JP5027206B2 - 加硫成形方法およびその加硫機 - Google Patents
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Description
本発明の第1実施形態に係る加硫機は、図1に示すように、所定の高さ位置に設定されたモールド固定部2と、モールド固定部2に対して昇降するモールド昇降部3とを有している。モールド昇降部3は、生タイヤ4の上サイドウォール4b’に当接する上サイドモールド25と、生タイヤ4のトレッド部4aの外周方向に位置する割りモールド26と、上サイドモールド25を所定温度に加熱する上加熱機構28とを有している。一方、モールド固定部2は、生タイヤ4の下サイドウォール4bに当接する下サイドモールド5と、下サイドモールド5を所定温度に加熱する下加熱機構9と、下加熱機構9および下サイドモールド5の中心部に貫設された中心機構10と、中心機構10および下加熱機構9を支持する図示しないベースプレートとを有している。
本発明の第2実施形態に係る加硫機の構成を図6及び図7に基づいて説明する。尚、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付記してその説明を省略する。第2実施形態の構成が第1実施形態と異なる点は、図6において、送風機66の上流と下流との圧力差を測定する差圧計DPが設けられ、差圧計DPが第3バルブ67と第5バルブ69の開度を制御している点と、予熱用ヒーター64の上流に窒素ガスの圧力を測定する圧力計Pが設けられ、圧力計Pが第10バルブ76の開度を制御している点と、ブラダ20の内部温度を測定する温度計Tが設けられ、温度計Tが第5バルブ69の開度を制御している点である。
(式1)PV=RT
ここで、Pは圧力、Vは体積、Tは温度、Rは気体定数である。
また、気体の内部エネルギーをU、外部からの熱量をQとすると、
(式2)H=U+PV=U+RT
(式3)dS=dQ/T
となる。Hはエンタルピであり、dSは比エントロピである。
そして、窒素ガス温度が閾値(加硫温度上限)付近の値になれば、加硫成形後期の段階(ステップB)に移行するよう温度計Tが制御を行う。具体的には、温度計Tが第5バルブ69を徐々に全開にして送風機66へ供給する窒素ガスの流量を増やしていくと伴に、送風機66の上流と下流との圧力差(差圧計DPの値)を小さくしていくことで、送風機66の断熱圧縮による昇温効果を弱めていく。これによりブラダ20内の温度変化はなだらかとなる。
その他の点については第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態に係る加硫機の構成を図8及び図9に基づいて説明する。尚、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付記してその説明を省略する。第3実施形態の構成が第1実施形態と異なる点は、窒素ガスをブラダ20内で拡散する拡散手段が撹拌機構30ではなく、図8に示すような吹き出しノズル機構90である点である。
その他の点については第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
3 モールド昇降部
4 生タイヤ
5 下サイドモールド
10 中心機構
12 下部リング
19 上部リング
20 ブラダ
30 撹拌機構
31 ハネ部材
32 ハネ集合体
33 ハネ支持部材
34 環状部
35 棒状支持部
40 回転駆動装置
41 誘導加熱機構
42 コイル部材
43 断熱部材
45 締結部材
50 ガス供給装置
51 低圧ガス供給系
52 低圧ガス排気系
53 高圧ガス予熱系
54 高圧ガス排気系
55 熱回収系
71 ボルテックスチューブ
72 熱交換器
81 基材
82 強磁性部材
83 強磁性材料層
84 シースヒーター
85 ランプ
86 反射板
90 吹き出しノズル機構
93,94 プレート
95 ノズル
Claims (10)
- 生タイヤを着脱可能に収容するモールド手段と、
前記生タイヤを前記モールド手段に押圧しながら加熱することにより該生タイヤを加硫成形する加熱加圧媒体を前記生タイヤに対して供給可能に収容しながら予備加熱する媒体収容手段と、
前記加硫成形後に排気される加熱加圧媒体の圧力エネルギーを利用して該加熱加圧媒体の高温成分を取り出す温熱冷熱分離手段と、
前記媒体収容手段に補給される加熱加圧媒体を前記高温成分により熱交換して加熱する熱交換器と、
を有することを特徴とする加硫機。 - 前記媒体収容手段には、前記加熱加圧媒体を断熱圧縮する断熱圧縮手段が設けられることを特徴とする請求項1に記載の加硫機。
- 前記媒体収容手段には、前記断熱圧縮手段の上流に設けられ、開度を調節することで前記断熱圧縮手段に流入する前記加熱加圧媒体の流量を増減させる流量制御手段が設けられることを特徴とする請求項2に記載の加硫機。
- 前記流量制御手段の開度と前記断熱圧縮手段の動力は、前記断熱圧縮手段の上流と下流との圧力差が設定差圧となるように調節されることを特徴とする請求項3に記載の加硫機。
- 前記生タイヤから前記媒体収容手段へ供給される前記加熱加圧媒体の流量は前記生タイヤ内の温度が設定温度に達すれば増加され、
その後、加硫後半では、前記断熱圧縮手段の動力は前記生タイヤから前記媒体収容手段へ供給される前記加熱加圧媒体の流量減少に基づいて減少することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の加硫機。 - 前記熱交換器を通過して前記媒体収容手段に補給される高圧の加熱加圧媒体の充填量は、前記媒体収容手段を流れる前記加熱加圧媒体の圧力を一定に保つように増減されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の加硫機。
- 加熱加圧媒体を生タイヤに対して供給可能に媒体収容機構に収容しながら予備加熱し、
予備加熱された前記加熱加圧媒体を前記生タイヤに供給することにより該生タイヤをモールドに押圧しながら均一に加熱することによって、該生タイヤを加硫成形し、
前記加硫成形後に排気される加熱加圧媒体の圧力エネルギーを利用して該加熱加圧媒体の高温成分を温熱冷熱分離機構により取り出し、
前記媒体収容機構に補給される加熱加圧媒体を前記高温成分により熱交換して加熱することを特徴とする加硫成形方法。 - 加熱加圧媒体を前記媒体収容機構内で断熱圧縮機構により循環させ、
該断熱圧縮機構の上流と下流との圧力差が設定差圧となるように前記加熱加圧媒体の圧力を流量制御機構で増減させることを特徴とする請求項7に記載の加硫成形方法。 - 前記生タイヤ内の温度が設定温度に達すれば前記生タイヤから前記媒体収容機構へ供給される前記加熱加圧媒体の流量を増加し、
その後、加硫後半では、前記生タイヤから前記媒体収容機構へ供給される前記加熱加圧媒体の流量減少に基づいて前記断熱圧縮機構の動力を減少させることを特徴とする請求項8に記載の加硫成形方法。 - 熱交換されて前記媒体収容機構に補給される高圧の加熱加圧媒体の充填量は前記媒体収容機構を流れる前記加熱加圧媒体の圧力を一定に保つように増減されることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の加硫成形方法。
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