JP5009173B2 - データ移行装置 - Google Patents
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Description
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のデータ移行装置において、一方が前記移行元接続端子となり、他方が前記移行先接続端子になる第1接続端子及び第2の接続端子を備えており、前記第1接続端子が前記移行元接続端子で、かつ前記第2接続端子が前記移行先接続端子として機能する場合と、前記第1接続端子が前記移行先接続端子で、かつ前記第2接続端子が前記移行元接続端子として機能する場合とを切り替える切替手段を更に備えたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ移行装置において、前記移行元接続端子及び移行先接続端子は、USB端子であることを要旨とする。
本発明によれば、揮発性メモリと、第1及び第2の接続端子とを備える。これら第1及び第2の接続端子は、揮発性メモリに書き込まれるデータを取り込む移行元接続端子と、揮発性メモリに書き込まれたデータを転送する移行先接続端子とから構成される。移行元接続端子が移行元コンピュータ装置に接続されると、移行元コンピュータ装置は揮発性メモリを認識する。また、他の接続端子が移行先コンピュータ装置に接続されると、移行先コンピュータ装置は揮発性メモリを認識する。このため、揮発性メモリは、移行先コンピュータ装置と移行元コンピュータ装置だけで共有するメモリになるので、他のコンピュータ装置からこのメモリのデータを閲覧することはできない。よって、接続するという簡単な作業で、セキュリティを確保して、移行先コンピュータ装置と移行元コンピュータ装置との間でデータの移行を行なうことができる。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
本実施形態におけるデータ移行装置としてのデータ中継装置10は、本体部11と、これに接続されている2本のケーブル13,14と、各ケーブル13,14の端部にそれぞれ設けられた接続端子15,16とを備えている。
メモリ制御部120は、揮発性メモリ110に対してデータの書込及び読出を実行する。本実施形態では、メモリ制御部120は、接続端子15に接続される書込制御手段121と、接続端子16に接続される読出制御手段122とを備える。書込制御手段121は、接続端子15に接続される移行元コンピュータ装置20からの操作に応じたデータの読み出し及び書き込みを許可する。読出制御手段122は、接続端子16に接続される移行先コンピュータ装置30からの操作に応じたデータの読み出しのみを許可する。
また、本実施形態では、本体部11の筐体には、図1に示すように、データの転送方向(接続端子15から接続端子16への方向)を示す矢印マーク11aが設けられている。
移行された後、データ中継装置10と移行元コンピュータ装置20との接続が切断されたときに行なわれる処理である。
図3に示すように、データ移行を実行する場合、データ中継装置10を、移行元コンピュータ装置20に接続し(ステップS1−1)、移行先コンピュータ装置30に接続させる(ステップS1−2)。具体的には、ユーザは、データ中継装置10の接続端子15を移行元コンピュータ装置20のUSBポートに接続し、接続端子16を移行先コンピュータ装置30のUSBポートに接続する。
そして、図4に示すように、移行元コンピュータ装置20は、揮発性メモリ110への複写指示の取得処理を実行する(ステップS5−1)。具体的には、ユーザは、移行元コンピュータ装置20内のデータ記憶領域を示すフォルダにおいて移行対象データのファイル名を選択し、データ中継装置10の揮発性メモリ110を示すフォルダにコピーする指示の操作を、キーボードやポインティングデバイスを用いて行なう。これにより、移行元コンピュータ装置20は、移行対象データ及び移行先を含む複写指示を取得する。
0は、データの書き込みができない旨を移行先コンピュータ装置30に送信する。移行先コンピュータ装置30は、書き込みができない旨をディスプレイに表示する。
以上のように移行対象データが移行先コンピュータ装置30に移行された場合、図5に示すように、データ中継装置10と移行元コンピュータ装置20との接続が切断される(ステップS7−1)。具体的には、ユーザが、データ中継装置10の接続端子15を移行元コンピュータ装置20のUSBポートから抜く。これにより、移行元コンピュータ装置20は、データ中継装置10の揮発性メモリ110を認識できなくなるので、揮発性メモリ110を示すフォルダの表示を停止する(ステップS7−2)。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
1とUSB端子の接続端子15,16とを備える。揮発性メモリ110は、接続端子15を介して接続する移行元コンピュータ装置20から電力供給を受ける。このデータ中継装置10を、移行元コンピュータ装置20に接続し(ステップS1−1)、移行先コンピュータ装置30に接続させる(ステップS1−2)と、各コンピュータ装置(20,30)は、揮発性メモリ110をリムーバブルディスクとして新たに認識する(S2−1,S4−1)。このため、揮発性メモリ110は、データ中継装置10が接続されたコンピュータ装置(20,30)だけで共有するメモリになるので、他のコンピュータ装置から揮発性メモリ110のデータを閲覧することはできない。従って、データ中継装置10を接続するという簡単な作業で、セキュリティを確保して、移行元コンピュータ装置20と移行先コンピュータ装置30との間で、データの移行を行なうことができる。
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図6及び図7に基づいて説明する。以下の実施形態において、上述の実施形態と同様の部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態においては、スイッチの切替により、移行元接続端子及び移行先接続端子として機能させる接続端子15,16を変更することができる。
置している場合には、接続端子15が移行先接続端子として機能し、接続端子16が移行元接続端子として機能する。
メモリ制御部520は、接続端子15,16に接続されており、書込制御手段521と、読出制御手段522とを備える。書込制御手段521は、移行元コンピュータ装置20からの操作に応じたデータの読み出し及び書き込みを許可する。読出制御手段522は、移行先コンピュータ装置30からの操作に応じたデータの読み出しのみを許可する。
本実施形態によれば、上記(1)〜(4)に記載の効果と同様な効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
接続端子15,16をコンピュータ装置(20,30)に接続する際に、これら接続端子15,16を区別しなくてもよいので、接続がより容易に行なえ、より簡単にデータを移行することができる。
○ 上記各実施形態においては、揮発性メモリ110に供給する電力は、移行元コンピュータ装置20から取得する構成とした。これに限らず、揮発性メモリ110に供給する電力は、移行先コンピュータ装置30から取得してもよい。また、移行元コンピュータ装置20及び移行先コンピュータ装置30の一方の接続が切断されたときに、揮発性メモリ110への電力供給を停止するようにしてもよい。この場合、接続端子15,16からの電力供給を監視する電力供給監視手段を、本体部11,51に設ける。電力供給監視手段は、接続端子15,16の両方から電力供給を受けた場合には、揮発性メモリ110へ電力を供給し、接続端子15,16の少なくとも一方から電力が供給されなくなった場合には、揮発性メモリ110に供給していた電力を停止する。これにより、移行元コンピュータ装置20又は移行先コンピュータ装置30との接続が切断されたときには、揮発性メモリ110のデータが消去されるので、情報漏洩の可能性を低減することができる。
Claims (4)
- 揮発性メモリと、
前記揮発性メモリに書き込まれるデータを取り込む移行元接続端子と、
前記揮発性メモリに書き込まれたデータを転送する移行先接続端子と、
前記移行元接続端子を介して接続される移行元である第1のコンピュータ装置からのアクセスに応じて前記揮発性メモリに対して書込を実行する書込制御手段と、
前記移行先接続端子を介して接続される移行先である第2のコンピュータ装置からのアクセスに応じて前記揮発性メモリに対して読出のみを許容し、書込を許容しない読出制御手段とを備え、
前記揮発性メモリに記録されたデータを保持するための電力を、少なくとも一方の接続端子を介して供給し、
前記少なくとも一方の接続が切断されたときに、前記揮発性メモリへの電力供給を停止することを特徴とするデータ移行装置。 - 前記揮発性メモリに記録されたデータを保持するための電力は、前記移行元接続端子を介して供給されることを特徴とする請求項1に記載のデータ移行装置。
- 一方が前記移行元接続端子となり、他方が前記移行先接続端子になる第1接続端子及び第2の接続端子を備えており、
前記第1接続端子が前記移行元接続端子で、かつ前記第2接続端子が前記移行先接続端子として機能する場合と、前記第1接続端子が前記移行先接続端子で、かつ前記第2接続端子が前記移行元接続端子として機能する場合とを切り替える切替手段を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載のデータ移行装置。 - 前記移行元接続端子及び移行先接続端子は、USB端子であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ移行装置。
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