JP5011269B2 - フィルタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス器具内のガス通路にガスに混じって異物が入り込むことを阻止するフィルタ部材を備えたフィルタ装置に関する。
ガス本管からガス配管を住宅の敷地へ敷設するガス配管工事の際、ガス配管内の油や埃等の異物を十分に除去せずに給湯器等のガス器具にガス配管が接続されると、ガス器具内におけるガスコントロールユニットのバルブのシート部に異物が付着してガス漏れが発生する虞がある。
そこで、ガスコントロールユニットに設けられるガス流入部内に金網メッシュ等のシート状のフィルタを配置させて、ガスに混じった異物をフィルタによって捕集してガス器具内のガス通路へ異物が入り込むことを阻止するようにしたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
実開昭58−73313号公報 実開平01−83415号公報 実開平02−12421号公報 実開平02−45119号公報
一般に、給湯器などのガス器具の下部にガス配管が接続される場合、ガス配管からガス器具へと流れるガスは、下方から上方に向けて流れることになる。そして、ガス流路を遮るように配設されるシート状のフィルタ部材は、シート平面がガスの流れと直交するように配置される。
そのため、フィルタ部材で捕集された異物は、自重によりフィルタ部材から落下して再度ガス配管内に戻されることがある。そうすると、例えば、ガス配管内に付着した配管加工時の油などの液体が何度もフィルタ部材に吹き付けられ、液体の異物はフィルタ部材を通過して、ガス器具の内部に侵入してしまう虞があった。また、フィルタ部材から落下した異物が再びフィルタ部材に付着されると、フィルタ部材の目詰まりが早く、頻繁にメンテナンスを行う必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、目詰まりするのをできるだけ遅くすることができ、しかも、フィルタ部材で捕集された異物が落下してガス配管に戻らないようにして、ガス器具内のガス通路にガスに混じって異物が入り込むことを確実に阻止することができるフィルタ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るフィルタ装置は、ガス器具のガス通路入口近くに取り付けられ、内部に下方から上方に向けて流れるガス流路が形成される筐体と、当該筐体内において前記ガス流路を遮るように配設されるシート状のフィルタ部材とを備えるフィルタ装置であって、前記筐体は、ガス配管からガスが導入されるガス流入部と、前記ガス器具の前記ガス通路内にガスを送り込むガス流出部とを同軸上に備え、前記フィルタ部材は、前記筐体内において、シート平面が水平方向に対して斜めに傾斜するように配置されると共に、前記筐体内における前記ガス流入部の開口部の近くで、かつ、少なくとも前記フィルタ部材の下方側端部に対向する位置に、前記フィルタ部材から落下した異物を受け入れる異物受け部を設けていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、前記フィルタ部材は、前記筐体内において、シート平面が前記ガス流路の流れの方向に対して斜めになるように配置されているので、前記フィルタ部材に捕集された異物は、シート平面に沿って下方に移動して落下し、前記異物受け部に受け止められる。
従って、前記フィルタ部材から落下した異物がガス配管に戻ることが阻止され、再びフィルタ部材に付着されることがなく、フィルタ部材が完全に目詰まりするまでの時間を従来に比べて長くすることができる。さらに、液状の異物に対しては、何度も前記フィルタ部材に吹き付けられてガス器具内に侵入してしまうのを確実に阻止することができる。
また、本発明のフィルタ装置は、前記筐体内の所定の位置に取り付けられ、前記フィルタ部材を支持するホルダを備え、前記ホルダは、前記フィルタ部材の両平面の端部を支持する4つの支持軸を備え、前記支持軸のうち少なくとも前記ガス流入部の開口部に最も近い支軸軸に前記異物受け部が形成されるようにすることが好ましい。
これによれば、前記支持軸に前記異物受け部を形成することにより、メンテナンス時に前記ホルダを前記筐体の内部から取り出し、前記ホルダを洗浄するだけの簡単な作業で、前記異物受け部に溜まった異物の除去作業を簡単に行なうことができる。
さらに、本発明のフィルタ装置は、前記筐体の内面が、ガスが流れる方向と平行する平面部と、当該平面部が両端に形成される円形の曲面部とを有し、当該曲面部に、前記ガス流入部と前記ガス流出部とを開口端面が平面となるように開口させ、前記ホルダは、前記筐体の前記平面部に配置される支持面を備え、前記支持面が、前記筐体の前記曲面部に沿う曲線縁部と前記ガス流入部及び前記ガス流出部の開口端面に沿う直線縁部とを有し、前記異物受け部が形成される前記支持軸が、前記支持面における前記曲線縁部の端部近くに形成されるようにすることが好ましい。
これによれば、前記ホルダの支持面が、前記筐体における曲面部に沿う円形で、一部が前記筐体におけるガス流入部及び前記ガス流出部の開口端面に沿う直線状に切り欠かれた円板状に形成されるので、前記ホルダの支持面が前記筐体の内面に沿うようにホルダを筐体内に装着するだけで、筐体に対する前記フィルタ部材の位置決めを行うことができる。
さらに、本発明のフィルタ装置は、前記支持軸のうち、対角線上に対向する2本の前記支持軸に前記異物受け部を形成することもできる。このように、2本の前記支持軸に前記異物受け部を形成することにより、前記ホルダの上下方向に区別が無くなり、前記ホルダの前記筐体への装着作業が簡単になる。
また、本発明のフィルタ装置は、前記筐体における前記ガス流入部の開口部の近くに前記異物受け部を形成することもできる。このように、前記異物受け部を前記筐体に形成することにより、既存のホルダで支持された前記フィルタ部材を前記筐体内に配置しても、前記フィルタ部材から落下した異物を前記異物受け部で受け止めて、ガス配管に異物が戻るのを確実に阻止することができる。
以上のように、本発明のフィルタ装置によれば、前記フィルタ部材で捕集した異物は、前記フィルタ部材から落下しても、ガス配管に戻らないように前記異物受け部で受け止めるので、フィルタ部材が完全に目詰まりするのをできるだけ遅くすることができる。その結果、メンテナンスの回数を少なくすることができる。
(実施形態1)
図1は、本発明に係るフィルタ装置が取り付けられたガス器具としての給湯器1を示す。この給湯器1は、外装ケース11内に、図示していないが、熱交換器と、熱交換器の下に配置する燃焼筐とを備えている。燃焼筐には、複数のガスバーナと、これらガスバーナに混合ガスを供給するマニホールドとが設けられている。
また、外装ケース11の下部には、ガスバーナにガスを供給する内部ガス通路の入口となるガス取入部12と、外装ケース11の内部に水を取り入れるための水取入部13とが設けられている。ガス取入部12には、フィルタ装置2のガス流出部4が接続され、フィルタ装置2のガス流入部3にガス配管が接続されるようになっている。水取入部13には、水道に連通するホースが接続されるようになっている。
なお、外装ケース11内の内部ガス通路におけるガス取入部12の近くには、図示していないが、ガスコントロールユニットが設けられており、このガスコントロールユニットは、ガスバーナへのガス供給量を制御する。
次に、実施形態1に係るフィルタ装置2について、図2〜図4に基づいて説明する。図2は、フィルタ装置2の蓋体52が取り除かれた状態の正面図であり、図3は、フィルタ装置2の筐体5の分解斜視図であり、図4は、フィルタ部材6が装着されるホルダ7の斜視図である。
フィルタ装置2は、図1に示すようにガス取入部12に取り付けられ、図2及び図3に示すように、内部に下方から上方に向けて流れるガス流路が形成される筐体5と、筐体5内に形成されるガス流路を遮るように配設されるシート状のフィルタ部材6とを備えている。
筐体5は、図3に示すように、ケース本体51と蓋体52とから構成されており、ケース本体51は、フィルタ部材6が配置される円形凹部51aを有する有底筒状部51bと、この有底筒状部51bの開口部から張出した外周形状が矩形のフランジ部51cとを有する。また、蓋体52は、フランジ部51cと略同形の矩形板部材により形成されており、蓋体52は、パッキン53を介してフランジ部51cに対向配置させてボルト締めすることによりケース本体51に固定される。
ケース本体51には、有底筒状部51bの筒部における軸方向中間部に、ガス流入部3とガス流出部4とが形成されている。ガス流入部3及びガス流出部4は、有底筒状部51bの筒部外周面から径方向外方に向けて突出して形成される筒状に形成され、各筒部の中心が同心となるように、対向して開口されている。なお、ガス流入部3には、ガス配管からガスが導入され、ガス流出部4からは、ガス通路の入口となるガス取入部12を介して給湯器1内のガスバーナにガスが送り込まれる。
有底筒状部51bは、円形凹部51aの底面となる平面部511と、その開口部の円形と同じ曲率の内周面を有する曲面部512とを有しており、さらに、この曲面部512から径方向内方に向けて突出させて開口端面が平面となるガス流入部3とガス流出部4の開口部31,41を形成している。これら開口部31,41の端面は、曲面部512に連続して平面部511に至るように平面に形成されている。
従って、平面部511の形状は、曲面部512の形状に沿う曲線部分とガス流入部3及びガス流出部4の開口部31,41の端面に沿う直線部分とを有し、平面部511は、ガスが流れる方向と平行して形成されることになる。
そして、円形凹部51aを蓋体52で封鎖することにより、蓋体52の内面が平面部511と平行して設けられる他方の平面部となって、円形凹部51aと蓋体52の内面とにより、ガス流路が形成される。
フィルタ部材6は、通気性を有する合成樹脂性のスポンジ部材や、合成繊維、炭素繊維又はガラス繊維を用いて形成される不織布などにより、矩形シート状に形成されている。また、フィルタ部材6は、対向する一対の2辺が円形凹部51aの深さと同じ大きさを有し、他の2辺が円形凹部51aの開口部における直径と同じ大きさを有している。さらに、フィルタ部材6は、図2に示すように、円形凹部51a内において、シート平面がガス流路の流れの方向に対して斜めに交差するように、即ち、ガス流れ方向を上下方向としたときに水平方向に対して傾斜させるように配置される。
また、フィルタ部材6は、ホルダ7に支持された状態で、円形凹部51a内の所定の位置に配設されるようになっている。このホルダ7は、図2に示すように、円形凹部51aの平面部511と同形の支持面71と、この支持面71から突設される4本の支持軸72とを備える。
ホルダ7の支持面71は、図2に示すように、平面部511に略接触させた状態で配置され、曲面部512に沿う曲線縁部711とガス流入部3及びガス流出部4の開口部31,41の端面に沿う直線縁部712とを有している。
また、4本の支持軸72は、図2及び図4に示すように、支持面71の一方の面の外周縁部から突出させており、支持面71の中心を通して対角線上に対向する2本の第1支持軸72aと、同じく支持面71の中心を通して対角線上に対向する2本の第2支持軸72bとにより構成されている。
さらに、第1支持軸72aと第2支持軸72bとは、支持面71の周方向において隣り合うように、周方向に交互に配置されている。第1支持軸72aと第2支持軸72bとの周方向の間隔は、第1支持軸72aに対して、一方の第2支持軸72bの間隔が、フィルタ部材6の厚みとほぼ同じ長さとし、他方の第2支持軸72bとの間隔は、フィルタ部材6のシート平面の長さよりも少し短い長さとなるようにしている。従って、各支持軸72は、フィルタ部材6のシート平面の両面の端部に当接して、フィルタ部材6を2対の第1支持軸72aと第2支持軸72bとによって挟んで支持するようになっている。
さらに、2本の第1支持軸72aは、支持面71における曲線縁部711の一方の直線縁部712との境界部近くに形成されており、軸の長手方向に沿って長尺な溝からなる異物受け部8が形成されている。この異物受け部8は、フィルタ部材6に付着又は衝突した後に、落下した異物を受け止めるのであって、第1支持軸72aの長手方向の全長に亘って形成され、内側に向かって開放するように形成されている。
また、支持面71における各支持軸72が突設された面には、ホルダ7に装着された状態のフィルタ部材6のシート面と平行となり、第1支持軸72aと第2支持軸72bの根元部分を連結する2本の根元補強部73が形成されている。
本実施形態では、フィルタ部材6が装着されたホルダ7をケース本体51の円形凹部51a内に配置させるときには、ホルダ7の支持面71が円形凹部51aの平面部511の形状に沿うように円形凹部51a内にホルダ7を挿入するだけで、ホルダ7を円形凹部51a内の所定の位置に配置させることができる。
即ち、ホルダ7は、支持面71の直線縁部712が円形凹部51aのガス流入部3及びガス流出部4の開口部31,41端面に接触することにより、周方向への回転が阻止されて、所定の位置に固定された状態になる。そして、ホルダ7が円形凹部51a内に配置されると、ケース本体51内におけるガス流入部3及びガス流出部4の開口部31,41の近くに異物受け部8が設けられた状態になる。
以上のように、本実施形態では、ガス流入部3の開口部31に最も近い位置に配置される第1支持軸72aに異物受け部8を形成することにより、ケース本体51の円形凹部51a内におけるガス流入部3の開口部31の近くで、かつ、フィルタ部材6の下方側端部に対向する位置に、フィルタ部材6に付着又は衝突して落下した異物を受け入れる異物受け部8を設けることができる。
また、本実施形態では、2本の第1支持軸72aに異物受け部8が形成されているので、ホルダ7を円形凹部51a内に装着するだけで、何れかの第1支持軸72aに形成された異物受け部8が、ガス流入部3の開口部31の近くに設けられた状態になり、異物受け部8の位置など、ホルダ7の上下方向の位置を考えながらホルダ7を円形凹部51a内に装着する必要がなく、簡単にホルダ7の装着作業が行える。
本実施形態のフィルタ装置2は、図2に示すように、ガス流入部3からガスが筐体5の内部に流入すると、ガスは、フィルタ部材6を通過してガス流出部4から給湯器1に送られる。そして、ガスがフィルタ部材6を通過する際に、ガスに混入した油などの異物がフィルタ部材6に捕集される。さらに、フィルタ部材6のシート平面は、ガスの流れの方向に対して斜めに交差するように傾斜した状態となっているので、フィルタ部材6に捕集された異物の一部は、フィルタ部材6のガス流入部3と対向するシート平面に沿って下方に移動する。異物は、フィルタ部材6のシート平面に沿って下方側端部まで至ると、フィルタ部材6から落下して異物受け部8に受け止められる。
このように、本実施形態では、フィルタ部材6により捕集された異物が、フィルタ部材6から落下しても、ホルダ7の第1支持軸72aに形成した異物受け部8により受け止められるので、ガス流入部3からガス配管に異物が戻ることを阻止できる。さらに、余分な異物を異物受け部8に溜めることができるので、フィルタ部材6が完全に目詰まりする時期を従来よりも遅らせることができ、メンテナンスの間隔が長くなり、メンテナンス作業回数を軽減できる。
本実施形態では、ホルダ7は、異物受け部8を有する2本の第1支持軸72aと、異物受け部8が形成されていない2本の第2支持軸72bとを備え、第1支持軸72aと第2支持軸72bの根元部を連結する根元補強部73を支持面71に形成しているので、各支軸軸72が補強される。
(実施形態2)
図5は、本発明の実施形態2として、ホルダの他の構成例を示している。図5に示すホルダ7は、支持面71が、図4に示す実施形態1のホルダ7の支持面71と同じ形状であり、4本の支持軸72と根元補強部73とを、支持面71に対して図4に示すホルダ7と同じ位置に形成した状態で、ガス流入部3の開口部31の近くに配置させる支持軸72にのみ長溝からなる異物受け部8を形成し、他の支持軸72には異物受け部8を形成しないようにしている。
また、ホルダ7は、図5に示すように、2本の支持軸72の先端部を連結する2本の端部補強部74、そして、ガス流出部4側の端部補強部74の長手方向中間部とガス流出部4側の根元補強部73の長手方向中間部とを連結する補強リブ75を形成している。
実施形態2では、ガス流出部4側に設ける2本の支持軸72を端部補強部74及び補強リブ75によってさらに補強することができるので、ガス流入部3から高い圧力でガスが筐体5内に流入してきても、端部補強部74と補強リブ75によりフィルタ部材6が変形するのを抑制することができる。
(実施形態3)
図6は、本発明の実施形態3として、ホルダの他の構成例を示している。図6に示すホルダ7は、支持面71が、図4に示す実施形態1のホルダ7の支持面71と同じ形状であり、4本の支持軸72と根元補強部73とを、支持面71に対して図4に示すホルダ7と同じ位置に形成するとともに、支持軸72を実施形態1と同様に第1支持軸72aと第2支持軸72bとにより構成して、2本の第1支持軸72aに長溝からなる異物受け部8を形成している。
また、ホルダ7は、図6に示すように、根元補強部73と平行するように、第1支持軸72aの先端部と第2支持軸72bの先端部とを連結する2本の端部補強部74、及び、第1支持軸72aの軸方向中間部と第2支持軸72bの軸方向中間部とを連結する2本の中間補強部76とを形成している。
実施形態3のホルダ7では、ガス流出部4側に設ける2本の第1支持軸72aと第2支持軸72bとは、端部補強部74と中間補強部76とによりさらに補強することができ、ガス流入部3側に設ける2本の第1支持軸72aと第2支持軸72bも、端部補強部74と中間補強部76とによりさらに補強することができるので、ガス流入部3から高い圧力でガスが筐体5内に流入してきても、端部補強部74と中間補強部76とによりフィルタ部材6が変形するのを確実に阻止することができる。
(実施形態4)
図7は、本発明の実施形態4として、ホルダの他の構成例を示している。図7に示すホルダ7は、支持面71が、図4に示す実施形態1のホルダ7の支持面71と同じ形状であり、4本の支持軸72と根元補強部73とを、支持面71に対して図4に示すホルダ7と同じ位置に形成するとともに、支持軸72を実施形態1と同様に第1支持軸72aと第2支持軸72bとにより構成して、2本の第1支持軸72aに長溝からなる異物受け部8を形成している。
また、ホルダ7は、図7に示すように、根元補強部73と平行するように、第1支持軸72aの先端部と第2支持軸72bの先端部とを連結する2本の端部補強部74を形成すると共に、端部補強部74の長手方向中間部と根元補強部73の長手方向中間部とを連結する補強リブ75を各端部補強部74に連続するように形成している。
実施形態4のホルダ7では、ガス流出部4側に設ける2本の第1支持軸72aと第2支持軸72bとは、端部補強部74と補強リブ75とによりさらに補強することができ、ガス流入部3側に設ける2本の第1支持軸72aと第2支持軸72bも、端部補強部74と補強リブ75とによりさらに補強することができるので、ガス流入部3から高い圧力でガスが流入してきても、端部補強部74と中間補強部76とによりフィルタ部材6が変形するのを確実に阻止することができる。
(実施形態5)
図8から図10は、本発明の実施形態5としてのフィルタ装置の他の構成例を示している。図8は、フィルタ装置の蓋体が取り除かれた状態の正面図であり、図9は、フィルタ装置のケース本体のみの筐体の正面図であり、図10は、フィルタ部材が装着されるホルダの斜視図である。なお、実施形態5のフィルタ装置2は、実施形態1の構成と同じ構成部分については、同じ符号で示し、説明を省略する。
実施形態5のフィルタ装置2は、ケース本体51に実施形態1と同様の円形凹部51aを形成しているが、曲面部512に、ホルダ70が周方向に回転しないように支持する線状に突出した4本のフィルタ支持部51dが円形凹部51aの深さ方向に延びるように形成されている。フィルタ支持部51dのうちの1つは、ガス流入部3の開口部31の近くに形成され、周方向に一つ置いて形成されるフィルタ支持部51dは、ガス流出部4の開口部41の近くに形成されている。
ホルダ70は、フィルタ部材6の側面の形状に合せた長方形状の支持面71aと、この支持面71aの長辺の側面両端部に根元部分が接続される4本の支持軸72とを備える。支持軸72は、実施形態1と同様に第1支持軸72aと第2支持軸72bとから構成されている。
ホルダ70の支持面71aは、円形凹部51aに形成した間隔の狭い2つのフィルタ支持部51d間に長手方向端部が配置されるようになっており、各支持軸72の軸部外面が円形凹部51aのフィルタ支持部51dに当接するようになっている。
第1支持軸72aと第2支持軸72bとは、支持面71aの長辺の端部において対向するように配置されている。本実施形態においても、各支持軸72は、フィルタ部材6のシート平面の両面の端部に当接して、フィルタ部材6を2対の第1支持軸72aと第2支持軸72bとによって挟んで支持するようになっている。
また、実施形態5のフィルタ装置2も、2本の第1支持軸72aに対して、軸の長手方向に沿って長尺な溝からなる異物受け部8が形成されている。第1支持軸72aは、円形凹部51aの内部に形成されるフィルタ支持部51dのうち、ガス流入部3の開口部31及びガス流出部4の開口部41の近くに設けるフィルタ支持部51dに当接するようになっている。
本実施形態では、フィルタ部材6が装着されたホルダ70をケース本体51の円形凹部51a内に配置させるときには、支持面71aの長手方向端部を円形凹部51aに形成された間隔の狭いフィルタ支持部51d間に配置することにより、支持軸72がフィルタ支持部51dに当接するようになっている。
なお、ホルダ70は、図5に示した実施形態2のように、4本の支持軸72のうち、ガス流入部3の開口部31の近くに設けるフィルタ支持部51dに当接する支持軸72にのみ、異物受け部8を形成するようにしてもよい。さらに、ホルダ70は、支持面71aの長辺の同じ側面に接続される2本の支持軸72の先端部を連結する先端補強部74を形成するようにしてもよい。また、ホルダ70は、図6に示す実施形態3のように、先端補強部74を設けると共に、支持面71aの長辺の側面に接続される2本の支持軸72の軸方向中間部を連結する中間補強部76を形成することもできる。ホルダ70は、図7に示す実施形態4のように、支持面71aの長辺の側面に接続される2本の支持軸72の間で、かつ、一端が先端補強部74に連結され、他端が支持面71aの側面に接続される補強リブ75を形成することもできる。
(実施形態6)
図11から図13は、本発明の実施形態6としてのフィルタ装置の他の構成例を示している。図11は、フィルタ装置2の蓋体52が取り除かれた状態の正面図であり、図12は、フィルタ装置のケース本体のみの筐体の正面図であり、図13はフィルタ部材が装着されるホルダの斜視図である。なお、実施形態6のフィルタ装置2も、実施形態1の構成と同じ構成部分については、同じ符号で示し、説明を省略する。
実施形態6のフィルタ装置2は、ケース本体51に実施形態1と同様の円形凹部51aを形成しているが、曲面部512に、ホルダ70が周方向に回転しないように支持する線状に突出した4本のフィルタ支持部51dが円形凹部51aの深さ方向に延びるように形成されている。また、円形凹部51aの曲面部512におけるガス流入部3の開口部31及びガス流出部4の開口部41の周方向端部の近くには、円形凹部51aの深さ方向に延びる線状の突起80が形成されており、この突起を異物受け部80としている。
本実施形態では、図11及び図12に示すように、ガス流入部3の開口部31及びガス流出部4の開口部41の近くにそれぞれ形成された異物受け部80に近接させて、異物を受け入れるスペースを確保した状態で、フィルタ支持部51dが形成されている。
ホルダ70は、図13に示すように、フィルタ部材6の側面の形状に合せた長方形状の支持面71aと、この支持面71aの長辺の側面両端部に根元部分が接続される4本の支持軸72とを備える。4本の支持軸72は全て同じ形状をしている。各支持軸72は、フィルタ部材6のシート面の両面の端部に当接するように、支持面71aの長手方向両端部に接続されている。ホルダ70の支持面71aは、実施形態5と同様に、円形凹部51aに形成した間隔の狭い2つのフィルタ支持部51d間に配置されるようになっており、各支持軸72の軸部外面がフィルタ支持部51dに当接するようになっている。
本実施形態も、実施形態5と同様に、フィルタ部材6が装着されたホルダ70をケース本体51の円形凹部51a内に配置させるときには、支持面71aの長手方向端部を円形凹部51aに形成された間隔の狭いフィルタ支持部51d間に配置することにより、各支持軸72がフィルタ支持部51dに当接するようになっている。
また、ホルダ70は、支持面71aの長辺の同じ側面に接続される2本の支持軸72の先端部を連結する先端補強部74を形成したり、これら2本の支持軸72の間に、一端が先端補強部74に連結され、他端が支持面71aの側面に接続される補強リブ75を形成したり、先端補強部74と共に2本の支持軸72の軸方向中間部を連結する中間補強部76を形成したりしてもよい。
上記各実施形態では、本発明に係るフィルタ装置をガス器具としての給湯器に適用した場合を例示したが、ガスコンロ等の他のガス器具にも適用することができる。
本発明に係るガス通路のフィルタ取付構造を適用したガス器具としての給湯器の構成の概略を示す構成図である。 実施形態1によるフィルタ装置2の蓋体52が取り除かれた状態の正面図である。 実施形態1によるフィルタ装置2の筐体5の分解斜視図である。 実施形態1によるフィルタ装置2のフィルタ部材6が装着されるホルダ7の斜視図である。 実施形態1のホルダ7の変形例であって、実施形態2によるホルダ7の斜視図である。 実施形態1のホルダ7の変形例であって、実施形態3によるホルダ7の斜視図である。 実施形態1のホルダ7の変形例であって、実施形態4によるホルダ7の斜視図である。 実施形態5によるフィルタ装置2の蓋体が取り除かれた状態の正面図である。 実施形態5によるフィルタ装置2のケース本体51の正面図である。 実施形態5によるフィルタ装置2のフィルタ部材6が装着されるホルダ70の斜視図である。 実施形態6によるフィルタ装置2の蓋体が取り除かれた状態の正面図である。 実施形態6によるフィルタ装置2のケース本体51の正面図である。 実施形態6によるフィルタ装置2のフィルタ部材6が装着されるホルダ70の斜視図である。
符号の説明
1 給湯器
2 フィルタ装置
3 ガス流入部
4 ガス流出部
5 筐体
6 フィルタ部材
7,70 ホルダ
8,80 異物受け部
11 外装ケース
12 ガス取入部
13 水取入部
31 開口部
41 開口部
51 ケース本体
51a 円形凹部
51b 有底筒状部
51c フランジ部
51d フィルタ支持部
52 蓋体
53 パッキン
71,71a 支持面
72 支持軸
72a 第1支持軸
72b 第2支持軸
73 根元補強部
74 端部補強部
75 補強リブ
76 中間補強部
511 平面部
512 曲面部
711 曲線縁部
712 直線縁部

Claims (5)

  1. ガス器具のガス通路入口近くに取り付けられ、内部に下方から上方に向けて流れるガス流路が形成される筐体と、当該筐体内において前記ガス流路を遮るように配設されるシート状のフィルタ部材とを備えるフィルタ装置であって、
    前記筐体は、ガス配管からガスが導入されるガス流入部と、前記ガス器具の前記ガス通路内にガスを送り込むガス流出部とを同軸上に備え、
    前記フィルタ部材は、前記筐体内において、シート平面が水平方向に対して斜めに傾斜するように配置されると共に、
    前記筐体内における前記ガス流入部の開口部の近くで、かつ、少なくとも前記フィルタ部材の下方側端部に対向する位置に、前記フィルタ部材から落下した異物を受け入れる異物受け部を設けているフィルタ装置。
  2. 請求項1に記載のフィルタ装置において、
    前記筐体内の所定の位置に取り付けられ、前記フィルタ部材を支持するホルダを備え、
    前記ホルダは、
    前記フィルタ部材の両平面の端部を支持する4つの支持軸を備え、
    前記支持軸のうち少なくとも前記ガス流入部の開口部に最も近い支軸軸に前記異物受け部が形成されているフィルタ装置。
  3. 請求項2に記載のフィルタ装置において、
    前記筐体の内面は、ガスが流れる方向と平行する平面部と、当該平面部が両端に形成される円形の曲面部とを有し、当該曲面部に、前記ガス流入部と前記ガス流出部とを開口端面が平面となるように開口させ、
    前記ホルダは、
    前記筐体の前記平面部に配置される支持面を備え、前記支持面が、前記筐体の前記曲面部に沿う曲線縁部と前記ガス流入部及び前記ガス流出部の開口端面に沿う直線縁部とを有し、
    前記異物受け部が形成される前記支持軸が、前記支持面における前記曲線縁部の端部近くに形成されているフィルタ装置。
  4. 請求項2または3に記載のフィルタ装置において、
    前記支持軸は、対角線上に対向する2本の支持軸に前記異物受け部が形成されているフィルタ装置。
  5. 請求項1に記載のフィルタ装置において、
    前記異物受け部は、前記筐体における前記ガス流入部の開口部の近くに形成されているフィルタ装置。
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