JP5014987B2 - ビデオモード検出による動き補償 - Google Patents

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Description

本発明は、入力ビデオ信号から動きパラメータセット及び/又はピクチャ繰返しパターンを供給する方法に関し、より詳細には、第一の画像の画素値から動き補償された画素を計算するためのピクチャ繰返しパターン値で重み付けされた候補となる動きパラメータのセットを使用することで、ビデオ信号をデインタレースするための方法に関する。
また、本発明は、入力ビデオ信号から動きパラメータセット及び/又はピクチャ繰返しパターンを供給するコンピュータプログラムに関し、より詳細には、第一の画像の画素値から動き補償された画素を計算するためのピクチャ繰返しパターン値で重み付けされた候補となる動きパラメータのセットをコンピュータに使用させるために作用する命令を含むコンピュータプログラムに関する。
さらに、本発明は、入力ビデオ信号から動きパラメータセット及び/又はピクチャ繰返しパターンを供給するコンピュータ又は集積回路に関し、より詳細には、ピクチャ繰返しパターン値で重み付けされた候補となる動きパラメータのセットを使用して、第一の画像の画素値から動き補償された画素を計算するための動き補償手段を有する、ビデオ信号をデインタレースするためのコンピュータ又は集積回路に関する。
ビデオ処理の分野における新たな技術の出現により、動き補償ビデオアルゴリズムは、高品質のビデオ処理の必要性と同様に手ごろな値段になってきている。高品質ビデオ処理を提供するため、異なる動き補償アプリケーションが提供される。雑音低減用の動き補償(MC)フィルタリング、符号化用のMC予測、インタレースからプログレッシブフォーマットへの変換用のMCデインタレーシング、又はMCピクチャレート変換のようなアプリケーションが知られている。これらのアプリケーションは、動き予測(ME)アルゴリズムからの利益を得るものであり、それらについて様々な方法が知られている。
ブロックベースの動き予測器である、ビデオフォーマット変換における動き予測アルゴリズムの1つの例は、3次元再帰型サーチ(3D RS)ブロックマッチャとして知られている。
動き予測アルゴリズムは、画素のルミナンス値又はクロミナンス値が位置の線形関数により近似される場合があるという仮定に基づいている。この仮定は、小さな移動の補正について正しい場合がある。しかし、画素ベースに動き予測方法(PEL再帰型方法)により制約が解決される。動き予測の実現は、ブロック予測を含む。ブロックマッチング動き予測アルゴリズムでは、移動ベクトル
(外1)
Figure 0005014987
は、サーチエリア
(外2)
Figure 0005014987
で類似のブロックを探すことで、現在のフィールドnにおける画素ブロック
(外3)
Figure 0005014987
のセンター
(外4)
Figure 0005014987
に割り当てられ、たとえばn−1,n+1といった時間的に隣接するフィールドにおいて
(外5)
Figure 0005014987
でセンタリングされる。類似のブロックは、移動
(外6)
Figure 0005014987
にわたり
(外7)
Figure 0005014987
に関してシフトされるセンターを有する。
(外8)
Figure 0005014987
を発見するため、多数の候補となるベクトル
(外9)
Figure 0005014987
が評価され、ブロックの類似性を限定するエラー測定値
(外10)
Figure 0005014987
を与える。
図1は、かかるブロックマッチング動き予測アルゴリズムを示す。図示されるのは、画像系列2の2つの時間的な瞬間n−1,nである。画像系列2で、水平方向の位置Xと垂直方向の位置Yでの様々なブロック4が決定される。ブロック4の移動
(外11)
Figure 0005014987
を決定するため、様々な候補となるベクトル
(外12)
Figure 0005014987
が評価され、上述されたエラー測定値
(外13)
Figure 0005014987
を与える。1つの可能性のあるエラー測定値は、想定される絶対差(absolute difference)(SAD)基準であり、以下に示される。
Figure 0005014987
ここで
(外14)
Figure 0005014987
はブロック4での画素値のルミナンス値である。移動ベクトル
(外15)
Figure 0005014987
は、サーチエリア
(外16)
Figure 0005014987
6で類似のブロック10を探すことで、現在の画像における画素の位置
(外17)
Figure 0005014987
のブロック4のセンター
(外18)
Figure 0005014987
に割り当てられ、たとえば前又は後の画像において
(外19)
Figure 0005014987
でセンタリングされる。これは、時間的に前又は後の画像又はフィールドである。2つのブロック4,10の間の補正の測定値は、移動ベクトル
(外20)
Figure 0005014987
を識別するために最適化される。
最小二乗誤差、正規化された相互相関関数のような更なるエラー基準が使用される場合がある。特に、正規化された相互相関は、フーリエ領域における計算のケースで使用される。更なるエラー基準の例は、著しく異なる画素の数である場合がある。
画素又はブロックについて動きベクトルを予測するよりはむしろ、画像を大きな領域に分割し、個々の領域について動きを予測する、オブジェクトベースの動き予測と呼ばれることがある動き予測器が知られている。さらに、水平方向及び垂直方向の移動に加えて、スケーリング(又はズーミング)、回転等を記述する動きパラメータを有する動きパラメータセットを予測することが知られている。これは、大きなブロックについて、及び領域又はオブジェクトベースの動き予測において特に有効である。以下では、用語「動きパラメータセット」は、全てのケースにおいて、すなわち動きベクトルとも呼ばれる変換のみによるパラメータセット、4(変換及びズーム)、6(回転を更に含む)、8、12による動きパラメータセット、又は他の動きパラメータの整数値を含めて全てのケースで使用される。
しかし、フィルムで生成されているマテリアルを含む様々なビデオマテリアルに対処するため、動き補償されたビデオ処理アルゴリズムは、動きパラメータに加えて、ピクチャ繰返しパターンに関する仕様を必要とする。現在の動き予測は、ブロック当たり又は画素当たりの動きベクトルのような動きパラメータを提供するのみであり、ピクチャ繰返しパターを説明していない。2つの連続する時間的な画像間の移動は、ビデオ信号における動きに関する全体的な知識を提供しない。ピクチャ繰返しパターンを説明しないことで、特に動き予測器が再帰的なサーチ方式を有しない場合に、誤った移動ベクトルが得られる場合がある。さらに、たとえばデインタレーシングといた幾つかのアプリケーションは、それらのタスクを適切に実行するため、ピクチャ繰返しパターンに関する更なる情報を必要とする。
一般に、既存のビデオマテリアルのうちで、少なくとも3つの異なるビデオモードを区別することができる。いわゆる50Hzのフィルムモードは、同じ画像から生成する2つの連続するフィールドのペアを有する。このフィルムモードは、2−2プルダウンモードとも呼ばれる。このモードは、25ピクチャ/秒のフィルムが50Hzテレビジョンについてブロードキャストされるときに生じる。たとえば、アルゴリズムが動き補償されたデインタレーシングを示す場合、どのフィールドが同じ画像に属するかが知られている場合、デインタレーシングがフィールドの挿入に低減する。
60Hz電源による国では、フィルムは毎秒24ピクチャで実行される。かかるケースでは、いわゆる3−2プルダウンモードがテレビジョン用のフィルムをブロードキャストすることが必要とされる。かかるケースでは、連続する単一のフィルム画像は3又は2フィールドでそれぞれ繰り返され、平均で60/24=2.5の割合となる。さらに、繰返しパターンが既知である場合には、デインタレーシングのためにフィールドの挿入が適用される。
ビデオ系列の何れか2つの連続するフィールドが異なる画像に属する場合、系列はビデオモードにあり、デインタレーシングは、プログレッシブシーケンスを得るために特定のアルゴリズムで適用される必要がある。
また、フィルムモードとビデオモードとの組み合わせが系列で現れることが知られている。かかる、いわゆるハイブリッドモードでは、異なるデインタレース方法は、異なるフィールドに適用される必要がある。ハイブリッドモードでは、系列の幾つかの領域はビデオモードに属し、相補的な領域はフィルムモードにある場合がある。フィールドの挿入がハイブリッドシーケンスをデインタレースするために適用される場合、結果的に得られる系列は、ビデオモード領域において、いわゆるティースアーチファクトを示す。他方で、ビデオデインタレースアルゴリズムが適用される場合、フィルムモード領域で、フリッカのような望まれないアーチファクトを導入する。
US6,340,990では、ハイブリッドシーケンスのデインタレースが記載されている。各種モード間で判別し、これに応じてデインタレースを適合させるために多数の動き検出器を使用するのを提案する方法が開示されている。提案される方法は動き補償を使用するものではないが、ビデオ部分を移動することにおける結果が乏しい。
同様に、動き予測が別のアルゴリズムでの、すなわちピクチャアップコンバージョン、雑音低減等のような用途について設計されるとき、動きベクトルに加えて、ピクチャの繰返しパターンが同様にきられていることが本質的である。
したがって、本発明の1つの目的は、フィールド繰返しパターンを考慮した、動き予測を提供することにある。本発明の更なる目的は、改善された動き予測を提案することにある。本発明の別の目的は、オリジナルのビデオマテリアルにおけるフィールド繰り返しパターンにより乱されない、動き予測を提供することにある。
本発明のこれらの目的及び他の目的は、入力ビデオ信号から動きパラメータセット及び/又はピクチャ繰り返しパターンを供給するための方法により解決され、当該方法は、第一の画像の画素値から動き補償された画素を計算するため、ピクチャ繰り返しパターンで重み付けされた候補となる動きパラメータのセットを使用するステップ、少なくとも2つの候補となる動きパラメータセット及び/又は少なくとも2つのピクチャ繰り返し値により動き補償された画素の計算を繰り返すことで、第二の画像の少なくとも1つの画素値と少なくとも動き補償された画素値との間のエラー基準を最小にするステップ、候補となる動きパラメータセット及び/又はピクチャ繰り返し値を生成するステップを含む。
本発明は、たとえば、デインタレース、ピクチャレートコンバージョン、又はピクチャ繰り返しモード検出に関する情報から利益を得る何れか他のアプリケーション用に使用される。
本発明は、ピクチャ繰り返しパターンを考慮する、動き予測を提供する。時間的に連続するフィールドにおけるピクチャ繰り返しに関する更なる情報は、ピクチャ繰り返す値を使用するために考慮される。ビデオにおける異なるモードを考慮し、これら異なるモードを決定するのを可能にするため、少なくとも3つの時間的な瞬間の画像から最小化されたエラー基準を決定するために特に有効な場合がある。動きパラメータセットは、何れか2つの画像の異なるピクチャ繰り返し値で重み付けされ、異なる可能なピクチャ繰り返しパターンが考慮される。これにより、最も可能性のあるピクチャ繰り返しパターンが検出される場合がある。候補となる動きパラメータセット及びピクチャ繰り返し値による動き補償された画素の計算の繰り返しは、結果を速く提供するためにパラレルに行われる場合がある。
このピクチャ繰り返し値は、フィールド繰り返し値とも呼ばれ、移動ベクトルの係数である。この係数は、連続するビデオのフィールドにおけるフィールド繰り返しが考慮されるように選択される。候補となる動きパラメータを重み付けすることは、選択された候補とナル動きパラメータセット又は動きベクトルのようなその何れかの値をピクチャクリ返しパターンの値で乗算することで行われる。ピクチャ繰り返しパターン値を計算するため、2を超える時間的な瞬間のフィールド間の動きを考慮することが必要である。これは、たとえば現在、前及び後のフィールドである。
さらに、前のフィールドに関する動きパラメータのセットと次のフィールドに関する動きパラメータのセットとの間の関係は、ブロック又はオブジェクトレベルでのピクチャ繰り返しパターンに依存する場合があるので、ピクチャ繰り返しパターンは、たとえばフィールド繰り返しが画像全体で行われるといった画像レベルで考慮されるだけでなく、ブロック及び/又はオブジェクトレベルで考慮される。
差の最小化は、絶対差分総和(SAD:Summed Absolute Difference)基準、平均二乗誤差基準、正規化された相互相関関数基準、又は他の適切なエラー関数を使用して実行される。
請求項3及び請求項4に係る実施の形態も好適である。
実施の形態によれば、動きパラメータセットから動きベクトルを選択することは、良好なデインタレース結果を提供するために適している。動きベクトルは、候補となる動きベクトルである。異なる候補となる動きベクトルが検査され、最小の差を生じる候補となるベクトルが、特にデインタレースについて移動ベクトルとして選択される。
動き予測は、画像が画素のグループにセグメント化され、第二の画像の画素のグループと第一の画像の動き補償されたグループの間のエラー基準が最小化される。また、第三の画像が使用され、エラー基準は3つの画像で計算される場合がある。繰り返しパターンは、画像におけるグループ及びオブジェクトで空間的に考慮される。これは、繰り返しパターンが画像全体だけでなく、画像における空間的に特定のエリア又はフィールドに適用されることを考慮することになる。
後の画像と現在の画像の間と同様に、前の画像と現在の画像との間のエラー基準を考慮するため、請求項6及び請求項7の方法は、実施の形態に従って提供される。
異なるビデオモードを考慮するため、動き補償のための第一及び第二の重み付けされた動きパラメータは、候補となる動きパラメータのセットとして使用される。また、第三及び第四の重み付けされた動きパラメータセットは、候補となる動きパラメータのセットとして使用される。これらは、前、現在及び後の時間的な瞬間の画像間で区別するために使用される。
フィルムモード又はゼロモードを考慮するため、第一及び第三の動きパラメータのセットは、ゼロと選択されたピクチャ繰り返しパターンによる重み付けから得られる。
ビデオモードを考慮するため、第二及び第四の動きパラメータセットは、等しい絶対値を有するように選択されたピクチャ繰り返しパターン値による重み付けから得られる場合がある。たとえば、重み付けされた動きパラメータセットは、等しい長さを有するが反対方向を有する動きベクトルとして選択される。
少なくとも3つの時間的な瞬間を通して動きパターンを考慮するため、請求項13記載の方法は、実施の形態に従って提供される。
動き予測基準は、画像のある瞬間からの既存の画素値を画像の別の時間的な瞬間の既存の画素値と比較するので、インタレースマテリアルにおいて、これらの画素が全ての時間で提供されないということが生じる。これは、インタレーシングフェーズに依存する。これまで、補間アルゴリズムにより所定の位置で計算される失われた画素によるものと考えられている。これは、たとえば一般化されたサンプリング理論(GST)補間フィルタを使用して失われた画素値を補間することで達成される場合がある。
局所的な動きの加速、すなわち2つのピクチャ期間を通して一様ではない動きは、動き検出及び動き予測でエラーを提供するので、ペナルティシステムは、実施の形態に従って提供される。このペナルティシステムは、隣接するフィールド又はフレームにおけるマジョリティモードを考慮するものであり、このマジョリティモードは、現在のフィールド又はフレームで検出された代替モードに与えられるペナルティ値を考慮する。現在のフィールド又はフレームnでビデオモードがマジョリティモードとして確立された場合、ペナルティは、後続するフィールド又はフレームn+1のモードを決定するとき、フィルムモード又はゼロモードに与えられる。現在のフィールド又はフレームnについてフィルムモードがマジョリティモードとして検出された場合、ペナルティは、後のフィールド又はフレームにおける代替フィルム又はビデオモードに与えられる。
本発明の別の態様は、特にビデオ信号をデインタレースするため、入力ビデオ信号からの動きパラメータセット及び/又はピクチャ繰り返しパターンを提供するコンピュータプログラムであり、当該プログラムは、プロセッサに、第一の画像の画素値から動き補償された画素を計算するため、ピクチャ繰り返しパターンで重み付けされた候補となる動きパラメータのセットを使用させ、少なくとも2つの候補となる動きパラメータセット及び/又は少なくとも2つのピクチャ繰り返し値により動き補償された画素の計算を繰り返すことで、第二の画像の少なくとも1つの画素値と少なくとも動き補償された画素値との間のエラー基準を最小にさせ、最小にされたエラー基準を提供する、候補となる動きパラメータセット及び/又はピクチャ繰り返し値を生成させるために作用する命令を含む。
本発明の更なる態様は、そこに記憶されたコンピュータプログラムをもつ、特にビデオ信号をデインタレースするため、入力ビデオ信号からの動きパラメータセット及び/又はピクチャ繰り返しパターンを提供するコンピュータプログラムプロダクトであり、当該プログラムは、プロセッサに、第一の画像の画素値から動き補償された画素を計算するため、ピクチャ繰り返しパターン値で重み付けされた候補となる動きパラメータのセットを使用させ、少なくとも2つの候補となる動きパラメータセット及び/又は少なくとも2つのピクチャ繰り返し値により動き補償された画素の計算を繰り返すことで、第二の画像の少なくとも1つの画素値と少なくとも動き補償された画素値との間のエラー基準を最小にさせ、最小にされたエラー基準を提供する、候補となる動きパラメータセット及び/又はピクチャ繰り返し値を生成させるために作用する命令を含む。
本発明の更なる態様は、特にビデオ信号をデインタレースするため、入力ビデオ信号からの動きパラメータを提供するコンピュータであり、当該コンピュータは、ピクチャ繰り返しパターン値で重み付けされた候補となる動きパラメータのセットを使用して第一の画像の画素値から動き補償された画素を計算するための動き補償手段、少なくとも2つの候補となる動きパラメータセット及び/又は少なくとも2つのピクチャ繰り返し値により動き補償された画素の計算を繰り返すことで、第二の画像の少なくとも1つの画素値と少なくとも動き補償された画素値との間のエラー基準を最小にする計算手段、及び、最小にされたエラー基準を提供する、候補となる動きパラメータセット及び/又はピクチャ繰り返し値を生成するための選択手段を有する。
本発明のこれらの態様及び他の態様は、以下の実施の形態を参照して明らかになるであろう。
図1に示されるようなブロックマッチャ(block-matcher)は、先に記載されている。現在の画像nにおけるブロック4及び前の画像n−1におけるサーチエリア6のテストブロック10は、候補となるベクトル
(外21)
Figure 0005014987
8を使用して接続される。相関の測定値である、2つのブロック4,10間の整合誤差は、最良の候補となるベクトル
(外22)
Figure 0005014987
8を識別するために最適化される。それにより、異なる候補となるベクトル
(外23)
Figure 0005014987
8を使用した異なるテストブロック10が検査され、整合誤差は、最良に整合する候補となるベクトルについて最小にされる。
ブロックマッチャにおける最小の整合基準をサーチすることは、多くのソリューションがリ湯可能な二次元の最適化問題である。1つの可能性のある実現は、3ステップのブロックマッチャ、二次元の対数の、又はクロスサーチ方法、若しくはone-at-a-timeサーチブロックマッチングを使用する。異なるブロックマッチング方式は、G.de Haan “Progress in Motion Estimation for Consumer Video Format Conversion”,IEEE transaction on consumer electronics, vol.46, no.3, August 2000, pp.449-459に開示されている。
最適化方式の1つの可能性のある実現は、3次元の再帰型サーチブロックマッチャ(3D RS)である。この3D RSは、ブロックよりも大きなオブジェクトについて考慮するものであり、最良に候補となるベクトルは、空間的に隣接するピクセル又はブロックで生じる。
図2aで示されるように、左から右に、上から下にスキャニング方向を仮定しており、因果関係は、現在のブロックDc4aの右下である、空間的な予測ベクトル4 Dsの使用を示している。代わりに、時間的な予測ベクトルD 4cが使用される必要がある。現在のブロックDc 4aに関して、サーチエリア2で、空間的な予測ベクトルDs 4b及び時間的な予測ベクトルDt 4cが利用可能である。既にスキャニングされたブロックのみが現在のブロックDc 4aの空間予測について使用されるので、空間予測は、ブロックDs 4bで可能である。サーチエリア2の前の時間的な瞬間から、ブロックDt 4cに関する情報が利用可能であるので、時間予測は、ブロックDt 4cで可能である。
図2bは、現在のブロック4aを予測するために2つの空間予測ベクトルDs 4bと1つの時間予測ベクトルDt 4cの使用を示している。
サーチレジでの全ての可能なベクトルを評価することは意味がないことが分かっている。以下のような空間的に隣接するブロックから取られたベクトルを評価するのが十分である。
Figure 0005014987
ここで、CSmaxは、
Figure 0005014987
として、前の画像におけるサーチエリア
(外24)
Figure 0005014987
での
(外25)
Figure 0005014987
に関する全ての可能性のある移動(画素グリッドでの整数、又は非整数)を記述する候補となるベクトル
(外26)
Figure 0005014987
のセットとして定義される。ここでn及びmは
(外27)
Figure 0005014987
を制限する定数である。計算のオーバヘッドを低減するため、空間的に隣接するブロックから取られたベクトル
(外28)
Figure 0005014987
を評価するために十分である。X,Yは、ブロックの幅及び高さのそれぞれを定義する。実現においてパイプライン化するための因果関係及び必要性は、全ての隣接するブロックが利用可能であり、初期では全てのベクトルがゼロであることを保持する。
ベクトルの可用性を考慮するため、現在の画像で未だ計算されていないベクトルは、前のベクトルフィールドにおける対応する位置から取られる。図2aは、現在のブロックDc 4aと、結果のベクトルが候補となるベクトルDs 4b,Dt 4cとして取られるブロックとの相対的な位置を例示している。ブロックが左上から右下にスキャンされるケースでは、候補となるセットは、以下のように定義される。
Figure 0005014987
この候補のセットCSは、空間的及び/又は時間的な一貫性を暗黙的に想定している。初期化でのゼロベクトルの問題は、アップデートベクトルを追加することで考慮される。候補となるセットから幾つかの空間−時間予測を省略する1つの可能性のある実現は、図2bに示されており、ここで候補となるセット
(外29)
Figure 0005014987

Figure 0005014987
により定義される。ここで、アップデートベクトル
(外30)
Figure 0005014987
は代替的に利用可能であり、
Figure 0005014987
のような、制限され、固定された整数又は非整数、アップデートセットから取られる。
たとえば回転、又はスケーリングといった変換のみよりも複雑なオブジェクトの動きを記述可能なモデルは、個々のオブジェクトにおける画像をセグメント化すること、これらのオブジェクトのそれぞれについて動きパラメータを予測することを使用する。ブロックの数は通常振幅のオーダを超えるオーダをもつオブジェクトの数を超えるので、画像当たり計算される必要がある動きパラメータの数が低減される。しかし、計算上の複雑度は増加する。
本実施の形態によれば、グループオブピクセルと呼ばれる、画素ブロックオブジェクトが決定される。たとえばそれぞれのグループオブピクセルの動きベクトルといった動きパラメータが決定される。候補となるベクトルは、現在の画像におけるグループオブピクセルのルミナンス値と、第二の時間的に隣接する画像における対応する動き補償されたルミナンス値との間の合計された絶対差を計算することで検査される場合がある。2つの時間的な瞬間は、ピクセルのローカルグループの動きパラメータのセットを予測するために使用される。
ビデオフォーマット変換における幾つかのアプリケーションのため、連続する画像におけるピクチャの繰り返しパターンに関する更なる情報が必要である。
図3は、画素4のブロックの2つの連続する時間的な画像間の、異なる移動ベクトルD 8を示している。これらのベクトル8の1つは、シーケンスにおける動きに関する全体の情報を提供しない。移動ベクトル8は、画像の2つの瞬間nとn−1又はn+1との間の移動を表すのみである。しかし、画像nとn−1及びnとn+1との間の移動は異なる場合がある。これまで、実施の形態は、たとえば現在のフレーム/フィールドn、前のフレーム/フィールドn−1及び次のフレーム/フィールドn+1といった、2つの時間的な瞬間を超える間の動きを考慮することを提供する。前のフィールド
(外31)
Figure 0005014987
と次のフィールド
(外32)
Figure 0005014987
とに関する異なる動きベクトル8の間の関係は、ブロック又はオブジェクトレベルでのピクチャ繰り返しパターンに依存する。異なるピクチャ繰り返しパターンは、以下のようにモデル化されるビデオ及びフィルムのような異なるソースにより引き起こされる。
シーケンスがビデオモードにあるケースでは、ベクトル8は、図3aに示されるような、2つのフィールド期間にわたる線形の動きを仮定して、
(外33)
Figure 0005014987
である。かかるケースでは、繰り返しが起こらない。これは、(1,−1)モードと呼ばれ、1及び−1は、それぞれの動きベクトルが重み付けされるピクチャ繰り返しパターンの値である。
シーケンスが2−2プルダウンフィルムモードにある場合、移動ベクトル8は、
(外34)
Figure 0005014987
のいずれかである。かかるケースでは、移動ベクトルの異なる値は、画像の連続する時間的な例に適用される必要がない。これら異なる移動ベクトルは、図3bに示されている。モードは(0,−1)又は(1,0)モードと呼ばれ、ここで0,−1,1は、それぞれの動きベクトルが重み付けされるピクチャ繰り返しパターンの値である。
2−3プルダウンモード、又はシーケンスが移動しないオブジェクトを含むケースでは、移動ベクトル
(外35)
Figure 0005014987
が得られる。これは、(0,0)モードである。
各種ビデオモードフェーズにおける移動ベクトルD間の関係が与えられると、ビデオモードは(1,−1)モードと呼ばれ、フィルムモードは(1,0)及び(0,−1)モードと呼ばれ、静止フェーズは(0,0)モードと呼ばれ、ここで、0,−1及び1は、それぞれの動きベクトルが重み付けされるピクチャ繰り返しパターン値である。
移動ベクトル
(外36)
Figure 0005014987
を一般化するため、時間インターバル
(外37)
Figure 0005014987
での2つの時間的に隣接する画像間の動きベクトルを示すことが可能である。時間インターバルのコンポーネントは、下のインデックスn,n−1により示される、2つの画像の相対的な時間的な位置を表す。ピクチャ繰り返しパターンの値ci,j∈(0,1,−1)は、時間的なインターバルコンポーネント
(外38)
Figure 0005014987
等の間の異なる関係を考慮して確立される。
移動ベクトルは定数ファクタCi,jにまで等しいので、移動ベクトルは、
(外39)
Figure 0005014987
として表現される。この関係により、2つの連続するフィールド又はフレーム間のピクチャ繰り返しパターンは、一様な動きについてcj=1であり、全く動きがない場合にcj=0について考慮される。ピクチャ繰り返しパターン係数としてこの係数を使用して、ブロック又はオブジェクトベースの動き予測アルゴリズムが使用され、ここで、フィールド繰り返しパターンが既に考慮される。かかる最小化の基準は、以下に示される。
Figure 0005014987
ここでcpは移動ベクトル
(外40)
Figure 0005014987
の係数であり、これについて最適化の基準が満足される。これにより、異なるフィールド繰り返しパターンは、最良に整合している移動ベクトルとピクチャ繰り返しパターンの両者を発見するために考慮される。
全体のシーケンスはビデオモードにあるケースでは、動きが非一様に局所的に加速されるケースでは、局所的な動きは、フィルムフェーズの1つに類似するために高い変化を有する。たとえば、局所的な動きが
(外41)
Figure 0005014987
が小さく、
(外42)
Figure 0005014987
が大きいような場合、SADはビデオモードについてよりもフィルムモードについて小さく、実際のピクチャ繰り返しパターンはビデオモードである。この状況は、動き検出及び動き予測の両者に影響を及ぼすエラーとなる。
実施の形態によれば、このタイプのエラーは、ペナルティシステムを供給することで回避される場合がある。かかるペナルティシステムは、以下のように、ペナルティ値Pをエラー関数に追加することで適合される。
Figure 0005014987
ここで
(外43)
Figure 0005014987
はペナルティ値である。ペナルティ値は、モード(1,−1),(1,0)又は(0,−1)の1つにあるようにフィールド又はフレームnで検出されるマジョリティモードに従って選択される。マジョリティモードペナルティPnは、以下のようなフィールドn+1における代替のモードに与えられる。
ビデオモードが現在のフレームでマジョリティモードとして検出されるケースでは、ペナルティPnは、時間的に次のフレームn+1のモードを決定するとき、フェーズ(1,0)及び(0、−1)について与えられる。
現在のフレームnにおいてモード(1,0)がマジョリティモードとして検出されるケースでは、ペナルティPnは、時間的に次のフレームn+1のモードを決定するとき、フェーズ(1,0)及び(1、−1)について与えられる。
現在のフレームnにおけるマジョリティモードが(0,−1)として検出されるケースでは、ペナルティPnは、時間的に後のフレームn+1におけるモードを決定するのに、フェーズ(0,−1)及び(1,−1)について与えられる。
ペナルティ値のアプリケーションは、図3a〜図3cに既に決定される。図3aで見ることができるように、ビデオモードが現在のフレームについて決定されるケースでは、次のフレームもビデオモードにあり、したがってフィルムモード(1,0)及び(0,−1)は、フィルムモードが生じる可能性が低いので、ペナルティが課される必要がある。
図3bから、フィルムモード(1,0)が検出されたケースでは、以下のフレームがフィルムモード(1,0)又はビデオモード(1、−1)にはなく、したがってこれらのモードはペナルティが課される場合があることが分かる。
図3cから、フィルムモード(0,−1)が検出されたケースでは、ペナルティは、後続のフレームで生じる可能性が低いので、フェーズ(0,−1)又はビデオモード(1,−1)に与えられる。
ローカルのピクチャ繰り返しモードの認識を考慮した本発明の動き予測器は、高品質のビデオフォーマット変換アルゴリズムを提供する。動き予測基準は、フィルム、ビデオ及びハイブリッドシーケンスで遭遇される、非一様な動きパラメータに適用される。
特に請求項1の方法に係る、特にビデオ信号をデインタレースするための、入力ビデオ信号から動きパラメータを提供するコンピュータは、ピクチャ繰り返しパターン値で重み付けされた候補とナル動きパラメータのセットを使用して第一の画像の画素値から動き補償された画素を計算する動き補償手段、少なくとも2つの候補となる動きパラメータセット及び/又は少なくとも2つのピクチャ繰り返し値により動き補償された画素の計算を繰り返すことで、第二の画像の少なくとも1つの画素値と少なくとも動き補償された画素値との間のエラー基準を最小にする計算手段、及び、最小にされたエラー基準を提供する候補となる動きパラメータセット及び/又はピクチャ繰り返し値を生成する選択手段を有する。
動き補償手段、計算手段及び選択手段は、1つのプロセッサを使用して実現される場合がある。通常、これらの機能は、ソフトウェアプログラムプロダクトの制御下で実行される。実行の間、通常、ソフトウェアプログラムプロダクトは、RAMのようなメモリにロードされ、そこから実行される。プログラムは、ROM、ハードディスク、又は、磁気及び/又は光ストレージのようなバックグランドメモリからロードされるか、又はインターネットのようなネットワークを介してロードされる場合がある。任意に、特定用途向け集積回路は、開示された機能を提供する。
先に記載された実施の形態は、本発明を制限するよりは例示するものであり、当業者であれば、特許請求の範囲から逸脱することなしに代替の実施の形態を設計することができる。請求項では、括弧間に配置される参照符号は、請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。単語「有する“comprising”」は、請求項で列挙されていないエレメント又はステップの存在を排除するものではない。エレメントに先行する単語“a”又は“an”は、複数のかかるエレメントの存在を排除しない。本発明は、幾つかの個別のエレメントを有するハードウェアにより、適切にプログラムされたコンピュータにより実現することができる。幾つかの手段を列挙している装置の請求項では、これらの手段の幾つかは、同一アイテムのハードウェアにより実現される。単語「第一」、「第二」及び「第三」等の使用は、何れかの順序付けを示すものではない。これらの単語は名前として解釈されるべきである。
ブロックマッチングを例示する図である。 図2a及び図2bは、再帰的なサーチブロックマッチャのベクトルの候補となるセットを例示する図である。 同じ動きパラメータをもつ異なるピクチャ繰り返しパターンを例示する図である。

Claims (11)

  1. ビデオ信号をデインターレースするため、入力信号から動きパラメータセット及びピクチャ繰り返しパターンを供給するための方法であって、
    動きパラメータセットの候補を1または0の値である第1のピクチャ繰り返し値で重み付けすることにより第1の動きパラメータセットを生成するステップと、
    動きパラメータセットの候補を0または−1の値である第2のピクチャ繰り返し値で重み付けすることにより第2の動きパラメータセットを生成するステップと、
    現在の画像と前記第1の動きパラメータセットにより動き補償した時間的に前の画像との間の差分と、前記現在の画像と前記第2の動きパラメータセットにより動き補償した時間的に後の画像との間の差分とから誤差基準を算出するステップと、
    前記誤差基準を最小にする動きパラメータセットの候補、第1のピクチャ繰り返し値および第2のピクチャ繰り返し値を特定し、前記特定した動きパラメータセットの候補を動きパラメータセットとして出力するとともに、前記特定した第1のピクチャ繰り返し値と前記特定した第2のピクチャ繰り返し値との組み合わせをピクチャ繰り返しパターンとして出力するステップとを含む
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記動きパラメータセットは、動きベクトル、スケーリングの値及び/又は回転の値を含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記誤差基準は絶対差分である、請求項1記載の方法。
  4. 前記現在の画像は、画素のブロックにセグメント化され、前記誤差基準を算出するステップは、前記現在の画像と前記時間的に前の画像とのそれぞれの画素のブロックとの間の差分と、前記現在の画像と前記時間的に後の画像とのそれぞれの画素のブロックとの間の差分とから、前記誤差基準を算出する請求項1記載の方法。
  5. 前記動きパラメータセットの候補、前記第1のピクチャ繰り返し値および前記第2のピクチャ繰り返し値の組み合わせを変えて、前記第1の動きパラメータセットを生成するステップと、前記第2の動きパラメータセットを生成するステップと、前記誤差基準を算出するステップとを繰り返し実行し、
    前記現在の画像の画素値として、補間して得られた画素値を用いることを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  6. 空間−時間的な近接で検出されたピクチャ繰り返しパターンに依存して、計算された誤差基準にペナルティを課すステップを含む、請求項1記載の方法。
  7. 空間−時間的な近接で検出されていないピクチャ繰り返しパターンに対応するピクチャ繰り返し値で重み付けされた候補となる動きパラメータセットら計算された誤差基準にペナルティを課すステップを含む、請求項1記載の方法。
  8. 請求項1の方法に係る、ビデオ信号をデインタレースするための、入力ビデオ信号から動きパラメータセット及びピクチャ繰り返しパターンを供給するためのコンピュータプログラムであって、
    当該プログラムは、プロセッサに、
    動きパラメータセットの候補を1または0の値である第1のピクチャ繰り返し値で重み付けすることにより第1の動きパラメータセットを生成させ、
    動きパラメータセットの候補を0または−1の値である第2のピクチャ繰り返し値で重み付けすることにより第2の動きパラメータセットを生成させ、
    現在の画像と前記第1の動きパラメータセットにより動き補償した時間的に前の画像との間の差分と、前記現在の画像と前記第2の動きパラメータセットにより動き補償した時間的に後の画像との間の差分とから誤差基準を算出させ、
    前記誤差基準を最小にする動きパラメータセットの候補、第1のピクチャ繰り返し値および第2のピクチャ繰り返し値を特定し、前記特定した動きパラメータセットの候補を動きパラメータセットとして出力するとともに、前記特定した第1のピクチャ繰り返し値と前記特定した第2のピクチャ繰り返し値との組み合わせをピクチャ繰り返しパターンとして出力させる、
    ために作用する命令を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 請求項1の方法に係る、ビデオ信号をデインタレースするための、入力ビデオ信号からの動きパラメータセット及びピクチャ繰り返しパターンを提供するコンピュータプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記プログラムは、プロセッサに、
    動きパラメータセットの候補を1または0の値である第1のピクチャ繰り返し値で重み付けすることにより第1の動きパラメータセットを生成させ、
    動きパラメータセットの候補を0または−1の値である第2のピクチャ繰り返し値で重み付けすることにより第2の動きパラメータセットを生成させ、
    現在の画像と前記第1の動きパラメータセットにより動き補償した時間的に前の画像との間の差分と、前記現在の画像と前記第2の動きパラメータセットにより動き補償した時間的に後の画像との間の差分とから誤差基準を算出させ、
    前記誤差基準を最小にする動きパラメータセットの候補、第1のピクチャ繰り返し値および第2のピクチャ繰り返し値を特定し、前記特定した動きパラメータセットの候補を動きパラメータセットとして出力するとともに、前記特定した第1のピクチャ繰り返し値と前記特定した第2のピクチャ繰り返し値との組み合わせをピクチャ繰り返しパターンとして出力させる、
    ために作用する命令を含むプログラムを記録した記録媒体。
  10. 請求項1記載の方法に係る、ビデオ信号をデインタレースするため、入力ビデオ信号からの動きパラメータセットを提供するコンピュータであって、
    当該コンピュータは、
    動きパラメータセットの候補を1または0の値である第1のピクチャ繰り返し値で重み付けすることにより第1の動きパラメータセットを生成し、動きパラメータセットの候補を0または−1の値である第2のピクチャ繰り返し値で重み付けすることにより第2の動きパラメータセットを生成し、現在の画像と前記第1の動きパラメータセットにより動き補償した時間的に前の画像との間の差分と、前記現在の画像と前記第2の動きパラメータセットにより動き補償した時間的に後の画像との間の差分とから誤差基準を算出する手順を、前記動きパラメータセットの候補、前記第1のピクチャ繰り返し値および前記第2のピクチャ繰り返し値の組み合わせを変えて、繰り返し行う計算手段と、
    前記誤差基準を最小にする動きパラメータセットの候補、第1のピクチャ繰り返し値および前記特定した第2のピクチャ繰り返し値を特定し、前記特定した動きパラメータセットの候補を動きパラメータセットとして出力するとともに、前記特定した第1のピクチャ繰り返し値と前記特定した第2のピクチャ繰り返し値との組み合わせをピクチャ繰り返しパターンとして出力する選択手段と、
    を有することを特徴とするコンピュータ。
  11. 請求項1記載の方法に係る、ビデオ信号をデインタレースするため、入力ビデオ信号からの動きパラメータセット及びピクチャ繰り返しパターンを提供する集積回路であって、
    当該集積回路は、
    動きパラメータセットの候補を1または0の値である第1のピクチャ繰り返し値で重み付けすることにより第1の動きパラメータセットを生成し、動きパラメータセットの候補を0または−1の値である第2のピクチャ繰り返し値で重み付けすることにより第2の動きパラメータセットを生成し、現在の画像と前記第1の動きパラメータセットにより動き補償した時間的に前の画像との間の差分と、前記現在の画像と前記第2の動きパラメータセットにより動き補償した時間的に後の画像との間の差分とから誤差基準を算出する手順を、前記動きパラメータセットの候補、前記第1のピクチャ繰り返し値および前記第2のピクチャ繰り返し値の組み合わせを変えて、繰り返し行う計算手段と、
    前記誤差基準を最小にする動きパラメータセットの候補、第1のピクチャ繰り返し値および第2のピクチャ繰り返し値を特定し、前記特定した動きパラメータセットの候補を動きパラメータセットとして出力するとともに、前記特定した第1のピクチャ繰り返し値と前記特定した第2のピクチャ繰り返し値との組み合わせをピクチャ繰り返しパターンとして出力する選択手段と、
    を有することを特徴とする集積回路。
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