JP5025046B2

JP5025046B2 - Bottled mayonnaise-like food

Info

Publication number: JP5025046B2
Application number: JP2001055055A
Authority: JP
Inventors: 徹池田; 俊春吉田; 美帆寒河江; 淳人島; 容周荒張
Original assignee: Ajinomoto Co Inc
Current assignee: Ajinomoto Co Inc
Priority date: 2001-02-28
Filing date: 2001-02-28
Publication date: 2012-09-12
Anticipated expiration: 2021-02-28
Also published as: JP2002255249A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、ボトル入りマヨネーズ様食品に関し、詳しくは該ボトルが特定の酸素透過度を有する可撓性多層樹脂ボトルであるボトル入りマヨネーズ様食品に関する。
【０００２】
【従来の技術】
マヨネーズに代表されるマヨネーズ様食品の容器は、古くはガラス瓶や陶器が用いられていたが、近年では使用勝手の良さからブロー成形による可撓性多層樹脂ボトルが主流となってきている。
【０００３】
一方、マヨネーズ様食品において、製造直後の風味を長期間維持することは重要な課題である。例えばマヨネーズ様食品をボトルに充填した後に、ボトルのヘッドスペースの空気を窒素で置換して風味の劣化を抑制する方法が一般的に行われている。また、マヨネーズそのものに付加成分を添加することにより風味の劣化を抑制する方法も検討されている（特開２０００−３０８４６９号公報及び特開２０００−３００２０８号公報参照）。
【０００４】
ところで、マヨネーズ様食品に用いられる可撓性多層樹脂ボトルにおいては、成形性、使用性、落下時の耐久性に優れるという理由から、ポリエチレンを主とする層と、酸素バリア層としてエチレン−ビニルアルコール共重合体（以下、「ＥＶＯＨ」と称する。）に層間剥離を防止する為の樹脂を添加した樹脂層とからなるボトルが採用されている。
【０００５】
しかし、これまでこのようなマヨネーズ用のボトルが風味の劣化に及ぼす影響についてはほとんど検討されてこなかった。その原因としては、（１）製造時に混入する酸素に対し、外気から容器内に侵入する酸素はそれほど重要視されてこなかったこと、（２）酸素バリア層の主成分として常用されているＥＶＯＨが湿度によりその酸素バリア性能を異にすること、（３）ボトル形態の容器について極微量の酸素透過を評価する測定手段がなかったことが主要因と考えられる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、マヨネーズ様食品の酸化による経時劣化を防止し良好な風味を長く維持することのできるボトル入りマヨネーズ様食品を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、マヨネーズ様食品に用いられる可撓性多層樹脂ボトルが内容物であるマヨネーズ様食品の風味に与える影響に着目し鋭意検討を行った結果、これまで測定が困難だった可撓性多層樹脂ボトルの酸素透過度を精度良く測定する方法を確立し、この方法に基づいてマヨネーズ様食品に用いられるボトルの極微量の酸素透過性がマヨネーズ様食品の風味及び賞味期限に大きな影響を及ぼすことを見いだし、更に該方法により酸素透過度の小さい可撓性多層樹脂ボトルを採用することによりマヨネーズ様食品の風味が良好に維持される期間が大幅に改善されることを見いだし本発明を完成させた。
【０００８】
すなわち、本発明は以下の内容を含むものである。すなわち、（１）ボトル入りマヨネーズ様食品であって、該ボトルが酸素バリア性樹脂層を有する可撓性多層樹脂ボトルであり、ボトルの開口部を封止したときの酸素透過度が、温度２４℃、ボトル内相対湿度９５％、ボトル外相対湿度７６％及びボトル内外の酸素分圧差が一気圧の条件で、ボトル内のマヨネーズ様食品１００ｇ当たり０．０２５ｍｌ／日以下であることを特徴とするボトルの開口部が封止されたボトル入りマヨネーズ様食品、（２）上記にいう酸素透過度が、ボトル内のマヨネーズ様食品１００ｇ当たり０．０１２ｍｌ／日以下であることを特徴とするボトルの開口部が封止されたボトル入りマヨネーズ様食品、（３）上記にいう酸素透過度が、ボトル内のマヨネーズ様食品１００ｇ当たり０．０１０ｍｌ／日以下であることを特徴とするボトルの開口部が封止されたボトル入りマヨネーズ様食品、および（４）可撓性多層樹脂ボトルの酸素バリア性樹脂層がエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる上記いずれかのボトル入りマヨネーズ様食品。
【０００９】
【発明の実施の形態】
本発明におけるマヨネーズ様食品とは、主として日本農林規格（ＪＡＳ）でいう乳化型ドレッシングであり、乳化液の粘度の高い（３０，０００ＣＰ以上）半固体状ドレッシングのことをいい、これらの具体例としてはマヨネーズ、サラダドレッシング、タルタルソース、その他の半固体状のドレッシング等を挙げることができる。
【００１０】
また、類似の性状を有しながら成分組成がＪＡＳ規格に合致しないマヨネーズに類似の商品群及び乳化タイプのソース類も本発明におけるマヨネーズ様食品に含まれる。
【００１１】
本発明におけるボトルは、可撓性及び酸素バリア性を有する可撓性多層樹脂ボトルである。以下に該ボトルについて説明する。
【００１２】
本発明におけるボトルは可撓性を有する樹脂ボトルであり、胴部が柔らかく、手で掴んで押すことにより内容物を希望量押し出すことのできる、いわゆるスクイーズ・ボトルと呼ばれる可撓性多層樹脂ボトルである。このようなボトルは、一般に、円筒状に押し出した加熱溶融樹脂を外側に型を被せた状態で樹脂円筒内に圧力空気を吹き込みボトル形状に成形する、いわゆるブロー成形により製造することができる。
【００１３】
また本発明におけるボトルは、酸素バリア性を有する可撓性多層樹脂ボトルである。すなわち、本発明におけるボトルは、少なくとも容器形状及び機械特性に寄与する主要樹脂層並びに内容物の経時的酸化劣化を防止する酸素バリア性樹脂層を有する多層構造の可撓性樹脂ボトルである。
【００１４】
主要樹脂層を構成する樹脂としてはポリオレフィン樹脂組成物が好ましく用いられ、ブロー成形加工特性、対内容物特性、機械特性、容器開口部を封止する際の熱シール性及びコスト等の面からポリエチレン樹脂組成物が特に好ましく用いられる。
【００１５】
本発明におけるボトルに特に好適に用いられるポリエチレン樹脂組成物はブロー成形加工時の溶融特性、すなわち融点、流動点、および溶融粘度等の諸物性、或いは成形ボトルの機械特性、すなわち引っ張り強度・引っ張り弾性率、曲げ強度・曲げ弾性率等の諸物性、更には成形ボトルの実用強度、すなわちボトルの落下強度及びボトルの破裂強度等を適正にする目的で、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンの混合物を用いるのが好ましい。また直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、超高分子ポリエチレン及びメタロセン・ポリエチレン等の特殊ポリエチレン樹脂を混合しても良い。
【００１６】
主要樹脂層は、強度等の観点からボトル内容物１００ｇあたり、２．０ｇ乃至４．５ｇを用いることが好ましく、該層の厚みは最も薄い部分で２００μｍ乃至３５０μｍが好ましい。最も厚い部分はねじ口部あるいは底部で８００μｍ乃至２，５００μｍが好ましい。
【００１７】
酸素バリア性樹脂層を構成する樹脂としては、酸素バリア性及び安全性の面からＥＶＯＨ又はメタキシレンジアミン・ナイロン等が選ばれるが、メタキシレンジアミン・ナイロンは融点が高くポリエチレンとの多層押し出しにおける制限が多く、ＥＶＯＨが最も好ましく選ばれる。
【００１８】
ＥＶＯＨは通常エチレン−酢酸ビニル共重合体を加水分解して得られ、エチレン残基とビニルアルコール残基の比によって、融点、酸素バリア性、ポリエチレンとの親和性がそれぞれ異なる。酸素バリア性の面からはビニルアルコール残基比の高いものが好ましいが、該残基比が高すぎる場合には融点が高くポリエチレンとの親和性に劣るため、ビニルアルコール残基比５５％乃至７５％のものが好ましく選ばれる。
【００１９】
従来、マヨネーズ様食品用の可撓性多層樹脂ボトルにおいては、一般に２つの主要樹脂層間に酸素バリア性樹脂層を有した３層構造の可撓性多層樹脂ボトルが使用されている。一般に主要樹脂層としてはポリエチレン層が用いられ、酸素バリア性樹脂層としてはポリエチレン層間の積層境界面の親和性の向上を図るため、ＥＶＯＨにＥＶＯＨとの相溶性が良好でポリエチレンとも親和性の高い樹脂組成物（例えば、エチレン−（メタ）アクリル酸共重合体の金属塩、エチレン−酢酸ビニル共重合体等）を配合した混合樹脂層が使用されてきた。
【００２０】
既述したように、従来、このようなボトルの極微量の酸素透過量を精度良く測定する方法が確立していなかったこともあり、ボトルの酸素透過量が内容物であるマヨネーズ様食品に及ぼす影響は明らかでなかった。しかしながら、本発明者らは後述するように極微量の酸素透過量の測定方法を確立し、可撓性多層樹脂ボトルにおける極微量の酸素透過量が内容物であるマヨネーズ様食品の風味に大きな影響を及ぼすことを見いだした。
【００２１】
本発明における高い酸素バリア性を有する可撓性多層樹脂ボトルは例えば以下に説明するようなボトルによって達成される。
【００２２】
本発明におけるボトルにおいては、酸素バリア性樹脂層はＥＶＯＨに代表されるような酸素バリア性樹脂単体により層形成され、主要樹脂層と積層される。本発明においてボトルを構成する酸素バリア性樹脂層はボトル内容物１００ｇあたり、０．０７ｇ乃至０．３５ｇを用いることが好ましく、層の厚みは最も薄い部分で８μｍ乃至２０μｍが好ましい。
【００２３】
例えばＥＶＯＨ単体からなる酸素バリア性樹脂層は主要樹脂層として代表的に用いられるポリエチレン層との親和性に乏しく積層境界面が容易に剥離する傾向にあるため、このような場合はＥＶＯＨ層とポリエチレン樹脂組成物層の間に接着樹脂層を設けることが好ましい。
【００２４】
接着樹脂層を構成する樹脂組成物としては酸素バリア性樹脂層及び主要樹脂層の双方に親和性の高い樹脂組成物であって融点が主要樹脂層を構成する樹脂組成物から大きく離れていないものであれば特に制限はない。主要樹脂層としてポリエチレン、酸素バリア性樹脂層としてＥＶＯＨを用いた場合の接着樹脂層の好ましい具体例としては、（１）マレイン酸−ポリエチレン共重合体、（２）無水マレイン酸−ポリエチレン共重合体、（３）エチレン−（メタ）アクリル酸共重合体、（４）（３）の共重合体の金属塩、（５）エチレン−酢酸ビニル共重合体、および（６）ビニルアルコール残基比が２５％以下であるエチレン−ビニルアルコール共重合体が挙げられる。
【００２５】
酸素バリア性樹脂層は傷やピンホールなどから保護するため、その両側に主要樹脂層を配する構造とするのが好ましい。すなわち、本発明におけるボトルは、外側から主要樹脂層／接着樹脂層／酸素バリア性樹脂層／接着樹脂層／主要樹脂層の順に配した少なくとも５層、あるいはそれ以上の多層構造とすることが好ましい。
【００２６】
このような多層構造を有する可撓性多層樹脂ボトルは、当業者であれば前記記載に基づいて容易に製造することができる。また酸素バリア性樹脂層の厚さを調製することにより、酸素透過度の異なる各種の可撓性多層樹脂ボトルを容易に製造することができる。
【００２７】
酸素バリア性樹脂層に好ましく用いられるＥＶＯＨの酸素バリア性は湿度によって大きく影響を受けることが知られており、湿度が高くなると酸素バリア性が著しく低下する。ＥＶＯＨを挟み込むように配置される主要樹脂層は、酸素バリア性の観点からはＥＶＯＨを水分から保護する役割を果たしている。従って、多層構造中の酸素バリア性樹脂層の位置について言えば、マヨネーズ様食品が充填密封されたボトルにおいては、ボトル内部がボトル外部より湿度が高いことから、酸素バリア性樹脂層は多層構造においてボトルの外側寄りに位置することが望ましい。
【００２８】
従来、ボトルの酸素バリア性評価手法については下記のようなものが提案されている。例えばＪＩＳＫ７１２６にプラスチックフィルム及びシートの気体透過度試験方法が決められている。これには差圧法と等圧法があるが、差圧法ではボトルの変形により測定が難しかった。等圧法では酸素検知器によって透過した酸素の検知を行うがキャリアーガスによって希釈されるため、バリア性が高い場合には測定に時間がかかり、精度も良くなかった。
【００２９】
実際に等圧法によって測定を行う装置として、モコン（ＭＯＣＯＮ）社製ＯＸ−ＴＲＡＮ２／２０ＭＬなどが販売されているが、本発明におけるようなボトルでは内容物１００ｇあたりの酸素透過度で０．０８ｍｌ／２４ｈ程度の測定が限界であった。このように従来は本発明におけるボトルに要求されるような高い酸素バリア性を有するボトルの酸素透過度を測定する事は困難であり、また本発明におけるボトルのように内容物に由来する湿度により酸素バリア性が変化するボトルの酸素透過度を評価する適当な手法も存在しなかった。
【００３０】
本発明者らはこのようなボトルの酸素バリア性を測定するための新しい方法を確立した。具体的にはボトル内部を窒素置換した後、これを完全に密封し、一気圧の酸素中に一定期間保管する。その後、ボトルを取り出し、中の気体中に透過した酸素を市販の酸素濃度測定装置等で測定すればよい。本明細書においては酸素濃度測定装置として、東レエンジニアリング（株）製の酸素濃度計ＬＣ７００Ｆを用いて測定した。ボトル内部の酸素濃度と容器の容量及び経過日数から、以下のような計算式で容器の酸素透過度を導き出した。
酸素透過度［ｍｌ／日］＝｛（酸素濃度［％］÷１００）×容器容量［ｍｌ］｝÷保存日数［日］
【００３１】
本測定方法は、酸素バリア性の高いボトルの酸素透過度を精度良く測定することが可能であり、再現性の高い測定が行える。また、一度に複数のボトルの酸素透過度試験を行うことにより更に精度の高い試験を行うこともできる。
【００３２】
なお、本明細書においては、保存期間を７日間として酸素透過度試験を行った。また、試験本数は５本とし、平均値をデータとして用いた。
【００３３】
本測定方法は、調湿塩を用いることにより、試験時の容器内外の湿度を特定の湿度に保って試験を行える点にも大きな特徴を有する。
【００３４】
酸素バリア性樹脂層に好ましく用いられるＥＶＯＨは湿度によるバリア性の変化が大きいため、バリア性評価にあたってはより実際に近い湿度条件で測定することが重要である。ボトル内部の湿度は、マヨネーズ表面の蒸気圧により湿度約９５％に相当する状態にあり、バリア性の測定においては、ボトル内部の相対湿度を９５％（２４℃）に保って試験を行うことにより実際に近い条件での評価を行うことができる。従って、本明細書における酸素透過度の測定は、２４℃における相対湿度が９５％となる無機塩飽和水溶液、すなわち少量の結晶を含む飽和リン酸水素二ナトリウム水溶液をボトル内部に充填して実施した。
【００３５】
一方、ボトル外部は大気にさらされており、ボトル外部の水分活性はボトル流通時の相対湿度に相当する。特に日本は季節による湿度の変化が大きい為、測定条件とする湿度としては年間平均湿度を使用した。特に日本の主要都市の中で高温多湿であり、実際の流通においてボトルのバリア性が最も影響が大であると考えられる沖縄県那覇の湿度を用いて、測定条件を相対湿度７６％（２４℃）とした。従って本明細書における酸素透過度の測定は、少量の結晶を含む塩化ナトリウム水溶液を用いてボトルが保管される環境を２４℃における相対湿度が７６％の条件で実施した。
【００３６】
なお温度もバリア性に影響を与える大きな要因の一つである。製品が輸送・保管される温度は外気温にほぼ等しいと考えられるが、外気温は１日の中でも変動があり、季節変動も大きい。従って、この変動による影響をアレニウスの式によって実効値に直し、沖縄県那覇の平均気温に加えて実際の流通に近い測定条件を導き出した。その結果より、測定温度を２４℃とした。
【００３７】
従来、マヨネーズ様食品用の可撓性多層樹脂ボトルにおいては、一般に２つの主要樹脂層間に酸素バリア性樹脂層を有した３層構造の可撓性多層樹脂ボトルが使用されてきた。一般に主要樹脂層としてはポリエチレン層が用いられ、酸素バリア性樹脂層としてはポリエチレン層間の積層境界面の親和性向上を図るため、ＥＶＯＨにＥＶＯＨとの相溶性が良好でポリエチレンとも親和性の高い樹脂組成物（例えば、エチレン−（メタ）アクリル酸共重合体の金属塩、エチレン−酢酸ビニル共重合体等）を配合した混合樹脂層が使用されてきた。
【００３８】
既述したように、従来このようなボトルの極微量の酸素透過量を測定する方法が確立していなかったこともあり、ボトルの酸素透過量が内容物であるマヨネーズ様食品に及ぼす影響は明らかでなかった。しかしながら、本発明者らは極微量の酸素透過量の測定方法を確立し、可撓性多層樹脂ボトルにおける極微量の酸素透過量が内容物であるマヨネーズ様食品の風味に大きな影響を及ぼすことを見いだした。なお上記に説明したような酸素バリア性樹脂層を有する従来の可撓性多層樹脂ボトルでは本発明におけるような高い酸素バリア性は発揮されない。
【００３９】
本発明における可撓性多層樹脂ボトルの酸素透過度は、内容物であるマヨネーズ様食品の風味を良好に維持する観点から、ボトル内のマヨネーズ様食品１００ｇ当たり０．０２５ｍｌ／日以下とする。更には酸素透過度をボトル内のマヨネーズ様食品１００ｇ当たり０．０２０ｍｌ／日以下、更には０．０１５ｍｌ／日以下、更には０．０１２ｍｌ／日以下、更には０．０１０ｍｌ／日以下、更には０．０７ｍｌ／日以下とするのが好ましい。
【００４０】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【００４１】
酸素透過度の異なる種々の可撓性多層樹脂ボトルに、マヨネーズ製造設備を使用して製造直後のマヨネーズを充填・包装し、保存後、パネルによる官能評価試験を実施した。充填・包装は一般的に使用される工業的な充填・包装設備を用いることにより、製造直後のマヨネーズをボトルに充填し、ヘッドスペースの気体を窒素置換後、口部をアルミニウム・ラミネートフィルムで密封し、その後、オーバーラップフィルムで包装した。これを段ボール箱に入れた状態で、温度２４℃、相対湿度７８％の条件下に暗所で３ヶ月間静置保管し、その後、３０人のパネルにより下記第１表の尺度により官能評価試験を行った。官能評価試験は、予め評価サンプルの中身を告知しない、いわゆるブラインド・テストによって行った。その後、評点の平均値を求め、評価結果とした。
【００４２】
【表１】

【００４３】
結果を下記第２表に示す。第２表において、比較例は、従来より使用しているボトルであり、主要樹脂層としてポリエチレン、酸素バリア性樹脂層としてＥＶＯＨとポリエチレンとの混合樹脂からなる３層ボトルである。実施例は先に説明したように主要樹脂層としてポリエチレン、酸素バリア性樹脂層としてＥＶＯＨのみを用い、接着樹脂層により主要樹脂層と酸素バリア性樹脂層を接着した５層を基本構造を有するボトルである。また実施例のボトルは酸素バリア性樹脂層の厚みを変化させた酸素透過度の異なる３種類のボトルであり、実施例１〜３として評価している。なお、酸素透過度の測定方法は既に記載した方法に従って行った。
【００４４】
【表２】

【００４５】
以上の結果より、前述した方法により測定した可撓性多層樹脂ボトルの酸素透過度と内容物であるマヨネーズ様食品の風味の劣化が相関関係を有し、可撓性多層樹脂ボトルの酸素透過度が風味に大きな影響を及ぼしていることが分かる。
【００４６】
すなわち、本測定方法により酸素透過度の小さい可撓性多層樹脂ボトルを採用し、マヨネーズ様食品を該ボトルに充填密封することにより、風味の劣化が大きく改善されたボトル入りマヨネーズ様食品が提供されることが分かる。
【００４７】
【発明の効果】
本発明によれば、ボトル入りマヨネーズ様食品のボトルとして、酸素透過度の低い可撓性多層樹脂ボトルが採用されることにより、マヨネーズ様食品の酸化による経時劣化が著しく抑制され、風味が長く維持されるボトル入りマヨネーズ様食品を提供することができる。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a bottled mayonnaise-like food, and more particularly, to a bottled mayonnaise-like food, which is a flexible multilayer resin bottle having a specific oxygen permeability.
[0002]
[Prior art]
In the past, glass bottles and pottery were used for mayonnaise-like food containers represented by mayonnaise, but in recent years, flexible multilayer resin bottles by blow molding have become the mainstream because of their ease of use.
[0003]
On the other hand, in a mayonnaise-like food, maintaining the flavor immediately after production for a long time is an important issue. For example, after filling a mayonnaise-like food into a bottle, a method of suppressing the deterioration of flavor by replacing the air in the bottle headspace with nitrogen is generally performed. In addition, methods for suppressing the deterioration of flavor by adding an additional component to mayonnaise itself have been studied (see Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 2000-308469 and 2000-300208).
[0004]
By the way, in the flexible multi-layer resin bottle used for mayonnaise-like food, a layer mainly composed of polyethylene and ethylene-vinyl alcohol as an oxygen barrier layer because of excellent moldability, usability, and durability at the time of dropping. A bottle composed of a copolymer (hereinafter referred to as “EVOH”) and a resin layer to which a resin for preventing delamination is added is employed.
[0005]
However, until now, there has been little investigation on the influence of such mayonnaise bottles on the deterioration of flavor. The reasons for this are (1) that oxygen entering into the container from outside air has not been regarded as important with respect to oxygen mixed at the time of manufacture, and (2) EVOH that is commonly used as the main component of the oxygen barrier layer. It is thought that the main factors are that the oxygen barrier performance varies depending on the humidity, and (3) that there is no measuring means for evaluating a very small amount of oxygen permeation in a bottle-shaped container.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a bottled mayonnaise-like food that can prevent deterioration over time due to oxidation of the mayonnaise-like food and can maintain a good flavor for a long time.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of diligent investigation focusing on the influence of the flexible multi-layer resin bottle used in the mayonnaise-like food on the flavor of the mayonnaise-like food, the flexible that has been difficult to measure until now. Established a method for accurately measuring the oxygen permeability of porous multi-layer resin bottles, and based on this method, the extremely small amount of oxygen permeability of bottles used in mayonnaise-like foods has a significant effect on the flavor and expiration date of mayonnaise-like foods. In addition, by using the flexible multilayer resin bottle having a low oxygen permeability by this method, it was found that the period during which the flavor of the mayonnaise-like food is well maintained is greatly improved and the present invention was completed. I let you.
[0008]
That is, the present invention includes the following contents. (1) A mayonnaise-like food in a bottle, which is a flexible multilayer resin bottle having an oxygen barrier resin layer, and the oxygen permeability when the bottle opening is sealed has a temperature of 24 It is characterized in that it is 0.025 ml / day or less per 100 g of mayonnaise-like food in the bottle under the conditions of ℃, bottle relative humidity 95%, bottle relative relative humidity 76%, and oxygen partial pressure difference inside and outside the bottle at 1 atm. Bottled mayonnaise-like food with a bottle opening sealed , (2) Bottle opening characterized in that the oxygen permeability mentioned above is 0.012 ml / day or less per 100 g of mayonnaise-like food in the bottle part is bottled mayonnaise-like food, which is sealed, (3) oxygen permeability referred to above, is equal to or less than mayonnaise-like food 100g per 0.010ml / day in the bottle Bottles mayonnaise-like food opening is sealed for characterized the door, and (4) an oxygen barrier resin layer of the flexible multi-layer resin bottle ethylene - said one comprising a vinyl alcohol copolymer Bottled mayonnaise-like food.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The mayonnaise-like food in the present invention is an emulsified dressing mainly referred to in the Japanese Agricultural Standards (JAS), and refers to a semi-solid dressing having a high viscosity of an emulsion (30,000 CP or more). May include mayonnaise, salad dressing, tartar sauce, and other semi-solid dressings.
[0010]
In addition, mayonnaise-like foods according to the present invention also include commodity groups and emulsified sauces similar to mayonnaise that have similar properties but do not conform to JAS standards.
[0011]
The bottle in the present invention is a flexible multilayer resin bottle having flexibility and oxygen barrier properties. The bottle will be described below.
[0012]
The bottle in the present invention is a flexible resin bottle, which is a flexible multi-layer resin bottle called a squeeze bottle, which has a soft body and can push out a desired amount by grasping and pushing by hand. is there. In general, such a bottle can be manufactured by so-called blow molding, in which heated molten resin extruded in a cylindrical shape is blown into a resin cylinder with a mold placed on the outside, and then molded into a bottle shape.
[0013]
The bottle in the present invention is a flexible multilayer resin bottle having oxygen barrier properties. That is, the bottle in the present invention is a flexible resin bottle having a multilayer structure having at least a main resin layer that contributes to the container shape and mechanical properties and an oxygen barrier resin layer that prevents oxidative deterioration of the contents over time.
[0014]
A polyolefin resin composition is preferably used as the resin constituting the main resin layer. Polyethylene is used from the viewpoints of blow molding processing characteristics, contents characteristics, mechanical characteristics, heat sealability when sealing the container opening, and cost. A resin composition is particularly preferably used.
[0015]
The polyethylene resin composition particularly preferably used for the bottle in the present invention has various melt properties at the time of blow molding, that is, various physical properties such as melting point, pour point, and melt viscosity, or mechanical properties of the molded bottle, that is, tensile strength / tensile elasticity. A mixture of low-density polyethylene and high-density polyethylene is used for the purpose of optimizing various physical properties such as rate, bending strength and flexural modulus, as well as practical strength of molded bottles, that is, bottle drop strength and bottle burst strength. Is preferred. Moreover, you may mix special polyethylene resins, such as linear low density polyethylene, medium density polyethylene, ultra high molecular weight polyethylene, and metallocene polyethylene.
[0016]
Principal resin layer, strength of such aspect bottle contents per 100g from, it is preferable to use a 2.0g to 4.5 g, the layer thickness is 200μm to 350μm is preferably in the thinnest portion. The thickest part is preferably 800 μm to 2500 μm at the screw mouth or bottom.
[0017]
As the resin constituting the oxygen barrier resin layer, EVOH or metaxylenediamine / nylon is selected from the viewpoints of oxygen barrier properties and safety, but metaxylenediamine / nylon has a high melting point and is limited in multilayer extrusion with polyethylene. EVOH is most preferably selected.
[0018]
EVOH is usually obtained by hydrolyzing an ethylene-vinyl acetate copolymer, and the melting point, oxygen barrier property, and affinity with polyethylene differ depending on the ratio of ethylene residue to vinyl alcohol residue. From the viewpoint of oxygen barrier properties, those having a high vinyl alcohol residue ratio are preferred. However, when the residue ratio is too high, the melting point is high and the affinity with polyethylene is poor, so the vinyl alcohol residue ratio is 55% to 75%. % Is preferably selected.
[0019]
Conventionally, in a flexible multilayer resin bottle for mayonnaise-like food, a flexible multilayer resin bottle having a three-layer structure having an oxygen barrier resin layer between two main resin layers is generally used. In general, a polyethylene layer is used as the main resin layer, and the oxygen barrier resin layer has good compatibility with EVOH and high affinity with polyethylene in order to improve the compatibility of the laminated interface between polyethylene layers. A mixed resin layer containing a resin composition (for example, a metal salt of an ethylene- (meth) acrylic acid copolymer, an ethylene-vinyl acetate copolymer, etc.) has been used.
[0020]
As described above, there has been no conventional method for accurately measuring the extremely small amount of oxygen permeation of such bottles, and the amount of oxygen permeation of the bottles affects the mayonnaise-like food. The effect was not clear. However, the present inventors have established a method for measuring an extremely small amount of oxygen permeation as described later, and the extremely small amount of oxygen permeation in the flexible multilayer resin bottle has a great influence on the flavor of the mayonnaise-like food as the contents. Found to exert.
[0021]
The flexible multilayer resin bottle having a high oxygen barrier property in the present invention is achieved by a bottle as described below, for example.
[0022]
In the bottle according to the present invention, the oxygen barrier resin layer is formed of an oxygen barrier resin alone represented by EVOH and laminated with the main resin layer. Oxygen barrier resin layer constituting the bottles in the present invention is the bottle contents per 100g, it is preferable to use a 0.07g to 0.35 g, the thickness of the layer 8 micron m to 20 [mu] m is preferable in the thinnest portion.
[0023]
For example, an oxygen barrier resin layer made of EVOH alone has a poor affinity with a polyethylene layer typically used as a main resin layer and tends to easily peel off the lamination interface. It is preferable to provide an adhesive resin layer between the resin composition layers.
[0024]
The resin composition constituting the adhesive resin layer is a resin composition having a high affinity for both the oxygen barrier resin layer and the main resin layer, and the melting point is not far from the resin composition constituting the main resin layer. If there is no restriction in particular. Preferred examples of the adhesive resin layer in the case of using an EVOH polyethylene, as an oxygen barrier resin layer as a principal resin layer, (1) maleic acid - poly ethylene copolymer, (2) maleic anhydride - poly ethylene copolymer polymer, (3) ethylene - (meth) acrylic acid copolymer, (4) (3) of the copolymer of gold Shokushio, (5) an ethylene - vinyl acetate copolymer, and (6) vinyl alcohol residues Examples thereof include an ethylene-vinyl alcohol copolymer having a base ratio of 25% or less .
[0025]
In order to protect the oxygen barrier resin layer from scratches and pinholes, it is preferable to have a structure in which a main resin layer is disposed on both sides thereof. That is, the bottle in the present invention preferably has a multilayer structure of at least five layers arranged in the order of main resin layer / adhesive resin layer / oxygen barrier resin layer / adhesive resin layer / main resin layer from the outside, or more. .
[0026]
Those skilled in the art can easily manufacture a flexible multilayer resin bottle having such a multilayer structure based on the above description. Moreover, by adjusting the thickness of the oxygen barrier resin layer, various flexible multilayer resin bottles having different oxygen permeability can be easily produced.
[0027]
It is known that the oxygen barrier property of EVOH that is preferably used for the oxygen barrier resin layer is greatly affected by humidity, and as the humidity increases, the oxygen barrier property significantly decreases. The main resin layer disposed so as to sandwich the EVOH plays a role of protecting the EVOH from moisture from the viewpoint of oxygen barrier properties. Therefore, in terms of the position of the oxygen barrier resin layer in the multilayer structure, in bottles filled with mayonnaise-like food, the humidity inside the bottle is higher than the outside of the bottle, so the oxygen barrier resin layer has a multilayer structure. It is desirable to be located on the outside of the bottle.
[0028]
Conventionally, the following methods for evaluating the oxygen barrier properties of bottles have been proposed. For example, JIS K7126 defines a gas permeability test method for plastic films and sheets. There are a differential pressure method and an isobaric method. However, the differential pressure method is difficult to measure due to deformation of the bottle. In the isobaric method, oxygen permeated by an oxygen detector is detected but diluted with a carrier gas. Therefore, when the barrier property is high, the measurement takes time and the accuracy is not good.
[0029]
OX-TRAN2 / 20ML manufactured by MOCON is sold as an apparatus for actually measuring by the isobaric method. However, in a bottle as in the present invention, the oxygen permeability per 100 g of contents is 0.08 ml / The measurement for about 24 hours was the limit. Thus, conventionally, it is difficult to measure the oxygen permeability of a bottle having a high oxygen barrier property as required for the bottle in the present invention, and due to the humidity derived from the contents like the bottle in the present invention. There was no suitable technique for evaluating the oxygen permeability of bottles with varying oxygen barrier properties.
[0030]
The inventors have established a new method for measuring the oxygen barrier properties of such bottles. Specifically, after the inside of the bottle is purged with nitrogen, it is completely sealed and stored in oxygen at 1 atmosphere for a certain period. Thereafter, the bottle is taken out, and the oxygen permeated into the gas therein may be measured with a commercially available oxygen concentration measuring device or the like. In this specification, it measured using Toray Engineering Co., Ltd. oxygen concentration meter LC700F as an oxygen concentration measuring apparatus. From the oxygen concentration inside the bottle, the capacity of the container, and the number of days elapsed, the oxygen permeability of the container was derived by the following calculation formula.
Oxygen permeability [ml / day] = {(oxygen concentration [%] ÷ 100) × container capacity [ml]} ÷ number of storage days [day]
[0031]
This measurement method can accurately measure the oxygen permeability of a bottle having a high oxygen barrier property, and can perform measurement with high reproducibility. Further, a test with higher accuracy can be performed by performing an oxygen permeability test on a plurality of bottles at a time.
[0032]
In this specification, the oxygen permeability test was performed with a storage period of 7 days. The number of tests was 5, and the average value was used as data.
[0033]
This measurement method has a great feature in that the test can be performed while maintaining the humidity inside and outside the container at the time of the test at a specific humidity by using the humidity adjusting salt.
[0034]
EVOH, which is preferably used for the oxygen barrier resin layer, has a large change in barrier property due to humidity. Therefore, in evaluating the barrier property, it is important to measure under a more realistic humidity condition. The humidity inside the bottle is in a state corresponding to about 95% humidity due to the vapor pressure on the surface of the mayonnaise. In measuring the barrier properties, the relative humidity inside the bottle is kept at 95% (24 ° C.). Evaluation can be performed under conditions close to actual conditions. Therefore, the measurement of oxygen permeability in this specification was carried out by filling a bottle with a saturated aqueous solution of inorganic salt with a relative humidity of 95% at 24 ° C., that is, a saturated disodium hydrogen phosphate solution containing a small amount of crystals. .
[0035]
On the other hand, the outside of the bottle is exposed to the atmosphere, and the water activity outside the bottle corresponds to the relative humidity during bottle distribution. Especially in Japan, the humidity changes with the seasons, so the annual average humidity was used as the measurement condition. In particular, it is hot and humid in major cities in Japan, and the humidity is 76% relative humidity (24 ° C) using the humidity of Naha, Okinawa, where the bottle barrier is considered to have the greatest impact on actual distribution. ). Therefore, the measurement of oxygen permeability in this specification was carried out in an environment in which bottles were stored using a sodium chloride aqueous solution containing a small amount of crystals under a condition where the relative humidity at 24 ° C. was 76%.
[0036]
Note that temperature is one of the major factors affecting the barrier properties. Although the temperature at which products are transported and stored is considered to be almost equal to the outside temperature, the outside temperature varies even during the day, and the seasonal variation is also large. Therefore, the effect of this change was corrected to the effective value by the Arrhenius equation, and in addition to the average temperature in Naha, Okinawa, measurement conditions close to actual distribution were derived. From the result, the measurement temperature was set to 24 ° C.
[0037]
Conventionally, in a flexible multilayer resin bottle for mayonnaise-like food, a flexible multilayer resin bottle having a three-layer structure in which an oxygen barrier resin layer is generally provided between two main resin layers has been used. In general, a polyethylene layer is used as the main resin layer, and a resin having high compatibility with EVOH and high compatibility with EVOH in order to improve the compatibility of the laminated interface between polyethylene layers as the oxygen barrier resin layer. A mixed resin layer containing a composition (for example, a metal salt of an ethylene- (meth) acrylic acid copolymer, an ethylene-vinyl acetate copolymer, etc.) has been used.
[0038]
As already mentioned, there was no established method for measuring the extremely small amount of oxygen permeation in bottles, and the effect of bottle oxygen permeation on the mayonnaise-like food is clear. It was not. However, the present inventors established a method for measuring a very small amount of oxygen permeation, and that a very small amount of oxygen permeation in a flexible multilayer resin bottle has a great influence on the flavor of the mayonnaise-like food that is the content. I found it. The conventional flexible multilayer resin bottle having the oxygen barrier resin layer as described above does not exhibit the high oxygen barrier property as in the present invention.
[0039]
The oxygen permeability of the flexible multilayer resin bottle in the present invention is set to 0.025 ml / day or less per 100 g of mayonnaise-like food in the bottle from the viewpoint of favorably maintaining the flavor of the mayonnaise-like food as the contents. Furthermore, the oxygen permeability is 0.020 ml / day or less per 100 g of mayonnaise-like food in the bottle, further 0.015 ml / day or less, further 0.012 ml / day or less, further 0.010 ml / day or less, It is preferably 0.07 ml / day or less.
[0040]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention concretely, this invention is not limited to this Example.
[0041]
Various flexible multilayer resin bottles with different oxygen permeability were filled and packaged with mayonnaise immediately after manufacture using mayonnaise manufacturing equipment, and after storage, a sensory evaluation test was performed using a panel. Filling / packaging uses commonly used industrial filling / packaging equipment, filling bottles with mayonnaise immediately after manufacture, replacing the headspace gas with nitrogen, and sealing the mouth with aluminum laminate film And then wrapped with an overlap film. This was placed in a cardboard box and stored in a dark place for 3 months under conditions of a temperature of 24 ° C. and a relative humidity of 78%, and then a sensory evaluation test using a panel of 30 people according to the scale shown in Table 1 below. Went. The sensory evaluation test was conducted by a so-called blind test in which the contents of the evaluation sample were not announced in advance. Then, the average value of the score was obtained and used as the evaluation result.
[0042]
[Table 1]

[0043]
The results are shown in Table 2 below. In Table 2, the comparative example is a conventionally used bottle, which is a three-layer bottle made of polyethylene as the main resin layer and a mixed resin of EVOH and polyethylene as the oxygen barrier resin layer. In the embodiment, as described above, the main resin layer is polyethylene, the oxygen barrier resin layer is only EVOH, and the bottle having the basic structure includes five layers in which the main resin layer and the oxygen barrier resin layer are bonded by the adhesive resin layer. It is. Moreover, the bottle of an Example is three types of bottles from which the oxygen permeability which changed the thickness of the oxygen barrier resin layer differs, and is evaluated as Examples 1-3. In addition, the measuring method of oxygen permeability was performed according to the method already described.
[0044]
[Table 2]

[0045]
From the above results, there is a correlation between the oxygen permeability of the flexible multilayer resin bottle measured by the method described above and the deterioration of the flavor of the mayonnaise-like food as the contents, and the oxygen permeability of the flexible multilayer resin bottle Has a great influence on the flavor.
[0046]
That is, by adopting a flexible multilayer resin bottle with low oxygen permeability by this measuring method and filling and sealing the mayonnaise-like food in the bottle, a bottled mayonnaise-like food with greatly improved flavor deterioration is provided. I understand that
[0047]
【Effect of the invention】
According to the present invention, the use of a flexible multilayer resin bottle with low oxygen permeability as a bottle of mayonnaise-like food in a bottle significantly suppresses deterioration over time due to oxidation of mayonnaise-like food and maintains a long flavor. Bottled mayonnaise-like food can be provided.

Claims

Blow molded bottled mayonnaise-like food, wherein the bottle is composed of at least a main resin layer / adhesive resin layer / oxygen barrier resin layer / adhesive resin layer / main resin layer in this order And
In addition, the total amount of the two main resin layers is 2.0 to 4.5 g per 100 g of the mayonnaise-like food and is made of polyethylene, and the oxygen barrier resin layer is 0.07 to 0.00 g per 100 g of the mayonnaise-like food . 35 g of an ethylene-vinyl alcohol copolymer,
The ethylene-vinyl alcohol copolymer has a vinyl alcohol residue ratio of 55% to 75%, and the total thickness of the main resin layer is 200 μm to 350 μm at the thinnest portion, and the thickness of the oxygen barrier resin layer is the most. The thin part is 8 μm to 20 μm,
The adhesive resin layer is composed of any of the resins listed below (1) to ( 6 ),
(1) Maleic acid-polyethylene copolymer:
(2) Maleic anhydride-polyethylene copolymer:
(3) Ethylene- (meth) acrylic acid copolymer:
(4) Metal salt of copolymer of (3):
(5) an ethylene-vinyl acetate copolymer: and (6) an ethylene-vinyl alcohol copolymer having a vinyl alcohol residue ratio of 25% or less ,
In addition, the oxygen permeability when the bottle opening is sealed is a temperature of 24 ° C., a relative humidity inside the bottle of 95%, a relative humidity outside the bottle of 76%, and a difference in oxygen partial pressure inside and outside the bottle of 1 atm. A mayonnaise-like food in a bottle in which the opening of the bottle is sealed, which is 0.025 ml / day or less per 100 g of the mayonnaise-like food.