JP5027136B2 - 立体グラフィカル画像から表面をレンダリングする方法 - Google Patents

立体グラフィカル画像から表面をレンダリングする方法 Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本発明は、2005年9月15日に出願された米国特許出願第11/227,005号明細書(「’005出願」)に対する利益を主張する。’005出願は、本明細書において完全に説明されているかのように参照により本明細書に援用される。
本発明は、立体グラフィカル画像ファイルを単に立体画像の表面を表すデータに変換する方法に関する。
従来のX線システムでは、骨および軟組織の異なるX線吸収特性に基づいて2次元影画像が作成される。診断ツールとしての従来のX線システムに対する顕著な改善は、コンピュータ断層撮影(CT)システムまたはコンピュータ体軸断層撮影(CAT)システムの開発によって提供された。これらCTシステムまたはCATシステムは、X線ベースであり、当初、検査されている身体、物体または患者の横方向スライスを示す単一の2次元ビューを生成するために使用された。その後、複数の連続スライスに対するデータを生成し、放射線専門医の推断能力を使用することによって、CTスキャンデータから3次元情報を組み立てることにより、さまざまな内部器官に対する3次元表現が提案された。影付きかつ立体的な3次元画像は、かかる連続CTスキャンのシーケンスによって生成されるデータの3次元アレイからのスライス間の補間によって生成することができる。同様に、より新しい磁気共鳴画像化(MRI)技術も、また、内部身体器官の物理特性を表すデータの3次元アレイを生成することができる。MRIシステムは、骨および軟組織だけでなくさまざまな組織タイプをよりよく識別する機能を提供できる点において、CTシステムに対し有利である。MRI撮像システムはまた、単なる画像データではなく生理学的データを生成することもできる。この場合もまた、CTシステムの場合のように、MRIデータは、スライスのシーケンスとしてのみ入手可能であり、3次元画像をレンダリングするためにはスライス間の補間が必要である。
近年、患者の心臓のCT画像およびMRI画像は、心臓専門医および他の臨床医が、不整脈を診断し治療するための電気生理学研究または心臓アブレーション治療を行うのを支援するために使用されてきた。心臓の3次元画像は、臨床医が、心臓内のカテーテル電極の位置を視覚化して患者の状態をマップし治療するのに役立つ。しかしながら、一般に、心臓内の空洞の表面のレンダリングのみが必要でありまたは望ましい。したがって、MRI画像データまたはCT画像データからの立体3次元情報を表面データのみに変換する方法が開発された。表面データのみを操作することにより、必要な処理能力がはるかに低減し、より高速なレンダリング速度が達成される。
以前から、立体3次元画像データを単なる表面データに変換するいくつかのオプションが開発されたが、各々には利点と欠点とがある。かかる肯定的態様および否定的態様は、一般に、相対処理速度、表面レンダリングの精度、および無関係な情報を識別し破棄する能力に現れる。
本明細書のこの背景技術部分に含まれる、本明細書で列挙するあらゆる参考文献およびそのあらゆる説明または論考を含む情報は、技術的な参照の目的のみのために含まれるものであり、本発明の範囲が束縛されるべき主題であるとみなされるべきではない。
本発明は、立体3次元画像データを3次元表面データに変換する新たな方法を提供する。変換の一部として、本方法は、表面変換の前に、立体画像の主表面に付着したボクセルと主画像の周囲の無関係のボクセルとを含む無関係なボクセルを除去することにより、立体画像の表面を平滑化する。立体画像が表面画像に変換されると、本方法は、再び、周囲のトポグラフィに関して考慮した場合に不適当に見える、あらゆる著しく急な山型のピーク状構造を除去することにより、表面をクリーニングする。本方法はさらに、周囲のトポグラフィの平面閾値内にある表面小面(surface facets)を除去することにより、表面画像をレンダリングするために必要なデータの量を低減する。本方法はさらに、局所エリアにおけるトポグラフィを圧縮して中間レベルに向かうようにする。トポグラフィカルエリアを圧縮した後、方法はさらに、この時閾値限界内にある可能性のある追加の表面小面を低減するように繰り返してもよい。データ低減の標的レベルに達すると、3次元表面画像は完成したとみなされ、使用のために保存される。この方法に対する例示的な適用は、電気生理学研究およびアブレーション治療とともに使用されるためにMRI画像データまたはCT画像データを3次元表面のみのデータに変換することにある。しかしながら、本発明は、あらゆる立体3次元立体画像データを3次元表面画像に変換するために使用され得る。
本発明の他の特徴、詳細、有用性および利点は、添付図面にさらに示されておりかつ添付の特許請求の範囲において定義されるような本発明のさまざまな実施形態の以下のより特定の書面による説明から明らかとなろう。
本発明は、立体3次元グラフィック画像モデルを、その3次元グラフィックモデルの外面を密に近似する表面レンダリングに変換する方法に関する。3次元立体モデルである画像モデルを扱っているが、ユーザにはモデルの外面に関連する情報のみが重要である場合、かかる変換は、非常に望ましい可能性がある。かかる場合、3次元情報のすべてを操作しようと試みることは、コンピュータ処理能力の無駄であり、さらに、画像をレンダリングするために追加のかつ不要な処理時間がかかる。たとえば、MRIまたはCT等の医療用撮像プロセスでは、立体画像モデルは、かかるスキャンからもたらされるスライス画像を積み重ねることによってレンダリングされる。この立体3次元情報は、一般に、診断用医療画像をレンダリングするために組織密度またはタイプの変化を示す大量のグレースケールボクセルデータを含む。望まれる情報が、特定の器官または組織構造、たとえば心室の表面のレンダリングのみである場合、関心のある表面領域の内部および外部のボクセルデータは不必要である。
図1は、立体3次元グラフィックモデルを、その3次元グラフィックモデルの外面に密に近似する表面レンダリングに変換するために、本発明に従って行われる一連のステップを示す高レベルフローチャート100を示す。ステップ105において、解剖学的スキャンファイルのセグメント化モデルであってもよい、3次元グラフィックモデル、たとえばMRI画像またはCT画像がアクセスされ開かれる。セグメント化モデルは、3次元画像の小領域が、より大きい3次元画像からデジタル処理によって分離されたことを示し、たとえば心臓の他の部分から分離された右心房の画像である。例示的なセグメンテーションアプリケーションには、アナライズ(ANALYZE)(ミネソタ州ミネアポリスのメイヨー(Mayo(Minneapolis,MN))、ヴェリスモ(Verismo)(ミネソタ州セントポールのセント・ジュード・メディカル(St.Jude Medical,Inc.(St.Paul,MN))およびCardEP(ウィスコンシン州ミルウォーキーのジェネラル・エレクトリック・メディカル・システムズ(General Electric Medical Systems(Milwaukee,WI))がある。一般にかかる画像ファイルは、3次元画像点情報からなる。各画像点は、一般にボクセルと呼ばれ、それは、画素、すなわち2次元表示環境におけるグラフィック情報の共通単位の3次元バージョンである。したがって、各ボクセルは、3次元グラフィック画像をレンダリングするために必要な情報、特に位置情報、色情報および陰影情報を含む。
3次元グラフィックファイルがアクセスされると、立体画像の表面上のボクセルには、収縮(erosion)および膨張(dilation)プロセスが施される(ステップ110)。これについて、図2および図3A〜図3Dに関してより詳細に説明する。図2の収縮および膨張プロセス200は、3次元モデルを簡略化するために実行される。収縮および膨張プロセス200は、所望の3次元画像に対して無関係である可能性があるか、または他の方法で3次元画像を不必要に複雑にするようなブリッジまたは他の狭いボクセル構造を除去することを目的とする。ステップ210において、立体モデルの表面のボクセルの1つまたは複数の層が収縮または除去される。除去される層の数は、閾値変数として設定され、ユーザが所望の結果に応じて変更することができるものである。狭いボクセル列は所望の表面画像の一部でない可能性が高いという仮定から動作して、幅が一定数未満であるボクセルのグループを除去するように閾値を設定することにより、かかるグループまたはチェーンが除去または収縮される。
図3A〜図3Cは、収縮ステップ210の効果を概略的に示す。図3Aに示すように、A〜Lが付されたボクセルのグループに対して収縮プロセスが施される。図3AにおけるボクセルA〜Lのグループは、提示を容易にするために2次元形式で表されているが、実際には、プロセスは立体グラフィックモデルの表面の3次元ボクセルに対して動作していることに留意されたい。たとえば、閾値収縮値が1に設定されているとき、収縮プロセス210は、DおよびEを除くすべてのボクセルを除去する。図3Bにおいて、収縮が施されるボクセルA、B、C、F、G、H、I、J、K、Lが、十字によって消されている。これは、ボクセルDおよびEのみが、すべての辺において隣接ボクセルによって包囲されているため、明らかである。
立体グラフィックモデルの表面に収縮が施されると(ステップ210)、プロセスは次に、膨張または再構築ステップ220を実行する。このステップでは、収縮された表面にボクセルの1つまたは複数の層が再び追加される。図3Cに示すように、元の画像表面のボクセルDおよびEのみが残されている。しかしながら、膨張ステップ220が実行されると、ボクセルDおよびEは新たなボクセルA’、B’、C’、F’、I’およびJ’によって包囲される。これらボクセルA’、B’、C’、F’、I’およびJ’内の円は、それらが膨張プロセスの結果として新たに形成されていることを示す。図3Dから明らかであるように、ボクセルGおよびHの薄いブリッジはもはや立体グラフィック表面の一部ではない。同様に、元のボクセルKおよびLは除去されており、このため、結果としての表面は「より平滑」である。膨張ステップ220が実行されると、膨張立体画像グラフィックは、本発明のさらなるステップに従ってさらに処理されるために保存される(ステップ230)。
図1に戻ると、収縮および膨張プロセスが実行された後(ステップ110)、次に、立体グラフィック画像に対しクラッタ除去が施される(ステップ115)。図4および図5A〜図5Cに、クラッタ除去400のプロセスをより詳細に示す。クラッタ除去プロセス400の目的は、ユーザが設定した閾値のサイズ限界を満たさないあらゆる小さいかまたは分離したボクセルクラスタを除去することである。ボクセルの独立したグループにおけるボクセルの数が閾値を下回るとき、そのグループは「クラッタ」として削除される。したがって、第1ステップは、画像の一部として維持されるクラスタまたはグループにおけるボクセルの数に対する最小閾値を確定することである(ステップ410)。次のステップは、連結ボクセルの個々の島またはクラスタ各々を識別することである(ステップ420)。たとえば、図5Aでは、ボクセル500、502、504、506という4つの別個のクラスタが識別されている。第1クラスタ500は6つのボクセルを有するものとして示されており、第2クラスタ502は単一ボクセルとして示されており、第3クラスタ504は2つのボクセルを有するものとして示されており、第4クラスタ506は5つのボクセルのグループとして示されている。
クラッタ除去プロセス400は、個々の島またはクラスタ各々におけるボクセルの数をカウントすることによって続行する(ステップ430)。検査のために第1島またはクラスタが選択される(ステップ440)。そして、その特定の島またはクラスタにおけるボクセルの数が、先に設定された閾値を下回るか否かの判断がなされる(ステップ450)。ボクセルの特定のクラスタが閾値を上回る数を有するとき、かかるクラスタは、立体画像ファイルの一部であり続ける。ボクセルの数が閾値を下回るとき、ボクセルのその特定の島またはクラスタは、3次元グラフィック画像から破棄される(ステップ460)。たとえば、図5Bに示すように、閾値が2ボクセルに設定されているとき、第2クラスタ502および第3クラスタ504は、画像ファイル全体から削除される。クラスタが除去された後(ステップ460)、またはクラスタにおけるボクセルの数が閾値を上回るとき(ステップ450)、プロセス400は続けて、さらなる島またはクラスタが検査される必要があるか否かを判断する(ステップ470)。さらなるボクセルクラスタが検査される必要のないとき、プロセス400は、操作すべき新たなクラスタを選択する(ステップ480)。ボクセルの追加のクラスタに検査が必要であるとき、プロセス400はステップ450に戻り、各クラスタにおけるボクセルを閾値と比較する。このため、図5Cに示すように、第2クラスタ502および第3クラスタ504は除去されるが、各々閾値量より多くのボクセルを有する第1クラスタ500および第4クラスタ506は、グラフィック画像ファイルの一部として残る。クラッタ除去プロセスは、閾値を超える残りのボクセルクラスタを含む立体画像を保存することによって終了する(ステップ490)。
クラッタ除去のステップ115に続き、図1に示すように、次に高密度タイリング手続き120を実施してもよい。高密度タイリングステップ120の主な目的は、立体グラフィック画像を単なる立体画像の外面のレンダリングに変換することである。表面レンダリングを作成することにより、著しい量のデータおよび情報を破棄することができ、そのため、画像のより高速な処理および操作が可能となる。例示的な高密度タイリングプロセスを、図6により詳細に示す。この例示的なプロセスは、参照により開示内容がすべて本明細書に援用される、米国特許第4,710,876号明細書において詳細に説明されている。
本論考の目的のために、図6および図7A〜図7Bに関連して、高密度タイリングプロセス600の高レベルな概観を提示する。最初に、立体画像の表面ボクセルが識別される(ステップ610)。次に、各表面ボクセルに関して、各露出頂点がさらに識別される(ステップ620)。たとえば、図7Aに、V1〜V8が付された8つの頂点を有する単一ボクセルを示す。本論考の目的のために、頂点V1が唯一の外部頂点として識別される。実際には、これは、他の頂点の各々が別のボクセルの頂点に隣接していることを意味する。各ボクセルを、さらに、頂点V1〜V8の各々の間に延在する12のエッジを有するものとして見ることができる。図7Aにおいて、エッジの各々にはE1〜E12が付されている。頂点V1およびV4、V3およびV4ならびにV4およびV8を連結する破線を除くと、図7Aの破線は、エッジの各々の中点を連結し、概してボクセルを4つの象限に分割する。
この背景により、高密度タイリングプロセス600の次のステップは、外部または露出頂点に対して垂直な三角プレートを構築することである(ステップ630)。この概念を図7Bに示す。図7Bに示すように、三角プレートは、外部頂点V1に共通するエッジE1、E4およびE5の各々の中点の間に構築される。図7Bにおいて分かるように、この三角プレートは頂点V1に対して垂直である。ボクセルの2つ以上の頂点が外部頂点である場合、この三角プレート構築の概念は、外部頂点の各々に対して垂直な三角プレートの集まりを構築するように推定される。表面ボクセルの外部頂点の各々に対して三角プレートが構築されると、ボクセルの夫々のエッジ中点によって識別される三角プレートの各々の頂点は、2値表面画像情報に変換される(ステップ640)。三角プレートが2値形式で表されると、立体画像の表面ボクセルと内部ボクセルとの両方に対する3次元ボクセル情報が破棄される(ステップ650)。そして、元の立体画像の表面に対応する三角プレートの集まりの2値表面情報が保存される(ステップ660)。
図1に示すような高密度タイリングステップ120を介して、立体グラフィック画像が表面モデルに変換されると、プロセスにおける次のステップは表面をクリーニングすることである(ステップ125)。表面をクリーニングする目的は、周囲の表面と実質的に同一平面にないあらゆるオブジェクトを探索し除去することである。表面をクリーニングするプロセスについては、図8および図9A〜図9Bに関してより詳細に説明する。三角プレートによって形成される表面画像は、隣接エリアの上方に延在する多面体構造によって埋められる相対的に平面なエリアを有する表面「メッシュ」として視覚化されてもよい。
表面クリーニングプロセス800は、ピーク頂点がベース頂点の上方にありかつエッジに沿ってそれに連結される任意の多面体の、ベース頂点の平均面を確定すること(ステップ810)によって開始する。そして、各ピーク頂点からステップ810において先に確定された平均面までの距離が計算される(ステップ820)。そして、平均ベースからのピーク頂点の距離が閾値より大きいか否かについて判断される(ステップ830)。概して、この閾値は、本来平滑な表面構成のエリアから突出している実質的な収差を識別するように、ユーザによって選択される。ピーク頂点の分離距離が閾値を上回るとき、ピーク頂点と、ピーク頂点をベース頂点に連結するすべてのエッジと、が、表面メッシュから除去される(ステップ840)。ピーク頂点が除去されると、ピーク頂点の除去後に残っているあらゆる多角形ベースエリアが三角部分に変換される(ステップ850)。ピーク頂点から局所平面までの距離が閾値を下回るとき、表面クリーニングプロセス800はステップ830からステップ860までスキップする。プロセス800は、すべての頂点が検査されたか否かを問い合わせる(ステップ860)。そうでないとき、プロセス800は検査するために新たな頂点を選択し(ステップ870)、ステップ810に戻って、新たな頂点の周りの平均平面を計算し、プロセス800における他のステップを完了する。最終ベースエリアが三角形分割された(triangulated)後、クリーンな表面モデルがさらなる処理ステップで使用されるために保存される(ステップ880)。
図9Aおよび図9Bは、表面クリーニングプロセス800の例示的な描写である。図9Aにおいて、ベース904を有する鋭利な多面体902が、本来略平面の表面エリア900の上方に延在している。表面クリーニングプロセス800に従い、多面体902のピーク頂点Vが、ピーク頂点Vをベース904の頂点に連結するエッジと同様に除去される。図9Bにおいて、ピーク頂点Vと、それをベース904と連結するエッジとが除去されている。図9Bにおいて、ベース904のみが、平面エリア900における穴または空きエリアとして残る。しかしながら、ベース904は非三角形の多角形であり、3次元表面を表すために望まれる2値データセットに適合しない。したがって、先の多面体902のベース904は、図9Bに示すように、2つの三角形部分906、908に適切に三角形分割される。
図1に戻ると、ステップ125において表面がクリーニングされた後、多角形表面モデルがデシメートされる(ステップ130)。デシメーションの主な目的は、3次元表面を記述するために使用される情報の量を低減することである。ステップ120の高密度タイリングアルゴリズムにより、100,000以上の三角形からなる表面が作成される。かかる大量の表面三角形の位置を特定し方向付けることに関するデータにより、表面モデルを操作するコンピュータシステムの処理能力に対し要求が高くなる。したがって、画像の表面を形成する著しい数の三角形を除去しようと試みることが望ましい。通常、画像表面を表すおよそ15,000の三角形まで低減することにより、対応するデータが管理可能な量まで低減する。
図10は、多角形モデルのデシメーションプロセス1000に含まれるステップをより詳細に示す。図11Aおよび図11Bは、かかるプロセスが表面画像に対して与える影響のグラフィック表現を提供する。デシメーションプロセス1000は、実際には、いくつかの点において、図8に関して上述した表面クリーニングプロセス800に類似する。上述したように、多面体ピーク頂点の周囲の局所平均面が確定される(ステップ1010)。そして、局所面からのこのピーク頂点の距離が測定される(ステップ1020)。そして、プロセスは、局所面からのピーク頂点の距離が閾値距離を下回るか否かを問い合わせる(ステップ1030)。ピーク頂点が閾値距離を下回らないとき、プロセスは続けて、同様の計算を行う新たなピーク頂点を選択する(ステップ1080)。ピーク頂点分離距離が閾値を下回るとき、プロセスはさらに、ピーク頂点によって形成される多角形の二面角が閾値より大きいか否かを問い合わせる。二面角が大きいほど、ピーク頂点によって形成される多面体は平坦になる。これは、ピーク頂点によって形成される多面体が、周囲の局所平面に対して非常に低く、そのため、多面体がデシメーションに対し適当な候補であることを示す。二面角が閾値を上回らないとき、プロセスは続けて同様の計算を行う新たなピーク頂点を選択する(ステップ1080)。
ステップ1030およびステップ1040における条件が満たされると、ピーク頂点と付着されたエッジとが表面モデルから除去される(ステップ1050)。デシメーションプロセス800において上述したように、いかなる奇数多角形形状エリアも三角形の集まりに変換するために、残っている多角形ベースが三角形分割される(ステップ1060)。そして、デシメーションプロセス1000は、表面モデルのすべてのあり得るピーク頂点が検査されたか否かを問い合わせる(ステップ1070)。そうでないとき、デシメーションプロセス1000は、続けてすべてのピーク頂点を検査するように繰り返し、それらがデシメーションの基準を満たすか否かを判断する。デシメーションプロセス1000が表面モデルのすべてのピーク頂点を検査すると、デシメートされた表面モデルがさらなる処理のために保存される(ステップ1090)。
デシメーションプロセス1000の結果を、図11Aおよび図11Bの比較を通して見る。図11Aにおいて、ピーク頂点Vを有する多面体は、A〜Eが付された5つの小面(facets)から構成される。この例では、ピーク頂点の高さdは、閾値限界を下回り、二面角φは閾値限界を超え、したがって多面体にデシメーションが施される。図11Bにおいて、ピーク頂点Vおよび隣接エッジが除去されており、残っている多角形フットプリントが、5つの三角形A〜Eからなる先の多面体表面の代りに、3つの三角形A’、B’およびC’からなる表面をもたらすように三角形分割されている。このように、デシメーションプロセス1000を遂行することにより、表面モデルを記述するために必要なデータの量が低減することが明らかとなる。
再び図1に戻ると、デシメーションステップが実行された後(ステップ130)、表面画像モデルは、関連する平滑化プロセスを介して平滑化されてもよい(ステップ135)。図12に、例示的な平滑化プロセス1200をより詳細に提示する。平滑化プロセス1200は、デシメーションプロセス1000と同様に開始する。各三角形の頂点の周りの局所平面が確定され(ステップ1210)、夫々の局所平面からの表面モデル上の頂点の距離が計算される(ステップ1220)。しかしながら、平滑化プロセス1200では、完全に異なる方法が実行される。平滑化プロセス1200では、頂点の、それらの夫々の局所平面からの距離が、波形に変換される(ステップ1230)。例示的な波形を図13Aに示す。図13Aにおける波形のピークは、周囲のベース頂点からの隣接するピーク頂点の相対距離を表す。
平滑化プロセス1200の次のステップでは、波形に対してフーリエ変換が実行され(ステップ1240)、それにより、波形の領域が振幅領域に変更される。振幅領域を、図13Bにおいて、局所平面からの夫々の高さまたは距離に対してプロットされたピーク頂点の数を表す曲線として示す。たとえば図13Aでは、ピーク頂点の大部分が、中間高さ内にある分離距離を有する可能性がある。平滑化プロセス1200の次のステップでは、変換に対してフィルタが適用されることにより、ユーザによって設定された保持すべき振幅値の範囲またはパーセンテージ閾値に基づき、低い値および高い値が除去される(ステップ1250)。このフィルタリングを、図13Bにおいて、高および低とマークされた値から中間値を分離する垂直線によって表す。ステップ1250においてフィルタが適用されると、振幅領域波形における減衰値に対し逆フーリエ変換が実行される(ステップ1260)。それにより、高さの高い頂点の減衰によって局所平面からのピーク頂点の分離距離が低減する(ステップ1270)。さらに、減衰はまた、あらゆる低い頂点にも影響を与え、それにより、それらエリアにおける局所平面が上昇する。頂点の相対的な上昇および低下を、図13Aにおいて矢印によって表す。平滑化プロセス1200からもたらされる最終表面を図13Cに表す。図3においては、ピーク頂点と局所平面との間の分離距離が短くなっている。図13Aと図13Cとの間で共通する頂点のうちのいくつかにつき、図13Aと図13Bとの間に及ぶ例示的な破線によって示す。平滑化プロセス1200は、平滑表面モデルを保存することによって終了する(ステップ1280)。
表面レンダリングプロセスの次のステップを、再び図1に提示する。本プロセスの目的が表面モデルを表すために必要なデータの量を低減することであることを想起し、プロセスは、デシメーションステップ130および平滑化ステップ135を介して三角形割当量(budget)が満たされたか否かを問い合わせる(ステップ140)。上述したように、表面モデルから三角形小面を低減するための例示的な目標は、表面画像モデルを表すために、100,000を超える三角形を、15,000を下回る三角形まで低減することであってもよい。所望の低減レベルが満たされていないとき、プロセスはステップ140に戻り、ステップ140の三角形割当量が最終的に満たされるまで、ステップ130においてデシメーションプロセスを実行し、さらにステップ135において平滑化プロセスを実行する。ステップ135の平滑化プロセスを実行することにより、表面モデルから突出している多面体の任意のピーク頂点とそれらの局所平面との間の分離距離は一様に低減されることが留意されるべきである。この分離距離を低減することにより、ここでより多くのピーク頂点の分離距離が閾値距離を下回ることになるため、より多くのピーク頂点が、図10のステップ1030に従うデシメーションに対する対象となる。したがって、デシメーションステップ130および平滑化ステップ135を繰り返し実行することにより、ステップ135の三角形割当量を最終的に満たすことができる。さらに、デシメーションステップ130および平滑化ステップ135を実行する順序は重要でなく、逆にしてもよい、ということも留意されるべきである。
ステップ140の三角形割当量が達成されると、プロセスは、表面モデルを形成する残りの三角形の各々に対して、小面法線(すなわち、三角プレートの面に対して垂直な方向を示す単位ベクトル)を計算する(ステップ145)。小面法線を計算することに関与するステップを、図14により詳細に示す。小面法線計算プロセス1400は、表面画像レンダリングを作成する際の比較的標準的なプロセスである。小面法線データは、グラフィックレンダリングプログラムにより、人工光源の相対位置に基づいて特定の小面に対する適当な陰影を示すために使用される。小面法線は、3次元表面モデルを形成する各三角プレートの各頂点に対し頂点法線をさらに計算するために使用される。頂点法線情報は、後のグラフィックレンダリングのために表面画像情報とともに保存される。まず、表面画像における各小面または三角プレートに対する法線が計算される(ステップ1410)。次に、特定の頂点を包囲する小面の小面法線が平均化される(ステップ1420)。特定の頂点を包囲する小面法線の平均は、特定の頂点に割り当てられるか特定の頂点によって識別され(ステップ1430)、表面モデル情報とともに保存される(ステップ1440)。
プロセス100の目的に対し、小面法線プロセス1400はステップ1440で完了する。しかしながら、例示的なグラフィックレンダリングプログラムによって後に実行される一般的なステップのいくつかの論考は、頂点法線情報を作成し格納するための根本理由を理解するのに役立つ。表面画像に対しグレースケールまたは色を適用するための陰影を確定する場合、多くのグラフィックレンダリングプログラムは頂点法線情報を得ようとする。表面画像の各三角形小面に対し、小面を包囲する3つの頂点に対する法線値の平均が計算され(ステップ1450)、次いで、頂点法線に対するこの平均値が、夫々の小面に小面法線として再割当てされる(ステップ1460)。これらステップに対するボックスを図14では想像線で示す。なぜなら、技術的にそれらは表面画像レンダリングプロセス100の一部ではないためである。法線ベクトル情報を2度平均化することにより、特に点光源下で表面に適用されるグレースケールまたは色陰影に関し、大幅により一様な表面画像が達成可能である。
このプロセスの利点を、図15Aおよび図15Bに示す。図15Aにおいて、ピーク頂点を有する多面体は、矢印で示すような完全に異なる方向でグラフィック表面レンダリングプログラムにおいて光源から光を反射するいくつかの小面を有する。このように反射方向が異なることにより、多面体の小面に適用されるグレースケールは非一様となり、さらに、周囲のより平滑な表面エリアとは完全に異なる方向に光源を反射する可能性が高くなる。しかしながら、頂点法線(図15B参照)を計算し、その後、各三角形小面に対して頂点法線を平均化することにより、いかなるグレースケール適用に対する反射方向も、多面体の表面に亙ってより一貫することになる。小面法線および頂点法線が計算されると、図1において概説したプロセスは、計算された3次元表面モデルを後に使用されるためのフォーマットで保存することにより終了する(ステップ150)。
本発明のさまざまな実施形態を、ある程度詳細に、もしくは1つまたは複数の個々の実施形態に関連して上述したが、当業者は、本発明の精神または範囲から逸脱することなく開示した実施形態に対し多数の変更を行うことができる。すべての方向に関する言及(たとえば、近位の、遠位の、上位の、下位の、上方へ、下方へ、左の、右の、横方向の、正面の、背面の、頂部の、底部の、上方の、下方の、垂直の、水平の、右回りのおよび左回りの)は、単に、読者による本発明の理解を助けるための識別目的のためにのみ使用されており、特に本発明の位置、向きまたは使用に関して限定をもたらすものではない。接続に関する言及(たとえば、付着された、結合された、連結されたおよび接合された)は、広く解釈されるべきであり、特に示さない限り、要素の集まりの間の中間部材と要素間の相対移動とを含んでもよい。したがって、接続に関する言及は、必ずしも、2つの要素が直接接続されかつ互いに固定関係にあることを暗示するとは限らない。上記説明に含まれるかまたは添付図面に示されるすべての事柄が、限定するものとしてではなく単に例示的なものとして解釈されるように意図されている。以下の特許請求の範囲において定義されるような本発明の基本要素から逸脱することなく、細部または構造の変更を行ってもよい。
本発明による、立体3次元画像を3次元表面画像に変換するプロセスのフローチャートである。 図1の収縮/膨張ステップのプロセスを詳述するフローチャートである。 さまざまなサイズのボクセルグループに対する図2の収縮/膨張プロセスの動作を表す概略図である。 さまざまなサイズのボクセルグループに対する図2の収縮/膨張プロセスの動作を表す概略図である。 さまざまなサイズのボクセルグループに対する図2の収縮/膨張プロセスの動作を表す概略図である。 さまざまなサイズのボクセルグループに対する図2の収縮/膨張プロセスの動作を表す概略図である。 図1のクラッタ除去ステップのプロセスを詳述するフローチャートである。 さまざまなサイズのボクセルグループに対する図4のクラッタ除去プロセスの動作を表す概略図である。 さまざまなサイズのボクセルグループに対する図4のクラッタ除去プロセスの動作を表す概略図である。 さまざまなサイズのボクセルグループに対する図4のクラッタ除去プロセスの動作を表す概略図である。 図1の高密度タイリングステップのプロセスを詳述するフローチャートである。 ボクセルを平面三角プレートに変換して3次元表面画像を形成する際の図6の高密度タイリングプロセスの効果を表す概略図である。 ボクセルを平面三角プレートに変換して3次元表面画像を形成する際の図6の高密度タイリングプロセスの効果を表す概略図である。 図1の表面クリーニングステップのプロセスを詳述するフローチャートである。 3次元表面画像に対する図8の表面クリーニングプロセスの効果を表す概略図である。 3次元表面画像に対する図8の表面クリーニングプロセスの効果を表す概略図である。 図1のデシメーションステップのプロセスを詳述するフローチャートである。 3次元表面画像に対する図10のデシメーションプロセスの効果を表す概略図である。 3次元表面画像に対する図10のデシメーションプロセスの効果を表す概略図である。 図1の表面平滑化ステップのプロセスを詳述するフローチャートである。 3次元表面画像に対する図12の平滑化プロセスの動作および効果を表す概略図である。 3次元表面画像に対する図12の平滑化プロセスの動作および効果を表す概略図である。 3次元表面画像に対する図12の平滑化プロセスの動作および効果を表す概略図である。 図1の小面法線計算ステップのプロセスを詳述するフローチャートである。 3次元表面画像に対する図14の小面法線計算プロセスの効果を表す概略図である。 3次元表面画像に対する図14の小面法線計算プロセスの効果を表す概略図である。

Claims (20)

  1. ボクセルからなる立体3次元画像を3次元表面レンダリングに変換する方法であって、
    該立体3次元画像の表面のボクセルを第1所定閾値に収縮させるステップと、
    任意の非収縮表面ボクセルの周囲の該表面にボクセルを追加することにより、該立体3次元画像の該表面を第2所定閾値に膨張させるステップと、
    数が第3所定閾値を下回る連続ボクセルのグループを除去するステップと、
    すべての表面ボクセルを識別するデータを、複数の相関三角プレートを表すデータに変換することにより、初期3次元表面画像をレンダリングするステップと、
    該立体3次元画像を形成する該ボクセルのすべてを識別するデータを破棄するステップと、
    該複数の三角プレートのグループによって形成される多面体構造を除去することにより、該初期3次元表面画像をクリーニングするステップと、
    該初期3次元表面画像を形成する該複数の三角プレートの数を低減することにより、該初期3次元表面画像をデシメートするステップと、
    該複数の三角プレートのグループによって形成される多面体構造のピーク頂点の、局所平面からの初期距離を低減することにより、該初期3次元表面レンダリングを平滑化するステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記クリーニングするステップが、
    前記三角プレートのグループによって形成される任意の多面体構造のピーク頂点および対応するエッジであって、局所平面からの該ピーク頂点の距離が第4所定閾値を上回る、該ピーク頂点および対応するエッジを除去するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記多面体構造の前記ピーク頂点および対応するエッジの前記除去によって形成されるベース多角形エリアを三角形分割するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記デシメートするステップが、
    前記三角プレートのグループによって形成される任意の多面体構造のピーク頂点および対応するエッジであって、該ピーク頂点の局所平面からの距離が第5所定閾値を下回る、該ピーク頂点および対応するエッジを除去するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記多面体構造の前記ピーク頂点および対応するエッジの前記除去によって形成されるベース多角形エリアを三角形分割するステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記デシメートするステップが、
    前記三角プレートのグループによって形成される任意の多面体構造のピーク頂点および対応するエッジであって、該多面体構造の該対応するエッジのうちの少なくとも1つの多面角が第6所定閾値を上回る、該ピーク頂点および対応するエッジを除去するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記多面体構造の前記ピーク頂点および対応するエッジの前記除去によって形成されるベース多角形エリアを三角形分割するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記平滑化するステップが、
    前記初期距離を変換するステップと、
    該波形に対しフーリエ変換を適用することにより振幅領域波形を形成するステップと、
    該振幅領域波形をフィルタリングすることにより、前記ピーク頂点と前記局所平面との間の前記距離の低い範囲および高い範囲のうちの少なくとも一方を減衰させるステップと、
    逆フーリエ変換を適用することにより、該減衰した振幅領域波形を第2波形に変換するステップと、
    該第2波形を、該ピーク頂点と該局所平面との間の低減した第1波形の距離に変換するステップと、
    をさらに含む、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 残っている三角プレートの第7所定閾値に達するまで、前記デシメートするステップおよび前記平滑化するステップを繰り返すステップをさらに含む、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記第7所定閾値を満たすことができないとき、残っている三角プレートの該第7所定閾値に達するまで、第1変更閾値、第2変更閾値および/または第3変更閾値で請求項1および請求項のステップを繰り返すステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 残っている三角プレートの第7所定閾値に達するまで、前記クリーニングするステップ、前記デシメートするステップおよび前記平滑化するステップを繰り返すステップをさらに含む、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  12. 前記第7所定閾値を満たすことができないとき、残っている三角プレートの該第7所定閾値に達するまで、第1変更所定閾値、第2変更所定閾値および/または第3変更所定閾値で請求項1および請求項11のステップを繰り返すステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記3次元表面画像を形成する各三角形小面に対し小面法線を計算するステップをさらに含む、請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記小面法線を計算するステップが、
    小面の各頂点に対し、該頂点に共通の各三角プレートの該小面法線を平均化することにより、頂点法線値を計算するステップと、
    特定の小面の各頂点の頂点法線値の平均を計算するステップと、
    該三角プレートの各々の該小面法線を、該頂点法線値の該平均に置き換えるステップと、
    をさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 立体3次元画像の表面のボクセルを第1所定閾値に収縮させるステップと、
    任意の非収縮表面ボクセルの周囲の該表面にボクセルを追加することにより、該立体3次元画像の該表面を第2所定閾値に膨張させるステップと、
    数が第3所定閾値を下回る連続ボクセルのグループを除去するステップと、
    すべての表面ボクセルを識別するデータを、複数の相関三角プレートを表すデータに変換することにより、初期3次元表面画像をレンダリングするステップと、
    該立体3次元画像を形成する該ボクセルのすべてを識別するデータを破棄するステップと、
    該複数の三角プレートのグループによって形成される多面体構造を除去することにより、該初期3次元表面画像をクリーニングするステップと、
    該初期3次元表面画像を形成する該複数の三角プレートの数を低減することにより、該初期3次元表面画像をデシメートするステップと、
    該複数の三角プレートのグループによって形成される多面体構造のピーク頂点の、局所平面からの初期距離を低減することにより、該初期3次元表面レンダリングを平滑化するステップと、
    を含むステップを実行するコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ可読媒体。
  16. 前記クリーニングするステップを実行する前記コンピュータ実行可能命令が、
    前記三角プレートのグループによって形成される任意の多面体構造のピーク頂点および対応するエッジであって、局所平面からの該ピーク頂点の距離が第4所定閾値を上回る、該ピーク頂点および対応するエッジを除去するステップ
    をさらに含む、請求項15に記載のコンピュータ読取可能媒体。
  17. 前記デシメートするステップを実行する前記コンピュータ実行可能命令が、
    前記三角プレートのグループによって形成される任意の多面体構造のピーク頂点および対応するエッジであって、局所平面からの該ピーク頂点の距離が第5所定閾値を下回る、該ピーク頂点および対応するエッジを除去するステップ
    をさらに含む、請求項15に記載のコンピュータ読取可能媒体。
  18. 前記デシメートするステップを実行する前記コンピュータ実行可能命令が、
    前記三角プレートのグループによって形成される任意の多面体構造のピーク頂点および対応するエッジであって、該多面体構造の該対応するエッジのうちの少なくとも1つの多面角が第6所定閾値を上回る、該ピーク頂点および対応するエッジを除去するステップ
    をさらに含む、請求項15に記載のコンピュータ読取可能媒体。
  19. 前記平滑化するステップを実行する前記コンピュータ実行可能命令が、
    前記初期距離を変換するステップと、
    該波形に対しフーリエ変換を適用することにより振幅領域波形を形成するステップと、
    該振幅領域波形をフィルタリングすることにより、前記ピーク頂点と前記局所平面との間の前記距離の低い範囲および高い範囲のうちの少なくとも一方を減衰させるステップと、
    逆フーリエ変換を適用することにより、該減衰した振幅領域波形を第2波形に変換するステップと、
    該第2波形を、該ピーク頂点と該局所平面との間の低減した第1波形の距離に変換するステップと、
    をさらに含む、請求項15〜18のいずれかに記載のコンピュータ読取可能媒体。
  20. 前記デシメートするステップを実行する前記コンピュータ実行可能命令が、残っている三角プレートの第7所定閾値に達するまで、前記デシメートするステップおよび前記平滑化するステップを繰り返すステップをさらに含む、請求項15〜19のいずれかに記載のコンピュータ読取可能媒体。
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