JP5009996B2 - Uwbパルス形式のマルチアンテナ通信システムのための時空間符号化方法 - Google Patents

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Description

本発明は、超広帯域(UWB)電気通信の分野と、時空間符号化(STC)を用いたマルチアンテナシステムの分野との両方に関する。
マルチアンテナ形式の無線電気通信システムは、最先端でよく知られている。これらシステムは、放射時及び/又は受信時に複数のアンテナを使用し、MIMO(複数入力複数出力)、MISO(複数入力単一出力)又はSIMO(単一入力複数出力)として採用された設定の形式に依存して指定される。ここで、上記代案のMIMO及びMISOを含む同一の用語MIMOを使用することとする。放射時及び/又は受信時に空間ダイバーシチを利用することによって、これらシステムは、従来の単一アンテナ(又は単一入力単一出力であるSISO)システムと比べて、かなり大きなチャンネル容量を提供することができる。この空間ダイバーシチは、時空間符号化を用いて時間ダイバーシチによって一般に達成される。そのような符号化では、伝送されるべき情報シンボルは、いくつかのアンテナで、及びいくつかの伝送時に符号化される。時空間符号化MIMOシステムに対する2つの大きなカテゴリが知られており、時空間トレリス符号化(STTC)システム及び時空間ブロック符号化(STBC)システムである。トレリス符号化システムでは、時空間符号器は、現在の状態及び符号化すべき情報シンボルに依存して、P個のアンテナにP個の伝送シンボルを提供する有限状態の機械(finite state machine)として考えることができる。受信時の復号化は、多次元ビタビアルゴリズムによって実行され、その複雑性は、状態数に依存して指数関数的に増加する。ブロック符号化システムでは、伝送されるべき情報シンボルのブロックは、伝送シンボル行列で符号化され、行列の1つの次元は、アンテナ数に相当し、他の1つは、連続的な伝送時間に相当する。
図1は、STBC符号化を用いるMIMO伝送システム100を概略的に示す。情報シンボルのブロックS=(σ,...,σ)、例えばbビットのバイナリワード、又はより一般にはb個のM−aryシンボルは、以下の時空間行列で符号化される。
Figure 0005009996
ここで、一般に符号の係数ct,p、t=1,..,T;p=1,..,Pは、情報シンボルに依存する複素係数であり、Pは、放射時に使用されるアンテナ数であり、Tは、符号の時間拡張(time extension)を示す整数であり、即ちチャンネル又はPCU(チャンネル使用毎)の数である。
情報シンボルの任意のベクトルSと時空間符号ワードCとの間の対応関係を定める関数fは、符号化関数と呼ばれる。関数fが線形な場合、時空間符号が線形であると言える。係数ct,pが実数の場合、時空間符号は、実数であると言える。
図1では、時空間符号器は、110によって示される。チャンネル使用の各時間tで、符号器は、行列Cのt番目の行ベクトルをマルチプレクサ120に提供する。マルチプレクサは、行ベクトルの係数を変調器130,...,130に伝送し、変調された信号は、アンテナ140,...,140によって伝送される。
時空間符号は、その速度、即ちチャンネル使用の時間毎(PCU)に伝送する情報シンボルの数によって特徴付けられる。符号は、単一アンテナ使用(SISO)と比較してP倍の速度である場合、フルレートの符号であると言える。
時空間符号はまた、行列のランクとして定義されることができるそのダイバーシチによって特徴付けられる。最大ダイバーシチは、2つのベクトルS及びSに相当する任意の2つの符号ワードC及びCについて、行列C−Cがフルランクの場合、得られる。
時空間符号は最終的に、符号の異なるワード間における最小距離を表現するその符号化利得によって特徴付けられる。それは、以下のように定義される。
Figure 0005009996
即ち、線形符号によって同じように
Figure 0005009996
であり、ここで、det(C)は、Cの行列式に関し、Cは、Cの共役転置行列である。情報シンボル毎の伝送エネルギに関して、符号化利得は、限定される。
時空間符号は、その符号化利得が高いので、フェージングに対してかなり耐性がある。
2個の伝送アンテナを備えたMIMOシステムのための時空間符号化の一例は、IEEE Journal on selected areas in communications, Vol. 16, pp. 1451-1458, Oct. 1998 S.M. Alamoutiによる<<A transmit diversity technique for wireless communications>>という名称の文献に記載されている。Alamouti(アラモチ)符号は、時空間2×2行列によって定義される。
Figure 0005009996
ここで、σ及びσは、伝送されるべき2個の情報シンボルであり、σ 及びσ は、その各々の共役である。式(4)で分かる通り、この符号は、2個のチャンネル使用に関して2個の情報シンボルを伝送し、その速度は故に、1個のシンボル/PCUである。
QAM変調に属するシンボルに関して上記文献で先に提示したが、アラモチ符号はまた、PAM又はPSK変調に属する情報シンボルに適用される。他方では、それは、位置変調、いわゆるPPM(パルス位置変調)に簡単に拡張できない。M個の位置を備えたPPM変調アルファベットのシンボルは、パルスが放射される変調位置に相当する、1に等しい1つを除いて全て0であるM個の構成要素を備えたベクトルによって示すことができる。式(4)のPPMシンボルの使用はその後、大きさ2M×2の時空間行列を導出する。行列に現れる項−σ は、PPMシンボルではなく、符号の変化によって修正されるパルスの伝送を要求する。言い換えると、これは、PPM変調アルファベットの拡張に属する、符号付きのPPMシンボルの使用を意味する。
より一般には、時空間符号のPPMシンボルの使用は特に、IEEE Trans. on Information Theory, Vol. 45, No. 5, July 1999, pp. 1456-1567に掲載されたV. Tarokhらによる<<Space-time block codes from orthogonal designs>>という名称の文献に定義され、PPM変調アルファベットの拡張を導出する。
電気通信のもう1つの分野は現在、研究が集中している題材である。題材は、UWB電気通信システムであり、特に将来の無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を展開することが期待されている。これらシステムは、かなり広い帯域幅の信号を備えたベースバンドで直接動作する特異性を有する。UWB信号は一般に、2002年2月14日付けのFCC規則であって2005年3月に改定された規則に定められるスペクトルマスクに準拠する信号を意味し、即ち実質的には、スペクトル帯域が3.1から10.6GHzであって−10dBで少なくとも500MHzの帯域幅を有する信号を意味する。実際、UWB信号の2つの形式が知られ、マルチバンドOFDM(MB−OFDM)信号及びUWBパルス形式の信号である。以下では、後者のみを対象とする。
UWBパルス信号は、かなり短いパルスからなり、通常数百ピコ秒単位でフレーム内に分配される。多重アクセス干渉(MAI)を低減するために、相異なる時間ホッピング(TH)符号は、各ユーザに割り当てられる。ユーザkに対する信号はその後、以下の通りに記載されることができる。
Figure 0005009996
ここで、wは、基本パルスの状態であり、Tは、シンボル部分時間(又はチップ)であり、Tは、N=Nを備えた基本間隔の持続時間であり、Nは、間隔内のチップ数であり、全フレームは、T=Nの持続時間を有し、Nは、フレーム内の間隔数である。基本パルス持続時間は、チップ持続時間より短くなるように選択され、即ちT≦Tである。n=0,..,N−1のシーケンスc(n)は、ユーザkの時間ホッピング符合を定義する。時間ホッピングシーケンスは、異なるユーザの時間ホッピングシーケンスに属するパルス間の衝突数が最小になるよう選択される。
図2Aでは、ユーザkに関連付けられたTH−UWB信号が示される。ユーザkに対して所定の情報シンボルを伝送するために、TH−UWB信号は一般に、位置変調で変調され、変調された信号は
Figure 0005009996
であり、ここで、εは、変調遅延時間(dither)であって実質的にチップ持続時間より短く
Figure 0005009996
は、シンボルのPPM M−ary位置である。
時間ホッピング符合を用いて異なるユーザを分離する代わりに、直交符号、例えばDS−CDMA等のHadamard(アダマール)符号によってそれらを分離することも可能である。その用語は以下、DS−UWB(直接拡散UWB)として使用される。この場合、(5)に相当する非変調信号の式は
Figure 0005009996
であり、ここで、b (k)、n=0,..,N−1は、ユーザkの拡散シーケンス(spread sequence)である。式(7)は、従来のDS−CDMAのそれに類似するが、チップが全フレームを占めずに期間Tで分配される点で異なることに注意すべきである。ユーザkに関連付けられたDS−UWB信号は、図2Bに示される。
前述の通り、情報シンボルは、PPM変調を用いて伝送されることができる。TH−UWB(6)に相当するDS−UWB位置変調された信号は、同一の表記を保持したまま以下のように示すことができる。
Figure 0005009996
最後に、時間ホッピング符合及びスペクトル拡散符号の組合せは、異なるユーザに多数のアクセスを提供するために知られている。TH−DS−UWBパルスUWB信号は故に、以下の一般形式で得られる。
Figure 0005009996
そのユーザkに関連付けられたTH−DS−UWB信号は、図2Cに示される。この信号は、位置変調によって変調されることができる。変調された信号はその後、以下のように得られる。
Figure 0005009996
どのようにMIMOシステムでUWB信号を使用するかは、最先端で知られている。この場合、各アンテナは、情報シンボルの関数として、又はそのようなシンボルのブロック(STBC)の関数として変調されたUWB信号を伝送する。しかし、前述の通り、時空間でのPPM情報シンボルの使用は、符号付きの信号の使用、即ち拡張された2−PAM−M−PPM変調アルファベットの使用を要求する。位相反転を考慮するとまた、放射及び受信時のRF手法が従来のパルスシステムのそれと比べてより複雑になる。最後に、特定のUWBシステムは、符号付きのパルス伝送に対して役に立たず、又は不十分である。例えば、光学UWBシステムは、光量TWB信号を伝送するのみであり、必ず符号情報を欠いている。
本発明の目的は、複数のアンテナのUWBシステムに対して特に簡単かつ強力な符号化方法を提案することにある。位置変調を使用する一方、本発明による符号化方法は、変調アルファベットの拡張を要求しない。この符号化方法に関して特に、変調支援信号がTH−UWB形式の時、符号付きのパルスの伝送を使用しないですむ。
本発明は、PPM変調アルファベットに属する情報シンボルのブロックS=(σ,σ,...,σ)を一連のベクトルに符号化し、ベクトルの構成要素は、前記システムの所定の放射要素のために、及び所定の伝送チャンネルの使用のためにUWBパルス信号を位置変調することを目的とし、各構成要素は、PPM変調位置に相当し、複数の放射要素を含むUWB伝送システムのための時空間符号化方法によって定められる。この方法によると、前記ベクトルは
Figure 0005009996
の行列の要素から得られ、行列の行は、伝送チャンネルの使用に相当し、行列の列は、放射要素に相当し、行列Cは、その行及び/又はその列の置換内に対して定義され、Ωは、PPM変調位置の置換である。
置換Ωは、前記変調位置の円状置換であり、例えばこれら位置の円状シフトでもよい。
利点として、放射要素は、UWBアンテナ、レーザダイオード又は光放射ダイオードである。
前記パルス信号は、TH−UWB信号、DS−UWB又はTH−DS−UWB信号でもよい。
本発明はまた、
−PPM変調アルファベットに属する情報シンボルのブロックS=(σ,σ,...,σ)を一連のベクトルに符号化するための符号化手段と、各ベクトルは、伝送チャンネルの所定の使用及び所定の放射要素に関連付けられ、ベクトルの各構成要素は、PPM変調位置に相当し、前記ベクトルは
Figure 0005009996
の行列の要素から得られ、行列の行は、伝送チャンネルの使用に相当し、行列の列は、放射要素に相当し、行列Cは、その行及び/又はその列の置換内に対して定義され、Ωは、PPM変調位置の置換であり、
−UWBパルス信号を位置変調するための複数の変調器と、各変調器は、放射要素とチャンネルの使用とに関連付けられるベクトルの構成要素を用いて、伝送チャンネルの使用の間、放射要素に関連付けられ、前記信号を位置変調し、
−前記関連付けられた変調器によって変調される信号を放射するよう適合された各放射要素とを具備する複数の放射要素を含むUWB伝送システムによって定義される。
図1は、最先端技術から知られるSTBC符号化を備えたMIMO伝送システムを概略的に示す。 図2Aは、TH−UWB信号の形式を示す。 図2Bは、DS−UWB信号の形式を示す。 図2Cは、TH−DS−UWB信号の形式を示す。 図3は、本発明による実施形態に従う、多重アンテナUWB伝送システムを概略的に示す。 図4は、本発明による符号化方法に関して、受信時に信号対雑音比に対するバイナリエラー率曲線を示す。
本発明に基づく考えは、情報シンボルの変調位置に作用する置換演算子を用いて符号化ダイバーシチを導入することにある。
P個の伝送アンテナ、具体的には後述の通りP個の放射要素を備えるUWB伝送システムは、以下のように考えられる。情報シンボルは、位置変調アルファベットに属する。上述の通り、Mは、このアルファベットの濃度(cardinality)を示す。システムによって使用される時空間符号は、次元PM×Pの以下の行列によって定義される。
Figure 0005009996
ここで、σ,σ,...,σは、次元Mの列ベクトルとして示される、伝送されるべき情報シンボルであり、その構成要素は、1つを除いて全て0であり、その1つは、1に等しく、変調位置を定義する。
一般に、Cの行(ここで行は、ベクトルの行を意味する)及び/又は列上の任意の置換は、本発明による時空間符号であり、。行上の置換は、チャンネル使用時の置換に等しく、列上の置換は、伝送アンテナの置換に等しい。
行列Ωは、変調位置に作用する大きさM×Mの置換行列である。一組の変調位置に対する任意の1対1の対応自体は、同一なものを除いてΩ置換と呼ばれる。置換行列はとりわけ、以下のような円状置換行列(circular permutation matrix)、例えば単一の円状シフトでもよい。
Figure 0005009996
ここで、IM−1×M−1は、大きさM−1の単位行列であり、01×M−1は、大きさM−1の0行ベクトルであり、0M−1×1は、大きさM−1の0列ベクトルである。
上記の通り、時空間行列(11)の形式は、行列Ωが円形シフト(12)のそれである場合に明示されることができる。
Figure 0005009996
ここで、σ=(σl,0 σl,1・・・σl,M−1、l=1,・・・,P、σl,m=δ(m−μ)であり、μは、シンボルσに対する相対的な変調位置であり、δは、ディラックのシンボルである。
ここで、システムが2個のアンテナ(P=2)であり、行列Ωが任意の置換である場合を考える。また、システムが(5)に定義されるように、TH−UWB信号を使用すると仮定する。時空間符号は、この信号を変調し、チャンネルの2回の連続した使用の間に伝送される(PCU)。第1の使用の間、アンテナ1は、第1のフレームを伝送し、即ち(6)の表記を使用し
Figure 0005009996
アンテナ2は、同時に第1のフレームを伝送する。
Figure 0005009996
チャンネルの第2の使用の間、アンテナ1は、第2のフレームを伝送し
Figure 0005009996
ここで、ω=Ω−1は、一組{0,1,...,M−1}の置換であり、アンテナ2は、同時に第2のフレームを伝送する。
Figure 0005009996
当業者であれば、TH−UWB信号の代わりに、式(7)によるDS−UWB信号又は式(9)によるDS−TH−UWB信号を使用することによって、類似の式が得られることが分かる。
これは、(11)又は(13)から分かるように、行列Cの構成要素は、単に0S及び1Sであり、符号付きの値ではない。従って、これら構成要素は、任意の位相反転も一般的に任意の位相のずれも導入しない。この時空間符号は、超広帯域信号の変調に好適である。
また、行列Cは、その列の各々で同数の<<1S>>を有し、それは、各種アンテナに対するエネルギの有利な均等配分(equidistribution)によって表現される。
時空間符号Cはまた、P個の情報シンボルがチャンネルのP回の使用の間に伝送されるので、フルレート(full rate)の符号である。従って、その符号化利得は、従来技術で知られるそれよりも高い。
最後に、提案された時空間符号は、最大のダイバーシチを備える。これは、2個の伝送アンテナ(P=2)の場合に簡単に示される。実際、この場合、時空間符号行列は、以下のように記載される。
Figure 0005009996
定義により、符号は、符号の任意の1対の相異なる行列C,C´についてΔC=C−C´がフルランク(full rank)、即ち
Figure 0005009996
の場合、最大のダイバーシチを備え、ここでa=σ−σ´及びa=σ−σ´は、フルランクである。
意図的に、ベクトルa及びaの一方は、0の全てのその構成要素、又は反対の符号を備える2つの非0の構成要素を有する。
行列ΔCは、その改良した形式で記載されることができる。
Figure 0005009996
ここで、ω=Ω−1及びal,m=σl,m−σ´l,m、l=1,2、m=0,...,M−1である。
行列ΔCは、これら列ベクトルの両方が同一線形順序にある場合、即ち
Figure 0005009996
のようなスカラーλが存在する場合、フルランクではなく、ここで
Figure 0005009996
そして故に
Figure 0005009996
という事実を考えると
Figure 0005009996
言い換えると、ベクトルa及びaが必ず0、即ちC=C´の場合及びその場合に限り、確認(verify)される。
図3は、本発明による時空間符号化を使用する例示的な伝送システムを示す。
システム300は、ブロックワイズ(blockwise)に、S=(σ,σ,...,σ)に情報シンボルを受信し、σ、l=1,...,P、P>1は、濃度M>1のPPMコンステレーションのシンボルである。代わりに、情報シンボルは、前記PPMコンステレーションでトランスコーディング(マッピング)を予め受ける場合、他のM−aryコンステレーションから生じる。情報シンボルは、ソースコーディング、畳み込み形式のチャンネルコーディング、ブロックワイズ、又は直列又は並列ターボコーディング、インターレースのような、当業者に良く知られた1つ又は複数の動作から生じさせることができる。
情報シンボルブロックS=(σ,σ,...,σ)は、時空間符号器310の符号化動作を受ける。具体的に、モジュール310は、式(11)に従って行列Cの係数、又は上述のように、その行又は列の置換によって得られる代替物を計算する。Cの第1の行に関するP個の列ベクトル(M個の構成要素を備えるベクトル)は、P個のPPMシンボルを示し、変調器UWB320,...,320にそれぞれ伝送され、第1のフレームを生成し、その後第2の行Cに関するP個の列ベクトルを生成し、第2のフレーム等を生成し、最終的に列ベクトルの最終行に至り、最後のフレームを生成する。図4において、上側のインデクスは、フレームを示し、下側のインデクスは、放射要素330,...,330を示す。変調器UWB320は、列ベクトルσ,Ωσ,ΩσP−1...,σから、相当する変調されたUWBパルス信号を生成する。また、変調器UWB320は、相当する変調されたUWBパルス信号をベクトルσ,σ,Ωσ,...,Ωσから生成し、変調器UWB320Pは、ベクトルσ,σP−1,...,σを生成する。例えば仮に、2重アンテナシステム(P=2)について、時空間符号化行列(18)及びTH−UWB形式の変調支援信号が使用されると、変調器320は、信号(14)及び(16)を引続き提供し、一方で変調器UWB320は、信号(15)及び(17)を引続き提供する。本発明の範囲内では比較的有利ではないが、変調のための支援として使用されるUWBパルス信号は、代わりに形式DS−UWB又はTH−DS−UWBでもよい。全ての場合において、それによって変調されたUWBパルス信号はその後、放射要素330から330に伝送される。これら放射要素は、UWBアンテナ、レーザダイオード又はLEDでもよく、それは例えば、赤外領域で動作し、電気光学変調器に関連付けられる。提案された伝送システムはその後、無線光学通信の分野で使用されることができる。
図3に示されるシステムによって伝送されるUWB信号は、従来の方法でマルチアンテナ受信器によって処理されることができる。受信器は例えば、決定段階が続くRake形式の相関段階を含むことができ、例えば当業者に知られる球面復号器(sphere decoder)を使用する。
図4は、受信時におけるビット毎の信号対雑音比に対するバイナリエラー率曲線を示す。曲線は、1つ又は2つの伝送アンテナ及び1つの受信アンテナを備えるシステムの異なる構成のために、及び異なるPPM変調オーダ:2、4及び8の位置のために与えられる。
受信時の処理は、2006年9月の17th IEEE Annual International Symposium on Personal, Indoor and Mobile Radio CommunicationsのProcに掲載されたC. Abou-Rjeilyらの文献<<MIMO UMB communication systems using modified Hermite pulses>>に記載されるように、PPM変調に適合される球面復号技術に基づく。P=2の伝送アンテナについて、本発明による時空間符号化及びアラモチ符号は、同一の性能を有する点に留意すべきである。しかし、前述の通り、本発明による符号化は、PPMコンステレーションの拡張を要求しない。

Claims (9)

  1. 複数の放射要素を含むUWB伝送システムのための時空間符号化方法であって、
    PPM変調アルファベットに属する情報シンボルのブロックS=(σ,σ,...,σ)を一連のベクトルに符号化し、
    ベクトルの構成要素は、前記システムの所定の放射要素のために、及び伝送チャンネルの所定の使用のためにUWBパルス信号を位置変調することを目的とし、
    各構成要素は、PPM変調位置に相当し、
    前記ベクトルは、
    Figure 0005009996
    の行列の要素から得られ、行列の行は、伝送チャンネルの使用に相当し、行列の列は、放射要素に相当し、行列Cは、その行及び/又はその列の置換内に対して定義され、Ωは、PPM変調位置の置換であることを特徴とする方法。
  2. Ωは、前記変調位置の円状置換であることを特徴とする請求項1に記載の時空間符号化方法。
  3. Ωは、前記変調位置の円状シフトであることを特徴とする請求項2に記載の時空間符号化方法。
  4. 放射要素は、UWBアンテナであることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の伝送方法。
  5. 放射要素は、レーザダイオード又は光放射ダイオードであることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の伝送方法。
  6. 前記パルス信号は、TH−UWB信号であることを特徴とする請求項4又は5に記載の方法。
  7. 前記パルス信号は、DS−UWB信号であることを特徴とする請求項4又は5に記載の方法。
  8. 前記パルス信号は、TH−DS−UWB信号であることを特徴とする請求項4又は5に記載の方法。
  9. 複数の放射要素を含むUWB伝送システムであって、
    −PPM変調アルファベットに属する情報シンボルのブロックS=(σ,σ,...,σ)を一連のベクトルに符号化するための符号化手段(310)と、
    各ベクトルは、伝送チャンネルの所定の使用及び所定の放射要素に関連付けられ、
    ベクトルの各構成要素は、PPM変調位置に相当し、
    前記ベクトルは、
    Figure 0005009996
    の行列の要素から得られ、行列の行は、伝送チャンネルの使用に相当し、行列の列は、放射要素に相当し、行列Cは、その行及び/又はその列の置換内に対して定義され、Ωは、PPM変調位置の置換であり、
    −UWBパルス信号を位置変調するための複数の変調器(320,320,..,320)と、
    各変調器は、放射要素とチャンネルの使用とに関連付けられるベクトルの構成要素を用いて、伝送チャンネルの使用の間、放射要素に関連付けられ、前記信号を位置変調し、
    −前記関連付けられた変調器によって変調される信号を放射するよう適合された各放射要素と
    を具備することを特徴とするシステム。
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