JP5029810B2 - Elevator equipment - Google Patents
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Description
本発明は、エレベータのドア付近の障害物を検出するセンサを備えたエレベータ装置に係り、特にそのセンサの取付構造に関する。 The present invention relates to an elevator apparatus including a sensor that detects an obstacle near an elevator door, and more particularly to a mounting structure of the sensor.
エレベータのドアが開く時に、ドアの戸袋に手や物が引き込まれることを防止するためのセンサを備えるエレベータ装置がある。特許文献1には、ドアの面に沿って光軸を通過させるエレベータドアの引き込まれ防止装置が開示されている。この引き込まれ防止装置は、投光器と受光器とを一対有し、投光器から出た光軸が受光器までの間に障害物によって遮断されると籠室内に発報し、さらにドアの開放が阻止される。
There is an elevator apparatus including a sensor for preventing a hand or an object from being drawn into a door pocket of the door when the elevator door is opened.
特許文献2は、乗籠または乗場のドアの三方枠の縦枠と扉との隙間または扉と扉との間の隙間に物が引き込まれることを防止するエレベータ装置を開示している。このエレベータ装置は、特許文献1と同様に発光器と受光器とを備える。発光器と受光器とのうち一方は開口部を形成する左右の垂直面に埋設され、他方は戸袋寄りのかもいに埋設されている。このエレベータ装置は、発光器から受光器へ向かう検出光の光軸が開口部の戸袋寄りを斜めに横切るように配置される。
光学機器は、製造誤差により一つ一つの製品ごとに検出光の光軸方向が僅かに異なる。さらにこれら光学機器を取り付けるエレベータ装置側にも組立誤差が存在する。さらに光学装置は、取付位置だけでなく取付角度が悪いと正常に機能しない場合もある。したがって投光器から受光器へ一定の出力の光を供給するために、このような誤差を較正できる機構が必要である。そしてその機構により、各々検出領域をエレベータ装置ごとに微調整しなければならない。 In the optical apparatus, the optical axis direction of the detection light is slightly different for each product due to a manufacturing error. Furthermore, there is also an assembly error on the side of the elevator apparatus to which these optical devices are attached. Furthermore, the optical device may not function properly if the mounting angle is not only bad. Therefore, a mechanism capable of calibrating such an error is required in order to supply a constant output of light from the light projector to the light receiver. And by the mechanism, each detection area must be finely adjusted for each elevator apparatus.
また、これらの安全装置は、定期検査によって適正な状態に維持されなければならない。したがって定期検査において、投光器の光軸や受光器の受光面を簡単に微調整できることが望ましい。 In addition, these safety devices must be maintained in a proper state by periodic inspection. Therefore, it is desirable that the optical axis of the projector and the light receiving surface of the light receiver can be easily finely adjusted in the periodic inspection.
本発明は、戸袋付近を監視する障害物検出装置の検出領域の位置を簡単な操作で微調整できるエレベータ装置を提供する。 The present invention provides an elevator apparatus that can finely adjust the position of a detection region of an obstacle detection apparatus that monitors the vicinity of a door pocket with a simple operation.
本発明の一つの形態に係るエレベータ装置は、三方枠と、ドアと、センサと、調整ユニットと、ベースとを備える。上記三方枠は、床から上方に延びる一対の縦枠と、この一対の縦枠の上端部の間に渡される上枠とによって出入口を規定する。上記ドアは上記出入口を開閉する。上記センサは、上記上枠に搭載され、上記ドアに沿って下向きに投光される検出光が上記床よりも上方に設定される検出領域に侵入した物体で反射された場合にその反射光を検出する。上記調整ユニットは、上記センサを保持するホルダと、上記検出領域の位置を第1の方向に沿って変位させる第1の機構と、上記検出領域の位置を上記第1の方向とは直交した第2の方向に沿って変位させる第2の機構とを備え、上記第1の機構および上記第2の機構によって上記ホルダの姿勢を変化させることで上記検出領域の位置を変える。上記ベースは、上記上枠に設けられている。上記第1の機構および上記第2の機構は、それぞれ、上記ホルダを支持する弾性部材と、上記ベースに立設されて上記ホルダを貫通するとともに雄ねじが切られた軸部材と、この軸部材に螺合されて上記弾性部材とは反対から上記ホルダを支持する螺合部材とを有する。上記第1の機構の弾性部材を変形させることで上記ホルダの姿勢を上記第1の方向に沿って傾斜させ、上記第2の機構の弾性部材を変形させることで上記ホルダの姿勢を上記第2の方向に沿って傾斜させる。 The elevator apparatus which concerns on one form of this invention is provided with a three-way frame, a door, a sensor, an adjustment unit, and a base . The three-way frame defines an entrance / exit by a pair of vertical frames extending upward from the floor and an upper frame passed between upper ends of the pair of vertical frames. The door opens and closes the doorway. The sensor is mounted on the upper frame, and when the detection light projected downward along the door is reflected by an object that has entered a detection area set above the floor, the sensor emits the reflected light. To detect. The adjustment unit includes a holder for holding the sensor, a first mechanism for displacing the position of the detection area along a first direction, and a first position where the position of the detection area is orthogonal to the first direction. And a second mechanism for displacing along the direction of 2, and the position of the detection region is changed by changing the posture of the holder by the first mechanism and the second mechanism. The base is provided on the upper frame. Each of the first mechanism and the second mechanism includes an elastic member that supports the holder, a shaft member that is erected on the base and penetrates the holder, and a male screw is cut, and the shaft member. A screwing member that is screwed and supports the holder from the opposite side of the elastic member. By deforming the elastic member of the first mechanism, the attitude of the holder is inclined along the first direction, and by deforming the elastic member of the second mechanism, the attitude of the holder is changed to the second position. Tilt along the direction .
螺合部材の一例は、フランジ部を有するフランジナットであって、上記フランジ部が上記ホルダと摺接する。またこのエレベータ装置は、雄ねじが切られた固定部材を備える。上記ベースに対向する上記ホルダの領域には雌ねじが切られたねじ孔が設けられ、上記固定部材は上記ねじ孔に挿入されるとともにその先端部が上記ベースに当接する。 An example of a screwed member is a flange nut having a flange portion, the flange portion is in sliding contact with the holder. The elevator apparatus includes a fixing member having a male screw cut. A screw hole in which a female thread is cut is provided in a region of the holder that faces the base, and the fixing member is inserted into the screw hole and a distal end portion thereof abuts on the base.
本発明に係るエレベータ装置によれば、戸袋付近を監視する障害物検出装置の検出領域の位置を簡単な操作で微調整できる。 According to the elevator apparatus according to the present invention, the position of the detection region of the obstacle detection apparatus that monitors the vicinity of the door pocket can be finely adjusted with a simple operation.
図1ないし図7は、本発明の第1の実施形態に係るエレベータ装置1を開示している。図1に示すように、エレベータ装置1は、昇降路2内を上下する乗籠3と、各階に設けられた乗場4と、乗籠3を上下させる巻上機5と、このエレベータ装置1を制御する制御装置6とを備える。
1 to 7 disclose an
図1および図2に示すように、乗籠3は、床7、天井8、および側板9を備えて箱型に形成されるとともに、その一方に乗籠出入口12(以下、出入口12)を有する。以降、説明の便宜上、乗籠3の内側から出入口12を見て、前、後、右、左を定義する。側板9は、乗籠3の左右の両側部および後部に設けられ、乗籠3の内部空間を三方向から取り囲んでいる。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
乗籠3の前部(すなわち乗場4に対向する部位)には、乗籠3の左右の両端部に離間して配置される一対のリターンパネル11a,11bが設けられている。リターンパネル11a,11bは、床7から上方を向いて天井8まで延びている。リターンパネル11a,11bは、本発明でいう一対の縦枠の一例である。
A pair of
乗籠3の前部には、乗籠3の上端部に配置される幕板13が設けられている。幕板13は、左右のリターンパネル11a,11bの上端部の間に渡される。幕板13は、本発明でいう上枠の一例である。左右のリターンパネル11a,11bおよび幕板13は、協働して出入口12を規定する三方枠14の一例を形成している。
A
図1および図3に示すように、エレベータ装置1は、一対の乗籠ドア16a,16bと、乗籠ドア16a,16bを収容する乗籠戸袋17a,17bと、乗籠ドア16a,16bを開閉する乗籠ドア駆動機構18とを備える。乗籠ドア16a,16bは、2枚の扉が互いに反対方向に退避するいわゆる両開きタイプのドアである。乗籠ドア16a,16bは、乗籠3の出入口12に対向してその出入口12を閉鎖する閉鎖位置と、乗籠戸袋17a,17bに退避されて出入口12を開放する開放位置との間で開閉される。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
図3に示すように、乗籠3内には、乗籠ドア16aとリターンパネル11aとにより規定されるコーナー部C1と、乗籠ドア16bとリターンパネル11bとにより規定されるコーナー部C2とが形成される。この乗籠ドア16a,16bとリターンパネル11a,11bとの間に形成される二つのコーナー部C1,C2には、乗籠戸袋17a,17bに通じる隙間Sが形成されている。
As shown in FIG. 3, a corner portion C1 defined by the
図2に示すように、左の戸袋17a寄りの幕板13の左端部には、障害物検出装置21aが設けられている。右の戸袋17b寄りの幕板13の右端部には、障害物検出装置21bが設けられている。図4に示すように、障害物検出装置21a,21bは、縦断面がL字形に形成された幕板13の底壁13aに搭載されている。障害物検出装置21a,21bは幕板13に覆い隠されているので乗客からは見えない。図3に二点鎖線で示すように、障害物検出装置21a,21bは、隙間Sが形成されている左右のコーナー部C1,C2の上方に位置するように配置されている。
As shown in FIG. 2, an
図1および図3に示すように、乗場4は、乗場出入口23(以下、出入口23)を規定する三方枠24を備える。詳しくは、三方枠24は、互いに離間するとともに乗場4の床4bから上方に延びる一対の縦枠25a,25bと、縦枠25a,25bの上端部に渡されて水平方向に延びる上枠26とを有する。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
エレベータ装置1は、一対の乗場ドア27a,27bと、乗場ドア27a,27bを収容する乗場戸袋28a,28bと、乗場ドア27a,27bを開閉する乗場ドア駆動機構29とを備える。乗場ドア27a,27bは、乗場4の出入口23に対向して出入口23を閉鎖する閉鎖位置と、乗場戸袋28a,28bに退避されて出入口23を開放する開放位置との間で開閉される。
The
乗場4内には、乗場ドア27aと縦枠25aとにより規定されるコーナー部C3と、乗場ドア27bと縦枠25bとにより規定されるコーナー部C4とが形成される。この乗場ドア27a,27bと縦枠25a,25bとの間に形成される二つのコーナー部C3,C4には、乗場戸袋28a,28bに通じる隙間Sが形成されている。
In the
左の戸袋28a寄りの上枠26の左端部には、障害物検出装置21aが設けられている。右の戸袋28b寄りの上枠26の右端部には、障害物検出装置21bが設けられている。図3に二点鎖線で示すように、障害物検出装置21a,21bは、隙間Sが形成される左右のコーナー部C3,C4の上方に位置するように配置されている。
An
次に、図4ないし図7を参照して乗籠3の左部に搭載された障害物検出装置21aについて詳しく説明する。なお右方の障害物検出装置21bは、障害物検出装置21aと同様の構成を有するので詳しい説明は省略する。
図4および図5に示すように、障害物検出装置21aは、障害物検出センサ31(以下、センサ31と略)と、このセンサ31の検出領域の位置を調整する調整ユニット32とを備える。センサ31の一例は、その内部に投光部31aと受光部31bとを共に備える(図6参照)。幕板13の底壁13aは、センサ31に対向する開口部13bを有する。センサ31は、開口部13bを通じて乗籠3内に検出光を投光する。センサ31から下向きに照射された検出光は、乗籠ドア16a,16bに沿って乗籠3内の下部まで届く。検出光の一例は、直径が約20mmの赤外線スポット光である。
Next, the
As shown in FIGS. 4 and 5, the
障害物検出装置21aは、隙間Sに乗客や荷物のような物体が引き込まれないようにコーナー部Cを監視する障害物検出装置である。障害物検出装置21aは、床7より例えば60cm上方に検出領域を設定する。なお検出領域とは、センサ31が検出光を投光して物体の侵入の有無を監視する領域である。センサ31は、自ら照射した光が上記検出領域に侵入した物体に当たり反射された場合にその反射光を検出する。
The
センサ31は、このセンサ31から延びるケーブル33などを介して制御装置6に電気的に接続されている。センサ31は、検出領域内に物体を検出したときはその旨の信号を制御装置6に送る。なお本実施形態ではセンサ31が投光部31aと受光部31bとを共に有するが、投光部31aを別に設けるとともに受光部31bのみを有するセンサを採用してもよい。
The
図5に示すように、調整ユニット32は、幕板13に対して固定されるベース35と、センサ31を保持するホルダ36と、ホルダ36を支持する第1ないし第3の支持部37,38,39とを有する。第1および第2の支持部37,38は、それぞれ本発明でいう第1の機構の一例である。第3の支持部39は、第2の機構の一例である。
As shown in FIG. 5, the
ベース35は、幕板13に載置される底壁部35aと、底壁部35aの縁から上方に起立する起立壁部35bとを有する。図4に示すように、底壁部35aは、幕板13の底壁13aとの間に裏打ち板40を介在させて幕板13の底壁13aに載置される。ベース35の底壁部35aは、幕板13の開口部13bに対向する領域に開口部35cを有する。
The
ホルダ36は、第1ないし第3の取付部36a,36b,36cとセンサ取付部36dとを有する。センサ取付部36dは、ホルダ36の略中央部に設けられ、センサ31が例えばねじ固定される。第1および第2の取付部36a,36bは、ホルダ36の下端の両端部に互いに離間して設けられている。第1および第2の取付部36a,36bは、ベース35の底壁部35aに対向している。第1および第2の取付部36a,36bは、それぞれ第1の貫通孔36eを有する。一方、第3の取付部36cは、センサ取付部36dの上方に設けられ、ベース35の起立壁部35bに対向している。第3の取付部36cは、第2の貫通孔36fを有する。
The
第1の支持部37は、第1の軸部材37a、第1の弾性部材37b、第1の螺合部材37c、および第1の丸座金42を有する。同様に、第2の支持部38は、第2の軸部材38a、第2の弾性部材38b、第2の螺合部材38c、および第1の丸座金42を有する。
The
第1および第2の軸部材37a,38aは、それぞれ雄ねじが切られている。図5に示すように、第1および第2の軸部材37a,38aは、ベース35の底壁部35aに立設されている。詳しくは、第1および第2の軸部材37a,38aは、開口部35cをその間に挟むように開口部35cの両側に分かれて配置され、それぞれホルダ36の第1または第2の取付部36a,36bに対向する。第1および第2の軸部材37a,38aは、底壁部35aから鉛直方向に延びている。
The first and
一方、第3の支持部39は、第3の軸部材39a、第3の弾性部材39b、第3の螺合部材39c、および第2の丸座金43を有する。第3の軸部材39aは、雄ねじが切られている。図5に示すように、第3の軸部材39aは、ベース35の起立壁部35bに立設され、ホルダ36の第3の取付部36cに対向する。第3の軸部材39aは、起立壁部35bから水平方向に延びている。第1ないし第3の軸部材37a,38a,39aは、ベース35に対して固定されている。
On the other hand, the
ここで、ホルダ36の第1の貫通孔36eは、第1および第2の軸部材37a,38aの外径より大きく形成されている。図6に示すように、ホルダ36の第2の貫通孔36fは、第3の軸部材39aの外形より大きな長穴形状に形成されている。詳しくは、第2の貫通孔36fの内周面と第3の軸部材39aの外周面との間には、少なくともセンサ31の取付角度調整のためにホルダ36を図6中左右に動かしても第2の貫通孔36fの内周面が第3の軸部材39aの外周面に接しない程度に隙間が設けてある。
Here, the first through
第1ないし第3の弾性部材37b,38b,39bの一例は、それぞればね部材である。ただし第1ないし第3の弾性部材37b,38b,39bは、ゴム部材であってもよい。図5に示すように、第1の弾性部材37bは、第1の軸部材37aに取り付けられている。第2の弾性部材38bは、第2の軸部材38aに取り付けられている。第3の弾性部材39bは、第3の軸部材39aに取り付けられている。
An example of each of the first to third
図4に示すように、ホルダ36は、ベース35に対して取り付けられる。詳しくは、第1の取付部36aを第1の軸部材37aの上方から合わせて、第1の貫通孔36eに第1の軸部材37aを挿入させる。第2の取付部36bを第2の軸部材38aに上方から合わせて、第1の貫通孔36eに第2の軸部材38aを挿入させる。さらに第3の取付部36cを第3の軸部材39aに側方から合わせて、第2の貫通孔36fに第3の軸部材39aを挿入させる。これにより第1ないし第3の軸部材37a,38a,39aは、それぞれホルダ36を貫通した状態となる。
As shown in FIG. 4, the
これにより、第1および第2の弾性部材37b,38bは、ベース35の底壁部35aとホルダ36の第1または第2の取付部36a,36bとの間に介在され、ホルダ36を下方から支持する。第3の弾性部材39bは、ベース35の起立壁部35bとホルダ36の第3の取付部36cとの間に介在され、ホルダ36を水平方向に支持する。
Accordingly, the first and second
第1ないし第3の螺合部材37c,38c,39cの一例は、それぞれナットである。ホルダ36を貫通した第1の軸部材37aの先端には、第1の螺合部材37cが螺合される。ホルダ36を貫通した第2の軸部材38aの先端には、第2の螺合部材38cが螺合される。第1および第2の螺合部材37c,38cは、第1および第2の弾性部材37b,38bとは反対からホルダ36を支持する。なお、第1および第2の弾性部材37b,38bとホルダ36との間、並びに第1および第2の螺合部材37c,38cとホルダ36との間には、それぞれ第1の丸座金42が介在されている。
An example of each of the first to third screwing
ホルダ36を貫通した第3の軸部材39aの先端には、第3の螺合部材39cが螺合される。第3の軸部材39aに螺合した第3の螺合部材39cは、第3の弾性部材39bとは反対からホルダ36を水平方向に支持する。なお、第3の弾性部材39bとホルダ36との間、並びに第3の螺合部材39cとホルダ36との間には、それぞれ第2の丸座金43が介在されている。
A third screwing
第2の丸座金43の一例は、第1の丸座金42に比べて大きい。第2の丸座金43の大きさの一例は、第3の軸部材39aに螺合可能なJIS規格に沿うフランジナットのフランジ部の外径より大きい。ただし第2の丸座金43は、少なくとも第3の取付部36cの貫通孔36fの径より大きい外形を有すればよい。
An example of the
次に、エレベータ装置1の作用について説明する。
障害物検出装置21a,21bは、例えば乗籠3が所望の階の乗場4に到着し乗籠ドア16a,16bおよび乗場ドア27a,27bが開く前に検出動作を行う。すなわち、幕板13および上枠26に搭載されたセンサ31から、下向きに乗籠3内または乗場4内に検出光が投光される。
Next, the operation of the
The
このとき、センサ31の検出領域に人や物が存在すると、検出光はその人や物に当たり反射される。検出光が反射されると、センサ31はその反射光を検出し、戸袋17a,17b,28a,28bの近くに人や物が存在する旨の信号を制御装置6に送る。制御装置6は、センサ31から信号を受け取ると、例えば乗籠3または乗場4に警報やアナウンスを発する。さらに制御装置6は、乗籠ドア16a,16bおよび乗場ドア27a,27bの開くスピードを遅くするようにドア駆動機構18,29を制御する。これによりドア16a,16b,27a,27bと戸袋17a,17b,28a,28bとの間にある隙間Sに人や物が引き込まれることが防止される。
At this time, if a person or an object exists in the detection region of the
このようなセンサ31は、例えばその検出効率を高めるために、エレベータ装置1の組立時および定期検査時にその検出領域の位置を特定の位置に合わせる作業がなされる。図6は、左方の障害物検出装置21aを代表して示す。図6に示すように、例えば第1の螺合部材37cを緩めて第1の弾性部材37bを伸長させるか、或いは第2の螺合部材38cを締めて第2の弾性部材38bを圧縮させると、幕板13に対してホルダ36の姿勢がドア16a,16bの移動方向(図2,図6中、X1方向)に沿って傾く。
For example, in order to increase the detection efficiency of such a
ホルダ36の姿勢がドア16a,16bの移動方向に沿って傾くと、ホルダ36に保持されたセンサ31の姿勢が傾き、その検出領域がドア16a,16bの移動方向に変位する。なおドア16a,16bの移動方向は、床7に沿う方向であり、本発明でいう第1の方向の一例である。
When the position of the
一方、例えば第1の螺合部材37cを締めて第1の弾性部材37bを圧縮させるか、或いは第2の螺合部材38cを緩めて第2の弾性部材38bを伸長させると、検出領域の位置がドア16a,16bの移動方向に沿って第1の螺合部材37cを緩めた場合とは反対方向(図2,図6中、X1方向とは反対方向)に変位する。このようにセンサ31の検出領域の位置がドア16a,16bの移動方向に沿って所望の位置に調整される。
On the other hand, for example, when the first screwing
X1方向とは反対方向に沿って検出領域の位置をある程度変位させると、検出領域がリターンパネル11a(すなわち縦枠)に当たる。検出領域がリターンパネル11aに当たった状態でさらに検出領域の位置をX1方向とは反対方向に変位させようとすると、検出領域はリターンパネル11aに沿って鉛直方向(図2,図6中、Z方向)に変位する。なおリターンパネル11aに沿う鉛直方向は、本発明でいう第1の方向の別の一例である。
When the position of the detection region is displaced to some extent along the direction opposite to the X1 direction, the detection region hits the
図7に示すように、第3の螺合部材39cを締めて第3の弾性部材39bを圧縮させると、幕板13に対してホルダ36の姿勢が乗籠3の奥行き方向(すなわちドア16a,16bの移動方向とは直交する方向、図2,図7中のY方向)に沿って傾く。ホルダ36の姿勢が乗籠3の奥行き方向に沿って傾くと、ホルダ36に保持されたセンサ31の姿勢が傾き、検出領域の位置が乗籠3の奥行き方向に変位する。なお乗籠3の奥行き方向は、本発明でいう第2の方向の一例である。
As shown in FIG. 7, when the third screwing
一方、第3の螺合部材39cを緩めて第3の弾性部材39bを伸長させると、検出領域の位置が乗籠3の奥行き方向に沿って第3の螺合部材39cを締めた場合とは反対方向(図7中、Y方向とは反対方向)に変位する。このようにセンサ31の検出領域の位置が乗籠3の奥行き方向に沿って所望の位置に調整される。
On the other hand, when the
同様に、右方の障害物検出装置21bの検出位置は、X2方向、Y方向、およびZ方向に沿って調整される。ここでX2方向およびZ方向は、それぞれ本発明でいう第1の方向の一例である。Y方向は、本発明でいう第2の方向の一例である。
Similarly, the detection position of the right
このような構成のエレベータ装置1によれば、障害物検出装置21a,21bの検出領域の位置を簡単な操作で微調整できる。すなわち障害物検出装置21a,21bの検出領域の位置を、ドア16a,16b,27a,27bの移動方向(すなわちX1,X2方向)と乗籠3または乗場4の奥行き方向(すなわちY方向)との二方向に沿って調整可能である。つまりセンサ31の取り外しや取り付けをすることなく、簡単な操作で検出領域を二方向に沿って調整可能である。さらに、障害物検出装置21a,21bの検出領域の位置は、Z方向とY方向との二方向に沿って調整可能であるともいえる。
According to the
検出領域の位置を二方向に沿って調整可能であれば、検出領域の位置をより緻密に調整することができる。なおX1,X2方向(またはZ方向)とY方向とは、互いに直交している必要はない。ただしX1,X2方向(またはZ方向)とY方向とが互いに直交する方向であれば、検出領域の位置をさらに簡単に微調整可能である。 If the position of the detection region can be adjusted along two directions, the position of the detection region can be adjusted more precisely. Note that the X1, X2 direction (or Z direction) and the Y direction do not have to be orthogonal to each other. However, if the X1, X2 direction (or Z direction) and the Y direction are orthogonal to each other, the position of the detection region can be finely adjusted more easily.
ホルダ36が複数の弾性部材37b,38b,39bにより支持されていると、三方枠14,24に対してホルダ36の姿勢がX1,X2方向(またはZ方向)とY方向とに沿って傾斜可能である。つまり、検出領域の位置調整は、センサ31を移動させることなく、ホルダ36を傾斜させることで容易に達成することができる。またそのホルダ36が複数の弾性部材37b,38b,39bによって支持されていると、その複数の弾性部材の一部を変形させることでホルダ36の姿勢を容易に変えることができる。
When the
本実施形態に係る検出装置21a,21bでは、X1,X2方向の調整用である第1および第2の支持部37,38が互いにX1,X2方向に沿う直線上に配置される。したがって、第1および第2の螺合部材37c,38cを締めたり緩めたりしてもホルダ36はY方向には傾かない。また、Y方向の調整用部材としては第3の支持部39が唯一のものである。したがって、第3の螺合部材39cを締めたり緩めたりしてもホルダ36はX1,X2方向には傾かない。このような検出装置21a,21bによれば、検出領域の位置をX1,X2方向とY方向とにそれぞれ独立して変位させることができる。これは検出領域の位置の緻密な調整をさらに容易なものとする。
In the
本実施形態では第1ないし第3の螺合部材37c,38c,39cを締め付けるまたは緩めることで、センサ31自身が傾斜する。すなわち投光源となるセンサ31を直接傾斜させるので、検出領域の位置をさらに容易に微調整できる。
In the present embodiment, the
センサ31が取り付けられる幕板13や上枠26は、例えば床7から約2000mm以上離れているため、センサ31の角度が一度異なるだけで検出領域の位置は数十cmに亘り変位してしまう。そのためセンサ31の姿勢調整を手で直接行うとその微調整は容易ではない。
Since the
一方、本実施形態に係る検出装置21a,21bによれば、複数の弾性部材37b,38b,39bを用いてセンサ31をフローティング状態で保持する。さらに、螺合部材37c,38c,39cによってホルダ36の角度調整がなされる。ここで、螺合部材37c,38c,39cの回転運動の大きさに対して螺合部材37c,38c,39cの直線運動の大きさは小さい。すなわち螺合部材37c,38c,39cを回転させると、ホルダ36の姿勢が緩やかに変化する。したがって、ホルダ36の姿勢をより緻密に調整することができる。
On the other hand, according to the
第3の軸部材39aは、第1および第2の軸部材37a,38aと同じ面上に立設されたものであってもよい(例えば図14参照)。なお、本実施形態のように第3の軸部材39aが第1および第2の軸部材37a,38aと直交する方向に延びていると、第3の軸部材39aを配置する場所に限らずX1,X2方向(またはZ方向)の調整とY方向の調整とを互いに独立させることができる。これはエレベータ装置1の設計の自由度を向上させる。
The
第3の取付部36cの貫通孔36fの内周面と第3の軸部材39aの外周面との間に大きな隙間があると、例え第3の軸部材39aが第1および第2の軸部材37a,38aに直交する方向に延びていても、X1,X2方向(またはZ方向)の調整時に第3の軸部材39aが邪魔にならない。
If there is a large gap between the inner peripheral surface of the through
次に、本発明の第2の実施形態に係るエレベータ装置51について、図8および図9を参照して説明する。なお第1の実施形態に係るエレベータ装置1と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態に係るエレベータ装置51の障害物検出装置52は、調整ユニット52aを有する。調整ユニット52aは、第1ないし第3の支持部37,38,39に加えて、第4および第5の支持部53,54と、固定部55とを有する。なおそれ以外のエレベータ装置の基本的な構成は上記第1の実施形態と同様である。
Next, the
第4および第5の支持部53,54は、第3の支持部39が設けられた端部とは反対のホルダ36の端部にそれぞれ設けられている。第4および第5の支持部53,54は、それぞれ第1のねじ56a、第2のねじ56b、ナット56c、および弾性部材56dを有する。第4および第5の支持部53,54に対向するホルダ36およびベース35の領域にはそれぞれ第3の貫通孔36gが設けられている。
The 4th and
図9に示すように、第1のねじ56aは、ベース35を向く方向に沿ってホルダ36の第3の貫通孔36gに挿入されるとともに、ナット56cに螺合されてホルダ36に固定される。第2のねじ56bは、ホルダ36を向く方向に沿ってベース35の第3の貫通孔36gに挿入されるとともに、ナット56cに螺合されてベース35に固定される。互いに対向する第1および第2のねじ56a,56bの間には、弾性部材56dが圧縮保持される。
As shown in FIG. 9, the
弾性部材56dは、ホルダ36をベース35から離れる方向に押圧する。これにより図9に示すようにホルダ36の第1の貫通孔36eのなかでベース35に近い内周面が第1および第2の軸部材37a,38aに接する状態となる。すなわちホルダ36がそれ以上ベース35から離れる方向にズレない状態となる。
The
固定部55は、ねじ孔56および固定部材57を含む。ねじ孔56は、ベース35の起立壁部35bに対向するホルダ36の略中央部に設けられている。ねじ孔56には雌ねじが切られている。固定部材57は、雄ねじが切られている。固定部材57の一例は、ねじまたはボルトである。固定部材57は、ねじ孔56に螺合される。固定部材57をねじ孔56にさらにねじ込むと、固定部材57の先端はねじ孔56を貫通してホルダ36に当接する。固定部材57は、その先端がホルダ36に当接する固定位置と、その先端がホルダ36から離間する固定解除位置との間で進退自在である。
The fixing
例えばホルダ36の姿勢を調整するときは、固定部材57は、上記固定解除位置まで退避されている。すなわち固定部材57がベース35に接していないので、作業者は第1ないし第3の支持部37,38,39を用いてホルダ36の角度を調整することができる。検出領域が所望の位置に合わさりホルダ36の調整作業が終了すると、固定部材57を上記固定位置まで前進させる。
For example, when the posture of the
その先端がベース35に接した状態からさらに固定部材57を締めると、固定部材57の先端とベース35との間の摩擦力が増大し、ベース35に対するホルダ36の姿勢が固定される。なお固定部材57には、緩み止めのナット58が螺合されている。
When the fixing
このような構成のエレベータ装置51によれば、障害物検出装52の検出領域の位置を簡単な操作で微調整できる。すなわちセンサ31の取り外しや取り付けをすることなく、簡単な操作でその検出領域の二方向に沿って調整可能である。
According to the
本実施形態にかかる検出装置52によれば、第1の実施形態と同様に、複数の弾性部材37b,38b,39bを用いてセンサ31をフローティング状態で保持する。さらに螺合部材37c,38c,39cによってホルダ36の姿勢が調整される。これによりホルダ36の角度をより緻密に調整することができる。
According to the
第4および第5の支持部53,54が設けられると、ホルダ36の鉛直方向の両端部が共に支持されるので、ホルダ36の姿勢が安定しやすい。ホルダ36の姿勢が安定すると、検出領域の位置の緻密な調整がさらに容易となる。第4および第5の支持部53,54の第1および第2のねじ56a,56bが互いに結合されていないと、第4および第5の支持部53,54は、X1,X2方向に対して自由な変形を許容することができる。
When the fourth and
固定部材57が設けられると、検出領域の位置を調整した後にホルダ36の姿勢を強く固定することができる。これにより乗籠3や乗場4に人や荷物がぶつかった場合でもセンサ31の姿勢の変化を抑制することができ、設定された検出領域の位置を維持することができる。さらに固定部材57がホルダ36に対して一定の力を加えることになるので、例えば経年的に生じる弾性部材37b,38b,39bの劣化などに影響されにくいエレベータ装置51を得ることができる。
If the fixing
なお図9中に2点鎖線で示すように、センサ31を貫通した固定部材57がベース35に当接することでも同様の効果が得られる。第1および第2のねじ56a,56bは、どちらか一方を省略してもよい。
As shown by a two-dot chain line in FIG. 9, the same effect can be obtained when the fixing
次に、本発明の第3の実施形態に係るエレベータ装置61について、図10および図11を参照して説明する。なお第1の実施形態に係るエレベータ装置1と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態に係るエレベータ装置61の障害物検出装置62は、調整ユニット62aを有する。調整ユニット62aは、第1の実施形態に係る螺合部材37c,38cに代えて他の螺合部材63,64,65を有する。なおそれ以外のエレベータ装置の基本的な構成は上記第1の実施形態と同様である。
Next, an
第1の軸部材37aの先端には、第1の螺合部材63が螺合される。第2の軸部材38aの先端には、第2の螺合部材64が螺合される。第1および第2の螺合部材63,64の一例は、それぞれフランジ部68を有するフランジナットである。第1および第2の螺合部材63、64は、そのフランジ部68をホルダ36に摺接させる。第1および第2の螺合部材63,64が螺合した第1および第2の軸部材37a,38aには、さらに先端側から他の螺合部材65がそれぞれ螺合される。すなわち第1または第2の螺合部材63,64と他の螺合部材65は、協働していわゆるダブルナットを形成する。
The
同様に、第3の螺合部材39cが螺合した第3の軸部材39aにも他の螺合部材65が螺合され、ダブルナットを形成している。なお本実施形態では、ホルダ36と第1および第2の螺合部材63,64との間には丸座金は介在されていない。
Similarly, another screwing
このような構成のエレベータ装置61によれば、障害物検出装置62の検出領域の位置を簡単な操作で微調整できる。すなわちセンサ31の取り外しや取り付けをすることなく、簡単な操作でその検出領域の二方向に沿って調整可能である。
According to the
本実施形態にかかる検出装置62によれば、第1の実施形態と同様に、複数の弾性部材37b,38b,39bを用いてセンサ31をフローティング状態で保持する。さらに螺合部材63,64,39cによってホルダ36の姿勢が調整される。これによりホルダ36の姿勢をより緻密に調整することができる。
According to the
第1および第2の螺合部材63,64がフランジナットであると、螺合部材の角がホルダ36に接触せず、螺合部材63,64のフランジ部68の周縁部分がホルダ36に接触する。したがって、ホルダ36の姿勢を滑らかに連続して変化させることができる。これによりホルダ36の姿勢をより緻密に調整することができる。
When the first and
第1ないし第3の支持部37,38,39がダブルナットにより固定されると、ホルダ36の姿勢がさらに安定する。ホルダ36の姿勢が安定すると、緻密に調整した角度を保ち易い。なお第1および第2の螺合部材63,64は、フランジナットに代えて座付きナットであってもよい。
When the first to
次に、本発明の第4の実施形態に係るエレベータ装置71について、図12を参照して説明する。なお第1ないし第3の実施形態に係るエレベータ装置1,51,61と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。
Next, an
本実施形態に係る障害物検出装置72は、調整ユニット72aを有する。調整ユニット72aのホルダ36は、第3の取付部36cに凸部73を有する。凸部73は、第3の螺合部材39cに隣接する第2の丸座金43を向いて第3の取付部36cから突出する。凸部73は、第3の取付部36cの第2の貫通孔36fより周縁側(本実施形態では上側)に設けられている。第3の螺合部材39cに隣接する第2の丸座金43は、例えば第3の螺合部材39cに接合されている。この第2の丸座金43は、凸部73に接触するとともに、凸部73を外れたホルダ36の部位には接触していない。
The
このような構成のエレベータ装置71によれば、上記第3の実施形態に係るエレベータ装置61の効果に加えて、より検出領域の位置の調整が容易なエレベータ装置71を得ることができる。
According to the
本実施形態に係る検出装置72では、第3の螺合部材39cを締め付けるまたは緩めるとき、凸部73が力の作用点として機能する。ここでY方向の角度調整では、第1および第2の支持部37,38とホルダ36との接触点が支点として機能する。凸部73は第3の取付部36cのなかで上部に位置するため、第3の取付部36cの中央部または下部が第2の丸座金43に接触する場合に比べて、支点から作用点までの距離が長く確保されている。支点から作用点までの距離が長いと、第3の螺合部材39cを同じ距離だけ締め付けまたは緩めても、ホルダ36の姿勢の角度変化は小さくなる。これによりホルダ36の姿勢をより緻密に調整することができる。
In the
本実施形態に係るエレベータ装置71の変形例を図13に示す。凸部73を設ける代わりにホルダ36の起立壁部35bの少なくとも一部を傾斜させて、起立壁部35bの先端部が第3の螺合部材39cに隣接する第2の丸座金43に当接させても同様の効果を得ることができる。さらに凸部73や折り曲げた起立壁部35bを設けることとなく、起立壁部35bの先端部が第2の丸座金43の上部に接触するように、ホルダ36の基本姿勢を予め傾斜させてもよい。
A modification of the
次に、本発明の第5の実施形態に係るエレベータ装置81について、図14を参照して説明する。なお第1ないし第3の実施形態に係るエレベータ装置1,51,61と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。
Next, an
図14に示すように、障害物検出装置82は、センサ31と、センサ31の検出領域の位置を調整するための調整ユニット83を備える。センサ31は、幕板13に対して固定されている。調整ユニット83は、ベース35、鏡84、鏡84を保持する保持具85、および保持具85を支持する第1ないし第3の支持部37,38,39を有する。鏡84は、本発明でいう反射体の一例である。
As shown in FIG. 14, the
鏡84は、反射面84aを有する。センサ31から鏡84を向いて投光された検出光は、この反射面84aに反射されて開口部13bを通じて乗籠3内に照射される。乗籠3内で反射された光は、開口部13bを通じて鏡84まで到達し、反射面84aで反射されてセンサ31に入射される。
The
第2の支持部38は、第1の支持部37に対してX1方向に沿って並んでいる。第3の支持部39は、第1の支持部37に対してY方向に沿って並んでいる。第2の支持部38の螺合部材64を締め付けまたは緩めることで、鏡84の反射面84aをX1方向(またはZ方向)に傾斜させることができる。第3の支持部39の螺合部材64を締め付けまたは緩めることで、鏡84の反射面84aをY方向に傾斜させることができる。
The
このような構成のエレベータ装置81によれば、障害物検出装置82の検出領域の位置を簡単な操作で微調整できる。すなわちセンサ31の取り外しや取り付けをすることなく、簡単な操作でその検出領域の二方向に沿って調整可能である。
According to the
本実施形態にかかる検出装置82によれば、複数の弾性部材37b,38b,39bを用いて鏡84をフローティング状態で保持する。さらに螺合部材63,64によって鏡84の姿勢が調整される。これにより検出領域の位置をより緻密に調整することができる。
According to the
鏡84を用いることで、センサ31の設置場所の自由度が増える。つまり、幕板13の実装スペースに左右されにくい障害物検出装置82を得ることができる。第2の支持部38が第1の支持部37に対してX1方向に沿って並ぶとともに第3の支持部39が第1の支持部37に対してY方向に沿って並んでいると、X1方向の調整とY方向の調整とを互いに独立して行うことができる。なお反射体としては、鏡84に限らず、例えば反射型のプリズムであってもよい。
By using the
次に、本発明の第6の実施形態に係るエレベータ装置91について、図15を参照して説明する。なお第1ないし第3の実施形態に係るエレベータ装置1,51,61と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。
Next, an
図15に示すように、障害物検出装置92は、センサ31と、センサ31の検出領域の位置を調整するための調整ユニット93を備える。センサ31は、例えば幕板13に対して固定されている。調整ユニット93は、ベース35、プリズム94、プリズム94を保持する保持具95、および保持具95を支持する第1ないし第3の支持部37,38,39を有する。
As shown in FIG. 15, the
プリズム94は、センサ31と開口部13bとの間に配置されている。センサ31からプリズム94を向いて放出された検出光は、プリズム94にて屈折され開口部13bを通じて乗籠3内に照射される。乗籠3内で反射された光は、開口部13bを通じてプリズム94まで到達し、プリズム94で屈折されてセンサ31に入射される。
The
第2の支持部38は、第1の支持部37に対してX1方向に沿って並んでいる。第3の支持部39は、第1の支持部37に対してY方向に沿って並んでいる。第2の支持部38の螺合部材64を締め付けまたは緩めることで、プリズム94の姿勢をX1方向(またはZ方向)に傾斜させることができる。第3の支持部39の螺合部材64を締め付けまたは緩めることで、プリズム94の姿勢をY方向に傾斜させることができる。
The
このような構成のエレベータ装置91によれば、障害物検出装置92の検出領域の位置を簡単な操作で微調整できる。すなわちセンサ31の取り外しや取り付けをすることなく、簡単な操作でその検出領域の二方向に沿って調整可能である。
According to the
本実施形態に係る検出装置92によれば、複数の弾性部材37b,38b,39bを用いてプリズム94をフローティング状態で保持する。さらに螺合部材63,64によってプリズム94の姿勢が調整される。これにより検出領域の位置をより緻密に調整することができる。
According to the
センサ用部材としてプリズム94を用いることで、センサ31の設置場所の自由度が増える。つまり、幕板13の実装スペースに左右されにくい障害物検出装置92を得ることができる。
By using the
以上、第1ないし第6の実施形態に係るエレベータ装置1,51,61,71,81,91について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。各実施形態に係る構成要素は、適宜組み合わせて適用することができる。
Although the
例えば第2ないし第6の実施形態においても、障害物検出装置52,62,72,82,92は、第1の実施形態と同様に幕板13および上枠26の左端部および右端部にそれぞれ設けられる。すなわち障害物検出装置52,62,72,82,92は、検出領域がそれぞれX1方向(またはX2方向)、Y方向、およびZ方向に沿って調整されるものである。例えば図14および図15に2点鎖線で示すように、第5および第6の実施形態に係るエレベータ装置81,91は、固定部55を有してもよい。
For example, also in the second to sixth embodiments, the
本発明が適用可能な実施形態は、両開きタイプのドアに限らず、いわゆる片開きタイプのドアにも適用可能である。本発明を片開きタイプのドアに適用した一例を図16に示す。図16に示すように、センサ31のいくつかは、ドア16aとドア16bとの間に隙間Sが形成されるコーナー部C5の上方、およびドア27aとドア27bとの間に隙間Sが形成されるコーナー部C6の上方に配置される。
Embodiments to which the present invention can be applied are not limited to double-open doors, but can also be applied to so-called single-open doors. An example in which the present invention is applied to a single door type door is shown in FIG. As shown in FIG. 16, in some of the
なお本発明の適用は、エレベータ装置の乗籠のドア、およびエレベータホールのドアに限らず、例えばエレベータホールへと通じるドアなどエレベータ装置に係る種々のドアに適用可能である。 The application of the present invention is not limited to the door of the elevator apparatus and the door of the elevator hall, but can be applied to various doors related to the elevator apparatus such as a door leading to the elevator hall.
1,51,61,71,81,91…エレベータ装置、3…乗籠、11a,11b…リターンパネル、12…出入口、13…幕板、14…三方枠、16a,16b…ドア、21a,21b,52,62,72,82,92…障害物検出装置、31…障害物検出センサ、32,52a,62a,72a,83,93…調整ユニット、35…ベース、36…ホルダ、37,38,39…支持部、37a,38a,39a…軸部材、37b,38b,39b…弾性部材、37c,38c,39c,63,64…螺合部材、55…固定部、56…ねじ孔、57…固定部材、84…鏡、94…プリズム。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
上記出入口を開閉するドアと、
上記上枠に搭載され、上記ドアに沿って下向きに投光される検出光が上記床よりも上方に設定される検出領域に侵入した物体で反射された場合にその反射光を検出するセンサと、
上記センサを保持するホルダと、上記検出領域の位置を第1の方向に沿って変位させる第1の機構と、上記検出領域の位置を上記第1の方向とは直交した第2の方向に沿って変位させる第2の機構とを備え、上記第1の機構および上記第2の機構によって上記ホルダの姿勢を変化させることで上記検出領域の位置を変える調整ユニットと、
を具備し、
上記上枠に設けられるベースを備え、
上記第1の機構および上記第2の機構は、それぞれ、上記ホルダを支持する弾性部材と、上記ベースに立設されて上記ホルダを貫通するとともに雄ねじが切られた軸部材と、この軸部材に螺合されて上記弾性部材とは反対から上記ホルダを支持する螺合部材とを有し、
上記第1の機構の弾性部材を変形させることで上記ホルダの姿勢を上記第1の方向に沿って傾斜させ、上記第2の機構の弾性部材を変形させることで上記ホルダの姿勢を上記第2の方向に沿って傾斜させることを特徴とするエレベータ装置。 A three-way frame that defines an entrance by a pair of vertical frames extending upward from the floor and an upper frame passed between upper ends of the pair of vertical frames;
A door that opens and closes the doorway;
A sensor that is mounted on the upper frame and detects the reflected light when the detection light projected downward along the door is reflected by an object that has entered a detection area set above the floor; ,
A holder for holding the sensor; a first mechanism for displacing the position of the detection region along a first direction ; and a position of the detection region along a second direction orthogonal to the first direction . An adjustment unit that changes the position of the detection region by changing the orientation of the holder by the first mechanism and the second mechanism ;
Equipped with,
A base provided on the upper frame;
Each of the first mechanism and the second mechanism includes an elastic member that supports the holder, a shaft member that is erected on the base and penetrates the holder, and a male screw is cut, and the shaft member. A screwing member that is screwed and supports the holder from the opposite side of the elastic member;
By deforming the elastic member of the first mechanism, the attitude of the holder is inclined along the first direction, and by deforming the elastic member of the second mechanism, the attitude of the holder is changed to the second position. An elevator apparatus characterized in that it is inclined along the direction .
上記ベースに対向する上記ホルダの領域には雌ねじが切られたねじ孔が設けられ、上記固定部材は上記ねじ孔に挿入されるとともにその先端部が上記ベースに当接することを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。 A fixing member with a male thread is provided,
A screw hole in which an internal thread is cut is provided in a region of the holder that faces the base, and the fixing member is inserted into the screw hole and a tip portion of the fixing member abuts on the base. The elevator apparatus according to 2 .
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JP2008201525A (en) | 2008-09-04 |
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