JP3870491B2 - 画像間対応検出方法およびその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば以下の技術分野に属する画像間対応検出方法およびその装置に関するものである。
【0002】
1.時間的に連続する画像間の対応関係を知って、画像を少ない符号化量で伝送蓄積する画像符号化・復号化装置。
【0003】
2.ステレオ画像の間に成立する対応関係を求めて、距離を計測する測定装置。
3.手ぶれ等、意図しないカメラの動きによって生じる画像の動きを補正する画像処理装置。
【0004】
4.複数の画像を統合して広視野画像を生成する画像処理装置。
【0005】
【従来の技術】
カメラ視点の移動又は物体の移動により物体は画像中の異なる位置に投影される。この二つの投影像の対応関係は、一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合への写像として表現することができる。
【0006】
この写像には様々なモデルがあり、点から点への写像としては式1から式3で表現される2次元アフィン写像、式4から式6で表現される2次元2次形式写像、
式7から式8で表現される平面透視写像が知られている。
【0007】
これらはそれぞれ、十分遠い距離にある物体とカメラの相対運動、平面の瞬間的移動、平面の任意移動によって生じる投影像間の対応を表している。
【0008】
ここで、(x,y)と(x',y')は各々異なる投影像の対応する画像位置であり、肩文字の記号tはベクトル、行列の転置を表す。また太字のxは座標(x,y)を表す。
【0009】
2次元アフィン写像:
【0010】
【数1】
【0011】
【数2】
【0012】
2次元アフィン写像のパラメータ:
【0013】
【数3】
【0014】
2次元2次形式写像:
【0015】
【数4】
【0016】
【数5】
【0017】
2次元2次形式写像のパラメータ:
【0018】
【数6】
【0019】
平面透視写像:
【0020】
【数7】
【0021】
平面透視写像のパラメータ:
【0022】
【数8】
【0023】
各写像のパラメータが定まれば異なる画像の位置対応を決定する関数が定まる。2次元アフィン写像では、式3に示す6つのパラメータが、2次元2次形式写像では、式6に示す8つのパラメータが、平面透視写像では式8に示す8つのパラメータが求まれば画像間の対応が記述されることになる。
【0024】
画像間対応を表す写像は点と点との対応に限るものではなく、一方の位置集合から他方の画像上の位置集合へのより一般的な写像も考えられる。前述の点と点の対応では、投影条件や物体の構造に制約(平面)があったが、剛体の異なる投影像間で一般的に成り立つ写像がエピポーラ幾何として知られている。これは直線から直線からへの写像であり、本明細書ではエピポーラ写像と呼ぶ。このエピポーラ写像の一般化として点から直線への写像がある。これを式9から式10で表し、一般化エピポーラ写像とよぶことにする。
一般化エピポーラ写像:
【0025】
【数9】
【0026】
【数10】
【0027】
式9中のFは基本行列とよばれる3×3行列であり、記号〜は式10に示す同次座標表現(2次元位置座標を(x,y)でなく(x,y,1)として3次元ベクトルとした表現)を表している。一般化エピポーラ写像はxから写像されるx’が行列Fで表現される直線の方程式を満足するというものである。すなわち、点は直線に写像される。この写像パラメータは行列Fそのものである(エピポーラ写像の詳しい説明は実施例で再度述べる)。
【0028】
以上の写像パラメータを求めるために特徴点対応による方法又は輝度誤差の直接最小化による方法が従来利用されてきた。平面透視写像を例にとる。
【0029】
平面透視写像では求めるパラメータ数が8であるから、異なる投影像で4点の対応が得られればその関数を特定することができる。
【0030】
4点の対応につき式7から8つの連立方程式を得ることにより、容易に写像パラメータを計算することができる。2次元アフィン写像では3点対応、2次元2次形式写像のパラメータは4点対応で、各々6または8の連立方程式から求めることができる。
【0031】
また、一般化エピポーラ写像の場合は、Longuet-Higginsの8点対応による方法が、文献「ネイチャー 第293巻 第133頁〜第135頁 1981年」(H. C. Longuet-Higgins, ''A computer algorithm for reconstructing a scene from two projections,'' Nature, Vol. 293, pp.133-135, 1981)に開示されている。本明細書では、このような投影像の特徴点の対応による方法を特徴点対応によるパラメータ推定方法と呼ぶ。
【0032】
輝度誤差直接最小化の方法は、例えば「アイイーイーイー コンピュター グラフィクス アンド アプリケーションズ 第22頁〜第30頁, 1996年 3月」(R. Szeliski, "Video Mosaics for Virtual Environment", IEEE Computer Graphics and Applications,pp. 22-30)に開示されている。
【0033】
【数11】
【0034】
これは式11で定義される輝度誤差を画面全体について最小化しようとするものである。
【0035】
式11においてI(xi,yi)はi番目の画素の輝度を表しており、I'(xi',yi')は異なる投影像の対応する点における輝度である。
【0036】
ここで、写像を式7で定義される平面透視写像とし、この写像パラメータ(式8)を求めるものとする。本従来例では式11において、輝度誤差が2乗誤差として定義されているため、マーカート法(Levenberg-Marquart法)により式11の最小化を行なっている。マーカート法の詳細は、「カンブリッジ ユニバースプレス, 1992年」(W.H. Press他, "Numerical Receipes in C : The art of Scientific Computing", Cambridge Univ.Press)に開示されている。
【0037】
本従来例では、以下のステップを反復することにより、写像パラメータpを求めている。
【0038】
ステップ1:まず、式11に示されているeiを画像より計算する。
ステップ2:式12により式11の1階偏微分を求める。
【0039】
【数12】
【0040】
式12においてDiは式11の分母、すなわち式13である。
【0041】
【数13】
【0042】
ステップ3:式12を用いて、式14に示すように要素aklを持つ8×8行列Aと要素bkをもつ列ベクトルbを求める。
【0043】
【数14】
【0044】
ステップ4:式15に従って、写像パラメータの変更分δpを計算し、式16に従って写像パラメータの新候補p'を計算する。λは非負の制御変数でλの初期値は実験的に定める。またIは単位行列である。
【0045】
【数15】
【0046】
【数16】
【0047】
ステップ5:p'から式11の値を計算し、これがステップ1で計算した値よりも減少した場合はp'をpとして写像パラメータを更新する。さらにこの場合はλの値を小さくする。逆に増加した場合は更新はせず、λの値を大きくする。
【0048】
マーカート法は、2乗誤差を最小化するパラメータ推定に有効な非線形反復最小化手法として知られている。式11が、写像パラメータについて2次関数として近似できる場合は、ニュートン法が使え、ニュートン法の近似として式17で計算される写像パラメータの変更分δpにより最小化が行なえる(元来のニュートン法であれば行列Aを2階偏微分行列として求める)。
【0049】
【数17】
【0050】
ところが、非線形最小化では、一般的に式11が写像パラメータについて2次関数として近似できない場合が少なくない。そこで式15にあるように、λ倍した単位行列を加えることにより、安定な収束を行なっている。
【0051】
この調整は、上記最小化ステップが成功した場合は、写像パラメータが少ない反復回数で得ることができるよう、λを小さな値とし、逆に最小化ステップが失敗した場合は、より確実な収束が行なえるようλを大きな値として行なわれる。
【0052】
【発明が解決しようとする課題】
特徴点対応による方法の課題:特徴点が正確に得られれば、特徴点対応によるパラメータ推定方法は簡易でかつ正確である。しかし、輝度のパターン(特徴)が似通った位置の対応は一般に誤対応を生む。この誤対応であるかどうかの判定が困難である。また特徴点対応の精度が粗ければ、得られるパラメータの精度も粗くなる。
【0053】
輝度誤差直接最小化による方法の課題:輝度誤差直接最小化による方法では、画面上の対応位置の座標が大きくことなる場合、すなわち画面上の動きが大きな場合にパラメータ推定が困難である。
【0054】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、第1の発明は、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る方法であって、(1a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算処理と、(1b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算処理と、(1c)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、関数を表現するパラメータで再表現し、パラメータについて非線形反復最小化によりパラメータを求める非線形反復最小化処理から構成され、さらに、前記非線形反復最小化処理は(1c-1)前記2次誤差関数の総和又は部分和のパラメータに関する1階偏微分ベクトルと2階偏微分行列を求める偏微分演算処理と、(1c-2)各反復における最小化が所定の期待値を下回る程度に応じて2階偏微分行列の対角成分を増加させる2階偏微分行列変更処理と、(1c-3)前記変更された2階偏微分行列の逆行列を前記1階偏微分ベクトルに乗してパラメータの増減値を得るパラメータ変更処理から構成され、前記偏微分演算処理、2階偏微分行列変更処理、パラメータ変更処理を反復して得られたパラメータ増減値を逐次加えてパラメータを変更し最小化を行うことを特徴とする画像間対応検出方法である。
【0055】
第2の発明は、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る装置であって、(2a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算手段と、(2b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算手段と、(2c)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、関数を表現するパラメータで再表現し、パラメータについて非線形反復最小化によりパラメータを求める非線形反復最小化手段から構成され、さらに前記非線形反復最小化手段は(2c-1)前記2次誤差関数の総和又は部分和のパラメータに関する1階偏微分ベクトルと2階偏微分行列を求める偏微分演算手段と、(2c-2)各反復における最小化が所定の期待値を下回る程度に応じて2階偏微分行列の対角成分を増加させる2階偏微分行列変更手段と、(2c-3)前記変更された2階偏微分行列の逆行列を、前記1階偏微分ベクトルに乗してパラメータの増減値を得るパラメータ変更手段から構成され、前記偏微分演算手段、2階偏微分行列変更手段、パラメータ変更手段を反復して得られたパラメータ増減値を逐次加えてパラメータを変更し最小化を行うことを特徴とする画像間対応検出装置である。
【0056】
第3の発明は、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る方法であって、(3a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算処理と、(3b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算処理と、(3c)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、関数を表現するパラメータで再表現し、パラメータについての偏導関数が線形関数となる線形最小化可能パラメータとそうはならない非線形最小化パラメータに分け、前者のみを線形最小化により求める線形パラメータ演算処理と、(3d)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、前記線形最小化可能パラメータについては前記線形パラメータ演算処理により得られたパラメータを初期値として前記パラメータ全てを非線形反復最小化により求める全パラメータ演算処理を有することを特徴とする画像間対応検出方法である。
【0057】
第4の発明は、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る装置であって、(4a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算手段と、(4b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算手段と、(4c)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、関数を表現するパラメータで再表現し、パラメータについての偏導関数が線形関数となる線形最小化可能パラメータとそうはならない非線形最小化パラメータに分け、前者のみを線形最小化により求める線形パラメータ演算手段と、(4d)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、前記線形最小化可能パラメータについては前記線形パラメータ演算手段により得られたパラメータを初期値として前記パラメータ全てを非線形反復最小化により求める全パラメータ演算手段を有することを特徴とする画像間対応検出装置である。
【0058】
第5の発明は、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る方法であって、(5a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算処理と、(5b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とし最小値を零にもつ2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算処理と、(5c)前記2次誤差関数の重み付け総和を、関数を表現するパラメータで再表現し、パラメータについて反復最小化によりパラメータを求める反復最小化処理と、(5d)前記反復最小化の反復過程において、前記2次誤差関数の値に逆比例して重み付けを設定する重み付け再設定処理から構成されることを特徴とする画像間対応検出方法である。
【0059】
第6の発明は、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る装置であって、(6a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算手段と、(6b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とし最小値を零にもつ2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算手段と、(6c)前記2次誤差関数の重み付け総和を、関数を表現するパラメータで再表現し、パラメータについて反復最小化によりパラメータを求める反復最小化手段と、(6d)前記反復最小化の反復過程において、前記2次誤差関数の値に逆比例して重み付けを設定する重み付け再設定手段から構成されることを特徴とする画像間対応検出装置である。
【0060】
第7の発明は、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の直線へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る方法であって、(7a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算処理と、(7b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算処理と、(7c)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、写像される直線と2次誤差関数の値を決める偏位との関係から関数を特定するパラメータで再定義する誤差パラメータ化処理と、(7d)前記再パラメータ化された2次誤差関数の総和又は部分和を、パラメータについて最小化し、最小化するパラメータを画像間の動きとして出力する最小化処理を有することを特徴とする画像間対応検出方法である。
【0061】
第8の発明は、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の直線へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る装置であって、(8a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算手段と、(8b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算手段と、(8c)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、写像される直線と2次誤差関数の値を決める偏位との関係から関数を特定するパラメータで再定義する誤差パラメータ化手段と、(8d)前記再パラメータ化された2次誤差関数の総和又は部分和を、パラメータについて最小化し、最小化するパラメータを画像間の動きとして出力する最小化手段を有することを特徴とする画像間対応検出装置である。
【0062】
【発明の実施の形態】
第1の発明の画像間対応検出方法では、
1.誤差演算処理が、画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める。
【0063】
2.この結果を受けて、誤差関数演算処理が前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める。
各部分領域について得られた2次の誤差関数を用いて、2次誤差関数の総和又は部分和を写像パラメータで再表現する。
【0064】
3.非線形反復最小化処理は、この再表現された2次誤差関数の総和又は部分和を写像パラメータについて最小化する。この最小化は、以下の偏微分演算処理と2階偏微分行列変更処理とパラメータ変更処理から構成される。
【0065】
3-1.偏微分演算処理は、写像パラメータで再表現された2次誤差関数の総和又は部分和の1階偏微分ベクトルと2階偏微分行列を求める。
【0066】
3-2.2階偏微分行列変更処理は上記処理で得られた2階偏微分行列を各反復における最小化が所定の期待値を下回る程度に応じて2階偏微分行列の対角成分を増加させる。
【0067】
3-3.パラメータ変更処理は変更された2階偏微分行列の逆行列を1階偏微分ベクトルに乗してパラメータの増減値を得る。
【0068】
そして、偏微分演算処理、2階偏微分行列変更処理、パラメータ変更処理を反復して得られたパラメータ増減値を逐次加えてパラメータを変更し最小化を行う。
【0069】
結果として、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータが求められる。
【0070】
第2の発明の画像間対応検出装置では、
1.誤差演算手段が、画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める。
【0071】
2.この結果を受けて、誤差関数演算手段が前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める。
各部分領域について得られた2次の誤差関数を用いて、2次誤差関数の総和又は部分和を写像パラメータで再表現する。
【0072】
3.非線形反復最小化手段は、この再表現された2次誤差関数の総和又は部分和を写像パラメータについて最小化する。
【0073】
この最小化は、以下の偏微分演算手段と2階偏微分行列変更手段とパラメータ変更手段から構成される。
【0074】
3-1.偏微分演算手段は、写像パラメータで再表現された2次誤差関数の総和又は部分和の1階偏微分ベクトルと2階偏微分行列を求める。
【0075】
3-2.2階偏微分行列変更手段は上記手段で得られた2階偏微分行列を各反復における最小化が所定の期待値を下回る程度に応じて2階偏微分行列の対角成分を増加させる。
【0076】
3-3.パラメータ変更手段は変更された2階偏微分行列の逆行列を1階偏微分ベクトルに乗してパラメータの増減値を得る。
【0077】
そして、偏微分演算手段、2階偏微分行列変更手段、パラメータ変更手段を反復して得られたパラメータ増減値を逐次加えてパラメータを変更し最小化を行う。
【0078】
結果として、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータが求められる。
【0079】
第3の発明の画像間対応検出方法では、
1.誤差演算処理が、画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める。
【0080】
2.この結果を受けて、誤差関数演算処理が前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める。
2次誤差関数の総和又は部分和を、関数を表現するパラメータで再表現する。ここでパラメータについての偏導関数が線形関数となる線形最小化可能パラメータとそうはならない非線形最小化パラメータに分けることができる。
【0081】
3.線形パラメータ演算処理は,線形最小化可能パラメータのみを線形最小化により求める。
【0082】
4.全パラメータ演算処理は前記線形パラメータ演算処理により得られたパラメータを初期値としてパラメータ全てを非線形反復最小化により求める。
【0083】
以上により、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることができる。
【0084】
第4の発明の画像間対応検出装置では、
1.誤差演算手段が、画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める。
【0085】
2.この結果を受けて、誤差関数演算手段が前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める。
2次誤差関数の総和又は部分和は、関数を表現するパラメータで再表現する。ここでパラメータについての偏導関数が線形関数となる線形最小化可能パラメータとそうはならない非線形最小化パラメータに分けることができる。
【0086】
3.線形パラメータ演算手段は,線形最小化可能パラメータのみを線形最小化により求める。
【0087】
4.全パラメータ演算手段は前記線形パラメータ演算手段により得られたパラメータを初期値としてパラメータ全てを非線形反復最小化により求める。
【0088】
以上により、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることができる。
【0089】
第5の発明の画像間対応検出方法では、
1.誤差演算処理が、画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める。
【0090】
2.この結果を受けて、誤差関数演算処理が前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める。
各部分領域について得られた2次の誤差関数と所定の重み付けを用いて、2次誤差関数の重み付け総和を写像パラメータで再表現する。
【0091】
3.反復最小化処理は2次誤差関数の重み付け総和を、写像パラメータについて反復最小化によりパラメータを求める。
【0092】
4.上記の反復最小化の過程で、重み付け再設定処理は前記2次誤差関数の値に逆比例した値を2次誤差関数の重み付けとして設定する。
【0093】
以上により、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることができる。
【0094】
第6の発明の画像間対応検出装置では、
1.誤差演算手段が、画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める。
【0095】
2.この結果を受けて、誤差関数演算手段が前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める。
各部分領域について得られた2次の誤差関数と所定の重み付けを用いて、2次誤差関数の重み付け総和を写像パラメータで再表現する。
【0096】
3.反復最小化手段は2次誤差関数の重み付け総和を、写像パラメータについて反復最小化によりパラメータを求める。
【0097】
4.上記の反復最小化の過程で、重み付け再設定手段は前記2次誤差関数の値に逆比例した値を2次誤差関数の重み付けとして設定する。
【0098】
以上により、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることができる。
【0099】
第7の発明の画像間対応検出方法では、
1.誤差演算処理が、画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める。
【0100】
2.この結果を受けて、誤差関数演算処理が前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める。
【0101】
3.誤差パラメータ化処理は2次誤差関数の総和又は部分和を、写像される直線と2次誤差関数の値を決める偏位との関係から関数を特定するパラメータで再定義する。
【0102】
4.最小化処理は再パラメータ化された2次誤差関数の総和又は部分和を、パラメータについて最小化し、最小化するパラメータを画像間の動きとして出力する。
【0103】
以上により、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の直線へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることができる。
【0104】
第8の発明の画像間対応検出装置では、
1.誤差演算手段が、画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める。
【0105】
2.この結果を受けて、誤差関数演算手段が前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める。
【0106】
3.誤差パラメータ化手段は、2次誤差関数の総和又は部分和を、写像される直線と2次誤差関数の値を決める偏位との関係から関数を特定するパラメータで再定義する。
【0107】
4.最小化手段は再パラメータ化された2次誤差関数の総和又は部分和を、パラメータについて最小化し、最小化するパラメータを画像間の動きとして出力する。
【0108】
以上により、二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の直線へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることができる。
【0109】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。なお、本実施例の入力は標本化された(輝度が数値化された)画素から構成される2つの画像である。実施例での説明では、2つの画像うち一方を基準画像、他方を参照画像と呼び、基準画像中の(x,y)の位置から写像される参照画像中の座標を(x',y')とする。また理解を容易にするために、一般性を欠くことなく画像の大きさは縦240画素、横352画素の画像であるとする。
【0110】
本発明(第1項)の画像間対応検出方法の実施例を図1、図2、図3、図4を用いて説明する。これを第1の実施例とする。図1は全処理を表す処理構成図、図2はブロックマッチングの説明図、図3はブロックマッチングの誤差絶対値和と2次誤差関数の説明図、図4は図1中の非線形反復最小化処理の処理構成図である。
【0111】
図1において、101はブロックマッチングによる誤差演算処理、102は微分オペレータによる2次誤差関数近似処理、103は平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理である。
【0112】
また、図4において、401は偏微分演算処理、402は2階偏微分行列変更処理、403はパラメータ変更演算処理、404は収束制御変数更新処理、405はパラメータ更新判定処理、406は収束判定処理である。
【0113】
図1の処理構成図に従って以下に本実施例を説明する。
ブロックマッチングによる誤差演算処理(101):
図2に示すように、基準画像中の16×16画素のブロックRについて参照画素中から輝度誤差の差分絶対値和(SADと略す)が最小となる偏位を探索する。これは式18を最小化する(u,v)として得ることができる。
【0114】
【数18】
【0115】
式18を最小化する偏位(l,m)と、探索の結果、副次的に得られる(l,m)近傍のSADを式19として求める。
【0116】
【数19】
【0117】
ブロックマッチングは、基準画像の縦横16画素毎に行なう。画像の大きさは縦240画素、横352画素の画像であるから、330ブロック位置について上記最小偏位と式19の近傍SADが求まることになる。
【0118】
微分オペレータによる2次誤差関数近似処理(102):
図3に示すように、SADは最小値となった偏位付近を底にしたお椀型の曲面を形成すると仮定する。この曲面を2次関数近似して式20で表現する。
【0119】
i,jは水平i番目、垂直j番目のブロックを表しており、(lij,mij)はそのブロックにおけるSAD最小偏位である。これにより、偏位を変数としたSADの関数化が行なえる。
【0120】
【数20】
【0121】
式20に示す各係数は次のように求める。式18を最小化する偏位を(l,m)を中心とした(l,m)近傍のSADは式19として既にブロックマッチングによる誤差演算処理で求まっている。これを用いて式21〜式25の内積演算で式20の係数を求める。この内積演算は画像空間では上下、左右、斜めの差分演算である。
【0122】
【数21】
【0123】
【数22】
【0124】
【数23】
【0125】
【数24】
【0126】
【数25】
【0127】
式20のオフセット値は式26で求める。このオフセットにより、式20は最小値に0をとる。
【0128】
【数26】
【0129】
なお、式20が最小値をとる条件として式27がある。
【0130】
【数27】
【0131】
本明細書で述べる全ての実施例で、式27を満たさないブロックマッチング結果は写像パラメータ推定に用いない。本実施例でも、330のブロック位置について、式27を満たさないものを除いて式20に示す2次関数を求める。
【0132】
平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理(103):
式20によりSADが各ブロック位置における偏位を変数とする関数として表された。式7と式20の関係から平面透視写像のパラメータpについて画面全体のSADの和を表現することができる。これを式28に示す。
【0133】
【数28】
【0134】
式28において(xij,yij)はブロックi,jの中心位置である(図2参照)。式28を最小化するpが求める写像パラメータである。これを実行する処理構成を図4に示し、以下に説明する。
【0135】
偏微分演算処理(401):
式28について、式29、式30に示すように1階偏微分ベクトルgと2階偏微分行列Hを計算する。式28が2次関数Eijの和として定義されることから式28は2階偏微分可能である。
【0136】
【数29】
【0137】
【数30】
【0138】
2階偏微分行列変更処理(402):
式31に示すように、2階偏微分行列Hにその対角成分を絶対値化しλ倍した対角行列AbsoluteDiag(H)を加え、Hdとする。対角行列AbsoluteDiag(H)の要素dijは式32で与えられる。式32中hijは行列Hの要素である。
なお、λの初期値は1.0とする。
【0139】
【数31】
【0140】
【数32】
【0141】
パラメータ変更演算処理(403):
式33により写像パラメータの変分δpを計算し、次の写像パラメータ候補をpを式34で求める。
【0142】
【数33】
【0143】
【数34】
【0144】
収束制御変数更新処理(404):
式35により、写像パラメータをp'とすることにより得られる最小化分を計算する。その一方で、式36により式28を写像パラメータpの2次関数とみなした場合の理想的な最小化分を計算する。式35の値が式36に近ければニュートン法に従った効率のよい推定が行なえる。
【0145】
このために、式36に対する式35の比が0.7を越えていれば、λを1/2倍する。逆に式36に対する式35の比が0.3を下回っていればλを2倍する。
【0146】
【数35】
【0147】
【数36】
【0148】
パラメータ更新判定処理(405):
式35が正であればp'をpとして更新する。
【0149】
収束判定処理(406):
式37の条件式を満たす場合または反復回数が100を越える場合は、pを結果として出力し、それ以外の場合は現在のλ、pを保持して偏微分演算処理から再度反復を行なう。
【0150】
【数37】
【0151】
以上のように本実施例によれば、画像を分割して得られる各ブロックについてのSADと写像パラメータが関連付けられ、SAD総和を写像パラメータについて最小化することにより画像対応が検出される。
【0152】
具体的には、式28が各ブロック位置に置ける偏位の2次関数の和として定義され、各ブロック位置における偏位は写像パラメータとブロック位置から定まることを利用している。
【0153】
従って、各ブロック位置における偏位が写像パラメータについて1階偏微分可能である写像であれば、実施例に示した方法により、パラメータ推定が可能である。本実施例の2階偏微分行列変更処理(402)では、対角成分を絶対値化しλ倍した対角行列AbsoluteDiag(H)を本来の2階偏微分行列Hに加えている。
【0154】
これは2階偏微分行列を正定値行列として、安定してパラメータ推定を行なうためである。従来例で示したマーカート法では2階偏微分行列を1階偏微分ベクトルの積として近似して求めるために式14に示す行列Aは正定値行列であることが保証されている。本実施例で示した方法の行列Hには、その保証はないためマーカート法とは異なる手法を用いて、非線形最小化の安定化を行なっている。
【0155】
なお、応用によりSADだけでなく、式38に示す2乗誤差和SSDや式39に示す相関係数CORを用いても良い。
【0156】
また、平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理にはパラメータpの初期値が必要であるが、本実施例ではp=(1,0,0,0,1,0,0,0)とした。
【0157】
一般的に、非線形最小化の収束結果は初期値に依存すると言われている。本実施例も初期値により得られる結果が異なる場合がある。このために初期値を安定に得ることが課題となる。この課題への対応は、第3の実施例で示す。
【0158】
【数38】
【0159】
【数39】
【0160】
次に、第1の実施例に示した画像間対応検出方法を実装した本発明(請求項2)の画像対応検出装置の実施例を図5を用いて説明する。これを第2の実施例とする。図5において、501は画像を1フレーム遅延させるフレームメモリ、502はブロックマッチング部、503は2次誤差関数近似部、504はメモリ、505は演算処理装置である。
【0161】
フレームメモリ(501)で1フレーム遅延させることにより、本実施例に示す画像対応検出装置は動画像の時間的に前後するフレーム間の対応を検出する。
【0162】
ブロックマッチング部(502)の動作は第1の実施例におけるブロックマッチングによる誤差演算処理(101)と同じである。2次誤差関数近似部(503)の動作は、第1の実施例における微分オペレータによる2次誤差関数近似処理(102)と同じである。結果はメモリ(504)に書き込まれる。
【0163】
本実施例では以後の第1の実施例で示した平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理(103)が、プログラムにより演算処理装置(505)で実行される。以上、第2の実施例では第1の実施例で示した画像対応検出方法を装置として示した。
【0164】
次に本発明(請求項2)に該当する画像対応検出方法の実施例を図6を用いて説明する。図6は画像対応検出方法の処理構成図である。以後これを第3の実施例と呼ぶ。第3の実施例は、第1の実施例と同様、平面透視写像のパラメータを画像対応として検出する。
【0165】
図6において、601はブロックマッチングによる誤差演算処理、602は微分オペレータによる2次誤差関数近似処理、603は平面透視写像パラメータの線形化可能部分に対する最小化処理、604は平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理である。
【0166】
図6中、ブロックマッチングによる誤差演算処理(601)、微分オペレータによる2次誤差関数近似処理(602)、平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理(604)の内容、入出力は全く第1の実施例と同じであるので説明は省略する。
【0167】
第1の実施例で問題となった平面透視写像のパラメータの推定には初期値が必要であるが、本実施例は平面透視写像パラメータの線形化可能部分に対する最小化処理が新たに追加されている。
【0168】
式7に示される平面透視写像のうち、p6,p7を零で固定すると、式1〜式3に示される2次元アフィン写像と同一であることが分かる。すなわち2次元アフィン写像は平面透視写像の制限された一写像である。そこで、まず、式1〜式3に示される2次元アフィン写像のパラメータを求め、得られたパラメータa=(a0,a1,a2,a3,a4,a5)から初期値をp=(a0,a1,a2,a3,a4,a5,0,0)として平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理を行なえば、より正確なパラメータ推定が期待できる。
【0169】
なぜならば、異なる投影像間の写像は通常、並行移動、回転、拡大が支配的で
p2,p5≫p0-1.0,p1,p3,p4-1.0,≫p6,p7≒0.0
であることが多いからである。
【0170】
以下に2次元アフィン写像のパラメータa=(a0,a1,a2,a3,a4,a5)を求める手順を説明する。
【0171】
平面透視写像パラメータの線形化可能部分に対する最小化処理(603):
最小化対象は式40である。
【0172】
【数40】
【0173】
式40が2次元アフィン写像のパラメータaについて最小値をもつ条件として1階偏微分が零ベクトルとなるオイラー条件を利用する。これを式41に示す。
【0174】
【数41】
【0175】
式40はパラメータaについて2次式であることから、式41は式42で表される線形連立方程式となる。ここで、行列Aaと行ベクトルbaは式43〜式45で表される。
【0176】
【数42】
【0177】
【数43】
【0178】
【数44】
【0179】
【数45】
【0180】
本発明(請求項3)において「パラメータについての偏導関数が線形関数となる線形最小化可能パラメータ」とはこのように、オイラー条件により線形連立方程式が得られるパラメータのことである。式42の線形連立方程式より2次元アフィン写像のパラメータaは式46により、反復なく得ることができる。
【0181】
【数46】
【0182】
本実施例では、この得られた2次元アフィン写像のパラメータaを平面透視写像パラメータpに代入して初期値とし、第1の実施例と同じ内容で平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理(604)が行なわれる。
【0183】
次に第3の実施例に示した画像間対応検出方法は、第1の実施例と同様に、画像対応検出装置として実装できる。これは第2の実施例のなかで、演算処理装置504で実行されるプログラムを図6中の平面透視写像パラメータの線形化可能部分に対する最小化処理(603)と平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理(604)に交換すれば良い。これを第4の実施例とする。
【0184】
次に、本発明(請求項5)の画像対応検出方法の実施例を図7を用いて説明する。図7は画像対応検出方法の処理構成図である。
【0185】
図7中、701はブロックマッチングによる誤差演算処理、702は微分オペレータによる2次誤差関数近似処理、703は2次誤差関数に対する重み付け初期化処理、704は平面透視写像パラメータの線形化可能部分に対する重み付け最小化処理、705は2次誤差関数にたいする再重み付け処理、706は重み付け収束判定処理、707は平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理である。
【0186】
以後これを第5の実施例とする。第5の実施例は第3の実施例中の平面透視写像パラメータの線形化可能部分に対する最小化処理(603)が、2次誤差関数に対する重み付け初期化処理(703)、平面透視写像パラメータの線形化可能部分に対する重み付け最小化処理(704)、2次誤差関数にたいする再重み付け処理(705)、重み付け収束判定処理(706)からなる処理の反復に置き換わっている。他の処理は第3の実施例と全く同じであるので、置換された処理のみ説明する。
【0187】
第3の実施例では、式40を最小化することにより、まず2次元アフィン写像パラメータを求めた。330個のEijの和が最小化の対象である(但し、式27を満たさないものは除く)が、この中にはブロックマッチングにより誤った対応位置から得られたもの、異なる写像パラメータに属するものが含まれている可能性がある。そこで、式47に示すEijに重み付けをした和を最小化する。式47中、wijが重みであり、[0,1]の値をとる。
【0188】
【数47】
【0189】
2次誤差関数に対する重み付け初期化処理(703):
全てのwijについて値を1.0とする。
【0190】
平面透視写像パラメータの線形化可能部分に対する重み付け最小化処理(704):
wijを定数と見れば、第3の実施例と同様に式48に示すオイラー条件を解くことにより、重み付け最小化処理が2次元アフィン写像パラメータについて行なうことができる。
【0191】
【数48】
【0192】
式49〜式52の処理を行なって2次元アフィン写像パラメータを求める。
【0193】
【数49】
【0194】
【数50】
【0195】
【数51】
【0196】
【数52】
【0197】
2次誤差関数に対する再重み付け処理(705):
得られた2次元アフィン写像パラメータを元に、式53に示すσを計算する。そして式54により、重みを再計算する。式54中、CRはσに対する乗数で、本実施例では3.0である。
【0198】
【数53】
【0199】
【数54】
【0200】
重み付け収束判定処理(706):
反復回数が5回を越えなければ、再度、平面透視写像パラメータの線形化可能部分に対する重み付け最小化処理から処理を行なう。
【0201】
5回を越えれば、次の平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理(707)に移る。
【0202】
Eijが式20の定義により最小値0を持つことが保証されていることが重み付け最小化に大きな意味をもつ。式54から明らかにwijは[0,1]の値をとる。
【0203】
本実施例によれば、値の大きなEijの重みを小さくすることにより画像内に複数の異なる2次元アフィン写像が存在した場合やブロックマッチングに誤りがある場合に対応することができる。画像内に異なる2次元アフィン写像が存在した場合は、画面全体の動きに関して支配的な写像パラメータ、すなわち属するEijの数の多い写像のパラメータが得られる。
【0204】
本実施例では、2次誤差関数に対する再重み付け処理を式54としたが、他の重み付け、例えば式55や、より簡単には式56でも上記の効果が期待できる。
また、σの推定は単純な重み付け加算平均としたが、中央値から推定するなどロバスト統計手法も適用可能である。
【0205】
【数55】
【0206】
【数56】
【0207】
次に第5の実施例に示した画像間対応検出方法は、第1の実施例と同様に画像対応検出装置として実装できる。これは第2の実施例のなかで、演算処理装置504で実行されるプログラムを図7中の2次誤差関数に対する重み付け初期化処理(703)、平面透視写像パラメータの線形化可能部分に対する重み付け最小化処理(704)、2次誤差関数に対する再重み付け処理(705)、重み付け収束判定処理(706)、平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理を行なう処理(707)に交換すれば良い。これを第6の実施例とする。
【0208】
次に本発明(請求項7)の画像対応検出方法の第7の実施例を説明する。本実施例では、エピポーラ写像パラメータを求める画像対応検出方法を示す。
【0209】
はじめにエピポーラ写像を図9、図10を用いて説明する。図9では理想的なピンホールカメラの仮定下でエピポーラ幾何を説明する図である。図9においてC1、C2は異なる位置におけるカメラの光学中心、Mは撮影される物体表面の特徴点、m1とm2はその物体位置の画像上への投影位置であり、e1とe2は光学中心が互いの画像に投影される位置でありエピ極と言われる。
【0210】
図9から分かるように、撮影される物体表面の特徴点Mと二つのカメラの光学中心C1,C2は平面を形成する。この平面が投影画像面を切断する線はエピ極線と呼ばれる。
【0211】
さて、ここで特徴点Mの投影点m1に対応する投影点m2は直線e2-m2、すなわち投影画像面のエピ極線上に必ず存在する。これを表現したのが従来の技術で述べた一般化エピポーラ写像(式9と式10)である。
【0212】
式9は点が直線に写像されることを述べているが、これは図9に示すエピポーラ幾何の厳密な表現ではない。
【0213】
平面M-C1-C2上の全ての点はエピ極線e1-m1とe2-m2に投影されることから、より厳密には直線e1-m1が直線e2-m2に写像されることになる。
【0214】
これを図10に示す。この関係を式57〜式60で表現する。
【0215】
【数57】
【0216】
【数58】
【0217】
【数59】
【0218】
【数60】
【0219】
式57においてsは直線を表すための任意実数でる。式57はe1-m1の直線をKで変換しe2移動させるエピポーラ写像を表している。
【0220】
式58〜式60から分かるように、このエピポーラ写像はエピ極に関して4パラメータ、行列Kに関して3パラメータの計7つのパラメータで記述される。
この関係を用いて式9の基本行列Fを表現すると、式61となる。
【0221】
【数61】
【0222】
この基本行列を用いて式9の写像を行なうと、点から直線への写像であるだけでなく、図10に示すエピ極線からエピ極線への写像も保証される。
【0223】
言い替えると、写像パラメータ数を9とする任意の正則行列を式7に用いると点から直線への写像が表現されるが、直線から直線への写像は保証されない。
【0224】
この意味で一般化エピポーラ写像(式9と式10)は厳密なエピポーラ幾何の拘束を利用していないことになる。
【0225】
次に図8と図12を用いて本実施例の処理手順を説明する。図8は画像対応検出方法の処理構成図である。
【0226】
図8中、801はブロックマッチングによる誤差演算処理、802は微分オペレータによる2次誤差関数近似処理、803は2次誤差関数和のエピポーラ写像パラメータ表現処理、804はエピポーラ写像パラメータについての非線形反復最小化処理である。
【0227】
図8中でブロックマッチングによる誤差演算処理(801)と微分オペレータによる2次誤差関数近似処理(802)は第1の実施例と全く同じ処理であるので説明を省略し、以下に2次誤差関数和のエピポーラ写像パラメータ表現処理(803)とエピポーラ写像パラメータについての非線形反復最小化処理(804)の二つを説明する。
【0228】
2次誤差関数和のエピポーラ写像パラメータ表現処理(803):
第1から第6の実施例までは、点から点への写像であったため、得られた2次誤差関数の入力に写像パラメータから得られる偏位を代入することで容易に2次誤差関数和を写像パラメータで表現することができた。
【0229】
本実施例では点から直線への写像を扱うために、基準画像のブロック位置から写像される直線上の任意点で最小値をとる2次誤差関数値を表現する関数和として表現する。この直観的理解のために図11を用いて説明する。
【0230】
微分オペレータによる2次誤差関数近似処理(802)により、図3に示すようなSAD2次曲面が各ブロック位置について表現されている。
【0231】
ここでエピポーラ写像により偏位はエピ極線I上に拘束されるから、2次誤差関数値はSAD2次曲面をエピ極線lを垂直に通る平面で切断することにより得られる2次曲線上に拘束される。2次誤差関数値を一意に定めるために、この2次曲線上の最小値を誤差値として定める。
【0232】
表記を簡単にするために式20の2次誤差関数を式62で再表現する。
式62の各係数は式63〜式68で与えられる。
【0233】
【数62】
【0234】
【数63】
【0235】
【数64】
【0236】
【数65】
【0237】
【数66】
【0238】
【数67】
【0239】
【数68】
【0240】
ここで、各2次誤差関数における偏位(u,v)が直線に拘束されることを式69で表す。式69は、水平垂直に(i,j)番目のブロックに対応する偏位の拘束式であり、これは、エピポーラ写像により、式70により求めることができる(式9参照)。
【0241】
【数69】
【0242】
【数70】
【0243】
式69が与えられて式62が最小値を持つ偏位uは式71として計算できる。
【0244】
【数71】
【0245】
式71と式69を式62に代入すると、各ブロックに対する誤差関数は式72で与えることができる。式72中の係数は式73〜式81で与えられる。
【0246】
【数72】
【0247】
【数73】
【0248】
【数74】
【0249】
【数75】
【0250】
【数76】
【0251】
【数77】
【0252】
【数78】
【0253】
【数79】
【0254】
【数80】
【0255】
【数81】
【0256】
エピポーラ写像パラメータとブロック位置(xij,yij)より(aij,bij,cij)が定まり式72が得られる。
【0257】
エピポーラ写像パラメータについての非線形反復最小化処理(804):
最小化対象は式82である。式83に示すエピポーラ写像パラメータについての1階偏微分関数が線形関数ではないので、実施例1と同様、非線形反復最小化により、パラメータ推定を行なう。
【0258】
【数82】
【0259】
【数83】
【0260】
以上を実行する処理の流れを図12に示し以下に説明する。
図12はエピポーラ写像パラメータについての非線形反復最小化処理(804)の処理構成図である。
【0261】
図12中、1201は偏微分演算処理、1202は2階偏微分行列変更処理、1203はパラメータ変更演算処理、1204は収束制御変数更新処理、1205はパラメータ更新判定処理、1206は収束判定処理である。
【0262】
第1の実施例と偏微分演算処理(1201)以降は推定するパラメータ数が8から7となった点のみが異なり、本質的に処理に大きな違いがない。このため使用する変数名(1階偏微分ベクトルgや2階偏微分行列Hなど)を重複して説明する。
【0263】
偏微分演算処理(1201):
式82について式84、式85に示すように1階偏微分ベクトルgと2階偏微分行列Hを計算する。
【0264】
【数84】
【0265】
【数85】
【0266】
2階偏微分行列変更処理(1202):
式86に示すように2階偏微分行列Hにその対角成分を絶対値化しλ倍した対角行列AbsoluteDiag(H)を加え、Hdとする。対角行列AbsoluteDiag(H)の要素dijは式87で与えられる。λの初期値は1.0とする。
【0267】
【数86】
【0268】
【数87】
【0269】
パラメータ変更演算処理(1203):
式87により写像パラメータの変分δqと新たな候補q'を計算する。
【0270】
【数88】
【0271】
【数89】
【0272】
収束制御変数更新処理(1204):
式90により、写像パラメータをq'とすることにより得られる最小化分を計算する。その一方で、式91により式82を写像パラメータqの2次関数とみなした場合の理想的な最小化分を計算する。
【0273】
式91に対する式90の比が0.7を越えていればλを1/2倍する。
逆に式91に対する式89の比が0.3を下回っていればλを2倍する。
【0274】
【数90】
【0275】
【数91】
【0276】
パラメータ更新判定処理:
式90が正であればq'をqとして更新する。
【0277】
収束判定:
式92の条件式を満たす場合または反復回数が100を越える場合は、qを結果として出力し、それ以外の場合は現在のλ、qを保持して偏微分演算処理(1201)から再度反復を行なう。
【0278】
【数92】
【0279】
最後に第7の実施例に示した画像間対応検出方法は、第1の実施例と同様に画像対応検出装置として実装できる。これは第2の実施例のなかで、演算処理装置504で実行されるプログラムを図8中の2次誤差関数和のエピポーラ写像パラメータ表現処理(803)とエピポーラ写像パラメータについての非線形反復最小化処理(804)に交換すれば良い。これを第8の実施例とする。
【0280】
以上に示した8実施例から、本発明の特長を以下にまとめることができる。
1.従来例に示した輝度誤差最小化の手法では異なる投影像間の移動が大きな場合安定してパラメータ推定が行なえなかった。特徴点対応による方法はこの点に関し頑健である。
【0281】
一方、画像を少ない符号化量で伝送蓄積する画像符号化・復号化装置等の応用では異なる画像から輝度誤差を最小とする写像パラメータ推定により予測符号化を行なうことが重要であり、この点において、輝度誤差最小化の手法は、より合目的である。
【0282】
本発明は、従来の2手法の長所を統合するもので、ブロックマッチングの結果を輝度誤差関数として表現することにより、輝度誤差最小化を目的として頑健なパラメータ推定を行なうことを可能にしている。
【0283】
2.現在の予測符号化に基づく動画像符号化装置は、16×16画素のブロックマッチングを用いており、ハードウェア化が容易であることが既に実証されている。一方、ブロックマッチング後のパラメータ推定処理は330のブロック位置についての演算で済み演算処理装置とソフトウェアで実現可能である。
【0284】
3.ブロックマッチングは一度行なうだけであり、パラメータ推定に関して再度ブロックマッチングを行なう必要がない。画像符号化・復号化装置の出力結果を用いてパラメータ推定を独立に行なうことがでる。
【0285】
【発明の効果】
以上のように本発明は、異なる投影像の対応位置間に大きな移動量がある場合でも輝度誤差最小化を目的として写像パラメータ推定が行なえる、すなわち従来の輝度誤差最小化と特徴点対応による推定方法の両長所を併せている。また個々の発明の効果には以下がある。
【0286】
第1の発明では、部分領域間対応(ブロックマッチング)の結果用いて、輝度誤差を写像パラメータで表現し、2階偏微分行列を用いた非線形反復最小化でパラメータ推定を行なっている。これにより、偏微分に関して連続関数であれば、任意の写像パラメータを推定することが可能になっている。
【0287】
第2の発明では、部分領域間対応の結果を処理する過程で、初期値を必要としない、すなわち反復演算を必要としない写像パラメータを求め、これを非線形反復最小化のパラメータ初期値としている。これにより安定した非線形写像のパラメータ推定が可能となっている。
【0288】
第3の発明では、2次誤差関数が最小値を零とするよう設計されていることを利用して、[0,1]の重み付け最小化を実現している。
【0289】
これにより、誤差の大きな部分領域間対応の重みを連続的に小さくすることができ、誤った部分領域間対応や、異なる写像パラメータに属する部分領域間対応の影響を排除することが可能となっている。
【0290】
第4の発明によれば、最小化対象の2次誤差関数の総和又は部分和を、写像される直線と2次誤差関数の値を決める偏位との関係から関数を特定するパラメータで再定義することにより、点と点の写像だけでなく点と直線、直線と直線など画素の部分集合間の写像パラメータが推定可能である。
【0291】
以上の効果により、予測符号化による画像符号化・復号化装置、ステレオ画像計測装置、広視野画像生成装置に利用することができ産業上の利用価値は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における画像間対応検出方法の処理構成図
【図2】ブロックマッチングを示す図
【図3】ブロックマッチングの誤差絶対値和と2次誤差関数を示す図
【図4】第1の実施例における平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理の処理構成図
【図5】第2、第4、第6、第8の実施例に共通する画像間対応検出装置の構成図
【図6】本発明の第3の実施例における画像間対応検出方法の処理構成図
【図7】本発明の第5の実施例における画像間対応検出方法の処理構成図
【図8】本発明の第7の実施例における画像間対応検出方法の処理構成図
【図9】エピポーラ幾何を示す図
【図10】エピポーラ写像を示す図
【図11】エピ極線と2次誤差関数を示す図
【図12】第7の実施例におけるエピポーラ写像パラメータについての非線形反復最小化処理の処理構成図
【符号の説明】
101 ブロックマッチングによる誤差演算処理
102 微分オペレータによる2次誤差関数近似処理
103 平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理
401 偏微分演算処理
402 2階偏微分行列変更処理
403 パラメータ変更演算処理
404 収束制御変数更新処理
405 パラメータ更新判定処理
406 収束判定処理
501 フレームメモリ
502 ブロックマッチング部
503 2次誤差関数近似部
504 メモリ
505 演算処理装置
601 ブロックマッチングによる誤差演算処理
602 微分オペレータによる2次誤差関数近似処理
603 平面透視写像パラメータの線形化可能部分に対する最小化処理
604 平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理
701 ブロックマッチングによる誤差演算処理
702 微分オペレータによる2次誤差関数近似処理
703 2次誤差関数に対する重み付け初期化処理
704 平面透視写像パラメータの線形化可能部分に対する重み付け最小化処理
705 2次誤差関数に対する再重み付け処理
706 重み付け収束判定処理
707 平面透視写像パラメータについての非線形反復最小化処理
801 ブロックマッチングによる誤差演算処理
802 微分オペレータによる2次誤差関数近似処理
803 2次誤差関数和のエピポーラ写像パラメータ表現処理
804 エピポーラ写像パラメータについての非線形反復最小化処理
1201 偏微分演算処理
1202 2階偏微分行列変更処理
1203 パラメータ変更演算処理
1204 収束制御変数更新処理
1205 パラメータ更新判定処理
1206 収束判定処理
Claims (8)
- 二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る方法であって、
(1a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算処理と、
(1b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算処理と、
(1c)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、関数を表現するパラメータで再表現し、パラメータについて非線形反復最小化によりパラメータを求める非線形反復最小化処理から構成され、さらに前記非線形反復最小化処理は
(1c-1)前記2次誤差関数の総和又は部分和のパラメータに関する1階偏微分ベクトルと2階偏微分行列を求める偏微分演算処理と、
(1c-2)各反復における最小化が所定の期待値を下回る程度に応じて2階偏微分行列の対角成分を増加させる2階偏微分行列変更処理と、
(1c-3)前記変更された2階偏微分行列の逆行列を前記1階偏微分ベクトルに乗してパラメータの増減値を得るパラメータ変更処理から構成され、
前記偏微分演算処理、2階偏微分行列変更処理、パラメータ変更処理を反復して得られたパラメータ増減値を逐次加えてパラメータを変更し最小化を行うことを特徴とする画像間対応検出方法。 - 二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る装置であって、
(2a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算手段と、
(2b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算手段と、
(2c)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、関数を表現するパラメータで再表現し、パラメータについて非線形反復最小化によりパラメータを求める非線形反復最小化手段から構成され、さらに、前記非線形反復最小化手段は、
(2c-1)前記2次誤差関数の総和又は部分和のパラメータに関する1階偏微分ベクトルと2階偏微分行列を求める偏微分演算手段と、
(2c-2)各反復における最小化が所定の期待値を下回る程度に応じて2階偏微分行列の対角成分を増加させる2階偏微分行列変更手段と、
(2c-3)前記変更された2階偏微分行列の逆行列を前記1階偏微分ベクトルに乗してパラメータの増減値を得るパラメータ変更手段から構成され、
前記偏微分演算手段、2階偏微分行列変更手段、パラメータ変更手段を反復して得られたパラメータ増減値を逐次加えてパラメータを変更し最小化を行うことを特徴とする画像間対応検出装置。 - 二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る方法であって、
(3a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算処理と、
(3b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算処理と、
(3c)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、関数を表現するパラメータで再表現し、パラメータについての偏導関数が線形関数となる線形最小化可能パラメータとそうはならない非線形最小化パラメータに分け、前者のみを線形最小化により求める線形パラメータ演算処理と
(3d)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、前記線形最小化可能パラメータについては前記線形パラメータ演算処理により得られたパラメータを初期値として前記パラメータ全てを非線形反復最小化により求める全パラメータ演算処理を有することを特徴とする画像間対応検出方法。 - 二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る装置であって、
(4a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算手段と、
(4b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算手段と、
(4c)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、関数を表現するパラメータで再表現し、パラメータについての偏導関数が線形関数となる線形最小化可能パラメータとそうはならない非線形最小化パラメータに分け、前者のみを線形最小化により求める線形パラメータ演算手段と、
(4d)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、前記線形最小化可能パラメータについては前記線形パラメータ演算手段により得られたパラメータを初期値として前記パラメータ全てを非線形反復最小化により求める全パラメータ演算手段を有することを特徴とする画像間対応検出装置。 - 二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る方法であって、
(5a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算処理と、
(5b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とし最小値を零にもつ2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算処理と、
(5c)前記2次誤差関数の重み付け総和を、関数を表現するパラメータで再表現し、パラメータについて反復最小化によりパラメータを求める反復最小化処理と、
(5d)前記反復最小化の反復過程において、前記2次誤差関数の値に逆比例して重み付けを設定する重み付け再設定処理から構成されることを特徴とする画像間対応検出方法。 - 二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の位置集合へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る装置であって、
(6a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算手段と、
(6b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とし最小値を零にもつ2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算手段と、
(6c)前記2次誤差関数の重み付け総和を、関数を表現するパラメータで再表現し、パラメータについて反復最小化によりパラメータを求める反復最小化手段と、
(6d)前記反復最小化の反復過程において、前記2次誤差関数の値に逆比例して重み付けを設定する重み付け再設定手段から構成されることを特徴とする画像間対応検出装置。 - 二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の直線へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る方法であって、
(7a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算処理と、
(7b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算処理と、
(7c)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、写像される直線と2次誤差関数の値を決める偏位との関係から関数を特定するパラメータで再定義する誤差パラメータ化処理と、
(7d)前記再パラメータ化された2次誤差関数の総和又は部分和を、パラメータについて最小化し、最小化するパラメータを画像間の動きとして出力する最小化処理を有することを特徴とする画像間対応検出方法。 - 二つの画像の対応を一方の画面上の位置集合を他方の画像上の直線へ写像する関数として表現し、この関数を特定する写像パラメータを求めることにより画像間の動きを得る装置であって、
(8a)画像を分割して得られる複数の部分領域について、異なる2つの画像の部分領域の対応を誤差として演算し、最小誤差となる前記部分領域間の偏位とその近傍の誤差値を求める誤差演算手段と、
(8b)前記最小誤差となる偏位とその近傍の誤差値から偏位を変数とする2次の誤差関数を各部分領域について求める誤差関数演算手段と、
(8c)前記2次誤差関数の総和又は部分和を、写像される直線と2次誤差関数の値を決める偏位との関係から関数を特定するパラメータで再定義する誤差パラメータ化手段と、
(8d)前記再パラメータ化された2次誤差関数の総和又は部分和を、パラメータについて最小化し、最小化するパラメータを画像間の動きとして出力する最小化手段を有することを特徴とする画像間対応検出装置。
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