JP5025626B2 - 模擬燃料棒、模擬燃料棒集合体、および模擬燃料棒の製造方法 - Google Patents

模擬燃料棒、模擬燃料棒集合体、および模擬燃料棒の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、原子炉圧力容器内の伝熱流動性能を評価する試験において用いられ、核燃料の発熱を模擬する模擬燃料棒、および複数の模擬燃料棒を備え、核燃料集合体を模擬する模擬燃料棒集合体に関する。また、本発明は模擬燃料棒の製造方法に関する。
一般に、沸騰水型原子炉用燃料集合体の伝熱流動性能を評価する試験では、核燃料が使用されるのではなく、核燃料の代わりに電気ヒータを用いた模擬燃料棒が使用されている。
模擬燃料棒は、一般に、被覆管(外管)と、被覆管の中に収納されている発熱体と、被覆管と発熱体との間に収納されている電気絶縁体とから構成されている。発熱体に電気を流しジュール熱を発生させる事により、模擬燃料棒を発熱させ、このことにより、核燃料の発熱が模擬される。
原子炉の伝熱流動性能を評価する試験では、被覆管の外側表面の温度を高温、例えば800度にする必要がある。この際、発熱源である発熱体の温度は、被覆管の表面温度よりも高くなる。一方、発熱体の温度が高くなるにつれて、発熱体の発熱性能が劣化する可能性が高くなる。従って、模擬燃料棒の発熱性能を保持するために, 発熱体の温度を可能な限り低く抑えることが重要となる。
被覆管の外側表面の温度を高温、例えば800度に保つ一方で、発熱体の温度を可能な限り低く抑えるためには、発熱体と電気絶縁体との間の熱伝導、電気絶縁体の熱伝導率、電気絶縁体と被覆管との間の熱伝導、および被覆管の熱伝導率を大きくすることが必要となる。このために、例えば、発熱体と被覆管との間に粉末状の電気絶縁体を充填させた後、被覆管を減径(スエージング)することにより、電気絶縁体の密度を増加させ、これによって、電気絶縁体の熱伝導率を向上させる方法が提案されている(特許文献1)。
また、粉末状の電気絶縁体を発熱体と被覆管との間に充填させた後、被覆管の長手方向において電気絶縁体を押圧することで、電気絶縁体の熱伝導率を向上させる方法が提案されている(特許文献2)。
特公平1−39199号公報 特開昭57−136792号公報
しかしながら、従来の方法では、電気絶縁体の熱伝導率を十分に大きくすることができなかった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、模擬燃料棒の電気絶縁体として、ボロンナイトライドを高密度に成形加工した成型品を用いることにより、模擬燃料棒の表面をより高い温度にすることができる模擬燃料棒を提供することを目的とする。また、模擬燃料棒の構成を工夫することで、模擬燃料棒の表面をより高い温度にすることができる模擬燃料棒を提供することを目的とする。
本発明は、原子炉圧力容器内の伝熱流動性能を評価する試験において用いられ、核燃料の発熱を模擬する模擬燃料棒において、外管と、外管内に設けられた円筒状の発熱体と、外管と発熱体との間に収納された絶縁体とを備え、絶縁体はボロンナイトライドの成型品を含み、ボロンナイトライドの成型品は、ボロンナイトライドの粉末を高温高圧で圧縮して成型加工した成型品からなり、単位体積当りのボロンナイトライド重量は1.8g/cc以上となることを特徴とする模擬燃料棒である。
本発明は、絶縁体はボロンナイトライドの粉末を更に含み、ボロンナイトライドの成型品は、外管の長手方向における所定の位置で外管と発熱体との間に配置され、ボロンナイトライドの粉末は、ボロンナイトライドの成型品が配置されていない位置で、外管と発熱体との間に充填されることを特徴とする模擬燃料棒である。
本発明は、発熱体の両端部に発熱体に電流を流すための電極部が取り付けられ、少なくとも1方の電極部に、電極部と直列に、電流が所定の大きさを超えた場合に電流を遮断するヒューズを接続したことを特徴とする模擬燃料棒である。
本発明は、複数の模擬燃料棒を備え、原子炉圧力容器内の伝熱流動性能を評価する試験において用いられ、核燃料の発熱を模擬する模擬燃料棒集合体において、各模擬燃料棒は、外管と、外管内に設けられた円筒状の発熱体と、外管と発熱体との間に収納された絶縁体とを備え、絶縁体はボロンナイトライドの成型品を含み、ボロンナイトライドの成型品は、ボロンナイトライドの粉末を高温高圧で圧縮して成型加工した成型品からなり、単位体積当りのボロンナイトライド重量は1.8g/cc以上となり、発熱体の両端部に、発熱体に電流を流すための電極部が取り付けられ、所定の模擬燃料棒の発熱体の両端部に取り付けられている電極部のうち少なくとも1方の電極部に、電極部と直列に、電流が所定の大きさを超えた場合に電流を遮断するヒューズを接続したことを特徴とする模擬燃料集合体である。
本発明は、原子炉圧力容器内の伝熱流動性能を評価する試験において用いられ、核燃料の発熱を模擬する模擬燃料棒を製造する模擬燃料棒の製造方法において、外管を準備する工程と、外管の中に円筒状の発熱体を挿入するとともに、円筒状の発熱体と外管との間に絶縁体を収納する工程とを備え、絶縁体はボロンナイトライドの成型品からなり、ボロンナイトライドの成型品は、ボロンナイトライドの粉末を高温高圧で圧縮して成型加工した成型品からなり、単位体積当りのボロンナイトライド重量を1.8g/cc以上としたことを特徴とする模擬燃料棒の製造方法である。
本発明によれば、模擬燃料棒の絶縁体は、ボロンナイトライドの成型品を含み、ボロンナイトライドの成型品は、ボロンナイトライドの粉末を高温高圧で圧縮して成型加工した成型品からなり、単位体積当りのボロンナイトライド重量は1.8g/cc以上となっている。このため本発明における絶縁体は、絶縁体がボロンナイトライドの粉末のみからなる場合よりも高い熱伝導率を有している。このことにより、模擬燃料棒の表面の温度を、より高い温度まで上昇させることができる。
また、本発明によれば、複数の模擬燃料棒を備える模擬燃料棒集合体のうち、所定の模擬燃料棒の発熱体において、発熱体の両端部に取り付けられている電極部のうち少なくとも1方の電極部に、電極部と直列に、電流が所定の大きさを超えた場合に電流を遮断するヒューズが接続されている。このため、温度上昇により所定の模擬燃料棒が破損し、所定の模擬燃料棒に流れる電流が増加した場合であっても、直ちに当該電極部に接続されているヒューズが切断され、所定の模擬燃料棒に流れる電流が遮断される。このことにより、所定の模擬燃料棒が破損したとしても、所定の模擬燃料棒に隣接している模擬燃料棒が連鎖的に破損するのを防ぐことができる。
発明を実施するための形態
第1の実施の形態
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。ここで、図1および図2は、本発明の第1の実施の形態における模擬燃料棒を示す図である。このうち図1は、本発明の実施の形態における模擬燃料棒の水平方向の断面を示す図であり、図2は、本発明の第1の実施の形態において、模擬燃料棒が設置された試験装置の鉛直方向の断面を示す図である。
試験装置
まず図2により、本発明による試験装置40について説明する。試験装置40は、原子炉の圧力容器を模擬する装置であり、円筒形の外壁27と、外壁27の上端に取り付けられている上部フランジ28と、外壁27の下端に取り付けられている下部フランジ29とを備えている。また、外壁27の上方部には開口部26が設けられ、外壁27の下方部には開口部25が設けられている。開口部25には冷却材24が注入され、注入された冷却材24は試験装置40の中を通り、その後、冷却材24は開口部26から排出される。
また、試験装置40内には、原子炉の伝熱流動性能を評価する試験において用いられる、核燃料の発熱を模擬する模擬燃料棒10が設置されている。模擬燃料棒10は、試験装置40の軸方向(鉛直方向)と平行に、試験装置40の上部フランジ28と下部フランジ29とを貫通して設置されている。
さらに、模擬燃料棒10の後述する発熱体12の両端部には、発熱体12に電流を流すための電極部21が取り付けられており、また、電極部21には、電線32が接続されている。発熱体12には、電線32に接続されている電源(図示せず)から、電線32を経由して電流が供給され、これによって、発熱体12がジュール熱により発熱する。なお、伝熱流動性能の評価は、試験装置40内の圧力が高い状況下、例えば7MPaの下で行われるため、電極部21は、試験装置40内において外管11により被覆されている。
また、発熱体12の両端部に取り付けられている電極部21のうち少なくとも1方の電極部21、例えば図2において下方に位置する電極部21には、電極部21に直列に、電極部21内に流れる電流が所定の大きさを超えた場合に電流を遮断するヒューズ31が接続されている。
さらに、試験装置40には制御装置50が設けられており、制御装置50は、後述する熱電対15により測定された試験装置40内の温度に基づき、模擬燃料棒10の発熱体12に流す電流を制御する。これによって、試験装置40内の温度が所望の温度に調整される。
模擬燃料棒
次に、図1および図2により、模擬燃料棒10について説明する。模擬燃料棒10は、円筒状の外管11と、外管11内に設けられた円筒状の発熱体12と、外管11と発熱体12との間に収納された絶縁体14と、発熱体12内に収納された中央絶縁体13とを備えている。絶縁体14はボロンナイトライドの成型品14aからなり、ボロンナイトライドの成型品14aは、ボロンナイトライドの粉末14bを高温高圧で圧縮して成型加工した円筒状の成型品からなる。ボロンナイトライドの成型品14aの単位体積当りのボロンナイトライド重量は1.8g/cc以上となる。
また、外管11の側面部には、試験装置40の軸方向と平行に複数の円筒形の空間15sが設けられており、各空間15s内には、熱電対15が挿入されている。そして、熱電対15により試験装置40内の温度分布を測定することで、試験装置40内の伝熱流動性能を評価することができる。
模擬燃料棒の製造方法
次に、図1および図2により、模擬燃料棒10の製造方法について説明する。
まず、円筒状の外管11が準備され、次に、外管11の中に円筒状の発熱体12が挿入される。その後、円筒状の発熱体12と外管11との間に円筒状のボロンナイトライドの成型品14aからなる絶縁体14が収納される。このようにして、模擬燃料棒10が製造される。本実施の形態においては、ボロンナイトライドの成型品14aからなる絶縁体14は、ボロンナイトライドの粉末14bを高温高圧で圧縮して成型加工することにより、予め作製され、その後、円筒状のボロンナイトライドの成型品14aからなる絶縁体14が、発熱体12と外管11との間に収納される。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
試験装置40の伝熱流動性能を評価する試験において、模擬燃料棒10の表面の温度、すなわち外管11の外周表面の温度は、制御装置50により、所望の温度、例えばX度に保たれる。この際、制御装置50は、模擬燃料棒10の熱電対15により測定される外管11の温度に基づいて、模擬燃料棒10の発熱体12に流す電流を制御する。
このとき、模擬燃料棒10において、発熱体12で発生したジュール熱が、絶縁体14を介して外管11に伝導されている。発熱体12の温度は、外管11の外周表面の温度よりも高く、上述のように外管11の外周表面の温度がX度のとき、例えばX+α度となる。この場合、αの値は、絶縁体14の熱伝導率に依存しており、絶縁体14の熱伝導率が大きいほど、αの値が小さくなる。
一方、発熱体12の発熱性能は、発熱体12の温度が高くなるにつれて劣化する可能性が高くなる。このため、伝熱流動性能を評価する試験において、発熱体12が、発熱体12の発熱性能が劣化しない温度範囲内、例えば900度以下で使用されることが好ましい。
発熱体12が、例えば900度で使用される場合、外管11の外周表面の温度は、上述のとおり900−α度になる。ここで、αの値は、上述のとおり、絶縁体14の熱伝導率が大きいほど小さくなる。従って、絶縁体14の熱伝導率が高いほど、外管11の外周表面の温度を高くすることができる。
ここで、模擬燃料棒10の絶縁体14は、ボロンナイトライドの成型品14aを含む。ボロンナイトライドの成型品14aは、ボロンナイトライドの粉末14bを高温高圧で圧縮して成型加工した成型品からなり、単位体積当りのボロンナイトライド重量は1.8g/cc以上となっている。このため、本実施の形態における絶縁体14は、絶縁体14がボロンナイトライドの粉末14bのみからなる場合よりも高い熱伝導率を有している。このことにより、原子炉の伝熱流動性能を評価する試験において、模擬燃料棒10の表面の温度を、より高い温度まで上昇させることができる。
また、仮に温度上昇により模擬燃料棒10が破損し、模擬燃料棒10に流れる電流が増加した場合であっても、直ちに電極部21に接続されているヒューズ31が切断され、模擬燃料棒10に流れる電流が遮断される。このことにより、原子炉の伝熱流動性能を評価する試験において、模擬燃料棒10が破損したとしても、破損した模擬燃料棒10の周囲が異常に加熱されることはない。
このように本実施の形態によれば、模擬燃料棒10の絶縁体14は、ボロンナイトライドの成型品14aを含み、ボロンナイトライドの成型品14aは、ボロンナイトライドの粉末14bを高温高圧で圧縮して成型加工した成型品からなる。このため、本実施の形態における絶縁体14は、絶縁体14がボロンナイトライドの粉末14bのみからなる場合よりも高い熱伝導率を有している。このことにより、原子炉の伝熱流動性能を評価する試験において、模擬燃料棒10の表面の温度を、より高い温度まで上昇させることができる。
また本実施の形態によれば、発熱体12の両端部に取り付けられている電極部21のうち少なくとも1方の電極部21に、電極部21と直列にヒューズ31が接続されている。このため、温度上昇により模擬燃料棒10が破損し、模擬燃料棒10に流れる電流が増加した場合であっても、直ちに電極部21に接続されているヒューズ31が切断され、模擬燃料棒10に流れる電流が遮断される。このことにより、原子炉の伝熱流動性能を評価する試験において、模擬燃料棒10が破損したとしても、破損した模擬燃料棒10の周囲が異常に加熱されるのを防ぐことができる。
第2の実施の形態
次に、図3を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。ここで、図3は、本発明の第2の実施の形態における模擬燃料棒の鉛直方向の断面を示す図である。
図3により本発明の第2の実施の形態における模擬燃料棒10について説明する。図3に示す第2の実施の形態は、模擬燃料棒10の絶縁体14が、ボロンナイトライドの成型品14aに加えて、ボロンナイトライドの粉末14bを更に含むものであり、他の構成は、図1および図2に示す第1の実施の形態と略同一である。図3に示す第2の実施の形態において、図1および図2に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図3に示すように、模擬燃料棒10の絶縁体14は、ボロンナイトライドの成型品14aと、ボロンナイトライドの粉末14bとからなっている。ボロンナイトライドの成型品14aは、外管11の長手方向における所定の位置、例えば、原子炉の運用中に沸騰遷移により高温になる可能性のある位置において、外管11と発熱体12との間に配置されている。一方、ボロンナイトライドの粉末14bは、ボロンナイトライドの成型品14aが配置されていない位置において、外管11と発熱体12との間に充填されている。
なお沸騰遷移とは、燃料の被覆管表面が液膜(冷却水)で覆われている状態から、液膜が消失する状態へ移行する現象のことである。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
原子炉の運用中、例えば沸点遷移により、所定の位置において特に高温となる場合がある。このような場合の原子炉の伝熱流動性能を評価する試験においては、模擬燃料棒10の表面の温度が均一に高温にされる必要はなく、沸点遷移により高温になることが予想される所定の位置が特に高温にされれば足りる。
本実施の形態の場合、模擬燃料棒10において、沸点遷移により高温になることが予想される所定の位置に、ボロンナイトライドの成型品14aが、外管11と発熱体12との間に配置されている。このため、模擬燃料棒10の絶縁体14は、沸点遷移により高温になることが予想される所定の位置において、絶縁体14がボロンナイトライドの粉末14bのみからなる場合よりも高い熱伝導率を有している。このことにより、沸点遷移により高温になることが予想される所定の位置において、模擬燃料棒10の表面の温度を、特に高い温度まで上昇させることができる。
また、模擬燃料棒10のうち、模擬燃料棒10の表面の温度を特に高い温度まで上昇させる必要がない位置では、ボロンナイトライドの粉末14bが、外管11と発熱体12との間に充填されている。このことにより、外管11と発熱体12との間のすべての領域にボロンナイトライドの成型品14aが収納されている場合と比べて、模擬燃料棒10を製造する際のコストを削減することができる。
このように本実施の形態によれば、模擬燃料棒10の絶縁体14は、ボロンナイトライドの成型品14aと、ボロンナイトライドの粉末14bとからなっている。また、外管11の長手方向における所定の位置、例えば、原子炉の運用中に沸騰遷移により高温になる可能性のある位置に、ボロンナイトライドの成型品14aが、外管11と発熱体12との間に配置されている。このため、本実施の形態における絶縁体14は、外管11の長手方向における所定の位置において、絶縁体14がボロンナイトライドの粉末14bのみからなる場合よりも高い熱伝導率を有している。このことにより、外管11の長手方向における所定の位置において、模擬燃料棒10の表面の温度を、より高い温度まで上昇させることができる。
また、本実施の形態によれば、模擬燃料棒10のうち、ボロンナイトライドの成型品14aが配置されていない位置で、外管11と発熱体12との間に、ボロンナイトライドの粉末14bが充填されている。このことにより、外管11と発熱体12との間のすべての領域にボロンナイトライドの成型品14aが収納されている場合と比べて、模擬燃料棒10を製造する際のコストを削減することができる。
第3の実施の形態
次に、図4を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。ここで、図4は、本発明の第3の実施の形態において、模擬燃料棒が設置された試験装置の鉛直方向の断面を示す図である。
図4により本発明の第3の実施の形態における試験装置40について説明する。図4に示す第3の実施の形態における試験装置40内に、複数の、例えば3本の林立する模擬燃料棒10を備えた模擬燃料棒集合体30が設置されており、他の構成は、図1および図2に示す第1の実施の形態と略同一である。図4に示す第3の実施の形態において、図1および図2に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図4に示すように、模擬燃料棒集合体30は、複数の、例えば一直線状に並んだ3本の林立する模擬燃料棒10を備えている。模擬燃料棒10の構成は、図1および図2に示す第1の実施の形態と略同一であるので、詳細な説明は省略する。
各模擬燃料棒10の発熱体12の両端部に、発熱体12に電流を流すための電極部21が取り付けられている。また、各模擬燃料棒10の発熱体12の両端部に取り付けられている電極部21のうち少なくとも1方の電極部21に、電極部21と直列に、電流が所定の大きさを超えた場合に電流を遮断するヒューズ31が接続されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
試験装置40の伝熱流動性能を評価する試験においては、一般に、試験装置40内に、複数の、例えば図4に示すように一直線状に並んだ3本の林立する模擬燃料棒10が設置されている。ここで、設置される模擬燃料棒10の数量は、試験装置40の容積、試験における所要発熱量などにより決まる。各模擬燃料棒10の表面の温度は、制御装置50により、所望の温度に制御される。
ここで、各模擬燃料棒10の絶縁体14は、ボロンナイトライドの成型品14aを含み、ボロンナイトライドの成型品14aは、ボロンナイトライドの粉末14bを高温高圧で圧縮して成型加工した成型品からなり、単位体積当りのボロンナイトライド重量は1.8g/cc以上となっている。このため、本実施の形態における絶縁体14は、絶縁体14がボロンナイトライドの粉末14bのみからなる場合よりも高い熱伝導率を有している。このことにより、原子炉の伝熱流動性能を評価する試験において、模擬燃料棒10の表面の温度を、より高い温度まで上昇させることができる。
また、仮に温度上昇により1つの模擬燃料棒10が破損し、破損した模擬燃料棒10に流れる電流が増加した場合であっても、直ちに当該破損した模擬燃料棒10の電極部21に接続されているヒューズ31が切断され、破損した模擬燃料棒10に流れる電流が遮断される。このため、原子炉の伝熱流動性能を評価する試験において、1つの模擬燃料棒10が破損して、破損した模擬燃料棒10が異常に加熱されたとしても、これによって、破損した模擬燃料棒10に隣接する模擬燃料棒10が異常に加熱されることはない。このことにより、模擬燃料棒10が連鎖的に破損するのを防ぐことができる。
このように本実施の形態によれば、模擬燃料棒集合体30の模擬燃料棒10の絶縁体14は、ボロンナイトライドの成型品14aを含み、ボロンナイトライドの成型品14aは、ボロンナイトライドの粉末14bを高温高圧で圧縮して成型加工した成型品からなる。このため、本実施の形態における絶縁体14は、絶縁体14がボロンナイトライドの粉末14bのみからなる場合よりも高い熱伝導率を有している。このことにより、原子炉の伝熱流動性能を評価する試験において、模擬燃料棒集合体30の各模擬燃料棒10の表面の温度を、より高い温度まで上昇させることができる。
また本実施の形態によれば、模擬燃料棒集合体30を構成する各模擬燃料棒10の発熱体12の両端部に取り付けられている電極部21のうち、少なくとも1方の電極部21に、電極部21と直列にヒューズ31が接続されている。このため、温度上昇により1つの模擬燃料棒10が破損し、当該破損した模擬燃料棒10に流れる電流が増加した場合であっても、直ちに当該破損した模擬燃料棒10の電極部21に接続されているヒューズ31が切断され、破損した模擬燃料棒10に流れる電流が遮断される。このことにより、当該破損した模擬燃料棒10に隣接する模擬燃料棒10が連鎖的に破損するのを防ぐことができる。
なお、本実施の形態において、各模擬燃料棒10の発熱体12の両端部に、発熱体12に電流を流すための電極部21が取り付けられており、また、各発熱体12の両端部に取り付けられている電極部21のうち少なくとも1方の電極部21に、電極部21と直列にヒューズ31が接続されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、予め破損する可能性が高い所定の模擬燃料棒10が明らかな場合には、所定の模擬燃料棒10の発熱体12の電極部21にのみヒューズを接続すればよい。このことにより、所定の模擬燃料棒10が破損したとしても、破損した模擬燃料棒10に隣接する模擬燃料棒10が連鎖的に破損するのを防ぐことができる。また、この場合、使用されるヒューズの数量を減らすことにより、原子炉の伝熱流動性能を評価する際のコストを削減することができる。
また、本実施の形態において、模擬燃料棒集合体30を構成する各模擬燃料棒10が、図1および図2に示す模擬燃料棒10と同一構造を有する例を示したが、これに限られることはなく、模擬燃料棒集合体30を構成する各模擬燃料棒10が、図3に示すように、ボロンナイトライドの成型品14aとボロンナイトライドの粉末14bとからなる絶縁体14を有していてもよい。
図1は、本発明の実施の形態における模擬燃料棒の水平方向の断面を示す図。 図2は、本発明の第1の実施の形態において、模擬燃料棒が設置された試験装置の鉛直方向の断面を示す図。 図3は、本発明の第2の実施の形態における模擬燃料棒の鉛直方向の断面を示す図。 図4は、本発明の第3の実施の形態において、模擬燃料棒が設置された試験装置の鉛直方向の断面を示す図。
符号の説明
10 模擬燃料棒
11 外管
12 発熱体
13 中央絶縁体
14 絶縁体
14a ボロンナイトライドの成型品
14b ボロンナイトライドの粉末
15 熱電対
15s 円筒形の空間
21 電極部
24 冷却材
25 下方部の開口部
26 上方部の開口部
27 外壁
28 上部フランジ
29 下部フランジ
30 模擬燃料集合体
31 ヒューズ
32 電線
40 試験装置
50 制御装置

Claims (5)

  1. 原子炉圧力容器内の伝熱流動性能を評価する試験において用いられ、核燃料の発熱を模擬する模擬燃料棒において、
    外管と、
    外管内に設けられた円筒状の発熱体と、
    外管と発熱体との間に収納された絶縁体とを備え、
    絶縁体はボロンナイトライドの成型品を含み、
    ボロンナイトライドの成型品は、ボロンナイトライドの粉末を高温高圧で圧縮して成型加工した成型品からなり、単位体積当りのボロンナイトライド重量は1.8g/cc以上となることを特徴とする模擬燃料棒。
  2. 絶縁体はボロンナイトライドの粉末を更に含み、
    ボロンナイトライドの成型品は、外管の長手方向における所定の位置で外管と発熱体との間に配置され、
    ボロンナイトライドの粉末は、ボロンナイトライドの成型品が配置されていない位置で、外管と発熱体との間に充填されることを特徴とする請求項1に記載の模擬燃料棒。
  3. 発熱体の両端部に、発熱体に電流を流すための電極部が取り付けられ、
    少なくとも1方の電極部に、電極部と直列に、電流が所定の大きさを超えた場合に電流を遮断するヒューズを接続したことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の模擬燃料棒。
  4. 複数の模擬燃料棒を備え、原子炉圧力容器内の伝熱流動性能を評価する試験において用いられ、核燃料の発熱を模擬する模擬燃料棒集合体において、
    各模擬燃料棒は、外管と、外管内に設けられた円筒状の発熱体と、外管と発熱体との間に収納された絶縁体とを備え、
    絶縁体はボロンナイトライドの成型品を含み、
    ボロンナイトライドの成型品は、ボロンナイトライドの粉末を高温高圧で圧縮して成型加工した成型品からなり、単位体積当りのボロンナイトライド重量は1.8g/cc以上となり、
    発熱体の両端部に、発熱体に電流を流すための電極部が取り付けられ、
    所定の模擬燃料棒の発熱体の両端部に取り付けられている電極部のうち少なくとも1方の電極部に、電極部と直列に、電流が所定の大きさを超えた場合に電流を遮断するヒューズを接続したことを特徴とする模擬燃料集合体。
  5. 原子炉圧力容器内の伝熱流動性能を評価する試験において用いられ、核燃料の発熱を模擬する模擬燃料棒を製造する模擬燃料棒の製造方法において、
    外管を準備する工程と、
    外管の中に円筒状の発熱体を挿入するとともに、円筒状の発熱体と外管との間に絶縁体を収納する工程とを備え、
    絶縁体はボロンナイトライドの成型品からなり、
    ボロンナイトライドの成型品は、ボロンナイトライドの粉末を高温高圧で圧縮して成型加工した成型品からなり、単位体積当りのボロンナイトライド重量を1.8g/cc以上としたことを特徴とする模擬燃料棒の製造方法。
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