JP5015613B2 - 皮膚穿刺用ランセツト装置 - Google Patents

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本発明は哺乳動物、特に人間の皮膚に穿刺する皮膚穿刺用ランセツト装置、特に取手付きの差込部材と該差込部材を軸方向摺動可能に収容する取手付きのスリーブ部材とを備える皮膚穿刺用ランセツト装置(以下単にランセツト装置という)に関するもである。
差込部材には取手から離れている下端部(無負荷端部、以下同じ)に、皮膚の内部へ狙い通りに侵入させるための端部が尖つたランセツトが結合され、該ランセツトは差込部材に作用する軸方向の力(予め設定可能な脈動(puls))により、スリーブ部材の下端部から突出して皮膚の内部へ進入する。ランセツト装置はランセツトが一度皮膚の内部へ侵入した後は再度の侵入を阻止する阻止手段を備えている。
この種の皮膚穿刺用ランセツト装置は EP‐A‐0565 819などに開示されている。人間の皮膚へ狙いを定めて穿刺するランセツト装置は、かなり以前から各種態様のものが公知になつており、大なり小なりの成果を挙げて久しく、外来患者の医療施設、病院、医師診療室、赤十字施設や災害防止施設等でも、例えば血液検査用に僅かな血液を得るために使用されている。このような使用目的のランセツト装置の重要な条件は、極めて廉価に製作しなければならないことである。何故なら、ランセツト装置は前述の各施設で極めて大量に使用され、また大量に用意しておかなければならず、第三世界の諸国でも使用されるからである。
このようなランセツト装置は少くとも人間の皮膚へ直接差し込まれ、人間の皮下組織や血液と直接接触するので、ランセツト装置の各部品はランセツト装置を使用するまでの間、ずつと無菌状態に保たれることが要請される。通常、ランセツト装置が血管に突き当たり、ランセツト装置の進入口から血液を流出させるために、規定の深度にある組織に差し込まれるランセツト装置の部品は、横断面がほぼ円形の鋼体からなるいわゆるランセツトである。鋼体は穿刺される皮膚の方へ向けられる端部を尖がらせてある。
上述の態様のランセツト装置には、規定通りの使用後は再使用を不能にするロツク手段ないし阻止手段が備えられる。ロツク手段のないランセツト装置は、原理的には再度使用することができるが、その結果、診断上著しい誤りを生じ、更に重大な結果として先使用者の病原菌が除去されないために、ランセツト装置の利用者に感染を惹き起こすことがある。
上述の理由から、事実上一度しか使用できないランセツト装置を採用する傾向が生来し、たとえ再使用の要望があつても、ランセツト装置に構造上の対策を講じ、使用者集団によるランセツト装置の再使用を排除できない場合にも、必ず再使用を阻止するようにしている。多くの国々では一般には法的規制により一度しか使用できないランセツト装置のみが許可されている。
従来公知の技術水準にある、構造上一度のみの使用を許しているランセツト装置は、特徴として比較的構造が複雑である。一度しか作動しないか使用できない公知のランセツト装置は基準通りの機能を保障されているが、原価が何度も作動できる装置または何度も使用できる装置と比較して著しく高価であるのが大きな欠点である。それでも、一度しか作動しないランセツト装置は、健康上または健康政策上の理由から望ましくないとして、注視されている利用者集団では使用されないことになる。
EP‐A‐0565 819
課題の解決のために要請されることは、本発明によるランセツト装置を可能な限り廉価に製作して、できるだけ広範な領域で使用され、従来のこの種のランセツト装置を利用することができなかつた被験者にも使用されるようにすることである。この視点からすれば、スリーブ部材と差込部材の各取手をそれぞれ皿状の構造にし、これらの2つの取手を連結する時、2つの取手に形成されたそれぞれの連携手段で相互に連結するのが非常に有利である。つまり、多額の費用がかかる構造の連結手段は不要であり、むしろ相互にランセツト装置の本来の取手を形成する2つの取手を前述の簡単な仕方で、係止手段とか接着剤とか余分な連結手段を用いずに連結する。操作人が例えば親指で薄膜を加圧することにより、薄膜はランセツト尖端の方へ押され、予定された圧点に届くまで弾性変形し、薄膜の変形時に薄膜の直径が僅かに拡大するか、一般には薄膜の外径が拡張することになる。
薄膜の外径の拡張を妨げないことは、所望される予定量の脈動に負の影響を及ぼし、スリーブ部材の取手の係合部材がほぼ環状の溝の形に形成される。差込部材の取手の係合部材がほぼ周縁にめぐらすばねの形に形成され、各取手を連結するためにばねが溝に係合し、特に取手の連結時、即ちばねが溝に係合する時、連結は径方向に僅かに遊びを許容し、したがつて、前述の薄膜の直径ないし面積の拡大は圧点到達まで脈動に不利にならずに進むことができる。
結局、差込部材とスリーブ部材とハウジング部材とはプラスチツク、例えばポリプロピレンのような射出成形可能なプラスチツクで形成するのが有利である。場合によつては、ハウジング部材に径方向の可撓性変形能が適度に与えられるように、差込部材やスリーブ部材とは異なる、特別の射出成形可能なプラスチツク加工材で形成するのが有利なこともある。
したがつて、本発明の課題は、冒頭に記載したように一度のみの使用を可能にし、再度の使用を不能にするランセツト装置であつて、極めて簡単な構造でかつ製造費も従来品よりも廉価につくのみならず、使用直前まで人間の皮膚に侵入する部分が絶対的に無菌状態に保たれるのが確実であり、また常に使用者の個性に関係なく、ランセツト尖端の皮膚への侵入機能が一様に保障されていて、皮膚への穿刺後ランセツト尖端が遮蔽され、不意の負傷やそれに伴うランセツト尖端に付着した血液による感染が防止されるランセツト装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は以下のように構成される。即ち、スリーブ部材の内部を軸方向に摺動するハウジング部材を設けてあり、ハウジング部材にほぼ軸方向(軸線方向、以下同じ)を向く突起ないし段落部があり、該段落部を越えて軸線から離れる方向にある差込部材の第1の突出部が、皮膚にランセツトが侵入している間に、軸方向に滑らかに摺動して前記段落部を後方から捕捉し、ランセツトが再度スリーブ部材の端部へ進入する間に、ハウジング部材が軸方向に取手の方へ摺動するように構成される。
上記解決策の利点は以下に記載する点にある。即ち、この種のランセツト装置の利用者が一度の使用後は、再度ランセツト装置を作動させたり使用したりすることができないような構造である。本発明のこのような構造上の方策により、一度ランセツト装置を使用した後は、再度の作動または使用が不能になる。前述のハウジング部材は本来のランセツトを収容する差込部材の取手を動かした後は元に戻らなくなり、差込部材の取手がもはや軸方向移動不能になるからである。
上記解決策として、本発明では、ランセツト装置の使用時、ランセツト尖端がスリーブ部材の端部へ再び引退した後は復帰不能に遮蔽することにする。即ち、ランセツト尖端を意図してもしなくても患者に接触不能にする。その結果、ランセツト尖端に付着している血液で第三者の感染がありえなくなる。結局、本発明のこのような課題解決策は極めて簡単かつ有効な構造を特徴としている。即ち、他の点では重複作動可能な問題のランセツト装置と同じ構造に、ただ1つの部材、即ちハウジング部材を加えたのみである。したがつて、本発明のランセツト装置の製造費用は、ランセツト装置の使用後の再作動を阻止する手段をもたない同じ構造のランセツト装置よりも極く僅かしか高くない。
本発明のランセツト装置の有利な態様では、ハウジング部材の基端部に第1の段落部が、先端部に第2の段落部がそれぞれあつて、該段落部が取手の方へ軸方向摺動終了後に、スリーブ部材の内側に形成された出張りが前記段落部を後側から捕捉する。こうして、一度の使用後のランセツト装置のロツクが、ハウジング部材とスリーブ部材との間で行われる。
スリーブ部材の出張りが、ランセツトのスリーブ部材への引き込み方向について、ハウジング部材の段落部を後方から捕捉するまで、ハウジング部材は軸方向に摺動する。その時、ハウジング部材は差込部材の取手の内側に接し、差込部材の取手は移動不能になる。
構造様式の一連の態様により、ハウジング部材は取手の方へ軸方向移動を終了した後、ハウジング部材の段落部をスリーブ部材の内側に形成した出張りが後方(下方)から捕捉する。例えば、ハウジング部材が少くともその段落部のある領域で初期応力を受けて中心軸線から径外方へ離れて行くのが有利な態様である。初期応力は例えばハウジング部材の製造過程で径方向の弾性変形能力を利用しながら、ハウジング部材をスリーブ部材の内空部へ組み立て中に、ハウジング部材が径内方へ僅かに押されて直径が縮小されて、内空部へ挿入されることにより発生する。こうして、ハウジング部材の少くとも一部がスリーブ部材の内周壁部に当たり、弾性で逆変形する本来の作動が完了し、ハウジング部材が前述の軸方向摺動の後に径外方へ拡大されるので、スリーブ部材の出張りがハウジング部材の段落部を後方から捕捉することになる。
本発明のランセツト装置の他の有利な構成は、差込部材の下端部から突出しているランセツト尖端を無菌状態に被包する被覆部材を有し、該被覆部材がランセツト装置の使用直前になつて初めて、ランセツト尖端から遠ざければよいという利点が生じる。そして、被覆部材によりランセツト尖端が事実上無期限に無菌状態に保たれる。
本発明のランセツト装置の更に別の態様では、差込部材と被覆部材が一体の成形体として形成してあるので、ランセツト装置は1工程で廉価に製作できることになる。被覆部材をランセツト装置とともに穿刺行程に使用するために、被覆部材を差込部材から容易かつ急速に引き離し、ランセツト尖端を下状態に保てるように、被覆部材に差込部材が接続する接続部分に破壊予定位置を設けてある。この破壊予定位置があることにより、特に破壊予定位置を前記接続部分を細くしてある場合には、被覆部材の急速な離隔が可能になるので、被覆部材は離隔のために差込部材に対して僅かな角度αだけ廻せばよく、差込部材と被覆部材との接続が前記接続部分で遮断される。
他の有利な態様では、ランセツト装置が非使用時に不意に作動しないように、ランセツト装置が非作動状態にある時、スリーブ部材の下端部に被覆部材から径外方に突出する少くとも1対(2つ)のロツク用ウエブを有し、ランセツト装置の非作動時に取手を軸方向に動かすと、ロツク用ウエブがスリーブ部材の下端部に形成された支承部に当接する。こうして、被覆部材がランセツト尖端を無菌状態状態に覆つている間は、ランセツト装置が不意に作動することはない。
使用者が被覆部材を親指と人差し指で掴んで被覆部材を中心軸線を中心として所定の (予め設定可能)角度αだけ回転させると、ロツク用ウエブが被覆部材の下端部で支承されない部分に対向し、被覆部材が角度αだけ回転することにより、被覆部材と差込部材との連結が解除され、被覆部材はスリーブ部材から引き抜くことができる。
差込部材は差込部材の第1の突出部の前方に中心軸線から離れて行く方向に、つまりランセツトの出口の方へ移動する。差込部材の第1の突出部から軸方向に間隔を存して第2の突出部を形成するのが有利であり、第2の突出部によりスリーブ部材が該スリーブ部材の段落部に接触するランセツトの出口と反対の方向へ向かつて、スリーブ部材の軸方向摺動行程を制限される。ランセツトはランセツト装置の使用後も予定の戻り行程を移動しながら、確実にスリーブ部材の内部に十分深く収容され、その結果、ランセツトの尖端が意図しなくても触れなくなる。
初めに記載したように、差込部材の取手と連動して、ランセツトがランセツト装置の作動時に、被験者の皮膚の内部へ侵入する脈動を生じるための手段は、いろいろな態様の構造にすることができる。しかし、特に有利な構造は、差込部材の取手を少くとも部分的に薄膜状の弾性体として形成することにより、この薄膜がランセツトをして差込部材を介して薄膜側の設定可能な圧点を乗り越え、予定の脈動で皮膚の内部へ侵入させる。こうして、簡単な構造にしてランセツト装置の利用者の個性とは関係なく、即ち、ランセツト装置の機能に影響しかねない危険を招くことなく、本発明によるランセツト装置の穿刺行程が開始される。何故なら操作者はただ弾性薄膜の圧点の克服のみに注意を払えばよいからである。圧点を越えると、最後に薄膜の弾性係数により脈動が定まり、この脈動で差込部材が支持するランセツト尖端が前進して、被験者の皮膚へ予定の深さまで侵入する。
薄膜は実質的に皿状に形成するのが好都合であり、横断面を凹面に形成する。該凹面の湾曲はランセツト装置の非使用時には、スリーブ部材から軸方向に離れるように形成される。こうすればランセツト装置の製作費用は安く、薄膜と筒状に形成される差込部材は一体に形成され、原理的には薄膜は任意に適当な仕方で製造することができる。差込部材は成形体として成形するので、原理的にはランセツト装置は薄膜付き差込部材と該差込部材が収容されるスリーブ部材とハウジング部材と金属ランセツトとから構成される。
本発明を一実施例を示す図に基づいて更に詳記する。まず、図1に皮膚穿刺用ランセツト装置10の基本構造を示す。ランセツト装置10は実質的にスリーブ部材14で構成してある。スリーブ部材14は横断面が円形であるが、例えば横断面卵形または楕円形にすることができる。スリーブ部材14には内空部28がある。該内空部28の内部にはスリーブ部材14の横断面が円形の場合、スリーブ部材14の横断面に合わせて円形に形成されたハウジング部材35を配設してある。ハウジング部材35は内空部28をランセツト装置10を通る中心軸線16に沿つて矢印34の方向にかつ反対方向にも摺動することができる。中心軸線16を中心にして差込部材12がスリーブ部材14の内部に収容されていて、差込部材12も同じく矢印34の方向にかつ反対方向にも内空部28を移動可能である。中心軸線16を中心に差込部材12の内部にランセツト18を収容支持されており、ランセツト18の先端つまり尖端19は尖つている。ランセツト18は尖端19で哺乳類、特に人間の皮膚11にランセツト装置10の規定どおりの使用時に規定の深さまで侵入する(図3参照)。
スリーブ部材14には皿状の取手15が一体に形成される。取手15には環状の縁部22があり、該縁部22の直立する上端部(各図記載基準)には、溝の形態である係合手段44があり、該係合手段44も実質的に取手15を周回する環状のものである。取手15はスリーブ部材14から径外方へ突出するフランジ状の部材として形成してあり、スリーブ部材14の下端部に前述の縁部22が形成されている。
ハウジング部材35と境を接する取手15ないしスリーブ部材14の上方部分の内空部28に出張り25があつて、該出張り25はスリーブ部材14の横断面が円形の場合には、スリーブ部材14の縁部22と同心で環状に設けることができる。スリーブ部材14の下端には下端部21が開口しており、(各図記載基準)下部にもう1つの出張り27があり、該出張り27はスリーブ部材14の横断面が円形の場合に内空部28の内部で周縁を円形に形成することができる。第1の出張り25と第2の出張り27の機能は差込部材12の個々の要素との連携作動の説明と関連して以下に詳述する。
差込部材12は薄膜20から形成された実質的に部分球体をなす取手13を有し、中心軸線16を中心にしてハウジング部材35の内空部28に収容される。薄膜20として形成された、差込部材12の取手13は横断面が部分球体というよりは実質的に皿型であり、下縁部を周回するばね状の係合手段45を有し、該係合手段45はスリーブ部材14の取手15の環状溝44に係合する。環状溝44と係合手段45の大きさは、取手13と取手15の連結により、図1に示すように組み立てられる。ランセツト装置10の組み立て状態で、取手13は径方向の僅かな遊びを可能にするものである。取手13と取手15の連結部の軸方向の僅かな遊びの必要性については、特に図3を参照するランセツト装置10の機能の説明と関連して以下に詳述する。
差込部材12は翼のように中心軸線16から径外方へ突出し、実質的に差込部材12を取り巻く円板状の第1の突出部24と第2の突出部26とを有する。円板状の突出部24と突出部26は実質的に平行であつて相互に間隔を存している。図1を参照すると、第1の突出部24はハウジング部材35の内空部28に配され、第2の突出部26はスリーブ部材14の下端部21を開放する下方部分に配される。差込部材12は矢印34と反対の方向に移動すると、第2の突出部26は出張り27に当たり、出張り27によりそれ以上の下方移動を阻止される。
薄膜20と筒状の差込部材12は一体的に形成されている。差込部材12は下端部17に被覆部材29を備えている。図1,2に示すように、ランセツト装置10の非使用時には、被覆部材29はスリーブ部材14の下端部21から突出している。被覆部材29はランセツト装置10の使用者により、例えば親指と人差し指の間で捕捉できるようなつている。被覆部材29はランセツト尖端19を無菌状態に被覆している。即ち、差込部材12の製造工程で、ランセツト18は差込部材12の延長上で被覆部材29の形に形成された被加工材により気密に覆われる。したがつて、ランセツト尖端19は製造工程の終了後に無菌状態に被覆されている。差込部材12と被覆部材29とは一体に成形体として形成してある。被覆部材29の接続部30には破壊予定位置31を設けてある。破壊予定位置31は接続部30を細く形成してある(図1参照)。
被覆部材29には1対のロツク用ウエブ40,41がある。ランセツト装置10の非使用時に、ロツク用ウエブ40,41はスリーブ部材14の下方内空部28に位置する被覆部材29の端部39からほぼ径外方へ突出している。スリーブ部材14の下端部21には、中心軸線16に対し径方向に突出する1対の支承部42がある(図2参照)。ランセツト装置10の非作動時、取手13を矢印34の方向へ動かすと、ロツク用ウエブ40,41が支承部42に当接し、スリーブ部材14の下端部21からのランセツト尖端19の脱出が阻止される。換言すれば、差込部材12が被覆部材29と連結してスリーブ部材14の内空部に位置し、ランセツト装置10の作動が不能になると、ランセツト尖端19の脱出が阻止される。何故ならロツク用ウエブ40,41が支承部42に当たり、差込部材12の矢印34で示す軸方向移動が不能になるからである。
図1に示すように、被覆部材29を中心軸線16を中心として、角度α(例えば90度)だけ回転すると、図1,2に示すように、ロツク用ウエブ40,41はスリーブ部材14の下端部21で、支承部42のない領域43に入る。被覆部材29が角度αの回転中に意図された破壊予定位置31の連結部が破壊の結果、差込部材12と被覆部材29との実体分離が起こる。矢印34の方向に及ぶ僅かな力に抵抗して、ロツク用ウエブ40,41が支承部42のない領域43に向き合うので、被覆部材29をスリーブ部材14の下端部21から引き出すことができる。ランセツト18の尖端19も解放され、ランセツト装置10は機能発揮ないし作動可能になる。
ランセツト装置10を作動させるには、操作者がスリーブ部材14の取手15を2本の指の間に挟み、矢印34の方向から薄膜20に、例えば親指を使つて加圧する。薄膜20はばね弾性体であるので、薄膜20と一体的に連結された差込部材12を介して、薄膜側の調節可能な圧点を越えた後に、尖端19が自由になつたランセツト18が図3に示すように予め設定された脈動(puls)で皮膚の内部へ所定の深さまで侵入する。薄膜20の矢印34の方向への移動は、ハウジング部材35に当たつて制限される。薄膜20とハウジング部材35とスリーブ部材14の構造を適当に選択することにより、ランセツト尖端19の皮膚11の内部への進入深度は予め設定することができる。
差込部材12が矢印34の方向へ移動中に、差込部材12の第1の突出部24は図中ではハウジング部材35の下端部に設けられた段落部38の上を滑り、その後は軸方向に突き抜けて段落部38の下側へ出る。図3に示すのは、差込部材12の移動状態である。穿刺行程終了後に薄膜20が元に戻ると、薄膜20に設定された初期応力により、薄膜20は矢印34と反対の軸方向に移動する。何故なら薄膜20が図1,6に示すように、再び元の非作動状態に戻ろうとするからである。矢印34と反対の方向への差込部材12の復帰運動中は、差込部材12の第1の突出部24がハウジング部材35をも矢印34と反対の方向へ、即ち、図示のように薄膜20が再び元の弛緩した基本位置に達するまで押し上げる(図6参照)。
ハウジング部材35の上下中間位置には第1の段落部38と対向する第2の段落部36があり(図1)、該段落部36が矢印34と反対の軸方向移動を終えた後、スリーブ部材14の内側に形成された出張り25が、ハウジング部材35を後方(下側)から捕捉し、その結果ハウジング部材35は図6に示す軸方向位置に来る。こうして、出張り25はハウジング部材35の段落部36と係合し、径外方に設定されたハウジング部材35の初期応力により、ハウジング部材35がラツパ状に拡開されて、段落部36と出張り25との係合が外れることはないので、本発明の目指す、ランセツト装置10の一度の使用後のロツク状態が達成される。何故ならハウジング部材35が内空部28で薄膜20に当接すると、薄膜20は矢印34の方向に移動することはできないからである。
差込部材12とスリーブ部材14とハウジング部材35とは、例えばポリプロピレンのような適当な射出成形可能なプラスチツク加工材料から製造することができる。しかし、基本的には他の射出成形可能なプラスチツク加工材料を、差込部材12とスリーブ部材14とハウジング部材35の各部品の成形に使用することができ、また、ランセツト装置10の各部品をそれぞれ異なる適当なプラスチツク加工材料から製造して、例えばハウジング部材35の弾性変形限界をより良く見込むことができる。ランセツト18は通常は適当な鋼合金から造られ、差込部材12の製造工程で、即ち差込部材12の射出成形中に差込部材12の内部に埋設される。
非作動状態にある皮膚穿刺用ランセツト装置の正面断面図である。 図1に示した皮膚穿刺用ランセツト装置の部分側面断面図である。 ランセツト尖端が皮膚の内部へ侵入する、作動状態にある皮膚穿刺用ランセツト装置の正面断面図である。 図3に示した皮膚穿刺用ランセツト装置の底面図である。 図3に示した皮膚穿刺用ランセツト装置の部分側面断面図である。 一度作動した後ランセツト尖端がハウジング部材の内部に挿入されてロツク状態にある皮膚穿刺用ランセツト装置の正面断面図である。
符号の説明
10:皮膚穿刺用ランセツト装置 28:内空部
11:皮膚 29:被覆部材
12:差込部材 30:接続部分
13:取手 31:破壊予定位置
14:スリーブ部材 34:矢印
15:取手 35:ハウジング部材
16:中心軸線 36:第2の段落部
17:下端部 37:上端部
18:ランセツト 38:第1の段落部
19:尖端 39:端部
20:薄膜 40:ロツク用ウエブ
21:下端部 41:ロツク用ウエブ
22:縁部 42:支承部
24:第1の突出部 43:領域
25:出張り 44:環状溝
26:第2の突出部 45:係合手段
27:出張り

Claims (18)

  1. 上部に取手(13)を備えた差込部材(12)と、この差込部材(12)を内空部(28)で軸方向に摺動可能に収容し上部に取手(15)を備えたスリーブ部材(14)と、このスリーブ部材(14)の内空部(28)に軸方向に摺動可能なハウジング部材(35)とを備え、前記差込部材(12)の下端部(17)に皮膚(11)の内部へ侵入させる端部が尖ったランセツト(18)を支持し、このランセツト(18)が前記差込部材(12)を経て中心軸線(16)に沿つて脱出方向(34)の力を受けて、前記スリーブ部材(14)の下端部(21)から突出して一度皮膚(11)の内部へ侵入した後は再度皮膚内部への侵入を阻止することができる皮膚穿刺用ランセツト装置であって、
    前記ハウジング部材(35)の下端内周壁に第1の段落部(38)を設け、前記差込部材(12)の脱出方向(34)における往動により同差込部材(12)の第1の突出部(24)が前記第1の段落部(38)を拡開しながら通過するとき前記ランセツト(18)が皮膚(11)へ侵入し、前記差込部材(12)の前記脱出方向(34)と反対の復動により同差込部材(12)の外周に設けられている前記第の突出部(24)が前記ハウジング部材(35)の下端(37)を押し上げると、ラッパ状に拡開する前記ハウジング部材(35)の外周壁の第2の段落部(36)が前記スリーブ部材(14)の上端の第1の出張り(25)の上側に接し差込部材(12)の脱出方向(34)における往動をロックし、前記ランセツト(18)が再度皮膚(11)の内部に侵入するのを阻止することを特徴とする、皮膚穿刺用ランセツト装置。
  2. 前記ハウジング部材(35)は、その下端部(37)に第1の段落部(38)を、その上端部に第2の段落部(36)をそれぞれ有し、第2の段落部(36)が脱出方向(34)と反対の復動を終了した後に、スリーブ部材(14)の上端の第1の出張り(25)が下側から捕捉するように構成した、請求項1に記載の皮膚穿刺用ランセツト装置。
  3. 前記ハウジング部材(35)が少なくとも第2の段落部(36)の領域で、中心軸線(16)から径外方に離れようとする初期応力を受けている、請求項2に記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  4. 前記差込部材(12)が下端部(17)にランセツト(18)の尖端(19)を無菌状態に被包する被覆部材(29)を有する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  5. 前記差込部材(12)は被覆部材(29)を一体に形成された成形体である、請求項4に記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  6. 前記差込部材(12)は被覆部材(29)を接続している領域(30)に破壊予定位置(31)を備える、請求項4または5に記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  7. 前記破壊予定位置(31)は前記差込部材(12)と被覆部材(29)との接続部(30)を細くしてある、請求項に記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  8. 皮膚穿刺用ランセツト装置の非作動状態で、前記被覆部材(29)の上端(39)に径方向に突出する一対のロック用ウエブ(40、41)を有し、差込部材(12)、取手(13)を押し下げて中心軸線(16)に沿つて脱出方向(34)へ押し下げた時、このロック用ウエブ(40、41)がスリーブ部材(14)の下端部(21)に形成した一対の支承部(42)に当接するように構成した、請求項4〜7のいずれか1つに記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  9. 皮膚穿刺用ランセツト装置の作動状態で、前記被覆部材(29)を、中心軸線(16)を中心に所定角度(α)だけ回転した時、ロック用ウエブ(40、41)がスリーブ部材(14)の下端部(21)の支承部(42)のない部分に対向するように構成した、請求項8に記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  10. 前記被覆部材(29)を、中心軸線(16)を中心に所定角度(α)だけ回転した時、被覆部材(29)と差込部材(12)との一体的連結が解除され、被覆部材(29)がスリーブ部材(14)から取り出し可能になる、請求項8に記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  11. 差込部材(12)外周に設けられて第1の突出部(24)から脱出方向(34)前方に間隔を存して形成された第2の突出部(26)を有し、第2の突出部(26)がランセツト(18)の脱出方向(34)と反対の摺動行程をスリーブ部材(14)下端内周に設けられた出張り(27)との接触により制限されるように構成した、請求項1〜10のいずれか1つに記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  12. 前記差込部材(12)の上端が弾性薄膜(20)となっていて、この弾性薄膜(20)によりランセツトが差込部材(12)を介して弾性薄膜(20)に設定された圧点を超えた後、設定可能な脈動で皮膚(11)の内部に侵入するように構成した、請求項1〜11のいずれか1つに記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  13. 前記弾性薄膜(20)が皿状体として形成され、この皿体の横断面が凹面に湾曲している、請求項12に記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  14. 前記弾性薄膜(20)と筒状差込部材(12)とを一体に形成した、請求項12または13に記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  15. 前記スリーブ部材(14)の取手(15)と前記差込部材(12)の取手(13)とがそれぞれ皿状構造のものであり、かつ両方の取手(15、13)が各取手にそれぞれ形成された係合手段を介して連結されている、請求項1〜14のいずれか1つに記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  16. 前記スリーブ部材(14)の取手(15)の係合手段は環状溝であり、差込部材(12)の取手(13)の係合手段が環状のばねであり、このばねが前記環状溝にくい込んで両方の取手(15、13)を連結する、請求項1〜14のいずれか1つに記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  17. 前記差込部材(12)と前記スリーブ部材(14)とハウジング部材(35)とがプラスチックからなる、請求項15または16に記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
  18. 前記両方の取手(15、13)の連結は径方向に遊びが生じるように構成した、請求項1〜17のいずれか1つに記載の皮膚穿刺用ランセツト装置
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