JP5015728B2 - ジグバッグ - Google Patents

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本発明は、釣用疑似餌を収納するバッグの構造に関するものである。
釣りのジャンルに「ジギング」と称されるものがある。ジギングにおいて、釣人は、釣竿と、釣糸が巻き取られたリールと、釣糸の先端に装着された疑似餌(一般に「ジグ」と称される。)とを使用する。釣人は、リールに巻き取られた釣糸を開放してジグを沈下させ、釣竿及びリールを操作することによって水中のジグをまるで生きた魚のように泳がせ、ターゲットとなる魚のバイトを誘う。
ところで、ジグは一般に金属から構成されており、その重量は数十グラムから数百グラムまで様々であり、また、そのカラーも様々である。このように従来から多様なジグが提供されている理由は、ターゲットとなる魚に適合するジグのサイズが異なること、釣場の潮流速度に適合した重量のジグが必要になること、また、その日の天候等に適合するジグの色彩が異なること等である。したがって、釣人は、実釣において様々なジグ(通常、20本〜30本程度)を用意する必要がある。
複数のジグの持ち運びを便利なものとするために、従来からジグバッグと称されるジグを収納するバッグが提案されている(非特許文献1、非特許文献2参照)。従来のジグバッグは、見開き式に開閉されるタイプのものが一般的である。ジグバッグは、収納されるジグのサイズに応じてジグを縦方向にあるいは横方向に保持し、また、特に小さいサイズのジグを向かい合わせにして保持するようになっている。
シャウト!フィッシャーマンズツール 製品カタログ インターネット[平成19年10月11日検索] URL:http://www.shout-net.com/bag/separatejigbag/separetejigbag.html シャウト!フィッシャーマンズツール 製品カタログ インターネット[平成19年10月11日検索] URL:http://www.shout-net.com/bag/systemjigbag/systemjigbag.html
ジグバッグは、複数のジグ挿通部を備えている。各ジグは、ジグ挿通部に挿通されることによってジグバッグ内で仮保持される。しかしながら、従来のジグバッグは、ジグを確実に固定する機能を備えておらず、そのため、ジグバッグ内でジグ同士が衝突して互いに損傷するおそれがあった。また、ジグバッグが開かれたときに、ジグがバッグから落下するおそれもあった。さらに、釣人にとって、実釣においてもっとも使用頻度の高いサイズのジグについては、多数収容できるジグバッグが便利である。
そこで、本発明の目的は、様々なサイズのジグを確実に保持することができ、且つ収納力の調整ができ、釣人の要求に応じて多数のジグを納めることができるジグバッグを提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係るジグバッグは、矩形のバッグ本体と、平板状のリーフプレートとを有する。バッグ本体は、一側縁及び他側縁を有するマチ部と、基端縁及び先端縁を有し、基端縁がマチ部の一側縁に連続する一方のサイドプレートと、基端縁及び先端縁を有し、基端縁がマチ部の他側縁に連続する他方のサイドプレートとを備えている。各サイドプレートは、上記一側縁及び他側縁にて屈曲されることによって互いに対向する折畳姿勢と互いに離反する展開姿勢との間で姿勢変化するように構成されている。リーフプレートは、各サイドプレートの間に配置されている。リーフプレートは、基端縁及び先端縁を有し、当該基端縁に把手を兼ねる綴じ部が形成されている。各サイドプレートの内側中央部及びリーフプレートの両側中央部に筒状弾性帯が設けられている。筒状弾性帯は、上記基端縁から上記先端縁側に向かう横方向又は当該方向に直交する縦方向に延びるように配置され、ジグが挿通されることによる弾性変形に起因した緊迫力によって当該ジグを横方向又は縦方向に固定するように構成されている。上記マチ部の中央部に、上記綴じ部を上記マチ部に着脱自在に連結する綴じ具が設けられている。
この発明では、ジグは、バッグ本体及びリーフプレートに設けられた筒状弾性帯に挿通される。これにより、筒状弾性帯は弾性変形し、この弾性変形に起因した緊迫力で当該ジグを確実に固定する。この筒状弾性帯が横方向に配置されることにより、小型ないし中型のジグが固定され得る。複数の筒状弾性帯が縦方向に並設されていてもよい。すなわち、横方向に配置された筒状弾性帯が縦方向に並ぶように設けられていてもよい。この場合は、複数の小型ないし中型のジグが保持されることになる。また、上記筒状弾性帯が縦方向に配置されることにより、中型ないし大型のジグが固定され得る。縦方向に配置された筒状弾性帯が横方向に並ぶように設けられていてもよい。この場合は、複数の中型ないし大型のジグが保持されることになる。さらに、縦方向に配置された筒状弾性帯が縦方向に対向するように設けられていてもよい。この場合は、複数の小型のジグが向かい合わせに並ぶように保持されることになる。
上記リーフプレートは、着脱自在である。したがって、リーフプレートが綴じ具を介してバッグ本体に装着されることにより、多数のジグが収容されることになる。すなわち、リーフプレートが着脱されることにより、ジグバッグの収容力が調整され得る。加えて、リーフプレートがバッグ本体に装着されるための綴じ部は、当該リーフプレートの把手を兼ねているから、釣人は、バッグ本体から取り外されたリーフプレートを容易に持ち運ぶことができる。
(2) 上記綴じ部は、釣人の手が挿入され得る挿入穴を形成するように環状に配置された紐部材から構成されていてもよい。この場合、上記綴じ具は、上記挿入穴に挿入された状態で上記綴じ部を囲繞するように環状に形成される固定姿勢と、上記挿入穴に挿抜自在となる固定解除姿勢との間で姿勢変化可能に構成されているのが好ましい。
リーフプレートの綴じ部が紐部材から構成されることにより、綴じ部が安価に構成され、リーフプレートの製造コストが抑えられる。また、綴じ具は、複数のリーフプレートをバインダ式に綴じることができる。これにより、ジグバッグの収容力が大幅に調整され得る。
(3) また、本発明に係るジグ保持具は、上記ジグバッグに適用されるジグ保持具であって、各サイドプレートの間に配置され、基端縁及び先端縁を有し、当該基端縁に把手を兼ねる綴じ部が形成された平板状のリーフプレートを有し、当該リーフプレートの両側中央部に上記基端縁から上記先端縁側に向かう横方向又は当該方向に直交する縦方向に延びるように配置され、ジグが挿通されることによる弾性変形に起因した緊迫力によって当該ジグを横方向又は縦方向に固定する筒状弾性帯が設けられている


この発明では、ジグは、バッグ本体及びリーフプレートに設けられた筒状弾性帯に挿通される。これにより、筒状弾性帯は弾性変形し、この弾性変形に起因した緊迫力で当該ジグを確実に固定する。この筒状弾性帯が横方向に配置されることにより、小型ないし中型のジグが固定され得る。複数の筒状弾性帯が縦方向に並設されていてもよい。すなわち、横方向に配置された筒状弾性帯が縦方向に並ぶように設けられていてもよい。この場合は、複数の小型ないし中型のジグが保持されることになる。また、上記筒状弾性帯が縦方向に配置されることにより、中型ないし大型のジグが固定され得る。縦方向に配置された筒状弾性帯が横方向に並ぶように設けられていてもよい。この場合は、複数の中型ないし大型のジグが保持されることになる。さらに、縦方向に配置された筒状弾性帯が縦方向に対向するように設けられていてもよい。この場合は、複数の小型のジグが向かい合わせに並ぶように保持されることになる。
上記リーフプレートを備えたジグ保持具は、バッグ本体に対して着脱自在である。したがって、ジグ保持具が綴じ具を介してバッグ本体に装着されることにより、多数のジグが収容されることになる。すなわち、ジグ保持具が着脱されることにより、ジグバッグの収容力が調整され得る。加えて、ジグ保持具がバッグ本体に装着されるための綴じ部は、当該ジグ保持具の把手を兼ねている。したがって、釣人は、バッグ本体から取り外されたジグ保持具を単体で容易に持ち運ぶことができる。
(4) 上記各サイドプレートの基端縁に上記ジグの一端部が収容されるポケットが設けられていてもよい。
この構成では、ジグが筒状弾性帯に挿通された状態で、当該ジグの一端部がポケットに収容保持される。これにより、ジグが一層確実に保持される。
(5) 上記各サイドプレートの先端縁に上記ジグの他端部を覆うフラップが設けられていてもよい。
この構成では、ジグが筒状弾性帯に挿通された状態で、当該ジグの他端部がフラップによって押さえられる。これにより、ジグがより一層確実に保持される。
(6) 上記フラップは透明であるのが好ましい。
フラップが透明であるから、保持されているジグの種類が釣人にとって一目瞭然であるという利点がある。
本発明によれば、様々なサイズのジグが確実に保持され得る。また、ジグバッグの収納力が調整され得るから、釣人は、所望の多数のジグを携行することができる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。なお、本実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更され得る。
図1は、ジグバッグ10の外観斜視図であり、ジグバッグ10の正面22側を示す。図2は、ジグバック10の外観斜視図であり、ジグバッグ10の背面24側を示す。図3は、ジグバッグ10の内部構造を示す斜視図であり、ジグ保持具80が左サイドプレート50上に配置された状態を示す。図4は、ジグバッグ10の内部構造を示す斜視図であり、ジグ保持具80が右サイドプレート40上に配置された状態を示す。すなわち、後に詳述されるが、ジグバッグ10は、図1及び図2が示す折畳姿勢と、図3及び図4が示す展開姿勢との間で自由に姿勢変化が可能となっている。
ジギングの実釣においては、重量、サイズ、色彩(カラー)が異なる様々なジグが使用される。本実施形態に係るジグバッグ10は、種類の異なる複数のジグを収納することができる。ジグバッグ10の第1の特徴は、様々なサイズのジグが安定的に保持される点である。これにより、ジグバッグ10に収納されたジグ同士が衝突して互いに損傷することが防止される。また、ジグバッグ10の第2の特徴は、その収容力が容易に調整され得る点、換言すれば、ジグバッグ10に収容可能なジグの数が容易に増減されるようになっている点である。
ジグバッグ10は、バッグ本体20(本発明のバッグ本体の一例、図3及び図4参照)と、ジグ保持具80(本発明のジグ保持具の一例、図7及び図8参照)とを有して構成されている。
以下、バッグ本体20の構成について詳細に説明される。
図1が示すように、ポケット21がバッグ本体20の正面22側に設けられている。ポケット21は、ジギングに使用される釣道具(例えばリーダー、スイベル、プライヤ等)を収納することができるようになっている。ポケット21は、シート27によって構成されている。すなわち、シート27の下縁及び両側縁がバッグ本体20の正面22に固定されることによってポケット21が形成されている。本実施形態では、シート27は、メッシュ構造を備えた樹脂シートである。このため、海水に濡れた釣道具がポケット21に収納された場合であっても、ポケット21に海水が溜まることが防止される。また、釣人は、ポケット21に収納されている釣道具をシート27を通して視認できる。なお、ポケット21はフラップ26を備えている。このフラップ26が開閉することにより、ポケット21の開口が開放又は閉塞されるようになっている。
バッグ本体20は、図3及び図4が示す展開姿勢において、平面視で横長の矩形状に形成されている。このバッグ本体20は、中央プレート30(本発明のマチ部の一例)と、右サイドプレート40(本発明の一方のサイドプレートの一例)と、左サイドプレート50(本発明の他方のサイドプレートの一例)とを有し、これらは一体的に構成されている。
バッグ本体20は、図示されていない3枚の芯材(本実施形態ではゴム板)を備えている。すなわち、バッグ本体20は、中央プレート30の芯材と、右サイドプレート40の芯材と、左サイドプレート50の芯材とを有する。そして、これら芯材が樹脂シート17,18(図1及び図2参照)で被覆されることによって中央プレート30、右サイドプレート40及び左サイドプレート50が構成されている。
樹脂シート17,18は、各プレート30,40,50の芯材の周縁に縫い付けられている(図1から図4参照)。樹脂シート17は、バッグ本体20の外側に配置され、バッグ本体20の外表面を構成する。他方、樹脂シート18は、バッグ本体20の内側に配置され、バッグ本体20の内表面を構成する。そのため、樹脂シート17は、樹脂シート18に比べて厚手のものが使用される。樹脂シート17の材料としては、例えばポリ塩化ビニル(PVC)発泡シートが用いられ、樹脂シート18の材料としては、例えばナイロンシートが用いられる。
中央プレート30は、短冊状に形成されている。中央プレート30は、右側縁31(本発明の一側縁の一例)及び左側縁32(本発明の他側縁の一例)を備えている。すなわち、中央プレート30は、横方向12よりも縦方向15に長い平面視で略長方形状に形成されている。中央プレート30は、後述されるように右サイドプレート40と左サイドプレート50との間に配置され、両者を繋いでいる。
右サイドプレート40は、図3において中央プレート30の右側に設けられている。右サイドプレート40は、平面視で横方向12よりも縦方向15に長い略長方形状に形成されている。右サイドプレート40の縦方向15の長さは、中央プレート30の縦方向の長さと等しい。右サイドプレート40の横方向12の長さは、中央プレート30の横方向の長さよりも長い。右サイドプレート40の基端縁41(本発明の基端縁の一例)が中央プレート30の右側縁31と連続している(図3参照)。
左サイドプレート50は、図4において中央プレート30の左側に設けられている。左サイドプレート50は、本実施形態では、右サイドプレート40と同じ大きさに形成されている。左サイドプレート50の基端縁44(本発明の基端縁の一例)が中央プレート30の左側縁32と連続している(図4参照)。
右サイドプレート40は、先端縁45(本発明の先端縁の一例)を備えており、左サイドプレート50も先端縁64(本発明の先端縁の一例)を備えている。そして、上記「横方向12」とは、右サイドプレート40の基端縁41から先端縁45へ向かう方向及び左サイドプレート50の基端縁44から先端縁64へ向かう方向である。したがって、上記「縦方向15」とは、この横方向12に対して直交する方向である。
前述のように、バッグ本体20は、中央プレート30、右サイドプレート40及び左サイドプレート50を構成する3枚のゴム板が樹脂シート17,18で連結されている。このため、右サイドプレート40は、中央プレート30の右側縁31において当該中央プレート30に対して屈曲することができる。また、左サイドプレート50は、中央プレート30の左側縁32において当該中央プレート30に対して屈曲することができる。したがって、バッグ本体20は、上記折畳姿勢(図1及び図2参照)と上記展開姿勢(図3及び図4参照)との間で姿勢変化可能となっている。
バッグ本体20が折畳姿勢に維持された状態では、図1及び図2が示すように、右サイドプレート40と左サイドプレート50とが互いに対向する。また、展開姿勢とは、右サイドプレート40と左サイドプレート50とが中央プレート30とほぼ同一平面上に展開された姿勢である。バッグ本体20が展開姿勢に維持された状態では、右サイドプレート40と左サイドプレート50とが互いに離反し、バッグ本体20の内側が上方に露出する(図3及び図4参照)。バッグ本体20が展開姿勢に維持された状態でジグが出し入れされ、ジグバッグ10は、折畳姿勢に維持された状態で釣人によって持ち運ばれる。
図1及び図2が示すように、右サイドプレート40と左サイドプレート50との間に連結紐25が架け渡されている。この連結紐25にバックル28が設けられている。このバックル28は、左サイドプレート50の外側、すなわち、バッグ本体20の背面24側に配置されている。図2が示すようにバックル28が連結されると、連結紐25によって右サイドプレート40の先端縁45側と、左サイドプレート50の先端縁64側とが連結され、バッグ本体20が折畳姿勢に維持される。また、バックル28の連結が解除されると、バッグ本体20が折畳姿勢から展開姿勢へ姿勢変化可能となる。
図1及び図2が示すように、バッグ本体20は一対の把手13,14を備えている。把手13,14は、一本の帯状部材の一部が右サイドプレート40の外側、中央プレート30の外側及び左サイドプレート50の外側に縫い付けられることによって形成されている。把手13にはグリップ23が設けられている。グリップ23は、釣人によって把持されるものであり、ゴムなどのクッション性を有する材料で構成されている。このグリップ23には、面ファスナーが設けられている。図3及び図4が示すように、面ファスナーのうち、フック状に起毛されたフックテープ16がグリップ23の内側に設けられており、ループ状に密集して起毛されたループテープ19がグリップ23の外側に設けられている。グリップ23で把手14を包み込んだ状態で、フックテープ16をループテープ19に押し付けるようにグリップ23を重ね合わせることにより、把手13と把手14とが連結される(図1及び図2参照)。
このようなグリップ23が把手13に設けられているため、バッグ本体20が折畳姿勢にされた状態で把手13,14が一つに束ねられるようになっている。これにより、釣人は2つの把手13,14の両方を同時に容易に把持することができ、ジグバッグ10を簡単に持ち運ぶことができる。
図5は、中央プレート30に設けられた連結具35を示す拡大斜視図である。
図3及び図5が示すように、中央プレート30の内側の中央部に、連結具35(本発明の綴じ具の一例)が設けられている。連結具35は、後に詳述されるジグ保持具80(図7及び図8参照)の把手82(本発明の綴じ部の一例)を中央プレート30に着脱自在に連結するものである。連結具35は、連結具本体37と、ドットボタン33,34とを有して構成されている。
連結具本体37は、縦方向15よりも横方向12に長い略長方形状のものである。本実施形態においては、連結具本体37は、可撓性を有するゴムシートと、合成樹脂シートとが互いに縫い合わされて構成されている。連結具本体37は、中央部131、右側部132及び左側部133を備えており、これらが一体的に形成されている。上記中央部131が中央プレート30に縫い付けられており、上記右側部132及び左側部133が開放されている。これら右側部132及び左側部133は、中央部131の上側で容易に重なり合うように予め曲げ癖が付けられている(図5参照)。
ドットボタン33,34は、雄ボタン38と雌ボタン39とを有して構成されている。雄ボタン38は、連結具本体37の左側部133に縦方向15に2つ並んで設けられている。雌ボタン39は、連結具本体37の右側部132に縦方向15に2つ並んで設けられている。雄ボタン38及び雌ボタン39は、互いに係合可能な位置に配置されている。ドットボタン33,34を構成する雄ボタン38及び雌ボタン39は既知の構造である。すなわち、雄ボタン38はスタッド部を備え、雌ボタン39はソケット部を備えており、スタッド部がソケット部に嵌め込まれることによって、両者は所定の結合力で嵌合する。そして、この所定の結合力に抗して雄ボタン38と雌ボタン39との嵌合を解除する力が作用した場合には、両者の係合は解除される。
次に、図3及び図6が参照されつつ右サイドプレート40の内側の構造が説明される。
図6は、右サイドプレート40の内側の構造を示す要部拡大図であり、同図ではフラップ48が開かれている。
ポケット43(本発明のポケットの一例)、保持帯47(本発明の筒状弾性帯の一例)及びフラップ48(本発明のフラップの一例)が右サイドプレート40の内側に設けられている。
ポケット43は、メッシュ生地42により構成されている。メッシュ生地42は、右サイドプレート40の内側における基端縁41に沿って配置されている。つまり、ポケット43は、縦方向15に延びるように設けられている。メッシュ生地42は、横方向12よりも縦方向15に長い樹脂シートからなる。メッシュ生地42は、上縁67を除く周縁が右サイドプレート40に縫い付けられている。これにより、ジグ102は、ポケット43の上側から(メッシュ生地42の上縁67側から)出し入れされ得る。
このポケット43の深さ、すなわち横方向12におけるメッシュ生地42の幅は、後述される保持帯47に保持されるジグ102の長さを考慮して設定されている。横方向12におけるメッシュ生地42の長さは、例えばジグ102の長さの25%程度に設定され得る。これにより、ジグ102の先端部103(本発明の一端部の一例)がポケット43に収容され、当該先端部103がポケット43に保持される。また、ポケット43の幅、すなわち縦方向15におけるメッシュ生地42の長さは、保持帯47の位置、各保持帯47に保持されるジグ102の大きさ等を考慮して適切な値に設定されている。本実施形態では、縦方向15における右サイドプレート40の全域にわたって保持帯47が設けられているので、縦方向15におけるメッシュ生地42の長さは、縦方向15における右サイドプレート40の長さと略等しく設定されている。また、ポケット43は、縦方向15へ並べられた複数(例えば2つ)のポケットによって構成されていてもよい。
保持帯47は、右サイドプレート40の内側中央部46に設けられている。具体的には、保持帯47は、右サイドプレート40の基端縁41と先端縁45との間の略中央の位置に設けられている。保持帯47は、ジグ102の中央部104を保持するものである。したがって、保持帯47は、右サイドプレート40に収納されるジグ102の中央部104を安定的に保持可能な位置に設けられている。
保持帯47は、以下の要領で右サイドプレート40の内側に設けられる。保持帯47は、本実施形態では帯状部材49から構成されている。帯状部材49は、その長手方向(図6における左右方向)に対して伸縮可能な帯状のゴムからなる。帯状部材49は、縦方向15へ撓まされており、このため、保持帯47は略半円形状に湾曲されている。帯状部材49のうち右サイドプレート40と当接する部分が当該右サイドプレート40に縫い付けられている。これにより、保持帯47は、横方向12へ延びる筒状に形成されている。保持帯47は右サイドプレート40の内側に配置されており、本実施形態では、右サイドプレート40の内側に17個の保持帯47が設けられている。各保持帯47は、縦方向15に並べられている。もっとも、保持帯47の数は特に制限されるものではない。
なお、各保持帯47の内部空間の大きさは、保持帯47に保持されるジグ102のサイズを考慮して設定されている。具体的には、保持帯47の内周長は、ジグ102の中央部104の外周長よりも短く設定されている。このため、ジグ102が保持帯47に挿通された場合に、ジグ102によって保持帯47が弾性的に拡張される。そして、当該保持帯47の弾性力に基づく緊迫力によってジグ102が右サイドプレート40に固定される。また、保持帯47の横方向12の長さは、ジグ102の長さを考慮して適切な値に設定されている。保持帯47の横方向12の長さは、ジグ102の長さの例えば30%程度に設定され得る。このため、ジグ102が保持帯47に挿通された場合には、ジグ102の中央部104が保持帯47に安定的に保持され、ジグ102は、その長手方向が横方向12に沿うように右サイドプレート40に固定される(図6参照)。
本実施形態においては、17個の保持帯47が縦方向15に並べられているが、右サイドプレート40に配置される保持帯47の数はこれに限定されるものではない。保持帯47の数は、右サイドプレート40に保持されるジグ102の数や大きさ、保持帯47の縦方向15の間隔(ピッチ)を考慮して適宜設定される。また、本実施形態においては、複数の保持帯47が簡単に形成されるために一本の帯状部材49が用いられているが、各保持帯47がそれぞれ別個の帯状部材で形成されていてもよい。
フラップ48は、右サイドプレート40の内側の先端縁45に設けられている。フラップ48はシート状の部材であって、横方向12の寸法よりも縦方向15の寸法の方が長くなるように形成されている。本実施形態では、フラップ48は、透明な樹脂シートから構成されている。また、特に本実施形態では、このフラップ48の裏面側にメッシュ生地68が貼り付けられている。このメッシュ生地68は、上記メッシュ生地42と同様のものである。このメッシュ生地68とフラップ48とは、互いの周縁同士が縫い合わされることによって重ね合わされている。フラップ48の一方の縁部、すなわち右サイドプレート40の先端縁45側の縁部のみが右サイドプレート40に縫い付けられており、フラップ48のその他の周縁は開放されている(図6参照)。
フラップ48の縦方向15の長さは、右サイドプレート40の縦方向15の幅と略等しく設定されている。また、フラップ48の横方向12の長さは、所定寸法に設定されている。フラップ48の横方向12の長さは、ジグ102の大きさや保持帯47の位置等を考慮して適宜設定され得るものである。本実施形態においては、横方向12におけるフラップ48の長さは、ジグ102の長さの40%程度に設定されている。これにより、ジグ102が保持帯47に保持された状態でフラップ48が閉じられると、保持帯47に保持されたジグ102の後端部105(本発明の他端部の一例)がフラップ48によって確実に覆われる。
フラップ48の裏面側には、面ファスナー51,58が設けられている。面ファスナー51,58は、それぞれ、フック状に起毛されたフックテープ59と、ループ状に密集して起毛されたループテープ60とから構成されている。フックテープ59は、右サイドプレート40の内側の縦方向15の両端部に配置されている。ループテープ60は、フラップ48が閉じられた際に、フックテープ59と対向するように、フラップ48の両端部に設けられている。
面ファスナー51,58のループテープ60をフックテープ59に押し付けることにより、フラップ48が右サイドプレート40に接着される。ジグ102が保持帯47に保持されている場合、ジグ102の後端部105は、右サイドプレート40及びフラップ48に挟み込まれるようにして保持される。右サイドプレート40に対してフラップ48が開かれると、フックテープ59とループテープ60との係合が解除される。これにより、保持帯47に保持されているジグ102の取り出し及び保持帯47へのジグ102の挿通が容易になる。
なお、本実施形態においては、面ファスナー51,58によってフラップ48の縦方向15の両端が右サイドプレート40の内側に接続されるが、フラップ48の両端は、例えばドットボタン33,34と同様のドットボタンによって右サイドプレート40に固定されるように構成されていてもよい。また、フラップ48は、縦方向15に並べられた複数(例えば2つ)のフラップによって構成されていてもよい。
図3及び図4が示すように、右サイドプレート40及び左サイドプレート50は、中央プレート30を挟んで左右対称に構成されている。したがって、左サイドプレート50の内側の構造については、その詳細な説明が省略される。但し、左サイドプレート50の内側の構成要素は、対応する右サイドプレート40の内側の構成要素付された参照符号と同一の符号が付されている。
次に、ジグ保持具80の構成について詳細に説明される。
図7は、ジグ保持具80の外観斜視図であり、ジグ保持具80の表面90側を示している。図8は、ジグ保持具80の外観斜視図であり、ジグ保持具80の裏面92側を示している。図9は、ジグ保持具80の表面90側の要部拡大図であり、フラップ66が開かれた状態を示している。図10は、ジグ保持具80の裏面92側の要部拡大図であり、フラップ117が開かれた状態を示している。
ジグ保持具80は、リーフプレート81(本発明のリーフプレートの一例)と、保持帯86,87,88,89(本発明の筒状弾性帯の一例)と、上記把手82とを有して構成されている。
リーフプレート81は、その両側にジグを固定することができる。リーフプレート81は、基端縁61(本発明の基端縁の一例)、先端縁65(本発明の先端縁の一例)、一側端縁72及び他側端縁73を備えており、右サイドプレート40及び左サイドプレート50と略同じ大きさの平板状に形成されている。リーフプレート81は、上記各サイドプレート40、50と同様に芯材を備えている。この芯材は、各サイドプレート40,50の芯材と同様のゴム板からなる。リーフプレート81は、この芯材の両面に樹脂シート53,54が被覆されることによって構成されている。樹脂シート53,54は、リーフプレート81の芯材の周縁に縫い付けられている。樹脂シート53の材料としては、例えばポリ塩化ビニル(PVC)発泡シートが用いられ、樹脂シート54の材料としては、例えばナイロンシートが用いられる。
リーフプレート81は長方形に形成されており、リーフプレート81の短手方向52(本発明の横方向の一例)の寸法よりも長手方向55(本発明の縦方向の一例)の寸法が長く設定されている。ジグ保持具80がバッグ本体20に連結された状態(図3参照)では、ジグ保持具80の短手方向52はバッグ本体20の横方向12とほぼ一致し、ジグ保持具80の長手方向55はバッグ本体20の縦方向15とほぼ一致する。なお、「短手方向52」とは、基端縁61から先端縁65側へ向かう方向である。また、「長手方向55」とは、この短手方向52に対して直交する方向である。
把手82は、リーフプレート81の基端縁61に設けられている。釣人は、ジグ保持具80を持ち運ぶ際に把手82を把持する。また、把手82は、後述のように上記連結具35(図5参照)に連結され得る。この把手82が連結具35に連結されることにより、ジグ保持具80は、バッグ本体20の中央プレート30に接続される。このように、把手82は、ジグ保持具80をバッグ本体20に綴じるための部材を兼ねている。把手82は、釣人が把持しやすい形状に形成されている。すなわち、把手82は、帯状の紐部材83(本発明の紐部材の一例)からなる。この紐部材83は環状に形成され、当該紐部材83の両端が基端縁61に縫い付けられている。そのため、把手82と基端縁61とによって挿入穴84(本発明の挿入穴の一例)が形成されている。
ジグ保持具80の把手82は、以下の要領で中央プレート30に連結される。把手82が中央プレート30に連結される場合、まず、把手82によって形成された挿入穴84に連結具35の右側部132又は左側部133(図5参照)が挿入される。そして、右側部132が左側部133の上側に重ね合わされて、ドットボタン33,34の雄ボタン38と雌ボタン39とが係合される。これにより、連結具35は、ジグ保持具80の把手82を中央プレート30に連結した固定姿勢となる。すなわち、「固定姿勢」とは、右側部132又は左側部133が挿入穴84に挿入された状態で把手82を囲繞するように、連結具35が環状に形成された状態(図3参照)である。
左側部133に対して右側部132が引き上げられると、上記所定の嵌合力に抗して雄ボタン38と雌ボタン39との嵌合が解除される。これにより、連結具35は、ジグ保持具80の把手82を中央プレート30から取り外し可能な固定解除姿勢となる。すなわち、「固定解除姿勢」とは、挿入穴84に対して連結具35の右側部132又は左側部133を挿抜自在な状態(図5参照)である。
また、釣人は、挿入穴84に容易に手を挿入することができる。これにより、釣人は、ジグ保持具80を単体で持ち運ぶことができる。挿入穴84の大きさは、釣人が挿入穴84に容易に手を挿入することができるように設定されている。本実施形態においては、挿入穴84は、長手方向55における最大幅が12cm程度、短手方向52における最大幅が2.5cm程度に設定されている。
以下、図7及び図9が参照されつつ、リーフプレート81の表面90側の構成について説明される。
図7が示すように、大型のジグ108,112がリーフプレート81の表面90に固定されるようになっている。また、ポケット63、保持帯86,87及びフラップ66がこのリーフプレート81の表面90に設けられている。
ポケット63は、リーフプレート81の一側端縁72に設けられている。ポケット63は、短手方向52に延びるように形成されている。ポケット63は、メッシュ生地62を有している。メッシュ生地62は、網目状に形成された樹脂シートからなる。メッシュ生地62の短手方向52の寸法は長手方向55の寸法よりも長くなるように設定されている。メッシュ生地62は、リーフプレート81の他側端縁73側の縁部が開放されており、当該縁部を除く周縁がリーフプレート81に縫い付けられている。これにより、ジグ108,112は、長手方向55に沿ってポケット63に挿抜され得る。
このポケット63の深さ、すなわち、メッシュ生地62の長手方向55の幅は、所定寸法に設定されている。すなわち、この長手方向55の幅は、後述の保持帯86,87に保持されるジグ108,112の先端部109,113(本発明の一端部の一例)が収容され得るように設定されている。また、ポケット63の幅、すなわちメッシュ生地62の短手方向52の長さは、保持帯86,87の位置、各保持帯86,87に保持されるジグ108,112の大きさ等を考慮して適切な値に設定される。本実施形態においては、リーフプレート81の短手方向52の全域にわたって保持帯86,87が設けられているので、メッシュ生地62の短手方向52の長さは、リーフプレート81の短手方向52の長さと略等しく設定されている。なお、ポケット63は、短手方向52に分割されていてもよく、それらが短手方向52に並べられていてもよい。
保持帯86,87は、ジグ108,112を保持するものである。したがって、保持帯86,87は、ジグ108,112をリーフプレート81の表面90に安定的に保持することができる位置に設けられなければならない。本実施形態では、保持帯86,87は、リーフプレート81の表面90の中央部56(本発明の両側中央部の一方)に配置されている。具体的には、保持帯86,87は、一側端縁72と他側端縁73との間に設けられている。
保持帯86は、以下の要領で形成される。本実施形態では、保持帯86は、1本の帯状部材69から構成されている。帯状部材69は、その長手方向(短手方向52)に伸縮可能な帯状のゴムである。帯状部材69は、短手方向52に撓まされており、略半円状に湾曲している。帯状部材69のうちリーフプレート81と当接する部分がリーフプレート81に縫い付けられている。これにより、保持帯86は、長手方向55に延びる筒状に形成されており、当該保持帯86がリーフプレート81の表面90に配置されている。これと同じ要領で保持帯86がリーフプレート81の表面90に設けられている。本実施形態では、10個の保持帯86が短手方向52に並設されている。
保持帯87は、帯状部材70から構成されている。帯状部材70は、帯状部材69と同様の部材であり、保持帯87は、保持帯86と同じ要領で形成されている。保持帯87は、短手方向52において保持帯86と略同じ位置となるように配置されている。図7が示すように、ジグ108,112は、保持帯87及び保持帯86に挿通されることにより、長手方向55に沿ってリーフプレート81の表面90に固定される。したがって、ジグ108,112は、それらの長手方向が長手方向55に沿うように、リーフプレート81の表面90に固定される。
なお、各保持帯86,87の内部空間の広さは、保持帯86,87に保持されるジグ108,112のサイズを考慮して設定されている。具体的には、保持帯86,87の内周長は、ジグ108,112の中央部110,114の外周長よりも短く設定されている。このため、ジグ108が保持帯86,87に挿通された場合に、ジグ108によって保持帯86,87が弾性的に拡張される。これにより、当該保持帯86,87の弾性力に起因する緊迫力によってジグ108が保持帯86、87に保持され、リーフプレート81の表面90に固定される。同様に、ジグ112は、ジグ108と同じ要領でリーフプレート81の表面90に固定される。
保持帯86,87の長手方向55の長さ及び保持帯86,87の短手方向52の間隔(ピッチ)は、ジグ108やジグ112の長さを考慮して適切な値に設定される。また、本実施形態においては、それぞれ10個の保持帯86及び保持帯87が短手方向52に並べられているが、ジグ保持具80の表面90に配置される保持帯86,87の数や大きさは、当該表面90に保持されるジグ108,112の数や大きさ及び短手方向52における保持帯86,87の間隔を考慮して設定される。
本実施形態においては、保持帯86,87は、それぞれ一本の帯状部材69,70により構成されている。これにより、保持帯86,87が簡単に形成されている。但し、各保持帯86,87は、それぞれ個別の帯状部材により形成されていてもよい。また、2つの保持帯86,87は、長手方向55に連続していてもよい。
フラップ66は、リーフプレート81の表面90側の他側端縁73に設けられている。フラップ66はシート状の部材であって、フラップ66の短手方向52の寸法が長手方向55の寸法よりも長くなるように設定されている。本実施形態では、フラップ66は、透明な樹脂シートから構成されている。前述のフラップ48(図6参照)と同様に、フラップ66の裏面側にメッシュ生地が設けられている。このメッシュ生地は、フラップ66の周縁に縫い付けられており、フラップ66に重ね合わせられている。フラップ66は、他側端縁73側の縁部のみがリーフプレート81に縫い付けられており、その他の縁部は開放されている(図9参照)。
フラップ66の短手方向52の長さは、リーフプレート81の短手方向52の幅と略等しく設定されている。また、フラップ66の長手方向55の幅は、ジグ112のサイズや保持帯86,87の位置等を考慮して所定寸法に設定されている。すなわち、この所定寸法は、ジグ112が保持帯86,87に保持された状態でフラップ66が閉じられた場合に、当該ジグ112の後端部115がフラップ66によって覆われるように設定されている。なお、本実施形態では、ジグ108の長さは、上記ジグ102(図6参照)の長さに比べて短い。このため、図7が示すように、ジグ108の後端部111はフラップ66に覆われていない。
フラップ66の裏面側に面ファスナー75,76が設けられている。面ファスナー75,76は、それぞれ、図9が示すようにフック状に起毛されたフックテープ77及びループ状に密集して起毛されたループテープ78を備えている。フックテープ77は、リーフプレート81の表面90の他側端縁73側における短手方向52の両端部に配置されている。また、ループテープ78は、フラップ66の短手方向52の両端部に設けられている。ループテープ78は、上記メッシュ生地に取り付けられており、フラップ66が閉じられたときに、フックテープ77と対向する位置に配置されている。
次に、図8及び図10を参照しつつ、リーフプレート81の裏面92側の構成について説明される。
特に小型のジグ135,139は、リーフプレート81の裏面92に固定されるようになっている。図8が示すように、リーフプレート81の裏面92にポケット94,95と、保持帯88,89と、フラップ117とが設けられている。
ポケット94は、リーフプレート81の裏面92側の他側端縁73に設けられている。ポケット94は、短手方向52へ延びるように形成されている。ポケット94は、メッシュ生地96を有している。メッシュ生地96は、網目状に形成された樹脂シートからなる。メッシュ生地96の短手方向52の寸法は、長手方向55よりも長くなるように設定されている。メッシュ生地96はリーフプレート81の裏面92側に縫い付けられており、リーフプレート81と重ね合わされている。但し、メッシュ生地96の縁部、すなわちリーフプレート81の一側端縁72側の縁部は開放されており、当該縁部を除く周縁がリーフプレート81の裏面92側に縫い付けられている。これにより、ジグ135は、メッシュ生地96の上記縁部とリーフプレート81との間からポケット94に挿抜されるようになっている。
ポケット94の深さ、すなわちメッシュ生地96の長手方向55の長さは、所定寸法に設定されている。このため、後述の保持帯88に保持されるジグ135の先端部136がポケット94に収容され得るようになっている。また、ポケット94の幅、すなわち、メッシュ生地96の短手方向52の長さは、保持帯88の位置、各保持帯88に保持されるジグ135のサイズ等を考慮して適切な値に設定される。本実施形態においては、保持帯88がリーフプレート81の短手方向52の全域にわたって設けられているので、メッシュ生地96の短手方向52の長さは、リーフプレート81の短手方向52の幅と略等しく設定されている。なお、ポケット94は、短手方向52に分割されていてもよく、それらのポケットが短手方向52に並べられていてもよい。
保持帯88は、リーフプレート81の裏面92の中央部57(本発明の両側中央部の他方)に配置されている。より詳細には、保持帯88は、当該中央部57の上記他側端縁73側に配置されている。換言すれば、保持帯88は、長手方向55において、ポケット94とフラップ117との間に配置されている。保持帯88は、小型のジグ135を保持するものである。したがって、保持帯88は、ジグ135を安定的に保持可能な位置に設けられている。
保持帯88は、以下の要領でリーフプレート81の裏面92に形成される。本実施形態では、保持帯88は、1本の帯状部材125から構成されている。帯状部材125は、その長手方向(短手方向52)に弾性的に伸縮可能な帯状のゴムである。帯状部材125は、短手方向52へ撓まされており、略半円形状に湾曲されている。この帯状部材125のうちリーフプレート81の裏面92と当接する部分が当該リーフプレート81に縫い付けられている。つまり、保持帯88は、リーフプレート81の裏面92に設けられ、長手方向55へ延びる筒状に形成されている。これと同じ要領で16個の保持帯88が形成されており、各保持帯88がリーフプレート81の裏面92に短手方向52に並設されている。
保持帯89は、保持帯88と同様の要領でリーフプレート81の裏面92に形成されている。保持帯89は、リーフプレート81の裏面92の中央部57に配置されている。より詳細には、保持帯89は、当該中央部57の一側端縁72側に配置されている。保持帯89は、1本の帯状部材126から構成されている。この帯状部材126は、上記帯状部材125と同様の部材である。帯状部材126は、その長手方向(短手方向52)に弾性的に伸縮可能な帯状のゴムである。帯状部材126は、短手方向52へ撓まされており、略半円形状に湾曲されている。この帯状部材126のうちリーフプレート81の裏面92と当接する部分が当該リーフプレート81に縫い付けられている。つまり、保持帯89は、リーフプレート81の裏面92に設けられ、長手方向55へ延びる筒状に形成されている。これと同じ要領で10個の保持帯89がリーフプレート81の裏面92に形成されており、各保持帯89が短手方向52に並設されている。また、保持帯89の内部空間は、保持帯88の内部空間よりも広くなるように形成されている。このため、保持帯89は、ジグ135よりも大型のジグ139を保持することが可能である。
本実施形態においては、リーフプレート81の裏面92に16個の保持帯88及び10個の保持帯89が設けられている。これら保持帯88,89の数や大きさは、裏面92に固定されるジグ135,139の大きさや形状に応じて適宜変更されることが好ましい。また、本実施形態においては、保持帯88,89は、それぞれ1本の帯状部材125,126によって簡単に形成されている。但し、各保持帯88,89が個別の帯状部材により構成されていてもよいことは勿論である。
フラップ117は、リーフプレート81の裏面92の中央57に設けられている。フラップ117はシート状に形成されており、フラップ117の短手方向52の寸法は、長手方向55の寸法よりも若干長くなるように設定されている。本実施形態では、フラップ117は、透明な樹脂シートから構成されている。上記フラップ66と同様に、フラップ117の裏面側にメッシュ生地が設けられている。このメッシュ生地は、フラップ117の周縁に縫い付けられており、フラップ117と重ね合わされている。フラップ117は、図8が示すようにリーフプレート81に縫い付けられている。具体的には、フラップ117の中央部がリーフプレート81の中央に短手方向52に沿って縫い付けられている。したがって、フラップ117の左側部128及び右側部129は、上記中央57を基点にして起伏開閉することができるようになっている。
フラップ117の短手方向52の長さは、リーフプレート81の短手方向52の幅と略等しく設定されている。また、フラップ117の長手方向55の長さは、ジグ135,139の長さや保持帯88,89の位置等を考慮して設定されている。すなわち、フラップ117の長手方向55の長さは、ジグ135が保持帯88に保持された状態で左側部128がジグ135の後端部138を覆い且つジグ139が保持帯89に保持された状態で右側部129がジグ139の後端部142を覆うように設定されている。
フラップ117の裏面側に面ファスナー118〜121が設けられている。図10が示すように、これら面ファスナー118〜121は、それぞれ、フック状に起毛されたフックテープ122と、ループ状に密集して起毛されたループテープ123とから構成されている。面ファスナー118,119のフックテープ122は、リーフプレート81の裏面92の略中央部に設けられている。より詳細には、フックテープ122は、リーフプレート81の短手方向52の両端部に配置され、保持帯88と隣接している。面ファスナー118,119のループテープ123は、フラップ117に設けられたメッシュ生地の裏側に配置されている。このループテープ123は、フラップ117の左側部128の短手方向52の両端部に設けられている。ループテープ123は、フラップ117が閉じられた状態で上記フックテープ122と対向するように配置されている。
図示されていないが、面ファスナー120,121のフックテープは、リーフプレート81の裏面92の略中央部に設けられている。つまり、面ファスナー120,121のフックテープは、リーフプレート81の短手方向52の両端部であって保持帯89と隣接する位置に設けられている。面ファスナー120,121のループテープは、フラップ117に設けられたメッシュ生地の裏側に設けられている。面ファスナー120,121のループテープは、フラップ117の右側部129の短手方向52の両端部に設けられている。当該ループテープは、フラップ117が閉じられたときに、上記フックテープと対向するように配置されている。
本実施形態では、ジグ保持具80は、バッグ本体20に対して着脱可能に構成されている。ジグ保持具80が前述の要領でバッグ本体20に連結されることによって、ジグバッグ10に保持可能なジグの数が増える。逆に、前述の要領でバッグ本体20からジグ保持具80が取り外されることによって、ジグバッグ10に保持可能なジグの数が減少する。なお、本実施形態においては、バッグ本体20に対して1つのジグ保持具80が連結されるが、複数のジグ保持具80がバッグ本体20に連結具35を介して連結されていてもよいことは勿論である。
本実施形態に係るジグバッグ10は、実釣において以下のように使用される。
バッグ本体20が折畳姿勢(図1及び図2参照)にあるとき、釣人は、グリップ23を開くとともに、バックル28を操作して右サイドプレート40と左サイドプレート50との連結を解除する。続いて釣人は、バッグ本体20を折畳姿勢から展開姿勢(図3及び図4参照)へ姿勢変化させる。これにより、バッグ本体20の内側が露出する。釣人は、例えば右サイドプレート40にジグ102を収納する場合、図6が示すようにフラップ48を開く。そして、釣人は、ジグ102を先端縁45側から基端縁41側へ向けて保持帯47に挿通させる。ジグ102が保持帯47に挿入されると、保持帯47の内部空間がジグ102によって弾性的に拡張され、したがって、ジグ102は、保持帯47の弾性力によって締め付けられる。すなわち、ジグ102は、保持帯47の弾性変形に起因した緊迫力(保持帯47がジグ102を締め付ける力)によって固定される。
ジグ102が保持帯47にさらに挿し込まれると、ジグ102の先端部103が保持帯47の内部空間から基端縁41側へ抜け出して、ポケット43に収容される。その結果、ジグ102の中央部104が保持帯47に保持されるとともに、当該ジグ102の先端部103がポケット43に保持される。なお、ジグ102の中央部104は先端部103及び後端部105に比べて太く形成されているので、ジグ102は、中央部104が保持帯47内に配置されることによって強固に保持される。また、ポケット43がメッシュ生地42で構成されているので、メッシュ生地42とジグ102の先端部103との摩擦力によって、先端部103の縦方向15への移動が規制される。加えて、ジグ102に海水が付着したときであっても、当該海水がメッシュ生地42を通過してポケット43から排水されるという利点がある。
釣人は、前述の要領で単一の又は複数のジグ102を右サイドプレート40に収納した後、フラップ48を閉じてループテープ60をフックテープ59に押し付ける。これにより、ジグ102の後端部105がフラップ48に覆われる。その結果、ジグ102の後端部105がフラップ48と右サイドプレート40の先端縁45側とによって挟み込まれるように保持される。なお、フラップ48の裏面側にはメッシュ生地68が設けられているので、当該メッシュ生地68とジグ102の後端部105との摩擦力によって、後端部105の縦方向15への移動が規制される。また、左サイドプレート50にもポケット43、保持帯47、及びフラップ48が設けられているので、釣人は、左サイドプレート50にも同じ要領でジグを収納することができる。
ところで、ジグ保持具80(図7及び図8参照)は、前述のように、連結具35によって中央プレート30に固定されている。バッグ本体20が折畳姿勢(図1及び図2参照)に維持された状態では、ジグ保持具80は、右サイドプレート40と左サイドプレート50との間に挟み込まれる。このように、ジグ保持具80は、バッグ本体20に固定された状態において、各サイドプレート40,50の間に配置される。一方、バッグ本体20が展開姿勢に維持された状態では、ジグ保持具80は、いわゆるリーフのように左サイドプレート50上又は右サイドプレート40上に配置される。図3は、ジグ保持具80が左サイドプレート50上に配置された状態を示している。この状態では、リーフプレート81の表面90(図7参照)及び右サイドプレート40の内側が露出しており、釣人は、リーフプレート81の表面90及び右サイドプレート40にジグを収納することができる。図4は、ジグ保持具80が右サイドプレート40上に配置された状態を示している。この状態では、リーフプレート81の裏面92(図8参照)及び左サイドプレート50の内側が露出しており、釣人は、リーフプレート81の裏面92及び左サイドプレート50にジグを収納することができる。
釣人は、例えばリーフプレート81の表面90(図7参照)にジグ112を収納する場合、図9が示すようにフラップ66を開く。そして、釣人は、ジグ112を他側端縁73側から一側端縁72側へ向けて保持帯87、保持帯86に順に挿通させる。保持帯87,86は、ジグ112が挿入されることによって弾性的に拡張され、ジグ112は、保持帯87及び保持帯86によって締め付けられる。すなわち、ジグ112は、保持帯87,86の弾性変形に起因した緊迫力(保持帯87,86がジグ112を締め付ける力)によって長手方向55に固定される。
このようにしてジグ112が保持帯87,86に保持された状態からさらに挿し込まれると、ジグ112の先端部113が保持帯86から一側端縁72側へ抜け出して、ポケット63に収容される。その結果、ジグ112の中央部114が保持帯86及び保持帯87に保持されるとともに、当該ジグ112の先端部113がポケット63に保持される。ジグ112の中央部114は先端部113及び後端部115に比べて太くなるように形成されているので、ジグ112は、中央部114が保持帯86,87内に配置されることによって強固に保持される。また、ポケット63がメッシュ生地62(図7参照)で構成されているので、メッシュ生地62とジグ112の先端部113との摩擦力によって、先端部113の短手方向52への移動が制止される。さらに、ジグ112に海水が付着したときであっても、当該海水がメッシュ生地62を通過してポケット63から排水されるという利点がある。
釣人は、前述の要領で単一の又は複数のジグ(ジグ112やジグ108)をリーフプレート81の表面90に収納した後、フラップ66を閉じてループテープ78をフックテープ77に押し付ける。これにより、ジグ112の後端部115がフラップ66に覆われる(図7参照)。その結果、ジグ112の後端部115がフラップ66とリーフプレート81の他側端縁73側とによって挟み込まれるように保持される。なお、フラップ66の裏面側にはメッシュ生地が設けられているので、当該メッシュ生地とジグ112の後端部115との摩擦力によって、後端部115の短手方向52への移動が制止される。
釣人は、リーフプレート81の裏面92(図8参照)に例えばジグ135を収納する場合、図10が示すようにフラップ117の左側部128を開く。そして、釣人は、ジグ135を一側端縁72側から他側端縁73側へ向けて保持帯88に挿通させる。保持帯88にジグ135が挿入されることによって保持帯88弾性的に拡張され、ジグ135は、保持帯88の弾性力によって締め付けられる。すなわち、ジグ135は、保持帯88の弾性変形に起因した緊迫力(保持帯88がジグ135を締め付ける力)によって長手方向55に固定される。
ジグ135が保持帯88にさらに挿し込まれると、ジグ135の先端部136が保持帯88から他側端縁73側へ抜け出して、ポケット94に収容される。その結果、ジグ135の中央部137が保持帯88に保持されるとともに、当該ジグ135の先端部136がポケット94に保持される。ジグ135の中央部137は先端部136及び後端部138に比べて太くなるように形成されているので、ジグ135は、中央部137が保持帯88内に配置されることによって強固に保持される。また、ポケット94がメッシュ生地96により構成されているので、メッシュ生地96とジグ135の先端部136との摩擦力によって、先端部136の短手方向52への移動が規制される。加えて、ジグ135に海水が付着した場合であっても、当該海水がメッシュ生地96を通過してポケット94から排水されるという利点がある。
釣人は、前述の要領で単一の又は複数個のジグ135をリーフプレート81の裏面92に収納した後、フラップ117の左側部128を閉じてループテープ123をフックテープ122に押し付ける。これにより、ジグ135の後端部138がフラップ117に覆われる(図8参照)。その結果、ジグ135の後端部138がフラップ117とリーフプレート81の裏面92側の中央部とによって挟み込まれるように保持される。なお、フラップ117の裏面側にはメッシュ生地が設けられているので、当該メッシュ生地とジグ135の後端部138との摩擦力によって、後端部138の短手方向52への移動が規制される。
なお、ジグ139は、リーフプレート81の裏面92の一側端縁72側に収納される。ジグ139の収納要領は、ジグ135を収納する要領と同様であるため、その説明は省略される。また、釣人は、ジグをリーフプレート81の表面90及び裏面92に収納する場合、連結具35を固定姿勢(図3参照)から固定解除姿勢(図5参照)へと変化させ、ジグ保持具80をバッグ本体20から取り外した状態で行うことも可能である。
以上のように、本実施形態に係るジグバッグ10では、ジグが保持帯47,86〜89に挿通されることによって保持帯47,86〜89が弾性変形し、この弾性変形に起因した緊迫力で様々なサイズのジグが確実に固定される。これにより、釣人が釣行に際してジグバッグ10を携行したときに、ジグ同士が衝突して互いに損傷することが防止される。また、本実施形態では、ジグが保持帯47,86〜89に挿通された状態で、ジグの先端部はポケット43,63,94,95に収容保持され、ジグの後端部はフラップ48,66,117によって押さえられる。このため、ジグが一層確実に保持されるという利点もある。
本実施形態では、フラップ48,66,117が透明である。したがって、保持されているジグの種類が釣人にとって一目瞭然である。
本実施形態では、バッグ本体20にジグ保持具80が着脱自在に設けられている。ジグ保持具80が連結具35を介してバッグ本体20に装着されることにより、ジグバッグ10に多数のジグが収容され得る。つまり、ジグ保持具80が着脱されることにより、ジグバッグ10の収容力が調整され得る。換言すれば、釣人は、ジグ保持具80をジグバッグ10に着脱することにより、ジグバッグ10に収納されているジグを一つ一つ取り出したり、あるいはジグバッグ10にジグを一つ一つ収納したりすることなく、ジグバッグ10に収納されるジグの数を大幅に変更できる。
さらに、ジグバッグ10が連結具35を備えていることから、釣人は、複数のジグ保持具80をジグバッグ10にバインダ式に綴じることができる。したがって、ジグバッグ10の収容力(収容可能なジグの数)は、より大幅に調整され得る。加えて、ジグ保持具80のリーフプレート81がバッグ本体20に装着されるための把手82は、リーフプレート81をバッグ本体20に綴じるための手段として機能する。このため、釣人は、バッグ本体20から取り外されたジグ保持具80の把手82を容易に把持することができ、これにより、ジグ保持具80を単体で容易に持ち運ぶことができる。なお、把手82が紐部材から構成されているので、把手82が安価に構成され、ジグ保持具80の製造コストが抑えられるという利点もある。
なお、本実施形態では、ジグは、右サイドプレート40及び左サイドプレート50に横方向12に固定されるが、ジグが縦方向15に沿って固定されるように、保持帯47、ポケット43及びフラップ48の向きが変更されてもよい。
本実施形態では、ジグは、リーフプレート81の表面90及び裏面92に長手方向55に固定されるが、ジグが短手方向52に沿って固定されるように、保持帯86〜89、ポケット63,94,95及びフラップ66,117の向きが変更されてもよい。
本実施形態では、バッグ本体20にポケット43が設けられ、リーフプレート81にポケット63,94,95が設けられている。ただし、保持帯47,86〜89及びフラップ48,66,117によりジグが安定的に保持される場合、あるいは、保持帯47,86〜89単独によりジグが安定的に保持される場合には、必ずしもこれらのポケット43,63,94,95が設けられている必要はない。
本実施形態では、フラップ48,66,117は透明である。ただし、フラップ48,66,117は必ずしも透明である必要はない。そのような場合であっても、釣人がジグの種類を容易に確認できるように、フラップ48,66,117が形成されているのが好ましい。
本実施形態では、バッグ本体20がフラップ48を備え、リーフプレート81がフラップ66,117を備えている。ただし、保持帯47,86〜89及びポケット43,63,94,95によりジグが安定的に保持される場合、あるいは、保持帯47,86〜89単独によりジグが安定的に保持される場合には、必ずしもこれらのフラップ48,66,117が設けられている必要はない。
本発明は、釣用疑似餌を収納するバッグに適用され得る。
図1は、本発明の一実施形態に係るジグバッグの外観斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るジグバックの外観斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るジグバッグの内部構造を示す斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るジグバッグの内部構造を示す斜視図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る中央プレートに設けられた連結具の拡大斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る右サイドプレートの内側の構造を示す要部拡大図である。 図7は、本発明の一実施形態に係るジグ保持具の外観斜視図である。 図8は、本発明の一実施形態に係るジグ保持具の外観斜視図である。 図9は、本発明の一実施形態に係るジグ保持具の要部拡大図である。 図10は、本発明の一実施形態に係るジグ保持具の要部拡大図である。
符号の説明
10・・・ジグバッグ(本発明のジグバッグの一例)
12・・・横方向
15・・・縦方向
20・・・バッグ本体
30・・・中央プレート
31・・・右側縁(本発明の一側縁の一例)
32・・・左側縁(本発明の他側縁の一例)
35・・・連結具(本発明の綴じ具の一例)
40・・・右サイドプレート(本発明の一方のサイドプレートの一例)
41,61・・・基端縁
43,63,94,95・・・ポケット
45,65・・・先端縁
46・・・内側中央部
47,86,87,88,89・・・保持帯(本発明の筒状弾性帯の一例)
48,66,117・・・フラップ
50・・・左サイドプレート(本発明の他方のサイドプレートの一例)
52・・・短手方向(本発明の横方向の一例)
55・・・長手方向(本発明の縦方向の一例)
56・・・中央部(本発明の両側中央部の一方)
57・・・中央部(本発明の両側中央部の他方)
80・・・ジグ保持具
81・・・リーフプレート
82・・・綴じ部
83・・・紐部材
84・・・挿入穴
102,108,112,135,139・・・ジグ

Claims (3)

  1. 一側縁及び他側縁を有するマチ部、基端縁及び先端縁を有し、基端縁がマチ部の一側縁に連続する一方のサイドプレート、並びに基端縁及び先端縁を有し、基端縁がマチ部の他側縁に連続する他方のサイドプレートを備え、上記一側縁及び他側縁にて屈曲されることによって各サイドプレートが互いに対向する折畳姿勢と互いに離反する展開姿勢との間で姿勢変化する矩形のバッグ本体と、
    各サイドプレートの間に配置され、基端縁及び先端縁を有し、当該基端縁に把手を兼ねる綴じ部が形成された平板状のリーフプレートとを有し、
    各サイドプレートの内側中央部及びリーフプレートの両側中央部に上記基端縁から上記先端縁側に向かう横方向又は当該方向に直交する縦方向に延びるように配置され、ジグが挿通されることによる弾性変形に起因した緊迫力によって当該ジグを横方向又は縦方向に固定する筒状弾性帯が設けられ、
    上記マチ部の中央部に、上記綴じ部を上記マチ部に着脱自在に連結する綴じ具が設けられているジグバッグ。
  2. 上記綴じ部は、釣人の手が挿入され得る挿入穴を形成するように環状に配置された紐部材からなり、
    上記綴じ具は、上記挿入穴に挿入された状態で上記綴じ部を囲繞するように環状に形成される固定姿勢と、上記挿入穴に挿抜自在となる固定解除姿勢との間で姿勢変化可能である請求項1に記載のジグバッグ。
  3. 請求項1に記載のジグバッグに適用されるジグ保持具であって、
    各サイドプレートの間に配置され、基端縁及び先端縁を有し、当該基端縁に把手を兼ねる綴じ部が形成された平板状のリーフプレートを有し、
    当該リーフプレートの両側中央部に上記基端縁から上記先端縁側に向かう横方向又は当該方向に直交する縦方向に延びるように配置され、ジグが挿通されることによる弾性変形に起因した緊迫力によって当該ジグを横方向又は縦方向に固定する筒状弾性帯が設けられているジグ保持具。

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