JP5016428B2 - Led照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、LEDを光源として照明光を照射するLED照明装置に関する。
従来から、赤色、緑色及び青色LEDとこれらの合成光を受光するフォトダイオードとを備え、フォトダイオードを用いて上記合成光の三刺激値を測定し、その測定結果に基づき、所望の色温度の合成光を照明光として照射するため各LEDへの供給電流値を独立して制御するLED照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、3色の光を合成して得られる光は、その発光スペクトルにおける光強度の対波長変化の度合いが大きいので、人工光と認識され易く、演色評価数が低い。従って、上記の特許文献1の技術では、所望の色温度でもって照明光を照射可能ではあるが、その照明光は、3色の光の合成光であるので、演色評価数が低い。
特表2004−525516号公報
本発明は、上記の従来の問題を解決するためになされたものであり、所望の色温度の照明光を、高い演色評価数でもって照射可能なLED照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、複数のLEDと、前記各LEDへの供給電流を制御する制御部と、を備えたLED照明装置において、前記LEDの合成光の色温度、明るさ、及び演色評価数を設定するための設定部を備え、前記複数のLEDは、発光スペクトルのピーク波長が互いに異なる4種のLEDから成り、前記制御部は、前記4種の各LEDの分光データを記憶しており、前記4種のLEDのうち、1種のLEDへの供給電流値を所定の下限値から上限値まで段階的に変えたときに、LEDの合成光の色温度及び明るさが前記設定部により設定されている色温度及び明るさとなるのに必要な他の3種の各LEDへの供給電流値を算出すると共に、そのとき出力されるであろうLEDの合成光の演色評価数を前記分光データに基づいて算出して、各LEDへの供給電流値と該演色評価数とが対応付けされた演色評価数テーブルを作成し、その演色評価数テーブルを参照して、前記設定部により設定されている演色評価数と略一致する演色評価数を選択し、その演色評価数に対応する各LEDへの供給電流値でもって各LEDを制御するものであることを特徴とする
本発明において、前記制御部は、前記演色評価数テーブルを予め記憶しているものであることが好ましい。
本発明において、前記制御部は、前記設定部により設定されている演色評価数と略一致する演色評価数の代わりに、その値が最高値となる演色評価数を選択するものことが好ましい。
本発明によれば、LEDの合成光の色温度が設定部により設定された色温度となるように、4種のLEDによる発光制御が行われるので、所望の色温度の合成光を照明光として照射でき、さらに、従来の3色の光の合成光と比べ、合成光の発光スペクトルにおける光強度の対波長変化の度合いが小さくなるので、合成光を高い演色評価数でもって照射することができる。
以下、本発明の第1の実施形態に係るLED照明装置について図1乃至図7を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係るLED照明装置の構成を示す。このLED照明装置1は、複数のLED2と、各LED2への供給電流を制御する制御部3と、ユーザの操作に基づいてLED2の合成光の色温度、明るさ及び演色評価数を設定するための設定部4と、を備える。
複数のLED2は、発光スペクトルのピーク波長が互いに異なる4種のLED2、すなわち、赤色LED21、緑色LED22、青色LED23及び黄色LED24(以下、赤色LED21等という)から成る。赤色LED21等の各々の数は、単数であっても、複数であっても構わない。複数のLED2には、赤色LED21、緑色LED22及び青色LED23が含まれるので、全ての色の可視光を照明光として照射することが可能である。
制御部3は、各種データを記憶する記憶部31と、記憶部31を参照して各種演算を行う演算部32とを有する。記憶部31は、ROM、RAM又はフラッシュメモリ等の記憶媒体により構成される。この記憶媒体は、図2に示されるように、波長λを変数とする赤色LED21等の各々の分光データR(λ)、G(λ)、B(λ)、Y(λ)から成る分光データ31aと、図3に示されるように、赤色LED21等の各々の三刺激値(Xr,Yr,Zr)、(Xg,Yg,Zg)、(Xb,Yb,Zb)、(Xy,Yy,Zy)が格納された三刺激値テーブル31bと、図4に示されるように、色温度と色度座標値との対応関係を示す色度座標テーブル31cと、を出荷前に予め記憶している。分光データR(λ)、G(λ)、B(λ)、Y(λ)は、波長380nmから780nmまでの範囲における5nm間隔ごとの光強度の相対値を示しており、例えばJIS Z 8724で規格化された方法で求められる。色度座標テーブル31cは、色温度と色度座標値(x,y,z)の対応関係を示している。
分光データ31a及び三刺激値テーブル31bの三刺激値は、出荷前に予め測定され、記憶部31に格納されている。それらの測定は次のようになされる。まず、分光器が検査員等により演算部32に電気的に接続される。そして、演算部32は、分光器との接続の検出又は検査員等による設定部4の操作をトリガとして、赤色LED21等に不図示の電源から順次、最大電流を供給させ、赤色LED21等を順次点灯させる。分光器は、赤色LED21等の各々の点灯の都度、発光スペクトル及び光の三刺激値を測定し、その測定データを演算部32に送出する。演算部32は、分光器による測定データを基に分光データ31a及び三刺激値テーブル31bを作成して記憶部31に格納する。このようにして、分光データ31a及び三刺激値テーブル31bは記憶部31に予め格納される。
演算部32は、CPUを含むマイクロプロセッサ等により構成される。このマイクロプロセッサ等は、設定部4により設定された色温度に対応する色度座標値を色度座標テーブル31cを参照して求め、その求めた色度座標値に、設定部4により設定された明るさを乗じて照明光の目標三刺激値を算出する。
そして、演算部32のマイクロプロセッサ等は、4種のLED2のうち、1種のLED2への供給電流値を所定の下限値から上限値まで段階的に変えたときに、LED2の合成光の色温度及び明るさが設定部4により設定されている色温度及び明るさとなるのに必要な他の3種の各LED2への供給電流値、すなわちLED2の合成光の三刺激値が目標三刺激値となるのに必要な他の3種の各LED2への供給電流値を、三刺激値テーブル31bに格納されている赤色LED21等の各々の三刺激値に応じて算出する。マイクロプロセッサ等は、そのとき出力されるであろうLED2の合成光の演色評価数を分光データ31aに基づいて算出し、図5に示されるように各LED2への供給電流値と該演色評価数Raとが対応付けされた演色評価数テーブル31dを作成し、それを記憶部31に格納する。
演色評価数テーブル31dは、出荷前に設定部4により設定される色温度及び明るさ毎に作成され、出荷前に予め記憶される。演色評価数テーブル31dの詳細と及びその作成フローの詳細については後述する。
また、演算部32は、演色評価数テーブル31d作成後、例えばユーザ使用時に、ユーザが設定部4を用いて設定した色温度の演色評価数テーブル31dを参照し、ユーザが設定部4を用いて設定した演色評価数と略一致する演色評価数を選択し、その選択した演色評価数に対応する各LED2への供給電流値でもって各LED2を制御する。
設定部4は、操作ボタン又は操作パネル等(以下、操作ボタン等という)、若しくは操作ボタン等及びマイクロプロセッサにより構成される。操作ボタン等は、色温度、明るさ及び演色評価数を示す設定信号を、出荷前であれば検査員等による操作に基づいて、出荷後であればユーザによる操作に基づいて演算部32に送出する。ユーザによる色温度、明るさ及び演色評価数の設定は、数値入力、又は複数の数値のうちのいずれかの選択に基づいて行われる。設定部4が操作ボタン等及びマイクロプロセッサにより構成される場合、そのマイクロプロセッサは、演色評価数テーブル31d作成時には、検査員等による所定の操作ボタン等の操作をトリガとして、色温度及び明るさを自動的に設定した設定信号を制御部3に送出する。演色評価数テーブル31d作成時には、設定部4は、明るさを一定の値に設定し、色温度を複数値設定する。設定部4により設定される明るさの単位はルクスである。
図6は、演算部32による演色評価数テーブル31dの作成フローの一例を示す。まず、演算部32は、出荷前に、設定部4からの設定信号に基づき、設定された色温度及び明るさを認識する(S101)。演色評価数テーブル31d作成のための、設定部4による色温度及び明るさの設定は、出荷前に行われる。明るさは一定の値に設定され、色温度は複数の値が設定される。S101以後の処理は、設定される色温度毎に実行され、演色評価数テーブル31dは、設定される色温度に対応して作成される。
そして、演算部32は、設定された色温度に対応する色度座標値を色度座標テーブル31cを参照して取得し(S102)、取得した色度座標値に、設定された明るさを乗じることで目標三刺激値を算出する(S103)。例えば、色温度の設定値が3000[K]であり、明るさの設定値が1000[lx]である場合、色度座標テーブル31cに示されるように色温度に対応する色度座標値は(x,y,z)=(0.436,0.402,0.162)となるので、目標三刺激値は、この色度座標値に明るさを乗じて得られる値(4360,4020,1620)となる。さらに、演算部32は、赤色LED21等の各々の三刺激値(Xr,Yr,Zr)、(Xg,Yg,Zg)、(Xb,Yb,Zb)、(Xy,Yy,Zy)を三刺激値テーブル31bを参照して取得する(S104)。これらの三刺激値は、上述のように、赤色LED21等に最大電流が供給されたときの値である。
次に、演算部32は、黄色LED24への供給電流値を0から最大値まで複数の段階に、例えば100段階に分ける。ここで、段階の数をnとする。まずはn=0とされる(S105)。そして、n>100でなければ(S106でNo)、黄色LED24への供給電流値が、最大値にnを乗じて100で除した値に仮定される(S107)。n>100である場合には処理は終了する(S106でYes)。そして、演算部32は、LED2の合成光の三刺激値すなわち照明光の三刺激値が、S3で求めた目標三刺激値となるのに必要な赤色LED21、緑色LED22及び青色LED23への供給電流値を三刺激値テーブル31bを参照して算出する(S108)。
ここで、上記供給電流値の算出方法について具体的に説明する。黄色LED24への供給電流値がS107のように仮定されたとき、黄色LED24の三刺激値は(Xy,Yy,Zy)×n/100になる。従って、照明光の目標三刺激値を(X,Y,Z)とし、赤色LED21、緑色LED22及び青色LED23の合成光の三刺激値を(X,Y,Z)とすれば、三刺激値(X,Y,Z)は下記の数1に示す数式により求められる。
Figure 0005016428
赤色LED21、緑色LED22及び青色LED23への供給電流値の最大値に対する割合をr、g、bとすると、上記の数1で求めた三刺激値(X,Y,Z)を基にして、下記の数2に示す三元一次連立方程式が成り立つ。
Figure 0005016428
上記数2の方程式を解き、r、g、bを求めると、照明光の三刺激値が目標三刺激値となるのに必要な赤色LED21等への供給電流値、すなわち、照明光の色温度及び明るさが設定部4により設定された色温度及び明るさとなるのに必要な赤色LED21等への供給電流値は、
赤色LED21への供給電流値=最大値×r
緑色LED22への供給電流値=最大値×g
青色LED23への供給電流値=最大値×b
黄色LED24への供給電流値=最大値×n/100
となる。
赤色LED21等の各々への供給電流値が算出された後、赤色LED21等の合成光における波長380nmから780nmまでの分光スペクトルS(λ)が、赤色LED21等の分光データ31a(R(λ)、G(λ)、B(λ)、Y(λ))と、上述のr、g、b、n/100とから下記の数3の数式を用いて求められる。
Figure 0005016428
ところで、光源の演色性を評価するために用いられる演色評価数は、JIS Z 8726で規格化された計算方法で求めることができる。この計算方法では、演色評価数が光源の分光データ等に基づいて算出される。そこで、演算部32は、上記の数3で求めた分光スペクトルS(λ)を基に、JIS Z 8726の計算方式を用いて、出力されるであろうLED2の合成光の演色評価数Raを算出する(S109)。演色評価数Ra算出後、演算部32は、各LED2への供給電流値、具体的にはその最大値に対する割合r、g、b、n/100と演色評価数Raとを関連付けて記憶部31に格納する(S110)。そして、段数nはインクリメントされ(S111)、S6の処理が再度実行される。
段数nが100となるまでS107〜S111の処理が繰り返されることで、照明光の三刺激値が目標三刺激値となるのに必要な各LEDへの供給電流値の101個のパターンと、そのパターン毎に算出される合成光の演色評価数Raとが関連付けられた、上述の図5に示される演色評価数テーブル31dが作成される。
図7は、演算部32による演色評価数テーブル31dを参照したLED制御フローを示す。このLED制御は、基本的にユーザ使用時に行われる。演算部32は、ユーザにより設定部4を用いて設定された色温度に対応する演色評価数テーブル31dを記憶部31を参照して選択する(S201)。そして、選択された演色評価数テーブル31dに格納された演色評価数の中で、略一致する演色評価数が選択される(S202)。一致する演色評価数が演色評価数テーブル31d内に無い場合、設定された演色評価数との間で差分が最も少ない演色評価数が選択される。
次に、演算部32は、演色評価数テーブル31dを参照し、上記選択した演色評価数に対応する各LED2への供給電流値の最大値に対する割合r、g、b、n/100を取得する(S203)。また、演算部32は、演色評価数テーブル31d後にユーザにより設定部4を用いて設定された明るさを、演色評価数テーブル31d作成時に設定された明るさで除算して明るさ比Lrを求める(S204)。そして、演算部32は、明るさ比Lrを、S203で取得した割合に乗算し(S205)、その乗算して得た値を、各LED2への供給電流の最大値に乗算する(S206)。この乗算して得られた供給電流値でもって各LED2が制御される(S207)。
上記処理の結果、照明光の色温度及び明るさを、演色評価数テーブル作成後に設定部4により設定された色温度及び明るさとするために、赤色LED21等への供給電流値が、
赤色LED21への供給電流値=最大値×r×Lr
緑色LED22への供給電流値=最大値×g×Lr
青色LED23への供給電流値=最大値×b×Lr
黄色LED24への供給電流値=最大値×n/100×Lr
とされる。
本実施形態においては、LEDの合成光の色温度及び明るさが設定部4により設定された色温度及び明るさとなるように、4種のLED2による発光制御が行われるので、所望の色温度の合成光を照明光として照射できる。さらに、従来の3色の光の合成光と比べ、合成光の発光スペクトルにおける光強度の対波長変化の度合いが小さくなる。このため、合成光を高い演色評価数でもって照射することができる。
また、赤色LED21等の合成光の色温度及び明るさを設定部4により設定される色温度及び明るさとするのに必要な赤色LED21等の各々への供給電流値は、複数パターン求められ、そのパターン毎に合成光の演色評価数Raが算出され、演色評価数テーブル31dが作成される。そして、演色評価数テーブル31dの中で、設定部4により設定された演色評価数Raと略一致する演色評価数Raが選択され、その演色評価数Raに対応する赤色LED21等の各々への供給電流値でもって赤色LED21等が制御される。このため、設定部4を用いて照明光の演色評価数を所望の値に設定することで、所望の演色評価数の照明光を照射することができる。
また、記憶部31には演色評価数テーブル31dが出荷前に予め記憶されているので、ユーザ使用時に、LED制御処理毎に演色評価数テーブル31dを作成する必要がないので、処理に掛かる時間を短くすることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るLED照明装置について図8を参照して説明する。本実施形態のLED照明装置の構成に関しては、図1及び図5を流用して説明する。本実施形態のLED照明装置1の演算部32は、第1の実施形態のように、演色評価数テーブル31d中の演色評価数のうち、設定部4により設定されている演色評価数と略一致する演色評価数を選択する代わりに、その値が最高値となる演色評価数を選択する。そして、演算部32は、その選択した演色評価数に対応する4種の各LED2への供給電流値でもって各LED2を制御する。本実施形態の設定部4は、色温度及び明るさを設定するための手段である。
図8は、演算部32による演色評価数の最大値選択処理のフローの一例を示す。まずここで、処理の説明で用いる定数と変数について説明する。nは、第1の実施形態の説明で上述した通り、演色評価数テーブル31d作成時に黄色LED24への供給電流値を0から最大値まで複数の段階に分けた場合の段階数を示し、その数は例えば100である。そして、i及びWは変数であり、Raiは、演色評価数テーブル31dにおいて、上記の段階がi段目のときの演色評価数Raを示す。以下、最大値選択処理のフローを説明する。
まず、i=0とされ(S301)、さらにW=0とされる(S302)。そして、i>nであり(S303でNo)、且つ、W<Raiである場合(S304でYes)、W=Raiとされ(S305)、iがインクリメントされる(S306)。i>nでない場合(S303でYes)、処理は終了し、W<Raiでない場合(S304でNo)、S305を飛ばしてS306の処理が行われる。iがインクリメントされた後、S303の処理が再度実行される。上記の処理により、処理終了後にはWに演色評価数の最高値が格納されている。
本実施形態においては、演算部32が、演色評価数テーブル31dの中で最高値の演色評価数を選択し、その演色評価数に対応する赤色LED21等の各々への供給電流値でもってそれらを制御するので、赤色LED21等の合成光を常に自然光に最も近い光とすることができる。なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同じ効果を奏することができる。
次に、本発明の第2の実施形態の変形例に係るLED照明装置について図9を参照して説明する。本変形例のLED照明装置の構成に関しては、図1を流用して説明する。図9は、本変形例のLED照明装置1における演色評価数テーブル31dを示す。本変形例の演色評価数テーブル31dは、色温度と、演色評価数Raが最高値となるときの黄色LED24の供給電流値とが対応付けされてテーブル化されて成る。テーブル化される色温度は、演色評価数テーブル31d作成時に、設定部4により設定された値である。テーブル化される供給電流値は、設定部4により設定された色温度と、設定部4により色温度に拘わらず一定の値に設定された明るさとに基づいて算出された値である。また、上記の供給電流値は、具体的にはその最大値に対する割合で表され、その割合が演色評価数テーブル31dに格納されている。
演算部32は、演色評価数テーブル31d作成後に、ユーザが設定部4を用いて色温度及び明るさを設定したとき、まずは、設定された色温度に対応する、黄色LED24への供給値の最大値に対する割合を、演色評価数テーブル31dを参照して取得する。この取得した割合をyとすると、黄色LED24の三刺激値は、最大電流を黄色LED24に流したときの三刺激値である(Xy,Yy,Zy)にyを乗じた値になると推定される。従って、照明光の目標三刺激値を(X,Y,Z)とし、赤色LED21、緑色LED22及び青色LED23の合成光の三刺激値を(X,Y,Z)とすれば、三刺激値(X,Y,Z)は下記の数4に示す数式により求められる。
Figure 0005016428
赤色LED21、緑色LED22及び青色LED23への供給電流値の最大値に対する割合をr、g、bとすると、上記の数4で求めた三刺激値(X,Y,Z)を基にして、上記の数2に示す三元一次連立方程式が成り立つ。演算部32は、そのときの数2の方程式を解き、r、g、bを求める。そして、演算部32は、演色評価数テーブル31d後にユーザにより設定部4を用いて設定された明るさを、演色評価数テーブル31d作成時に設定された一定の明るさで除算して明るさ比Lrを求める。演算部32は、除算して得た明るさ比Lrを、取得した割合r、g、bとyとに乗算し、その乗算して得た値を、各LED2への供給電流の最大値に乗算する。この乗算して得られた供給電流値でもって各LED2が制御される。
本変形例においては、LED制御処理毎に、上記第2の実施形態のように演色評価数テーブル31d中で演色評価数の最高値を探して選択する必要がないので、処理に掛かる時間を短縮することができる。なお、本変形例においても、第2の実施形態と同じ効果を奏することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態の構成に限定されるものでなく、使用目的に応じ、様々な変形が可能である。
本発明の第1の実施形態に係るLED照明装置の構成図。 上記装置の記憶部に記憶される分光データを示す図。 上記記憶部に記憶される三刺激値テーブルを示す図。 上記記憶部に格納されている色度座標テーブルを示す図。 上記記憶部に格納される演色評価数テーブルを示す図。 上記装置の演算部による演色評価数テーブル作成処理のフロー図。 上記装置の演算部によるLED制御処理のフロー図。 本発明の第2の実施形態に係るLED照明装置の演算部による演色評価数最大値選択処理のフロー図。 上記第2の実施形態の変形例に係るLED照明装置の記憶部に記憶される演色評価数テーブルを示す図。
符号の説明
1 LED照明装置
2 LED
21 赤色LED
22 緑色LED
23 青色LED
24 黄色LED
3 制御部
31 記憶部
31a 分光データ
31b 三刺激値テーブル
31c 色度座標テーブル
31d 演色評価数テーブル
32 演算部

Claims (3)

  1. 複数のLEDと、前記各LEDへの供給電流を制御する制御部と、を備えたLED照明装置において、
    前記LEDの合成光の色温度、明るさ、及び演色評価数を設定するための設定部を備え、
    前記複数のLEDは、発光スペクトルのピーク波長が互いに異なる4種のLEDから成り、
    前記制御部は、前記4種の各LEDの分光データを記憶しており、
    前記4種のLEDのうち、1種のLEDへの供給電流値を所定の下限値から上限値まで段階的に変えたときに、LEDの合成光の色温度及び明るさが前記設定部により設定されている色温度及び明るさとなるのに必要な他の3種の各LEDへの供給電流値を算出すると共に、そのとき出力されるであろうLEDの合成光の演色評価数を前記分光データに基づいて算出して、各LEDへの供給電流値と該演色評価数とが対応付けされた演色評価数テーブルを作成し、
    その演色評価数テーブルを参照して、前記設定部により設定されている演色評価数と略一致する演色評価数を選択し、その演色評価数に対応する各LEDへの供給電流値でもって各LEDを制御することを特徴とするLED照明装置。
  2. 前記制御部は、前記演色評価数テーブルを予め記憶していることを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。
  3. 前記制御部は、前記設定部により設定されている演色評価数と略一致する演色評価数の代わりに、その値が最高値となる演色評価数を選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のLED照明装置。
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