JP2007156865A - データ記憶装置 - Google Patents

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誠 岡崎
Yasushi Ueda
泰志 上田
Yasushi Imamura
泰 今村
Daisuke Kondo
大輔 近藤
Mamiko Akizuki
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Abstract

【課題】記録した情報を保護することのできるデータ記憶装置を提供する。
【解決手段】ファイルシステムサーバ2と通信する伝送路通信手段101と、ファイルシステムを記録する揮発性記憶手段104と、情報を記録する不揮発性記憶手段106と、各記憶手段とデータ転送するデータ分岐/選択手段105と、ホストコンピュータ3と通信するホストインターフェース103と、データ記憶装置1を制御するシステム制御手段102を備え、ホストコマンドをシステム制御手段102で解析し、前記解析結果に基づいてデータ分岐/選択手段105がデータ転送するので、ファイルシステムを揮発性記憶手段104に記憶することができる。従って、記憶装置1に記憶されたファイルシステムを簡単に消去でき、記憶装置1に記録された情報の読み出しを保護できる。
【選択図】図1

Description

本発明はデータ記憶装置に関し、より詳細には、記録された情報の読み出しを保護するセキュリティ技術に関する。
従来のデータ記憶装置は、暗号化した情報を記憶装置に記憶すると共に、情報を暗号化するために用いる暗号鍵を記憶装置から着脱可能な記憶媒体に記憶し、暗号化された情報と情報の暗号化に用いた暗号鍵を分離する形態で管理することにより、記憶装置に記憶した情報の読み出しを制限していた(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のデータ記憶装置は、前記暗号鍵のような論理的な方法とは別に、物理的な鍵を用いて機構系を制御し、記憶装置に記憶した情報の読み出しを制限していた(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−161549号公報 特開平8−203257号公報
しかしながら、前記従来の構成では、高度化する暗号や認証の解析技術によって論理的な鍵が複製されたり、物理的な鍵が複製されて、記憶装置に記録した情報が漏洩するという課題を有していた。
また、前記従来の構成では、論理的または物理的な鍵の掛け忘れの発生により、記憶装置に記録した情報が漏洩するという課題も有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、暗号鍵や物理鍵を用いることなく記憶装置に記録した情報を保護することのできるデータ記憶装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のデータ記憶装置は、ホストコンピュータから送信された処理要求を受信すると共に、前記ホストコンピュータとの間のデータ転送を担うホストインターフェースと、前記ホストインターフェースから転送されたデータを予め定められた所定のデータ容量の記録単位に分割して記憶する不揮発性記憶手段と、前記ホストインターフェースから転送された前記データの前記記録単位及び前記不揮発性記憶手段における前記データの記憶アドレス位置を示すファイルシステムを記憶する揮発性記憶手段と、前記ホストコンピュータから前記データの書き込みが指示された場合には前記ホストインターフェースが前記ホストコンピュータから受信した情報から前記ファイルシステムを抽出して前記揮発性記憶手段に転送するとともに前記情報から前記データを抽出して前記ファイルシステムの内容に従って前記不揮発性記憶手段に転送し、前記ホストコンピュータから前記不揮発性記憶手段に記録されたデータの読み出しが指示された場合には、前記揮発性記憶手段に記憶した前記ファイルシステムの内容に基づいて前記不揮発性記憶手段から前記データを読み出して前記ホストインターフェースに転送するデータ分岐/選択手段と、前記揮発性記憶手段が外部のファイルシステムサーバと伝送路を介して前記ファイルシステムの送受信を行うように制御し、前記揮発性記憶手段の前記ファイルシステムが変更された場合に前記ファイルシステムサーバに前記ファイルシステムを転送する伝送路通信手段と、前記ホストコンピュータからの処理要求に従って、前記データ分岐/選択手段及び前記伝送路通信手段の動作制御を行うシステム制御手段とを備えた事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、ホストコンピュータから送信された処理要求を受信すると共に、前記ホストコンピュータとの間のデータ転送を担うホストインターフェースと、前記ホストインターフェースから転送されたデータを予め定められた所定のデータ容量の記録単位に分割して記憶する不揮発性記憶手段と、前記ホストインターフェースから転送された前記データの前記記録単位及び前記不揮発性記憶手段における前記データの記憶アドレス位置を示すファイルシステムを記憶する着脱式不揮発性記憶手段と、前記ホストコンピュータから前記データの書き込みが指示された場合には前記ホストインターフェースが前記ホストコンピュータから受信した情報から前記ファイルシステムを抽出して前記着脱式不揮発性記憶手段に転送するとともに前記情報から前記データを抽出して前記ファイルシステムの内容に従って前記不揮発性記憶手段に転送し、前記ホストコンピュータから前記不揮発性記憶手段に記録されたデータの読み出しが指示された場合には、前記着脱式不揮発性記憶手段に記憶した前記ファイルシステムの内容に基づいて前記不揮発性記憶手段から前記データを読み出して前記ホストインターフェースに転送するデータ分岐/選択手段と、前記ホストコンピュータからの処理要求に従って、前記データ分岐/選択手段の動作制御を行うシステム制御手段とを備えた事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、前記ホストインターフェースは、前記ホストコンピュータと行うデータ転送が前記ホストコンピュータから前記システム制御手段へ送信された前記処理要求の受信であるか、前記ホストコンピュータからのデータ記録もしくは前記ホストコンピュータへのデータ読み出しであるかを判断し、前記ホストコンピュータと行うデータ転送が前記ホストコンピュータから前記システム制御手段へ送信された処理要求の受信である場合、前記受信した処理要求の内容を前記システム制御手段に通知し、前記ホストコンピュータと行うデータ転送が前記ホストコンピュータへのデータ読み出しである場合、前記ホストコンピュータに送信するデータを前記データ分岐/選択手段から受信し、前記ホストコンピュータと行うデータ転送が前記ホストコンピュータからのデータ記録である場合、前記ホストコンピュータから受信したデータを前記データ分岐/選択手段へ送信する事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、前記ホストコンピュータから受信したデータを記録するための記憶領域は、前記揮発性記憶手段および前記不揮発性記憶手段で構成される事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、前記記憶領域は、前記揮発性記憶手段内の領域および前記不揮発性記憶手段内の領域を一つの連続するアドレス空間に割り当て、前記揮発性記憶手段及び前記不揮発性記憶手段の領域を任意のアドレスに割り当て可能である事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、前記ホストコンピュータから受信したデータを記録するための記憶領域は、前記着脱式不揮発性記憶手段および前記不揮発性記憶手段で構成される事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、前記記憶領域は、前記着脱式不揮発性記憶手段内の領域および前記不揮発性記憶手段内の領域を一つの連続するアドレス空間に割り当て、前記着脱式不揮発性記憶手段及び前記不揮発性記憶手段の領域を任意のアドレスに割り当て可能である事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、前記ホストコンピュータが前記データの記録あるいは読み出しを行う場合、記録処理または再生処理を開始するアドレスが付加情報として前記処理要求に含まれる事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、ファイルシステムの取得または送信を行う場合、ファイルシステムサーバと接続するために必要な情報が付加情報として前記処理要求に含まれる事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、前記ファイルシステムサーバと接続するために必要な情報は、前記ファイルシステムサーバを特定することができる情報である事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、前記ファイルシステムサーバと接続するために必要な情報は、前記ファイルシステムサーバと論理的に接続するためのパスワードである事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、前記揮発性手段に記憶された前記ファイルシステムを読み出す場合、前記データ分岐/選択手段は、前記ファイルシステムに登録する前記記録単位が記録された位置や順序が特定できる情報が登録されていなければ、任意の位置や順序で前記記録単位が記録されているように前記ファイルシステムを変更するフラグメント発生手段を備える事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、前記着脱式揮発性記憶手段に記憶された前記ファイルシステムを読み出す場合、前記データ分岐/選択手段は、前記ファイルシステムに登録する前記記録単位が記録された位置や順序が特定できる情報が登録されていなければ、任意の位置や順序で前記記録単位が記録されているように前記ファイルシステムを変更するフラグメント発生手段を備える事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、前記伝送路通信手段は、有線、無線または、着脱可能な記憶媒体と通信する事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、前記伝送路通信手段は、前記ファイルシステムサーバとの接続において、認証する事を特徴としたものである。
さらにデータ記憶装置において、前記伝送路通信手段は、前記ファイルシステムサーバとのデータ転送において、暗号化したデータを転送する事を特徴としたものである。
以上のように、本発明のデータ記憶装置によれば、記憶装置に記録したい情報を不揮発性記憶手段に記録し、記憶装置に記録されている情報を管理するファイルシステムを揮発性記憶手段と記憶装置に接続されるファイルシステムサーバに記録することができるので、記憶装置の電源を切ると、記憶装置内の揮発性記憶手段に記憶されたファイルシステムが消去され、記憶装置内には不揮発性記憶手段に記録した情報だけを残し、記憶装置から消去されたファイルシステムは、記憶装置とは切り離し可能なファイルシステムサーバに残すことができる。したがって、一旦、電源を切った記憶装置は、記憶装置の電源を切ってからファイルシステムサーバに記録されたファイルシステムを記憶装置にダウンロードするまで記憶装置内にファイルシステムが存在しないので、不揮発性記憶手段に記録された情報の配置や構造が不明となり、記憶装置に記録された情報を不正に引き出す事ができないという効果がある。また、記憶装置を使い込むことによって発生するフラグメント(情報の断片化)を故意に発生させる手段を記憶装置に設けることにより、記憶装置に記録した情報の配置や構造が複雑となるので、記憶装置に記録された情報を不正に引き出す事ができないという効果を高めることができる。
以下に、本発明の記憶装置の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1におけるデータ記憶装置の構成を示すものである。
図1において、データ記憶装置1は、伝送路通信手段101、システム制御手段102、ホストインターフェース103、揮発性記憶手段104、データ分岐/選択手段105および、不揮発性記憶手段106で構成し、ホストコンピュータ3の要求するホストコマンドに従って情報の記録及び再生を行うと共に、データ記憶装置1に記録された情報を管理するファイルシステムの送受信を要求する装置コマンドをファイルシステムサーバ2に送信し、前記装置コマンドの内容に従ってファイルシステムサーバ2とデータ転送を行うものである。なお、データ記憶装置1の構成手段である揮発性記憶手段104は、揮発性記憶手段104への電源供給を止めると、揮発性記憶手段104に記録されていた内容が消去されるものである。
ここで、ファイルシステムは、ホストコンピュータ3上のオペレーションシステムのファイルフォーマット規則に沿って作成され、少なくともデータ記憶装置1の不揮発性記憶手段104に記録されたデータが格納されている位置や順序(記録されたデータの配置)を示す情報を含むものであり、その他の情報として、不揮発性記憶手段104の記録容量、記録単位(クラスタ)の容量および、記録されたデータで構成されるファイル(ディレクトリを含む)の名前や容量を示す情報などを含むものである。
例えば、ホストコンピュータ3がデータ記録装置1内のデータ格納領域の初期化を行う場合や、データ格納領域にデータを記録する場合にホストコンピュータ3がファイルシステムを作成し、データ記録装置1に転送する。本実施例では記録領域は揮発性記憶手段104及び不揮発性記憶手段106を指す。
ファイルシステムサーバ2は、複数のデータ記憶装置1の前記ファイルシステムを管理し、データ記憶装置1の要求する前記装置コマンドに従って前記管理している前記ファイルシステムの更新および、前記ファイルシステムのデータ記憶装置1への送信を行う。ホストコンピュータ3は、データ記憶装置1の使用者であり、データ記憶装置1への情報の記録およびデータ記憶装置1へ記録された情報の再生を要求する前記ホストコマンドをデータ記憶装置1に送信すると共に、前記要求したホストコマンドの内容に従ってデータ記憶装置1とデータ転送を行う。
なお、データ記憶装置1とファイルシステムサーバ2の間の通信には、前記装置コマンドの送信と前記ファイルシステムの送受信が識別できる通信プロトコルが定められており、前記通信プロトコルに従って通信を行う。
また、データ記憶装置1とホストコンピュータ3の間の通信には、前記ホストコマンドの送信と前記データ転送の識別ができる通信プロトコルが定められており、前記通信プロトコルに従って通信を行う。なお、ホストコンピュータ3がデータ記憶装置1に送信する前記ホストコマンドは、記録や再生のようなデータ記憶装置1が実行する処理内容と、前記処理内容を実行するために必要な付加情報で構成されている。
以上のようにファイルシステムサーバ2およびホストコンピュータ3に接続されたデータ記憶装置1において、データ記憶装置1に記録された情報を再生する動作および、データ記憶装置1に情報を記録する動作について、以下に詳細に説明する。
まず、データ記憶装置1から情報を再生する場合、ホストコンピュータ3は、ホスト通信路112を介して、データ記憶装置1に再生コマンドを送信する。なお、ホストコンピュータ103が送信する前記再生コマンドは、前記付加情報として、ホストコンピュータ3が取得したい情報が格納された記憶領域の先頭アドレスを示す再生開始アドレスおよび、ホストコンピュータ3が取得したい情報量を示す再生データ容量を含んでいる。また、前記記憶領域とは、データ記憶装置1の構成手段である揮発性記憶手段104と不揮発性記憶手段106が持つ全ての記憶領域である。さらに、前記記録領域は、データ記憶装置1の有する一つの連続する記憶領域としてアドレスが割り振られ、揮発性記憶手段104はデータ記憶装置1に記録された情報を管理するためのファイルシステムが格納される記憶領域、不揮発性記憶手段106はデータ記憶装置1に記録された情報が格納される記憶領域に割り当てられる。
ホストコンピュータ3から前記再生コマンドが送信されたデータ記憶装置1において、ホストコンピュータ3との通信プロトコルを実行するホストインターフェース103は、ホスト通信路112を介して、ホストコンピュータ3から送信される前記再生コマンドを受信する。前記再生コマンドを受信したホストインターフェース103は、コマンド通信信号115を介して、前記再生コマンドを受信したことをシステム制御手段102に通知すると共に、受信した前記再生コマンドをシステム制御手段102に開示する。
前記再生コマンドの受信が通知されたシステム制御手段102は、ホストインターフェース103の開示する前記再生コマンドを解析し、ホストコンピュータ3の要求がデータ記憶装置1に記録された情報の再生であることと、前記再生コマンドの要素である再生開始アドレスを解析して揮発性記憶手段104へのアクセスか、それとも、不揮発性記憶手段106へのアクセスかを判断すると共に、前記判断した結果に基づいて前記再生開始アドレスを揮発性記憶手段104のアドレス(以降、揮発領域アドレスと記す)または、不揮発性記憶手段106のアドレス(以降、不揮発領域アドレスと記す)に変換する。
前記変換したアドレスが揮発領域アドレスであった場合、システム制御手段102は、揮発性記憶手段104に有効なファイルシステムが存在するかどうかを確認する。前記ファイルシステムの存在を確認した結果、揮発性記憶手段105に有効なファイルシステムが存在しない場合、システム制御手段102は、前記変換した揮発領域アドレスと前記再生コマンドの要素である再生データ容量を記憶して前記再生コマンドの実行を中断すると共に、コマンド通信信号115を介して揮発性記憶手段104に有効なファイルシステムが存在しないことをホストインターフェース103に通知する。また、前記ファイルシステムの存在を確認した結果、揮発性記憶手段105に有効なファイルシステムが存在する場合、システム制御手段102は、データ分岐/選択制御信号116を介して、前記変換した揮発領域アドレスと前記再生データ容量を開示すると共に、揮発性記憶手段104へのリードアクセス開始をデータ分岐/選択手段105に通知する。なお、システム制御手段102の詳細な説明は、データ記憶装置1へ情報を記録する動作を説明した後に記す。
前記有効なファイルシステムが存在しない場合、有効なファイルシステムが存在しないことを通知されたホストインターフェース103は、ホストコンピュータ3から送信された前記再生コマンドの実行を中断したことと、ファイルシステムサーバ2にアクセスするために必要な情報(以降、サーバ通信許可申請情報)の送信要求をホストコンピュータ3に通知し、サーバ通信許可申請情報の送信を待つ。なお、前記サーバ通信許可申請情報とは、ファイルシステムサーバ2を特定するIPアドレスや、ファイルシステムサーバ2にアクセスするためのパスワードである。
前記再生コマンドの実行中断および、前記サーバ通信許可申請情報の送信要求を受けたホストコンピュータ3は、ホスト通信路112を介して、前記サーバ通信許可申請情報をデータ記憶装置1に送信し、前記再生コマンドの再開を待つ。
ホストコンピュータ3から前記サーバ通信許可申請情報が送信されたデータ記憶装置1において、ホストインターフェース103は、前記サーバ通信許可申請情報を受信し、コマンド通信信号115を介して、前記サーバ通信許可申請情報を受信したことをシステム制御手段102に通知すると共に、受信した前記サーバ通信許可申請情報をシステム制御手段102に開示する。
前記サーバ通信許可申請情報を受信したことが通知されたシステム制御手段102は、伝送路通信制御信号113介して、ファイルシステムサーバ2に格納されたファイルシステムのダウンロード要求を伝送路通信手段101に通知すると共に、前記サーバ通信許可申請情報を伝送路通信手段101に開示する。
前記ファイルシステムのダウンロード要求が通知された伝送路通信手段101は、システム制御手段102が開示する前記サーバ通信許可申請情報に基づいてファイルシステムサーバ2を特定し、伝送路111を介して、前記特定したファイルシステムサーバ2にファイルシステムのダウンロードを要求する。ファイルシステムサーバ2が前記ファイルシステムのダウンロードを許可し、ファイルシステムサーバ2から前記ファイルシステムの送信が開始された伝送路通信手段101は、ファイルシステム通信信号114を介して、ファイルシステムサーバ2から受信した前記ファイルシステムを揮発性記憶手段104へ転送する。ファイルシステムサーバ2から前記ファイルシステムを全て受信し、受信した前記ファイルシステムを全て揮発性記憶手段104へ転送した伝送路通信手段101は、システム制御手段102に前記ファイルシステムのダウンロード要求が完了したことを通知する。また、ファイルシステムサーバ2へ接続できなかった場合および、前記ファイルシステムを全てダウンロードできなかった場合、伝送路通信手段101は、システム制御手段102に前記ファイルシステムのダウンロード要求が完了しなかったことを通知する。なお、データ記憶装置1とファイルシステムサーバ2の接続においては、既知の装置認証方法を用いて装置認証を行ったり、ファイルシステムのダウンロードで発生するデータ転送においては、既知のデータ暗号方法等により暗号化を行っても良い。
前記ファイルシステムのダウンロード要求が完了したことを通知されたシステム制御手段102は、データ記憶手段1とファイルシステムサーバ2の前記接続の可否を記憶すると共に、データ分岐/選択制御信号116を介して、前記記憶しておいた揮発領域アドレスと再生データ容量を開示すると共に、揮発性記憶手段104へのリードアクセス開始をデータ分岐/選択手段105に通知する。
前記ファイルシステムのダウンロード要求が完了しなかったことが通知されたシステム制御手段102は、中断していた再生コマンドの実行を終了し、ホストコンピュータ3から送信された前記再生コマンドの実行が正常に終了しなかったことをホストインターフェース103に通知する。
前記揮発領域アドレスと再生データ容量が開示され、揮発性記憶手段104へのリードアクセス開始が通知されたデータ分岐/選択手段105は、前記揮発領域アドレスと再生データ容量に基づいて揮発性記憶手段104にリードアクセスし、揮発性記憶データ118を介して、揮発性記憶手段104に格納されたファイルシステムを取得する。前記ファイルシステムを取得したデータ分岐/選択手段105は、データ通信信号117を介して、前記取得したファイルシステムをホストインターフェース103に送信し、前記取得したファイルシステムを全てホストインターフェース103に送信すると、データ分岐/選択手段105は、データ通信信号117を介して、システム制御手段102から通知された揮発性記憶手段104へのリードアクセスが終了したことをホストインターフェース103に通知する。
前記取得したファイルシステムが送信されたホストインターフェース103は、ホスト通信路112を介して、データ分岐/選択手段105から送信されてきた前記ファイルシステムをホストコンピュータ103に送信する。前記リードアクセスの終了が通知され、前記ファイルシステムを全てホストコンピュータ3に送信したホストインターフェース103は、コマンド通信信号115を介して、ホストコンピュータ3から送信された前記再生コマンドによるデータ転送が終了したことをシステム制御手段102に通知する。
前記データ転送の終了が通知されたシステム制御手段102は、再生コマンドの実行を終了し、コマンド通信信号115を介して、ホストコンピュータ3から送信された再生コマンドが正常に終了したことをホストインターフェース103に通知する。
前記再生コマンドが正常に終了しなかったこと、または、前記再生コマンドが正常に終了したことが通知されたホストインターフェース103は、ホスト通信路112を介して、前記再生コマンドの実行結果をホストコンピュータ3に送信し、前記ホストコンピュータ3から送信された再生コマンドに関わる動作を終了する。
また、前記変換したアドレスが不揮発領域アドレスであった場合、システム制御手段102は、不揮発性記憶手段106へのリードアクセス開始と、前記変換した不揮発領域アドレスおよび、前記再生データ容量をデータ分岐/選択手段105に通知する。
前記不揮発領域アドレスと再生データ容量が開示され、不揮発性記憶手段106へのリードアクセス開始が通知されたデータ分岐/選択手段105は、前記不揮発領域アドレスと再生データ容量に基づいて不揮発性記憶手段106にリードアクセスし、不揮発性記憶データ119を介して、不揮発性記憶手段106に格納された情報を取得する。前記情報を取得したデータ分岐/選択手段105は、データ通信信号117を介して、前記取得した情報をホストインターフェース103に送信し、前記取得した情報を全てホストインターフェース103に送信すると、データ分岐/選択手段105は、データ通信信号117を介して、システム制御手段102から通知された不揮発性記憶手段106へのリードアクセスが終了したことをホストインターフェース103に通知する。
前記取得した情報が送信されたホストインターフェース103は、ホスト通信路112を介して、データ分岐/選択手段105から送信されてきた前記情報をホストコンピュータ103に送信する。前記リードアクセスの終了が通知され、前記情報を全てホストコンピュータ3に送信したホストインターフェース3は、コマンド通信信号115を介して、ホストコンピュータ3から送信された前記再生コマンドによるデータ転送が終了したことをシステム制御手段102に通知する。
前記データ転送の終了が通知されたシステム制御手段102は、前記再生コマンドの実行を終了し、コマンド通信信号115を介して、ホストコンピュータ3から送信された前記再生コマンドが正常に終了したことをホストインターフェース103に通知する。
前記再生コマンドが正常に終了したことを通知されたホストインターフェース103は、ホスト通信路112を介して、ホストコンピュータ3から送信された前記再生コマンドの実行結果を送信し、前記ホストコンピュータ3から送信された前記再生コマンドに関わる動作を終了する。
次に、データ記憶装置1に情報を記録する場合、ホストコンピュータ3は、ホスト通信路112を介して、データ記憶装置1に記録コマンドを送信する。なお、ホストコンピュータ103が送信する前記記録コマンドは、前記付加情報として、ホストコンピュータ3が記録したい情報を格納する前記記憶領域の先頭アドレスを示す記録開始アドレスおよび、ホストコンピュータ3がデータ記憶装置1に記録したい情報量を示す記録データ容量を含んでいる。また、ホストコンピュータ3がデータ記憶装置1に前記記録コマンドを送信する時点において、ホストコンピュータ3は、データ記憶装置1に記録された情報の内容(ファイル名)や情報を格納している構造(ディレクトリ構造)を取得するために、少なくとも1度はデータ記憶装置1に前記ファイルシステムのダウンロード要求に伴う前記再生コマンドが送信されており、データ記憶装置1とファイルシステムサーバ2の接続は確立されている。
ホストコンピュータ3から前記記録コマンドが送信されたデータ記憶装置1において、ホストコンピュータ3との通信プロトコルを実行するホストインターフェース103は、ホスト通信路112を介して、ホストコンピュータ3から送信される前記記録コマンドを受信する。前記記録コマンドを受信したホストインターフェース103は、コマンド通信信号115を介して、前記記録コマンドを受信したことをシステム制御手段102に通知すると共に、受信した前記記録コマンドをシステム制御手段102に開示する。
前記記録コマンドの受信が通知されたシステム制御手段102は、ホストインターフェース103の開示する前記記録コマンドを解析し、ホストコンピュータ3の要求がデータ記憶装置1への情報の記録であることと、前記記録コマンドの要素である記録開始アドレスを解析して揮発性記憶手段104へのアクセスか、それとも、不揮発性記憶手段106へのアクセスかを判断すると共に、前記判断した結果に基づいて前記記録開始アドレスを揮発領域アドレスまたは、不揮発領域アドレスに変換する。
前記変換したアドレスが揮発領域アドレスであった場合、システム制御手段102は、既に揮発性記憶手段104に有効なファイルシステムが存在することを認識しているので、データ分岐/選択制御信号116を介して、前記変換した揮発領域アドレスと前記記録データ容量を開示すると共に、揮発性記憶手段104へのライトアクセス開始をデータ分岐/選択手段105に通知する。また、システム制御手段102は、コマンド通信信号115を介して、ホストコンピュータ3と記憶装置1のデータ転送の準備ができたとこをホストインターフェース103に通知する。
前記データ転送の準備ができたことを通知されたホストインターフェース103は、ホストインターフェース3とのデータ転送を開始し、ホスト通信路112を介して、ホストコンピュータ3から送信されるファイルシステムを受信する。前記ファイルシステムを受信したホストインターフェース103は、データ通信信号117を介して、前記受信したファイルシステムをデータ分岐/選択手段105に送信する。
前記揮発領域アドレスと記録データ容量が開示され、揮発性記憶手段104へのライトアクセス開始が通知されたデータ分岐/選択手段105は、前記揮発領域アドレスと記録データ容量に基づいて揮発性記憶手段104の記憶領域にアクセスし、揮発性記憶データ118を介して、ホストインターフェース103から送信される前記ファイルシステムを揮発性記憶手段104に格納する。前記記録データ容量に基づいて、ホストインターフェース103から送信される全ての前記ファイルシステムを揮発性記憶手段104に格納したデータ分岐/選択手段105は、データ通信信号117を介して、システム制御手段102から通知された揮発性記憶手段104へのライトアクセスが終了したことをホストインターフェース103に通知する。
前記ライトアクセスが終了したことを通知されたホストインターフェース103は、コマンド通信信号115を介して、ホストコンピュータ3から送信された前記記録コマンドによるデータ転送が終了したことをシステム制御手段102に通知する。
前記データ転送の終了が通知されたシステム制御手段102は、伝送路通信制御信号113を介して、揮発性記憶手段104に格納されている前記記録コマンドによって更新されたファイルシステムをファイルシステムサーバ2にアップロードするよう伝送路通信手段101に通知する。
前記ファイルシステムをアップロードするよう通知された伝送路通信手段101は、揮発性記憶手段104からファイルシステムを取得し、伝送路111を介して、前記取得したファイルシステムをファイルシステムサーバ2に送信する。ファイルシステムサーバ2に揮発性記憶手段104から取得した全ての前記ファイルシステムを送信した伝送路通信手段101は、伝送路通信制御信号113を介して、前記通知されたファイルシステムのアップロードが終了したことをシステム制御手段102に通知する。なお、伝送路通信手段101は、システム制御手段102からデータ分岐/選択手段105に開示した揮発性領域アドレスと記録データ容量を取得することにより、前記記録コマンドによって更新された前記ファイルシステムだけをファイルシステムサーバ2にアップロードするように構成することも可能である。また、何らかの要因でデータ記録装置1とファイルシステムサーバ2の接続が切断されて、ファイルシステムサーバ2に前記ファイルシステムが送信できない場合、伝送路通信手段101は、伝送路通信制御信号113を介して、ファイルシステムサーバ2に前記ファイルシステムが送信できなかったことをシステム制御手段102に通知する。
前記ファイルシステムのアップロードが終了したこと、または、前記ファイルシステムがアップロードできなかったことを通知されたシステム制御手段102は、コマンド通信信号115を介して、前記記録コマンドが正常に終了したこと、または、正常に終了しなかったことをホストインターフェース103へ通知する。
前記記録コマンドが正常に終了しなかったこと、または、前記コマンドが正常に終了したことを通知されたホストインターフェース103は、ホスト通信路112を介して、前記記録コマンドの実行結果をホストコンピュータ3に送信し、前記ホストコンピュータから送信された記録コマンドに関わる動作を終了する。
なお、前記記録コマンドが正常に終了しなかったことを通知されたホストコンピュータ3は、現時点で揮発性記憶手段104に格納されているファイルシステムを取得する再生コマンドをデータ記憶装置1に送信し、前記ファイルシステムを取得する。
前記ファイルシステムを取得したホストコンピュータ3は、データ記憶装置1とファイルシステムサーバ2との接続を再度確立したのち、前記取得したファイルシステムを揮発精記憶手段104へ記録する記録コマンドを発行し、前記取得したファイルシステムをファイルシステムサーバ2に格納するか、または、ホストコンピュータ3とファイルシステムサーバ2に共通する記憶媒体に前記取得したファイルシステムを格納し、前記共通する記憶媒体を介して、前記取得したファイルシステムをファイルシステムサーバ2に格納する。
また、前記変換したアドレスが不揮発領域アドレスであった場合、システム制御手段102は、不揮発性記憶手段106へのライトアクセス開始と、前記変換した不揮発領域アドレスおよび、前記再生データ容量をデータ分岐/選択手段105に通知する。また、システム制御手段102は、コマンド通信信号115を介して、ホストコンピュータ3と記憶装置1のデータ転送の準備ができたとこをホストインターフェース103に通知する。
前記データ転送の準備ができたことを通知されたホストインターフェース103は、ホストインターフェース3とのデータ転送を開始し、ホスト通信路112を介して、ホストコンピュータ3から送信される不揮発性記憶手段106に格納する情報を受信する。前記情報を受信したホストインターフェース103は、データ通信信号117を介して、前記受信した情報をデータ分岐/選択手段105に送信する。
前記不揮発領域アドレスと記録データ容量が開示され、不揮発性記憶手段106へのライトアクセス開始が通知されたデータ分岐/選択手段105は、前記不揮発領域アドレスと記録データ容量に基づいて不揮発性記憶手段106の記憶領域にアクセスし、不揮発性記憶データ119を介して、ホストインターフェース103から送信される前記情報を不揮発性記憶手段106に格納する。前記記録データ容量に基づいて、ホストインターフェース103から送信される全ての前記情報を不揮発性記憶手段106に格納したデータ分岐/選択手段105は、データ通信信号117を介して、システム制御手段102から通知された不揮発性記憶手段106へのライトアクセスが終了したことをホストインターフェース103に通知する。
前記ライトアクセスが終了したことを通知されたホストインターフェース103は、コマンド通信信号115を介して、ホストコンピュータ3から送信された前記記録コマンドによるデータ転送が終了したことをシステム制御手段102に通知する。
前記データ転送の終了が通知されたシステム制御手段102は、前記記録コマンドの実行を終了し、コマンド通信信号115を介して、ホストコンピュータ3から送信された前記記録コマンドが正常に終了したことをホストインターフェース103に通知する。
前記記録コマンドが正常に終了しなかったことを通知されたホストインターフェース103は、ホスト通信路112を介して、ホストコンピュータ3から送信された前記記録コマンドの実行結果を送信し、前記ホストコンピュータ3から送信された前記記録コマンドに関わる動作を終了する。
以上のようなデータ記憶装置1において、図2は、データ記憶装置1のシステム制御手段102を詳細に示すものであり、図3は、データ分岐/選択手段105を詳細に示すものである。
まず、システム制御手段102の詳細な動作について、図2を用いて説明する。
図2において、コマンド処理手段201は、ホストインターフェース103からホストコマンドの受信を通知されるとコマンド処理実行状態に遷移すると共に、ホストインターフェース103から開示される前記ホストコマンドを取得し、コマンド情報信号212を介して、前記ホストコマンドの付加情報をアドレス変換手段202へ開示する。また、コマンド処理手段201は、ホストインターフェース103から開示される前記ホストコマンドとデータ記憶装置1が実行する処理内容とが1対1に対応するテーブルを用いて、前記ホストコマンドが示す処理内容を解析し、コマンド実行信号214を介して、前記ホストコマンドが示す処理内容を記憶手段分析手段206へ通知する。
前記ホストコマンドの付加情報が開示されたアドレス変換手段202は、データ記憶装置1の有する一つの連続するアドレス空間の構造が登録されており、コマンド情報信号212を介して取得する前記ホストコマンドの付加情報を基に、揮発性記憶手段104と不揮発性記憶手段106の何れに対する処理なのかを特定し、揮発性記憶手段選択信号215を介してコマンド処理手段201および記憶手段分析手段206に通知する。また、アドレス変換手段202は、前記特定した記憶手段に対する処理開始アドレスを特定し、変換アドレス信号213を介して、前記特定した処理開始アドレスと前記ホストコマンドの付加情報であるデータ容量をアクセス制御情報記憶手段203に開示する。なお、データ記憶装置1の有する一つの連続するアドレス空間は、揮発性記憶手段104のアドレス空間と不揮発性記憶手段106のアドレス空間の2つのアドレス空間から構成されている。また、データ記憶装置1の有する一つの連続するアドレス空間の構造が登録された内容は、データ記憶装置1の有する一つの連続するアドレス空間のどこに揮発性記憶手段104が割り当てられているかが特定できるもので、前記登録された内容と記憶装置1の有する一つの連続するアドレス空間の任意のアドレス(ホストコマンドの付加情報に含まれる)を示すことにより、前記示されたアドレスが揮発性記憶手段104のどのアドレスに相当するか、また、不揮発性記憶手段106のどのアドレスに相当するかが特定できる。
前記処理開始アドレスとデータ容量が開示されたアクセス制御情報記憶手段203は、前記開示された処理開始アドレスとデータ容量を記憶し、アクセス制御情報信号216を介して、記憶した処理開始アドレスとデータ容量をデータ分岐/選択制御手段207に開示する。
以上のホストインターフェース103からホストコマンドを取得した時のシステム制御手段102の動作は、前記取得したホストコマンドの示す処理内容および付加情報に関わらず共通である。しかしながら、システム制御手段102が前記取得したホストコマンドの示す処理内容および付加情報をコマンド処理手段201およびアドレス変換手段202で処理した後、システム制御手段102の動作は、前記ホストコマンドを処理した結果に伴って異なる。そこで、コマンド実行信号214および揮発性記憶手段選択信号215の状態に伴って異なるシステム制御手段102の動作について、以下に説明する。
まず、コマンド実行信号214が再生コマンドを示し、かつ、揮発性記憶手段選択信号215が揮発性記憶手段104を示している場合、記憶手段分析手段206は、揮発性記憶手段管理手段205から開示されるファイルシステム取得状態信号218の状態を確認する。
前記ファイルシステム取得状態信号218がファイルシステム未取得を示している場合、記憶手段分析手段206は、コマンド実行信号214を介して、ファイルシステムが未取得であることをコマンド処理手段201に通知する。なお、揮発性記憶手段管理手段205は、記憶装置1の電源投入直後からファイルシステムをダウンロードするまでの間、ファイルシステム取得状態信号218の状態はファイルシステム未取得となっている。
ファイルシステムが未取得であることを通知されたコマンド処理手段201は、前記コマンド処理実行状態からコマンド処理中断状態に遷移し、コマンド通信信号115を介して、ファイルシステムサーバ2にアクセスするための情報を送信するようにホストインターフェース103に通知する。そして、ホストインターフェース103からファイルシステムサーバ2にアクセスするための情報が送信されたコマンド処理手段201は、伝送路制御起動終了信号211を介して、ファイルシステムサーバ2にアクセスするための情報と共に、ファイルシステムサーバ2から揮発性記憶手段104にファイルシステムを送信するように伝送路制御手段204に通知する。
ファイルシステムサーバ2にアクセスするための情報と共に、ファイルシステムサーバ2から揮発性記憶手段104にファイルシステムを送信するように通知された伝送路制御手段204は、伝送路通信制御信号113を介して、ファイルシステムサーバ2にアクセスするための情報と共に、ファイルシステムサーバ2から揮発性記憶手段104にファイルシステムを送信するように伝送路通信手段101に通知する。そして、伝送路101からファイルシステムのダウンロードの終了およびダウンロード処理結果が通知された伝送路制御手段204は、伝送路制御起動終了信号211を介して、前記ダウンロード処理結果をコマンド処理手段201に通知する。また、伝送路制御手段204は、ファイルシステムのダウンロードが正常終了した場合のみ、ファイルシステム取得信号217を介して、ファイルシステムが揮発性記憶手段104に格納されたことを揮発性記憶手段管理手段205に通知する。
ファイルシステムが揮発性記憶手段104に格納されたことを通知された揮発性記憶手段管理手段205は、ファイルシステム取得状態をファイルシステム取得済みに更新し、ファイルシステム取得状態信号218を介して、ファイルシステムが揮発性記憶手段104に格納されていることを記憶手段分析手段206に通知する。
前記ダウンロード処理結果が通知されたコマンド処理手段201は、前記ダウンロード処理結果が異常終了を示していた場合、コマンド処理中断状態からコマンド処理終了状態に遷移し、コマンド通信信号115を介して、ファイルシステムのダウンロードが失敗したことに伴って前記コマンド処理の実行が異常終了したことをホストインターフェース103に通知し、前記ホストコマンドに関わる動作を終了する。また、前記ダウンロード処理結果が正常終了を示していた場合、コマンド処理手段201は、コマンド処理中断状態からコマンド処理実行状態に遷移し、コマンド実行信号214を介して、前記再生コマンドの処理が再開されたことを記憶手段分析手段206に通知し、前記コマンド処理実行の終了を待つ。
前記コマンド処理が再開されたこと、ファイシステムが揮発性記憶手段104に格納されたこ、および、揮発性記憶手段104が選択されていることが通知された場合、または、コマンド処理実行の開始時点でファイルシステム取得状態信号218がファイルシステム取得済みである場合、記憶手段分析手段206は、データ分岐/選択制御開始信号219を介して、揮発性記憶手段104からホストコンピュータ3に向けたデータ転送開始をデータ分岐/選択制御手段207に通知する。
前記処理開始アドレスとデータ容量が開示され、かつ、前記データ転送開始が通知されたデータ分岐/選択制御手段207は、データ分岐/選択制御信号116を介して、揮発性記憶手段104の読み出し開始アドレスとデータ容量を開示すると共に、揮発性記憶手段104からホストコンピュータ3に向けたデータ転送の開始をデータ分岐/選択手段105に通知する。
コマンド通信信号115を介して、揮発性記憶手段104からホストコンピュータ3に向けたデータ転送が終了したことを通知されたコマンド処理手段201は、コマンド処理実行状態からコマンド処理終了状態に遷移し、コマンド通信信号115を介して、前記コマンド処理の実行が正常終了したことをホストインターフェース103に通知し、前記ホストコマンドに関わる動作を終了する。
つぎに、コマンド実行信号214が再生コマンドを示し、かつ、揮発性記憶手段選択信号215が不揮発性記憶手段106を示している場合、記憶手段分析手段206は、データ分岐/選択制御開始信号219を介して、不揮発性記憶手段106からホストコンピュータ3に向けたデータ転送の開始をデータ分岐/選択制御手段207に通知する。
前記処理開始アドレスとデータ容量が開示され、かつ、前記データ転送開始が通知されたデータ分岐/選択制御手段207は、データ分岐/選択制御信号116を介して、不揮発性記憶手段106の読み出し開始アドレスとデータ容量を開示すると共に、不揮発性記憶手段106からホストコンピュータ3に向けたデータ転送の開始をデータ分岐/選択手段105に通知する。
そして、コマンド通信信号115を介して、不揮発性記憶手段106からホストコンピュータ3に向けたデータ転送が終了したことを通知されたコマンド処理手段201は、コマンド処理実行状態からコマンド処理終了状態に遷移し、コマンド通信信号115を介して、前記コマンド処理の実行が正常終了したことをホストインターフェース103に通知し、前記ホストコマンドに関わる動作を終了する。
次に、コマンド実行信号214が記録コマンドを示し、かつ、揮発性記憶手段選択信号215が揮発性記憶手段104を示している場合、記憶手段分析手段206は、データ分岐/選択制御開始信号219を介して、ホストコンピュータ3から揮発性記憶手段104に向けたデータ転送開始をデータ分岐/選択制御手段207に通知する。
前記処理開始アドレスとデータ容量が開示され、かつ、前記データ転送開始が通知されたデータ分岐/選択制御手段207は、データ分岐/選択制御信号116を介して、揮発性記憶手段104の書き込み開始アドレスとデータ容量を開示すると共に、ホストコンピュータ3から揮発性記憶手段104に向けたデータ転送の開始をデータ分岐/選択手段105に通知する。
そして、コマンド通信信号115を介して、ホストコンピュータ3から揮発性記憶手段104に向けたデータ転送が終了したことを通知されたコマンド処理手段201は、伝送路制御手段起動終了信号211を介して、揮発性記憶手段104からファイルシステムサーバ2にファイルシステムをアップロードするように伝送路制御手段204に通知する。
揮発性記憶手段104からファイルサーバ2にファイルシステムをアップロードするように通知された伝送路制御手段204は、伝送路通信制御信号113を介して、揮発性記憶手段104からファイルシステムサーバ2にファイルシステムをアップロードするように伝送路通信手段101に通知する。そして、伝送路通信手段101からファイルシステムのアップロード終了および、アップロード処理結果が通知された伝送路制御手段204は、伝送路制御起動終了信号211を介して、前記アップロード処理結果をコマンド処理手段201に通知する。
前記アップロード処理結果が通知されたコマンド処理手段201は、コマンド処理実行状態からコマンド処理終了状態に遷移し、コマンド通信信号115を介して、前記アップロード処理結果が正常終了であれば前記コマンド処理が正常終了したこと、また、前記アップロード処理結果が異常終了であれば前記コマンド処理が異常終了したことをホストインターフェース103に通知し、前記ホストコマンドに関わる処理を終了する。
次に、コマンド実行信号214が記録コマンドを示し、かつ、揮発性記憶手段選択信号215が不揮発性記憶手段106を示している場合、記憶手段分析手段206は、データ分岐/選択制御開始信号219を介して、ホストコンピュータ3から不揮発性記憶手段106に向けたデータ転送開始をデータ分岐/選択制御手段207に通知する。
前記処理開始アドレスとデータ容量が開示され、かつ、前記データ転送開始が通知されたデータ分岐/選択制御手段207は、データ分岐/選択制御信号116を介して、不揮発性記憶手段106の書き込み開始アドレスとデータ容量を開示すると共に、ホストコンピュータ3から不揮発性記憶手段106に向けたデータ転送の開始をデータ分岐/選択手段105に通知する。
そして、コマンド通信信号115を介して、ホストコンピュータ3から不揮発性記憶手段106に向けたデータ転送が終了したことを通知されたコマンド処理手段201は、コマンド処理実行状態からコマンド処理終了状態に遷移し、コマンド通信信号115を介して、前記コマンド処理が正常終了したことをホストインターフェース103に通知し、前記ホストコマンドに関わる処理を終了する。
次に、データ分岐/選択手段105の詳細な動作について、図3を用いて説明する。
図3において、処理内容判断手段501は、システム制御手段102からデータ転送の開始が通知されると、データ分岐/選択制御信号116を介して通知される情報を用いて、前記データ転送の対象となる記憶手段、前記対象となる記憶手段のデータ転送開始アドレスとデータ容量、および、前記データ転送の方向を判断する。
まず、処理内容判断手段501における判断の結果、揮発性記憶手段104へのリードアクセスである場合、処理内容判断手段501は、DMAイネーブル信号511を介して、ホストコンピュータ3へ向けたデータ転送を許可したことをDMA手段に通知すると共に、揮発性記憶手段イネーブル信号512を介して、データ転送開始アドレス、データ容量、および、揮発性記憶手段104へのリードアクセス開始を揮発性記憶手段インターフェース503に通知する。
揮発性記憶手段104へのリードアクセス開始が通知された揮発性記憶手段インターフェース503は、前記データ転送開始アドレスから揮発性記憶手段104へのリードアクセスを開始し、揮発性記憶データ118を介して、揮発性記憶手段104からファイルシステムを取得する。そして、揮発性記憶手段インターフェース503は、ファイルシステムデータ515を介して、前記取得したファイルシステムをフラグメント生成手段504に送信する。
前記ファイルシステムを送信されたフラグメント生成手段504は、送信されたファイルシステムの中から不揮発性記憶手段106に記録された情報の配置が登録されたデータを解析し、不揮発性記憶手段106に情報が記録されていないと登録されたデータを検出する。そして、フラグメント生成手段504は、前記検出した不揮発性記憶手段106に情報が記録されていないと登録されたデータをランダムに選択して記録されていると変更し、擬似ファイルシステムデータ516を介して、前記変更したファイルシステムをFIFO505に送信する。前記ランダムに選択して記録されていると変更するとは、全ての不揮発性記憶手段106に情報が記録されていないと登録されているデータを変更するのではなく、例えば、乱数発生器の値が予め決められた値になったときに送信されて来たフィルシステムを解析し、前記解析したファイルシステムに登録された内容が不揮発性記憶手段106に情報が記録されていない場合、ファイルシステムの情報を記録されていると変更することで実現できる。
前記変更したファイルシステムが送信されたFIFO505は、前記送信されたファイルシステムを受信し、FIFOデータ514を介して、前記受信したファイルシステムをDMA手段502に送信する。
なお、フラグメント生成手段504は本発明に必須の手段ではなく、フラグメント生成手段504を設けない場合、揮発性記憶手段インターフェース503は、揮発性記憶手段104から取得したファイルシステムをFIFO505へ送信する。
前記データ転送が許可され、かつ、前記ファイルシステムが送信されたDMA手段502は、前記送信されたファイルシステムを受信し、データ通信信号117を介して、前記受信したファイルシステムをホストインターフェース117に送信する。
つぎに、処理内容判断手段501における判断の結果、不揮発性記憶手段106へのリードアクセスである場合、処理内容判断手段501は、DMAイネーブル信号511を介して、ホストコンピュータ3へ向けたデータ転送を許可したことをDMA手段に通知すると共に、不揮発性記憶手段イネーブル信号513を介して、データ転送開始アドレス、データ容量、および、不揮発性記憶手段106へのリードアクセス開始を不揮発性記憶手段インターフェース506に通知する。
不揮発性記憶手段106へのリードアクセス開始が通知された揮発性記憶手段インターフェース503は、前記データ転送開始アドレスから不揮発性記憶手段106へのリードアクセスを開始し、不揮発性記憶データ119を介して、不揮発性記憶手段106から情報を取得する。そして、不揮発性記憶手段インターフェース506は、情報データ517を介して、前記取得した情報をFIFO505に送信する。
前記情報が送信されたFIFO505は、前記送信された情報を受信し、FIFOデータ514を介して、前記受信した情報をDMA手段502に送信する。
前記データ転送が許可され、かつ、前記情報が送信されたDMA手段502は、前記送信された情報を受信し、データ通信信号117を介して、前記受信した情報をホストインターフェース117に送信する。
次に、処理内容判断手段501における判断の結果、揮発性記憶手段104へのライトアクセスである場合、処理内容判断手段501は、DMAイネーブル信号511を介して、揮発性記憶手段104に向けたデータ転送を許可したことをDMA手段に通知すると共に、揮発性記憶手段イネーブル信号512を介して、データ転送開始アドレス、データ容量、および、揮発性記憶手段104へのライトアクセス開始を揮発性記憶手段インターフェース503に通知する。
前記データ転送が許可されたDMA手段502は、データ通信信号117を介して、ホストインターフェース103からファイルシステムを受信し、FIFOデータ514を介して、受信したファイルシステムをFIFO505に送信する。
前記ファイルシステムが送信されたFIFO505は、前記送信されたファイルシステムを受信し、擬似ファイルシステムデータ516を介して、前記受信したファイルシステムをフラグメント生成手段504に送信する。
前記ファイルシステムが送信されたフラグメント生成手段504は、前記送信されたファイルシステムを受信し、ファイルシステムデータ515を介して、前記受信したファイルシステムを揮発性記憶手段インターフェース503に送信する。
なお、フラグメント生成手段504は本発明に必須の手段ではなく、フラグメント生成手段504を設けない場合、FIFO505は、DMA手段502からし受信したファイルシステムを揮発性記憶手段インターフェース503へ送信する。
揮発性記憶手段104へのライトアクセス開始が通知され、かつ、前記ファイルシステムが送信された揮発性記憶手段インターフェース503は、前記データ転送開始アドレスから揮発性記憶手段104へのライトアクセスを開始し、揮発性記憶データ118を介して、前記受信したファイルシステムを揮発性記憶手段104に送信する。
次に、処理内容判断手段501における判断の結果、不揮発性記憶手段106へのライトアクセスである場合、処理内容判断手段501は、DMAイネーブル信号511を介して、不揮発性記憶手段106に向けたデータ転送を許可したことをDMA手段に通知すると共に、不揮発性記憶手段イネーブル信号513を介して、データ転送開始アドレス、データ容量、および、不揮発性記憶手段106へのライトアクセス開始を不揮発性記憶手段インターフェース506に通知する。
前記データ転送が許可されたDMA手段502は、データ通信信号117を介して、ホストインターフェース103から情報を受信し、FIFOデータ514を介して、受信した情報をFIFO505に送信する。
前記情報が送信されたFIFO505は、前記送信された情報を受信し、情報データ517を介して、前記受信した情報を不揮発性記憶手段インターフェース506に送信する。
不揮発性記憶手段106へのライトアクセス開始が通知され、かつ、前記情報が送信された不揮発性記憶手段インターフェース506は、前記データ転送開始アドレスから不揮発性記憶手段106へのライトアクセスを開始し、不揮発性記憶データ119を介して、前記受信した情報を不揮発性記憶手段106に送信する。
以上のようなデータ記憶装置1は、例えば、伝送路通信手段101をEther−netインターフェースやSDカードインターフェース、ホストインターフェース103をSCSIインターフェースやUSBインターフェース、揮発性記憶手段104をDDR−SDRAM、不揮発性記憶手段106をハードディスク、ファイルシステムをFATと置き換えることで実現可能である。
以上のように本実施例1においては、データ記憶装置1にホストコンピュータ3から送信されるホストコマンドを解析するシステム制御手段102と、システム制御手段102の指示に従ってホストコンピュータ3と揮発性記憶手段104または、不揮発性記憶手段106とのデータ転送を仲介するデータ分岐/選択手段105と、ファイルシステムを記録する揮発性記憶手段104と、情報を記録する不揮発性記憶手段106を備えることにより、ファイルシステムを揮発性記憶手段104に記録し、情報を不揮発性記憶手段106に記録することができるので、記憶装置1の電源供給を止めるだけで揮発性記憶手段104のファイルシステムが簡単に消去され、再度、データ記憶装置1の電源供給を開始しても、ファイルシステムをダウンロード可能な使用者以外は、データ記憶装置1の情報を取り出せなくすることができる。
また、本実施例1においては、データ記憶装置1と切り離し可能なファイルサーバ2に接続するための伝送路通信手段101を備え、データ記憶装置1の電源を切る前に、揮発性記憶手段104に記録されたファイルシステムをファイルシステムサーバ2に退避し、データ記憶装置1の電源を入れた後にファイルシステムサーバ2に退避したファイルシステムを取得することにより、データ記憶装置1は、データ記憶装置1の電源が供給されているときはファイルシステムと情報が共に記録された利用可能な記憶装置、また、データ記憶装置1の電源が供給されていないときは断片化された情報のみが記録された利用不可能な記憶装置とすることができる。
また、本実施例1においては、データ記憶装置1のデータ分岐/選択手段105にフラグメント生成手段504を設け、記憶装置1上でファイルシステムを加工して擬似的に情報の断片化を発生させたが、ファイルシステムサーバ2に退避したファイルシステムをファイルシステムサーバ2上で加工して擬似的に情報の断片化を発生させ、ファイルシステムサーバ2上で加工したファイルシステムをデータ記憶装置1が取得する構成でも同様の効果が得られる。
また、本実施例1においては、揮発性記憶手段104の電源供給の制御に関しては特に記載していないが、データ記憶装置1の構成において、揮発性記憶手段104の電源をデータ記憶装置1の他の構成手段と分離し、揮発性記憶手段104の電源供給を制御することにより、更にデータ記憶装置1の情報の読み出しを制限することができる。なお、揮発性記憶手段104の電源供給を制御するとは、例えば、タイマーを用いた時間制限で揮発性記憶手段104の電源供給を止めるたり、ホストコンピュータ3からのホストコマンドを用いて揮発性記憶手段104の電源供給を止めたりすることである。
なお、図4は、以上のようなデータ記憶装置1のファイルシステムサーバ2、伝送路通信手段101、揮発性記憶手段104を着脱式不揮発性記憶手段401に置き換えた記憶装置4の構成であり、記憶装置4において、着脱式不揮発性記憶装置401を記憶装置4から抜き取ることにより、記憶装置4からファイルシステムを簡単に分離できるので、データ記憶装置1と同様の効果が得られる。
本発明にかかるデータ記憶装置は、記置への電源供給状態で装置に記録された情報のファイルシステムを簡単に消去できる特徴を有し、モバイル用途のセキュアな記憶装置として有用である。
本発明にかかるデータ記憶装置は、記憶装置の情報を管理するファイルシステムを記憶装置と切り離して管理し、ネットワークを介したファイルシステムの提供ができるので、期限付き情報配信のデータベースや、アクセス制限付きのデータベースなどの用途に適用できる。
本発明の実施例における記憶装置のシステム構成図 本発明の実施例における記憶装置のシステム制御手段の詳細なブロック図 本発明の実施例における記憶装置のデータ分岐/選択手段の詳細なブロック図 本発明の実施例における着脱式不揮発性記憶手段を用いた記憶装置のシステム構成図
符号の説明
1 データ記憶装置
2 ファイルサーバ
3 ホストコンピュータ
4 着脱式不揮発性記憶手段を用いた記憶装置
101 伝送路通信手段
102 システム制御手段
103 ホストインターフェース
104 揮発性記憶手段
105 データ分岐/選択手段
106 不揮発性記憶手段
111 伝送路
112 ホスト通信路
113 伝送路通信制御信号
114 ファイルシステム通信信号
115 コマンド通信信号
116 データ分岐/選択制御信号
117 データ通信信号
118 揮発性記憶データ
119 不揮発性記憶データ
120 着脱式不揮発記憶データ
201 コマンド処理手段
202 アドレス変換手段
203 アクセス制御情報記憶手段
204 伝送路制御手段
205 揮発性記憶手段管理手段
206 記憶手段分析手段
207 データ分岐/選択制御手段
211 伝送路制御起動終了信号
212 コマンド情報信号
213 変換アドレス信号
214 コマンド実行信号
215 揮発性記憶手段選択信号
216 アクセス制御情報信号
217 ファイルシステム取得信号
218 ファイルシステム取得状態信号
219 データ分岐/選択制御開始信号
401 着脱式不揮発性記憶手段
501 処理内容判断手段
502 DMA手段
503 揮発性記憶手段インターフェース
504 フラグメント生成手段
505 FIFO
506 不揮発性記憶手段インターフェース
511 DMAイネーブル信号
512 揮発性記憶手段イネーブル信号
513 不揮発性記憶手段イネーブル信号
514 FIFOデータ
515 ファイルシステムデータ
516 擬似ファイルシステムデータ
517 情報データ




Claims (16)

  1. ホストコンピュータから送信された処理要求を受信すると共に、前記ホストコンピュータとの間のデータ転送を担うホストインターフェースと、
    前記ホストインターフェースから転送されたデータを予め定められた所定のデータ容量の記録単位に分割して記憶する不揮発性記憶手段と、
    前記ホストインターフェースから転送された前記データの前記記録単位及び前記不揮発性記憶手段における前記データの記憶アドレス位置を示すファイルシステムを記憶する揮発性記憶手段と、
    前記ホストコンピュータから前記データの書き込みが指示された場合には前記ホストインターフェースが前記ホストコンピュータから受信した情報から前記ファイルシステムを抽出して前記揮発性記憶手段に転送するとともに前記情報から前記データを抽出して前記ファイルシステムの内容に従って前記不揮発性記憶手段に転送し、
    前記ホストコンピュータから前記不揮発性記憶手段に記録されたデータの読み出しが指示された場合には、前記揮発性記憶手段に記憶した前記ファイルシステムの内容に基づいて前記不揮発性記憶手段から前記データを読み出して前記ホストインターフェースに転送するデータ分岐/選択手段と、
    前記揮発性記憶手段が外部のファイルシステムサーバと伝送路を介して前記ファイルシステムの送受信を行うように制御し、前記揮発性記憶手段の前記ファイルシステムが変更された場合に前記ファイルシステムサーバに前記ファイルシステムを転送する伝送路通信手段と、
    前記ホストコンピュータからの処理要求に従って、前記データ分岐/選択手段及び前記伝送路通信手段の動作制御を行うシステム制御手段とを備えた、
    ことを特徴とするデータ記憶装置。
  2. ホストコンピュータから送信された処理要求を受信すると共に、前記ホストコンピュータとの間のデータ転送を担うホストインターフェースと、
    前記ホストインターフェースから転送されたデータを予め定められた所定のデータ容量の記録単位に分割して記憶する不揮発性記憶手段と、
    前記ホストインターフェースから転送された前記データの前記記録単位及び前記不揮発性記憶手段における前記データの記憶アドレス位置を示すファイルシステムを記憶する着脱式不揮発性記憶手段と、
    前記ホストコンピュータから前記データの書き込みが指示された場合には前記ホストインターフェースが前記ホストコンピュータから受信した情報から前記ファイルシステムを抽出して前記着脱式不揮発性記憶手段に転送するとともに前記情報から前記データを抽出して前記ファイルシステムの内容に従って前記不揮発性記憶手段に転送し、
    前記ホストコンピュータから前記不揮発性記憶手段に記録されたデータの読み出しが指示された場合には、前記着脱式不揮発性記憶手段に記憶した前記ファイルシステムの内容に基づいて前記不揮発性記憶手段から前記データを読み出して前記ホストインターフェースに転送するデータ分岐/選択手段と、
    前記ホストコンピュータからの処理要求に従って、前記データ分岐/選択手段の動作制御を行うシステム制御手段とを備えた、
    ことを特徴とするデータ記憶装置。
  3. 前記ホストインターフェースは、前記ホストコンピュータと行うデータ転送が前記ホストコンピュータから前記システム制御手段へ送信された前記処理要求の受信であるか、前記ホストコンピュータからのデータ記録もしくは前記ホストコンピュータへのデータ読み出しであるかを判断し、
    前記ホストコンピュータと行うデータ転送が前記ホストコンピュータから前記システム制御手段へ送信された処理要求の受信である場合、前記受信した処理要求の内容を前記システム制御手段に通知し、
    前記ホストコンピュータと行うデータ転送が前記ホストコンピュータへのデータ読み出しである場合、前記ホストコンピュータに送信するデータを前記データ分岐/選択手段から受信し、
    前記ホストコンピュータと行うデータ転送が前記ホストコンピュータからのデータ記録である場合、前記ホストコンピュータから受信したデータを前記データ分岐/選択手段へ送信する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のデータ記憶装置。
  4. 前記ホストコンピュータから受信したデータを記録するための記憶領域は、前記揮発性記憶手段および前記不揮発性記憶手段で構成されることを特徴とする請求項1記載のデータ記憶装置。
  5. 前記記憶領域は、前記揮発性記憶手段内の領域および前記不揮発性記憶手段内の領域を一つの連続するアドレス空間に割り当て、前記揮発性記憶手段及び前記不揮発性記憶手段の領域を任意のアドレスに割り当て可能であることを特徴とする請求項4記載のデータ記憶装置。
  6. 前記ホストコンピュータから受信したデータを記録するための記憶領域は、前記着脱式不揮発性記憶手段および前記不揮発性記憶手段で構成されることを特徴とする請求項2記載のデータ記憶装置。
  7. 前記記憶領域は、前記着脱式不揮発性記憶手段内の領域および前記不揮発性記憶手段内の領域を一つの連続するアドレス空間に割り当て、前記着脱式不揮発性記憶手段及び前記不揮発性記憶手段の領域を任意のアドレスに割り当て可能であることを特徴とする請求項6記載のデータ記憶装置。
  8. 前記ホストコンピュータが前記データの記録あるいは読み出しを行う場合、記録処理または再生処理を開始するアドレスが付加情報として前記処理要求に含まれることを特徴とする請求項1または請求項2記載のデータ記憶装置。
  9. ファイルシステムの取得または送信を行う場合、ファイルシステムサーバと接続するために必要な情報が付加情報として前記処理要求に含まれることを特徴とする請求項1のデータ記憶装置。
  10. 前記ファイルシステムサーバと接続するために必要な情報は、前記ファイルシステムサーバを特定することができる情報であることを特徴とする請求項9記載のデータ記憶装置。
  11. 前記ファイルシステムサーバと接続するために必要な情報は、前記ファイルシステムサーバと論理的に接続するためのパスワードであることを特徴とする請求項9記載のデータ記憶装置。
  12. 前記揮発性手段に記憶された前記ファイルシステムを読み出す場合、前記データ分岐/選択手段は、前記ファイルシステムに登録する前記記録単位が記録された位置や順序が特定できる情報が登録されていなければ、任意の位置や順序で前記記録単位が記録されているように前記ファイルシステムを変更するフラグメント発生手段を備えることを特徴とする請求項1記載のデータ記憶装置。
  13. 前記着脱式揮発性記憶手段に記憶された前記ファイルシステムを読み出す場合、前記データ分岐/選択手段は、前記ファイルシステムに登録する前記記録単位が記録された位置や順序が特定できる情報が登録されていなければ、任意の位置や順序で前記記録単位が記録されているように前記ファイルシステムを変更するフラグメント発生手段を備えることを特徴とする請求項1記載のデータ記憶装置。
  14. 前記伝送路通信手段は、有線、無線または、着脱可能な記憶媒体と通信することを特徴とする請求項1記載のデータ記憶装置。
  15. 前記伝送路通信手段は、前記ファイルシステムサーバとの接続において、認証することを特徴とする請求項1記載のデータ記憶装置。
  16. 前記伝送路通信手段は、前記ファイルシステムサーバとのデータ転送において、暗号化したデータを転送することを特徴とする請求項1記載のデータ記憶装置。



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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009163517A (ja) * 2008-01-07 2009-07-23 Ricoh Co Ltd データ移行装置
US8966158B2 (en) 2010-12-13 2015-02-24 International Business Machines Corporation Data protection technique that protects illicit copying of data maintained in data storage
US10089481B2 (en) 2015-09-23 2018-10-02 International Business Machines Corporation Securing recorded data

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