JP5015103B2 - 通信システム及び通信端末並びに方法 - Google Patents

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Description

本発明は、人体等の導電性もしくは誘電性媒質に接触した場合等の非常に短い限定された距離範囲内において通信を行うことが可能な通信システムに関する。
人体等の導電性もしくは誘電性媒質(以下、総称して「人体」と呼ぶ)を伝送路として使用し、人体近傍の限られた領域内で通信を行う技術(以下、総称して「人体通信」と呼ぶ)について近年研究が行われている。人体通信においては、人体を伝送路として扱い通信を行う。このため、送信装置と受信装置の両方が人体に接触もしくは近接することによって初めて送信装置と受信装置との間の通信経路が確立される。
一般的に人体通信では送信装置と受信装置の両方が人体に触れると即座に通信を開始することが望まれる。しかしながら、人体通信で用いられる送信装置及び受信装置は人体の近接を検出することができず、且つ送信装置と受信装置との間の同期が取れていない。このため、適切なタイミングで通信を開始することが困難であった。そこで、以下の方法により人体通信を実現することが提案されている。例えば、送信側装置から常時データを送信しておく。受信側装置は、常時もしくは間欠的にデータを受信可能な状態にし、送信側装置から送信された信号を検出できるようにする。この方法では、送信装置及び受信装置は、人体に接触もしくは近接しておらず通信を行う必要がないような場合でも、常時もしくは間欠的に通信可能な状態に制御される。このため、送信側装置及び受信側装置の電力消費量が大きく、頻繁にバッテリの充電もしくは交換を行わなければならない。
また、以下の方法により人体通信を実現することも提案されている。送信側装置から常時もしくは間欠的にビーコン信号等を送信しておく。受信側装置は送信側装置と同様に、常時もしくは間欠的に受信可能な状態にする。このようにすることにより、受信側装置は、送信側装置により送信された信号を検出できる。ここで、ビーコン信号とは、送信側装置と受信側装置との間の通信経路を確立させるための情報を含む信号である。
このような場合の送信装置と受信装置との間のデータの流れについて、図1を参照して説明する。
図1は、送信装置と受信装置との間のデータの流れを示す模式図である。
図1において、端末1は送信側装置を示す。端末1は、間隔T0でビーコン信号(信号送信時間T)を間欠的に送信する。図1において、端末2は、受信側装置を示す。端末2は、間欠的に当該端末2に給電を行う。端末2は、間欠的にT+T0の時間だけ信号を受信可能な状態にする。以下、T+T0を間欠起動時間と呼ぶ。
端末1及び端末2の両方が人体に接触すると、端末2は端末1からのビーコン信号を受信できるようになる。端末1からのビーコン信号を受信した際に端末2は通信相手である端末1の存在を検出することができる。端末2はビーコン信号を受信すると初めて、当該端末2装置全体へ連続的に給電を開始する。このように、ビーコン信号を受信した場合に給電を開始することにより、端末2は、消費電力を低減できる。また、ビーコン信号を受信した場合に給電を開始することにより、端末1と端末2との間で、確実に通信経路を確立することができる。
しかしながら、前述のように人体通信では一般的に送信装置と受信装置との間の同期がとれていない。このため、端末2において端末1からのビーコン信号を確実かつ短時間で受信するためには、端末2の間欠起動時間を端末1のビーコン送信時間とビーコン間隔との和(T+T0)よりも長く設定する必要がある。ここで、短時間とは、端末2の1回の間欠起動で、端末1により送信されたビーコン信号を必ず検出できる時間を意味する。
例えば、端末1においてビーコン間隔T0を長く設定すると、ビーコン送信時間と停止時間との比が小さくなるため、端末1での消費電力は小さくなる。一方、端末2の起動時間(T+T0)が長くなるため、端末2の消費電力は大きくなる。また、ビーコン間隔T0を長く設定すると、端末1と端末2との間の通信経路の確立に要する時間が平均的に長くなる。
特開2006-86584号公報
上述した背景技術において説明した通信方法には、以下に示すような問題点があった。
すなわち、人体を介して情報の伝送を行うにあたり、送信装置及び受信装置は人体の近接を検知することができない。このため、送信装置及び受信装置は、通信を開始すべきタイミングを判定することができず、適切なタイミングで情報の伝送を開始することが困難である。
また、送信装置及び受信装置は、情報伝送を開始する適切なタイミングを判定することができない。このため、送信装置及び受信装置は常時もしくは間欠的に情報を送受信可能な状態にしておく必要がある。その結果、送信装置及び受信装置における消費電力が大きくなる。
また、送信側装置からビーコン信号等を常時もしくは間欠的に送信しておき、受信側装置を間欠的に受信可能な状態にすることにより通信を行う方法がある。この方法では、通信を迅速に開始することと送信装置及び受信装置の消費電力を低減することを両立させることが困難である。
そこで、本発明は上述した問題点の少なくとも1つを解決するためになされたものであり、その目的は、導電性もしくは誘電性媒質を介した伝送において、同期が取れていない通信端末間の通信経路を短時間で確立し、かつ電力消費を低減させることができる通信システム及び通信端末並びに方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本通信システムは、
信号を送信する第1の通信端末と該第1の通信端末により送信された信号を受信する第2の通信端末とを有し、前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末は、導電性もしくは誘電性媒質に接触もしくは近接した際に通信を行う通信システムであって、
前記第1の通信端末は、
前記第2の通信端末との間における通信経路を確立させる際に使用されるビーコン信号を生成するための信号を発生する信号発生手段と、
前記信号発生手段において発生した信号に対して変調処理を行い、第1のビーコン信号を生成する変調処理手段と、
前記第1のビーコン信号を間欠的に送信する送信手段と、
前記送信手段において第1のビーコン信号を間欠的に送信する場合に、前記信号発生手段、前記変調処理手段及び前記送信手段にのみ給電を行う第1の給電手段と
を有し、
前記第2の通信端末は、
信号を受信する受信手段と、
該受信手段において受信された信号が、前記第1のビーコン信号であるかを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段において、該受信された信号が前記第1のビーコン信号であると判定されない場合に、前記第2の通信端末全体へ間欠的に給電を行う第2の給電手段と
を有する。
本通信端末は、
導電性もしくは誘電性媒質を伝送路として利用して通信を行う通信システムにおける通信端末であって、
当該通信端末と他の通信端末とは、導電性もしくは誘電性媒質に接触もしくは近接した際に通信を行い、
前記他の通信端末との間における通信経路を確立させる際に使用されるビーコン信号を生成するための信号を発生する信号発生手段と、
前記信号発生手段において発生した信号に対して変調処理を行い、第1のビーコン信号を生成する変調処理手段と、
前記第1のビーコン信号を間欠的に送信する送信手段と、
前記送信手段において第1のビーコン信号を間欠的に送信する場合に、前記信号発生手段、前記変調処理手段及び前記送信手段にのみ給電を行う給電手段と
を有する。
本通信端末は、
導電性もしくは誘電性媒質を伝送路として利用して通信を行う通信システムにおける通信端末であって、
当該通信端末と他の通信端末とは、導電性もしくは誘電性媒質に接触もしくは近接した際に通信を行い、
信号を受信する受信手段と、
該受信手段において受信された信号が、前記他の通信端末と当該通信端末との間における通信経路を確立させる際に使用される第1のビーコン信号であるかを判定する判定手段と、
前記判定手段において、該受信された信号が前記第1のビーコン信号であると判定されない場合に、当該通信端末全体へ間欠的に給電を行う給電手段と
を有する。
本システムは、
信号を送信する第1の通信端末と該第1の通信端末により送信された信号を受信する第2の通信端末とを有し、前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末は、導電性もしくは誘電性媒質に接触もしくは近接した際に通信を行う通信システムにおける方法であって、
前記第1の通信端末は、
前記第2の通信端末との間における通信経路を確立させる際に使用される第1のビーコン信号を生成するための信号を発生する信号発生ステップと、
前記信号発生ステップにおいて発生した信号に対して変調処理を行い、第1のビーコン信号を生成する変調処理ステップと、
前記第1のビーコン信号を間欠的に送信する送信ステップと、
前記送信ステップにおいて第1のビーコン信号を間欠的に送信する場合に、前記第1のビーコン信号を生成するための信号を発生する信号発生手段、前記第1のビーコン信号を生成するための信号に対して変調処理を行う変調処理手段及び前記第1のビーコン信号を送信する送信手段にのみ給電を行う第1の給電ステップと
を有し、
前記第2の通信端末は、
信号を受信する受信ステップと、
該受信ステップにおいて受信された信号が、前記第1のビーコン信号であるかを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて、該受信された信号が前記第1のビーコン信号であると判定されない場合に、前記第2の通信端末全体へ間欠的に給電を行う第2の給電ステップと
を有する。
開示の通信システム及び通信端末並びに方法によれば、導電性もしくは誘電性媒質を介した伝送において、同期が取れていない通信端末間の通信経路を短時間で確立し、かつ電力消費を低減させることができる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明する。実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
(通信システム)
本実施例に係る通信システムについて説明する。
本実施例に係る通信システムは、複数の通信端末を有する。通信システムでは、2つの通信端末の両方が導電性もしくは誘電性物質に接触もしくは近接した際に、該2つの通信端末間でデータの送受信を行うことができる。該導電性もしくは誘電性物質には、例えば人体が含まれてもよい。通信端末は、送信装置と受信装置を有する。又、通信端末は、送信装置及び受信装置のうちの一方を有するようにしてもよい。以下、説明の便宜のために、送信側の通信端末を第1の通信端末100、受信側の通信端末を第2の通信端末200として説明する。第1の通信端末100は、少なくとも送信装置を有する。第2の通信端末200は、少なくとも受信装置を有する。
第1の通信端末100は、通信を行わない場合には送信部全体もしくはその一部のみに選択的に給電を行う。時間的に間欠的に給電を行うようにしてもよい。そして、第1の通信端末100は、ビーコン信号もしくは狭帯域ビーコン信号を間欠的に送信する。ビーコン信号とは、第1の通信端末100と第2の通信端末200との間の通信経路を確立させるための情報を含む信号である。狭帯域ビーコン信号は、無変調且つ送信時間の短い信号の総称である。狭帯域ビーコン信号も第1の通信端末100と第2の通信端末200との間の通信経路を確立させるために用いられてもよい。
一方、第2の通信端末200は、通信を行わない場合には送受信部に時間的に間欠的に給電を行う。そして、第2の通信端末200は、第1の通信端末から送信されたビーコン信号もしくは狭帯域ビーコン信号を検出すると、送受信部全体へ時間的に連続的に給電を行う。このようにすることにより、情報の伝送を行う第1の通信端末及び第2の通信端末が導電性もしくは誘電性物質に接触もしくは近接すると即座に通信経路を確立させることができるだけでなく、第1の通信端末及び第2の通信端末の消費電力を低減させることができる。
(通信端末)
本実施例に係る通信端末について、図2及び図3を参照して説明する。
図2には第1の通信端末100が示され、図3には第2の通信端末200が示される。
本実施例に係る第1の通信端末100は、電源101と、給電回路102と、制御回路103と、給電制御回路104と、送信部108と、受信部114と、送受信電極109と、グランド電極110とを有する。送信部108は、信号発生回路105と、変調回路106と、送信回路107とを有する。受信部114は、受信回路111と、復調回路112と、信号処理回路113とを有する。
電源101は、第1の通信端末100の電源である。給電回路102は、第1の通信端末100の各部に給電を行う。制御回路103は、第1の通信端末100の制御を行う。例えば、制御回路103は、給電制御回路104、送信部108及び受信部114の制御を行う。給電制御回路104は、制御回路103による制御に従って、当該第1の通信端末100の各部に給電を行う。例えば、給電制御回路104は、送信部108の全て又は一部に、時間的に間欠して給電を行うようにしてもよい。信号発生回路105は、信号を発生させる。変調回路106は、信号発生回路105において発生した信号に対して変調処理を行う。送信回路107は、後述する送受信電力109とグランド電極110との間に電圧を印加することにより信号を送信する。受信回路111は、送受信電力109とグランド電極110との間の電圧に基づいて受信信号を検出する。復調回路112は、受信回路111において受信された変調信号を復調する。信号処理回路113は、復調部112において復調された受信信号を処理する。
本実施例に係る第2の通信端末200は、電源201と、給電回路202と、制御回路203と、給電制御回路204と、送受信部216と、送受信電極209と、グランド電極210とを有する。送受信部216は、送信部208と受信部215とを有する。送信部208は、信号発生回路205と、変調回路206と、送信回路207とを有する。受信部215は、受信回路211と、復調回路212と、信号処理回路213と、受信判定回路214とを有する。
電源201は、第2の通信端末200の電源である。給電回路202は、第2の通信端末200の各部に給電を行う。制御回路203は、第2の通信端末200の制御を行う。例えば、制御回路203は、給電制御回路204、送信部208及び受信部215の制御を行う。給電制御回路204は、制御回路203の制御に従って、当該第2の通信端末200の各部に給電を行う。例えば、給電制御回路204は、送受信部216の全て又は一部に、時間的に間欠して給電を行うようにしてもよい。例えば、給電制御回路204は、送信部208又は受信部215に、時間的に間欠して給電を行うようにしてもよい。信号発生回路205は、信号を発生させる。例えば、信号発生回路205は、第1の通信端末100に送信するデータを生成する。変調回路206は、信号発生回路205において発生した信号に対して変調処理を行う。送信回路207は、送受信電極209とグランド電極210との間に電圧を印加することにより信号を送信する。受信回路211は、送受信電極209とグランド電極210との間の電圧に基づいて受信信号を検出する。復調回路212は、受信回路211により受信した変調信号を復調する。信号処理回路213は、復調回路212において復調された受信信号を処理する。受信判定回路214は、受信回路211において信号が受信されたかを判定する。
本実施例に係る通信システムの動作について、図4を参照して説明する。
図4には、本実施例に係る通信システムの動作を示すフローチャートが示される。図4では、第1の通信端末100を通信端末100、第2の通信端末200を通信端末200と記載する。
第1の通信端末100では、給電回路102により常時給電されている制御回路103及び給電制御回路104により、送信部108全体に間欠的に給電される(ステップS402)。また、制御回路103及び給電制御回路104は、変調回路106以外の送信部108、すなわち、信号発生回路105及び送信回路107に間欠的に給電するようにしてもよい。
第1の通信端末100は、制御回路103の指示に従って、ビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号を、送信回路107から送受信電極109とグランド電極110との間に電圧を印加することにより送信する(ステップS404)。
一方、第2の通信端末200では、給電回路202により常時給電されている制御回路203及び給電制御回路204により、送受信部216全体に間欠的に給電される。その結果、間欠的に送受信部216が起動する(ステップS406)。
第2の通信端末200は、第1の通信端末100から送信される信号を受信したかを判断する(ステップS408)。例えば、受信判定回路214は、第1の通信端末100から送信されるビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号を受信したかを判断する(ステップS408)。
第2の通信端末200が第1の通信端末100から送信される信号を受信していない場合(ステップS408:NO)、ステップS402に戻る。第1の通信端末100及び第2の通信端末200は、ともにステップS402からステップS408の動作を繰り返す。例えば、第1の通信端末100及び第2の通信端末200の両方が導電性もしくは誘電性媒質に接触していない場合、すなわち、通信を行わない場合には、第1の通信端末100と第2の通信端末200との間で、データの伝送はできない。このため、第2の通信端末200は、第1の通信端末100から送信されるビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号を受信することはない。
一方、第2の通信端末200が第1の通信端末100からの信号を受信した場合(ステップS408:YES)、第2の通信端末200は、当該第2の通信端末200への給電を継続し、第1の通信端末100から送信されるビーコン信号を完全に受信する(ステップS410)。例えば、第1の通信端末100と第2の通信端末200の両方が導電性もしくは誘電性媒質に接触した場合、すなわち、通信を行う場合には、第2の通信端末200は、第1の通信端末100から送信された信号を検出できる。該信号には、ビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号が含まれる。この場合、第2の通信端末200では、給電制御回路204による送受信部216への給電が継続される。
第2の通信端末200は、ビーコン信号を受信すると、第1の通信端末100へデータの送信要求を行う。例えば、第2の通信端末200は、第1の通信端末100へデータ送信要求信号を送信する。該データには、所望の通信情報が含まれる。そして、第1の通信端末100は、第2の通信端末200により送信されたデータ送信要求信号を受信する(ステップS412)。
その後、第1の通信端末100と第2の通信端末200との間で通信経路が確立される。第1の通信端末100と第2の通信端末200は通信状態となる(ステップS414)。
第1の通信端末100又は第2の通信端末200で信号が受信されているかが判断される(ステップS416)。第1の通信端末100又は第2の通信端末200で信号が受信されている場合(ステップS416:YES)、ステップS414に戻る。一方、第1の通信端末100又は第2の通信端末200で信号が受信されていない場合(ステップS416:NO)、ステップS402に戻る。すなわち、第1の通信装置100又は第2の受信装置200において信号の送受信が行われている限り通信状態が継続される。第1の通信端末100と第2の通信端末200との間の通信が終了すると、第1の通信端末100及び第2の通信端末200は、最初の状態へと遷移し、次の通信に備える。
本実施例に係る通信システムにおける第1の通信端末100と第2の通信端末200との間のデータの流れについて、図5を参照して説明する。
第1の通信端末100は、信号送信時間がTのビーコン信号を間隔T0で送信する。また、第1の通信端末100は、連続するビーコン信号が送信される間(T0-T)には、送信時間がΔtの狭帯域ビーコン信号をΔt0間隔で間欠的に送信する。狭帯域ビーコン信号は、例えば図2を参照して説明した第1の通信端末100において、信号発生回路105から直接送信回路107へ印加される無変調且つ送信時間の短い信号の総称である。第1の通信端末100は、狭帯域ビーコン信号を送信する際には給電制御回路104により変調回路106以外の送信部108、すなわち、信号発生回路105及び送信回路107に給電する。また、第1の通信端末100は、ビーコン信号もしくは狭帯域ビーコン信号の送信時間以外は、送信部108に給電しない。
一方、第2の通信端末200は、狭帯域ビーコン信号の送信時間に依存するΔt+Δt0の時間だけ間欠的に送受信部216へ給電する。その結果、第2の通信端末200は、狭帯域ビーコン信号の送信時間に依存するΔt+Δt0の時間だけ間欠的に信号を送受信できる状態が維持される。第2の通信端末200は、ビーコン信号を受信すると、第1の通信端末100へデータ送信要求信号(通信開始要求信号)を送信する。第1の通信端末100は、第2の通信端末200からデータ送信要求信号を受信すると、第2の通信端末200との通信経路を確立する。そして、第1の通信端末100と第2の通信端末との間で通信が開始される。
通信が終了すると通信開始前と同様に、第1の通信端末100はビーコン信号及び狭帯域ビーコン信号の間欠送信状態に遷移し、第2の通信端末200は間欠給電状態、言い換えれば間欠受信状態に遷移する。
上述した実施例において、第2の通信端末200は、最初に狭帯域ビーコン信号を検出した場合には、以下の処理を行うようにしてもよい。
例えば、図6に示すように、第2の通信端末200は、狭帯域ビーコン信号を受信すると、当該第2の通信端末200の送受信部216への給電を、狭帯域ビーコン信号に続いて送信されるビーコン信号を完全に受信するまで継続する。その後のデータフローは、図5の場合と同様である。図6において、ビーコン送信間隔、狭帯域ビーコンの送信時間Δt、狭帯域ビーコンの送信間隔Δt0などは、図5と同様である。
また、第2の通信端末200は、ビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号の一部の信号を受信した場合にも、当該第2の通信端末200の送受信部216への給電を継続するようにしてもよい。
本実施例によれば、第1の通信端末100はビーコン信号の送信の間に狭帯域ビーコン信号を間欠的に送信し、第2の通信端末200は狭帯域ビーコン信号の送信時間の設定に依存する短時間(Δt+Δt0)だけ当該第2の通信端末200を間欠的に起動させる。第2の通信端末200は、通信相手の第1の通信端末100が存在する場合にはΔt+Δt0の起動期間に、該第2の通信端末100からの信号、例えば、ビーコン信号もしくは狭帯域ビーコン信号を必ず検出できることになり、該第2の通信端末が起動した場合に、第1の通信端末から最初に送信される直近のビーコン信号を確実に受信することが可能となる。このため、第1の通信端末100と第2の通信端末200との間の通信経路の確立にかかる時間を短縮することができる。
また、第2の通信端末200では狭帯域ビーコン送信時間の設定に依存する短時間だけ間欠的に起動するため、起動時間を大幅に短くすることができる。その結果、第2の通信端末200の電力消費を大幅に低減することができる。一方、第1の通信端末100は、ビーコン信号の送信の間に狭帯域ビーコン信号を送信するが、該狭帯域ビーコン信号はビーコン信号と比較して送信時間が短い信号であること、また無変調信号であるため変調回路106への給電は行う必要がないため、消費電力の増加は大きくない。
以上により、第1の通信端末と第2の通信端末との間で、短時間で通信を開始することが可能となるだけでなく、その消費電力を同程度もしくは十分小さくすることが可能となる。
(変形例(その1))
本変形例に係る通信システムについて説明する。通信システムは、上述した実施例と同様である。
第1の通信端末100及び第2の通信端末200は、それぞれ図2及び図3を参照して説明した第1の通信端末100及び第2の通信端末200と同様である。
本変形例に係る通信システムの動作について、図7を参照して説明する。図7には、本変形例に係る通信システムの動作を示すフローチャートが示される。図7では、第1の通信端末100を通信端末100、第2の通信端末200を通信端末200と記載する。
第2の通信端末200で信号を最初に検出するまでのステップ、すなわちステップS702−S708は、図4を参照して説明したステップS402−S408と同様である。
第2の通信端末200は、ステップS708において信号を検出する(ステップS708:YES)。第2の通信端末200は、該検出した信号の種類にかかわらず、第1の通信端末100へビーコンの送信を要求する信号(ビーコン送信要求信号)を即座に送信する。検出した信号には、ビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号もしくはビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号の一部の信号が含まれてもよい。一方、第1の通信端末100は第2の通信端末200からビーコン送信要求信号を受信すると、即座にビーコン信号を第2の通信端末200へ送信する(ステップS710)。つまり、本変形例にかかる通信システムでは、第2の通信端末200は、ビーコン信号の受信を待つだけでなく、第1の通信端末100へビーコン信号の送信を要求する。具体的には、第2の通信端末200は、狭帯域ビーコン信号を検出すると即座に第1の通信端末100へビーコンの送信を要求するビーコン送信要求信号を送信するようにしてもよい。
第2の通信端末200は、ビーコン信号を受信すると、第1の通信端末100へデータの送信要求を行う。例えば、第2の通信端末200は、第1の通信端末100へデータ送信要求信号を送信する。該データには、所望の通信情報が含まれる。そして、第1の通信端末100は、第2の通信端末200により送信されたデータの送信要求を受信する(ステップS712)。
その後の動作、すなわち、ステップS714−S716における動作は、図4を参照して説明したステップS414−S416における動作と同様である。
本変形例に係る通信システムにおける第1の通信端末100と第2の通信端末200との間のデータの流れについて、図8を参照して説明する。図8において、ビーコン送信時間、ビーコン送信間隔、狭帯域ビーコンの送信時間Δt、狭帯域ビーコンの送信間隔Δt0などは、図5と同様である。
第1の通信端末100は、間欠的にビーコン信号及び狭帯域ビーコン信号の送信を行っている。第2の通信端末200は間欠的に当該第2の通信端末200を起動する。
第2の通信端末200は、信号(ビーコン信号もしくは狭帯域ビーコン信号)を検出すると即座に第1の通信端末100へビーコンの送信を要求するビーコン送信要求信号を送信する。第1の通信端末100は、該ビーコン送信要求信号を受信するとそれまでの状態にかかわらず第2の通信端末200へビーコン信号の送信を行う。ビーコン受信後の動作は上述した実施例と同様である。
本変形例によれば、第2の通信端末200は、第1の通信端末100により送信された信号の検出後、即座にビーコン送信要求信号を送信するため、ビーコン信号を受信するための待ち時間が不要となる。その結果、消費電力を増加させることなく短時間で通信を確立させることができる。
(変形例(その2))
本変形例に係る通信システムについて説明する。通信システムは、上述した実施例と同様である。
第1の通信端末100及び第2の通信端末200は、それぞれ図2及び図3を参照して説明した第1の通信端末100及び第2の通信端末200と同様である。
本変形例に係る通信システムの動作について、図9を参照して説明する。図9には、本変形例に係る通信システムの動作を示すフローチャートが示される。図9では、第1の通信端末100を通信端末100、第2の通信端末200を通信端末200と記載する。
第1の通信端末100は、給電回路102により常時給電されている制御回路103及び給電制御回路104により、送信部108の変調回路106以外の装置にのみ間欠的に電力を給電する(ステップS902)。
第1の通信端末100は、通信開始前には無変調波である狭帯域ビーコン信号のみを間欠的に送信する(ステップS904)。この場合、第1の通信端末100の制御回路103は、変調回路106への給電は行わず、変調回路以外の送信部108、すなわち信号発生回路105及び送信回路107にのみ給電を行うように制御する。
一方、第2の通信端末200は、送受信部216へ間欠的に給電を行う。その結果、第2の通信端末200は、間欠的に受信状態となる。
ステップS908−S916の動作は、図7を参照して説明したステップS708−S716の動作と同様である。すなわち、第1の通信端末100と第2の通信端末200とが人体に接触すると、第2の通信端末200は狭帯域ビーコン信号を検出することができる。第2の通信端末200は、狭帯域ビーコンを検出すると即座にビーコン送信要求信号を第1の通信端末100へ送信する。その後、第1の通信端末100と第2の通信端末200との間の通信が確立される。また、第2の通信端末200は狭帯域ビーコン信号の一部の信号を検出した場合に、即座にビーコン送信要求信号を第1の通信端末100へ送信するようにしてもよい。
本変形例によれば、第1の通信端末100は、通信確立前には狭帯域ビーコン信号の送信のみを行うので変調回路に給電を行う必要がなくなり、通信確立までの時間に影響を与えることなく電力消費を低減することができる。
(変形例(その3))
本変形例に係る通信システムについて説明する。通信システムは、上述した実施例と同様である。
第1の通信端末100は、図2を参照して説明した第1の通信端末100と同様である。
本変形例に係る通信システムは、上述した実施例と第2の通信端末200における機能が異なる。
本変形例に係る第2の通信端末200では、図10に示すように、給電制御回路204は、送信部208と受信部215との間で選択的に給電を行うように制御する。例えば、第2の通信端末200は、待ち受け状態(間欠的に起動する間欠起動状態)では信号の有無を検出するのみであり、信号の送信を行うことがない。このため、送信部208に給電を行う必要がない。このため、第2の通信端末200は、信号を検出するまでは受信部215にのみ選択的に給電を行う。そして、第2の通信端末200では、信号を検出した場合に、給電制御回路204により送信部208に給電を行う。
本変形例によれば、第2の通信端末200は、必要となる部分(装置)にのみに選択的に給電を行うことができるため、消費電力を大幅に低減させることができる。
(変形例(その4))
本変形例に係る通信システムについて説明する。通信システムは、上述した実施例と同様である。
本変形例に係る通信システムは、上述した実施例と第1の通信端末100が異なる。
本変形例に係る第1の通信端末100は、図11に示すように、図2を参照して説明した第1の通信端末にタイマー115を有する。
第1の通信端末100は、図12に示すように、ビーコンの送信後にΔ<ΔTとなるウエイト時間ΔTだけ信号の送信を停止したのち、狭帯域ビーコンの送信を行う。図12において、ビーコン送信時間、ビーコン送信間隔、狭帯域ビーコンの送信時間Δt、狭帯域ビーコンの送信間隔などは、図5と同様であってもよい。Δは第1の通信端末100と第2の通信端末200との間で通信を行う際の信号の遅延時間の2倍と第1の通信端末100及び第2の通信端末200において受信した信号の処理時間の和であるのが好ましい。第1の通信端末100はタイマー115よりウエイト時間ΔTを計測する。
第2の通信端末200は、第1の通信端末100からの信号、例えばビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号もしくはビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号の一部の信号を受信するまでは短時間(Δt+Δt0)間隔で間欠的に起動する。そして、第2の通信端末200は、第2の通信端末100からの信号を受信した後の動作は上述した実施例と同様であってもよい。例えば、第2の通信装置200は、該受信された信号がビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号もしくはビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号の一部の信号である場合に、該信号を受信したタイミングにより決定されるタイミングで第1の通信端末100に対してデータもしくは第1のビーコン信号の送信を要求するようにしてもよい。
また、第2の通信端末200における間欠起動時間をΔt+ΔTとしてもよい。間欠起動時間をΔt+Δt0とした例においては、ΔT>Δt0である場合に第1の通信端末100と第2の通信端末200が両方とも人体に接触して通信可能な状態であっても、第1の通信端末100のウエイト期間に第2の通信端末200が信号受信状態になると、第2の通信端末200は第1の通信端末100からのビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号もしくはビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号の一部の信号を、該第2の通信端末200の1回の起動期間では受信できない可能性がある。しかし、間欠起動時間をΔt+ΔTとした例においては、第1の通信端末100が存在する場合には第2の通信端末200は、該第2の通信端末200の1回の間欠起動期間でビーコン又は狭帯域ビーコン信号もしくはビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号の一部の信号を必ず受信できる。
また、第1の通信端末100は、第2の通信端末200が信号を受信したかどうかを確認できないため、第2の通信端末200からの信号を受信するまでビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号を間欠的に送信し続ける。そのため、第2の通信端末200がデータ送信要求又はビーコン送信要求信号を送信するタイミングによっては、第1の通信端末100からのビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号と、該第2の通信端末200からの信号(データ送信要求信号又はビーコン送信要求信号)とが衝突してしまう可能性がある。
しかし、本変形例によれば、第1の通信端末100から送信されるビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号と、第2の通信端末200により送信される信号との間の信号衝突を防止でき、安定した通信を実現できる。
(変形例(その5))
本変形例に係る通信システムについて説明する。通信システムは、上述した実施例と同様である。
本変形例に係る通信システムは、上述した実施例と第1の通信端末が異なる。本変形例に係る第1の通信端末100は、図13に示すように、図11を参照して説明した第1の通信端末にカウンタ116を有する。
本変形例に係る通信システムでは、図14に示すように、第1の通信端末100は、所定の個数の狭帯域ビーコン信号の送信後にウエイト時間ΔTだけ信号の送信を停止する。図14において、狭帯域ビーコンの送信時間Δt、狭帯域ビーコンの送信間隔などは、図5と同様である。ここで、ΔTはΔ<ΔTを満たし、Δは第1の通信端末100と第2の通信端末200との間で通信を行う際の信号の遅延時間の2倍と第1の通信端末100及び第2の通信端末200において受信した信号の処理時間の和に基づいて決定されるのが好ましい。Δは第1の通信端末100と第2の通信端末200との間で通信を行う際の信号の遅延時間の2倍と第1の通信端末100及び第2の通信端末200において受信した信号の処理時間の和であってもよい。第2の通信端末200は、狭帯域ビーコン信号を受信すると、該受信信号が検出できなくなった時点で第1の通信端末100へビーコン送信要求信号を送信する。
本変形例によれば、第2の通信端末200がビーコン送信要求信号を送信する時間を、第1の通信端末100におけるウエイト時間とすることができるため、第1の通信端末100と第2の通信端末200との間の信号衝突を防止でき、安定した通信を実現できる。
(変形例(その6))
本変形例に係る通信システムについて説明する。通信システムは、上述した実施例と同様である。
本変形例に係る通信システムは、上述した実施例と第2の通信端末200が異なる。本変形例に係る第2の通信端末200は、図15に示すように、図10を参照して説明した第2の通信端末にタイミング判定回路217を有する。
本変形例に係る第2の通信端末200は、第1の通信端末100からのビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号を受信するとタイミング判定回路217により第1の通信端末100からの受信信号を所定の時間間隔だけモニタリングする。このようにすることにより、第2の通信端末200は、第1の通信端末100がビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号の送信を停止するタイミングを検出する。第1の通信端末100がビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号の送信を停止するタイミングは、間欠送信における信号を送信しない時間であってもよい。
第2の通信端末200は、第1の通信端末100が間欠送信における信号の送信を停止する期間にビーコン送信要求信号が到達するように制御する。
また、ビーコン信号を受信後にデータ送信要求信号を送信するようにしてもよい。
本変形例によれば、第1の通信端末100が間欠送信における信号の送信を停止する期間に、第2の通信端末200はビーコン送信要求信号又はデータ送信要求信号を送信するので、第1の通信端末と第2の通信端末との間の信号衝突を防止でき、安定した通信を実現できる。
(変形例(その7))
本変形例に係る通信システムについて説明する。通信システムは、上述した実施例と同様である。
本変形例に係る通信システムでは、第1の通信端末が上述した実施例と異なる。具体的には、本変形例に係る第1の通信端末100では、送信部108が上述した実施例と異なる。本変形例に係る第1の通信端末100は、図16に示すように、図2を参照して説明した第2の通信端末に周波数制御回路117を有する。
本変形例に係る第1の通信端末100は、送信信号において、変調信号(通信データ及びビーコン信号)と無変調信号(狭帯域ビーコン)とで異なる周波数を使用する。具体的には、図17に示すように、周波数制御回路117は、変調信号と無変調信号とで異なる周波数を使用するように制御する。図17にはビーコン信号を周波数f1により、狭帯域ビーコン信号を周波数f2により送信する例が示される。狭帯域ビーコン信号を、データ及びビーコン信号とは異なる送信周波数で送信することにより、第2の通信端末200は、信号検出後に即座にビーコン送信要求信号を、狭帯域ビーコン信号の送信周波数とは異なる周波数により、第1の通信端末100へ送信することができる。
本変形例においても、第2の通信端末200は、ビーコン送信要求信号を送信するようにしてもよいし、ビーコン信号を受信後にデータ送信要求信号を送信するようにしてもよい。
本変形例によれば、第1の通信端末100と第2の通信端末200との間の信号衝突を防止でき、安定した通信を実現できる。
(変形例(その8))
本変形例に係る通信システムについて説明する。通信システムは、上述した実施例と同様である。
本変形例に係る通信システムでは、第2の通信端末200が上述した実施例と異なる。本変形例に係る第1の通信端末は、図18に示すように、図16を参照して説明した第1の通信端末100と同様に、送信部108に周波数制御回路117を有する。本変形例に係る第2の通信端末は、図18に示すように、図3、図10及び図15のいずれかを参照して説明した第2の通信端末に、周波数制御回路218を有する。
第1の通信端末100の周波数制御回路117及び第2の通信端末200の周波数制御回路218は、送信する信号の周波数を適切に制御することができる。例えば、第1の通信端末100の送信周波数と第2の通信端末200の送信周波数とを異なるように設定するようにしてもよい。このようにすることにより、第1の通信端末100から送信される信号と第2の通信端末200から送信される信号との衝突を防止することができる。
本変形例によれば、第1の通信端末と第2の通信端末との間の信号衝突を防止でき、安定した通信を実現できる。
(変形例(その9))
本変形例に係る通信システムについて説明する。通信システムは、上述した実施例と同様である。
本変形例に係る通信システムは、上述した実施例と第2の通信端末200が異なる。
本変形例に係る第2の通信端末200は、図19に示すように、図3を参照して説明した第2の通信端末に受信レベル判定回路219及び信号制御回路220を有する。受信レベル判定回路219は、受信判定回路214において信号を受信したと判断した場合に、該受信信号の受信レベルを判定する。受信レベル判定回路219は、算出した受信信号レベル情報を制御回路203に伝達する。制御回路203は、受信レベル判定回路219により入力された受信信号レベルに基づいて第2の通信端末200から送信する信号の送信電力レベルを決定し、送信信号の設定情報に含める。制御回路203は、信号制御回路220へ送信信号の設定情報を伝達する。信号制御回路220は、入力された送信信号の設定情報に基づいて、送信電力レベルを設定し、信号を送信する。
また、受信レベル判定回路及び信号制御回路は、第2の通信端末200が有するようにしてもよいし、第1の通信端末100が有するようにしてもよい。また、受信レベル判定回路及び信号制御回路は、第1の通信端末100及び第2の通信端末200が有するようにしてもよい。
本変形例によれば、受信レベルの大小によって通信端末の送信信号レベルを制御することが可能となる。該送信信号レベルには、送信電力が含まれる。このため、通信経路が安定していて十分大きな信号を受信できている場合には通信端末の送信信号レベルを小さくすることにより通信端末の省電力化を実現できる。また、通信経路が不安定で受信信号レベルが小さい場合には通信端末の送信信号レベルを大きくすることによって通信の安定化を実現することができる。
(変形例(その10))
本変形例に係る通信システムについて説明する。通信システムは、上述した実施例と同様である。
本変形例に係る通信システムは、上述した実施例と第2の通信端末が異なる。本変形例に係る第2の通信端末200は、図20に示すように、図3を参照して説明した第2の通信端末に、タイマー221を有する。
第2の通信端末200では、受信回路211において第1の通信端末100からのビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号を受信する。そして、受信判定回路214は、該ビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号を受信したと判定した場合、即座にタイマー221を動作させる。タイマー221は、受信判定回路214による命令により起動した場合、該経過時間を計測する。その後、受信判定回路214は、タイマー221における経過時間が所定の時間を超過しても新たに信号が受信されない場合、タイマー221に対して、制御回路203に所定の時間が経過しても新たに信号が受信されないことを示す情報を伝達するように命令する。制御回路203は、タイマー221から所定の時間が経過しても新たに信号が受信されないことを示す情報が入力された場合に、当該第2の通信端末200を待ち受け状態(間欠起動状態)へ遷移させる。
例えば、第2の通信端末200で振幅レベルの大きなノイズ等を第1の通信端末100からの信号として誤検出してしまい、第1の通信端末100が存在しない場合に通信を開始しようとする場合が想定される。このような場合に、第1の通信端末100が存在していなければ第2の通信端末200で新たにデータを受信する可能性は十分小さいので、第2の通信端末200で所定レベル以上の信号を受信した後、ある所定の時間間隔で続けて信号を受信しなければ、第2の通信端末200を待ち受け状態へと遷移させる。
本変形例によれば、振幅レベルの大きなノイズ等を第1の通信端末100からの信号として誤検出した場合に、第2の通信端末200が該第1の通信端末100へ信号を送信することがなくなるため、第2の通信端末200における不要な電力消費を低減させることができる。
(変形例(その11))
本変形例に係る通信システムについて説明する。通信システムは、上述した実施例と同様である。
本変形例に係る通信システムは、上述した実施例と第2の通信端末200が異なる。
本変形例に係る第2の通信端末200は、図21に示すように、図3を参照して説明した第2の通信端末に、カウンター222を有する。
第2の通信端末200では、受信回路211において第1の通信端末100からのビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号を受信する。そして、受信判定回路214は、該ビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号を検出したと判定した場合、カウンター222を動作させる。カウンター222は、信号の受信回数をカウントする。第2の通信端末200はカウンター222において一定回数の受信を確認すると初めて第1の通信端末100からのビーコン信号もしくは狭帯域ビーコン信号を受信したと判定する。
例えば、第2の通信端末200において、振幅レベルの大きなノイズ等を狭帯域ビーコン信号として誤検出するような場合に、該ビーコン信号又は狭帯域ビーコン信号を複数回受信して初めて通信を開始するようにする。このようにすることにより、振幅の大きなノイズ等の影響により第2の通信端末200が誤起動することを防止することが可能となる。このため、第2の通信端末200における不要な電力消費を低減させることができる。
本実施例によれば、人体等の導電性もしくは誘電性媒質の極近傍においてのみ情報を伝送することが可能な通信システムにおいて、両方ともが人体に接触もしくは近接した際に通信を行う第1の通信端末と第2の通信端末から構成される。第1の通信端末は通信を行わない時は送信部全体もしくはその一部のみに選択的に給電を行うことによりビーコン信号もしくは狭帯域ビーコン信号を間欠的に送信する。第2の通信端末は通信を行わない時は送受信部の全体又は一部に間欠的に給電を行い、第1の通信端末からのビーコン信号もしくは狭帯域ビーコン信号を検出すると送受信部全体へ時間的に連続的に給電を行う。
このようにすることにより、情報の伝送を行う2つの通信装置が人体に接触もしくは近接し通信を行う必要がある場合に、即座に2つの通信端末間の通信経路を確立させるだけでなく、通信端末の消費電力を低減させることができる。その結果、通信端末の消費電力を低減し通信端末を頻繁に充電することなく、長時間の利用を可能にできる。
説明の便宜上、本発明が幾つかの実施例又は項目に分けて説明されるが、各区分けは本発明に本質的ではなく、実施例又は項目に別々に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてもよい。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされるが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、それらは単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。実施例又は項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の実施例又は項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
通信システムにおける送信装置と受信装置との間のデータの流れを示す説明図である。 一実施例に係る通信端末を示す機能ブロック図である。 一実施例に係る通信端末を示す機能ブロック図である。 一実施例に係る通信システムの動作を示すフローチャートである。 一実施例に係る通信システムにおける通信端末間のデータの流れを示す説明図である。 一実施例に係る通信システムにおける通信端末間のデータの流れを示す説明図である。 一実施例に係る通信システムの動作を示すフローチャートである。 一実施例に係る通信システムにおける通信端末間のデータの流れを示す説明図である。 一実施例に係る通信システムの動作を示すフローチャートである。 一実施例に係る通信端末を示す機能ブロック図である。 一実施例に係る通信端末を示す機能ブロック図である。 一実施例に係る通信システムにおける通信端末間のデータの流れを示す説明図である。 一実施例に係る通信端末を示す機能ブロック図である。 一実施例に係る通信システムにおける通信端末間のデータの流れを示す説明図である。 一実施例に係る通信端末を示す機能ブロック図である。 一実施例に係る通信端末を示す機能ブロック図である。 一実施例に係る通信システムにおける通信端末間のデータの流れを示す説明図である。 一実施例に係る通信端末を示す機能ブロック図である。 一実施例に係る通信端末を示す機能ブロック図である。 一実施例に係る通信端末を示す機能ブロック図である。 一実施例に係る通信端末を示す機能ブロック図である。
符号の説明
1 端末(送信側装置)
2 端末(受信側装置)
100 通信端末(第1の通信端末)
101 電源
102 給電回路
103 制御回路
104 給電制御回路
105 信号発生回路
106 変調回路
107 送信回路
108 送信部
109 送受信電極
110 グランド電極
111 受信回路
112 復調回路
113 信号処理回路
114 受信部
115 タイマー
116 カウンター
117 周波数制御回路
200 通信端末(第2の通信端末)
201 電源
202 給電回路
203 制御回路
204 給電制御回路
205 信号発生回路
206 変調回路
207 送信回路
208 送信部
209 送受信電極
210 グランド電極
211 受信回路
212 復調回路
213 信号処理回路
214 受信判定回路
215 受信部
216 送受信部
217 タイミング判定回路
218 周波数制御回路
219 受信レベル判定回路
220 信号制御回路
221 タイマー
222 カウンター

Claims (22)

  1. 信号を送信する第1の通信端末と該第1の通信端末により送信された信号を受信する第2の通信端末とを有し、前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末は、導電性もしくは誘電性媒質に接触もしくは近接した際に通信を行う通信システムであって、
    前記第1の通信端末は、
    前記第2の通信端末との間における通信経路を確立させる際に使用されるビーコン信号を生成するための信号を発生する信号発生手段と、
    前記信号発生手段において発生した信号に対して変調処理を行い、第1のビーコン信号を生成する変調処理手段と、
    前記第1のビーコン信号を間欠的に送信する送信手段と、
    前記送信手段において第1のビーコン信号を間欠的に送信する場合に、前記信号発生手段、前記変調処理手段及び前記送信手段にのみ給電を行う第1の給電手段と
    を有し、
    前記第2の通信端末は、
    信号を受信する受信手段と、
    該受信手段において受信された信号が、前記第1のビーコン信号であるかを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段において、該受信された信号が前記第1のビーコン信号であると判定されない場合に、前記第2の通信端末全体へ間欠的に給電を行う第2の給電手段と
    を有することを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記送信手段は、前記信号発生手段において発生した信号を第2のビーコン信号として間欠的に送信し、
    前記第1の給電手段は、前記送信手段において第2のビーコン信号を間欠的に送信する場合に、前記信号発生手段及び前記送信手段にのみ給電を行うことを特徴とする通信システム。
  3. 請求項2に記載の通信システムにおいて、
    前記送信手段は、前記第1のビーコン信号を第1の時間間隔で送信し、該時間間隔のうち該第1のビーコン信号が送信されない時間において、前記第2のビーコン信号を第2の時間間隔で送信することを特徴とする通信システム。
  4. 請求項3に記載の通信システムにおいて、
    前記送信手段は、前記第1のビーコン信号を送信し、所定の時間経過後に、前記第2のビーコン信号を所定の回数送信することを特徴とする通信システム。
  5. 請求項3又は4に記載の通信システムにおいて、
    前記第2の通信端末は、
    前記受信手段において受信された信号が、前記第1又は第2のビーコン信号もしくはその一部であるかを判定する第2の判定手段
    を有し、
    前記第2の給電手段は、前記第2の判定手段において、該受信された信号が前記第1又は第2のビーコン信号もしくはその一部であると判定された場合に、前記第2の通信端末全体への給電を継続することを特徴とする通信システム。
  6. 請求項3又は4に記載の通信システムにおいて、
    前記第2の通信端末は、
    前記受信手段において受信された信号が、前記第1又は第2のビーコン信号もしくはその一部であるかを判定する第2の判定手段
    を有し、
    前記第2の給電手段は、前記第2の判定手段において、該受信された信号が前記第1又は第2のビーコン信号もしくはその一部であると判定されない場合には、前記受信手段及び前記第2の判定手段にのみ間欠的に給電を行うことを特徴とする通信システム。
  7. 請求項2に記載の通信システムにおいて、
    前記第2の通信端末は、
    前記受信手段において受信された信号が、前記第2のビーコン信号であるかを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段において、該受信された信号が前記第2のビーコン信号であると判定された場合に、前記第1の通信端末に対して第1のビーコン信号の送信を要求する第2の要求手段と
    を有し、
    前記第2の給電手段は、前記第2の判定手段において、該受信された信号が前記第2のビーコン信号であると判定された場合に、前記第2の要求手段を含めた前記第2の通信端末全体に給電を行い、
    前記第1の通信端末は、
    前記第2の通信端末により第1のビーコン信号の送信が要求されるまでは、前記第2のビーコン信号のみを間欠的に送信することを特徴とする通信システム。
  8. 請求項7に記載の通信システムにおいて、
    前記送信手段は、所定の時間おきに前記第2のビーコン信号を所定の回数送信することを特徴とする通信システム。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
    前記第2の通信端末は、
    前記第1の判定手段において、該受信された信号が前記第1のビーコン信号であると判定された場合に、前記第1の通信端末に対してデータの送信を要求する第1の要求手段
    を有し、
    前記第2の給電手段は、前記第1の判定手段において、該受信された信号が前記第1のビーコン信号であると判定された場合に、前記第1の要求手段を含む前記第2の通信端末全体に給電を行うことを特徴とする通信システム。
  10. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
    前記第2の通信端末は、
    前記受信手段において受信された信号が、前記第1又は第2のビーコン信号もしくはその一部であるかを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段において、該受信された信号が前記第1又は第2のビーコン信号もしくはその一部であると判定された場合に、前記第1の通信端末に対して第1のビーコン信号の送信を要求する第2の要求手段と
    を有し、
    前記第2の給電手段は、前記第2の判定手段において、該受信された信号が前記第1又は第2のビーコン信号もしくはその一部であると判定された場合に、前記第2の要求手段を含む前記第2の通信端末全体に給電を行うことを特徴とする通信システム。
  11. 請求項9又は10に記載の通信システムにおいて、
    前記第1又は第2の要求手段は、前記第1又は第2の判定手段において、該受信された信号が前記第1又は第2のビーコン信号もしくはその一部であると判定された場合に、該信号を受信したタイミングにより決定されるタイミングで前記第1の通信端末に対してデータもしくは第1のビーコン信号の送信を要求することを特徴とする通信システム。
  12. 請求項10に記載の通信システムにおいて、
    前記第2の要求手段は、前記第2の判定手段において、該受信された信号が前記第2のビーコン信号であると所定の複数回数判定された場合に、前記第1の通信端末に対して第1のビーコンの送信を要求することを特徴とする通信システム。
  13. 請求項2に記載の通信システムにおいて、
    前記送信手段は、前記第1のビーコン信号と、前記第2のビーコン信号とを異なる周波数帯域を使用して送信することを特徴とする通信システム。
  14. 請求項2に記載の通信システムにおいて、
    前記第2の通信端末は、前記第1の通信端末がデータの送信に使用する周波数とは異なる周波数を使用して通信を行うことを特徴とする通信システム。
  15. 導電性もしくは誘電性媒質を伝送路として利用して通信を行う通信システムにおける通信端末であって、
    当該通信端末と他の通信端末とは、導電性もしくは誘電性媒質に接触もしくは近接した際に通信を行い、
    前記他の通信端末との間における通信経路を確立させる際に使用されるビーコン信号を生成するための信号を発生する信号発生手段と、
    前記信号発生手段において発生した信号に対して変調処理を行い、第1のビーコン信号を生成する変調処理手段と、
    前記第1のビーコン信号を間欠的に送信する送信手段と、
    前記送信手段において第1のビーコン信号を間欠的に送信する場合に、前記信号発生手段、前記変調処理手段及び前記送信手段にのみ給電を行う給電手段と
    を有することを特徴とする通信端末。
  16. 請求項15に記載の通信端末において、
    前記送信手段は、前記信号発生手段において発生した信号を第2のビーコン信号として間欠的に送信し、
    前記給電手段は、前記送信手段において第2のビーコン信号を間欠的に送信する場合に、前記信号発生手段及び前記送信手段にのみ給電を行うことを特徴とする通信端末。
  17. 導電性もしくは誘電性媒質を伝送路として利用して通信を行う通信システムにおける通信端末であって、
    当該通信端末と他の通信端末とは、導電性もしくは誘電性媒質に接触もしくは近接した際に通信を行い、
    信号を受信する受信手段と、
    該受信手段において受信された信号が、前記他の通信端末と当該通信端末との間における通信経路を確立させる際に使用される第1のビーコン信号であるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段において、該受信された信号が前記第1のビーコン信号であると判定されない場合に、当該通信端末全体へ間欠的に給電を行う給電手段と
    を有することを特徴とする通信端末。
  18. 請求項17に記載の通信端末において、
    前記判定手段において、該受信された信号が第1のビーコン信号であると判定した場合に、前記他の通信端末に対してデータの送信を要求する第1の要求手段
    を有し、
    前記給電手段は、前記判定手段において、該受信された信号が第1のビーコン信号であると判定した場合に、前記第1の要求手段に給電を行うことを特徴とする通信端末。
  19. 請求項18に記載の通信端末において、
    前記他の通信端末は、当該通信端末との間における通信経路を確立させる際に使用されるビーコン信号を生成するための信号を発生し、該発生した信号を第2のビーコン信号として、間欠的に送信し、
    当該通信端末は、
    前記判定手段において、該受信された信号が前記第2のビーコン信号であると判定された場合に、前記第1の通信端末に対して第1のビーコン信号の送信を要求する第2の要求手段
    を有し、
    前記給電手段は、前記判定手段において、該受信された信号が前記第2のビーコン信号であると判定された場合に、前記第2の要求手段に給電を行うことを特徴とする通信端末。
  20. 請求項15ないし19のいずれか1項に記載の通信端末において、
    他の通信装置により送信された信号の受信レベルを判定する受信レベル判定手段と、
    前記受信レベル判定手段において判定された受信レベルに基づいて、送信電力の制御を行う送信電力制御手段と
    を有することを特徴とする通信端末。
  21. 請求項15ないし20のいずれか1項に記載の通信端末において、
    他の通信装置により信号を受信してからの経過時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段において計測された経過時間に基づいて、所定の時間が経過しても、信号が受信されない場合に通信を終了する手段と
    を有することを特徴とする通信端末。
  22. 信号を送信する第1の通信端末と該第1の通信端末により送信された信号を受信する第2の通信端末とを有し、前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末は、導電性もしくは誘電性媒質に接触もしくは近接した際に通信を行う通信システムにおける方法であって、
    前記第1の通信端末は、
    前記第2の通信端末との間における通信経路を確立させる際に使用される第1のビーコン信号を生成するための信号を発生する信号発生ステップと、
    前記信号発生ステップにおいて発生した信号に対して変調処理を行い、第1のビーコン信号を生成する変調処理ステップと、
    前記第1のビーコン信号を間欠的に送信する送信ステップと、
    前記送信ステップにおいて第1のビーコン信号を間欠的に送信する場合に、前記第1のビーコン信号を生成するための信号を発生する信号発生手段、前記第1のビーコン信号を生成するための信号に対して変調処理を行う変調処理手段及び前記第1のビーコン信号を送信する送信手段にのみ給電を行う第1の給電ステップと
    を有し、
    前記第2の通信端末は、
    信号を受信する受信ステップと、
    該受信ステップにおいて受信された信号が、前記第1のビーコン信号であるかを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、該受信された信号が前記第1のビーコン信号であると判定されない場合に、前記第2の通信端末全体へ間欠的に給電を行う第2の給電ステップと
    を有することを特徴とする方法。
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