JP5020386B2 - データ処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

データ処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、データ処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格に準拠したCEC(Consumer Electronics Control)フレームフォーマットに基づく処理を実施する構成が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
この特許文献1には、ソース装置とシンク装置を有する無線通信システムが開示されている。ソース装置は、コントローラと、ROMと、RAMと、DVDプレーヤと、CECコントローラと、無線送受信回路と、アンテナとを備えている。シンク装置は、コントローラと、ROMと、スピーカと、ディスプレイと、CECコントローラと、無線送受信回路と、アンテナと、RAMと、音声信号及び映像信号処理回路とを備えている。
シンク装置は、ソース装置から無線パケットを受信した後、受信されたCECフレームデータに含まれる送信先のロジカルアドレスがシンク装置の自局論理アドレスと一致する場合、ソース装置に無線ACKパケットを無線送信する。このように、特許文献1が開示するソース装置、シンク装置は、CEC機器、CECコントローラ、無線送受信回路が一体構成(以下、一体型と称す)のため、ソース装置またはシンク装置内では無線送受信回路は自局論理アドレスを容易に認識することができる。
また、特許文献1には、ソース装置、シンク装置が無線送受信回路と別体になった構成(以下、別体型と称す)も開示されている。
一方、特許文献2には、有線CECネットワーク内に無線システムが介在した場合に、各CEC機器がCEC通信する上で欠かせないロジカルアドレスを重複無く取得する手法が述べられている。
また、特許文献3に開示されている構成では、ネットワーク1とネットワーク2との中継装置において、ネットワーク1の端末1のアドレスと同一のアドレスがネットワーク2の端末2に存在する場合に、端末2のデフォルトアドレスの変更をせずに、ネットワーク1の端末1とネットワーク2の端末2が正常に通信する手段として、以下の内容が記載されている。すなわち、ネットワーク2の端末2のアドレスを他のアドレスに置換した置換後のアドレスをネットワーク2に実在するアドレスと関連付けて記憶し、ネットワーク1の端末1が置換後のネットワーク2の端末2を宛先とするパケットを送信したときに、中継装置は置換後のアドレスに関連付けられたネットワーク2の端末2へ送信することと、その際に置換後のアドレスに関連付けられたネットワーク2に実在するアドレスに宛先アドレスを置換してパケットを送信することと、が記載されている。
特開2008−109711号公報 特開2008−295069号公報 特開2008−148243号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような一体型の場合、シンク装置が複数のときには全てのシンク装置に無線送受信回路を設ける必要があり、各シンク装置の構成が複雑になってしまうという問題点がある。
また、一体型によると、ソース側のCEC信号ラインからソース側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置がシンク側のCEC信号ライン向けCEC信号を受信した際に、ソース側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置は受信した前記CEC信号無線データパケットに変換し、シンク側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置に転送し、前記シンク側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置から無線ACKパケットを受信したときに前記シンク側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置がソース側のCEC信号ラインにACK信号を返送することが記載されている。しかし、このような方法ではCEC信号により特定されるシンク側のCEC機器が応答する以前にACK信号を返送するため、シンク側のCEC機器の論理アドレスが未確認の状態で応答することになるという課題がある。
一方、特許文献1に記載のような別体型の場合、CEC機器の論理アドレスを確認するためのインターフェースが必要になる。インターフェースの方法としては、CEC信号ラインを介してCEC機器に接続された無線送受信回路が考えられる。この場合、他の無線送受信回路から無線パケットを受信した無線送受信回路は、受信されたCECフレームデータに含まれる送信先のロジカルアドレスが、そのCEC信号ラインに接続されるCEC機器のロジカルアドレスと一致するかを確認するために、受信した無線パケットをCEC信号に変換してそのCEC信号ラインに転送する必要がある。このCEC信号に対してACK信号が返信された場合、この無線送受信回路は他の無線送受信回路に無線ACKパケットを無線送信する。
しかし、このようにするとシンク装置側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置は、他の無線送受信装置から無線パケットを受信すると、受信した無線パケットをCEC信号に変換してシンク側のCEC信号ラインに送信する。このCEC信号に対してACK信号が返信された場合、無線送受信装置は他の無線送受信装置に無線ACKパケットを無線送信する。
このように手順が長くなるため、応答性が悪くなるという問題点がある。
さらに、他の無線送受信装置がソース側のCEC信号ラインに接続され、ソース側のCEC信号ラインからシンク側のCEC信号ライン向けのCEC信号がCEC信号ラインに送信された場合は、さらに手順が増えることになる。すなわち、ソース側のCEC信号ラインにCEC信号が送信されると、ソース側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置はこのCEC信号を無線パケットに変換してシンク側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置に無線送信する。シンク側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置は、この無線パケットを受信すると、受信した無線パケットをCEC信号に変換してシンク側のCEC信号ラインに送信する。このCEC信号に対してACK信号が返信された場合、シンク側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置はソース側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置に無線ACKパケットを無線送信する。ソース側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置は、この無線ACKパケットを受信すると、最初にソース側のCEC信号ラインで受信したCEC信号の再送を待って、再送されたCEC信号に対してACK信号を返信する。このように応答性が悪くなることに加えて、ソース側のCEC信号ラインからシンク側のCEC信号ライン向けのCEC信号を最初に送信したCEC機器は、最初に送信したCEC信号に対してACK信号が返信されないため、12msec以上待ってCEC信号を再送する。しかし、所定回数CEC信号を再送してもACK信号が返信されない場合、そのCEC信号は廃棄される。したがって、ソース側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置が最初のCEC信号に対する無線ACKパケットを受信しても、この無線ACKパケットを受信時点でそのCEC信号は廃棄されていると、ソース側のCEC信号ラインにACK信号を返信することができなくなってしまうという問題点もある。
このような問題点は、無線送受信装置間のデータパケット通信のみのものではない。
第1CEC信号ラインと、第1CEC信号ラインには接続されない第2CEC信号ラインがあるとき、第1CEC信号ラインに送信されたCEC信号を第2CEC信号ラインに転送するために、第1CEC信号ラインに接続された第1の送受信装置と第2CEC信号ラインに接続された第2の送受信装置の間での通信を実行する際に共通して発生する問題点である。第1の送受信装置と第2の送受信装置間の通信ラインはCEC信号ラインとは異なる、無線通信、光通信、その他の有線通信が考えられる。
また、特許文献2に開示されている構成では、各CEC機器のロジカルアドレスを管理する装置が各機器を認識するためのタイミングが、各機器が新規に接続されフィジカルアドレスとロジカルアドレスを取得した場合であり、かつ、自主的にレポートフィジカルアドレスコマンドを送信したときであり、限定的である。このため、ロジカルアドレスリストの管理機器の電源が後から投入された場合には、このレポートフィジカルアドレスコマンドが取得できない可能性がある。
以上のことから、ユーザが各機器を設置し、接続・各機器を起動する順番が規制されてしまい非常に手間がかかるという課題と、上記特許文献2の解決課題である重複無くロジカルアドレスを割り振ることができない可能性があるという課題を有している。
また、特許文献3に記載されている構成では、上記置換後のアドレスは、ネットワーク2の端末2がネットワーク1側で仮にアドレスを取得するとした場合に取得可能なものが特定手段であり、すなわちネットワーク1側での未使用アドレスが対象であることが想像できる。しかしながらこのことは、例えばネットワーク2に“アドレス1”が存在し、ネットワーク1に“アドレス1”が存在しない場合には、置換後のアドレスとして“アドレス1”を特定してしまい、更なるアドレス重複、すなわち、ネットワーク2の既存アドレスと置換後のアドレスの重複を起こしてしまう可能性があるという課題を有していた。また、特許文献3では、置換後のアドレスを導き特定するまでの方法・手順や、置換後のアドレスと実在するアドレスと関連付けて記憶する置換用テーブルの作成方法・手順が、ネットワーク管理者等のユーザによるGUI等を使用したマニュアルによる設定例は述べられてはいるが、自動選択・自動生成に関する具体的な内容は明記されておらず、不明確である。
そして前記アドレスとは、主に特許文献3においてはIPアドレスであり、置換後のアドレスとして新たに割り当てる値は、既存のアドレス値から単純にプラス1(インクリメント)した値を用いることが、一般的であり一番容易である。しかしながら、HDMI CECにおける通信用のアドレスは、機器の製品カテゴリーにより取得することが可能なアドレスが定められており、未使用かつ製品カテゴリーに一致する必要があり、更に判断処理を有する必要がある為、HDMI CEC通信プロトコルに適用した場合では、本来取得するべきではないアドレスを置換後のアドレスとして取得してしまう可能性があるという課題を有していた。
また、特許文献3において、ネットワーク1の端末1からネットワーク2の端末2が通信を行う場合には、ネットワーク1の端末1は通信パケットにおける、通信先であるネットワーク2の端末2の送信先アドレスを設定する為に、置換用テーブルを記憶している中継装置に、問い合わせる事前通信処理を必要とする為、実際に通信するまでの手順が多く無駄な時間を消費するとともに複雑になり、煩わしいという課題を有していた。
本発明の目的は、構成の複雑化を招くことなく、第1機器から送信される処理データに対するACK応答を応答性よく受信可能であり、かつ、処理データを複数の第2機器のうち所定の第2機器へ適切に送信可能なデータ処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。また、本発明の他の目的は、有線CECネットワーク内に無線システムが介在した場合でのロジカルアドレスの重複を防ぐことが本質ではなく、前述した課題を克服し、ユーザが意識することなく各機器がCEC通信を円滑に実施することが可能なデータ処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。また、本発明の他の目的は、ユーザが意識することなく各機器がCEC通信を円滑に実施する為の一つの手法として、CEC機器で構成される全体ネットワークにおいてやむおえず、CEC機器のロジカルアドレスが重複してしまった場合であっても、前述した課題を克服するとともに、アドレス置換処理をユーザの手を煩わすことなく迅速に行うデータ処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
本発明のデータ処理装置は、第2機器に接続されたデータ転送装置、および、複数の第1機器に接続され、前記複数の第1機器のうちのいずれか一つの第1機器からCECフレームデータを受信して、前記いずれか一つ以外の第1機器または前記第2機器に送信するデータ処理装置であって、前記CECフレームデータは、前記第1機器で設定された機器情報である第1機器情報または前記第2機器で設定された機器情報である第2機器情報に基づき生成されたものであり、送信先の機器を特定する機器情報と、当該送信先の機器に対するコマンドを表すコマンド情報と、を有し、前記機器情報の内容は、機器の種別ごとにあらかじめ設定されている複数の内容のうちのいずれか一つに設定されており、前記第1機器情報、当該第1機器情報を異なる内容に再設定する旨を指示する第1リセットコマンドを前記第1機器が認識可能か否かを示す第1認識可否情報、および、前記第2機器情報を記憶する処理側記憶部と、前記第1機器での前記第1機器情報の設定に応じて前記処理側記憶部の第1機器情報を更新するとともに、前記処理側記憶部の第2機器情報を前記データ転送装置で更新された第2機器情報に更新する処理側機器情報更新部と、前記処理側記憶部に前記第2機器情報と同一の前記第1機器情報が存在する場合において、前記第1認識可否情報に基づき当該第1機器情報に対応する第1機器が第1リセットコマンドを認識可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信し、前記第1リセットコマンドを認識不可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信しない第1リセットコマンド作成部と、前記処理側記憶部に記憶された情報に基づいて、前記CECフレームデータの機器情報が前記第1機器情報と同一の場合には、前記CECフレームデータを前記第1機器に送信し、第2機器情報と同一の場合には、前記データ転送装置を介して前記第2機器へ送信する処理側データ送信部と、前記処理側記憶部の第1機器情報を前記データ転送装置に送信する処理側機器情報送信部と、を具備したことを特徴とする。
本発明のデータ処理システムは、複数の第1機器に接続されたデータ処理装置と、このデータ処理装置および第2機器に接続されたデータ転送装置とを具備し、前記データ処理装置にて、前記複数の第1機器のうちのいずれか一つの第1機器からCECフレームデータを受信して、前記いずれか一つ以外の第1機器または前記第2機器に送信するデータ処理システムであって、前記CECフレームデータは、前記第1機器で設定された機器情報である第1機器情報または前記第2機器で設定された機器情報である第2機器情報に基づき生成されたものであり、送信先の機器を特定する機器情報と、当該送信先の機器に対するコマンドを表すコマンド情報と、を有し、前記機器情報の内容は、機器の種別ごとにあらかじめ設定されている複数の内容のうちのいずれか一つに設定されており、前記データ処理装置は、前記第1機器情報、当該第1機器情報を異なる内容に再設定する旨を指示する第1リセットコマンドを前記第1機器が認識可能か否かを示す第1認識可否情報、および、前記第2機器情報を記憶する処理側記憶部と、前記第1機器での前記第1機器情報の設定に応じて前記処理側記憶部の第1機器情報を更新するとともに、前記処理側記憶部の第2機器情報を前記データ転送装置で更新された第2機器情報に更新する処理側機器情報更新部と、前記処理側記憶部に前記第2機器情報と同一の前記第1機器情報が存在する場合において、前記第1認識可否情報に基づき当該第1機器情報に対応する第1機器が第1リセットコマンドを認識可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信し、前記第1リセットコマンドを認識不可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信しない第1リセットコマンド作成部と、前記処理側記憶部に記憶された情報に基づいて、前記CECフレームデータの機器情報が前記第1機器情報と同一の場合には、前記CECフレームデータを前記第1機器に送信し、第2機器情報と同一の場合には、前記データ転送装置を介して前記第2機器へ送信する処理側データ送信部と、前記処理側記憶部の第1機器情報を前記データ転送装置に送信する処理側機器情報送信部と、を備え、前記データ転送装置は、前記第1機器情報、前記第2機器情報、および、当該第2機器情報を異なる内容に再設定する旨を指示する第2リセットコマンドを前記第2機器が認識可能か否かを示す第2認識可否情報を記憶する転送側記憶部と、前記第2機器での前記第2機器情報の設定に応じて前記転送側記憶部の第2機器情報を更新するとともに、前記転送側記憶部の第1機器情報を前記データ処理装置から送信される第1機器情報に更新する転送側機器情報更新部と、前記転送側記憶部に前記第1機器情報と同一の第2機器情報が存在する場合において、前記第2認識可否情報に基づき当該第2機器情報に対応する第2機器が第2リセットコマンドを認識可能であると判断した場合、当該第2機器に第2リセットコマンドを送信し、前記第2リセットコマンドを認識不可能であると判断した場合、当該第2機器に第2リセットコマンドを送信しない第2リセットコマンド作成部と、前記転送側記憶部に記憶された情報に基づいて、前記CECフレームデータの機器情報が前記第2機器情報と同一の場合には、前記CECフレームデータを前記第2機器に送信する転送側データ送信部と、前記転送側記憶部の第2機器情報を前記データ処理装置に送信する転送側機器情報送信部と、を備えたことを特徴とする。
本発明のデータ処理方法は、第2機器に接続されたデータ転送装置、および、複数の第1機器に接続されたコンピュータにより、前記複数の第1機器のうちのいずれか一つの第1機器からCECフレームデータを受信して、前記いずれか一つ以外の第1機器または前記第2機器に送信するデータ処理方法であって、前記CECフレームデータは、前記第1機器で設定された機器情報である第1機器情報または前記第2機器で設定された機器情報である第2機器情報に基づき生成されたものであり、送信先の機器を特定する機器情報と、当該送信先の機器に対するコマンドを表すコマンド情報と、を有し、前記機器情報の内容は、機器の種別ごとにあらかじめ設定されている複数の内容のうちのいずれか一つに設定されており、前記コンピュータは、前記第1機器情報、当該第1機器情報を異なる内容に再設定する旨を指示する第1リセットコマンドを前記第1機器が認識可能か否かを示す第1認識可否情報、および、前記第2機器情報を記憶する処理側記憶部を備え、前記第1機器での前記第1機器情報の設定に応じて前記処理側記憶部の第1機器情報を更新するとともに、前記処理側記憶部の第2機器情報を前記データ転送装置で更新された第2機器情報に更新する処理側機器情報更新ステップと、前記処理側記憶部に前記第2機器情報と同一の前記第1機器情報が存在する場合において、前記第1認識可否情報に基づき当該第1機器情報に対応する第1機器が第1リセットコマンドを認識可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信し、前記第1リセットコマンドを認識不可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信しない第1リセットコマンド作成ステップと、前記処理側記憶部に記憶された情報に基づいて、前記CECフレームデータの機器情報が前記第1機器情報と同一の場合には、前記CECフレームデータを前記第1機器に送信し、第2機器情報と同一の場合には、前記データ転送装置を介して前記第2機器へ送信する処理側データ送信ステップと、前記処理側記憶部の第1機器情報を前記データ転送装置に送信する処理側機器情報送信ステップと、を実施することを特徴とする。
本発明のデータ処理方法は、複数の第1機器に接続された第1コンピュータと、この第1コンピュータおよび第2機器に接続された第2コンピュータとを用い、前記第1コンピュータにて、前記複数の第1機器のうちのいずれか一つの第1機器からCECフレームデータを受信して、前記いずれか一つ以外の第1機器または前記第2機器に送信するデータ処理方法であって、前記CECフレームデータは、前記第1機器で設定された機器情報である第1機器情報または前記第2機器で設定された機器情報である第2機器情報に基づき生成されたものであり、送信先の機器を特定する機器情報と、当該送信先の機器に対するコマンドを表すコマンド情報と、を有し、前記機器情報の内容は、機器の種別ごとにあらかじめ設定されている複数の内容のうちのいずれか一つに設定されており、前記第1コンピュータは、前記第1機器情報、当該第1機器情報を異なる内容に再設定する旨を指示する第1リセットコマンドを前記第1機器が認識可能か否かを示す第1認識可否情報、および、前記第2機器情報を記憶する処理側記憶部を備え、前記第1機器での前記第1機器情報の設定に応じて前記処理側記憶部の第1機器情報を更新するとともに、前記処理側記憶部の第2機器情報を前記第2コンピュータで更新された第2機器情報に更新する処理側機器情報更新ステップと、前記処理側記憶部に前記第2機器情報と同一の前記第1機器情報が存在する場合において、前記第1認識可否情報に基づき当該第1機器情報に対応する第1機器が第1リセットコマンドを認識可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信し、前記第1リセットコマンドを認識不可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信しない第1リセットコマンド作成ステップと、前記処理側記憶部に記憶された情報に基づいて、前記CECフレームデータの機器情報が前記第1機器情報と同一の場合には、前記CECフレームデータを前記第1機器に送信し、第2機器情報と同一の場合には、前記第2コンピュータを介して前記第2機器へ送信する処理側データ送信ステップと、前記処理側記憶部の第1機器情報を前記第2コンピュータに送信する処理側機器情報送信ステップと、を実施し、前記第2コンピュータは、前記第1機器情報、前記第2機器情報、および、当該第2機器情報を異なる内容に再設定する旨を指示する第2リセットコマンドを前記第2機器が認識可能か否かを示す第2認識可否情報を記憶する転送側記憶部を備え、前記第2機器での前記第2機器情報の設定に応じて前記転送側記憶部の第2機器情報を更新するとともに、前記転送側記憶部の第1機器情報を前記第1コンピュータから送信される第1機器情報に更新する転送側機器情報更新ステップと、前記転送側記憶部に前記第1機器情報と同一の第2機器情報が存在する場合において、前記第2認識可否情報に基づき当該第2機器情報に対応する第2機器が第2リセットコマンドを認識可能であると判断した場合、当該第2機器に第2リセットコマンドを送信し、前記第2リセットコマンドを認識不可能であると判断した場合、当該第2機器に第2リセットコマンドを送信しない第2リセットコマンド作成ステップと、前記転送側記憶部に記憶された情報に基づいて、前記CECフレームデータの機器情報が前記第2機器情報と同一の場合には、前記CECフレームデータを前記第2機器に送信する転送側データ送信ステップと、前記転送側記憶部の第2機器情報を前記第1コンピュータに送信する転送側機器情報送信ステップと、を実施することを特徴とする。
本発明のデータ処理プログラムは、上述のデータ処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のデータ処理プログラムを記録した記録媒体は、上述のデータ処理プログラムがコンピュータにて読取可能に記録されたことを特徴とする。
本発明の第1〜第3実施形態に係るロジカルアドレス設定情報の構成を示す模式図である。 前記第1〜第3実施形態におけるCECフレームデータを示す模式図である。 前記第1実施形態におけるHDMIシステムの概略構成を示す模式図である。 前記第1実施形態および本発明の第2,第3実施形態における第1無線装置の概略構成を示すブロック図である。 前記第1実施形態における共有機器リストを示す模式図である。 前記第1〜第3実施形態における第2無線装置の概略構成を示すブロック図である。 前記第1〜第3実施形態における第1無線装置と第2無線装置との接続前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。 前記第1,第2実施形態における第1無線装置と第2無線装置との接続後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。 前記第1実施形態における第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。 前記第1実施形態における第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。 前記第1実施形態における第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。 前記第1実施形態におけるPDP認識リストを示す模式図である。 前記第1実施形態における第1無線装置と第1BDPとの接続前、切断後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。 前記第1実施形態における第1無線装置と第1BDPとの接続前、切断後の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。 前記第1実施形態における第1無線装置と第1BDPとの接続後、切断前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。 前記第1実施形態における第1無線装置と第1BDPとの接続後、切断前の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。 前記第1実施形態における第2無線装置と第2BDPとの接続前、切断後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。 前記第1実施形態における第2無線装置と第2BDPとの接続前、切断後の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。 前記第1実施形態における第2無線装置と第2BDPとの接続後、切断前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。 前記第1実施形態における第2無線装置と第2BDPとの接続後、切断前の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。 前記第1実施形態における第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複してしまったときの各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。 前記第1,第2実施形態における第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複してしまったときに生成される共有機器リストを示す模式図である。 前記第1実施形態における第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複していない場合のCECフレームデータの送受信時の動作を示すタイミングチャートである。 前記第1実施形態における第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複している場合のCECフレームデータの送受信時の動作を示すタイミングチャートである。 前記第2実施形態における第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。 前記第2実施形態における第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。 前記第2実施形態における第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。 前記第2実施形態におけるPDP認識リストを示す模式図である。 前記第2実施形態における第1無線装置と第1BDPとの接続前、切断後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。 前記第2実施形態における第1無線装置と第1BDPとの接続前、切断後の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。 前記第2実施形態における第1無線装置と第1BDPとの接続後、切断前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。 前記第2実施形態における第1無線装置と第1BDPとの接続後、切断前の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。 前記第2実施形態における第2無線装置と第2BDPとの接続前、切断後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。 前記第2実施形態における第2無線装置と第2BDPとの接続前、切断後の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。 前記第2実施形態における第2無線装置と第2BDPとの接続後、切断前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。 前記第2実施形態における第2無線装置と第2BDPとの接続後、切断前の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。 前記第3実施形態における第1機器と第2機器で生成される共有機器リストを示す模式図である。 前記第3実施形態における第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。 前記第3実施形態における第1無線装置と第2無線装置との接続後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。 前記第3実施形態における第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。 前記第3実施形態における第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。 前記第3実施形態における第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。 前記第3実施形態における第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。 前記第3実施形態におけるPDP認識リストを示す模式図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る第1実施形態を図面に基づいて説明する。
この第1実施形態および後述する第2,第3実施形態では、本発明のデータ処理システムとして、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格に準拠したCEC(Consumer Electronics Control)フレームフォーマットに基づく処理を実施するHDMIシステムを例示して説明する。
{ロジカルアドレス設定情報の構成}
まず、HDMIシステムを構成する各機器がロジカルアドレスを取得する際に利用されるロジカルアドレス設定情報の構成について説明する。
図1は、ロジカルアドレス設定情報の構成を示す模式図である。
図1に示すように、ロジカルアドレス設定情報800は、0〜15の数字で表されるロジカルアドレスを示すアドレス情報810と、このアドレス情報810のロジカルアドレスが設定される機器を示すデバイス情報820と、を備えている。
このロジカルアドレス設定情報800に基づいて、各機器は、機能ごとにあらかじめ決められているロジカルアドレスを取得する。また、各機器は、取得可能でありかつ他の機器が取得していないロジカルアドレスのうち、最も値が小さいロジカルアドレスを優先的に取得する。
{CECフレームデータの構成}
次に、HDMIシステムで利用されるCECフレームデータの構成について説明する。
図2は、CECフレームデータを示す模式図である。
図2に示すように、処理データとしてのCECフレームデータ900は、ヘッダブロック910と、0個〜15個の可変長のデータブロック920とを備えている。
ヘッダブロック910は、送信側ロジカルアドレス領域911と、受信側ロジカルアドレス領域912と、EOM(End Of Message)領域913と、ACK領域914と、を備えている。送信側ロジカルアドレス領域911には、CECフレームデータ900の送信元の機器を特定するための第1機器情報としてのロジカルアドレスが記録される。受信側ロジカルアドレス領域912には、CECフレームデータ900の送信先の機器を特定するための第2機器情報としてのロジカルアドレスが記録される。EOM領域913には、ヘッダブロック910がCECフレームデータ900として、そのブロックが最後である場合には、最後である旨を示す情報が記録される。ACK領域914は、ヘッダブロック910を受信した旨のACK応答処理の際に利用される。ACK応答処理とは、送信側の機器がCECフレームデータ900を送信する場合は、ACK領域914を所定期間ハイインピーダンスとし、受信側の機器がCECフレームデータ900を受信した場合は、所定期間ローに固定する処理のことである。送信側の機器はこの期間を監視することによりローであれば、受信側の機器が受信した旨を認識し(ACK応答)、ハイであれば受信側の機器が受信しなかった旨を認識(NACK応答)することができるものである。
データブロック920は、コマンド領域921と、EOM領域922と、ACK領域923と、を備えている。コマンド領域921には、各機器に対するコマンドに関する情報が記録される。EOM領域922およびACK領域923には、EOM領域913およびACK領域914と同様の内容が記録および処理される。なお、以下において、応答が必要なコマンドを「CEC Giveコマンド」と称して説明する。
{HDMIシステムの構成}
次に、HDMIシステムの構成について説明する。
図3は、HDMIシステムの概略構成を示す模式図である。図4は、第1無線装置の概略構成を示すブロック図である。図5は、共有機器リストを示す模式図である。図6は、第2無線装置の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、データ処理システムとしてのHDMIシステム100は、データ処理装置および演算手段としての第1無線装置200と、第1機器300,310,320と、データ転送装置としての第2無線装置400と、第2機器500,510,520,530と、を備えている。
第1機器300,310,320は、それぞれPDP(Plasma Display Panel)、第1BDP(Blu-ray Disc Player)、第1DVDR(Digital Versatile Disc Recorder)とし、第1無線装置200とともに第1CECネットワーク101を構成している。また、第2機器500,510,520,530は、それぞれ第1AVR(Audio Visual Receiver)、第2BDP、第2DVDR、第3DVDRとし、第2無線装置400とともに第2CECネットワーク102を構成している。
また、第1機器300,310,320および第2機器500,510,520,530は、CECフレームデータ900を生成して送信する機能、CECフレームデータ900に対するACK応答する機能、コマンドに対する処理を実施する機能、CEC Giveコマンドに対する処理結果をCEC Reportコマンドとして返信する機能などを備えている。ここで、CEC Reportコマンドとしては、第2機器500,510,520,530の製造会社IDや製品型式名を表すアスキーコードのキャラクタあるいはフィジカルアドレスを返信するものなどが例示できる。
第1CECネットワーク101では、それぞれの機器は、共有するCEC信号ライン103を介して接続されている。第2CECネットワーク102では、それぞれの機器は、共有するCEC信号ライン103を介して接続されている。第1機器300,310,320、第1無線装置200、第2機器500,510,520,530、第2無線装置400は、各種データや情報などをCEC信号ライン103を介して送受信する場合、CECフレームデータ900に変換してから送受信する。
また、第1機器300,310,320、第1無線装置200、第2機器500,510,520,530、第2無線装置400は、CECフレームデータ900を送信してACK応答されないこと(NACK応答)を認識すると、再度同じCECフレームデータ900を送信する。また、同じCECフレームデータ900を所定回数送信してもACK応答されないこと(NACK応答)を認識すると、このCECフレームデータ900を廃棄する。
送信先の機器を特定しないブロードキャスト送信(ロジカルアドレス設定情報800に基づく、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合)であるCECフレームデータ900に関しては、受信した機器は前記ACK応答に示す極性とは逆極性のネガティブACK応答となり、また送信した機器もその旨のネガティブACK応答を持って送信成功と判断する。
ここで、図3において、LAは、各機器に設定されたロジカルアドレスを表し、PAは、各機器に設定されたフィジカルアドレスを表している。例えば、プレイバックデバイスである第1機器(第1BDP)310は、ロジカルアドレス設定情報800に基づき「4」のロジカルアドレスを取得する。また第1機器310のフィジカルアドレスは、「1.0.0.0」に設定されている。
各機器の自身のロジカルアドレスの取得は、送信側ロジカルアドレス領域911と受信側ロジカルアドレス領域912の両領域に取得したいロジカルアドレスを記録したヘッダブロック910のみで、データブロック920を有しないCECフレームデータ900で構成されたポーリングコマンドを、共有するCEC信号ライン103で接続されている第1,第2CECネットワーク101,102上に送信する。そして、各機器のNACK応答によりそのロジカルアドレスが取得可能であることを認識し、取得するものである。以下、ポーリングコマンド(取得)と称す。
また、各機器がCECネットワーク上に接続されている機器を把握するためには、送信側ロジカルアドレス領域911に自身のロジカルアドレスを記録し、受信側ロジカルアドレス領域912に接続確認したいロジカルアドレスを記録したヘッダブロック910のみで、データブロック920を有しないCECフレームデータ900で構成されたポーリングコマンドを、共有するCEC信号ライン103で接続されている第1,第2CECネットワーク101,102上に送信する。そして、各機器のACK応答、NACK応答により存在しているか否かを認識するものである。以下、ポーリングコマンド(認識)と称す。
第1無線装置200は、共有するCEC信号ライン103を介して第1CECネットワーク101に接続されている。この第1無線装置200は、CEC信号ライン103を介して第1機器300などから送信されるCECフレームデータ900などの各種データや情報などを取得して、無線媒体Mを介して第2無線装置400へ送信する。また、第1無線装置200は、無線媒体Mを介して第2無線装置400から送信される各種データや情報などを取得して、第1機器300などへ送信する。そして、第1無線装置200は、各種プログラムから構成されており、図4に示すように、データ受信部としての第1CEC側送受信部201と、データ送信部としての第1無線側送受信部202と、第1接続処理部203と、処理側記憶部としての第1記憶部204と、置換後情報関連処理部としても機能する第1リスト管理部205と、第1ACK応答代替実行部206と、を備えている。
第1CEC側送受信部201は、共有するCEC信号ライン103を介して第1機器300に接続されている。第1CEC側送受信部201は、第1機器300からのCECフレームデータ900を各種データなどに変換して、第1無線側送受信部202、第1リスト管理部205、第1ACK応答代替実行部206へ送信する。また、第1無線側送受信部202、第1リスト管理部205、第1ACK応答代替実行部206からの各種データをCECフレームデータ900に変換して第1機器300などへ送信する。
このとき、ブロードキャスト送信以外のCECフレームデータ900の送信に対してACK応答が得られない場合には、再度同じCECフレームデータ900を送信する。この処理はACK応答を得られるまで所定回数繰り返すが、その回数を上回った場合には、そのCECフレームデータ900を廃棄する。
第1無線側送受信部202は、第1接続処理部203、第1リスト管理部205、第1ACK応答代替実行部206からの各種データを無線パケットにして第2無線装置400へ送信する。このとき、無線パケットの送信に対して受信側から無線パケット受信応答が得られない場合には、再度同じ無線パケットを送信する。この処理は無線パケット受信応答を得られるまで所定回数繰り返すが、その回数を上回った場合には、その無線パケットを廃棄する。また、第2無線装置400からの無線パケットを各種データにして第1接続処理部203、第1リスト管理部205、第1ACK応答代替実行部206へ送信する。
第1接続処理部203は、第2無線装置400との間での接続処理を実施する。
第1記憶部204は、図5に示すような共有機器リスト210を記憶している。この共有機器リスト210は、第1ロジカルアドレス情報211と、第2ロジカルアドレス情報212と、を備えている。
第1ロジカルアドレス情報211には、第1無線装置200と各種データを送受信可能な第1機器300,310,320と、そのロジカルアドレスが記録されている。例えば、図5において、「第1BDP LA:4」とは、第1機器310のロジカルアドレスが4であることを表している。
第2ロジカルアドレス情報212には、第2無線装置400と各種データを送受信可能な第2機器500,510,520,530と、そのロジカルアドレスが記録されている。
なお、共有機器リスト210には、第1,第2ロジカルアドレス情報211,212に加えて、置換後第2ロジカルアドレス情報213(図22参照)が含まれる場合もある。また、共有機器リスト210として、ロジカルアドレスのみを有する構成を例示したが、フィジカルアドレス、製造会社IDや製品型式名のキャラクタ、デバイスタイプ、CECバージョンに関する情報など、第1,第2機器300,310,320,500,510,520,530の各機器特有の情報などもロジカルアドレスに関連付けて有する構成としてもよい。
第1リスト管理部205は、第1無線装置200と第2無線装置400とが各種データを送受信可能に接続された場合、第1無線装置200と第1機器310,320とが各種データを送受信可能に接続された場合、第2無線装置400と第2機器500,510,520,530とが各種データを送受信可能に接続された場合、第1記憶部204の共有機器リスト210を適宜作成および更新する。
なお、第1リスト管理部205の詳細な動作については後述する。
第1ACK応答代替実行部206は、第1機器300などから送信される第2機器500,510,520,530に対する情報を含むCECフレームデータ900を取得すると、ヘッダブロック910の受信側ロジカルアドレス領域912のロジカルアドレスに基づいてCECフレームデータ900の送信先の第2機器500,510,520,530を認識する。そして、例えば送信先が第2機器510の場合、ACK生成用信号に基づいて、第2機器510がCECフレームデータ900を受信した旨のACK応答を実行する。また、CECフレームデータ900を、受信側ロジカルアドレス領域912の内容を必要であれば変更して第1無線側送受信部202へ送信する。
なお、第1ACK応答代替実行部206の詳細な動作については後述する。
第2無線装置400は、共有するCEC信号ライン103を介して第2ネットワーク102に接続されており、CEC信号ライン103を介して第2機器500から送信される各種データや情報などを取得して、無線媒体Mを介して第1無線装置200へ送信する。また、第2無線装置400は、無線媒体Mを介して第1無線装置200から送信される各種データや情報などを取得して、第2機器500へ送信する。そして、第2無線装置400は、各種プログラムから構成されており、図6に示すように、第2CEC側送受信部401と、第2無線側送受信部402と、第2接続処理部403と、転送側記憶部としての第2記憶部404と、第2機器情報生成部としても機能する第2リスト管理部405と、データ転送部としても機能する第2ACK応答代替実行部406と、を備えている。
第2CEC側送受信部401は、共有するCEC信号ライン103を介して第2機器500に接続されている。第2CEC側送受信部401は、第2機器500からのCECフレームデータ900を各種データなどに変換して、第2リスト管理部405および第2ACK応答代替実行部406へ送信する。また、第2リスト管理部405および第2ACK応答代替実行部406からの各種データをCECフレームデータ900に変換して第2機器500へ送信する。このとき、ブロードキャスト送信以外のCECフレームデータ900の送信に対してACK応答が得られない場合には、再度同じCECフレームデータ900を送信する。この処理はACK応答を得られるまで所定回数繰り返すが、その回数を上回った場合には、そのCECフレームデータ900を廃棄する。
第2無線側送受信部402は、第2接続処理部403、第2リスト管理部405、第2ACK応答代替実行部406からの各種データを無線パケットにして第1無線装置200へ送信する。このとき、無線パケットの送信に対して受信側から無線パケット受信応答が得られない場合には、再度同じ無線パケットを送信する。この処理は無線パケット受信応答を得られるまで所定回数繰り返すが、その回数を上回った場合には、その無線パケットを廃棄する。また、第1無線装置200からの無線パケットを各種データにして第2接続処理部403、第2リスト管理部405、第2ACK応答代替実行部406へ送信する。
第2接続処理部403は、第1無線装置200との間での接続処理を実施する。
第2記憶部404は、第1記憶部204と同一の共有機器リスト210を記憶している。
第2リスト管理部405は、第1リスト管理部205と同様のタイミングで、第2記憶部404の共有機器リスト210を適宜作成、更新する。
なお、第2リスト管理部405の詳細な動作については後述する。
第2ACK応答代替実行部406は、第1無線装置200の第1ACK応答代替実行部206と同様の処理を実施する。
なお、第2ACK応答代替実行部406の詳細な動作については後述する。
また、第2無線装置400は、例えば特開2008−271460号公報に開示された構成と同様の原理により動作する、図示しないホットプラグを備えている。このホットプラグは、トランジスタのコレクタに接続されており、第2CEC側送受信部401によりトランジスタのベース電圧が制御されることで、ハイまたはローの状態に遷移する。ここで、第2機器500,510,520,530が接続可能な複数の接続コネクタを個別に制御する場合、接続コネクタごとにトランジスタを設置すればよく、同時に制御する場合、複数の接続コネクタで共有のトランジスタを1個設置すればよい。
{HDMIシステムの動作}
次に、HDMIシステム100の動作について説明する。なお、この動作以降の説明においては、必要に応じて、第1機器300,310,320、第2機器500,510,520,530を、PDP300、第1BDP310、第1DVDR320、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530と称して説明する。
〔第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作〕
図7は、第1無線装置と第2無線装置との接続前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図8は、第1無線装置と第2無線装置との接続後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図9〜図11は、第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。図12は、PDP認識リストを示す模式図である。
図7に示すように、第1機器300,310,320が接続された第1無線装置200と、第2機器500,510,520,530が接続された第2無線装置400とが接続されていない(無線媒体Mが図示されていない)状態のときに、例えば、図9に示すように、第1BDP310および第1DVDR320の電源がオン、第1無線装置200の電源がオフでありDDC_5Vがオフ(図9などにおいて、「DDC_5V_OFF」と表す)、第2無線装置400の電源がオフでありかつホットプラグがハイのときに、PDP300の電源がオフからオンに切り替わると、PDP300は、自身のロジカルアドレス「0」を取得した後に接続されている各機器を認識するために、第1無線装置200、第1BDP310、第1DVDR320に対するポーリングコマンド(認識)処理を実施する(ステップS1)。すなわち、送信側ロジカルアドレス領域911にPDP300のロジカルアドレスが記録されるとともに、受信側ロジカルアドレス領域912に「1〜14」うちのいずれかが記録されたヘッダブロック910で構成されるCECフレームデータ900のポーリングコマンド(認識)を順次、第1CECネットワーク101に対して送信する。このとき、RESERVEDである「12」、「13」のロジカルアドレスに対するポーリングコマンド(認識)処理は省略してもよい。
そして、第1BDP310は、受信側ロジカルアドレス領域912に「4」のロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910を受信したときに、その旨のACK応答を行う(ステップS2)。また、同様にして、第1DVDR320は、受信側ロジカルアドレス領域912に「1」のロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910を受信した旨のACK応答を行う(ステップS3)。さらに、第1無線装置200は、電源がオフのため、NACK応答となる(ステップS4)。
この後、第1,第2無線装置200,400の電源がオフからオンに切り替わると、第1無線装置200のDDC_5Vがオンになる。そして、第1接続処理部203は、初期設定処理を開始して、図8に示すように、無線媒体Mを介して通信可能な状態とするとともに、図9に示すように、第2無線装置400の第2接続処理部403との間で接続確立処理を実施する(ステップS5)。この接続確立処理では、例えば、第2無線装置400のホットプラグをハイからローに切り替える処理、PDP300のEDIDの読み込みや書き換え処理などのHDMIリピータ処理が実施される。このときのホットプラグの状態変化により、第2機器500,510,520,530は、各々一度取得済みの自身のロジカルアドレスを破棄する(各機器のロジカルアドレスは「15」UNREGISTEREDとなる)。
また、第1無線装置200の第1リスト管理部205は、PDP300におけるステップS1の処理と同様にして、接続機器を認識する為に、第1CECネットワーク101に対して順次ポーリングコマンド(認識)処理を実施する(ステップS6)。このポーリングコマンド(認識)処理に対して、PDP300、第1BDP310、第1DVDR320は、「0」、「4」、「1」のロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910を受信した旨のACK応答を行う(ステップS7,S8,S9)。そして、第1リスト管理部205は、第1CEC側送受信部201でACK応答が確認されると、PDP300、第1BDP310、第1DVDR320のロジカルアドレスを「0」、「4」、「1」に設定した旨の第1ロジカルアドレス情報211を生成して、第2無線装置400の第2リスト管理部405へ送信する(ステップS10)。
すなわち、第1無線装置200の第1リスト管理部205は、順次行うポーリングコマンド(認識)処理のヘッダブロック910の受信側ロジカルアドレス領域912に記録したロジカルアドレスと、受信側機器が処理するACK領域914のACK応答、NACK応答の結果を関連付けて第1ロジカルアドレス情報211を生成する。この時、RESERVEDである「12」、「13」のロジカルアドレスに対するポーリングコマンド(認識)処理は省略してもよい。
そして、第2無線装置400は、図10に示すように、ホットプラグをローからハイに切り替える。
この後、第1AVR500は、再度、自身のロジカルアドレスを取得するために、第2CECネットワーク102に対してロジカルアドレスを「5」に設定してポーリングコマンド(取得)処理を実施する(ステップS11)。
第2機器510,520,530からの返信は、ここでは図示しないが、ロジカルアドレスが「5」でない旨のNACK応答となる。
また、第2無線装置400の第2ACK応答代替実行部406は、第2CEC側送受信部401を介して、第1リスト管理部205からの第1ロジカルアドレス情報211に基づいて、ロジカルアドレスが「5」の第1機器310,320が存在しないことを認識して、NACK応答を行う(ステップS12)。
第1AVR500は、第2機器510,520,530、第2無線装置400からのNACK応答を認識すると、自身のロジカルアドレスとして「5」を維持する。
また、第2BDP510は、第1AVR500と同様に、自身のロジカルアドレスを取得するために、第2CECネットワーク102に対してロジカルアドレスを「4」に設定してポーリングコマンド(取得)処理を実施する(ステップS13)。
このポーリングコマンド(取得)処理に対して、第2機器500,520,530は、NACK応答する。
また、第2ACK応答代替実行部406は、第2CEC側送受信部401を介して、第1ロジカルアドレス情報211に基づいて、第1BDP310のロジカルアドレスが「4」であることを認識して、ACK応答をする(ステップS14)。
プレイバックデバイスである第2BDP510は、第2無線装置400からのACK応答を認識すると、ロジカルアドレス「4」が既に他機器で取得済みであると判断する。そして、ロジカルアドレス設定情報800に基づいて、プレイバックデバイスに対して設定可能な「8」に対して取得が可能か否かを確認するために、再度、第2CECネットワーク102に対してロジカルアドレスを「8」に設定してポーリングコマンド(取得)処理を実施する(ステップS15)。
このポーリングコマンド(取得)処理に対して、第2機器500,520,530は、NACK応答する。
また、第2ACK応答代替実行部406は、第2CEC側送受信部401を介して、第1ロジカルアドレス情報211に基づいて、ロジカルアドレスが「8」である第1機器310,320が存在しないことを認識して、その旨のNACK応答する(ステップS16)。
第2BDP510は、第2機器500,520,530、第2無線装置400からのNACK応答を認識すると、図8に示すように、自身のロジカルアドレスとして「8」を取得し維持する。
第2DVDR520は、自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理を実施すると(ステップS17)、第2機器500,510,530からのNACK応答、および、第2無線装置400から第1DVDR320が「1」に設定されている旨を示すACK応答を認識する(ステップS18)。この後、レコーディングデバイスである第2DVDR520は、レコーディングデバイスに対して設定可能な「2」に対して取得が可能か否かを確認するために再度ポーリングコマンド(取得)処理を実施する(ステップS19)。
そして、第2DVDR520は、第2機器500,510,530、第2無線装置400からのNACK応答を認識して(ステップS20)、図8に示すように、自身のロジカルアドレスとして「2」を取得し維持する。
第3DVDR530は、自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理を実施すると(ステップS21)、第2無線装置400から第1DVDR320が「1」に設定されている旨を示すACK応答を認識する(ステップS22)。次に、第3DVDR530は、「2」に対して取得が可能かを確認するためのポーリングコマンド(取得)処理を実施すると(ステップS23)、第2DVDR520が「2」に設定されている旨のACK応答を認識する(ステップS24)。さらに、第3DVDR530は、「9」に対して取得が可能かを確認するためのポーリングコマンド(取得)処理を実施すると(ステップS25)、第2機器500,510,520、第2無線装置400からのNACK応答を認識して(ステップS26)、図8に示すように、自身のロジカルアドレスとして「9」を取得し維持する。
そして、第2リスト管理部405は、以上の処理に基づいて、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530のロジカルアドレスを「5」、「8」、「2」、「9」に設定した仮第2ロジカルアドレス情報を生成する。
すなわち、第2無線装置400の第2リスト管理部405は、第2CECネットワーク102に接続されている機器から送信されるCECフレームデータ900を受信すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスと受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識する。そして、そのCECフレームデータ900が自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理であると判断すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されている受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスと、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視して第2ロジカルアドレス情報212に未登録、かつNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて仮第2ロジカルアドレス情報を生成する。このとき、ロジカルアドレス設定情報800に基づく、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合には、第2リスト管理部405は、前記監視処理を行わずに処理を終了する。
この後、第2無線装置400は、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530に対して、第2ロジカルアドレス情報212を生成するためのポーリングコマンド(認識)処理を実施する(ステップS27)。そして、第2リスト管理部405は、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530から、「5」、「8」、「2」、「9」の各ロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910のポーリングコマンド(認識)に対してのACK応答が第2CEC側送受信部401において認識されると(ステップS28,S29,S30,S31)、この結果を仮第2ロジカルアドレス情報と照合する。そして、一致すると判断した場合、仮第2ロジカルアドレス情報を第2ロジカルアドレス情報212として有するとともに、第1リスト管理部205からの第1ロジカルアドレス情報211を有する、図5に示すような共有機器リスト210を生成して、第2記憶部404に記憶させる。
また、このとき一致しなかった場合には、ステップS28を適正回数行うとともに、ホットプラグをハイからローに適正期間保持した後に、ステップS11の処理から再度処理を行ってもよいし、ステップS28の実施により得られた情報を元に第2ロジカルアドレス情報212としてもよい。また場合によっては、後に述べる「第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複してしまったときの動作」の処理を行ってもよい。
そして、前記仮第2ロジカルアドレス情報の生成は省略して、前記一致判断処理を省き第2ロジカルアドレス情報生成を行ってもよい。
すなわち、第2無線装置400の第2リスト管理部405は、順次行うポーリングコマンド(認識)処理のヘッダブロック910の受信側ロジカルアドレス領域912に記録したロジカルアドレスと、ACK領域914のACK応答、NACK応答の結果を関連付けて第2ロジカルアドレス情報212を生成してもよい。
さらに、第2リスト管理部405は、図11に示すように、共有機器リスト210を第1無線装置200の第1リスト管理部205へ送信する(ステップS32)。
このとき、第1リスト管理部205は、第2ロジカルアドレス情報212を元に、第1CECネットワーク101に対して、第2CECネットワーク102に接続されている各機器の「5」、「8」、「2」、「9」の各ロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910のポーリングコマンド(取得)処理を実施し通知してもよい。このとき、もし第1リスト管理部205が少なくとも「5」、「8」、「2」、「9」のロジカルアドレスのいずれか1つに対して、既に他機器が取得済みである旨のACK応答を認識した場合、再度適正回数確認した後に第1ロジカルアドレス情報211を更新生成して、第2無線装置400の第2リスト管理部405へ送信するとともにその旨を通知する。
ここで、第2無線装置400は、ホットプラグをハイからローに適正期間保持した後に、ステップS11の処理から再度処理を行ってもよい。このような処理をする場合、第2CEC側送受信部401は、本発明のホットプラグ処理部として機能する。また場合によっては、後に述べる「第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複してしまったときの動作」の処理を行ってもよい。そして、第1リスト管理部205は、「5」、「8」、「2」、「9」の各ロジカルアドレスのポーリングコマンド(取得)処理において全てNACK応答を認識した場合には、取得できたと認識する。そして、第1無線装置200のDDC_5Vをオフにさせる。
第1無線装置200の第1リスト管理部205は、共有機器リスト210を第1記憶部204に記憶させる。
さらに、第1無線装置200は、適正期間経過後にDDC_5Vをオンさせる。
一方、PDP300は、第1無線装置200のDDC_5Vがオフからオンに切り替わったことを認識すると、接続された機器を認識するために、第1CECネットワーク101に対して順次ポーリングコマンド(認識)処理を実施する(ステップS33)。
そして、第1BDP310、第1DVDR320は、ロジカルアドレスが「4」、「1」に設定されている旨のACK応答をする(ステップS34,S35)。さらに、第1無線装置200の第1ACK応答代替実行部206は、第1CEC側送受信部201を介して、共有機器リスト210に基づいて、第2DVDR520、第1AVR500、第2BDP510、第3DVDR530のロジカルアドレスが「2」、「5」、「8」、「9」に設定されている旨のACK応答をする(ステップS36,S37,S38,S39)。
そして、PDP300は、これらのACK応答に基づいて、CECフレームデータ900を送信可能な第1機器310,320、第2機器500,510,520,530と、そのロジカルアドレスとを認識して、図12に示すようなPDP認識リスト301を生成して記憶する。
〔第1無線装置と第1BDPとが接続、切断されたときの動作〕
図13は、第1無線装置と第1BDPとの接続前、切断後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図14は、第1無線装置と第1BDPとの接続前、切断後の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。図15は、第1無線装置と第1BDPとの接続後、切断前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図16は、第1無線装置と第1BDPとの接続後、切断前の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。
図13に示すように、第1BDP310が第1CECネットワーク101に接続されていない状態では、第1記憶部204には、図14に示すような共有機器リスト210が記憶されている。そして、図15に示すように、第1BDP310が第1CECネットワーク101に接続されると、プレイバックデバイスである第1BDP310は、ロジカルアドレスを取得するために、設定可能な「1」、「2」、「8」の機器があるかを確認するためのポーリングコマンド(取得)処理を実施する。
第1無線装置200の第1ACK応答代替実行部206は、第1CEC側送受信部201を介して、このポーリングコマンド(取得)処理に対して、共有機器リスト210に基づいて、第2,第3DVDR520,530がそれぞれ「1」,「2」に設定されている旨のACK応答をし、「8」に設定されている機器がない旨のNACK応答をする。そして、第1BDP310は、図15に示すように、自身のロジカルアドレスとして「8」を取得し維持する。
また、第1リスト管理部205は、図16に示すように、第1BDP310のロジカルアドレスが「8」である旨の第1ロジカルアドレス情報211を共有機器リスト210に加えて更新する。さらに、第1リスト管理部205は、この更新した共有機器リスト210を必要に応じて第2リスト管理部405へ送信して、第2記憶部404の共有機器リスト210を更新させる。
すなわち、第1無線装置200の第1リスト管理部205は、第1CECネットワーク101に接続されている機器から送信されるCECフレームデータ900を受信すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスと受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識する。そして、そのCECフレームデータ900が自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理であると判断すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されている受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスと、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視して第1ロジカルアドレス情報211に未登録、かつNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第1ロジカルアドレス情報211に追加し、共有機器リスト210を更新する処理を行う。このとき、ロジカルアドレス設定情報800に基づく、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合には、第1リスト管理部205は、前記監視処理を行わずに終了する。
また、このとき、第1CEC側送受信部201は、第1BDP310が本当に「8」を取得したかを再確認のために、ポーリングコマンド(認識)処理を実施してもよい。
また、図13に示すように、この状態から第1BDP310が切断されると、第1無線装置200の第1リスト管理部205は、変化を認識する術がないため、第1BDP310の切断を認識できない。
そこで、第1リスト管理部205は、PDP300や第2機器500,510,520,530において送受信されるCECフレームデータ900のコマンドに対するACK応答やNACK応答を監視する。そして、第1リスト管理部205は、共有機器リスト210に登録されているロジカルアドレスに対するコマンド送信に対してNACK応答が所定回数続いたことを認識すると、このNACK応答が続いたロジカルアドレスが存在するか否かを確認するためのポーリングコマンド(認識)処理を実施する。そして、第1リスト管理部205は、例えば、第1BDP310に関するNACK応答を認識すると、図14に示すように、第1BDP310の第1ロジカルアドレス情報211を共有機器リスト210から削除して更新するとともに、この更新した共有機器リスト210を必要に応じて第2無線装置400へ送信して第2記憶部404に記憶させる。
また、前記第1リスト管理部205のロジカルアドレスが存在するか否かを確認するためのポーリングコマンド(認識)処理は省略し、PDP300や第2機器500,510,520,530において送受信されるCECフレームデータ900のコマンドに対する所定回数続いたNACK応答をもって、第1BDP310の第1ロジカルアドレス情報211を共有機器リスト210から削除して更新してもよい。
すなわち、第1無線装置200の第1リスト管理部205は、第1CECネットワーク101に接続されている機器から送信されるCECフレームデータ900を受信すると、そのCECフレームデータ900が自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理でない場合、そのヘッダブロック910の受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを判断する。そして、それが第1ロジカルアドレス情報211に登録されている場合には、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視して、NACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第1ロジカルアドレス情報211から削除し、共有機器リスト210を更新する処理を行ってもよい。このとき、ロジカルアドレス設定情報800に基づく、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合には、第1リスト管理部205は、前記監視処理を行わずに終了する。
〔第2無線装置と第2BDPとが接続、切断されたときの動作〕
図17は、第2無線装置と第2BDPとの接続前、切断後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図18は、第2無線装置と第2BDPとの接続前、切断後の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。図19は、第2無線装置と第2BDPとの接続後、切断前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図20は、第2無線装置と第2BDPとの接続後、切断前の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。
図17に示すように、第2BDP510が第2CECネットワーク102に接続されていない状態では、第2記憶部404には、図18に示すような共有機器リスト210が記憶されている。そして、図19に示すように、第2BDP510が第2CECネットワーク102に接続されると、プレイバックデバイスである第2BDP510は、ロジカルアドレスを取得するために、設定可能な「1」、「2」、「8」の機器があるかを確認するためのポーリングコマンド(取得)処理を実施する。そして、第2BDP510は、第2無線装置400などからの「8」に設定されている機器がない旨のNACK応答を認識して、自身のロジカルアドレスとして「8」を取得し維持する。
また、第2リスト管理部405は、図20に示すように、第2BDP510に関する第2ロジカルアドレス情報212を共有機器リスト210に加えて更新するとともに、この更新した共有機器リスト210を必要に応じて第1無線装置200へ送信して第1記憶部204に記憶させる。
すなわち、第2無線装置400の第2リスト管理部405は、第2CECネットワーク102に接続されている機器から送信されるCECフレームデータ900を受信すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスと受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識する。そして、そのCECフレームデータ900が自身のロジカルアドレスを取得する為のポーリングコマンド(取得)処理であると判断すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されている受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスと、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視して第2ロジカルアドレス情報212に未登録、かつNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第2ロジカルアドレス情報212に追加し、共有機器リスト210を更新する処理を行う。このとき、ロジカルアドレス設定情報800に基づく、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合には、第2リスト管理部405は前記監視処理を行わずに終了する。
またこのとき、第2リスト管理部405は第2BDP510が本当に「8」を取得したかを再確認のために、ポーリングコマンド(認識)処理を実施してもよい。
また、図17に示すように、この状態から第2BDP510が切断されると、第2無線装置400の第2リスト管理部405は、変化を認識する術がないため、第2BDP510の切断を認識できない。このため、第2リスト管理部405は、第1機器300,310や第2機器500,520,530において送受信されるコマンドに対するACK応答やNACK応答を監視して、第2BDP510に対するコマンド送信に対してNACK応答が所定回数続いたことを認識すると、この第2BDP510が存在するか否かを確認するためのポーリングコマンド(認識)処理を実施する。そして、第2リスト管理部405は、NACK応答を認識すると、図18に示すように、第2BDP510の第2ロジカルアドレス情報212を共有機器リスト210から削除して更新するとともに、この更新した共有機器リスト210を必要に応じて第1無線装置200へ送信して第1記憶部204に記憶させる。
また、前記第2リスト管理部405のロジカルアドレスが存在するか否かを確認するためのポーリングコマンド(認識)処理は省略し、PDP300や第1および第2機器310,500,520,530において送受信されるCECフレームデータ900のコマンドに対する所定回数続いたNACK応答をもって、第2BDP510の第2ロジカルアドレス情報212を共有機器リスト210から削除して更新してもよい。
すなわち、第2無線装置400の第2リスト管理部405は、第2CECネットワーク102に接続されている機器から送信されるCECフレームデータ900を受信すると、そのCECフレームデータ900が自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理でない場合、そのヘッダブロック910の受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを判断する。そして、それが第2ロジカルアドレス情報212に登録されている場合には、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視してNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第2ロジカルアドレス情報212から削除し、共有機器リスト210を更新する処理を行ってもよい。このとき、ロジカルアドレス設定情報800に基づく、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合には、第2リスト管理部405は前記監視処理を行わずに終了する。
〔第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複してしまったときの動作〕
図21は、第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複してしまったときの各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図22は、第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複してしまったときに生成される共有機器リストを示す模式図である。
例えば、第1,第2無線装置200,400間での接続タイミング、あるいは、第1機器300,310,320や第2機器500,510,520,530の接続タイミング、さらには、第1,第2CECネットワーク101,102が存在することなどにより、図21に示すように、第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」であり、第1DVDR320と第2DVDR520のロジカルアドレスがともに「1」となってしまう可能性も考えられる。
このとき、第2無線装置400はホットプラグをハイからローに適正期間保持した後に、ステップS11の処理から再度行ってもよいが、処理時間の短縮や簡素化を目的として後述するような手法を行うことも有効である。
このような場合、第1無線装置200の第1リスト管理部205は、第1機器300,310,320に対する前記のような接続機器認識処理に基づいて、それぞれロジカルアドレスが「0」,「4」,「1」である旨の第1ロジカルアドレス情報211を生成する。
また、第2無線装置400の第2リスト管理部405は、第2機器500,510,520,530に対する前記のような接続機器認識処理に基づいて、それぞれロジカルアドレスが「5」,「4」,「1」,「2」である旨の第2ロジカルアドレス情報212を生成して、第1リスト管理部205へ送信する。
第1リスト管理部205は、第2ロジカルアドレス情報212を受信すると、第1,第2ロジカルアドレス情報211,212に基づいて、ロジカルアドレスの重複状態を確認する。そして、プレイバックデバイスである第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」で重複していると判断すると、第2BDP510の第2ロジカルアドレス情報212のロジカルアドレスをプレイバックデバイスに対して取得可能な他のロジカルアドレスに置換する。この置換の際、ロジカルアドレスを示す数値が小さいものから順に置換できるか否かを判断する。ここでは、まず、「8」に設定されている第1,第2機器300,320,500,520,530が存在するか否かを確認して、存在していないため、第2ロジカルアドレス情報212のロジカルアドレスを「8」に置換すると判断する。
また、同様にして、第1DVDR320とロジカルアドレスが重複している第2DVDR520に対応する第2ロジカルアドレス情報212のロジカルアドレスを、レコーディングデバイスに対して取得可能な他のロジカルアドレスに置換すると判断する。ここでは、まず、「2」に置換可能か否かを確認して、第3DVDR530がすでに取得していることを認識する。そして、第2DVDR520の第2ロジカルアドレス情報212を、この次に小さい「9」に対する未使用確認後に置換すると判断する。
次に、第1無線装置200は、置換したロジカルアドレスが第1機器300,310,320に利用されているか否かを確認するためのポーリングコマンド(取得)処理を実施する。そして、利用されていないと認識すると、図22に示すように、第1,第2ロジカルアドレス情報211,212と、第2BDP510および第2DVDR520に対応する第2ロジカルアドレス情報212のロジカルアドレスをそれぞれ「8」、「9」に置換する旨の置換後第2ロジカルアドレス情報213と、を有する共有機器リスト210を生成して、第1記憶部204に記憶させる。さらに、この共有機器リスト210を第2リスト管理部405へ送信して、第2記憶部404に記憶させる。
なお、第2リスト管理部405において、置換後第2ロジカルアドレス情報213を有する共有機器リスト210を生成してもよい。
また、PDP300は、第1無線装置200のDDC_5Vのオフ、オン操作により、接続機器の再認識処理が促され、第1無線装置200、第1機器310,320対するポーリングコマンド(認識)処理を実施する。このポーリングコマンド(認識)処理に対して、第1無線装置200は、図22に示す共有機器リスト210に基づいて以下のような処理をする。すなわち、ロジカルアドレスが重複していない第1AVR500、第3DVDR530については、実際に取得されているロジカルアドレスに対応するACK応答をする。一方、ロジカルアドレスが重複している第2BDP510、第2DVDR520については、実際に取得されているロジカルアドレスではなく、置換後第2ロジカルアドレス情報213に記録された置換後のロジカルアドレスに対応するACK応答をする。
そして、PDP300は、ポーリングコマンド(認識)処理結果に基づいて、図12に示すようなPDP認識リスト301を生成して記憶する。つまり、第2BDP510、第2DVDR520については、実際に取得されているロジカルアドレスと異なるロジカルアドレスが設定されている旨のPDP認識リスト301を記憶する。
〔第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複していない場合のCECフレームデータの送受信時の動作〕
図23は、第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複していない場合のCECフレームデータの送受信時の動作を示すタイミングチャートである。ここでは、関連する機器のみ表記している。なお、図23において、〔8〕は、CEC Giveコマンドでは受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを表し、CEC Reportコマンドでは送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスを表している。
図3および図5に示すように、第1機器300,310,320と第2機器500,510,520,530でロジカルアドレスが重複していない場合、例えば、PDP300は、PDP認識リスト301に基づいて、ロジカルアドレスが「8」に設定されている第2BDP510に対して所定のコマンドを実施させるために、送信側ロジカルアドレス領域911に「0」のロジカルアドレスが記録され、受信側ロジカルアドレス領域912に「8」のロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910と所定のコマンドに設定されたデータブロック920を備えたCECフレームデータ900を生成する。そして、図23に示すように、このCECフレームデータ900をCEC Giveコマンドとして第1無線装置200へ送信する(ステップS61)。
第1無線装置200の第1ACK応答代替実行部206は、CEC Giveコマンドを受信すると、共有機器リスト210の第2ロジカルアドレス情報212に基づいて、「8」のロジカルアドレスを取得している第2BDP510が第2無線装置400に接続されているか否かを判断する。そして、接続されていると判断した場合、送信元であるPDP300に対して、第2BDP510がCEC Giveコマンドを受信した旨のCECフレームデータ900における、ヘッダブロック910内のACK領域914、およびデータブロック920内のACK領域923のACK応答処理を、第2BDP510の代わりに行う(ステップS62)。なお、CEC Giveコマンドの送信元が第1BDP310や第1DVDR320の場合でも同様の処理が行われる。
また、第1ACK応答代替実行部206は、CEC Giveコマンドを、第1無線側送受信部202を介して第2無線装置400へ送信する(ステップS63)。
第2無線装置400は、CEC Giveコマンドを受信すると、この受信を確認した旨の無線パケット受信応答を第1無線装置200に対して行う(ステップS64)。また、第2無線装置400は、受信側ロジカルアドレス領域912に「8」が記録されたCEC Giveコマンドを第2BDP510へ送信する(ステップS65)。
第2BDP510は、CEC Giveコマンドを受信すると、その旨のACK応答をした後に(ステップS66)、CEC Giveコマンドに対する応答コマンドとして、CEC Giveコマンドの送信元であるPDP300のロジカルアドレスである「0」を受信側ロジカルアドレス領域912に記録し、自身のロジカルアドレスである「8」送信側ロジカルアドレス領域911に記録したヘッダブロック910と、CEC Giveコマンドの実施結果に関するデータブロック920を含むCECフレームデータ900をCEC Reportコマンドとして第2無線装置400へ送信する(ステップS67)。
第2ACK応答代替実行部406は、CEC Reportコマンドを受信すると、共有機器リスト210の第1ロジカルアドレス情報211に基づいて、「0」のロジカルアドレスを取得しているPDP300が第1無線装置200に接続されているか否かを判断する。そして、接続されていると判断した場合、送信元である第2BDP510に対して、PDP300がCEC Reportコマンドを受信した旨のCECフレームデータ900における、ヘッダブロック910内のACK領域914、およびデータブロック920内のACK領域923のACK応答処理を、PDP300の代わりに行うとともに(ステップS68)、CEC Reportコマンドを第1無線装置200へ送信する(ステップS69)。
第1無線装置200の第1無線側送受信部202は、第2無線装置400からのCEC ReportコマンドをPDP300へ送信する(ステップS71)。PDP300は、CEC Reportコマンドを受信した旨のACK応答をする(ステップS72)。
〔第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複している場合のCECフレームデータの送受信時の動作〕
図24は、第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複している場合のCECフレームデータの送受信時の動作を示すタイミングチャートである。ここでは、関連する機器のみ表記している。なお、図24において、〔4〕、〔8〕は、CEC Giveコマンドでは受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを表し、CEC Reportコマンドでは送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスを表している。
図21および図22に示すように、第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」で重複している場合、PDP300は、第2BDP510に対するCEC Giveコマンドを生成する場合、PDP認識リスト301に基づいて、ロジカルアドレスの受信側ロジカルアドレス領域912に「8」を記録する。そして、図24に示すように、このCEC Giveコマンドを第1無線装置200へ送信する(ステップS61)。
第1ACK応答代替実行部206は、共有機器リスト210に基づいて、「8」のロジカルアドレスを取得している第2BDP510が第2無線装置400に接続されているか否かを判断する。そして、置換後第2ロジカルアドレス情報213、第2ロジカルアドレス情報212に基づいて、共有機器リスト210上でロジカルアドレス「8」は第2ロジカルアドレス情報212における「4」に関連付けて置換された第2BDP510である認識すると、送信元であるPDP300に対して、第2BDP510がCEC Giveコマンドを受信した旨のCECフレームデータ900における、ヘッダブロック910内のACK領域914、及びデータブロック920内のACK領域923のACK応答処理を、第2BDP510の代わりに行うとともに(ステップS62)、受信側ロジカルアドレス領域912に「8」を記録されたCEC Giveコマンドを第2無線装置400へ送信する(ステップS63)。
第2無線装置400は、CEC Giveコマンドを受信すると、ステップS64の処理をする。また、第2ACK応答代替実行部406は、図22に示す共有機器リスト210の置換後第2ロジカルアドレス情報213に基づいて、受信側ロジカルアドレス領域912に第2BDP510のロジカルアドレスが「8」と記録されているが、実際の第2BDP510のロジカルアドレスが「4」であることを認識する。そして、第2ACK応答代替実行部406は、受信側ロジカルアドレス領域912の内容を「8」から「4」に置換して、このCEC Giveコマンドを第1AVR500を介して第2BDP510へ送信する(ステップS85)。このとき、受信側ロジカルアドレス領域912の内容が置換されたため、第1AVR500は、ロジカルアドレスが「4」の第2BDP510へCEC Giveコマンドを送信することができる。
第2BDP510は、CEC Giveコマンドを受信した旨のACK応答をした後に(ステップS86)、CEC Giveコマンドに対する応答コマンドとして、CEC Giveコマンドの送信元であるPDP300のロジカルアドレスである「0」を受信側ロジカルアドレス領域912に記録し、自身のロジカルアドレスである「4」を送信側ロジカルアドレス領域911に記録したヘッダブロック910と、CEC Giveコマンドの実施結果に関するデータブロック920を含むCECフレームデータ900をCEC Reportコマンドとして第2無線装置400へ送信する(ステップS87)。
第2無線装置400の第2ACK応答代替実行部406は、CEC Reportコマンドを受信すると、共有機器リスト210の第1ロジカルアドレス情報211に基づいて、「0」のロジカルアドレスを取得しているPDP300が第1無線装置200に接続されているか否かを判断する。そして、接続されていると判断した場合、送信元である第2BDP510に対して、PDP300がCEC Reportコマンドを受信した旨のCECフレームデータ900における、ヘッダブロック910内のACK領域914、及びデータブロック920内のACK領域923のACK応答処理を、PDP300の代わりに行う(ステップS88)。また、第2ACK応答代替実行部406は、置換後第2ロジカルアドレス情報213に基づいて、送信側ロジカルアドレス領域911のロジカルアドレスを「4」から「8」に置換して記録し、CEC Reportコマンドを第1無線装置200へ送信する(ステップS69)。
第1無線装置200の第1無線側送受信部202は、第2無線装置400からのCEC ReportコマンドをPDP300へ送信する(ステップS71)。PDP300は、CEC Reportコマンドを受信した旨のACK応答をする(ステップS72)。
以上の処理により、PDP300は、実際にはロジカルアドレス「4」を取得している第2BDP510が実施した処理を、ロジカルアドレスが「8」の第2BDP510が実施したと認識する。
{第1実施形態のHDMIシステムの作用効果}
上述したように、上記第1実施形態では、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)HDMIシステム100の第1無線装置200は、PDP300から例えば第2BDP510に対するCECフレームデータ900を受信すると、受信側ロジカルアドレス領域912、場合によっては置換後第2ロジカルアドレス情報213の内容に基づいて、このCECフレームデータ900の送信先が第2無線装置400に接続された複数の機器のうち第2BDP510であると認識することが可能である。そして、共有機器リスト210の第2ロジカルアドレス情報212、場合によっては置換後第2ロジカルアドレス情報213に基づいて、この第2BDP510が第2無線装置400に接続されていることを認識すると、第2BDP510がCECフレームデータ900を受信した旨のACK応答を第2BDP510の代わりに行うとともに、このCECフレームデータ900を第2BDP510へ送信する。
このため、送信対象となりうる第2機器500,510,520,530が複数ある場合でも、PDP300は、CECフレームデータ900を実際に受信する第2BDP510からと見なせるACK応答を第1ACK応答代替実行部206から応答性よく受信でき、かつ、CECフレームデータ900を第2BDP510に適切に送信できる。また、第2機器500,510,520,530に対して個別に無線媒体Mを利用可能な機能を設ける必要がなく、第2機器500,510,520,530の構成の複雑化を招くことがない。
(2)第1無線装置200の第1ACK応答代替実行部206は、接続されている第1機器300,310,320のうちいずれかからCECフレームデータ900を受信すると、共有機器リスト210に基づいて第2無線装置400に接続されている機器を送信先としているCECフレームデータ900と判断した場合、このCECフレームデータ900の送信元にACK応答する。
このため、第1ACK応答代替実行部206は、送信元となりうる第1機器300,310,320などが複数ある場合でも、送信先の第2機器500,510,520,530がCECフレームデータ900を受信した旨のACK応答を正確にかつ応答性よく実行できる。
(3)第1無線装置200の第1リスト管理部205は、例えば第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」で重複していることを認識すると、第2BDP510の第2ロジカルアドレス情報212の「4」に対して関連付けて他の取得可能なロジカルアドレスに置換すると判断して、置換用のロジカルアドレス、例えば「8」を取得する。そして、その旨の置換後第2ロジカルアドレス情報213を有する共有機器リスト210を生成する。さらに、この共有機器リスト210を第2無線装置400へ送信する。そして、例えば、PDP300が受信側ロジカルアドレス領域912における送信先のロジカルアドレスを「8」に設定したCECフレームデータ900を送信した場合、第1ACK応答代替実行部206は、ロジカルアドレスが「8」の第2BDP510がコマンドを受信した旨のACK応答をする。さらに、第1無線側送受信部202は、第2無線装置400を介してCECフレームデータ900を送信して、共有機器リスト210の置換後第2ロジカルアドレス情報213に基づいて、送信先が「8」に設定された受信側ロジカルアドレス領域912をロジカルアドレス「4」に置換して第2BDP510に受信させる。
このため、例えば第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」で重複している場合でも、第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスの変更をすることなく、PDP300に送信先である第2BDP510が受信したと見なせるACK応答を実行できるとともに、CECフレームデータ900を第2BDP510に受信させることができる。
(4)第1無線装置200の第1リスト管理部205は、電力が供給されて電源がオフからオンに切り替わると、第1無線装置200に接続された第1機器300,310,320などを認識して、第1ロジカルアドレス情報211を新たに生成する。そして、この第1ロジカルアドレス情報211を第2無線装置400へ送信する。
このため、第1,第2無線装置200,400は、第1無線装置200の電源がオンされるたびに、最新の接続状態を反映した第2ロジカルアドレス情報212に基づいて、CECフレームデータ900の送受信処理を確実に実施できる。
(5)第1リスト管理部205は、第1CECネットワーク101に接続されている機器から送信されるCECフレームデータ900を受信すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスと受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識する。そして、そのCECフレームデータ900が自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理なのか、ブロードキャストに送信されたコマンド(「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合)なのか、それ以外のコマンドなのか、を判断する。
そして、自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理の場合には、受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識し、それが第1ロジカルアドレス情報211に登録されているかの判断を行うとともに、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視し、第1ロジカルアドレス情報211に未登録、かつNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第1ロジカルアドレス情報211に追加する。
また、ブロードキャストに送信されたコマンドの場合には、前記監視処理は行わずに終了する。
さらに、前記した以外のコマンドの場合には、受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識し、それが第1ロジカルアドレス情報211に登録されているか否かの判断を行うとともに、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視する。
このため、第1ロジカルアドレス情報211に未登録、かつACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第1ロジカルアドレス情報211に追加し、第1ロジカルアドレス情報211に登録、かつNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第1ロジカルアドレス情報211から削除するというように、共有機器リスト210を更新する処理を行うことができる。したがって、この共有機器リスト210を第2無線装置400へ送信することにより、常に最新の接続状態を反映することができ、CECフレームデータ900の送受信処理を確実に実施できる。
(6)第2無線装置400の第2ACK応答代替実行部406は、接続されている第2機器500,510,520,530のうちいずれかからCECフレームデータ900を受信すると、共有機器リスト210に基づいて第1無線装置200に接続されている機器を送信先としているCECフレームデータ900と判断した場合、このCECフレームデータ900の送信元にACK応答する。
このため、第2ACK応答代替実行部406は、送信元となりうる第2機器500,510,520,530などが複数ある場合でも、送信先の第1機器300,310,320がCECフレームデータ900を受信した旨のACK応答を正確にかつ応答性よく実行できる。
(7)第2無線装置400の第2ACK応答代替実行部406は、例えば、第2BDP510が送信側ロジカルアドレス領域911における送信元のロジカルアドレスを「4」に設定したCECフレームデータ900を送信した場合、共有機器リスト210の置換後第2ロジカルアドレス情報213に基づいて、送信先が「4」に設定された送信側ロジカルアドレス領域911をロジカルアドレス「8」に置換してPDP300に受信させる。
このため、例えば第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」で重複している場合でも、第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスの変更をすることなく、PDP300に送信元である第2BDP510からのCECフレームデータ900を受信させることができる。
(8)第2リスト管理部405は、第2CECネットワーク102に接続されている機器から送信されるCECフレームデータ900を受信すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスと受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識する。そして、そのCECフレームデータ900が自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理なのか、ブロードキャストに送信されたコマンド(「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合)なのか、それ以外のコマンドなのか、を判断する。
そして、自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理の場合には、受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識し、それが第2ロジカルアドレス情報212に登録されているかの判断を行うとともに、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視し、第2ロジカルアドレス情報212に未登録、かつNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第2ロジカルアドレス情報212に追加する。
また、ブロードキャストに送信されたコマンドの場合には、前記監視処理は行わずに終了する。
さらに、前記した以外のコマンドの場合には、受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識し、それが第2ロジカルアドレス情報212に登録されているか否かの判断を行うとともに、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視する。
このため、第2ロジカルアドレス情報212に未登録、かつACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第2ロジカルアドレス情報212に追加し、第2ロジカルアドレス情報212に登録、かつNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第2ロジカルアドレス情報212から削除するというように、共有機器リスト210を更新する処理を行うことができる。したがって、この共有機器リスト210を第1無線装置200へ送信することにより、常に最新の接続状態を反映することができ、CECフレームデータ900の送受信処理を確実に実施できる。
(9)第2無線装置400の第2リスト管理部405は、電力が供給されて電源がオフからオンに切り替わると、第2無線装置400に接続された第2機器500,510,520,530などを認識して、第2ロジカルアドレス情報212を新たに生成する。そして、この第2ロジカルアドレス情報212を第1無線装置200へ送信する。
このため、第1,第2無線装置200,400は、第2無線装置400の電源がオンされるたびに、最新の接続状態を反映した第2ロジカルアドレス情報212に基づいて、CECフレームデータ900の送受信処理を確実に実施できる。
(10)第2リスト管理部405は、電源がオフからオンに切り替わり、かつ、第1無線装置200との接続が確立していると判断すると、第2無線装置400に接続された第2機器500,510,520,530を認識して、第2ロジカルアドレス情報212を新たに生成する。
このため、第2リスト管理部405は、第2無線装置400の電源がオンされ、かつ、第1無線装置200との接続が確立されたときに、最新の接続状態を反映した第2ロジカルアドレス情報212を生成するので、第1無線装置200の電源がオフで各種データを受信できないときに第2ロジカルアドレス情報212を生成して送信してしまうという無駄な処理を実施することがなくなる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
上記第1実施形態では、第1,第2無線装置200,400が接続されたときのステップS5の接続確立処理において、「ホットプラグの状態変化により、第2機器500,510,520,530は、各々一度取得済みの自身のロジカルアドレスを破棄する(各機器のロジカルアドレスは「15」UNREGISTEREDとなる)。」と断定したが、各機器に電源が供給されている間は取得したロジカルアドレス、フィジカルアドレスをメモリなどに保持して継続維持したままで、このような結果を得られない機器が接続されている場合も実際には想定される。
また、送信側ロジカルアドレス領域911と受信側ロジカルアドレス領域912の両領域に取得したいロジカルアドレスを記録したヘッダブロック910のみで、データブロック920を有しないCECフレームデータ900で構成されたポーリングコマンドをポーリングコマンド(取得)と称し、送信側ロジカルアドレス領域911に自身のロジカルアドレスを記録し、受信側ロジカルアドレス領域912に接続確認したいロジカルアドレスを記録したヘッダブロック910のみで、データブロック920を有しないCECフレームデータ900で構成されたポーリングコマンドをポーリングコマンド(認識)と称して説明してきたが、そのようなポーリングコマンドの使い分けをせずに行う機器が接続される場合も実際には想定される。
具体的には、ポーリングコマンド(認識)処理にて自身のロジカルアドレスの取得処理を行う機器などである。
この第2実施形態では、上記のような動作仕様の機器が接続されている場合を想定したときのHDMIシステム100Aについて説明する。なお、この第2実施形態および後述する第3実施形態では、ポーリングコマンド(取得)、ポーリングコマンド(認識)の区別は特に行わず、ポーリングコマンドと称して説明する。
{HDMIシステムの動作}
まず、HDMIシステムの動作について説明する。
〔第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作〕
図25〜図27は、第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。図28は、PDP認識リストを示す模式図である。
まず、図7に示すようなHDMIシステム100Aにおいて、第1機器300,310,320が接続された第1無線装置200Aと、第2機器500,510,520,530が接続された第2無線装置400Aとが接続されていない状態のときに、図25に示すように、第1機器310,320は、既に電源オンで第1CECネットワーク101に接続され、図26に示すように、第2機器500,510,520,530も既に電源オンで第2CECネットワーク102に接続されている。また、このとき、各機器300〜320,500〜530は、接続時に各自自身のロジカルアドレスを取得済みである。ここで、第1,第2CECネットワーク101,102が存在することにより、第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」であり、第1DVDR320と第2DVDR520のロジカルアドレスがともに「1」となっている。
図25に示すように、PDP300の電源がオフからオンに切り替わると、PDP300は、自身のロジカルアドレス「0」を取得する(ステップS91)。この後、接続されている各機器を認識するために、第1無線装置200A、第1BDP310、第1DVDR320に対するポーリングコマンド処理を実施する(ステップS92)。
そして、第1DVDR320は、受信側ロジカルアドレス領域912に「1」のロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910を受信した旨のACK応答を行う(ステップS93)。また、同様にして、第1BDP310は、受信側ロジカルアドレス領域912に「4」のロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910を受信したときに、その旨のACK応答を行う(ステップS94)。さらに、第1無線装置200Aは、電源がオフのため、NACK応答となる。
そしてPDP300は、これらのACK応答に基づいて、第1CECネットワーク101におけるCECフレームデータ900を送信可能な第1機器310,320と、そのロジカルアドレスとを認識して、PDP認識リスト301を生成して記憶する。
この後、第1,第2無線装置200A,400Aの電源がオフからオンに切り替わると、第1無線装置200AのDDC_5Vがオンになる。そして、第1無線装置200Aは、初期設定処理を開始して、図8に示すように、無線媒体Mを介して通信可能な状態とするとともに、図25に示すように、第2無線装置400Aとの間で接続確立処理を実施する(ステップS95)。この接続確立処理では、例えば、第2無線装置400Aのホットプラグをハイからローに切り替える処理、PDP300のEDIDの読み込みや書き換え処理などのHDMIリピータ処理が実施される。
次に、第1無線装置200Aの第1リスト管理部205Aは、PDP300におけるステップS92の処理と同様にして、接続機器を認識するために、第1CECネットワーク101に対して順次ポーリングコマンド処理を実施する(ステップS96)。このポーリングコマンド処理に対して、PDP300、第1DVDR320、第1BDP310は、「0」、「1」、「4」の受信側ロジカルアドレス領域912が記録されたヘッダブロック910を受信した旨のACK応答を行う(ステップS97,S98,S99)。そして、第1リスト管理部205Aは、第1CEC側送受信部201でACK応答が確認されると、PDP300、第1BDP310、第1DVDR320のロジカルアドレスが「0」、「4」、「1」に設定されている旨の第1ロジカルアドレス情報211を生成する。
一方、第2無線装置400Aの第2リスト管理部405Aは、図25および図26に示すように、第1無線装置200AにおけるステップS96の処理と略等しいタイミングで、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530の接続されているに第2CECネットワーク102に対して、第2ロジカルアドレス情報212を生成するためのポーリングコマンド処理を実施する(ステップS100)。そして、第2リスト管理部405Aは、第2DVDR520、第3DVDR530、第2BDP510、第1AVR500から、「1」、「2」、「4」、「5」の各受信側ロジカルアドレス領域912が記録されたヘッダブロック910のポーリングコマンドに対してのACK応答(ステップS101,S102,S103,S104)が第2CEC側送受信部401において認識されると、第2ロジカルアドレス情報212を生成する。さらに、第2リスト管理部405Aは、第2ロジカルアドレス情報212を第1無線装置200Aの第1リスト管理部205Aへ送信する(ステップS105)。
第1リスト管理部205Aは、第2ロジカルアドレス情報212を受信すると、第1,第2ロジカルアドレス情報211,212に基づいて、プレイバックデバイスである第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」で重複していると判断すると、第2BDP510の第2ロジカルアドレス情報212のロジカルアドレスをプレイバックデバイスに対して取得可能な他のロジカルアドレスに置換する。この置換の際、ロジカルアドレスを示す数値が小さいものから順に置換できるか否かを判断する。ここでは、まず、「8」に設定されている第1,第2機器300,320,500,520,530が存在するか否かを確認して、存在していないため、第2ロジカルアドレス情報212のロジカルアドレスを「8」に置換すると判断する。
また、同様にして、第1DVDR320とロジカルアドレスが重複している第2DVDR520に対応する第2ロジカルアドレス情報212のロジカルアドレスを、レコーディングデバイスに対して取得可能な他のロジカルアドレスに置換すると判断する。ここでは、まず、「2」に置換可能か否かを確認して、第3DVDR530がすでに取得していることを認識する。そして、第2DVDR520の第2ロジカルアドレス情報212を、この次に小さい「9」に対する未使用確認後に置換すると判断する。ここで、第1無線装置200Aは、置換したロジカルアドレスが第1機器300,310,320に利用されているか否かを再度確認するために、ポーリングコマンド処理を実施してもよい。
そして、図22に示すように、第1,第2ロジカルアドレス情報211,212と、第2BDP510および第2DVDR520に対応する第2ロジカルアドレス情報212のロジカルアドレスをそれぞれ「8」、「9」に置換する旨の置換後第2ロジカルアドレス情報213と、を有する共有機器リスト210を生成して、第1記憶部204に記憶させる。さらに、この共有機器リスト210を第2リスト管理部405Aへ送信して、第2記憶部404に記憶させる(ステップS106)。ここで、第2無線装置400Aは、置換したロジカルアドレスが第2機器500,510,520,530に利用されているか否かを再度確認するために、ポーリングコマンド処理を実施してもよい。
前記したPDP300におけるPDP認識リスト301では、現時点では第1CECネットワーク101に接続されている機器しか登録されていないため、第2CECネットワーク102における、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530をPDP認識リスト301に追加登録するために、後述する処理を実施する。もし、第1,第2CECネットワーク101,102でロジカルアドレスが重複している場合には、PDP300のPDP認識リスト301に、置換後第2ロジカルアドレス情報213に対応するロジカルアドレスを登録する必要がある。
ここで、PDP300に対して第2CECネットワーク102に接続されている機器を認識させるために、HDMI規格で定められた「Report Physical Address(以下、Report PAと略す)」コマンドを使用する。「Report PA」コマンドとは、ある機器の自身のロジカルアドレスと自身のフィジカルアドレスとの関連付けを他の機器に通知するときに使用するコマンドであり、ある機器が新規にCECネットワークに接続された場合には、そのネットワーク上の既存機器に対して送信されるコマンドである。また、ある機器が特定の機器のロジカルアドレスと関連するフィジカルアドレスの情報を得たい場合に、「Give Physical Address(以下、Give PAと略す)」コマンドが送信され、その応答コマンドとして「Report PA」コマンドが使用されることもある。
そして、まず、第2無線装置400Aは、図26に示すように、第2ロジカルアドレス情報212に基づき、受信側ロジカルアドレス領域912に「1」を設定し、第2DVDR520に対して「Report PA」コマンドの応答を要求する「Give PA」コマンドを送信する(ステップS107)。第2DVDR520は、「Give PA」コマンド受信により、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTを受信側ロジカルアドレス領域912に記録し、自身のロジカルアドレスである「1」を送信側ロジカルアドレス領域911に記録したヘッダブロック910と、「Give PA」の実施結果に関するデータブロック920を含む「Report PA」コマンドを構成する、CECフレームデータ900をブロードキャスト送信する(ステップS108)。
第2無線装置400Aは、「Report PA」コマンド受信すると、ブロードキャストに送信されたコマンドであると判断してNACK応答するとともに、図27に示すように、受信側ロジカルアドレス領域912の内容を「1」から「9」に置換して、「Report PA」コマンドを第1無線装置200Aへ送信する(ステップS109)。このときに、必要であれば、ロジカルアドレスと関連付けてフィジカルアドレスも保存してもよい。
第1無線装置200Aの第1無線側送受信部202は、第2無線装置400Aからの「Report PA」コマンドを第1CECネットワーク101へ送信する(ステップS110)。
そして、PDP300は、第2DVDR520からの「Report PA」コマンドを受信すると、新たに機器が接続されたと認識して、PDP認識リスト301に、第2DVDR520として置換後のロジカルアドレス「9」を追加登録する。
また、図26に示すように、第2無線装置400Aは、受信側ロジカルアドレス領域912に「2」を設定し、第3DVDR530に対して「Give PA」コマンドを送信する(ステップS111)。第3DVDR530は、その応答処理である「Report PA」コマンドの送信側ロジカルアドレス領域911に自身のロジカルアドレスである「2」を記録し、ブロードキャスト送信する(ステップS112)。
第2無線装置400Aは、「Report PA」コマンド受信すると、NACK応答するとともに、図27に示すように、送信側ロジカルアドレス領域911の内容を置換せずに、第1無線装置200Aへ送信する(ステップS113)。このときに、必要であれば、ロジカルアドレスと関連付けてフィジカルアドレスも保存してもよい。
第1無線装置200Aは、「Report PA」コマンドを第1CECネットワーク101へ送信する(ステップS114)。
そして、PDP300は、第3DVDR530からの「Report PA」コマンドを受信すると、PDP認識リスト301に、第3DVDR530としてロジカルアドレス「2」を追加登録する。
さらに、図26に示すように、第2無線装置400Aは、受信側ロジカルアドレス領域912に「4」を設定し、第2BDP510に対して「Give PA」コマンドを送信する(ステップS115)。第2BDP510は、「Give PA」コマンド受信により、「Report PA」コマンドの送信側ロジカルアドレス領域911に自身のロジカルアドレスである「4」を記録し、ブロードキャスト送信する(ステップS116)。
第2無線装置400Aは、「Report PA」コマンド受信すると、ブロードキャストに送信されたコマンドであると判断してNACK応答する。さらに、共有機器リスト210における第2ロジカルアドレス情報212、置換後第2ロジカルアドレス情報213に基づいて、送信側ロジカルアドレスが「4」に設定されているコマンドを第1無線装置200Aへ送信する際には、送信側ロジカルアドレスを「8」に置換すると認識する。そして、図27に示すように、送信側ロジカルアドレス領域911の内容を「4」から「8」に置換して、「Report PA」コマンドを第1無線装置200Aへ送信する(ステップS117)。このときに、必要であれば、ロジカルアドレスと関連付けてフィジカルアドレスも保存してもよい。
第1無線装置200Aは、第2無線装置400Aからの「Report PA」コマンドを第1CECネットワーク101へ送信する(ステップS118)。
そして、PDP300は、第2BDP510からの「Report PA」コマンドを受信すると、新たに機器が接続されたと認識してPDP認識リスト301に、第2BDP510として置換後のロジカルアドレス「8」を追加登録する。
また、図26に示すように、第2無線装置400Aは、受信側ロジカルアドレス領域912に「5」を設定し、第1AVR500に対して「Give PA」コマンドを送信する(ステップS119)。第1AVR500は、「Give PA」コマンド受信により、「Report PA」コマンドの送信側ロジカルアドレス領域911に自身のロジカルアドレスである「5」を記録し、ブロードキャスト送信する(ステップS120)。
第2無線装置400Aは、「Report PA」コマンドを受信すると、NACK応答するとともに、受信側ロジカルアドレス領域912の内容を置換せずに、第1無線装置200Aへ送信する(ステップS121)。このときに、必要であれば、ロジカルアドレスと関連付けてフィジカルアドレスも保存してもよい。
第1無線装置200Aは、第2無線装置400Aからの「Report PA」コマンドを第1CECネットワーク101へ送信する(ステップS122)。
そして、PDP300は、第1AVR500からの「Report PA」コマンドを受信すると、PDP認識リスト301に、第1AVR500としてロジカルアドレス「5」を追加登録する。
そして、PDP300は、これらの「Report PA」コマンドの受信に基づいて、CECフレームデータ900を送信可能な第1機器310,320の認識に加えて、第2機器500,510,520,530と、そのロジカルアドレスとを認識して追加登録し、図28に示すようなPDP認識リスト301を生成して記憶する。
また一方で、第2無線装置400Aは、PDP300に対しての、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530の上記追加登録処理を終了すると、図26に示すように、ホットプラグをローからハイに切り替える。このタイミングで第2無線装置400Aがホットプラグの操作を行っているのは、第2CECネットワーク102に接続されている各機器からのCEC通信を抑制するためであり、特にその必要が無ければ、ホットプラグをローからハイへの切り替えを他のタイミングで行ってもよい。
また、もし共有機器リスト210にてフィジカルアドレスの管理が必要である場合には、(ステップS96,S100)におけるポーリングコマンド処理は、「Give PA」コマンドによる処理で代用してもよい。
この後、PDP300は、図26,27に示すような、第2DVDR520のバージョンを調べるための処理などを実施する(ステップS123)。
〔第1無線装置と第1BDPとが接続、切断されたときの動作〕
図29は、第1無線装置と第1BDPとの接続前、切断後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図30は、第1無線装置と第1BDPとの接続前、切断後の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。図31は、第1無線装置と第1BDPとの接続後、切断前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図32は、第1無線装置と第1BDPとの接続後、切断前の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。
図29に示すようなHDMIシステム100Aにおいて、第1BDP310が第1CECネットワーク101に接続されていない状態では、第1記憶部204には、図30に示すような共有機器リスト210が記憶されている。そして、図31に示すように、第1BDP310が第1CECネットワーク101に接続されると、プレイバックデバイスである第1BDP310は、ロジカルアドレスを取得するために、設定可能な「4」、「8」、「11」の機器があるかを確認するためのポーリングコマンド処理を実施する。
第1無線装置200Aの第1ACK応答代替実行部206Aは、第1CEC側送受信部201を介して、このポーリングコマンド処理に対して、共有機器リスト210の第2ロジカルアドレス情報212に基づいて、第2BDP510が「4」に設定されている旨のACK応答をし、「8」に設定されている機器がない旨のNACK応答をする。そして、第1BDP310は、図31に示すように、自身のロジカルアドレスとして「8」を取得し維持する。
そして、新規にCECネットワークに接続した第1BDP310は、自身のロジカルアドレスと自身のフィジカルアドレスとの関連付けを他の機器に通知するために、「Report PA」コマンドをブロードキャスト送信する。
そして、第1リスト管理部205Aは、第1BDP310からの「Report PA」コマンドを受信すると、NACK応答するとともに、図32に示すように、第1BDP310のロジカルアドレスが「8」である旨の第1ロジカルアドレス情報211を共有機器リスト210に加えて更新する。このときに、必要であれば、ロジカルアドレスと関連付けてフィジカルアドレスも保存してもよい。
さらに、第1リスト管理部205Aは、この更新した共有機器リスト210を必要に応じて第2リスト管理部405Aへ送信して、第2記憶部404の共有機器リスト210を更新させる。
また、このとき、第1CEC側送受信部201は、第1BDP310が本当に「8」を取得したかを再確認のために、ポーリングコマンド処理を実施してもよい。
そしてまた、PDP300は、第1BDP310からの「Report PA」コマンドの受信に基づいて、そのロジカルアドレスを認識してPDP認識リスト301に追加し記憶する。
また、図29に示すように、この状態から第1BDP310が切断されると、第1無線装置200Aの第1リスト管理部205Aは、変化を認識する術がないため、第1BDP310の切断を認識できない。
そこで、第1リスト管理部205Aは、PDP300や第2機器500,510,520,530において送受信されるCECフレームデータ900のコマンドに対するACK応答やNACK応答を監視する。そして、第1リスト管理部205Aは、共有機器リスト210に登録されているロジカルアドレスに対するコマンド送信に対してNACK応答が所定回数続いたことを認識すると、このNACK応答が続いたロジカルアドレスが存在するか否かを確認するためのポーリングコマンド処理を実施する。そして、第1リスト管理部205Aは、例えば、第1BDP310に関するNACK応答を認識すると、図30に示すように、第1BDP310の第1ロジカルアドレス情報211を共有機器リスト210から削除して更新するとともに、この更新した共有機器リスト210を必要に応じて第2無線装置400Aへ送信して第2記憶部404に記憶させる。
なお、前記第1リスト管理部205Aのロジカルアドレスが存在するか否かを確認するためのポーリングコマンド処理を省略し、PDP300や第2機器500,510,520,530において送受信されるCECフレームデータ900のコマンドに対する所定回数続いたNACK応答をもって、第1BDP310の第1ロジカルアドレス情報211を共有機器リスト210から削除して更新してもよい。
すなわち、第1無線装置200Aの第1リスト管理部205Aは、第1CECネットワーク101に接続されている機器へ送信されるCECフレームデータ900を受信すると、そのヘッダブロック910の受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを判断する。そして、それが第1ロジカルアドレス情報211に登録されている場合には、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視して、NACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第1ロジカルアドレス情報211から削除し、共有機器リスト210を更新する処理を行う。このとき、ロジカルアドレス設定情報800に基づく、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合には、第1リスト管理部205Aは、前記監視処理を行わずに終了する。
また、ロジカルアドレスに関連付けて、他のフィジカルアドレスなどの情報も保持している場合には、あわせて更新してもよい。
〔第2無線装置と第2BDPとが接続、切断されたときの動作〕
図33は、第2無線装置と第2BDPとの接続前、切断後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図34は、第2無線装置と第2BDPとの接続前、切断後の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。図35は、第2無線装置と第2BDPとの接続後、切断前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図36は、第2無線装置と第2BDPとの接続後、切断前の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。
図33に示すようなHDMIシステム100Aにおいて、第2BDP510が第2CECネットワーク102に接続されていない状態では、第2記憶部404には、図34に示すような共有機器リスト210が記憶されている。そして、図35に示すように、第2BDP510が第2CECネットワーク102に接続されると、プレイバックデバイスである第2BDP510は、ロジカルアドレスを取得するために、設定可能な「4」、「8」、「11」の機器があるかを確認するためのポーリングコマンド処理を実施する。そして、第2BDP510は、第2無線装置400Aなどからの「8」に設定されている機器がない旨のNACK応答を認識して、自身のロジカルアドレスとして「8」を取得し維持する。
そして、第2BDP510は、「Report PA」コマンドを送信する。
そして、第2リスト管理部405Aは、「Report PA」コマンドを受信すると、NACK応答するとともに、図36に示すように、第2BDP510に関する第2ロジカルアドレス情報212と、必要に応じて関連付けたフィジカルアドレスを共有機器リスト210に加えて更新するとともに、この更新した共有機器リスト210を必要に応じて第1無線装置200Aへ送信して第1記憶部204に記憶させる。
またこのとき、もしロジカルアドレスの重複があった場合には、置換用ロジカルアドレスを設定し置換後第2ロジカルアドレス情報213に追加して、今後この情報を基にロジカルアドレス置換処理を行うこととなる。
また、このとき、第2リスト管理部405Aは、第2BDP510が本当に「8」を取得したかを再確認するために、ポーリングコマンド処理を実施してもよい。
また、図33に示すように、この状態から第2BDP510が切断されると、第2無線装置400Aの第2リスト管理部405Aは、変化を認識する術がないため、第2BDP510の切断を認識できない。このため、第2リスト管理部405Aは、第1機器300,310や第2機器500,520,530において送受信されるコマンドに対するACK応答やNACK応答を監視して、第2BDP510に対するコマンド送信に対してNACK応答が所定回数続いたことを認識すると、この第2BDP510が存在するか否かを確認するためのポーリングコマンド処理を実施する。そして、第2リスト管理部405Aは、NACK応答を認識すると、図34に示すように、第2BDP510の第2ロジカルアドレス情報212を共有機器リスト210から削除して更新するとともに、この更新した共有機器リスト210を必要に応じて第1無線装置200Aへ送信して第1記憶部204に記憶させる。
このときに、削除するロジカルアドレスが置換ロジカルアドレスとして関連付けられている場合には、第2ロジカルアドレス情報212と置換後第2ロジカルアドレス情報213の両方の登録情報を削除する。
また、前記第2リスト管理部405Aのロジカルアドレスが存在するか否かを確認するためのポーリングコマンド処理は省略し、PDP300や第2機器310,500,520,530において送受信されるCECフレームデータ900のコマンドに対する所定回数続いたNACK応答をもって、第2BDP510の第2ロジカルアドレス情報212、および必要であれば、置換後第2ロジカルアドレス情報213を共有機器リスト210から削除して更新してもよい。
すなわち、第2無線装置400Aの第2リスト管理部405Aは、第2CECネットワーク102に接続されている機器へ送信されるCECフレームデータ900を受信すると、そのヘッダブロック910の受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを判断する。そして、それが第2ロジカルアドレス情報212に登録されている場合には、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視してNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第2ロジカルアドレス情報212、および必要であれば、置換後第2ロジカルアドレス情報213から削除し、共有機器リスト210を更新する処理を行う。このとき、ロジカルアドレス設定情報800に基づく、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合には、第2リスト管理部405Aは前記監視処理を行わずに終了する。
また、ロジカルアドレスに関連付けて、他のフィジカルアドレスなどの情報も保持している場合には、あわせて更新してもよい。
{第2実施形態のHDMIシステムの作用効果}
上述したように、上記第2実施形態では、以下のような作用効果を奏することができる。
(11)HDMIシステム100Aを構成する、第1,第2無線装置200A,400A、PDP300、第1BDP310、第1DVDR320、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530における、各機器の電源投入タイミング、CECネットワークへの接続タイミングをユーザが意識することなく行えるとともに、PDP300は、CECネットワーク上の接続機器を的確に認識することができるため、CECフレームデータ900を実際に受信する機器に対して確実に送信することができる。
(12)HDMIシステム100Aを構成する、第1,第2無線装置200A,400A、PDP300、第1BDP310、第1DVDR320、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530における、各機器の自身のロジカルアドレスの取得方法や取得後のロジカルアドレスの保持仕様を意識することなく、PDP300は、CECネットワーク上の接続機器を的確に認識することができるため、CECフレームデータ900を実際に受信する機器に対して確実に送信することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
この第3実施形態では、CECネットワークが後述する特定のコマンドを処理可能な製品機器で構成されている場合を想定したときのHDMIシステム100Bについて説明する。
ここで、「特定のコマンドを処理可能な製品機器」としているのは、現在のHDMI規格における一般のCECコマンドには後述するような機能を目的としたものが無いために、ベンダーユニークで使用することのできるCECコマンド(以後、ベンダーコマンドと称す)で実現しているためである。
そのために、現時点ではベンダーコマンドを処理できるような、無線送受信装置を含め、動作仕様の思想を共有した製品機器(例えば、同一メーカ製品)が少なくとも2つ以上、CECネットワークに存在する場合に、第3実施形態の構成は有効である。
また今後、HDMI規格にて同様の目的とした一般的なコマンドが追加され、コマンド処理が義務化された場合や、業界団体等で同様の目的とするベンダーコマンドとして標準化された場合等には、幅広い製品機器で本発明と同等の効果を得られることになる。
ここで、前記したベンダーコマンドとは、具体的にはHDMI規格で定められている、「Vendor Command」、「Vendor Command With ID」、「Vendor Remote Button Down」などの、パラメータに独自の仕様を盛り込むことが可能なことによる、後述するような意図を持ったCECコマンドである。
ここでは、例として、図2のCECフレームデータ900のヘッダブロック910に続く、最初のデータブロック920のコマンド領域921のオペコードを「Vendor Command With ID」に設定し、以後に続くデータブロック920におけるオペランドにて製造会社IDを設定し、この製造会社IDの以後に続くデータブロック920におけるオペランドにて、受信した機器が取得済みの自身のロジカルアドレスを一旦破棄し、自身のロジカルアドレスを再取得する動作処理を促すことを目的としたパラメータを構成する、特定のベンダーコマンドを「Logical Address Reset(以下、LA Resetと略す)」コマンドと称する。
また、主にTVなどのCECネットワーク上の機器を全て認識する必要がある機器に対して再度機器認識処理を要求する、特定のベンダーコマンドを「Polling Request(以下、Polling Reqと略す)」コマンドと称して説明する。
また、「LA Reset」コマンドを受信した機器は、ロジカルアドレスの再取得処理を行うが、その処理を簡略化するために、再取得用のロジカルアドレスを予めコマンド送信機器側が指定するデータブロック920をパラメータとして追加したコマンド構成にしてもよい。
また「LA Reset」コマンドと同様の効果を目的として、例えば図2のCECフレームデータ900のヘッダブロック910における受信側ロジカルアドレス領域912を「15」に設定して続く、最初のデータブロック920のコマンド領域921のオペコードを「Vendor Command With ID」に設定し、以後に続くデータブロック920におけるオペランドにて、製造会社IDを設定し、この製造会社IDの以後に続くデータブロック920におけるオペランドにて、受信した機器が取得済みの自身のロジカルアドレスを一旦破棄し、自身のロジカルアドレスを再取得する動作処理を促すことを目的としたパラメータを構成し、それ移行の少なくとも1つ以上のデータブロック920にリセットするロジカルアドレスを指定するパラメータを構成するようにしてもよい。また、前記したように再取得用のロジカルアドレスを予め指定したデータブロック920をパラメータとして追加したコマンド構成にしてもよい。この構成の場合には、複数機器のロジカルアドレスのリセットを行いたい場合でも、1つのコマンドで複数のロジカルアドレスのリセットが一度に行えるとともに、ブロードキャスト送信のため、対象機器以外の機器も受信が可能であり、例えば受信したタイミングでPDP300がPDP認識リスト301から指定されているロジカルアドレスを削除してもよい。
またこの場合、ブロードキャスト送信のため、ACK応答での受信確認が行えないため、別途受信確認用としてベンダーコマンドによるレポートコマンドを定義してもよい。
また、「Polling Req」コマンドと同様の結果を得ることができるコマンドとして、例えば直接、PDP300のPDP認識リスト301に対して、認識ロジカルアドレスの追加、及び削除の編集を目的とした仕様のベンダーコマンドでもよいし、第1,第2無線装置200B,400B(図7参照)で作成し共有した共有機器リスト210B(図37参照)と同等のものをパラメータとして構成することより、共有機器リスト210を転送してPDP認識リスト301にそのまま、もしくは一部を反映するような仕様のベンダーコマンドでもよい。
{共有機器リストの構成}
まず、HDMIシステム100Bで利用される共有機器リストの構成について説明する。
図37は、第1機器と第2機器で生成される共有機器リストを示す模式図である。
図37に示すように、共有機器リスト210Bは、第1無線装置200Bに接続された機器に関する接続第1機器情報213Bと、第2無線装置400Bに接続された機器に関する接続第2機器情報214Bとを備えている。
接続第1,第2機器情報213B,214Bは、第1,第2ロジカルアドレス情報211,212と、この第1,第2ロジカルアドレス情報211,212で表される第1,第2機器の製造会社のIDを表す第1,第2製造会社ID情報215B,216Bとをそれぞれ備えている。
なお、同一の製造会社IDであってもベンダーコマンド仕様の差異によりコマンド処理の可、不可が想定されるため、ベンダーコマンド仕様バージョン情報などを有する構成としてもよい。
ここで、第1,第2CEC側送受信部201,401は、本発明のリセットコマンド送信部として、第1,第2リスト管理部205B,405Bは、本発明のリセットコマンド作成部として機能する。
{HDMIシステムの動作}
次に、HDMIシステムの動作について説明する。
なお、第1無線装置と第1BDPとが接続、切断されたときの動作、および、第2無線装置と第2BDPとが接続、切断されたときの動作に関しては、第2実施形態と同様なので、ここでは説明を省略する。
〔第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作〕
図38,図40〜43は、第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。図39は、第1無線装置と第2無線装置との接続後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図44は、PDP認識リストを示す模式図である。
ここで、図7に示すHDMIシステム100Bにおいて、第1,第2無線装置200B,400B、および、PDP300、第1DVDR320、第2BDP510は同じ製造会社IDをもつ、例えば同一メーカ製で、「LA Reset」コマンド、および、「Polling Req」コマンドを認識することのできる製品機器とする。
また、第2実施形態と同様の動作については、同一符号を付し説明を省略あるいは簡略にする。
図7に示すように、第1機器300,310,320が接続された第1無線装置200Bと、第2機器500,510,520,530が接続された第2無線装置400Bとが接続されていない状態のときに、第1機器310,320は、既に電源ONで第1CECネットワーク101に接続され、第2機器500,510,520,530も既に電源ONで第2CECネットワーク102に接続されており、各機器は接続時に各自自身のロジカルアドレスを取得済みである。ここで、第1,第2CECネットワーク101,102が存在することにより、第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」であり、第1DVDR320と第2DVDR520のロジカルアドレスがともに「1」となっている。
図38に示すように、PDP300の電源がオフからオンに切り替わると、PDP300、第1BDP310、第1DVDR320は、第2実施形態と同様のステップS91〜S94の処理を実施する。そしてPDP300は、これらのACK応答に基づいて、第1CECネットワーク101におけるCECフレームデータ900を送信可能な第1機器310,320と、そのロジカルアドレスとを認識して、PDP認識リスト301を生成して記憶する。
この後、第1,第2無線装置200B,400Bの電源がオフからオンに切り替わると、第1無線装置200BのDDC_5Vがオンになる。そして、第1接続処理部203は、初期設定処理を開始して、図39に示すように、無線媒体Mを介して通信可能な状態とするとともに、図38に示すように、第2実施形態のステップS95の処理(接続確立処理)をする。
また、第1無線装置200Bの第1リスト管理部205B、PDP300、第1BDP310、第1DVDR320は、第2実施形態と同様のステップS96〜S99の処理をする。そして、第1リスト管理部205Bは、PDP300、第1BDP310、第1DVDR320のロジカルアドレスが「0」、「4」、「1」に設定した旨の第1ロジカルアドレス情報211を生成する。
そして、図40に示すように、第1リスト管理部205Bは、生成した第1ロジカルアドレス情報211に基づき、製造会社IDを認識するために、まず第1CECネットワーク101のPDP300に対して、「Give Device Vender ID(以下、Give D_V_IDと略す)」コマンドを送信する(ステップS131)。ここで、「Give D_V_ID」コマンドとはHDMI規格で定められた一般的なコマンドであり、製造会社IDを認識したい場合のリクエストコマンドとして使用するものである。また、「Give D_V_ID」コマンドに対する返信コマンドとして、製造会社ID情報を通知する「Device Vender ID(以下、D_V_IDと略す)」コマンドも定められている。
そして、PDP300は「Give D_V_ID」コマンドを受信すると、その旨のACK応答を行うとともに、自身の製造会社IDが「A」である旨のレポートコマンド、「D_V_ID」コマンドをブロードキャスト送信する(ステップS132)。
第1無線装置200Bの第1リスト管理部205Bは、この「D_V_ID」コマンドを受信すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスと関連付けて、コマンドパラメータである製造会社IDを図37に示すような共有機器リスト210Bの接続第1機器情報213Bにおける製造会社ID情報215Bに記録する。このことにより、共有機器リスト210Bには、PDP300のロジカルアドレスが「0」であり、かつ、製造会社IDが「A」である旨が記録される。
また、次に、第1リスト管理部205Bは、第1DVDR320に対して同様に「Give D_V_ID」コマンドを送信する(ステップS133)。そして、第1DVDR320は「Give D_V_ID」コマンドを受信すると、ACK応答を行うとともに、自身の製造会社IDが「A」である旨の「D_V_ID」コマンドをブロードキャスト送信する(ステップS134)。第1リスト管理部205Bは、「D_V_ID」コマンドを受信すると、第1DVDR320のロジカルアドレス「1」と関連付けて、接続第1機器情報213Bの製造会社ID情報215Bに製造会社ID「A」を記録する。
また、さらに、第1BDP310に対して同様に「Give D_V_ID」コマンドを送信する(ステップS135)。そして、第1BDP310は、そのコマンドを受信すると、ACK応答を行うとともに、自身の製造会社IDが「B」である旨の「D_V_ID」コマンドをブロードキャスト送信する(ステップS136)。第1無線装置200Bは、そのコマンドを受信すると、第1BDP310のロジカルアドレス「4」と関連付けて、接続第1機器情報213Bの製造会社ID情報215Bに製造会社ID「B」を記録する。
以上により、接続第1機器情報213Bには、PDP300はロジカルアドレス「0」、製造会社ID「A」、第1DVDR320はロジカルアドレス「1」、製造会社ID「A」、第1BDP310はロジカルアドレス「4」、製造会社ID「B」である旨が記録される。
また一方で、第2無線装置400Bの第2リスト管理部405B、第2DVDR520、第3DVDR530、第2BDP510、第1AVR500は、図38および図41に示すように、第2リスト管理部405Bで接続機器を認識するために、第2実施形態と同様のステップS100〜S104の処理をする。そして、第2リスト管理部405Bは、ACK応答が確認されると、第2DVDR520、第3DVDR530、第2BDP510、第1AVR500のロジカルアドレスが「1」、「2」、「4」、「5」に設定した旨の第2ロジカルアドレス情報212を生成する。
そして、さらに、図40および図41に示すように、第2リスト管理部405Bは、第1無線装置200BにおけるステップS131と略等しいタイミングで、生成した第2ロジカルアドレス情報212に基づき、製造会社IDを認識するために、第2CECネットワーク102の第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530に対して、順次「Give D_V_ID」コマンドを送信する(ステップS137,ステップS139,ステップS141,ステップS143)。
そして、第1AVR500は、そのコマンドを受信すると、ACK応答を行うとともに、自身の製造会社IDが「C」である旨の「D_V_ID」コマンドをブロードキャスト送信する(ステップS138)。第2無線装置400Bは、そのコマンドを受信すると、第1AVR500のロジカルアドレス「5」と関連付けて、接続第2機器情報214Bの製造会社ID情報216Bに製造会社ID「C」を記録する。同様に、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530も自身の製造会社IDが、それぞれ「A」、「B」、「C」である旨の「D_V_ID」コマンドをブロードキャスト送信する(ステップS140,ステップS142,ステップS144)し、第2無線装置400Bは、そのコマンドの受信により順次、ロジカルアドレスに関連付けて、接続第2機器情報214Bの製造会社ID情報216Bに製造会社IDを記録する。
以上により、接続第2機器情報214Bには、第1AVR500はロジカルアドレス「5」、製造会社ID「C」、第2BDP510はロジカルアドレス「4」、製造会社ID「A」、第2DVDR520はロジカルアドレス「1」、製造会社ID「B」、第3DVDR530はロジカルアドレス「2」、製造会社ID「C」である旨が記録される。
そして、第2無線装置400Bの第2リスト管理部405Bは、第2CECネットワーク102に関する接続第2機器情報214Bの生成を終えると、この接続第2機器情報214Bを第1無線装置200Bの第1リスト管理部205Bへ送信する(ステップS145)。
図40に示すように、第1無線装置200Bの第1リスト管理部205Bは、接続第2機器情報214Bを受信すると、第1,第2ロジカルアドレス情報211,212に基づいて、ロジカルアドレスの重複状態や製造会社ID情報を確認するために、仮の共有機器リスト210Bを生成する。そして、プレイバックデバイスである第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」で重複、レコーディングデバイスである第1DVDR320と第2DVDR520のロジカルアドレスがともに「1」で重複していると判断する。次に、ロジカルアドレスが重複している第1BDP310と第2BDP510、第1DVDR320と第2DVDR520の製造会社IDを判断する。そして、接続第1,第2機器情報213B,214Bに基づいて、第1DVDR320と第2BDP510が第1、第2無線装置200B、400Bと同一の製造会社ID「A」であると判断する。
この後、第1リスト管理部205Bは、接続第1機器情報213Bに基づき、第1CECネットワーク101において製造会社ID「A」であり、ベンダーコマンドを認識、及び処理することが可能である第1DVDR320に対して、ロジカルアドレスが重複しているため、自身のロジカルアドレスを再取得するように要求する。具体的には、受信側ロジカルアドレス領域912に「1」を記録した、第1リセットコマンドとしての「LA Reset」コマンドを送信する(ステップS146)。
すなわち、第1無線装置200Bは、管理している共有機器リスト210Bにおいて、ロジカルアドレスの重複を判断し、ロジカルアドレス重複機器(ロジカルアドレスが重複している機器)が、「LA Reset」コマンドに対応できる場合には、ロジカルアドレスの再取得を促し、第1,第2CECネットワーク101,102のロジカルアドレス重複状態を修正する。
またもし、第1,第2ロジカルアドレス情報211,212に基づいて、ロジカルアドレスの重複が認識されたが、第1ロジカルアドレス情報211におけるロジカルアドレス重複機器がベンダーコマンドを認識、及び処理できない場合には、「LA Reset」コマンドは送信せずに、第1無線装置200Bの第1リスト管理部205Bは、第2無線装置400Bの第2リスト管理部405Bへ、仮の共有機器リスト210Bを送信する。
第1DVDR320は、「LA Reset」コマンドを受信すると、コマンド受信した旨のACK応答をするとともに、自身のロジカルアドレスを一旦破棄して、ロジカルアドレス再取得処理を開始する。ここで、第1リスト管理部205Bは、第1DVDR320からのACK応答を確認して、第1ロジカルアドレス情報211から再取得対象であるロジカルアドレス「1」を削除、もしくは保留とし仮の共有機器リスト210Bとして更新する。
第1DVDR320は先ず、レコーディングデバイスとして取得が可能であるロジカルアドレス「1」に設定して、第1CECネットワーク101に対してポーリングコマンド処理を実施する(ステップS147)。
このポーリング処理に対して、PDP300、第1BDP310はNACK応答する。
また、第1無線装置200Bは、仮の共有機器リスト210Bにおける第2ロジカルアドレス情報212に基づいて、第2DVDR520のロジカルアドレスが「1」であることを認識して、ACK応答をする(ステップS148)。
レコーディングデバイスである第1DVDR320は、第1無線装置200BからのACK応答を認識すると、ロジカルアドレス「1」が既に他機器で取得済みであると判断する。そして、ロジカルアドレス設定情報800に基づいて、他に設定可能な「2」を取得可能か否かを確認するために、再度、第1CECネットワーク101に対してロジカルアドレスを「2」に設定してポーリングコマンド処理を実施する(ステップS149)。
このポーリング処理に対して、PDP300、第1BDP310はNACK応答する。
また、第1無線装置200Bは、仮の共有機器リスト210Bに基づいて、第3DVDR530のロジカルアドレスが「2」であることを認識して、ACK応答をする(ステップS150)。
第1DVDR320は、このACK応答を認識すると、ロジカルアドレス「2」が既に他機器で取得済みであると判断して、ロジカルアドレス設定情報800に基づいて、他に設定可能な「9」を取得可能か否かを確認するために、再度、ロジカルアドレスを「9」に設定してポーリングコマンド処理を実施する(ステップS151)。
このポーリング処理に対して、PDP300、第1BDP310はNACK応答する。
また、第1無線装置200Bは、仮の共有機器リスト210Bに基づいて、ロジカルアドレスが「9」である機器が存在しないことを認識して、その旨のNACK応答をする(ステップS152)。
第1DVDR320は、PDP300、第1BDP310、第1無線装置200BからのNACK応答を認識すると、自身のロジカルアドレスとして「9」を取得し維持する。
そして、第1DVDR320は、自身のロジカルアドレスと自身のフィジカルアドレスとの関連付けを他の機器に通知するために、「Report Physical Address(以下、Report PAと略す)」コマンドをブロードキャスト送信する(ステップS153)。
第1無線装置200Bは、第1DVDR320からの「Report PA」コマンドを受信すると、NACK応答するとともに、第1DVDR320のロジカルアドレスが「9」である旨を第1ロジカルアドレス情報211に登録し、仮の共有機器リスト210Bを更新する。ここで、第1ロジカルアドレス情報211に登録されているロジカルアドレスは、「0」、「4」、「9」となっている。このときに、本当に第1DVDR320のロジカルアドレスが更新されたのかを照合するためにフィジカルアドレスなどの情報も関連付けて管理してもよい。
一方PDP300は、第1DVDR320からの「Report PA」コマンドを受信すると、新たに機器が接続されたと認識してPDP認識リスト301に、第1DVDR320としてロジカルアドレス「9」を追加登録する。この時、PDP300は、まだ第1DVDR320のロジカルアドレスが「1」から「9」に取得し直したことは認識できていないため、既に登録済みである「1」、「4」に加えて「9」が登録されることになる。
第1無線装置200Bは、第1ロジカルアドレス情報211が更新されたことにより、第2無線装置400Bへ仮の共有機器リスト210Bを送信する(ステップS154)。このときに、第1無線装置200Bで判断したロジカルアドレス重複や製造会社ID一致に関する情報などを付加して送信してもよいが、この第3実施形態では付加せずに送信する。
第2無線装置400Bの第2リスト管理部405Bは、図42に示すように、仮の共有機器リスト210Bを受信すると、ロジカルアドレスの重複状態や製造会社IDを確認する。そして、プレイバックデバイスである第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」で重複していると判断する。次に、ロジカルアドレスが重複している第1BDP310と第2BDP510の製造会社IDを判断する。そして、接続第2機器情報214Bに基づいて、第2BDP510が第1、第2無線装置200B、400Bと同一の製造会社ID「A」であると判断する。
この後、第2リスト管理部405Bは、接続第2機器情報214Bに基づき、第2CECネットワーク102において製造会社ID「A」であり、ベンダーコマンドを認識、及び処理することが可能である第2BDP510に対して、受信側ロジカルアドレス領域912に「4」を記録した、第2リセットコマンドとしての「LA Reset」コマンドを送信する(ステップS155)。
すなわち、第2無線装置400Bは、管理している共有機器リスト210Bにおいて、ロジカルアドレスの重複を判断し、ロジカルアドレス重複機器が、「LA Reset」コマンドに対応できる場合には、ロジカルアドレスの再取得を促し、第1,第2CECネットワーク101,102のロジカルアドレス重複状態を修正する。またもし、ロジカルアドレスが重複している機器がいずれも「LA Reset」コマンドを認識、及び処理できない場合には、第2実施形態において前述しているロジカルアドレスの置換処理を行い、第1,第2CECネットワーク101,102のロジカルアドレス重複状態を修正してもよい。
第2BDP510は、「LA Reset」コマンドを受信すると、ACK応答をするとともに、自身のロジカルアドレスを一旦破棄して、ロジカルアドレス再取得処理を開始する。ここで、第2リスト管理部405Bは、第2BDP510からのACK応答を確認して、第2ロジカルアドレス情報212から再取得対象であるロジカルアドレス「4」を削除、もしくは保留とし仮の共有機器リスト210Bとして更新する。
第2BDP510は先ず、プレイバックデバイスとして取得が可能であるロジカルアドレス「4」に設定して、第2CECネットワーク102に対してポーリングコマンド処理を実施する(ステップS156)。
このポーリング処理に対して、第1AVR500、第2DVDR520、第3DVDR530はNACK応答する。第2無線装置400Bは、仮の共有機器リスト210Bにおける第1ロジカルアドレス情報211に基づいて、第1BDP310のロジカルアドレスが「4」であることを認識して、ACK応答をする(ステップS157)。
第2BDP510は、このACK応答を認識すると、ロジカルアドレス「4」が既に他機器で取得済みであると判断して、ロジカルアドレス設定情報800に基づいて、他に設定可能な「8」を取得可能か否かを確認するために、再度、第2CECネットワーク102に対してロジカルアドレスを「8」に設定してポーリングコマンド処理を実施する(ステップS158)。
このポーリング処理に対して、第1AVR500、第2DVDR520、第3DVDR530はNACK応答する。第2無線装置400Bは、仮の共有機器リスト210Bに基づいて、ロジカルアドレスが「8」である機器が存在しないことを認識して、その旨のNACK応答をする(ステップS159)。
第2BDP510は、第1AVR500、第2DVDR520、第3DVDR530、第2無線装置400BからのNACK応答を認識すると、自身のロジカルアドレスとして「8」を取得し維持する。
そして、第2BDP510は、自身のロジカルアドレスと自身のフィジカルアドレスとの関連付けを他の機器に通知するために、「Report PA」コマンドをブロードキャスト送信する(ステップS160)。
第2無線装置400Bは、第2BDP510からの「Report PA」コマンドを受信すると、NACK応答するとともに、第2BDP510のロジカルアドレスが「8」である旨を第2ロジカルアドレス情報212に登録し、仮の共有機器リスト210Bを更新し、共有機器リスト210Bとする。このときに、本当に第2BDP510のロジカルアドレスが更新されたのかを照合するためにフィジカルアドレスなどの情報も関連付けて管理してもよい。ここで、第2ロジカルアドレス情報212に登録されているロジカルアドレスは、「1」、「2」、「5」、「8」となっていて、共有機器リスト210Bは、図37に示すような登録状態になる。
図43にも示すように、第2無線装置400Bは、第2ロジカルアドレス情報212が更新されたことにより、第1無線装置200Bへ共有機器リスト210Bを送信する(ステップS161)。このときに、第2無線装置400Bでロジカルアドレス重複修正処理終了情報や共有機器リスト210Bの確定情報などを付加して送信してもよい。
第1無線装置200Bの第1リスト管理部205Bは、共有機器リスト210Bを受信すると、PDP認識リスト301に対して、第1CECネットワーク101における第1DVDR320のロジカルアドレスが「1」から「9」に取得し直されたことによる更新や、第2CECネットワーク102を構成する第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530を追加登録するために、再度機器認識処理を要求する。具体的には、「Polling Req」コマンドを、製造会社ID「A」であり、ベンダーコマンドを認識、及び処理することが可能であるPDP300へ送信する(ステップS162)。またもし、PDP300が「Polling Req」コマンドを認識、及び処理できない場合には、既に第2実施形態において前述しているように第1、第2無線装置200B、400Bが「Give PA」コマンドを共有機器リスト210Bに基づき、第1,第2CECネットワーク101,102の各機器に送信し、各機器から応答コマンドである「Report PA」コマンドの送信を促すことによってPDP認識リスト301の更新を行ってもよい。
PDP300は、「Polling Req」コマンドを受信すると、ACK応答するとともに、接続されている各機器を再認識するために、ポーリングコマンド処理を実施する(ステップS163)。
第1無線装置200Bは、受信側ロジカルアドレス領域912に共有機器リスト210Bにおける第2ロジカルアドレス情報212に登録されているロジカルアドレス「1」、「2」、「5」、「8」のロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910を受信したときに、第2DVDR520、第3DVDR530、第1AVR500、第2BDP510の代わりに、その旨のACK応答を行う(ステップS164,S165,S167,S168)。また、同様にして、第1BDP310は、受信側ロジカルアドレス領域912に「4」のロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910を受信したときに、その旨のACK応答を行う(ステップS166)。そして、第1DVDR320は、受信側ロジカルアドレス領域912に「9」のロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910を受信したときに、その旨のACK応答を行う(ステップS169)。
そしてPDP300は、これらのACK応答に基づいて、第1BDP310、第1DVDR320、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530のロジカルアドレスを再認識して、図44に示すようなPDP認識リスト301を生成して記憶する。
第1無線装置200Bは、PDP300に対してのロジカルアドレスの再認識処理を終了すると、その旨の情報を第2無線装置400Bへ送信する(ステップS170)。第2無線装置400Bは、その情報を受信すると、図42にも示すように、ホットプラグをローからハイに切り替える。このタイミングで第2無線装置400Bがホットプラグの操作を行っているのは、第2CECネットワーク102に接続されている各機器からのCEC通信を抑制するためであり、特にその必要が無ければ、ホットプラグをローからハイに切り替えを他のタイミングで行ってもよい。
この後、PDP300は、第2実施形態と同様に、第2DVDR520のバージョンを調べるためのステップS123などの処理をする(ステップS123)。
{第3実施形態のHDMIシステムの作用効果}
上述したように、上記第3実施形態では、以下のような作用効果を奏することができる。
(13)HDMIシステム100Bを構成する、第1,第2無線装置200B,400B、PDP300、第1BDP310、第1DVDR320、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530において、同一デバイスタイプの機器が複数存在する場合、その複数のうちの1つの機器と、主にTVなどのCECネットワーク上の機器を全て認識する必要がある機器と、が第1,第2無線装置200B,400Bから送信するベンダーコマンドを認識、処理が可能な機器である場合に、以下の効果を期待できる。すなわち、各機器の電源投入タイミング、CECネットワークへの接続タイミングをユーザが意識することなく、CECネットワーク上の各機器のロジカルアドレスを重複なく設定することが行える。さらに、PDP300は、CECネットワーク上の接続機器を的確に認識することができるため、CECフレームデータ900を実際に受信する機器に対して確実に送信することができる。
(14)HDMIシステム100Bを構成する、第1,第2無線装置200B,400B、PDP300、第1BDP310、第1DVDR320、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530において、同一デバイスタイプの機器が複数存在する場合、その複数のうちの1つの機器と、主にTVなどのCECネットワーク上の機器を全て認識する必要がある機器と、が第1,第2無線装置200B,400Bから送信するベンダーコマンドを認識、処理が可能な機器である場合に、以下の効果を期待できる。すなわち、各機器の自身のロジカルアドレスの取得方法や取得後のロジカルアドレスの保持仕様をユーザが意識することなく、CECネットワーク上の各機器のロジカルアドレスを重複なく設定することが行える。さらに、PDP300は、CECネットワーク上の接続機器を的確に認識することができるため、CECフレームデータ900を実際に受信する機器に対して確実に送信することができる。
[実施形態の変形]
なお、本発明は、上述した第1,第2実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、第1CECネットワーク101をPDP300のみで構成してもよいし、第2CECネットワーク102を第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530のうちのいずれか1個のみで構成してもよい。
また、第1,第2CECネットワーク101,102の接続機器を上記実施形態以上に接続してもよい。
また、第1無線装置200、第2無線装置400において、CEC信号ライン103と接続される第1CEC側送受信部201、第2CEC側送受信部401に対する有線媒体接続コネクタは1つに限らず、複数有する構成としてもよい。例えば、有線媒体にHDMIケーブルを使用する場合には、第1無線装置200、第2無線装置400はHDMIコネクタを複数有する構成としてもよい。
また、第1無線装置200による、DDC_5Vをオフ、適正期間経過後にDDC_5Vをオンの処理は、省略してもよい。
また、第1,第2リスト管理部205,405において第1機器300,310,320や第2機器500,510,520,530が切断された変化を認識する術が無いと前記したが以下のようにしてもよい。すなわち、第1,第2リスト管理部205,405が定期的にそれぞれ第1,第2ロジカルアドレス情報211,212に基づいたロジカルアドレスを、受信側ロジカルアドレス領域912に記録したヘッダブロック910で構成されるCECフレームデータ900のポーリングコマンド(認識)処理を、第1,第2CECネットワーク101,102に送信し、切断変化を認識してもよい。
また、第1,第2無線装置200,400から意図的に送信するポーリングコマンドは自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理、もしくは、接続機器を認識する為のポーリングコマンド(認識)処理どちらも同一の結果が得られるため、どちらかのコマンドに限定するものではない。
また、第1リスト管理部205に置換後第2ロジカルアドレス情報213を有する共有機器リスト210を生成する機能を設けなくてもよい。さらに、置換後第2ロジカルアドレス情報213を有する共有機器リスト210を生成する機能を第2無線装置400に設けてもよい。
また、CECフレームデータ900の送受信の際に、置換後第2ロジカルアドレス情報213に基づき受信側ロジカルアドレス領域912の内容を置換する機能を、第1無線装置200に設けてもよい。
さらに、ステップS27〜S31の処理を実施せずに、仮第2ロジカルアドレス情報を第2ロジカルアドレス情報212として適用してもよい。
また、第2無線装置400により、電源がオンされた後でありかつ接続確立をする前に、第2ロジカルアドレス情報212の生成処理を開始してもよい。また、第2無線装置400の電源がオンされても、第2ロジカルアドレス情報212の生成処理を実施しなくてもよい。
また、置換処理を行う情報はロジカルアドレスのみに限らずその他、各接続機器特有の情報、例えばフィジカルアドレスなどもにも適用してもよい。
また、第1無線装置200と第2無線装置400の間での各種データの送受信に、光ファイバーやHDMIケーブルなどの有線媒体を適用してもよい。
また、上述した各機能をプログラムとして構築したが、例えば回路基板などのハードウェアあるいは1つのIC(Integrated Circuit)などの素子にて構成するなどしてもよく、いずれの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から読み取らせる構成とすることにより、取扱が容易で、利用の拡大が容易に図れる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
[実施形態の効果]
上述したように、上記実施形態では、第1無線装置200は、PDP300からCECフレームデータ900を受信すると、受信側ロジカルアドレス領域912の内容に基づいて、このCECフレームデータ900の送信先が第2無線装置400に接続された複数の機器のうち第2BDP510であると認識する。そして、共有機器リスト210の第2ロジカルアドレス情報212に基づいて、この第2BDP510が第2無線装置400に接続されていることを認識すると、第2BDP510がCECフレームデータ900を受信した旨のACK応答を第2BDP510の代わりに実行するとともに、このCECフレームデータ900を第2BDP510へ送信する。
このため、送信対象となりうる第2機器500,510,520,530が複数ある場合でも、PDP300は、CECフレームデータ900を実際に受信する第2BDP510からと見なせるACK応答を第1ACK応答代替実行部206から応答性よく受信でき、かつ、CECフレームデータ900を第2BDP510に適切に送信できる。また、第2機器500,510,520,530に無線媒体Mを利用可能な機能を設ける必要がなく、第2機器500,510,520,530の構成の複雑化を招くことがない。
また、送受信の流れが上記とは逆となる場合、すなわち第2BDP510が送信側、PDP300が受信側となる場合であっても、第2無線装置400が第1無線装置200と同様の動作を行うことにより、送信対象となりうる第1機器300,310,320が複数ある場合でも、第2BDP510は、CECフレームデータ900を実際に受信するPDP300からと見なせるACK応答を応答性よく受信でき、かつ、CECフレームデータ900をPDP300に適切に送信できる。
そしてまた、第1機器300,310,320に無線媒体Mを利用可能な機能を設ける必要がなく、第1機器300,310,320の構成の複雑化を招くことがない。
本発明は、データ処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体として利用できる。
100…データ処理システムとしてのHDMIシステム
200…データ処理装置および演算手段としての第1無線装置
201…データ受信部またはリセットコマンド送信部としての第1CEC側送受信部
202…データ送信部としての第1無線側送受信部
204…処理側記憶部としての第1記憶部
205…置換後情報関連処理部としても機能する第1リスト管理部
205B…リセットコマンド作成部としても機能する第1リスト管理部
206…第1ACK応答代替実行部
300,310,320…第1機器
400…データ転送装置としての第2無線装置
401…ホットプラグ処理部またはリセットコマンド送信部としても機能しうる第2CEC側送受信部
404…転送側記憶部としての第2記憶部
405…第2機器情報生成部としても機能する第2リスト管理部
405B…リセットコマンド作成部としても機能する第2リスト管理部
406…データ転送部としても機能する第2ACK応答代替実行部
500,510,520,530…第2機器
900…処理データとしてのCECフレームデータ

Claims (10)

  1. 第2機器に接続されたデータ転送装置、および、複数の第1機器に接続され、前記複数の第1機器のうちのいずれか一つの第1機器からCECフレームデータを受信して、前記いずれか一つ以外の第1機器または前記第2機器に送信するデータ処理装置であって、
    前記CECフレームデータは、前記第1機器で設定された機器情報である第1機器情報または前記第2機器で設定された機器情報である第2機器情報に基づき生成されたものであり、送信先の機器を特定する機器情報と、当該送信先の機器に対するコマンドを表すコマンド情報と、を有し、
    前記機器情報の内容は、機器の種別ごとにあらかじめ設定されている複数の内容のうちのいずれか一つに設定されており、
    前記第1機器情報、当該第1機器情報を異なる内容に再設定する旨を指示する第1リセットコマンドを前記第1機器が認識可能か否かを示す第1認識可否情報、および、前記第2機器情報を記憶する処理側記憶部と、
    前記第1機器での前記第1機器情報の設定に応じて前記処理側記憶部の第1機器情報を更新するとともに、前記処理側記憶部の第2機器情報を前記データ転送装置で更新された第2機器情報に更新する処理側機器情報更新部と、
    前記処理側記憶部に前記第2機器情報と同一の前記第1機器情報が存在する場合において、前記第1認識可否情報に基づき当該第1機器情報に対応する第1機器が第1リセットコマンドを認識可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信し、前記第1リセットコマンドを認識不可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信しない第1リセットコマンド作成部と、
    前記処理側記憶部に記憶された情報に基づいて、前記CECフレームデータの機器情報が前記第1機器情報と同一の場合には、前記CECフレームデータを前記第1機器に送信し、第2機器情報と同一の場合には、前記データ転送装置を介して前記第2機器へ送信する処理側データ送信部と、
    前記処理側記憶部の第1機器情報を前記データ転送装置に送信する処理側機器情報送信部と、
    を具備したことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 複数の第1機器に接続されたデータ処理装置と、このデータ処理装置および第2機器に接続されたデータ転送装置とを具備し、前記データ処理装置にて、前記複数の第1機器のうちのいずれか一つの第1機器からCECフレームデータを受信して、前記いずれか一つ以外の第1機器または前記第2機器に送信するデータ処理システムであって、
    前記CECフレームデータは、前記第1機器で設定された機器情報である第1機器情報または前記第2機器で設定された機器情報である第2機器情報に基づき生成されたものであり、送信先の機器を特定する機器情報と、当該送信先の機器に対するコマンドを表すコマンド情報と、を有し、
    前記機器情報の内容は、機器の種別ごとにあらかじめ設定されている複数の内容のうちのいずれか一つに設定されており、
    前記データ処理装置は、
    前記第1機器情報、当該第1機器情報を異なる内容に再設定する旨を指示する第1リセットコマンドを前記第1機器が認識可能か否かを示す第1認識可否情報、および、前記第2機器情報を記憶する処理側記憶部と、
    前記第1機器での前記第1機器情報の設定に応じて前記処理側記憶部の第1機器情報を更新するとともに、前記処理側記憶部の第2機器情報を前記データ転送装置で更新された第2機器情報に更新する処理側機器情報更新部と、
    前記処理側記憶部に前記第2機器情報と同一の前記第1機器情報が存在する場合において、前記第1認識可否情報に基づき当該第1機器情報に対応する第1機器が第1リセットコマンドを認識可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信し、前記第1リセットコマンドを認識不可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信しない第1リセットコマンド作成部と、
    前記処理側記憶部に記憶された情報に基づいて、前記CECフレームデータの機器情報が前記第1機器情報と同一の場合には、前記CECフレームデータを前記第1機器に送信し、第2機器情報と同一の場合には、前記データ転送装置を介して前記第2機器へ送信する処理側データ送信部と、
    前記処理側記憶部の第1機器情報を前記データ転送装置に送信する処理側機器情報送信部と、を備え、
    前記データ転送装置は、
    前記第1機器情報、前記第2機器情報、および、当該第2機器情報を異なる内容に再設定する旨を指示する第2リセットコマンドを前記第2機器が認識可能か否かを示す第2認識可否情報を記憶する転送側記憶部と、
    前記第2機器での前記第2機器情報の設定に応じて前記転送側記憶部の第2機器情報を更新するとともに、前記転送側記憶部の第1機器情報を前記データ処理装置から送信される第1機器情報に更新する転送側機器情報更新部と、
    前記転送側記憶部に前記第1機器情報と同一の第2機器情報が存在する場合において、前記第2認識可否情報に基づき当該第2機器情報に対応する第2機器が第2リセットコマンドを認識可能であると判断した場合、当該第2機器に第2リセットコマンドを送信し、前記第2リセットコマンドを認識不可能であると判断した場合、当該第2機器に第2リセットコマンドを送信しない第2リセットコマンド作成部と、
    前記転送側記憶部に記憶された情報に基づいて、前記CECフレームデータの機器情報が前記第2機器情報と同一の場合には、前記CECフレームデータを前記第2機器に送信する転送側データ送信部と、
    前記転送側記憶部の第2機器情報を前記データ処理装置に送信する転送側機器情報送信部と、を備えた
    ことを特徴とするデータ処理システム。
  3. 請求項2に記載のデータ処理システムであって、
    前記データ処理装置は、
    前記処理側記憶部に前記第1機器情報と同一の第2機器情報が存在することを認識すると、当該第2機器情報と内容が異なりかつ第2機器の種別に対して設定可能な他の内容を示す置換後第2機器情報を、前記第1機器情報と同一の第2機器情報に関連付けて処理側記憶部に記憶させる置換後情報関連処理部と、
    前記処理側記憶部に記憶された情報に基づいて、前記CECフレームデータが有する機器情報が、前記置換後第2機器情報と関連付けられていない第2機器情報と同一の場合、当該第2機器情報で特定される第2機器で前記CECフレームデータを受信した旨のACK応答を前記第2機器の代わりに実行し、前記置換後第2機器情報と同一の場合、当該置換後第2機器情報に関連付けられた前記第2機器情報で特定される第2機器で前記CECフレームデータを受信した旨のACK応答を前記第2機器の代わりに実行するACK応答代替実行部と、を備え、
    前記CECフレームデータは、前記第1機器情報、または、前記置換後第2機器情報、または、前記置換後第2機器情報に関連付けられていない前記第2機器情報に基づき生成されたものであり、
    前記データ処理装置の前記処理側データ送信部は、
    前記CECフレームデータの機器情報が前記置換後第2機器情報と関連付けられていない第2機器情報、または、前記置換後第2機器情報と同一の場合には、前記CECフレームデータを前記データ転送装置へ送信し、
    前記データ処理装置の前記処理側機器情報送信部は、
    前記置換後第2機器情報および当該置換後第2機器情報に関連付けられた第2機器情報を前記データ転送装置へ送信し、
    前記データ転送装置の前記転送側機器情報更新部は、
    前記転送側記憶部の第2機器情報を前記データ処理装置から送信された第2機器情報に更新するとともに、当該第2機器情報に関連付けられた置換後第2機器情報を前記転送側記憶部に記憶させ、
    前記データ転送装置の前記転送側データ送信部は、
    前記転送側記憶部に記憶された情報に基づいて、前記CECフレームデータの機器情報が前記置換後第2機器情報と関連付けられていない第2機器情報と同一の場合には、前記CECフレームデータを前記第2機器に送信し、前記置換後第2機器情報と同一の場合には、当該置換後第2機器情報に関連付けられた前記第2機器情報で特定される第2機器に送信する
    ことを特徴とするデータ処理システム。
  4. 請求項2または請求項3に記載のデータ処理システムにおいて、
    前記データ転送装置は、電力が供給されたことを認識すると、複数の第2機器を確認して、この確認した複数の第2機器に関する複数の前記第2機器情報を生成して前記データ処理装置へ送信する第2機器情報生成部を具備し、
    前記データ処理装置は、前記第2機器情報生成部から送信される前記第2機器情報を前記処理側記憶部に記憶させる
    ことを特徴とするデータ処理システム。
  5. 請求項2、請求項3、および請求項7のいずれかに記載のデータ処理システムにおいて、
    前記第2機器情報生成部は、前記データ処理装置に接続されていることを認識すると、前記第2機器情報を生成する
    ことを特徴とするデータ処理システム。
  6. 請求項2、請求項3、請求項7および請求項8のいずれかに記載のデータ処理システムにおいて、
    前記第2機器情報生成部は、前記複数の第2機器のいずれかに接続関係の変更があったことを検出すると、前記第2機器情報を生成する
    ことを特徴とするデータ処理システム。
  7. 第2機器に接続されたデータ転送装置、および、複数の第1機器に接続されたコンピュータにより、前記複数の第1機器のうちのいずれか一つの第1機器からCECフレームデータを受信して、前記いずれか一つ以外の第1機器または前記第2機器に送信するデータ処理方法であって、
    前記CECフレームデータは、前記第1機器で設定された機器情報である第1機器情報または前記第2機器で設定された機器情報である第2機器情報に基づき生成されたものであり、送信先の機器を特定する機器情報と、当該送信先の機器に対するコマンドを表すコマンド情報と、を有し、
    前記機器情報の内容は、機器の種別ごとにあらかじめ設定されている複数の内容のうちのいずれか一つに設定されており、
    前記コンピュータは、
    前記第1機器情報、当該第1機器情報を異なる内容に再設定する旨を指示する第1リセットコマンドを前記第1機器が認識可能か否かを示す第1認識可否情報、および、前記第2機器情報を記憶する処理側記憶部を備え、
    前記第1機器での前記第1機器情報の設定に応じて前記処理側記憶部の第1機器情報を更新するとともに、前記処理側記憶部の第2機器情報を前記データ転送装置で更新された第2機器情報に更新する処理側機器情報更新ステップと、
    前記処理側記憶部に前記第2機器情報と同一の前記第1機器情報が存在する場合において、前記第1認識可否情報に基づき当該第1機器情報に対応する第1機器が第1リセットコマンドを認識可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信し、前記第1リセットコマンドを認識不可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信しない第1リセットコマンド作成ステップと、
    前記処理側記憶部に記憶された情報に基づいて、前記CECフレームデータの機器情報が前記第1機器情報と同一の場合には、前記CECフレームデータを前記第1機器に送信し、第2機器情報と同一の場合には、前記データ転送装置を介して前記第2機器へ送信する処理側データ送信ステップと、
    前記処理側記憶部の第1機器情報を前記データ転送装置に送信する処理側機器情報送信ステップと、
    を実施することを特徴とするデータ処理方法。
  8. 複数の第1機器に接続された第1コンピュータと、この第1コンピュータおよび第2機器に接続された第2コンピュータとを用い、前記第1コンピュータにて、前記複数の第1機器のうちのいずれか一つの第1機器からCECフレームデータを受信して、前記いずれか一つ以外の第1機器または前記第2機器に送信するデータ処理方法であって、
    前記CECフレームデータは、前記第1機器で設定された機器情報である第1機器情報または前記第2機器で設定された機器情報である第2機器情報に基づき生成されたものであり、送信先の機器を特定する機器情報と、当該送信先の機器に対するコマンドを表すコマンド情報と、を有し、
    前記機器情報の内容は、機器の種別ごとにあらかじめ設定されている複数の内容のうちのいずれか一つに設定されており、
    前記第1コンピュータは、
    前記第1機器情報、当該第1機器情報を異なる内容に再設定する旨を指示する第1リセットコマンドを前記第1機器が認識可能か否かを示す第1認識可否情報、および、前記第2機器情報を記憶する処理側記憶部を備え、
    前記第1機器での前記第1機器情報の設定に応じて前記処理側記憶部の第1機器情報を更新するとともに、前記処理側記憶部の第2機器情報を前記第2コンピュータで更新された第2機器情報に更新する処理側機器情報更新ステップと、
    前記処理側記憶部に前記第2機器情報と同一の前記第1機器情報が存在する場合において、前記第1認識可否情報に基づき当該第1機器情報に対応する第1機器が第1リセットコマンドを認識可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信し、前記第1リセットコマンドを認識不可能であると判断した場合、当該第1機器に第1リセットコマンドを送信しない第1リセットコマンド作成ステップと、
    前記処理側記憶部に記憶された情報に基づいて、前記CECフレームデータの機器情報が前記第1機器情報と同一の場合には、前記CECフレームデータを前記第1機器に送信し、第2機器情報と同一の場合には、前記第2コンピュータを介して前記第2機器へ送信する処理側データ送信ステップと、
    前記処理側記憶部の第1機器情報を前記第2コンピュータに送信する処理側機器情報送信ステップと、を実施し、
    前記第2コンピュータは、
    前記第1機器情報、前記第2機器情報、および、当該第2機器情報を異なる内容に再設定する旨を指示する第2リセットコマンドを前記第2機器が認識可能か否かを示す第2認識可否情報を記憶する転送側記憶部を備え、
    前記第2機器での前記第2機器情報の設定に応じて前記転送側記憶部の第2機器情報を更新するとともに、前記転送側記憶部の第1機器情報を前記第1コンピュータから送信される第1機器情報に更新する転送側機器情報更新ステップと、
    前記転送側記憶部に前記第1機器情報と同一の第2機器情報が存在する場合において、前記第2認識可否情報に基づき当該第2機器情報に対応する第2機器が第2リセットコマンドを認識可能であると判断した場合、当該第2機器に第2リセットコマンドを送信し、前記第2リセットコマンドを認識不可能であると判断した場合、当該第2機器に第2リセットコマンドを送信しない第2リセットコマンド作成ステップと、
    前記転送側記憶部に記憶された情報に基づいて、前記CECフレームデータの機器情報が前記第2機器情報と同一の場合には、前記CECフレームデータを前記第2機器に送信する転送側データ送信ステップと、
    前記転送側記憶部の第2機器情報を前記第1コンピュータに送信する転送側機器情報送信ステップと、を実施する
    ことを特徴とするデータ処理方法。
  9. 請求項10に記載のデータ処理方法をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするデータ処理プログラム。
  10. 請求項13に記載のデータ処理プログラムがコンピュータにて読取可能に記録された
    ことを特徴とするデータ処理プログラムを記録した記録媒体。
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