.5kgf/cmに減圧されてエアシリンダ20内に供給され、ピストン23を前進させる。減圧弁32を設けることで、雑用空気をピストン23の動作に適切な圧力まで下げることができる。なお、気蓄器31は空気蓄積手段を構成するが他の適切なもので空気蓄積手段を構成してもよい。
本発明の実施形態によると、弁ユニット24は、エアシリンダ20内を吸引減圧するためのエゼクタ37をさらに備える。図4は、エゼクタ37の原理を説明するための図である。エゼクタ37は、図4に示すように、供給されてくる空気を噴射するノズル37aと、ノズル37aからの空気を外部に放出するディフューザ37bと、負圧を発生させる負圧発生室37cと、を有する。図4において、ノズル37aから噴射される高速気流によりベルヌーイ効果を生じ負圧発生室37cに負圧が発生するようになっている。図3に示すように、エゼクタ37のノズル37aは第2の電磁切換弁38を介して空気取入口29に接続され、負圧発生室37cは第3の電磁切換弁39を介してエアシリンダ20に接続される。なお、ディフューザ37bには消音器41が接続される。
乗員がスイッチ(図示せず)を操作することで、動作信号が上述の第1及び第2の開閉弁33、34へ送られ、その開閉を制御することができる。また、第1、第2及び第3の電磁切換弁36、38、39も同様に、乗員のスイッチ操作により動作信号をこれら電磁切換弁36、38、39に送り、これらを接続状態又は非接続状態にすることができる。
上述の構成は、発射筒ユニット4aの1つの発射筒8への弾薬装填のためのサブユニット24−1であり、発射筒ユニット4aの他の発射筒8に対しては、図3に示すように、上述と同様の構成を持つサブユニット24−2,24−nがそれぞれ設けられる。図2の例では、発射筒8が8本形成されているので、サブユニットも8つ設けられる。
次に、上述の構成を有する弾薬装填装置10の動作について説明する。
弾薬発射装置4に新たな弾薬2を装填する場合に、まず、乗員が、手作業で、エアシリンダ20の後端部に取り付けられている尾栓22を取り外し、エアシリンダ20内のピストン23をエアシリンダ後端部から取り外す。そして、乗員が手作業で、エアシリンダ後端部から弾薬2をエアシリンダ20内に挿入し、引き続いて、エアシリンダ後端部からピストン23をエアシリンダ20内に挿入する。これにより、エアシリンダ20内にその前方側に弾薬2が収納されその後方側にピストン23が取り付けられた状態になる。その後、乗員が、手作業で、エアシリンダ後端部を尾栓22で閉じる。
一方、弁ユニット24では、予め、第1及び第2の開閉弁33、34を開放して空気取入口29から、空気管18を流れる加圧空気を気蓄器31に蓄積しておく。
上述の準備が完了したら、乗員のスイッチ操作により、開閉扉42を開け、第2の開閉弁34を開放し第1の電磁切換弁36を接続状態にする。これにより、気蓄器31に蓄積された加圧空気が第2の開閉弁34、減圧弁32、第1の電磁切換弁36を通ってエアシリンダ20内へ供給される。これにより、ピストン23が前方側へ移動させられ、弾薬2がピストン23によって押し出されて発射筒8へ装填される。なお、この時、第1の開閉弁33を開けておいて、空気取入口29から加圧空気を気蓄器31に補給しながら、ピストン23を前進させることもできる。
弾薬2を装填し終わったら、ピストン23をエアシリンダ後端部まで後退させる。このピストン23の後退は、次の手順で行う。
まず、エアシリンダ20内を自然排気してエアシリンダ20内を大気圧にする。例えば、乗員が所定のスイッチを操作することで、エアシリンダ20に設けられた開閉孔が自動的に開放してエアシリンダ20内を自然排気する。続いて、乗員のスイッチ操作により第1の電磁切換弁36を非接続状態に切り換え、第1の開閉弁33を開放し、第2及び第3の電磁切換弁38、39を接続状態にする。これにより、エゼクタ37のノズル37aは加圧空気が流れている空気管18に連通され、エゼクタ37の負圧発生室37cはエアシリンダ20内に連通される。すると、空気管18からの加圧空気がノズル37aからディフューザ37bに向けて噴射され、ノズル37aからの高速気流により負圧発生室37cに負圧が生じる。この時、エアシリンダ20内は負圧発生室37cに連通しているので、エアシリンダ20内の空気が負圧発生室37cへ吸引されてピストン23が後退する。
そして、ピストン23がエアシリンダ20の後端部まで後退させられ、ピストン23の最後退位置が磁気近接スイッチにより検知されると、その検知信号が第1の開閉弁33と、第2及び第3の電磁切換弁38、39へ出力されて、第1の開閉弁33が閉じ第2及び第3の電磁切換弁38,39が非接続状態にされる。
その後、乗員が、手作業で、尾栓22を取り外してエアシリンダ後端に位置するピストン23をエアシリンダ20から取り外し新たな弾薬2をエアシリンダ20へ挿入して次回の弾薬装填に備えることができる。
次に、弾薬装填装置10の動力計画の一例について説明する。
(弾薬装填)
弾薬2の質量を20kgとし、ピストン23の質量を5kgとする。エアシリンダ20内での弾薬2及びピストン23の摺動による摩擦係数が0.3であるとすると、摺動力は7.5kgfである。ピストン23の断面積を133cmとすると、最低必要作動圧力は、7.5/133=0.06kgf/cmにすぎない。
供給圧力を、弁制御に余裕を持たせ、最大3.5kgf/cmとしておく。1kgf/cmの駆動圧力を加えた場合の推力は、約125kgfである。
ピストンストロークを1600mmとすると、空気容積Vは、V=133*160/1000=21.3リットルである。1回の弾薬装填に使用する空気量は、3.5kgf/cmに換算すると、21.3/3.5=6リットルである。
(ピストン後退)
弾薬装填後、ピストン23を後退させる場合に、約3秒間、エアシリンダ20内を自然排気して減圧した後、5kgf/cmの空気でエゼクタ37を作動させ、エアシリンダ20内を5秒間、0.5kgf/cmの負圧にする。この時の空気流量は毎分約60リットルであるから、5リットルの空気消費である。
上述の例では、弾薬を装填しピストン23を初期位置である最後退位置に後退させる1サイクルで消費される空気は、5kgf/cmの元圧力では、6*3.5/5+5=9.2リットルである。弾薬装填装置10の1つのエアシリンダ20に1つの5リットル気蓄器31を設けるなら、約15秒が作動サイクルタイムとなる。1サイクルの乗員の弾薬装填作業時間を2分とすると、1つのエアシリンダ20に対して、2.25分となる。8つのエアシリンダ20では、18分となる。供給空気は、9.2*8リットル/18分=73.6リットル/18分=毎分約4リットル以上でチャージする必要がある。また、気蓄器31の容量は、8つのエアシリンダ分をまとめて40リットルとしてもよい。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、エアシリンダ20内の減圧を空気管18に流れる加圧空気を用いて行っているが、気蓄器31に蓄積されている加圧空気を用いて行ってもよい。また、実施形態の弾薬装填装置を艦船以外に装備された弾薬発射装置に適用してもよい。その場合には空気管18を流れる加圧空気に代わる他の適切な加圧空気供給源を使用してよい。
本発明の実施形態による弾薬装填装置の構成を示す図である。 図1のA−A線矢視図であり、弾薬発射装置を示している。 図1の弁ユニットの構成を示す図である。 エゼクタの原理を説明するための図である。 特許文献1に記載されている従来の弾薬装填装置を示す図である。 特許文献2に記載されている従来の弾薬装填装置を示す図である。 特許文献3に記載されている従来の弾薬装填装置を示す図である。
符号の説明
2 弾薬、 4 弾薬発射装置、4a 発射筒ユニット、 4b 移動装置
6 甲板、 8 発射筒、 12 俯仰支持駆動機構
14 旋回支持駆動機構、 16 船体、18 空気管
20 エアシリンダ、 22 尾栓、23 ピストン、 24 弁ユニット
26 空気管、 28 空気供給口、 29 空気取入口
31 気蓄器、 32 減圧弁、 33 第1の開閉弁
34 第2の開閉弁、 36 第1の電磁切換弁、 37 エゼクタ
37a ノズル, 37b ディフューザ、 37c 負圧発生室
38 第2の電磁切換弁、 39 第3の電磁切換弁
41 消音器、 42 開閉扉

Claims (3)

  1. 弾薬発射装置へ加圧空気により弾薬を装填する弾薬装填装置であって、
    弾薬が前方側に挿入され、弾薬を前方へ押し出すピストンが後方側に挿入されるエアシリンダと、
    該エアシリンダに加圧空気を供給してピストンを前進させ、エアシリンダ内を減圧してピストンを後退させる弁ユニットと、を備え、
    前記弁ユニットは、エアシリンダ内を減圧するエゼクタを有し、
    該エゼクタは、加圧空気が供給されるノズルと、該ノズルからの高速空気流によって負圧が発生する負圧発生室と、を有し、
    前記弁ユニットは、前記エアシリンダ内と負圧発生室とを連通させることで、エアシリンダ内を減圧する切換弁を有することを特徴とする弾薬装填装置。
  2. 前記弁ユニットは、加圧空気を蓄積する空気蓄積手段を有し、
    前記弁ユニットは、ピストンを前進させる時に前記空気蓄積手段に蓄積された加圧空気をエアシリンダへ供給することを特徴とする請求項に記載の弾薬装填装置。
  3. 前記ピストンは、前記エアシリンダの後端部から取り外し可能であり、ピストンを取り外したエアシリンダの後端部から弾薬をエアシリンダ内に挿入可能であることを特徴とする請求項1に記載の弾薬装填装置。
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