JP5028351B2 - 電力需要誘導方法およびそのシステム - Google Patents

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Description

本発明は、電力の需要を誘導する技術に関する。
電力需要量は、季節および時間帯によって大きく変動する。電力需要量がピークである時間帯には電力が不足し、それ以外は余剰となる。そこで、電力需要量の平滑化は重要な課題である。
特許文献1には、電力供給業者が、負荷需要を予測し、その電力が現行発電量を上回るとき、インセンティブ電力料金を算出し、ピークロード用の発電設備を起動するよりも安価な場合は、削減されたインセンティブ料金を支払うインセンティブ電力負荷制御技術が開示されている。
特開2002−176729号公報
CO2排出量のより少ない社会を実現するために、環境に優しい発電設備(風力、太陽光、太陽熱、地熱、小水力など)を有効活用したいと言った社会的ニーズが高まっている。特許文献1では、電力需要量の全体の負荷抑制につながる技術が開示されているが、CO2排出量のより少ない電力発電設備の有効活用には結びついていない。また、需要家自身が、CO2排出量が多い時間帯なのか、少ない時間帯なのかを意識しながら、電力の需要誘導を図る方法については、盛り込まれていない。
本発明の目的は上記問題点を解決し、電力の需要家がCO2排出量の少ない時間帯を自ら選んで、CO2排出量の少ない電力発電設備を有効活用する方法およびそのシステムを提供する。
まず始めに環境に優しい発電設備(風力、太陽光、太陽熱、地熱、小水力など)が、配電網の中に存在をしており、これの発電設備を新エネルギーと呼ぶこととする。また、電力供給事業者(電力会社)は、火力(石油、石炭、LNG)、原子力、水力などの発電設備を持っており、これらの発電設備の出力を、時間帯によって調整しながら全体の需要と供給のバランスを取っており、この一部に、各地域ごとに存在する新エネルギーが、組合せられて全体の供給が行われている。新エネルギーの発電量は、自然現象(風量、太陽光量、太陽熱量、地熱量、水量)に依存しており、燃料などによる制御が困難である。新エネルギーの発電方式は、火力に比較して、CO2の排出量が少ない。一方、火力(石油、石炭、LNG)は燃料などによる制御が可能である。原子力、水力は、燃料などによる緩やかな制御が可能で、火力に比較して、CO2の排出量が少ない。 そして、本発明は、発電量を制御可能な第1の発電方式(例えば、火力)により得られた電力と自然現象に依存して発電量が変化する第2の発電方式(例えば、新エネルギー)により得られた電力とを合わせて需要家へ供給する場合に、電力の予測需要量(総供給予測発電量)に対して第2の発電方式による予測発電量が多いまたは第2の発電方式の発電設備の稼働率が高い期間を、需要家へ通知する手段を有することを特徴とする。好ましくは、電力の予測需要量に対して、第2の発電方式による予測発電量に、発電量を制御可能であるが第1の発電方式に比較して環境劣化廃棄物(例えば、CO2)の排出量が少ない第3の発電方式(例えば、原子力、水力)による予測発電量を合算した合計予測発電量が多い期間を、需要家へ通知する手段を有する。
具体的には、電力の需要家に自動検針装置を配備し、所定の間隔(例えば30分)で電力の使用量を測定しておき、月平均のベース電力使用量を予め算出しておく。一方、電力供給事業者側には、電力の需要誘導システムが、顧客管理システムからエコポイント対象地域の需要家情報を入手し、地域新エネ発電量予測システムから、対象地域にある新エネルギー発電設備の発電設備の発電量を入手し、また、給電制御システムから電力の全体需要予測データを入手し、この全体供給予測データを元に、環境貢献比率を算出し、この環境貢献比率と対象地域にある新エネルギーの稼働率を加味して、需要誘導をするのにふさわしい時間帯を算出する。そして、この情報を需要家に事前連絡をすることで、需要家自身が、意識的に環境負荷の少ない発電設備を積極的に使用することを促し、この報酬としてエコポイントを発行する。
本発明によれば、電力の需要家がCO2排出量の少ない時間帯を選んで電力を使用することを誘導できるため、CO2排出量の少ない環境に優しい発電設備(風力、太陽光、太陽熱、地熱、小水力など)を有効活用できる。
はじめに、発明の概要を説明する。
電力供給事業者(電力会社)の給電制御システムでは、翌日以降の需要予測データについても管理を行っている。この電力需要に対して、火力(石油、石炭、LNG)、原子力、水力、新エネルギーなどの電力をミックスして供給しており、この比率は季節や時間帯によって異なっている。また、この中で、新エネルギー発電設備の多くは、供給元ではなく、配電網の中に配置される。そこで、各地域に密着した新エネルギーが、有効活用される地域区分を電力供給事業者が予め顧客DBに登録をしておく。そして、これらの需要家に対して自動検針データを取得する手段と、需要家に環境負荷の少ない時間帯を連絡する連絡手段を備える。一方、電力供給事業者側は、電力の需要誘導を実現する需要誘導システムと、自動検針システム、顧客管理システム、地域新エネ発電量予測システム、給電制御システムを持つ。需要誘導システムが、地域新エネ発電量予測システムから、環境負荷の少ない発電設備の稼働率を入手し、また、給電制御システムから電力の全体供給予測データを入手し、この全体供給予測データを元に、環境貢献比率を算出し、この環境貢献比率と対象地域にある新エネルギー発電設備の稼働率の変動を加味して、需要誘導をするのにふさわしい時間帯を算出する。また、この需要誘導する時間帯を需要家に事前連絡するため、需要家側は、携帯電話などの表示端末を持ち、需要誘導に応じるか否かを回答する。需要誘導に応じたかどうかについては、自動検針システムで、実績を確認し、需要誘導に応じた場合には、エコポイントを発行するなどして、需要家にメリットを与えるのである。この時、需要誘導システムは、電力供給事業者(電力会社)が持っていてもいいし、新エネルギーを持つ発電事業者が、自らの発電設備を有効活用してもらう手段として、持っていても良い。
次に、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本実施形態における全体概要図である。電力供給事業者は、火力、水力、原子力、新エネルギー(風力、太陽光、太陽熱、地熱、小水力など)を、複数の発電設備から電力をミックスして、需要家に電力を供給をしている。なお、新エネルギー発電設備の多くの場合は、配電網の中に接続されている。図1はA地区に隣接した風力発電装置αからA地区の需要家に電力供給しているモデルを示している。風力発電装置αからの発電量がある場合は、火力発電設備からの電力供給を少なくし、全体の電力供給の調整を図っている。また、需要家に対しては、電力使用量を把握するために自動検針装置を導入し、その上で環境貢献を意識した需要誘導を図るために、電力供給事業者と需要家の表示端末(携帯電話やインターネット端末を含む)と情報連絡が取れる仕組みを表している。
図2は、本発明を実施するためのネットワーク構成図を示している。電力供給事業者側には、需要誘導システム1、地域新エネ発電量予測システム6、顧客管理システム7、自動検針システム8、給電制御システム9を持ち、これらは、電力供給事業者内のネットワークでつながっている。一方、需要家側は、表示端末2(携帯電話やインターネット端末などを含む)を持ち、この表示端末2は、電力供給事業者の需要誘導システム1と、ネットワーク4でつながっている。また、自動検針装置3は、電力供給事業者の自動検針システムと、ネットワーク5でつながっている。各DB(データベース)は、記憶装置内に形成される。
電力供給事業者の需要誘導システム1は、CPU101、I/F102、メモリ103、通信手段104、I/O105を備えている。この場合のI/F102とは、ボタン類、ディスプレイ、各種キーボードなどの入出力インターフェースのことである。本発明の需要誘導方法を実行する機能を実現すべく、書き換え可能なメモリなどのプログラムデータベース160に格納されたプログラム150をメモリ103に読み出し演算装置たるCPU101により実行する。前記の各種機能部と通信手段104の間では、I/O部105がデータのバッファリングや各種仲介処理を実行している。このプログラム150の中には、環境貢献予測機能106、需要家連絡機能107、受付機能108、需要確認機能109、エコポイント算出機能110、通信機能111を備えている。環境貢献予測機能106は、環境貢献予測DB181を全体需要予測DB650と発電量予測DB601から作成する機能である。需要家連絡機能107は、需要誘導を促すためのメール発信やエコポイントの発行結果を連絡する機能である。受付機能108は、エコポイント対象エネルギーの使用申込を受け付ける機能である。需要確認機能109は、需要家がエコポイント対象エネルギーを使用したかどうかを、自動検針のデータを使って確認する機能である。
エコポイント算出機能110は、エコポイントDB182のデータを使って、各需要家のエコポイントを算出する機能である。通信機能111は、需要家の表示端末や、電力供給事業者内の各システムと、通信をする機能である。DBとしては、申込DB180、環境貢献予測DB270、エコポイントDB182を備えている。また、電力供給事業者には、風力発電量予測システム6、顧客管理システム7、自動検針システム8、給電制御システム9を備えており、風力発電量予測システム6には、気象DB600、風力発電量予測DB601、風力発電量実績DB602を備えている。顧客管理システム7には、顧客DB700を備えている。自動検針システム8には、日々検針DB800と月平均DB801を備えている。給電制御システム9には、全体供給予測DB900、全体供給実績DB901を備えている。
一方、表示端末(需要家K)2には、CPU201、I/F202、メモリ203、通信手段204、I/O205を備えている。この場合のI/F202とは、ボタン類、ディスプレイ、各種キーボードなどの入出力インターフェースのことである。本発明の需要誘導方法を実行する機能を実現すべく、書き換え可能なメモリなどのプログラムデータベース260に格納されたプログラム250をメモリ203に読み出し演算装置たるCPU201により実行する。前記、各種機能部と通信手段204の間では、I/O部205がデータのバッファリングや各種仲介処理を実行している。このプログラム250の中には、需要誘導申込機能206、申込確認機能207、エコポイント確認機能208、通信機能209を備えている。需要誘導申込機能206は、電力供給事業者に対して、エコポイント対象エネルギーの使用を申し込む機能である。申込結果確認機能207は、エコポイント対象エネルギーの使用の申込結果を確認する機能である。エコポイント確認機能208は、発行されたエコポイントの受領を確認する機能である。また、エコポイント発行がされなかった場合も、この機能を用いて確認する。通信機能209は、需要家の表示端末2と電力供給事業者の需要誘導システム1と通信するための機能である。
自動検針装置3は、CPU301、I/F302、メモリ303、通信手段304、I/O305を備えている。この場合のI/F302とは、ボタン類、ディスプレイ、各種キーボードなどの入出力インターフェースのことである。本発明の需要誘導方法を実行する機能を実現すべく、書き換え可能なメモリなどのプログラムデータベース360に格納されたプログラム350をメモリ303に読み出し演算装置たるCPU301により実行する。前記、各種機能部と通信手段304の間では、I/O部305がデータのバッファリングや各種仲介処理を実行している。このプログラム350の中には、電力使用量収集機能306、通信機能307を備えている。電力使用量収集機能306は、各需要家の電力使用量(この場合、30分単位の使用量)を収集して保持している機能である。通信機能307は、電力使用量収集機能306を用いて収集した需要家の電力使用量を、電力供給事業者1の自動検針システム8に上げるための通信機能である。自動検針装置3は、需要家の家屋と配電設備の間に設けられるのが好ましい。
ネットワーク4は、電力供給事業者1と表示端末2をつなぐネットワークで、携帯電話網、インターネット網などが考えられる。ネットワーク5は、自動検針データ収集用のネットワークで、PHS網やPLC(Power Line Communications)などを使って作られるデータ収集用のネットワークである。
図3(a)は、対象日(ある1日)のA地区需要量イメージを示している。この時、エコポイント対象エネルギーとして、発電時にCO2を出さない新エネルギー、水力、原子力の3つと、ここでは、位置づけている。対象日のA地区需要量について、午前7:00は、A地区全体の需要量が10000kwで、新エネルギー(この実施例の場合は風力)が6000kw、原子力、水力が2000kwで、全体の80%の電力がCO2を出さないエコポイント対象エネルギーである。一方、午前11:00の場合は、全体の需要量が14000kwとなり、新エネルギー(この実施例の場合は風力)が2000kw、原子力、水力が2000kwとなっている。この場合は、全体の35%がエコポント対象エネルギーとなり、環境貢献比率が低下する。例えば、地域単位で、環境貢献を目的して風力発電装置などを導入した場合は、この環境貢献比率が高い時間帯に、需要をシフトすることでよりその効果が得られることとなるし、また、このような仕組みが無い場合は、環境貢献を目的として、風力発電装置を導入したとしても、本当に有効活用出来ているかどうかが、不明確なのである。
図3(b)は、需要家Kの対象日の電力消費イメージを示している。需要家Kは、需要誘導にしたがって、対象日の電気使用を7:00の時間帯にシフトしている事例である。例えば、通常であれば午前11:00頃に行っていた洗濯を、午前7:00にシフトさせる場合である。この時、エコポイント換算対象電気使用量は、対象日の電気使用量−ベース電力使用量で算出され、このエコポイント換算対象電気使用量に、電力供給事業者(電力会社)または、地域の発電事業者が設定した係数を掛け算出する方法を、後ほど説明する。
図4は、需要誘導対象日の風力発電装置αの発電量予測図を示している。対象日は午前5:00〜9:00が、4000kw以上の発電量が確保される見込みが立っているケースを示している。ここでの事例では、A地区のエコポイント対象者は、50A、100Vの需要家が800軒あることを想定しており、風力発電装置αの発電量が4000kw以上(予め定めた所定の値以上)の時に、A地区のエコポント対象者に全員が参加できることを想定している。なお、このエコポイント対象となる需要家数については、自動検針で得られえる実績を元に、より効率的な需要家数にすることも出来る。また、4000kw以上(所定の値以上)というしきい値を設けなくてもよい。
図5は、地域新エネ発電量予想システム6の気象DB600を示している。気象庁から入手した対象地域の風速情報を一定時間毎に保持している。レコードは、日付、時刻(30分単位)、平均風速を含む。
図6は、地域新エネ発電量予想システム6の地域新エネ発電量予測DB601を示している。対象としている風力発電装置αにて発電できる予測の発電量と、その稼動率を、一定時間毎に保持している。稼働率は、(発電量/可能な最大発電量)×100にて算出できる。レコードは、日付、時刻(30分単位)、地域新エネ予測発電量、地域新エネ予測稼働率を含む。
図7は、地域新エネ発電量予想システム6の地域新エネ発電量実績DB602を示している。対象としている風力発電装置αにて発電した実績の発電量と、その稼動率実績を、一定時間毎に保持している。レコードは、日付、時刻(30分単位)、地域新エネ実績発電量、地域新エネ実績稼動率を含む。
図8は、顧客管理システム7の顧客DB700を示している。顧客情報として、顧客番号、顧客名、住所、エコポイント対象地域種別を保持している。さらに、携帯電話やパソコンのメールアドレスも含んでいてもよい。ここでは、顧客番号AA0001〜AA0006の需要家が、風力発電装置αのエコポイント対象者であることを、エコポイント対象地域欄にαの記号を入れることで区別している。
図9は、需要誘導システム1の申込みDB180を示している。全顧客のうち、申込みのあった顧客の顧客番号、顧客名を保持している。
図10は、給電制御システム9の全体供給予測DB900を示している。発電種別毎の供給量の予測値として、新エネルギー予測発電量、火力予測発電量、原子力予測発電量、水力予測発電量と合計した総供給予測発電量を保持している。レコードは、日付、時刻(30分単位)、新エネルギー予測発電量、火力予測発電量、原子力予測発電量、水力予測発電量、総供給予測発電量を含む。
図11は、給電制御システム9の全体供給実績DB901を示している。発電種別毎の供給量の実績値として、新エネルギー実績発電量、火力実績発電量、原子力実績発電量、水力実績発電量と合計した総供給実績発電量を保持している。レコードは、日付、時刻(30分単位)、新エネルギー実績発電量、火力実績発電量、原子力実績発電量、水力実績発電量、総供給実績発電量を含む。
図12は、自動検針システム8の日々検針DB800を示している。メータ毎の時間帯別の電力使用量を保持している。レコードは、日付、顧客番号、需要家に設置されたメータのメータ番号、時刻(30分単位)、30分毎の電力使用量を含む。
図13は、自動検針システム8の月平均検針DB801を示している。メータ毎の時間帯別、電力使用量の実績から算出した一月の平均値として、毎日の使用量の最低値の月平均である月平均ベース電力使用量と、全体の電力使用量の月平均電力使用量を保持している。
図14は、需要誘導システム1の環境貢献予測DB181を示している。地域新エネ発電量予想システム6の地域新エネ発電量予測DB601の地域新エネ予測発電量と、給電制御システム9の全体供給予測DB900の新エネルギー予測発電量、原子力予測発電量、水力予測発電量と合計した環境貢献対象予測発電量、総供給予測発電量(需要量)、総発電量における環境貢献対象分として環境貢献比率(=環境貢献対象予測発電量/総供給予測発電量×100)、需要誘導最適度(環境貢献比率×地域新エネ稼動率/100※)を保持している。※この100という値は、需要誘導最適度の桁数を決めるための値で、任意とする。
図15、需要誘導システム1のエコポイントDB182を示している。自動検針システム8の日々検針DB800より、メータ毎の一定時刻での電力使用量、自動検針システム8の月平均検針DB801の月平均ベース使用量との差分値、エコポイント付与対象時刻である需要誘導フラグ、地域新エネ発電量予想システム6の地域新エネ発電量予測DB602の地域新エネ実績発電量と、給電制御システム9の全体供給実績DB901の新エネルギー実績発電量、原子力実績発電量、水力実績発電量と合計した環境貢献対象実績発電量、総供給実績発電量、総発電量における環境貢献対象分として環境貢比率(=環境貢献対象実績発電量/総供給実績発電量×100)、エコポイント係数(環境貢献実績比率×地域新エネ実績稼働率/100※)を保持している。※この100という値は、エコポイント係数の桁数を決めるための値で、任意とする。
需要誘導の実績としてエコポイント対象時間に使用した電力量(月平均ベース使用量との差分値)とエコポイント係数と需要誘導フラグ値とを掛け合わせ調整した値をエコポイントとする。この時、エコポイント対象時間に使用した電力量を月平均電力使用量よりも多い場合の差分とする方法もある。
つまり、エコポイント=エコポイント対象時間に使用した電力量(月平均ベース使用量との差分値)×エコポイント係数×需要誘導フラグ値/100※である。※この100という値は、エコポイントの桁数を決めるための値で、任意とする。
図16は本発明における処理フローである。
まず前提条件として、各需要家に電子式自動検針メータが設置してあり、なんらかの通信線(例:PHS等)で、メーター測定値が電力会社へ収集されるインフラが整備されていることを想定している。そのインフラにおいて、電子式自動検針メータは、メーター測定値として30分毎に需要家の使用電力量を計測する(ステップ1000)。計測時間の間隔については様々であるが、ここでは30分毎と仮定する。自動検針システム8は、この需要家ごとのメーター測定値の30分値を自動検針装置3から受信し、日々検針DB800(図12)の電力使用量にセット(格納)する。次に電力会社の需要誘導システム1はその各需要家ごとの電力使用量をもとに、過去1ヶ月間(料金収集期間)のベース使用量の平均値を計算する。需要誘導システム1は、メータ毎(需要家毎)の時間帯別の電力使用量を一ヶ月分合算し、これを一ヶ月の日数で除算して、メータ毎(需要家毎)の月平均電力使用量を計算する。需要誘導システム1は、メータ毎(需要家毎)の1日分の時間帯別の電力使用量のうち、電力使用量が最低の時間帯の電力使用量を抽出し、最低の時間帯の電力使用量を一ヶ月分合算し、これを一ヶ月の日数で除算して、メータ毎(需要家毎)の月平均ベース電力使用量を計算する。需要誘導システム1は、月平均電力使用量および月平均ベース電力使用量を月平均検針DB801(図13)の月平均電力使用量および月平均ベース電力使用量にセットしておく。なお、ベース使用量とは、需要家が最低限常時消費する電力量であり、冷蔵庫などがこれにあたる(ステップ2000)。
次に、電力供給事業者の地域新エネ発電量予測システム6は、気象庁から気象予測値データ(例えば、風速情報)を入手し、気象DB600(図5)に所定の時間間隔の風速をセットしておく(ステップ2005)。地域新エネ発電量予測システム6は、気象予測値データを気象庁のシステムからネットワークを介して入手してもよいし、操作者からの入力により入手してもよい。気象予測値データから、明日の風速などが判明し、その結果、対象地区(この場合はA地区とする。)の翌日の風力発電量が予測できる。風力発電装置の発電量は、風速の3乗に比例することが分かっている。地域新エネ発電量予測システム6は、気象DB600にセットした風速を元に、風速の3乗に比例する数式モデルを用いて対象風力発電装置の発電量を算出し風力発電量予測DBに発電量の予測値をセットする(ステップ2010)。
次にエコポイントDB(図15)の需要誘導フラグに初期値0をセットする(ステップ2015)。需要誘導フラグは、需要誘導をする時間帯を「1」、しない時間帯を「0」として表現するフラグである。時間帯は、30分単位で決めてもよいし、1時間単位で決めてもよい。
次に環境貢献予測DBの作成について説明する。ます、需要誘導システム1は、全体供給予測DB900(図10)の時刻単位の新エネルギー予測発電量、原子力予測発電量、水力予測発電量の3つの発電量を読み出し、それらを合計し、環境貢献予測DB181(図14)の環境貢献対象予測発電量欄にセットする。(なお、ここでは原子力予測発電量も環境貢献対象予測発電量に含めているが、含めない方法でも良い。)需要誘導システム1は、総供給予測発電量については、全体供給予測DB900(図10)の値を読み出し、そのままセットする。その上で、環境貢献対象予測発電量÷総供給予測発電量を計算し、環境貢献比率を算出し、環境貢献予測DB181の環境貢献比率にセットしておく。また、需要誘導システム1は、地域新エネ発電量予測DB601(図6)から地域新エネ予測稼働率を読み出し、環境貢献予測DB181の地域新エネ予測稼働率欄にセットしておく。その上で、需要誘導システム1は、地域新エネ予測稼働率×環境貢献比率÷100※)を計算し、環境貢献予測DB181の需要誘導最適度にセットする。※この100という値は、需要誘導最適度の桁数を決めるための値で、任意とする。この実施例の場合は、発電時にCO2を排出しない発電方式を環境貢献発電方式と考え、新エネルギー、原子力、水力の発電方式を合計しているが、更に厳密に計算するため、電力供給事業者が持つ発電所の発電方式ごとのCO2排出量原単位の係数に基づいて、時間単位のCO2排出量を算出し、これを環境比率に換算する方式をとっても良い(ステップ2020)。
次にステップ2025について説明する。ステップ2025は、需要誘導を促す時間帯を決めるための判定を実施するステップである。需要誘導システム1は、環境貢献予測DB181(図14)の需要誘導最適度が40以上(予め定めた所定の値以上)かどうかを判定し、地域新エネ発電量予測DB(図6)の地域新エネ予測発電量が4000以上(予め定めた所定の値以上)かどうかを判定し、需要誘導最適度が40以上でかつ地域新エネ予測発電量が4000以上の時にエコポイントDB(図15)の需要誘導フラグに「1」(予め定めた値)をセットする(ステップ2030)。需要誘導最適度は、対象とする地域の風力発電設備の稼働率とその風力発電量に依存し、風力発電設備の稼働率が大きくなる程、また風力発電量が大きくなる程、大きくなる。尚、需要誘導フラグの初期値は「0」とする。なお、この閾値である需要誘導最適度の40と、対象風力予測発電量の4000については、変数として、変更できるようにしておくと良い。
次に需要誘導システム1は、エコポイントDB182(図15)の需要誘導フラグが1の時間帯を顧客DB(図8)のエコポイント対象地域の需要家に連絡する(ステップ2030)。本実施例では、風力発電装置αのエコポイント対象地域の需要家に連絡をするため、顧客番号AA0001〜AA0006などが、この対象者となり、AA0007、AA0008は、他地域の対象者であるため対象外である。なお、連絡方法には需要家の携帯電話やパソコンへのメールや、電力供給事業者のホームページ、表示端末などが考えられる。顧客番号ごとに、需要家の携帯電話へのメールを予め登録しておくことで、需要家の携帯電話へのメールを特定可能である。連絡を受けた需要家は翌日のエコポイント対象エネルギー使用・不使用を決定する。例えば、翌日の需要誘導された時間帯に、洗濯機、掃除機、アイロン掛けなどで電気を使用することが考えられる。また、元々外出の予定であれば、エコポイント対象エネルギーを使用できない場合もある。あるいは、外出するが洗濯機や食器洗い機などをタイマーで予約するケースも考えられる(ステップ1005)。需要家は翌日のエコポイント対象エネルギーを使用する旨を電力会社に返信メールなどにより連絡する(ステップ1010)。電力会社の需要誘導システム1は、需要家の申し込みを受け付けると同時に申し込み受付完了の旨を返信メールにより需要家へ連絡する(ステップ2040)。
翌日、電力供給事業者は需要家へ通常どおり電力の供給を実施する(ステップ2045)。これと同時に需要家は電力を消費する(ステップ1025)。電力供給事業者は申し込み受付完了結果を翌日の電力需要予測に用いてもよい。需要家の電力使用状況はメーターが計測し、自動検針装置3が電力供給事業者にそのメーターデータを送信する(ステプ1030)。電力供給事業者側の電力誘導システム1は、では、このメータ情報を入手し、申込需要家の電力使用量と月平均ベース電力使用量の差分を算出して、エコポイントDB182(図15)の月平均ベース使用量との差分欄に格納しておく。(ステップ2050)
次にエコポイントDB182(図15)を用いて、エコポイントを計算する処理について説明する。エコポイントの算出は、エコポイントDB182の「月平均ベース使用量との差分」×「エコポイント算出係数」÷100※で算出される。※この100という値は、需要誘導最適度の桁数を決めるための値で、任意とする。ここでは、月平均ベース使用量との差分に需要誘導最適度を掛けているが、「月平均ベース使用量との差分」の変わりに、「月平均使用量との差分」にするなど方法も考えられる(ステップ2055)。
次にステップ2060では、電力誘導システム1が、エコポイントDB182のエコポイント欄合計が「1」以上の場合に、エコポイントを発行(ステップ2065)し、そうでない場合には、エコポイント発行不可(ステップ2070)であることを判別するステップである。この時、需要家は、エコポイントが発行不可であったことを確認する(ステップ1045)。
エコポイントが発行された場合、需要家はエコポイントを受領(ステップ1035)し、エコポイントを使用することができる(ステップ1040)。例えば、エコポイントをためると、携帯電話の電子マネーに変換できるサービスや、買い物時の各種サービスに利用するなどが想定され、需要家にメリットを見い出しながら環境に貢献にする社会を実現できるのである。
本発明は、電力の使用を誘導するシステムに適用可能である。
本実施形態における全体概要図 本発明を実施するためのネットワーク構成図 対象日における地区全体の需要量イメージおよびある需要家の電力消費イメージ。 需要誘導対象日の風力発電装置αの発電量予測図。 気象DBのデータ構成図。 地域新エネ発電量予測DBのデータ構成図。 地域新エネ発電量実績DBのデータ構成図。 顧客DBのデータ構成図。 申込DBのデータ構成図。 全体供給予測DBのデータ構成図。 全体供給実績DBのデータ構成図。 日々検針DBのデータ構成図。 月平均検針DBのデータ構成図。 環境貢献予測DBのデータ構成図。 エコポイントDBのデータ構成図。 全体の処理フロー図。
符号の説明
1‥電力誘導システム、2‥表示端末、3‥自動検針装置、4、5‥ネットワーク、6‥地域新エネ発電量予測システム、7‥顧客管理システム、8‥自動検針システム、9‥給電制御システム9。

Claims (9)

  1. 発電量を制御可能な第1の発電方式により得られた電力と自然現象に依存して発電量が変化する第2の発電方式により得られた電力とを合わせて需要家へ供給する場合に、前記需要家による電力の使用を誘導可能な電力需要誘導システムにおいて、
    前記電力需要誘導システムが備える需要誘導手段は、
    前記第2の発電方式による予想発電量を可能な最大発電量で割った値である稼働率と、前記第2の発電方式による予測発電量を前記第1の発電方式及び第2の発電方式により発電される予測発電量で割った値である環境貢献比率と、を掛けた値である需要誘導最適度が所定以上であり、かつ、
    前記第2の発電方式による発電量が所定値以上である期間を前記需要家へ通知することを特徴とする電力需要誘導システム。
  2. 請求項1に記載の電力需要誘導システムにおいて、
    通知した前記期間内での電力の使用量に応じたポイントを前記需要家に付与することを特徴とする電力需要誘導システム。
  3. 請求項1又は2に記載の電力需要誘導システムにおいて、
    前記第1の発電方式は火力発電であり、前記第2の発電方式は風力発電、太陽光発電、太陽熱発電、地熱発電、のうちいずれか一つの発電手法であることを特徴とする電力需要誘導システム。
  4. 発電量を制御可能な第1の発電方式により得られた電力と自然現象に依存して発電量が変化する第2の発電方式により得られた電力とを合わせて需要家へ供給する場合に、前記需要家による電力の使用を誘導可能な電力需要誘導方法において、
    前記第2の発電方式による予想発電量を可能な最大発電量で割った値である稼働率と、前記第2の発電方式による予測発電量を前記第1の発電方式及び第2の発電方式により発電される予測発電量で割った値である環境貢献比率と、を掛けた値である需要誘導最適度が所定以上であり、かつ、
    前記第2の発電方式による発電量が所定値以上である期間を前記需要家へ通知することを特徴とする電力需要誘導方法。
  5. 処理装置と記憶装置とを備え、発電量を制御可能な第1の発電方式により得られた電力と自然現象に依存して発電量が変化する第2の発電方式により得られた電力と発電量を制御可能であるが前記第1の発電方式に比較して環境劣化廃棄物の排出量が少ない第3の発電方式により得られた電力とを合わせて需要家へ供給する場合に、前記需要家による電力の使用を誘導可能な電力需要誘導システムにおいて、
    前記記憶装置は、所定期間毎の、前記第2の発電方式による予測発電量と、前記第2の発電方式の発電設備の予測稼働率と、前記第3の発電方式による予想発電量と前記第3の発電方式による予想発電量との合計予想発電量と、前記第1の発電方式による予想発電量と前記第2の発電方式による予想発電量と前記第3の発電方式による予想発電量とを合わせた総予想発電量と、前記総予想発電量に対する、前記第2の発電方式による予測発電量と前記第3の発電方式による予想発電量との合計予想発電量の比率と、前記比率と前記第2の発電方式の発電設備の予測稼働率から求めた度合いとを記憶し、
    前記処理装置は、前記記憶装置内の所定期間毎のレコードに対して、前記度合いが予め定めた値以上か否かおよび前記第2の発電方式による予測発電量が予め定めた値以上か否かを判定し、前記需要家に通知すべき期間として、前記度合いが予め定めた値以上でかつ前記第2の発電方式による予測発電量が予め定めた値以上である所定期間を求めることを特徴とする電力需要誘導システム。
  6. 請求項に記載の電力需要誘導システムにおいて、
    前記処理装置は、前記第2の発電方式による予測発電量と前記第3の発電方式による予想発電量との合計予想発電量を前記総予想発電量で除算して前記比率を算出し、前記記憶装置に格納し、前記比率と前記第2の発電方式による予測発電量を乗算して前記度合いを算出し、前記記憶装置に格納することを特徴とする電力需要誘導システム。
  7. 請求項に記載の電力需要誘導システムにおいて、
    前記記憶装置は、需要家ごとの単位期間ごとの最低電力使用量を記憶し、
    前記処理装置は、前記需要家に設置した検針装置からのデータに基づいて、前記所定期間における前記需要家の電力の使用量を検出し、前記使用量から前記最低電力使用量を減算し、減算の結果得られた値に応じたポイント前記需要家へ付与することを特徴とする電力需要誘導システム。
  8. 請求項に記載の電力需要誘導システムにおいて、
    前記記憶装置は、前記需要家に設置した検針装置からのデータによって得られた需要家ごとの単位期間ごとの電力の使用量を記憶し、
    前記処理装置は、1日における前記電力の使用量の最低値を検出し、前記最低値を前記最低電力使用量として前記記憶装置に格納することを特徴とする電力需要誘導システム。
  9. 発電量を制御可能な第1の発電方式により得られた電力と自然現象に依存して発電量が変化する第2の発電方式により得られた電力と発電量を制御可能であるが前記第1の発電方式に比較して環境劣化廃棄物の排出量が少ない第3の発電方式により得られた電力とを合わせて需要家へ供給する場合に、前記需要家による電力の使用を誘導するための、処理装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより実行される電力需要誘導方法において、
    前記記憶装置が、所定期間毎の、前記第2の発電方式による予測発電量と、前記第2の発電方式の発電設備の予測稼働率と、前記第3の発電方式による予想発電量と前記第3の発電方式による予想発電量との合計予想発電量と、前記第1の発電方式による予想発電量と前記第2の発電方式による予想発電量と前記第3の発電方式による予想発電量とを合わせた総予想発電量と、前記総予想発電量に対する、前記第2の発電方式による予測発電量と前記第3の発電方式による予想発電量との合計予想発電量の比率と、前記比率と前記第2の発電方式の発電設備の予測稼動率から求めた度合いとを記憶しており、
    前記処理装置が、前記記憶装置内の所定期間毎のレコードに対して、前記度合いが予め定めた値以上か否かおよび前記第2の発電方式による予測発電量が予め定めた値以上か否かを判定し、前記需要家に通知すべき期間として、前記度合いが予め定めた値以上でかつ前記第2の発電方式による予測発電量が予め定めた値以上である所定期間を求めることを特徴とする電力需要誘導方法。
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