JP5022393B2 - 利用者端末、利用者端末プログラム及び配信ツリーの接続切替方法 - Google Patents
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IP(Internet Protocol)ネットワークにおいて、放送型の動画配信サービスを効率よく行う方式として、IPマルチキャストがある。しかし、この方式では,通信事業者の専用ネットワークが必要であり、複数事業者を跨いだサービスが困難であった。
こうした背景から、通信事業者の専用のネットワークを必要とせず、複数事業者を跨いだ放送型の動画配信サービスを可能とするために、ピアツーピア技術を用いたコンテンツの分散配信技術が考案された。こうした技術はコンテンツを要求する端末同士で論理的なツリー(グループ)を作り、端末上で動作するアプリケーションソフトが相互にデータ転送を行うことによりマルチキャスト(一対多通信)を実現するものであり、例えば、特許文献1(図4及び図10、段落0038〜段落0040及び段落0084〜段落0089参照)に記載されたストリームデータ分散配信方法がある。
そのため、ノードである利用者端末は、当該利用者端末が現在参加している配信ツリーを離脱し、所望のコンテンツを配信する新たな配信ツリーに参加することでコンテンツ切り替えを実現することになる。
一方、接続要求を受けた上流側の端末である接続先端末として動作するときは、利用者端末は、接続受付手段によって、コンテンツの転送先となる下流側の利用者端末である転送先端末から送信された接続要求を受け付け、互いの接続を確立する。
接続先端末との接続を確立した利用者端末は、接続先端末編成情報取得手段によって、接続先端末自身がコンテンツの配信を受けるための編成情報である接続先端末編成情報の中の、少なくとも次の番組情報のコンテンツ識別情報を含む編成情報を取得する。
そして、利用者端末は、接続先切替判定手段によって、自端末編成情報取得手段によって取得した自端末編成情報の中の次の番組情報のコンテンツ識別情報と、接続先端末編成情報取得手段によって取得した接続先端末編成情報の中の次の番組情報のコンテンツ識別情報とを比較し、双方のコンテンツ識別情報が一致する場合に前記接続先端末との接続切替をしないと判定し、双方のコンテンツ識別情報が一致しない場合に前記接続先端末との接続切替をすると判定する。
ここで、接続先切替判定手段によって、接続先端末との接続切替をすると判定した場合は、自端末編成情報取得手段によって取得した自端末編成情報の次の番組情報における配信開始時刻において、利用者端末は、切断要求手段によって、接続先端末との接続を切断するとともに、接続要求手段によって、自端末編成情報の次の番組情報のコンテンツを配信する配信ツリーに属する利用者端末に接続要求をして、新たな接続先端末との接続を確立する。
一方、切断要求を受けた上流側の端末である接続先端末として動作するときは、利用者端末は、切断受付手段によって、転送先端末から送信された切断要求を受け付け、転送先端末との接続を切断する。
これによって、利用者端末は、現在コンテンツの配信を受けている接続先端末と、次に配信を受ける予定のコンテンツが同じ場合は、接続を切り替えずに、次の番組のコンテンツも、当該接続先端末から引き続き配信を受ける。一方、接続先端末と、次に配信を受ける予定のコンテンツが異なる場合のみ、現在の接続先端末から、次に配信を受けるコンテンツを配信する配信ツリーに属する他の利用者端末に接続を切り替えてコンテンツの配信を受ける。
一方、転送先端末として動作する利用者端末は、接続先端末編成情報取得手段によって、当該利用者端末にとっての接続先端末から、当該接続先端末の編成情報送信手段によって送信された当該接続先端末自身の編成情報を受信して、受信した編成情報から接続先端末における次の番組情報のコンテンツ識別情報を取得する。
これによって、接続が確立した利用者端末間で、直接に編成情報の送受信を行う。
これによって、各利用者端末は、編成情報サーバによって管理された編成情報の中から選択的に自端末編成情報を取得する。
利用者端末は、接続要求手段によって、接続先紹介要求手段で取得した接続先リストの中に含まれる端末識別情報によって識別される利用者端末に接続要求を送信する。
これによって、各利用者端末は、配信管理情報を管理する管理サーバからの接続先端末の紹介に従って新たな接続先と接続する。
一方、接続要求を受けた上流側の端末である接続先端末として動作するときは、利用者端末プログラムは、接続受付手段によって、コンテンツの転送先となる下流側の利用者端末である転送先端末から送信された接続要求を受け付け、互いの接続を確立する。
接続先端末との接続を確立すると、利用者端末プログラムは、接続先端末編成情報取得手段によって、接続先端末自身がコンテンツの配信を受けるための編成情報である接続先端末編成情報の中の、少なくとも次の番組情報のコンテンツ識別情報を含む編成情報を取得する。
そして、利用者端末プログラムは、接続先切替判定手段によって、自端末編成情報取得手段によって取得した自端末編成情報の中の次の番組情報のコンテンツ識別情報と、接続先端末編成情報取得手段によって取得した接続先端末編成情報の中の次の番組情報のコンテンツ識別情報とを比較し、双方のコンテンツ識別情報が一致する場合に前記接続先端末との接続切替をしないと判定し、双方のコンテンツ識別情報が一致しない場合に前記接続先端末との接続切替をすると判定する。
ここで、接続先切替判定手段によって、接続先端末との接続切替をすると判定した場合は、自端末編成情報取得手段によって取得した自端末編成情報の次番組情報における配信開始時刻において、利用者端末プログラムは、切断要求手段によって、接続先端末との接続を切断するとともに、接続要求手段によって、自端末編成情報の次の番組情報のコンテンツを配信する配信ツリーに属する利用者端末に接続要求をして、新たな接続先端末との接続を確立する。
一方、切断要求を受けた上流側の端末である接続先端末として動作するときは、利用者端末プログラムは、切断受付手段によって、転送先端末から送信された切断要求を受け付け、転送先端末との接続を切断する。
これによって、利用者端末プログラムは、現在コンテンツの配信を受けている接続先端末と、次に配信を受ける予定のコンテンツが同じ場合は、接続を切り替えずに、次の番組のコンテンツも、当該接続先端末から引き続き配信を受ける。一方、接続先端末と、次に配信を受ける予定のコンテンツが異なる場合のみ、現在の接続先端末から、次に配信を受けるコンテンツを配信する配信ツリーに属する他の利用者端末に接続を切り替えてコンテンツの配信を受ける。
一方、上流側の利用者端末である接続先端末として動作する利用者端末は、接続要求受付手段によって、第1接続要求受付ステップにおいて、自端末における転送先端末が、第1接続要求ステップで要求した接続要求を受け付ける。
これによって、利用者端末は、互いの接続が確立し、上流側の利用者端末から下流側の利用者端末へコンテンツの転送ができるようになる。
次に、利用者端末は、接続先端末編成情報取得手段によって、接続先端末編成情報取得ステップにおいて、第1接続要求ステップで接続した他の利用者端末である接続先端末における編成情報である接続先端末編成情報の中の、少なくとも次の番組情報のコンテンツ識別情報を含む編成情報を取得する。
そして、利用者端末は、接続先切替判定手段によって、接続先切替判定ステップにおいて、自端末編成情報取得ステップで取得した自端末編成情報の中の次の番組情報のコンテンツ識別情報と、接続先端末編成情報取得ステップで取得した接続先端末編成情報の中の次の番組情報のコンテンツ識別情報とを比較し、双方のコンテンツ識別情報が一致する場合に接続先端末との接続切替をしないと判定し、双方のコンテンツ識別情報が一致しない場合に前記接続先端末との接続切替をすると判定する。
利用者端末は、接続先切替判定ステップで接続先端末との接続切替をすると判定した場合は、切断要求手段によって、自端末編成情報取得ステップで取得した自端末編成情報の次の番組情報における配信開始時刻に、切断要求ステップにおいて、接続先端末に、当該接続先端末との接続の切断を要求する。
一方、接続先端末として動作する利用者端末は、切断要求受付手段によって、切断要求受付ステップにおいて、自端末における転送先端末が切断要求ステップで要求した切断要求を受け付ける。
これによって、利用者端末は、互いの接続を切断する。
続いて、利用者端末は、接続要求手段によって、第2接続要求ステップにおいて、自端末編成情報における次の番組のコンテンツを配信する配信ツリーに属する他の利用者端末に接続を要求する。
一方、接続先端末として動作する利用者端末は、接続要求受付手段によって、第2接続要求受付ステップにおいて、自端末における転送先端末が第2接続要求ステップで要求した接続要求を受け付ける。
これによって、利用者端末は、互いの接続が確立し、下流側の利用者端末は、新たな接続先端末から次番組情報のコンテンツの配信を受ける。
請求項2に記載の発明によれば、接続が確立した利用者端末間で、直接に編成情報の送受信を行うため、全利用者端末の編成情報を管理する専用サーバを設ける必要がなく、番組切替時において、そのような専用サーバに利用者端末からの制御メッセージが集中することがないため、回線負荷の増大を防ぐことができる。
請求項3に記載の発明によれば、各利用者端末は、編成情報サーバによって管理された編成情報の中から選択的に自端末編成情報を取得するため、所望の編成情報を速やかに取得することができる。
請求項4に記載の発明によれば、各利用者端末は、配信管理情報を管理する管理サーバからの接続先端末の紹介に従って新たな接続先と接続するため、適切な接続先端末との接続を迅速に確立することができる。
まず、図1を参照して,本発明に係る利用者端末4を含むコンテンツ配信システムSの構成について説明する。
なお、図1においては、管理サーバ1、編成情報サーバ2、コンテンツ配信サーバ3を個別の機器として記載しているが、一つの機器に全ての機能を具備するように構成してもよい。
ここで、図2を参照(適宜図1参照)して、本実施形態における編成情報Hの構成について説明する。
ここで、図3を参照(適宜図1参照)して、本実施形態における配信管理情報Khの構成について説明する。
端末識別情報TIDは、コンテンツ配信サーバ3及び利用者端末4を識別する情報であり、例えば、IPアドレスやポート番号を用いることができる。
また、接続先リストは、利用者端末4の接続先の候補となるコンテンツ配信サーバ3及び利用者端末4のリストであり、利用者端末4が要求するコンテンツ識別情報CIDに対応する端末識別情報TIDを一つ以上含むリストである。
図4に示したように、利用者端末4は、通信I/F(インターフェース)10と、自端末編成情報取得手段11と、接続先切替判定手段12と、接続先切替手段13と、接続受付手段17と、切断受付手段18と、接続先端末編成情報取得手段19と、接続管理情報送信手段20と、記憶手段21と、コンテンツデータ転送手段22と、コンテンツバッファ23と、コンテンツ再生手段24と、から構成されている。また、接続先切替手段13は、接続先紹介要求手段14と、接続要求手段15と、切断要求手段16と、から構成されている。
一方、接続要求手段15は、接続先候補端末4B’から接続を拒否する接続拒否CNGを受信した場合は、接続先リストLから他の利用者端末を接続先候補端末4B’として選択し、新たに選択した接続先候補端末4B’へ接続要求RQCを送信し、接続の確立を試みる。
接続先切替判定手段12は、コンテンツ識別情報CIDA nextとコンテンツ識別情報CIDB nextとが一致する場合は、接続を切断しない(接続を維持する)と判定し、一致しない場合は接続を切断すると判定する。
ここで、トポロジ情報Tとは、利用者端末がコンテンツの配信を受ける上流側の他の利用者端末である接続先端末4Bの端末識別情報である接続先端末識別情報TIDBと、当該利用者端末が受信したコンテンツを転送する下流側の他の利用者端末である転送先端末4Cの端末識別情報である転送先端末識別情報TIDCとから構成される、他の利用者端末の接続関係を示す情報である。
コンテンツ再生手段24は、再生したコンテンツデータCDTを不図示の液晶ディスプレイなどの画像表示手段やスピーカなどの音声再生手段に出力して視聴可能に再生する。
図5に示した例では、コンテンツ配信サーバ31〜33をそれぞれの配信元とする3つの配信グループ301〜303の一つに、新規の利用者端末4xが参加する場合を示している。
編成情報サーバ2は、保持している複数の編成情報Hの中から新規利用者端末4xの属する地域や趣味嗜好などの情報を元に好適な編成情報Hを当該新規利用者端末4xに返信して提供する。あるいは、編成情報サーバ2が保持する複数の編成情報HをWEBページのような形式で提示し、新規利用者端末4xに選択させてもよい。新規利用者端末4xは、編成情報サーバ2から編成情報Hを受信し、受信した編成情報Hを自端末編成情報HAとして記憶手段21に記憶する。
接続先候補端末4B’(43)は、受け付け不可能である場合は、接続拒否CNGを新規利用者端末4xに返信し、接続拒否CNGを受信した新規利用者端末4xは、接続先リストLから他の利用者端末を接続先候補端末4B’として選択して、選択した新たな接続先候補端末4B’に接続要求RQCを送信する。
一方で、新規利用者端末4xの接続を受け付けた接続先候補端末4B’(43)は、コンテンツの転送先となる新規利用者端末4xの端末識別情報TIDを、トポロジ情報Tの転送先端末識別情報TIDCとして接続先候補端末4B’(43)の記憶手段21に記憶する。
ここで、利用者端末41〜414は、図7に示した2種類の編成情報H1及び編成情報H2の何れか一つを自端末の編成情報として保持しているものとする。また、●で示した利用者端末42,43,45,47,48,412が編成情報H1を保持し、○で示した利用者端末41,44,46,49,410,411,413,414が編成情報H2を保持していることを表しており、下段の利用者端末が上段の利用者端末を接続先端末として接続しているものとする。
接続先候補端末4B’(43)は、受け付け不可能な場合は(ステップS23でNo)、接続受付手段17によって、接続拒否CNGを新規利用者端末4xに返信する(ステップS24;接続要求受付ステップ)。
このとき、利用者端末43は、新規利用者端末4x以外に、既に接続が確立している転送先端末4Cがある場合は、接続が確立しているすべての転送先端末4Cに対してコンテンツデータCDTを転送する。
自端末編成情報HAの次の番組情報BA nextのコンテンツ識別情報CIDA nextと接続先端末編成情報HBの次の番組情報BB nextのコンテンツ識別情報CIDB nextとが一致している場合(ステップS55でYes)は、各利用者端末41〜414は、接続先の切り替えを行わず接続先端末4Bとの接続をそのまま維持して(ステップS56)処理を終了する。
図11においては、コンテンツ識別情報CID(コンテンツID)=“0001”のコンテンツを配信する配信ツリーの上流側の利用者端末(接続先端末4B)41〜414と接続していた各利用者端末41〜414が、番組切替時に次に配信されるコンテンツ識別情報CID(コンテンツID)=“1002”のコンテンツを配信する配信ツリーに属する利用者端末(接続先候補端末4B’)に接続切替する場合を例として説明する。
なお、図11における利用者端末(自端末)の処理が、図10におけるステップS57の接続先切替処理に相当する。
管理サーバ1は、配信管理情報Khから、ステップS106で抽出したコンテンツ識別情報CID(コンテンツID=“1002”)のコンテンツを配信する配信ツリーに所属する利用者端末41〜414(及び不図示利用者端末も含む)の端末識別情報TIDを抽出し(ステップS107)、接続先リストLとして接続先紹介要求RQLを送信してきた利用者端末41〜414に送信する(ステップS108)。
図12において、※印を付した利用者端末41、42、43、46、411は、自端末の次の番組情報BA nextのコンテンツ識別情報CIDA nextと、それぞれの端末における接続先端末4Bの次番組のコンテンツ識別情報CIDB nextとが一致しないため、接続先切替処理を行った端末であり、もともとの接続先(破線で表示)から実線で示す接続先に接続を切り替えた様子を表している。
2 編成情報サーバ
3、31〜33 コンテンツ配信サーバ
4、41〜414、4x 利用者端末
4B 接続先端末
4C 転送先端末
5 ネットワーク
10 通信I/F
11 自端末編成情報取得手段
12 接続先切替判定手段
13 接続先切替手段
14 接続先紹介要求手段
15 接続要求手段
16 切断要求手段
17 接続受付手段
18 切断受付手段
19 接続先端末編成情報取得手段
20 接続管理情報送信手段(編成情報送信手段)
21 記憶手段
22 コンテンツデータ転送手段
23 コンテンツバッファ
24 コンテンツ再生手段
30、301〜303 配信グループ
B1〜B3、B1 1〜B1 3、B2 1〜B2 3、BA now、BA next、BB now、BB next 番組情報
C コンテンツ
CDT コンテンツデータ
CID、CIDA now、CIDA next、CIDB now、CIDB next コンテンツ識別情報(コンテンツID)
CTM、CTMA now、CTMA next、CTMB now、CTMB next 配信開始時刻
H、H1、H2 編成情報
HA 自端末編成情報
HB 接続先端末編成情報
Kh 配信管理情報
Ks 接続管理情報
S コンテンツ配信システム
T トポロジ情報
TID 端末識別情報
TIDA 自端末識別情報
TIDB 接続先端末識別情報
TIDC 転送先端末識別情報
Claims (6)
- コンテンツの配信元であるコンテンツ配信サーバを頂点として、複数の利用者端末が階層的に接続した配信ツリーを構成してコンテンツを配信するコンテンツ配信システムにおいて、コンテンツを識別するコンテンツ識別情報と当該コンテンツの配信開始時刻とを含む番組情報の集合である編成情報に基づいて、現在配信されている番組情報の次の番組情報におけるコンテンツ識別情報と当該コンテンツの配信開始時刻とに基づくコンテンツの配信を受ける際に、前記配信ツリーにおける階層的な接続状態を切り替える利用者端末であって、
当該利用者端末自身である自端末が前記コンテンツの配信を受ける編成情報である自端末編成情報を取得する自端末編成情報取得手段と、
前記自端末が前記自端末編成情報に基づいてコンテンツの配信を受けるために、当該コンテンツを配信する配信ツリーに属する利用者端末に接続を要求する接続要求手段と、
前記接続要求手段によって接続した利用者端末である接続先端末に、当該接続先端末との接続の切断を要求する切断要求手段と、
前記接続先端末の編成情報である接続先端末編成情報の中の、少なくとも次の番組情報のコンテンツ識別情報を含む編成情報を取得する接続先端末編成情報取得手段と、
前記接続先端末から配信を受けたコンテンツの転送先の利用者端末である転送先端末の前記接続要求手段からの接続要求を受け付ける接続受付手段と、
前記転送先端末の前記切断要求手段からの切断要求を受け付ける切断受付手段と、
前記自端末編成情報取得手段によって取得した自端末編成情報の中の次の番組情報のコンテンツ識別情報と、前記接続先端末編成情報取得手段によって取得した前記接続先端末編成情報の中の次の番組情報のコンテンツ識別情報とを比較し、双方のコンテンツ識別情報が一致する場合に前記接続先端末との接続切替をしないと判定し、双方のコンテンツ識別情報が一致しない場合に前記接続先端末との接続切替をすると判定する接続先切替判定手段と、を備え、
前記接続先切替判定手段によって前記接続先端末との接続切替をすると判定した場合は、前記自端末編成情報取得手段によって取得した自端末編成情報の次の番組情報における配信開始時刻において、
前記切断要求手段が、前記接続先端末との接続を切断するとともに、
前記接続要求手段が、前記自端末編成情報の次の番組情報のコンテンツを配信する配信ツリーに属する利用者端末に接続要求をすることを特徴とする利用者端末。 - 更に、前記自端末編成情報取得手段によって取得した自端末編成情報の中の、少なくとも次の番組情報のコンテンツ識別情報を含む編成情報を、自端末が受信したコンテンツを転送する下流側の利用者端末である転送先端末に送信する編成情報送信手段を備え、
前記接続先端末編成情報取得手段は、前記接続先端末から、当該接続先端末の前記編成情報送信手段によって送信された当該接続先端末の編成情報を受信して、受信した当該編成情報から前記接続先端末における次の番組情報のコンテンツ識別情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の利用者端末。 - 複数種類の前記編成情報を保有し、前記利用者端末から編成情報を要求する編成情報要求を受信し、当該編成情報要求を送信した利用者端末に前記複数の編成情報の何れか一つを送信する編成情報サーバに接続し、
前記自端末編成情報取得手段は、前記編成情報サーバに前記編成情報要求を送信するとともに、前記編成情報サーバから返信される編成情報を受信して、受信した編成情報を自端末編成情報として取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の利用者端末。 - 前記コンテンツ識別情報と、当該コンテンツ識別情報によって識別されるコンテンツの配信ツリーを構成する前記利用者端末を識別する端末識別情報とを対応づけた配信管理情報を保有し、前記利用者端末から前記コンテンツ識別情報によって識別されるコンテンツの配信を受けるための接続先端末の紹介を要求する当該コンテンツ識別情報を含む接続先紹介要求を受信し、当該接続先紹介要求を送信した利用者端末に、前記配信管理情報の中から当該接続先紹介要求に含まれるコンテンツ識別情報に対応する端末識別情報のリストである接続先リストを送信する管理サーバに接続し、
前記管理サーバに、前記コンテンツ識別情報を含む接続先紹介要求を送信するとともに、前記管理サーバから返信される前記接続先リストを取得する接続先紹介要求手段を更に備え、
前記接続要求手段は、前記接続先紹介要求手段によって取得した接続先リストの中に含まれる端末識別情報によって識別される利用者端末に接続要求を送信することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の利用者端末。 - コンテンツの配信元であるコンテンツ配信サーバを頂点として、複数の利用者端末が階層的に接続した配信ツリーを構成してコンテンツを配信するコンテンツ配信システムにおいて、コンテンツを識別するコンテンツ識別情報と当該コンテンツの配信開始時刻とを含む番組情報の集合である編成情報に基づいて、現在配信されている番組情報の次の番組情報におけるコンテンツ識別情報と当該コンテンツの配信開始時刻とに基づくコンテンツの配信を受ける際に、前記配信ツリーにおける階層的な接続状態を切り替えるために、コンピュータを、
当該利用者端末自身である自端末が前記コンテンツの配信を受ける編成情報である自端末編成情報を取得する自端末編成情報取得手段、
前記自端末が前記自端末編成情報に基づいてコンテンツの配信を受けるために、当該コンテンツを配信する配信ツリーに属する利用者端末に接続を要求する接続要求手段、
前記接続要求手段によって接続した利用者端末である接続先端末に、当該接続先端末との接続の切断を要求する切断要求手段、
前記接続先端末の編成情報である接続先端末編成情報の中の、少なくとも次の番組情報のコンテンツ識別情報を含む編成情報を取得する接続先端末編成情報取得手段、
前記接続先端末から配信を受けたコンテンツの転送先の利用者端末である転送先端末の前記接続要求手段からの接続要求を受け付ける接続受付手段、
前記転送先端末の前記切断要求手段からの切断要求を受け付ける切断受付手段、
前記自端末編成情報取得手段によって取得した自端末編成情報の中の次の番組情報のコンテンツ識別情報と、前記接続先端末編成情報取得手段によって取得した前記接続先端末編成情報の中の次の番組情報のコンテンツ識別情報とを比較し、双方のコンテンツ識別情報が一致する場合に前記接続先端末との接続切替をしないと判定し、双方のコンテンツ識別情報が一致しない場合に前記接続先端末との接続切替をすると判定する接続先切替判定手段、として機能させ、
前記接続先切替判定手段によって前記接続先端末との接続切替をすると判定した場合は、前記自端末編成情報取得手段によって取得した自端末編成情報の次の番組情報における配信開始時刻において、
前記切断要求手段が、前記接続先端末との接続を切断するとともに、
前記接続要求手段が、前記自端末編成情報の次の番組情報のコンテンツを配信する配信ツリーに属する利用者端末に接続要求をすることを特徴とする利用者端末プログラム。 - コンテンツの配信元であるコンテンツ配信サーバを頂点として、複数の利用者端末が階層的に接続した配信ツリーを構成してコンテンツを配信するコンテンツ配信システムにおいて、コンテンツを識別するコンテンツ識別情報と当該コンテンツの配信開始時刻とを含む番組情報の集合である編成情報に基づいて、現在配信されている番組情報の次の番組情報におけるコンテンツ識別情報と当該コンテンツの配信開始時刻とに基づくコンテンツの配信を受ける際に、前記配信ツリーにおける前記利用者端末の階層的な接続状態を切り替える配信ツリーの接続切替方法であって、
他の利用者端末からコンテンツの転送を受ける下流側の利用者端末である転送先端末として動作する前記利用者端末は、
自端末編成情報取得手段によって、当該利用者端末自身である自端末が前記コンテンツの配信を受ける編成情報である自端末編成情報を取得する自端末編成情報取得ステップと、
接続要求手段によって、前記自端末が前記自端末編成情報取得ステップにおいて取得した自端末編成情報に基づく番組のコンテンツの配信を受けるために、当該コンテンツを配信する配信ツリーに属する利用者端末に接続を要求する第1接続要求ステップと、
接続先端末編成情報取得手段によって、前記第1接続要求ステップにおいて接続した他の利用者端末である接続先端末における編成情報である接続先端末編成情報の中の、少なくとも次の番組情報のコンテンツ識別情報を含む編成情報を取得する接続先端末編成情報取得ステップと、
接続先切替判定手段によって、前記自端末編成情報取得ステップにおいて取得した自端末編成情報の中の次の番組情報のコンテンツ識別情報と、前記接続先端末編成情報取得ステップにおいて取得した前記接続先端末編成情報の中の次の番組情報のコンテンツ識別情報とを比較し、双方のコンテンツ識別情報が一致する場合に前記接続先端末との接続切替をしないと判定し、双方のコンテンツ識別情報が一致しない場合に前記接続先端末との接続切替をすると判定する接続先切替判定ステップと、を順次実行し、
前記利用者端末は、前記接続先切替判定ステップにおいて、前記接続先端末との接続切替をすると判定した場合は、前記自端末編成情報取得ステップにおいて取得した自端末編成情報の次の番組情報における配信開始時刻において、
切断要求手段によって、前記接続先端末に、当該接続先端末との接続の切断を要求する切断要求ステップと、
前記接続要求手段によって、前記自端末編成情報における次の番組のコンテンツを配信する配信ツリーに属する他の利用者端末に接続を要求する第2接続要求ステップと、を順次実行するとともに、
上流側の利用者端末である接続先端末として動作する前記利用者端末は、
接続要求受付手段によって、前記転送先端末によって前記第1接続要求ステップにおいて要求された接続要求を受け付ける第1接続要求受付ステップと、
切断要求受付手段によって、前記転送先端末によって前記切断要求ステップにおいて要求された切断要求を受け付ける切断要求受付ステップと、
前記接続要求受付手段によって、前記転送先端末によって前記第2接続要求ステップにおいて要求された接続要求を受け付ける第2接続要求受付ステップと、を実行することを特徴とする配信ツリーの接続切替方法。
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